壬生町議会 > 2012-02-24 >
03月02日-01号

  • "本町農産物"(/)
ツイート シェア
  1. 壬生町議会 2012-02-24
    03月02日-01号


    取得元: 壬生町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-11
    平成24年  3月 定例会(第1回)壬生町告示第20号 平成24年第1回壬生町議会定例会を次のとおり招集する。  平成24年2月24日                         壬生町長  小菅一弥 1 招集の日  平成24年3月2日 2 招集の場所 壬生町議会 議事堂            ◯応招・不応招議員応招議員(16名)    1番  赤羽根信行君      2番  河野辺恒雄君    3番  小牧敦子君       4番  坂田昇一君    5番  玉田秀夫君       6番  田村正敏君    7番  中川芳夫君       8番  市川義夫君    9番  鈴木理夫君      10番  楡井 聰君   11番  大島菊夫君      12番  落合誠記君   13番  佐藤善光君      14番  高山文雄君   15番  細井敬一君      16番  小貫 暁君不応招議員(なし)          平成24年第1回壬生町議会定例会議事日程(第1号)                 平成24年3月2日(金曜日)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期決定日程第3 行政報告日程第4 議案第1号 壬生町長等の給与の特例に関する条例の制定について日程第5 議案第2号 壬生町東日本大震災復興推進基金条例の制定について日程第6 議案第3号 公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書のの規定に基づく規模を定める条例の制定について日程第7 議案第4号 壬生町表彰条例の一部改正について日程第8 議案第5号 壬生町交通指導員設置条例の一部改正について日程第9 議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について日程第10 議案第7号 壬生町都市計画税条例の一部改正について日程第11 議案第8号 壬生町公民館条例の一部改正について日程第12 議案第9号 壬生町立図書館協議会設置条例の一部改正について日程第13 議案第10号 壬生町嘉陽が丘ふれあい広場設置、管理及び使用条例の一部改正について日程第14 議案第11号 壬生町スポーツ振興審議会に関する条例の一部改正について日程第15 議案第12号 壬生町運動場設置、管理及び使用条例の一部改正について日程第16 議案第13号 壬生町立学校体育施設開放に関する条例の一部改正について日程第17 議案第14号 壬生町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について日程第18 議案第15号 壬生町敬老金等給付条例の一部改正について日程第19 議案第16号 壬生町介護保険条例の一部改正について日程第20 議案第17号 壬生町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部改正について日程第21 議案第18号 壬生町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について日程第22 議案第19号 壬生町道路占用条例の一部改正について日程第23 議案第20号 壬生町営住宅条例の一部改正について日程第24 議案第21号 壬生町道路線の認定について日程第25 議案第22号 壬生町道路線の変更について日程第26 議案第23号 壬生町道路線の廃止について日程第27 議案第24号 壬生町公共下水道北部処理場の建設工事委託に関する変更契約の締結について日程第28 議案第25号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて日程第29 議案第26号 平成23年度壬生町一般会計補正予算(第4号)決議について日程第30 議案第27号 平成23年度壬生町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)決議について日程第31 議案第28号 平成23年度壬生町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)決議について日程第32 議案第29号 平成23年度壬生町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)決議について日程第33 議案第30号 平成23年度壬生町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)決議について日程第34 議案第31号 平成23年度壬生町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)決議について日程第35 議案第32号 平成23号壬生町水道事業会計補正予算(第2号)について日程第36 議案第33号 平成24年度壬生町一般会計予算決議について日程第37 議案第34号 平成24年度壬生町国民健康保険特別会計予算決議について日程第38 議案第35号 平成24年度壬生町公共下水道事業特別会計予算決議について日程第39 議案第36号 平成24年度壬生町奨学資金特別会計予算決議について日程第40 議案第37号 平成24年度壬生町介護保険事業特別会計予算決議について日程第41 議案第38号 平成24年度壬生町農業集落排水事業特別会計予算決議について日程第42 議案第39号 平成24年度壬生町後期高齢者医療特別会計予算決議について日程第43 議案第40号 平成24年度壬生町水道事業会計予算決議について---------------------------------------出席議員(16名)     1番  赤羽根信行君     2番  河野辺恒雄君     3番  小牧敦子君      4番  坂田昇一君     5番  玉田秀夫君      6番  田村正敏君     7番  中川芳夫君      8番  市川義夫君     9番  鈴木理夫君     10番  楡井 聰君    11番  大島菊夫君     12番  落合誠記君    13番  佐藤善光君     14番  高山文雄君    15番  細井敬一君     16番  小貫 暁君欠席議員(なし)---------------------------------------会議に出席した説明員の職氏名 町長        小菅一弥君   副町長       森田益夫君 総務部長      石村 進君   民生部長      鈴木良男君 経済部長      寺内光男君   建設部長      村上立夫君 上下水道部長    鈴木平八郎君  総務課長      梁島照一君 企画財政課長    齋藤喜重君   税務課長      栗原 隆君 町民生活課長    若林房司君   健康福祉課長    小平政美君 保険環境課長    戸崎義男君   農務課長      高山嗣男君 商工観光課長    山重利子君   建設課長      渡辺稔夫君 都市計画課長    小久保 誠君  水道課長      松本辰夫君 下水道課長     落合広美君   会計管理者     坂田和男君 教育長       落合範子君   教育次長      根津文夫君 学校教育課長    大橋正典君   生涯学習課長    中川正人君 スポーツ振興課長  山井 勲君   農業委員会事務局長 熊倉英吉君---------------------------------------事務局職員の職氏名 事務局長      伊藤國知    議事係長      海老沼英男 主査        岡 洋子 △開会 午前10時04分 △開会 ○議長(細井敬一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより平成24年第1回壬生町議会定例会を開会いたします。--------------------------------------- △開議 ○議長(細井敬一君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(細井敬一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 監査委員から、平成23年11月、12月分及び平成24年1月分の現金出納検査報告書及び平成23年度第5回、第6回、第7回定期監査結果報告書が、町長から平成24年第1回栃木県後期高齢者医療広域連合議会定例会の審査結果の報告書、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている事項について専決処分した旨の報告書が提出されております。報告書の写しは、お手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- ○議長(細井敬一君) 日程に入ります。 議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、日程に従って会議を進めます。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(細井敬一君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第115条の規定により、     6番 田村正敏議員     7番 中川芳夫議員 を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 会期決定 ○議長(細井敬一君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から3月16日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は本日から3月16日までの15日間と決しました。--------------------------------------- △日程第3 請願等の処理(所管委員会付託) ○議長(細井敬一君) 次に、日程第3、請願等の処理を議題といたします。 本日までに受理した請願等はお手元に配付した文書表のとおりであります。 会議規則第89条の規定により、所管常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本件は文書表のとおり所管常任委員会に付託することに決しました。--------------------------------------- △日程第4 議案第1号 壬生町長等の給与の特例に関する条例の制定について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第4、議案第1号 壬生町長等の給与の特例に関する条例の制定についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕
    ◎町長(小菅一弥君) おはようございます。 議案第1号 壬生町長等の給与の特例に関する条例の制定についての提案理由を申し上げます。 かつて経験したことがない長引く景気低迷に加え、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故の影響等により、日本全体を重苦しい空気が覆い続けており、依然として深刻な社会経済情勢が続いております。また、地方公共団体における行財政運営につきましても、景気悪化による税収等の落ち込みにより、一段と深刻な状況に置かれております。 このような厳しい社会経済情勢の中、まずもってみずからが行財政改革に積極的に取り組まなければならないという決意のもと、町長就任後の平成22年9月定例会におきまして、壬生町長等の給与の特例に関する条例案をご可決いただき、現在まで給与削減に取り組んできたところであります。 これらを踏まえ、本年4月1日からの給与につきましても、引き続き町長、副町長にあっては4%、教育長にあっては3%の減額をさらに1年間継続いたしたいと考えておりますことから、再度本条例の制定案を提案させていただいた次第でございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 16番、小貫暁議員。 ◆16番(小貫暁君) 直接この議案と関係ないんですが、定例会を前に議会運営委員会がありまして、そのときに提案された事項で見ますと、冒頭町長の行政報告があるんですという話がなされておりまして、そういうふうに日程もなっていたんですよね。ところがきょう配付されている議事日程見ると、その部分が割愛されているんですけれども、これは何か事情があって、そういう議事の運びになっているんでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員、確かに案の中には行政報告と書いてありますけれども、きょう本議会の日程においては、そういう町長の行政報告というのは一切入っておりませんので、了解していただきたい。 ◆16番(小貫暁君) いいですよ、別に。 ○議長(細井敬一君) それでは、質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第1号 壬生町長等の給与の特例に関する条例の制定についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第5 議案第2号 壬生町東日本大震災復興推進基金条例の制定について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第5、議案第2号 壬生町東日本大震災復興推進基金条例の制定についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第2号 壬生町東日本大震災復興推進基金条例の制定についての提案理由を申し上げます。 本案は、未曾有の災害をもたらしている東日本大震災からの復興に向けて、単年度予算の枠に縛られず、弾力的かつきめ細やかに対処できる資金として、壬生町東日本大震災復興推進基金を設置するものであります。 資金につきましては、本年3月下旬に栃木県から東日本大震災復興推進事業交付金が交付をされる予定となっており、この交付金を原資といたしまして積み立て、平成24年度から住民生活の安定、経済産業活力の回復、災害に強い地域づくりなど、復興を図るための事業の財源に活用するものであります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 落合誠記議員。 ◆12番(落合誠記君) 先ほど県からの拠出されるものということで、事業も具体的ではないような話の中で、これから具体的にどんな事業に拠出をされていくのかということは、本庁の状況をかんがみてのことだと思うんですけれども、想定されるというか、事業の細目、具体的にはどんな事業に充てられるのか。教えていただければと思います。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) お答えいたします。 今回のこの交付金につきましては、県では平成24年から27年までの4カ年ということで、県内の市町につきましては前後してもいいということで、本町ではおおむね24年から28年の5カ年にわたりまして基金を活用したいということでございます。 想定される事業といたしましては、県のほうでは、震災復興イベント、文化財等の復旧支援、観光誘客に資する事業、住民による自主防災組織支援等々が挙げられております。本町においては、県と調整しながら、また近隣市町の動向を見ながら、有効に活用していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 落合議員。 ◆12番(落合誠記君) 先ほど町長の提案理由の中でも、弾力的にということがございましたけれども、課長からは、県のほうと協議しながらということだったんですけれども、それは適宜と思われるものであれば、本町の状況、裁量でやれるということで理解してもよいのでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) この基金の運用につきましては、基本的には壬生町で災害があったものについての復興というのが基本になります。ですから、ハード面については、今まで予算等計上してきて、大部分が復旧してきておりますので、現時点では、今の段階では、なかなか充てるものについては、今後の内容によって精査して、それに当てはまればというようなことで、結局枠が広い意味になっていますので、十分に協議をしながらというような形で、今回答をさせていただいたという意味です。 ○議長(細井敬一君) 3番、小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) 私もその使用目的のところ、ぜひお尋ねをしたいと思っております。県から示された使用目的のサンプルも来ておりますが、金額的には本町は被災地には入っておりませんので、均等割、人口割のみで、被災地の割り当てはございません。三千六百何がしということですので、余り金額が大きくないんですが、これをぜひ有効活用をしていただきたいと思っております。 そこで、私からは質問というか、お尋ねのほうになるんですけれども、実際被害に遭われた方への国の補償では足りなかった部分、そこに充てられるのか。今後の災害に対する対応策。例えば本町の事業計画でも、自主防災組織の立ち上げであったり、防災無線の設置なども言われております。ここにプラス・アルファをされて、ただ資機材を置くだけではなく、それを具体的に訓練まで、住民の方に参加していただき、そこに充てるのか。あるいは安否確認の部分であったり、災害協定なども、この三千六百万、十分に足りる金額だと思います。また新たに学校教育の中で子供たちに災害教育ということを施す、これも十分意味があるというふうに、震災地では言われておりますので、ここら辺まだまだ具体的な事業まではいかないんだとは思うんですが、小菅町長、どのようなグランドデザインを今お考えになっていらっしゃるのか、ぜひお答えいただければありがたいです。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) この復興の推進基金でありますけれども、各市町によって、その使い方はそれぞれ違うようであります。壬生町においては、おかげさまで災害的な部分というのはかなり軽度で済んだということでございますので、やはりこれからの防災を力を入れていこうというようなことで、新年度考えてございますので、そういった中でこういった基金も利用する部分というのも考えていければいいんじゃないかなというふうに思っております。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第2号 壬生町東日本大震災復興推進基金条例の制定についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第6 議案第3号 公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書の規定に基づく規模を定める条例の制定について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第6、議案第3号 公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書の規定に基づく規模を定める条例の制定についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第3号 公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書の規定に基づく規模を定める条例の制定についての提案理由を申し上げます。 本町へは平成24年4月1日施行の栃木県知事の権限に属する事務の特例に関する条例の一部を改正する条例により、新たに公有地の拡大の推進に関する法律にかかわる権限が県から移譲されることとなっております。 この権限移譲は、国の地方分権改革による法令移譲と相まって、より一層効果的に権限移譲を進めるために策定をされた、栃木県権限移譲基本方針及び同実施計画に基づくものでございます。 今回提案をいたしました条例案は、同法第4条に規定する土地所有者が土地を有償譲渡する場合の町長への届け出について、面積の下限を引き下げることで制限を拡充し、公共用地の取得の円滑化を図ることを目的とするものであります。 権限移譲前にあっては、県が同様の規定を設けて制度の拡充を図っていたところでございますが、本町への移譲に際しても、同様の規定を整備をし、引き続き制度の実効性を確保することが必要であることから、本案を提案させていただくものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第3号 公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書の規定に基づく規模を定める条例の制定についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第7 議案第4号 壬生町表彰条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第7、議案第4号 壬生町表彰条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第4号 壬生町表彰条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 町職員の表彰につきましては、現行では本条例の規定に基づき、20年以上町職員として勤務をし、成績にすぐれ功労があったと認められる年齢50歳以上の者を対象とし、職員の勤労意欲を高揚するとともに、業務能率の向上を図ることを目的に行ってきたところであります。 しかしながら今般、行財政改革の一環として、町職員に対する表彰制度のあり方について、県内市町の事例を参考に検証を行ってまいりました。その結果、町職員は全体の奉仕者という立場にあって公務に携わる中で、自治功労としての表彰対象になることについては、町民に対する客観的規範意識という観点からも自重すべきとの考えから、今後は本条例に基づく町職員表彰を廃止する内容の改正を行うものであります。 また、新たに、芸術、科学、文化、スポーツその他の分野において、町民の誇りとなるようなすぐれた功績を上げ、本町の名声を高めた方を対象に、町民栄誉賞として表彰する規定を加えるため、あわせて本条例の一部改正を行うものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 趣旨はわかるんですが、どういう方が資格を得るのかですね。これ見ますと、かなり抽象的で、例えば壬生町出身者であるのか。あるいは壬生町に住居を要することが必要となるのかですね。どういう方が、そのほか住民登録が必要だったり、いろんな要件があるんだと思うんですけれども、どういう方がなるんですか。そういう線引きは一切ないんですか。 ○議長(細井敬一君) 総務課長。 ◎総務部長(石村進君) お答えいたします。 全国規模以上の舞台におきまして、最高位かこれに準ずる成績をおさめた場合を想定しております。また、その受賞によっての背景、機運、盛り上がりにもよりますので、一様の定義づけが難しいところがあるかと思います。表彰審査委員会におきまして、総合的判断を加えていただいて、実施することになろうかと思います。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) そういう人がなるというのはわかったんですが、だから壬生町に住居が必要なんですかということを聞いているんですよ。あるいは壬生町の出身者であるという限定があるんですかというのを聞いているんです。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 条例の改正案にもありますように、本町の要するに名声を高めたということでありますので、住所がもちろん、お住まいになっていただいているのはもちろんですけれども、当然壬生町出身者ですとか、そういう方は想定できると思います。ですから、改まって限定はしておりません。名声を高めていただいたということで、最終的には判断させていただくということです。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第4号 壬生町表彰条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第8 議案第5号 壬生町交通指導員設置条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第8、議案第5号 壬生町交通指導員設置条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第5号 壬生町交通指導員設置条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 本年4月1日から、本町を初めとする10市12町12事務組合等が栃木県市町村総合事務組合において、非常勤の職員の公務災害または通勤災害に対する補償事務を共同処理することにつきましては、去る平成23年第5回壬生町議会定例会12月定例議会におきまして、栃木県市町村総合事務組合規約の変更についての議決をいただいたところでございます。 本案は、非常勤特別職のうち、交通指導員及び交通教育指導員に対する公務災害補償等について、災害補償の根拠条例を壬生町条例から栃木県市町村総合事務組合条例とするため、本条例の一部改正について提案をさせていただくものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第5号 壬生町交通指導員設置条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第9 議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第9、議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 まず、特別職の職員で非常勤のもののうち、監査委員の報酬額についてでありますが、監査委員の職務権限は、定期監査、行政監査、現金出納検査及び決算審査等を初め広範にわたることから、これらの職務執行にかかわる適正な対価、また県内市町との均衡を図るという観点からも、識見を有する委員は現行の年額25万円から37万円へ、議員から選出の委員につきましては、年額20万円から26万円と年額報酬の改定を行うものでございます。 次に、社会教育委員長兼公民館運営審議会委員長、及び社会教育委員兼公民館運営審議会委員の報酬額についてでありますが、職務の種類、勤務の程度等を勘案した上で、現行の年額報酬から日額報酬への見直しを行うとともに、委員長と委員を同額とし、日額7,000円に改めるものでございます。 次に、スポーツ振興審議会委員及び体育指導員についてでありますが、昭和36年に制定をされましたスポーツ振興法の全面改正が行われ、昨年8月にスポーツ基本法が施行されたことに伴い、本条例中において、旧法から引用している職務の名称について、「スポーツ振興審議会委員」を「スポーツ推進審議会委員」に、「体育指導員」を「スポーツ推進委員」に改めるものでございます。 最後に、安全安心指導員についてでありますが、本町における住民の防犯意識の高揚と自主的な防犯活動の推進を図り、もって安全、安心な住みよい地域社会の実現に寄与するため、新たに安全安心指導員を設置をいたしたく、報酬の額についての規定を加えるものでございます。 以上、ご説明を申し上げましたが、それぞれの職務について所要の措置を講ずるべく、本条例の一部改正について提案をさせていただくものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 佐藤善光議員。 ◆13番(佐藤善光君) 安全安心指導員は、防犯意識の向上ということで、ちょっと抽象的なんですが、具体的にどなたの指示で、どういう活動をやるのか。お伺いします。 ○議長(細井敬一君) 総務課長。 ◎総務課長(梁島照一君) 安全安心指導員の任務といたしましては、町内の巡回指導を実施。また、防犯思想普及のための民間団体の指導育成、また、小中学校地域組織等におきます防犯教育の実施、防犯に関する広報活動等を想定しております。 ○議長(細井敬一君) 佐藤議員。 ◆13番(佐藤善光君) そうするとあれですか。これは常駐されるわけですか。それとも何か催しがあるときだけ出てきてくださいというようなやり方なのか。どちらでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 総務課長。 ◎総務課長(梁島照一君) 非常勤特別職でございますので、月曜から金曜までの5日間を勤務いただくということでございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 非常勤特別職の配置の仕方なんですけれども、条例に設置条例をつくって配置をするというのが通例であったんですけれども、ここ何件か条例なしで報酬条例だけ決めて配置をするというふうに変わってきているんですよね。なぜ設置条例をつくらないのかと。町は規則でも効果は同じなんですということを言っているわけなんですが、やはりきちんとした設置条例があって、その上で別表の報酬条例があるというのが正しいやり方だと思うんですよね。特に新たにつくる、昨年でしたか、産廃の監視員とか何かというのが、やはり同じような形で設置をされましたけれども、この条例に基づかない設置というのは、私はあるべきではないと思うんですよね。やはり条例制定を必要とするんではないかと思うんですけれども、その見解を聞きたいと思います。 それから、設置条例がなくて報酬条例だけで支払いの根拠になるということが、どうもおかしいと思うんですよね。支払いの根拠は、条例による根拠が必要ですよと。これは判例で出ていますよね。その根拠となる大もとの設置条例がないというのもおかしいんではないかと思うんですよね。そこの点で考え方を聞かせてもらえますか。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 小貫議員言うのは当然のことかもしれませんけれども、一応条例につきましては、法令等により、条例で定めるべきということで規定されているものについては、すべて条例で設置をしております。なおかつ条例ではなくても、なかなか判断が、条例がいいのか、規則がいいのかというのは判断しづらいものもありますし、また、特に今回の非常勤特別職については、壬生町には81件ありますけれども、その中で、条例等で定まっているのが32件ぐらいだと思いますけれども、要するに町の事務を行う上で、どうしても町民の方に内容が広く及ぶものについては、すべて条例等で規定をさせていただいております。あくまでも町長のほうの事務を執行する上で必要だというようなことで設置しているものについては、規則で設置しているということで、規則等で設置しているのも三十数件あるかなと思います。 あと、先ほど議員の最後のほうに話がありました、上位法で定められているものについては、条例も規則も多分設置はされていなくて、非常勤特別職の報酬で規定しているというものもあります。だからその内容によっていろいろさまざまなものですから、すべて条例でということではなく、その内容によって定めております。 今回については、安心安全指導員については、その職の設置等でございますので、事務執行上として規則で定めるということで、町のほうでは考えております。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) これだけではないんですよと。たくさんほかにもあるんですというふうに言われているんですが、きのうのニュースを聞いていましたら、埼玉県の狭山市というところが住民訴訟を起こされたケースがニュースで言っていたんですよね。それは自治会長さんに対する報酬を市が出していましたと。それは条例に基づかない支出で、違法で、市長にその分補てんしろという、さいたま地裁の判決が下されたというんですね。それを訴えたのは市民なんですが、要するに条例に基づかない違法な支出だから、町長はそれを補てんしなさいという訴えを起こしたんですよね。それが認められたと。恐らく、市ですから、それも勝手気ままに報酬を出したわけではないんだと思うんですよね。それなりの規則があり、要綱があって、支出はできたんだと思うんですけれども、条例がなかったということだと思うんですね。だからやっぱりきちんとそこのところを防御していくといいますか、理論武装していくというか、そこがないと、やっぱりこれだけ厳しい世の中、あるいは社会の目ですね。税金の使われ方に、本当に厳しい目が向けられているときに、今までそうしてきたから、それでいいんですというやり方だと、やっぱりまずいんではないかと思うんですよね。やはりそこは理論武装ができて、どこから指摘をされてもクリアできるんですという体制が必要だと思うんですけれども、見解を聞かせてください。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 先ほどもお答えしたとおりなんですが、内務省のほうの通達というか通知もありまして、条例については、その条例で規定すべき事項というのは、あくまでも住民の権利義務、そういうものについては、条例で必ず定めなさいということの通知が来ております。さっきも言ったように、町長の権限に属する事務の執行については規則でもいいよというような形になっておりますので、町としてはその方向の形で今まで非常勤特別職については、そういう定め方をしてきておるということで考えております。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 14番、高山議員。 ◆14番(高山文雄君) 新たにこの安心安全指導員を設置するというようなことなんですけれども、どういう資格の方がこれに該当していくのかというようなことをお聞きします。 それから、やはり安心安全というのは、これからのまちづくりにとって、大いにこれ大事なことなんですね。やはりまちづくりを考えたときに、地域のコミュニティーとどういうふうな接点を持って、どういうふうな関係を持って、この指導員をうまく機能させていくのかなというのが、ちょっとわからないものですから、その辺のところをお聞かせください。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 現在予定をしておりますのは、当然こういう防犯担当の業務を担っていただくというようなことでありますので、警察のOBの方を今の段階では予定をしております。 現在交通指導員、防犯とは違って交通指導員もありますけれども、そういう形である程度経験のある人を町のほうでは考えているということです。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) あともう一つ聞いた件はどうでしょうか。地域とのこれただ、安心安全の指導員を置いたから、あるいは防犯関係で、いろいろ消防とかそういうふうなところの連携をとっていくとか、各地域の防犯活動をしているところのあれと連携をとっていくというだけでなくて、これからやはり地域のコミュニティーとのそういうふうな連携というのは大事になってくると思うんですね。その辺のところをどういうふうに、設置することによって、よりクリアにしていくというふうな考えでいるのかというのをお聞きしたんです。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 先ほども提案理由の中にあったかもしれませんが、あくまでも防犯団体、結構防犯組合とかありますし、そういうところの指導ももちろんですが、小中学校の防犯教育の実施とか、そういうものについては、今後教育委員会とも連携をしながら、当然防犯に関するものについては担っていただくというようなことで考えております。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) 私は社会教育委員のほうの報酬についてお尋ねをいたします。 年額から日額になっております。全国的にこの報酬に関しては、実際に会議を持ったその日だけの報酬というふうに時代が変わってきていますので、この流れでよろしいかと思いますが、トータルとしてこの委員会さん、記憶では、たしか中学生のボランティアに係る答申なんかも出していただいた立派な会だと思ってはいるんですが、日額7,000円でトータル的には会議の回数ですね、含めて、どのように見通し予算を見込まれているんでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) 新年度につきましては、年4回程度を考えております。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) では、逆に、現行の3万5,000円は何回実施されておられたんですか。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) 本年度は諮問書の作成ということで、全員の会議は5回程度開いているかと思います。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) じゃ、報酬のほうの1回当たりの金額はわかりました。つまり、この会議そのものを、回数を減らそうというお考えだということでよろしいんでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 教育次長。 ◎教育次長(根津文夫君) 社会教育委員の職務の重要性、いわゆる第三者の意見を聞くというのが主な社会教育委員の役割なんですが、そういう意味で、回数を減らすとかそういう意味ではございません。合理的な日額制に改編していくという趣旨でございます。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) 絶対そうあっていただきたいんです。これが上限ありきという、そういう考えではなく、必要性に応じて絶対にこれは置いていただきたいということで、住民のほうから、税金を払っている住民から見ますと、この会議がどういうこと行われているかというのが見える、見えないで、この会議そのものにこれだけの報酬を出すことが妥当なのか。いや、多過ぎなのか、少な過ぎなのかということが見えてこない部分がありますので、ぜひここは委員会でどういったものが話し合われたかということは、何か見えるか。情報開示ということはできないでしょうか。それで質問を終わります。
    ○議長(細井敬一君) 教育次長。 ◎教育次長(根津文夫君) 先ほども言いましたように、社会教育委員の職務について、社会教育法の第17条で、やはりその教育委員会に意見を述べる、あるいは諸計画を立案すると。あるいは青少年教育に関して助言指導するという形で、今回も非常に社会教育委員会の諮問に対してご活躍いただきまして、答申をいただいた経緯がございます。基本的には17条1項によりまして、教育長を経て教育委員会への答申がされました。そして、答申の概要等については、各関係機関へ配布する、あるいはその諮問答申の内容についてはマスコミへのプレス発表と。また今後、それぞれの機会をとらえて、そういった答申内容については広報に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) 監査委員の報酬についてなんですけれども、近隣の市町村との均衡を図るというふうな観点からというふうなことで、25万から37万、あるいは議員選出の方が20万から26万。額が高いとか安いとかというよりも、私も総務常任委員会にいたときには、監査委員の報酬が安過ぎるんじゃないか。これだけの、200億先の監査をしていく。それに対しては、余りにも安過ぎるんじゃないかというようなことで、随分前から指摘はしておりました。 そういうようなことで、その報酬をアップというのは、非常にいいことかなとは思うんですけれども、この37万と26万がどういうふうな根拠でなされたかというのと、その近隣の市町村の状況ですね。ちょっと教えていただければと思います。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 監査委員の報酬の件なんですが、昨年度の監査委員の勤務実績ですか。それが約五十数日間あるようでございます。それからしますと、今現在壬生町の非常勤特別職の方の日額については、7,000円ということでなっておりますので、単純に考えると、約40万弱の数字になるというようなことから、あと近隣市町村の監査委員報酬の額のバランスも考えまして、今回37万円と26万円というような形で設定をさせていただきました。 近隣市町村の状況ですが、まず、隣の上三川町が識見の委員さんについては31万5,000円ですね。あと、監査委員の内容によっても、額が多分違ってくるのかなと思いますが、町でいけば上三川が31万5,000円ですかね。あと、益子町が30万とか、芳賀町が30万6,000円とかというような形で定まっております。あとは市なんかは、もしかすると会計士とかそういう方もおるのかなとは思うんですが、そこまでの内容は調べておりませんので、金額的にはそこら辺のことで定めさせていただいたと。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第10 議案第7号 壬生町都市計画税条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第10、議案第7号 壬生町都市計画税条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第7号 壬生町都市計画税条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 都市計画税は、都市計画事業または土地区画整理事業に要する費用に充てるため、市町村が課する目的税であり、市街化区域内の土地及び家屋について、その事業実施により利用価値が向上し、所有者の利益が増大するという受益関係に着目して課税するものであります。 当町の都市計画税は、昭和47年度に条例を制定をし、ご負担をいただいているものでありますが、現在の都市計画事業の実施状況や、市街化区域と市街化調整区域での区域区分、線引きによる隔たりのない町の均衡ある発展を勘案すると、市街化区域の税負担の軽減を図る必要があると考えております。 しかしながら、急激な税収の減少は、まちづくりに大きな影響を生ずることから、段階的に措置を講ずることとし、平成24年度には特例措置により税率を半分にする方法で、100分の0.27から100分の0.13と改正案を提案させていただくものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫委員。 ◆16番(小貫暁君) せっかく町長のマニフェストですから、聞いておきます。 町長は全廃を公約としているんだと思うんですけれども、今年度2分の1、そうすると来年度で全廃になるんですか、予定は。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) そのとおりでございます。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第7号 壬生町都市計画税条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第11 議案第8号 壬生町公民館条例の一部改正について △日程第12 議案第9号 壬生町立図書館協議会設置条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第11、議案第8号 壬生町公民館条例の一部改正について、日程第12、議案第9号 壬生町立図書館協議会設置条例の一部改正についての2議案を一括議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第8号 壬生町公民館条例の一部改正について及び議案第9号 壬生町立図書館協議会設置条例の一部改正についての2議案につきましては、相互に関連がございますので、一括して提案理由を申し上げます。 本案につきましては、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が平成23年8月30日に公布されたことに伴い、社会教育法及び図書館法の一部改正が行われ、公民館運営審議会及び図書館協議会の委員の委嘱、任命の基準が削除されるとともに、当該委員の委嘱、任命の基準は、文部科学省令で定める基準を参酌して条例で定めることといたしたところであります。 そこで今回は、これを受けまして、壬生町公民館条例及び壬生町図書館協議会設置条例の一部改正を行うものでございます。 改正の内容につきましては、2点ほどありますが、第1点目は、公民館運営審議会委員の委嘱及び図書館協議会委員の任命については、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行うもの、並びに学識経験のある者の中から教育委員会が委嘱及び任命するというものであります。 次に、第2点目としては、公職等によって委嘱された委員の任期は、その在任期間とし、補欠委員の任期は、前任者の在任期間とするものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 公民館条例の定数、委員の定数ですね。15名。相当な人数なんですけれども、このうち、いわゆる4項というんですかね。公職等によって委嘱された人、いわゆるあて職というんですか。何かの役職についているがために、そちらの審議委員にもなるというあて職というのは、15名中何名になるんですか。それから、同じように、図書館のほうも、その比率を教えていただけますか。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) 小貫議員のご質問にお答えいたします。 学校教育からの分類で選出されている学校長の先生をお願いしているものが主なるものでであります。 公民館では3名、小中高の校長先生をお願いしております。図書館協議会では、小中高の校長先生をお願いしております。 ◆16番(小貫暁君) 何名 ◎生涯学習課長(中川正人君) 2名です。 また、公民館運営審議会等でも、社会教育の関係団体の長の方も頼んでおりますので、団体の長の改選があると改選となる方もおります。一応社会教育からは4名ということでお願いしております。 以上です。 ◆16番(小貫暁君) 8名中6名か。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) 公民館運営審議会につきましては、今のところ14名をお願いしております。そのうち7名。あと、図書館協議会につきましては、5名のうち2名ということです。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) そうすると、約半数の人はあて職でそれぞれの委員になっていると。残りの半数の人がいわゆる一般の人から委嘱をする、あるいは任命をするということになるんだと思うんですが、これは教育委員会がその候補者を募って任命をするのか。それとも公募による任命あるいは委嘱になるのかですね。その選任方法。これ見ると、あて職が主流というか、大方の決定権を持つような感じになりますよね。14名中7名、半分ですからね、公民館は。それから図書館のほうは、現在は5名きりいないけれども、8名まで任命することができることになっていますけれども、これも比率が高まれば、やはり同じことになるんですが、やっぱり広くこの町民の意思を、意見を吸い上げると。あるいはその知識を吸い上げるといいますか、知見を活用するということになると、やっぱり広くあて職よりもそれ以外の人が多くなるというのが望ましいんではないかと思うんですけれども、そこら辺の検討はできますか。できないんですか。それはもう上位法で決まっちゃっているんですか。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) 選任基準の学校教育とかということで、校長先生をお願いしているということで、いろいろな審議会等が、私ども生涯学習課でもあるので、ある程度というか、推薦をしていただいているものについて任命しております。 社会教育につきましては、私どもの関係団体の中から代表者の方にお願いしているという形です。また、公募についてはやっておりません。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 何回も聞いて悪いんですが、例えば公民館の審議委員は、そうすると、公民館を利用している団体の人たちから推薦をしてもらって決めると。その中から候補者を絞って委嘱をするという形をとっているという意味なんですか、今の意味は。 それから、図書館のほうは、なかなか団体で図書館を利用するというわけにいかないでしょうから、今度は一般の利用者に呼びかけておけば、あそこで、じゃ、私応募してみようかという人が出るかもしれない。町ではこういう人を求めていますと。応募者は教育委員会が任命しますよと。ぜひ応募してくださいと言うと、出るかもしれないんですけれども、そういう考えにはなれないんですか。 ○議長(細井敬一君) 教育次長。 ◎教育次長(根津文夫君) 今回のいわゆる地域主権第二次一括法の一部改正の趣旨にかんがみまして、私たち、具体的には地域の実情に応じて、一層幅広い分野の者が委員となることが促進されるようという趣旨を踏まえまして、そういう報告で努力、検討させていきたいと思っております。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 まず、議案第8号 壬生町公民館条例の一部改正について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第8号 壬生町公民館条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号 壬生町立図書館協議会設置条例の一部改正について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第9号 壬生町立図書館協議会設置条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第13 議案第10号 壬生町嘉陽が丘ふれあい広場設置、管理及び使用条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第13、議案第10号 壬生町嘉陽が丘ふれあい広場設置、管理及び使用条例一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第10号 壬生町嘉陽が丘ふれあい広場設置、管理及び使用条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 本案は、現行では使用料金を町内居住者及び町内居住者以外の者に区分をし、使用料金の規定を設けておりましたものを、町内居住者の使用料金に統一するものでございます。 また、町内のほかの社会教育施設と同様に、新たに使用料の減免規定を設けるための改正を行うものでございます。 栃木県央都市圏首長懇談会加盟市町におきましては、日常生活圏の拡大やスポーツ人口の増加に伴う住民の利便性の向上及びスポーツレクリエーション施設の広域利用を促進しており、圏域内の施設を利用する際には、当該施設の属する市町の使用料金を納めることとされております。 また、市町自治体が所有する青少年社会教育宿泊施設におきましても、町内、町外の料金区分がないという現状にかんがみ、本条例の一部改正について提案をさせていただいた次第でございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 佐藤議員。 ◆13番(佐藤善光君) 参考までにお聞きしたいんですが、これまで町内と町外の使用比率、町外の方が何割くらい使用されているか、お尋ねをします。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) 22年度の現状で申しわけありませんが、22年度の使用状況ですと、町内が8割、町外が約2割というような利用件数でございます。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) 新しい改正案の3番の教育委員会が広域上必要と認めたという、この認めたというのは、どのような基準がおありになるのか。あるいは一つ一つを審査されるのか。ある程度の基準があるのか、お教えください。 ○議長(細井敬一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(中川正人君) ほかの社会教育施設と同じように、町とか教育委員会が後援する団体の大会とか、そういうものを社会教育施設の減免要綱にありますようなものを参考に、教育委員会で決定していきたいと思っております。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第10号 壬生町嘉陽が丘ふれあい広場設置、管理及び使用条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第14 議案第11号 壬生町スポーツ振興審議会に関する条例の一部改正について △日程第15 議案第12号 壬生町運動場設置、管理及び使用条例の一部改正について △日程第16 議案第13号 壬生町立学校体育施設開放に関する条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第14、議案第11号 壬生町スポーツ振興審議会に関する条例の一部改正について、日程第15、議案第12号 壬生町運動場設置、管理及び使用条例の一部改正について、日程第16、議案第13号 壬生町立学校体育施設開放に関する条例の一部改正についての3議案を一括議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第11号 壬生町スポーツ振興審議会に関する条例の一部改正について、議案第12号 壬生町運動場設置、管理及び使用条例の一部改正について、及び議案第13号 壬生町立学校体育施設開放に関する条例の一部改正についての3議案につきましては、相互に関連がありますので、一括して提案理由を申し上げます。 昭和36年に制定されたスポーツ振興法が、制定から50年が経過をし、今日のスポーツをめぐる状況は大きく変化をしてきております。 こうした現状を踏まえ、スポーツの推進のための基本的な法律として全部が改正をされましたスポーツ基本法が平成23年8月24日に施行されたことに伴い、壬生町スポーツ振興審議会に関する条例、壬生町運動場設置、管理及び使用条例、及び壬生町立学校体育施設開放に関する条例の本文中において、旧法を引用している箇所及び関連事項について、一部改正を行うものであります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 まず、議案第11号 壬生町スポーツ振興審議会に関する条例の一部改正について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第11号 壬生町スポーツ振興審議会に関する条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第12号 壬生町運動場設置、管理及び使用条例の一部改正について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第12号 壬生町運動場設置、管理及び使用条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号 壬生町立学校体育施設開放に関する条例の一部改正について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第13号 壬生町立学校体育施設開放に関する条例の一部改正について、本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第17 議案第14号 壬生町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第17、議案第14号 壬生町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第14号 壬生町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 国の災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律が、平成23年7月29日に施行され、弔慰金の支給対象となる遺族の範囲に、兄弟、姉妹の規定が追加をされたところであります。 