小千谷市議会 > 2018-09-26 >
09月26日-04号

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  1. 小千谷市議会 2018-09-26
    09月26日-04号


    取得元: 小千谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    平成30年  第3回 定例会            平成30年小千谷市議会第3回定例会               平成30年9月26日(水曜日)                                             ◎議事日程 第13号                                  第 1 会議録署名議員の指名                               第 2 議案第63号 小千谷市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について        第 3 議案第65号 平成30年度小千谷市一般会計補正予算(第3号)について       第 4 議案第68号 平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定について        第 5 議案第73号 平成29年度小千谷市ガス事業会計決算認定について          第 6 議案第74号 平成29年度小千谷市水道事業会計の利益の処分及び決算認定について  第 7 議案第75号 平成29年度小千谷市工業用水道事業会計の利益の処分及び決算認定につい           て                                 第 8 議案第76号 平成29年度小千谷市下水道事業会計の利益の処分及び決算認定について            ……以上7件一括上程 総務文教委員長報告              第 9 議案第64号 小千谷市産業拠点強化を促進するための市税の特例に関する条例の一部を改           正する条例の制定について                      第10 議案第66号 平成30年度小千谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について 第11 議案第67号 平成30年度小千谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について   第12 議案第69号 平成29年度小千谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  第13 議案第70号 平成29年度小千谷市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について    第14 議案第71号 平成29年度小千谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 第15 議案第72号 平成29年度小千谷市工業団地事業特別会計歳入歳出決算認定について  第16 議案第78号 小千谷市道路線の認定について                               ……以上8件一括上程 民生産業委員長報告              第17 発議案第4号 学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める           意見書                               第18 請願第 3号 「学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求め           る意見書」の採択に関する請願                    第19 発議案第5号 地域医療を支える中条第二病院の存続・再建を求める意見書                                                    ◎本日の会議に付した事件                                日程第 1 会議録署名議員の指名……………………………………………………………………130日程第 2 議案第63号 小千谷市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について      日程第 3 議案第65号 平成30年度小千谷市一般会計補正予算(第3号)について     日程第 4 議案第68号 平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定について      日程第 5 議案第73号 平成29年度小千谷市ガス事業会計決算認定について        日程第 6 議案第74号 平成29年度小千谷市水道事業会計の利益の処分及び決算認定について日程第 7 議案第75号 平成29年度小千谷市工業用水道事業会計の利益の処分及び決算認定に             ついて                             日程第 8 議案第76号 平成29年度小千谷市下水道事業会計の利益の処分及び決算認定につい             て                                            ……以上7件一括上程 総務文教委員長報告………………………130日程第 9 議案第64号 小千谷市産業拠点強化を促進するための市税の特例に関する条例の一部             を改正する条例の制定について                  日程第10 議案第66号 平成30年度小千谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につい             て                               日程第11 議案第67号 平成30年度小千谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について 日程第12 議案第69号 平成29年度小千谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について日程第13 議案第70号 平成29年度小千谷市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  日程第14 議案第71号 平成29年度小千谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につい             て                               日程第15 議案第72号 平成29年度小千谷市工業団地事業特別会計歳入歳出決算認定について日程第16 議案第78号 小千谷市道路線の認定について                               ……以上8件一括上程 民生産業委員長報告………………………138日程第17 発議案第4号 学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求             める意見書………………………………………………………………143日程第18 請願第 3号 「学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を             求める意見書」の採択に関する請願…………………………………145日程第19 発議案第5号 地域医療を支える中条第二病院の存続・再建を求める意見書……145                     ◇◇◇                     ◎出席議員(16人)   1番   森  本  恵 理 子  君   2番   住  安  康  一  君   3番   駒  井  和  彦  君   4番   大  矢  弘  光  君   5番   佐  藤  栄  作  君   6番   上  村  行  雄  君   7番   内  山  博  志  君   8番   佐  藤  隆  一  君   9番   長 谷 川  有  理  君  10番   阿  部  正  行  君  11番   久 保 田  陽  一  君  12番   山  賀  一  雄  君  13番   田  中     淳  君  14番   本  田     剛  君  15番   久 保 田  久  栄  君  16番   風  間  順  一  君                                             ◎欠席議員(なし)                                             ◎説明のため出席した者  市  長  大  塚  昇  一  君  副 市 長  山  﨑     淳  君  総務課長  野  澤     敏  君  企画政策  大  塚  良  夫  君  課  長  観光交流  遠  藤  孝  司  君  課  長  危機管理  谷  口     豊  君  課  長  税務課長  谷  口  則  子  君  市民生活  吉  澤     靖  君  課  長  社会福祉  渡  邊  芳  久  君  課  長  保健福祉  長 谷 川  秀  樹  君  課  長  農林課長  高  橋  英  樹  君  商工振興  西  方  広  幸  君  課  長  建設課長  大  矢  敏  之  君  会計管理  久 須 美  徹  也  君  者兼会計  課  長  教 育 長  松  井  周 之 輔  君  教 育 委  井  口     隆  君  学校教育  課  長  教 育 委  久 保 田  千  昭  君  生涯学習  課  長  監査委員  佐  藤  昭  夫  君  監査委員  菊  田     隆  君  事務局長  消 防 長  渡  邉  秀  樹  君  ガス水道  真  島  新  一  君  局  長                                             ◎職務のため出席した議会事務局の職員  議  会  山  川  正  則  君  事務局長  参  事  野  口  美 奈 子  君  係  長  真  島  英 美 子  君  主  任  目  崎  春  樹  君                     ◇◇◇ △午前10時00分開議 ○議長(田中淳君) これより本日の会議を開きます。   