えびの市議会 2021-03-16
令和 3年 3月定例会(第 5号 3月16日) 一般質問
令和 3年 3月定例会(第 5号 3月16日) 一般質問
令和三年三月十六日 午前九時三十分開議
第 一 一般質問
第 二 議案第二十九号 令和三年度えびの市
一般会計予算の補正(第一号)について
本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件
令和三年三月十六日 午前九時三十分開議
一 一般質問
二 議案第二十九号 令和三年度えびの市
一般会計予算の補正(第一号)について
出 席 議 員(十四名)
一番 北 園 一 正 君 一一番 竹 中 雪 宏 君
二番 小 宮 寧 子 君 一二番 西 原 義 文 君
三番 吉 留 優 二 君 一三番 西 原 政 文 君
四番 金 田 輝 子 君 一四番 蔵 園 晴 美 君
五番 中 山 義 彦 君 一五番 栗 下 政 雄 君
六番 遠目塚 文 美 君
七番 小 東 和 文 君
八番 田 口 正 英 君
九番 松 窪 ミツエ 君
欠 席 議 員(一名)
一〇番 上 原 康 雄 君
議会事務局職員出席者
事務局長 山 口 忍 君
議事運営係 遊 木 凡 子 君
事務局次長 塚 田 和 孝 君
議事運営係長 鶴 田 淳一郎 君
地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者
市長 村 岡 隆 明 君 税務課長 川 野 利 光 君
副市長 杉 元 真 一 君 福祉課長 黒 木 良 二 君
教育長 永 山 新 一 君
こども課長 永 田 祐 雄 君
総務課長 谷 元 靖 彦 君
健康保険課長 原 田 和 紀 君
企画課長 黒 松 裕 貴 君
介護保険課長 後 藤 一 憲 君
財政課長 宮 浦 浩 二 君
観光商工課長 吉 留 伸 也 君
建設課長 森 隆 秀 君
企業立地課長 松 葉 洋 之 君
農林整備課長 栗 下 徹 君
財産管理課長 有 村 充 君
畜産農政課長 川 越 政 文 君
学校教育課長 白 濱 美保子 君
社会教育課長 領 家 修 司 君
開議 午前 九時 三十分
○議長(北園一正君) ただいまの出席議員は十四名で定足数に達し
ております。
報告します。
上原康雄議員より、体調不良の理由で、本日の会議に欠席する旨の届出
がありますので報告いたします。
これより、直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたし
ております議事日程第五号によって進めます。
これより、本日の日程に入ります。
日程第一、一般質問を行います。
本日は、
田口正英議員、
松窪ミツエ議員、吉留優二議員の三人を予定し
ております。
まず、八番
田口正英議員の発言を許します。
田口正英議員。
○八番(田口正英君) 皆さん、おはようございます。本定例会の本日は
一般質問最終日ということで、私を含め三名の方
が登壇をいたします。最後までどうかよろしくお願いいたします。
早速、一般質問に入らせ
ていただきます
が、昨日のテレビの
ニュース等でも
ありました
が、今、県内の
新型コロナウイルスによる
新規感染者はゼロということで、十三日連続という報道
がされ
ておりました。この
新型コロナウイルス感染症対策に尽力され
ている市長を初め関係者の皆様方には、この場を借り
て厚くお礼申し上げます。
このような
新型コロナウイルス感染症の中でこういったゼロの日
が続くと、何か落ち着いたような感じで日々暮らし
ていけるのではないかなと思っ
ております。こういった日
が少しでも長く続くように、我々も一同、十分気をつけ
て行動し
ていきたいと思っ
ております。
それでは、早速質問に入らせ
ていただきます。今回は、昨年の十二月の定例会の一般質問の内容を踏まえ
て、もう確認と今後の対策、対応等を再度確認をし
て、そしてまた、今期から市内全域で稲作
が行われる関係で、こういった方々への負担とか、そういったもの等
が少なくなるようなお願いをし
ていきます。
そして大きい項目を五項目掲げ
ております
が、今回の
新型コロナワクチン接種については、今日の本会議の後に追加予算で補正で計上されるようで
ありますから、ここはもうまた確認になろうかと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、まず最初に、
硫黄山噴火における
中和処理施設についてでございます
が、二月十一日の
宮日新聞掲載に農業関係の予算として、この
中和処理施設の抜本的な対策、設備の整備に乗り出すとして事業費一億九千五百万円の予算
が計上されたという新聞の報道で
ありました。それに加え
て、早速市のほうから我々議員等にもファクス
が届い
て、同じような内容で
ありました
が。
今回のこの県の一億九千五百万円というのは、市長、県独自の予算として認識し
てよろしいでしょうか。
○市長(村岡隆明君) 今回の
宮崎県議会に計上され
ている予算に関しては、全て県の単独の費用だと伺っ
ております。
○八番(田口正英君) これまで市長を初め我々議員も、国のほうに要望し
て、何とか国のほうで、国の責任において、中和処理の施設の建設を要望し
てきた経緯
があります。そのことについては、さきの十二月の定例会で、市長にも、もう国
がやっ
てくれないのやったら、市あるいは県独自でし
てみ
てはどうかという提案もさせ
ていただきました
が、その結果ではなかろうかなとは察します。
しかし、この県の
水質改善施設の仕様、性能等を考えたときに、これ
が果たして永代まで続く恒久的な施設になり得るかというと、私は少し疑問を感じるわけでございます。
そこで、この県
が予算計上された
中和処理施設、新聞等では令和三年度完成を目指すとのことでした
が、具体的な
計画内容等が入っ
ておれば、お示しをお願いいたします。
○建設課長(森 隆秀君) 現在の施設におきましては、
実証実験施設の簡易的な構造で
ありますので、
硫黄山白濁協議会において、有識者から意見を踏まえ整備を行うもので
あります。
詳細設計においては、恒久的な施設を構築するため、構造や材質も含めた検討
がなされると考え
ております。
詳細設計
が完了すれば、令和三年度内に施設の整備に着手すると説明を受け
ておるところでございます。
○八番(田口正英君) その詳細な設計等は、我々議員にも、できれば、できた時点で提供できるでしょうか。
○建設課長(森 隆秀君) この詳細設計の協議の中には、えびの市の職員も入るようになっ
ておりますので、できた段階での公表はできるのではないかと思います
が、そこ辺については、県に確認をしたいと考え
ております。
○八番(田口正英君) そういうところは、対応方をよろしくお願いをいたし
ておきます。
この
中和処理施設の今後の運営の在り方ですね、市長ね。二番目に掲げ
ておるこの維持管理、この件に関しては、この一億九千五百万円以外に、私はこれは発生するのではなかろうかと思っ
ております
が、どのように今後この管理運営をされ
て、そしてかかる経費は市
が負担するのか、県
が負担するのかお示しください。
○市長(村岡隆明君) 以前に、この一億九千五百万円の大まかな考え方といいますか、まだ詳細設計に入る前の構造は、議会のほうにも示させ
ていただいたと思っ
ております
が、今回の令和三年度の県の予算
が認められれば、細かい設計に入っ
ていきますので、そこでどういう状況なのか、または運営の中で常時水を通すのか、一定の水質になったときだけ通すのか、そういったこともまだ決まっ
ておりませんので、将来的な
維持管理費がどれぐらいかかるかというのは、現時点では分からないところで
あります
が、最終的に施設
が完成し
て、安定した運用
ができるかどうか、そういったところも県のほうで見
ていただきながら、最終的には管理に関わる協力というのも、市のほうではし
ていきたいと思っ
ておりますし、また、前回のような大規模な水質の悪化等
があって、ランニングコスト
が大幅にかかること
が予想されるときには、また県のほうでも相談するということで話をし
ております。
現在は、
維持管理費、そういったものについては、将来、完成し
てから、その運用の方法とか決める中で、市のほうも協力し
ていきたいという話はし
ております
が、具体的な金額で
あったりとかは、まだ決まっ
ていないところでございます。
○八番(田口正英君) 将来的には、どの程度かかるか予測もつかないとは思います。しかし、やっぱりこういうことは、沈殿物の汚泥の状況で
あったり、それから石灰石の購入費用、あるいは搬入費用とか、それから攪拌する費用とか、もろもろの人件費とか、そういったもの等
が発生するわけで、やっぱりこれにかかる費用等は、市長、どの程度、どこまで続い
ていくのかという不安の中で、市
が負担するのか県
が負担するのか、そこら辺は十分協議
がされると思うのです
が、私は国にも、もう少しこういったところを要請をし
ていくべきではないかなと思うのです
が。
これ
が二年三年、あるいは五年ぐらいで終息し
て、全くもう処理施設にはもう頼らないとなるので
あれば、それもいいかなと思うのです
が、これ
が予測
が全くつかないわけで、そこら辺を、市の持出しとか県に負担させるとか、そういうのは、私はちょっと無理
があるのではないかなと思うのです
が、今後、国にこういった経費等を要請するおつもりはないですか。
○市長(村岡隆明君) 最終的には、県の施設として設置をし
ていただくわけでございます。そこの維持管理を国
が出すというケースは、通常で
あればなかなかないのですけれども、当然、何らかの特殊なケースでもございますので、そういったことは引き続き、またお願いはし
ていきたいと思っ
ております。
現時点では、なかなか国の反応
がよくなく
て、県のほうに最終的にお願いし
て、予算化し
ていただいた経緯も
ありますので、今後もその辺の負担については、まだちょっと明確にはなっ
ておりませんけれども、国のほうには、またお願いをし
ていきたいと思っ
ております。
○八番(田口正英君) 例えば上流の
中和処理施設のこれを仮定に、仮に市
が負担するとなると、今度は下流域に設置し
ているあらゆる設備の管理にかかる費用、こういったもの等も全てもう市
が負担し
て、そしてその一部をまた農家に負担をと考え
ているわけでしょう。
我々農家からすると、永代まで続くこの農業経営を、こういったもので負担を強いられ
て、果たして、今後こういった農業経営に関して、後継者とかそういったもの等
が育つかというと、私はちょっとそこら辺
が危惧し
ているわけで、そういったところを、このかかる費用について、そのぐらいは国のほうにお願いをされ
