平成 30年 9月定例会(第3回)平成30年第3回
姶良市議会定例会議事日程第6号 9月25日(火)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議
案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番 号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│議 案│姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
│文教厚生常任││ │第61号│める条例の一部を改正する条例の件
│委員長報告の
││ │ │ │後、質疑、
討││ │ │ │論、採決(
電││ │ │ │子表決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 2│議
案│工事請負変更契約の締結に関する件
│産業建設常任││ │第63
号│ │委員長報告の
││ │ │ │後、質疑、
討││ │ │ │論、採決(
電││ │ │ │子表決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 3│議 案│平成30年度姶良市
一般会計補正予算(第4号)
│一般会計予算││ │第64
号│ │審査特別委員││ │ │ │長報告の後、
││ │ │ │質疑、討論、
││ │ │ │採決(
電子表││ │ │ │決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 4│議 案│平成30年度姶良市
水道事業会計補正予算(第1号)
│産業建設常任││ │第67
号│ │委員長報告の
││ │ │ │後、質疑、
討││ │ │ │論、採決(
電││ │ │ │子表決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 5│議 案│平成29年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定について │日程第5 議││ │第68
号│ │案第68号か│├──┼────┼────────────────────────────┤ら日程第15││ 6│議 案│平成29年度姶良市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳 │ 議案第78││ │第69
号│出決算認定について │号までは、一│├──┼────┼────────────────────────────┤括で質疑を行││ 7│議 案│平成29年度姶良市国民健康保険特別会計施設勘定歳入歳 │い、
決算審査││ │第70
号│出決算認定について
│特別委員会を│├──┼────┼────────────────────────────┤設置し、それ││ 8│議 案│平成29年度姶良市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 │に付託。
審査││ │第71号│認定について │については、│├──┼────┼────────────────────────────┤定例会終了後││ 9│議 案│平成29年度姶良市
介護保険特別会計保険事業勘定歳入歳 │の閉会中
審査││ │第72
号│出決算認定について │とする。 │├──┼────┼────────────────────────────
┤ ││10│議 案│平成29年度姶良市
介護保険特別会計介護サービス事業勘 │ ││ │第73号│定
歳入歳出決算認定について
│ │├──┼────┼────────────────────────────
┤ ││11│議 案│平成29年度姶良市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決 │ ││ │第74号│算認定について
│ │├──┼────┼────────────────────────────
┤ ││12│議 案│平成29年度姶良市
地域下水処理事業特別会計歳入歳出決 │ ││ │第75号│算認定について
│ │├──┼────┼────────────────────────────
┤ ││13│議 案│平成29年度姶良市
農林業労働者災害共済事業特別会計歳 │ ││ │第76号│入歳出決算認定について
│ │├──┼────┼────────────────────────────
┤ ││14│議 案│平成29年度姶良市
土地区画整理事業特別会計歳入歳出決 │ ││ │第77号│算認定について
│ │├──┼────┼────────────────────────────
┤ ││15│議 案│平成29年度姶良市
水道事業会計決算認定について │ ││ │第78
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│16│請 願│空き地の取得と有効活用を求める請願書
│総務常任委員││ │第 2
号│ │長報告の後、
││ │ │ │質疑、討論、
││ │ │ │採決(
電子表││ │ │ │決) │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│17
│ │常任委員会の閉会中の特定事件(所管事務)の調査の
件 │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│18
│ │議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件
│ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│19
│ │議員の派遣について │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 平成30年第3回
姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前10時00分
││ 平成30年9月25日(火)本
会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 2時06分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠││及 び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別
││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村 親 │出 │17│谷口 義文
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 2
│竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 3│国生
卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 4│峯下
洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元
秀誠 │出 │21│本村 良治
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀 広子 │出 │22│有川 洋美
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 柊野 信也
│ 事務局課長 │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩
│企画部長│宮田 昭二
│教育部長│竹下 宏 ││ 第121条 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の規定によ │副 市 長│前畠 実
│市民生活│黒木 一弘
│水道事業│脇 義朗 ││ る説明のた
│ │ │部 長
│ │部 長
│ ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の
職氏名 │教 育 長│小倉
寛恒 │保健福祉│松元 滋美
│総務部次│橋本 博文
││ │ │ │部 長
│ │長兼
行政│ ││ │ │ │ │ │管理課長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│福留 修
│農林水産│岩下 直司
│総務部次│米澤 照美
││ │ │ │部 長
│ │長兼
財政│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │加治木総│水流 哲也
│建設部長│徳部 健一 │危 機│庄村 幸輝
││ │合支所長│ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │蒲生総合│大山 勝範 │消 防 長│福ケ迫勇二
│企画部次│松林 洋一
││ │支 所 長
│ │ │ │長兼
企画│ ││ │ │ │ │ │政策課長│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│福元 義行
│農林水産│竹下 晃
│教育部次│谷山 浩
││ │部次長兼
│ │部次長兼
│ │長兼教育│
││ │生活環境│ │農政課長│ │総務課長│ ││ │課 長│ │ ││ │
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│鮫島美保子 │農林水産│枦 良信
│教育部次│小林俊一郎 ││ │部次長兼
│ │部次長兼
│ │長兼
学校│ ││ │子ども政│ │林務水産│ │教育課長│ ││ │策 課 長
│ │課 長│ │
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│瀬之口明洋 │農 業│湯脇 信一 │総 務 部│新門 哲治
││ │部次長兼
│ │委 員
会│ │収納管理│ ││ │社会福祉│ │事務局長│ │課 長
│ ││ │課 長│ │ │ │
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │建設部次│草水 博行 │会 計│甲斐 一寛
│ │ ││ │長兼
用地│ │管 理
者│ │ │ ││ │課 長│ │ │ │ │ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 9月25日
○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議)
○議長(森川和美君) 会議はお手元に配付しています日程により議事を進めます。
○議長(森川和美君) 日程第1、議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
○議長(森川和美君)
文教厚生常任委員長の報告を求めます。
◎
文教厚生常任委員長(小山田邦弘君) 登 壇 ただいま議題となりました議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件について、審査の経過と結果を報告します。 当委員会では、執行部説明、質疑応答の前の9月11日に論点抽出を行いました。論点抽出までの議論はおおむね次のとおりです。 設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が公布、施行されたことのよるもので、主目的は待機児童対策と理解する。 現状、
家庭的保育事業者が本市にはない。この条例改正が参入障壁を下げることになるのか。 本市における市民の保育ニーズや事業希望者のニーズにかなった基準見直しになっているのか等。 以上のような意見から、論点を次のように設定しました。 論点、設備及び運営に関する基準変更は妥当な内容といえるのか。 9月12日、18日に開会し、関係職員の出席を求めて審査しました。執行部の説明は以下のとおりです。 本件は、国の
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令に基づき、所要の改正を行うものです。 改正内容は、
