与謝野町議会 > 2022-12-19 >
12月19日-10号

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  1. 与謝野町議会 2022-12-19
    12月19日-10号


    取得元: 与謝野町議会公式サイト
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    令和 4年 12月 定例会(第112回)          第112回令和4年12月与謝野町議会定例会会議録(第10号)招集年月日 令和4年12月19日開閉会日時 午前9時30分 開会~午前10時59分 閉会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  杉上忠義       9番  河邉新太郎       2番  藤田史郎      10番  永島洋視       3番  野村生八      11番  三田義幸       4番  高岡伸明      12番  安達種雄       5番  浪江秀明      13番  家城 功       6番  渡邉貫治      14番  和田裕之       7番  今井浩介      15番  山崎良麿       8番  山崎政史      16番  宮崎有平2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    前田昌一    書記        坂根加奈子4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       井上雅之    教育長       長島雅彦      企画財政課長    小池大介    教育次長      柴田勝久      総務課長      長島栄作    社会教育課長    植田弘志      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 谷口義明    子育て応援課長   下川賢司      税務課長      吉岡素子    保健課長      平野公規      住民環境課長    中上伸午    商工振興課長    三田大智      会計室長      安田 敦    観光交流課長    市田桂一      建設課長      柴山 進    上下水道課長    山添雅男      農林課長      矢野彰男5.議事日程  日程第1 報告第8号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)                                (報告~質疑)  日程第2 報告第9号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)                                (報告~質疑)  日程第3 議案第117号 令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)                            (提案理由説明~表決)  日程第4 意見書案第2号 インボイス制度適格請求書等保存方式)の実施の延期・見直しを求める意見書(案)                                (提案~表決)  日程第5 議員派遣の件  日程第6 閉会中の継続審査(調査)申出書6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(宮崎有平) おはようございます。 ただいまの出席議員数は全員であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 ご報告いたします。 本日、報告第8号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)ほか3件が追加提出されました。 以上4件を上程し、これを議題とします。 日程第1 報告第8号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)を議題とします。 直ちに報告を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さんおはようございます。 それでは、報告第8号 専決処分について、ご報告を申し上げます。 本年10月11日、公務のため、与謝野町商工会岩滝支所前の与謝野町役場来庁者用駐車場において、乗客を乗せようと公用車を後進させたところ、後方不注意により、駐車場内を走行中の相手方車両に接触をした事故に係る示談であります。 本町の過失割合は70%、相手方を30%とする内容で示談が成立をいたしましたので、地方自治法の定めにより、和解と損害賠償の額を定めることについて、専決処分をさせていただいたものであります。 事故の概要及び示談の内容につきましては、長島総務課長から説明をいたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 皆様、おはようございます。 それでは、報告第8号 専決処分につきまして、ご説明を申し上げます。 報告資料の1ページを御覧ください。今回の専決処分の原因となりました事故は、本年10月11日の午前9時20分頃、公務のため与謝野町商工会岩滝支所前の与謝野町役場来庁者用駐車場におきまして、乗客を乗せようと公用車を後進させたところ、後方不注視により、駐車場内を走行中の相手方車両に接触し破損させたものでございます。 被害の状況といたしましては、相手方車両助手席側側部と、公用車の運転席側後部バンパーが接触したもので、双方の車両に傷とへこみが発生をいたしております。 この事故につきまして、双方が加入をいたします、保険会社間で協議をいたしました結果、過失割合を本町が70%、相手方が30%とした上で、本町が加入をいたします、一般財団法人全国自治協会災害共済事業自動車損害共済保険対物共済から、相手方損害額11万7,420円の70%であります8万2,194円を支払うこととし、一方、公用車につきましては、損害額7万4,250円の30%であります、2万2,275円を相手方から受け取ることで示談が成立したものでございます。 なお公用車の損害額7万4,250円のうち、相手方から受け取ります保険金2万2,275円を差し引きました残額5万1,975円につきましては、本町が加入をいたします同保険の車両共済から受け取ることといたしております。 この示談の協議を受け、地方自治法の定めによりまして、専決処分をさせていただき、このようにご報告を申し上げる次第でございます。 本件は、本町70%の過失割合であり、引き続き職員に対しまして、より一層の安全運転に努めるよう指導し、再発防止に努めてまいる所存でございます。 