ツイート シェア
  1. 長崎市議会 2020-11-24
    2020-11-24 長崎市:令和2年第7回定例会(1日目) 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= ◯議長(井上重久君) 出席議員半数以上であります。これより令和2年第7回長崎市議会定例会を開会いたします。  新型コロナウイルス感染拡大防止策として、議場の換気のため出入口を開放して会議を運営することといたします。  議事日程の前に、市長から新任紹介がございます。市長。 2 ◯市長(田上富久君) 去る10月6日付で任命いたしました教育委員会委員1名及び9月27日付で選任いたしました固定資産評価審査委員会委員1名を紹介させていただきたいと存じます。  教育委員会委員 中西祥之氏でございます。(拍手)  固定資産評価審査委員会委員 宮崎英樹氏でございます。(拍手)  以上で新任紹介を終わらせていただきます。 3 ◯議長(井上重久君) 次に、市長から長崎市における新型コロナウイルス感染症の現状と対応状況について報告したい旨の申出があっておりますので、この際、報告を求めることにいたします。市長。       〔田上富久君登壇〕 4 ◯市長(田上富久君) 本会議冒頭の貴重なお時間をいただきまして、9月1日付の市議会定例会以降の長崎市における新型コロナウイルス感染症の現状と対応状況について行政報告をさせていただきます。  まず、全国的な新型コロナウイルス感染症の状況ですが、新規感染者数は8月上旬をピークに減少傾向に転じておりましたが、9月に入ってから横ばいが続き、10月以降は再び増加しており、10月下旬には国内の累計感染者数が10万人を超えました。また、11月に入って全国における1日当たりの新規感染者が2,000人を超え、過去最多を連日更新するなど、第3波の様相を呈しています。  こういった状況の中、長崎県全体では9月の新規感染者は6人、10月は7人、11月は昨日現在で17人と散発的な発生が続いており、長崎県が定めている感染段階ステージは5段階ある中で一番下のステージ1となっています。また、長崎市の新規感染者は9月はゼロでしたが、10月は5人、11月は昨日現在で8人となっており、クルーズ船での集団感染を除いて累計76人の感染が確認されています。そのうち、現在も医療機関宿泊療養施設で療養している感染者は7人であり、重症患者はいないという状況です。長崎市の感染状況としては、感染経路が県外に起因するもののほか、家庭や職場での接触など、身近な場面で感染が発生しており、引き続き警戒していく必要があります。  次に、冬場に向けた感染症対策についてご説明します。  今後起こり得る季節性インフルエンザ新型コロナウイルスの同時流行への対応についてですが、寒い季節においては多数の発熱患者が発生することが予想されています。そこで、多くの方々の相談に対応できるよう、発熱等の症状があった場合は、まずは身近なかかりつけ医などの地域の医療機関に電話でご相談していただくことになります。一方、かかりつけ医がおらず、どの医療機関に相談していいか迷う方については、11月2日から長崎県が設置している長崎県受診・相談センターにおいて、看護師や保健師などが土日祝日を含む24時間体制で健康相談や受診、検査についての相談を受け付けています。長崎市ではこのような相談体制の下、現時点では115か所の医療機関で検査が可能となっています。このほか、かかりつけ医療機関で検査ができない場合は、ドライブスルー検査センターへつなぐ体制を整えています。  次に、社会経済活動についてご説明します。  日本銀行長崎支店が11月13日に公表した長崎県の金融経済概況によると、長崎県の景気は引き続き厳しい状況にありますが、緩やかに持ち直していると報告されています。そのような中、長崎市の宿泊施設の状況については、国のGo Toトラベルキャンペーンや、長崎市が独自に実施しているお得に泊まって長崎市観光キャンペーン第2弾の効果により、長崎県全体の数字ではありますが、10月の宿泊稼働指数は9月を上回り、徐々に回復の傾向が見られます。全国的には感染が急速に拡大している地域もあり、Go Toキャンペーン運用見直しも検討されているところですが、長崎市としては、そのような状況も踏まえながら感染拡大防止社会経済活動の活性化の両立に引き続きしっかりと取り組んでいきたいと考えています。  来年2月に開催する長崎ランタンフェスティバルにつきましては、感染拡大を防ぐため、媽祖行列や皇帝パレードステージイベントなど、密になるイベントなどを行わず、ランタン装飾に新たな魅力を加え、ランタンの明かりとまち歩きを楽しむ回遊型のイベントとして入場者管理や衛生管理の徹底を図りながら開催することとして準備を進めています。  プレミアム付の長崎市「地元で使おう」商品券については、10月から2次募集を行い、1次募集分と合わせて、準備していた13万冊を超える応募があり、多くの方にご活用いただいています。  地域活動については、感染を拡大させてしまうという不安から中止や延期が見られていましたが、9月中旬には国から新しくイベント開催に関する目安が示され、新しい生活様式に沿った適切な感染対策を行った上での人数制限の緩和や実施内容に応じた具体的な感染防止対策が明示されました。そこで、自治会や各種団体において実施する地域の定例会や演奏会、清掃活動などの活動を後押しするため、活動するための注意事項や実施する際のチェックリストを周知する啓発チラシを作成し、自治会や地域コミュニティ連絡協議会へ配付したほか、各関係団体にも周知し、活用いただくよう対応しました。コロナ禍において日々の地域活動には大変ご苦労されている中、形や参加者数などを変えながら、新しい生活様式に沿って少しずつ活動を再開いただきたいと考えています。
     次に、本定例会に提案させていただく補正予算の基本的な考え方についてご説明します。  感染症の収束が見通せない中、感染拡大防止社会経済活動の両立に取り組む必要があり、ポストコロナに対応した社会経済構造の転換が求められている状況であることから、引き続き3つの方針に基づいた取組を行っていきます。その3つの方針は、1つ目は、感染拡大防止効果を最大化するために、新しい生活様式の定着と感染拡大防止医療提供体制の強化を図ります。2つ目は、社会経済への影響を最小化するために、地域経済の活性化と社会活動や市民生活の回復を図ります。3つ目は、ポストコロナ社会に対応した都市へレベルアップするため、将来を見据えた社会基盤・経済基盤への投資を行います。今回の補正予算は、特に3つ目のポストコロナ社会への対応に軸足を移した取組を行いたいと考えています。具体的には、社会の大きな変化に対応するため、市内中小企業者ECサイト、いわゆるインターネットを使った新たな販路開拓への参入などを支援するチャレンジ企業応援補助金や、市役所職員の在宅勤務に対応した機器を整備するための庁内ネットワーク運営費など、デジタル化の流れを加速していきます。  次に、長崎やさしいまち宣言についてご説明します。  