家庭的保育事業者等で代替保育を行う際、これまでの連携施設に加え、保育所等以外の事業者において代替保育を行うことが可能になることです。また、
家庭的保育事業者の居宅で保育を行っている場合に、市が適当と認める事業者から食事の外部搬入が可能になること並びに自園調理設備を整備するための猶予期間が現在の5年から10年に延長されることです。 施行日は公布の日です。 次に、主に論点を解き明かすべく質疑を行いました。質疑の主なものを申し上げます。 質疑、
家庭的保育事業所において、食事の外部搬入が可能になるが、外部搬入できる事業所はどのようなところか。 答弁、保育所等から調理業務を受託している実績があることが前提ですので、本市では、現在のところ、外部搬入できる事業所はありません。 質疑、
家庭的保育事業所がもし立ち上がった場合、外部搬入できる事業所がなければ自園で調理するということか。 答弁、個人の場合は自園調理が前提となっています。保育所を持っている法人がこの事業所を開設した場合は、系列の保育所から給食を搬入できます。 質疑、代替保育の連携施設の改正により、
家庭的保育事業を始めやすくなるが、本市の待機児童解消につながるものか。 答弁、
家庭的保育事業所の認可定員が1人から5人ですので受け皿としては少ないですが、多少なりとも解消につながるものではあります。しかし、2歳までしか預かれないため、卒園後に通える保育所等の連携施設を確保する必要もあり、その点がなかなか難しいために、この事業が進まない現状があると考えます。 以上で質疑を終結し、論点を主題に幅広い観点から議員間討議を行い、以下のような意見がありました。 主な討議内容、本市では実績はないが、
家庭的保育事業は地域によっては有効な待機児童対策として機能しており、省令が示す改正はそれを促進するものであることと理解する。 運営基準が緩和されても、本市では連携保育所(小規模保育所含む)となる事業所が手いっぱいの状況であり、すぐには機能しないのではないか。 改正により事業所が開設された場合、保育の多様性が広がり、多様な育児ニーズに対応可能となることは理解できる。 密室の危険性が残ることや保育士ではなく家庭的保育者が対応すること、自園調理に向けた体制確保の努力義務がさらに5年間延長されることなど、保育の質には疑問が残る。 子どものことを思えば保育所の拡充が望ましいが、待機児童の解消に幅広い施策で対応するためには制度を準備、充実しておく必要はある。 以上のような討議の中で、改正を受容する意見と反対する意見の相違が見られましたが、待機児童解消という基本的な方針は今後も積極的に推進すべきものであるという合意形成はなされました。 以上のような議員間討議の後、討論に入り、次のような討論がありました。 反対討論、
家庭的保育事業の代替保育の提供について要件を緩和し、さらに食事の提供についても民間事業者による外部搬入を認めるなどの要件を緩和するもので、保育環境の低下を招くものであるため、反対といたします。 ほかに討論はなく、採決に移りました。 採決の結果、議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
文教厚生常任委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これで、
文教厚生常任委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。
○議長(森川和美君) これから討論を行います。本案につきましては、2名の議員より通告がありました。 まず、反対討論。14番、堀議員の発言を許します。
◎14番(堀広子君) 議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する件につきまして、反対の立場で討論を行います。
家庭的保育事業の代替保育の提供について要件を緩和し、また、食事の搬入施設を追加するものです。 原則としてゼロ歳から3歳未満の少人数の児童を対象に、保育者の居宅などで保育を行う
家庭的保育事業は、設置にあたり、連携施設の設定が求められております。 今回の改正はその要件を緩和するもので、
小規模保育所事業所まで拡大します。しかも、保育士が半数でよい、
小規模保育事業B型も含めるなどの基準緩和は保育環境の低下を招くものです。待機児童の解消はこれまでの設置基準を満たす認可保育所で行うことが基本とされるべきであります。 また、保育施設における食事の提供は、ゼロ歳から2歳を対象とした
家庭的保育事業で衛生面や栄養面、離乳食やアレルギー児の食など一人ひとりの状況に応じたきめ細かな食事の提供が求められます。 保育施設の食事はこれらを担保するため自園調理が原則であり、外部搬入の拡大は行うべきではありません。安心安全の保育を求める国民の願いに逆らい、子どもを危険にさらす規制緩和には反対です。
保育所待機児童の解消には認可保育所の増設と保育士の処遇改善を抜本的に図ることを求め、討論といたします。
○議長(森川和美君) 次に、2番、竹下議員の発言を許します。
◎2番(竹下日出志君) 議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件について、賛成の立場で討論します。 本件は、国の
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令に基づき改正するもので、姶良市独自ではなく国の省令に基づくものであります。 内容は、
地域型保育事業者の連携施設の確保の特例に関する規定、
家庭的保育事業者の食事の提供の特例及び食事の提供にかかる基準の経過措置に関する規定を整備するためであります。 代替保育について、代替保育とは保育士が病気などで不足した場合、保育の提供を受けることであります。改正前は、
家庭的保育事業者等は代替保育が必要となった場合、確保している連携施設、保育所、幼稚園、認定こども園において提供することとなっていましたが、改正後は、
家庭的保育事業者等は代替保育が必要な場合、
小規模保育事業者等において代替保育を提供することができることで、連携施設に小規模事業者が加わったことになります。 次に、食事の提供について、この食事提供の経過措置は、
家庭的保育事業者のみの適用になります。改正前は一定の要件を満たしていれば、連携施設等外部からの搬入する方法によることができます。改正後は、保育所等から調理業務を受託している保育事業者で適切に業務が遂行できる能力を有していると市が適当と認めている者から搬入することができます。外部搬入も可能になります。 経過措置について、自園調理に向けた体制確保の適用猶予期間が、施行日が平成27年から5年間、31年までになりますが、改正後は5年加えて平成36年度末までに体制確保の努力義務に変更になります。 自園調理とは、
家庭的保育事業所は1つの民間の中にもう1つ台所をつくらなければなりません。家族用の台所と子どもたちにつくる台所、衛生面があり、そこにハードルがあり、努力義務になっています。家庭的保育は、市町村と委託業者を結んだ保育士資格を持つ家庭的保育者、いわゆる保育ママが自宅や賃貸アパートの一室などで、少数の乳幼児の保育を家庭的な雰囲気の中で行う事業であります。 現在、本市には該当事業所はありませんが、待機児童の解消と保護者のニーズに応える事業として取り組む課題であると考えます。鹿児島県では鹿屋市に1カ所、熊本県では大津町が保育園と
家庭的保育事業支援者と連携して家庭的保育を支援しております。 ゼロ歳児から2歳の小さな子どもさんを、親御さんによっては少人数で家庭的な子育てをしたいという選択もあると思います。保育園を実際やっておられる方、
家庭的保育事業所を立ち上げようかと小さな子どもたちを家庭的な雰囲気の中で育てようと考えていただけるところもあるかもしれません。この条例改正はそういう一つの器づくりと考えます。 また、本市の多様な子育てを支えるという意味で必要なことから、議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件についての賛成討論といたします。
○議長(森川和美君) 通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) これで討論を終わります。
○議長(森川和美君) これから議案第61号 姶良市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を採決します。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) なしと認めます。採決を確定します。 賛成多数です。したがって、議案第61号は委員長報告のとおり原案可決されました。
○議長(森川和美君) 日程第2、議案第63号 工事請負変更契約の締結に関する件を議題とします。
○議長(森川和美君) 産業建設常任委員長の報告を求めます。
◎産業建設常任委員長(吉村賢一君) 登 壇 第63号 工事請負変更契約の締結に関する件。ただいま議題となりました議案第63号 工事請負変更契約の締結に関する件について、産業建設常任委員会における審査の経過と結果について報告します。 当委員会は、9月11日、12日、13日に開会し、関係職員の出席を求めて審査をしました。 本件は、第2回定例会において議決された社会資本整備総合交付金の宇都トンネル工事に関する工事請負変更契約の議決を求めるものです。 今回の主な変更内容は、今年度にトンネル本体の完成を目指すことを目的に、当初契約内容に覆工(延長約109m)を追加するものです。これに伴う変更増額が9,798万7,268円で、変更後の契約額は5億3,498万円となり、また工期を45日間延長し完成予定工期は平成31年3月15日までとなります。 以上のような説明を受け、質疑に入りました。 質疑の主なものを申し上げます。 質疑、平成31年2月20日に終わる工期が延びた理由は何か。 答弁、本体工事追加部分につきましては、2月20日で完成する予定としておりましたが、防水工事と変状調査(トンネルの形状に変化がないかの調査)を行う必要があるため、平成31年1月29日までの工期を平成31年3月15日までの45日間延ばします。 質疑、これで宇都トンネルの工期、予算の変更はないのか。答弁、平成31年3月15日まで完了の予定ですが、想定外の事態が生じた場合は12月議会で報告し、対応を検討します。 以上で質疑を終結し、議員間討議を行いました。 当委員会では、委員会審査の前に各人が議案説明書、予算書の中で気になったところをそれぞれ出し合い、それらを審査で特に注目すべき共通論点とし、以下の論点を設定しました。 論点、金額・工期は妥当か。 委員会としての共通論点とし、審査ではこれを中心にしながら、さらに広い範囲からの質疑・答弁を重ねることで審査の充実を図りました。 論点、金額・工期は妥当か。 ①既に契約済みの29.8mを除く約109mの覆工工事及び仮設工の追加であることを確認した。 ②当初の発注設計額に対し、請負額の落札率が90%であった。変更設計金額は当初執行残金と6月補正分を含めたものであり、その変更設計額に落札率の90%を掛けた金額で、変更請負契約が予定されていることを確認した。 ③基準どおりの工期を設けたことを確認した。 以上の討議を重ねた結果、争点はなく、自由討議を終結しました。 以上のような議員間討議の後、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、第63号 工事請負変更契約の締結に関する件については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、産業建設常任委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これで産業建設常任委員長の報告を終わります。これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆5番(田口幸一君) ちょうど、この「本件は」というところから、後ろから2行目になりますが、これに伴う変更増額が9,798万7,268円でということになっておりますが、これは姶良市側だけか、それとも鹿児島市も含まれているのか、そこを説明してください。
