広陵町議会 2022-09-26
令和 4年第3回定例会(第5号 9月26日)
令和 4年第3回定例会(第5号 9月26日)
令和4年第3回
広陵町議会定例会会議録(最終日)
令和4年9月26日
令和4年9月26日
広陵町議会
第3回
定例会会議録(最終日)
令和4年9月26日
広陵町議会第3回定例会(最終日)は、広陵町議場に招集された。
1
出席議員は、14名で次
のとおりである。
1番 坂 口 友 良 2番 堀 川 季 延
3番 千 北 慎 也 4番 山 田 美津代
5番 笹 井 由 明 6番 山 村 美咲子(副議長)
7番 坂 野 佳 宏 8番 谷 禎 一
9番 吉 村 裕 之(議長) 10番 吉 村 眞弓美
11番 岡 本 晃 隆 12番 青 木 義 勝
13番 岡 橋 庄 次 14番 八 尾 春 雄
2
欠席議員は、なし
3
地方自治法第121条
の規定により
説明のため会議に出席した者は、次
のとおりである。
町 長 山 村 吉 由 副 町 長 松 井 宏 之
教 育 長 植 村 佳 央 理事兼
都市整備部長
中 川 保
まちづくり政策監 中 村 賢 一 企 画 部 長 奥 田 育 裕
総 務 部 長 藤 井 勝 寛
けんこう福祉部長 吉 田 英 史
住民環境部長 小 原 薫
地域振興部長 栗 山 ゆかり
教育振興部長 村 井 篤 史
危機管理監 中 川 雅 偉
4 本会議
の書記は、次
のとおりである。
議会事務局長 鎌 田 将 二
書 記 島 田 剛 至
○議長(
吉村裕之君) ただいま
の出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日
の会議
を開きます。
(A.M.10:00開会)
日程番号 付 議 事 件
1 議案第63号 広陵町
災害対策本部条例の一部
を改正することについて
議案第64号 職員
の育児休業等に関する条例
の一部
を改正することについて
議案第65号 広陵町
税条例等の一部
を改正することについて
議案第67号
広陵町立体育館の設置及び管理に関する条例
の一部
を改正することにつ
いて
議案第68号 令和4年度広陵町
一般会計補正予算(第7号)
2 議案第66号
広陵町立学校設置条例の一部
を改正することについて
議案第69号 令和4年度広陵町
介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第70号 令和4年度広陵町
水道事業会計補正予算(第2号)
議案第71号 令和4年度広陵町
下水道事業会計補正予算(第1号)
3 議案第72号 令和3年度広陵町
一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第73号 令和3年度広陵町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第74号 令和3年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定について
議案第75号 令和3年度広陵町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第76号 令和3年度広陵町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第77号 令和3年度広陵町
学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第78号 令和3年度広陵町
水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定について
議案第79号 令和3年度広陵町
下水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定について
4
議員提出議案第9号 安倍元首相
の国葬
の中止
を求める意見書について
5
議員提出議案第10号
子ども医療費助成制度に係る
現物給付方式による拡充等
を求める意見書
について
○議長(
吉村裕之君) それでは、これより議事に入ります。
先ほど
議会運営委員会が開かれ、本日
の議事日程について協議されておりますので、
議会運営委員会委員長より報告願うこととします。
笹井議会運営委員会委員長!
○
議会運営委員会委員長(笹井由明君) おはようございます。
議会運営委員会は、本日9月26日に委員会
を開き、令和4年第3回定例会
の最終日
の議事日程について協議しましたので、その結果
を御報告申し上げます。
本日
の議事日程でございますが、お手元に配付しております日程表
のとおり決定しております。
まず、日程1番では、議案第63号、第64号、第65号、第67号及び第68号
の5議案について、付託されました
総務文教委員会委員長より、委員会
の報告
をしていただきまして、その後に、
議案ごとに質疑、討論
を行い、採決
をしていただきます。
次に、日程2番では、議案第66号、第69号、第70号及び第71号
の4議案について、付託されました
厚生建設委員会委員長より、委員会
の報告
をしていただきまして、その後に、
議案ごとに質疑、討論
を行い、採決
をしていただきます。
次に、日程3番では、議案第72号から第79号まで
の8議案について、付託されました
決算審査特別委員会委員長より、委員会
の報告
をしていただきまして、その後に、
議案ごとに質疑、討論
を行い、採決
をしていただきます。
次に、日程4番及び5番において、意見書に関する
議員提出議案、2議案
を議題とします。
議員提出議案第9号については、
八尾議員より、第10号については、
坂野議員より提出され、所定
の賛成者がありますので、それぞれ提案趣旨
説明をしていただきまして、質疑、討論
の後、採決
をしていただきます。
以上、
議会運営委員会の報告とします。
○議長(
吉村裕之君) ありがとうございました。
ただいま
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切ります。
お諮りします。
本日
の議事日程は、
委員長報告のとおり、お手元に配付した日程表とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、本日
の議事日程は、日程表
のとおり決定しました。
それでは、日程1番、議案第63号、第64号、第65号、第67号及び第68号
を議題とします。
本案について、
総務文教委員会委員長より委員会
の審査結果について報告願うことにします。
堀川総務文教委員会委員長!
○
総務文教委員会委員長(堀川季延君)
総務文教委員会は、9日
の本会議において付託されました5議案につきまして、14日に委員会
を開き、慎重に審査しましたので、その結果
を御報告申し上げます。
まず初めに、議案第63号、広陵町
災害対策本部条例の一部
を改正することについては、役場
のBCP、職員
の初動マニュアル、
受援計画や
避難所運営の整備はできている
のかと
の質疑に対し、昨年度から
地域防災計画を見直しており、BCP、
初動マニュアル等の関連性または修正等もただいま図っている。現状、ほぼできているが精査中である。11月頃にパブコメ、12月に
防災会議を開催し、委員に協議いただく流れになっている。その後、新しくできた
災害対策本部設置要綱に基づいて、年明けに
災害対策訓練を実施していきたいと考えている。また、
受援計画は、令和2年度に作成済みである。作成当時は、
受援計画に基づいた訓練はできていなかったが、昨年、奈良県と広陵町で連携した訓練
を県で実施した。今後、
受援計画を巻き込んで、県もしくは
関係市町村と
の連携
を含めた訓練
を実施したいと考えていると
の答弁がありました。
以上
の質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第64号、職員
の育児休業等に関する条例
の一部
を改正することについては、最終的に
住民サービスに影響があれば、反感
を買う可能性もある。全体
のマイナスにならないような体制として、どのような対策
を持っている
のかと
の質疑に対し、産休、育休
を取得しやすいようにするため、
部課長会等で話
をしている。休業
の年数が延びると人員が不足することもあるため、
任期つき職員や
会計年度任用職員を採用することで対応できていると考えていると
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第65号、広陵町
税条例等の一部
を改正することについては、この改正で、国保
の算定や70歳以上
の自己負担割合の判定に影響が出ると思うが、広陵町ではどのくらい影響があるかと
の質疑に対し、
配当所得等で申告不要
を選択している
国民健康保険加入者の人数は未調査ではあるが、令和4年度で確定申告
をして住民税
を申告していないという
配当所得を調べると、4,000万円近く
の所得があった。これ
を町民税
の所得割率から町民税
の配当控除率を引いて算定した結果、税額50万円前後
の増収になると見込んでいると
の答弁がありました。
住宅ローンの見直しについて、
適用要件等で具体的にどう変わった
のかと
の質疑に対し、率については、
租税特別措置法で定められているが、1%から0.7%に引下げとなる。その分、控除期間
を10年から一部例外
を除き、13年間に延長することになっている。要件についても、細かく分かれており、新築、
長期優良住宅、低
炭素住宅や、カーボンニュートラル
の実現
の観点から
省エネ性能の高い
認定住宅については、限度額
を上乗せして設定するという制度もある。認定された住宅だと、
借入限度額が一般で3,000万円
のところ、5,000万円まで対象にするなど、段階的な制度
の設定はされていると
の答弁がありました。
以上
の質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第67号、
広陵町立体育館の設置及び管理に関する条例
の一部
を改正することについては、利用者
のグループに1
人でも町外
の方がいれば料金は2倍になる
のかと
の質疑に対し、1
人でも町外
の方がいれば、2倍
の額になる。今後、申込み時に名簿
を提出いただくようにしていきたいと考えていると
の答弁がありました。
真美ヶ丘体育館の和室だけ有料になった経過について、どう考えている
のかと
の質疑に対し、
真美ヶ丘体育館については、和室、会議室とも施錠ができて、それぞれ個別に貸すことができる。それ以外
のミニ体育館については、鍵はなく、
アリーナと同時に和室も使用されるという貸し方がほとんどである。個別に鍵がかかり、個別に使用者が申込みできるというところで料金
をいただくことになったと
の答弁がありました。
今回
の改正
を令和5年度からスタートした場合、どれだけ増収になる
のかと
の質疑に対し、平成30年度から令和3年度まで
の4年間
の平均で算出した結果、
増収見込み額が各体育館
のアリーナで510万3,188円。
中央体育館の会議室、格技場、卓球室、
真美ヶ丘体育館の和室及び会議室で188万1,770円。合計で698万4,958円となっていると
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、反対者がありましたので、採決
の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、議案第68号、令和4年度広陵町
一般会計補正予算(第7号)については、
新型コロナウイルスワクチン接種事業費のタクシー借上料とは、
ワクチン接種会場まで
のタクシー送迎のことだと思うが、
PCR検査等を受けるために、車
のない
独居老人等が移動手段
を確保できる支援はあるかと
の質疑に対し、御認識
のとおり、
ワクチン接種会場まで
の送迎
を必要とされる方
の借上げである。病院受診
の場合、要
介護者等は
福祉タクシーを利用されていたが、一般家庭については、通常
のタクシーや家族が送迎することになっており、受診
のために
タクシーを出すというところまでは考えていなかったと
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
以上、簡単でありますが、
総務文教委員会の審査結果報告といたします。
○議長(
吉村裕之君) ありがとうございました。
ただいま
の委員長報告に対し、各
議案ごとに審議します。
それでは、議案第63号、広陵町
災害対策本部条例の一部
を改正することについて
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第63号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第63号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第64号、職員
の育児休業等に関する条例
の一部
を改正することについて
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第64号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第64号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第65号、広陵町
税条例等の一部
を改正することについて
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第65号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第65号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第67号、
広陵町立体育館の設置及び管理に関する条例
の一部
を改正することについて
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) この議案に反対
の立場から討論
をいたします。
まず提案は、現行
の使用料が長い間見直し
をされていないので使用している
人と、そうではない
人の間に不均衡
を生んでいると。だから使用している
人が益
を受けているんだから受益
を受けているんだから、それにふさわしい金
を払えと、こういう内容になっております。もともと適正化
を図る委員会
をやりたいというので呼びかけられましたから
スタート時点で間違えられたんですね。それで実際にはほぼ700万円
の使用料
の増加ということ
を見込んでいると、こういうことになっているわけであります。しかしながら、これまで
公共施設の管理運用計画の話し合い
の中で体育館
の施設よりも多い赤字額、例えば元気村では年間3,400万円
の赤字決算だという
のは、これは企画部長
の公式な
説明もございました。一番大きな赤字
のところに手
を入れないで、こういう住民が非常に密接に身近に利用しているところに先に手
をつけるという
のは順序が逆ではない
のか。むしろ住民がお安い料金で気軽に体育施設
を利用することで住民同士
の交流が図られ、また
健康維持もできるという趣旨
をしっかりと認識
をするならば、これは単に使用料
の問題だけじゃなくて、
介護保険料のかげんだって変わってくるんじゃないかと、そういうことからもこういう方針は納得できないということでございます。
それともう一つは、近隣
の自治体
の施設
の使い回しをしようと、広陵がいっぱいだったら、近く
の高田とかほか
の施設
を利用するということと、軌を一にしていますから恐らく当事者は認めたわけじゃないですけれども、近隣
の施設
を利用する、
使い回しをする実験
をするに当たってこれはまずい
のではないかということが判断が働いたんじゃないかと。私はむしろ安い料金でこれまで頑張ってきたということ
を誇りに思っていただきたいなと思っております。
それから
受益者負担の原則ということ
をかなり振り回されたわけであります。私、委員でございましたので、
受益者負担の原則という
のは何ていう法律
の第何条に書いてあるんですかということ
を質問したら、課長は、答弁不能に陥りました。助け船
を出した
のは
総務文教委員の一
人である
吉村議長でございました。あらかじめ町が準備
をした資料にはちゃんと書いてあるんだから、それに基づいて
説明しなさいと。この中身は
地方自治法の225条なんですよ。ちょっと読み上げますね。
地方自治法225条使用料、
普通地方公共団体は、つまり広陵町は、第238条
の4第7項
の規定による許可
を受けてする行政財産
の使用または公
の施設
の利用につき、使用料
を徴収することができると書いてあります。
受益者負担の原則などということは書いてないんですよね。書いてないこと
を書いてあると言うたらそれはうそ
をついたことになる。ここで書いている
のは、そういう建物
を使用するときには、お金
を取ることができると書いてあるんです。できるということはしなくても義務はないんですね。ただ、修繕費だとかいろいろありますから、だから全体
の体育館
の施設
をつくるときに必要になったお金以外に、
ランニングコストと称する維持費
のうち
の一体幾ら程度
を住民に、使用者に負担
をしていただく
のかということ
をきちんと議論すればよかったわけですね。私、そのときには印鑑証明
の話もしました。印鑑証明1通出す
のに200円です。200円でとても手に入らないですよ。利用者
のほうで、あのシステム
の運営施設、
ランニングコストを図ろうと思ったらそんな金額出ないわけですよ。だから、住民票だとか、印鑑証明
を出すシステム
を維持
をしようと思う
のは、ほとんどが町が税
を使って支えているけれども、全くゼロというわけにはいかないから200円払ってねという判断で今
の値段になっているんだと思うんです。だからそこらあたり、体育施設が果たしている役割だとか
の議論
を捨象して引き上げよと、不適正であるなどということ
を決めつけ
を行ってやった審議会
の結論でございます。参加された方はなかなか御苦労されたと思いますから、それ
を否定するものではございませんけれども、そういう意味で、今回こういうこと
を決めるべきでないと思いますので、反対します。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
吉村議員!
