柳井市議会 > 2021-09-08 >
09月08日-02号

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  1. 柳井市議会 2021-09-08
    09月08日-02号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 3年 第3回定例会( 9月)─────────────────────────────────────────────令和3年 第 3 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)                                  令和3年9月8日(水曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和3年9月8日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         岸井靜治議員          1 阿月のいりこ工場について           (1)一向に悪臭、騒音が改善されていません。行政はこのような業者に土地の使用の延長許可を与えたのです。行政には延長を許可した責任が確実にあります。             周辺住民は本当に困っています。なぜこのような状況を放置して行政は平気なのですか。行政の責任は、どのようにすれば果たせると思っていますか。          2 柳商跡地図書館建設問題について           (1)柳商跡地に図書館を建てることには市民の合意が不可欠であるが、それはできたのですか。           (2)これまで市は、全く強引な図書館建設の説明を繰り返してきました。今会期中の特別委員会で「市の方向性」を示すとのことだが、この「市の方向性」とはどのようなものなのですか。そして、どのような根拠を持って示すのですか。         君国泰照議員          1 柳商跡地利活用と将来構想について           (1)複合図書館については、様々な賛否の声がありました。翠が丘の地名の特色を活かしての要望もあり、平和都市柳井のシンボルとして市民から愛される翠が丘の市民交流拠点施設と柳井市の将来構想のビジョンとの整合性について。           (2)柳井市長井原健太郎の政治を目指した究極の目的は何か。             市民誰もが幸せに暮らすまちづくりであります。そのためには、まず「人づくり」であり「人間力」を向上して心身共に健全なる姿の市民が求められます。戦後よりの社会情勢で、利己主義、個人主義がまかり通             りポジティブ(積極的、肯定的)からネガティブ(否定的、消極的)な国民、市民が増加をしております。例え人口が減少しても烏合の衆でなく世のため、人のため郷土を愛する「人間力」市民の知恵と力が必要です。農業は土作り、まちは人づくり、市長の求めるまちづくり、市民像について。           (3)天よりの合併特例債の時、地の利として県から無償譲渡と絶好の翠が丘の柳商跡地、人として市民の学びの場であり出会いや想いと交流、そして健康や人命を守る防災等の人の和は千載一遇のチャンスであります。             この間、色々な市民の意見を聞き、苦難、苦渋、苦節の末の決断が迫っておりますが、万が一にも反対派の意見に押し切られ中止となれば国や県との軋轢や今後の財政措置や対応についてお尋ねいたします。         三島好雄議員          1 人口減少対策について           (1)人口減少を食い止める一つの方法は、確かに企業誘致があげられる。この間、市長はトクヤマ、日鉄ドラムなどの企業誘致に成功している。             しかし、柳井市の人口の自然減は、年間500人を超えており、企業誘致だけでは食い止められない。そこでUIJターンを促す魅力のあるホームページづくりが人口増の大きな力となるのではないか。          2 柳井市の通学路の安全確保について           (1)今年6月28日に、千葉県八街市の市道で起こった、歩いて下校中の小学生児童の列にトラックが突っ込み、男女5人が死傷する事故が発生し、全国に衝撃を与えた。柳井市は、通学路の安全確保について、どのような施策を準備しているか。         平岡実千男議員          1 新型コロナウイルス感染による後遺症の対応について           (1)全国的に感染者数が増える一方で、感染回復後の後遺症の問題が今後深刻化していくと思われます。後遺症に悩む方へどのような対応をしていくのかお尋ねいたします。          2 ローカル5G活用による平郡島インフラ整備について           (1)平郡島において通信環境が充分でない中、ローカル5Gの導入によって解決できると思います。ローカル5G活用についてどう考えておられるかお尋ねいたします。──────────────────────────────出席議員(17名)2番 平岡実千男          3番 田中 晴美4番 川﨑 孝昭          5番 秋良 克温6番 三島 好雄          7番 坂ノ井 徳8番 岩田 優美          9番 早原 秀文10番 賀原 基和          11番 藤沢 宏司12番 篠脇 丈毅          13番 平井 保彦14番 岸井 靜治          15番 中川 隆志16番 石丸 東海          17番 君国 泰照18番 山本 達也                  ──────────────────────────────欠席議員(1名)1番 久冨  海                  ──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 宮本 忠明          次長 井原 郁江補佐 西本 佳孝                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           石川  浩教育長           西元 良治      総合政策部長        宮本 太郎総務部長          河原 憲治      建設部長          重村 仁志経済部長          徳武 伸幸      市民部長          米川 辰夫健康福祉部長        日浦 隆雄      教育部長          三浦 正明財政課長          丸川 貴司                         ──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(宮本忠明) 御起立願います。互礼。御着席願います。 ○議長(山本達也)  これより本日の会議を開きます。────────────・────・────────────日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(山本達也)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、君国議員、平岡議員の両名を指名いたします。 ここで、坂ノ井議員から、9月7日の認定第1号及び認定第2号の決算認定における監査委員の審査報告の発言内容を、一部訂正したいとの申出がありましたので、これを許可いたします。坂ノ井議員。 ◎議員(坂ノ井徳) 昨日、認定第1号、令和2年度柳井市水道事業会計決算認定において、監査委員意見を御報告させていただいた際、中川議員からの御質問がありました審査意見書の8ページの特別損失の内容につきまして、「広域水道管施設の改修」と申し上げましたが、「令和2年度に平郡簡易水道が、地方公営企業法の適用を受けて統合したため、過年度の貸倒引当金繰入額等が計上されているものです」に訂正をお願いしたいと思います。 また、認定第2号、令和2年度下水道事業決算認定においては、「本年度からは、水道事業と下水道事業を別々に報告するが、去年までは一緒に報告していた」と御報告申し上げました。 下水道事業会計は、昨年までは、特別会計で報告しておりましたので、「下水道事業は、令和2年度になり、法適用を受け、今回からは公営企業会計として、決算報告することになりました」に訂正をお願いしたいと思います。大変失礼をいたしました。 ○議長(山本達也)  ただいまの申出は、会議規則第60条に基づき、議長において、これを許可いたします。────────────・────・────────────日程第2.一般質問 ○議長(山本達也)  日程第2、昨日に続いて一般質問を行います。 最初の質問者、岸井議員。〔岸井靜治登壇〕 ◆議員(岸井靜治) 自民実践会の岸井でございます。中川議員と連合会派を組んでおります。 まず、阿月の松浦漁港のいりこ工場の問題ですけれども、幾ら質問でただしても、一向に悪臭・騒音が改善されておりません。 行政は、このような業者に、土地の使用の延長許可を与えたわけです。行政には、それを許可した責任が確実にあります。 周辺住民は、本当に困っております。 行政は、一体どのようにして、責任を果たすつもりなのでしょうか。 2番目の質問ですけれども、柳商跡地の図書館建設問題についてでございます。 柳商跡地に図書館を建てることには、市民の合意が不可欠でございます。それは、一体できたのかどうか。 それから、これまで市は、全く強引な図書館建設の説明を繰り返してきました。 今会期中の特別委員会で、市の方向性を示すというふうな話が伝わっておりますけれども、この市の方向性とは、一体どのようなものなのでしょうか。そして、どのような根拠をもって示すのでしょうか。 以上で、壇上の質問を終わります。〔岸井靜治降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、岸井議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大きな1点目、阿月のいりこ工場についてのお尋ねでございます。 本件につきましては、本年3月に柳井市漁港管理条例に基づき、阿月漁港松浦地区漁港施設用地の占用許可の更新を行っておりますが、その際には、「加工場の騒音や臭気に対し、対応を検討した上、改善に向けて対策を速やかに講じるよう努めること」との条件を付して許可をしております。 そうした中、本市では、この施設から発生する臭気や騒音の改善に向けた対策について、申請者である山口県漁業協同組合柳井支店に求めてきているところでございます。 それに対し、県漁協柳井支店は、昨年度に騒音対策として、パネルや防音シートの設置などの施設改修をされております。 また、本市では、今年度の加工場の操業開始に伴い、騒音測定を行っております。令和元年6月の測定結果と比較いたしますと、一定の改修効果が認められるものと認識をしておりますが、測定時の作業内容など、測定条件の違いもございますので、引き続き、改修効果の検証を継続して行ってまいりたいと考えております。 また、騒音や臭気対策から遠ざかるような施設の改造が見受けられたことから、改善を求めているところでございます。 一方、臭気に対しましては、抜本的な対策を講じられるまでに至っておりませんが、対策に向けた設備等について、継続して調査研究をなされていると認識をしております。 いずれにいたしましても、加工場は本年7月から操業されており、操業の都度、地元から苦情が寄せられております。 いわしの漁獲状況に左右されますので、操業は不定期となりますが、随時、関係部署による調査によりまして、状況の把握に努めてまいりたいと考えております。 本市といたしましては、山口県漁業協同組合柳井支店に対し、今後とも、諸問題の解決に向けた対応を求めてまいります。 次に、大きな2番目の御質問、柳井商業高等学校跡地図書館建設問題でございますが、こちらにつきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) それでは、私のほうから、2の柳商跡地図書館建設問題についてお答えいたします。 まず、(1)の図書館建設に向けた市民合意についてでございます。 柳井商業高等学校跡地の利活用事業に限らず、基本的に市の施策を進めるにつきましては、広く市民の皆様に御理解をいただきながら、推進していくことが求められます。 一方で、全ての施策・事業について言えることでございますが、広く市民お一人お一人に個別に同意、あるいは合意をいただき、これを進めていくということが現実的であるかどうかについては、議員もお分かりいただけるのであろうかと思います。 また、改めて申し上げるまでもないことですが、事業の実施に当たりましては、予算執行を伴うわけでありますので、市民を代表して議会を構成しておられる議員の皆様に、議案としてお諮りをし、議決をいただくことが、最終的には市民の意見を反映することになるということは、議会制民主主義の基本でございまして、これに従って手続を進めていくことが求められると私は認識しております。 次に、(2)の特別委員会で示す市の方向性についてですが、柳井商業高等学校跡地の利活用事業につきましては、先の市民会議でも委員の皆様に御説明をいたしましたが、事業を遂行するに当たり、その前提となる諸条件がございます。 従前から、このことについては、市議会の皆様へは無論のこと、平成31年の4月から実施した市民の皆様に向けての地区別説明会などにおいても、制度上の実際問題として、当初から一貫して説明をさせていただいてまいりました。 そうした中で、先の定例記者会見で市長から、本定例会において、市としての方針を議会にお示しをさせていただく旨を、お話をさせていただきました。 平成30年6月以降、柳井商業高等学校跡地の利活用について、真摯に御議論をいただいている特別委員会の皆様に対し、まずはその概要を御説明させていただきたいと思います。 その際には、会見でも市長が申し上げましたとおり、現行案を生かしつつ、市民会議等で頂戴した意見を一部取り入れ、さらには災害対応への関心の高まりといった昨今の社会情勢などから、柳商跡地を含むこのエリア全体のゾーニングの見直しなどを含めた本事業についての考え方を、お示しすることといたしております。 市といたしましては、昨日の中川議員の御質問に対し、市長が答弁申し上げましたように、本事業については多様な御意見がある状況の中で、最終的にお一人でも多くの市民の皆様から、この事業が実施されてよかったと思っていただけるよう、今議会において方針をお示しし、その実現に努めることが、行政としての役割であり、その努力によって、広く市民の皆様の御理解を得ることができるものと考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) まず、阿月工場の問題ですけれども、いろいろと手を尽くしているというふうな話ですけれども、実質的には、ほとんど進んでないと。 