◎産業建設常任委員長(吉村賢一君) これは姶良市側だけです。姶良市が139mのうちの109mの変更ということです。
○議長(森川和美君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) これで質疑を終わります。
○議長(森川和美君) これから討論を行います。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。
○議長(森川和美君) これから、第63号 工事請負変更契約の締結に関する件を採決します。この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) なしと認めます。採決を確定します。 賛成全員です。したがって、議案第63号は委員長報告のとおり原案可決されました。
○議長(森川和美君) 日程第3、議案第64号 平成30年度姶良市
一般会計補正予算(第4号)を議題とします。
○議長(森川和美君) 一般会計予算審査特別委員会、新福委員長の報告を求めます。
◎予算審査特別委員長(新福愛子君) 登 壇 ただいま議題となりました議案第64号 平成30年度姶良市
一般会計補正予算(第4号)について、一般会計予算審査特別委員会での審査の経過と結果について報告します。 この議案は、9月4日の本会議に上程され、9月11日の会議で質疑の後、本委員会に付託されました。本委員会では、総務、文教厚生、産業建設の所管ごとに審査を行い、9月20日の全体会の中で報告し審議を行いました。 それではまず、総務班所管の報告です。 総務班会では、審査にあたり事前に論点抽出を行いました。 1、加音ホールの建物全体の長寿命化計画が必要ではないか。 2、ふるさと納税の目標、戦略が見えない。 3、公共交通対策における地域住民の合意形成はあるのか。 4、住吉池公園の今後の利用計画はあるのか。 以上4点に留意して審査を行うこととしました。 総務部、総務課。今回の補正予算は、全ての職員人件費について当初予算とその後の人事異動や中途退職等により、それぞれの事業ごとに振り分けられた予算内容と実際に配置された職員の人件費を調整するための計上です。 文化会館管理運営事業における加音ホールの屋根雨漏り補修のための経費818万6,000円の計上です。 秘書広報課。広報関係事業として、市長などが記者会見等で市の広報等を目的に使用するバックパネルを更新するための経費19万1,000円の計上です。 財政課。財政管理費の財政一般管理費として、ふるさと応援寄附が前年度並みとなることが予想され、それに対応するため、返礼品を寄附者に届けるための経費など9,639万8,000円の計上です。 同じく財産管理費の普通財産維持管理事業として、公共施設等のブロック塀の撤去、改修をするための経費951万4,000円の計上です。 次に、ふるさと応援基金費のふるさと姶良応援基金積立事業として、今後、歳入に見込まれる1億5,000万円を基金積立するための計上です。 歳入については、款17寄附金のふるさと姶良応援寄附金として、年度内の見込み額1億5,000万円の計上です。 税務課。賦課徴収費の過年度還付金として、法人税等の精算等による過誤納分の返還金のうち、既存の予算に不足する分500万円の計上です。 行政管理課。庁舎建設費の複合庁舎建設事業として、複合新庁舎建設基本構想と基本計画書の印刷製本費30万円と市民への世論醸成の一環として実施する絵画コンクールの作品をデータ化するための経費38万9,000円と合わせて、68万9,000円の計上です。 企画部、地域政策課。企画費の公共交通対策事業における28万円は、予約型乗り合いタクシー試験運行業務委託料で、蒲生大山地区と久末地区高牧集落において、2か月間予約型乗り合いタクシーの試験運行を実施するものです。 情報政策課。情報管理費の電子計算システム事業における562万2,000円は、システム改修委託料で、マイナンバーカード及び住民票の記載事項の充実のためのシステム改修を行うものです。国庫による100%補助です。 歳入は、款14国庫支出金、社会保障・税番号制度システム整備補助金として562万2,000円の受け入れを行うものです。 商工観光課。商工振興費の商店街活性化事業補助金における147万1,000円は、空き店舗を活用して新規開業する事業者に対し、賃借料の一部を補助するものですが、制度改正により利便性が図られ、当初予算を上回る申請があるため、不足分の補正を行うものです。 観光費の住吉池公園維持管理事業における450万円は工事請負費で、公園内に不足する照明設備の設置を行うものです。なお、この事業は鹿児島県地域を照らす再生可能エネルギー事業費補助金を活用したもので、県の100%補助です。 消防本部、消防総務課。常備消防費の高規格救急自動車整備事業の補正予算は、一般社団法人日本自動車工業会より寄贈される救急自動車のぎ装費用や積載する資器材費用、車両の登録費用等1,688万9,000円の計上です。 当班では、事前に抽出した論点について自由討議を行いました。 1点目の加音ホールの建物全体の長寿命化計画が必要ではないかについては、その都度、対応しているようだが建物の管理ができているのか。点検、管理に関する責任の所在が曖昧過ぎるのではないか。視聴覚準備室の天井補修は、防水工事後、しばらく経過を見てから行ってはどうか、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、視聴覚準備室の機材等を保護するとともに、運用に支障が生じないよう、早急な対応が求められる。このことから、防水工事にかかる予算化は妥当であるとの合意形成が図られましたが、今後の施策について以下に、提言を付すこととしました。 班会提言1。責任の所在や行政の管理監督など指定管理者制度のあり方を考えるべきではないか。 班会提言2。舞台設備、空調、音響等の館内の長寿命化計画だけでなく建物全体の長寿命化計画を策定し、年次的な整備を図るとともに、基金等財源の確保も図るべきである。 2点目のふるさと納税の目標、戦略が見えないについては、目標、戦略が見えず、受動的である。使途目的を明確化し、もっとアピールする必要がある、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、ふるさと納税に関する補正予算は妥当であるとの合意形成が図られました。 3点目の公共交通対策における地域住民の合意形成はあるのかについては、地域の代表者を通して地域の生の声が聞けたのはよかった。タクシーは贅沢だという意識があり敬遠されるのではないか。健康あいあいチケットが使えるなどメリットをもっと伝えるべきではないか。今年度末にアンケート調査を行うとのことだが、経過観察を行いたい。バス停がなくなることによって、コミュニティの場がなくなるのではないか、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、予約型乗り合いタクシーの試験運行については妥当であると合意形成が図られました。 4点目の住吉池公園の今後の利用計画はあるのかについては、有利な制度を利用しての事業であり、執行部の動きは評価できる。街灯設置によって夜間利用に資する施策を考えてほしい。市内唯一の湖沼でもあるため、これをきっかけに自然体験活動等の場への転換も含め、利用が促進されるようなもっと別の利用を考えていくべきである、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、住吉池公園の街灯設置工事については妥当であると合意形成が図られました。 以上が総務班所管の報告です。 次に、文教厚生班所管の報告です。 文教厚生班会では、班会審査の前に、議案説明書、予算書の中で気になったところをそれぞれ出し合い共通論点の抽出を試みました。 障害福祉費の基幹相談支援センター事業と教育費のブロック塀撤去等にかかわる不足額の計上に議論が絞られ、この2点について、予算案の内容やそれによる予想効果などの共通認識を探り、疑問点や想定される課題を出し合いました。質疑で解き明かしていこうとした主なポイントと設定した論点は次のとおりです。 1、基幹相談支援センター事業について。 全体質疑で、現状でも不利益はないとの答弁であったが、それなら事業の必要性はないことになる。新たなメリットが何があるのか確認したい。平成27年度から29年度に設置する計画であったが、その経緯と当初予算ではなく、なぜ今回の補正になったのかを確認したい。そもそもどのような役割を持つセンターで、どのような人がどのような仕事をするのか事業の具体像が見えてこない。等 以上のような意見から、次のように論点を設定しました。 論点1、基幹相談支援センター事業の全貌や将来像が見えてこない。 2、ブロック塀撤去等にかかわる不足額の計上について。 そもそも学校での安全点検はしっかりと行われているのか疑問もある。校内のブロック塀ばかりでなく、通学路には危険と思われるブロック塀や空き家も多いが、そこはチェックされているのか。既にチェックされ、撤去も行われたようだが、教育委員会ばかりでなく建築の専門家も交えたチェックになっているのか等。 以上のような意見から、次のように論点を設定しました。 論点2、今回のブロック塀撤去で子どもたちの安全は確保できるのか。 以上、2点の論点を解き明かすべく、現地調査も含めて審査しました。 保健福祉部、長寿・障害福祉課。障害福祉費、基幹相談支援センター事業53万3,000円の補正は、基幹相談支援センターの来年4月開設に向けての準備として相談支援員の配置等にかかる経費の計上です。基幹相談支援センターとは、障がい者に関するあらゆる相談に対応するワンストップ的な窓口で、補正額の主なものは、相談支援員を3名、1か月分の報酬48万円です。 歳入の介護保険特別会計保険事業勘定繰入金2,914万4,000円は、翌年度精算方式に基づく市負担金及び管理費の精算返納金です。 教育部、教育総務課。教育総務費、小学校費、幼稚園費の補正は、本年6月の大阪北部地震による学校のブロック塀の倒壊事故を受け、教育施設の危険なブロック塀撤去、フェンス設置等の工事を実施したことによる今後の執行における不足額の計上です。全教育施設のブロック塀を緊急に調査、点検し、その結果に基づき、早急な工事が必要と判断された箇所の工事をしました。 工事箇所は、蒲生小学校校長住宅ブロック塀、柁城小学校北側、錦江小学校校庭南側と体育館北側、竜門小学校北側、漆小学校駐車場、帖佐小学校、加治木幼稚園です。各工事の実施により、教職員住宅維持管理事業80万円、小学校維持管理事業550万円、幼稚園維持管理事業20万円の計上です。 社会教育課。社会教育総務費、社会教育総務一般管理費8万3,000円の補正は、全国社会教育研究大会青森大会で、社会教育委員の会委員長が家庭教育について事例発表を行うこととなり、それに伴う随行職員の旅費の計上です。 公民館費、生涯学習講座実施事業30万9,000円の補正は、生涯学習講座時の託児の人数が増加したため、不足見込み分の計上です。 文化財費、森山家保存整備事業1,451万4,000円の補正は、土地開発基金で購入していた森山家南側の土地を、県の魅力ある観光地づくり事業で駐車場整備をするために買い戻しするための費用の計上です。 その他、姶良公民館大ホールのワイヤレスマイク受信機等取り替え、椋鳩十文学記念館の設備の修繕料の不足見込み額の計上です。 歳入は、教育債1,300万円の計上です。 事前に設定した論点について、議員間討議を行いました。 論点1、基幹相談支援センター事業の全貌や将来像が見えてこない。 主な討議内容、障がい者の相談窓口がないという声は多く、ワンストップ窓口を立ち上げるのは大きな前進といえる。ただし、名称がわかりづらく、ペットネームなどが必要と思われる。直営でしっかりとした体制を整える一方で、広域連携や民間委託など他市の動きもチェックしていく必要がある。本事業を生み出した地域自立支援協議会の中身が見えづらく、議会としてもかかわりを持つ必要がある。今後も重要な事業と思われることから、人事のあり方や新庁舎での位置づけなど検討していく必要がある。 論点2、今回のブロック塀撤去で子どもたちの安全は確保できるのか。 主な討議内容、水道事業部の道具を借りるなどして専門的知識を交えた安全確保がなされていることが確認できた。国や県の指導もあったが、迅速に安全確保が図られたことが何よりよかった。当初の計画を先送りしてでも対応したことは、大きな意味があったといえる。 