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  1. 諫早市議会 2018-06-07
    平成30年第2回(6月)定例会(第7日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前11時 開議 ◯議長(松本正則君)[ 253頁]  皆さん、おはようございます。  これより議事日程第7号により、本日の会議を開きます。  日程第1「議案第36号から議案第46号並びに請願第1号及び請願第2号」を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長。 2 ◯総務委員長(林田直記君)登壇[ 253頁]  皆様こんにちは。総務委員長報告をさせていただきます。  総務委員会に審査を付託されました議案第36号「諫早市税条例等の一部を改正する条例」及び議案第42号「工事請負契約の変更について((仮称)久山港スポーツ施設整備工事(第2球場整備工事))」につきましては、提出された関係資料をもとに慎重審査した結果、いずれも全会一致により原案どおり可決すべきものと決定しました。  また、請願第2号「九州新幹線西九州ルート建設白紙撤回及び県民・市民に建設の是非を問うことを求める請願」につきましては、協議会の中で請願者から請願趣旨の説明を受け、意見を聴取するなど慎重審査を行い、挙手採決の結果、賛成少数により願意を妥当と認めず、不採択にすべきものと決定しました。  なお、審査の過程における質疑や意見の主なものは、次のとおりです。  まず、議案第36号「諫早市税条例等の一部を改正する条例」について、今回の改正により、市民税における非課税措置等の見直しによる対象者数と影響額は、との質疑に対し、平成29年度の課税状況をもとに算出すると、障害者等の非課税措置に新たに追加となる対象者は5名で、影響額は6万3,000円の減額、均等割の非課税者に新たに追加となる対象者は115名で、影響額は40万3,000円の減額、所得割の非課税者に新たに追加となる対象者は106名で、影響額は28万2,000円の減額である、との答弁がありました。  中小企業の生産性向上を促す新規設備投資に係る固定資産税の軽減措置が実施される理由は何か、との質疑に対し、国においては生産性の向上を命題に2020年までを集中投資期間として、生産性向上特別措置法が施行されている。その背景としては、中小企業が所有する設備は特に老朽化が進んでおり、生産性向上の足かせになっていることから、今後の少子高齢化や人手不足、働き方改革への対応などの厳しい事業環境を乗り越えるために、生産性の高い設備に一新することで、事業者自身の労働生産性の飛躍的な向上を図ることが必要とされている、との答弁がありました。  次に、議案第42号「工事請負契約の変更について((仮称)久山港スポーツ施設整備工事(第2球場整備工事))」について、防球フェンス基礎工において想定を上回る大きさの転石の混在が確認されたため、掘削工法を変更するとのことであるが、当初設計時点において事前の地質調査の状況は、との質疑に対し、平成18年に諫早市土地開発公社が行っていた2カ所のボーリング調査の結果を設計資料として利用した。調査場所は第1野球場ホームベースから大村湾側の延長線上で、第1駐車場付近及び外周道路付近である。その調査では4センチメートルから12センチメートル程度の転石が想定されるとのことであり、当初設計においてはアースオーガー掘削工法で施工できると判断したものである、との答弁がありました。  防球フェンス基礎工の17本のうち現在の掘削工法で行えるものは変更する必要がないのではないか、との質疑に対し、掘削工法を変更することによって使用する機械の変更が必要であり、それぞれの基礎工のたびに掘削工法を変えることは難しく、また、チェックボーリングを5カ所実施したところ、そのうち3か所から30センチメートル以上の転石が想定されるとの結果であったことから、17本全てを高支持力プレボーリング拡大根固め工法への変更を判断したものである、との答弁がありました。  第1野球場においては当初から高支持力プレボーリング拡大根固め工法を採用している理由は、また、第1野球場で得られたデータを第2球場の設計に活用することはできなかったのか、との質疑に対し、第1野球場を建設する場所には久山港の仮護岸の縁石があるとの情報を事前に把握していたことから、当初から高支持力プレボーリング拡大根固め工法を採用している。また、第1野球場のデータが得られたときには、第2球場の設計が終了しており、データを活用することはできなかった、との答弁がありました。  契約変更額はどのように算出するのか、との質疑に対し、変更内容を反映した設計書を作り直し、新たに積算した設計額に当初の請負比率を乗じて算出した額と当初の契約額との差額が契約変更額となる、との答弁がありました。  なお、委員会として、今回の第2球場整備工事にあたり事前の地質調査を行っていないため、このような掘削工法の変更が生じている。今後の建設工事の設計にあたっては、事前に十分な地質調査などを行うことを求めるものであります。  以上で、総務委員長報告を終わります。(降壇) 3 ◯議長(松本正則君)[ 254頁]
     次に、教育福祉委員長。 4 ◯教育福祉委員長(北島守幸君)登壇[ 254頁]  教育福祉委員長報告をいたします。  教育福祉委員会に審査を付託されました議案第37号「諫早市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、議案第38号「諫早市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、議案第43号「財産の取得について(校務用コンピュータ機器購入)」につきましては、提出された関係資料をもとに慎重審査した結果、いずれも全会一致により原案どおり可決すべきものと決定しました。  また、請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」につきましては、協議会において市当局から諫早市の国民健康保険事業の運営に関する協議会の概要説明を受け、また、請願者から請願趣旨の説明を受け、意見を聴取するなど慎重審査を行い、挙手採決の結果、賛成少数により願意を妥当と認めず、不採択にすべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。  まず、議案第37号「諫早市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について、市内には、今回の条例改正の適用を受ける事業者がないとのことだが、今後の見込みはどうか、との質疑に対し、現時点では本条例に基づいて認可を受ける事業所は想定していない、本条例は国の基準改正に準じて所要の改正を行うものである、との答弁がありました。  次に、議案第38号「諫早市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について、資格要件に5年以上の実務経験とあるが、保育所等に従事した経験も含まれるのか、との質疑に対し、実務経験については、放課後児童健全育成事業に従事したものに限られる、との答弁がありました。  最後に、議案第43号「財産の取得について(校務用コンピュータ機器購入)」につきまして、落札金額と他の入札金額に大きな開きがあるが、その要因は、との質疑に対し、業者間で機器1台当たりの積算単価に差があり、機器の購入台数が多いためと考えられる、との答弁がありました。  機器の性能は妥当であるか、との質疑に対し、機器の主な使途は、授業の教材や校務用文書の作成であるため、今回購入する機器の性能で妥当だと考えている、との答弁がありました。  