これに伴い、町といたしましては、当該法律に準拠している壬生町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する必要が生じましたので、所要の措置を講ずるべく、本案を提案をさせていただいた次第でございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第14号 壬生町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第18 議案第15号 壬生町敬老金等給付条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第18、議案第15号 壬生町敬老金等給付条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第15号 壬生町敬老金等給付条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 敬老金支給事業につきましては、町民の長寿を祝い、敬老思想の高揚と福祉の増進を目的に、多くの市町で実施をされておりますが、本町でも昭和53年から制度が開始をされ、数回の見直しを経て、現在は77歳、80歳、88歳、90歳及び95歳以上の高齢者に対し支給を行っており、また、満100才到達時に支給する特別敬老金は平成4年に開始をされ、平成16年の開成を経て、現在は50万円、施設入所者には30万円を支給いたしております。 今年度の敬老金につきましては、949名に対し1,590万4,000円を、また、特別敬老金については、6名に対し260万円を支給したところであります。 高齢社会がますます進展していく中、先日、厚生労働省から、50年後の社会では、人口が3割減少し、高齢化率40%という超高齢社会の予測が出されましたが、本町においても、平成26年には、人口の4人に1人が高齢者となる本格的な高齢社会を迎えることとなります。 このような状況の中で、高齢者に対する医療、介護、年金などの社会保障費は増加の一途をたどることとなり、これを支えるのは働く現役世代となりますが、子供の出生数が少ないことから、この先、高齢者を支える世代の減少は避けられない状況であります。したがいまして、少子化対策を更に進めていかなければならないと考えております。本町では、子供を安心して産み育てることができる町、健やかに育つことができるまちを目指して、すこやかみぶっこ育成プランを推進しており、新年度施策といたしまして、子供の出産を祝う事業や、乳幼児及び高齢者の健康を守る予防接種への助成をさらに充実をしていきたいと考えております。そのためにも、限られた予算の中で、今後さらに増加する高齢者に対する医療、介護などの負担の増加に対する観点からも、行政による福祉サービスの世代間の公平性を考慮することも必要であるとし、敬老金支給事業の見直しを行い、現在支給しております80歳、90歳、95歳以上の方の支給は停止といたしますが、77歳と88歳の節目には、現在と同額を支給するものとし、また、100歳での特別敬老金は30万円に、施設入所者には10万円を支給するものとして、高齢者を敬う事業は継続をしていきたいと考えるところでございます。 今回の改正に当たりましては、町の行政外部評価委員会の意見も参考にさせていただき、また、他市町の状況も踏まえまして改正するものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますよ、お願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) これは本当にお年寄りにとっては大変なことだと思うんですが、今、説明を聞きますと、23年度の実績見ますと、2,200万程度で、これを見直すことによって、3分の1程度に減ると。600万ぐらいになるということですよね。4分の1ですか。やはりこの年寄りの人は、敬老金だけじゃないんですよね、今切り下げられていくのは。減らされていくのはね。年金も減らされていく。それから一方で負担する、この後に出てくる介護保険料は上がってくるということになると、給付はどんどんどんどん削られていって、負担がふえていくというのが年寄りなんですよね。お年寄り、高齢者なんですよね。そこに追い打ちをかけるということになると、やっぱり長生きが喜べない社会になってしまうと思うんですね。思いやりというか、そういうことがあるんであれば、やはり現状を維持して長生きしてくださいというのが、私は町の姿勢であってほしいと思うんですよね。町長は今、外部評価委員会の意見も聴取して、そういう判断に至ったということになっているんですが、やはりこの当事者の声というのをどの程度聞いて、そういう評価がされているのか。そこのところをもうちょっとばっさり切るわけですからね。その理由を説明する責任があると思うんですよね。私はこれだと、小菅さん冷たいなというお年寄りがふえると思うんですよね。 一方で、赤ちゃんに、生まれたらお祝い金出すんですよと。お年寄りのポケットから取って、赤ちゃんにどうぞというのも、これもまた整合性がないわけですから、やはりもう少し説明をしていただけますか、その外部評価を含めて。 ○議長(細井敬一君) 民生部長。 ◎民生部長(鈴木良男君) お答えいたします。 この敬老金につきましては、以前佐藤議員さんからも一般質問で見直したらどうかというようなこともありまして、そのときにはアンケートを徴してという話がありましたが、いろいろ内部でも検討しましたが、当事者にアンケートをとっても、やめたほうがいいという意見はなかなかないのではないかというようなことによって、外部評価のほうにお願いをしまして、外部評価の中でも、今回提案させてもらいましたが、まだまだ下げてもいいんではないかというような意見もございました。確かに100歳の方の30万というのが、まだまだ県内でも高いほうなものですから、一応外部評価も参考にさせていただきまして、このような提案をさせていただきました。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 佐藤議員が取り上げたのでというのが随分効いたようですが、佐藤議員は高齢者の中でも恵まれた高齢者ですよね。だからそういう人ばかりじゃないんですよ。やはり町の100億からの一般会計の予算の中で、1,000万円というのはわずかな金額なんですよね。それで数百人のお年寄りにご苦労さまでしたと。元気で長生きしてくださいということを、町として祝うというのは、これは当然あってしかるべきことではないかと思うんですね。そういう趣旨でつくられてきた制度だと思うんですよ。あるとき、お金がなくなったから、もうやめちゃいますよと。それは大震災のようなものが起きて、町が火の車でどうにもならんというときであれば、お年寄りの方から自発的に、じゃ、そういうんでは、遠慮しましょうということが出るかもしれない。しかし、本町の場合は、通常の状態を保っているわけですよね。 その一方でやはり、これから負担がどんどんどんどんかかってくる年寄りの方に、町が出すほうは減らしていきます。取るほうは増やしますということになるわけですからね。それではやっぱり、私は血も涙もないと。高齢者への配慮というか、いわば終戦を境にして、その前から苦労した人たちがほとんどだと思うんですよね。戦中戦後、困難な壬生町を支えてきた人たちが、ちょうど今そういう時期に当たっているんだと思うんですよ、70歳超えた方というのは。ですからなかなか、じゃ、撤回しますというふうには言わないんでしょうけれども、やっぱり当年度は、やったにしても、これはやがて復活ができるという見通しがあればいいんですが、やれば復活というのはまずない。切ったものはなかなか復活しないですよね、今までのこと見てみますと。だからもう切りっ放しになっちゃう。あるいはどんどん切り下げられていくということになるので、町長の姿勢を、これはもうちょっと考えてほしいと思いますよね。答弁ができたらしていただいて、できなければ反対をします。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 今、非常に高齢化社会ということで、全国的な意味においても、マスコミでも取り上げて、注目を大変され出したところでございます。先ほど話しましたように、もうじき3人に1人--4人に1人ですか。その後には3人に1人と。最終的には肩車方式といわれる今の日本の社会の人口形態ということになってございます。その中で、この敬老金についても、できれば本当に変わりなく続けていきたいという思いは私にもございましたが、今のシステム、この形で支給をしますと、27年には4,000万になってしまうわけですね。ですので、それも改正、改正で来ていますので、全部の年齢の方がもらえるわけではなくて、決まった年齢の方という形になってございますので、そのものをもう少し絞られていただいて、ただ、やはり高齢者の方を敬うという意味で、本当に喜べる、喜寿、米寿、また100歳というような年齢の部分にはきちっと残していこうということで、これはいつの日からはどこかで手がけなくてはならない部分の現実の数字だというふうに思っておりますので、それをやはりやらせていただく、今時期に来てしまったのかなというふうに思っております。できるだけそういうものを延命というか、長続きして出せるような形で努力はしていきたいというふうに思っておりますけれども、現実に人口の割合がそういった形になっていくわけでございますし、また高齢者の皆様方にもご理解をいただけるような、今状況下に入ってきたというふうな認識のもとで、今回大幅に減額するような形をとらせていただきました。 ただ、先ほど提案で通させていただいた都市計画税、こういったものも、現実的には減税的な形で実施をさせていただくわけであります。高齢者も今多様になってきて、ひとり暮らし、また二人暮らしという世帯の方が大変、この壬生町でも多くなってきてございます。そういった方々には、実質的には減っていく部分もございますので、それは年齢に関係なく、広く対象になるわけでございますから、そういったものとあわせて、これからのまちづくりというものを一緒になって考えていただく。決して高齢者自体が悪いわけではなくて、社会構造今、そういう状況に入ってくるわけなので、それをいかにつくり上げていくかというのが、それは若い世代も高齢者の皆様も一緒になって、この町、そして国を守っていくかという考えに立って進んでいく部分においては、ご理解を何とかいただけるというふうに思って、提案をさせていただいております。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第15号 壬生町敬老金等給付条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(細井敬一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第19 議案第16号 壬生町介護保険条例の一部改正について
    ○議長(細井敬一君) 次に、日程第19、議案第16号 壬生町介護保険条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第16号 壬生町介護保険条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 今回の一部改正についての理由から申し上げますと、介護保険料の改定に伴うものでございます。平成12年度施行の介護保険制度は、3年を1期として介護保険事業計画が策定をされ、平成24年度からは第5期事業期間となります。これからの3年間、第5期事業期間の給付費等の総額は、要介護認定者数の増加や介護報酬の改定、介護保険施設の整備に伴い、およそ74億円になるものと推測をされ、第4期と比較すると約16億円、割合にして約28%の大幅な増加となっております。 さらに、給付費等に対する第1号被保険者の負担割合は、第4期の20%から第5期は21%へ改正をされております。 改定の内容といたしまして、所得に応じて段階別に保険料を負担いただくことは変わりませんが、第4期事業期間との変更点といたしまして、被保険者の負担能力に応じた保険料賦課の観点から、これまでの第5段階から第7段階における基準所得金額を見直すとともに、所得金額400万円以上の高額所得者を対象に、新たに第8段階を設けた点であります。 また、現在の第4段階に該当する低所得者については、保険料の軽減措置を新たに設ける内容となっております。 今回の改定においては、介護給付費準備基金及び財政安定化基金からの取り崩し額があわせて5,100万円ほどであるため、介護給付費等の増加が保険料上昇に直接影響する結果となり、負担割合が平均的な方の保険料基準額は、現在の月額3,300円から4,600円と大幅に引き上げざるを得ない状況となっております。 なお、本案件につきましては、去る2月9日に開催をされました介護保険運営協議会に諮問をし、承認の答申を得ておりますことを申し添えます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 年寄りに苦難の議案が続くんですが、苦難を押しつける議案ですね。 説明を聞いて、この間全協のときに配付をされた説明書ですね。それでちょっと計算をしてみました。今まで7段階だったものが8段階に分けると。特に所得のない人、あるいは低い人の上げ幅を見ると、約4割ですね。39.4%ですよね。上がるということになるんですよね。所得の高い人の7段階、8段階を見ると、6段階からもう、6段階で67%、7段階の人は62%、8段階の人は65%、上げ幅がべらぼうに高くなるわけですね。結局その資料を見ると、所得がゼロの人が基準からすると半分ですから0.5でしょう。8段階の人、所得がある人ですね。いわば高額の人が2.0ですから、4倍の開きがあるわけですね。基準値を1として、上と下を見ると4倍の開きがあると。この差もひどいですよね。お年寄りの差が。一方で、それでも保険料がゼロでも、低いというわけじゃないですよ。差があり過ぎる、高過ぎるということですね、累進率が。倍までいくわけですからね。2倍までいくんですから、これは大変ですよね。最高が11万400円でしょう。いわゆる2号被保険者の最高は10万でしたっけ、支援金の分はね。それを超えるんですよね、1号被保険者は。超えることになるんでしょう、11万ですから。この基準が、一律どこの市町村もそうなっているのかどうかわかりませんけれども、いずれにしても累進率が高過ぎますよね。高過ぎると思うんです。なぜこういう制度設計をしなきゃならないのかと思うんですが、こういう制度設計となった理由をまず聞かせてもらえますか。まず、町長が説明したように、今後5年間で16億円捻出しなきゃならないんですよと。そのためにこれだけの値上げが必要なんですというだけじゃなくて、やはり1人1人の保険加入者の介護保険加入者の生活実態にあって、それが本当に取れる、徴収していけるかどうかというところを考えてほしいと思うんですよね。この累進率の高さが第1点。 それからもう一つ、町長は説明の中で、安定化基金からの繰り入れは、それは値上げの抑制に使えますよということを言っていたんですけれども、町が安定化基金に拠出をした金額ですね。拠出している金額。それから、今回交付される金額の率ですね。例えば2,000万交付されるとすれば、実際の拠出金額の何割になるのかですね。そこも含めて、それから県が出している拠出金も当然配分になるんだと。交付金になるんだと思うんですよ。そこも明確にしていただいて、なぜそういう基金を活用して、その埋蔵金を活用して、大幅な値上げを抑えるということにならないのかどうか。そのところも説明してもらえますか。 ○議長(細井敬一君) 税務課長。 ◎税務課長(栗原隆君) それでは、第1点目の保険料の設定で、累進率が高過ぎるのではないかというようなご質問だと思うんですが、これ全協のときにもお話し申し上げたと思うんですが、一応全体の必要額の21%が第1号被保険者で賄わなければならないわけでございます。それを高齢者の数で割りますと、当然この第4段階に当たります基準保険料が決まってまいります。これをもとに割り振りをしていくというような形になるわけでございますが、ただ、これはもう所得がそれぞれ人によって異なるわけですけれども、基準より低い方につきましては、やはり軽減をしないと、支払いのほうがなかなか難しくなるということで、やはりある程度その軽減分を、基準額を超える方にある程度負担していただけませんと、この制度がなかなか成り立っていかないというようなことで、こんな形にさせていただきました。 また、この設定につきましては、県内の市町村の状況なども参考に、また、国の基準なども参考にさせていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小平政美君) 財政安定化基金についてお答えさせていただきたいと思います。 町のほうから拠出された金額につきましては、合計で2,015万2,931円でございます。そのうちの約70%になりますが、1,396万8,713円が県から返ってくる金額ということになります。この安定化基金につきましては、国3分の1、県3分の1、町が3分の1ということで、県のほうに基金がつくられているわけなんですが、今回は町が拠出した分の約70%を返していただくという形になっております。 それから、この基金の積み立てに当たりましては、介護保険制度、平成12年度からスタートしましたが、平成12年から平成17年まで積み立てを毎年行ってきております。それ以降につきましては、拠出はされておりません。これにつきましては、この基金の趣旨からして、ある程度の基金が積み立てられれば、それ以上、続けて積み立てていくという形にはしてこなかったということでありまして、この基金の趣旨からして、介護保険財政が厳しい市町村に貸し付けをするとか、そういう趣旨的なことがありますので、ある程度の金額で拠出のほうはしていなかったという状況でございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) この累進率ですよね。例えば生活保護世帯、あるいは非課税世帯の方が年間で2万7,600円になるわけですよね。これは基準額のちょうど2分の1ですと。0.5ですからね。いわゆる所得がゼロの人、それから8段階の400万円以上の人、これは倍率でいうと無限大だから、そうなんですけれども、400万円以上の人が11万になるわけでしょう、4倍ですからね。この累進率は、近傍の市町村と比較してといいますか、それを参考にして壬生町も決めたんですと言うんですが、あるところの資料を見ると、2倍にしているところもあるし、2.2倍にしているところもあるし、抑制して1.7倍で抑えている。自治体の考え方によってばらばらですよね、この累進率は。ばらばらなんですが、抑えているところでは1.75倍で抑えていると。しかも基準から以下の人も0.4で抑えるとかという形もあるんですよね。つまり、所得の低いところの部分は、基準から本当に低く抑える。累進の部分もそれほど上げないという工夫をしてやっていると。機械的にパソコンで打ち込んで、この金額をもとの数字を打ち出していくと、これが一番わかりやすいというんで、町がうち出したんだと思うんですけれども、やはり配慮がないということだと思うんですね。 先ほど答弁なかったんですけれども、2号被保険者の最高限度は10万なんですよ、介護保険というのは。1号被保険者が11万なんです、これ。超えるんですよ。現役でばりばり働いている人の最高額を超えるんですよ。だからこれはちょっと行き過ぎじゃないですかというふうに思うんですよ。これは、介護保険は自治事務ですから、市町村が勝手に決めることができるんですよ、料金体系というのはね。どこの町がどうだから、こうだからというんじゃなくて、その町の実情に合わせて、年寄りの置かれている状況に合わせて両立設定ができるということになるんだと思うんですよ。それからすると本町は、さっきの話ではないけれども、本当に年寄りに冷たいんだなと。ちょっと高額な年金受給者でもあれば、400万を超える方もいるでしょうけれども、そういう方というのは本当に少ないかもしれない。少ないけれども、それでも2倍になり、現役の人を超える負担をしなきゃならんというのは行き過ぎではないかと。ここのところはなかなか説明がつかないんだと思うんですよね。現役で部長の人たちが、せいぜい払っても、幾ら高い給料とっていても、頭打ちが10万ですよ。一方は400万ですから、恐らく職員の方の平均給料以下でしょう。それでも現役の人たちの10万を超えるんです。11万ですから。これはやっぱり公正公平という観点から見ても、おかしいと思わないですか。 ○議長(細井敬一君) 税務課長。 ◎税務課長(栗原隆君) お答えいたします。 第8段階ですか。こちらが高過ぎるのではないかというようなご意見だと思いますけれども、いずれにしましても、全体の保険料、必要額というのは当然決まってきますから、どこかの団体の方に負担をしていただかないと、この制度そのものが安定的な運営ができないわけでございます。確かに第8段階ですと18万、10万を超えるというようなことではありますけれども、これは運営協議会の中でもちょっと意見は出ておりますが、ただ、例えば400万円を超えるということになりますと、給与収入にしますと560万から570万というような形になってございます。そしてこれらについては、払えない額ではないのではないかというような、運営協議会の中でもそんな意見がございました。先ほど申し上げましたけれども、どこかの段階の方にそれぞれ負担をしていただかないと、制度がうまく立ち行かないということで、このような形にさせていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) 恵まれた高齢者の先輩方を前に、恵まれない現役世代で話をさせていただきたいと思います。 いわゆる段階を密にして、8段階というのを設けていただいて、なるべく、皆さん値上がりはするけれども、所得の低い方になるべく配慮をしたという、そういうことであるということは、この前の全協のところでもお話をいただいたところです。ただ、働く現役世代にとってみれば、とても、倍額に近い保険料ですので、なかなか子育てをしながらこれを払っていくのは厳しいなと思っております。 この保険料だけではなくて、納めているもののうち、この財源の15%、町の公費、この中には、私たちの税金ももちろん入っています。基金に至っては、今、課長さんのほうからお話ありましたけれども、23年度の予算から比べれば10倍以上、基金にも一般財源から流れているわけです。 これを考えますと、値上げは大変厳しいんですが、今いろいろ執行部からのご説明の中で、どこかで上げざるを得ないので、ご負担をいただくということ。これは納得をしました。その上で、この全協でいただいた資料の中で、今回の第5期は、基準額を4,600円に上げますと。その前の第4期、現行では、月額が基準3,300円。かなりの開きがあって、これは小貫議員さんのおっしゃられるように、余りにも高額な値上がり率なのでて受けとめづらいという。これもよく理解ができます。 たしか第1期目、もうかれこれ12年ぐらい前なんでしょうか--は、私がまだ介護被保険者になる前に、介護保険料4,000円とかというイメージが私の記憶の中にあるんですが、なぜ本町は3,300円というふうに、安いままずっとここへ来て、本当にもうこれじゃ手に負えないとなって、いきなり4,600円という、このやり方はどうだったんだろうかと、これは前の町長さんの時代の話になるのかもしれないんですけれども、これはどのように私たちは理解をしたらいいのか、お答えをお願いします。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 大幅な上げ幅ということで、本当に私もそういったご提案をしなくちゃならないというのは、大変辛く感じておるんですが、やはり先ほども敬老金のお話の中でもさせていただきましたように、高齢化の現実がもう目の前にやってきたということで、この介護保険も12年にスタートしたわけで、そのスタートのときからは、もう状況は大きく変わってきたと。これはまだまだゴールではなくて、本当にまだ途中の、この後介護保険自体も、この制度をそのまま運用していくと、さらにまだまだ保険料というのは上がっていくという形の試算になります。ですから私ども、今回、前町長さんの時代には、やはり環境的に、何とか町のほうで定額の形でということで進めていただいた部分の、逆にいえばその部分、今回上げざるを得ないという現実が来たわけなんですが、やはりその現実を踏まえた中で、これから先、またさらにはこの介護保険料がまだまだ高齢化率が上がるとともに、伸びていくわけでございますので、そういったものをいかに高額にならないような努力をしていくかというのを、この町政の政策の中にきちっと考えあわせて、この介護保険料というのをとらえていかなくちゃならないなというふうに思っております。 いずれにいただきましても、今回はそういった意味では、各市町の比較の数字なんかもあるとは思うんですけれども、どこでも本当に苦労しているというのがご理解いただけると思いますし、皆さんどこの町でも4,000円台という形になってきてございますので、そういった意味では、壬生町も介護保険料をいただかなければならない、そういった額まで設定させていただいたということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) そうですね。これはやむを得ないということで、この上げ幅が大変大きかったということは、十分言葉を尽くしてご説明を住民の方にしていただきたいと思います。 この介護保険に関しては、一般会計からの繰出金が年々ふえております。平成21年度の決算で三千二百何がしから、今年度の予算では3億7,000万何がしということで、もう5,000万近いものが、このたった数年で上げざるを得なかったわけです。 先ほどの関係課長の話でも、ここが決まっているんだから、どうしても皆さんで分担してくださいというふうに回答がございましたが、高額な介護サービスを提供しようと、皆さんに手厚くサービスを提供しようとすれば、どんどんどんどん右肩上がりになりますが、そうではなくて、介護予防のほうにお力を入れていただかなければ、本当にこれは天井がなくなってしまいます。ですので、これは今、この質問をここでするべきかどうかわからないんですが、介護予防の見解と保険料の見解ですね。このすみ分け。それから、前段で予防を入れていくから、全体の財源は抑えられるんだという、そういう考え方がぜひお持ちいただきたいと思います。そこのところちょっとお答えいただけますか。 ○議長(細井敬一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小平政美君) ただいまのご質問の介護予防の件でございますが、介護予防ということにつきましては、介護保険の中で、地域支援事業という事業がございます。その地域支援事業の中で、介護予防事業実施していくという形になりますので、その地域支援事業の予算の配分といいますか、範囲につきましては決められておりまして、介護給付の、たしか2%から3%ぐらいの事業費を地域支援事業に充てるということになっていると思います。 したがいまして、その事業費の範囲で地域支援事業を行っていく。介護予防事業を行っていくという形になっております。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) 全協の終わった後にお配りいただいた資料に、そのように書いてございます。ここで出てきているのが、3%以内なんですけれども、第4期では3.4%、第5期では2.7%。なぜ3.0ではなく2.7なのか。結局かなり低い、下げ幅で言えばマイナス9,945ですから、かなり下がってしまっているんですね。そこら辺が、ポイントといえばポイント内なんですけれども、これはかなり給付に財源を入れなければならないから、地域支援事業、悪いんだけれども、今回はこの程度でごめんなさいというのが見え見えなような気がします。もっと力強く介護予防やるべきではないでしょうか。そうしないと、高齢者の皆さんが本当に単価の高いサービスに、どんどんどんどん入っていってしまう。それは悪いことではないんですが、財源がやりくりがきかなくなると思います。いかがでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小平政美君) ただいまのご質問でございますが、介護予防事業の中でも、介護予防しなくてはならない方を把握するということも、当然必要でございます。ということで、介護予防が必要な方を把握するための事業費というのも、やはり委託で実施しておりましたので、必要でございました。その委託料につきましては、なるべく抑えるというか、違った形で把握をしたいということで、今回させていただく予定を組んでおります。その辺のところが事業費の削減というか、やり方を変えて縮減させていただいたということになりますので、介護予防事業、仮に軽い体操などを取り入れて、介護予防をしていただくという形、そういう事業やっておりますが、そういう事業費を削減したということではございませんので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第16号 壬生町介護保険条例一部改正についての件を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(細井敬一君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後零時05分 △再開 午後1時01分 ○議長(細井敬一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第20 議案第17号 壬生町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 日程第20、議案第17号 壬生町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第17号 壬生町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 本条例は、土砂等の埋め立て等について必要な規制を行うことにより、土壌の汚染及び災害の発生を防止し、もって住民の生活の安全を確保するとともに、生活環境の保全を図ることを目的といたしております。 本案は、民法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、所要の措置を講ずる必要性が生じましたことから、本条例の一部改正について提案をさせていただいた次第であります。 内容につきましては、民法等の一部を改正する法律の施行により、未成年後見人に法人を選任することができるようになったことに伴い、申請者が未成年である場合における法定代理人に係る規定を整備するものであります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第17号 壬生町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第21 議案第18号 壬生町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第21、議案第18号 壬生町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第18号 壬生町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 本案は、本条例第12条に規定をしております農業集落排水処理施設の使用料の算定に関する改正を行うものでございます。 現行規定では、月の中途において使用開始、休止、廃止、再開及び使用人数等の変更があった場合は1カ月分として算定することになっておりますが、現在は電話料金や家賃等の社会一般的な他の使用料等の算定状況を踏まえ、その使用期間、人数等の状況に応じ使用者に不公平感が生じないよう、日割り計算により算定しているところでございます。 こうした現況にかんがみ、今回改めて日割り計算に関する規定を定め、使用者に対しまして料金制度を明確にすることにより納付意識の高揚、使用者の利便性及び公平性の確保を図ろうとするものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第18号 壬生町農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第22 議案第19号 壬生町道路占用条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第22、議案第19号 壬生町道路占用条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第19号 壬生町道路占用条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 町道に係る占用料につきましては、壬生町道路占用条例第2条及び別表において、国の占用料に準じて物件ごとに規定をしております。 今般、国におきましては、道路法施行令第19条及び別表指定区間内の国道に係る占用料が平成23年4月と同年10月に改正をされたところであります。 本案は、この国の占用料の改正にあわせて町における道路占用料の額等の見直しを行うものであります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 今、町長の説明で、国道、県道等もこれに準じて、そういうものに準じて町道の使用料を算定して改正するという意味なんですが、全く金額は同じなんですか。国道、県道、町道の区別はないんですか。この別表は町道だけになっているんだと思うんですが、県道でもやっぱり同じ状況なんですか、国道でも。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) ただいまの件についてお答えいたします。 道路法の施行令のほうにつきましては、市町村ということでまず三つのランクに分かれております。政令指定都市それから政令指定都市以外の市、それから町村ということで、本町のこの別表につきましては町村のランクのほうで確立した同額でございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) その3段階に分かれていてそれぞれにそういう単価の指示か何かがされるんですか、これは。占用、要するに町村道はこの金額になるんですよという何か指標が出てくるんですか、独自性はないんですか。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) 国土交通省におきまして、道路占用料の制度に関する調査検討会というのがございまして、これまでに5回にわたり実施をされてきております。その中で、道路占用料は直近の固定資産税評価額に応じて算定すると。それから、道路占用料の改定は3年程度ごとに改定するということでの法のもとに行っております。 ちなみに、前回の改正が平成20年1月に改正を行っております。 以上でございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) そうすると、3年ごとというと3年前、3年前にも改定したんですけれども、3年前もやっぱり値下げ状況だったんですか、値上げ状況だったんですか、ちょっと記憶がないんですが。今回の場合は値下げですよね。単価の引き下げですが、3年前は値上げだったんですか、値下げだったんですか。 ○議長(細井敬一君) 建設部長。 ◎建設部長(村上立夫君) ちょっと手元に資料がございませんが、国土交通省のほうでは全国各地の固定資産税評価額の調査の上で実施しておりますので、地価の動向からすると下がっているのではないかと考えております。     〔「そんな気がしますけれどもね、再度」と呼ぶ者あり〕 ◎建設部長(村上立夫君) 調べてご回答いたします。 ○議長(細井敬一君) 後で出していただければいいですか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第19号 壬生町道路占用条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第23 議案第20号 壬生町営住宅条例の一部改正について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第23、議案第20号 壬生町営住宅条例の一部改正についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第20号 壬生町営住宅条例の一部改正についての提案理由を申し上げます。 国が進める地域主権改革の一環として公布をされた地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律第1次一括法にて、公営住宅法で規定されていた同居親族要件が平成24年4月1日より廃止をされ、公営住宅法施行令の高齢者等への免除規定も同時に廃止をされることとなります。 町では、町営住宅のセーフティーネットとしての機能をこれまでどおり確保するため、壬生町営住宅条例の高齢者等の規定について具体的な規定の整備を行うものであります。 また同様に、第1次一括法により、壬生町営住宅条例が引用している公営住宅法施行令第6条の収入基準額の条項が削除となります。今後、収入基準額を町独自に定めるまでの期間、平成25年3月31日までの経過措置規定を適用するために、引用先の公営住宅法施行令を旧公営住宅法施行令に読み替える規定を附則に追加するものであります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第20号 壬生町営住宅条例の一部改正についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第24 議案第21号 壬生町道路線の認定について △日程第25 議案第22号 壬生町道路線の変更について △日程第26 議案第23号 壬生町道路線の廃止について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第24、議案第21号 壬生町道路線の認定について、日程第25、議案第22号 壬生町道路線の変更について、日程第26、議案第23号 壬生町道路線の廃止についての3議案を一括議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第21号 壬生町道路線の認定について、議案第22号 壬生町道路線の変更について及び議案第23号 壬生町道路線の廃止についての3議案につきましては、一括して提案理由を申し上げます。 まず、議案第21号 町道路線の認定につきましては、開発行為に伴う寄附採納による4路線、町道整備に伴う2路線について、道路法第8条第2項の規定に基づき提出するものであります。 次に、議案第22号 町道路線の変更及び議案第23号 町道路線の廃止につきましては、一般県道安塚停車場線の供用開始に伴い、終点に変更が生じた3路線の延長変更並びに県道とすべて重用となる1路線の廃止につきまして、道路法第10条第3項の規定に基づき提出するものであります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 21号の認定のほうなんですが、配付された資料を見ますと、その認定で町道3の573号ですね。狭い道路といいますか、幅員を見ますとそれほど広くないんですが、これは従来のいわゆる公道といいますか、そういうものが既に使われていてそれを町道に昇格をさせるという意味合いの認定なのかどうか、あるいは道路工事が施されて認定することになったのか、ちょっと説明してください。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) お答えいたします。 道路改良によるものでございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 極めて簡潔なんですが、改良工事が終了したという意味なんですか。だとすれば、改良工事をした割には幅員がえらく狭いですよね、3.6メーター、3.7メーター、狭いところを見ますと。せっかく改良するのであればもうちょっときちんとした道路といいますか、拡幅ができて、少なくとも今の時代ですからトラックが自由に行き来できる程度の幅員があってもいいのではないかと思うんですけれども、何かの事情があるんですか。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) 先ほど「改良」という言葉を使いましたけれども、不適切だったと思います。新設の舗装工事でございます。 ○議長(細井敬一君) わからなくなった、小貫さん。 ◆16番(小貫暁君) 新設道路というと、えらく狭いでしょうというのを聞いているわけです。3.6メーターは今どき道路としたら狭いでしょう。だから、どういう事情なんですかというのを、狭いというのは。これで十分なんですという意味で狭いんですか。とりあえず、ここは軽トラックぐらいきり通らないんですよと、通常の大型トラックやそういう大きな車の進入は想定されていない道路なんですか。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) お答えいたします。 これにつきましては、いわゆる現道舗装という舗装工事でございます。ですから、拡幅までには至らない、現在の幅員のまま舗装工事を行ったという内容のものでございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 何回も聞いては悪いんですが、さっきは新設道路なんですよというふうに言ったんでしょう。今度は現道舗装ですよと。やっぱり認定外道路であったものが改良して認定道路に申請したんですよと言うんですかというので聞いたんですよ、最初。そうしたら新設道路ですよとさっき答弁したでしょう。そうしたら今度は現道舗装なんですよということは、新設ではなくて既にある道路を舗装して認定に付したんでしょう。だから、そこのところを聞いているんですよ。 ○議長(細井敬一君) 建設部長。 ◎建設部長(村上立夫君) この路線につきましては、農業用水を挟んで両側の既設の道路を今回新たに認定したわけでございますが、これは道路網の中で宇都宮・栃木線が東武鉄道をまたいでおります。こういったところに震災等で万が一の問題が起きたときに、この道路につきましては、それを補完する道路ネットワークの中でそういう位置づけの道路になり得るということで水路の両側を含めた両路線の現道の舗装を整備いたしまして、今回道路網の中の位置づけとして町道と認定するものでございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) それは公道だったんですか、今まで。認定外道路。
    ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) これまでは認定外道路でございました。 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 まず、議案第21号 壬生町道路線の認定について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第21号 壬生町道路線の認定についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号 壬生町道路線の変更について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第22号 壬生町道路線の変更についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号 壬生町道路線の廃止について、本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第23号 壬生町道路線の廃止についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第27 議案第24号 壬生町公共下水道北部処理場の建設工事委託に関する変更契約の締結について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第27、議案第24号 壬生町公共下水道北部処理場の建設工事委託に関する変更契約の締結についての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第24号 壬生町公共下水道北部処理場の建設工事委託に関する変更契約の締結についての提案理由を申し上げます。 北部処理場建設工事委託につきましては、平成23年6月10日、第2回壬生町議会定例会において4億9,100万円で建設工事委託契約の議決をいただき、日本下水道事業団と委託契約を締結し、現在、水処理施設土木工事と管理棟建築工事を施工中でありますが、一部工事内容等に変更が生じましたことから、変更契約の締結を行うものでございます。 工事内容等の変更につきましては、まず水処理施設土木工事において、主な理由といたしまして、最初沈殿池の防食塗装を予定しておりましたが、施工後に状態変化等を見きわめた上での施工のほうがより効果的と判断をし、防食塗装を取りやめたことによる減額、及び残土処分に係る運搬費、処分費を減額するものであります。 次に、管理棟建築工事においては、当初埋め戻し土を購入土で計画をしておりましたが、管理棟予定地にありました建設残土の状態を調査したところ、埋め戻し土として使用可能となったため、再利用することによって残土処分の運搬費と処分費を減額するものであります。 その結果、当初委託契約から9,400万円減額をし、3億9,700万円で変更委託契約を締結することについて議決をいただきたく、提案するものでございます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第24号 壬生町公共下水道北部処理場の建設工事委託に関する変更契約の締結についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第28 議案第25号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(細井敬一君) 次に、日程第28、議案第25号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第25号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての提案理由を申し上げます。 本町の人権擁護委員につきましては、現在6名の方々がおられます。そのうち、粂川武正氏におかれましては平成21年7月1日に就任をされましたが、本年6月30日に2期目が任期満了となります。つきましては、粂川武正氏に引き続き活躍されることを期待しており、再び推薦いたしたく、提案をした次第でございます。 粂川武正氏についてご紹介をさせていただきますと、氏は、昭和43年3月に多摩川大学文学部教育学科を卒業された後、同年4月から石橋町立下古山小学校教諭として教育の場に踏み出されました。その後、古山小学校、石橋小学校、壬生小学校を歴任、平成3年4月、壬生町教育委員会事務局教務課長、平成4年4月、下都賀教育事務所充指導主事、平成6年4月、壬生北小学校教頭に、平成9年4月から楡木小学校、羽川小学校、壬生小学校の校長として平成17年3月に退職されるまで学校教育発展にご尽力をされました。退職後におかれましても、平成18年4月からは壬生中央公民館長として平成21年3月まで社会教育の発展に寄与されました。また、平成18年7月には人権擁護委員に委嘱をされ、現在も活躍をされている方でございます。 氏は、人格、識見ともに高く、社会事情にも精通し、責任感も強く、人権擁護委員として相応しい方と考えましたので、ここに推薦いたしたく、提案を申し上げた次第であります。 よろしくご審議の上、適任との御意見を賜りますようお願いをいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 本案は、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第25号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり適任とする意見でご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり適任と決しました。--------------------------------------- △日程第29 議案第26号 平成23年度壬生町一般会計補正予算(第4号)決議について △日程第30 議案第27号 平成23年度壬生町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)決議について △日程第31 議案第28号 平成23年度壬生町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)決議について △日程第32 議案第29号 平成23年度壬生町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)決議について △日程第33 議案第30号 平成23年度壬生町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)決議について △日程第34 議案第31号 平成23年度壬生町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)決議について △日程第35 議案第32号 平成23年度壬生町水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(細井敬一君) 次に、日程第29、議案第26号 平成23年度壬生町一般会計補正予算(第4号)決議について、日程第30、議案第27号 平成23年度壬生町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)決議について、日程第31、議案第28号 平成23年度壬生町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)決議について、日程第32、議案第29号 平成23年度壬生町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)決議について、日程第33、議案第30号 平成23年度壬生町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)決議について、日程第34、議案第31号 平成23年度壬生町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)決議について、日程第35、議案第32号 平成23年度壬生町水道事業会計補正予算(第2号)決議についての7議案を一括議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第26号 平成23年度壬生町一般会計補正予算(第4号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正予算は、国の補正予算などを活用し前倒しを実施する事業を計上するとともに、年度末を迎えることから歳入歳出予算全般の執行を精査の上、中長期的な財政運営に配慮をして編成をしたところでございます。 まず、歳出の主なものについて、款ごとにご説明を申し上げます。 2款総務費では、総務管理費といたしまして、特別職・一般職給与費におきましては今年度の所要額を精査し、増額計上いたしております。 なお、職員給与費につきましては、他の項目におきましても同様に今年度の所要額を精査し、過不足額を計上したところであります。 また、施設振興公社管理事業におきましては、震災の影響により公演の入場者数が減少したため、公演事業に係る経費に不足が生じていることから、交付金を増額計上するものであります。 さらに、東日本大震災復興推進基金費におきましては、県から東日本大震災からの復興に係る財政需要に活用するための資金として東日本大震災復興推進事業交付金が交付されることから、この交付金を原資として基金の積み立てを行うため、新たに積立金の計上をいたしております。 3款民生費では、社会福祉費といたしまして、介護予防・生活支援事業におきましては、外出支援サービス事業、日帰り介護事業など利用者の増加等により不足が見込まれますことから、増額計上いたしております。 また、老人保健福祉施設整備事業においては、特別養護老人ホームの増設整備が新たに行われることから地域介護福祉空間整備等施設整備補助金を増額計上する一方、当初予定をしておりました特別養護老人ホームの年度内開設が見込めないことから介護施設開設準備経費助成特別対策事業補助金のすべてを減額するものであります。 障害者福祉費といたしましては、地域生活支援事業におきまして、地域活動支援センター事業、日中一時支援事業とともに、利用者数並びに利用回数の増加から不足する委託料等を増額計上いたしております。 また、特定疾患患者介護手当扶助事業におきましては、特定疾患患者数の増加から介護手当を増額するものであります。 児童福祉費といたしましては、民間保育園委託事業におきまして、園児の低年齢化により委託費に不足が見込まれますことから増額計上するとともに、広域保育委託事業では委託園児の増加から委託料を増額計上いたしております。 4款衛生費では、保健衛生費といたしまして、予防接種事業におきましては、子宮頸がん予防接種等の接種者が当初見込みを上回り推移をしていることから、不足が見込まれます医薬材料費を増額計上いたしております。 また、浄化槽設置補助事業では、今年度の補助件数がほぼ確定をしたことから不用額を減額計上いたしております。 清掃費といたしましては、清掃センター維持管理事業におきまして不足が見込まれます燃料費、光熱水費等を増額計上いたしております。 また、不燃・粗大ごみ等中間処理業務委託事業では、品目ごと処理業務委託料の過不足額を計上いたしております。 さらに、清掃センター排ガス処理施設整備事業では、1・2系ろ過集じん器修繕工事の執行に伴う不用額を減額する一方、施設の適正な管理上緊急を要する1・2系温風循環ファン修繕工事、2系焼却炉煙道耐火物緊急修繕工事を新たに計上いたしております。 6款農林水産業費では、農業費といたしまして松くい虫防除事業、明るく安全な里山林整備事業につきましては、それぞれに事業費の確定から不用額を減額計上いたしております。 また、農地事務費では、昨年9月の台風15号により被災した小藪堰の修繕に係る県単独農業農村整備事業補助金を新たに計上いたしております。 7款商工費では、中小企業融資制度事業におきまして、融資資金の活用状況から信用保証料補助金並びに貸付金を減額計上する一方、債務保証に係る代位弁済が生じたことから、補償金を増額計上いたしております。 8款土木費では、都市計画費といたしまして、建築物耐震改修促進事業では事業の実績見込みから不用額を減額いたしております。 また、都市計画総務事務費では、フレスポおもちゃのまちの進出により、建設工事に支障となります埋設管の移設工事に伴う補助金を新たに計上いたしております。 住宅費といたしましては、町営住宅改修等工事では、国の補助枠の関係から今年度に前倒しをして実施をいたします町営住宅天井改修工事並びに下台団地地上受水槽設置工事に係る関係経費を新たに計上いたしております。 9款消防費では、非常備消防費といたしまして、消防自動車購入事業では事業費の確定により不用額を減額いたしております。 また、防災対策費では、東日本大震災の発生に伴い、新たに地方債計画に盛り込まれました緊急防災・減債事業債を活用した防災行政無線システム整備工事を前倒しして実施することから新たに計上したところであります。 10款教育費では、小学校費といたしまして、国の補正予算を活用し、睦小学校教室棟耐震補強工事を前倒しして実施することから、関係経費を新たに計上いたしております。 保健体育費といたしましては、県民スポーツ大会出場事業におきまして事業の実績が確定をしたことから不用額を減額する一方、運動場管理事業におきましては、全国スポレク大会、第20回記念ロードレース大会などの大きなイベントが実施をされたことから、不足が見込まれます燃料費、使用料を増額計上いたしております。 次に、歳入の主なものについて申し上げます。 