学校内部ばかりでなく通学路全体において安全性を確保する必要があり、学校、PTAのみならず専門家も交えた安全チェックが必要と思われる。鹿児島市では通学路における安全性確保のためにも、民間のブロック塀撤去についての予算化が検討されており、本市でも補助制度を検討すべきである。 以上のような討議の結果、班会としては2つの論点を含む全ての事業案について批判的な意見は見られず、おおむね承認する方向で合意形成がなされました。 ただし、論点となった2つの事業はさらなる市民福祉向上のため事業が前進するよう、以下の2点を予算審査特別委員会からの指摘事項とすることを要望します。 班会からの指摘事項、他の福祉施策に比べると、障害福祉は政策検討の場である協議会への議会、議員の参加の機会が乏しい。今後は、障害福祉施策全般の現状把握や今後の動向をチェック、提言をするためにも地域自立支援協議会への議員の参加を求める。学校敷地内ばかりでなく、通学路も含め子どもたちの安全を確保するための政策(民間のブロック塀や危険空き家の撤去など)を検討すべきである。 以上が文教厚生班所管の報告です。 次に、産業建設班所管の報告です。 産業建設班会では、班会審査の前に各人が議案説明書、予算書の中で気になったところをそれぞれ出し合い、それらを審査で特に注目すべき共通論点とし、以下3点を設定しました。 論点1、資源リサイクル畜産環境整備事業負担金は、なぜこのタイミングで補正を計上したのか。 論点2、一般単独道路維持整備事業のあり方について。 論点3、姶良橋の計画的な補修について。 以上3点に留意して審査を行うこととしました。 農業委員会事務局。農業委員会費の補正は、事務局職員1名が産前・産後休暇、育児休暇に入るため、代替職員としての一般職非常勤職員1名分(月額制)の報酬、旅費(費用弁償)、社会保険料の5か月分を増額補正するものです。 農林水産部、農政課。畜産業費の補正は、資源リサイクル畜産環境整備事業実施に伴う負担金95万4,000円の計上です。事業主体は、財団法人鹿児島県地域振興公社です。財政負担は、国が50%以内、県が22.5%以内、事業参加者が27.5%以上で、市費の持ち出しはありません。 歳入の雑入95万4,000円は、事業参加者からの負担分です。 林務水産課。治山林道費の補正は、台風7号の影響による大雨により、人家の裏山が崩土した3か所の治山測量設計委託料132万9,000円です。 建設部、土木課。道路維持費の一般単独道路維持整備事業は、市道23路線の道路舗装補修の委託料2,000万円です。 次に、橋りょう維持費の橋りょう維持整備事業9,600万円は、補助金の追加内示によるもので、委託料1,600万円は橋りょう定期点検が本年度で終了することに鑑み、国の方針による橋りょう長寿命化計画の見直し業務委託料です。 また、工事請負費8,000万円は、姶良橋、中甑橋の橋りょう補修工事です。 次に、現年土木災害復旧費の6,185万2,000円は、本年6月21日から7月8日の梅雨前線豪雨及び台風7号の被害によるもので、市道2路線、河川5か所の災害復旧工事請負費6,171万3,000円などです。 当班では、事前に設定した共通論点について、審査ではこれらを中心にしながら、さらに広い範囲からの質疑、答弁を重ねることで審査の充実を図りました。 論点1は、事業主体(県地域振興公社)及び事業参加者から早期着手の要望があり、堆肥舎建設にかかる測量、設計等を前倒しで実施することが確認できた。 一方、自由討議の中で、以下のような議論があった。 ①将来、新規参入の余地があるのか。 ②河川氾濫への対応を検討したのか。 この2項目については、審査の結果、①については、施設の処理能力の範囲内(計画頭数の範囲内)で可能である。②については、今後の測量設計の段階で協議を行い、必要な対策を検討していく。 以上のような回答があり、委員からは異論はなく討議を終結しました。 論点2、一般単独道路維持整備事業のあり方について。 主な討議内容、多くの補修箇所があることから、当初で予算計上できないか。小規模道路補修箇所の一覧表や補修等の実施スケジュールが必要である。現場点検や内業をできる技術員が足りているか。 討議の結果、班会として合意形成された予算獲得や職員の増強により道路維持管理体制の強化を図るべきであるということを執行部への指摘事項とする。 論点3は、長寿命化計画に基づいて、およそ8年で全体の補修を予定していることが確認できた。 その他の確認事項。現地調査を行い、橋りょう上部工の損傷状況を確認した。維持補強の必要性ついては、国道10号の渋滞緩和を目的にしている。補修概算金額については、全体で約8億円である。 以上のようなことが確認でき、委員からは異論はなく討議を終結しました。 以上が産業建設班所管の報告です。 各班長の報告があった事項について、要約して報告しましたが、班会における詳細な質疑及び全体会における詳細な質疑等につきましては、会議録を御参照ください。 全体会における議員間討議。 各班会において討議がなされ、提言や指摘事項として上げられた点について、特別委員会(全体会)においても活発な討議が行われました。そのまとめとしては、以下のとおりです。 1、文化会館(加音ホール)は、指定管理者制度を導入し、管理運営を委託しているが、その責任の所在や行政の管理監督など指定管理者制度のあり方についても、契約の中で明確な取り決めが必要である。 また基金等での財源の確保の検討や、館内設備だけではなく外壁、屋根等の建物本体の管理体制も含めた長寿命化計画を整えるべきである。 2、今回提案された基幹相談支援センターは、既存の高齢者支援の地域包括支援センター及び子ども子育て支援の地域子育て支援センターに続く3つ目の福祉支援施設である。障がい者に関するあらゆる相談に対応するワンストップ的なセンターであり、期待も大きい支援施設となる。今後、来年4月の開設に向けた準備段階として、市民への十分な周知と案内を徹底する必要がある。 また、他の福祉施策に比べると、障害者福祉に関する政策検討の場への議会としての参加の機会が乏しいと思われ、障害福祉施策全般の現状把握や今後の動向に対するチェックや提言をするためにも地域自立支援協議会への議員の参加を求めるものである。 3、本年6月の大阪北部地震による学校のブロック塀の倒壊事故を受け、教育施設においては危険なブロック塀撤去やフェンス設置等の工事を実施したこと、今回、財政課でも公共施設等のブロック塀の撤去、改修についての補正計上が提案されたことなど早急な対応がなされたことは評価できる。 今後、学校敷地内ばかりでなく通学路も含めた子どもたちの安全を確保するための政策として、危険な民間のブロック塀や空き家の撤去、用水路や樹木の点検など、部課を超えた横断的な取り組みを専門家や地域の協力も求めながら検討すべきである。 4、一般単独道路維持整備事業については、市民からの多くの要望や、これまでの議会からの提言等を受け、財政と協議した結果、本年度も補正予算が計上された。このことは市民生活に密着した課題を解決する事業が執行されることから評価できる。一方、未整備の道路が多数存在することから、さらに迅速な対応が必要であると認識する。したがって、予算獲得や職員の増強により道路維持管理体制の強化を図るべきである。 以上、4項目を一般会計予算審査特別委員会からの提言並びに指摘事項とします。 討議の後、討論を行いましたが討論はなく、採決の結果、議案第64号 平成30年度姶良市
一般会計補正予算(第4号)は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、一般会計予算審査特別委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これで一般会計予算審査特別委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。
○議長(森川和美君) これから討論を行います。本案につきましては、1名の議員より通告がありました。 14番、堀議員の発言を許します。
◎14番(堀広子君) 議案第64号 平成30年度姶良市
一般会計補正予算(第4号)について、反対の立場で討論を行います。 今回の法律の改正に伴い、住民票やマイナンバー等への旧姓を記載するための対応としてシステム改修費562万2,000円が計上されております。旧姓の記載を希望する人が少人数でも、住民登録に関するシステム改修は全ての住民に記載できるよう改修するための多額の費用がかかります。国の補助金があるとはいえ、国民の税金です。女性活躍の推進に有効だとしておりますが、なぜカード発行のシステムを構築する前に検討されなかったのか。既にカードの交付を受けている人で旧姓の記載を希望する方は、再度、交付申請を一から行わなければなりません。国民が支払った税金の無駄遣いとしか言いようがありません。旧姓を記載することで市民にどのようなメリットがあるのでしょうか。 マイナンバーカード普及のために用途を拡大し多額の費用を使うのではなく、国連からも勧告され、海外で当たり前の選択的夫婦別姓を実現するために使うべきであります。 以上、申し述べ討論といたします。
○議長(森川和美君) 通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。
○議長(森川和美君) これから議案第64号 平成30年度姶良市
一般会計補正予算(第4号)を採決します。この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) なしと認めます。採決を確定します。 賛成多数です。したがって、議案第64号は委員長報告のとおり原案可決されました。
○議長(森川和美君) 日程第4、議案第67号 平成30年度姶良市
水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。
○議長(森川和美君) 産業建設常任委員長の報告を求めます。
◎産業建設常任委員長(吉村賢一君) 登 壇 ただいま議題となりました議案第67号 平成30年度姶良市
水道事業会計補正予算(第1号)について、産業建設常任委員会における審査の経過と結果について報告します。 当委員会は、9月11日、12日、13日に開会し、関係職員の出席を求めて審査をしました。 審査の概要を報告します。
水道事業会計補正予算(第1号)は、平成31年度から予定している窓口業務等包括委託に伴う債務負担行為の計上で、委託の期間を平成31年度から平成35年度までの5年間としています。 また、限度額5億4,605万4,000円は、職員と一般職非常勤職員の人件費、検針員の委託料のほか、委託をすることで受託の負担となる公用車や消耗品等、包括委託に関連する業務の費用を5か年分で算定したものです。 今後の予定は、10月中旬にプロポーザルで受託者を選定し、11月の業務委託契約締結後、速やかに業務の引き継ぎを行い、平成31年4月1日からの業務開始を目指すこととしています。 以上のような説明を受け、質疑に入りました。 質疑の主なものを申し上げます。 質疑、包括委託をした場合の経費の削減効果は幾らか。 答弁、参考見積もりの平均額では年間800万円ほどです。800万円あれば毎年行っている配水管の布設替え、老朽管更新も1か所ないし2か所はできると思っています。非常に大きな効果と考えています。 質疑、今のままでは地元業者は入れない状況があるが、プロポーザルの参加資格要件は何か。 答弁、参加資格要件は、過去5年以内に1年以上継続して受託実績があることやプライバシーマーク等情報セキュリティー関連認証の取得をしていること等です。参加要件に単独法人とは明記しておりませんので、地元事業者がJV(共同企業体)という形で参加することは可能です。 質疑、委託の要件として、給水装置工事主任技術者、排水設備工事責任技術者が必要な理由は何か。 答弁、法的には定められていません。市の職員も資格は持っていませんが、民間業者に委託をするということで、担保として資格取得を要件としています。 以上で質疑を終結し、議員間討議を行いました。 当委員会では、委員会審査の前に各人が議案説明書、予算書の中で気になったところをそれぞれ出し合い、それらを審査で特に注目すべき共通論点とし、以下の論点を設定しました。 論点、プロポーザル参加資格について。 委員会としての共通論点とし、審査ではこれを中心にしながら、さらに広い範囲からの質疑、答弁を重ねることで審査の充実を図りました。 自由討議の中で、以下のような議論がありました。 ①参加資格要件が厳しいのではないか。 ②地元事業者が参入しづらいのではないか。 この2項目について、審査の結果、①については、以下のことを確認しました。 個人情報保護の観点から、プライバシーマーク等の情報セキュリティー関連認証を取得している者であること。5年以内に受託実績または事務実績を有する者であること。窓口業務のサービス向上を図るために業務に精通した業務従事者がいること。 ②については、以下の議論がありました。 JV(共同企業体)であれば地元業者も参加可能であること。将来的な課題として、3地区の管工事組合が1つにまとまれば、地元事業者参入の可能性が高まるのではないか。 討議の結果、参加資格要件については、窓口業務などのサービスの向上、個人情報保護のため必要であることが確認できました。地元事業者参入については、JV(共同企業体)であれば現段階では参加できることが確認でき、争点はなく討議を終結しました。 以上のような議員間討議の後、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、議案第67号 平成30年度姶良市