で、今年は、いわゆる、いりこの原料がなかなか取れなくて、工場の操業が順調に行われていないという環境で、そんなに騒音とか悪臭とかというものは発生してないというふうに聞いておりますので、今年は、先ほど市長のお話あったように、一定の改修効果認められたのではないかというふうな話されておるけれども、実態はそういう背景があったからではないかと思います。 そういった意味で、いろいろと業者が改善するということを前提にして、延長許可をしたわけですけれども、本当に、全然、要するに前に進んでないわけですよ。 業者に、本当にそういうことを改善する能力があるのかどうか、やはり、そういう角度からも、よく考えていただきたいと思います。 もう、この問題は、口先だけで済む話ではないんですよ。現実に、騒音・悪臭が発生している。これをなくさなければいけないのです。それができなければ、口で幾らうまいことを言っても、意味がないのです。やるか、やらないかだけなのです。 そういった意味で、行政としての能力が問われる、そういう問題でございます。 市長は、今年の3月、私の質問で「まちの片隅で、この問題が起きている」、覚えていらっしゃいますか。そういうふうに言ったら、「そのような片隅というような考えはない」、そういうふうに大見えを切られた。さすが市長の御答弁と、そのとき感服したのですけれども、事実は、言葉とは裏腹に、一向に改善されていない。 市長、言葉だけではなくて、市長自ら行動を起こしてください。現場に行って被害者の声を聞き、自らの目で事の重大さを確かめられ、他人事ではなくて自分事として、解決に乗り出していただけないでしょうか。いかがでございましょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 3月、大見えを切ったつもりはありませんが、私自身がふだんから認識している考えを、言葉として申し上げたということでございます。 もちろん、現地、工場内も拝見させていただいたりということはしておりますし、また、今後、操業時にお伺いをさせていただいたりとか、そうしたことについては、今、議員のお言葉をお聞きしましたので、改めてそういう対応をしていきたいというふうに思います。 そして、あくまでも山口県漁協柳井支店に対して改善を求めるということで、そうしたことについては、引き続き、柳井支店に対して、求めていきたいというふうに思います。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) ということは、これまでと何も変わらんということですね。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) これまでと何も変わらないというよりも、これまでと同じではなくて、変えていこうという趣旨で、柳井支店に対して対応を求めていくということでございます。あくまでも、騒音対策、臭気対策を、市が実施をするということはなりませんので、柳井支店に対して求めていくと、こうしたことを、引き続き、継続をしていきたいというふうに思います。
    ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) これ以上話してもあれですから、ひとつよろしくお願いいたします。私も、私の目で、その結果を確かめてまいります。 続きまして、図書館の問題に移ります。 この問題も、根っこは阿月の問題と同じですね、よく考えてみると。両者とも、市が住民の声を聞かずに、勝手に決めつけて進めたために起こった問題です。 市長にお伺いします。 なぜこのように、市民の声を無視することが、繰り返されているのでしょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 結果的に、こういう状況を招いているということについては、痛切に責任を感じているということは、従前から申し上げているとおりでございます。 ただ、これは先ほどの部長からの答弁もありましたように、我々は勝手に、強引に、物事を進めていくということは、それは市議会の皆さんの存在からして、そういうことはあり得ないわけでありますので、そういった意味では、引き続き、議会の皆さんにしっかりと御説明をし、御理解をいただきながらということが、もう、これ大前提になるということでありますので、そうした、議員さんから、勝手に、また、強引にというふうに思われないように、しっかりと、また、特別委員会含めて説明に尽くしていきたいというふうに考えております。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 非常に一般論的な話で、何となく、そのように思っちゃうんですけれども、図書館に関しては、跡地に図書館を建てるということは、平成29年の5月17日、庁内プロジェクト会議、ここで市長が何とおっしゃったか、思い出していただきたいのですけれども、そのとき市長は、「これからは図書館機能を中心に据えて、今後事業を進めたい」と、このようにおっしゃっているのですよ、議事録見ますと。これで、29年の5月17日以降、市役所内部の方向性は決まったのですよ。 それ以降、図書館以外のことは検討しなくなった。 当然のことながら、このことは、市民は知りません。 そして、この話は、市民の知らない状態で、県との間で約束まで取り付けている。 ですから、図書館を建てるということは、行政が勝手に決めて、始めたのではないですか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 平成29年の2月の選挙で、まさに目の前にいらっしゃる議員さんと、論戦を闘わせたということでありますが、その後5月に、庁内でそういう方針を示したと。これも、もちろん長くお話しするつもりはありませんけれども、それまでの様々な、議員さんは、議員さんになってからしか、よく分からないということも、度々おっしゃいますが、そして、長い検討経過を経て、そうした結論・方針を、まさに私自身の3期目のリーダーシップを発揮する場面として、そういう方針を示したと。 ただ、5月の全員協議会、また、8月の全員協議会、これ秘密会、ただ、内容はもう開示されていますので、これは申し上げられることはできるのだと思いますが、8月、そして9月、12月と、私、この議会に臨むに当たって、改めて、その全員協議会の議事録を詳細に読み直しましたけれども、その場においても、今回につながるものの考え方というのは、しっかりとお示しをさせていただいているということで言いますと、知らされられずに、市民の知らないところで、物事が進んでいったということは、一方で、公の場で、そうしたことを説明しているわけですから、ないんだというふうには思いますが、繰り返し申し上げているように、情報発信も含めて、今、振り返ると反省すべき点というのはあるんだということも、一方で私自身感じております。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 様々な検討を進めて、それまで来たと。私の知らんというか、私が要するに議員になっていない以前の状況でと。 そういった話の中身というのが、一つも表現されてないんですよ、これまで。 それから、今おっしゃった29年の5月の全協で、そういう話をしたとおっしゃったけれど、本当ですか。5月の全協で、それやっていますか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) もちろん、具体的に、複合図書館というところまでは、5月の時点では言っておりませんで、今につながる考え方を示しているというふうに、先ほど申し上げたわけであります。 一体的に跡地全体を活用していく中で、今後の再配置用地の検討を、また、駐車場用地の確保も含めて、5月の時点では、そうした方向性と同時に、学園都市構想であった高等専門機関の誘致も断念をするということを、議員の皆様にはお示しをさせていただいたという次第でございます。 ◆議員(岸井靜治) そうなんですよ。5月の全協ではね。 ○議長(山本達也)  岸井議員、指名してからお願いします。(笑声)岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 5月の全協では、学園都市構想を断念したという、その報告をしたにすぎないんですよ。図書館の話なんか一度もしていない。 それで、その後、県と話しに行ったわけです。重要な話は、同じ年の8月9日に、県教育庁と協議しているんです。この中で、相当なことを決まっているんです。それが一定の理解を、お互いに得るというふうな段階まで高められている、内容が。 したがって、もちろん、その中では、図書館という話題が起きています。図書館というテーマで話し合っている。 だけど、この時点では、まだ、議会には説明していないし、いわんや市民に全然表明していないわけです。公開していない。 そういう状況で、そこまで、もう既に決めつけて動かれた。これに対しては、どう思います。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) おっしゃるとおり、8月は秘密会でございますので。ということは、広く市民の皆様に公表しているわけではありません。 あの当時、柳井商業高等学校の部活動の場として、引き続いて使われて使用されていたという実態から、子どもたちの配慮が必要であるということで、秘密会については、議員の皆様の御理解をいただいて、そういう形を取らしていただいているということでございます。 ただ、9月には、同じ内容の説明をさせていただいておりますが、なかなか議事録を読みましても、難しいところは議会において御説明をさせていただくときに、具体的でなければ、そうしたものは、なかなか議論しにくいという御指摘を多くいただいている。また、具体的であると、今のような決めてきているというところもありますので、そういう意味で、本来であれば行政と議会、よりコミュニケーションを円滑に、一体的に取り組むべき、そういう努力も必要であったというふうに私自身は感じます。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 手続と言いますか、話の進め方において、基本的に一番大きな点は、非常に単純に言いますと、図書館ということが決まって、いろいろなことが議論されているけれども、その段階で市民の多くが、いわゆる反対しているという意思表示をしたと。要するに、市がよかれと思ってやったことを、市民の多くが反対しているというふうな現象が起こったんですよ。 ということは、市がやっていることが、的外れではなかったのかというふうなことなのですよ。 いろいろと検討してきたことが、市長がさっきおっしゃった「私が知らん時間帯に一生懸命検討したんだ」というふうな検討をしっかりやっていれば、市民は反対するようなものではないと思うのです。 いいですか、そんな検討は検討に値しない。だから、市民に向き合った内容で、そういうふうなものが検討されてこなかったというふうに思えて仕方ないんですけれども、その辺はいかがです。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 議員おっしゃるとおりでありまして、その初期の段階から、議会に対してお示しをさせていただいている内容も含めて、より広く周知できていなかったということについては、何度も申し上げますが、大いにそこは、今後のことも含めて考えますと、改める事項であるというふうに思います。 一方で、本当にこの私たちが、もちろん議会の皆さんとともにということになりますが、検討してきた内容、また、議論してきた内容が、今回改めて市民会議でも、痛切に私自身反省するところでありますが、市民会議、より行政にいろいろなことで関わってこられている方々でさえ、まだまだ御存じでないことが、多岐にわたっていたというようなことで言うと、ある一定の狭いサークルをぐるぐる回っていたというようなことも含めて、広く市民への周知ということで言うと、大いにここは、何度も繰り返しますが、改めるべき点があった。今後について言いますと、あるんだということを、私自身感じております。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 市民会議でいろいろと話しても、御存じでない方が、今でもおられるということは、そのレベルの話は、今から5年たとうが、10年たとうが、いつまでたっても消えるものではない。 要するに、それ以前に、何て言うのか、市民の気持ちと、あそこに図書館を建てるということが、もう乖離しているんですよ。 だから、これ幾ら説明しても受け入れられるものではないというふうに、反対している人たちは、考えていると思うのですけれども。 その辺を、市長は、要するに反対者の意見というものを、ほとんど聞こうとしないんですよ。これ、何なのですかね。いや、もっと聞いてほしいのだけれど、何で反対しているのか。なぜですか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 反対される方というふうに特定してしまうのは、大変残念なのですが、いろいろなそういった、お声をお聞きする場面というのは、多々あるわけでありまして、今回、この市民会議、もっと申し上げますと、4期目において、私自身が目指すところは、賛成・反対というこの枠組みを超えるという意味では、改めて、この跡地について、どういうふうに活用していったらいいのかと。そうした提案も含めていただきたいということでありましたので、物事、岸井議員さんは、多くの市民が反対というふうにおっしゃいますが、一方で、現に推進してほしいという方々も、私には決して少なくないんだというふうに考えておりますので、そうした状況の中で、どうこの対立を乗り越えていくかということで言うと、大変恐縮な言い方ですが、反対される岸井議員さんも含めて、では、どうしていったらいいのかと。あの跡地の活用、様々、現在、前提条件があって、非常に厳しくなっている中で、どうしていったらいいかということも含めて、御提案をいただきたいと。そうした姿勢で、しっかりと、そういうお声をお聞きしたいという趣旨が、この市民会議も含めてあるんだということも、御理解いただければなというふうに思います。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 話の中で、物すごい疑問性があるんですよ。 いわゆる、現行案を含めて、だけれど、前提条件を考えてくれと。現行案を含めて考えてくれということは、現行案以外でもオーケーよと、そういうふうに聞こえます。