6款地方消費税交付金、8款自動車取得税交付金では、今年度の交付額の見込みから過不足額を計上いたしております。 13款使用料及び手数料では、衛生手数料といたしまして、公募によります墓園の販売を実施したことから、墓園手数料を増額計上いたしております。 また、土木手数料では、転居や死亡等による家賃収入の減少から、町営住宅使用料を減額計上いたしております。 14款国庫支出金、15款県支出金では、各事務事業に係る所要額に対し過不足額の補正を行ったところであります。なお、県補助金では、東日本大震災復興推進事業交付金、県単独農業農村整備事業補助金など、新たな計上をいたしております。 16款財産収入では、各基金の運用収入の見込み額により増額計上するとともに、財産の売り払いによります普通財産売払収入を増額計上いたしております。 17款寄附金では、社会福祉に1件の寄附がございましたので、増額計上いたしております。 18款繰入金では、介護保険事業特別会計の補正予算に伴い繰入金を増額するとともに、今回の補正予算により不足する財源につきまして財政調整基金からの繰入金により調整したところであります。 19款繰越金では、繰越事業に対する充当一般財源を減額計上いたしております。 20款諸収入では、貸付金元利収入といたしまして、資金融資の実績見込みから中小企業融資制度貸付金元金収入を減額計上いたしております。 また、雑入では、地域防災組織育成助成事業助成金、市町村交付金、後期高齢者医療制度特別対策補助金、住宅災害見舞金を新たに計上するとともに、ペットボトル拠出金の確定から清掃センター有償入札拠出金を増額計上いたしております。 21款町債では、消防債、教育債ともに起債対象事業費の実施から増額計上するものであります。 これによりまして、一般会計補正予算(第4号)は、歳入歳出それぞれ3億8,035万7,000円を増額し、補正後の予算総額を131億1,790万9,000円とするものでございます。 なお、地域介護福祉空間整備等施設整備、町営住宅天井改修工事、下台団地地上受水槽設置工事、防災行政無線システム整備工事、睦小学校教室棟耐震補強工事の5事業につきましては国の補正予算等を活用し実施するつもりであり、工事期間等に十分な日数が確保できないことから繰越明許費を設定し、執行するものでございます。 次に、議案第27号 平成23年度壬生町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正につきましては、年度末を迎えますことから、歳入歳出全般について見直しを行い、編成したところであります。 まず、歳出からご説明を申し上げます。 1款総務費では、職員共済費を増額する一方、機械器具費等の不用額を減額いたしております。 5款老人保健医療費拠出金、6款介護納付金では、額の確定により不用額を減額しております。 7款共同事業拠出金では、栃木県国民健康保険団体連合会の決定通知により、高額医療費共同事業拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金を減額いたしております。 次に、歳入について申し上げます。 4款国庫支出金では、療養給付費等負担金は変更交付申請額に基づき、高額医療費共同事業負担金は拠出金の決定額に基づき、また出産育児一時金補助金は交付申請額に基づき、いずれも減額をいたしております。 なお、70歳以上の窓口負担割合引き上げ凍結延長に伴う高齢受給者証再交付に係る経費に対する補助金が交付をされることから、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金を計上いたしております。 5款療養給付費等交付金は、変更通知額に基づき減額計上いたしております。 7款県支出金では、高額医療費共同事業負担金は国庫支出金と同じく高額医療費共同事業拠出金の確定により、安定化調整交付金は交付見込み額に基づき、いずれも減額をいたしております。 8款共同事業交付金では、国民健康保険団体連合会が実施をする高額な医療費に対する再保険事業の交付金である高額医療費共同事業交付金及び保険財政共同安定化事業交付金を第9期分までの実績に基づき増額をいたしております。 13款諸収入では、栃木県後期高齢者医療広域連合から受託をして実施をしております後期高齢者の健診に係る受託料及び交通事故等による賠償金に係る第三者納付金の歳入見込みから、減額計上いたしております。 なお、11款繰入金におきましては、職員給与費等繰入金及びその他一般会計繰入金を増額し、調整をいたしたところでございます。 これによりまして、国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ2,504万8,000円を減額し、補正後の予算総額を47億1,911万2,000円とするものであります。 次に、議案第28号 平成23年度壬生町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正予算は、年度末を迎えることから、事業等の進捗状況を精査し編成をしたところであります。 まず、歳出についてご説明を申し上げます。 1款総務費では、職員給与費並びに総合事務組合負担金について所要額を精査し、増額計上いたしております。 2款公共下水道費では、管渠築造費といたしまして、事業の執行状況から汚水管工事費並びに水道管移設補償費等の減額を計上いたしております。また、職員給与費につきましては、所要額を精査し、減額計上いたしております。 3款流域下水道費では、県が事業主体となっております巴波川流域下水道浄化センター建設事業費の確定により建設負担金を増額する一方で、流域関連公共下水道事業費では汚水管工事の執行状況により汚水管工事費並びに水道管移設補償費等を減額計上しております。 次に、歳入について申し上げます。 1款分担金及び負担金では、年払いから一括納付への切り替えや徴収猶予地の取り消しに伴う納付見込み額の増加により、受益者負担金を増額計上しております。 2款使用料及び手数料では、処理水量等の減少に伴い、下水道使用料を減額いたしております。 6款諸収入では、区域外協力金の歳入が見込まれますことから増額計上するものであります。 7款町債では、事業費の確定により公共下水道事業債並びに流域下水道事業債の過不足額を計上するとともに、4款一般会計繰入金を減額し、調整したところであります。 これによりまして、公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ1,369万1,000円を減額し、補正後の予算総額を11億6,863万4,000円とするものであります。 次に、議案第29号 平成23年度壬生町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正予算は、主に介護給付費に要する所要額に過不足が見込まれますことから、編成したところであります。 まず、歳出の主なものから申し上げます。 1款総務費では、平成24年度介護保険制度改正に伴う介護保険システム改修に係る経費を新たに計上いたしております。 2款保険給付費では、居宅介護サービス給付費、地域密着型介護サービス給付費、施設介護サービス給付費及び介護予防サービス給付費を減額する一方、不足が見込まれます居宅介護サービス計画給付費、介護予防福祉用具購入費、介護予防住宅改修費、審査支払い手数料、特定入居者介護サービス費及び特定入所者介護予防サービス費を増額計上いたしております。 6款諸支出金では、平成22年度の保険給付費等の実績が確定をしたことから、国・県等の負担金及び一般会計繰出金を精算し返還するとともに、東日本大震災により被災をした被保険者の利用者負担等の減免措置に係る災害臨時特例給付金を新たに計上いたしております。 次に、歳入について申し上げます。 保険給付費の歳出の減額に伴い、2款国庫支出金、3款支払基金交付金、4款県支出金、7款一般会計繰入金及び介護給付費準備基金繰入金を減額計上するとともに、国庫補助金では介護保険システム改修による介護保険事業費補助金、東日本大震災による介護保険災害臨時特例補助金を新たに計上いたしております。 8款繰越金では、平成22年度の決算に伴い繰越金の額が決定をいたしましたので、増額計上いたしております。 これによりまして、介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出それぞれ1,220万7,000円を減額し、補正後の予算総額を21億7,955万9,000円とするものであります。 次に、議案第30号 平成23年度壬生町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正予算は、消費税の確定に伴う公課費の増額並びに職員給与費の所要額を計上し、編成したところであります。 まず、歳出について、1款総務費では、一般管理費といたしまして農業集落排水事業に係る消費税額の確定により不足する公課費を増額計上するとともに、職員給与費の所要額を精査し、不足する職員手当等を増額計上いたしております。 2款農業集落排水事業費では、職員給与費の所要額を精査し、職員手当等の過不足額を計上しております。 次に、歳入につきましては、4款一般会計繰入金を増額計上し、調整したところであります。 これによりまして、農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ33万3,000円を増額し、補正後の予算総額を4億2,902万8,000円とするものであります。 次に、議案第31号 平成23年度壬生町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正予算は、保険基盤安定繰入金の額の確定及び職員給与費の所要額を計上し、編成をしたところであります。 まず、歳出につきましては、1款総務費では、職員給与費の所要額を精査し、職員手当等の過不足額を計上いたしております。 2款後期高齢者広域連合納付金では、栃木県後期高齢者医療広域連合からの額の確定通知に基づき、保険基盤安定負担金を減額しております。 次に、歳入につきましては、2款繰入金では、一般会計繰入金といたしまして、保険基盤安定繰入金及び事務費繰入金を減額計上し、調整したところであります。 これによりまして、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ487万6,000円を減額し、補正後の予算総額を2億8,218万8,000円とするものであります。 次に、議案第32号 平成23年度壬生町水道事業会計補正予算(第2号)決議についての提案理由を申し上げます。 今回の補正予算は、壬生町水道事業会計に定めました第3条予算の収益的収支及び第4条予算の資本的収支に対する補正であります。 まず、収益的収支について申し上げます。 収入につきましては、水道料金収入が減少したことによる営業収益の減額及び負担金収入の減少による営業外収益の減額補正を行うものであります。 支出につきましては、各項目の所要額を精査し、原水及び浄水費、総係費、資産減耗費、営業外費用、特別損失を増額する一方、配水及び給水費を減額補正するものであります。 次に、資本的収支について申し上げます。 収入の工事負担金及び支出の建設改良費につきましては、みぶ羽生田産業団地の本年度分受託工事予定箇所が減工となったことから、ともに減額補正にするものであります。 なお、資本的収入額が支出額に対し不足する額につきましては、損益勘定留保資金等をもって補てんするものであります。 以上、一般会計補正予算及び各特別会計補正予算並びに水道事業会計補正予算につきましてご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご可決くださるようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) 質疑に入ります。 まず、一般会計について行います。 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) お願いします。二点ほどお聞きしたいと思います。町長のほうから説明がございましたものなんですが、まだまだちょっと理解ができないのでもう一度お尋ねさせていただきます。 一つは、介護施設のほうです。これは全協のほうでも資料をいただきました、この地域密着型が整備が間に合わなくて次年度にいきますよという資料をいただきました。多分このことなんだとは思うんですけれども、この一般会計の補正の中で8ページに繰越明許で出てきました。県支出の17ページのほうにも出てきました。最終的に歳出のほうの27ページにも出てきました。多分これ同じことを言っているんだと思うんですが、金額、数字が違うということと、結局3月補正になって、ちょうだいとお願いをしてもらったんだけれども使えなくて次年度に回しますというそこら辺がちょっとよくわからないので、すみません、もう一度お願いをしたいということです。 それからもう一点のほうは、歳出の33ページの都市計画事務のほうの総務事務費という補助金があるんですが、今、町長のご説明ですと埋設管の移設工事と、工事費ではなくて補助金という、どなたかに差し上げるものなのかなと思ったので、もう一回その点よろしくお願いします。 二点です。 ○議長(細井敬一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小平政美君) お答えいたします。 施設整備の件でございますが、今回予算のほうに上がっていますのは2カ所の施設になります。1カ所は小規模特別養護老人ホーム、星風会で整備を予定しております29床の特別養護老人ホーム1カ所、それともう1カ所が現在あります栃の木会のしもつけ荘の増設整備でございます。予算書のほうで申し上げますと17ページの歳入なんですが、そちらのほうには老人福祉費補助金ということで8,000万円予算が上がっておりますが、これについては栃の木会のしもつけ荘の20床の増設分でございます。これにつきましては、当初予算では組めませんでしたので今回補正ということで上げさせていただきました。 それから、その下に介護施設準備経費の助成ということで1,740万円上がっております。これにつきましては、星風会の小規模特別養護老人ホームのほうでこの予算が上がっておりました。当初予算で上げておりました。それが繰り越しの事業ということになりますので、今年度は一たん落としまして新しく新年度で予算を再度上げさせていただくということになっております。 それから、27ページの歳出のほうの施設整備関係でございますが、地域介護福祉空間整備等施設整備としまして、こちらは先ほど申しましたしもつけ荘の増設でございます。 それから、その下の開設準備につきましては星風会の小規模特別養護老人ホーム、先ほど申しました開設準備ということで今年度は落としていただくと、落とすという形で新年度で再度上げさせていただく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(細井敬一君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(小久保誠君) おもちゃ団地内埋設管移設の助成についてなんですが、お答えいたします。 この埋設管なんですが、また長田地区から旧石橋町、下野市のほうに流れていく用排水路がおもちゃ団地内を通るときに、長田地区は土水路であるんですが、おもちゃ団地内はヒューム管で埋設されております。そのヒューム管が今回フレスポの進出に伴いまして、宅地内を通っているものですからフレスポのほうでは撤去させていただきたいということで話が来てございます。ただ、現時点で長田地区のは用排水路として使っていまして、石橋のほうに行きましても用水路として使っていまして、その管のそのヒューム管につきましては隧道ということでなってございます。その隧道なんですが、団地内、民地を通って道路のところを横断して両方、道路と民地を通って埋設されているヒューム管なので、町のほうでも公共性もあることですし、半分ぐらいは出してもよろしいのではないかということで今回その助成金という形で上げさせていただきました。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(小平政美君) 先ほどの答弁に加えまして、8ページの繰越明許費にあります施設整備につきましては1億9,600万円ということで、先ほど申しました両方の施設、両方で49床になります。49床の1床400万円という補助額になりますので1億9,600万円、これを次年度に繰り越すということになっております。 以上でございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 歳入のところで14、15ページ、土木使用料なんですが、町長の説明で死去、転居で使用料が減りましたという、町営住宅の使用料ですね。金額にしますとそれにしては若干多いかなと、500万円というのは。その死去だとか転居ということでは説明がつかない金額になるんだと思うんですよね。500万円ですから随分月数から大変な月数分だと思うんですが、その事情の説明が死去、転居というだけだったものですから、理由を聞かせてください。 それから、同じく歳入のところで18ページ、繰越金で減額です。繰越金が減額というのはまずちょっと想定ができないんですが、当初予算で組んでそれで出納閉鎖が終わった後、繰越額が確定したときに補正予算で繰越額を組んでそれで繰越金というのは決まるわけですね。それで終わったのかなと思ったら今度は年度末ぎりぎりでまたその繰越金がいや実際はそれだけなかったんですよということで減額になってくるということで、何か町長の説明を聞きますとちょっと意味がわからなかったんですよね。なぜそういうことが発生するのか。町の決算終わって繰越額が確定してその時点で繰り越しというのは決まるわけですね、決算を終了した段階で。ところがさらにこの12月という段階で繰り越しのマイナスになるというその意味がわからないと、仕組みがね。そこのところを説明していただきたいと思います。 それから、この5事業の繰越明許事業になる5つの事業ですね。3月で年度内に事業が終わるなんていうのはだれも考えていないですよね。したがって、町長が言うように、前倒しですぐに工事に着工できるようにということで補正に計上しているんですということなんですが、前倒しというのは要するにその本年度中に着手はしますよと、その事業にね。着手はしますよと、しかし終了の見込みはないんですよという意味だと思うんですが、そうしますと、この後で補正に出てくるそれの事業のそれぞれの歳出、これは3月中に例えば耐震工事、学校のね。もうすぐに3月といったってあれですよね、始まったばかりですけれども、残された時間はそうはない。その間に設計委託業者を決めて工事の発注をしますよという段階でやるのか、あるいはその繰り越し事業だから4月になっても5月になってもいいんですよということでその事業をやるのか、その時期ですね。それから、町営住宅のもろもろの工事、防災無線、そういうものも断続的に年度末で切らずに3月中から着手をしていっていいという意味で補正組むんですから、その段取りがどういう段取りになるのか。そこのところを、繰り越し事業5事業については、一つは今小牧さんの質問に答えていたようですから、残りの4つについて聞かせていただきたいと思います。 それから、まとめて聞いてあれですか、2回に分けましょう、では。とりあえずここまで。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) ただいまのご質問の中で歳入の町営住宅使用料の減額の内容についてでございますが、先ほどの町長提案理由の中でも申し上げましたように、主なものとしましては転居、死亡等による当初予算編成時からしますとその辺の編成時と見立てが違ったと、それから22年度から町営住宅の家賃を決めていく上で入居者からの収入申告に基づいて家賃を決定していくわけですけれども、収入の申告をされない方につきましては近傍同種家賃を当てたということで22年度から対処してございますが、23年度予算につきましては、先ほどの当初予算編成時に見込んでおりました入居者予定の方のうちの転居、死亡と見られる方、それから大きくは収入未申告者の家賃というものを近傍同種家賃で見込んでいた方が年度内までに申告書が提出されて本来の階層の家賃に決定になった、そのようなところで総体的な家賃の額が減額になったということで今回減額をさせていただく内容のものでございます。 それから、繰越明許費の関係になりますけれども、これは先ほどの全員協議会の中で、案件は別ですけれども、私どもの建設部長のほうから12月の全員協議会の折にご説明をさせていただきました町営住宅の改修関係、これにつきましては12月の段階では新年度の24年度予算において対処していきたいと、24年度早々に対応していきたいということで私ども考えておりました。その後、関係町営住宅の入居者に対する地元説明会というのを進めてまいりまして、入居者の方からも実態がわかった以上やはり不安だということの話も受けまして、私どものほうでも町としましても県にこの状況を報告をしていく中で、24年度のこの町営住宅の改修に当たりましての国庫補助というものもご相談をさせていただいておりました。そこで、県におきましても24年度につきましては県内の各自治体のほうでやはりこういった事業に対する補助希望が多いということもございまして、年末にかけまして県のほうから本年度の事業関係のほうで何とか枠がとれそうだという話をいただきました。それで、入居者に対する不安解消、それから一刻も早く例のアスベスト関係の改修工事が対応できるようにということで今回補正予算で対応させていただき、そして繰越明許を設定させていただきたいということです。今現在もう3月に入りましたので、予定としましては年度内に予算が通過をすれば入札等もかけていきたいなということで現在予定をしているところでございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) それでは、18ページ、19ページの繰越金関係でありますけれども、通常、純繰越金につきましては9月決算議会の中で22年度決算書の実質収支に関する調書があります。これは一般会計の一番最後に欄があるわけなんですが、通常は歳入総額から歳出総額引いた数字がこの18ページの5億2,313万7,000円でございます。通常はそれから繰越分の一般財源分、本町においては22から23の繰越事業が9事業ありまして、その一般財源の繰越金額が3,816万9,000円でございます。最終的には実質収支額が4億8,496万8,000円ということで、もう既に9月議会で議決されていることから今回減額しまして訂正したということでございます。 次に、繰越明許費につきましては、国の第3次補正予算で町の財源的にも大分交付税措置なり補助金が間違いなく確定するということで、まずは消防防災無線システムと睦小学校の耐震補強工事につきましては当然24年度内に完了ということで、当然未契約繰越となります。 以上でございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 大体様子はわかりました。そうしますと、町長が言う前倒し事業として補正に計上したけれども、実質その大きな睦小学校のような工事は年度がかわってから着工予定ということだそうですね。小さな町営住宅、緊急性を要すると、早いほうがいいという事業については3月中に入札に付すと、その事業事業によって前倒しの意味が違うということですね。 その繰越金で、今、企画財政課長が説明したんですが、そのとおり9月に決算が済んでいるんですよね。確定は9月にも12月にも補正というのは出ているんですが、あえてその12月というところに出てきたものだからそれがわかないという意味で、なぜそうなっているのかというのを聞いているんです。そこのところは遅い早いの違いだと思うんですけれども、やはり財政状況をきちんと報告をすると、反映するという点からすればきちんと説明すべきだと思います。 それからもう一つ聞きたいんですが、今度は歳出のほうで30ページ、商工費、7款です。ここを見ますと負担金というのがありまして、150万円ほど減額になるんです。人事交流派遣職員というんですけれども、これは商工会に対する町職員の派遣があるのかどうか、どういう意味合いなのか。減額になっているものですから、途中で取りやめたのか、それとも予算に計上しただけの給与の人でなかったので減額になったのかわからないんですが、これも中身を教えていただきたいと思います。 それから32ページ、先ほどの防災対策、これは4月からだということなんですけれども、この工事費が補正されているんですけれども、この内容ですね。全協でも一定の説明を受けたんですけれども、ある自治体によっては朝、昼、晩、定時といいますか、決まった時間帯にコメントを流すところもあるようですし、またそれとは別に時報を知らせるだけのチャイムを鳴らすというような対応をしている、この無線を使ってね。活用するといいますか、一朝有事のときだけ活用するというのではなくて、日常ふだんにそれを使って利便を図っているというようなところもあるんですけれども、本町の場合はどういうことを考えているんですか、その無線に対しては。住民に一定程度周知しないと、突然ばあっと鳴り出してもこれまた慌てることですからそれなりの周知徹底が必要だと思うんです。そういう方向性も含めて聞かせていただきたいと思います。 以上、歳出二点です。お願いします。 ○議長(細井敬一君) 経済部長。 ◎経済部長(寺内光男君) お答えいたします。 商工関係なんですが、負担金関係でございます。これは人事交流派遣職員ということで、現在、商工観光課のほうへ県職員等々が来ているかと思うんですが、当初の予算が700万円でしたので、見込みが550万円ということで150万円の減額をした次第でございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 総務課長。 ◎総務課長(梁島照一君) 防災無線につきましてお答えいたします。 防災行政無線につきましては平成24年度から、今年度繰り越しするわけですが、3カ年に分けまして整備していく予定でございます。これにつきましては同報系ということでございまして、親局を設け、役場、防災センターの親局を設けまして、そのほかに遠隔制御といたしまして2カ所、石橋消防本部、また役場総務課の遠隔制御システムを置きまして、そのほかに再送信子局を2カ所設けます。これにつきましては、面積の関係上、壬生北小学校、羽生田小学校に親局から送った電波を再送信する子局を設置いたします。その後、町内の屋外拡声子局ということで30局設けます。これにつきましては位置を調査しまして設置するわけでございますが、主に学校等を想定しております。また、そのほかに戸別受信機ということで約1,700程度見込んでおりますが、現在想定しておりますのが自治会長さんのお宅、また議員さんのお宅、それから消防団関係、学校また町職員等のところへ戸別受信機を設置して、有事の際の同報系のスムーズな無線による危機対策をとりたいというふうに考えております。 概要は以上でございます。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 商工の負担金は町職員が、よく理解できなかったんですが、町職員が県の職員に、県に派遣されている、県の職員が町に来ている、どういう意味なんですか。当初700万円を予定していたけれども、そんなに要らなくて550万円で済みそうだから150万円減額すると。そこのところをちょっと意味がわからなかったんですが、聞かせてください。 それと、総務課長が防災無線の話をしてくれたんですが、それは今聞いたのは全協で大体聞きました。説明受けました。それだけだとおもしろみといいますか、余り変わったあれではなくて、やっぱり日常有効にその手段を使ったらどうでしょうかという意味で、よその団体では朝、昼、晩定時にチャイムを鳴らすとかワンスポットを流すとか何かやっていますよという話をしたんですが、そういうところの検討というのはないということなんですか。 ○議長(細井敬一君) 経済部長。 ◎経済部長(寺内光男君) お答えいたします。 先ほどの県職員が町に一応来た場合においての町からの負担金ということでございます。それが当初700万円等々あったわけなんですが、一応予算の3月までの結果、その分150万円ほど減額したというような内容等になっております。 ○議長(細井敬一君) 総務課長。 ◎総務課長(梁島照一君) 防災行政無線の活用につきましては、地震そのほか自然災害等で大規模な際に当然利用するわけですが、それ以外におきましては、人命にかかわるもの、また町民生活において重大な影響を与えると想定されるものが発生した場合はこの手段を有効に使うことになるかと思います。