水道事業会計補正予算(第1号)ついては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、産業建設常任委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これで産業建設常任委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆5番(田口幸一君) 17ページの一番下の行、地元事業者がJV(共同企業体)という形で参加することは可能です。そのほかいろいろ詳しく報告がございましたが、この可能ということは地元業者がJVでということは、親でか、それとも子であるか、そのようなことが委員会ではどのような審査が行われましたか。
◎産業建設常任委員長(吉村賢一君) 地元業者においては、参加資格要件のところの、例えば、プライバシーマーク等の情報セキュリティー関連認証を取得されているところがない。 それからもう1つ、給水装置工事主任技術者、排水設備工事責任技術者が整っていないところもあるといったことで、表にはいわゆる頭としては出られないと、しかし、一緒にジョイントを組むことで、そういう資格認証を持っている業者とプロポーザル参加はできますという回答でした。
◆5番(田口幸一君) ということは、JVには共同参画ができるが、確認ですけど、JVの親企業体ではなくて資格を持っている業者も子として参加できるということですか。
◎産業建設常任委員長(吉村賢一君) 子として参加できるということです。つまり先ほど来申し上げましたように、地元業者にはこの参加資格要件を満足するところはないということで、現在の時点ではいわゆるそういう参加資格要件を持っている業者と一緒に参加するということで地元業者も参加できる可能性がありますということです。
◆5番(田口幸一君) 了解しました。
○議長(森川和美君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) これで質疑を終わります。委員長、降壇ください。
○議長(森川和美君) これから討論を行います。本案につきましては、2名の議員より反対討論の通告がありました。 まず22番、有川議員の発言を許します。
◎22番(有川洋美君) 議案第67号 平成30年度姶良市
水道事業会計補正予算、反対の立場から討論いたします。 プロポーザル方式で今公募が入っておりますが、どこに委託するのか、何社申し込んでいるのかわからないまま、5億4,605万4,000円を民間委託に使うということを私は承認することはできないということで反対討論をしております。 民間は利益のために動きます。そして、今、水道事業部、公は住民のために働きます。民間業務委託が、今回、窓口業務のみということでございます。3点ほどの技術が必要かと思われる業務が入っておりましたが、技術を要することはないという返答をいただきました。しかし、民間委託、窓口業務というところから緩和され、水道の民営化ということになり得る条例でございます。 水道の一部を改正する法律案が国会で継続審議となっております。今姶良市におきましては、民営化は考えてはいないということではありますが、国の方針がこの民営化、コンセッション方式のほうに向かっていく中で、姶良市もその流れに翻弄されることは見えております。 日本国憲法25条に、「全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」2、「国は全ての生活部門について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と書かれております。命を守る水道事業、そして、そこで働く職員の皆さんとともに、公の立場、公営の立場から住民の皆さんのために水を守るため知恵を出し合っていければいいと考えております。 これで私の反対討論を終わります。
○議長(森川和美君) 次に、14番、堀議員の発言を許します。
◎14番(堀広子君) 議案第67号
水道事業会計補正予算に反対の立場で討論に参加いたします。 今回の補正は水道事業包括的民間委託に伴い、債務負担行為5億4,605万4,000円を限度額として定めるものです。 また、水道事業包括的業務債務負担行為委託は、平成31年度から平成35年度を期間とし、単年度業務委託料、平均額1億392万8,000円の見積もりが示されております。今回の民間委託により、窓口受付業務、検針業務、調定収納業務、滞納整理業務、給水停止業務など、市民の個人情報にかかわる多くの情報が民間業者に集約されることになります。 民間委託によるデメリットの一つに個人情報の漏えいがあります。これらの民間委託により職員の削減効果は、年間801万1,000円との試算が示されており、費用対効果の上でも大きな問題がある民間委託は中止し、安全安心な水は水道法に示されているように、公務の現場で働く職員によって確保すべきであることを指摘し討論といたします。
○議長(森川和美君) 通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) これで討論を終わります。
○議長(森川和美君) これから議案第67号 平成30年度姶良市
水道事業会計補正予算(第1号)を採決します。この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより表決]
○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) なしと認めます。採決を確定します。 賛成多数です。したがって、議案第67号は委員長報告のとおり原案可決されました。
○議長(森川和美君) 日程第5、議案第68号 平成29年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定について日程第6、議案第69号 平成29年度姶良市国民健康保険特別会計事業勘定
歳入歳出決算認定につ いて日程第7、議案第70号 平成29年度姶良市国民健康保険特別会計施設勘定
歳入歳出決算認定につ いて日程第8、議案第71号 平成29年度姶良市後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算認定について日程第9、議案第72号 平成29年度姶良市介護保険特別会計保険事業勘定
歳入歳出決算認定につ いて日程第10、議案第73号 平成29年度姶良市介護保険特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算 認定について日程第11、議案第74号 平成29年度姶良市農業集落排水事業特別会計
歳入歳出決算認定について日程第12、議案第75号 平成29年度姶良市地域下水処理事業特別会計
歳入歳出決算認定について日程第13、議案第76号 平成29年度姶良市農林業労働者災害共済事業特別会計
歳入歳出決算認定 について日程第14、議案第77号 平成29年度姶良市土地区画整理事業特別会計
歳入歳出決算認定について 及び日程第15、議案第78号 平成29年度姶良市
水道事業会計決算認定についてまでの11件を一括議題とします。 これらの件につきましては、9月11日の会議で提案理由の説明を受けておりますので、一括質疑に入ります。なお、2名の議員から指摘の通告があります。順次発言を許します。 まず、5番、田口幸一議員の質疑を許します。
◆5番(田口幸一君) 議案第68号 平成29年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定について、質疑の要旨、12ページ、市税収入未済額3億4,878万6,217円については常に徴収努力をしておられると考えるが、その過程や成果を示せ。 次に、議案第78号 平成29年度姶良市
水道事業会計決算認定について、質疑の要旨、1ページ、支出、第2款第3項特別損失213万3,688円の内訳を示せ。 3ページ、収入、第1款第4項補償金171万1,000円の内訳を示せ。 6ページ、7上水道営業外費用支払利息7,175万452円の支払先はどこか。 同じく6ページ、11上水道特別損失過年度損益修正損51万7,740円を年度別に説明せよ。 9ページ、2流動資産、以下について説明せよ。 (1)現金預金20億3,883万5,691円の預金先の金融機関はどこか。 (2)前払金3,882万4,000円の目的は何だったのか。 10ページ、繰延収益長期前受金38億6,882万7,225円を具体的に説明せよ。
◎市長(湯元敏浩君) 議案第68号から議案第78号までにつきましては、お2人の方からご質疑をいただきました。順次、副市長がお答えいたします。
◎副市長(前畠実君) 田口議員からいただきました議案第68号 平成29年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定についてのご質疑にお答えいたします。 市税徴収におきましては、納期内自主納付によるところが大きいですが、納期内に納付がない場合は督促状を送付し、納付特例を行っております。この段階で納付や納税相談がない場合は催告書の送付と併せて財産調査や実態調査を実施しております。 また、調査や聞き取りにより担税資力がないと判断した場合は、納税相談により分割納付などの猶予措置や財産差し押さえなどを執行を停止しております。さらに、担税資力がありながら、納付も連絡もない場合は地方税法等に基づき財産差し押さえなどの滞納処分を執行して滞納額の縮減を図っております。 なお、平成29年度は収入額が対前年度比1億6,588万236円の増で、収入未済額が対前年度比384万9,091円の減となっております。今後も引き続き、一般財源の安定確保のために市税徴収に努めてまいります。 次に、議案第78号 平成29年度姶良市
水道事業会計決算認定についての1点目のご質疑にお答えいたします。 特別損失の内訳につきましては、平成29年度に公営企業へ移行しました簡易水道事業に従事する職員の期末手当等の支給に伴うその他特別損失が主なものでございます。 2点目のご質疑にお答えいたします。 補償金につきましては、山田地区における県道下手山田帖佐線の地方特定道路整備工事よる送水管、配水管の移設に伴う県からの補償金であります。 3点目のご質疑にお答えいたします。 支払利息は九州財務局及び地方公共団体金融機構に支払ったものであります。 4点目のご質疑にお答えいたします。 過年度損益修正損につきましては、43万3,812円が平成28年度分であり、残りの8万3,928円が24年度にかかる債権の不納欠損処分額であります。 5点目の1番目のご質疑にお答えいたします。 流動資産の現金預金のうち20億3,861万3,493円をあいら農業協同組合、鹿児島銀行、南日本銀行、鹿児島信用金庫、鹿児島相互信用金庫、鹿児島興業信用組合、九州労働金庫、ゆうちょ銀行の8金融機関に預金しております。 5点目の2番目のご質疑にお答えいたします。 前払金は翌年度に繰り越しました配水池造成のための重富水道施設工事、国道10号配水管布設替え工事、市道宮島下久徳線ほか1路線の配水管布設替え工事にかかるものであります。 6点目のご質疑にお答えいたします。 長期前受金の内訳につきましては、工事負担金11億6,500万1,105円、国庫補助金9億2,249万3,483円、県補助金9,640万7,847円、他会計補助金4,373万1,282円、受贈財産評価額15億3,877万2,113円、国県補償金1億242万1,395円であります。 以上、お答えといたします。