て、何とか市の負担、あるいは農家負担を軽減し
ていく、そういった国との折衝を考え
ていただきたい。
やっぱりこれから先、このような農業経営
が続い
ていけば、やっぱり本市の基幹産業でも
ある農業といいながら、果たしてこの農業を外に向け
て自負できるのかと、こういった懸念を抱きながら、えびの市の
新規就農者が考え
てくださいよとか、そういうことをやっぱり促され
て、果たして農業
がうまくいくのかなと。
今朝の宮日新聞で
ありました
が、大分県は
農業緊急事態宣言ということで、農業の産出額
がかなり前年度と比べ
て収入減
が増えたということで、この稲作を見直し
て、作物転換を促し
ていくと、十五日からそういう
緊急事態宣言が発令されました
が、もう少し国に強い思いを入れ
て、こういった負担等を軽減し
て、国のほうとの折衝を考え
ていかれるおつもりは
ありませんか、市長。
○市長(村岡隆明君) 先ほど来申し上げ
ております最上流部の
中和処理施設に関しましては、まだ方向性等は決まっ
ていないわけでございます
が、下流域の
水質監視システム、
緊急取水停止システム、こういったものも維持費
が当然かかっ
ておるわけでございます。現時点では、農家の負担
がないところも
あります
が、将来的には負担をし
ていただくということで、施設の設置等につきまし
ては、全て公費で造らせ
ていただいたわけでございます
が、維持管理は必要だということで、当然、受益者の皆さん方とも合意形成をいたした上で設置をさせ
ていただい
ております。
通常の水の管理に関しましては、その受益者の皆さん方
が当然維持費は出されるわけでございます
が、硫黄山に起因するというところで、特殊な要因もございますので、先ほど申し上げました恒久的な
中和処理施設、こういったものの
維持管理等も含め
て、国のほうにはまた相談をし
てみたいとは思っ
ております。
○八番(田口正英君) 是非お願いをし
ておきます。
岡元用水路の関係者の方々、三期ぶりになるわけです
が、この三期というのは、非常に、市長、デメリット
が大きい。やっぱり農家の心情を察すれば、意欲
がやっぱり薄れ
ていっ
て、果たして米をもう作っ
て販売し
て収益
が上がるかというと、もう何かこう心はやっぱり折れ
て、なかなか前向きに、よし、やるぞというような意気込み
が余り伝わっ
てはきません
が、そうは言っ
ておられないわけで、何とか農家の方々は前向きに捉え
て、機械導入や設備投資をしながらいこうかという農家の方々もおられます。よろしくそこら辺はまた国のほうとも折衝をお願いをし
ておきます。
今、この三番目の導入した
水質監視システム、
緊急取水停止システム、今、
岡元用水路でも取付け工事等の発注等で、今、計画をされ
ておられるところです
が、今後、これは、十二月定例会でも維持し
ていくという回答でした
が、これの試算は大体でき
ているのですか。
そして十二月定例会の答弁の中で、これを合算し
て、そして関係農家へ負担をお願いをするという説明でした
が、その具体的な内容はでき
ているわけですか。お示しください。
○
農林整備課長(栗下 徹君)
維持管理費につきまし
ては、電気代と
システム利用料が必要となります
が、現在、宮崎県とえびの市
が二分の一ずつを負担し
ております。令和四年度からはえびの市
が二分の一を負担し、残りを
地元関係者で負担し
ていただくよう考え
ております。今後関係する地区の皆さんと協議させ
ていただくことと考え
ております。
具体的には、現在稼働し
ております堂本、宮川元、
宮路玉頭首工で年間五十万円程度を見込んでおります。岡元水系だけで
あれば、年間一十万円から二十万円程度と見込んでおります
が、全て
受益面積割とする考えでございます。
○八番(田口正英君) 具体的に数字を早く示し
て、やっぱり農家の同意も取らないかんというわけでしょうから、そこら辺の具体的な数字を早く示し
て、それは令和四年度からということでしょうけれども、農家にし
てみれば、やっぱり数百円でも負担は負担なんですから、そこら辺を、今後
いつ頃をめどに、農家と費用負担についての協議はされるおつもりか、お考え
があればお示しください。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 具体的には、今後、地元の皆さんと協議を進め
ていく考えでございます
が、システムの設置におきましては、これまで地元との説明会や協議の中で、
維持管理費の負担についても説明をし、合意形成
がなされ
ているところでございます。したがいまし
て、地元の方へは御理解賜っ
ているものと考え
ております。
○八番(田口正英君) そこら辺は、もう令和四年度に向け
て速やかな
事業計画行動をお願いをし
ておきます。
それから五番目の、この施設完成後も水質検査は継続するかということでした
が、十二月の答弁では、水質監視はし
ていくということでした
が、今現在の
大原橋付近の水質等
が分かれば、お示しいただけますか。(発言する者あり)
なぜ私
がそれを尋ねるかというと、今期もうこの三月
が過ぎ
て四月になると、もう田んぼの作付の準備に入るわけで、ペーハー
が大体どの程度で収まっ
ていると考え
て、水質検査による数値
がどこら辺を示し
ているかということを尋ねたかったわけで、やっぱり
土壌改良剤を入れ
ていかんないかんかなと思うのです
が、六から七ぐらい
あれば大丈夫かなと思うのです
が、それ以下だったら、やっぱり今言うように
土壌改良剤を入れ
ていかんないかんということで、ちょっと聞いたのです
が。ちょっと担当のほうへ連絡し
て、数値をちょっとお願いできますか。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 大原橋でのペーハーの推移でございます
が、昨年の十二月二日からペーハー
が六から七で安定し
ている状況でございます。
農業用水の基準といたしまし
ては、ペーハー
が六から七・五ということになりますので、今現在、安定し
ている状況でございます。
○八番(田口正英君) その情報等は、農家の方々へはどういうふうにつないでいっ
ているのか、いくつもりなのか。考え
がありますか。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 今現在は、農家の皆さんへはお知らせはし
ていないところでございます
が、今後、周知の方法について検討し
てまいりたいと考え
ております。
○八番(田口正英君) 非常に、作物を作る上では、重要な部分で
あります。市長、これは担当課に指示をし
ていただい
て、やっぱりこの水系の関係者の方々
が基準内でやっぱり作物
ができるんだということを認識し
ていただくためにも、私は必要かなと思うのです
が、市長、指示をし
ていただけるでしょうか。
○市長(村岡隆明君) 現在も水質検査の結果は、県の
ホームページで公表され
ておりますので、そういったものを皆さん方のほうで見
ていただくような情報を、しっかり伝え
ていきたいと思っ
ております。
○八番(田口正英君)
ホームページ等には確かに載っ
ております
が、高齢化
が進んで、そういったところへは行けないという方々も多々
あるのではなかろうかと思っ
ておりますので、いろいろな場面で、農家の方々と接する機会
が担当課は
あると思うのです
が、その席では、必ずこのペーハーについては、現在のペーハーの数値等は示し
ていただい
て、農家の方々に周知をし
ていただけるようにお願いを申し上げ
ておきます。
続い
て、六番目の、この施設の能力を超える事案
が発生した場合の対策はでき
ているのかということなんです
が、担当課の話によると、ペーハー一を目指し
ていく施設で
あるということで、前回のような事案
が発生した場合は、対応は厳しいということで、市から我々に文書
がファクス
が来た中を見
てみますと、仕様、性能等を見
てみますと、シンプルな構造で、周辺環境に配慮する、性能には限界
あるものの、低コストかつ短工期というように書い
てありまし
て、一番最後に噴火当初のような著しい白濁
があり、水量
が多い場合は、十分に対応できないと記載をし
てあります
が、さきにも申し上げました
が、果たしてこれ
が恒久的な施設かというと、そうではない。
しかし、噴火当初のようなことはなく
ても、これから予測できるで
あろう、噴火当初とは言いがたい
が、それに似たような事案
が発生したとき、このペーハー一上げる施設
が、どういう施設か、私も分かりません
が、どのような状態
が発生したときに使えないのか。噴火当初のような以下で
あれば、対応
ができるのか。そこら辺は担当課として、どのように考え
ておられるのか。考え
があれば、お示しください。
○建設課長(森 隆秀君) 噴火当初のような白濁した水は濁度
が高く、石灰石と反応も悪くなるため、白濁した状態で流れる場合は、沈殿池に流入させ
て、上水だけを下流に流すというようなことになるかと考え
ております。
○八番(田口正英君) この下流域に
ある緊急取水停止システム、ここはどの時点で停止する。例えば赤子川の岡元用水系の取水口と、そして下流域に三台設置し
ている取水停止システム、これはそれぞれ異なっ
てくるのではないかなと思うのです
が。一遍には停止はしないはずだと思うのです
が、その基準というのは、どこなんですか。そこら辺、分かっ
ておれば、私はよう分からんからちょっと聞くのです
が、ペーハーを一上げる、えびの高原の
中和処理施設、そのペーハー一上がらなければ、ではどうなるのかという話なんですよね。
ペーハー
が一上がらないような事案
が発生したときは、下流域に
ある取水システムはどのような状態で停止するのか。そこら辺
がちょっと私には、いまだにちょっと理解できないのですよ。そこら辺は担当課として、どのように考え
ておられますか。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 今現在での緊急停止システムにつきまし
ては、今設置し
ております岡元水系でございます
が、
岡元用水路の取水口、隧道入り口にセンサーを設けまし
て、今現在、ペーハー四未満のときに停止するシステムという取扱いで運用をしようと考え
ているところでございます。
○八番(田口正英君) えびの高原内にはペーハー一を上げる施設
ができるわけですよね。そのペーハー一上がらなかったら、下流域の取水システムは、例えばペーハー
が今担当課長
がおっしゃられたペーハーよりか上っ
ていたら閉まらないわけでしょう。そこら辺
がちょっと私もよく分からんとです
が。
要は、えびの高原の