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) 19ページなんですけれども、中小企業融資制度貸付金元金収入、これが5,200万円のマイナスになっているんですけれども、これはどういうふうに理解したらいいんでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山重利子君) お答えいたします。 現在、予算額が4億5,000万円のところ預託金としまして3億9,800万円の預託金を支出しております。その中で、現在、新規融資の実績が23年4月から24年1月については1億4,860万円でございます。今後、融資の可能額としまして4億5,000万円のうち預託されている3億9,800万円ございますので、この中で融資可能額としまして2億4,500万円という金額がございますので、その中で2月、3月の新規融資見込みとしまして約1億8,000万円の見込みがございますので、現在預託をしている金額の残の中で賄えると判断しておりますので、不用額で5,200万円不用額ということで上げさせていただきました。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) これは最初予定していた額よりも少ないというようなことで理解していいんですか、それだけちょっと中小企業が元気がないというふうな判断をしていいんでしょうか。それとも、最初の予定がちょっと多過ぎたというふうなことで判断したほうがいいんでしょうか。それちょっと気になるところなので教えてもらいたいんです。 それと、それに関連してだと思うんですけれども、今度逆に支出のほうで、多分それで完全に丸々同じなんだろうと思うんです。マイナスの5,200万円、貸付金が減っているわけなんですね。これは連動していて、それだけ中小企業がなかなか元気が出てこないというふうなことで理解するのが非常につらいところがあるんですけれども、その理解でいいのかどうか教えていただきたいんです。 ○議長(細井敬一君) 経済部長。 ◎経済部長(寺内光男君) お答えいたします。 先ほど中小企業の融資制度の貸付金関係なんですが、5,200万円ほど減額したということで、平成22年につきましては68件等々ございました。今年度平成23年度は58件ということで今のところ10件ほど減額という形になってございますので、一応その旨5,200万円等々が不用になったというような中で借り入れが減っていたというふうな形でございます。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) その元気があるかないかというのをちょっとどういうふうに判断しているかというのを聞きたいんです。やはりこれは次年度予算にも大きくかかわってくる問題だと思うし、その辺を行政側がどういうふうに判断しているかというのをちょっと、これは借り手が少なくなったからそれだけ元気になって借りなくて済むというのか、それとも借りるまでいけない現状があるのかというのをどういうふうに判断しているかというのをちょっと係のほうへ聞きたいんです。 ○議長(細井敬一君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(山重利子君) あくまで保証協会の保証実績などを見ますと、決して借入額が少ないようではございません。といいますと、この中でも町の借り入れについて利用しているものばかりではないということで考えてございます。全体としては借り入れがもう少しあるのではないかと判断しましたが、この震災以降、少し借り入れについても返せるかどうかわからないというような状況もあって借り入れを抑えているという状況もあるのかもしれませんけれども、保証協会のほう全体としては借り入れがかなりあるようでございます。 ○議長(細井敬一君) 次に、国民健康保険事業特別会計について行います。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 補正ですからそれほど大きな変動はないんだと思うんですけれども、先ごろ新聞で佐野市の国民健康保険の審議会の様子が報道されていまして、市が国保税条例の値上げについて諮問をしたんですけれども、審議会で否決をされたと。その否決の大きな理由が、いわゆる滞納世帯といいますか、滞納額、それを納税者にかぶせるというやり方は納得ができないという会長談話か何かが出ていました。その運営審議会の寺内さんという会長、この方議員、市会議員の方だそうですが、出ていたんです。本町の場合はすんなりと運営審議会でも諮問どおりいつもオーケーですよと、審議会で賛成していただきましたと言って町長提案しているんですが、本町の状況をちょっと聞かせてもらえますか。審議会での議論あるいは審議会がなければ、答申を依頼していなければその佐野のような現状、これから多くの自治体がそういうところにぶち当たってくると思うんです。一方で滞納額がどんどん増えていく、一方でその分を保険税に上乗せしていくという今の仕組み、ちょっとそこのところを。この後当初予算も出てきますので、補正ですからそう深く聞かないんですが、何か感じているところがありましたら聞かせてもらえますか。 ○議長(細井敬一君) 保険環境課長。 ◎保険環境課長(戸崎義男君) お答えいたします。 今、小貫議員おっしゃるとおり、佐野の国保のほうの審議会では、一応限度額は認めた、あとは所得割とかそういうものを認めなかったということで、新聞報道があったとおりでございます。壬生町の場合は、22年度に限度額の審議を行っていただきまして今まで上げていなかったんですが、まだ最高限度まではいっていないんですが、一応23年度からは限度額は上げさせてもらいました。あと7割、5割、2割軽減というような形で23年度からやらせていただきました。2月に審議会を開かせていただきまして、壬生町としても限度額とあと所得割、資産割と応益割の審議も24年度にはやっていただくような形でというお話は先日させていただきました。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 次に、公共下水道事業特別会計について行います。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 次に、介護保険事業特別会計について行います。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 次に、農業集落排水事業特別会計について行います。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 次に、後期高齢者医療特別会計について行います。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 次に、水道事業会計について行います。     〔発言する者なし〕 ○議長(細井敬一君) 質疑を終了いたします。 まず、議案第26号 平成23年度壬生町一般会計補正予算(第4号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第26号 平成23年度壬生町一般会計補正予算(第4号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号 平成23年度壬生町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第27号 平成23年度壬生町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号 平成23年度壬生町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第28号 平成23年度壬生町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号 平成23年度壬生町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第29号 平成23年度壬生町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号 平成23年度壬生町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第30号 平成23年度壬生町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号 平成23年度壬生町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第31号 平成23年度壬生町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号 平成23年度壬生町水道事業会計補正予算(第2号)決議について、討論を省略して採決したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 これより議案第32号 平成23年度壬生町水道事業会計補正予算(第2号)決議についての件を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第36 議案第33号 平成24年度壬生町一般会計予算決議について △日程第37 議案第34号 平成24年度壬生町国民健康保険特別会計予算決議について △日程第38 議案第35号 平成24年度壬生町公共下水道事業特別会計予算決議について
    △日程第39 議案第36号 平成24年度壬生町奨学資金特別会計予算決議について △日程第40 議案第37号 平成24年度壬生町介護保険事業特別会計予算決議について △日程第41 議案第38号 平成24年度壬生町農業集落排水事業特別会計予算決議について △日程第42 議案第39号 平成24年度壬生町後期高齢者医療特別会計予算決議について △日程第43 議案第40号 平成24年度壬生町水道事業会計予算決議について ○議長(細井敬一君) 次に、日程第36、議案第33号 平成24年度壬生町一般会計予算決議について、日程第37、議案第34号 平成24年度壬生町国民健康保険特別会計予算決議について、日程第38、議案第35号 平成24年度壬生町公共下水道事業特別会計予算決議について、日程第39、議案第36号 平成24年度壬生町奨学資金特別会計予算決議について、日程第40、議案第37号 平成24年度壬生町介護保険事業特別会計予算決議について、日程第41、議案第38号 平成24年度壬生町農業集落排水事業特別会計予算決議について、日程第42、議案第39号 平成24年度壬生町後期高齢者医療特別会計予算決議について、日程第43、議案第40号 平成24年度壬生町水道事業会計予算決議についての8議案を一括議題といたします。 職員に議案を朗読いたさせます。     〔書記朗読〕 ○議長(細井敬一君) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時53分 △再開 午後3時10分 ○議長(細井敬一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど、議案第19号で、壬生町道路占用の条例の一部改正について、小貫議員のほうから質問がありました。そのことで建設課のほうから答弁があるということで、よろしくお願いいたします。 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) 先ほどご可決いただきました議案第19号 壬生町道路占用条例の一部改正の中で、小貫議員のほうからご質問いただきました3年前の料金の改定内容でございますけれども、減額でございました。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 提出者より提案理由の説明を求めます。 町長。     〔町長 小菅一弥君登壇〕 ◎町長(小菅一弥君) 議案第33号 平成24年度壬生町一般会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 平成24年第1回町議会定例会の開会に当たりまして、町政運営に対する所信の一端を申し述べますとともに、平成24年度予算案につきましてご説明を申し上げます。 まずもって、昨年3月11日に発生をいたしました東日本大震災で被災された方々、そして仮設住宅などで、今もなお厳しい生活を強いられている皆様に心よりお見舞いを申し上げます。今後も、議員各位並びに町民の皆様と手を携えながら、壬生町としてでき得る限りの支援活動に取り組んでまいりたいと考えております。 昨年を振り返ってみますと、冒頭に申し上げました国内観測史上最大の東日本大震災が発生をし、未曾有の災害をもたらしました。さらに9月には大型台風が相次いで上陸をし、各地に甚大な被害が発生をいたしました。まさに、自然の驚異というものをまざまざと見せつけられた1年でありました。 我が町に目を転じてみましても、やはり東日本大震災の対応に明け暮れた年でありました。本町では、多くの家屋が一部損傷の被害を受けたものの、壊滅的な被害、そして何よりも人的被害がなかったことは救いでありました。 しかし、その後も東日本大震災は、福島第一原発の被災による放射線問題を引き起こし、福島から避難される方々の受け入れ、農産物の風評被害問題や放射量の測定など、さまざまな苦難を我々に科しました。その都度都度に、議員各位を初めとする関係各位の特段のご協力によりまして、何とか町民の皆様の安全・安心な暮らしをお守りことができたものと思っております。 このような中、早いもので明年度(平成24年度)は、私にとりまして任期の折り返し地点となるわけであります。一昨年の町長就任以来、一貫して本町を「日本一住みたい町」にしたいとの一心から、地域の活性化対策や子育て支援の充実、商工業や農業の振興など多くのまちづくりに取り組んでまいりました。 しかし、昨今の先行き不透明感が強まる社会において、これらの施策をより確かなものとするために、明年度は大変重要な年になるととらえており、新年度を迎えるに当たり、壬生の新しい明日「次の未来に向けてチャレンジあるのみ」、この思いを新たにしているところであります。 私は今回の大震災を経験し、人が笑顔でいられることや、人と人とのきずなの大切さを痛切に感じております。このことからも、「壬力アップすまいるプラン」に掲げた取り組みの推進、特に私のマニフェスト関連施策を盛り込み、計画期間内に、戦略的・重点的に取り組む戦略プランの着実な推進が重要であると考えております。 昨年は、まさにこの計画のスタートの年でありましたことから、主たる事業の推進状況につきまして申し述べさせていただきます。 まず、町民の皆様からのご要望が最も多い、地域公共交通の導入、いわゆるデマンド交通についてであります。 現在24年度内、25年1月からの試験運行開始に向けて着々と準備を進めております。近い将来には、高齢者の皆様も行きたいところには自分自身で行けるというシステムが実現するわけであります。多くの皆様に楽しみにお待ちをいただきたいと思っております。 次に、今後の町発展の命運を握ると言っても過言ではありません、みぶ羽生田産業団地への優良企業の誘致についてであります。同団地は本年12月からの分譲開始に向け、県企業局において積極的な事業活動をしていただいております。町といたしましても、でき得る限りの支援をということで、新たな優遇策を盛り込んだ産業振興条例の一部改正並びに産業振興基金条例の制定を、昨年9月の定例議会においてご可決いただいたところであります。これらの取り組みが功を奏し、必ずや早期に優良企業を誘致できるものと確信をいたしております。 続きまして、「子育て環境日本一」を目指しての各種施策の取り組みについてであります。まず、こども医療、妊産婦医療並びにひとり親家庭医療では、一部負担金等を全額助成することにより、事実上の無料化を実現いたしました。また、小・中学校の給食費の負担軽減につきましては、新たに「スクールランチサポート事業」として、給食費の一部を助成させていただくこととしました。 なお、経済的な軽減のみならず、子育てをしながら、より働きやすい環境の整備にも努め、病児・病後児保育事業等の充実にも取り組んでまいりました。これらの取り組みにより、「子育て支援の充実した町・みぶ」をまた一歩前進させ、「子育て環境・日本一」の町に近づいたものと自負をいたしております。 さらに、昨年末の12月4日に開催をいたしました、「高橋尚子さんをお招きしての健康ロードレース大会」も大変な盛況でありました。高橋尚子さんは本当にすばらしい方で、多くの子供たちに夢と希望を与えてくれ、そして走ることのすばらしさを教えてくれたのではないでしょうか。 そして、年の瀬の25日には、公民館まつりにおいて「町民の歌を歌おう1周年記念」が開催をされました。大ホールが町民の皆様で埋めつくされる光景に、また一歩、本町の目指す「協働のまち」に近づけたものと胸が熱くなる思いを禁じ得ませんでした。 以上のように、各般にわたる重要施策や大きなイベントを滞りなく実施できましたのも、議員各位を初めとする町民の皆様のご支援とご協力のたまものにほかありません。厚く御礼を申し上げます。 さて、明年度、平成24年度は、申し上げました重点施策の推進をより確実なものとする意味で大変重要な年となることから、「人が集まるまち・人が交流するまち」を最大のチャレンジ項目と定め、人口減少社会において、本町がいかに居住人口を維持・増加させるかということを最重要課題として掲げました。このことから、明年度は特に重要と考えております取り組みについて申し述べさせていただきます。 まず、都市計画税の廃止についての取り組みであります。 私のマニフェストにも掲げました都市計画税につきましては、ご可決いただき、明年度、24年度は税率を現在の約半分とし、25年度にはゼロということで、任期中に段階的に実施してまいります。私は都市計画税の廃止につきましては、単に税負担の軽減ということではなく、人口維持・増加させるための最も効果的な施策であるととらえております。 都市計画税の廃止は、必ずや優良企業の誘致や定住化の促進、さらには現存する企業の皆様の負担軽減にもつながるものと確信をいたしております。 それは同時に、町内経済の活性化にもつながるはずであります。単に税収が減るということではなく、施策のかなめとして実施をしてまいりたいという所存であります。 次に、本町農産物を初めとするブランド化をなお一層推進し、攻めに転じてまいりたいと考えております。本年は、壬生町へかんぴょうが伝来してから300年の節目の年となります。私はこのことを絶好の好機ととらえ、マスコミの皆様にもご協力をいただきながら、ことし1年かんぴょうを通じ、壬生の名を全国へ発信してまいりたいと考えております。 次に、来る3月24日、リニューアルオープンいたします、おもちゃ博物館による観光の振興についてであります。みぶハイウェーパーク、とちぎわんぱく公園、そしてリニューアルされたおもちゃ博物館の連携により、さらなる誘客が見込めるものと確信をいたしており、必ずや壬生の知名度アップが図られるものと考えております。 これら明年度の重点施策の一端を申し上げたところでありますが、これらの取り組みを確実に推進していくため、昨年12月議会でご承認をいただきました組織機構の見直しを、4月より実施してまいります。 具体的には、子育てのしやすいまちづくりの推進に向けた「こども未来課」の新設、協働のまちづくりを推進する部署を明確化した「生活環境課」の設置など、これからのまちづくりへ対応した組織へと改編をしてまいります。 そして、本町は獨協医科大学病院を有し、人口1万人当たりの医師数が全国4位である「医療のまち」として、また、とちぎわんぱく公園を初めとした多くの大規模公園を有する緑園都市として、8割を超える町民の皆様から、「住みよいまち」であると高い評価をいただいております。 私は、この数値は壬生町版の幸福度指数ではないかと思っております。今後も、この指数が限りなく10割に近づくよう、すべての人が住みよい町と感じていただけるためのまちづくりに邁進をしてまいりたいと考えております。 今後とも町民の皆様との対話を大切にし、町民の皆様との協働により、恒久的に持続・発展し続ける「元気なみぶ」の創出に向け、全力を傾注していく覚悟であります。どうか町議会、議員各位並びに町民の皆様には、本町の目指す協働のまちづくり、「活力と創意が生きる希望に満ちたまち・みぶ」の実現のため、さらなるご理解と一層のご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、平成24年度の予算編成について申し上げます。 平成24年度の地方財政は、地方税収入等がゆるやかに回復することが見込まれる一方で、社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移することなどにより、経費全般について徹底した節減合理化に努めても、なお依然として大幅な財源不足が生じることが見込まれております。 このことから、国では地方財政への対応として、社会保障関係費の自然増や地域経済の基盤強化などに対応する財源を含め、地方の一般財源総額を平成23年度実質的に同水準となるよう確保することを基本として、所要の対応を行うこととしています。 これを踏まえ、本町の予算編成に当たっては、引き続き財政の健全化の確保に留意をしつつ、2年目を迎える「壬力UPスマイルプラン」に掲げた取り組みを着実に推進し、次の未来へのステップを確実なものにするとともに、当面する課題や多様化する町民ニーズに的確な対応を図ったところであり、平成24年度当初予算は、本町のまちづくりのテーマである「活力と創意が生きる希望に満ちたまち・みぶ」の実現に向け、知恵と工夫を凝らし、魅力にとんだ予算となるよう努めたところであります。 この結果、平成24年度の壬生町一般会計予算は113億2,000万円、ごろ合わせで言いますと、「いいみぶ」ということで、前年と比較すると8億5,000万円、7.0%の減額となっております。財源につきましては、主な歳入であります町税並びに地方交付税、地方譲与税等は現時点で見込み得る額を計上するとともに、国・県支出金の積極的な確保に努めたところであります。 なお、不足する財源につきましては、地方交付税の代替である臨時財政対策債の発行並びに財政調整基金等の基金繰り入れにより、対処したところでありますが、いずれも後年度における財政の健全性の確保に留意をし、町債の発行額の抑制や、基金の取り崩し額を最小限としたところであります。 それでは、平成24年度主要な施策の概要につきまして、壬力UPすまいるプランに定めるものから、特に町の将来像の実現に向けて、着実かつ重点的に取り組む施策・戦略プランの五つの体系に沿ってご説明を申し上げます。 一つ目のプロジェクトは、「みんなで進める持続・発展のまちづくり」であります。まず、みんなが参加、「協働のまちづくりの実現に向けて」申し上げます。 行政(町職員)が積極的に地域に赴き、住民の意見、考えを広く聞き、地域と行政が一緒になって、まちづくりや地域の課題を解決するための会議「地域会議」を新たに設置するとともに、住民がまちづくりに積極的に参加することができるワークショップ型会議、「みぶまちづくり住民会議」を引き続き開催するなど、協働のまちづくりの仕組みづくりに努めてまいります。 また、活気ある地域コミュニティの形成を目的に、住民が主役の地域づくりを行う、自治会活動に対する支援、「いきいきふれあい応援事業」を継続実施するとともに、町民の自発的かつ営利を目的としない社会貢献のための多様な活動を支援する、「町民活動支援事業」などの新たな取り組みにより、地域振興のさらなる強化を図ってまいります。 次に、みんなが主役、「一人ひとりの活動の場づくり」について申し上げます。町民一人ひとりが個性や能力を発揮し、生き生きと活躍できる環境をつくるため、総合型地域スポーツクラブ「ゆうがおスポーツクラブ」の支援や、栃木県郡市町対抗駅伝競走大会の町単独チームの出場支援を引き続き行ってまいります。 また、明年度は、かんぴょう伝来300年を記念するにふさわしいマラソン大会の開催に取り組んでまいります。大会は有名ゲストランナーの招致とともに、参加条件やコース設定を見直すなどリニューアルされた大会を通じて、壬生の名を力強く発信をしてまいります。 次に、「健全で安定した行財政経営」について申し上げます。 多様化・高度化する行政ニーズの対応を図ることから、外部評価者による行政評価を実施し、効率的かつ効果的な町政運営の推進に努めるとともに、住民の町政への参加意欲の向上を図ってまいります。また、老朽化している町有施設の計画的な開始を図ることから、新体育館等の建設検討を引き続き行ってまいります。 二つ目のプロジェクトは、「壬生でよかった、だれもが住みたいまちづくり」であります。 まず、「医療環境の充実と健康づくり」について申し上げます。 だれもが安心して健やかに暮らすことができるよう、健康みぶ21計画の推進に努めてまいります。予防医療では、現在実施をしております各種の予防接種に加え、明年度から新たに高齢者肺炎球菌ワクチン及び幼児インフルエンザワクチンの接種に助成することとし、さらなる疾病予防の推進に取り組んでまいります。 また、こども医療・妊産婦医療・ひとり親家庭医療・重度心身障害者医療では、医療機関に支払った自己負担分の公費負担(実質無料化)を継続することにより、経済的負担の軽減を図るとともに、安心して医療の提供を受けられる体制の確立に努めてまいります。 次に、子育て環境日本一の町を目指す「壬生っ子の子育て環境の充実と支援」について申し上げます。 安心して子供を産み育てられるよう多様化する保育事業に対し、民間保育園を核として病後児保育や延長保育、休日保育などの特別保育事業の充実を図るとともに、園児の低年齢化に対応した施設整備を行う、民間保育園に対する助成をすることとしております。 さらに、本町の子育て支援の目玉施策であります、幼稚園及び保育園保育料の第3子以降無料化を継続実施するとともに、次代を担う子の出生をお祝いする、「こんにちは赤ちゃん祝金事業」を新たに創設し、子育てに対する経済的負担のさらなる軽減を図ってまいります。 次に、「幼児期・青少年教育と生きがいづくり」について申し上げます。 子供からお年寄りまで意欲的に学び、生き生きと暮らせる環境をつくることから、地域福祉の中心的活動主体である社会福祉協議会並びに高齢者の生きがいづくりの拠点であるシルバー人材センターの育成、支援を引き続き行うとともに、高齢者の健康づくりの推進や生活支援サービスの提供を図ることから、介護予防・生活支援事業の充実に取り組んでまいります。さらに、すべて人がみずから暮らす地域でともに支え合い、その人らしく安心で充実した生活を送れるよう地域社会を基盤とした地域福祉の推進を目指すための地域福祉計画の作成に取り組んでまいります。 学校教育では、引き続き、小・中学校に学力向上支援員、フルタイムティーチャー等の配置を行い、多様化する学習内容への対応を充実させるとともに、基礎的学力向上の推進に努めてまいります。また、次代を担う子供たちの健やかな成長を支えることから、スクールランチサポート事業による、小・中学校給食費の一部助成を継続するとともに、学校給食業務の外部委託を拡大する取り組みにより、学校給食のさらなる充実と保護者の経済的負担の軽減に取り組んでまいります。 三つ目のプロジェクトは、「快適生活基盤整備がすすむまちづくり」であります。まず、「便利で快適な居住空間の環境推進」について申し上げます。 住民にとって身近な消費生活の相談を町で行えるよう、消費生活センターの設置に取り組み、住民の消費生活の安定と向上に努めてまいります。 また近年、放置自転車等が増加し、駅周辺の環境悪化や歩行者などの通行の妨げになっていることから、町内全域を対象として新たに放置自転車対策に取り組み、公共の場における交通の安全確保や環境保全を図ってまいります。 六美地区では、雨水排水対策や道路整備による総合的な基盤整備を推進するとともに、住民の需要が高い墓園の計画的な整備にも努めてまいります。 また、災害対策に関する総合的な計画を定め、防災活動の効果的な実施を図ることから、地域防災計画の策定に取り組むとともに、新たに自主防災組織の育成、活動の支援に努めてまいります。 町有施設では、嘉陽が丘ふれあい広場屋内運動場耐震補強改修工事等により、公共施設の耐震化を推進するとともに、木造住宅の耐震診断、耐震改修に助成することにより、民間木造住宅の耐震化を促進し、災害に強い地域づくりに取り組んでまいります。 さらに、安全で快適な教育環境の実現を図るため、学校図書室の空調機整備を実施してまいります。