◆5番(田口幸一君) それでは2回目の質疑を行います。 まず収入未済額について、市民税、固定資産税、軽自動車税の平成28年度、27年度、平成26年度の実績を示してください。(発言する者あり)はあ。通告がない。通告はしましたよ。 それから、今副市長から答弁がありました8ページの受贈財産評価額15億3,877万2,113円のこの受贈財産、この15億の説明を求めます。 それから、重富水道施設工事が今大英建設により着々と進んでおりますが、現在の進捗状況はどうなっておりますか。(「進捗状況が必要ですか」と呼ぶ者あり)はあ。(「決算ですので」と呼ぶ者あり)決算て、今、私は通告をしている答弁について、私はお尋ねしているところです。 財産差し押さえの件数はどうなっておりますか。 それから、九州財務局及び地方公共団体金融機構の借入額は幾らになっておりますか。
◎総務部長(福留修君) 3,000円の収入未済額と財産差し押さえの件数につきましては、担当課長がご説明申し上げます。
◎総務部収納管理課長(新門哲治君) 収納管理課長、新門と申します。よろしくお願いいたします。 田口議員のただいまのご質問にお答えいたします。 平成28年度の収入未済額につきまして、市民税が1億3,047万8,388円、固定資産税が、これは都市計画税込みでございます。2億549万8,841円、軽自動車税が1,665万8,079円、合計で3億5,263万5,308円でございます。平成27年度が、市民税1億3,954万3,132円、固定資産税2億4,313万546円、軽自動車税1,634万2,360円、合計で3億9,901万6,038円です。平成26年度が、市民税が1億5,356万4,684円、固定資産税が2億7,803万9,088円、軽自動車税が1,733万9,745円、合計で4億4,894万3,517円でございます。 2点目の差し押さえ件数につきましては、平成29年度実績といたしまして585件でございます。 以上でございます。
◎水道事業部長(脇義朗君) お答えいたします。 まず1点目にありました受贈財産評価額でございますが、これにつきましては民間の事業者が宅地の造成等で水道管を入れた場合、寄附採納を受けまして水道の施設になります。この価格の合計でございます。 それと、2番目の重富水道施設の進捗状況のお問い合わせがございましたけれども、造成工事につきましては繰越工事で行いまして、平成29年9月20日から平成30年5月31日までで工事のほうは終わっておりまして、竣工検査を6月13日に行っております。現在、1号井戸の築造を年内完成を目指して施工しているところでございます。 また、送水管、配水管等の施設工事も、鋭意、進めいているところでございますが、県道等の協議のため必要となることから、現在資料作成をしているところでございます。この重富水道施設につきましては、今後、管の布設、配水池の築造など計画的に施工して推進していきたいと考えております。 それから、借入額のお問い合わせがございました。決算書にも明示はしてあるんですが、読み上げてみたいと思います。 まず、上水道事業でございます。 決算書は21ページのほうに記載をしております。 財政融資資金27億5,380万8,232円です。地方公共団体金融機構が29年度末残高6億6,562万1,260円でございます。 次に、簡易水道事業でございますが、財政融資資金が4億8,484万1,067円、地方公共団体金融機構が6,521万5,335円、あいら農業協同組合が1,141万4,729円です。飲料水供給施設も借り入れをしております。これは財政融資資金が1億5,877万3,417円となっております。 以上でございます。
◆5番(田口幸一君) 収納管理課長から答弁、説明がございました28年度から26年度までの数字をお知らせしてくださいましたが、1億円、2億円、3億円、合計で4億円というような数字だったかと思うんですけど、これは、私は、議題からはちょっと外れますが、立派な一般財源だと思います。 それでは、3回目の質疑を行います。 出張徴収の実績はどうであったか。これは、県内、九州管内、大阪とか東京方面に出張徴収をされたと思うんですが、その実績はどのようになっておりますか。
◎総務部収納管理課長(新門哲治君) 県内徴収につきましては資料がございませんので、ただいま答弁できないところなんですが、県外徴収につきましては2名1組で行っております。平成29年度の実績といたしまして、九州地区と関東地区に1組ずつ行っております。合計で27件着手いたしまして118万9,100円の徴収実績でございます。 以上です。
○議長(森川和美君) これで質疑を終わります。 次に、8番、湯川逸郎議員の質疑を許します。
◆8番(湯川逸郎君) 議案第68号 平成29年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定について、質問いたします。 決算にかかる主要な施策の成果報告書の17ページ、企画一般管理費、主要施策の積極的な推進を図ることを目的とした先進地視察研修の視察先と内容をお示しください。 次に、19ページ、コミュニティ助成事業についてでございます。 複数の自治会から申請があると思うが、大山自治会、山野自治会に助成した経緯をお示しください。 20ページ、行政連絡員関連事業、姶良において、行政連絡員事務委託料について、自治会未加入者の取り扱いは含まれているのかをお知らせください。1回目は……。
◎副市長(前畠実君) 湯川議員からいただきました議案第68号 平成29年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定についての1点目のご質問にお答えいたします。 主要施策の推進を図ることを目的として、平成29年度においては14回、延べ30人の職員が先進地研修等を行っております。 主なものは、複合新庁舎建設に関する研修として熊本県玉名市、福岡県福岡市等への2回で延べ6人、フットボールセンター建設及び立地適正化計画策定に関する研修として佐賀県佐賀市等に4人、クラウドシステム導入に関する研修として宮崎県延岡市に3人、空き家バンク説明会への参加として福岡県福岡市で2人などとなっております。また最近急増している立地企業等へのベトナム人実習生の受け入れに対応するため、ベトナム国ハノイ市での研修に1人となっております。 2点目のご質疑にお答えいたします。 コミュニティ助成事業は自治会等のコミュニティの健全な発展を図ることを目的に、一般財団法人自治総合センターが実施するいわゆる宝くじ助成事業といわれているものであります。平成29年度は6自治会から市に申請があり、これらの申請については県を通じて自治総合センターに進達され、大山自治会と山野自治会が決定されたものであります。したがいまして、実施主体である自治総合センターにおいて事業決定を行っております。 3点目のご質疑にお答えいたします。 行政連絡員事務委託料については、市行政事務の委託に関する規則第5条の規定により、1自治会当たり3万円の基本額と行政連絡文書の配布戸数に応じた戸数割額等とを合算して算定した額を委託料としております。なお、戸数割額は自治会への加入、未加入を問わず、実際に配付していただいている戸数規模に応じた戸数割単価に基づき算出しております。 以上、お答えといたします。
◆8番(湯川逸郎君) 3点につきまして、2問目の質問を行っていきたいと思います。 まず1問目の市職員延べ30名が主要施策の先進地視察研修を実施したと明記されておりますが、分野ごとに研修内容で新年度に活用された事業、また、今後計画をしたい事業等の内容と方向性をお示しください。 次に、企画費のコミュニティ助成事業でございますが、これまでに大山自治会、山野自治会の助成は行われていないのか、お伺いいたします。 次に、質問の3点目でございますが、姶良地区行政連絡員事務委託料4,107万円の算定基礎において、自治会員数で支払われているのか。地域内の無所属数も含まれているのか、お伺いいたします。
◎総務部次長兼行政管理課長(橋本博文君) お答えいたします。 それでは、研修につきまして、私ども複合新庁舎建設にかかわる研修ということで行きましたので、今後についての見通しということで、若干、触れさせていただきたいと思います。 都合2回、熊本県は玉名市、それから山鹿市、それから佐賀県はみやき町、福岡県の飯塚市、この4つの自治体のほうにまいりまして、まずは、事業費の圧縮方法、費用を少なくするための手法を学んできた分と、それから防災拠点施設ということで、一時避難所を含め備蓄倉庫、それから防災の電力設備等の防災拠点施設としての重要な要素というのを研修してまいりました。 それから、山鹿市のほうにつきましては、市民交流センターと市役所が併設されているということで、市民利用施設と市役所の連携のあり方、また休日夜間等の利用の方法等を研修してまいりました。 そして、飯塚市のほうでは窓口業務の改善ということで、レイアウト、動線、それから移転計画、市民利用スペース、あとは食堂とか喫茶のスペースもあったんですが、それらもあわせて研修してきまして、今後、来年から準備を進めております基本設計の中にそれらを十分生かして、市民が使いやすい、利用しやすい、それからまた環境に優しい庁舎、そういうものに対して研修の成果を生かしていきたいと考えております。 以上です。
◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 今、総務部長のほうから庁舎建設分についてご説明がございました。その他の分に私のほうからご説明いたしたいと思います。 まず、本年度建設を行っておりますフットボールセンターにつきましては、平成29年度に佐賀県総合運動場、佐賀市健康運動センター、福岡県フットボールセンターを視察いたしまして、今の建設に生かしているということでございます。 それから、立地適正化計画による策定についての研修は福岡県飯塚市で行いまして、現在策定中の計画に生かすということといたしているところでございます。 それから、ベトナム、ハノイの研修でございますが、こちらにつきましては、市内の誘致企業におきまして、ベトナム人技術実習生が大変増加をしている現状を踏まえまして、ベトナム現地から日本へ送りだす教育機関の視察及び行政機関と意見交換を行っており、今後の施策の検討に生かすということにしているところでございます。 以上でございます。
◎企画部長(宮田昭二君) 2点目のコミュニティ助成事業でございますが、29年度、山野と大山地区に助成しておりますけれども、手元にある資料によりまして、25年度まででございますが、28年度から25年度の間にはこの2自治会に対しての助成はないようでございます。 それから3点目でございます。行政連絡員の委託料の件でございますが、これは行政事務の委託に関する規則にその根拠がございまして、戸数の規模によりましてその単価を掛けるわけでございますが、この戸数につきましては、年度当初、自治会の行政連絡員に対する委託料を算定する際に、世帯数と、それから配付戸数等の調査を行います。したがいまして、行政連絡員のほうから自治会に加入している世帯、それから未加入世帯、さらにはそれに配付する戸数というのをお示しいただきまして、それに基づきまして算出しておりますので、未加入の方も入っているということでございます。 以上でございます。
◆8番(湯川逸郎君) では、3問目に移りたいと思います。 最初の質問の先進地視察の件でございますが、先ほども行かれたところの実績かれこれも述べられましたが、今回の先進地視察研修で本市の事業分野の改善を図らなければならない事業施策というのは、先ほども述べられましたが、具体的にどのようなものを行っていきたいということを考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 行政連絡員連絡事務委託につきましてお聞きいたします。 これも先ほども答弁が若干ありましたが、姶良地区117自治会長の兼務として委嘱された行政連絡員と委託契約を結び行政の円滑な運営が行われたとあるが、このことは自治会長として契約されているのか、また個人名で委託をされているのか、お伺いいたします。