これまで、新型コロナウイルスに感染された方をはじめ、医療関係者とその家族へのいじめや差別、事業者への風評被害が発生しており、9月市議会定例会でも人権侵害を防ぐ宣言についてご提案をいただきました。誰もが感染する可能性のあるウイルスについて正しく知り、感染者や医療関係者、事業者の皆様を応援することは、人権を守るだけでなく、感染の拡大を防ぎ、まちの活気を守っていくことにつながります。そこで、10月27日に市議会議員の皆様や長崎市保健環境自治連合会会長長崎商工会議所会頭などの様々な方にご参加いただいたキックオフイベントを皮切りに、長崎やさしいまち宣言をスタートしました。これは、「医療関係者感染者等に対して差別やいじめはしません!」、「風評被害をなくします!」、「コロナ禍で頑張っている人を応援します!」の3つを宣言するものです。長崎市内の学校や企業、自治会などに宣言シートを順次配付しており、現在、配付数は約5,000枚に達しています。子どもから大人まで、様々な職業や立場の団体などに宣言していただくことで、長崎のまちにやさしさの輪を広げていきたいと考えています。また、宣言に合わせて、市役所本館新型コロナウイルス感染症による人権相談窓口を開設しました。相談受付者が直接お話をお聞きし、内容に応じて様々な専門家や相談機関をご案内することとしていますので、お困りになっていることがありましたらお気軽にご活用いただきたいと考えています。  最後に、私から市民の皆様に改めてお願いします。いま一度基本的な感染防止対策を徹底してくださいということです。全国的に感染拡大が広がる中、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会からは、飲酒を伴う懇親会やマスクを外しての会話などの感染リスクが高まる場面や、十分に換気し大声を出さないなどの感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫について提言がありました。また、11月13日には、菅総理大臣から最大限の警戒感を持って自治体の感染状況に応じた対策をしっかり講じてほしい旨の考えが示されています。  長崎市においては、ペンギンや眼鏡橋など長崎ゆかりの題材をモチーフとした「取り組もうあなたらしい生活様式」の啓発に取り組んでおり、市民の皆様による継続的な感染予防のほか、事業者や宿泊施設における業種別ガイドラインの徹底、team NAGASAKI SAFETYなどのご協力もあって、現時点では感染の大きな広がりは見られません。しかしながら、全国で新たな感染の確認が増加していることを踏まえて、いま一度マスクの着用や3密の回避、寒くても部屋の換気や手洗いを行うなど、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。一人ひとりの心がけが感染予防の大きな力になります。  引き続き、市民の皆様並びに議員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、行政報告といたします。=(降壇)= 5 ◯議長(井上重久君) これより議事日程第1号により本日の会議を開きます。 日程1  会期決定について を議題といたします。  お諮りいたします。  今定例会の会期は、本日から12月11日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 6 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、今定例会の会期は18日間と決定いたしました。  なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付いたしております日程案のとおりご了承をお願いいたします。  次に 日程2  第158号議案 令和元年度長崎市財産区特別会計  歳入歳出決算 を議題といたします。  総務委員長審査報告を求めます。7番中里泰則議員。      〔中里総務委員長登壇〕 7 ◯7番(総務委員長 中里泰則君) ただいま議題となりました第158号議案「令和元年度長崎市財産区特別会計歳入歳出決算」につきまして、総務委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、異議なく本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 8 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第158号議案について採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 9 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第158号議案は認定することに決定されました。  次に 日程3  第154号議案 令和元年度長崎国民健康保険事  業特別会計歳入歳出決算 から 日程8  第164号議案 令和元年度長崎市立病院機構病院  事業債管理特別会計歳入歳出決算 まで、以上6件を一括議題といたします。  教育厚生委員長審査報告を求めます。4番山崎 猛議員。     〔山崎教育厚生委員長登壇〕 10 ◯4番(教育厚生委員長 山崎 猛君) ただいま議題となりました第154号議案外5件につきまして、教育厚生委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  初めに、第154号議案「令和元年度長崎国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」について申し上げます。  委員会におきましては、重症化予防の取組や、ジェネリック医薬品の使用などの医療費の適正化等の取組状況に応じて財政支援が行われる国の交付金の受入実績、国に対して保険事業の財源を求めていく考えの有無について質すなど、内容検討の結果、一部委員から、高過ぎて払えない国民健康保険税の解決を図るために国の補助金の抜本的な拡充や一般会計からの繰入れを強く求める立場から認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  次に、第160号議案「令和元年度長崎介護保険事業特別会計歳入歳出決算」について申し上げます。  委員会におきましては、保険料の滞納整理の取組、第7期介護保険事業計画における保険給付費等の見込額と実績額とに差が生じている理由、認知症地域支援体制整備事業における啓発活動の取組状況、成年後見制度の利用状況と利用促進のための市の取組について質すなど、内容検討の結果、一部委員から、年金が増えない中で第7期介護保険事業計画からは保険料が増額され、市民の負担が増えている現状を認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  次に、第163号議案「令和元年度長崎後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算」について申し上げます。  