平成24年度中には、すべて小・中学校で図書室空調機の設置が完了することとなります。 次に、「便利な移動環境、地域公共交通の導入と道路の整備」について申し上げます。 町民生活に必要な移動手段の確保を図ることから、新たな公共交通の導入を検討してきたところでありますが、明年度は平成25年1月から、デマンドタクシーの試験運行を開始することとしております。 また、住民の防犯思想の高揚と防犯行政の推進を図るため、新たに安全安心指導員を設置するとともに、引き続き通学路等の安全確保や犯罪のないまちづくりの推進を図ることから、自治会管理防犯灯の新設や維持管理費の助成を行ってまいります。 さらに、広域的幹線道路のネットワークの形成による、安全で円滑な交通の確保を図ることから、壬生インター北通り、一級町道7号の整備を推進するとともに、新たに二級町道53号の整備に取り組んでまいります。 なお、地域生活に密着した道路の整備・修繕につきましても、引き続き地域の要望にこたえながら、町単独道路整備事業等の実施により、安全性の確保並びに生活環境の向上に努めてまいります。 次に、「緑園都市の形成と環境共生社会の実現」について申し上げます。 かけがえのない自然の保全と活用から、住宅用太陽光発電システム設置補助事業の継続実施を行い、クリーンエネルギーの普及促進を図るとともに、里山の豊かな自然環境を保護することから、引き続き地域住民の皆様の協力のもと、明るく安全な里山に整備事業の推進に取り組んでまいります。 四つ目のプロジェクト、「壬生の個性キラリ、ブランド創生・発信のまちづくり」であります。まず、「魅力輝く地域ブランドの発掘と創出」について申し上げます。 町のすぐれた歴史文化を発掘・継承することから、引き続き、町ゆかりの人物、歴史を題材に介在する歴史民俗資料館企画展の実施に取り組んでまいります。 また、豊かな地域資源を生かした新たなブランドの創出を図ることから、「みぶの妖精ミーナ」を有効に活用し、町の特産品である苺、トマト等の生産振興事業の拡大を図るとともに、明年度はかんぴょう伝来300年の記念すべき年となることから、歴史と伝統のあるかんぴょう生産を後世に伝え存続させていくため、引き続き、かんぴょう生産者に対する施設整備等の支援をしてまいります。 さらに、とちぎ・かんぴょう伝来300年シンポジウムの開催に取り組むなど、さまざまな機会を通じて「みぶブランド」の確立に努めてまいります。 そして、本町の観光の拠点施設であります、大規模な展示施設等の改修工事を経て、来る3月24日リニューアルオープンいたします、おもちゃ博物館では、隣接するみぶハイウェーパーク、とちぎわんぱく公園との連携のもと、いつの時代も人々に夢を与え愛され続ける施設を目指して、リピーターを含めた来場者の増加に取り組んでまいります。 次に、「ブランド発信、道の駅の活用と充実」について申し上げます。 壬生町の魅力とブランドの発信拠点として、また多くの人が訪れる広域交流拠点として、みぶハイウェーパークのさらなる充実に取り組んでまいります。 昨年3月、北関東自動車道が全線開通したことにより、広域交流の輪がさらに拡大をされ、施設を訪れるお客様が増加しているところであり、イベント等による本町のPR活動の推進と、みぶハイウェーパークを含めた「道の駅みぶ」の機能強化に努めてまいります。 さらに、高速道路利用者のほか一般道利用者の拡大、よりよいサービス提供による集客アップやリピーターの確保など新たな事業展開が求められていることから、民間パワーの導入等の検討を含めたみぶハイウェーパーク再整備計画に取り組んでまいります。 最後に、五つ目のプロジェクトは、「まちを支える新たな産業創造のまちづくり」であります。 まず、「産業の拠点となる羽生田産業団地の整備推進」について申し上げます。 町の産業の発展と新たな雇用創出を実現するためには、その拠点となる壬生羽生田産業団地(産業未来基地とちぎ中央)への企業誘致が不可欠であります。このことから産業団地の整備推進につきましては、県企業局及び関係機関との連携を強力に図りながら、全町挙げて優良企業の誘致に全力で取り組んでまいります。 次に、「農商工連携による総合的な産業の活性化」について申し上げます。 地域経済の活性化と魅力的な産業づくりを図るため、商工会や農業団体などが行う産業振興の取り組みに対し、引き続き支援をしてまいります。 また、用地取得奨励金や雇用奨励金制度等による産業振興奨励事業の充実を図り、地域環境層が激化している企業誘致に積極的に取り組むとともに、景気悪化により資金繰りに苦慮している中小企業等に対する支援として、中小企業融資制度事業では、融資制度貸付金の確保に努めたところであります。 以上、戦略プラン等に基づく平成24年度予算の重点事務事業でありますが、予算の詳細な内容は別紙の説明といたします。 次に、議案第34号 平成24年度壬生町国民健康保険特別会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 国民健康保険は、国民皆保険の中核を担い、だれもが安心して医療を受けることができる医療制度を実現し、世界最長の平均寿命や、高い保健医療水準を達成してまいりました。 しかしながら、被保険者の年齢構成が高く、所得水準が低いという構造上の問題に加え、急速な少子高齢化の進展、医療技術の高度化に伴う保険給付費の増大、厳しい経済下での離職者等の国保加入増加の問題が生じております。特に、近年の金融危機などの経済の低迷による所得の落ち込み等により、国民健康保険の財政状況は深刻なものとなっております。 このような状況のもと、厚生労働大臣主宰で開催をされました高齢者医療制度改革会議では、後期高齢者医療制度を廃止し、第1段階として、75歳以上都道府県単位の財政運営とし、第2段階では全年齢を対象に、国保の都道府県単位の財政運営を行うとしております。 こうした中、運営主体を都道府県とするのか、役割分担をどうするのか、医療費の財源をどうするのか等の問題があり、また新制度に移行する必要性に乏しいといった意見まで出されており不透明な状況にありますので、国民健康保険をめぐる状況及び制度改正等に留意をしながら予算編成に当たりました。 まず、歳出におきましては保険給付費につきまして、近年の実績を踏まえて計上いたしております。納付金、支援金等につきましては、高齢者医療制度にかかわる精算・調整の状況に留意し、計上いたしております。共同事業拠出金につきましては、国保財政基盤強化策が平成25年度まで延長されることから、引き続き計上いたしました。 また、保健事業費におきましては、被保険者の健康の保持増進を図るため特定健康診査及び人間ドック・脳ドックの助成などに要する経費を計上いたしました。 次に、歳入については、低所得者に対する7割、5割、2割軽減を実施するともに被保険者の動向、所得の変動等を考慮して、国民健康保険税を計上し、国庫支出金、県支出金、各種交付金及び一般会計法定繰入金などを計上したほか、不足する財源につきましては、一般会計から補てんする法定外繰入金を計上いたしております。これによりまして、平成24年度国民健康保険特別会計予算は、歳入歳出それぞれ45億948万円としたところであります。 次に、議案第35号 平成24年度壬生町公共下水道事業特別会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 下水道事業は町民の要望が多く、快適で潤いある生活環境の実現、公共用水域の水質保全等、健全な都市基盤づくりの重要な役割を担っております。このようなことから、平成24年度も厳しい財政状況の続く中ではありますが、町民の要望にこたえるべく、効率的な汚水管等の整備及び安定的な処理施設の改築を推進することとし、予算の編成に当たりました。 まず、歳入につきましては、受益者負担金及び下水道使用料、国庫支出金、町債等で、それぞれの歳出基準により計上し、不足する財源は、一般会計からの繰入金により補てんするものであります。 次に、歳出につきましては、総務費では受益者負担金、前納報償金、使用料徴収事務委託料等、業務関係に要する諸費用を計上いたしております。公共下水道費では、北部処理区の区域拡大による北部処理場水処理施設の増設並びに管理棟改築工事委託、安塚・至宝南地区の汚水管埋設工事、また北部処理場の維持管理に要する費用などを計上いたしております。 流域下水道費では、稲葉処理分布汚水幹線工事や、県が事業主体となっております、巴波川流域下水道浄化センターの維持管理及び建設工事負担金の費用を計上いたしております。これによりまして、平成24年度公共下水道事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ16億9,720万8,000円としたところであります。 次に、議案第36号 平成24年度壬生町奨学資金特別会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 本会計は、壬生町奨学資金支給金の運用益及び一般会計からの繰入金を財源として、町内中学校の卒業生で、高等学校に在学する生徒に対し、就学のための経費を助成するものであります。 奨学基金につきましては、平成22年度に公立高校授業料の無償化を受けて見直しを行い、教材費等の助成として、県立高校生については年額5万円、私立高校生については年額10万円といたしました。 平成24年度につきましても奨学金額を前年度と同額とし、受給者数は、前年度より1名多い23名に対する助成を予算措置しております。これによりまして、平成24年度奨学資金特別会計予算は、歳入歳出それぞれ160万としたところであります。 次に、議案第37号 平成24年度壬生町介護保険事業特別会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 介護保険は、介護を必要とする状態となっても、でき得る限り自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保険・医療サービス及び福祉サービスが一体的に提供される制度として、国民の共同連帯の理念に基づき創設をされ、特別会計により事業運営をしているところであります。 介護保険制度は創設以来、在宅サービスを中心にサービス利用が急速に拡大するなど、介護保険は老後の安心を支える仕組みとして定着をしてまいりました。一方、制度の定着とともに総費用が急速に増大をし、制度の持続の可能性が課題となってまいりました。 また、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増加をし、老老介護や認認介護など新しい課題への対応が求められてまいりました。 そこで、平成17年度に介護保険の持続可能性等の観点から、介護保険法の大幅な改正が行われ、予防重視、地域密着型サービスの導入や、地域包括支援センターの創設など新たなサービス体系が導入をされました。本会計予算の編成につきましては、高齢者が可能な限り、住みなれた地域において継続して生活できるよう、介護サービスを提供する体制及び地域支援事業を継続するとともに給付費の適正化を推進し、健全な財政運営を図れるよう予算編成に当たったところであります。 まず、歳入につきましては、第1号被保険者保険料、国・県支出金、支払基金交付金、介護給付費準備基金繰入金、一般会計繰入金などを計上いたしております。 次に、歳出につきましては、総務費では事務的経費、市町村認知症施策総合推進事業経費のほか、介護認定のための諸費用を計上いたしております。 保険給付費では、第5期介護保険事業計画に基づき、介護サービス給付費、介護予防サービス給付費等諸費用を計上し、地域支援事業では介護予防事業費及び包括的支援事業費並びに高齢者家庭介護者助成金などの任意事業を計上いたしております。 これによりまして、平成24年度介護保険事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ24億1,972万8,000円としたところであります。 次に、議案第38号 平成24年度壬生町農業集落排水事業特別会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 農業集落排水事業につきましては、町内の多数の集落より強い要望があり、平成6年度の事業開始以来、上田、中泉、藤井、北小林、助谷及び恵川の5地区が既に供用しており、平成23年度には、新たに農業集落排水事業黒川東部地区の整備に着手したところでございます。 予算の内容につきましては、現在供用しております5地区の処理場等の維持管理費や黒川東部地区における管路施設設計等の業務委託費及び管路埋設工事費等であります。 なお、これらに要する財源につきましては、受益者分担金、使用料、国庫支出金、繰越金及び町債等を計上し、不足する財源は一般会計繰入金を計上いたしたところであります。 これによりまして平成24年度農業集落排水事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ7億6,347万7,000円としたところであります。 次に、議案第39号 平成24年度壬生町後期高齢者医療特別会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 高齢者の医療制度は新たな高齢者医療制度として、75歳以上の方も現役世代と同様に、国民健康保険か被用者保険に加入した上で、公費・現役世代・高齢者の負担割合の明確化、都道府県単位の財政運営といった現行制度の利点はできる限り維持をし、よりよい制度を目指すとしております。 また、長年の課題であった国民健康保険の財政運営の都道府県化を実現し、国民皆保険の最後のとりでである国民健康保険の安定的かつ持続的な運営を確保するという基本的な方針のもと、現在の独立型の後期高齢者医療制度は廃止をされ、地域保険は国民健康保険に一本化される予定であります。 こうした状況の中、栃木県後期高齢者医療広域連合は、制度の安定的な運営を維持するため、保険料率を見直した上で、現在講じている保険料の軽減措置について、平成24年度も引き続き実施するなど、高齢者が安心して医療を受けられるよう取り組んでおります。 このようなことから、町といたしましても広域連合との連携のもと、引き続き円滑な運営を図ることを念頭に予算編成に当たります。 まず、歳出につきましては、町が徴収した保険料等を広域連合に納付する広域連合納付金を初め、職員の給与費、保険料の賦課徴収に要する経費等の事務経費を計上いたしております。 次に、歳入につきましては、被保険者の推移、所得の状況をもとに保険料を計上し、職員の給与費及び事務費等に充当いたします事務費繰入金、保険料の軽減措置分について、県町が負担する保険基盤安定繰入金等を計上いたしております。 なお、広域連合の市町職員派遣計画に基づき、24年度からは2カ年間、当町職員の派遣が計画をされていることから、派遣職員に係る給与等の歳出予算及びそれに伴う負担金の歳入予算を計上しております。これによりまして、平成24年度後期高齢者医療特別会計予算は、歳入歳出それぞれ3億1,812万3,000円としたところであります。 次に、議案第40号 平成24年度壬生町水道事業会計予算決議についての提案理由を申し上げます。 まず、収益的収支についてでございますが、収入の主なものは水道事業の営業収益である水道料金及び水道利用加入金等であります。また、支出の主なものといたしましては、施設の運転管理に要する委託料、動力費並びに固定資産減価償却費、企業債利息償還金等を計上いたしております。 続きまして、資本的収支についてでございますが、収入につきましては拡張事業並びに老朽管更新事業に充てる企業債、一般会計からの出資金、工事負担金、国庫補助金を予算措置しております。 また、支出につきましては、拡張事業といたしまして未給水地区への配水管整備工事費並びに壬生羽生田産業団地関連の水道管布設工事受託による工事費、老朽管更新事業といたしまして石綿セメント管更新工事費、企業債償還金として元金償還金を計上いたしております。 これによりまして平成24年度水道事業会計予算は、第3条の収益的収入の総額を5億5,728万4,000円、支出の総額を4億5,083万円とし、また第4条予算の資本的収入の総額を2億6,195万円、支出の総額を5億6,124万4,000円としたところであります。 なお、資本的収入額が支出額に対し不足する額2億9,929万4,000円につきましては、損益勘定留保資金等をもって補てんするものであります。 以上、平成24年度の一般会計予算並びに各特別会計予算水道事業会計予算の概要についてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(細井敬一君) これより総括質疑に入ります。 各会計に分ける前に、町政運営に関する基本的な事項について質疑を行いたいと思います。 ありませんか。 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) では、総括的なことをお尋ねいたしたいと思います。 まずもって、子育てをしている立場から、この子育て環境日本一ということを選挙の公約以来ずっと明言されていただいて、ことしのお正月の賀詞交換の席でも、来賓の皆さんに大変力強くそれを述べられたことを心から感謝申し上げます。 そして、具体的にこうして予算の中に各種子育て事業を盛り込んでいただいたことは本当に感謝に耐えません。 その一方、午前中の質疑の中でも、医療や介護における膨大な経費が上げられておりまして、しかも住民の皆さんにも痛みを伴った負担を持っていただくということもございます。 そして、羽生田産業団地に関しては、今町長のほうからもご案内がございましたけれども、推進していただけることは、本当にこれは必要です、これも理解はしております。 ただ、先ごろ県議会において、県議員のほうからその案件に関して質問が上がり、いまだに水の確保について質問が上がっているということは、何か壬生町民にとって、羽生田産業団地にたくさんの企業さんがいらして、歳入が増えていくという宝箱のようなものだったわけですが、いまだにこのようなことが質疑されていることは、とても先行きが不安であることは間違いありません。 そういうことを考えますと、入りと出の問題が今明らかになってきているように思います。23年度は、非常に華々しく有名な方をお呼びになったイベントがあり、若者世代としては大変にぎやかな年だったと思いますが、本当にそういったものを、24年度も同じような規模の予算で収支が間に合うのだろうか、大変不安に思っております。小菅町長のお考えをぜひお聞かせください。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) まず、今、羽生田産業団地の件ございましたが、羽生田の産業団地は段階的に造成をしているという団地でございますので、県議会のほうちょっと私は詳しくは質問の内容を聞いておりませんが、そういった意味で、当面そういったマニュアルだけのものが確保できているのかというような質問だったんじゃないかなというふうに思っております。 そういった意味で、将来にわたって産業団地においては、企業さんが誘致をしやすいような環境を整えてございますので、積極的にことし1年も、町としてもPRに努めていきたいというふうに思っております。 また、予算の中で、昨年と同様の形で事業展開ができるかということなんですが、財政上は大変苦しい中ではございましたが、やはり活力という部分においては、予算をつくる上で選択と集中ということを基本に、職員一丸となって頑張ってくれたわけであります。限られたお金ではありますが、それらを有効に、いかに少ないお金でも大きな効果があらわれるような演出をしていくかということで、各課において努力をしていただいておりますので、そういったものがあらわれた予算になっているんではないかと思います。 ○議長(細井敬一君) 楡井議員。 ◆10番(楡井聰君) 昨年もこの場でお聞きしたと思うんですけれども、新体育館建設についてということで、昨年も本年度も、5万1,000円という小さな予算はついていると思うんですけれども、今後町として、体育館建設におきましてどのような具体的な構想的なものを3年、5年後、私としては早く新体育館を建設していただきたいんですけれども、その辺の町長の具体的な構想があればちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 楡井議員さんのほうから、体育館の話は、大きい割に予算は小さいというようなお話をいただいているわけですが、やはり今回体育館については、かなり大がかりなものというものを構想を考えております。前にも話しさせていただいた機会あったと思うんですが、震災を踏まえて、やはり町民が安心して避難ができる場所、そういったものが壬生にはありませんので、そういうことができる施設、そして防災的にも十分使えるようなというふうなことを検討していくということになりますと、かなり大がかりなものになるんだろうなというふうに思っております。 そういった意味では、今、建設検討委員会という形で立ち上げさせていただいて、その中でまずきちっと方向性、また今言ったような防災というものも含めて考えますと、かなり組織の中でもいろんな組織が、相互間で連絡を取り合わなくちゃならないこともございますので、そういった意味においてはしっかりと24年度、その委員会のほうで話を検討していただいて、よりよきものを住民の皆さんから、できた暁には本当に喜んでいただけるような、そして安心していただけるような、そういった体育館の建設を目指す第一歩の1年目だというふうに認識をしております。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 総括ということですので、政治状況を含めて予算の組み方をお伺いしたいんですが、ちょうど国会も今予算を審議しておりまして、国の予算は前年より若干マイナスになっているようですが、それでも90兆円ですよね。その90兆円のうち歳入が見込める部分は半分ないわけですよね、税収で42兆円と。むしろ赤字公債も含めて、建設国債、赤字国債含めますと、44兆円を超える部分をそれで穴埋めしないと予算ができない状況ですよね。 そのほかに、もう一つ特別会計もやっていまして、復興特別会計ですね、そちらが3兆7,000億ですか、二本立ての予算を今やっているんだと思うんですね、特別会計と一般会計と。そちらも借金で復興国債を当てにして、それを組んでいるわけですから、実質的に相当な借金ですね。よくニュースなんか聞きますと1,000兆円と、国だけじゃなくて地方も合わせるという意味で言われておりますけれども、そういう大きな長期債も証拠等になるということなんですね。 この政治状況を見ると、これはそう簡単に解決ができない。そこで消費税の増税という話が出てくるんだと思うんですけれども、こういう状況の中で、さらに税負担が増えるということになれば、ますます国民の暮らしが冷え込んでくるといいますか、立ち行かなくなり税収が落ち込んでくると、いわば悪循環に陥っている状況だと思うんですね。 そういう今の政治の置かれた状況、一般質問でも、町長の現状認識を問うということで出しているんですけれども、そういう時代背景に立って、この予算が組まれたと。国は苦肉の策として、復興財源には、そこで国で働いている公務員の2年分の給料を減らしていくんですよと、それは復興財源に、借金だけでは足りないから充てるんですよということを言って、来年4月以降2年間、7.8%の給料を減らすんですと。その法律がこの国会で成立をして、そういうことになるんだそうですね。 その附則の中で、国家公務員だけじゃ物足りないから、地方もそれにあわせて努力をしなさいよという附則をつけたという状況があるんですね。つまり地方の公務員も国家公務員に準じて痛みをしょいなさいということだと思うんですが、そういう状況をどう今の政治認識ですね、予算策定に対する前提条件ですからお伺いをしたい。町長が、そんなことは考えていないよと言えばそれまでなんですが、そういう政治状況を踏まえて交付税や何かも出されているわけですから、見解があったら聞かせていただけますか。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 国のほうの国家公務員の給料の削減の話に附帯的なものがついたというふうな話は、まだ私自身がよく理解をしていませんけれども、認識していませんが、いずれにいたしましても、前の議会でもお話をさせていただいておりますけれども、地方は人事院勧告のもとで、この厳しい財政状況を含んで減額をしてきている部分がございます。そういったものをきちっと認識した上で、この運営に当たっていくという考えでございますので、国は国、地方は地方というふうな立場で進んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) 今、町長のほうから、厳しい財政の中で国は国、地方は地方というような形の話になったわけなんですけれども、壬生町にとっても、今回この24年度の予算を立てるに当たって都市計税の半減という、1億4,000万ぐらいの税収が少なくなるというふうな形の中で、24年度の予算を編成してきたわけだと思うんですけれども、町長はこの自主財源をいかに確保していくかというのは、これからの大きな課題になってくると思うんですけれども、その自主財源の確保について、どういうふうな考えを持っているかお聞かせください。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 財源としては、成長していくというふうな、よく経済が成長すれば税収も増えますよと言うんですが、なかなか現実的には難しいことだというふうに思っております。 そういった中で、やはり壬生町の場合は、ほかの栃木県で言うと、県北のほうのような状況の町とは違いまして大変平らで、また交通の便もすぐれております、北関も通りましたし。そういった状況下においては、電車は走っている道路網はいいという町で、大変形もいい地形的にも平らだということで、その上で羽生田産業団地という大きな期待を込められるものが、今これから分譲されるわけでありますが、それに合わせて定住化の促進というのを図っていくというのがございます。そういったものに全力を挙げることによって、ある程度のそういう税収的な部分も膨らんでくると思いますし、また人も増えれば、そこに経済的な効果も生まれてくるわけでございますので、そういったものと合わせた形で発展をしていける町としてつくり上げていくことが、今のような問題を解決する第1番の施策だなというふうに考えております。 ○議長(細井敬一君) 田村議員。 ◆6番(田村正敏君) 24年度の予算を拝見させていただきまして、攻めの予算ということで、大分小菅カラーが強く出てきたのかなというふうに感じております。選択と集中ということで、削るところは削り、やるべきところはやるということでございますけれども、これは言ってみれば行政の使命で、よく言われます「最少の経費で最大の効果を」ということで、より多くの財源を確保して、そして効率よく運営をしていくということだろうと思いますけれども、その中で重点施策の中にも入っております、行政外部評価の導入というものがございますけれども、予算のほうは9万8,000円と額的にはそんなに多くないんですけれども、効果的な行政運営をする中で外部評価を入れようということだろうと思いますけれども、もう少し具体的な中身を教えていただきたい。 それと、財源の確保という点では、よその自治体でも大きな問題になっております、税の未納の問題があると思いますけれども、町においても、例えば予算の中では徴収嘱託員の設置事業費等も削減をされておるようですけれども、税の未納に関して、24年度はどのように取り組んでいくのかお聞かせいただければと思います。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) それでは、行政外部評価につきまして説明申し上げます。 この行政外部評価につきましては、今年度試行的に実施しております。6事業やっておりまして、内部一時評価、これは課長、部長が評価します。外部評価につきましては、宇大の教授を委員長にいたしまして、専門的な知識のある方を選んでおりまして、現在5名でやっております。委員の報酬とか、そういう関係で予算的には少ないです。本町で考えているのが2年、3年、とりあえず試行的にやりまして、最終的には、評価する場合には5名じゃなくて10名以上の評価者じゃないと平均的なものが出ないということで、今後、見直し見直しして事業仕分けという形で持っていきたいということでございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 税務課長。 ◎税務課長(栗原隆君) お答えいたします。 