中和処理施設はペーハー一上げるための施設を造るということですよね。それだけは理解し
ているのです
が、もし、噴火当初に劣るような事案
が発生し
て、ペーハーを上げられないまま下流域に流れた場合ですよね。
これは試験するわけにもいかないですし、そのまま作付途中で
あった場合に、ちょっと心配されるんですけれども。そういった事案等
が起きないようには十分設計等に注意を払っ
て設備はされるわけなんですけども。万が一を考えたときに、やっぱりどうなるのかなというの
がちょっと懸念されたものですから。これを理解するというの
が、ちょっと、私はちょっと頭
が悪いものですから、理解
ができないのです
が。要は、ペーハー一上げることによって、重金属類はなくなる、発生しないとは思っ
ておるんです
が。
そういったところはもう専門的なことで、担当課のほうは十分承知され
ていることと思いますので、この六番目の対策については、市長、やっぱり今後も何とか国のほうにもお願いをし
て、もう少し恒久的なものを整備し
ていただくように、また、国とのほうに要望をし
ていただけるでしょうかね、市長。
○市長(村岡隆明君) これまでの実証実験も含め
て、県のほうで当初から予定し
ていたの
がペーハーを一上げるという施設、今は実証実験の施設ですので、コンパネで造っ
てありますけれども、その能力を恒久的に使えるものにし
ていくということでございますので、この施設自体
が全てを解決できるだけの能力を持った施設ではございません。
ですから、下流域の
水質監視システム、
緊急取水停止システムは、河川の水質
が悪くなったときに、それより先に行かせないと、とにかく上の状況
がどうで
あれ、田んぼに水質
が悪くなったときの水を入れないということでございます。
さらに、最上流部の、今回県
が設置し
ていただく施設に関しましても、ペーハーを一上げれば、下流側で取水
ができるというようなときに効果を発揮するわけでございます。当然、噴出物のペーハー
が一とかいう状況で
あれば、施設を通してもほぼ変わらない状況ですし、そうなれば、下流域のこのシステム
が働い
て、水は取れないと、それは田んぼを植え
てからでも、その年は作れないという状況も当然出
てき
てしまうと考え
ております。
自然のことですから、なかなかそこ
が状況
が把握できないのですけれども、そうなれば、また、違う補償の手当ということにはなろうかと思いますけれども。現時点では、前回のようなこと
があったときに、今回は四期ぶりということになりましたけれども、二期ぶり、前回では作れなかった時期でも、施設を通せばペーハー
が一上って、取水
ができると。前回よりも田んぼを作らない期間
が少なく
て済むというような施設でございますので、前回のような噴火
があれば、どうしてもやっぱり取水できないという状況
が出
てくるということは、現在のシステムでもそういう状況
があると考え
ております。
○八番(田口正英君) 大方のことは理解はするんです
が、担当課にちょっとお伺いします
が、ペーハー四以下で取水停止と言われましたよね。これをペーハー五ぐらい、五・五ぐらいに上げ
て停止する、ペーハー四ぐらいで流し
てもらったら、土壌
がちょっとやっぱり心配なんですよね。これ、みんな
岡元用水路に今度造るシステムと、今、下流域につい
ているシステムは、ほぼ同一で閉まる、停止するという考え方でよろしいですか。これをペーハーをもう少し上げた状態で閉まると、ペーハー六でないと、例えばペーハー六でないと、もう閉まるというシステムには変更できないですか。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 今現在、宮崎県と、あと水質の専門家等で水質による操作の規則というのを作成中でございます。その中で、ペーハーの値についても地元と協議をし
ていきたいと思っ
ております。
○八番(田口正英君) 是非、そういうふうに、少し農業関係の土壌とか、そういったものにもやっぱり精通した方を中に入れ
ていただい
て、担当課のほうは十分分かっ
ておられると思います
が、土壌というのは、やっぱり作物の基本、病害虫や収穫量等に左右されますので、そこら辺は十分農家に心配
がないようにし
ていただけたらいいかなと思いますので、是非ともこういうシステム
が作動しないように、上の
中和処理施設で事案
が解消できるように、市長のほうにお願いをし
ておきます。
次に、二番目のえびの高原における観光客誘客についてです
が、これはいろいろな状況で、えびの市にインバウンドで内外から観光客の誘客について、また、このえびの高原を拠点とした観光地
がやっぱり続い
ていくことを願っ
ておるわけです
が、この噴火に伴い県道一号線
が通行できない状況
が続い
ている、この影響によりえびの高原への観光客
が激減し、足湯の駅を初め宿泊、飲食業、土産物店などへの多大な損害を与え
ている、いまだ先行きの見えない状況で、多くの方々
が閉塞感を感じ
ておられます。
この県道一号線の早急な開通に向け
て、えびの市として、今後どのように県、国のほうにお願いをし
て促し
ていくのか、担当課として何か
あればお示しください。
○建設課長(森 隆秀君) 今、県道一号線の状況についてのお話をさせ
ていただきます。県道そばの噴気孔を避けるバイパス整備を計画し、災害復旧事業として採択され
ております。宮崎県では、事業
が火山の影響を受けることから、学識者の意見を聞きながら、道路利用者及び工事作業者の安全確保について具体案を作成し、昨年十二月に検討会を開催し
ております。
その会議では、火山の専門家から、追加で検討すべき課題について意見
があったため、現在、県で検討を行っ
ているところとお聞きし
ているところでございます。
○八番(田口正英君) 検討、検討って、もう何回ってこの話は、課長、聞くんですよね。やっぱりえびの市としては、これ
がやっぱりえびの高原に観光客を誘客する最大のインフラというのですか、道路ではなかろうかなと思うのです
が。
聞くところによると、全く見通し
が立っ
ていない。何でかというと、あの硫黄山の蒸気は毒性を持っ
ているということで話は聞い
ておるのです
が。それでなかなか計画
が一転二転し
てしまう。そして先
が見えない。今検討をし
ていると、昨年の十二月に会議を開いた中でも検討し
ているということなんでしょう
が、具体的に全く計画
が立たないのか、計画を立てる以前の会議なのか、その毒性
がある蒸気、そういったもの等
が影響し
ているのか、どうなんですか、課長。
○建設課長(森 隆秀君) 今、工法的なものについては、決定し
ているところでございます
が、ガス濃度
があるということで、工事作業中の安全確保、また、完成した後の道路通行に対しての安全確保、そういうものについて基準値を決めたりとかいうもので検討され
ていると聞い
ておるところでございます。
○八番(田口正英君) 市長、この間、足湯の駅えびの高原の追加補正の中で、管理者で
ある法人のほうへは支援をし
ていただきました
が、ここでこの民間の事業者の方々
が事業を営まれ
ておられるわけです
が、私はこの県道一号線のやっぱり通行止めで、かなり影響
があると思うのです
が、担当課としては、この民間の事業者の方々へは、どのような対策を、対応を今後し
ていかれるおつもりなのか、考え
があったらお示しください。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 県道一号線
が硫黄山噴火に起因するガス規制の影響で通行止め
が解除されないため、観光業に対する多大な影響
が続い
ていると考え
ております。昨年十二月に県庁で開催された県道小林えびの高原牧園線の共用に関する検討会におきましても、万が一の噴火や硫化水素等火山ガスの発生による登山者や観光客等への安全管理も十分な配慮をしながら、観光のみならず産業物流の観点からも、早期に通行再開
が可能となる判断をし
ていただくよう強く要望をしたところではございます。
議員御指摘のとおり、民間の事業者等
が営業され
ておりますけれども、現時点では、いろいろな対策等、なかなか市
が単独で打てない状況ではございます。この各種施設の事業者への収入減に対する支援の要請なり、なかなか国県への支援の要望というのは厳しいのはでないかなとは考え
ているところではございます。
○八番(田口正英君) 今の現在の足湯の駅えびの高原、以前は民間の企業の方
が経営をされ
て、この
硫黄山噴火あるいは県道一号線の通行止めにより収益
が激減したということで、撤退された。そしてその後を本市
が受け継いで、今、管理を委託し
ている法人の方々
が行っ
ていただい
ているわけです
が、この二者の事業者の方々は、何とかここでやろうと、今でも頑張っ
ておられるわけです
が、私はこれを何とか、県あるいは国、市も含め
て、やっぱり見通し
が立たないので
あれば、県道一号線
がかなり私は誘客に影響を及ぼすのではないかなと思っ
ております。
そういったことを踏まえると、やっぱりこの方々をどうしても支援し
ていただきたい。市長はどのようにお考えなのか、お聞かせください。
○市長(村岡隆明君) 市の施設で管理の委託を出し
て、市
が直営で足湯の駅は行っ
ておりますし、りんどうのほうは、貸付けをし
ているという状況でございますので、当然、両方とも影響を受け
ておりますし、指定管理者で今回スタートするえびの高原荘におきましても、スタート時点からそういうリスクはやはり持っ
ている状況だとは思っ
ております。
当然、県道で市のほうも機会
あるごとに、県道一号線の早期開通については、もうずっとお願いし続け
ておりますし、先日、副知事
が退任の御挨拶に来られましたけれども、改めて何とか県道一号線の見通しをつけ
て退任し
ていただきたいというようなお話もさせ
ていただきましたので、いろいろ火山ガスの対応の方向性を示さなければいけないというような課題
が残っ
ておるようでございます
が、しっかりと安全に今後も通行できるような道路として、県のほうには引き続き早く、とにかく早く開通し
ていただきたいということで、またお願いはし
ていきたいと思っ
ております。
○八番(田口正英君) やっぱりこのえびの高原を観光拠点とするので
あれば、やっぱり経済効果をどのように促し
ていくのかというの
が、私は大事ではなかろうかと思っ
ております。やっぱり自治体の重要な課題の一つとまで言われ
ている地域のインフラを維持することは不可欠で
あると考え
ております。
特にえびの高原の県道一号線、それからえびの高原小田線、県道三十号線ですか、こういったところはやっぱり観光拠点とするので
あれば維持し