委員会におきましては、加入者の保険料などの負担を減らすための施策について質すなど、内容検討の結果、一部委員から、後期高齢者医療保険制度の抜本的な見直しを求める立場であることから認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  次に、第164号議案「令和元年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計歳入歳出決算」について申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、一部委員から、長崎みなとメディカルセンターは市の直営での運営を求める立場から認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  最後に、第159号議案「令和元年度長崎母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」及び第162号議案「令和元年度長崎診療所事業特別会計歳入歳出決算」につきましては、種々内容検討の結果、異議なく本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 11 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。16番中西敦信議員。 12 ◯16番(中西敦信君) ただいま議題となりました第154号議案、第160号議案、第163号議案、第164号議案について、委員長報告に反対の立場から日本共産党を代表して意見を申し上げます。  まず、第154号議案「令和元年度長崎国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」についてですが、一昨年度より国民健康保険の運営が県単位化されましたが、被用者保険協会けんぽと比べて加入世帯の所得に対する保険税の負担割合が重いという国保の構造的問題は解決されていません。加入世帯の1割が滞納せざるを得ないほど高額となっている国保税の引下げを求める立場から本決算について認めることはできません。  次に、第160号議案「令和元年度長崎介護保険事業特別会計歳入歳出決算」についてですが、介護保険制度が開始され、20年となりました。介護離職は後を絶たず、老老介護、家族介護といった介護負担の増大が社会問題となっています。特に、第7期が始まった平成30年度からは介護保険料が約11%引き上げられ、九州でも一、二位を争う介護保険料の高さとなっております。家族介護に追い打ちをかけるような介護保険の負担増と給付外し計画は見直すべきです。今年度4月時点で、在宅で介護を受けながら特別養護老人ホームの入所を申込みしている方は635人と増加しています。第7期計画では見送られた特別養護老人ホームの新設はいよいよ切実です。介護士不足も深刻で、介護現場の処遇改善は急務です。国の公費負担を増やし、誰もが安心できる制度に再建することを強く求める立場から本決算については認めることはできません。  次に、第163号議案「令和元年度長崎後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算」については、平成30年度からの2年間の保険料としてはほぼ据置きになっていますが、決算年度からは特例措置の廃止に伴う激変緩和の縮小による軽減割合の縮小や賦課限度額、均等割額も上がっています。また、現役世帯や240万円の収入以上の方の医療費2割負担等も議論されており、明らかに高齢者の負担が増える方向に進んでいます。私たちは、制度創設当時から後期高齢者医療保険制度そのものが年齢で別枠の医療保険に囲い込んで差別的な制度であることを指摘してきました。これ以上の負担増には反対し、制度の抜本的な見直しを求める立場から決算について認めることはできません。  最後に、第164号議案「令和元年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計歳入歳出決算」については、決算について問題があるというのではありませんが、公立病院として地域医療に責任を果たす上で、地方独立行政法人ではなく、直営での自治体病院としての運営を求めるという立場から認めることはできません。  以上、討論といたします。 13 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。  まず、第154号議案「令和元年度長崎国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」、第160号議案「令和元年度長崎介護保険事業特別会計歳入歳出決算」、第163号議案「令和元年度長崎後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算」及び第164号議案「令和元年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計歳入歳出決算」、以上4件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 14 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第154号議案、第160号議案、第163号議案及び第164号議案は認定することに決定されました。  次に、第159号議案及び第162号議案、以上2件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 15 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第159号議案及び第162号議案は認定することに決定されました。  次に 日程9  第153号議案 令和元年度長崎観光施設事業特  別会計歳入歳出決算 及び 日程10  第156号議案 令和元年度長崎中央卸売市場事  業特別会計歳入歳出決算 以上2件を一括議題といたします。  環境経済委員長審査報告を求めます。13番福澤照充議員。     〔福澤環境経済委員長登壇〕 16 ◯13番(環境経済委員長 福澤照充君) ただいま議題となりました第153号議案外1件につきまして、環境経済委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、第153号議案「令和元年度長崎観光施設事業特別会計歳入歳出決算」について申し上げます。  