だけれど、前提条件を考慮してくれと、こう言ってるわけです。前提条件をいろいろ上げましたね。あの中に書いてありました。 で、ほとんどが前提条件とはなり得ない。その気になってやれば、前提条件は変えることはできるようなもの。要するに大したことない前提条件。ぜいぜい前提条件として言えるのは、要するに、地域振興の用途に供しなさいということと柳商のクラブ活動ができるようにしなさいと。これぐらいのものです。 だけれど、この中で、変な前提条件が1つあるのです。それは何かと言いますと、県は、柳井市が策定した利活用計画の実施を支援するために譲渡すると。このように書いてあるのです。柳井市が策定した利活用計画、これを支援すると。その利活用計画ができなければ譲渡しないと。 じゃあ、この利活用計画、これは一体何ですか。跡地の中の上の段の校舎の部分の計画、これに絞って説明してください。 恐らく調べるのは大変だろうから、私が調べたので言いますけれど、それは、普通財産譲与申請書に添付された跡地利用計画に載っているのですけれど、複合的な機能を持った図書館の整備です。要するに、複合的な機能を持った図書館の整備をしなければ譲渡はしないというふうに、受け取られるわけです。いいですか、ということは、現行案を含めてではないんですよ。複合的な機能を持った図書館の整備を前提にして検討してくれと、こういうことになります。 こういう判断でよろしいですか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 今回、これは当然のことでありますが、市民会議でお示しをした前提条件といわれるものについては、これは、議会の皆さんにも、今まで御説明してきたとおりの内容でございます。 したがって、県との約束、地域振興に供することということは、前提としてあるのだというふうに思いますが、その前提までたどると、つまり、上の段の計画までたどると、今の計画以外あり得ないということになりますから、ですから、私は、市民会議の場で、より委員の皆さんに、柔軟な発想から新たな提案をいただきたいという趣旨で、そこはひとつ置いておいて、複合図書館というのは置いておいて、ではどうしていったらいいかということも含めて御提案をいただきたいということを、申し上げた次第でございます。 用途地域の課題、また、財源の課題が大した前提ではないというふうに言われますと、なかなか議員さんとの今後の議論というのは、難しいのかなということも、今、感じております。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 用途地域と、それから、合併特例債の件、これについては、ちょっとレベルの違う話なので、ここでは議論しないでください。 複合的な機能を持った図書館の整備というものを前提にしなければできないというのを、そうではないんだと言わんがために、現行案を含めてというふうな言い回しにしたんだというふうな言い方に聞こえたけれども、だけれど、それと同じレベルに、今言った、その複合的な機能を持った図書館の整備を前提にしてやりましょうと。それをしなきゃあ、それを前提にしなければ、譲渡は認めませんよということも書いてある。そこのところに。全くおかしな話なのですよ、よく読めば。 だから、結局、市長としては、図書館以外の話、初めから聞く気はないんです。 要するに、こんなことを言っちゃあ、断定的な言い方をして、また、むくれるかもしらんけれど、基本的にあの説明の中における説明書にしたって、反対の報道ってのは、いっぱいありました。そういうふうな説明一切ない。それから、反対している理由っていうのが、そこにもない。あの説明書の中に。 そういう中で、市民会議の人たちに、公平に、この跡地利活用考えてくれって言ったって、分かるわけないじゃないですか。突然、目の前に、そういう資料を持ってこられて。 そういう状況下で行われた市民会議です。そもそも、意図がありありなのです。 それはなぜかということは、今言った複合的な機能を持った図書館の整備をしなければ、譲渡はできないんだということが、頭にこびりついているから。 おかしいんですよ、やり方が。だから、本当に腹立ってしょうがないんだけれど。(笑声) だから、現行案を含めてなんて、まやかしごと言わんでください、本当に。現行案含めてと言ったら、現行案以外もどうぞ話してくださいというふうに聞こえちゃうじゃないですか。 市長はそのようなこと言ったけれど、そういう環境、全然つくらないで、そういうこと言うんだから、あそこの市民会議の中でも、そういった類いの話というのは、一切出てきませんでした。当然です。 それで、そういう話を何でしないのかというふうなことをおっしゃるから、おかしなことになる。 もしも、そういう気持ちがおありなら、前提条件を置いといていいですよ。そこの柳商跡地、これをどのように活用するか、図書館ということを抜きにして、皆さん、意見を言ってくださいと、こういう言い方になると思うのです。これは、質問にしませんからね。 で、それから、時間も余りないので。 市長は、まちが二分するのはよくないと、おっしゃてるんです。 だから、その二分するのをどうにかして、まとめるというふうなことを、最大限、努力していただかなきゃ困るんだけれど、どうも私には、そのようには見えない。 今、言いましたように、市民会議も、いかにも、図書館以外のことを話していいですよというふうなことを言いながら、資料を見れば、図書館の建設の資料しか載っていない。 だから、そういうふうな環境で、一種のまやかしでしょうな、そういうふうなことをやって、どうにかして、図書館のほうに誘導していくというふうな意図が、非常に見え隠れするんで、非常にあれです、不愉快なんです、やり方が。 で、それで、改めて、まちが二分するのはよくないとおっしゃってるのだから、最大限の努力をしていただきたいのだけれど、この二分した状況を、本気になってまとめるには、どのような方法があると思いますか。今まで以上の方法はないと思っていますか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 不愉快だというふうに、おっしゃられるので、大変残念に思うのですが、あくまでも、現行案を含めてというのは、何度も繰り返し申し上げていますが、現に、その現行案について、それを前提とした予算について、今も、既にというか、現に、そこに存在しているというか、議会で議決していただいたものとして、今も生きているというところは、私は、これは無視できないというふうに思いますので、一方的に、議決いただいたものをなしにしますというようなことは、これは、議会の皆さんとの関係でいうと、あり得ないということで言いますと、今後の進め方については、やはり、何度も申し上げますが、議会の皆さんと、いかに一体となって、この問題について、(「ちょっと、要領よく話していただけないでしょうか」「お静かに」と呼ぶ者あり)解決に向けて進めることができるかということに、私自身、尽きるのだというふうに思います。 ◆議員(岸井靜治) えっとですね。 ○議長(山本達也)  岸井議員、待ってください。 ◆議員(岸井靜治) はい。はい。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 私の言っている質問には、全然答えてくれないけれども、二分した状況を本気になってまとめるには、どういう方法があるかということで、何をやれば一番いいかということを説明します。 二分化を解消するには、反対している市民の矢面に立って、その方たちに直接問いかけ、その方たちの声を聞くしかないでしょ。 これまで、市長は、小手先のやりやすいことしかしてなかった。市民会議、やりやすいですよ。高校生との交流、これだって簡単に、簡単にと言っちゃあれだけれど、できますよ。それから、気楽にトーク。気楽にトークにも、私、行きましたけれど、市民はほとんどいなかった。いなかったと言うと失礼だけれど、すごい少なかった。 こういうふうな問題じゃないんです。 本質的なところに足を踏み入れてない。それは何かと言ったら、反対している市民と、一番やりにくい反対している市民と、真っ正面から向き合っていないということが問題だと思います。本物の汗をかいてください。 市長は、まちの将来を考えて、柳商跡地には図書館しかないと、自負していらっしゃる。自信がおありなんだから、肝を据えて、正々堂々と、この方たちと、真っ正面、向き合っていただきたい。そして、その方たちを説得してください。そうすれば、反対している方たちも、納得してくれるかもしれません。 市長が、二分化した責任を果たすためには、それしかないと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 今までも、そうした方との直接の懇談の場も開いていただきましたし、そういう、ありとあらゆる機会を通じて、市民と向き合っていくというのは、これからも、その姿勢を変えるつもりはございません。 ◆議員(岸井靜治) 終わります。 ○議長(山本達也)  岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 終わります。(笑声) ○議長(山本達也)  以上で、岸井議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  10時55分まで休憩といたします。午前10時46分休憩                              午前10時55分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。次の質問者、君国議員。〔君国泰照登壇〕 ◆議員(君国泰照) 君国でございます。 早速、やらさせていただきます。 早いもので、オリンピック・パラリンピックも、もう3日前のこととなりました。閉会式、その閉会式、開会式見ますと、非常に選手たちが一生懸命頑張ってやられたその姿に感動して、声援を送り、また、胸にきて涙するときもありました。 一方、国会では、魔物が住み、キツネやタヌキの化かし合いや、今は醜いどんぐりの背比べを、行っておるわけであります。 また、コロナ、コロナの暗いニュースの中で、大変喜ばしい出来事として、9月定例議会で、名誉市民について、議案第35号で上程をされたことであります。今回の9月議会におきまして、名誉市民制定のために、一般質問の原稿を書いている最中に書類が届きまして、それを私はやめたわけでございますが、やはり、非常に市民も、議会の方も皆喜び、その喜びというのは、思いは一つであろうかと思います。この議案は、市民も、議会も、同意には大賛成で、大変喜んでおる次第であります。 それでは、柳商跡地利活用と将来構想についてであります。 複合図書館については、様々な賛否の声がありました。 翠が丘の地名の特色を生かしての要望もあり、平和都市柳井のシンボルとして、市民から愛される翠が丘の市民交流拠点施設と、そして、柳井市の将来構想のビジョンというのは、整合するのかどうかということをお尋ねをしたいと思います。 2番目に、柳井市長、井原健太郎の政治を目指した究極の目的は何か。 市民、誰もが、幸せに暮らすまちづくり、暮らす幸せのまちづくりということをうたっていらっしゃるわけであります。 そのためには、まず、人づくりであり、人間力を向上して、心身ともに健全なる姿の、市民の姿が求められます。 戦後よりの社会情勢で、利己主義、個人主義がまかり通り、ポジティブ(積極、肯定)からネガティブ(否定、消極的)な、国民・市民が増加をしております。 たとえ人口が減少しても、烏合の衆でなく、世のため、人のため、郷土を愛する人間力、市民の知恵と力が今こそ必要であります。 私の先輩でございました、元県議会議員の岸田松治さんから、「君ちゃん、農業いうのはの、土づくりなんど。この土をしっかり守っていって、また、子どもたちにも残す。土づくりいうのは本当大事なことなんよ」、そしてまた次に言われる言葉、「君ちゃん、まちはいっそうわやじゃの、反対じゃあ、賛成じゃあやって」、大型店の問題、もめさんかくさんしておりましたが、やはり、まちは人づくりで、やはりそういうふうな、まちづくりというのを、しっかりやらんといけんな、という言葉があったわけでございます。 市長の求めるまちづくり、市民像について、どのようにお考えかをお尋ねしたいと思います。 次に、天よりの合併特例債の時、地の利として、県から無償譲渡と絶好の翠が丘の柳商跡地、人として市民の学びの場であり、出会いや憩いと交流、そして市民の学びの場であり、出会いであり、そして、健康や人命を守る防災の人の和は、千載一遇のチャンスであります。 このいろいろな市民の意見を聞き、苦難、苦汁、苦節の末の決断がいよいよ迫っております。 良識と教養とに満ち、優れた人間力にあふれられる議員、しかしそれが、万が一の反対派の意見に押し切られ、中止となれば、国や県とのあつれきや、今後の財政措置や、その対応についてを、お尋ねをしたいと思います。以上で終わります。〔君国泰照降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 君国議員の御質問にお答えをいたします。 柳井商業高等学校跡地の利活用と将来構想についてでございます。 まず、(1)番、本事業と市の将来構想との整合性についてのお尋ねでございます。 本市では、柳井商業高等学校跡地の利活用を目指すための基本構想を、平成30年5月に策定をしております。 この構想におきまして、都市公園整備計画方針として、次の3つを掲げております。 1つ目に、市民が集う翠の公園として、人に優しい環境を整備し、幅広い年代の人が気軽に利用でき、人のつながりが生まれる公園を目指すとしております。 2つ目に、市民を育てる翠の公園といたしまして、多くの人材が輩出した柳井商業高等学校のように、市民が集い、自由に学び合う人材育成の場、また、健康づくり、防災に関する機能を持った公園を目指すとしております。 3つ目に、市民が育てる翠の公園として、花と緑があふれるまちづくりに向けて、市民、事業者、学校などとの協働による市民参加型の公園を目指すとしております。 これらは、本市の総合計画における基本構想に掲げるまちづくりの理念である「自分たちの暮らす柳井に愛着を持てるまちづくり」、「地域の支え合いと協働で進める市民主体のまちづくり」、「みんなが安心・安全に暮らせる持続可能なまちづくり」に裏づけられた整備方針として定めたものでございます。 次に、(2)番目の、市長の求めるまちづくり、市民像についての御質問にお答えをいたします。 私は、この間、市民参加による市政の実現を掲げて、一貫して、市民の中へ、市民とともに、市民のためにの思いで、とりわけ弱い立場の方々のために、行政だからできる力になりたいと心に刻み、市長職に当たってまいりました。 