ていかなければいけない。これによって、えびの市の経済効果も上がるのではないかなと思っ
ております
が、そこで頑張っ
ておられる民間の事業者の方々への支援というのは、本当に私は今後必要になっ
てくるのではなかろうかなと思っ
ております。
いつまでこの県道一号線
が通行止めで開通
が果たしていつなのかというの
が分からない中でのこの事業経営をされ
ている、もう一度、市長、この方々へ何とか手厚い支援とか、そういったものを今後市として考え
ていかれるおつもりはないか、お聞かせください。
○市長(村岡隆明君) 幸いというとあれですけれども、今般、
新型コロナウイルス感染症の影響も
あって、いろいろな営業補償等も、最終的にはこれに関しましては火山の影響というのも重ね
てあるわけでございます
が、そういったものも活用できる状況にも
ありますし、道路の通行止めをもっ
ての補償というのは、なかなかほかの道路の部分もございますし、なかなか基準
が難しいのではないかと思っ
ております。
当然、管理をする上で、事前にこういった予測
があって、今の道の駅のほうとの契約の中では、そういったことも当初から盛り込ませ
ていただきましたけれども、なかなか個別の事案での対処というのは、難しいと思っ
ております。
○八番(田口正英君) 今、市長
が県道一号線のことを云々言われました
が、追加補正の中には、やっぱり県道一号線の通行止めによる影響という文言も入っ
ておったようでございます
が、そういったことを考えると、市
がやっぱり委託した管理業者には、そういう文言を含んで支援はし
ていただく。しかし民間事業者で
あれば、そういったもの等
が発生しない、支援できない、難しい。私はこの民間事業者の方々によって、このえびの高原は観光拠点になったと思っ
ております。ですから、そういったものをもう一度検討し
ていただい
て、何とかお力添えをお願いをしたいのです
が。再度、市長のお考えをお聞かせください。
○市長(村岡隆明君) 当然、国県の考え方も、
新型コロナウイルス感染症の蔓延を防止するために休業をお願いした部分に関しましては、何らかの補填をするというような考え方でございます。今回、一号線
が通れない、店はずっと開け
ておられますので、逆に足湯の駅えびの高原を閉めさせたわけでございますので、その商売の機会を失ったという状況はないと思っ
ております。
そういった交通規制の部分での影響というのを、一つ一つとらまえ
て、個別に対応というのはなかなか判断基準の作り方とかも含め
て難しいなというの
が率直な考えでございます。
○八番(田口正英君)
新型コロナウイルス感染症でも自粛要請期間でも、自分たち
がここで、この収益でやっぱり生活を営んでいくという、やっぱり決意の下で事業をされ
ていると思います。ですから、収入は少ないけれども、何とか日銭を稼げるというような状態の中で、今、経営をされ
ていると思います
が、そこら辺を十分酌んでいただい
て、今後、この県道一号線について、やっぱりそういった支障等
が私は少なからずとも否定はできないと考え
ておりますので、そこら辺を十分含んでいただい
て、対応をお願いをし
ておきます。この件については、以上で終わります。
次に、三番目の農業農村整備事業について、これは、先日、栗下議員のほうからも、亀沢地区内の質問
が出
て、市長の答弁も、補正で事業計画、測量設計
が計上され
ているという答弁でした
が、これ、もう少し詳しく御説明願えますか。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 堂本水路の改修につきまし
ては、繰越明許費と併せ
て三月補正として予算計上をお願いし
ているところでございます。
今回、測量設計調査を行う箇所は、柳水流から亀沢にまたがる五百三十メートルでございます。JR付近の未改修部分も
あります
が、この未整備区間も一体的に整備する考えでございます。
○八番(田口正英君) これは、えびの地震のときに、幣田地区
が震源地となっ
て、相当山の崩壊で
あったり道路決壊、あるいは水路等に被害
が及びました。当時、私は十八歳で高校三年でした。学校にも線路
があめのように曲がっ
て、通学できなく
て、しばらく自宅待機でした
が、もう耐用年数は大分過ぎ
ております。
課長、暗渠の施設
が二か所
あり、そして今課長
が答弁された踏切近くの擁壁
がまだ未執行、でき
ていない。それから下流に
ある暗渠、この二か所、鉄橋付近、これも全てこれから実施、調査計画、実施し
ていくお考えなのかお示しください。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 御質問いただきました市道部分の暗渠の部分、それとJRの未改修の区間、それとJRから下流の隧道の部分について、一体的に今後事業計画を作成する予定でございます。
○八番(田口正英君)
いつ頃完成の予定なんですか。
○
農林整備課長(栗下 徹君) 予算を今回の三月補正でお願いし
ている関係で、まだ、発注
ができ
ていない状況でございます。
○八番(田口正英君) 先ほども申しました
が、下流域はもう田植の準備等々で忙しくなっ
てきたりもします。調査、あるいは実施計画、実施に入ったら、やっぱりそういったもの等は早めに地元の関係者の方々へ周知方をお願いをし
ておきます。
この亀沢地区は、相当な面積を有し
て、えびの市でもおいしい米どころとして皆さん評判
がよろしいようでございますので、是非そういったことを早急に進め
ていっ
ていただきたいと思います。
次に、
新型コロナワクチン接種についてです
が、これを通告をし
ておりました
が、今回、また追加で出
てきた案件なんです
が、お知らせ版にこの
新型コロナウイルスワクチン接種についてということで書い
てありました
が。これは、接種は個人の意思ということで理解をいたします
が、接種場所と、それから医療機関、もう既に決まっ
ておるんでしょうか。
○
健康保険課長(原田和紀君) 接種場所でございます
が、ただいま個人接種を基本に医療機関と調整を行っ
ているところでございまし
て、今ここで、どこで受けられますというところは、申し訳ございません
が、現在のところ公表できる段階にございません。接種場所、医療機関につきまし
ては、そういうことでございます。
○八番(田口正英君) 早急に担当課のほうでも計画はされ
ているようです
が、接種券、接種のお知らせ、
いつ頃をめどに発送する予定なのか、お知らせください。
○
健康保険課長(原田和紀君) 住民接種は、高齢者の方への優先接種から開始予定でございます。国は四月五日の週から全国にワクチンを発送し、十二日から接種予定で
あるとし
ています。そして四月二十六日の週から全国全ての市町村に行き渡る数量のワクチンを段階的に配送する予定とし
ております。
本市には、最初の配送分として、四月十二日の週に一箱、九百七十五回分、四百八十七人
が二回接種できる分
が予定され
ております。
接種券の発送日については、ワクチンの発送に合わせ
て国
が定める接種順位に沿っ
て市で決定いたします。本市では、ワクチン供給量等を踏まえ、高齢者の方を年齢でさらに細分化し
て接種券を発送し、予防接種を実施する予定でございます。
現在、高齢者の方への接種券発送は、四月中旬を予定し
ているところでございます。
○八番(田口正英君) 四月中旬ということで、了解いたしました。
それから、接種券をする前に、もうコールセンター等も設置をされるわけです
が、このコールセンターは、えびの市専用のコールセンターと理解し
てよろしいでしょうか。
○
健康保険課長(原田和紀君) えびの市で設置予定のコールセンターにつきまし
ては、えびの市で実施いたします予防接種に関する質問、例えば接種時期、接種場所、接種券、予診票等についての質問等、それらにお答えするためのコールセンターと、予約受付といった業務をお願いする予定にし
ているところでございます。
○八番(田口正英君) 了解いたしました
が、例えばそのコールセンターに二回目のワクチンを少し時期
がずれたという御相談等
があった場合に、そこでどのような判断をされ
て、そして接種を促すのか。二週間以内、あるいは三週間以内という期限
があると思うのです
が、二回目の接種ですね。そういった期間等
が過ぎ
て、接種
が受けられるものか、受けられないのかという相談等には、どのように対応を考え
ておられるのか。
○
健康保険課長(原田和紀君) そういう場合の対応につきまし
ては、コールセンターと市のほうで情報を共有した上で、どちらで対応し
ていくのか、市の保健師のほうで対応し
ていくのかといったところを含め
ての協議をした上での対応になろうかと考え
ております。
○八番(田口正英君) 接種券
が送られ
てきますから、それで接種されたい方はそういうコールセンターなりに、医療機関なりに電話等をし
ていただい
て、自分の症状やらそういうもの
が相談
ができるということで理解をいたしました。
次に、接種会場、医療機関への移動困難者に対しての対策ということで通告いたし
ておりました
が、これも追加予算で計上されるようで
あります
が、少し中身についてお伺いをいたします
が、地域公共交通対策事業の中で、助成対象者九百人、令和三年一月末現在と
あります
が、これ条件はどのようになっ
ておるんでしょうか。
○企画課長(黒松裕貴君) 地域公共交通対策事業におけますタクシー利用助成券につきまし
ては、六十五歳以上で
あれば、運転免許証、お車をお持ちでも申請可能でございます。六十四歳から十六歳までの間に関しましては、運転免許証あるいは車両等を所有し
ていないこと
が条件とさせ
ていただい
ております。
○八番(田口正英君) 続きまし
て、この障害者福祉事業の二十人というのは、これ、人数は間違いないですか。
○議長(北園一正君) そのまま休憩いたします。
休憩 午前 十時四十二分
開議 午前 十時四十二分
○議長(北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○八番(田口正英君) そうですね、まだ返答はできないでしょうね。
次に、五番目に入ります。市道の整備について。
この桃ヶ迫柳水流線の整備についてでございます
が、これは先ほども亀沢のほうで話をいたしました
が、えびの地震
が発生した当時に、市長、迂回路として我々の地域
が使用し
て、生活道路として活用し
て、今現在に至っ
ております
が、この市道の整備についてで
あります
が、下流域に架かる橋、これはちょっと角度
が微妙にずれ
て、当時はよかったのです
が、今、農家の大型機械等
が、特に牽引をし
ている場合に、非常に不備を感じ
ておられ