更新に伴い処分する機器も出てくると思うが、データ等の消去はどのように行っているのか、との質疑に対し、情報システム課と連携を図り、業者を選定した上で適切に処分している、との答弁がありました。  以上で、教育福祉委員長報告を終わります。(降壇) 5 ◯議長(松本正則君)[ 254頁]  次に、建設委員長。 6 ◯建設委員長(島田和憲君)登壇[ 254頁]  建設委員長報告をいたします。  建設委員会に審査を付託されました議案第39号「諫早市諫早駅自由通路条例」、議案第40号「諫早市市営住宅条例の一部を改正する条例」、議案第41号「諫早市空家等対策の推進に関する条例」、議案第44号「市道路線の廃止について」及び議案第45号「委託契約の変更について(長崎本線諫早駅構内都市計画通路諫早駅自由通路外整備事業に係る諫早駅自由通路外建設工事委託)」につきましては、諫早駅自由通路、清水浦住宅(森山町下井牟田)及び市道諫早駅地下道線の現地調査を行うとともに、提出された関係資料をもとに慎重審査した結果、いずれも全会一致により、原案どおり可決すべきものと決定しました。  なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。  まず、議案第39号「諫早市諫早駅自由通路条例」について、自由通路に併設した多目的床の利用計画は、との質疑に対し、多目的床の東側の区画に観光等のPRコーナーを設置する予定としている。また、暫定的なものにはなるが、平成30年8月4日の自由通路の供用開始時にコンビニ機能を持った仮設店舗を多目的床のJR在来線改札前に設置するようJR九州と協議を進めている。本格的な店舗展開については、平成34年度の新幹線開業までに開店できるよう、今後公募する予定である、との答弁がありました。  商工振興部、政策振興部等の関係部署と連携し、早い段階で店舗を誘致するなど前向きな取り組みが必要ではないか、との質疑に対し、今回、自由通路と多目的床の一部を在来線駅舎の運用開始に合わせて供用開始するが、在来線駅舎に併設する形で今後新幹線駅舎が整備されるなど、段階的に事業が進められている状況である。さらに、多目的床だけでなく、今後整備に着手する再開発ビル内にも店舗が設置されるため、相互の出店業種の調整を行う必要もあり、出店状況や賃料等を見極めながら多目的床の公募を行いたいと考えている。このように段階的に事業が進む中、駅利用者の利便性を確保するためにも、暫定的にコンビニ機能を持つ仮設店舗を設置する方向で調整している、との答弁がありました。  次に、議案第40号「諫早市市営住宅条例の一部を改正する条例」について、今回2つの住宅が用途廃止となるが、用途廃止に向け入居の募集を停止した時期と、最後の入居者が退去した時期は、との質疑に対し、平成18年から入居の募集を停止している。清水浦住宅は平成30年1月、西郷町ブロック住宅は平成30年2月に最後の入居者が退去した、との答弁がありました。  また、今回用途廃止する2つの住宅以外に、入居の募集を停止している市営住宅の数は、との質疑に対し、今回用途廃止する住宅以外に、3つの住宅の入居の募集を停止している、との答弁がありました。  次に、議案第41号「諫早市空家等対策の推進に関する条例」について、緊急安全代行措置を講ずるには、あらかじめ所有者等の同意を得なければならないとされているが、これはなぜか、との質疑に対し、空家等は個人の財産であるため、本条例の第4条で規定しているように、所有者や管理者の責任において管理すべきものである。緊急安全代行措置は、所有者等にかわって行政が、個人の財産に対して行う行為であり、財産権を侵害しないよう慎重に対応する必要がある。以上のような理由から、事前に空家等の所有者等の同意を得なければならないと定めている、との答弁がありました。  また、空家等の所有者等に対する意識啓発のため固定資産税納税通知書に空家対策に関するチラシを同封している自治体もあるが、今後どのような意識啓発の方法を考えているか、との質疑に対し、固定資産税納税通知書にチラシを同封する方法は過去に検討したが、納税通知書発送の対象となる全所有者のうち、空家等の所有者は数が少ないため実施までには至っていない。現在、市ホームページや市報を使って情報発信しているが、本条例の施行後はさらに充実させたい、との答弁がありました。  現在、建設部が調査によって把握している利用可能な空き家の情報と、空き家バンク利用促進事業との連携は、との質疑に対し、諫早市空家等対策庁内検討委員会において庁内の関係部局が連携し、検討、協議を行っている。今後、さらに連携を進めていく、との答弁がありました。  次に、議案第44号「市道路線の廃止について」、廃止に関して地域住民への説明は行っているか、との質疑に対し、諫早駅周辺整備事業の開始当初から地元説明会を行っている。地下道から自由通路への動線の切りかえについては市報等による事前の周知や当日の誘導員の配置等によって、利用者に混乱を生じさせないよう十分に対応していきたい、との答弁がありました。  また、地元説明会において、どのような要望があったか、との質疑に対し、自由通路の通行可能時間帯やエレベーター、エスカレーターの設置の有無について質問があったが、要望は特になかった、との答弁がありました。  最後に、議案第45号「委託契約の変更について(長崎本線諫早駅構内都市計画通路諫早駅自由通路外整備事業に係る諫早駅自由通路外建設工事委託)」について、契約金額が減額となった理由は、との質疑に対し、国土交通省と鉄道事業者間で「公共事業における鉄道委託工事を行う場合の透明性確保の徹底に関する申し合わせ」がなされている。諫早市とJR九州はこれを参考として基本協定を締結しており、この中で鉄道委託工事を円滑に進めるために必要な契約金額を概算額で定めていたが、JR九州による入札で落札差額が発生したことや夜間工事等が想定よりも少なかったことなどにより、契約金額が減額となったものである、との答弁がありました。  以上で、建設委員長報告を終わります。(降壇) 7 ◯議長(松本正則君)[ 256頁]  次に、予算決算委員長。 8 ◯予算決算委員長(木下政儀君)登壇[ 256頁]  予算決算委員長報告をいたします。  予算決算委員会に審査を付託されました案件につきまして、審査の結果を報告いたします。  本委員会は、議長を除く議員全員が委員でありますので、審査の経過を省略し結果のみを報告いたします。  議案第46号「平成30年度諫早市一般会計補正予算(第1号)」につきましては、各分科会で審査を分担し、本日の本会議に先立って開催いたしました全体会において、別紙のとおり各分科会長の報告を受け、採決の結果、全会一致により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、予算決算委員長報告を終わります。(降壇) 9 ◯議長(松本正則君)[ 256頁]  議事整理のためしばらく休憩いたします。                 午前11時22分 休憩                 午前11時32分 再開 10 ◯議長(松本正則君)[ 256頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、各委員長の報告に対し、一括して質疑に入ります。質疑のある方。 11 ◯松尾義光君[ 256頁]  総務委員長にお尋ねをいたします。工事請負契約の変更について、議案第42号ですね。この件について質問をいたします。  私の記憶であれば、今、球場が建っておるところは、浅瀬で、言わば砂岩ではなかったろうかなというふうな思いがあるわけでございます。そこに相当な埋立がされたわけでありまして、フェンスの基礎部分の変更ということでございますので、何メートルぐらいの支柱の深さになるのかということとか、あるいは30センチ以上の転石があったということは、埋立時での問題でもあったのではないかなとの思いもいたしますが、そういう内容で委員会の協議はされたのかどうか委員長にお尋ねいたします。  