○10番(吉村眞弓美君) 賛成
の立場から討論させていただきます。
公民館や体育館など
の施設
を運営していくには、人件費や光熱水費など多額
の経費がかかります。また住民票
の交付や証明書
の発行などにも人件費や用紙代などがかかります。これら
の経費
を全て税金で賄うとすれば、利用する
人と利用しない
人と
の間に不公平が生じることになります。このため特定
の人がサービス
を利用し、利益
を受ける場合には応分
の負担
を使用料、手数料として求めることにより、利益
を受けない
人と
の負担
の公平性
を確保することが大原則であり、これが受益と負担
の適正化
の基本的な考え方でございます。
地方自治法には、第244条では、当該事件により特に利益
を受ける者からその受益
の限度において分担金
を徴収することができると規定されています。第225条で、
普通地方公共団体は、第238条
の4第7項
の規定による許可
を受けてする行政財産
の使用、または公
の施設
の利用につき使用料
を徴収することができる。第227条で、
普通地方公共団体は、当該
普通地方公共団体の事務で特定
のもの
のためにするものにつき、手数料
を徴収することができると規定されており、特定
の個人
のために行うサービスにおいては、税とは別に金銭的な負担
を求めることができるとなっています。しかしながら、応分
の負担
を求めることにおいては、その施設
の性質に合わせて税金
を負担する割合と使用者が負担する割合
を区分する必要があります。例えば日常生活
を営む上で不特定多数
の町民が必要とする施設、例えば道路や公園と生活や余暇
をより快適で潤いあるものとするために特定
の町民が利用する施設、ここ
のこの体育館などは一緒と考えることはできません。広陵町においては体育館
の使用料については、約20年近く見直しが行われておらず、現在
の使用料では維持管理経費
の多く
を税金で負担しなければ運営ができないという状況です。そのため、サービス
を利用する
人と利用しない
人と
の間で不公平が生じ、特定
の人がサービス
を利用し、利益
を受ける場合は手数料や使用料として負担
を求め、サービス
を利用しない
人と
の負担
の公平性
を確保することが必要です。そこで広陵町では、体育施設使用料
の見直しについて検討するため、利用者代表や一般公募
を含める住民
の代表
の方が参加する形で約1年かけて7回
の検討委員会が実施され、令和4年8月に答申が提出されたところでございます。使用料
を負担する利用者と施設
を利用しないが税金によって、その経費
を負担する町民
の双方
の理解
を得るためには、透明で明確な算定方法
を定めなければなりません。それについては、原価に施設
の設置費用
を含めず、維持管理経費のみで算出し、1平方メートル1時間当たり
の原価
を計算した上で、各体育館
の貸出し面積、貸出し時間に応じた原価計算がなされていると
説明を受けました。施設
の設置費用と原価とすることも可能であったが、全て
の町民に利用
の機会
を提供する観点から施設
の設置費用は税金で負担としたことや経過措置
を設けたり、中学生以下
の方、65歳以上
の方、障がい者手帳
をお持ち
の方など幅広い住民
を対象にした減免策
を取られており、一定
の配慮が評価できることから、この議案に賛成
をさせていただきます。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 今詳しくこの議案に賛成
の意見
を述べられましたけれども、私は何で今値上げな
のかなというふうに思います。
受益者負担と言いますけれども、今までも負担はあったわけです。今度
アリーナは6倍に値上げがされる。これではやっぱり競技人口とか、
健康維持の人口が
八尾議員の反対理由にもありましたけれども、やりがい
をなくしてね、今まで1週間に1回行ってたところが月に2回とか減らされますと、やはり生きがい、やりがいがなくなって認知症とかが懸念されます。そうしますと、やはり国保や介護
の費用
の削減に今まで貢献していたことが費用が増えていく、ここにもつながっていく
のではないかなと思います。吉村眞弓美議員は7回
の会議
を1年間で協議
をいろいろされてきて決まったことだということですけれども、私は、最後
の審議会に傍聴に行きましたけれども、そこで審議されなかった高齢者とか、それから就学前
の子供たちへ
のそういう支援
の団体へ
の配慮がなかったということ
をパブリックコメント
を見て初めて分かったという発言もありました。1年間何
を審議されてきた
のかなというふうに思いました。パブリックコメントがあって、初めてそういう方々へ
の思いに至って減免
をつくったということ
を私傍聴で聞いておりました。本当に皆さん一生懸命考えられたとは思うんですけれども、やはりそういう本当に使っている方々
のそういう審議委員さんだったらもっと違った意見が出たんではないかなというふうにそのとき
の傍聴
の感想で思っております。本当にこの体育館
の使用料がこれだけ値上げされるということはやはり町民
の皆様
の健康
を維持していく
のには本当に弊害がある料金値上げだと思いますので、反対
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので、起立により採決します。
議案第67号
を原案
のとおり可決することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第67号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第68号、令和4年度広陵町
一般会計補正予算(第7号)
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第68号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第68号は原案
のとおり可決されました。
次に、日程2番、議案第66号、第69号、第70号及び第71号
を議題とします。
本案について、
厚生建設委員会委員長より委員会
の審査
の結果について、報告願うことにします。
坂野
厚生建設委員会委員長!
○
厚生建設委員会委員長(坂野佳宏君) 厚生建設委員会は、9日
の本会議において付託されました4議案につきまして、14日に委員会
を開き、慎重に審査しましたので、その結果
を御報告いたします。
まず初めに、議案第66号、
広陵町立学校設置条例の一部
を改正することについては、新たにこども園が開園されると、現在
の西幼稚園・西第二幼稚園
の職員
の配置や園長はどうなる
のか、フリー
の副園長が必要ではない
のかと
の質疑に対し、現在、再任用で園長
をやっている園が2園あるので、簡単な異動となるとその2園に、西幼稚園・西第二幼稚園
の園長がなっていただくという
のが簡単な配置であるが、フリー
の副園長、またはフリー
の職員
の配置要望もあるので、今後、園長会で必要である
のか協議・検討し、その結果
を踏まえ、調整していくと
の答弁がありました。
西幼稚園
の園舎
を今後どのように活用する
のかと
の質疑に対し、令和3年第4回定例会で
の答弁では、解体して更地にした後、売却
の方向で検討していくと
の回答でしたが、現在は、建物
を残したまま活用できるよう民間
を交えて、子ども局・総合政策課で協議
を行い、検討していると
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第69号、令和4年度広陵町
介護保険特別会計補正予算(第1号)については、質疑及び
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第70号、令和4年度広陵町
水道事業会計補正予算(第2号)については、下水道事業
の業務は、現在、民間委託しているが、何名
の技術者がいて、どこから来られている
のか、またどのような業務に携わっている
のか、安全に業務が遂行できている
のかと
の質疑に対し、現在、下水道事業で昨年から株式会社オオバから1名、今年からサンコー株式会社から1名、技術支援として来てもらっている。主に設計・積算業務
を担当している。全体的な業務については、町
の職員で行っている。また、安全に業務が遂行できるよう努めている。民間委託会社などには、技術支援
を行ってもらい、町職員
の水道事業
の技術継承
を担っていると
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第71号、令和4年度広陵町
下水道事業会計補正予算(第1号)については、債務負担行為に関する調書
の取扱いについて
の質疑がありましたが、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で可決すべきものと決しました。
以上、簡単ではありますが、厚生建設委員会
の審査結果報告といたします。
○議長(
吉村裕之君) ありがとうございました。
ただいま
の委員長報告に対し、各
議案ごとに審議します。
それでは、議案第66号、
広陵町立学校設置条例の一部
を改正することについて
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第66号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第66号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第69号、令和4年度広陵町
介護保険特別会計補正予算(第1号)
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第69号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第69号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第70号、令和4年度広陵町
水道事業会計補正予算(第2号)
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第70号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第70号は原案
のとおり可決されました。
次に、議案第71号、令和4年度広陵町
下水道事業会計補正予算(第1号)
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第71号は、委員長
の報告
のとおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第71号は原案
のとおり可決されました。
次に、日程3番、議案第72号、第73号、第74号、第75号、第76号、第77号、第78号及び第79号
を議題とします。
本案について、
決算審査特別委員会委員長より、委員会
の審査
の結果について報告願うことにします。
岡本
決算審査特別委員会委員長!