ただいま出席議員16人、全員出席で定足数に達しております。   議会運営委員長の報告を求めます。   本田剛君。               〔14番 本田 剛君 登壇〕 ◆14番(本田剛君) おはようございます。御報告申し上げます。   本日午前9時30分から議会運営委員会を開催し、本日の議事運営について協議いたしました。   本日は、各委員会に付託された議案等について、各常任委員会委員長の報告を行い、討論の後、採決を行います。   次に、追加事件として発議案2件を上程し、即決でお願いいたします。   なお、請願第3号については、日程第18で採決を行います。   以上であります。 ○議長(田中淳君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。よって、朗読を省略いたします。                     ◇◇◇ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(田中淳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において4番大矢弘光議員、11番久保田陽一議員を指名いたします。               〔「了承」と呼ぶ者あり〕                     ◇◇◇ △日程第2 議案第63号 小千谷市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について △日程第3 議案第65号 平成30年度小千谷市一般会計補正予算(第3号)について △日程第4 議案第68号 平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定について △日程第5 議案第73号 平成29年度小千谷市ガス事業会計決算認定について △日程第6 議案第74号 平成29年度小千谷市水道事業会計の利益の処分及び決算認定について △日程第7 議案第75号 平成29年度小千谷市工業用水道事業会計の利益の処分及び決算認定について △日程第8 議案第76号 平成29年度小千谷市下水道事業会計の利益の処分及び決算認定について……以上7件一括上程 ○議長(田中淳君) 日程第2、議案第63号から日程第8、議案第76号までの以上7件を一括して議題といたします。   本7件並びに日程第18、請願第3号 「学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書」の採択に関する請願に関して、総務文教委員長の報告を求めます。   久保田陽一君。               〔11番 久保田陽一君 登壇〕 ◆11番(久保田陽一君) おはようございます。平成30年第3回定例会総務文教委員会委員長報告を行います。   去る9月3日の本会議において、総務文教委員会に付託されました議案第63号、議案第65号、議案第68号、議案第73号から議案第76号まで並びに請願第3号の以上8件につきまして、本委員会における審査の経過及びその結果について御報告申し上げます。   本委員会は、9月4日から6日までの3日間にわたり開催し、関係課長等の出席を求め、慎重に審査いたしました。   なお、審査の方法で議案第65号及び議案第68号については、民生産業委員会との連合審査会といたしました。   まず、議案第65号 平成30年度小千谷市一般会計補正予算(第3号)について申し上げます。   連合審査の過程で交わされました主たる質疑について申し上げます。   2款総務費において、普通財産の用地購入費で残地の有無、取得時期、土地価格の変動について、ふるさと納税者寄附金使途の傾向と増加理由、協定自治体との連携、事業委託の考えについて。   4款衛生費において、受入可燃ごみの単価設定と収支、量の割合、受入期間、協定についてなどの質疑があり、意見はなく、総務文教委員会では討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議案第68号 平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定について申し上げます。   連合審査の過程で交わされました主たる質疑について、まず歳出から申し上げます。   2款総務費において、障がい者の職員採用状況と雇用率について、統合型地理情報システムの更新内容と効果、オープンデータ化について、子育てワンストップサービス等社会保障税番号制度に係るシステムの運用状況について、光伝送路設備整備の成果について、防犯等LED化の状況と広報について、移住相談会の開催時期と評価について、地域情報番組放送の成果と今後の展開について、バス路線等運行補助金で運行会社との協議と今後の考えについて。   3款民生費において、障がい者関係団体補助金の算定基準と会員をふやす取り組みについて、介護給付費の状況、障がい児に対する放課後デイサービスの需要と今後の見通しについて、日中一時支援等の状況把握と施設不足、市の支援について、基幹相談支援センター事業成果と今後の見通しについて、障がい者移動支援の実態把握について、中学生と赤ちゃんのふれあい交流会の狙いについて、子育て相談メール配信事業の見直しと地域子育て支援事業の利用者減の分析、今後の見通しについて、放課後児童クラブの状況と傾向、拡大の考えについて、保育園の未満児対応と保育士の確保について、イベント時の保育ルーム設置ボランティアの育成について。   4款衛生費において、自殺予防ゲートキーパー養成の取り組みについて、健康診査や人間ドック受診の広報について、若年層や働き盛り世代への生活習慣病の啓発について、風疹予防接種の任意接種時期の対象者及び法定予防接種未接種者の把握と対応について、産後ケア事業の実施状況について、指定ごみ袋作成管理等委託料の推移と契約方法について、可燃ごみの増加要因と古紙収集の推進、古着及び小型家電等リサイクル事業実施状況と常設化の考えについて、不法投棄の対策強化について。   5款労働費において、勤労青少年ホーム経費防災公園整備と一体的な計画と方針について、U・Iターン就職推進事業の見通しについて、テクノ小千谷名匠塾の方向性について。   6款農林水産業費において、農業管理センターの利用周知と改修計画について、農業意向調査の結果と反映する方策について、農村都市共生推進事業教育体験旅行受入家庭減少対策と検証、情報発信、今後の見通しについて、ふれあいの里ラウベの弾力的運用と入居者との交流状況について、田んぼダムの評価、整備見通し、運用管理上の問題点について、山本山育成牧場の赤字理由、牧草の品質向上、山本山利用活用計画の方向性について、錦鯉の国魚指定への動向と小千谷市の取り組みについて。   7款商工費において、販路拡大推進事業の内容と評価について、東京五輪・パラリンピック小千谷産品PR事業採択見通し、活動経費について、観光情報発信事業の成果とインスタグラムの活用、アカウント集約について、インバウンドの実数と海外との商談方法について、地域間交流センターちぢみの里入館者数回復、物販への取り組みについて。   8款土木費において、除雪業務委託方式を変更したメリットについて、高齢者対応型投雪口の設置状況と見通しについて、定住促進に対応する雪対策について、旧小千谷病院跡地活用事業の利用状況と連携について、住宅取得補助金及び住宅リフォーム補助金等の申し込み、相談状況とリフォームの傾向、定住促進住宅家賃補助制度利用者へのヒアリング実施状況について、公営住宅の入居率と老朽化に伴う見通しについて、国土調査の進捗状況、町内要望の有無、今後の見通しについて。   9款消防費において、消防本部職員数の充足率、女性署員採用見込み、救急救命士の養成について、救急業務で新病院開設による病院との連携について、防火水槽の維持管理方法について、自主防災組織の訓練状況と防災士との連携について。   10款教育費において、小千谷学生寮女子入寮整備状況と入寮希望の有無について、おりなす教育推進事業で防災教育の推進について、総合支援学校の教室、作業室不足解消への見込みについて、峠プロジェクト事業の評価について、ときめきめぐりあい事業の成婚率とシステム変更の効果について、次世代人材育成事業で高校生を対象とした事業企画と見通しについて、高齢者学級参加男女比率と男性への参加啓発について、除籍図書の判断基準と盗難、紛失対策について、図書館ボランティアへの活動支援と学校図書室との連携について、市民の家の宿泊減免規定について、民間企業と連携した芝生広場の利活用について、屋根つき屋外運動施設整備検討状況について。   歳入では、1款市税において、新潟県地方税徴収機構に加入した効果について、都市計画税財政調整基金積み立てに充当する考えについて。   13款使用料及び手数料において、総合体育館内ランニング走路使用料徴収の考えについて。   16款財産収入において、株式配当金財産運用損益について、基金の運用方法について。   意見として、決算時に作成される主要な施策の成果説明資料(兼事務報告)は、現在事務事業実施の記載のみで成果説明の記載がないため、事業評価の判断材料の一つとして、また充実した審議とより有効な事業実施のために記載いただきたいというものがありました。   総務文教委員会では、討論として、市民の暮らしを守り、向上させる小千谷市の役割は重要であり、堅実な財政運営を行っていると考える。子育て支援や高校卒業までの医療費助成妊産婦医療費助成住宅リフォーム補助の復活など前進面はあるが、小千谷市の力を見ればまだやれることはあるはずである。平成29年度も昨年度に続き実質収支は約4億4,000万円、財政調整基金は29年度末で約29億円となった。