ちなみに、埋立時におきましては、木の根であるとか、大木であるとか、岩石の大きさ等、そういうふうな決まりがあるのではないかなという私の思いもありますので、その点、協議をされたか、質問をいたします。 12 ◯総務委員長(林田直記君)[ 256頁]  松尾議員の質問にお答えをいたします。  まず、支柱の深さでございますけれども、これは、12メートルということで設計してございます。ですから、施工も12メートルということでございます。  それで、転石ですけれども、当初の工法は、30センチ以下の場合は、アースオーガー方式という工法でよかったと。それがどうしても、試掘をしたら30センチ以上があったから、新しい工法に変えましたということなのですけれども、松尾議員は、そこの前のことを御存じということで今質問されています。もともとは、あそこは砂岩ではなかったかという話なのですけれども、そういうことで説明を受けましたが、テストボーリングを5カ所、これは施工業者が行っております。  それを見ますと、25本のうちに5カ所していますけれども、上のほうから、例えば4メートル堀ったところで20センチが出ました。もう一つは3メートルのところで30センチ以上の転石が出ました。もう一つが、8メートルから11メートルのところで20センチが出ました。もう一つが1.1メートル、もうほとんど表層の部分だと思いますけれども、この中で35センチが出ました。それから4.3メートルのところで30センチ以上の転石が出ましたということです。そこの私どもも協議しましたけれども、いわゆるその埋立の土の中にそういう転石が入っていたんだろうなと、そういう話をしたところでございます。  その埋立時は管理はどうなっていたのですか、という質疑がありました。お答えとしては、埋立時には、公社が職員を2名置いて管理をしていました。そういう答弁がありましたけれども、その基準としては、基本的には30センチ以下ということでしておりましたけれどもということでございました。  ただ、状況をこう勘案してみますと、ダンプカーで持ってくるわけですから、その中には、やっぱり少し大きい石も入っていたのかなとそういうふうな想定もしたところでございまして、責任まではとれないのかなとそういう話までしたところでございます。  以上でございます。 13 ◯西田京子君[ 257頁]  総務委員長報告について、一つ質問をいたします。  請願第2号「九州新幹線西九州ルート建設白紙撤回及び県民・市民に建設の是非を問うことを求める請願」について、慎重審査をされたと思いますけれども、これは不採択にすべきものと決定されております。  この不採択にすべきものに至る委員の皆さんの意見とか、いろんな討論とかあったと思いますので、そこら辺をお尋ねいたします。 14 ◯総務委員長(林田直記君)[ 257頁]  西田議員の質問にお答えをいたします。  まず、請願につきましては、請願者の方が非常に詳しく願意を説明していただきました。それを受けましていろいろ慎重審査しましたけれども、まず議会として、今まで過去3回ですかね、新幹線の促進の決議を、意見書を採択しているということ、そういうことが前提にございます。  そういうことを受けまして、今回の採決に当たっては、特段反対意見もございませんでした。賛成意見もございませんでした。ということで、採決が終わった後になりますけれども、自由討議というか、ここで何か御意見はありませんかという中で、それぞれ議員の思いを話していただきました。自由討議ですから具体的な説明は省かせていただきますけれども、そういうことで慎重審議をしたということで結論に至ったところでございます。 15 ◯議長(松本正則君)[ 257頁]  よろしいでしょうか。ほかにございませんか。      (「なし」と言う者あり) 16 ◯議長(松本正則君)[ 257頁]  なければ、これをもって質疑を終結し、討論の受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。                 午前11時38分 休憩                 午前11時42分 再開 17 ◯議長(松本正則君)[ 257頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案ごとに、順次、討論、採決いたします。  なお、討論は、反対討論、賛成討論の順に行いますが、請願第1号及び請願第2号につきましては、委員長報告が不採択でありますので、賛成討論、反対討論の順に交互に行います。  まず、議案第36号「諫早市税条例等の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第36号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 18 ◯議長(松本正則君)[ 257頁]  異議ありませんので、議案第36号は原案どおり可決されました。  次に、議案第37号「諫早市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第37号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 19 ◯議長(松本正則君)[ 257頁]  異議ありませんので、議案第37号は原案どおり可決されました。  次に、議案第38号「諫早市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第38号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 20 ◯議長(松本正則君)[ 257頁]  異議ありませんので、議案第38号は原案どおり可決されました。  次に、議案第39号「諫早市諫早駅自由通路条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第39号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 21 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第39号は原案どおり可決されました。  次に、議案第40号「諫早市市営住宅条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第40号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 22 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第40号は原案どおり可決されました。