○
決算審査特別委員会委員長(岡本晃隆君) 決算審査特別委員会は、去る9月9日
の本会議において設置され、調査並びに審査
の付託
を受けた8議案につきまして、16日及び20日に委員会
を開き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告いたします。
初めに、議案第72号、令和3年度広陵町
一般会計歳入歳出決算の認定について、滞納に関する手続として、失業や定期的な収入が絶たれた場合には、滞納者に対して、雇用等
の援助が必要と思うがどうかと
の質疑に対し、生活が困窮している方には、社会福祉課に相談するように勧めている。または、社会福祉課
の職員から出向いてもらうようにお願いしている。仕事が見つからない場合は、ハローワーク等
の機関
を紹介するが、直接結びつけることは今
の体制では難しい。様々な制度について、できる限り案内していきたいと考えていると
の答弁がありました。
財政調整基金
の積立金残高は、15億2,600万円と思うが、広陵町
の規模だと基金
をどの程度保有する
のが望ましいと考えているかと
の質疑に対し、広陵町
の標準財政規模70億円から80億円
の20%で算出すると、14億円から16億円になるが、この額が適正かどうかは明確には答えにくい。災害時に数か月間しのげる金額であれば、財政調整基金として
の役割は果たしているだろうという意見も聞いており、現在
の基金額ならば、数か月間はしのげる金額になっている
のではないかと考えていると
の答弁がありました。
その他、有資源回収売却金、みどり
のふるさと応援基金等について質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けました。
次に、歳出については、各款ごとに審査
をいたしましたので、款ごとに御報告いたします。
まず、総務費ですが、企業立地促進奨励金について、町外から
の企業
の割合
を増やしたほうが、税収
の確保
を見込めると思うが、町内外
の区分はしない方向な
のかと
の質疑に対し、町内外問わず、企業が新しい敷地
を求めて事業
を拡大することで、売上増加や雇用拡大につながると思うので、企業誘致については町内外分け隔てなく誘致
を進めていきたいと考えていると
の答弁がありました。
生活支援特別定額給付金事業について、給付できた割合はどの程度かと
の質疑に対し、受付期間
を令和3年10月から令和4年1月31日までとし、対象世帯1万3,510世帯中、1万3,384世帯に給付しており、給付率は99.07%であると
の答弁がありました。
その他、地域BWA制度、たばこ税啓発活動委託料等に関して
の質疑があり、いずれも適切な答弁
を受けました。
次に、民生費では、病後児保育事業について、昨年
の決算審査特別委員会では、「委託料変更
の協議
をする」と
の答弁があったが、どうなった
のかと
の質疑に対し、費用
の見直しについて、令和3年度に交渉した結果、令和4年度当初から国庫補助
の基準額と同額
の298万2,000円に変更することになったと
の答弁がありました。
西校区認定こども園整備事業について、もし公設公営だった場合
の町財政負担額はどうなるかと
の質疑に対し、建設においては、公営
の場合、7億9,000万円強
の工事費
を町が負担することになる。民営
の場合、実質3年間で8,800万円程度
の負担で済む。運営においては、公営
の場合、年間1億2,700万円程度
の負担になる。民営
の場合、3,200万円程度
の負担で済む。単純な試算ではあるが、民営
のほうがそれぞれ財政負担は少なくなると考えていると
の答弁がありました。
その他、民生児童委員活動費負担金、ESCO事業等について質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けました。
次に、衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業における委託料内訳について
の質疑に対し、大きく4項目に分けて、会場設営委託料で5,522万6,116円、コールセンター関係
の委託料で4,171万5,090円、ワクチン接種委託料で9,891万6,495円、その他、電算関係、医療廃棄物処理委託料で2,073万8,094円となっていると
の答弁がありました。
クリーンセンター
の総括作業について、進捗状況はどうかと
の質疑に対し、当初
の決算書等、ある程度資料はそろっており、どのような形で報告するか
を検討しているところであると
の答弁がありました。
その他、空き家相談窓口、斎場管理等について質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けました。
次に、農商工費では、タウンプロモーション事業委託料について
の質疑に対し、くつした博物館
のリニューアル費用で、奈良女子大学
の協力
を得て、AR機能や360度カメラ
を用いて靴下
の製造情報が見られるようにリニューアルしたと
の答弁がありました。
その他、住宅リフォーム助成事業等について質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けました。
次に、土木費では、箸尾準工業地区道路整備事業について、道路測量・設計委託料1,857万8,000円とあるが、具体的な使途は何かと
の質疑に対し、地質調査2件、またB地区における工事
の詳細設計及びそれに関連するボックスカルバート
を設置して道路整備
をするため
の設計費であると
の答弁がありました。
その他、パークゴルフ場管理費、疋相町営住宅解体工事等について質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けました。
次に、消防費では、防災情報一括配信システムについて、庁舎や職員が被災したときはどのよう機能する
のかと
の質疑に対し、このシステムは、防災行政無線
を含むエリアメール、ホームページ、Facebook、LINE、電話番号
の登録システム、またはファクス等
を一斉にワンオペレーションで配信ができて、住民側で伝達手段
を個々に選択いただくことができるものである。また遠隔でも操作ができ、職員が自宅からスマホからでも配信できるものとなっていると
の答弁がありました。
次に、教育費においては、いじめ防止対策推進事業について、SNSで
の相談が必須と思うが町はどう考えているかと
の質疑に対し、町ホームページに、県
の相談ページへ
のリンクがある。また、担任や養護教諭に相談しやすい体制づくりに努めること
を校長会等を通じて発信している。今後、SNSで
の事例
を研究し、できるものは対応していきたいと考えていると
の答弁がありました。
中央公民館是正改修等修正設計委託料について
の質疑に対し、この委託料は、具体的に全て
を見越したものではなく、排煙装置等
の最低限備えつけていなければならないものに限っていると
の答弁がありました。
その他、ICT支援員、蔵書点検等について質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けました。
以上、各分野にわたり、細かくお聞きし、いずれも適正に答弁
をいただいたものでありましたが、
反対意見がありましたので、採決
の結果、賛成多数で、議案第72号は原案どおり認定すべきものと決しました。
次に、議案第73号、令和3年度広陵町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、令和2年度と令和3年度
の標準的な収納率が変わっているが、どのように現況が変わっている
のかと
の質疑に対し、令和2年度までは、現年度分だけ
の算定で、令和3年度から滞納繰越分も算定に含めるようになったと
の答弁がありました。
また、収納対策マニュアル
を策定していると思うが、それに沿って徴収
を行っている
のか、また、滞納時
の差し押さえ等
の周知
を町
のホームページで行っている
のかと
の質疑に対し、収納対策マニュアルについては、今後、県下で一本化するような動きがあり、その場合は、収納対策マニュアルに沿って対応していくが、本町においては、他
の税と
の関連もあり、個別で対応しているので、県下で
の収納対策マニュアルに沿った徴収はしていない。また、差し押さえ
の周知については、現在ホームページ等で啓発
の周知はしていないが、対象者については、差し押さえ
の流れ
を説明していると
の答弁がありました。
その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けましたが、
反対意見があり、採決
の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。
次に、議案第74号、令和3年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定については、令和3年度
の滞納繰越分
の徴収率が上がっている要因についてはと
の質疑に対し、現年度分
の徴収については、年金から
の特別徴収で100%に近い徴収率となっている。滞納繰越分については、令和2年度にコロナ
の影響で納付が難しいという方について徴収猶予制度があり、徴収
を猶予していたが、その分
の納付が進んだので、他
の税目についても、滞納繰越分
の徴収率が大きく上がったと
の答弁がありました。
その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けましたが、
反対意見があり、採決
の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。
次に、議案第75号、令和3年度広陵町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、現在、本町
の介護保険料は他市町村と比べてどれくらいである
のかと
の質疑に対し、介護保険
の保険料は、全国では約6,000円、広陵町は、5,600円ということで、高いほうではない。また、奈良県内平均額が5,851円であるので、県内平均より広陵町は比較的安いと認識していると
の答弁がありました。
また、将来に向けて、
介護保険料を上げない施策、抑制する施策は考えている
のかと
の質疑に対し、
介護保険料を上げない取組として、短期集中予防サービスなど、軽度
の要介護になりかけている方に対する事業展開
を考えている。在宅介護
の事業展開として、地域で介護や医療が必要になった場合でも、住み続けられる地域づくりとして、地域
包括ケアシステム
の取組が重要である。中でも医療と介護
の連携、生活支援が重要。医療と介護
の連携については、町内に訪問介護ステーションが4か所に増えたので、以前より連携が進んでいるが、生活支援については、今後
の課題でもあるので、住民
を交え検討していくと
の答弁がありました。
その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁
を受けましたが、
反対意見があり、採決
の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。
次に、議案第76号、令和3年度広陵町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定については、石塚霊園
の令和3年度
の新規購入区画数は3区画、返還区画は23区画である。墓地
の返還が多い傾向が見受けられるが、未整備
の243区画については、今後どのような計画
を考えている
のかと
の質疑に対し、令和3年度
の実績は、令和2年度と同様、新規購入数より、返還数が上回っている状況である。返還が多い要因としては、承継者がいなくて管理ができない。また、遠方に引っ越しするなどである。令和元年から開始した合葬墓については、毎年需要が増えているので、増える可能性があると考える。未整備区画については、返還数が増えているので、現在
のところ、整備する予定はないと
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、
反対意見もなく、採決
の結果、何ら異議なく、
全員一致で認定すべきものと決しました。
次に、議案第77号、令和3年度広陵町
学校給食特別会計歳入歳出決算の認定については、学校給食物資納入業者について、町内全小学校で肉・鶏肉類
の納入業者が1社のみとなっているが、その理由とはと
の質疑に対し、過去は他
の精肉業者もあったが、介護等
の理由で店
を閉められ、現在はこの1社となった。納入物資については小学校給食
の納入協力組合
の中で、校区内で決める
のではなく、月ごとに業者
を決め、各小学校に納入していると
の答弁がありました。
また、納入業者については、その1社に限らず、今後、自営業者も少なくなること
を考慮し、安価で上質な物資
の納入
を検討している
のかと
の質疑に対し、今後、納入業者については、入札等も考慮し検討していくと
の答弁がありました。
その他、質疑、答弁
を受け、慎重な審査
をいただいた結果、反対者がありましたので、採決
の結果、賛成多数で原案どおり認定すべきものと決しました。
次に、議案第78号、令和3年度広陵町
水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定については、有収率が低下している要因及び近隣と
の比較について
の質疑に対し、馬見南
の地区で工事
を行ったため、この工事で600ミリ
の管があり、洗管
をしたため有収率が低下した。有収率は近隣と比較すると、本町は高いほうだと認識していると
の答弁がありました。
その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁
を受け、
反対意見もなく、採決
の結果、
全員一致で、原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。
最後に、議案第79号、令和3年度広陵町
下水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定については、下水道が接続困難な場所はある
のか。あれば、合併浄化槽設置しかないと思うが、その場合
の助成制度などはある
のかと
の質疑に対し、下水道が接続困難な場所については、合併浄化槽設置か、高低差による場所であれば、汚水
をくみ上げて本管に戻すというマンホールポンプ
を設置して汚水処理
をしているところもある。合併浄化槽設置について
の助成制度はないが、今後、全体的に水洗化率が上がるよう検討していくと
の答弁がありました。
その他、各委員より質疑があり、いずれも適正な答弁
を受け、
反対意見もなく、採決
の結果、
全員一致で、原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。
以上、概略ではありますが、決算審査特別委員会
の審査
の結果報告といたします。
○議長(
吉村裕之君) ありがとうございました。
ただいま
の委員長報告に対し、各
議案ごとに審議します。
まず、議案第72号、令和3年度広陵町
一般会計歳入歳出決算の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) この決算について反対
の立場から討論
をしたいと思います。
それで、ちょっと入る前に一つだけ指摘
をしておくんですが、実は16日
の前日、15日ですが、議員全員ではなかったですけれども、集まりまして、決算審査特別委員でない委員さんから自分は委員ではないので、質問もできないし、発言もできないからこういう質問
をぜひしてもらいたい、こういう意見
を言ってもらいたいということ
を承っております。議会改革
の一環で全員が参加する審査にしたほうがいいんじゃないかという議論もあれば、いやいやそこまですぐにいかないけれどもという中で
のやり方でございまして、議会もそれなりにどういうふうにこの審査
のやり方
を進めたらいい
のかということ
を大変注目
をして自覚
をしながらやろうとしておりますので、そのこと
を御紹介しておきます。
また、延々と自説
を展開するというよりは意見
の異なる議員間でも討論
の焦点
を明確にするということ
をもう少し努力してはどうかと、こういうことも議会運営委員長から
の指摘もございまして、提案もございまして、やろうじゃないかということになりましたので、今回
の決算審査はそういう意味で、議論は大いにやって、反対討論、賛成討論いろいろあるんですけれども、審査自体は非常にスムーズにいったかなと、こういうことでございます。
中身に入ってまいります。長いんですが、11項目ございます。
一つはマイナンバーでございます。マイナンバーカード
の普及活動について。国策に賛成する個人にはマイナポイントということで多額
のポイント
を付与すると。あるいは国策に賛成する自治体には、今回デジタル田園都市国家構想交付金についてカード
の取得率が平均以下
の場合には申請ができない仕組み
を導入するぞというふうに言ったもんだから群馬県
の知事さんあたりは自治体にこういうこと
を義務づけられてもいないのに一体どういうことなんだということで抗議
の声があります。広陵町は直近で42%
の取得率だということがありまして、まだ半分には達していないんですけれども、私
のところに、またこれが来ましてね、地方公共団体情報システム機構と、東京
の千代田区にある団体から、これはマイナンバーカード
を取り仕切っている組織だと、前に小原部長から
説明を受けましたが、我が家に来ましてね、それで川崎東郵便局に申込書
を郵送してくれと。その文書
の宛て名は広陵町長であります。それで手続
を進めましょうと、こんなこと
をやっているわけです。町
の説明は、毎回
のように、これは国費でやっていまして、町
のおなかは痛んでおりませんと、こういうことがあるんですが、国
の費用で払っているということは私らが払った税金でやっているんだなと、こういうことになりますから、結局同じことになるわけであります。随分と強引なやり方でございます。
9月24日に日本弁護士連合会がこのデジタル