小千谷市は、これからの財源を計画的に活用し、市民の暮らし、福祉の充実、重くのしかかる国保税や介護保険料などの負担軽減を図る必要があると考え、反対。   29年度の決算審査に当たって、第五次小千谷市総合計画総合戦略により、それぞれ健全財政を維持する中でも予定された事業をおおむね実施されたと判断している。ただし、これまでの決算審査、予算審査においてもそれぞれ課題を議員各位から改善策等を含めながら提案しているにもかかわらず、検討します、検討しますの答弁の繰り返し。検討するのも結構だが、早急に検討結果を出しながら市政、事業計画に反映できるよう努力してもらいたいことを意見として賛成というものがありました。   採決の結果、起立多数で認定すべきものと決しました。   次に、議案第63号 小千谷市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。   審査の過程では、指定管理者の検討と管理形態及び看板の設置について、放置自動車に対する注意喚起と市民への周知方法について、事故があった場合の賠償責任について、普通駐車と定期駐車の定義、規則等による定めについて、冬期間の除雪体制と管理方法についてなどの質疑がありました。   意見として、維持管理が一番重要である。市民から望まれてつくった施設なので、市民に喜ばれる施設であってほしい。管理人のいない駐車場で立て看板、掲示板等で賠償責任が問われないか。特に冬期間の除雪になると、市が直営でするわけではないため、委託業者によっては相手方に損壊を与えるようなことも想定される。適正な管理をして賠償責任が問われることのないようにしてもらいたい。駐車期間について、車の外から見えるように明記することを義務化してもらいたいというものがありました。   討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議案第73号 平成29年度小千谷市ガス事業会計決算認定について申し上げます。   審査の過程では、病院統合によるガス売り上げへの影響及び新病院の動向について、工業用の営業収益の見通しと営業努力について、ガスの1日送出能力と1日最大送出量の関係と今後の懸念について、大口需要家の使用料と現状について、4月の料金改定後の供給単価と供給原価の状況及び今後の見通しについて、事業利益の変動要因と分析についてなどの質疑があり、意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。   次に、議案第74号 平成29年度小千谷市水道事業会計の利益の処分及び決算認定について申し上げます。   審査の過程では、普及率と有収率が減少した要因について、漏水の検知方法と漏水修繕の費用負担区分について、給水収益減少の主な要因について、凍結破損に伴う漏水対策に関する市民への周知について、新浄水場の最終的な設計変更と今後のランニングコスト減少の見通しについて、業務活動のキャッシュフローの今後の推移について、新浄水場設計段階での料金改定の検討及び今後の実施予定についてなどの質疑があり、意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決及び認定すべきものと決しました。   次に、議案第75号 平成29年度小千谷市工業用水道事業会計の利益の処分及び決算認定について申し上げます。   審査の過程では、基本契約水量変更の時期と内容、契約水量と実使用料との間に乖離が出始めた時期、大口需要家との交渉の状況についてなどの質疑があり、意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決及び認定すべきものと決しました。   次に、議案第76号 平成29年度小千谷市下水道事業会計の利益の処分及び決算認定について申し上げます。   審査の過程では、有収率が下がった要因、マンホールからの流入が疑われる不明水の季節変動について、汚水処理原価が上がった要因について、当市の下水道事業経営見通しについてなどの質疑があり、意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案可決及び認定すべきものと決しました。   次に、請願第3号 「学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書」の採択に関する請願について申し上げます。   審査の過程では、私立高校へ進む学生の理由や目的について、世帯の所得別割合について、県立高校の学級減に伴い、私立高校の重要性が増している状況の捉え方についてなどの質疑があり、意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく本請願は採択すべきものと決しました。   以上で総務文教委員会に付託されました議案7件及び請願1件についての委員長報告を終わります。   なお、不足の点は委員各位より補足をお願いいたします。 ○議長(田中淳君) 委員長報告に対して補足説明はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   討論の通告がありますので、発言を許します。   7番内山博志君。               〔7番 内山博志君 登壇〕 ◆7番(内山博志君) 私は、議案第68号 平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定に反対の立場で討論いたします。   財務省が発表した2017年度の法人企業統計によれば、資本金10億円以上の大企業の内部留保、ため込み利益が425.8兆円となりました。前年の16年度より22.4兆円もふやしました。当期純利益は、16年度から8兆円ふやし、44.9兆円となりました。12年度から見れば2.3倍です。法人税減税を初めとしたアベノミクスによって、大企業は利益を拡大し続けていることが改めて示されております。役員報酬も12年度からは1.13倍の伸びです。配当金も17.5兆円で、12年度から1.65倍に急増しています。   一方、働く人の賃金は12年度比で1.03倍、この間の消費税の増税や物価上昇と合わせると実質的な減少です。大企業の利益拡大とは対象的です。   小千谷商工会議所調べの市内の企業の景気感をあらわすDI指数は、製造業など一部を除き、マイナスが長く続いています。低賃金の非正規雇用が多くを占める今の社会、全くいびつだと考えます。8時間働けば暮らしていける社会を誰でもが望んでいるのではないでしょうか。実質賃金がマイナスでは、消費が伸びない、活気がないと言われるのも当然です。   市民の暮らしを守り、向上させるため、小千谷市の役割は重要です。小千谷市は、堅実な財政運営を行っていると考えます。住宅リフォーム補助の復活など前進した面はありますが、限界はあるにしても小千谷市の財政力を見ればまだまだやれることはあるはずです。例えば高校卒業までの医療費無料化、これには3,000万から4,000万円程度の増額で可能だと考えます。国保税もかなりの自治体で行っている法定外繰り入れを1億円弱で1人当たり1万円は引き下げは可能と考えます。   小千谷市における農業は、1.5ヘクタール以下の小規模農家が約7割です。経営の集約化が進まない中で、現状に即した個々の小規模農家への支援が必要と考えます。農家の実質所得がふえれば農業回帰の動きは強まると考えます。TPPやEPA協定など、市内農家にとって死活的な問題が迫っています。それへの対応にも小規模農家への対応は必要だと考えます。   小千谷市が行う施策のもとになる財源について言えば、平成29年度も昨年度に続き実質収支約4億4,000万円です。財政調整基金残高は29年度末で約29億円です。小千谷市は、これらの財源を計画的に活用し、市民の暮らし、福祉の充実、重くのしかかる国保税や介護保険料、高齢者医療などの負担軽減を図る必要があると考えます。このことで市民の将来不安が和らぎ、懐が緩んで経済の好循環につながり、人口減少の対処にもつながるものと考えます。   最後に、アメリカ言いなり、大企業や富裕層優遇という政治、この大もとは国にありますが、当市として国に対し、市民の暮らし向上のために、社会保障制度への支援、農業を初めとした中小企業支援を求めていただくことを要望して反対討論といたします。
    ○議長(田中淳君) 以上で通告による討論は終わりました。   ほかに討論はありませんか。   上村行雄君。               〔6番 上村行雄君 登壇〕 ◆6番(上村行雄君) それでは、議案第68号 平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定について賛成の立場から討論させていただきます。   平成29年度は、第五次総合計画及び総合戦略に掲げた目標を達成するため、人口減少を抑制し、暮らしやすい、暮らし続けたいまちづくりにつなぐ事業を行ってきたものと理解しています。子ども・子育て支援として、子育て世代に対応した保育時間の拡大や放課後の児童保育などが拡充、また母子保健や産後ケア、子ども医療費助成など、子供が生まれ、育まれる事業を明確に推進し、保護者の負担軽減や支援を行ったものと考えております。   そして、4月には待望の厚生連小千谷総合病院が開院し、それに伴い、公共交通のかなめであるバス路線の乗り入れや新規に循環バスの運行など、利便性の充実が図られ、元中子地区には土地開発公社による宅地造成が行われ、若い世代の定住促進や地域経済の活性化につながるものと期待しているところであります。また、鴻巣地区には工業団地造成が行われ、今年度市内企業が進出を決めたことは雇用促進や地域経済に与える影響は大きく、よいトピックスと言えます。   しかし、観光プロモーション事業やインバウンドに対応した観光誘客促進や機器の導入などは即効的効果は望めないながらも、事業効果の検証や実績数値の把握や分析などは必要不可欠であります。そして、議員各位より以前から指摘のある山本山の景観維持や整備など、方向性や改善策が図られない現状などをどのようにしていくのか。検討するだけでなく、将来に向けた明確な方向性を打ち出していただくよう意見として申し上げたいと思います。   