     次に、議案第41号「諫早市空家等対策の推進に関する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第41号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 23 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第41号は原案どおり可決されました。  次に、議案第42号「工事請負契約の変更について((仮称)久山港スポーツ施設整備工事(第2球場整備工事))」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第42号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 24 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第42号は原案どおり可決されました。  次に、議案第43号「財産の取得について(校務用コンピュータ機器購入)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第43号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 25 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第43号は原案どおり可決されました。  次に、議案第44号「市道路線の廃止について」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第44号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 26 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第44号は原案どおり可決されました。  次に、議案第45号「委託契約の変更について(長崎本線諫早駅構内都市計画通路諫早駅自由通路外整備事業に係る諫早駅自由通路外建設工事委託)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第45号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 27 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第45号は原案どおり可決されました。  次に、議案第46号「平成30年度諫早市一般会計補正予算(第1号)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。  議案第46号に対する委員長報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 28 ◯議長(松本正則君)[ 258頁]  異議ありませんので、議案第46号は原案どおり可決されました。  次に、請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」に対する討論に入ります。 29 ◯田添政継君 登壇[ 259頁]  請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」に賛成の立場で討論をしたいと思います。  国会における森・加計問題を初め、情報が開示されることで国民の知る権利が保障された事例は、枚挙にいとまがない。諫早市においても、情報公開条例によって市民の知る権利が保障され、多くの市民がこの制度を利用して知る権利を確保している。諫早市議会においても平成25年に議会基本条例が制定され、「議会は、公正及び公開を確保し、市民に開かれた議会、市民に信頼される議会を目指すため、ここに諫早市議会基本条例を制定する」とうたっている。  今回の教育福祉委員会における請願の審査は、請願人が傍聴する中で、採決前の討論が行われた。それに先立って請願人より趣旨説明の機会も設けられた。しかるに、請願に反対する意見は一切述べられず、採決では請願を否決した。請願人も一市民であると私は思います。これでは、市民に開かれた議会、市民に信頼される議会と言えるのか。採決に当たっては、せめて意見くらいは述べて採決に臨むべきではなかったか。それが市民から信頼される諫早市議会の第一歩だというふうに、まず申し上げておきたいというふうに思います。  それから、規則の中で、反対意見がないと賛成意見が述べられないというそういう仕組みになっているわけでありますけれども、その関係で私の賛成意見も申し上げることができなかったということをつけ加えさせていただきたいと思います。  さて、請願内容でありますけれども、情報公開は、時の流れである。市民の知る権利として当然のことである。したがって、傍聴は、市民の知る権利として保障されるべきである。請願人も申し上げておられましたように、個人情報の開示までは、この公開では求めていないということでありますから、そのこともつけ加えておきたいと思います。  傍聴者がいれば、自由闊達な議論ができないとか、自分がどういう発言をしたか、ばれてしまうみたいな意見があることも事実であります。でも、それは当然のことです。市民から選ばれた委員であれば、みずからの発言に責任を持つべきであろう。今回の運営協議会に限らず、行政文書や会議については、原則公開すべきなのである。もちろん民生委員推薦会など、個人情報が明らかになる会議においては、慎重を期すべきだというふうなことをつけ加えて、私の賛成討論といたします。(降壇) 30 ◯福田美子君 登壇[ 259頁]  請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」について、反対の立場で討論をさせていただきます。  国民健康保険は、市民の生活や医療に直接かかわるものです。市民の医療や健康を守っていくには、健全かつ安定的な国保運営が絶対的に必要です。そのためにも運営協議会の方々の審議は重要なものと思います。  審議の中には、第2期データヘルス計画等や国民健康保険の50年ぶりの制度改定もあります。運営協議会委員の方々も苦慮されている現状ではないかと思います。しかし、市民の医療や健康を守っていくには、ちゅうちょしている場合ではありません。審議の中では、自由闊達な意見が必要です。市民の方の傍聴は、協議会の采配に任せるべきだと思います。また、傍聴されることで闊達な意見が損なわれないか、懸念されるところです。傍聴されなくとも、会の会議録を公開し、情報は得ることができます。  諫早市情報公開条例の第1の制度で、「市民の市政に対する理解と信頼を深め、もって市民参加による公正で開かれた市政を推進することを目的とする」とあります。確かに市議会、各種委員会の公開傍聴を求めていますが、この国民健康保険運営協議会は、市長の第三者機関であり、被保険者代表も市民である。また、市民参加による公正で開かれた市政に値することから、改めて傍聴制度の明記は必要ないと見て、反対討論とさせていただきます。議員皆様の御賛同をお願いいたします。(降壇) 31 ◯西田京子君 登壇[ 259頁]  請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」に賛成の立場で討論をいたします。  請願趣旨に述べられていますように、国民健康保険制度は、憲法25条の国民の生存権を具現化するものであり、社会保障制度であります。この理念のもと、国民健康保険事業の運営に関する重要事項に関して、市長の諮問に対して審議する附属機関として国民健康保険運営協議会が設置されております。  協議会の委員は、被保険者を代表する委員、保険医又は保険薬剤師を代表する委員及び公益を代表する委員として、それぞれ6人、並びに被用者保険等保険者を代表する委員として2人、20人で構成されております。その20人の方は、それぞれの立場からの意見が、自由に述べられる協議会であります。  審議される重要事項の一つに保険料率があり、決定された保険料率により年間の保険料が算定されます。保険料は、市民の生活、命と暮らしにかかわることであり、市民にとって非常に関心が高いことは言うまでもありません。  諫早市情報公開条例第1条では、本会議委員会の傍聴が認められております。(261ページで訂正発言あり)  国民健康保険運営協議会の傍聴を認めることは、さらに市民参加による公正で開かれた市政を推進することにつながるものと考えます。また、諫早市議会としても開かれた議会と言えるのではないでしょうか。  以上を述べまして、請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」に賛成の討論といたします。