の問題、マイナンバーカード
の問題で神戸市内でデジタル社会と人権と題したシンポジウム
を開催
をしておられるそうでございます。この中でいろいろ講演者
の主張はあるんですが、長くなりますからやめておきますけれども、最後
のところに、この情報がどういうふうに管理
をされる
のかということで、EUでGDPR、一般データ保護規則という
のが定められており、この場合は自己情報
のコントロール権が確立
をされているけれども、日本ではデータ
の保護は基本的人権として認識されておらない。個人情報
の自己決定権も基本的人権として確立されていないと
の認識だと、こういうようなことでAI
のような技術から
の保護
を目的とした権利章典
を考える必要があると訴えましたということ
を報道がなされております。まだ未確立
の権利
のようでございます。これ一般質問
をやったときには、中村
まちづくり政策監のほうは何もないことではないんですよと、かなり
のこと
をやっているんですよという
説明がありましたけれども、具体的に弁護士さん
のほう
の団体でそういうやり取りがあるということは、これは注目に値する問題でございます。非常に強引なやり方についておかしいというふうに思っております。
二つ目でございます。
自衛隊に18歳と22歳
の若者名簿
を紙で提供している問題は、当日
の審査では私言いませんでしたけれども小原部長に個別に聞いておりましたらやってますよと。ただし、自衛隊が準備した全戸配布用
の募集チラシ
を広報こうりょうに折り込む場合については、折り込んでちゃんと呼びかけしているんだから渡した名簿
を使うよなというふうに言ったこともあるというふうに小原部長言っておられましたけれども、これは町
の判断として自衛隊は大事な組織だから名簿
を出して当然だと、こういうこと
をやっているわけですけれども、個人情報保護
の観点から非常に問題があるやり方でございまして、本人や保護者
の了解もなしで進めてもらっては困るということ
を指摘
をしておきたいと思います。
三つ目でございます。
公共交通
の改定問題でございます。来年度から新しい仕組み
を導入したいと、こういうことになっているわけですが、その資料
の中に驚くべきことが書かれているわけでございます。特別交付税といいまして、これまでこのことに要した費用
の8割については国に対して請求書
を回してくださいと。特別交付税でちゃんと払いますわと、こういうふうになっているので、実際それがどうなっているかは何度か質問しているんですが、部長
の、部長という
のは、奥田企画部長だったと思いますね、中身が、明細が分からないので届いているとは断言できないというようなことでずっと来てたわけです。ところが昨年
の決算審査特別委員会
の答弁で、これは島岡課長です。個人
の名前
を挙げておきます。こういうふうに言ってるんです。4,564万円程度がバスについては理論上算入されている
のではないかという理解
をしておりますと、だから入っているんですよという理解がしてあるわけです。ところが今回、令和5年度
の準備
の中では、それは入っていないか
のような表記になっております。決算
のことですから、予算
のことじゃないので、つながらないじゃないかという指摘もありますけれども、流れ
の中でいうと、この公共交通
の問題についてはもう少し住民
の意見に耳
を傾けるとか、あるいは経理
の仕組み
を中身
を明らかにする、明示
をするというやり方にしていただく必要がある
のではないか。そして戸口から戸口まで運ぶデマンド交通
の要望が強いのにこれ
を無視して実現可能性があまりないだろうと言われるような個人がやる有償
の個人
の運行システム
を導入するんだと、こういうことで非常に心配
をしているところであります。三つ目でございます。
4番目でございます。
自治基本条例について、大字や自治会へ
の説明はまだ行っておりません。まちづくり協議会
の設置で自治体
の権能
の一部
をこの協議会に置き換えようとする流れになっており、大変心配
をしております。町道にはみ出した雑草、雑木
の伐採
の件で質問して、これが果たしてまちづくり協議会でできるんですかと、こういうこと
を聞きましたら、いや、それはできません。今回
のことは農業委員会が農地
の適正化ということで調査
をした結果出たものでございます。要するに町が機関として調査活動
を大いに発揮
をしてこのこと
をやったということ
を言っておられるわけで、まちづくり協議会で一般
を否定するつもりはさらさらないんですけど、話し合い
をすることはいいことだと思いますけれども、ここに唯一、これだけ
を重視したやり方
を説明会も開かないまま突っ込んでいくというやり方は少々乱暴でございます。
5つ目でございます。
畿央大学付属こども園
の開設準備
の中で、町、畿央大学、保護者
の三者でよく調整して開園に臨む方針が明らかにされていたんですけれども、公立幼稚園から
の移動では保護者にとって、これまで負担
をしておらない教育充実費、年間9万6,000円
の保護者負担
を求められて驚き
の声がございました。これは最終的には年間1万2,000円程度に圧縮
をされるという収まり方
をするようでございますけれども、これは長い間、恐らく1か月ぐらい、保護者は大変心配
のままで日々
の生活
を過ごされたんだろうと思います。もともと町
の土地
を10年間無償にするという、破格
の条件に置かれながら、畿央大学にその意味
を自覚させることができないまま、このこども園
の話
を進めておられるということについては、やり方は少しお粗末なやり方になっていた
のではないか。反省
をされて回復に努められていることは理解
をしておりますけれども、これは結果として保護者に負担
を与えたということが大きな問題でございます。
6つ目でございます。
箸尾準工
の開発に7億円
を融資しております。地域
の土地所有者
の合意で、区画整理組合
を結成して、赤字が出ようが黒字が出ようが、町
の財政に影響
のなきように取り計らってもらいたいという
のが住民
の声でございます。これ
を無視して工事
を進めており、実際町
の費用で土地開発公社に対する例えば人件費
のことなど不明瞭な点も多くあります。住民合意や地主合意
をもう少し重視した指導に改めていただく必要があろうかと思います。
7番目でございます。
これまで非正規労働
を一括して会計年度職員制度として運用
をしております。看護師、保育士、社会福祉士、図書館司書等
の有資格者
を募集していますけれども、一般
の募集とは異なり、有資格者として果たしてこの時間単価でいい
のかと思うぐらい
の低い時間単価で待遇が伴っていないんじゃないかということ
を心配
をしております。勤務時間も長時間労働
を拡大しているところから、7時間労働に圧縮すると、残業は認められないというようなことになりますから、実際には正規労働者に匹敵するような業務内容
を求めると。60歳で定年退職
を迎えられた方がまた少し落ち着いてからもう一回役場に復帰しようかという話だったらまだしも、恐らく30代、40代
の現役
のところがこういう形で非正規労働ということで長時間働くということになれば、これは役所がワーキングプア
の現場になりはしないか、こういう心配
をしております。
8番目でございます。
町が多額
の支援
をしている社会福祉協議会、商工会、区長・自治会長会など
をはじめ、婦人会やPTA協議会に至るまで各種団体が受け取った補助金
をどのように使用している
のか。議会が町政
を監視する視点で取り組もうと思っても現在は調査方法が限定されております。少なくとも総会資料、収支決算、役員名簿などは議会に開示してしかるべきではない
のか。以前に非常勤職員
の名簿について、区長・自治会長
のお名前が出てこないと。PTA
の会長も出てこないということについて
の不備も申しました。商工会は、担当部局に報告がありましたから、私、一部コピー
をもらいましたけれども、これはやっぱり社会福祉協議会
の方針に倣ってきちんと定期的に議会議員
のところにぜひこれ
を報告しますから、監視
をしてくださいと、間違い
のない運営
をやっていますよ、問題ありませんからと言っていただく必要がある。
9つ目でございます。
共産党が条例改正案
を提案して、高い指定ごみ袋
を半額にするように求めました。それから住民
の方からもそりゃそうだというので、請願も出ました。こういう問題について、クリーンセンター
の総括
をやらなあかんということ
を小原部長は認めたんですが、まだ総括は出ておりません。一体どんな総括になるんでしょうか。現行
の価格は適正などと住民
の感覚に反したようなやり方は御免被りたいというふうに思っております。
10番目でございます。
中央公民館
の建替え問題について、建て替えるとも建替え
を断念するとも言わない。結果としては議論が長期化すると。一体いつまでやっているんだと、こういうことになっております。現在
の施設が違法建築状態であること
を踏まえると到底追いついていないということで反省
を求めたいと思います。
なお、このことについては、8月
の臨時議会で300万円
の予算
を承認して新たな調査
を依頼することになった。これはやる気になったということで前進面だと思いますけれどもPPPだとか、PFIだとか、最終的に住民負担が増大する方針は受け入れられないということ
をここで表明しておきます。
最後に学校でございます。学校施設
を民間に開放したり、あるいは教員
の働き方改革で
外部講師
を配置することが検討されているということですけれども、施設
の管理上
の問題、特に特別活動が課外で教育でやったものが変質して学校教育ではない教育になってしまうんじゃないかという心配もしておられる。教育委員会
の事務局
の側からもそういう心配
をいただきました。しかし世の中
の流れは、そういう方向でぐっと入っていますので、もしそういう非常に心配な方針
を町長がやれなどと言ったときには、あかんと言うて教育長が頑張らんとあかんと。ここは鼎
の軽重が問われているところであります。これは反対討論
の根拠というよりは懸念材料でございます。
11項目について気
のつくところ
を申し述べましたけれども、全体としてもっと住民
を信頼して、それで住民
の暮らし
を応援するという立場で取り組んでいただきたいなと、こういうこと
を述べて反対討論といたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
笹井議員!
○5番(笹井由明君) 議案第72号、令和3年度広陵町一般会計歳入歳出予算
の認定について、反対者がありますので、賛成
の立場で討論
をさせていただきます。
実に11項目
の反対討論がなされたわけですけど、記憶にあるところ
を捉えて、そして賛成討論というふうにさせていただきたいというふうに思います。
令和3年度
の決算においては、まず税負担
の公平、公正という観点から税
の徴収においては現年度分では99%
を超える高い徴収率
を維持されているところであります。その他、科目につきましても適切な収入財源確保に努められ、成果が伺えます。
主要事業について数点申し上げますが、災害に強いまちづくり
を目指し、緊急内水対策事業として貯留施設
の整備
をはじめ、農業生産基盤
の充実
を図るため、百済川向地区
の農地集約化に向けて圃場整備も着実に推進されているところであります。また、西校区で
の住宅開発による人口増加に伴い、子供も増加し、公私連携幼保連携型認定こども園
の整備や放課後子ども育成教室
の整備が進められ、先ほど来、数点
の指摘がございましたけれども、結果は順調に進められているところでございます。
また全国において子供
の教育環境
を向上させるために、継続的に小中学校便所洋式化事業も計画どおり実施されて、成果があるものでございます。
箸尾準工地域では、企業誘致へ向けて
の用地確保も進み、区域内
の造成工事、縦断道路整備事業が着手される中で地域
の活性化につながるものと期待
をしているところであります。
さらには、3年目
を迎えるコロナ禍
の中において、ワクチン接種事業
を最優先に実施されたということもあり、その他、各種行事、イベント、こういったものについては見通しがつかない、判断しづらい事業もあったかというふうに思われますが、国
の感染状況や経済社会情勢
を見極め、町民
の生活に密着した継続した各種事業について所期
の成果が挙げられ、自治体経営
の原点である最小
の経費で最大に効果につなげるため
の努力が伺えます。
その他、反対討論
の中ではいろんな項目
を御指摘いただいたわけですけれども、私はまちづくり協議会そのものについてはよりよいまち
をつくろうとする自発的、主体的な住民自治
を推進しようというもので、自治体
の機能
の一部
を置き換える
のではなく、自治体事業
の一部
を委ねることもできる、こうした認識に立ってございます。
また公共交通における特別交付税
の議論があったわけですけれども、路線バス
の運行維持に町が負担する額
の80%が対象となり得るものでありますけれども、これらは特定財源
の位置づけはありません。したがって、4,564万円が算入されるという
のは判断材料というふうにも思われますし、ほか
の特別事情に求める要望もあるわけですから、個々に事業
の内容について算入されているものではないというふうにも判断しているところでございます。デマンド交通についても検討余地は残されているものであります。
その他、マイナンバーカード
の普及率に応じるデジタル田園都市国家構想交付金、これについても国
のほうでは検討がなされておりますけれども、こうした状況については、全て現在結果がまだ出ておりません。普及率
の悪いところに交付金
を交付しないというふうな状況もありますけれども、決定
を見ておらないという状況
の中で検討すべきだというふうに思っております。
その他、自衛隊名簿、雇用労働条件、そしてまた学校施設開放、それから教員働き方改革、これらについても触れられましたけれども、こうした政策課題につきましては、それぞれ
の法律、そして政令、そして省令、あるいは条例に沿って適切な行政運営がなされていると理解
をしております。
ただ、私1点申し上げたい
のは、令和3年度予算執行及び令和4年度予算執行において、一部
の支出伝票処理に作為や遺漏があったとして関係職員
の懲戒処分
を履行したと
の報告
を受けました。再発防止に徹底
をされるよう、言及いたしたいと思います。執行部におかれましては、委員会審査
の中で出された課題点、指摘事項、意見、要望等について十分に整理検討され、次年度以降
の予算編成に反映させるとともに、町
の将来
を見据えた計画で持続可能な行政サービス、行政運営に取り組まれるよう要望
をいたします。
以上、令和3年度広陵町
一般会計歳入歳出決算の認定につきましては、賛成
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君)
八尾議員が11項目
反対意見を述べましたが、それプラス、やっぱり町
のワクチン接種
の不手際がいろいろありました。やはりまだ4回目は、集団接種
をさわやかホールで行われなくて、町内
の各医療機関に大変御迷惑
をかけたということもあります。そういう医療機関
の御協力があって何とかできたということでございますけれども、そういう今まで
の令和2年度、令和3年度
のワクチン接種
のいろいろな不手際、これ
を反省
をしっかりしていただいて、次
のワクチン接種、またPCR検査は無料でやはり広陵町内で受けられません。そういうところなどもやはりこれから
の改善
をしていただきたいということ
を12番目につけ加えまして
反対意見といたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議案第72号
を認定することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第72号は認定されました。
次に、議案第73号、令和3年度広陵町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) この決算に反対
の立場から討論
をいたします。
今、我がまちも国保
の県単位化ということで進んでおりまして、就学前
の子供
の均等割については、半額
を無償にするという変更もあったんですけれども、一方では、国保税
を増税する流れがありまして、それ
を質問したところ、県
の単位化で進んでいますからどこに住んでいても同じ保険税でやるようにという方針でございますという答弁がございました。私は住民が望んでいる
のは、どこにいても安心して医療が受けられるようにと、あまりに高い国保税はもう負担できないということがちゃんと分かってもらう必要がある
のではないか。そういう意味で広陵町独自に培ってきました申請減免制度ですね、年間140万円程度
の減免
の金額でございますが、程度
のと言うたら何か少ないやないかというこういう意味もありますが、やっぱり大きな制度でございますが、令和6年度以降はどうする
のかということ
を今回お尋ね
をしたところ、これまでであれば、いや、まだ決めていないという態度
を留保する答弁がずっと来たんございますけれども、本題
の決算審査
の中では、当局は、もう令和5年で終わりにしますということ
を言われておりますけれども、やっぱりもう少し住民
の暮らしに寄り添った対応
をしていただく必要がある。会社
の健康保険とは異なり、無収入者や所得
の低い
人が加入している制度でございまして、全国では、金額は大分減ってきたんですけれども、令和3年度
の決算で、それぞれ
の自治体で法定外
の繰入れ
を国保にしているところがあります。700億円
を超えております。一時1,000億円
を超えていた
のを、国がこれはあかんといって旗振ってたんですけれども、いや、そんなんおかしいと、住民
の地方自治
の観点からおかしいということでかなり
の自治体で抵抗しているんですね。我がまちは抵抗する気がない
のかどうか。そういうことも含めて国保税
の高騰化
を防ぐ手だて
をもう少し真面目にやっていただきたいものだということ
を指摘
をして反対討論といたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
笹井議員!