以上、簡単でございますが、事故の概要及び示談の内容につきまして、ご説明申し上げ、ご報告とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 13番、家城議員。 ◆13番(家城功) それでは、報告第8号につきまして、また、報告第9号も関連をいたしますので、質疑をさせていただきます。 合計、合併来、示談案件は、これで何件目になりますか、まず。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) ただいま議員のほうから示談案件の合計ということで、ご質問を頂きました。手元の資料でございますが、途中までの示談案件でございまして、合計で50件弱だったように思っております。 ○議長(宮崎有平) 家城議員。 ◆13番(家城功) この50件というのは、合併来、事故関係で示談した案件が50件ですか。私の認識では3倍以上あると思っているんですが。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 示談のほうについては、50件前後だったと思っております。議員のほうからございましたのは、事故報告件数かなと思っております。事故報告件数につきましては、今回の案件を含めまして、トータルで188ということになっておりまして、議員のほうから、このご報告をさせていただくたびに、議員のほうも毎回、質疑をお世話なるのは心苦しいところもございます。 今年度に入りましては、実際の議会での報告案件は2件、6月にご報告をさせていただいた2件でございまして、私も、この前回の6月の1件から増えないことを願っておりましたが、今回、このような案件、また、もう1件の案件も含めて、もう1件は事故ではございませんけれども、こういった案件をご報告するということになってしまいまして、残念に思っておりますが、トータルで、合併後188件というふうな数は、非常に多いというふうに認識しておりまして、近年は、さらに注意喚起を行いまして、減ってきているという状況ではございますが、さらに気を引き締め予防活動に取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 家城議員。 ◆13番(家城功) 町長、この示談案件だけでも50件という中で、毎回、今後も再発防止に向けての対策をしっかりとして取り組んでまいりますということで、今年に関しては、9月は全く事故案件がなかって、安心をしとったんですけども、こういう報告が、また今回もございました。 町長にお聞きしますが、なぜ、事故が起きるとお考えですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。交通事故が発生する背景には複数の要因が重なっているというふうに分析をされておられると認識をしております。 今回、示談案件として報告をさせていただきました案件に代表されるように、本町においての事故案件については軽微なもの、あるいは不注意によって発生するものが多いと思っております。そうしたことを考えますと、やはり運転をする際の自覚というものをやはり深めていくということが重要であると考えているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今回の当町の側の事故車両はバスということで、これ毎回、けがだとか、命に関わるような事故にはつながってはいないんですけども、一つ間違えると人の命も奪ってしまう結果につながることもある。 そういった中で、先ほど町長言われた、やはり自覚ということをおっしゃいましたが、私はやはり車を運転する人の責任だと思います。その責任をしっかりと持っていただいた中で、慎重にやっぱり状況を考えていただく、そういったことを常からしていただかないと、車を運転する際は、もちろんですが、ふだんの業務に当たるときも、そういったとこにつながってくるんではないかなと。先ほど総務課長から、この案件が出れば、必ず私が出てきてということですが、皆さんもいろんな思いがあるとは思うんですけども、代表して私がいつも、こういう話をさせていただく、知らん間に、こういう立場になってしまいましたが、誰も起こそうと思って起こしている事故というのはないと思います。 しかしながら、やはり少しの気の緩み、また、隙間の中で、こういうことが起こってくる、その中でなかなか、町長ご自身が運転される分には慎重にやられておるとは思うんですが、職員の人がやられるとこまで全てに目を配るというのは難しいと思います。 しかしながら、町民の皆さんのために一生懸命働いている職員の方が、逆に町民の皆さんにけがをさせたり、命を奪ったりというような結果にならないように、せっかく一生懸命職務に努められているのに、こういったことにつながらないように、一般質問でもお願いをしましたが、職員の働き方の意識、また、取り組み方というのを再度確認をしっかりとしていただきたいという思いでございますが、町長いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長
    ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご指摘につきましてですけれども、ご指摘のとおりであると思っております。我々といたしましても、責任、自覚というものを常に持ちながら、職務に精励をしていくということが重要であると思っておりますし、とりわけ公用車を運転する際には、命を奪ってしまう危険性がある、あるいは命を落としてしまう危険性もあるということを十分に認識をしていきながら、交通事故に対する防止策を徹底しなければならないというふうに改めて思っております。 近年では、毎月行っています、朝礼の場におきましても、事故の報告でありましたり、あるいは交通事故に対する意識を啓発するための挨拶もさせていただいていると、今、そういう状況にあります。 引き続きこうしたことだけではなく、具体的に日々の業務の中で点検、あるいは振り返りなどをしっかりと行っていくことができるように、そして、それが引いては交通事故案件の軽減に結びつけていくように、全庁舎で取り組む必要があると認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 家城議員。 ◆13番(家城功) この暮れには、また消防団の皆さんが年末警戒に回っていただきます。また、町長、議長も各分団に激励に回られると思います。毎年、元旦には消防団の皆さん、火災ゼロの町ということで祈願をされて、一生懸命、1年間取り組んでいただいております。 行政におかれても年度当初に交通事故ゼロ、報告ゼロを目指す、やはり思いで念頭の誓いをしていただいて、1年間そういった思いで交通事故も報告がないような形で進めていっていただくことをお願いしまして、質疑を終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これで、報告第8号を終わります。 