◎企画部次長兼企画政策課長(松林洋一君) 企画部のほうで持っております先進地研修等の旅費につきましては、喫緊の課題であるとか、政策的な課題であるとかいったようなことを学ぶために行っているものでございます。 したがいまして、本市の改善というか、ということに直接つながるものでもないと思いますが、将来的な計画策定であったり、それからすぐに行う行事の研修であったりといったようなことで生かしていくというふうに考えているところでございます。なお、先ほどベトナム国のことを若干申し上げましたが、実態としましては、ベトナムからの外国人登録者数というのが、平成26年度は3人だったんですが、27年には24人、28年には48人、29年度には118人という形で、かなり増加をしておるところでございます。したがいまして、これに伴いまして新たな課題というのも、今後発生をするだろうということの予想のもとに研修等を行っているというふうにいう考え方をされればよろしいかと思います。 以上でございます。
◎企画部長(宮田昭二君) お答えいたします。 姶良地区におけます行連の委託先でございますが、現在手元にありますのが、委託料の振込先の資料がございます。これによりますと、117自治体のうち96自治会が個人に振り込んでおります。自治会等へが残りの21ということで、これから推測しますと、個人との契約が96、自治会等の契約上が21というふうになっておると思います。 以上でございます。
○議長(森川和美君) これで、湯川議員の質疑を終わります。 通告による質疑は以上でございますが、これまでの通告者質疑に関連する質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。 以上で、日程第5、議案第68号から日程第15、議案第78号までの一括質疑を終わります。 ここでしばらく休憩します。そのまましばらくお待ちください。 決算審査特別委員会の設置、名簿を配付いたします。(午前11時40分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時41分開議)
○議長(森川和美君) お諮りします。 ただいま議題となっております11件の議案につきましては、委員会条例第6条及び第8条の規定によって、ただいま配付しました決算審査特別委員会委員名簿のとおり、議長及び議会選出監査委員の竹下議員を除く22名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託をし、審査については本定例会終了後の閉会中に行うことにしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま議題となっております11件の議案につきましては、配付しました委員名簿のとおり22名の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これを付託することにし、審査については本定例会終了後の閉会中に行うことに決定しました。 ここでしばらく休憩します。そのまましばらくお待ちください。(午前11時43分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時43分開議)
○議長(森川和美君) ここで報告します。先ほど設置されました決算審査特別委員会の委員長に鈴木俊二議員、副委員長に湯元秀誠議員が選任されたという報告を受けましたのでお知らせします。 お諮りします。 正午まで大分時間がございますが、日程第16の請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書の議題については、討論者の6名の通告もございますし、大分時間がかかりますので、傍聴者の方がたくさん見えていらっしゃいますが、午後からとしたいと思いますが、異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) したがって、午後から会議を1時から開きたいと思います。(午前11時44分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分開議)
○議長(森川和美君) 日程第16、請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書を議題とします。
○議長(森川和美君) 本件について、総務常任委員長の報告を求めます。
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) 登 壇 ただいま議題となりました請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書につきまして、審査の経過と結果を報告します。 当委員会は、9月13日、14日、19日、21日に開会し、委員会を協議会に切り替え、請願者、小野島俊夫氏、補助者2名及び紹介議員から趣旨説明を聴取し、関係職員の出席を求め、現地調査含めて詳細に審査しました。 請願者からの請願の趣旨等は、次のとおりです。 請願の趣旨及び経緯等、高齢化、少子化の進む本地域にあって、近隣地に存在したわずかな空き地を住民や子どもたちが貴重な広場として使ってまいりましたが、そのようなわずかな空き地も次々に宅地化され、こうした空き地がなくなってきた経緯があります。 かかる状況の中、同地域にある姶良市平松6261番地は、誰もが日常的に集える憩いの場として、また、住民の生命と安心を守る防犯、防災の観点からも貴重な場所となることから、ぜひとも市有地として取得し、広場として供していただきますよう請願いたします。 請願の理由。1、住民が適切かつ有効に使用できる価値の高い場所である。 2、身近な格別な位置にあり、子どもたちにとっても近所の広場として貴重な価値を有し、多くの賛同署名もいただいている。 3、火災が発生した場合、その延焼を緩衝するだけでなく住民が緊急避難する空間としても重要な意味がある。 請願者との質疑の主なものを申し上げます。 質疑、今回要望された土地は、現在、子どもたちや高齢者にどのように活用されていますか。 答弁、現在、子どもたちの利用はありませんが、高齢者が畑を耕作しており、コミュニティの場となっています。 質疑、さきに都市計画課に出された要望書では、公園化もしくは多目的広場と書いてあるが、今回の請願書では広場の取得に変わっている。署名された360名の中には公園と認識されている方もおられると思いませんか。 答弁、公園ということで署名を求めたものではありません。ただ、ここにある空き地を何とか皆さんが使える広場として活用させていただきたい、市のほうで買い取っていただけないかという趣旨で、基本的な趣旨は何ら変わっておりません。 質疑、広場として位置づけているという話でしたが、人が集まり防災のためなど、たくさんの要素を重ねられていますが、いざというとき、トイレはどうするのか、水道水はどうするのか、そういう条件整備をどう考えていますか。また、このぐらい利活用を高めたいというような裏づけなどの自助努力もする必要があるのではないんですか。 答弁、根源的な思いは空間が欲しい、広場が欲しい、ただそれだけです。子どもたちが集まるときに水道があってほしいとか、それは次の段階だろうと思います。私たちにとって広場として使える場所になるかならないかの問題です。また、自助努力は将来的に考えることと思っています。 請願者との質疑後、協議会を委員会に切り替え、関係職員の出席を求め、審査をしました。 質疑、財政課では、この請願書を読んでどういった捉え方をしたか。 答弁、今回は普通財産として購入してほしいということですが、市としては、事業目的が明確でないものはこれまでも購入していないので、普通財産として取得することは難しいと感じたところです。 質疑、防災センター裏の有効利用と体育センター等を含めた一帯の区画の今後の活用は、政策的なものになるかもしれないが、関係機関と関係部署との協議を進めるなど、みんな努力して考えてあげることは大事ではないか。 答弁、政策ということになれば、今後、副市長、市長に持って上がらなければならない案件だと思いますので、検討させていただきたいと考えます。 質疑、財政課紹介の竪野自治会が資源物収集場所として借用している市有地を代替地として借りられるとしたら有償ですか。 答弁、自治会が自治会活動として利用するということであれば、無償で貸す場合がほとんどです。 以上で、質疑を終結し、職員間討議に入り、次のような討議がありました。 職員間討議、このような形で市が土地を購入するとなれば、ほかにも同様な事案が出てくる可能性があり懸念される。土地区画整理事業が頓挫し、家が建ち始め、空き地がなくなってきたことも理由の一つだと思われる。購入となれば、公平性、平等性、明確な根拠と説明責任が求められる。ただ広場だけでは、とてもではないが買うことはできない。地域の方々の思いというのを聞けば、空き地の取得の必然性は感じる。 以上のような議員間討議の後、討論に入り、次のような討論がありました。 反対討論、今回出された請願については、趣旨を十分理解したつもりです。ただし、請願の第一項目にあります土地を特定されているところになると実現性が非常に乏しいと思うところで今回は反対とします。 賛成討論、その場所というのは特定されていますが、その場所しか案件がないというのが今の現状であるのではないかと思って賛成とします。 討論の後、採決に入り、採決の結果、請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書は、賛成多数で採択すべきものと決しました。 以上で、総務常任委員長の報告を終わります。
○議長(森川和美君) 総務常任委員長の報告が終わりました。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆17番(谷口義文君) 今回のこの請願におきましては、委員会の審査の中で、かんかんがくがく審査をされたと思いますが、しかしながら、なかなかこの質疑の中が見えてこない面が多々あるような気がしております。 その中で委員長にお伺いしますが、まず今回、広場として欲しい、広場として使える場所になるかならないかの問題ですと、広場広場ということで財政を呼んでおられますね。これは土地の取得に関することが財政であって、じゃあ、取得した後、この土地を有効活用するために、果たして広場というものが存在するのか、姶良市にあるのかという議論のもとに、関係課の都市計画課等の執行部と意見交換をされたことはありますか。
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) 都市計画課の方とは協議はしておりません。あくまでも財政課の意見をお聞きしたというところです。
◆17番(谷口義文君) 私が反対討論で述べますが、そもそも姶良市が土地を購入する場合は、答弁でありますように、目的があって初めて購入をするわけです。それは土地の取得ということです。財産取得。じゃあ、請願者が言う公園じゃない広場、多目的広場というもの自体が姶良市の所有している土地の中にあるのかどうか。ましてや多目的広場というものが姶良市自体に存在しているのか。もちろん市有地として。その辺の中でやはりこれは有効利用ということであれば、都市計画課なりの担当者を呼んでも、まずここから議論すべきじゃなかったのかなというふうに思っております。なかなか。 それと、どうしても自分たちの広場が欲しい、広場が欲しいというようなことばかりが議論されておりますが、こういう思いは、もちろん、このことも討論で述べますが、姶良市市内どこの自治会でも空いている土地があればこういう思いがあるはずです。そういう前例、こういう請願のこの質疑の中にあるこのような中で、今、私が申し上げたほかにもこういうものが出てくると、そうなると、やはり大変だというような議論はなかったのかどうか。