○5番(笹井由明君) 議案第73号、令和3年度広陵町国民健康保険特別会計認定について、反対者がありますので、賛成
の立場から討論
をさせていただきます。
奈良県におきましては、県民負担
の公平性
の観点から同じ所得、同じ世帯構成であれば県内
のどこに住んでいても保険料水準が同じとなる国保制度
の令和6年度
の統一に向けて取り組んでおられる状況でございます。本町においても適正税率
の設定
をされる中で令和3年度では、コロナ禍
の中でもあり、町民
の皆さん
の負担増
を軽減するために、当初予定されておりました段階的な保険税率
の改定
をせず、据え置かれている状況であります。また、生活習慣病に着目した特定健診や、疾病
の早期発見、早期治療
を目的に人間ドック、脳ドックなど被保険者
の健康
の保持、増進について積極的な取組が伺えます。広陵町独自
の減免制度、一般会計から
の繰入金についても議論があったようでございますが、改革後
の国保財政につきましては、県が財政運営
の責任主体となり市町村ごと
の国保事業費納付金
の額
の決定や、医療費水準と所得水準
を十分考慮しながら保険給付に必要な費用
を全額市町村に支払われることになることから、納付金に見合った保険料
を設定せざる
を得ないと
の認識になっています。こうした事業運営
の中で、決算におきましても適正に執行されていることから、
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定につきましては、賛成といたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 今、笹井議員が言われましたけれども、県がどこに住んでいても同じ保険税
の負担
をいうこと
をされるとやっぱり令和6年県統一化になりますと、広陵町
の保険税は上がります。この物価高、そしてコロナ禍で疲弊されている町民は、今までよりも払いたくても払えない国保税になるということで、私は本当に心配
をしています。このこと
を検討せずに令和6年
の保険税値上げ統一化に向けて進んでいるので反対
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議案第73号
を認定することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第73号は認定されました。
次に、議案第74号、令和3年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) この後期高齢者医療制度
の決算に対して反対
の立場から討論
をいたしたいと思います。
2008年4月1日からスタートしたわけです。私、初めて議員になりまして、高齢者
の方から大変不安
の声が出てましてね、どうなるんやろうということがありました。町長も、あるいは町長
を支える議員
の方々も激変緩和措置などという言葉がたくさん取られて、そんなむちゃなこと
をしませんからと来たんですが、ここに来て、いよいよ本丸
の激変になりました。この10月1日からは1
人で200万円
の方か、あるいは2
人で320万円
の収入があると医療費がこれまで
の1割から2割に引き上げられると、そういうことになりました。決算ですから、こういうこと
を準備したということが問題だということ
を言いたいわけであります。
それでもう一つは、そうなると、実際にあるんですが、滞納しているではないかと非難されたくないから金は払うんだけれども、治療に行かないということで症状が重篤化すると、こういうこともあります。
それから最も大きな問題は、例えばこの問題、1割から2割になる
のを我が
広陵町議会で議決したかといったらしてないでしょ。
広陵町議会はこれ議決していないんですよ。何で議決していないかといったら、奈良県
の広域連合議会でやっているから、そこで議決しているわけですよ。だから県議会など
の議論で、後期高齢者医療制度
の問題について議員が質問するとちょっと待たんかいと、その話は、広域連合
の議会があるんだから、そっちでやるべきであって、県議会で何でそんなこと
をするんやと荒井知事は言うてるそうです。だからどんどん制度が遠くなって、私ら
の意見も申し述べようと思ってもなかなか申し述べることができないと、こういうことです。
私、国保
の事務組合
の議員
を組長
のときにさせてもらったときに正確に言っておりますけれども、事前に議案
の内容
を全議員に周知
をして、どうしたらいいですか、私はこれ、賛成したい、あるいはこれ反対したいけどどうしたらいいですかということで、事前にきちんと意思統一
をして対応する
のであれば、それは広陵議会
の意思
を反映することになるんですけど、今
の仕組みは、これなかなかできないんですよ、間に合わない、疑問もなかなか出てこないからね。だからそういうことになると、奈良モデルなどと言って、あるいはこれは全国的にやられている手続ですから、奈良県だけが問題にする
のは不適切かもしれませんけれども、もう少し地方自治
の在り方
を考えて、この議会で町議会できちんと議論ができて判断もできるようなそういう仕組みにしてもらわないと困るということがあるだろうと思います。到底この制度自体
を認めるわけにはいかないということ
をもう1回強調して反対討論といたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
青木議員!
○12番(青木義勝君) 反対者がございましたので、議案第74号、令和3年度広陵町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定について
の賛成討論
を行います。
決算で
の保険料
の収納状況
をはじめ、各数値はおおむね適正と思い、県下においても本町はいい位置におります。私自身も後期高齢者であり、そして広域連合議会議員ですので全体
の現状は
説明を受け把握はしています。現況では、75歳以上
の人口比率が初めて15%
を超え、今後も後期高齢者
の医療費は増額するので現役世代
の財源
の負担割合4割
の負担額
を抑制して、国民皆保険
を持続可能とするためには、私は対象者ですが負担増は歓迎しないが、一定以上
の所得者には、応分
の負担増は、理解いたします。なお、10月1日から
の窓口負担割合が2割となる方には当然負担
を抑える様々な配慮措置が設けられます。
よって、当議案
の認定に賛成といたします。以上。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 今、青木議員、当事者だけれども賛成するという意見
を述べられましたけれども、現役世代
の負担
を抑えるということですけれども、75歳以上
の窓口負担増に伴う現役世代
の保険料
の軽減は、年700円、月60円弱、2022年度
の1年分で推計しています。保険料
の半分が事業主負担となる会社員など軽減額は月30円弱にすぎません。最も負担が減る
のは、公費980億円です。年とった親御さんが受診控えで体調
を崩せば、現役世代
の子供さんたちが介護離職に追い込まれる事態も懸念されます。2021年度に介護・看護
を理由に退職した
人は年9万5,000
人もいます。この75歳以上
の人のうち370万
人に直撃するこの医療費窓口負担
の引上げ、75歳以上で年収200万円
の単身世帯が、食費や税、社会保険料、光熱水費、交通費など
を支払った後、手元に残る
のは、月平均1万円だけです。同様に、年収320万円
の夫婦世帯で手元に残る
のは1
人当たり月平均1万5,000円にすぎません。そこにこの物価高が襲いかかっています。高齢夫婦
の世帯では、2022年度
の物価高
の負担増額が年平均7万2,000円にのぼるという民間機関
の試算まであります。こういう75歳以上
の命
を削るような負担増がある、この後期高齢者
の医療保険には賛成するわけにはまいりません。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議案第74号
を認定することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第74号は認定されました。
次に、議案第75号、令和3年度広陵町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) この決算に対して反対
の立場から討論
をいたします。
これは割にはっきりしますね。令和3年8月に介護保険制度
の改悪がございました。それまでは、預金が2,000万円以内であれば受けられた介護サービス
の減免制度が8月以降はほぼ1,500万円、少し幅があるんですが、超えると受けられなくなるというものであり、厚生労働省も十分に被保険者に周知するように特記
をした文書
を都道府県を通じて広陵町にも届いていたと。ところが町
の対応は、制度
の改定
を示す文書は被保険者に送付しておりましたが、その文書だけにとどまって、この制度
を生かして介護サービス
を受けていた
人の負担
を激増させております。9月ぐらいに請求書が回ってびっくりする、こういうことになっているわけであります。ですから、町
のホームページで制度
の改定があった場合に、特に改悪があった場合には、分かりやすい動画で示すとか、あるいはリンクさせるだとかいうことも必要なんじゃないですかということ
を提起
をして、この議論
を進めているわけであります。
議会でやり取り
をしたときに、福祉部長に対して私は、この改定は制度
の公平化
を進めるためだと国は言ってるけれどもあなた
の認識はどうかと尋ねましたところ、そのとおりであると。制度
の公平化
を進めるため
のものであると、こういうこと
を当時
の部長は答弁
をされました。改悪と公平化ということ
の違いも分からんようでね、ようそんな福祉
を語っておられるなとびっくりする。金融庁
の方針で高齢者は2,000万円
の預金
を持ってなかったらあきまへんでと言いましたやろ。その2,000万円がこれですやんか。それが今度は1,500万円
を超えたら、あんたはぎょうさん金持っているから金払えと、こういうやり方に変わったわけだから、ちゃんと文句
を言うべきところは文句
を言わないといかん。公
の場でそういう立場
を表明する
のは難しかったら担当
の部長から副町長だとか、町長に対して、これはあきまへんでと、困る
人増えますよということもちゃんと言って、大いに町長、副町長に悩んでもらうようにしなかったら、部長として
の役割が果たせないんじゃないかと私は思っております。
結論的にこういうことで改悪があったこの年度
の決算は到底認められないということで申しておきます。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
吉村議員!
○10番(吉村眞弓美君) 賛成
の立場から討論いたします。
介護保険料の抑制に対する取組について、短期集中予防サービス
の事業展開
を考えていると答弁がありました。短期集中予防サービスとは、生活機能
の低下が見られる高齢者に対して、要介護状態になること
を予防するため、専門職による集中的なサービス
を実施し、3から6か月
の期間限定で運動機能
の機能向上、栄養改善、口腔機能向上等
のプログラム
を実施し、生活行為
の向上改善
を目指すとされています。保険料
の抑制のみではなく、住み慣れた地域で元気で暮らし続けるためには必要な事業だと考えます。
もう1点、私は、地域
包括ケアシステム
の構築において、医療と
の連携
をずっと訴えてまいりました。医療と介護
の連携が十分に取れることにより、高齢者はもっと質
の高い生活
を送れるようになると考えるからです。広陵町内において、訪問看護ステーション
を何としてもつくっていただきたい。こういったこと
を訴えさせていただいたときには、広陵町内で訪問看護ステーションがゼロでございました。なかなか厳しい状況でお隣
の上牧町に看護師さんが必要なときは訪問看護ステーション
のお世話になっている、そういう状況でございました。しかし、現在では、広陵町では、町内
の訪問看護ステーションが4か所に増えて、医療
の連携については、以前に比べかなり進んだと答弁
をしてくださいました。本当にうれしいなと思いました。介護予防に関しては、長年KEEP
を中心に地域
の健康づくりに取り組んでいただいております。通い
の場においても少しずつですが増えてきており、
包括的な支援
の充実に取り組まれています。介護保険制度は介護が必要な
人を支え、自分や家族に介護が必要になったら支えてもらう。社会全体
の支え合い
の制度です。今後、高齢率が高まり、さらに現役世代
の減少が著しくなる中で、75歳以上
の人口、社会資源
の量と質などは、各自治体によって異なることから、広陵町
の実情に合わせた地域
包括ケアシステム
の構築に取り組んでいただけますこと
をお願い
をし、賛成討論とさせていただきます。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 以前に何か
の会議で町長がこれからは在宅介護が重要になってくるということ
を言われて、私、ぎょぎょっとしたんですけれども、今回も
坂野議員が決算委員会でこの在宅介護
のことで質問
をされて、今、吉村眞弓美議員が言われたように訪問看護ステーションが4か所増えていますということで、地域
の介護
を支えていくということですけど。じゃあ、何で介護保険できたんですか。在宅介護
をして奥様とか、お嫁さんとかが在宅介護で大変なという中でやはり介護保険システムができたんだと思いますよね。それで在宅介護
を主にしていくように移ってしまえば、またそういう前
の介護保険制度ができる前に戻ってしまうんじゃないかなと私はすごく危惧するわけです。本当に訪問看護ステーションがそういう役割
を本当に果たしてくださればいいんですけれども、24時間してくれません。24時間するといったら本当に大変なことだと思います。その中で、介護離職とかが増えますと、やはり共倒れということも既に起きてきています。こういうことはやはり今
の介護保険
のシステムが不備が多い
のではないかなと思うんです。もっと見直すべきだと思います。それにはやはり公費
をしっかりと投入する。このことしかないと思います。そのこと
をぜひ町としても国へ要望
をしていっていただきたいと思いまして、この決算には反対
をさせていただきます。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議案第75号
を認定することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第75号は認定されました。
次に、議案第76号、令和3年度広陵町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第76号は、委員長
の報告
のとおり認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第76号は認定されました。
次に、議案第77号、令和3年度広陵町
学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) この決算に反対する立場で討論
をいたしたいと思います。
実は令和4年度から第3子
の給食費
を無料にするという前進がございましたから、令和4年度
の学校給食予算には賛成
をしておりますけれども、令和3年度
の学校給食はそれに相当するような改善はありませんでした。よって、これまで主張し続けてきたこと
を引き続き主張し続けたいと、こう思っております。
体育施設
の使用料
のアップで700万円という数字が出てきました。実はこの学校給食も中学校は香芝と合同でスマイル
を運営
をしておりまして、この香芝市が本来負担すべき土地使用料は30年で1億円というそういう使用料
を本来は負担してもらわなければいけないのに、香芝市と
の友好関係
を考えてなしにしたいということ
を町長が提案
をして、議会がそれ
を承認するということになっています。だから今は、議会もちゃんと確認した方針に基づいてやっているんだよというふうに言うかもしれませんけれどもちょっと待ってちょうだいと。700万円
の体育館
の施設使用料
を上げるのにこれだけ
の議論
をして1年もかけて準備しているわけですから、3年あったら元取れまっせ。そういう金額になってきます。だからこういう
のはやっぱりたしか決められたときに、香芝
の市長さん、吉田市長だったけど、今は変わっていますね。だからそんな話もされてきたらいいんじゃないかと私は思っております。
それから給食
のスタイルですが、小学校は自校方式だが民間委託、中学校はセンター方式で民間委託というふうになっております。この民間委託ということがどのような意味合い
を持つ
のかと。何度も繰り返される
のが民間活力
を生かした運営
をしてもらいたいと、こういうことになっているわけです。しかし、実際にはどういうことかというと、この部門でその会社が受託
をしている会社が利益
を出さなければいけないという関係になるから、そこ
をどうやってとる
のかと。例えば5
人の正規職員がいるところ
を4
人にして、ほかはアルバイトで済まそうとか、労務
のところでむちゃなこと
をやらないと進まないというようなことになりかねないんじゃないかと。むちゃなこと
をするような場所と違うんですね。安心安全
をモットーにやってもらわないといけない、そんな場所だと思っております。この民間委託ということもやはり問題が大きいので、この際、改めていただく必要があるなと。
それで令和5年度
の来年
の予算に向けてまた教育委員会もいろいろ議論しているところだと思いますけれども、令和4年度は、せっかく第3子
を無償にしていますから、令和5年度はぜひ全体
を無償化する
のが一番いいんですけど、第2子
の無償化ということ
をぜひ検討いただいて、これこれ
の金でできないかということも大いに検討していただくこと
を要望いたしまして、反対討論
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
坂野議員!