委員会におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が出る前からグラバー園の来場者数が減少している理由について質すなど、内容検討の結果、異議なく本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  次に、第156号議案「令和元年度長崎中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」について申し上げます。  委員会におきましては、施設整備に係る事業費において多額の不用額が発生している理由、県に対して市への支援や協力を求めていく考えの有無について質すなど、内容検討の結果、異議なく本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 17 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第153号議案及び第156号議案、以上2件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 18 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第153号議案及び第156号議案は認定することに決定されました。  次に 日程11  第117号議案 令和元年度長崎市水道事業会計決  算
    から 日程15  第161号議案 令和元年度長崎市生活排水事業特  別会計歳入歳出決算 まで、以上5件を一括議題といたします。  建設水道委員長の審査報告を求めます。30番筒井正興議員。     〔筒井建設水道委員長登壇〕 19 ◯30番(建設水道委員長 筒井正興君) ただいま議題となりました第117号議案外4件につきまして、建設水道委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、第117号議案「令和元年度長崎市水道事業会計決算」について申し上げます。  委員会におきましては、事業収益や給水人口が減少している理由と今後の見通し、不納欠損処分の理由として所在不明が多いことから、転居届出時に転居先の記載を徹底するなど、全庁的に連携した所在不明対策への取組状況、水道から井戸水利用に切り替えた大口事業者の実態把握と、今後、収益を増やすための大口事業者に向けた取組、水道施設の老朽化対策と民間企業の雇用確保や業界育成のため今後さらに配水施設の整備工事などを積極的、計画的に発注していく考えの有無、賃貸借契約において市外業者への発注率が高い理由と一者随意契約の在り方、水道を多く使うほど単価が高くなる料金体系を見直す考えの有無について質すなど、内容検討の結果、本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  最後に、第118号議案「令和元年度長崎市下水道事業会計決算」、第155号議案「令和元年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」、第157号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」、第161号議案「令和元年度長崎市生活排水事業特別会計歳入歳出決算」につきましては、種々内容検討の結果、異議なく本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 20 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。14番大石史生議員。 21 ◯14番(大石史生君) ただいま議題となっております第117号議案、第118号議案、第157号議案については、委員長報告に対し不認定の立場から日本共産党を代表し意見を申し上げます。  第117号議案「令和元年度長崎市水道事業会計決算」についてですが、この中には水道施設の統合整備事業が含まれています。本事業は、合併地区の水源を廃止・統合し、長崎市で7つの浄水場に集中させるものです。近年、大規模な自然災害が発生している下で、一極集中的な水源の統廃合は、予期せぬ事故が起こった場合、市民のライフラインが寸断されるおそれがあり認めるわけにはいきません。さらに、私たちの元には水道料金が高過ぎる、引き下げてほしいとの強い要望が数多く寄せられています。定住人口を増やすことにも影響が出る水道料金は、近隣他都市と同等の料金に引き下げることを求めるものです。  次に、第118号議案「令和元年度長崎市下水道事業会計決算」ですが、下水道を敷設すれば受益者負担金を徴収されます。これまで、受益者負担金は税の二重取り的性格のものであることを指摘し反対してきました。市民からは、水道料金と同様、下水道使用料を引き下げてほしいという要望があり、水道料金同様、下水道使用料の引下げを求めるものです。下水道使用料は、これまで指摘してきたとおり、下水道施設の維持管理費程度にすることを求めます。  最後に、第157号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」ですが、我が党は全ての駐車場を指定管理者制度にすることには反対するものではありませんが、松山町、松が枝町、桜町など大きな7つの駐車場の指定管理者制度の導入については、そこで働く人の賃金、福利厚生の充実、さらに市民の暮らしを守り市民サービスの向上を図る上から反対し、直営での運営を求めてまいりました。また、現在の市営駐車場料金は民間駐車場よりも割高であり、引き下げるべきだとの立場から認めるわけにはいきません。  以上、討論といたします。 22 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。  まず、第117号議案「令和元年度長崎市水道事業会計決算」、第118号議案「令和元年度長崎市下水道事業会計決算」及び第157号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」、以上3件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 23 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第117号議案、第118号議案及び第157号議案は認定することに決定されました。  次に、第155号議案及び第161号議案、以上2件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 24 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第155号議案及び第161号議案は認定することに決定されました。  次に 日程16  第152号議案 令和元年度長崎市一般会計歳入歳  出決算 を議題といたします。  まず、総務委員長審査報告を求めます。7番中里泰則議員。      〔中里総務委員長登壇〕 25 ◯7番(総務委員長 中里泰則君) ただいま議題となりました第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  初めに、歳出であります。  