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇) 32 ◯中村太郎君 登壇[ 260頁]  請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」に反対の立場から討論いたします。  諫早市の国民健康保険事業の運営に関する協議会は、国民健康保険法第11条2項に規定に基づき、保険給付、保険料の徴収などの国民健康保険事業の運営に関する重要事項を審議するために設置された市長の附属機関であります。  現在の傍聴の取り扱いにつきましては、諫早市国民健康保険条例施行規則第6条の規定に基づき、協議会の運営に関し必要な事項は、会長が協議会に諮って定めると規定されているため、協議会の開催時に毎回会長が協議会に傍聴を認めるのか、認めないのかを諮り、取り扱いが決定されております。  県内他市の傍聴の取り扱いも、大半がその時々で判断するとしており、審議に支障を及ぼすおそれのあるときには、非公開とすることを留保しております。  また、情報公開に関連して、議事録につきましては、諫早市情報公開条例に定められた行政文書としての取り扱いがなされることから、情報公開請求があった場合には、同条例の規定により発言者の名前を伏せて公開されることとなっております。前言を踏まえ、情報公開の観点からは、現状、必要な水準が満たされていると考えます。  一方、県内の国民健康保険事業の運営に関する協議会における傍聴制度の規則への規定状況を見ますと、傍聴を原則公開とする条項を規則に定めた自治体はなく、諫早市国民健康保険条例施行規則に新たな条項を定めることは、法的な効果を及ぼすものとして、追加には一定の慎重さが求められることから、性急に結論を出すべきではないと考えます。  以上の理由により、請願第1号「諫早市国民健康保険条例施行規則に運営協議会の傍聴制度を明記することを求める請願書」には反対であります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇) 33 ◯議長(松本正則君)[ 260頁]  以上をもって討論を終結し、採決いたします。  請願第1号に対する委員長報告は不採択とするものであります。したがって、原案についてお諮りいたします。重ねて申し上げます。原案についてお諮りいたします。請願第1号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) 34 ◯議長(松本正則君)[ 260頁]  起立少数。よって、請願第1号は不採択とすることに決定いたしました。  ここでしばらく休憩いたします。                 午後0時3分 休憩                 午後1時10分 再開 35 ◯議長(松本正則君)[ 260頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで、西田議員より発言の申し入れがありましたので、発言を求めます。 36 ◯西田京子君[ 260頁]  先ほど、請願第1号の賛成討論の中で、発言の誤りがありましたので、会議録精査の上、訂正方をよろしくお願いしたいと思って発言させていただきました。よろしくお願いいたします。 37 ◯議長(松本正則君)[ 261頁]  ただいま西田京子議員からの発言の訂正の申し入れがありましたので、後刻、会議録を精査の上、訂正することといたします。  次に、請願第2号「九州新幹線西九州ルート建設白紙撤回及び県民・市民に建設の是非を問うことを求める請願」に対する討論に入ります。 38 ◯中野太陽君 登壇[ 261頁]  請願第2号「九州新幹線西九州ルート建設白紙撤回及び県民・市民に建設の是非を問うことを求める請願」に賛成の立場で討論をいたします。  これまで私たち日本共産党は、九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)の建設について反対をしてまいりました。その理由の中で、走り出したらとまらない、公共事業の典型として建設ありきで進められてきたことを挙げてきました。  東日本大震災で混迷していた中、震災復興や原発の処理を優先すべきであり、新幹線の建設には問題がある。また、未確立の技術であるフリーゲージトレインの開発、完成を前提に建設が進められてきたときも、先行きが見えず、暗礁に乗り上げる可能性があることを指摘し、速度が出せず重量オーバーのため、山陽新幹線に乗り入れることができず、乗りかえをしなければならないことも反対の理由として述べてきました。  これまで懸念され指摘されてきたことが、実際に表面化し問題になったこと、今もなっていることは、皆さん御存じではないでしょうか。今でも佐賀県の反対がある中、フル規格へ前上りの状況や、乗車料金が現在の特急に比べ高くなることがある可能性、こういった懸念材料が山積している状況を考えると、長崎県民、諫早市民の中から反対の声が上がっているのは当然のことだと考えます。  フリーゲージトレインの導入を断念し、これまでの新幹線西九州ルート建設の前提は既に崩れ去りました。その責任を誰もとらず、次はフル規格だと言われても、県民・市民が納得するでしょうか。これこそ走り出したらとまらない、当初の事業を大きく育てて予算を浪費する、あしき公共事業の典型だと言わざるを得ません。  請願者は、こういった公共事業のあり方を、真に国民が公共の福祉を得ることができる事業に変えるべきだと述べています。また、フリーゲージトレインの開発にかかった事業費やその責任の所在について、明らかにする説明義務が果たされるべきだと考えていることもそのとおりだと思います。  さらに、私は、フル規格の整備促進ではなく、選択肢の中に開業の凍結を入れるべきであり、いま一度立ちどまって考え直す機会にあると、再三述べてまいりました。建設の是非を問う県民・市民がどのように考えているのか、改めて賛否を問う、このことが必要だと考える今回の請願に賛同をするものです。  よって、請願第2号について、賛成の立場で討論をいたします。議員各位の御賛同をどうぞよろしくお願いをいたします。(降壇) 39 ◯松永隆志君 登壇[ 261頁]  請願第2号「九州新幹線西九州ルート建設白紙撤回及び県民・市民に建設の是非を問うことを求める請願」に、反対する立場で討論いたします。  九州新幹線西九州ルート、いわゆる長崎新幹線は、全国の新幹線網につながり、福岡、そして関西圏へ安全かつ迅速に移動できる手段として、本市と長崎県全域の活性化が図られる重要な交通基盤であります。  県民・市民の多くが長年待ち望んでいる全線フル規格での開業には、まだまだ多くの課題が残されていることも事実でございます。しかしながら、九州新幹線鹿児島ルートの例を見てもわかるように、高速鉄道網の整備による効果は、交流人口の拡大、地域経済の活性化につながっております。  諫早市議会において、これまでも幾度となく西九州ルート整備促進に関する意見書の提出を行ってまいりました。長崎─武雄温泉間の工事も着実に進み、沿線地域では開業に向けての準備が進められております。諫早駅も、新駅舎建設により駅周辺も大きくさま変わりしつつあります。  当面、長崎─武雄温泉間の開業であり、リレー方式による運行で、時間短縮効果や経済波及効果も限定的となる可能性もあります。しかしながら、目指すところは、全線フル規格による整備であり、このためには、関係機関や団体にも、これまで以上に協力の要請を行っていく必要があります。高齢化、人口減少が急速に進む時代だからこそ、全国の高速鉄道網が必要であり、次世代に残すべき財産ではないでしょうか。  今回の請願の趣旨を伺う中で、生活環境に与える建設中のさまざまな問題や開業後の騒音等につきましては、諫早市議会としても重大な関心を持って誠実に対処する必要があろうかと思います。しかしながら、建設白紙撤回につきましては、到底同意できるものではありません。  以上、請願第2号の反対討論といたします。