○7番(坂野佳宏君) 今回
の八尾議員の答弁、賛成したいんやけど泣く泣く反対というような感じ
の答弁に私は聞きました。当然、私、何回も言いますけれども、給食はおいしい、健康的、こんなすばらしいものはないという
のはずっと言っております。今回、過去
の件で土地
のゼロ円かな、当然その当時私も何ちゅうことやというのは分かっていましたが、一旦合意した限りは見直しまで待つ
のはルールであると。この辺は過去
を持ち出した
反対意見は駄目かなと私は思います。
それと民間委託もその当時、町で雇い入れ
をすると福利厚生、給料、各種やっぱり囲い込み
の中で
の財源がなかなか削減できないという
のは分かりきったことで、それ
を民間委託で解消していっているという途上でございます。制度
の完璧はございませんが、まだまだ発展途上でいろいろ出てきますが、当然、最初に言いましたすばらしい制度に対しては賛成するしかないということで、賛成討論といたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 学校給食、おいしくはなっているということは聞いておりますけれども、やはり中学校給食が一時残食率が10%台だったので、ちょっとよくなってきているなと思っていたんですが、また11.2%で、決算委員会でも
吉村裕之議員
のほうから1,600万円分廃棄しているという指摘もございました。やっぱりこれ
をリクエスト献立とかで子供たちが好きな献立で廃棄
を減らしているという工夫はされていると思いますが、私はやっぱりセンター方式で
の御飯
の廃棄が多いんじゃないかと、これが一番
の原因じゃないかなと思っています。そこへ
のやはり工夫
をもう少ししていただいて、小学校並み
の残食率に早くしていただきたい、そういう願い
を込めまして、この給食には反対
をさせていただきます。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議案第77号
を認定することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立11名であり、賛成多数であります。
よって、議案第77号は認定されました。
次に、議案第78号、令和3年度広陵町
水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
谷議員!
○8番(谷 禎一君) 本議案について、一級建築士としても反対
の立場で討論
をさせていただきます。
旧水道局売却に関する事業費は、町単独
の費用で行うもので、国や県
のチェックが入らず、町
の監査のみであるため、特に注意しなければなりません。旧水道局解体に際しては、地下埋設物
の撤去費も含め、令和2年6月に建物除却
を発注しておりますが、その後も事あるごとに埋設物撤去費が計上されております。
今回、同土地利用地売却に伴うガス漏れ事故における旧水道局跡地埋設物安全確認調査業務委託費2,750万円について、本決算に含まれております。決算前
の資料で、決算
のとき
の資料がちょっと手に入りませんでしたので、決算前
の資料で申し訳ないんですが、決算前
の資料では1,000万円
を超え、1,300万円も
の仮設費や管理費は多額過ぎることは以前より申し上げてまいりました。そのうち
の現場自費567万円
の内容について、決算委員会では審議されておらず、委員会後
の調査
の結果
を御報告させていただきます。
細かい内容については、建物解体工事であるにもかかわらず、管理費については道路改良工事
の管理費で計上されております。タブレットへ掲載しておりますのでちょっと見ていただけたらいいと思います。そして工事内容として
の積上げで算定した分ではなく、比率計上されていたことが分かりました。だから1,000万円
の工事であれば、そこ
の30%
を管理費で見るんやということであれば、300万円が一応比率として上げるというような形になります。そして旧水道局解体工事は建築工事業者に発注されておりまして、建築
の解体であり、本安全確認調査まで建築業者に委託されております。建築工事として
の管理費比率で計算することが妥当であり、さもなくば水道施設
の解体として
の現場管理費
の計数をもって計上するものであると思います。道路改良工事
の計数
を利用するなど根本的に間違っており、このような考えで以後
の箸尾準工業団地
の造成工事や他
の公共工事
を進められることには憂慮いたします。実際に、この管理費
の部分まで議員が調査するというふうなことまではないとは思うんですけれども、さき
の広陵町
の広瀬川
の調整池
の件で残土
の処分について指摘させていただきましたら、その部分について有効利用
を図られたと。再入札
をされたと。再入札
をされるに当たって、変わったところという
のは事業自体が変わったと。なぜそれが分かったかといいましたら、掘り方
の量が劇的に7割に増えたということが分かって、それでなぜやということ
を調べていきましたら事業自体が変わっておるということが分かりまして、その後、議員は、この1回で調整池が完了するものやと思っているやつが7分割されて7回せないかんということも後で分かってくるというふうなことになっております。そういうようなことがありまして細かいところまでちょっと見させていただきました。
先ほど申し上げましたように、建築工事である
のであれば、建築工事
の管理費
の比率
を計上するということが当たり前
のことだと思います。都合
のいい形で、あるところは建築工事として
の見方
をしていると。あるところは土木工事、まして道路工事
の比率
を取っていくというようなチョイスはやめていただいたほうがいいと思います。間違ったことは間違っていると、違うことは違うよと、不思議なことは不思議だよということは基本的に小学校でも教えるものだと思うんです。今回
の件に関しましては、そういうふうな部分が分かっておりますので、本議案については反対させていただきたいと思います。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
坂野議員!
○7番(坂野佳宏君) 今回、谷議員
の指摘は細かいところ
を言うてますが、これ、公共事業
を経験したものからいうたら当たり前なんですね。一般から見たらおかしいという
のがあるんですが、公共事業は決まった積算基準で決まったとおりやらんと逆に違反になるので、その辺は公務員
を経験せな理解できないと思います。そやから今、谷議員
の疑問点
を説明する
のは非常に難しい。その辺は私としては分かっております。なので、これは疑問点としては持っていただいても結構ですが、会計上、対策上、問題なかったということで賛成意見とさせていただきます。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
笹井議員!
○5番(笹井由明君) 議案第78号、令和3年度広陵町
水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定について反対者がありましたので、私も賛成
の立場で討論
をさせていただきます。
南郷浄水場
の跡地につきましては、固定資産除却費
の増大、周辺対策費
のほか、突如に塩素ガスボンベが埋設されておりました。その関係
のガス発生事故によって、当初計画
の整地工事に追加費用がかさむ結果となり、加えて被害者救済により治療費、農作物
の作付
の補償費と予想だにしなかった経費
の増大につながったものであります。そのために、専門的分野から谷議員が指摘されましたですけれども、設計工事内容に変更はその都度詳細な
説明を受け、そして懇談会、全員協議会でも確認
をさせていただきながらこの決算に至ったわけであります。手続上、法的にも適正に処理がなされていると認識
をしており、決算
監査におきましても通過しているところでございます。
監査委員
の意見書にも出ておるわけでございます。このことから、水道事業会計
の令和3年度
の決算状況、健全経営比率は下降したものの単年度
の一過性
の減少と捉えております。結果において、当年度
の損益収支は約440万円
の純損失となりましたが、前年度繰越剰余金約5億8,380万円で相殺され、一方で、その他未処分利益剰余金変動額約240万円
を加算されたことから、約5億8,180万円
の未処分利益剰余金
を留保するに至っております。
一方、奈良県域水道一体化に向けては、広域水道団設立準備協議会、県域水道一体化論点検討部会で
の議論
を適切に判断しながら本町
の経営状況
の推移において、国、県
の財政支援
の配分予定額、十分なる利点
を把握するとともに、町民にも深い理解
を求め得る情報提供など周知徹底
をお願い
をいたします。
今後も今まで以上に経常経費
の削減と経営
の効率化
を図り、水道事業
の健全な経営維持と良質な水
を安定的に供給できますよう要望
をいたします。
総じて、令和3年度
水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定につきましては、賛成
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) 賛成討論
をいたします。
この問題について、今、笹井議員が詳しく述べられましたように、その都度都度
の町
の側
の対応については、全員懇談会や協議会でも報告
をされております。にもかかわらず、決算書
の表示が科目が実態と合ってないということ
を谷議員は言うておられるわけです。これはこういう本会議場で、ここへ持ってきてAが正しいか、Bが正しいかと議論しても始まらん
のではないかと私は思います。むしろ体で水道局
のあそこ
の前へ行って決算書にこうなっているけどどうしたんやとかいうこと
をやり取り
をする必要があるんじゃないかと。幸いにして、
広陵町議会は議会基本条例
を定めておりまして、その第8条で、議員は会期中または閉会中にかかわらず、議長
を経由して町長等に対し、文書質問
をすることができると。この場合において、町長等に文書により回答
を求めることができるものとすると。だから町長に質問したら議会
を閉会している最中も答弁せなあかんわけですよ。こういう特権
を議員は持っております。だから納得がいかないことについては、窓口へ行って、これどうなっている
のやと話
を聞く
のと同時に、それでもなおかつ理解ができない、了解できないということがあるんだったらちゃんと議長経由でこういう発信などもして問題
を解決
をして、その上でこの場に臨まれる
のが一番穏やかなというか、原則的な対応ではないかと。私聞いております
のは、笹井議員が例
のガス事故
の後、もう駆けずり回って、村
の中駆けずり回って一生懸命やっていただいたと。やっぱり地元から議員が出ておってよかったなと、こういう反応があるということで高く評価
をしております。かつて防災センター
をつくるといって、今シルバー人材センターがあるところ、あそこ
を防災センターにしたらどうやという話があった
のを結局おしゃかになりましたね。あのとき土地
をあっせんに来た不動産業者、何てやったかというたら現況有姿で買ってくれと、こうやったんです。だから下に何が埋まっている
のか、そんなことは後から出てきてもおれらも責任取らんからなと、だけどこの値段
を買ってくれというた
のはそのとき
の話なんですよ。だけど、これに対して町は何としたかというたら、事故が起きたと、被害者も出たと、えらいこっちゃいうて、全部きちんと精査して問題
のない土地に瑕疵
を全部なくして責任
を取った対応
をしようと思って、今回
の事態になっておると。隣
の業者さんですね、プラスチック加工
の業者
の方も事業
の拡大
を目指して、あの土地
をぜひ分けてもらえないかということになっているわけだから、これは産業
の振興
の点からもこういうこと
をやって、必要なことなんじゃないかと。だから無駄金
を決して使ってこういう決算になったわけじゃなくて、必要なこと
を必要なタイミングでやったからこういう決算になっているので、もしそのことについても疑念があるんだったら、日頃からちょっと取扱い
を行き来でやってもらって、問題点
を指摘
をしてもらって、町長に出す前に私らにくださいよ、こういう問題あるでと。議員各位はちょっと認識してよということで言っていただいたら、またこちらも調べたり対応したりしますやん。そういうことも含めまして、この決算については賛成
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議案第78号
を原案
のとおり可決及び認定することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立12名であり、賛成多数であります。
よって、議案第78号は原案
のとおり可決及び認定されました。
次に、議案第79号、令和3年度広陵町
下水道事業会計剰余金の処分及び決算
の認定について
を議題とします。
先ほど
の委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議案第79号は、委員長
の報告
のとおり原案可決及び認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第79号は原案
のとおり可決及び認定されました。
しばらく休憩します。
(P.M. 0:06休憩)
(P.M. 0:59再開)
○議長(
吉村裕之君) 休憩
を解き、再開します。
次に、日程4番、
議員提出議案第9号、安倍元首相
の国葬
の中止
を求める意見書については、
八尾議員から提出され、所定
の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。
朗読させます。
局長!