次に、日程第2 報告第9号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)を議題とします。 直ちに報告を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議題となりました報告第9号 専決処分について、ご報告を申し上げます。 本年11月18日、与謝野町立市場小学校において、学校用務員草刈り作業中に草刈機で小石を跳ね飛ばし、付近の町道を走行中であった軽自動車のフロントガラス1枚を破損させた事故に係る示談であります。本町の過失割合を100%とする内容で、相手方と示談が成立をいたしましたので、地方自治法の定めにより、和解と損害賠償の額を定めることについて、専決処分をさせていただいたものでございます。 事故の概要及び示談の内容につきましては、長島総務課長から説明をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) それでは報告第9号 専決処分につきまして、ご説明をさせていただきます。報告資料の2ページを御覧ください。今回の専決処分の原因となりました事故は、本年11月18日午前10時20分頃、与謝野町立市場小学校において、学校用務員校舎北側の道路に面した駐車場の草刈り作業を行っていた際、草刈機で小石を跳ね飛ばし、町道を走行中の軽乗用車のフロントガラス1枚を破損させたものでございます。 本来、草刈機を使用した草刈り作業を行う際には、飛び石防止フェンスを設けたり、小石が道路側に飛散しないよう注意して実施すべきところ、その対策ができておらず、相手方の軽乗用車に損害を与えてしまいました。 そこで、本町が加入をいたします、総合賠償補償保険保険会社と協議して、過失割合を本町が100%とした上で、相手方車両修理代金12万9,921円を相手方に支払うことで示談が成立をしたものでございます。この示談を受け、地方自治法の定めにより、和解と損害賠償の額を定めることにつきまして、専決処分をさせていただくことといたしたものでございます。 今後は、必要な安全措置をとった上で、草刈り作業を行うよう関係職員に指導し、再発防止に努めてまいる所存でございます。 以上、簡単でございますが、事故の概要及び示談の内容につきまして、ご説明申し上げ、報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮崎有平) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 7番、今井議員。 ◆7番(今井浩介) それでは、報告第9号ということで、草刈りにおける事故につきまして、少し確認をさせていただきたいと思います。 私が記憶する限りでは、1年前だか、2年前にも橋立中学校において、同じような事件が発生をしました。当時は、組合議会のほうでも意見をさせていただきましたし、この与謝野町議会の中でも意見をさせていただきました。 その中で事故の発生状況ということで、飛び石対策フェンス等を設けずに実施したというふうにありますけども、そもそも、この草刈りをするときには、飛び石フェンスをする必要性というのは明記をされているのか、その辺の対策というのは、どういったルールの上で毎回草刈りをされているのか、確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) ただいま議員のほうからは、草刈り作業時の飛散防止といいますか、防護フェンスについてでございます。私どもも総務課として所管をいたします、普通財産等の土地等がございまして、草刈り等させていただきます。 総務課のほうでは、フェンスというのが、コンパネのようなものが当てはまるのかなということで、そういう際には、そういうものを持っていくような対応をしておりますけども、通常、土手とか、そういった部分で余り周囲に道路とか、そんなような状況でない場所がほとんどでございますので、あまりそこまでの装備はしておりませんけども、道路沿い、また民家沿いの、そういう場合につきましては、フェンス等なり防護柵をしての対応をしていくように指導といいますか、そういうふうにはいたしております。 ○議長(宮崎有平) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 今のご説明でありますと、フェンスなどを設置してするという明確なルールはなくて、フェンスなどを用意してやっていくださいよというような指導みたいな形で、特にルールというか、そういうのは決められずに、フェンスをするか、しないかというのは、草刈りをする方の判断に任せるということになっているんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) きっちりフェンスとしてというふうなことは行っていないのが現状でございます。状況等を判断しながら、対応していただくようにお願いをいたしております。 ○議長(宮崎有平) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 今までにあった対策、そして、前回も同じ事件が起きた後の協議の対策というのは、何か新しい対策ができたのか、そのあたりは今後の再発防止に向けては、どういった対策が打たれていくんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 今後の対策ということでございます。特に学校等での草刈り作業などは、作業員さんお一人でされることが多いんかなと思うんです。そういった場合には、やはり防護フェンス的なものも設置をして、その都度、刈れた場所から順次フェンスを移動させながら草刈り作業をしていただくのがベストであろうというふうに思っておりますので、今後、また、各施設の所属長的な方とも協議をさせていただきながら、そういう指導を一定基準といいますか、マニュアル的なもので対応していきたいなというふうに考えております。 ○議長(宮崎有平) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 前回も橋立中学校、今回は市場小学校ということで、生徒・児童が、いわゆる子どもたちが近くにいる場所での、こういった事件が起きています。前回も今回も走行中の車に石が当たってガラスが割れたというふうに認識をしております。 もしもというところを考えると、先ほど家城議員がありましたけども、これが、もしも人に当たったら、もしも、そのガラスが割れて、その人に刺さったらというような重大な事件にも発展をしかねません。そして、子どもたちが近くにいる空間での子どもたちに何かあったらということを考えると、非常に危険な事故であると思っております。 しっかりと、この対策というのは、マニュアル化されるかもしれませんけども、そのマニュアル化できたとしても、やはり徹底をしていただかないと、二度と、この同じ事故が起きないように、やはり対策はとるべきであると思っております。 