まず、各款にわたる給与費におきましては、行政改革等による人員削減により職員の負担が増加傾向にあることから、正規職員数を見直す考え、市長、副市長の給与及び議員の報酬見直しに係る特別職報酬等審議会での検討状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、総務費におきましては、自治会への加入率が70%を切り、危機的な状況になっていることについて、原因の分析と加入促進のための取組方針、学校跡地などの未利用資産について、維持管理の考え方と活用方法に係る定期的な協議の場を設ける考え、マイナンバーカードの普及促進のためには市民へのメリットが必要であることから、各種証明書のコンビニ交付手数料を窓口交付手数料よりも低額にする考え、国の方針に基づく行政のデジタル化に向けた取組方針について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、消防費におきましては、消防自動車の計画的な更新に向けた考え方、拠点避難所整備の進捗率が低い理由と今後の取組方針、人員・資材の不足や立地の問題など台風第10号の接近で得た教訓を基に避難所の在り方を見直す考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  さらに、総括的な問題として、事業全般を通して、審議会や議会からの指摘を事業に反映させるための庁内の連携状況とPDCAサイクルを徹底するための取組方針について質すなど、検討を加えた次第であります。  次に、歳入におきましては、児童措置費負担金などにおいて、生活困窮等により不納欠損となった事例があることから、生活困窮となった世帯に対する救済方法、公営住宅の家賃収入が見込みを下回った理由について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、新市庁舎建設事業については、低層でコンパクトな市庁舎建設を求める立場から認められないこと、プライバシーを侵害するおそれのあるマイナンバーカードに係る費用については認められないこと、消費税の増税が含まれる費用については認められないことなどを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。  一方、自治会は行政や地域の核であることから、自治会加入促進については、市民生活部だけではなく全庁横断的に対応するため企画財政部が先頭に立って取り組んでほしい、自治会加入促進の取組においては、未加入世帯へ加入のメリットを十分説明するとともに、加入後のフォローも市として積極的に関わってほしい、広報ながさきについては、紙面が増えることで今までにない企画やアピールが可能なタブロイド判の発行も検討してほしい、市民の法律相談については、全ての相談者が漏れなく相談を受けられるよう電話での予約制を導入してほしい、各種証明書のコンビニ交付手数料の割引について早急に検討するなど、マイナンバーカードにメリットを持たせることで普及促進を図ってほしい、台風第10号の接近により生じた課題を早急に整理し、現場の声を取り入れながら避難所の在り方を見直してほしい、来年度の当初予算に今回の決算審査の指摘が反映されるように取り組んでほしいなどの要望を付した賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 26 ◯議長(井上重久君) 次に、教育厚生委員長審査報告を求めます。4番山崎 猛議員。     〔山崎教育厚生委員長登壇〕 27 ◯4番(教育厚生委員長 山崎 猛君) ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、総務費におきましては、県外原爆展について、未開催県での開催に向けた取組、高校や大学における青少年ピースボランティアの周知状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、民生費におきましては、多機関型包括的支援体制構築モデル事業の取組実績と成果、住居確保給付金に不用額が生じていることから制度の周知状況、障害児通学支援費の執行率が低い理由、児童虐待防止対策費において、相談件数が増えている一方で、嘱託員報酬に不用額が生じている理由、子育て支援センター新設のための公募等の進捗状況と設置計画が遅れていることについての見解について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、衛生費におきましては、就労により保健指導等ができない母親に対する各種支援の取組状況、高齢者等肺炎球菌予防接種の受診者が予定を下回った理由について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、教育費におきましては、教職員の負担軽減のための取組、小学校や中学校入学時の環境変化に子どもたちが適応できないことにより生じる問題、いわゆる小1プロブレム、中1ギャップに対する取組、学校規模の適正化と適正配置に係る実施計画(案)の進捗状況、青少年の健全育成活動の担い手を確保するため、青少年育成協議会に関する地域への広報を強化する考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、消費税増税、生活保護制度における生活扶助や母子加算等の引下げが反映された決算については認められないこと、学校給食センターについては、リスク分散の観点から課題があると思われることから、自校方式を継続すべきであり、認められないことなどを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。  一方、野母崎診療所については、野母崎地区の医療の中核施設であることから、日常の定期点検、台風や大雨の後の点検をしっかり行うことで施設の健全な有効利用を推進してほしい、長崎原爆遺跡旧城山国民学校校舎については、今後、十分に国、県と協議しながら整備を進めてほしい、障害者の就労支援について、工賃アップが図られるよう民間事業者とも力を合わせて取り組んでほしい、まちねこの不妊化の取組について、少しでも殺処分を減らすよう努力してほしい、学校トイレの洋式化について、児童生徒が安心してトイレを使えるような環境づくりを進めてほしい、学校給食費の公会計化について、学校現場の負担軽減となるよう取り組んでほしい、事業によっては多額の不用額が出ていることから、市内の経済状況、人口データを詳細に分析して適正に執行してほしい、新型コロナウイルスの影響をしっかりと分析し、今後の予算編成に反映するとともに、決算委員会での議論を踏まえ予算執行に努めてほしいとの要望を付した賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 28 ◯議長(井上重久君) 次に、環境経済委員長審査報告を求めます。13番福澤照充議員。     