また、財源的には実質収支は約4億3,900万円の黒字でありますが、歳入のうち、前年度からの純繰越金を差し引いた単年度収支は約869万円の赤字であります。財政調整積立金などや市債の繰上償還額を加味した実質単年度収支は2年続けての赤字であります。   一方、ふるさと納税による寄附金については、返礼品の見直しやカード決済の導入により大変大きな伸びを示しておりますが、事業配分や予算執行においては納税された方々の意向に沿うよう努めていただきたいと思います。   平成30年度も旧魚沼病院新館棟を利用した(仮称)健康・子育て支援センター整備や子ども医療費助成対象者の引き上げ拡大、老朽化した公共施設の改修など多額の財政需要が実行、また見込まれる中、財政の効率的な執行と継続性のある自主、自立の安定した行財政運営を要望し、平成29年度小千谷市一般会計歳入歳出決算認定について賛成討論といたします。 ○議長(田中淳君) ほかに討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて討論を終結いたします。   これより採決を行います。   まず、議案第63号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。   次に、議案第65号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。   次に、議案第68号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(田中淳君) 起立多数であります。   よって、議案第68号は認定すべきものと決しました。   次に、議案第73号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第73号は認定すべきものと決しました。   次に、議案第74号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第74号は原案可決及び認定すべきものと決しました。   次に、議案第75号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第75号は原案可決及び認定すべきものと決しました。   次に、議案第76号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第76号は原案可決及び認定すべきものと決しました。                     ◇◇◇ △日程第9 議案第64号 小千谷市産業拠点強化を促進するための市税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について △日程第10 議案第66号 平成30年度小千谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について △日程第11 議案第67号 平成30年度小千谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について △日程第12 議案第69号 平成29年度小千谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について △日程第13 議案第70号 平成29年度小千谷市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について △日程第14 議案第71号 平成29年度小千谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について △日程第15 議案第72号 平成29年度小千谷市工業団地事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第16 議案第78号 小千谷市道路線の認定について……以上8件一括上程 ○議長(田中淳君) 日程第9、議案第64号から日程第16、議案第78号までの以上8件を一括して議題といたします。   本8件に関して民生産業委員長の報告を求めます。   阿部正行君。               〔10番 阿部正行君 登壇〕 ◆10番(阿部正行君) 平成30年第3回定例会民生産業委員会委員長報告を行います。   去る9月3日の本会議において、民生産業委員会に付託されました議案第64号、議案第66号、議案第67号、議案第69号から議案第72号まで、議案第78号の以上8件につきまして、本委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。   本委員会は、9月7日に開催し、関係課長等の出席を求め、慎重に審査いたしました。   まず、議案第64号小千谷市産業拠点強化を促進するための市税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。   審査の過程では、具体的な問い合わせの有無について、企業誘致PRの方法について、地域再生法に基づく財政措置を適用する地域の考え方、限定される理由について、企業立地促進条例との違いや具体例について、本社機能移転の定義について、労働力確保における市内企業との調整について、定住のための施策と他課との調整についてなどの質疑がありました。   意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議案第66号 平成30年度小千谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。   審査の過程では、繰越金の取り扱いについて質疑がありました。意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議案第67号 平成30年度小千谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。   審査の過程では、質疑、意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議案第69号 平成29年度小千谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。   審査の過程では、窓口における支払いを免除する制度の内容について、出産育児一時金の予算の見込みについて、人間ドックの金額減少の理由について、ジェネリック医薬品啓発に係る通知の発送について、特定健診受診者の内容について、国保税軽減対象者の推移について、国民健康保険制度の今後の見通しについて、医療費の抑制対策についてなどの質疑がありました。   意見として、ジェネリック医薬品の利用通知について、効果の部分でジェネリックをよしとしない人がいる。オリジナルの開発研究費の問題もあるが、国が奨励するからといって安易に通知を送って終わりにするのではなく、送ることに対する受け手の捉え方を確認しないことには事業にお金をかける意味はないと考える、ジェネリック本来の目的の薬代を下げるという意味では、薬の管理、飲み切り奨励も含めて別の方策を考えたほうがいいのではないかというものがありました。   討論はなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。   次に、議案第70号 平成29年度小千谷市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。   審査の過程では、要介護認定数の減少の理由について、判定不服時の再申請の状況について、生活支援コーディネーターの現状と課題について、地域支えあい事業の見通しについて、滞納者への対応について、受給者数変動の要因について、要介護の利用率が上がっている要因について、虐待相談件数増の理由、相談の内容と傾向についてなどの質疑がありました。   意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。   次に、議案第71号 平成29年度小千谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。   審査の過程では、人間ドック検診費費用助成金の対象回数について質疑がありました。   意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。   次に、議案第72号 平成29年度小千谷市工業団地事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。   審査の過程では、3区画として整備した理由について、区画面積と企業の希望の調整について、土地購入のおくれに係る地権者との調整について、当初計画との単価の違いについて、地盤調査と地耐力について、団地整備に係る残地地権者との調整と追加取得の可能性について、段差があることに係る販売単価、コストについて、工事に係る広報と周知について、調整池と災害対応についてなどの質疑がありました。   意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決しました。   次に、議案第78号 小千谷市道路線の認定について申し上げます。   審査の過程では、市道認定の際の幅員の基準について、隣接する住宅区画の成約状況について、路線名の意味と呼称についてなどの質疑がありました。   意見、討論はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。   以上で民生産業委員会に付託されました議案8件について、委員長報告を終わります。   不足の点につきましては、委員各位より補足をお願いいたします。   以上でございます。               〔「議長休憩」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 暫時休憩いたします。午前10時41分  休憩            午前10時41分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。 △発言の訂正 ○議長(田中淳君) 阿部正行君。 ◆10番(阿部正行君) 今ほど私の説明の中で、第64号、「地域再生法に基づく財政」と言ってしまいました。「税制措置を適用する地域の考え方」と訂正をお願いしたいと思います。   以上でございます。 ○議長(田中淳君) 委員長報告に対して補足説明はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。   7番内山博志君。               〔7番 内山博志君 登壇〕 ◆7番(内山博志君) 私は、議案第69号 平成29年度小千谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第70号 平成29年度小千谷市介護保険特別会計歳入歳出決算、議案第71号 平成29年度小千谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定に反対の立場で討論いたします。   アベノミクスで所得格差が大変広がっております。これがまだまだ続いているわけで、国保税の滞納者数は約1割にもなっております。大きな負担になっており、被保険者はみんなが払えるように引き下げる、これを求めます。介護保険も上がり続け、大きな負担となっております。後期高齢者医療制度は、高齢者には当たり前の医療費増加を国民が反目するためにつくられたように思えてなりません。高齢者を差別せず、社会全体で支えることが求められていると考えます。小千谷市は、これまでの財源を計画的に活用し、市民の暮らし、福祉の充実、重くのしかかる国保税や介護保険料、高齢者医療などの負担軽減を図る必要があると考えます。このことで市民の暮らしの安心につながると考えます。そして、国への要望についても、先ほど述べました社会保障制度へのより一層の支援を国に対しても求めていただくことを要望いたしまして反対討論といたします。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩いたします。午前10時45分  休憩            午前10時45分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   以上で通告による討論は終わりました。   ほかに討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて討論を終結いたします。   これより採決を行います。   まず、議案第64号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。   次に、議案第66号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。   次に、議案第67号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。   次に、議案第69号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(田中淳君) 起立多数であります。   よって、議案第69号は認定すべきものと決しました。   次に、議案第70号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(田中淳君) 起立多数であります。   よって、議案第70号は認定すべきものと決しました。   次に、議案第71号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(田中淳君) 起立多数であります。   よって、議案第71号は認定すべきものと決しました。   次に、議案第72号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、認定すべきものであります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第72号は認定すべきものと決しました。   次に、議案第78号を採決いたします。   本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。                     ◇◇◇ △日程第17 発議案第4号 学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書 ○議長(田中淳君) 日程第17、発議案第4号を議題といたします。   提出者から提案理由の説明を求めます。   佐藤栄作君。               〔5番 佐藤栄作君 登壇〕 ◆5番(佐藤栄作君) それでは、ただいま上程されました発議案第3号 学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書について、提出者として御説明申し上げます。   国の将来を担う子供たちに教育を受ける機会の環境をよくするために、私立高等学校の保護者の学費の軽減が求められています。教育の平等性の観点から、差別なく教育を受けることが重要であります。国の方針として、私立高等学校の授業料の実質無償化に向けて進んでいます。教育基本法第4条に、全ての国民はひとしくその能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人権、信条、性別、社会的身分、経済的地位、または門地によって教育上差別されないと明記されていますし、また第8条には私立学校の有する公の性質及び学校教育において果たす重要な役割に鑑み、国及び地方公共団体はその自主性を尊重しつつ、助成、その他の適当な方法によって私立学校教育の振興に努めなければならないと教育基本法の理念に基づいて意見書を発議した次第であります。   何とぞ趣旨に御賛同いただき、私立高校への就学支援金制度を拡大することに全議員より御承認賜りますようよろしくお願いいたします。   なお、意見書につきましては配付のとおりでありますので、朗読を省略させていただきます。   以上であります。   済みません。今発議案第3号と言ったんですけども、発議案第4号に訂正お願いいたします。 ○議長(田中淳君) それでは、訂正よろしくお願いします。   これより質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて質疑を終結いたします。   お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、発議案第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。   これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。   7番内山博志君。               〔7番 内山博志君 登壇〕 ◆7番(内山博志君) 私は、発議案第4号 学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書に賛成の立場で討論いたします。   高等学校の教育、それを受ける権利、これは私立であろうが公立であろうが同じだと思います。しかし、保護者の学校教育費の負担は公立と私立では大きな開きがあります。1年生の学費は、世帯の年収350万から590万のところでは、公立が年間5,650円のところ、私立では39万6,640円と70.2%の差になっています。また、専任教師1人当たりの生徒数は公立で14人台、私立は18人から19人と四、五人多く、これは教員の多忙化の一つの要因にもなっています。これまでも同趣旨の意見書が本市議会で採択され、多くのところでも採択されているところですが、国や新潟県の予算にも反映され、一定の成果が得られています。しかし、先ほど述べましたとおり、まだまだ公私間格差は大きいものがあります。ついては、当市議会としても引き続き私学助成の増額を求めていくことが必要と考え、本意見書に賛成いたします。 ○議長(田中淳君) 以上で通告による討論は終わりました。   ほかに討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて討論を終結いたします。   これより発議案第4号の採決を行います。   本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(田中淳君) 起立全員であります。   よって、発議案第4号は原案のとおり可決されました。   なお、この意見書の提出先については、議長に御一任くださるようお願いいたします。                     ◇◇◇ △日程第18 請願第3号 「学費の公私間格差是正にむけて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書」の採択に関する請願 ○議長(田中淳君) 日程第18、請願第3号を議題といたします。   本請願は、ただいま議決されました意見書と同趣旨のものでありますので、採択されたものとみなします。   暫時休憩いたします。午前10時57分  休憩            午前11時15分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。                     ◇◇◇ △日程第19 発議案第5号 地域医療を支える中条第二病院の存続・再建を求める意見書 ○議長(田中淳君) 日程第19、発議案第5号を議題といたします。   提出者から提案理由の説明を求めます。   佐藤隆一君。               〔8番 佐藤隆一君 登壇〕 ◆8番(佐藤隆一君) それでは、発議案第5号 地域医療を支える中条第二病院の存続・再建を求める意見書について提案したいと思います。   そもそも今回の問題は中条第二病院が当初計画では2021年10月に開院予定だったというふうに伺っております。しかし、措置権が自治体から新潟県に変更になったことに伴う特別交付税が大幅に減額をされたというような財政問題も絡んでいるようであります。しかし、精神疾患の場合は主治医や医療スタッフとの信頼関係というのが特別に重視されなければならない医療分野ではないかと思っております。