これもふだん、毎年草は伸びてきますし、草刈りをするというのは通常の業務でありますし、必須の業務ではあると思います。やられている方も、一応意識はされてやられてるとは思いますけども、やはり通常の業務となると気の緩み、油断、そういったところが、こういった事故につながると思っております。本来であれば、やはり一人で作業されるので、フェンスを置いたりとかはなかなかめんどくさい作業かもしれませんけども、やはり人が通る、車が通るときには草刈りの手を止めたりとか、ふだんは、そういう行動をされます。なのにずっと草刈りをして、こういった事故が起きるというのは、やはりなかなか許されがたいことかなと思っております。 今後、こういった事故が起きないようにしていただきたいと強く要望しますけども、そのあたりのお考えをお伺いをしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 議員のご指摘のとおりだというふうに思っております。 これから、また冬に入りますので、今後は余り、今シーズンはないと思いますので、この間にきっちりとした対応策を練りまして、年度が変わりましたり、草刈りのシーズンに入ります前には、定期的に、そこら辺を周知徹底をしながら、このようなことのないように努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご指摘に、私のほうからもお答えをさせていただきます。橋立中学校に続きまして、今回の市場小学校、同種の事件、事故でございます。監督をする側として、大変遺憾に思っております。 議員も御承知のヒヤリハットの法則、ハインリッヒの法則、一つの重大な事故の裏側には29の軽微な事故があり、そしてその裏側に300のヒヤリハットがあるという、これがございます。そこのところを業務をする上で、しっかり認識をしていかないと、まさに心配する一つの重大事故につながっていくと思います。そういう観点からも、今回の事案については、私のほうからも校園長を通じて学校現場の隅々に届くように、指導のほうをさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 今井議員。 ◆7番(今井浩介) 世の中にはルールがあるから平和でいられる部分がようけあります。先ほどの家城議員の中でも消防団、火災ゼロの町を目指す、そして、事故ゼロの町を目指す町、そういったところもしっかりと守っていただきたいと思います。 もしもじゃなくて、いつもという形で、常に意識をしていただきながら、再発防止ができますよう、そして、こういった事故が起こらないように強く願っております。 以上で、質問を終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これで、報告第9号を終わります。 次に、日程第3 議案第117号 令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第117号 令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算に、それぞれ600万円を追加し、総額を123億3,242万5,000円とするものであります。 それでは、歳出について、ご説明を申し上げます。12、13ページをお開き願います。 第2款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費一般管理費一般経費では、先般ご承認いただきました議案第89号の機構改革に伴い、新設課の公印等消耗品費情報通信機器の設定や、庁内ネットワーク改修にかかる委託料、事務机、椅子等備品購入費など、総額で557万円を追加しております。 本予算につきましては、現在、想定されます経費の最大値を見込んで計上しておりますので、執行に当たりましては、最小限にとどめるよう指示をしているところであります。 第14款予備費につきましては、43万円を追加し調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 次に、歳入についてご説明申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第10款地方交付税、第1項地方交付税、第1目地方交付税では、普通交付税を600万円追加しております。 以上が、令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)の概要でございます。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮崎有平) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、議案第117号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに、賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(宮崎有平) 起立全員であります。 よって、議案第117号 令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第4 インボイス制度適格請求書等保存方式)の実施の延期・見直しを求める意見書(案)を議題とします。 本意見書は、会議規則第13条第2項の規定により、和田裕之議員から議長に提出されております。 事務局に議案を朗読させます。 ◎事務局長(前田昌一) それでは、朗読いたします。 意見書案第2号 令和4年12月6日 与謝野町議会議長 宮崎有平様。 提出者 与謝野町議会議員 和田裕之。 賛成者 与謝野町議会議員 家城 功。 賛成者 与謝野町議会議員 今井浩介。 賛成者 与謝野町議会議員 山崎政史。 インボイス制度適格請求書等保存方式)の実施の延期・見直しを求める意見書(案) 上記の議案を別添のとおり、与謝野町議会会議規則第13条第2項の規定により提出します。 以上でございます。 ○議長(宮崎有平) 提出者より提案説明を求めます。 和田議員。 ◆14番(和田裕之) おはようございます。 それでは、インボイス制度適格請求書等保存方式)の実施の延期・見直しを求める意見書(案)につきまして、提案させていただきます。 新型コロナウイルスの感染拡大と物価高騰は、日本経済に重大な打撃を与え、国民、中小業者の暮らしと営業は危機的状況にある。 欧米の景気回復によるインフレやロシアによるウクライナ侵攻と円安が進行していることも物価高騰の背景となっている世界では、90を超える国や地域がコロナ対策、物価高騰対策として、日本の消費税に当たる付加価値税の税率を引き下げている。 令和5年10月から始まるインボイス制度は、消費税率変更を伴わない増税策である。シルバー人材センターの会員やフリーランス、一人親方などを含む中小零細業者に多大な負担を求める制度であり、多様な働き方は成り立たなくなる恐れがある。 