〔福澤環境経済委員長登壇〕 29 ◯13番(環境経済委員長 福澤照充君) ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、総務費におきましては、がんばらんば長崎市応援寄附推進費において、他都市よりもふるさと納税寄附額の減少幅が大きいことから、その原因の検証状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、衛生費におきましては、本市のCO2排出量の現状と削減目標値、資源ごみの回収量が減少していることから、リサイクル推進員の活動内容の把握状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、農林水産業費におきましては、農業者の担い手育成に係る予算の執行率が低くなっている原因と対策、農業振興資金預託金については、より有利な県の農業近代化資金が活用されたことにより多額の不用額が発生していることから、県と連携して別の方法で畜産農家を支援する考えの有無、公共建築物等木質化推進事業を学校以外の施設にも広げていく考えの有無、漁場環境の保全を行うための水産多面的機能発揮対策支援費について、達成率が120%であることから、磯焼け対策や藻場回復に向けた新たな事業に取り組んでいく考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、商工費におきましては、若年者雇用促進費について、目標値を大幅に下回っている理由と人口減少対策として今まで以上に事業を推進していく考えの有無、「新産業の種」調査費について、達成率がゼロ%となっていることの妥当性、プレミアム商品券の購入申請者が少なかった理由、築町市場の空き店舗が解消されないことに対する見解と解消に向けた考え方、新型コロナウイルス感染症の影響により疲弊した経済が活性化するように取り組んでいく考えの有無、文化観光部と秘書広報部の広報に関する業務分担と連携の考え方について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、災害復旧費におきましては、総合事務所間の決算額に差があることに対する見解、林道や漁港、斜面地など専門性が高い工事を総合事務所が行うことの妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、三方山環境対策費については認められないこと、地元の中小企業への直接支援が少ない中で多額の企業立地推進費の支出を見直すべきとする立場であること、人口流出が増える中でMICE施設を使い交流人口の増加に頼る施策を進めることに反対の立場であることなどを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。  一方、他都市と比べてふるさと納税の寄附額の減少幅が大きいことから、実績を上げるように努めてほしい、ごみ処理費用の削減につながるリサイクル推進等については、引き続き啓発を続けて後退しないように努めてほしい、農業振興資金預託金については、多額の不用額が発生していることから、県や関係者と十分調整を図って適切な予算計上を行ってほしい、農業次世代人材投資資金交付金事業費について、予算計上時の精査と人材の掘り起こしに力を入れてほしい、災害の被害を受けた漁業者への支援策も考えてほしい、農業と水産業では予算額に差があることから、現状を把握して予算編成を行ってほしい、「新産業の種」調査費については、長期的に産業をつくる取組であり必要ではあるが、コロナ禍においては経済対策として早急に行わなければならないことに取り組んでほしい、DMO推進費について、今後は十分な役割を果たし成果を上げるようにしてほしい、観光資源を生かし市民ガイドが活躍する場である長崎さるくへの参加者が減り続けているが、長崎さるくはまちづくりと捉えて今後もしっかり取り組んでほしい、心田庵の樹木が立ち枯れる寸前であり、建物も雨漏り等がひどいため、一刻も早く手当や修繕を行ってほしい、各総合事務所で対応に差があることが考えられるため、総合事務所の在り方について考えてほしい、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、早急な対応を行い、十分に活用するようにしてほしい、事業のスクラップアンドビルドを進め、ウィズコロナにつながるような対策を講じていってほしいとの要望を付した賛成意見が出され、採決の結果、賛成多数で本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 30 ◯議長(井上重久君) 次に、建設水道委員長の審査報告を求めます。30番筒井正興議員。     〔筒井建設水道委員長登壇〕 31 ◯30番(建設水道委員長 筒井正興君) ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、総務費におきましては、ブロック塀等調査において、当初予算に比べて調査対象が減少した理由、住居表示費について、街区表示板の取替えの考え方について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、土木費におきましては、地籍調査において、筆界未定の件数や割合及び筆界特定制度の適用状況、土砂災害特別警戒区域など公共工事を行う可能性が高い場所を優先して地籍調査を実施する考えの有無、アスベスト対策費補助金及び耐震化推進費補助金について、緊急性があるにもかかわらず繰り越した理由、国道499号など海に面した幹線道路の災害時の冠水に対する県などへの要望活動の取組状況、負担金を支出している長崎港清掃協議会の活動内容や長崎県との負担割合、池島航路と高島航路の今後の方向性、新市庁舎など公共施設や公共空間における景観形成の在り方や景観形成重点地区にある長崎みなとメディカルセンター駐車場の壁面緑化の現状、市外業者に発注している長崎駅周辺デザインなど高度な業務について、市内業者が受注できるよう地場業者を育成する考えの有無、屋外広告物対策について、長崎大学医学部前に設置されている横断幕に対する市の見解、運行減となった池島のコミュニティバスの今後の見通し、老朽危険空き家対策事業の今後の見通しと市民への周知の在り方、老朽危険空き家対策として勧告や命令など強い指導をする際の明確な基準を定める考えの有無、老朽危険空き家対策として危険度判定の基準を緩和し崩壊前に対応できる範囲を広げる考えの有無、天主公園において、長崎の鐘の楽譜が彫られた壁を解体することになった理由とその経緯、利用が少なく管理が行き届いていない公園の再編や廃止をする考えの有無、自治会への公園清掃補助金が昨年度から減少した理由、借り上げ公営住宅の契約内容や入居の状況及び今後の方針、子育て住まいづくり支援補助金に不用額が生じた理由、定住促進空き家活用補助金の今後の目標設定の在り方と県外への周知の方法について質すなど、内容検討の結果、異議なく本決算を認定すべきものと決定した次第であります。