(降壇) 40 ◯田添政継君 登壇[ 262頁]  請願第2号「九州新幹線西九州ルート建設白紙撤回及び県民・市民に建設の是非を問うことを求める請願」に賛成の立場で討論をしたいと思います。  新幹線西九州ルート(長崎ルート)は、数奇な運命をたどってきました。当初は、原子力船「むつ」が、放射能漏れを起こし漂流しているときに、佐世保港での修理の見返りとして浮上しました。  この新幹線工事は、当初、佐賀県鹿島市や江北町は建設反対でありました。ところが、新幹線建設に当たっては、沿線自治体の合意が必要というルールを変更して、反対している鹿島市や江北町の同意が必要でなくなり、現在の新幹線は着工されました。つまり現在の長崎本線を並行在来線として残すこと。当初は第三セクターか、現在の計画では、新幹線開通後20年間は並行在来線として運行するというふうになっています。  着工したのでありますが、新鳥栖から武雄温泉区間の在来線区間を走る予定のフリーゲージトレイン、試行錯誤しながら本格導入の試験運行を繰り返してきました。開発おくれもあって、2020年予定の開業には間に合わず、開発完了まで、佐世保線特急みどりとのリレー方式が採用されるとされていました。ところが、とうとうフリーゲージトレインは、頓挫してしまいました。  これまでに、フリーゲージトレイン開発に費やされた予算は、400億円以上というふうに言われています。肥前山口から武雄温泉区間の複線化も進められています。途方もない無駄遣いがなされたということだと思います。ここにきて、まさに新幹線問題は、振り出しに戻ったというふうに言わざるを得ません。  またぞろ、フル規格でやろうということになりつつありますが、これには難題が山積しています。ほぼ佐賀県区間になるので、費用負担は佐賀県が負担するようになると思うのですが、これがどうなることか。2点目は、開業時期は恐らく2030年ぐらいまでずれ込むのではないか、全線がつながってしまうのがですね。3点目に、肥前山口─武雄温泉区間の複線化工事はどうなるのか。博多から先の乗り入れはどうなるのか。リニアモーターカーが導入されると、博多からの新幹線乗り入れは不可能だというふうな声も、もう一部に聞かれています。
     そうこうしていると、人口減少と高齢化は進むので利用者は確保できるのか。運賃は1.5倍以上になるというふうに言われていますが、どうなるのか。ダイヤについてもいまだに明らかにされていません。整備新幹線スキーム、JR、国、地元で負担するこのスキームが変更されれば、ここだけではなくて、東北や北海道などの整備新幹線区間でも同じような問題が出てくるというふうに思います。建設費用も膨らんでいます。最近では、地下水の枯渇問題も大変重要な問題になっています。当初見込まれたような費用対効果はあるのかどうか。とにかくまともに開業できるとは思えないほど、課題が山積しているのであります。  フル規格、佐賀県区間費用を長崎県が肩がわりするという情報もありますけれども、私たち長崎県民にとっては、とんでもないことで、そんな余裕は本当に我が県にはないのではないかというふうに思っています。  もうここら辺で引き返さないと、新幹線と心中することになりかねない。私には新幹線開業が見通しを含めて全く見えない。負担の多くは子や孫世代の負担になる。動き始めたらとまらない公共事業、そんなにしてまで建設する意味があるのかどうか。ここら辺で引き返す時期を含めて、検討をすべきではないかというふうに思いますし、これからもこれまでのように、本当に数奇な運命をたどっていくような気がしてなりません。  ぜひ、ここら辺で立ちどまって、中止を含めて検討する時期ではないかというふうに思いますので、この請願に対する賛成の立場で意見を申し上げさせていただきました。(降壇) 41 ◯村川喜信君 登壇[ 263頁]  請願第2号の委員長報告は不採択であります。委員長報告に賛成の立場で討論いたします。  これまで、諫早市議会では、新幹線建設に関して幾度となく建設促進という態度を明確にし、国や関係機関に対し意見書を提出してまいりました。昨年度の議会においても、全線フル規格化を求める決議をし、意見書を提出したところであります。  また、市当局は、沿線5市で連携し、行動をともにされ、計画どおりの開業を遵守するよう積極的に働きかけておられるのが現状であります。  長崎市議会、大村市議会でも、平成29年3月議会で、九州新幹線西九州ルートの整備促進に関する意見書を国等に対し、提出されておられます。  県内状況を見ますと、県内全21市町議会で構成する長崎県下市町議会新幹線推進連絡協議会を組織し、建設推進に向け統一した見解を共有し、また、県内14余りの団体で組織する長崎新幹線連絡推進実行委員会に参画し、積極的に行動しているところであります。  人口減少が進行する中、地域活性には、新幹線建設は必要不可欠であり、その効果を最大限に発揮するためには、全線フル規格化を望むものであります。現在から将来に悔いを残さないよう、その実現に向け行動しなければいけません。白紙撤回や県民・市民に建設の是非を問う、議論の余地がないものと考えております。  以上、討論とし、議員各位の御賛同をお願いいたします。(降壇) 42 ◯議長(松本正則君)[ 263頁]  以上をもって討論を終結し、採決いたします。  請願第2号に対する委員長報告は不採択とするものであります。したがって、原案についてお諮りいたします。重ねて申し上げます。原案についてお諮りいたします。請願第2号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) 43 ◯議長(松本正則君)[ 263頁]  起立少数。よって、請願第2号は不採択とすることに決定いたしました。  次に、日程第2「議案第47号及び議案第48号」の2議案を一括議題とし、提案理由につき市当局の説明を求めます。 44 ◯総務部長(高橋英敏君)[ 263頁]  議案第47号「固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて」につきまして、御説明申し上げます。  固定資産評価員は、市長の指揮を受け、固定資産を適正に評価し、かつ、市長が行う固定資産の価格の決定を補助するために設置されるものでございます。  本市の場合、固定資産評価事務を指揮・監督する立場にあります資産税課長を選任しておりますが、本市固定資産評価員を兼ねていた前資産税課長梅林利弘君が、本年4月1日付で異動したことに伴いまして、現資産税課長東聖治君を固定資産評価員に選任するに当たりまして、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を必要とするため、御提案申し上げる次第でございます。  なお、同氏の略歴は裏面に記載のとおりでございます。  次に、議案第48号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」につきまして、御説明申し上げます。  監査委員は、地方自治法第196条第1項において「人格が高潔で、普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理その他行政運営に優れた識見を有する者のうちから選任すること」とされております。  今回、識見を有する者のうちから選任されます監査委員であります池田雅英氏の任期満了に伴い、後任の監査委員につきまして、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。  候補者は、別紙のとおり森口恭子氏でございます。同氏の略歴につきましては、裏面の記載のとおりでございます。  同氏は、平成19年10月から、諫早市本町にございます税理士法人に勤務され、現在も税理士として御活躍中であり、監査委員として適任であると存じ、御提案を申し上げる次第でございます。  以上で、議案第47号及び議案第48号の説明を終わらせていただきます。