て、この角度
が微妙に違うものですから、改良できないかという話も頂い
ておるわけで、そればかりでは
ありません
が、私は先般ちょっとまた再確認のつもりで行っ
てきたのです
が、この頂上付近の崖
があるところの金網、これ
がもう当初から、設置した当初から、一回も補修をし
ていない。一メートル近く隙間
があって、その間から土砂
が落ち
てき
て、それ
が半端ではないんですよね。その金網を止め
ている金具
がちょっともう緩んで、どうもならんという状態
が続い
ております。
そしてこの頂上付近から柳水流のほうに急勾配で下っ
ていきます。この急勾配の下り坂のところを、一部道路横断の側溝を斜めに三か所ぐらい設置できないかと。水
が相当道路を走っ
てき
て、通行に支障
があると。これを何とか斜めに横断し
て、側溝を入れ
てもらえないかということなのです
が、市道について、担当課としての今後の整備の計画等
があればお示しをお願いいたします。
○建設課長(森 隆秀君) まず、橋梁のほうからです
が、議員の言われます橋梁については、長寿命化修繕計画にて橋梁点検の結果、「健全度一」で
あり、強度について問題はないと考え
ているところでございます
が、現地調査を行いました結果、前後の幅員
が狭いこと、橋
が斜角になっ
ていること、ガードレール
がせり出し
ており、通行しにくいことを確認し
ております。どのような対策
ができるか今後検討をさせ
ていただきたいと思っ
ております。
まだ、頂上部の道路については、災害復旧事業で対策は行われ
ていると考え
ております。落石防護ネットの崩土については、定期的に除去するしかないと、今のところでは考え
ている状況でございます。
最後に言われましたその水路の件については、ちょっと現地調査等を行いながら検討させ
ていただきたいと思います。
○八番(田口正英君) 大変失礼いたしました。これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(北園一正君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前 十時四十五分
開議 午前 十時五十五分
○議長(北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、九番
松窪ミツエ議員の発言を許します。
松窪ミツエ議員。
○九番(松窪ミツエ君) 皆様、お疲れさまでございます。今日
が最終日、一般質問の最終日となりました。三月十六日、去年の三月十六日も、私、登壇をさせ
ていただい
ております。全く同じ日。
そして今日はまためでたい市内での中学校の卒業式でございまし
て、上江一貫校では、小学生も一緒に卒業式
が行われ
ております。教育長にお聞きしましたところ、中学校を巣立つ子供たち
が百六十四名、小学校百四十四名、このうち上江では十四名の中学生と十四名の小学生
が、今日巣立つことになりました。皆様方
が温かいきめ細やかな育児、そして教育支援をいただいたおかげで、子供たち
が元気に巣立っ
ていくことを心より感謝申し上げます。
そして今日の卒業式は、去年に続きまし
て、また、縮小され
て、市長も、それから教育長もここに在籍し
ていらっしゃいます。本来なら、子供たちに励ましのお言葉を祝辞を頂くところかとは思います
が、残念でございます
が、こういう事態でございます。
しかし、子供たち、あの静粛な卒業式、ジーンと身にしみるあの何とも言えない神聖な場所を体験できないのは残念だと思います
が、真幸小学校においては、オンラインを使っ
て、各教室でその様子を子供たち
が体感できるということで、また、新しい時代に向けた卒業式というものを、子供たちは体感し、体得し、次に引き続い
ていくのかなということを思います。
日本のこの卒業式、私も忘れません。何回か受けさせ
ていただきました。参加もさせ
ていただきましたけれども、そのきりっと引き締まる、それ
がまた自分を成長させるような思いでございます。今後も末永く、この卒業式の時期を迎えられますよう、また子供たちの健やかな成長を願いまし
て、一般質問に移らせ
ていただきたいです
が、一言卒業生にお祝いの言葉を、昨年も申し述べましたので、今年もこの場を借り
て申し述べたいと思います。
アイ キャン、私はできる、アイ キャン、私はできる。そう、自分につぶやい
てください。心新たに輝く明日への扉を開い
てください。そしてどのような立場に置かれ
ても、その中から最高の人生の花を咲かせましょう。これを子供たちに贈りたいと思います。
それでは、早速一般質問のほうに入らせ
ていただきます。今日はまた奇遇なこと
がございまし
て、去年は吉留議員と二人、十六日、やっぱり私
が前で、吉留議員
が後からの質問、本当に重なるものだなと思いまし
て、びっくりし
ているところでございます
が、余談はおきまし
て、早速入らせ
ていただきます。
最初に、
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、通告いたし
ておりました。今、田口議員もお尋ねになられましたので、そこらあたりは割愛しまし
て、少し短かな質問になるかと思います
が、よろしくお願いいたします。
初めに、昨年より
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、闘病中の方々の一日も早い御回復をお祈りいたします。
また、日々、感染のリスクと闘いながら、治療や感染拡大防止に御尽力いただい
ている医療関係者の方々に対し、深く感謝申し上げます。一日も早く
新型コロナウイルス感染症が収束することを願いまし
て、質問に入らせ
ていただきます。
我が国は、世界全体から見れば、
新型コロナウイルス感染症の感染者の割合は少ない国で
あります
が、昨年末より第三波と言われる急激な感染拡大により、今年一月には二回目の
緊急事態宣言が発令されました。現在ではひとまずの収束の兆し
が見え
てきました
が、感染拡大を抑えるのには時間
がかかり、休業要請や外出自粛などの影響により、経済の落ち込み
が続い
ています。
今回の
新型コロナウイルス感染症の社会への様々な影響についての正しい状況を分析し、適切な対応を取る必要
があります。現在、多くの方々
が感染拡大を食い止めると期待し
ているワクチンにつきまし
ては、医療関係者への接種
が開始され、接種範囲
が順次拡大される予定です。しかし、ウイルスの変異も次々と発見され
ており、現在のワクチン
がどこまで効果
があるのか、また接種による副反応の問題はどの程度なのかなど、疑念は払拭でき
ておらず、
新型コロナウイルス感染症が本当に収束するのは何年も時間
がかかるという見解も
あります。
田口議員
が今朝の発表では、宮崎県においては、
新規感染者発表はゼロで
あったということで、十四日の連続県内の感染者累計数は千九百四十九人、十一日の時点では、県内病床は二百七十四病床で、六人
が入院ということで、かなりいい、収束に向かっ
ているのかなと期待するところ
がございます。
田口議員も申されましたように、今回追加された一般補正予算(第一号)では、移動手段に関わる費用の計上とか、それからワクチン接種に係る費用の計上、タクシー利用助成に関わる予算計上、そして接種体制の確保の整備をも予算化され、計上され
ております。これ
が可決されると、接種に向けた整備
がどんどん進んでいくのではないかということを思います。市民の不安と混乱を回避するために、どのような計画性を持っ
て進め
ていくのか、また、このことを市民への周知と正しい理解を促し
ていくのか、これから
が本作業になるかと思います。
お知らせ版
が出たということで、ワクチンの接種のスケジュール体制はどうなっ
ているかということをお伺いしたいと思いましたけれども、大方、田口議員
が質問し
ていらっしゃいますので、私のほうはワクチンの管理体制についてはどうなのかをお伺いしたいと思います
が。
○
健康保険課長(原田和紀君) 一般向けの新型コロナワクチンにつきまし
ての管理体制ということでお答えいたします。
まず、ファイザー社のワクチンにつきまし
ては、ディープフリーザーという超冷凍庫
が必要でございます。そちらの設置につきまし
ては、本庁のほうに置く予定にいたし
ております。
したがいまし
て、健康保険課のほうで、そちらのほうを管理いたします。必要に応じ
て、そこから医療機関、接種可能な医療機関のほうに分配する予定にいたし
ているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 本庁で保管され、健康保険課のほう
が管理するということでお伺いいたしました。間違いございませんね。
次に、ワクチンについて、本人の同意
が必要ということをお聞きしましたけれども、この意思の拒否とか、受理とか、この伝達は誰に、どのようにすればいいのかお伺いします。
○
健康保険課長(原田和紀君) ワクチン接種に当たっての本人の意思表示の確認、タイミングということだろうと思います。
新型コロナワクチンの接種には、御本人の接種意思の確認
が必要となっ
ているところでございます。接種の際に記載する予診票の中の、
新型コロナワクチン接種希望書という欄に医師の診察、説明を受け、接種の効果、副反応などについて理解した上で接種を希望しますかという部分にチェックし
ていただき、接種意思の確認を行います。御本人の接種意思を確認しにくい場合は、御家族等に協力いただき、御本人の意思確認をお願いすることになります。
○九番(松窪ミツエ君) 次に、差別防止の啓発についてお伺いします。職場や周りの方々に接種を強制したり、接種を受け
ていない人に差別的な扱いをしない対応
が必要だと思います。マスコミでも、コロナいじめの深刻な報道
がなされ
ています。市としての今後のこの啓発については、どのような対応をなさるかお伺いいたします。
○
健康保険課長(原田和紀君)
新型コロナウイルス感染症に関しては、これまでも感染された方やその御家族
が差別や偏見でさらに苦しまれること
がないよう、市民の皆様には正しい人権意識を持っ
て冷静な行動をお願いし
ているところでございます。
新型コロナワクチンは、段階的に供給
が行われるため、一定の接種順位
が設けられ
ていることによりまして、接種に要する期間
が人によって異なります。
また、接種は強制ではないことから、接種しない選択をされる方も想定されるところでございます。
接種の有無による差別
が生じないよう、ワクチン接種に関する情報管理を徹底するとともに、市民の皆様には、正しい情報の提供とともに、正しい人権意識を持っ
ていただくよう、引き続き周知し