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 32 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。15番内田隆英議員。       〔内田隆英君登壇〕 33 ◯15番(内田隆英君) ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」について、不認定の立場から日本共産党を代表して意見を申し上げます。  令和元年度一般会計決算の中には、障害児通学支援の新設や住宅リフォーム制度の継続・拡充を行うなど評価できる事業があります。  一方、新幹線事業、新市庁舎建設やMICE施設建設など、大型事業推進のまちづくりが進められています。市民の暮らし最優先の市政運営を求める立場から、以下の理由で反対するものであります。  第1に本市の行政改革の問題であります。原爆資料館の管理運営に指定管理者制度が導入されました。原爆資料館が広島と長崎にしかない被爆の実相を発信し核兵器の非人道性を世界に訴える拠点であり、市が責任を持って直営で運営すべきで、行政改革に値しないと言わざるを得ません。  第2に新市庁舎建設事業についてです。市庁舎の建て替えの必要性については認めますが、コンパクトな市政運営をうたい、市内を4つのブロックに分けて総合事務所を設けており、新たに19階建ての豪華な新庁舎を建設することは、進める施策と逆行するのです。市民からは厳しい財政状況の中、総事業費258億円もかけた立派な庁舎ではなく、コンパクトな庁舎建設を求める声が多数寄せられており、現計画については認められません。  第3にまちづくりの問題です。まず、交流拠点施設整備推進費について、交流拠点施設は観光とは違う形で交流人口を増やすことを大きな目的に上げていますが、長崎市は転出増加数がワースト1位になるなど人口流出に歯止めがかかりません。今取るべき施策は交流人口を増やすことに多額の税金を投入するのではなく、市民が住んでよしと実感できるよう定住人口対策に多くの知恵とお金を使うべきです。出島メッセ長崎の整備のために市が負担するお金、約170億円は高齢者交通費助成事業を倍に増やすこと、廃止された77歳、88歳の長寿祝い金を復活させること、子ども医療費は高校を卒業するまで完全無償化のために回すべきです。さらに高過ぎると言われている国民健康保険税や上下水道料金を引き下げることなども可能です。交流人口を拡大することを名目に大型事業建設施策に多額の税金をつぎ込むのではなく、地場企業の商品開発や販路拡大の支援を抜本的に強化し、子育て世代の経済的負担を軽減する施策の充実を図り、定住人口の増加を進める施策の実施を求めます。  次に、三方山環境対策費については、市民の水がめである神浦ダムの上に位置する三方山に大量の下水汚泥が不法に投棄され、埋めてある事実をこのまま放置している現状を認めるわけにはいきません。国や県とも協議し、早急に抜本的な改善策を講じることを求めます。  続いて、新幹線建設推進事業費ですが、フリーゲージトレインの導入断念が決まっています。導入の前提が崩れた長崎新幹線は一度立ち止まって見直すべきであります。佐賀県が反対しているのを無視して、フル規格への変更を国に求めることは認められません。市民には破綻した現行計画への反省も示さず、新たにフル規格へ変更する賛否を問わずに進める新幹線建設推進事業費は認めるわけにはいきません。  次に、長崎大学BSL-4施設整備に関する訴訟のために、委任契約委託料が予備費から充当されています。感染症の研究施設は必要だと認識していますが、建設場所に対して地域住民との理解、合意が得られておらず、この訴訟に係る委任費用は認めることはできません。  最後に、学校給食に関して、現在の学校給食を統合整備し、1日8,000食の給食を調理する大型の給食施設を建設しようとしています。雇用の減少や配送などの問題点がある上に、食中毒等大きな問題があれば甚大な被害が起こることは明らかで、未然防止策しか語れないのが現状です。食育などの観点からも大型の給食センター建設ではなく、現在行っている自校方式や親子方式をより充実すべきだとの立場から認めるわけにはいきません。  以上、討論といたします。=(降壇)= 34 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」について採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 35 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第152号議案は認定することに決定されました。  次に 日程17  第166号議案 令和2年度長崎市一般会計補正予  算(第13号) から 日程51  第201号議案 一般職の職員の給与に関する条例  等の一部を改正する条例 まで、以上35件を一括議題といたします。
     市長の説明を求めます。市長。       〔田上富久君登壇〕 36 ◯市長(田上富久君) 令和2年第7回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。  それでは、ただいま上程されました議案35件について、提案理由をご説明いたします。  まず、令和2年度11月補正予算に係る議案のうち、第166号議案から第169号議案までをご説明いたします。  第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」につきましては、1点目に、新型コロナウイルス感染症に係る緊急経済対策として、ポストコロナ社会に対応して、市内中小企業者ECサイト、いわゆるインターネットを使った新たな販路開拓への参入などを支援するチャレンジ企業応援補助金及び自治会が地域活動を安心かつ継続的に実施できるように、新型コロナウイルス感染症対策に要する経費を補助するGo To 自治会応援事業費、2点目に、三重地区に学校給食センターの整備を行う学校給食センター建設事業費などを計上しております。  次に、第167号議案「令和2年度長崎国民健康保険事特別会計補正予算(第2号)」につきましては、事業勘定の一般被保険者保険税過誤納還付金及び直営診療施設勘定の医療用薬品費などを計上しております。  次に、第168号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)」につきましては、茂里町駐車場の指定管理に係る債務負担行為を計上しております。  次に、第169号議案「令和2年度長崎市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」につきましては、システム改修に伴う一般管理事務費及び介護保険財政調整基金積立金などを計上しております。  次に、条例議案のうち、第170号議案から第175号議案までをご説明いたします。  