当町、与謝野町においては、織物業及び農業が基幹産業となっている。特に織物業においては、その大半が高齢、平均年齢は70歳以上の出機であり、いわゆる高齢者に対して、インボイスにより新たな消費税事務手続を強いることは困難と言わざるを得ない。 また、年間工賃、総売上は1,000万円以下で、ほとんどが消費税免税事業者となっており、親機が出機の消費税分を負担しなければならない事態もあり、このままでは出機業者のかなりの方が廃業を選択される恐れがあると懸念をしている。 このように、年間売上げ1,000万円以下の消費税免税事業者を取引から排除しかねない制度は、事業者の取引慣行を壊し、免税制度を実質的に廃止するものである。 本年7月末の時点で、インボイス登録は対象者の7%強にとどまり、その多くがインボイス自体を知らない、対応に踏み切れないなどといった状況である。こうした下で予定どおりインボイス制度を実施すれば、大きな混乱が起こることは火を見るより明らかとなっている。また、インボイス発行事業者として登録した個人情報が国税庁のサイトを通じて一括ダウンクロードでき、商用利用されることへの懸念も広がっている。 中小企業団体、税理士団体、文化芸術団体、シルバー人材センターなど、多くの団体やフリーランスグループが凍結・延期・見直し・中止を表明している。 インボイス制度の延期・見直しを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年12月。 提出先は、記載のとおりであります。 京都府与謝野町議会、以上でございます。 ○議長(宮崎有平) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 1番、杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) それでは、インボイス制度の実施延期を求める意見書に対する質疑を行います。 熟読するだけでは大変難しい制度の判断を迫られているのが事実でございます。先般、商工会でお尋ねしてまいりました。商工会におきましても、今期4月以降、6月に1回、11月に1回、12月に1回、1月にまた1回と、また、税務署でも相談会が行われている。しかしながら、なかなか事業者、小売業者のご理解が得られないというのが事実だというふうに思います。 私も、これは議長のほうだと思うんですけど、26日最終日に、このことについての質疑があると思っておりました。 至急熟読せよということだったんですけども、提出者におきましても、なかなかこの急に提出して質疑するのは不本意だと思います。 資料を商工会で頂きましたんで、申し上げたいと思うんですけども、こういった制度につきましての延期を求める要望は、宮津納税協会の与謝野支部から宮津納税協会に出されておりまして、府の連合会に提出されたのが、もう昨年の令和3年5月に、こういった制度の延期を求めるのが出されております。 提出者にお聞きしたいのは、なぜ、その延期だけでありまして、実施の中止を求める要望ではなかったのか、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 先ほど申したとおり、いわゆるいろんな団体が、凍結とか延期とか、見直し、中止ということを表明をされております。 それは、最終的には、杉上議員がおっしゃるような、中止ということが望ましいというふうには思いますけども、まずは、この登録される方が、登録する期限というのは、令和5年3月末ということでございますので、このインボイス制度について、おっしゃるとおり、皆様方に理解を深めていただいて、そういうことも含めて、まずはこの制度自体の延期、そして見直しを国のほうに、私ども与謝野町議会としても、こういったことを、要望したいということで提案をさせていただいておりますので理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) 与謝野町商工会でいただきました、全国の商工会連合会におきまして、インボイスは発行登録どうするかというところから、周知徹底をされております。 提案者もよくご存じのように、延期するのならば、11月1日から実施されますので、大体いつまで延期したらいいというふうにお考えで出されましたか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) ちょっと確認したいんです。実施は令和5年10月1日から本制度が入りますので、いつからという、ちょっとおっしゃっとる意味が分からないので、もう一回お願いしたいんですけど。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) 一部報道によりますと、京都府議会におきます各会派のインボイスに対する姿勢が掲載されております。 提出者のほうにおきまして、全会一致を何としてでも獲得したいという思いで、中止でなくて延期の意見書になったんではないかと思うんですけども、この認識でよろしいでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 私ども、このことを、知っていただくということも大きな意味がありますけれども、やはり意見書を出す以上は、これ採択していただいて、国に声を届けていくというのが、私の使命かなというふうに思ってます。 そういった思いを含めて、やはり全会一致という部分では、そういうおっしゃるとおりかなというふうに理解をしています。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) テレビ、新聞等の報道を見てましても、だんだんだんだんその見直しのほうは、見直しがよく公表されております。 その見直しが、どうしたらいいのかというのが、一応問題になると思うんですけども、丹後地方独特の機屋さんが多いという点で、非常に問題になってますのは、納税協会のほうでも、難しい話なんですけども、新型コロナウイルス感染拡大による緊急支援策の融資猶予の3年間がいよいよ参りまして、非常に厳しい状況に置かれている中で、この意見書に書かれてますように、加工委託の方が、負担しなければならない事態があると、ここの1行が非常に私たちの地域では問題だと思うんですけども、提出者は負担できない場合は、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 杉上議員のおっしゃるとおり、私もいろいろと調べてまして、やはり与謝野町商工会のほうでも、やはり6割程度は免税事業者というふうに私もお聞きをしておりまして、さっきおっしゃったような、コロナの緊急支援融資、ゼロゼロ融資の返済期間が、令和5年10月1日、いわゆるインボイスの制度と同じときから開始がされるということを考えると、これも一層大きな負担になるというふうに思ってます。 