宮城県議会 1971-10-01 10月04日-02号
福島県大熊の原子力発電所を見てもわかるとおり、第二次冷却用水である海水の沈澱浄化のための取り入れ口や、その排水口を鳴浜一帯につくらなければ、原発は操業できないわけであります。いま申しましたような取水口や排水口をつくろうとすれば、あの辺一帯の漁業権を買収しない限り工事にはとりかかれません。だから現地の漁業権を買収しない限り、工事にはとりかかれないわけであります。
福島県大熊の原子力発電所を見てもわかるとおり、第二次冷却用水である海水の沈澱浄化のための取り入れ口や、その排水口を鳴浜一帯につくらなければ、原発は操業できないわけであります。いま申しましたような取水口や排水口をつくろうとすれば、あの辺一帯の漁業権を買収しない限り工事にはとりかかれません。だから現地の漁業権を買収しない限り、工事にはとりかかれないわけであります。
昨年からことしにかけての女川原発反対陳情団が、県庁舎内あるいは電力ビル内に押しかけたおり、その中の一人が「東北電力は関係漁協に対して八億円の補償を出せ。」と叫んだということを仄聞しましたが、もしそれがほんとうだとしたならば、補償金さえ払つてもらえば、少々毒性のある水を流されてもよいというのかと考え、同じ漁民の立場として全く心寒く感じたのであります。
県道柏崎―寺泊線は、この原発のために中断をされまして、この道路を一体具体的にどうされるのか。それに対する住民がどのような反応を示しているのか。あるいはまた、送電施設が必要でありますが、この送電施設には、どのようなものができ、どのような経路でこの送電を行なおうとするのか、知事さんがお知りの範囲で、詳しくお聞かせいただきたいと思います。
しかも、最近この敦賀の原発が核燃料棒の被覆が破損して、放射能が漏れて大騒ぎとなっております。また、そういう中でアメリカ原子力委員会が、これとは全然性格の異なる軽水炉型の欠陥を発表したのであります。福井県の県当局は、前の敦賀の事故の際は電力にだまされたといって憤慨し、また敦賀市議会はこの軽水炉型原発の操業停止の決議まで行なっているのであります。
なお、原発のほうの規制は、すべて原子力基本法その他によつて行なわれていることは御承知のとおりでございますが、温水の基準につきましては、さつそくひとつ専門家等ともよく相談をいたしまして、県で基準ができ得るものかどうか、検討いたしてみたいと思います。御了承いただきます。 ○議長(村松哲治君) 十九番吉田泰男君。
また、同じように、女川原発からの排水規制基準についても同じでございますが、その点はどうなさるつもりであるか、お聞かせを願いたいと思います。 次に、松島湾の水質基準について、中央の審議会が答申を行なつたようでありますが、これは改正前の水質保全に関する法律に基づいて行なわれているもので、新しく改正された法律との関連はどのようになるのか、この点をお聞かせ願いたいと思います。
次は、女川の原子力発電所についてでありますが、知事も御承知のように、一月二十七日に行なわれました女川町長選挙で「原発建設をやめさせ、平和で豊かな女川町」をこのスローガンを掲げて戦つた候補が、有効投票の四二・八%を獲得しております。女川町民のこの漬極的な意思表示は、多数の町民が、危険な原発の設置をきびしく批判していることを明らかにしたものであります。
最近十二月八日の仙台放送でも、敦賀の発電所、原発、これが十一月十四日の定期検査で第一次冷却水のパイプが亀裂によつて放射能物質が漏れたということを、御承知のようにテレビで報じておる。そして、県がこれに対して抗議を申し込んでいる。市も抗議を申し込んでいる。漁民がこれから反対に立ち上がらなければならぬということを、テレビを見る限りでは言つておるのが現状であります。
これはむしろ逆であつて、原発の冷却水を確保するために、女川町民の税金を使つて、北上川から水を引つぱるということに相なります。女川の町民はそのためにたしか五億円ほどと聞いておりますが、金を出させられて、原発の冷却水に援助させられて、そのおこぼれをちようだいするだけになります。これは岩沼の大昭和製紙の排水溝の例が明らかに物語つております。
もう一つは、知事は、原発誘致について歓迎あるいは非常な決意を持っている。私はこの原発の冷却水の中で魚を飼ったら、食ってみようと思うのですが、知事は一緒に食べるくらいの元気がありますかどうか、この点をお伺いをいたします。 以上2点でございます。
また、これは河北新報の四十四年八月十六日に掲載された「専門学者も批判、原発建設めぐり表面化」これはアメリカのミネソタ州で起こつている現象なんで、半年もこの議論がやられ、私はこの議論はこれだけでございますから、これを全部議論の内容をとつて見ますと、われわれの知つているビツシヤーという有名な植物学の研究の、放射能と植物学について世界的に有名になつたビツシヤー教授、あるいはゴーハム教授、これも放射能研究で
公害の問題の最後に、従来からいろいろ言われておりますが、東北電力との公害防止に関する協定の問題について、さらに東北石油あるいは女川の原発、これらの設置等にも関連いたしまして、当然公害防止協定を企業との間に、しかも関係市町村を含めて協定化を具体化する必要があると思いますので、その用意があるのかどうか、この際お尋ねをしておきたいと思います。
しかしながら、冷却水の問題や放射能による汚水、汚染の不安がある限り、原発建設によって観光地としてのこの地帯の価値は半減するおそれなしとしないのであります。沿岸漁民や観光に生きようとしている地域住民を不安におとしいれる結果になると思うが、知事の明快な御答弁を賜わりたいと思うのであります。
ところがこのGEの軽水型、昨年十一月アメリカのニユージヤージー州オイスタークリークの原発でもつて、これは五十一万五千キロワツトです。試運転をやつた。その最中に圧力容器の水圧試験で多数のひび割れが生じたという事件が起きております。