加えて、私が直接話を聞いたのは、昨年の何月かちょっと忘れましたが、年末近くにお話を伺ったわけでありまして、余りにも物事の進み方が唐突ではないかという印象を強く持っております。そうした観点から、以下発議案第5号の意見書採択についての提案をしたいと思いますので、議員各位の御賛同をお願いをしたいと思います。   現在新潟県の中山間地では高齢化の進行が著しく、医療、介護を必要とする方々がふえ続ける一方、病院や介護福祉施設では、医師を初め職員の不足や経営難が顕在化し、存続が危ぶまれる状況が生まれており、中山間地では病院の閉鎖や縮小が相次いでおります。そうした中、JA新潟県厚生連は本年9月18日、十日町市の中条第二病院180床の入院病棟を2019年3月末をめどに閉鎖する方針を発表いたしました。中条第二病院の存続を要望してきた地元や小千谷市も含めた周辺地域から、利用している患者や家族は地域で安心して暮らせる命を守る病院はなくてはならないものとして存続の実現を強く求めております。また、同病院は妻有地域では唯一の精神科専門病院であり、認知症を初め、近年精神的健康について援助を必要としている方は全国的にもふえております。地域医療を守る住民の会が地域で安心して暮らしたい、住民の命を守る病院を存続させたいとの思いで始めた署名は、短期間に4万1,000筆を超え、さらに県内に広がっております。地域で安心して暮らすためには、命を守る病院として中条第二病院はなくてはならないものです。   以上のことから安心できる地域医療体制が存続できるよう、中条第二病院の入院棟を含めた存続再建を強く要望いたします。   具体的な意見書の内容としては、地域で安心して暮らすためには命を守る病院はなくてはならないものです。4万1,000筆を超える署名に寄せられた住民の思いを受けとめ、中条第二病院の存続ができるよう、あらゆる可能性や協議を図っていただきたい。   以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出いたします。   それから、この意見書の提出先として地方自治法99条の規定により関係行政庁となっておりますけれども、これは県と厚生連という意味合いでこういうように書かれておりますが、県と厚生連というぐあいに訂正をした上で、今ほど申し述べた内容で意見書が採択されるよう、ぜひ議員各位の御理解をいただきたいと思っております。   私からの提案は以上です。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩します。午前11時22分  休憩            午前11時23分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   住安康一君。 ◆2番(住安康一君) 1点ちょっとまず聞かせてください。   提出先の話が最後にありました。県と厚生連ということで伺ったんですけども、99条はもともと、わかっているように関係行政庁というような形に限られています。私は厚生連が関係行政庁に当たるとは思えないんですけれども、そのところをちょっと聞かせてください。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 地方自治法の規定により厚生連は入らないと、こういう質問だったというふうに思います。表現の仕方については、これがもし誤りということであれば行政庁及び関係機関というような内容に訂正をいただければと思いますが、趣旨は先ほど申しましたように関係する行政庁、この場合は県ということになりますけれども、県と厚生連という意味合いでございますので、そのようにお取り計らいをいただければというふうに思っております。 ○議長(田中淳君) 住安康一君。 ◆2番(住安康一君) 今お答えをいただきました。厚生連というのは多分入らないと思いますから、県という形になるかと思います。   それで、1点また聞かせてもらいたいんですけれども、県に対してとなりますと、この文章の中にありますように意見書の内容としてあらゆる可能性や協議を図っていただきたいということ、何か具体的な県に対しての要望というか、意見する内容のもの、これはお持ちでしょうか。あれば聞かせてください。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 私は、今直接県に対する要望のルートということについて持ち合わせているわけではありません。先ほども述べましたように、この中条第二病院の存続、再建を求める運動については、会を中心に動いております。私どももその要望の趣旨を踏まえて側面から存続に向けた、ここでも書いておりますように、あらゆる可能性をやはり探る必要があるのではないかというふうに思っております。先ほど言いましたように、精神疾患の場合は特別に主治医、あるいは治療に携わる医療スタッフとの信頼関係が殊さらにやはり重要な医療部面ではないかと思っておりまして、そういう面でいえばもう少しやはり協議といいますか、いろんな方面との意見調整といったことも必要ではないかなというふうに思っております。   私からは以上です。 ○議長(田中淳君) 住安康一君。 ◆2番(住安康一君) ありがとうございます。県に対しての具体的な意見書のこうしてもらいたいというのがないということだったかと思います。県に対して提出するという、それに関連しまして1点教えてもらいたいのがあるんですけども、今現在この病院に対して県はどのような支援をしてきたのか、簡潔にちょっと教えていただければ幸いです。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 私は、県の細かな支援の内容については承知をいたしておりません。 ○議長(田中淳君) 久保田陽一君。 ◆11番(久保田陽一君) 今回この署名を集めた地域医療を守る住民の会、これはどのような団体なのか。というのも、JA新潟中央会の今井会長に署名簿を渡すときにわざわざ経営陣は退任せよ等を書かれたプラカードまで出して渡しております。ちょっと疑問に思う部分があるんですが、これどのような団体なのか教えてください。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 会の性格としては、患者、家族を中心にしましてその運動の趣旨に賛同した皆さんが組織を立ち上げてさまざまな要請活動を行っているのではないかというふうに理解をしております。私が今回この意見書の採択について提出者として名前を連ねましたのは、もうかなり前の話、プライベートなことですが、義弟をやはり入院中に、さまざまな要因があったようですが、亡くしているという、そういう私のプライベートな経験にも基づいておりまして、あえて、勉強不足ではありますが、そうした経緯も踏まえて提出者として名前を連ねたということでございます。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩いたします。午前11時29分  休憩            午前11時29分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   久保田陽一君。 ◆11番(久保田陽一君) この今ほど説明いただいた地域医療を守る住民の会、小千谷市民は何名いらっしゃるんでしょうか。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 行政区別の会員の方について、私は承知をしておりません。ただ、小千谷市からこの中条第二病院に現在入院されている方につきましては、平成30年7月末で3名というふうに伺っております。 ○議長(田中淳君) 答弁は簡潔にお願いします。   久保田陽一君。 ◆11番(久保田陽一君) 会員数聞いたんですが、ちょっと要らない数字でしたけど、このJA厚生連に対して経営陣退任せよまで言っている団体ですが、小千谷市には昨年開院した地域医療のかなめである厚生連の小千谷総合病院がありますが、それとの関係は提出者としてどのように考えているのかお聞かせください。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) ちょっと質問の趣旨がよくわからないんですが。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩します。午前11時31分  休憩            午前11時31分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 影響があるといえばあるのかもしれないけど、その部分で多少の影響があるというのは何を指して言っているのかちょっとよくわかりません。具体的にどういう影響があるということなのでしょうか。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩します。午前11時32分  休憩            午前11時32分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 物事は全て関連をしておりますので、影響があるといえばあるのではないかなというふうに思います。 ○議長(田中淳君) 阿部正行君。 ◆10番(阿部正行君) 確認なんですが、この文章の中で入院病棟を2019年、つまり来年の3月をめどに閉鎖するという方針が厚生連から出されたということで、外来はそのまま継続するということの理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) そのように思います。 ○議長(田中淳君) 山賀一雄君。 ◆12番(山賀一雄君) ただいまの発議案について、中条第二病院の入院病棟の閉鎖というのは、私も新聞報道で知り得たという部分もあります。それによれば、人口減によっての収益の悪化、また医療スタッフの不足、建物の老朽化でやむなく閉鎖をするんだという報道であります。先ほども提出者から経営の問題等についてということを取り上げられました。入院をされている方、またその御家族、さらに関係者の方のことを考えれば大きな問題とは思いますが、そこで質問させていただきます。