第170号議案「長崎市事務分掌条例の一部を改正する条例」は、デジタル技術の活用による施策を推進するため、市長直下の組織として情報政策推進室を新設したいのと、中央総合事務所の事務を見直し、戸籍及び住民基本台帳に関する事務を市民生活部に移管するものでございます。  第171号議案「長崎市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」は、関係政令の一部改正に伴い、国民健康保険税に係る軽減判定所得基準を見直すものでございます。  第172号議案「長崎市立保育所条例の一部を改正する条例」は、民間活力を活用し、長崎市立緑ケ丘保育所及び長崎市立仁田保育所の運営を民間移譲するため、両保育所を廃止するものでございます。  第173号議案「長崎市市民センター条例の一部を改正する条例」は、施設の利用状況等を勘案して長崎市古賀地区市民センターの調理室を廃止するとともに、同市民センターに係る指定管理者による管理について利用料金制を導入するものでございます。  第174号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」は、老朽化に伴い、長崎市営百万住宅及び長崎市営長野住宅を廃止したいのと、借り上げ期間の満了に伴い、長崎市営戸町住宅及び長崎市営松が枝住宅を廃止するものでございます。  第175号議案「長崎市火災予防条例の一部を改正する条例」は、関係省令の一部改正に伴い、急速充電設備の位置、構造及び管理に関する基準等を見直すものでございます。  次に、その他の議案についてご説明いたします。  第176号議案から第180号議案まで及び第182号議案から第186号議案までの「公の施設の指定管理者の指定について」は、いずれも指定管理者を指定するものでございます。  第187号議案「土地の減額貸付けについて」は、中園町の土地を減額して貸し付けるものでございます。  第188号議案「市道路線の認定について」は、道路の帰属に伴い、市道路線を認定するものでございます。  第189号議案「工事の請負契約の締結について」は、市道江平浜平線トンネル新設工事の請負契約を締結するものでございます。  第190号議案「工事の請負契約の一部変更について」は、長崎市新庁舎建設建築工事の請負契約について契約の金額及び工期を変更するものでございます。  第191号議案から第194号議案までの「工事の請負契約の一部変更について」は、長崎市新庁舎建設建築工事の関連工事4件について工期を変更するものでございます。  第195号議案「工事の請負契約の一部変更について」は、重要文化財旧長崎英国領事館本館ほか保存修理第2期工事の請負契約について契約の金額を変更するものでございます。  第196号議案「工事の請負契約の一部変更について」は、林道大崎線地すべり災害復旧工事の請負契約について工期を変更するものでございます。  第197号議案「公有水面埋立てに関する意見について」は、琴海大平町の公有水面の埋立てに関し、支障がない旨、意見を述べようとするものでございます。  第198号議案及び第199号議案の「財産の取得について」は、モバイルルーター及びタッチパネル式ノート型パソコンをそれぞれ購入するものでございます。  次に、令和2年度11月補正予算に係る議案のうち、第200号議案をご説明いたします。  第200号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第14号)」につきましては、1点目に、給与改定等に伴う職員給与費、2点目に、自治会等に対してコミュニティ活動に係る備品の購入費などを助成するコミュニティ助成事業費補助金を計上しております。  次に、条例議案のうち、第201号議案をご説明いたします。  第201号議案「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」は、本市の一般職の職員等の期末手当の支給割合を改定するものでございます。  以上で提案理由の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。=(降壇)= 37 ◯議長(井上重久君) これより、質疑を行います。  質疑を終結いたします。  次に 日程52  第181号議案 公の施設の指定管理者の指定につ  いて を議題といたします。  本件については、地方自治法第117条の規定により除斥の必要がありますので、21番議員の退場を求めます。       〔奥村修計君退場〕 38 ◯議長(井上重久君) 理事者の説明を求めます。東総合事務所長。 39 ◯東総合事務所長(赤崎敏博君) ただいま上程されました第181号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  これは、長崎市日見地区ふれあいセンターの指定管理者を指定するものでございます。  以上でございます。 40 ◯議長(井上重久君) これより質疑を行います。  質疑を終結いたします。  21番議員の入場を求めます。       〔奥村修計君入場〕 41 ◯議長(井上重久君) ただいま議題となっております36件につきましては、お手元に配付いたしております議案審査付託表に記載のとおり、日程17第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」は、所管の各常任委員会に分割付託し、残る35件につきましては、同付託表に記載のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。  次に 日程53  長崎市議決事件に該当しない契約についての報  告に関する条例に基づく報告について は、お手元に配付いたしております報告書のとおりであります。  本件は、同条例の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。  この際、お諮りいたします。  本日、議決されました事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 42 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  次回の本会議は、12月4日午前10時から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。           =散会 午前11時25分= ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                                 議  長 井上 重久                                 署名議員 土屋 美紀                                 署名議員 山本 信幸 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...