いわゆる親機が、負担をせざるを得ない状況、いわゆる出機のほうが、こういったしんどい状況の中で、自分が課税業者になって納めるか、あるいは親機が負担しなければならない状況が発生するおそれがあるということかなというふうに思います。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) そこで、もう1点お尋ねしときたいんですけど、猶予期間があるというふうに聞いておりますんで、その猶予期間を延期するということも考えての意見書でしょうか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 御承知のとおり、先般11月30日、公表になりました負担軽減措置というのもあるんです。その中に言われているのが、3年間は消費税納税額を、売上げに係る消費税の2割に抑えるということと、二つ目には、6年間は年間売上高1億円以下の事業者で、かつ仕入額が1万円未満ならインボイスは不要だというような方針が報道されたところであります。 いわゆるおっしゃるような、負担軽減措置があったとしても、実質的には冒頭申したように、事務負担と、さらに負担増というのは解消されないというふうに思ってますので、やはりこの対策というのは、ごく一部のフリーランスが想定されとるんであって、やはり負担抑制というのは、やはり利益率の高い業者に限られてくるということでありますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) 意見書では、前段に全国的な問題が書かれてまして、中段に私たちの地域の機屋さんに配慮した問題点が書かれてまして、最後の締めくくりで、ここは重要だと思うんですけども、いろんな団体、文化芸術団体含めて税理士団体、中小企業団体含めて、このインボイスを凍結、延期の中止を表明している中で、私たち議会は強く見直しを求めるで絞られているんですけども、こうした経過も踏まえまして、隣の宮津市議会では継続審査になっております。 私が一番思うのは、私たち議員もしっかりと勉強して判断していくのが非常に重要だと思うんですけども、私たち議会は今議会に出されたということなんですけども、提出者は宮津市議会の結果を聞かれて、もう少し私たち議会も学習、勉強する必要があると思われなかったんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) まず、私たち議員もというのは、いわゆる宮津市議会の話もおっしゃっとると思うんですが、そもそもこのインボイス制度というのは、事業者も、私、9月議会でも申したとおり、制度自体をよく理解されてない、分からないという方が大変多いわけであります。 宮津市議会の判断としても、やはり宮津市議会には、いわゆる請願という形ですけれども、やはり勉強したいという思いもあって、継続審議にされたというふうに思ってますので、そこのことをとやかく私は言うつもりはないです。いわゆる与謝野町議会としては、やっぱりまだ見直しはされとるというか、不十分な点がありますので、一刻も早く国のほうに届けたい、声を届けたいという思いで私は考えております。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) それでは、提出されるときに、一部報道にありますように、消費税全体の問題を議論されて出されたというふうに考えてもいいんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) この制度自体が消費税インボイス制度というものでありまして、消費税全体というのは、いわゆる消費税が3%になった、この成り行きは、消費税3%になった、導入された、いわゆる平成元年の導入時期からの、こういった免税措置だというふうに思ってますが、そのことからお話をすればいいのかどうか、確認したいと思いますけど。よろしくお願いします。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) 事業者としては、登録したらいいのか、登録を延期して待ってるのがいいか、悩みが深いんですけども、もし提出者のお考えがあれば、どちらかを選択するとしたら、どう思われるか聞いておきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 大変申し訳ないんですけど、おっしゃっている意味が、私ちょっと理解できないので、もう一回お願いできたらと思います。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) 商工会の資料によりますと、分かりにくいと思ったんです。登録を受ける場合は、登録申請を提出しましょうと、こうあるわけですね。登録しなくても、してもいい猶予期間があるんで、提出者としてはテレビを見ておられる事業者もおられますんで、どういうお考えがお持ちか、聞いときたいと思いました。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 恐らく、適格請求書を発行しようと思うと、インボイスに登録せなあかんということがおっしゃりたいんかなと思います。 猶予期間があるからという話ではなくて、私はいわゆる課税制度、要は免税制度というものをなくしてしまう、このインボイス制度だと思ってますので、私は登録すること自体はよいことだとは思ってません。 ○議長(宮崎有平) 杉上議員。 ◆1番(杉上忠義) 私自身、学習する時間が短かかったんですけども、今議会で判断を迫られるということなんで、そういうことを、短時間ですけども、考えて判断したいというふうに思います。 以上です。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありません。 9番、河邉議員。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 杉上議員が話しておられた内容と重複するかも分からないんですけど、ちょっと私も本とか、いろいろと勉強したんですけど、なかなか理解できなくて申し訳ないんですが、公明党としての考え方等がございまして、今回の意見書、私解釈したんですけれども、中止ということで理解したんですけど、その辺いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) お答えします。中止という、これ文言、見てもらったら分かるとおり、実施の延期・見直しを求めるという意見書というふうに理解をしていただきたいと思います。 最終的には、中止ということが望ましいと思いますが、まず、このインボイス制度の実施の延期・見直しというところを強調したいというふうに思います。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) このインボイス制度ですけれども、2023年10月から導入されるんですけれども、今、和田議員のほうから言われてましたように、この間、そもそもインボイス制度そのものはどういうふうな形で持っていきたいという考えをお持ちなんですか、内容的に。 