人口減による収益の悪化ということで、また仄聞をすれば累積の赤字も相当あるのではないかというようなことも伺っておりますが、提出者のほうでは累積赤字の残高がどのぐらいあるのかというのを数字として押さえられておるのかどうか、その累積赤字の分については、あくまでも事業経営者の負担でやるべきだというお考えなのか、または関係する自治体の負担と考えるべきなのか、そのお考えをお聞かせいただきたいと思います。   また、今ほど久保田陽一議員からもお話がありましたが、昨年の4月に開院をした厚生連小千谷総合病院の充実をこれからは図っていっていただきたい。市長初め厚生連の方々も努力をされて、それなりに充実を図ってきておられるとは思いますけれども、まだまだその部分については市民の声を聞いたりするとなかなか満足している状態ではないような話も聞きます。そこで、この意見書の採択によって、小千谷総合病院の充実を私ども進めていかなければならない、何らかの影響があるのかないのか、先ほどはないというようなお話でございましたが、私どもはそこの部分を懸念している部分でもありますので、累積赤字の件、小千谷病院との関係の件について御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 累積赤字の詳しい具体的な内容については、私は当事者でありませんので、直接承知はいたしておりません。   それから、もう一つ何でしたか。 ○議長(田中淳君) 負担を厚生連が持つのか、また行政が持つのかというのが2点目にあったと思います。 ◆8番(佐藤隆一君) この意見書の内容にもありますように、存続できるようあらゆる可能性や協議を図っていただきたいという趣旨で記載をいたしております。先ほども最初の内容といいますか、理由で述べましたように、期間がやはり余りにも短いのではないかなというふうに思っております。加えて、精神医療の場合は特別主治医なり治療スタッフとの信頼関係ということが最優先されなければなりませんので、とりわけ患者本人にとっては非常に大きな影響を与えるのではないかなというふうに思います。 ○議長(田中淳君) あと、佐藤隆一議員、もう一点。小千谷病院の営業といいますか、充実に関してどうなんですかというのが3点目にあったかと思いますが、あわせてお願いします。   佐藤隆一君。
    ◆8番(佐藤隆一君) 私は、中条第二病院の精神医療の側面についてこの意見書の採択をお願いをしておりまして、小千谷総合病院の問題と関連するといえばそれは関連するのかもしれませんけど、直接関係はないものと認識をいたしております。 ○議長(田中淳君) 久保田陽一君。 ◆11番(久保田陽一君) お隣の魚沼市議会、19日に委員会のほうで審議したと聞いております。そのときにはこの住民の会に来ていただいて、いろいろな意見交換をしたということですが、なぜそのような形で小千谷もやらなかったのか。というのは、きょう提出者の佐藤議員からいろいろ話を聞いておりますが、なかなか説明不足というか、わからない部分があると思います。魚沼と同様な形でなぜできなかったのか、お願いします。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) ちょっと質問の趣旨がいまいち定かではありませんが。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩いたします。午前11時38分  休憩            午前11時39分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 先ほど申しましたように、私自身もこうした側面について一から十まで全て承知をいたしておるわけではありません。したがいまして、今ほど久保田議員から御提案というか、お話がありましたように、より採択に向けて患者、家族会から状況を聞きたいということであれば、ぜひ議会としてそういう機会を持つのも一つの方法ではないかと思っております。 ○議長(田中淳君) 暫時休憩いたします。午前11時40分  休憩            午前11時40分  開議 ○議長(田中淳君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。   佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 採決しなければいけないというのは私も承知しておりまして、そういう前提に立って先ほどの提案を行っております。ただ、理解が不十分というお話が出ましたので、そういう方法もあるのかなということで私の意見を申し上げた次第です。 ○議長(田中淳君) 阿部正行君。 ◆10番(阿部正行君) この問題、本当に人の命がかかっているんで、最優先に考えなければだめだというふうに私自身は思います。ただし、先ほど質問した、いわゆる入院病棟を閉鎖するということになるということなんですが、やはり入院患者を引き受けるというのはその人の衣、食、住を全部引き受ける、そしてプラス医療行為も引き受けるということで大変重要な要素をはらんでいるというふうに思っております。その中で、実際お医者さんが不足している、それから医療スタッフが不足している、それから実際建物も老朽化している中で、空調を含めて考えてみた場合とてもこのままだと持たないという話が出ます。実際、岐阜県でしたか、ことしあったのは。5人ほど空調の関係で暑さで亡くなったというような事例も実際あったわけでございます。そういう中で、例えば入院病棟を閉鎖しないでこのままやっていった場合本当に採算とれるかどうか、それもやっぱり見きわめなくちゃいけないと思います。そういう中で、先ほど提出者からは小千谷総合病院の話はよくわからないという話が出ました。でも、やっぱり厚生連全体と考えてみた場合、16施設あるわけでございます。その中でどういうような採算ベースにのっかっていくか、やはりこれは注視していかなくちゃいけない。そして、私どもが一番考えなけりゃだめなのは、小千谷総合病院をいかに充実させていくか、やっぱりそこの問題に去来すると思います。その辺提出者はどう考えているか、お聞きしたいと思います。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 先ほども申しましたように経営の主体はJA厚生連ですから、やはり昨今の、とりわけ医療費の、国からの財政支援といいますか、さまざまな側面から経営が厳しくなってきているということは私も承知をいたしております。JA厚生連は厚生連の判断で今回の提案をしているわけであります。私どもが今求められているのは、議会としてどういう意思を示すかということについて求められているわけでありまして、私は先ほど申しました主に2つの理由からこの意見書を提案し、採択をお願いしたいということで皆様に説明をしているわけでございます。 ○議長(田中淳君) 住安康一君。 ◆2番(住安康一君) 最後に質問させていただきます。   先ほどの久保田議員に関連するような形の質問になってしまうかもしれませんけども、聞くところによると、十日町市議会及び津南町の議会では説明がなされたということも報道で伺っています。それで、今回のこの問題は非常にデリケートであり、また慎重にやらなければいけない問題とも思いますし、地域医療を考えたときには大事な問題になってくるかと思います。そういう中で、情報が私たちに余りにもない中で、このような形で発議案が出されてきて今白黒をつけなくちゃいけないというようでは、審議や、またいろんな形で討議する時間が非常にないと私は思っております。それで、質問なんですけれども、ある意味では時間はあったわけですから、その住民の会でしょうか、そちらのほうから請願等で上がってきて、それを委員会等できちんと審議をする、それがやっぱり本来は大事じゃなかったかなと思っております。なぜ12月議会でなく、この議会で、説明不足の中でだったのかということを最後に聞かせてください。 ○議長(田中淳君) 佐藤隆一君。 ◆8番(佐藤隆一君) 入院病棟の閉鎖は、私の手元にある資料によりますと9月18日に閉鎖の方針を厚生連が表明したと聞いております。小千谷市議会の請願等で見ますとちょっと間に合わないという判断のもとに、今回急遽議運の中で意見書として採択をお願いしたいということで提案をしたという経過になっております。 ○議長(田中淳君) これにて質疑を終結いたします。   お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第5号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) 御異議なしと認めます。   よって、発議案第5号については、委員会の付託を省略することに決しました。   これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。   9番長谷川有理君。               〔9番 長谷川有理君 登壇〕 ◆9番(長谷川有理君) 私は、発議案第5号に対し、賛成の立場で討論を行います。   中条第二病院は、十日町市、津南町唯一の精神科専門病院でありますが、入院病棟のある精神科専門病院がない小千谷市においては、多くの小千谷市民が利用している病院であります。例えば当市の精神障がい者入院医療費助成事業においては、中条第二病院が長岡の田宮病院に次いで2番目に多い利用人数になっております。また、今年度7月末時点までの当市の精神通院医療の給付状況は、申請合計人数の11%が中条第二病院への通院給付を占めております。   人口減少が進む中で小千谷市の身体障害者手帳の所持者数は年々減少しておりますが、精神障害者保健福祉手帳の所持者数は平成20年の127名から平成29年の267名と10年間で倍増しており、自殺者数が全国平均、県平均を上回る小千谷市において、精神的健康について援助を必要としている方やその御家族にとって欠くことのできない病院であります。実際障がい福祉サービスとして自立訓練や宿泊型自立訓練、グループホーム、就労継続支援B型、短期入所、生活介護事業を運営している十日町市の事業所に多くの小千谷市の方がサービス利用している背景にも、しっかりと中条第二病院が十日町の障がい福祉事業所と連携している強みから、小千谷市にはない福祉サービスを展開できているからこそです。   