税の徴税対策というようなことのご質問だと思いますが、私どものほうとしましても、なかなか決め手となるような対策が、これだというものがなかなかなくて非常に苦労しているところでございますが、まず24年度につきましては、今までの累積しました累積滞納の処理を進めなくてはならないというようなことで考えております。24年度につきましては、徴収の方法を一部見直しいたしまして、特に執行停止を含めた滞納処分を強化しまして、おおむね3年間をめどに収入未済額の圧縮をしていきたいと考えております。 具体的には、滞納処分というのは正職員、徴税吏員しかできないようになっておりますので、徴税吏員が執行停止を含めた滞納処分に専念できますように、事務の補助を1名確保しまして、今まで正職員が行っていました収納管理業務の一部を新たに確保する職員にになってもらうというようなことも考えております。 また、特に24年度につきましてはある程度、これは対象者ですね、滞納されている方の対象者を絞りまして、一斉電話催告なども実施していきたいと考えております。 また、そのほかにも、今まで継続して行っております県の対策室への職員派遣とか、こちらは24年度が最終年になりますので、引き続き派遣、また県外対象者を対象とした東京での合同相談会とか、地方税法48条による県税事務所への徴収引き継ぎとか、窓口業務の時間延長とか、こういったものは引き続きやっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 中身が歳入歳出のほうに入っちゃっているようなんですが、まず町長の政治的なスタンスについて、なかなか町長言わないんですが、今の政治状況をどう考えているんでしょうかというのを冒頭聞いたんですよね。例えば、国の予算を見ても本当に民主党が政権交代をしてから、一つ一つ公約としていたマニフェストに掲げていたものを削られてきていて、例えば「コンクリートから人へ」といった八ツ場ダム一つとってみても、これは土木事業から人を大事にする政治に転換するんだなということがあったんですけれども、それは2年間だけの話で、新年度からは復活するんですよということになっているわけですよね。 そういう政治状況というのは、昨日おとといでしたか、自民党の谷垣さんと野田さんの党首討論をやっていましたけれども、政策的な一致点だけが浮き出てきて、どっちも本当にもとの自民党みたい議論しているんですね、もとの自民党政権のときの議論をしているんですね。野田さんのほうもそうだし、谷垣さんもね。 だから、そういう政治状況というのは、地方にとっても余りいいことではないと思うんですよね。地方も民主党政権に追随している地方ばかりとは限らない。栃木県みたいところもあるんだと思うんですけれども、そういう政治状況について、町長は余り口を割らない、言わない状況なんですね。そういう政治状況はどう思うんでしょうかというのを聞いたんですよ。聞いたんですが、そこのところはなかなか明らかにできないですか、町長は。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 一般質問のほうでも、またご質問があると思うので、またそのときにお話をしたいと思いますが、今の国の政治とかいうこと、毎日報道いろいろされております。ただ、私はやっぱり皆様方と一緒に議員から出てきている人間なので、やはり町民の人、住民の方が喜ぶ政治をしたいというのが、一番思いがあります。そうしますと、今、国の政治に信用があるかというと信用がないだろうと。やっぱりそこにはなかなか結論が出せない、そういった党利党略的なところが見える部分が、どうしても国民にもそういうふうに映ってしまうと。 そういう点は、この地方の議会においては、まちづくりにおいてはそういうことがないような形でスピーディーにまちづくり、そして議会と両輪でまちづくりを進めていくというのが私の一番の思いでございますので、ちょっと国のほうの政治という部分は、余り私自身は考えて動いてございません。 ○議長(細井敬一君) 鈴木議員。 ◆9番(鈴木理夫君) 町長が就任されまして3年目の24年度予算ということで、町長のマニフェストに掲げたさまざまなものを実現に向けて動き出したという実感が予算書を見ながら感じておられるわけでありますけれども、そういう中で子育て環境日本一というのがキャッチフレーズがありましたけれども、そういう中でもう一つの私も非常に関心のある、というか町長と一緒にそれに向かって、実現に向けて努力していきたいなということで、人口5万人、そして単独の姿勢をというようなことがあるわけですけれども、もちろんそんな簡単なものではありませんから、何年かかかるというか、実現に向けての努力というものがあると思うんですけれども、そういう中でそういう環境面での子育て環境日本一とか、そういう面での壬生に住みたいという若い方をアピールするというのは大変有効だと思うんですが、やはりそういう意味からしても、例えば六美の雨水排水地区の市街化に向けての今後将来的な動きとか、そういったものが当然必要になってくるんじゃないか。要するに市街化区域の拡大、そういったことを町長としてはどのようにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(細井敬一君) 町長。 ◎町長(小菅一弥君) 今、鈴木議員のおっしゃるとおり、市街化というのがこれからの本当に人口増の部分では、大きな要因になってくるというふうに思っておりますし、まだ今の若い世代とか、ほかのところからこの壬生に移り住もうという方たちの動向を見ていますと、やはり新しい住宅地等々に転居をされるというのが大体の主流の感覚であるようでございます。そういった意味では、その市街化のそういった調査等々も、後から建設部長からでも細かく答弁していただきますが、そういった調査も進めましたし、そういった中でこれからのまちづくりというものを考えていくというときに今迎えているというふうに思っております。 ○議長(細井敬一君) 建設部長。 ◎建設部長(村上立夫君) みぶ羽生田団地が計画どおりに分譲された場合、2,800人から3,000人近い新たな雇用が生まれるというところで、やはり私たちもそれを確実に迎え入れる準備はしていかないといけないと思っています。その中で、やはり1世帯、2点何人、その人たちが、今の既存の市街地の未利用地の中では収容し切れないという、これは計算上の話ですが、やはり新たな市街地の整備というのも必要になってまいりますので、この壬生町の中で交通環境、それから医療環境、このすぐれた地域特性を活用した今後のまちづくりに、私どものほうも準備をして、着実にソフト面の子育てとともに、ハードとしてのしっかりした基盤を整備していきたいと考えております。 ○議長(細井敬一君) 続いて、各会計ごとに行いたいと思います。 まず、一般会計について行います。 初めに、歳入全般について行います。 落合議員。 ◆12番(落合誠記君) 国庫支出金関係の概要版で言えば30ページなんですけれども、地域主権関連3法案が成立しまして、その方向性等々は示されたんですが、なかなか地方の裁量といっても、せいぜいやっぱり政令市のみにいろんな権限が拡大しているというのが現状で、なかなかその辺は一足飛びには行かないなという感じなんですけれども、そうした地域主権の方向性に伴う一括交付金、本町で言えば町民生活に光を当てるというような交付金がありましたけれども、そうした何か余り大きな額ではないけれども、心温まるようなといいますか、本町が効果的に使える交付金というのは、この中にはどういった形であらわれているのか、あらわれていなければあらわれていないということで結構なんですけれども。 ○議長(細井敬一君) 意味がわからないということで、もう一度。落合さん、もうちょっとマイク近づけて。 ◆12番(落合誠記君) すみまさん、ちょっと鼻声なものですから。 町が裁量権を持って使える交付金です、ひもつきではない。地域主権の方向性に伴うような形での交付金というのは、この中の歳入にはどうした形で反映をされているのかということでございます。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) お答えいたします。 地域主権改革につきましては、今年度につきましては都道府県に一括交付金が交付されております。24年度につきましては、都道府県に、プラス政令都市、事業も見直すという話なんですが、先ほどの落合議員の光をそそぐ交付金等につきましては、交付税の中でカウントされるということで、ただ、まだ実際に交付税の計算等が来ておりませんので、実質されるかどうかというのはまだ未定のところであります。 ○議長(細井敬一君) 落合議員。 ◆12番(落合誠記君) もし未定ということであれば、余り当てにしてもしようがないんでしょうけれども、やはりそういうものが来たときに、予算を充当するような事業というものは、本町のほうではメニューとして用意されているということなんでしょうか。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) 査定の中でも、小学校の5つの空調設備とか、当然図書館の図書購入とか、いろいろ光をそそぐ事業も、22年度に補正で大型に大分取り組んでおりますので、そこら辺は国の補正が来る場合には積極的に活動していきたいと考えております。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) 法人税のことで、ちょっとお伺いしたいんですけれども、法人税を24年度の予算では増額計上、増額して見込んでいるようなんですけれども、先ほど補正のときに、中小企業の例の融資制度の利用が思ったよりもなくて、マイナスの補正というようなことで補正が決まったわけなんですけれども、そういうふうな前年の状況を踏まえて、来年度、24年度は法人税を増額したと、見込みをね。増額しているというようなことなんですけれども、その根拠たるものは、例えば今度新しい施設がおもちゃのまちに、町有施設ができるとか、あるいは羽生田産業団地の件もあるとか、いろいろそんなものをかんがみての法人税のあれになってきているのかどうかはわかりませんけれども、係のほうではどういうふうな根拠があって、この法人税の増額を見込んでいるのかお聞かせください。 ○議長(細井敬一君) 税務課長。 ◎税務課長(栗原隆君) お答えいたします。 法人町民税ですね。まず、法人町民税につきましては均等割と法人税割と二通りあるわけでございます。町内の法人につきましては、前年と比較しますと、法人数の変化というのは少ない状況でございますが、特に規模の大きい法人で、従業員数の減少とか法人の分割化とかそういった動きが見られます。 それで、法人の内訳、区分が変更になるものも見られまして、均等割のほうにつきましては、なかなか今後の企業動向の予測というのは困難な状況でございますが、一応現時点での区分法人数で算出をしまして、均等割につきましては、前年よりマイナスということで計上したところでございます。 また、法人税割のほうでございますが、こちらは今まで景気低迷が続いていたわけでございますが、最近では、わずかに持ち直しの状況が見られております。また、円高等の影響も予想されるところでございますが、一応いろんな経済状況統計などを見ますと、わずかながらに回復の状況が見られるということで、一応平成23年度、今年度の調定の見込みなどをもとにしまして、前年度を若干上回る程度の最終調定を見込んで、税額にしますとある程度大きな15%ぐらいの増にはなるわけでございますが、そういうことで計上させていただきました。 また、先ほど高山議員さんからお話しありましたように、新規の開業とか、そういったフレスポとか羽生田産業団地とか、そういった個別のものにつきましては一つ一つ見込んで計上したわけではございません。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 高山議員。 ◆14番(高山文雄君) 経済の動向というのは、人によって見方が変わってくるし、例えば参考にするものによっても変わってくるんで、なかなか一概にそれじゃないよということは言えないんですけれども、現実的な問題を考えると、例えば今ちょうど鍋の底の状況で、なかなか上向きを見込むというのは、10何%というような話がありましたけれども、なかなかそれは難しい話だと思うんですよね。だから特に今回、先ほども言ったように、都市計税を半分にするというようなことがあった、その年度の予算の立て方ということになると、もう少しやっぱり慎重性があってもいいのかなというふうなことを私は思ったもんですから、その根拠を聞きたくて質問したわけなんです。 ぜひとも、やはり来年度、24年度が税務課のほうで見込んでいるような、法人税の収入が得られるというようなことになっていけばいいなと思うんですけれども、ぜひ慎重な対応をお願いしたいと思います。 ○議長(細井敬一君) 佐藤議員。 ◆13番(佐藤善光君) 概要書の19ページなんですが、滞納繰越分、町営住宅使用料369万あるんですよね。これ住宅使用料の金額から見るとかなり大きい額だなと思うんですが、何世帯ぐらい対象があるのかと、それから見込みはどうなのかお聞かせください。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) 24年度の町営住宅の滞納分の使用料につきましては、件数よりも本年度23年度の調定に対して、本年度の決算まではまだ出ておりませんけれども、今現在、本年度から滞納強化ということで力を注いでおりまして、そちらで結果的に残る分、プラス現年度分も現在、前年度よりも徴収率を上げるということで、今現在頑張っておりますけれども、それで23年度分も、ことしの会計検査を過ぎた6月以降に、23年度の分もプラスされますので、その辺のところに23年度の滞納の収納率といいますか、そちらを掛けて、前年度以上ぐらいには確保したいということで数字を計上させていただいております。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 佐藤議員。 ◆13番(佐藤善光君) 3,000円という額が出ているから、これはそういう大ざっぱなものであれば3,000円という額が出ないような気もするんですけれどもね。 それとあと、23年度はまだまとまっていないのであれば、22年度までの滞納世帯というのはどうなんですか。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) 24年の町営住宅の滞納分としましての使用料見込みとしましては369万3,000円ということで見ておりますけれども、これは22年度までの滞繰調定に対する収納率から、実際にその取れなかった分につきましては、当然また24年度のほうに移行していきます。 さらに、23年度の現年度分につきましても、やはり90何%という収納になっていくと思いますが、そちらの未収分につきましては、24年度のほうの新たな滞繰のほうに調定が上がってきますので、その辺に十数%というのは収納率を掛けた数字で行きますので、こういう369万3,000円という数字に積み上げているということでございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 佐藤議員。 ◆13番(佐藤善光君) 確認しますけれども、そうすると要するに、これまでの滞納率の比率を掛けて出しているということですか。 今現在、24年度がこれだけの滞納があるから、それを徴収するんだというんじゃなくて、既にこのくらいの滞納が出るだろうという見込みなんですかね。 ○議長(細井敬一君) 建設課長。 ◎建設課長(渡辺稔夫君) 先ほどから、22年度に上がっている調定から今年度ですね、頑張っても取り切れない分、プラス23年度の現年分に対しましても、今九十数%ということで決算見込み見ておりますけれども、それでも残る現年分も合わせまして、24年度に新たに滞繰調定で上がっていきます。その見込んだ調定額に対して滞繰調定額十数%ですよね、ここでは13%取っていきたいということで上げさせているという、その数字を積み上げていますので、369万3,000円ということでなっていますので、係数の積み上げではございません。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 歳入で、町税のところでお伺いしますが、前年に比較しますと随分増税になっております。説明では、税制改正によって見込める部分を計上しているということなんですね。とりわけその中で、扶養控除で年少扶養の廃止ですかね、これは控除から手当へという民主党政権のもとで、控除をなくして手当に切り替えましょうということで導入されたんですよね。そのもとで、子ども手当は毎月1万3,000円ずつ出すんですと。だから、そちらは、税金のほうは控除を廃止しますよということなんですよ。子ども手当は、来年は24年度は1万3,000円出るのかというと、そこもどうやら一律、10月以降3,000円減額になっていますので、24年はどうなるかわからんと。 実質的に、そうすると手当もなくなり控除もなくなりと、負担だけが残ると、増税だけが残るということになりかねない状況だと思うんですね。そういうもとで、町は町民税、増税を見込んでいるんですよ。見込んでいるんだと思うんですね、個人の部分では。対象になる部分というのはどの程度いるんですかね、年少控除で増税になりますという人が。 年少控除ですから、1人につき33万円がなくなると、税率10%で見ると3万3,000円ですね、1人当たりね、増税分が。だから何名該当者がいて、この税制変更に伴って増税分が見込めるということはわかるんですか、その部分は。わかりますよね。 ○議長(細井敬一君) 税務課長。 ◎税務課長(栗原隆君) お答えいたします。 まず、年少扶養控除の廃止、33万円のほうですね、こちらにつきましては4,000人ですね、特定扶養が約1,000人ということで、両方で5,000人ということでございます。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 小牧議員。 ◆3番(小牧敦子君) お尋ねいたします。 概要で言うと19ページになります。 使用料のところのおもちゃ博物館入館料というのが出ております。4,600万何がしでしょうか。今回これは新しく遊具工事を約2億でしたっけ、入れていただいて、より多くのお客様に集まっていただいて楽しんでいただくということでいます。この使用料のほかにおも博で何か収入源があったのだろうかというのを考えたのは、指定管理のほう、これは予算書の186ページにあります、指定管理者への委託料がざっと並んでいるんですけれども、おも博さんへの指定管理料が出ていまして、24年、25年、2年またぎで9,700万ですか減っています。単純に計算すると、1年当たり単年度では4,851万9,000円の委託料がかかっている。それに対して入館料が4,600ですから、これはこれだけでも似合わないわけですから、このほかに入館料以外に何か収入源、物品を売るとかレストランだとか、そういうものを入れると、この4,800に見合うようになるんでしょうか。すみません、お願いします。 ○議長(細井敬一君) 経済部長。 ◎経済部長(寺内光男君) お答えします。 今手持ちの決算のほうはちょっと持っていないんですけれども、一応おもちゃ博物館の入館料という関係なんですが、これにつきましては一応リニューアルいたしまして、人口12万人から15万人に位置づけるという中で計算しましたところ、1.25%前年の収入の平均の、それに乗じまして4,602万ということで計上させていただいております。 あくまでも、先ほど話されましたおもちゃ博物館の指定管理委託料4,851万9,000円なんですが、これら等につきましては、おもちゃ博物館等の維持管理関係とか、そういったものがすべて全部入っております。 収支決算につきましては、おもちゃ博物館の決算の中で、ちょっと今決算書手持ちにないんですけれども、そういった中でしてございます。あとは、雑収入というのもその中に幾らか若干入っていたかなと思うんですね。リカチャン関係か何か、そういった費用等々が入っていたのかなと思うんですが、それであと入館料と足してやっているんですが、そのような形だと思います。大丈夫ですか、ちょっと、手持ち。 ○議長(細井敬一君) 河野辺議員。 ◆2番(河野辺恒雄君) 1点だけお伺いいたします。 町税の中で、先ほどからちょっと話が出ていますけれども、都市計画税の減税、これで行きますと1億4,000万ぐらい出ているわけですね。そうしますと、25年度に全廃というふうなことになりますと、3億前後の都市計画税が減るわけですね。それに対して、行政としては何か対策があるのかどうか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 先ほど町長のほうの提案理由の中にもありましたように、税が減るということだけでなく、優良企業の誘致や定住化の促進、そういうふうなことで企業の負担軽減にもつながるというようなことで、人口増を図るためにはそういうものも必要であろうというふうなことで単純にやりましたが、それと合わせて事務レベルとすれば、事業の選択の集中とか事業手法の見直し、自主財源の確保なり、行財政改革等に取り組んでいくというようなことになると思います。 ○議長(細井敬一君) 次に、歳出全般に入ります。いいですか。 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) 20ページ、地方交付税なんですが、先ほど落合議員が聞いておりましたが、この交付税の中で、いわゆる上乗せ措置をされる、光をそそぐ事業に充てる部分ですね。これは、政府は地方交付税の額を決めるとき、その上乗せ措置分は例年どおり、例年どおりというか前年並みに見て地方に分配をしていますと。それは地方自治体が自由に使っていいんですよと、交付税ですからね。というので、先ほど財政課長は額が示されていないと言うけれども、この21億のうち、おおよそこの程度が前年並みで言うとその部分になるんですよと、先ほど言ったように図書館の充実だとか、あるいは消費者への啓蒙活動だとか、それなりのメニューがあって、自由にそのメニューから選んで自治体で使ってくださいという部分ですよね。だから、この交付税21億のうちその額ですね、おおよそ目安とされている額ぐらいはわかるんではないかと思うんですけれども、人事雇用対策にどの程度ですよと、それから地域経済の活性化のためにどうするんですよという、おおよその額はわからないんですか、いわゆる上乗せ措置分というのは。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) お答えいたします。 普通交付税につきましては、昨年19億6,000万ということで、今年度20億ということで4,000万増額になっております。地財計画ですと0.5%増となっております。それで、この算出する額なんですけれども、今年度の交付額が20億7,444万7,000円なんですね。これに1.005、0.5%増しですから、掛けますと2億8,480万ぐらいになるんですね。 ただ、本町については合併関係とか災害が余りない。また、国勢調査の人口も、昨年と比べますと17年度の国勢調査から比べますと、4万107から3万9,605という人数が500人強減っています。そういうこともありまして、安全率を5%見てございます。これが見ているのが、5%見ますとおおむね20億ということになりますので、今後、光をそそぐ交付金の計算の仕方、これは当然学校数とか生徒数とか道路の延長とか面積とか、いろいろ個別に計算式が来ます。その中で当然、光をそそぐ交付金云々の項目があれば当然上乗せするという形になりますので、普通交付税につきましては当然9月、7月に決定になりますので、9月補正して使える事業につきましては充当していくということになります。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) そうすると、当初予算には見込まないけれども、プラスされる金額が前年並みに出てくるというふうに理解していればいいんですか。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) 普通交付税につきましては、当然20億超えていますので、過大見積もりにならないようにというのが基本ですので、そこで何%ということは当然1億になりますので、9月補正で増額になるかどうかちょっとわかりませんけれども、光をそそぐ交付金等々には充当はしていくか、当然、現在24年度当初予算の中で計上しているものも、使えるものでしたら充当していくという形になると思います。 今の時点では、現在国の予算も限られていますので、一応名目上は光をそそぐ交付金充当交付税措置という形になっていますけれども、現時点ではちょっと不確定な形です。 ○議長(細井敬一君) 小貫議員。 ◆16番(小貫暁君) なぜそこのところを聞いたかというと、政府の地財計画では、前年並みの部分を手当するんですよというふうに言っているわけでしょう。だから、じゃあ前年並みの予算が計上されているんですかという意味で聞いているんですよ。 ○議長(細井敬一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(齋藤喜重君) 当然4,000万増えていますので、前年度並みという形になります。 ◆16番(小貫暁君) じゃ、含んでいるという理解をすればいいんだね。 ○議長(細井敬一君) 坂田議員。 ◆4番(坂田昇一君) ちょっとお聞きしたいんですけれども、予算概要説明書の19ページなんですけれども、19と23ページなんですけれども、20年の前期ですか、自動販売機使用料6台分、164万4,000円、それと自動販売機設置敷地使用料139万9,000円、それと自動販売機電気使用料というのがあるんですけれども、44万4,000円なんですけれども、ちょっと教えていただきたいんですけれども。
    ○議長(細井敬一君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(小久保誠君) 自動販売機につきましては、今まで設置するところ、社会福祉協議会とかそういうところで設置しておりました。それを今度町で入札をかけまして、町のほうで使用料をいただくというふうな形で、24年度は計上してございます。それと、それに伴いまして1台1台の電気料というのがかかりますので、それに伴う電気料として計上させていただいております。 以上です。 ○議長(細井敬一君) 坂田議員。 ◆4番(坂田昇一君) 入札にかけた、6台分、24年度から。34台、町にあると思うんですけれども、台数とするとかなり少ない、6台ということになると。 ○議長(細井敬一君) 総務部長。 ◎総務部長(石村進君) 今、都市計画課長のほうから説明したのは、公園使用料の中の説明をさせていただいたということで、6基という形になっていますけれども、現在は前にもご指摘をいただいたりして、自主財源の確保という意味で、自動販売機については、一部を残してすべて町がこれから入札をかけて実施していくということで、先日、入札第1弾目で入札をさせていただきました。多分13基分、今、都市計で言った6基分も含めて第1弾で十何基分やりまして、第2回目は3月に入ってから、また入札をかける予定で進めております。 現在、都市計画課の6基分の百六十何万につきましてはあくまでも想定、どのぐらいの入札、要するに売り上げの利益率に対しての入札で考えております。約3割程度の売り上げに対して利益率、町に納めていただくものが入るであろうというようなことで、都市計のほうでは3割ぐらいの率を掛けて百六十何万を計算しております。 そんなことから、総体的な三十何基ありますので、これから全体的なものを入札をかけていくと。二通りの予算の使用料等、財産収入のほうにあるのは、要するに今までは行政財産の目的外使用というような形で予算…… ○議長(細井敬一君) 総務部長、ちょっと待ってくれますか。 本日の会議は議事の都合により、あらかじめ延長いたします。 はい、どうぞ。 ◎総務部長(石村進君) 長くなって申しわけないですが、行政財産の貸し付け、目的外使用料というようなことで今までは計上していたんですが、今度は長期的に貸し付けをするというようなことで、行政財産の貸し付けというような方向で、現在は予算計上を24年からさせていただいています。 以上です。--------------------------------------- ○議長(細井敬一君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(細井敬一君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 大変ご苦労さまです。 △延会 午後5時00分...