そして、市民の参加、市民と行政の協働によって、議員御指摘のように、柳井で暮らす幸せを多くの市民や地域が、自ら実現・実感していただけるよう取り組んでまいりました。 具体的には、地域の夢プランやスクールコミュニティなどの地道な取組が求められる施策を、各地域で展開することによって、持続可能な地域づくり、地域の活性化を目指してまいりました。 また、米百俵の精神の実践としての、学校環境や子育て環境の充実にも注力してまいりました。 来年度から、対象を中学生の通院まで拡充することを検討している子ども医療費助成制度の充実、子育て世代包括支援センターの設置、学校の耐震化、スクールコミュニティの拠点化、各学校への支援員の配置、普通教室に加えて特別教室へのエアコン設置やトイレの洋式化、市武道館の建て替えをはじめとした各スポーツ施設の充実にも精力的かつ計画的に取り組んでおります。 また、近年、地道な取組が結実をし、株式会社トクヤマや日鉄ドラム株式会社といった、大型の企業誘致案件をはじめ、多くの企業進出が着実に進捗してまいりました。 新たな産業や技術の拠点としての企業が進出してくることによって、経済的な効果だけではなく、本市の文化やにぎわいといった点でも、新しい活力の創出につなげていくことが求めらております。 そのような中で、今、正にコロナ禍ということで、本市を含め社会全体が、新型コロナウイルス感染症との闘いという、未曾有の危機に直面しております。 同時に、決して忘れてはならないのは、少子化・高齢化・人口減少の課題でございます。 申し上げるまでもなく、少子化や高齢化は、コロナ禍においても進行し続けております。 以前、本市で御講演されたことがあり、ベストセラー「未来の年表」の著者として知られる河合雅司さんの最新刊「未来のドリル」において、河合さんは「社会の老化」について警鐘を鳴らしておられます。 少子化・高齢化がもたらす最大の恐ろしさや弊害について、河合さんは、「それは、総人口に占める若者の割合が小さくなるに伴って、知らず知らずのうちに社会全体の思想や発想、行動が守りに入るようになることである」と述べています。 守りに入れば、やがて社会全体の活力が損なわれ、国家は衰退の道を歩むことになります。 コロナ禍は図らずも、そんな社会の老化の実態を浮き彫りにしました。 また、社会の老化が恐ろしいのは、若い世代を諦めの境地へといざなうことであると河合さんはおっしゃいます。 「どうせ、このまちには働く場も、遊ぶ場所も、魅力もないと。市にお金もないんでしょ、どうせ」というような若者の諦めの声も、風聞としてございます。 我が国とは対象的に、世界人口は、現在の約79億人から、今世紀末には100億人を突破するまで増加していくと予測される中で、世界各国で暮らす市民の多様性を知り、それらを尊重する目線・視点・視野を併せ持ち、困難な時代にも、生涯を通じて学び続け、しなやかに生きていくことができる、そうした次の世代を育てることは、私たちの使命でございます。 議員御指摘のとおり、利己主義、個人主義に陥ることなく、我も人もの幸せのために努力している、万事守勢に徹する一部の大人たちをはた目に、積極果敢に挑戦している本市の若い世代の挑戦を応援すること、環境を少しでも整えること、それは市長としての私の役割であると考えております。 そうした文化・カルチャー、文化とは人々の生き方であるとされますが、その人を、人間力をカルチベートする、正に耕すこと、そのことに、この度の新たに「防災・文教・交流ゾーン」としてお示しする柳井商業高等学校跡地の利活用の方針、方向性について、文教、つまり、文化と教育をあえて、中央、真ん中、中心に配置している、そういった意図をより多くの市民の方々と共有していきたいと、私は考えております。 最後に(3)番、国や山口県への対応と今後の財政措置についてのお尋ねでございます。 平成30年5月に現行の基本構想を策定して以来、既に3年が経過をする中、先の市長選挙におきまして、今一度、現行案も含め、財源や公共施設の総合管理、都市計画上の制約などの前提条件を共有しながら、丁寧な議論を積み上げ、広く市民の理解が得られる結論を導くことを、市民の皆様にお約束をしております。 これを実現をするために、市民会議の開催に要する経費について、本年6月補正予算において議決をいただき、実施をしたところでございます。 市民会議におきましては、君国議員が心配をされている、土地等の無償譲渡に至る山口県との交渉の経緯や譲渡後の条件、合併特例債を活用する際の要件、さらには、都市計画用途地域の考え方について、利活用の前提条件として、改めて丁寧に御説明をいたしました。 市民会議の委員の皆様からは、多岐にわたる御意見・御提言をいただきましたので、これまでの様々な場でいただいた御意見とともに、真摯に受け止め、庁内において検討、協議し、本定例会の柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会で今後の方針をお示しをいたします。 特に、防災面の課題や体育館、スポーツに関する御提案を多数いただいておりますので、そのような視点をさらに加え、現行案を生かす形で、跡地周辺を含めたエリア全体を「防災・文教・交流ゾーン」と位置付け、活用していくことを基本的な方針としております。 長きにわたる取組を経て、これまでにいただいたたくさんの御意見を生かしながら、よりよい利活用を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) この柳商の跡地ということは、非常に市民の皆様、特に、卒業生の方は、強い思いがあるわけであります。 いろいろと案があるわけでもございますが、ただ、柳商跡地とか翠が丘とか、ああいうふうな名前じゃなくて、例えば、私なんかは、ちょいと、こう、やり替えたら、いいような箇所が出てくるんじゃないかと思うのです。 いうのが、特にお手元にお配りをしております、学校の歌ちゅうのがあります。これは校歌です。 校歌いうのは、私、非常に、毎日に、毎日に、学校の野球の応援とか、いろいろなところに歌われておりまして、やはり、その校歌、ただ歌っておりましたけれど、卒業しまして、その校歌の意味が、非常によく分かるようになりました。 と申しますのが、やはり、「金剛不壊の姿して、眉に迫れる琴嶺や、伸び行く胸にゆるぎなき、質実の意気、啓示すなれ」、そして、「栄ゆく湊、いや更に、広き世界へ導かむ、その澪標、ここにあり」、そして、「今頽唐の浪荒れて、世相の風巻、狂うとも、礼儀と至誠にあきびとの」。 やはり、世の中が混沌として、揺れる政治でも乱れております。 そういうふうな中でも、「正しき道を、いそしめば、緑が丘は、常盤なる」と、そういうふうな、「久遠の春に、耀かむ」、そういうふうな精神で、我々は、受け継いでおるわけであります。 是非、こういうふうな精神を生かした名称の、愛称を、これは公募でやられるんじゃないかと思いますが、もし、正式に決まれば、この次には、是非、公募も考えていただきたいいうように思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) 今、様々に御提案をいただきました。ありがとうございました。 柳井商業高等学校跡地の整備が今後進みまして、皆様に供用開始ということになりました折には、そういったネーミングも含めて、また、広く皆様のアイデア等もいただきながら、決めてまいりたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 市長は、不易流行ということわざがありますが、この意味は御存じでしょうか。 ○議長(山本達也)  あのですね、テスト的な質問はやめていただきたいと思っております。 ◆議員(君国泰照) いや、別に、はい。はい。 ○議長(山本達也)  どうぞ、君国議員。 ◆議員(君国泰照) これは、通告をしておりませんので、急に、そういうふうな難しい言葉を使うても分かりづらいと思いますが、これは以前、林芳正参議院議員より、挨拶文を頂きました。 その挨拶文は、「私の座右の名は、不易流行であります」ということで、辞書を早速調べておりましたが、この意味は、いつまでも変わらぬ本質を守りながら、新しいこと、すなわち、柳井市の伝統的な古いものや、また、将来的な柳井のまちの在り方、そういうふうなものに取り組んでいく、古いものをやりながら、絶えず新しいものを取り入れていく。そういう意味で、何と申しましょうか、今まで、学園都市構想であった、今度は基本構想が、名称がこうじゃった、ああじゃったいう、そういうような意見も、やはり、芯が一本通って、古いものは必ず守って、新しいものを取り入れていくいう精神があれば、柳井市のこのビジョンと整合するんじゃないかと思っております。 次に、ここに書いています人間力、皆さん方のお手元にもあると思いますが、やはり、人間力とは、何事に対しても、積極的な姿勢で取り組み、常に自分自身を高めるため、努力することができる力であり、社会を構成し、運営するとともに、自立した一人の人間として、力強く生きていくための、総合力というふうに、書いてあります。 やはり、柳井市も、市長が求める、そういうふうな人間力というのを是非高めていく必要がある、そのために、一生懸命本を読め、よし、図書館も造って、一生懸命勉強さそう、そういう思いが、あふれているようにあるわけであります。 やはり、こういうふうな人間力というのは、基本から直さないと、まちがよくならない、そういう思いで今回の質問をしたわけであります。 そして、市民の中から、やはりいろいろと、先ほど市長もおっしゃいましたが、いろいろな市民会議でも話が出たよという中で、この間、跡地利用に要した概算事業の解体工事費、駐車場、防災、その他周辺工事費の経費を、どのように対応していくのか。それと、7月27日には、再び反対意見と食い違っていたり、意見がぶつかったときに、頓挫することを危惧しております。 このことについては、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) 今、議員、お尋ねの件、今まで国・県、特に県でございますけれども、協議を進める中で、土地の無償譲渡をいただいたということでございます。 で、こちらにつきましては、当然のことながら、元々は県民の財産でありました柳商跡地を、柳井市のほうに頂くということになりますので、県としましても、やはり公益的な活用が、柳井市の責任において図られるということが確認できた上での譲渡であったというふうに、我々は認識をいたしておりますので、今後、どういう形で事業を進めるかということもございますが、そういった、その、県がそういった形で、柳井市がこういう公益に資する事業として遂行させてほしいということの下に、譲渡いただいた土地が、我々も、県民と言いますか、市民、住民の利益に資するような形で活用図られるように、責任を持って進める必要があろうかと思っております。 一方、財源の話でございますが、御承知のように、合併特例債などの財源を活用しながら、今日まで、事業を進めてまいっております。 で、こちらにつきましては、合併特例債も地方債の一種でございます。 合併特例債に限った話ではございませんが、地方債の借入れを行うに当たりまして、関係機関と協議をする中で、ひょっとしたら、この事業は駄目になるかもしれないけれども、起債をさせてくださいというようなことを申して、手続をすることはございませんし、実際、いたしておりません。 あくまで、前提として、柳井市が、これこれ、こういう政策目的を達成するために、こういう計画を持って、事業を遂行したい、そういったことでの、起債を起こしたいということで、協議を進めて、手続を今までもしてまいっておりますので、万が一、議員御指摘のように、事業が頓挫してとかいうような、仮定の話だといたしましても、現時点では、どういう対応が求められるかといったことについて、予断をもって、今お話し申し上げることは、難しいかなというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) 県との交渉で、ちょっとできるかできんか分かりませんが、一応出しておきます、そういうふうな言い方は、執行部の皆さん方も、そりゃ口が裂けても言えんのじゃないかと思うわけであります。 おお、顔が見えた。石川さんじゃったかね。副市長。私は君国と申しますが、よろしく。(笑声) 初めての質問ですね。 県は、この件について、どのように思っていらっしゃるか。 はい、もし分かる範囲内で結構でございますが。 ○議長(山本達也)  副市長。 ◎副市長(石川浩) 私は、今、現在、柳井市の副市長でございます。 県の職員の時代も、直接担当はしておりませんので、ちょっと県の考えというのは、私のほうでは、分かりません。 ○議長(山本達也)  君国議員。 ◆議員(君国泰照) やはり、全然、交渉しても、「こりゃあ、ちょっと難しいですね」ちゅうことは、そりゃあ言えないと思いますが、今、こういうふうな事態になっておって、もし万が一、議員の方が、そりゃ賛成派の方が多いかも分からんが、中によっては、「どうしても造らさんど」という方が、いらっしゃるかも分かりません。 そういうふうな想定をしたときに、やはり、そういうふうなことも、一応考えてはおかないと、非常に難しいんじゃないかと思います。 いろいろありますが、柳井市の武道館がありますね。この武道館を造ったときも、柳井市の議会は、真半分に割れて、あそこは水か来るから違うところに建て、あっちに建て、こっち建て言うんです。 いろいろと審議したわけでありますが、その後、議会に諮る前に、一つ反対をしようじゃないかと言うたときに、やはり、これ御破算にして、自由投票にしようじゃないかということで、この武道館ができたわけです。 これ、非常に、議員の皆さんも苦しんで、どうしよう、ああしようということを審議をしたわけであります。 しかし、伊保庄から帰るとき、そして、また、大畠行って、柳井港へ帰って、左側のほうを見ますと、武道館に明るい灯がついております。 その明るい灯がついておるときに、柳井の青少年、子どもたちが一生懸命、明日のオリンピックを目指して頑張っていらっしゃるのを、指導者の下に、一生懸命、柳井のために、市民のため、スポーツを通じて、立派な人間になろうということで頑張っていらっしゃる、その姿を見た時に、「ああ、私は、一時は違うところに造ったらええと思いよったが、やはり、この場所に造って、本当によかったなあ」、そういう気持ちがするわけであります。 今度は、柳商も、ああじゃ、こうじゃ、ああじゃ、こうじゃ、しっかり審議をしました。 審議をして、審議の中で、反対をする方も、本当純粋な意味で、柳井の財政とか、いろいろなことを考えて反対をされる方もいらっしゃいましょうし、中には、政争の具として、「ようしわしも反対じゃけのう、頼むで、ようし、頼むで」という、そういう政争の具にしておられる方もあるやに聞いておるわけであります。 