また、精神障害者保健福祉手帳を保持している方だけではなく、鬱病や躁鬱病を含む気分障がいの患者数が全ての世代にわたって増加している社会状況や2025年には5人に1人が認知症になるとの推計がある中、介護殺人が2週間に1度起こっていると言われる現代日本において、この地域で小千谷市で鬱病や認知症の方、精神的健康について援助を必要としている方、支える御家族、地域、福祉関係者にとっても中条第二病院は欠くことのできない病院です。立地自治体である十日町市、津南町では、この9月議会で関口十日町市長は、急激な方針転換は到底受け入れることはできない、桑原津南町長は、突然の閉鎖は許されない、引き続き病床を確保する努力をと明言しています。また、立地自治体以外でも、湯沢町議会では9月20日に全会一致で意見書可決、南魚沼市議会では9月21日に議員発議で賛成20、反対1の賛成多数で県と厚生連に対する意見書が可決となっております。ぜひ御自分自身が、また御家族が、身内がこの小千谷で暮らす市民の方が精神的健康について援助が、ケアが、支援が必要になったとき、地域に専門病院がないことの心細さを考えてみていただきたい。多くの小千谷市民が利用している中条第二病院です。誰もが、あらゆる世代が当事者として精神的健康について援助を必要とする可能性のある時代です。地域にとって重要な中条第二病院であり、存続を求めるあらゆる可能性や協議を図っていただきたいという中条第二病院にかかわる多くの皆さんの声、地域の声を無視することはできません。   今発議案に対し、議員各位の御理解をいただけますよう切にお願い申し上げ、賛成の討論といたします。 ○議長(田中淳君) 次、内山博志君。               〔7番 内山博志君 登壇〕 ◆7番(内山博志君) 発議案第5号 中条第二病院の存続を求める意見書採択に賛成の立場で討論いたします。   新潟県の魚沼医療圏域の再編計画では、精神科病床の50床を減少した以外、一般病床と療養病床はほぼ変化がない予定でした。しかし、現実は医師、看護師不足との理由で町立の津南病院、旧中里村の上村病院などで病床の削減、病棟の休止、病院閉鎖、これがここ数年のうちに相次いで行われています。浦佐にある魚沼基幹病院もフルオープンできないでいる状態です。このように魚野川筋、信濃川筋の医療体制は大きな不安を抱えており、人口減少の大きな要因にもなっていると考えられます。そんな中で、医師不足や経営難で厚生連中条第二病院の精神科が仮に来年3月入院廃止にでもなれば、さらなる打撃となることは間違いありません。精神科での入院が津南町から最も近いところでも五日町病院で30キロ以上と、患者、御家族に大きな負担となります。   9月18日、津南町議会、十日町市議会に対して県厚生連から中条第二病院閉鎖の報告がなされたと報道されましたが、いずれも両議会から納得が得られなかったといいます。180床体制で現在140人ほどが入院している中条第二病院が撤退すれば、魚沼地域の医療圏の精神科病床数は全体で514床から334床へと35%もの大変な減少になります。   地域医療を守る会が取り組んでいる中条第二病院の存続を求める署名運動も、住民の切実な声が広がり、4万1,000名を超えているということです。小千谷市も人ごとではなく、かなりの人たちが利用しており、環境になれた中条第二病院に入院ができなくなれば、患者や御家族の不安と負担がふえることは間違いないと思います。経営難の一つに、公的医療機関へ自治体が行っていた補助が国の特別交付税措置の減額による影響があると考えます。地域の住民の安心安全を保証し、地方崩壊が進まないよう、しっかりした支援を国、県に求めることが必要だと考えます。   来年3月末閉院との報告がされていますので、喫緊の課題として当市議会でも地域医療を守るために新潟県の支援、中条第二病院の存続を要請することが必要と考え、意見書に賛成いたします。 ○議長(田中淳君) 以上で通告による討論は終わりました。   ほかに討論はありませんか。   住安康一君。               〔2番 住安康一君 登壇〕 ◆2番(住安康一君) 私は、発議案第5号に対し、この内容は発議案ではなく請願として出されたものを十分に審議をすることが望ましい内容であることから、今回の発議案について反対討論をします。   十日町市に存在する厚生連中条第二病院は、十日町、中魚沼地域の唯一の精神科専門病院であり、その地域にとってはなくてはならない存在であり、また当市から入院されている方も数名おられます。その厚生連中条第二病院が精神科入院病棟を来年3月に閉鎖するとの発表がありました。新聞記事によりますと、厚生連としては、①、収入確保が困難、②、医療体制の確保が難しい、③、築50年を超える建物の老朽化を理由としているようであります。私なりに推察すれば、①の収益確保が困難との問題は、特別交付税制度の平成28年4月改正の問題や国の入院から地域移行への流れ、また長期入院患者における診療報酬体系の問題、病院の特質性からの人件費の問題など、さまざま考えられます。②の医師の問題や③の建物の問題等、存続のためには多くの問題を乗り越えなければなりません。地域医療のあり方や命の尊厳ということを考えたときには、可能であるならば今ある病院がそのまま存続できることを望むものではありますが、簡単に解決できない多くの問題があることも確かなことです。   私の思いとすれば、入院病棟を閉鎖することになれば、現在入院されている方やその家族にとっては今後どうなるんだろうとの大きな不安とともに、何とか閉鎖しない方法はないものかとの切実な思いであると思われます。だからこそ当議会でできることがあれば何でもしてあげたいと思うものであります。私は、この思いを前提にし、今回の発議案の内容、つまり意見書の提出ということについて考えたいと思います。   1点目は、厚生連中条第二病院の入院病棟閉鎖に関して、私たちは余りにも情報を持っていないということであります。津南町と十日町市の両議会では厚生連より説明があったようですが、小千谷市議会に対しては十分な説明がなされておらず、また私たちも調査研究する時間が不足しているため、今回の問題の本質が見えません。非常に重要な問題であるがゆえに、十分な調査研究をした上での当議会としての意見書に対する判断とすべきとのことから、今回の問題の本質が見えない中で意見書をまとめることは適切ではないと考えます。   2点目、地域医療を支える病院という極めて重要な内容であるため、十分な調査、審査をするためにも、本来は請願の提出があり、常任委員会にて十分に審査を行うべきと考えます。   3点目、意見書の提出先と内容の問題です。地方自治法第99条では、普通地方公共団体の議会は当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会または関係行政庁に提出することができるとしていますが、まず厚生連は関係行政庁ではないため、提出できません。新潟県、国となると、意見書の内容をそれぞれに合ったように変える必要があると思います。しかしながら、存続、再建を決める権限はここにはありません。内容をもっと精査すべきです。この内容で経営主体でない国や県への意見書はなじまないと思います。   結論として、今ある問題が解決でき、病院の存続、再建の可能性があるならば誰もがそれを望むわけですが、現実は経営主体のJA厚生連が入院病棟の閉鎖を決めているという事実があります。私は、今までに述べたこの3つの理由から今議会での発議案には反対とし、当議会として現在入院されている方やその家族にとって、またこの地域での精神医療体制としてどうするのが有益なのかを改めてしっかりと調査研究し、さらなる問題の本質追及に努め、行動に移すスタートにすべきと考えます。   以上です。 ○議長(田中淳君) ほかに討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中淳君) これにて討論を終結いたします。   これより発議案第5号の採決を行います。   本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 ○議長(田中淳君) 起立少数であります。   よって、発議案第5号は否決されました。                     ◇◇◇ △市長挨拶 ○議長(田中淳君) 市長より御挨拶がありますので、この際発言を許します。   大塚市長。               〔市長 大塚昇一君 登壇〕 ◎市長(大塚昇一君) 平成30年市議会第3回定例会を去る9月3日に招集し、17議案について御審議をお願い申し上げましたところ、全ての議案について御承認をいただきまして、まことにありがとうございました。   今議会では、平成29年度の各会計決算について御審議をいただきました。あわせて地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を報告させていただきました。各比率に問題はなく、市民、議員各位の御理解のもとに行財政運営を進めてきた結果であると思っております。審議の過程でいただきました御意見を十分に受けとめ、今後も堅実な市政運営を進めてまいりたいと存じます。また、監査委員からいただきました御意見につきましても十分意を尽くしてまいります。   さて、早いもので私の4年の市長任期も余すところわずかとなりました。議員各位のこれまでの御協力に対し、心から感謝の意を表する次第であります。今後も引き続き小千谷市発展のため、御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。   平成30年度も後半を迎えますが、議員各位におかれましてはどうか健康に御留意され、ますます御活躍いただきますよう御祈念申し上げまして、まことに簡単ではありますが、お礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。                     ◇◇◇ ○議長(田中淳君) 以上で今期定例会の会議に付議された事件は全て議了いたしました。   これにて平成30年小千谷市議会第3回定例会を閉会いたします。 △午後0時06分閉会...