制度そのものは、賛成ということなんですか。まだ、直さなきゃいけない部分があるということで今回の延期・見直しということ。その間、いろいろと協議されてということでよろしいんですか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 先ほど申したとおり、政府のほうでも、若干、負担軽減措置というのがまとめられて公表されていますけども、先ほど申したとおり、やはり不十分な状況だなというふうに思いますし、さらなる、見直しということも含めて、最終的には、実現するかどうかは別として、いわゆるこの制度自体は行うべきじゃないというのが私の思いです。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) そうしますと、和田議員の話から理解しますと、中止ということで解釈をさせてもらったらよろしいんですか。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 最終的に、そういう形になることが望ましいとは思います。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) はい、分かりました。終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 和田議員、自席へお帰りください。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 まず最初に、本案に対する反対意見の発言を許します。 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 4番、高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 提案されました、インボイス制度の実施の延期・見直しを求める意見書(案)について、日本共産党議員団を代表して、賛成討論を行います。 来年10月から実施されるインボイスは、税務署の登録番号がついた領収書や請求書のことで、この書類がないと取引先は仕入れにかかった消費税額が控除できず、全額負担しなければなりません。取引先は、この書類の提出を求めることになりますが、売上げ1,000万円以下の消費税免税業者は発行することができません。免税業者は、課税業者になるか、取引をやめるか、消費税分を値引きするかの選択を迫られることになります。そのため全国で反対運動が広がっております。 商工会アンケートでも、インボイスを契機に廃業を考えている事業所が増加しているとも思われる結果が出ています。日本共産党は、一貫してインボイス制度の中止を求めています。 その点で提案されている意見書(案)は延期・見直しであり、不十分さを感じていますが、今は一人でも多くの人の声を国に届けることが最優先にするべきであると判断し、内容の強弱はあっても、この意見書(案)に賛成したいと思います。 創立100年、どんな迫害にもひるむことなく、一貫して弱者の立場に立って活動してきた日本共産党であるからこその判断であるということを申し上げて、賛成討論といたします。 ○議長(宮崎有平) 次に、本案に対する反対意見の発言を許します。 9番、河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 公明党の河邉新太郎です。 それでは、意見書案第2号に対して、反対の立場で討論をさせていただきます。 令和元年10月に8%から10%に引き上げられた消費税は、社会保障の様々な段階でのリスクに対して、社会全体で助け合い支え合うための財源です。その費用は、本来、保険料で賄うことが基本ですが、保険料のみでは働く現役世代に負担が集中してしまうため、税金や借金を充てています。 このうちの多くは借金に頼っており、私たちの子や孫の世代に負担を先送りしていた状況を改善するためでした。全ての国民が受益する社会保障の負担は、あらゆる世代で負担を分かち合いながら、今の世代で賄う必要があります。 また、少子高齢化という最大の壁に立ち向かうため、従来高齢者中心となっていた社会保障制度を拡充し、子育て世代のためにも、幼児教育・保育の無料化や大学などの高等教育の無償化など、全世代方に展開する必要がありました。 こうした背景の下、消費税は現役世代と特定の世代に負担を集中せず、税収が景気などの変化に左右されにくく、企業の経済活動にもシュウイ的であることから、社会保障の安定財源として適しています。 そのことで、令和元年10月の消費税10%への引上げと同時に所得の低い方々への配慮の観点から、飲食料品、お酒、外食を除く等の購入にかかる税率については8%とする軽減税率制度を導入しました。 複数税率を選択したことで、政策の選択肢を増やすための制度ですが、英国・ドイツ・フランスなど、ヨーロッパ諸国においては、不課税におけるインボイス制度を早くから導入しています。 複数税率の導入前には、小売業者は対応できず混乱するとの批判もありましたが、軽減税率に対して、オートレジの導入を官民挙げて取り組み、復旧が進んだことより、混乱も少なかったようです。 現在、国において、消費税のインボイスの円滑導入に向け、事業者への負担軽減など、協議もされています。 2023年10月から導入されるインボイス制度の目的は、取引の正確な消費税額と消費税率を把握することです。複数税率下でも納めるべき消費税額を事業者が簡単に計算できます。納めるべき消費税の一部が事業者の手元に残り、益税の改善、公正な納税環境の整備が進むことも期待できます。 財政的な支援として、インボイス制度導入時期に合わせて、国の令和3年度補正予算において、販路拡大を目指す小規模事業者向けの持続化補助金にインボイス枠、最大100万円を設定し、IT導入補助金でもインボイス対応を見据えて、会計ソフトだけでなくパソコンも含む、ハード機器の購入も補助対象に準備を進めてきたところです。 今回の意見書、消費税インボイス制度の実施中止を求める内容であり、公正な納税環境の整備の推進を妨げるものであります。 納税の公平性を担保することは、国・市町村においても、大変重要なことであり、国民の相互の信頼関係こそが政治・行政の基本です。また、冒頭申し上げましたが、消費税は全世帯型の社会保障の財政的な基盤です。消費税のインボイス制度の実施を中止することは、消費税の否定につながることであり、日本における持続可能な社会発展に不穏を与えることにつながると考えます。 よって、この意見書に反対する理由といたします。 以上です。 ○議長(宮崎有平) 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、意見書案第2号を採決します。 本案について、原案のとおり決することに、賛成議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(宮崎有平) 起立多数であります。 よって、意見書案第2号 インボイス制度適格請求書等保存方式)の実施の延期・見直しを求める意見書案は、原案のとおり可決することに決定しました。 ここで、10時50分まで休憩とします。     (休憩 午前10時41分)     (再開 午前10時50分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第5 議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。 議員派遣の件については、お手元に配付しましたとおり派遣することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり)