やはり、今いろいろ審議中で、今度また、市長がお話しをくださるそうでございますが、本当、この翠の、先ほどの、一番最初の翠の公園、いろいろな公園、人の出会いがあって、そういうふうなのできて、子どもたちが一生懸命勉強するんだな、そういうふうな姿を想像すると、非常に、本当に、こりゃ真剣に考えなければいけないと思うわけであります。 それと、市長は、平櫛田中という方、これまた言うたら分からんね、(笑声)わしゃ、ネットを調べるけえ、よいよあんなの大好きで、平櫛田中というのは、「今やらなくていつやる。やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」これは、後、作ったことですが、私は、柳井の市長は、これだけ苦労したんじゃないか。夜も寝んと一生懸命市民のことを考え、あっちから意見が出た、こっちから意見が出た、この要望があったら、できるだけの予算の範囲で、一生懸命努力した。そういう苦労というのは、我々は分からずに、私どもも、絶えず批判ばっかりやっておりますが、その陰の苦労、ひなたの苦労がたくさんあろうと思います。 やはり、今度、説明会があって、議決を求めることがあるかも分かりませんが、ぜひ堂々と「私は、ここまでやって、こうやったんだ。是非、私のときに、造らしてくれ」そういうふうな強い意見を、是非出していただきたいと思います。 第2次世界大戦では、ヨーロッパの各都市というのは、ことごとく廃墟になりました。 しかし、廃墟になって市民は、何をしたか。 崩れた瓦礫を皆が持ち集めて、教会を造っていったんです。そして、自分らが愛する文化、芸術、コンサートホールがすぐ欲しいな、コンサートホールを造り、また、破壊された、本が破れたやつを直しながら、立派な図書館を造っていったんです。 やはり、これは、民度の違い、市民力の違いじゃないかと思うわけでありますが、やはり、この柳井を何とかしたい、何とかしたいではなくて、是非やらにゃあいけん、そのやる勇気というのがいるんじゃないかと思います。 私ども、市長を応援した一人として、ぜひ力強い声で、やはり、しっかり、皆の多少の反対はあるかもわからんが、是非やらしてくれ、造らしてくれ、そういう気持ちがいるんじゃないかと思います。 菅さんが、ちっと滑ったのも、ああやります、こうやります、首相総裁選前の解散は、否定をしております。2日後には、首相退陣へ。コロコロ、コロコロ変わってきて、コロナでも一生懸命、寝ずに140日間休まずやられた。しかし、国民は、冷ややかな目で見ております。 そういうふうなことで、やはり、一生懸命、トップがやれば、我々も一生懸命、曲がったことはいけませんが、トップができれば、そのためにも、応援を是非させていただきたいように思いまして、あと6分ありますが、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(山本達也)  以上で、君国議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  午後1時まで休憩といたします。午前11時30分休憩                              午後1時00分再開 ○副議長(篠脇丈毅)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 これより、地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の篠脇が議長の職務を行います。 それでは、一般質問を続けます。次の質問者、三島議員。〔三島好雄登壇〕 ◆議員(三島好雄) 皆様、こんにちは。一番眠たい時間でございますが、公明党の三島でございます。 本論に入る前に、先日、ネットサーフィンをしていたときに、大変ショックな記事がありましたので、御紹介をしたいと思います。もう、今年の2月の頃の話でございますけれども、アメリカ合衆国のコロナ禍で亡くなった方が50万人を超したという記事がありました。この50万人という数はどういう数かと申しますと、第2次世界大戦で、アメリカ軍で亡くなった方が40万5,000人、ベトナム戦争が5万8,000人、朝鮮戦争が3万6,000人で、約50万人という数が亡くなっているわけです。  したがいまして、2月の時点で過去3度の戦争と同じ戦死者、もちろん、戦争に行かれた方は若い方が多かったろうと思いますけれども、同じ数になっています。そして、アメリカで一番犠牲者の出た戦争は南北戦争です。これが、49万8,332人で、これも追い越して、ついにコロナがアメリカ人の皆さんの命を奪う最高の記録をつくってしまったというふうな記事がございまして、アメリカ同様、日本の医療制度は違いますけれども、日本もしっかり気をつけて、頑張っていかなければならないなと思いました。 それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず最初に、人口減少対策についてであります。 人口減少を食い止める一つの方法は、確かに企業誘致が挙げられます。この間、井原市長は、トクヤマ、日鉄ドラムなどの企業誘致に成功をしています。私がこっちにUターンしてきてから、白地さん、河内山市長、そして井原市長といらっしゃいましたけれども、まあ、一番大きい実績をもたらされたと思います。 しかしながら、今、柳井市の人口の自然減は、年間500人を超えており、企業誘致が大きなその土台となりますが、だけではとめられない。 そこで、UIJターンを促す魅力のあるホームページづくりが人口増の大きな力となるのではないかというのは、過去2回の議会でも言いましたとおりでございます。 今日は、皆様に非常にこういう、これはスマホで検索したホームページのトップページでございます。こっちからいきますと、星がきれいに見えていますけれども、これが占冠村です。これが、日本で一番人口が増えている率、人数じゃないです、少ないから、人数は。率が高いところが占冠です。下に、点々が4個ありますが、これは、4枚の写真が5秒置きに変わるという意味になります。これ見て、この夜空見て、行ってみたいなと思いますよね。こちら隣が周防大島町、これもこの間リニューアルをされておりますけれども、6枚写真を使っていらっしゃいます。その中から割と新し目の写真を取ってみました。そして、御代田町──これですね、これ、何か分かりにくいのですけれども、実は、お祭りで赤ふんどし、後ろからバックから、で、上から水をかぶっているところがバックになっておる写真が。そこで白抜きとかで、文字を入れているというところでございます。この御代田町は、昭和の時代から1回も人口が減ったことがなく、約9,000人だった人口が令和2年で、1万5,000人を超えて、先日、1万6,000人を突破したという、そういう町でございます。そして、最後に柳井市のトップページも、こちら載せております。こう見られたときに、例えば、自分がUIJターンを考えたときに、どこにしようかなと思ったときに、誰がどう考えても、柳井市ぐらいに行くのではないかなというふうに思います。ただし、柳井市もこれをクリックして、ばあっと後ろまでいくと観光協会とかありまして、とてもきれいな写真があるのですが、そこにいくまでは随分、時間がかかるんですね。もう、とっつきが悪いのではないかなということでございます。しかも、こういうホームページを作っているところは、やはり、バックボーンと言いますかね、素晴らしいまちづくりをされております。これを話すと、これで全部時間が終わってしまいますので、後で話したいと思います。 次に、2番目の質問でございますが、今年6月28日に千葉県八街市の市道で起こった、歩いて下校中の小学生児童の列にトラックが突っ込み、男女5人が死傷する事故が発生し、全国に衝撃を与えました。 柳井市は、通学路の安全確保について、どのような施策を準備しているのか、伺いたいと思います。 以上、壇上での質問を終えまして、あとは、議席から質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。〔三島好雄降壇〕 ○副議長(篠脇丈毅)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、三島議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大きな1点目、人口減少対策についてのお尋ねでございます。 先ほど、三島議員からも御指摘をいただきましたように、本市における大型企業誘致案件である、株式会社トクヤマの先進技術事業化センターでは、先般7月30日に窒化ケイ素製造設備が竣工をしております。また、日鉄ドラム株式会社の工場建設も順調に進んでいるところでございます。 そうした中、議員からは人口定住を進める上での情報発信手段として、前回の6月定例会に引き続いて、ホームページのリニューアルについてのお尋ねをいただきました。その6月の際には、今後、ホームページのデザインのリニューアルについては、システムの機器更新と併せて、その適切な時期を検討している旨をお答えをさせていただいております。 今後の定住、交流人口の増加を図る上でも、本市の魅力を発信をすることに重点を置くべきであるという三島議員の御提案には、私といたしましても、そのお考えのとおりであるということで、大きく賛同をするところでございます。 シティプロモーションに関する情報発信につきましても、さらに工夫をしながら行っていく必要があるという考えに変わりがないわけでありますが、市といたしましては、スマートフォンやタブレット端末向けにページデザインを最適化する必要性、さらには、ウェブブラウザのサポート期限の問題等にも対応する必要がありますことから、来年度のホームページリニューアルを検討してまいりたいと考えております。 その際には、三島議員からこれまで御助言をいただいております、今日も御紹介いただきましたが、御代田町や占冠村などの先進事例というものも大いに参考にさせていただき、ページのデザインやページの構成といったものをより魅力的なものにしてまいりたいというふうに思います。 三島議員におかれましては、本件も含めて、引き続きの御指導を賜りますよう、どうかよろしくお願いをいたします。 次に、大きな2番目の御質問、本市の通学路の安全確保につきましては、教育長からお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(篠脇丈毅)  教育長。 ◎教育長(西元良治) 2点目の本市の通学路の安全確保についてお答えいたします。 千葉県八街市において、下校中の児童の列にトラックが突っ込み、5人が死傷した痛ましい事故は、通学路における交通安全の確保について、全国的に警鐘を鳴らしました。 平成24年度に全国で登下校中の児童・生徒が死傷する事故が相次ぎ、市教育委員会では、平成25年12月に国の通学路の交通安全の確保に向けた着実かつ効果的な取組の推進についての通知を受け、学校関係者をはじめ、国・県・市の道路管理者、警察等の関係機関からなる柳井市通学路安全推進会議を平成26年12月に立ち上げました。平成27年2月には、通学路の安全確保に関する取組の方針である「柳井市通学路交通安全プログラム」を策定し、本プログラムに基づき、通学路の安全対策を行ってきたところです。 具体的には、各小中学校からの通学路の危険箇所の報告を基に、柳井市通学路安全推進会議において、安全対策が必要な箇所や対策を協議し、現地での関係機関による合同点検を経て、より効果的な安全対策を検討の上、迅速に改善工事を行うよう努めております。 これまでの合同点検の実績は、令和元年度に2校の4か所、令和2年度は4校の8か所で、安全対策の具体的な取組としては、早急にできる対策として、草刈りによる歩道の確保や消えかけている白線、停止線、外側線の塗り直しを行いました。 また、国・県・市の道路管理者と協議し、ドライバーに注意喚起を行うための減速マークを表示したほか、カーブミラーや交差点にパイロンの設置をし、公安委員会との協議で、柳井小学校付近に横断歩道も新設しました。 今年度は、特に、八街市の交通事故を受けて、国から新たに見通しの良い道路や幹線道路の抜け道など、車の速度が上がりやすい箇所、大型車進入が多い箇所、過去に事故に至らなくてもヒヤリハット事例があった箇所等の調査項目の追加がありましたので、危険箇所の報告総数が昨年度に比べ、12か所増え56か所となりました。 市教育委員会では、7月26日に通学路安全推進会議を開催し、新規に提出された危険箇所を中心に、3校9か所を合同点検箇所として抽出し、8月5日、26日の2回に分けて、現地での合同点検を関係者で実施しました。現在、その中で緊急性や危険性の高いものから優先的に対策を実施するよう、関係機関と調整を図っているところです。 市教育委員会では、今後も通学路の安全点検とその対策に取り組み、児童・生徒のために通学路の安全確保に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○副議長(篠脇丈毅)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) ありがとうございました。 まず、教育委員会のほうから。今の教育長さんが56か所あるとおっしゃいましたけれども、この中ですぐにでもやらなければ、改修とか、工事をしなければならない箇所というのは、何か所あるのでしょうか。 ○副議長(篠脇丈毅)  教育長。 ◎教育長(西元良治) 今、すぐにでもやらなければいけないというお尋ねでございましたが、危険箇所につきましては、それぞれの学校で調査を行いまして、上がってきた報告書を基に、通学路安全推進会議のほうで危険性が高いと認められる箇所を抽出いたしまして、実際に現地で合同点検を行っております。その合同点検を行うことによりまして、書類上では分かりづらい、例えば、交通量の実態とか、あるいは危険箇所の周辺の環境とか状況等、これを精査いたしまして、関係者で協議しながら、対策の優先度を決めております。それで、この優先度につきましても、例えば、ラインの塗り替えとか、路面表示、こうした短期的な実施が可能なもの、それから、歩道を新しくつくる──新設、あるいは拡幅、それから交差点の改良、あるいは信号機設置等、これにつきましては、中・長期的な対応、こういったものが必要なものもありますので、一概にこれをすぐに優先度がというのは、ちょっと申し上げにくいところがございます。ただ、最近の例といたしましては、バタフライアリーナから柳井小学校に向かう市道が拡幅されまして、実際にそこで確認をしますと、通過する自動車の速度が以前に比べて速くなっていると。道路の幅が広くなっているというので、児童生徒が安全に横断できるように、公安委員会と協議をいたしまして、なかなか横断歩道の新設というのは難しいのですが、こちらにつきましては、8月に横断歩道を新設していただきました。