てまいりたいと思っ
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 御尽力いただくということで、是非、この思いを市民共有させ
ていただきたいものでございます。
次に、接種情報とマイナンバーのひもづけは必要なのかということを考えるわけですけれども、ワクチンの接種状況をマイナンバーで管理しようとし
ているのですけれども、本市ではどうなのか。また、国の方針としては通知
があったのか、お伺いいたします。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現在、国は、ワクチン接種記録システムの導入に向け
て準備を進め
ております。その中で、マイナンバーの利用も検討され
ております。
新型コロナウイルスワクチンについては、現在のところ、二回接種となっ
ており、一回目と同じワクチンを接種しなければならないで
あるとか、ワクチンによって接種間隔
が異なるなど、管理
が煩雑で
あるため、住民移動等の際、迅速に把握する必要
があることから、マイナンバーを利用することとし
ております。
○九番(松窪ミツエ君) ただ、マイナンバーの活用をすることで、自治体の既存のシステムの改修なども必要ではないか、また、費用と労力の発生などによるワクチン接種の遅れとか、マイナンバー事務の増大などを誘発するデメリット
が考えられるのではないかと思ったりもします。接種を実施する医療機関にも情報管理の負担をかけ、接種の円滑な実施を妨げるおそれはないかとか、個人情報保護の観点から問題
があるのではないかとの指摘もございます。
国
が全ての費用を負担するといっ
ても、昨年度に実施された特定給付金をマイナンバーと強力に結びつけたことで、全国の多くの自治体で支給の遅れなどを来した事例を見
ても、問題
があると思われます。市長は、これ、どのようにお考えになるでしょうか。
○市長(村岡隆明君) マイナンバーとのひもづけもそうですけれども、ワクチン接種の供給のタイミング等もまだまだ分からない部分
が多く
て、日々情報を確認しながら対応を取っ
ている状況でもございますので、他市町村に遅れること
がないように、しっかり対応するようには伝え
ておりますし、そういったマイナンバーカードとの、便利なところも当然
あると思いますけれども、そのことによって遅れ
が生じないようにということは、指示し
ていきたいと思っ
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 分かりました。
繰り返しになるかと思います
が、
新型コロナウイルス感染症との闘いはワクチン接種の実施により収まっ
てほしいとの期待は
あるものの、現在でも時間
が経過するとともにウイルスの変異体
が見つかっ
ており、接種予定のワクチン
が効かなくなる可能性も
あります。この点を勘案すれば、事態の収束には数年はかかると見
てもおかしくない状況で
あり、感染対策と経済活動の両立を図るためにも、柔軟にコロナ患者用の病床や医療スタッフを確保できる体制を構築し、感染症との闘いのとりでで
ある医療機関を守りつつ、感染者
がある程度増えたとしても、できるだけ経済活動を停滞させない方策
が必要ではないでしょうか。
市長及び市の職員におかれまし
ては、日夜、市民の安心安全のため粉骨砕身の努力をされ
ていますことに敬意を表しますとともに、今後も市民
が安心し
て暮らせるまちづくりに向け
て、
新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、時代に即した政策を進め
ていただくことをお願い申し上げまし
て、本質問を終わらせ
ていただきます。
最後ですけれども、新聞で見ましたところ、感染症指定医療機関、この西諸においては四床ございまし
て、協力医療機関など十四床
あるということで、西諸管内には十八床の患者用の病床
が準備
がされ
ていると理解し
ております。
次に、施政方針について伺っ
てまいります。
総合計画は、市
が目指すべきまちづくりの指針を示した市の最高上位計画で
あると認識し
ています。その計画
が第五次計画から第六次計画に継承されようとし
ています。総合計画は、基本構想と基本計画、実施計画をもって構成され
ています
が、
新型コロナウイルスの感染症対策と経済活動のバランス
が崩れ
て、社会の動きも元に戻れない状態まで変わっ
てしまいました。
実施計画においては、必要な点検や見直し
がなされ
ていくものと思われます
が、令和二年の六月定例会の一般質問で、第六次総合計画作成についてのお考えは伺っ
ています。そのときは、令和四年度を始期とする十年計画で
あること、
新型コロナウイルス感染症の関係で、委託業者のプロポーザル
が完了し
ていない状況で
あること、市民意識調査、ワークショップなどの事業を進める予定で
あることの答弁を担当課長に頂い
ております。
施政方針十一ページの六節、計画の実現に向け
ての一項目に、「計画的な行政運営の推進に、第六次総合計画の策定について作業を進める」と
あります。第六次総合計画について、市長はどのような思いを持っ
て臨んでおられるのか見解をお伺いいたします。
○市長(村岡隆明君) 第六次総合計画、市政運営を進める中で、一番の骨格になる計画で
あります
が、当然、
新型コロナウイルス感染症の影響等も出
てき
て、今、御質問の中にも
あったように、状況
が変わっ
てき
ている状況もございます。これまでに、市民意識調査で
あったりとか、関係団体へのアンケート、そういったものも今取りまとめ
ておりますので、そういったものを見ながら、
新型コロナウイルス感染症の影響というのも幾らか勘案する部分
が出
てくると思いますけれども、決め
ていきたいと思っ
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 具体的に第六次総合計画の実施期間はどのような構想になっ
ているのか、もう決まっ
ているのかお伺いいたします。
○企画課長(黒松裕貴君) 頻発する自然災害やTPP協定等の国際関係におきます政治動向の変化など、また、
新型コロナウイルス感染症の影響により、平時で
あれば五年以上かけ
て進むようなデジタル社会を政府は現在、先取りした形で推進をし
ております。
今後も大きく社会は変容し
ていくこと
が予想され
ており、次期総合計画では、これまでの十年間の比較的長い計画期間ではなく、八年間、令和四年度から十一年度の計画期間を想定し
て作業を進め
ているところでございます。
また、策定作業の進捗状況につきまし
ては、市民意識調査、関係団体アンケート等を実施し
ておるところでございますけれども、令和四年三月定例会におきまして、基本構想、基本計画の骨子をまとめまし
て、提案をする予定でございます。
○九番(松窪ミツエ君) お尋ねしたいことを、市長と課長のほうで、もう一気にまとめ
てお答えいただきましたので、質問
がちょっと困っ
てしまったような感じもございますけれども、着々と進捗し
ているということ、市民の意見も反映され、新しい時代の変容も組み入れた新しい第六次総合計画
ができ
ていくということに期待を持ちまし
て、提案される三月、そのときに、この座に
いられたらいいかと思いますけれども、どういうもの
ができるのか、本当に楽しみでございます。
市制五十周年のキャッチフレーズ「みんなで築いた五十年、次に進もう新時代」、この言葉
が次期総合計画とリンクされ
て、えびのの未来
が築い
ていかれるものと思います。
次に、二項目、行財政改革の推進についてお伺いいたします。
「自主財源で
ある市税について、公平負担の原則に基づく適正な賦課と効果的な収納業務による納期内納付を推進し、収入の確保に努める」と
あります。ここでお願いしたいことは、未収金、延滞金、不納欠損をなるべく出さない努力をし
ていただきたいと思います。これは、日々職員におかれ
ては努力をし
ていらっしゃることではございます。承知もし
ております
が、やはり職員の意識づけ、まあ、いいか、後回しというような意識では、絶対これは積み上げられないものではないかなと思います。使用料の収納も計画性を持っ
て実施いただきたいと考えます。
第六次えびの市行政改革大綱、令和元年度分の取組結果報告書十七ページに記載し
てございます
が、自主財源の確保、税務課の分として、行政改革推進委員会の評価には、払えないと、払わない、実情に合った対処法で収納率のアップをお願いすると
あります。収納業務の関係する課におかれまし
ては、この評価を生かし
ていただきたいと思います
が、市長の所見をお伺いいたします。
○市長(村岡隆明君) 税金のみならず使用料等も含め
て、当然、公平な行政運営ということを考え
ても、きちんと払える方には払っ
ていただきたいということで、市の職員としても関わりを深めるということで、払える人
が払う状況
ができ
てくると思っ
ておりますので、税務課を中心として、非常に収納のほうは成果も出
てき
ておりますので、そういった考え方を全庁的にまた共有しながら、全体的な収納率向上にはつなげ
ていきたいというふうに思っ
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 是非、自主財源はこれ
が少なくなっ
ていきますとまちの衰えにつながると思います。予算審査特別委員会のときに、財政課長
がおっしゃっ
ていましたけれども、国は財源不足のため、地方自治体に臨時財政対策債を認め
ています。地方
が一旦借り入れ
て運用し、国
がまた返済する仕組み、私は慎重な対応を取るべきだと思います。これはやっぱり国にお金
がないから、地方は財政調整基金、積立金を持っ
ておりますので、そこら辺を国は期待し
ているのかと思います
が、国
がかなり財政
が圧迫し
ております、国も。
いつ返し
てもらえるのやら、それも定かではないという不安も湧き上がっ
てきます。
自主財源の大事さは、市民
が共有し
てこのまちを守っ
ていくために、どうしても私たち
が努力し
ていかなければならない部分ではないかなと思います。後から来る子供たちのためにも、そこはきっちりと守っ
ていかなければならないのかなと思っ
ております。
次に、人材育成についてお伺いします。この人材育成については、取りあえず研修、職員研修ということで、触れさせ
ていただきたいと思います
が、何せ今年は
新型コロナウイルス感染症対策の影響も
あってか、実施された研修も少なかったのではないかなと思います。今年度実施された全ての研修の開催の数と、それから職員の皆様の数は、何人ぐらいだったのかお示しいただきたいと思います。