御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 45 ◯議長(松本正則君)[ 263頁]  これより、議案ごとに質疑に入ります。  まず、議案第47号「固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 46 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  なければ、これをもって議案第47号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第48号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 47 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  なければ、これをもって議案第48号に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第47号及び議案第48号の2議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 48 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  異議ありませんので、議案第47号及び議案第48号の2議案につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。  討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。                 午後1時31分 休憩                 午後1時32分 再開 49 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案ごとに、順次、討論、採決いたします。  まず、議案第47号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第47号は、東聖治さんの選任に同意することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 50 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  異議ありませんので、議案第47号は、東聖治さんの選任に同意することに決定いたしました。  次に、議案第48号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第48号は、森口恭子さんの選任に同意することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 51 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  異議ありませんので、議案第48号は、森口恭子さんの選任に同意することに決定いたしました。  次に、日程第3「議員定数等調査検討特別委員会の設置及び委員の選任について」を議題といたします。  お諮りいたします。諫早市議会基本条例の規定に基づき、本市の実情にあった議員定数及び議員報酬等について、調査及び検討する議員定数等調査検討特別委員会を設置したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 52 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  異議ありませんので、議員定数等調査検討特別委員会を設置することに決定いたしました。  なお、委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、大久保正博議員、島田和憲議員、林田保議員、木下政儀議員、並川和則議員、村川喜信議員、松尾義光議員、山口喜久雄議員、中野太陽議員、以上9名を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 53 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  異議ありませんので、ただいま指名いたしました議員を選任することに決定いたしました。  ただいま選任されました議員定数等調査検討特別委員会の委員長及び副委員長互選のため、しばらく休憩いたします。                 午後1時35分 休憩                 午後2時10分 再開 54 ◯議長(松本正則君)[ 264頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に開かれました議員定数等調査検討特別委員会における委員長、副委員長互選の結果を御報告いたします。  委員長、並川和則議員、副委員長、山口喜久雄議員、以上のとおりであります。  次に、日程第4「議員定数等調査検討特別委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。  議員定数等調査検討特別委員長より、議員定数及び議員報酬についての調査及び検討のため、閉会中の調査終了まで継続して調査をするとの申し出がありましたので、委員長の申し出どおり、閉会中の調査終了まで継続調査することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 55 ◯議長(松本正則君)[ 265頁]  異議ありませんので、そのように決定いたしました。  以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました案件につきましては、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありました場合、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 56 ◯議長(松本正則君)[ 265頁]  異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。  ここで、市長から発言の申し出があっておりますので、発言を求めます。 57 ◯市長(宮本明雄君)登壇[ 265頁]  まず、去る6月18日に発生いたしました大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震により、お亡くなりになられました方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  ライフラインにつきましては、ほぼ復旧したと聞いておりますが、現在もなお、約180名の方々が避難生活を余儀なくされており、暑さも厳しさを増す中、一日も早く平穏な日常生活を取り戻されることをお祈りいたします。  それでは、閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今期定例市議会は、6月15日から本日までの20日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、提出いたしました各案件につきまして、本会議並びに各委員会を通じ、慎重かつ熱心な御審議を賜り、それぞれ御承認・御決定をいただきました。  また、追加上程をいたしました人事案件につきましても、特段の御配慮を賜りまして、感謝を申し上げる次第でございます。  今期定例会における一般質問並びに議案審議におけます御意見等につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと存じます。  昨日、7月3日の午後から夜にかけまして、台風7号が本市に接近いたしました。