以上です。 ○副議長(篠脇丈毅)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 今、教育長が言われるのは、要するに、予算が余りかからないところから、できるところからやっていこうと、また、本当に予算のかかる、けれども、やはりやらなければいけないところは、しっかり、また予算を取ってやっていくということですね。はい、分かりました。 それでは、人口減少対策についてのほうに移ります。 私は、今回、この御代田町と占冠村は役場に電話をしまして、本当は、行政視察で行きたいくらいですけれども、できませんので、電話をいたしました。そして、周防大島は、前町長さんの椎木さんにお話を聞きました。時間がある限り、この話をさせていただきたいと思います。 まず、参考になるほうからいってみたいと思います。 周防大島町ですね、私も以前から、何で周防大島町だけたくさんではないにしても、若い人が島に来て、定住して、ちょっと小っちゃなお店を出したりとか、そういうのが大変目立つわけですね。何でだろうかなと、ずっと悩んでいまして、それで、去年だったかな、去年かな、この質問を、ここで3回目なのですけれども、1回目見たときになるほどと、椎木前町長さんが先進地、いわゆる人口が増えている自治体の研究をされて、こういうふうにしたら人口が増えるのではないかというふうな考え方に立たれて、施策を展開されたようでございます。 ちょっと伺った範囲で言いますと、まず、予算のときに各課長ですから、市でいうと各部で、定住対策ということで、予算を出すときは定住につながる事業、予算を出してくれというふうに言ったと。例えば、周防大島で医療費は、確か中学校まで無料だったかな、そういうのを出しています。何でこれ出したのかと聞いたら、それはもう全国の人がホームページ見て、何か中学校まで無料らしいよ、住みやすい町じゃねというふうになるということのようでした。ヒアリングで、要するに、定住とどう関係があるのか、というのを聞かれながらやられたらしいです。 それと、もう一つ伺ったのは、何か事業はないかということで、修学旅行を随時やられておりました。これはどういうきっかけでできたかというと、東京から広島とあと宮島見学されて、普通は九州のほうに行ってしまうと。だけれども、広島の商工会議所の人の中に、大島のOBがいらっしゃって、東京から広島に来て、そのまま九州に行くのではなくて、周防大島に何とか引っ張れないかという発想をされまして、それで、広島の会議所が興味を持たれて、修学旅行をしたらどうかというふうな話になったそうであります。これについては、例えば、九州で成功をしているところがあるとしたら、職員2名を視察に行かせて、どういうふうにしているのかを研究をさせてきたと。そして、一番いいときは、体験料だけで年間8,000万円の売上げがあって、それで、また、民泊でございますから、そちらのほうに1,000万円ぐらい戻して、大変うまくやってきたけれども、今は、コロナ禍で何か難しいとはおっしゃっておりました。 ほかのところでは、特に離島というのは人口が少ないので、そういう人口増に対する興味が高いわけですけれども、結局、この定住対策というのを、首長がしっかり肝に入れていて、そして、役場全体で、全部じゃないですが、それはいろいろそれじゃない、関係ないのもあるでしょうけれども、予算化していったというのが、周防大島町の流れだったようです。 それにしても、若い人に今度インタビューしてみようかと思っているのですけれども、何で周防大島に来たのかと。恐らく、やはり、ここに、先ほどお見せいたしました周防大島の、これはスマホのホームページですけれども、パソコンのホームページはもっと大きいですから、もっときれいなものがあるわけですけれども、それを見て興味を持たれて来られたわけであります。 それと、あと御代田町。御代田町というのは、これは、先ほど言いましたように、ずっと、昭和の終わりぐらいから、ずっと今まで人口が全然減っていなくて、最初は9,000人ぐらいだったのが、令和2年で1万4,000人ぐらいになって、ついこの間、1万6,000人を突破したというので、町長さんがくす玉を割っている写真がネットに載っておりました。 ここは、ちょっと職員の方に、何が秘訣なんですかと聞いたら、我が町は、人が住むことに適しているかどうかというのを重視して、施策をしていると言っておられました。御代田町というのは、最初言われたのですよ。「三島さん、御代田町って知らないでしょう」と言われました。「すみません、聞いたことがない、初めてです」と。 御代田町というのは、軽井沢と小諸市と佐久市の3つに挟まれて、真ん中にあるのです。ほかの軽井沢とかは非常によく分かるし、小諸とか、島崎藤村の詩にも出てくるところなのですけれども、そういう真ん中であるわけであります。 もう一つ、人口動態を調べていたら、えらい外国人が多いです。26か国から外国人が来ていて、一番多いのがタイで169人。その次が中国で93人、ブラジルが48人となっていたので、これはなぜですかと聞いたら、ミネベアミツミという工場がありまして、これが、タイに支店工場があるそうなのです。それで、交流があるということでございます。 柳井市も、本当トクヤマさんとか出てきましたので、いよいよこういう企業誘致を基礎にして、ここから、そういう企業誘致の中でできる人口増ということもできるのではないかなというふうに思いました。 それと、ものすごく発想が自由だなと思ったのが、平成17年に柳井と大畠しか合併できませんでしたけれども、ここは、小諸も軽井沢も御代田町も一切合併していないのです。合併していないけれど、平成16年から小諸市、軽井沢町、御代田町の1市2町で共同事業をやる、行政全般にやるということね。おかしい、おもしろいこと言うなと思って、どんな事業をやるのですかと言ったら、しなの鉄道の便数を増やしたりとか、ような形でやる、だから、柳井で言えば、柳井広域で、僕もよく覚えていますが、合併のときに、一番最初に上関が抜けられましたけれども、広域で、広域のいいところを取り合っとってしっかりできるのではないかなと思いました。 何で、人口がそんなに増えるのかという、最大の原因かもしれません、もちろん、外からも当然入ってきます。名古屋から入ってきまして、地域おこし協力隊の尾関充紗さんという方がいらっしゃいまして、この方がいろいろな写真を撮って、動画で御代田町のいいところを説明していたのですけれど、今は、御代田町の図鑑というのを、写真をたくさん集めて、ホームページにも載せております。これ、読んでみますと、「この図鑑は御代田町で暮らす先輩移住者を紹介する図鑑であり、これから移住しようと考えているあなたのよき相談相手になってくれる方々を紹介する図鑑でもあります。もし、気になる人を見つけたら、その人に思い切って連絡をしてみてください。心強い友人ができるチャンスです。御代田町に友人ができたら、それは移住の大きな第一歩」と、こういうふうに書いています。要するに、最初はトップページがあまりにも違うとだけ言いたかったのですけれども、実は、この中身も、やはり人口の増えているところというのは、こういう感じでストーリーをつくってやっている。 じゃ、柳井市がやっていないかというと、やっていると思うのですよ、後ろのほうでね。例えば、観光協会のホームページ、きれいです、すごく、あれね。ずっと検索して一番最後についていますが。それと、ふれあいどころ437のホームページも結構きれいです。そういうところを総合的に考えられて、柳井の歴史とか、いろいろなものを考えて柳井に住み着いてみたいなという、まず、ストーリーを考えて、そして、写真も撮ったらいいかなと思います。 占冠のほうはお電話をしました。写真はどうしたのですかと言ったら、これは、町内の写真家の人に借りているのだと言われました。で、御代田町は、御代田町全国写真コンテストというのをやって、そこから写真を借りて作っているそうです。柳井も外には、有名なアマチュア、プロカメラマンもいらっしゃいますし、庁内にも賞をたくさん取っていらっしゃる、もう若くないけれど、50歳ぐらいの人が、職員もいらっしゃるので、素材はすごくあると思います。 だから、是非ストーリー、何で柳井に住むのか、柳井はこんなところですよと、そういうストーリーを作って、特に、このトップページは気を使ってやっていただければ、これ、やらなくてもそこそこ空き家バンクできていますから、もっと空き家バンクなんかも増えるのではないかと思いますけれども、市長、どうでしょうか。 ○副議長(篠脇丈毅)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 周防大島町、さらには御代田町、占冠村と様々な情報を、今頂きました。その中でホームページ、特にトップページでの写真の活用といったところが一つ、今後、来年度リニューアルというタイミングを迎えますので、大いに重点を置いて、取り組んでいきたいというふうに思います。 ちょうど先週、ゴールデンタイムのニュース番組の中で、東京のホテル雅叙園さんの金魚ちょうちんが紹介されて、気象予報士の方も何度も山口県柳井市と、柳井では本来であれば、この時期、お祭りもあるというようなことも御紹介いただきましたが、正にああいうときに、関心がある方はすぐに検索をされて、その行き着くところは、柳井市のホームページ、ということになるのだというふうに思います。 そのときに、現状は、一番この頂いた紙で言うと、左のページが出てくるということでありますが、そうしたときにしっかりと見ていただける方に、金魚ちょうちんを入り口に、柳井市に関心を持った、そこから先にこう行っていただけるような、そうしたできる限り、魅力のあるホームページの構築に、今後、努めていきたいというふうに思います。 写真活用も含めて、大いに参考にさせていただきたいというふうに思います。 ○副議長(篠脇丈毅)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 例えばですけれども、トップページに、動画やると重たくなるみたいですけれども、ここみたいに写真を、例えば、金魚ちょうちん祭りのねぶた回しの写真とかを5秒、春は天神祭りの行列とか、例えばですよ、あと柳井まつりの花傘踊りの絵とかいうのは、ちょっとピンと来ないかもしれないけれど、若い人は、それとやはり金魚ちょうちん。そういうものを、やはりどかっとですね、前に、ほおっとかね、これ、何これ、みたいなびっくりさせるのが、このフロントページの役割だと思います。何これ、柳井ってどんなところというふうに興味を持っていただいて、そこからこう入っていきますから、入っていただいたら、できるだけごちゃごちゃせずに、これはまだ、スマホの写真ですから、あまり混雑していないのですけれども、パソコンの柳井市のページを見ると、一つの画面に60個ぐらいボタンを押すところがあったりしていた、前は。今はどうか知りませんけども。それだと、どこを押していいやらさっぱり分かりませんので、そういうところも考えられてやったらいいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○副議長(篠脇丈毅)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) ただいまの柳井市の運用しておりますホームページというのは、約10年前にリニューアルをいたしまして、現状の構成と言いますか、ページレイアウトデザインという形になっております。今、御指摘がありましたように、目下の主流と言いますか、情報を得る手段というのがパソコンではなくて、縦長の画面のタブレットでありますとか、携帯、スマホであったりということもございまして、なかなかそういう縦長の画面に最適化したようなデザインではないということが、やはり、今、課題かなというふうに思っておりますので、そういったこともありますし、また、何といいますか、我々としては、いろいろな情報を提供しようという思いがあるばかりに、てんこ盛りにしてしまっているというところが、かえって使いづらい、というような御批判もいただいておるというふうに承知をしておりますので、そこらも含めて、改善してまいりたいと思います。 ○副議長(篠脇丈毅)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) それと、まあ、ホームページのリニューアルの期間が10年たってやるというのは、これはもうちょっとスパンが長過ぎるのではないかと思います。予算もかかるかもしれませんけれども、やはり本気で外から人を呼ぶ、内から外へ情報を発信するのであれば、よりよいホームページを作るためには、やはり、10年とかではなくて、最低でも3年とか4年ぐらいで。 と言うのが、占冠のこれ、フロントページはね、もう変わっているのです、去年見たのと。去年は、ここの枠を小っちゃな小動物がピュピュピュピュピュピュピュピュと動いていたのです。あれ、なくなったなと思って、何でなくなったのですかと言うたら、重いからと外したと言っていましたけれど。それから、御代田町のほうもちょっと変わっていました。そういうふうに少しずつでもいいですから、だから、まず土台を作ってもらって、福泉さんでしたかね、この間言いよったね。あの業者に土台だけ作ってもらいたい、福泉さんのデメリットというのが、唯一あるのが、土台は作ってもらうのだけれど、それを更新がしにくいというふうな話を職員から聞いたことがありますので、その辺もしっかり話をされて、福泉さんの実績をホームページで見ると、結構、今ここにあるような全面写真でやっているところが大阪方面で二、三市あります。それも全部、福泉がやっていますから。だから、やればできると思うのです、福泉でも。あとは、今、言ったように職員でできる人もいるでしょうから、できなかったら、もうそういう職員、大畠から呼び出す、呼び返すわけにはいかないでしょうから、例えば、時間外にちょっと教室を、ちょっとこうやったらええよというのを教えてもらって、在職されているうちに、そういう職員から学ぶということも大事だと思いますけれど、部長、どうでしょうか。 ○副議長(篠脇丈毅)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) 現状は、福泉という業者さんに委託しております。まあ、今後のリニューアルということになりますと、再度また、受託業者を選定という段階から手続はするようになろうかと思います。 現状は、私どもの総合政策部の電算室の職員が、ホームページの管理をやっておりますが、今後の職員の姿勢と言いますか、考え方につきましても、まあ、ホームページの担当でありながら、やはり、電算面の広報担当であるという意識を持って、職員には取り組んでもらいたいと思っております。そういうような組織づくりにしていきたいと思っております。以上でございます。 ○副議長(篠脇丈毅)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) ホームページにつきましては、大体言いたいこと全て言いましたので、これで、今回で打ち切りますけれども、また、しっかりと監視というか、監視はいかんな、見守っていきますので、是非、いいものを作っていただいて、柳井市の人口、いわゆる企業誘致とともに人口増ができるような、そういういいものにしていただければと思います、部長の肩にかかっていますね。もちろん、市長が責任持ってやられるのですけれども、そういう期待を込めまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(篠脇丈毅)  以上で、三島議員の一般質問を終わります。 ○副議長(篠脇丈毅)  午後1時55分まで休憩といたします。午後1時40分休憩                              午後1時55分再開 ○副議長(篠脇丈毅)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、平岡議員。〔平岡実千男登壇〕 ◆議員(平岡実千男) 会派、明日のかたちの平岡実千男です。どうぞ、よろしくお願いいたします。 この夏の期間、オリンピック・パラリンピックや全国高校野球選手権大会などのスポーツが開催され、一定の盛り上がりを見せました。様々な意見がある中で、注目度が高かったのではないかと思います。ですが、コロナ以前の生活には程遠く、自粛を余儀なくされる状況は変わりません。本市のこれからの暮らしを守っていけるよう、全力で取り組んでまいります。 それでは、通告に従い、質問をいたします。 まずは、1点目の新型コロナウイルス感染による後遺症の対応についてです。 新型コロナ感染症は、デルタ株の影響により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象区域だけでなく、多くの地域で、過去最多の新規感染者数が確認され、全国的な感染拡大に歯止めがかかっていません。 インドで確認されたデルタ株は、国内の感染者の9割以上を占めると推定されています。感染力が強く、従来の新型コロナウイルスのおよそ2倍、日本国内の感染拡大の第4波で広がったアルファ株の1.5倍程度です。デルタ株は、日本国内でも、国立感染症研究所が懸念される変異株に位置付け、感染した場合に、重症化しやすいかどうかについては、各国で研究が進められている途中ですが、WHOでは、入院に至るリスクが高まっているとしています。カナダのトロント大学のグループが、まだ専門家の査読を受けていない段階で、2021年8月に示した研究では、20万人の新型コロナの患者を分析した結果、デルタ株は、従来のウイルスに比べて、入院するリスクが2.08倍、ICUが必要になるリスクが3.34倍、死亡するリスクが2.32倍になったとしています。 現在の、全国の新規感染者数は、報告日別では、過去最大の水準を更新し続けており、9月1日現在の直近の1週間では、10万人当たりの感染者数が約116人となっております。感染拡大の歯止めがかからず、全国的に、ほぼ全ての地域で新規感染者数が急速に増加しており、これまでに経験したことのない感染拡大が継続しています。 この状況の中、現在、国内での最大規模の感染拡大に伴い、多くの地域で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されており、感染拡大を防止するための措置が取られています。 山口県においても、感染者数が増加傾向にあり、9月7日現在、感染者数5,296人、本市では124人の感染者数となっており、同様に増加しつつあります。感染拡大が続く中、山口県では8月13日から、デルタ株感染防止集中対策を実施し、飲食店や喫茶店の事業者に対し、20時までの営業時間短縮の協力をお願いし、対策の強化を図るとともに、期間を9月12日まで延長をしています。感染の拡大が続き、感染状況がステージ4へ移行したことから、医療提供体制の負荷が高まっており、より一層の自粛や感染予防対策の徹底をしていく必要があります。 感染者数が増える一方で、感染拡大後の後遺症の問題が今後、深刻化していくと思われます。国立国際医療研究センターでの後遺症の調査が、2020年2月から6月に退院した78名の新規コロナウイルス感染症回復者を対象として行われ、63名の回答があり、76%の方が後遺症を認め、どの年代においても割合が高い結果が出ています。 このことからも、後遺症に悩まされる方が今後増加し、新たな問題となっていくと思われます。新型コロナ感染症の後遺症は、倦怠感、呼吸苦、咳嗽、味覚・嗅覚障害などが主な症状であり、20歳代以降の全世代で高頻度に認められ、月単位で遷延することが明らかとなってきました。回復後に出現する遅発性後遺症は、ウイルス後疲労症候群と呼ばれ、脱毛、記憶障害、睡眠障害、集中力低下などがあります。 後遺症発症のリスク因子として、高齢者、女性、肥満、急性期の症状数が5以上であることが報告されましたが、現段階では、後遺症の原因は特定できておらず、確立された治療法もない状況です。後遺症には、医学的、社会的、経済的問題があり、これらは、喫緊の課題にもなっており、後遺症に悩む方への対応や対策が必要不可欠だと考えます。 現在、対応や対策に取り組んでいる東京都墨田区では、3月から新型コロナ感染症後遺症相談センターを運営しており、後遺症に悩む方への対応をしております。都では、後遺症の存在を周知するため、新型コロナ感染症後遺症リーフレットを作成し、感染症の症状の有無に関わらず、感染から回復した後も、後遺症の様々な症状に苦しんでいる方々に本リーフレットを通じて、新型コロナウイルス感染症に、様々な症状で苦しむ方々に、後遺症を患っている可能性を自覚してもらい、医療機関や相談窓口などにつなげる取組をしています。 また、ほかの自治体では、ホームページに後遺症に関する症状や相談窓口を載せ、対応している自治体もあり、後遺症に悩む方への対策を行っています。 本市においても、新型コロナの感染者が増えている状況であり、新たな変異株の感染者が国内で発生もしており、今後、注意が必要となる中で、回復した後の後遺症に悩む方も増えてくると思われます。後遺症の治療には、長い時間がかかる場合もあり、感染から1年経過後も症状が見られる場合もあり、後遺症に悩む方への十分な対応や対策をしていく必要があると考えます。 柳井市では、どのような対応をしていくのかお尋ねいたします。 続きまして、2点目のローカル5G活用による平郡島インフラ整備についてです。 一般的に5Gと呼ばれるパブリック5Gとは、第5世代移動通信システムのことです。 2020年3月からソフトバンク、NTTドコモ、KDDIといった通信事業者によって、全国的に提供・展開されています。大容量のデータを高速に送受信できるのが大きな特徴で、5Gを導入することで、高画質な動画のライブ配信やオンライン診療が可能になると言われています。また、通信の遅延を4Gの10分の1に抑えられるため、農機の自動運転やロボットの遠隔操作など、ほぼリアルタイムでの通信が必要とされる場面での活用が期待されています。 さらに、基地局から端末への通信の仕組みが4Gよりシンプルなので、多数の端末を同時に接続できる特徴もあり、IoTの発展が加速すると考えられています。 それに対し、ローカル5Gとは、通信事業者ではない企業や自治体が、一部のエリア又は建物敷地内に専用の5Gネットワークを構築する方法を指します。 運用するには、無線局の免許を取得する必要がありますが、2019年に申請受付が始まり、2020年から実際に利用されています。通信事業者によって提供されているパブリック5Gは、都市部を中心に段階的に整備が進んでいるため、まだ使用できるエリアは限られています。 その点、ローカル5Gであれば、パブリック5Gがないエリアでも、5G通信を利用することができます。また、公共で利用されるパブリック5Gと違って、ほかのエリアで通信トラブルが起きた場合や、ネットワークが混雑した場合に影響を受けにくいのも特徴です。さらに、外部のネットワークから遮断された環境で、データを送受信するため、セキュリティ面も高く、安全です。 ローカル5Gは、例えば、企業が工場の敷地内に専用ネットワークを整備して、ロボットによる自動運転や遠隔制御を行うスマート工場に最適だと考えられています。従来、企業が限られたエリア内でネットワークを構築する場合には、主にWi─Fiが使われてきました。ハンドオーバーという技術を使って、Wi─Fiより広い面積の場所で、スムーズに利用でき、通信が安定している上に、セキュリティも強固なローカル5Gは、Wi─Fiに代わる新たな選択肢としても注目されています。 高品質な5Gを、自社専用ネットワークで利用するローカル5Gは、既に企業や自治体への導入が進みつつあります。自社工場を無線化し、ネットワーク上でロボットや制御システムを連動させて、生産ラインを効率化するスマート工場のほか、スタジアムでの映像配信、医療現場での遠隔診断など、様々な分野でのローカル5Gの活用が想定されています。 総務省のガイドラインには、ローカル5Gは携帯電話事業者による全国向け5Gサービスとは別に、地域の企業や自治体等の様々な主体が、自らの建物や敷地内でスポット的に柔軟にネットワークを構築し、利用可能とする新しい仕組みであり、地域の課題解決をはじめ、多様なニーズに用いられることが期待される。地域に密着した多様なニーズに対応するために、地域の企業等にネットワーク構築等を依頼し、電気通信役務として提供を受けることも可能としていると記載しています。 さらに、地方版総合戦略に基づく、地方公共団体の自主的、主体的な事業を支援する地方創生推進交付金の制度もあります。地方創生推進交付金では、新たに未来技術を活用した新たな社会システムづくりの全国的なモデルとなる事業支援の枠組みとして、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会、Society5.0タイプを新設し、交付金利用によるローカル5G普及促進が促されています。 総務省による令和2年度ローカル5Gと開発実証プロジェクトでは、専門医の遠隔サポートによる離島等の基幹病院の医師の専門外来等の実現を目的に、スマートグラスや4Kカメラ映像を介した専門医の遠隔サポートや、医師が常駐していない施設などにスマートグラス映像を介した看護師による遠隔診療・ケアサポートの提供が実証プロジェクトにて行われました。 地方創生推進交付金の採択事例では、埼玉県秩父市において、送電線上空を飛行ルートとするドローン飛行実証を発展させ、過去に土砂崩れで孤立した地域にドローンの常設コースを設置し、高齢者向け日用品、医療品等のドローン配送実験を実証を行っています。 これに先駆け、徳島県ではローカル5Gの免許を申請し、2020年9月に本免許を取得、患者と主治医のいる県立病院と、専門医がいる県立中央病院を5Gで接続し、疾患の状態を4K高画質動画でリアルタイムに伝送し、専門医の所見を得る遠隔医療の実証実験などを行っています。 ローカル5Gを導入するメリットは多くあり、企業や自治体などの敷地内といった限られたエリアに対して、周波数の割り当てを受けるため、ほかの周波数帯と混線することなく、快適に5G通信が利用できること、各携帯事業者は、新型コロナウイルスの影響などもあり、思ったように基地局の整備が進まない中で、動向を気にせず、自治体などが運営状況に合わせてローカル5Gを構築できます。 また、Wi─Fiより広い範囲の通信をカバーできるとともに、5Gの超高速、低遅延、多数同時接続という特徴を生かすこともできます。へき地や離島等への携帯通信事業者による5Gのインフラ整備が進まない状況の中で、ローカル5Gの構築によって、パブリック5Gと同等のITのインフラ環境ができ、様々な恩恵を受けることができると思います。 この特性を生かし、自治体によるテレワークの環境整備や診療所での専門医のアドバイスを受けることもできる遠隔診断、崩壊のおそれのある崖等の監視などに、今後、活用していけると考えます。 平郡島では、少子高齢化、人口減少が本市において最も進んでおり、医師が常駐できない状況や空き家が多く活用されていない。害獣被害が生活圏内にまで及ぼしている現状等があります。 柳井市では、ローカル5Gの活用について、どう考えているかお尋ねいたします。 以上で、壇上からの質問を終わります。答弁によりまして、再質問させていただきます。〔平岡実千男降壇〕 ○副議長(篠脇丈毅)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、平岡議員の御質問にお答えをさせていただきます。 まず、大きな1番目の新型コロナウイルス感染症の後遺症の対応についてでございます。 先ほど、議員から御指摘をいただきましたとおり、新型コロナウイルス感染症につきましては、デルタ株の影響などによりまして、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象区域だけでなく、山口県におきましても、過去最多の新規感染者数が確認されるなど、全国的な感染拡大に歯止めがかかっていない状況でございます。 山口県におきましては、8月13日からデルタ株感染拡大防止集中対策を実施されておりますが、お盆期間以降も会食を起因としたクラスターの発生等により、新規感染者が急増し、医療体制がひっ迫していることから、集中対策を強化するとともに、実施期間を8月末から9月12日まで延長されているところでございます。 市内で新型コロナウイルス感染症患者が発生した際には、その都度、議員の皆様にも情報提供をさせていただいているところでございますが、本市におきましても、8月にはカラオケ付き飲食店クラスター事案2件が発生し、7月以降の新規感染者数は、9月7日時点で79人となり、累計で124人の感染者が確認されております。 こうした感染状況の中、新型コロナウイルス感染者の受入れ体制としては、患者の状況に応じた適切な治療・療養体制を確保するため、医療機関への入院と宿泊療養施設における宿泊療養により、対応をされているということでございます。 議員御指摘のとおり、国立国際医療研究センター病院の調査によりますと、新型コロナウイルスの感染から回復された方の中には、倦怠感や味覚・臭覚障害など、後遺症として現れる方もおられ、年齢別に見ましても20歳代や30歳代といった若い世代を含め、幅広い年代で認められております。 現時点では、後遺症の原因は明確に判っていないということで、確立された治療法もないということから、対症療法が中心となっておりますが、国や専門機関の間で、実態把握や後遺症の病態の解明、有効な治療のための研究が進められているという状況でございます。 こうした中、後遺症に関する相談につきましては、これまで本市には寄せられておりません。また、柳井管内を管轄をされる保健所、柳井健康福祉センターでございますが、こちらにも確認をいたしましたけれども、現時点では、相談は寄せられていないということでございました。 いずれにいたしましても、市としては、今後、後遺症が疑われる方からの相談などがありました際には、かかりつけの医療機関や感染症対策を所管する保健所へ御相談いただくことを御案内することとなりますけれども、今後の国や県からの情報や対策等に注視しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。 次に、大きな2点目の御質問、ローカル5Gの活用による平郡島のインフラ整備につきましては、関係参与によりまして、答弁をさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(篠脇丈毅)  総合政策部長