    ○議長(宮崎有平) ご異議なしと認めます。 したがって、議員派遣の件については、お手元に配付しましたとおり派遣することに決定しました。 次に、日程第6 閉会中の継続審査(調査)申出書を議題とします。 各常任委員会及び議会運営委員会から、審査(調査)中の事件について、会議規則第73条の規定により閉会中の継続審査(調査)の申出書が、議長に提出されております。 お諮りします。 委員長の申出のとおり閉会中の継続審査(調査)とすることに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査(調査)とすることに決定しました。 以上をもちまして、本定例会に付されました議案、その他全て議了しました。 ここで、山添町長より挨拶の申出がありますので、お受けします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、令和4年12月定例会の閉会に当たり、一言、お礼とご挨拶を申し上げます。 本定例会では、12月1日の開会から本日まで19日間にわたる会期において、追加議案を含む31件の重要事項をご審議いただきました。 この間、宮崎議長はじめ議員の皆様方には本会議や各常任委員会において、熱心にご審議をいただきましたことを、心から熱く御礼を申し上げます。 本定例会の条例改正の機構改革に伴う関係条例の整備に関する条例の制定におきましては、大変多くのご質問やご質疑をいただきました。 ご質問の中で、私からお答えをいたしましたように、本機構改革の目的や私の考えを全職員にしっかりと説明し、令和5年4月からの新体制による町政運営の舵取りを行ってまいる所存であります。 また、本会議にご提案を申し上げました、議案の中では4議案についてご承認を賜ることができませんでした。 まず、1点目の下水道料金改定に伴います公共下水道使用料条例の一部改正、農業集落排水処理施設条例の一部改正、並びに廃棄物処理及び清掃に関する条例の一部改正の3議案につきましては、料金改定の時期についてなど、大変多くのご質問を頂戴いたしました。 今後は、上下水道審議会の委員の皆様方にもご報告をするとともに、再度ご提案をさせていただく時期について、調整をしてまいりたいと考えております。 2点目にクアハウス岩滝の指定管理者の指定については、町直営で運営することは、期間的、技術的にも困難な状況であることから、今回、頂戴をいたしましたご意見を精査をさせていただき、再度指定管理者の指定議案を提案をさせていただきたいと考えています。 一般質問、補正予算審議におきましては、議論は多々ございましたが、本定例会におきましても、議員の皆様方からは貴重なご意見やご提案を頂戴したと受け止めております。私といたしましても、これらのご意見を真摯に受け止め、今後の本町の未来を見据えた、様々な課題の解決のために、全力で取り組んでいく所存であります。 最後になりますが、本年も残すところ後10日余りとなりました。11月までは、比較的穏やかな日が続いておりましたが、今年も長期予報では今後、大雪になることも見込まれます。 議員の皆様方をはじめ、本日、ご参会の皆様方においては、くれぐれもお風邪など召されませぬよう、またご家族、ご友人おそろいで健康で希望のある輝かしい新春をお迎えになられますよう、ご祈念を申し上げ、本定例会の閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 12月定例会、ありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) それでは、私からも閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 12月定例会は、12月1日から本日まで19日間開催し、閉会となりました。 今議会に提案されました議案は、条例の制定4件、条例の一部改正8件、職員退職手当組合規則の変更1件、指定管理者の指定6件、工事変更契約1件、町道路線の認定1件、補正予算7件、それに追加議案が出され、専決処分の報告2件、補正予算1件も追加され、合計で31件が上程されました。 そのうち、下水道使用料条例の改正と農業集落排水処理施設条例、廃棄物の処理及び清掃に関する条例、それとクアハウス岩滝の指定管理者の指定の4件が否決となりました。議会は、下水道料金値上げの件では、財政が厳しい中ではあるが、今は値上げの時期ではないという判断をいたしました。また、クアハウス岩滝の指定管理者の指定では、2日間にわたり延べ人数12人の議員が質疑をし、行政と6時間議論を交わしましたが、賛成少数で否決となりました。 行政は町民にとって、必要不可欠な政策や制度を整備するために努力されておりますが、行政が提案した議案の内容や提案説明、答弁では議会は納得いかないと判断いたしました。行政の思いは、議会に届かなかったと言えますし、行政と議会の歯車がかみ合っていないと感じております。再度、議会が納得できる内容の提案をお願いしたいと思います。 また、これから年末年始へと気ぜわしい日々が続きますが、コロナウイルス感染症は、いまだに収束の兆しは見えてきません。町民の皆様におかれましては、いま一度、感染防止のための三つの基本、いわゆるマスクの着用、小まめな手洗い、身体的距離の確保を実践いただき、一人一人がうつらない、うつさないという強い意志で取り組んでいただきますよう、ご協力をお願いいたします。 年の瀬もいよいよ押し迫り、本年も余すところ、あとわずかとなりましたが、行政の皆様、議員の皆様、町民の皆様には健やかなる新年をご家族おそろいでお迎えになることをご祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。 誠にありがとうございました。 これをもちまして第112回令和4年12月定例会を閉会します。 長期間お疲れさまでした。     (閉会 午前10時59分) この会議録の内容が正確であることを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      与謝野町議会  議長         同    議員         同    議員...