市では、前日の2日、午後5時に情報連絡室を設置し、台風情報の収集に努めるとともに、市内6カ所に自主避難所を開設し、避難者への対応等を行ったところでございます。  本市は、暴風域には入らなかったものの、台風の速度が遅く、強風が長時間に及んだこともあり、市内で一時、約1,700戸の停電や交通機関の運休など、市民生活にも影響が生じましたが、昨夜のうちには、停電は回復したとの報告を受けております。市といたしましては、本日早朝から被害状況の調査に当たっており、被害が確認された場合には、適正に復旧対応を行ってまいりたいと考えております。  ことしの九州北部地方の梅雨入りは、平年より8日早い5月28日に発表されました。これから集中豪雨の多い梅雨末期を迎え、これまでの降雨による土壌雨量が多い状況でもありますので、気象情報等に細心の注意を払いながら、気を緩めることなく防災に万全を期してまいる所存でございます。  大阪北部の地震では、倒壊したブロック塀の下敷きになるなどして、尊い人命が失われる痛ましい事故が発生いたしました。本市におきましても、直ちに学校施設を含む各公共施設の調査を行ったところ、高さが2.2メートルを超えるものが3カ所、高さが1.2メートルを超え、控え壁を設置していないものが33カ所、合計36カ所で、建築基準法に適合しないおそれのあるブロック塀が確認されました。今後、危険性や緊急性など、詳細に現地調査を行った上で、撤去や改修などの万全対策を講じてまいります。  防災情報伝達の手段の充実について、飯盛町田結地区から森山町唐比地区までの橘湾沿岸部、並びに多良見町、小長井町の一部において、かねてから整備を進めておりましたコミュニティエフエムの電波不感エリア解消のための受信対策の整備が完了いたしました。これにより、同地域内の電波の受信状況が改善され、市民の皆様に対しまして、より迅速な防災情報の伝達が図られるものと考えております。  7月25日には、第61回諫早万灯川まつりを開催いたします。昭和32年に諫早地方を襲った記録的豪雨により、一瞬にして多くの尊い人命と財産を奪われました。この諫早大水害から、ことしで61周年を迎えるに当たり、災害の犠牲となられた630名の御霊の御冥福をお祈りするとともに、安全・安心なまちづくりへの決意を新たにしてまいる所存でございます。  (仮称)久山港スポーツ施設について、去る7月1日から第1野球場及びスケートボード場の供用を開始いたしました。同日、第1野球場においては、諫早市軟式野球連盟の皆様方の御尽力により開催していただきました開場式に引き続き、長崎県中学校軟式野球選手権大会の諫早地区予選が開催され、多くの市民の皆様で賑わいました。今後も順次、第2野球場やサッカー広場等の整備を行い、本市の新たなスポーツの拠点として、県内外からの交流人口の拡大と本市の魅力向上につながることを期待いたしているところでございます。  現在、佐賀市を主会場として、肥前さが幕末維新博覧会が開催されておりますが、8月11日から佐賀市の旧古賀銀行を会場といたしまして、親類同格展が開催されます。諫早家は佐賀藩において、多久家、武雄鍋島家、須古鍋島家とともに親類同格4家に位置づけられており、本市におきましても、他の関係自治体と共同出展を行い、諫早家が佐賀藩制において果たした役割・史実等を紹介するとともに、本市のPR活動を行うこととしております。ぜひ、多くの市民の皆様に足をお運びいただきますようお願いいたします。
     7月14日から8月15日までの期間、諫早市美術歴史館におきまして、草場道輝原画展を開催いたします。草場先生は、サッカー漫画「ファンタジスタ」などで知られる本市出身の漫画家で、現在は、本市も物語の舞台となっている、「第九の波濤」を連載されるなど、活躍中でございます。  連携企画として、7月28日から開催するV・ファーレン長崎展とあわせ、ぜひ多くの市民の皆様に御観覧いただきまして、サッカーの魅力を体感していただくとともに、V・ファーレン長崎の応援の機運をさらに高めてまいりたいと考えております。  なお、平成29年度の決算見込みにつきましては、参考資料をお手元に配付しております。後ほど御覧いただければと存じます。  最後になりましたが、梅雨から夏に向かうこれからの季節、暑さが本格化してまいります。議員の皆様におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、御健勝にて御活躍されますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。(降壇) 58 ◯議長(松本正則君)[ 266頁]  閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶申し上げます。  昨日、本県に接近しました台風7号により、本市におきましても、一部に被害が出ているようですが、一日も早い復旧を願っております。  6月15日に開会いたしました平成30年第2回定例会は、平成30年度諫早市一般会計補正予算を初め、諫早市自由通路条例などの重要案件につきまして、慎重な御審査の上、いずれも適切なる御決定をいただき、ここに全ての日程を終了し、本日、閉会の運びとなりました。  会期中における議員各位の議事運営の御協力に対しまして、心から感謝を申し上げる次第であります。また、市長を初め、執行機関の各位におかれましては、常に真摯な態度をもって審議に協力されましたことに深く敬意を表します。  議員各位から述べられました意見等につきましては、今後の市政運営に際しまして、十分反映されますよう要望する次第であります。  去る6月18日に発生しました大阪北部地震は、痛ましい人的被害と、2万棟を超える住宅等の被害をもたらすとともに、交通機関の混乱やライフラインの寸断など、多くの被害をもたらしたところであります。改めてお亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈りいたしますとともに、被災された皆様に日常の生活が一日も早く訪れますことを心から願っております。  さて、整備が進められております諫早駅につきましては、在来線の駅舎と自由通路が今月末までに完成し、8月4日から供用が開始されるとのことであります。このことによりまして、諫早駅を東西どちら側からも直接利用できることとになり、利用者の皆様にとりまして格段に便利になると考えております。  また、久山港スポーツ施設整備につきましては、去る7月1日に第1野球場とスケートボード場の供用が開始され、本市におきますスポーツ拠点がまた一つふえたところであります。引き続き、第2野球場、サッカー広場の着実な整備を期待するものであります。  本日、議員定数等調査検討特別委員会が設置され、9名の委員が選任されました。諫早市議会基本条例に基づき、議員定数等を調査検討するための特別委員会であり、今後十分な議論を尽くし、本市の実情に合った最善の結果を導き出していくことになります。  結びに、梅雨の真っただ中であり、この先まだまだ大雨の降ることも予想されますが、災害が起きないことを願うものであります。また、梅雨が明けますと、厳しい本格的な暑さを迎えます。皆様にはくれぐれも健康に留意され、さらなる市民福祉の増進と市勢発展のため、一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げます。  以上、閉会の御挨拶といたします。まことにありがとうございました。  これをもって、平成30年第2回諫早市議会定例会を閉会いたします。                 午後2時25分 閉会  上記、会議録を調製し署名する。      諫早市議会議長   松 本 正 則      会議録署名議員   津 田   清      会議録署名議員   松 永 隆 志 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...