    総合政策部長(宮本太郎) それでは、私から2のローカル5G活用による平郡島インフラ整備についてお答えをいたします。 ただいま平岡議員には、非常に詳しく5Gの特性や活用のアイデア、あるいはIoT技術による新しい社会像について、御紹介をいただきました。 この5G技術につきましては、議員御指摘のとおり、超高速、超低遅延、多数同時接続の機能といった面で、現状の4GのLTEよりも優れた性能を持っております。 議員御指摘のとおり、ローカル5Gは、スマート工場などで多数のロボットを制御したり、大規模スポーツイベントでのVR──バーチャル・リアリティを使った観戦であったり、あるいは専門医によるロボットを使った遠隔外科手術、複数台のドローンを使ったレース、eスポーツの大会など、様々な分野での活用が想定されております。 しかし、一方、5Gの電波は直進性が高く、減衰もしやすいため、遮るものがあると電波が通じにくくなるという特性がございます。 少し専門的な話になりますが、ローカル5Gの周波数帯の一つであります28.2GHzから28.3GHz帯は、障害物に弱いという性質を持ちます。このため、障害物の多い環境では通信ができる距離が短くなってしまうという現状がございます。 また、屋外での利用につきましては、雨の影響を多く受け、電波が一層通じにくくなるという傾向にあるということもお聞きしております。そのため、都会でありましても、ローカル5Gの整備エリアは非常に限定的で、利用目的が明確にされた場所でないと、整備がなされておりません。 現状を申しますと、平郡出張所や平郡診療所を結ぶイントラネットは、LTEでの通信で運用をしておりますが、現状は、ウェブ会議等もスムーズに行われております。 今後、平郡診療所でも遠隔診療を予定しておりますが、これについても、現状のLTEによるビデオ通話を使うことを想定いたしております。 5Gは、今後、活用が期待される技術の一つでございますが、そのメリット・デメリットを考えますと、LTE回線でも、現状に対応できているものも多いというふうに考えております。 したがいまして、ローカル5Gの活用につきましては、平郡島のみならず、柳井市内の利活用も含め、国の実証実験等を参考にしながら、導入を検討してまいりたいと思います。 一方、通常の5Gが使える環境整備につきましては、通信事業者が整備される5Gの基地局の整備普及が鍵となります。5Gサービス提供エリアにつきましては、今年、令和3年8月から柳井市の中心部におきまして、NTTドコモさんが利用開始というふうになっております。 平郡島につきましては、柳井市といたしましても、以前から通信事業者に対し、5Gの基地局の普及を早めていただきたいというような要望をいたしておりましたが、候補地としての選定が、まず、なされないという状況が続いておりました。 しかし、この度、今後の、最新の状況でございますが、NTTドコモに確認をいたしましたところ、平郡地区が、5Gの基地局の候補地の選定リストに、この度、登録されたということでございます。ただし、その具体的なサービス開始時期につきましては、海底ケーブルの空き回線の調達状況によって、後ろ倒しになる可能性もあり、現時点で、いつになるかについては未定でございます。 実際、サービスが開始される数か月前には、NTTドコモのホームページなどで、サービス開始エリア図にて、情報提供されるのではないかというふうに思っております。以上でございます。 ○副議長(篠脇丈毅)  平岡議員。 ◆議員(平岡実千男) それでは、答弁ありがとうございました。 それでは、最初に、新型コロナウイルス感染による後遺症の対応について、御質問させていただきたいと思います。 後遺症に関しましては、既に、本市でも感染者が多いことから、悩む方が多いかと思われます。後遺症は、本人で判断するのは非常に難しいと思われ、また、相談するにも、どこに相談していいか、悩む方も多いと思われます。まだ、検証段階で後遺症がどういったものかというのが、国も県もそういった情報がない状況ではありますが、国や県がそういった対応を取られた時には速やかに、柳井市でもホームページ上での案内や、あるいはURLなどの案内をして、きめ細やかなフォローなども必要ではないかと思います。 また、東京都のほうでは、リーフレットなどを配って、皆さんに周知するようなこともしております。もし、そういった何か具体策のようなものを考えておられるのであれば、ちょっと一言、お答え願えたらと思います。 ○副議長(篠脇丈毅)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) ホームページや相談窓口などについてのお尋ねでございます。 新型コロナウイルス感染症の後遺症が疑われる場合の対策につきましては、先ほども答弁いたしましたが、感染症対策というのは、基本的に県のほうで対応をされるわけでございますが、市はその対策・施策に協力をするという立場が基本でございます。 現在のところ、県に確認いたしましたところ、現時点では、山口県、ホームページでの周知、あるいは後遺症専門の相談窓口の設置ということはされておりません。 先ほどの答弁にもありましたが、現在、国や専門機関の間で、実態把握や後遺症の病態の解明、有効な治療のための研究が進められているところでございますので、市といたしましては、国や県からの情報をしっかり収集しながら、必要に応じて市民に分かりやすい情報提供をしてまいりたいと思っております。以上です。 ○副議長(篠脇丈毅)  平岡議員。 ◆議員(平岡実千男) 国や県からの対応がなされたときには、速やかに対応を、また、お願いできたらと思います。 また、ワクチンの接種については、定期受診している医療機関の協力もあり、大きな問題もなく接種が行われています。後遺症に悩む方も今後を見据えて、定期診断している医療機関で適切な医療が行われるような対策、あるいは、後遺症が長く続くケースもありますので、医療の支援など、直接的なものも考えていかないといけないのではないかと思っております。 もし、その辺について何かちょっとお考えがあれば、お答え、お願いできたらと思います。 ○副議長(篠脇丈毅)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) まず、ワクチンのお話が出ましたが、今、議員おっしゃいましたとおり、ワクチンの接種につきましては、医師会の先生方、薬剤師会の先生方の御協力をはじめ、大変順調に進んでいると認識しております。 それと、後遺症に対する具体的な支援策とか、そういったものは、今現在、先ほどから繰り返しになりますが、研究が進められているところでございますので、今後、国や県から具体的な支援策が示されるかどうか、そういったことを含めまして、情報について、注視をしてまいりたい、そのように考えております。以上です。 ○副議長(篠脇丈毅)  平岡議員。 ◆議員(平岡実千男) 答弁ありがとうございます。 今後も、柳井市に住む方々が、後遺症に悩むことがないように、安心して暮らしていけるよう十分な支援、よろしくお願いいたします。 次に、ローカル5G活用による平郡島インフラ整備についてですが、先ほどもありましたように、平郡島地区では5Gの登録が、NTTドコモさんのほうでもされたということで、今後、5G基地局のほうもできてくるのではないかとは思うのですけども、ローカル5Gは、LTEを活用するだけではなくて、5Gを利用したものも2種類ございまして、5Gの基地局の中で、さらにローカル5Gのエリアを設けるというようなことも可能だと思われます。 ですから、ローカル5Gを早期に構築することは、特にはそれほど大きなデメリットになるということはないのではないかとは、ちょっと思っているのですけれども、特に、平郡島では光ファイバが、今、構築が難しい状況の中で、LTE回線しかない状況です。本土であれば、用途に応じてWi─Fiのほうに接続して使うこともできます。 LTEの、これは性能的なデメリットではありますが、端末によって大きく左右される部分があります。皆さん、大体スマートフォンをお使いだと思うのですけれども、そのスマートフォンのAndroidとか、あるいはiOSであるかと思うのですが、その辺の機種のバーションとかによっても、通信の性能差が出るというふうに言われておりますので、ここは早期に、やはり5Gのほうの通信、高速通信ができるというのが、やはり必要ではないかと思っております。 そして、平郡島では、総人口が300人を下回ったことから、医師の常駐がなされない状況となっております。LTEのほうで、遠隔診断が行われるということなのですけれども、5Gがあれば、スマートグラスや4Kカメラを介した遠隔での診断が行われますので、よりきめ細やかな詳細な診断が、また、今後できるのではないかと思います。 そういったことも考えて、今後は、ローカル5Gの構築というものを、やはり、ちょっと考えていくべきではないかと思っております。この5G、ローカル5Gに関しましては、導入や設計にはおおよそ4か月、構築にはおおよそ2.5か月かかるというふうに、導入ガイドラインには書かれております。 ですから、もしやるのであれば、もっと早い段階で考えていかないと、どんどんずれ込んでしまうというケースにもなってしまうのではないかと思いますので、その辺の具体的なビジョンなり、そういったものを早く想定して、取り組んでいく必要があるのではないかと思います。 この医療についてのほうは、LTEで対応とは言っていますが、今後、ローカル5Gのほうは、もし、ちょっと具体的に考えとかあるのであれば、ちょっと教えていただけたらと思います。 ○副議長(篠脇丈毅)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) そうですね、ローカル5Gにつきましては、先ほども御答弁申し上げましたように、通信事業者になって、運用ということが求められるということもございますし、現在、全国で少しずつ、そのローカル5Gを活用したエリアも増えておるやには聞いておりますが、多くが、今、実証実験段階というような形でもございます。その効果、要するに、5Gというインフラができて、一方では、それを活用したテクノロジーのほうがついていかなければいけない。あるいは、それを活用する、いわゆる行政ニーズとい言いますか、地域課題を、それを当てはめる形で、システムを構築していかなければいけないということもございますので、そういった技術の進歩でありますとか、あるいはローカル5G、それと、それを使ったテクノロジーの普及のことについて、この辺は、我々もよく見ながら、活用ができる部分については、今後、研究をしてまいりたいと思います。 仮に、ローカル5Gが整備できたといたしましても、これは、ローカル5Gができたから、個人が持っておられるスマホを、それにつなげて利用するということは、これできません。あくまで、インターネット接続への動画視聴をやろうと思いましたら、そのローカル5Gを設置している事業者の端末を使うという形になりますので、仮に、平郡島内でローカル5Gを構築いたしましても、それぞれの御家庭で自分のスマホをつなげるということは、これ、できませんので、そういったことも含めて、メリット・デメリットをよく見ていきたいなというふうに思っております。以上でございます。 ○副議長(篠脇丈毅)  平岡議員。 ◆議員(平岡実千男) 今、実証段階ではありますので、ローカル5Gも、今後、多く自治体のほうにも広がっていくと思われますので、その辺も踏まえて、平郡島では、やはりローカル5Gというものが、一番解決の道だと考えておりますので、その辺も十分踏まえた上で、今後、御検討していただけたらと思います。 あとは、医療関係だけに絞って、今、ちょっとお話しさせてもらいましたけれども、他の活用事例を挙げれば、空き家をテレワークやワーケーションに対応した環境で、5Gを使うであるとか、ドローンを利用して、高齢者の安否確認や食料品などの配送システムなどにも使っていけるのではないかと思っております。 今後は、導入が進んでいくと思われる5Gを、他の自治体よりも早く導入することは、やはり、本市にとっても大きなアピールにもつながるのではないかと思います。平郡島では、そういったインフラ整備が、LTEしかないということで、移住を考えられている方々が、まず、通信のインフラ状況を聞いてくる現状があって、やはり、それに対して、LTEしかないというふうな回答しかできないことで、やはり、移住を断念されるというお話も、ちょっと聞いたこともありますので、そういったことが、なるべく、せっかくの移住対策を、いろんな方面からしておりますので、インフラがないことだけで断念するようなことがないよう、今後は、ちょっと積極的に、このローカル5Gも御検討していただいて、導入に向けたビジョンなりを、策定していってもらえればと思います。 ちょっと、私の要望になりましたが、以上で、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○副議長(篠脇丈毅)  以上で、平岡議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○副議長(篠脇丈毅)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日は、午前10時から会議を開き、引き続き、一般質問を行いますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。午後2時33分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和3年 9月 8日                     議  長 山本 達也                     副 議 長 篠脇 丈毅                     署名議員 君国 泰照                     署名議員 平岡実千男...