○総務課長(谷元靖彦君) 今年度の人材育成に向けた職員研修の実績ということでございます。
今年度当初、宮崎県市町村振興協会主催の研修でございましたり、市の独自研修、西諸広域行政事務組合主催研修、西諸三市町合同研修などで、二十四件の研修のプログラムへの参加を予定し
ておりました
が、そのうち八件、数十名程度の受講予定の研修等
が新型コロナウイルス感染症関係で中止となったところでございます。
研修の実績といたしまし
ては、人数といたしまし
ては、全体で二百四十七名程度の職員研修の受講の実績になっ
ておるところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) なかなかやっぱり厳しい研修で
あられたかと思います。私
がこれをどうしてお尋ねするかというと、研修において、参加されなかった方、本当に貴重な研修だと思います。年に一回かもしれません。その研修では行政を取り巻く環境、住民サービスの提供先で
ある住民の意識をも刻々と変化し
ております。これらに対応するためには、住民
が求める理想とする職員像に一歩でも近づくための職員研修ではないかということも思います。
この研修できなかった部分の、今後の職員研修の計画、やはり職員みんなで質の向上を高めたり、育っ
ていきたいという思い
がございます。それ
が市民へのサービスかと思います。今後の職員研修計画についてお伺いしたいと思います。
○総務課長(谷元靖彦君) 先ほど、今年度の中止の状況等も答弁したところでございます
が、中止になった研修の中でも、例えば日程をずらしたり、あるいはオンラインでの開催といったフォローも
あったところでございます
が、結果的に実施でき
ていない研修もございます。
また、職員の人材育成に関する研修といたしまし
て、総務課でも重要視し
ておりますので、実施できなかった研修のうち、例えば職責に応じた新任の、例えば課長研修で
あったり、新任の係長、そういった経験による研修で
あったり、それぞれの行政分野での研修等につきまし
ては、次年度からの研修も含め
て実施し
ていきたいとは考え
ております
が、外部主催の部分については、また、そういったところでの協議をし
ていきたいと考え
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 前向きな積極的な職員研修に取り組むということで、今後を期待し
ております。
これは吉留議員からの提案でもございましたけれども、ちょっと雑談し
ているときに、各課内での職場の会議をなさいますよね。恐らく
あるかとは思うのです
が、そういうところに、出張研修、自分には全く関係のない課で
あっても、その課
がどういうような話合いをされ
ているのか、それも一つの緊張
ある、迎える側も行く側も、緊張
ある庁内研修になるのではないかと思います。すぐに実現はできないかもしれません。でも、そういうもの
があってもいいのではないかなと。あ、あそこの課はこういうことを話し合っ
ている、自分の課とこういうところ
がつながっ
ている、また、職員の姿勢を見
て、ああ、積極的だな、自分もこの部分はあの方を見習おうとか、メリット
があるかもしれません。デメリットは余り私考え
ていないのですけれども。そういうようなえびの市の職員の研修の在り方に、一つはこれは提案でございます。御返事は、
ありますか。
あったら回答いただきたいと思います。
○総務課長(谷元靖彦君) 他の職場での研修で
あったり会議、そういったものに課を越え
て参加ということの御提案でございます。
職員は定期的に人事異動等
がございまし
て、それぞれの所属での会議等のやり方、そういった部分については、人事異動のたびに新しい課での、前の課ではこういったことをやっ
ていたよといった、自らの会議において改善等は図っ
ているところでございます
が、市の内部研修、課ごとにも研修をし
ております。課の所属長
が職員に対して服務で
あったりコンプライアンスで
あったり、そういったところの研修も行っ
ておりますので、そういった部分では他課の内容、そういったものについては参考になる部分
が多いかと思っ
ておりますので、そういったものも紹介しながら、市役所全体での人材育成、そういったものを図っ
てまいりたいと考え
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 是非そういうような取組をお願いしたいと思います。また、議員、私どももいろいろと研修をし、自分たちの資質の向上を図っ
ていく、それもまた、私たちに課せられた課題でも
あるかと思います。
続きまし
て、広域行政の推進についてお伺いしたいと思います
が、幾分かは分かっ
ているんですけれども、手短かにといいますか、勝手ではございます
が、ここのところについての御答弁をお願いいたします。
○企画課長(黒松裕貴君) 広域行政の推進に関しましては、一つの自治体単独では非効率で
あるものを、複数の市町村で解決し
て、また、身近な関係人口の創出や共通資源をお互いに協力し
て磨き上げるものでございますけれども。
えびの市本市に関しましては、まず初めに、西諸広域行政事務組合の消防救急、そして西諸広域葬祭センターの管理運営など、住民サービスの維持と事務の効率を図る取組、共同処理
がございます。
また、小林市、高原町、えびの市の三市町で運営いたします西諸定住自立圏、あと環霧島会議、霧島ジオパーク推進協議会、また、古くからございますけれども、熊本県人吉市、鹿児島県伊佐市、鹿児島県湧水町と本市で、平成十一年度から取り組んでおります九州南部「川と森」の県際交流推進会議等を実施をし
ているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) いろいろな、ここではちょっと市長はこんな短い文章でようまとめ
てくださったって、ですね、文字数も少なく
て。今の課長の説明で詳細
が分かりました。ありがとうございます。
続きまし
て、三番目です。庁舎内の駐車場についてお伺いしたいと思います。
庁舎内東側の駐車場を課長
が写真を持っ
てき
てくださったんですけれども、利用させ
ていただい
ております
が、いつだったか記憶
が定かではないんですけれども、いつものように東側の駐車場に入りましたら、車
が南側に数台しか駐車してなく
て、え、止め
ていいのかな、駐車し
てもいいのかなというような、逆に不安
が募っ
て、どうしたんだろうと思いました。
今日までもその状況
が続い
ておりますけれども、職員の駐車利用
がされ
ておりませんけれども、この理由をお伺いしたいと思います。
○
財産管理課長(有村 充君) 本庁に勤務する職員の自家用車につきまし
ては、庁舎の北側と西側、商工会横の第二駐車場、社会福祉協議会南側の駐車場を利用することとし
ておりまし
て、これらの駐車場を各課
が二か月に一回の割合でローテーションする形を取っ
ております。
御質問の庁舎東側の駐車場につきまし
ては、市民の皆様を初め本庁舎を訪問された方に利用し
ていただく外来駐車場としてございます。会計年度任用職員を含めました全ての職員の自家用車につきまし
ては、原則として駐車を控えることとし
ております
が、この外来者駐車場に自家用車を駐車する事例
が見受けられ
ておりましたので、グループウエアや定例課長会などで、職員は定められた駐車場を利用するよう徹底を図ったことで、現在は職員の駐車は見られ
ていない状況です。
今後も引き続き、駐車場の利用のマナーにつきまし
ては、働きかけを行っ
てまいりたいと考え
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 改善なさったということですね。改革につながったということですね。やはり思い切った、そういう課長の発言といいますか、そういうのって、意外と従われたのか、素直に受け止められ
てそうされたのか、そこら辺のところはやはり規律を守っ
ていただく、そういう精神はやっぱり
あったんだということを思っ
て、今、ほっとしたところでございますけれども。
この駐車場、それで足り
ているのでしょうか、十分なのでしょうか。
○
財産管理課長(有村 充君) 先ほど御答弁いたしました職員の駐車場で、今は全部足り
ている状況でございます。
○九番(松窪ミツエ君) では、もう駐車場は足り
ているというところで、もう駐車するときの借用地といいますか、使用料といいますか、そういうのはもう実際発生し
ていないということで安心いたしました。
実は、一時、駐車場
が非常に混み合い、私たちも苦労し
ておりました。自治会の会合
があるときなんかは、朝来たときに、右往左往し
て、どこに置けば、ああ、もう時間に遅れるとか、そういうようなこともなくなりましたので、来客された方もきっと安心され
て駐車をし
ていただい
ているものと思います。
そこで、私なりに、こんなに混んで
いるんだったら、その当時ですよ、立体駐車場を造ればいいのではないかなということを思いついたんです。でも、課長の話を聞いた、今さら、この財政難に、そこまで徹底し
て職員
が規律を守られ
て駐車場のしっかりとした取組
がなされ
ているのだったら、この立体駐車場というのは、もう必要ないのかなと。
でも、もしえびの市の人口
がぐんと増え
て、職員もぐんと増えるようなこと
がございましたら、そういう夢を持っ
ていっ
ていいと思いますので、その片隅に立体駐車場ということもおい
ていただけたらということを思います。
次に、四番目、最後の質問になります
が、えびの市地方創生総合戦略アドバイザーについて通告し
ております。ここでは、課長に、地方創生人材支援のことですよね。特命大使のことですよねっていうことを問われた、あ、私ちょっと勘違いといいますか、そうだったのかなということで、そういう勘違い
が私にございましたら、おわびを申し上げます。
また、通告書のほうには、北きりしまの地方創生と記し
てございます
が、これはやはり農家民泊の北きり
が心にインプットされ
ていまし
て、誤記をし
てしまっ
ております。ここは九州きりしまえびの地方創生と訂正し
ていただければありがたいと思います。
地方創生の手段として、外部からの人材支援登用の取組は今やどの自治体でも通常になっ
ております。本市、我がまちにおいても、発展を切に願う市民の期待
がございますので、この大使の方々の御活躍のほどをお伺いしたいと思います
が、特命大使でも四人の方
がそれぞれに特別親善大使、地方創生特命大使、特別環境大使、地方創生特命大使と、それぞれに異なる任務を担っ
ていただい
て御活躍いただい
ております。
新聞の報道や広報紙で、特命大使の活動については幾分かは承知し