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) まずはじめに、言われましたほかに土地はないのかということなんですけれども、ちょっと財政課の答弁の中で、公用または公共用として利活用されなくなってきた普通財産の中で将来的にも利活用が見込めないものに関しては、今積極的に貸し付けや売却を行っているということで、空き地は基本的にはあるという状態ですけれども、ただそれが自治会で全て使いたい土地になっているかどうかというのは、議論は、正直、していないところでございます。 あともう1点は何でしたっけ。
◆17番(谷口義文君) 今私が言ったと思うけど、今答えましたっけ。そういうものがほかにもあるわけ、姶良に。姶良の市民のほかの地域にも。そういう議論はなかったのか。
○議長(森川和美君) しばらく休憩します。(午後1時13分休憩)
○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時13分開議)
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) ほかにもそういうものが出てくるんではないかと。今回、購入してしまうとほかの自治会でもそういう声が上がってくるんではないかと。そういう議論は、一応協議会の中では、皆さん意見等出し合いまして、基本的にはそういう形の共通認識は委員の皆さんは持っているという状況でありました。
◆17番(谷口義文君) それでは、最後の質疑になりますからお聞きしますが、この請願の中身をよく精査してみるんですが、何とかしてこの土地を買ってほしいと、市に買ってほしいというものが何か強調されているような気もするわけなんですが、この土地の所有者がこの土地を地域のために、じゃあ、無償で地域のために使ってくださいというような話はなかったのか。あくまでも市が買わなくても、この地域の住民の願いがあるわけでしょう。であれば、所有者と話をして、じゃあ、地域のために、将来的に使ってくださいと、いいですよというような話はなかったのか。 それともう1点、請願の趣旨の中で、公園ではなくて住民による清掃と自主管理を前提とした使い勝手のよい多目的広場とありますが、もし自分たちが使い勝手のよい多目的広場として使用した場合、もちろん、市が取得した場合、事故が起きたり、けがが起きたりしたら誰が責任をとるのかというような議論はありませんでしたか。 以上。
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) まず土地の所有者の件ですけれども、所有者の件の中ではそういう議論は若干ございましたが、今回の請願とは少しずれるということで深く追及はしておりません。ただ、自治会長より一応待っていただいているという文書を、電話で一応交渉といいますか話された内容についてのメモは資料としていただいております。その中で、土地所有者の方が逆に少し待ちますという状況でお話をいただいているというところで、無償で貸し出すとかそういうところは議論はしておりません。 あと、けが等に関しましても議員間討議の中でそういう意見が出ました。そういうときはどうするのかという、出たんですけれども、そういうこともあり得るよねという共通認識を持っておりますが、それに対する行政に対する意見を求めてはおりません。 以上です。
○議長(森川和美君) ほかに質疑はありませんか。
◆5番(田口幸一君) ここに1枚の写真をいただきました。これによりますと、入り口は両方とも高いブロックが積んであります。この空き地は畑、ここに行きつくまでは相当な距離があるのではないかと思うんですが、このまた反対側の防災センターのほうから入るのにもブロックが積んで道路は狭いですが、その辺のところに、もうこの写真があるわけですから、調査、議論をされたと思うんですが、その辺の経過を説明してください。
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) まずその写真ですけれども、当委員会で準備したものではなく、一討論者が準備された資料であります。現地のほうも確認してまいりました。入口にはブロック確かに積まれております。6段のブロック塀とあと3段のブロック塀にあとフェンスが張ってあるという、入口のところになっておりますが。確かに、ここは狭隘の部分になっております。少し距離があるのも事実ですけれども、確かに、この道が細いのは問題になるなというふうには現地では見てきたところではあります。その細かなあとの写真というのは、ちょっと私どもでは説明ができないところです。
◆5番(田口幸一君) だから私が聞きたいのは、このブロックが両方とも入口のところに積んであって、ここに車の出入りがあるときに危険は起きないのか、先ほども申し上げましたように、防災センターのほうから入るにしてもブロックが高く積んであって道路が狭いです。だから委員会の中ではそういうところで、危険は生じないか、その辺の審査の中でその辺の点はいかがでしたか。
◎総務常任委員長(鈴木俊二君) ここは近隣の方がご利用されるということで、確かに、狭くて車が来るとよけなければいけないというところなんですけれども、若干よける場所もありますので、この前、現地に行ったときに、これは危険だなというのは一応協議には上がってこなかったです。はい。
○議長(森川和美君) ほかに質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(森川和美君) これで質疑を終わります。
○議長(森川和美君) これから討論を行います。本案につきましては6名の議員より通告がありました。 まず、17番、谷口議員の発言を許します。
◎17番(谷口義文君) 請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書について、反対の対場で討論いたします。 まず請願について。請願権は憲法第16条に規定されているものであり、議会に請願書を提出する場合は議員の紹介がなければならないと地方自治法124条に明記されております。紹介とは請願の内容に賛成の意をあらわし、議会への橋渡しをすることであります。 一方、住民はその請願の実現を図りたいばかりに、できるだけ多数の議員の紹介を求めようとする傾向が強い。したがって、不本意ながら紹介議員にさせられる事例があるので、慎重を期したいものと解されています。 今回の請願については紹介議員が前例のない6名も署名押印しており、しかも付託先である委員会において委員長を除く6名中、4名と多数を占めております。請願者はこの事実に関しては知らなかったと述べていると聞き及んでいますが、であれば、紹介議員自体の判断でなされたと理解せざるを得ません。果たしてそうであったのか疑問でもあります。 審査についてであります。 さきにも述べたとおり、審査する以前より、賛成の意をもって審査に臨めば、先入観が先に立ち、おのずから公平、公正、平等な判断よりも、採決は賛成多数で優位に採択ありきとなるのは自然の流れであり、誰の目から見ても明白であります。これでは議会への橋渡しとしての役割を到底果たしたとは言えません。議会への橋渡しは偏見ではなく大局的な立場から中立を守り、全市民の利益と平等、均等を基本に真剣かつ真摯に議論すべきものと考えます。議会に対する請願について議員の紹介を必要とする趣旨は、請願そのものの乱用を避けるためにあります。今回の請願は、議会において、請願の趣旨の実現を容易にするという請願者の利益にくみする者として捉えられても仕方ありません。過去にも例を見なかったこのような多数構成の紹介議員に名を連ねた行為を、なぜ見識ある6名の議員の方々が判断されたのか、甚だ疑問としか言いようがありません。取り方によっては、確信的であったともいえます。ただ、個々人の思いがあったとしても何か背景に影響するもの、もしくは紹介議員にならざるを得ない特別の事情があったのでしょうか。残念でなりません。今後の請願において、この例が前例とならないことを祈るばかりです。 請願の趣旨について、今回の請願者は30年5月18日付要望書の中で、請願にもあります当該土地に公園か、もしくは多目的広場的な転用等による有効活用を求めて市長宛てに要望しております。30年6月27日付で以下のとおり、要望者は今回の請願者と同じですが、市長名で回答がなされております。 現在、本市においては154か所の都市公園等を管理しておりますが、皆様に安全快適にご利用いただけるよう老朽化した遊具等の修繕や草木の伐採など、既存施設の維持管理を優先的に実施しており、予算的な制約もあることから、新たな用地取得を伴う公園の新設は行っていないところであります。このためご要望の箇所における公園整備は難しいものと考えています。なお、ご要望いただいた箇所の周辺には永池公園や地域活動支援センターの広場もあることから、それらの施設をご利用くださいますようお願いいたしますと、まことに丁寧な行政からの回答がなされております。 ところが、今回の請願の趣旨は、当該土地を維持経費のかかる公園ではなく、一転して多目的広場として、姶良市の市有地として取得していただきたいとあります。公園新設の回答がなされた後、なぜすぐに請願書の提出に変更されたのか、甚だ疑問であります。そもそも市が市有地として土地を取得する場合は目的をもって初めて購入に至るものであります。 現在、市が所有する土地で、多目的広場として活用されているものは存在しておりません。ましてや、多目的広場としての位置づけ自体がありません。請願者は、土地は市で取得してくれ、管理は自治管理を前提とした使い勝手のよい多目的広場にと述べておりますが、市民の財産である土地である以上、市民にとって平等、均等であり、格差があっては、到底、市民の理解は得られません。そう簡単に勝手よく一部地域のために使用することは、これは困難だというふうに考えております。今回の請願にある願い事はこの地域に限らず、姶良市内多くの地域にも共通する思いがあるものと思われます。今後は、多目的広場、そのものについて議会と行政が一体となり、必要なのか、不必要なのか、考え方、位置づけ、運用の問題等を議論することから始めなければならないものと考えます。 今回の請願の締めくくりとして、一部地域住民の切なる願いは十分できますが、結論としましては、多目的広場、そのものの本質を論ずること自体が先決であり、請願としては山積する課題等をクリアすることが大事と考えます。よって、現時点において、請願の実現性は困難と考えます。 終わりに、今回の請願について請願の受理、請願の取り扱い、紹介議員のあり方、審査のあり方、もろもろの問題等が浮かび上がり、議会人としての責任と責務、そして、より一層の見識、識見の向上、また、議会そのもののさらなる権威と信頼の構築を強く感じたところであります。 以上、反対討論といたします。
○議長(森川和美君) 次に、2番、竹下議員の発言を許します。
◎2番(竹下日出志君) 請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書について、賛成の立場で討論をします。 請願の経過等でこれまでも近隣地に存在していたわずかな空き地を、住民や子どもたちが貴重な広場として使ってまいりましたが、そのようなわずかな空き地も次々に宅地化され、締め出されてきた経緯があります。ここ竪野自治会は、本年9月現在、575世帯あり、班数27班、重富小学校校区内で一番世帯数の多い自治会です。現在の鹿児島県防災研修センターは、平成4年に県立埋蔵文化財センターとして建設されました。以前は、町の所有の空き地として子どもや高齢者に利用されておりました。埋蔵文化財センターの建設により、今回の当該地の北側約100mに平松6272番地内に所有者の提供により、旧運動広場がありました。そこで、子どもたちの遊び場やラジオ体操、高齢者の語らいと憩いの場としてゲートボールやグラウンドゴルフに利用されてきましたが、2年前に住宅地化され、現在は運動広場がない状況であります。 今回の請願場所は、高齢者にとっては語らいと憩いの場として身近な格別な位置にあります。また、子どもたちにとってもラジオ体操や近所の広場として貴重な価値を有すると思います。現に、学童や幼少期の子どもを持つ保護者の方々もこのような視点から、子どもたちの声が聞こえるところに安心して遊べる広場が欲しいと要望し、今請願へ強い同意をいただき、多くの方々の賛同署名もいただいております。 このような住民の声と熱意に耳を傾けていただき、本市のまちづくりに向けた1つの大きな示唆として受けとめていただくことを強く求めまして、請願第2号 空き地の取得と有効活用を求める請願書の賛成討論といたします。
○議長(森川和美君) 次に、15番、吉村議員の発言を許します。