○
議会事務局長(鎌田将二君) 朗読
○議長(
吉村裕之君) 本案について、提案趣旨
の説明をお願いします。
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) それでは、提案
をいたしたいと思います。
実はこの意見書
の締め切りは8月29日
の正午でございました。ですから、その時点
の認識で書いております。今朝、
議会運営委員会がありましたら、その後
の変化も含めて、変更するということも考えなくはなかったんですけれども、これは手続上、こういうふうになっておりますので、中身については趣旨はちゃんと述べておるのでこのままで提案
をしたいと思います。
最初に少しコメント
をしてから読み上げたいと思います。
戦前、総理大臣で一番長いことやった方は桂太郎という方だそうです。この方は国葬になっていないんですね。それから亡くなった当時で歴代最長
の在任期間でノーベル平和賞も受賞された佐藤栄作という総理大臣
の葬儀も国葬ではなかったということなんです。だから長いこと総理大臣
をやっているからという
のを国葬
の理由に岸田総理大臣は挙げておられましたけれども、いいこと
をやって長いことしていただいた
のならいいんですけど、評価がまちまちでございましてね、8月29日
の時点では、どうも世論
の動向は、そりゃせなあかんという
人と、いや、やめてもらいたいという
人と拮抗していたんですが、今日では、ちょっと逆転しましてやめてほしいと、反対だという方
のほうが増えているようでございます。なぜそんなことになった
のかということ
をやっぱり、ここはきちんと考える必要があるなと。
それから安倍家で既に葬儀は執り行われております。防衛大臣である弟
の当時
の岸防衛大臣は自衛隊
の儀仗兵という、何か美しい衣装
を着た、そういう儀式
のため
の儀仗兵という
のを現地に送りまして弔意
を表すということ
をされたようです。故人
の近くでやられた葬式ですけれども、そういう対応
を国は取ったということですから、その辺りでそれ以上、またお金
を継ぎ込んで国葬
をやろうという
のはちょっと無理があるんじゃないかと。だから私らも率直に思う
のは、もしそういうことであるんだったら法律もないことだから議会、国会
を開いてこういう内容で国葬
をやりたいんだと、どうだろうかということ
を議論されれば、またそれはそれで理屈もたつんでしょうけれども、それもされないということですから、中止
を求めるという
のは、言葉はきついんですけど、もしやるんだったらね、気持ちはもしやるんだったら国民
の総意でやっぱりお弔いができるような環境
を整えないと安倍家に対しても失礼に当たるんじゃないかと、こんなこと
を思っているわけです。
それでG7
のメンバーがどうなるんかと聞いたら、プーチンさんは別にしてもですよ、マクロンさん来ないし、バイデンさんも来ないし、ドイツ
のメルケルさんも来ないし、軒並み来ないんですね。偉い
人が来ないで、次に当たる
人が来るという、これもちょっとやっぱりどうなっているんだろうと、軽く見ている
のかというようなことになるので、そんなような気持ちがいろいろ私
のほうも錯綜しましたけれども、冒頭に申しましたように、8月29日
の時点
の認識
をお示し
をしてどうですかと。それで我が
広陵町議会の態度
を示したらどうかと。
それともう一つは町でございます。せんだって
の報道で27日、明日、教育機関以外
の広陵町
の施設に半旗
を掲げるという方針
を出されましたので、山田議員と私と今井県議と3
人してせんだって町長室に訪問しまして、そんなん駄目ですよと、半旗なんて掲げたら広陵町民全員がお弔いしているようになりますから。お弔い
をしているんですけれども、それ
をするにはちょっと手続も要りますよということでたしなめたわけでございますが、いまだ回答がありません。明日どうされるか、大変注目
をされるところでございます。そんなこと
を冒頭申し上げた上で、それとこれも言わなあかん。知事がね、荒井さんが参列するんですって、県
のお金
を使って。それで県民
の65
人が住民
監査請求
をしていると、そんなところに公費
を使うなと。中には、公費
を使わないでポケットマネーで行かれる方もあるんですね。
それともう一つ言うておきますが、沖縄県はどうする
のかとちょっと注目していたら故人
のおうちで、安倍さん
の家でお葬式
をされたときにメッセージ
を送られたということになっているからダブルになるのでしないというようなことも言っておられるそうです。そういう状況があります。ああいうような亡くなり方
をされましたから、衝撃
を受けましたけれども、そんな思いでございます。
読み上げます。
安倍元首相
の国葬
の中止
を求める意見書。
政府は、参議院議員選挙中
の街頭演説中に銃撃され死去した安倍元首相
の国葬
を9月27日日本武道館で行うこと
を決定した。どのような政治的立場であれ、今回
のような亡くなり方に驚き、その死
を悼むことはあるが遺族による葬儀は既に終わっている上、亡くなってから2か月半も経過してから、多数
の外国から
の賓客
を招き、国家行事として
の葬儀
を行うことについては、要する経費が警備費用
を含めず2億5,000万円、そのときは2億5,000万円だったんです。と巨額になることや、法
の下で
の平等
を定めた日本国憲法に抵触する可能性が大きい。よって、政府
の判断だけで実施
を決めることには甚だ無理があると考える。
また、国葬
を規定した法令は現在我が国には存在せず、法的根拠が不明確であることや、国葬とすることで国家による弔意
の強制につながり、日本国憲法第19条に定める国民
の思想及び良心
の自由に抵触することも心配される。世論調査
の結果でも国葬に反対が賛成
を上回り、世論は割れている。こうした懸念に耳
を貸さず、国葬
を強行することになれば、国民
の中に新たな分断
を持ち込むことにならないかも心配されるところである。むしろ安倍元首相
の所属政党による党葬などに委ねるべきではないか。よって、政府による安倍元首相
の国葬は中止すべきである。
以上、
地方自治法第99条
の規定により、意見書
を提出する。
令和4年9月26日 奈良県
広陵町議会ということでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
坂野議員!
○7番(坂野佳宏君)
八尾議員の信念という
のかね、分かります。これ
議会運営委員会でも明日が国葬でございますので、手おくれなわけですからパフォーマンスで終わるだけですやんか、効果ないですやんか、無理やり一
人一
人の意思
を確認する形になるやないかという議論があって、最終的に賛同者はなしで
八尾議員さんプラス共産党として出されたと、私はそう認識しています。私自身は、この国葬については内閣府が今後どう責任
を取るかは国会
の中であって、逆に私、自民党員ですけど、これが例えば野党も与党
の一部も批判することになったら岸田内閣がつぶれるわけですね。逆に共産党さん、それ
を応援しようかなと思ってはるんかなと思うぐらいなんですけど、その辺
を明日、あえて出さんなんのは最初冒頭言うてはったけど、ちょっと本末転倒じゃないかと私は思うんですが、どうでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
八尾議員!
○14番(八尾春雄君) お答えします。
今
の坂野議員が言われたように、
議会運営委員会では、決議するとしてもその次
の日が国葬
の日になるので、力
を発揮する
のかどうかと、こういう疑問がありました。保守系
の議員さんからありました。お名前
を言う
のはやめておきます。私もそれなりに考えているわけです。これ
を決めるということはどういうことかというと、分かった時点でできるだけ速やかに議会
の手続に従って議会
の意思表明
をするということになれば、これが最短なわけです。だからもし
議会運営委員会がそりゃそうやろと。9月6日に始まるんだから、9月6日冒頭
の日に採決しようやないかということが多数
の方が決められたら、それに従ったところですけれども、残念ながらそうならなかったので、私はそれに従ったほうがいいだろうと、こう思っております。
その後
の情勢
の変化によって、国
の政治がどういうふうに動く
のかということについても触れられましたけれども、それは何らかの影響があるかもしれませんけれども、あちこち
の議会でも同様
の議論が起きておりまして、それぞれ
のまちで、それぞれ
の市で議論されていることが国に対して要請されるということだから、それはそれとして意思表明
をきちんとしておくということがやっぱり大事なことな
のではないか。その結果、次
の段階にどういうふうに進む
のか、それは私、何ともよう言いません。国政に責任
を持っているような大きな立場じゃございませんので、あくまで広陵町
の住民として、これはよくない
のではないかと。無理
をしないほうがいい
のではないかと。政府は、幸いにしてというか、力関係
を判断して、教育施設には半旗
を掲げるなと、掲げることまで求めませんよということ
を言われたので、教育委員会も安心しておられるんでしょうけれども、下手すると出せなどと、やれなんといって号令かかるかもしれません。それはやっぱりちゃんと議論していただかなくてはならんことだと思います。
1967年ですから、私が14歳
のときに、吉田茂さん
の国葬がありました。このときには生徒
を早く帰らせて、自治体によって違うらしいですけどね、早く帰らせて、先生方だけがテレビ
を前にして国葬に参加しておられたという
のは聞いたことがあります。だけど、これはやっぱり議論がよく十分に議論されていないことでございますので、そこまでしか申し上げることができません。申し訳ございません。
○議長(
吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
笹井議員!
○5番(笹井由明君)
議員提出議案第9号、安倍元首相
の国葬
の中止
を求める意見書につきまして、反対
の立場で討論
をいたします。
今回
の国葬儀
の実施については今世論が二分されていて時間が経過するについて、むしろ反発は強まっています。法的根拠とすれば、内閣府設置法にある内閣府
の所掌事務に国
の儀式に関する事務が明記されており、法的にも問題ないと
の見解が内閣法制局から示されたこと
を受けて、国葬儀としたことにあるようですが、内閣府設置法は所掌事務
を定めた組織規範にすぎず、法的根拠にならない。国葬
の要件や規定については、閣議決定ではなく、しかも葬儀にかかる費用も現在16億6,000万円と多額になっていることから国会で審議すべきだと
の議論があります。
また、安倍元首相
を国葬に値する理由にするとしては、8年8か月
の長期にわたり内閣総理大臣
の重責
を担った。在任中
の功績も厳しい経済状況から日本経済再生に努力
を続けた。外交で普遍的価値や法
の支配に基づく国際秩序
をつくり、自由で開かれた環太平洋経済連携協定にこぎつけるなど様々な成果
を上げた。東日本大震災から
の復興
の大切な時期に、その重責
を担ったことなどが挙げられています。
一方では、森友・加計学園、桜問題、集団的自由権
の行使容認、旧統一教会と
の接触など納得
のできる
説明がないままと
の疑問
の声が上がっていることも事実であります。安倍氏
の業績
を評価している
人もいる。私もその立場でありますが、そうでない
人もいる。どちらとも言えない
人もいる。賛否がいろいろある中では業績よりもどういう地位
の人であれば国葬にするなどといったルール
を法律でつくれば分かりやすいとも感じるところであります。岸田首相
の人の話
をよく聞く等、モットーとする特技が数多く
の反対
の声
を押し切ってまで実施されることに少し残念な気持ちでもあります。
既に明日午後2時から日本武道館で国葬儀が営まれることが決定
をしております。ただ、痛ましくも亡くなった
人を嘆き、悲しみ、穏やかに、静かにお見送りすることが哀悼
の思いではないでしょうか。
結果、本日提案された意見書においては、国へ
の到着時点では意思
を表明するだけにとどまり、実効性が伴わなくなってしまうことから、私も心は錯綜しておりますが、この意見書に対して本日可決するということはできない。反対といたします。
○議長(
吉村裕之君) 青木議員!
○12番(青木義勝君) まず初めに、安倍元首相が無謀な凶弾で亡くなられました。さぞかし無念だったと思います。慎んで哀悼
の意
を表します。
さて、意見書
の件でございますが、安倍元首相
の国葬
の中止
を求めるとありますが、もう明日
のことでございますので、私は反対と解釈
をして、意見書に意見
を付して賛成討論といたします。
国葬として
の実施には私は反対です。その趣旨については、私は法律等
の専門的知識はないので、一般庶民
の感覚と私
の主観
を述べること
をお許しください。国家行事として
の可否、法的根拠及び経費等
の問題も重要ですが、私はこれら
のこと
を超越して国民
の多数が国葬として弔意
を示そうという声が今現在では各種
の世論調査では小さい。逆に反対多数と
の報道もあります。これら
の現象は、私
の主観では、旧統一教会問題に加えて、安倍さん
の政治スタンスと手法に不満
を抱く多数
の国民
の存在かと思われます。国
のトップとしては必要なスタンスかと思いますが、安倍さん
のシェアは主にアメリカ、国
の中央部、そして大企業、経済
の勝ち組、忖度者、そしてアベノミクス
の受益者であり、これら
のことで出た成果物
を中央集権に偏らずして、地方へ、そして中小零細企業及び勤労者
の賃金アップ等に回してほしい。すなわち弱い立場
の人たちへ
の配分
のシステム
の構築がおろそかであったと私は思っております。それゆえ、現状では、国葬に反対か、賛成かと、国論
を二分しているときに強行すれば、たかが国葬
の論議で国民
の心情
の分断
を招けば、将来多面的な禍根
を残すと私は思います。
加えてこのような現況下で
の執行は、不慮
の死
を遂げられた安倍さん及び御遺族
の心情
を察する配慮も肝要かと思われます。
よって、私は国葬に反対ですので、意見書には賛成といたします
以上。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 青木議員、賛成討論ありがとうございました。皆さん、国葬ってね、税金
を使ったお弔いなんですから、青木議員が言われるように国民
の大多数が賛成して、初めて国葬という
のができるんじゃないかと思います。9月初めに、エコール・マミで
のシール投票でも反対が圧倒的に多かったですし、この間、共産党県委員会が2日から17日に県内
の駅等などで11回実施したシール投票でも国葬
の問題では463
人が投票して反対が84%、賛成が8.6%、どちらでもないが7.3%でした。このこと
を見ても、また毎日報道される報道によっても国民
の大多数がこの国葬に反対している。それも税金
を使って16億円と言われていますが、それ以上になるということも懸念されています。これだけ
の税金
を使った国葬
をするという
のを、強行するという
のは本当に許されないことだと思います。
国
の公式
の事業となれば憲法や法律にのっとって適合性に疑義がないようにしなくてはなりません。憲法14条では、全て
の国民
の法
の下
の平等
を定めています。安倍氏
の特別に国葬にする理由がある
のか
を説明できないなら憲法
の平等原則に違反することになります。安倍さんはこんなに仕事
をしたというなら、そのこと
を説明するパネル展なり、記者会見
をやればいい。特段国
の葬儀という形
をとる必要はありません。海外から
のお悔やみが多く寄せられるからというなら、手紙とか電報で安倍家が受け取ればよい。これ
を国が受け取る
のは違う
のではないでしょうか。外交
の機会という
説明は葬儀
を外国
の首脳
を話
をする道具にするということで故人に失礼な話です。外交したいなら国際会議
を設定すべきです。たたえるだけ
の特別な業績があったというなら客観性が問われます。国家が主観的な裁量で行政権力
を行使してはならないからです。安倍氏
を国葬にするなら、第三者機関が客観的に設定した特別に国葬にする理由が必要でしょう。同じく長く首相
を務めた佐藤栄作氏や中曽根元首相が国葬ではないのに、なぜ安倍氏が国葬か問われます。国民
の税金で行われる国葬には公共性が問われます。政権メンバー
の客観的な感情
の満足
のために公金
を使う
のであれば憲法違反になります。今、物価高
の折に16億円以上
の税金
を使うことに国民は納得ができません。国葬に弔意
を求めることになれば、憲法19条
の思想信条
の自由
の問題になります。役所や学校が組織として弔意
を示せば、弔意
を示したくない
人が巻き込まれてしまいます。自由
の侵害ではないと言いたいなら国が官公庁や学校に弔旗や黙祷などはせずに個人
の自由
を徹底してくださいという通達
を出すべきではないでしょうか。広陵町長は半旗
を掲げる方向で動いていると聞いておりますが、自由
を侵す行為ではないですか。こういう国中に混乱
を巻き起こす国葬より、自民党葬、または自民党プラス統一教会葬などにされたほうが安倍氏自身
を追悼する
のに適していると思います。
よって、この国葬
反対意見書に賛成
をいたします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。
坂野議員!
○7番(坂野佳宏君) 質問でもちらっと触れておりますが、そもそもこの
広陵町議会で国葬について
の議論は必要ないんです。ないこと
を今、山田議員もおっしゃっている内容は皆マスコミがテレビで言うている内容
の抜粋版です。国葬
の是非は法律上は正しいんです。ただし、感情論でいくとあかん
のです。そやからそもそもこの意見書
を受理せないかん、この
広陵町議会のシステムが間違っている、これについてはね。ほか
の分はいいけど、これについては駄目です。私は駄目なんです。そやから、これ
を本来私は賛成も反対もしませんが、これ
をそもそも採択しなければならないという制度には私は疑問
を持っております。これ
を機会にちょっとまた今後考えたいと思いますが、とにかくこの内容は関係ないですよ。この意見書
をとりあえずこの議会に上程しなければならない制度に対して反対でございます。そやからこのペーパーに対しては賛成できませんのでよろしくお願いします。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
千北議員!
○3番(千北慎也君) 今、
坂野議員からちょっと斜め上
の反対討論がありましたが、私からも結論としては意見書に反対と
の立場で反対討論
をさせていただきます。
まず前提としてですが、今回させていただいているこの討論、様々な立場で皆様おっしゃいましたけれども、提出された意見書に対する賛否
を討論しているものであって、国葬そのもの自体
の賛否が問われているものではないということだけお断り
をさせていただきます。明日実施される安倍晋三国葬儀について
の賛否
を表明するものではないということ
を断っておきます。
改めまして、意見書に反対
の立場で討論させていただくわけですが、まず結果として国葬
をやるべきかどうかであるとか、国葬
の中身について大きな議論
を呼んでしまっていること、及び様々な事情が重なって、特に提案者
の八尾議員からもありましたけれども、特にG7
の首脳
の皆様
の出席がかなわなくなってしまったことなど
を勘案すれば主に手続面で批判されるべき点があってもしかるべきかなというふうには、その点は否めないかなと思っております。ただし、先ほど提案者
の八尾議員からは、外交
の効果がもうないんじゃないかということもありましたけれども、実際日本
の国防
を考える上で重要なインド
の首相であったりとか、ベトナム
の副首相もいらっしゃるわけですので、弔問外交
の側面として無意味ではないという
のは言える
のかなというふうには考えております。そうした批判すべき点があることは否めないとしながらも、しかしながらいわゆる国葬
を内閣による閣議決定
を根拠として国
の儀式として行うこと、これが行政権
の範囲内であるということは、内閣府
の所掌事務について定めた内閣府設置法第4条第3項第33号に国
の儀式並びに内閣
の行う儀式及び行事に関する事務に関することと定められていることから、こちらに関しては明らかになっております。こうした点に関する言及なく、法的根拠がないであるとかいう印象論だけ
の御答弁
を賛成者
の方々がされていることは非常に遺憾でございます。さらに、よくなされる議論としては、こちらで定められている国
の儀式というものに対して、いわゆる国葬儀が含まれていない
のではないかという批判もあるそうですけれども、この点に関しては、私、直接内閣府に確認もいたしまして、内閣府設置法
の逐条解説書に国
の儀式として位置づけられた儀式としては、故吉田茂元総理
の国葬儀が含まれると記載されているそうでございます。このことから内閣府設置法
の第4条第3項第33号
の国
の儀式には国葬儀が含まれることは明らかで国葬儀に関して行政権
の範囲で内閣府が決定して行うことができるという
のは、妥当であるというふうに考えております。
じゃあ、ここでもう1個よくされる議論として、そもそも故吉田茂元総理
の国葬
の際に、法的根拠がなかったという話ではないかであるという意見でありますとか、先ほども何回かお名前が出てきておりますが、故佐藤栄作元総理
の葬儀
の方法
の議論
の際に国葬
の法的根拠がなかったから国葬じゃなかったんじゃないか、そんな意見もありますけれども、これむしろそのときに、法的根拠がない法的な根拠が不明確であったからこそ、平成11年に施行された内閣府設置法によって、国葬に関しては内閣府、要するに行政権
の範囲内で行うことができるということが整理されて明記されたわけでございます。要するにこの議論は既に終わっているもの
を蒸し返して印象論
の操作
をされているだけにすぎないというふうに考えております。
また意見書
のほうで懸念されている国家による弔意
の強制につながるという部分ですけれども、これに関しても首相自ら国民一
人一
人に弔意
の表明
を強制しない。喪に服すこと
を求めないとおっしゃっており、この点
を反対すること
の、中止
を求める理由
の一つに挙げられるという
のはあまりにも公
の場に立って主張
を展開されている方に対する冒涜に当たる
のではないかなというふうに考えております。要するにこの懸念も当たらないわけです。むしろ各自治体や各企業において、国葬当日に半旗
を掲げること、それら自体はそれぞれ
の団体
の判断として私たち
の団体は弔意
を表していますというふうに表現されるべきで、それぞれ
の団体
の判断に委ねられているもので、もちろん個人による弔意に関しても同じでもあるというふうに考えております。
以上
のとおり、繰り返しになりますが、あくまで今回提出された意見書に関して、提案者
の八尾議員からは内容は1か月もあった中で変わっている部分、事情が変わっている部分はあるけれども、趣旨
を酌んでいただいてというお話もありましたけれども、やはり提出される
のはこちら
の意見書でありまして、この意見書にどのように書かれている
のかということは非常に重要であるというふうに考えております。日々明らかになっている国葬
を取り巻く状況が整理されておらず、この意見書そのものが不適当であるため反対といたします。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
谷議員!
○8番(谷 禎一君) この意見書に賛成
の立場で討論
をさせていただきます。
実際にいろいろ意見書
を提出すべきでないとか、それであるとか、国葬自体
の中身
の部分に関してどうこうというふうな話はありますが、基本的には安倍さんが亡くなったこと
を悲しむ、そういうふうなことが大事なことでありまして、ここでもめること自体が本当にいい
のかどうかというふうに思います。実際にイギリスでエリザベス女王が亡くなったときにあれだけ
の弔問
の列ができていくということ自体が国葬という意味合い
を持っているものであって、国民
の意思が一番大事な話ではない
のかなというふうに思います。今現在、日本
の国民
の多く
の方、半分以上
の方が国葬はあまりよくないよねというふうな意見がある中で、こういう意見書が出された部分に関しまして、私としては賛成
の立場とさせていただきたいと思います。
○議長(
吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
本案について、反対者がありますので起立により採決します。
議員提出議案第9号
を原案
のとおり可決することに賛成
の諸君
の起立
を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
吉村裕之君) 起立5名であり、賛成少数であります。
よって、
議員提出議案第9号は否決されました。
次に、日程5番、
議員提出議案第10号、
子ども医療費助成制度に係る
現物給付方式による拡充等
を求める意見書については、
坂野議員から提出され、所定
の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。
朗読させます。
局長!
○
議会事務局長(鎌田将二君) 朗読
○議長(
吉村裕之君) 本案について、提案趣旨
の説明をお願いします。
坂野議員!
○7番(坂野佳宏君) 趣旨
説明いたします。
子ども医療費助成制度に係る
現物給付方式による拡充等
を求める意見書。
我が国や我が地域
の未来
を担う子供たちにとって、どこ
の地域であっても、また、いかなる家計
の状況であっても、いつでも安心して社会保障制度
の根幹
の一つである医療
を受診できることは重要であり、
子ども医療費助成制度や乳幼児医療費助成制度
の拡充は地方自治体がリードしてきたものである。平成30年度より、就学前
の乳幼児医療については、国民健康保険
の国庫負担金等
の減額調整措置、いわゆるペナルティーが廃止されたことから、奈良県では令和元年8月診療分から未就学児
を対象に
現物給付方式が導入され、町民
の窓口負担が大きく軽減されることになり、またペナルティー
を課す要因とされている受診
の増加及び医療費
の増加については特段
の有意性は確認されていない。
一方で、就学後
の子ども医療については
現物給付方式により助成した場合、いまだペナルティーが課されている現状である。このペナルティー
を課している国民健康保険
の国庫負担金等
の算定に関する政令は、昭和34年3月24日に公布され、63年も経ている政令が根拠となっている。当時
の大卒初任給(公務員)は約1万円、高卒初任給(公務員)は約6,700円程度であり、世帯状況については専業主婦層が多く
を占め、我が国において1億
人突破前
の爆発的に人口が伸びている時代に施行されている。こういった時代と同一視できるものではなく、現下は人口減少・少子化時代であるとともに、ひとり親家庭や障がい児
の支援、貧困対策と物価高騰対策等による子育て支援は急務である。今こそ国と地方が協力して、この問題に総力
を挙げて取り組まなければならない。よって、国においては、子供
の健やかな成長及び子供
のある家庭における子育てに対する支援
をするために、こども家庭庁設置に向けて取り組まれていることからも、この設置
の趣旨
を踏まえ、速やかに以下
の項目について実現するよう強く要望する。
1.就学後
の子ども医療費助成制度に係る国民健康保険
の国庫負担金等
の減額調整措置
を廃止すること。
2.地方自治体
の取組
を尊重し、子ども医療費助成
を国
の制度として早期に実施すること。
以上、
地方自治法第99条
の規定により、意見書
を提出する。
令和4年9月26日
広陵町議会。
宛て先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、こども政策担当大臣担当宛てとします。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) これより本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑
を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 討論がないようですので、討論
を打ち切り、採決します。
お諮りします。
議員提出議案第10号は、原案
のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第10号は原案
のとおり可決されました。
以上で、本日
の議事日程は全て終了しましたので、これで会議
を閉じます。
本定例会に付議されました事件は、全て終了しました。
令和4年第3回定例会は、これにて閉会します。
(P.M. 1:40閉会)
以上、会議
の顛末
を記載し、その相違ないこと
を証し、ここに署名する。
令和4年9月26日
広陵町議会議長 吉 村 裕 之
署名議員 吉 村 眞弓美
署名議員 岡 本 晃 隆...