ております。また、五十周年記念誌の応援者メッセージの欄にも御寄稿いただい
ております。拝読させ
ていただきました。
特命大使については、昨年度の三月に定例会でも一般質問し
ております
が、今回はこの三年間、きりしまえびの地方創生に幅広い人脈、専門的な知識、豊富な経験をお持ちで
ある方々に御尽力いただい
ているところの実績といいますか、活動内容について、どのようなえびのの広報、PRをし
ていただい
ているのかをお伺いいたします。
○企画課長(黒松裕貴君) 本市の認知度を高めるために効果的な施策を展開し、地方創生の実現を図ること
が現在では強く求められ
ております。
世界に発信するという部分
がございますので、九州の中のえびのという形での位置づけという形でさせ
ていただい
ております
が、議員御質問のとおり、四名の方をそれぞれ地方創生特命大使、地方創生親善大使、特別環境大使、地方創生特命大使に関しましてはお二方、任命をし
ているところでございます。
それぞれ
が国内外に発信力
がありまし
て、幅広い人脈、専門的な知識及び豊富な経験をお持ちで
ある方々に、本市の大使をお願いをし
ておりまし
て、本市の魅力を国内外にPRをし
ていただい
ているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 具体的には、いかがでしょうか。全部でなく
ても、主な活動。
○企画課長(黒松裕貴君) SNSを通じましたPR活動を主に展開をし
ていただい
ておりますし、市民との触れ合いという形で環境大使の二木あい様におきましては、飯野高校を中心としまし
て川内川の河川敷でワークショップ等を実施をし
ていただい
ております。
また、様々な地域物産におきますアドバイス等も気軽に対応し
ていただい
ているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) この地方創生人材支援事業は、今月三月三十一日まででございますよね、間違いございませんよね。任期
がございます。まだ二週間ほどは御尽力いただくことになります
が、今の時点で、市長のこの事業に対しての見解をお伺いいたします。
○市長(村岡隆明君) 四名の方には、なかなか通常で
あれば御縁を頂けないような方々を御紹介し
ていただいたりとか、それぞれ
がえびの市のPR等をし
ていただい
ております。特に個人のネットワークでの情報提供というの
が非常に強みになっ
ておりまし
て、どこかの大型の観光客
が一堂に来るというようなことにはつながっ
ておりませんけれども、特に国内の富裕層に焦点を当てたというような観点から、えびの市の知名度の向上にはつながっ
ていると感じ
ております。
○九番(松窪ミツエ君) コロナ禍
が入りまし
て、活動
が富裕層とか、自宅、巣篭もりというのですか、そういう方たち
が今アウトドアとかを求め
て活動
が、そういう人の流れ
ができ
ているということは伺っ
ております
が、そういうような流れ
が是非今後つながっ
てくるといいと思いますけれども。この事業を取り入れ
て、何か変化といいますか、地域への影響といいますか、何か感じられるようなことはございませんでしょうか。
○企画課長(黒松裕貴君) 先ほど市長
が答弁申し上げましたように、幅広い人脈を生かし
て、ふだんは関わること
ができない方々へのえびの市の認知度を向上させることにはつながっ
ております。過去を申し上げますと、JALの機内誌にえびの市の特集
が、ファーストクラスで機内食としてえびの産ヒノヒカリ
が使われたりとか、また、職員研修で月刊誌「ソトコト」、関係人口に関する指出氏をお迎えし
て講演会をされたりとか、別途、温泉旅館組合の皆さんを対象としたセミナー、白鳥温泉での研修会、また、サンマリノ共和国の大使の方との交流の
ある方々との交流、えびの市への御訪問ということも実現をし
ているところでございます。
これまで積み上げ
てきたものに関しましては、総体的大小はございますけれども、えびの市
が国内外から選択をし
ていただけるような霧島山、えびの高原、歴史などをしっかりと発信でき
ている、お伝えでき
ているものと考え
ております。
○九番(松窪ミツエ君) 御尽力いただい
ている活動
が、今、しっかりと見え
てきたという感じ
がいたします。確認でございます
が、令和三年度の当初予算では計上され
ておりませんけれども、これに間違いはございませんか。
○企画課長(黒松裕貴君) 当初予算には計上はし
ておりません。
○九番(松窪ミツエ君) その継続され
ていない理由をお伺いし
てよろしいでしょうか。
○企画課長(黒松裕貴君) 先ほど申し上げましたように、インバウンドへの発信というの
が一番大きな効果を持つところでございました。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまし
て、そういったところの経過を見る、推移を見る必要
がございまし
て、令和三年度につきまし
ては、計上はいたし
ていないところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 令和三年度は計上し
ていないということで、今後もまた
あり得るというような解釈でよろしいのでしょうか。
○企画課長(黒松裕貴君)
新型コロナウイルス感染症をもう乗り越えた際に、また、インバウンドの需要
が上っ
てくる、そのときにえびの市をどうPRし
ていくかというときに関しまして、適切なアドバイス等をお願いすることの際に必要で
あれば、検討をし
ていくところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 九州
が一つというようなキャッチフレーズで活動をし
ていただい
ていまし
て、今後、時間、それから日数を重ね
ていくことで、少しずつそういう形
が見え
てくるのかなとは思います
が、何せ大きな広い構想でございますので、私たちにはなかなか捉え切れない部分もございました。でも、この三年間の活動を報告いただい
て、ああ、そうだったのかというような理解は幾分かさせ
ていただきました。
今、課長のほうから、職員の住民サービスの向上とか、京町温泉のさらなる発展への研修会とか、それからインバウンド、
新型コロナウイルス感染症回復したときのインバウンドの活性化へ向け
ての取組とか、経済効果につながることを期待するところでも
あります。
何回も申し上げますけれども、特命大使の皆様方に対しては、今年度、三月三十一日までは、まだ残す日もございます
が、この三年間、えびの市の自然に触れ
ていただき、また、堪能し
ていただき、大使の命に御尽力いただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。今、まだちょっと早いのかもしれませんけど、恐らく会えることはないのではないかという思いの下で、感謝を申し上げます。
最後ではございますけれども、繰り返しになります、「みんなで築いた五十年、次に進もう新時代」のキャッチフレーズを市民みんなで共有し
て、この国に生まれ
てよかった、ここに生き
てよかった、この時代に生まれ
てよかったと思えるまちになっ
てくる、そして後から来る人にこれを受け継いでいく、そういう魅力的なえびの市
がこれからも発展し
ていくことを祈りつつ、一般質問を終わります。
○議長(北園一正君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前十一時五十三分
開議 午後 一時 〇分
○議長(北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、
観光商工課長から発言訂正の申出
がありますので、発言を許します。
観光商工課長。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 申し訳ございません。昨日の遠目塚議員の一般質問の中で、答弁として、県の施設で
ありますえびの高原荘の指定管理者として、株式会社レジャークリエイトサービスと申し上げました
が、正しくは株式会社レジャークリエイトホールディングスでございますので、訂正し
ておわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
○議長(北園一正君) 次に、三番吉留優二議員の発言を許します。吉留優二議員。
○三番(吉留優二君) お疲れさまでございます。今期
一般質問最終日、大トリということで、先輩議員から大トリはやはり北島三郎だろうと言われました
が、そういう先輩の優しい言葉にも緊張し
ております。この緊張を最終日まで持続させ
ていただきました関係者の皆様方に感謝、お礼申し上げます。
それでは、質問に移らせ
ていただきます。今回は、質問項目といたしまし
て、七項目質問させ
ていただきます。
一番目に、
新型コロナウイルス感染症について、二番目に、災害復旧対策について、三番目に、えびの市役所のデジタル化について、四番目に、
硫黄山噴火に伴うえびの高原の
中和処理施設と観光振興及びえびの高原施設等について、五番目に、保安林について、六番目に、市道等整備について、七番目に、飯野高等学校全国枠生徒下宿について伺います。
この七番目の飯野高等学校全国枠生徒下宿については、担当課と関係者の皆様方と意見交換した結果、ある程度決着はつい
ておりますので、今回は割愛させ
ていただきまし
て、令和三年度に向け
て注視し
ていきたいと思います。
また、この三番目のえびの市役所デジタル化については、十二月定例会で質問
が時間切れでできなかった部分と、それとこの四番目の観光振興及びえびの高原施設等についても、十二月定例会で質問できなかった部分でございます。
今回、先輩議員の中で、重なる部分
がございますので、順不同ではございます
が、それを了承いただきまし
て、順不同で質問させ
ていただきます。
それでは、項目の一番、
新型コロナウイルス感染症について、(一)
新型コロナウイルスワクチンについてということで伺います。
厚生労働省の
ホームページで新型コロナワクチンについての情報は公開され
ております
が、えびの市において、
新型コロナワクチン接種全般について確認も含め
て伺います。
初めに、①承認ワクチンの種類ということで伺います。
厚生労働省は、二月十四日に、正式にファイザー社のワクチンを特例承認いたしました。現在、イギリスの製薬大手アストラゼネカ社
が厚生労働省に対して認証を求める申請を行っ
ております。また、アメリカの製薬会社モデルナ社も国内で治験を進め
ております。中国政府は、二月二十五日に、
新型コロナウイルスワクチンの認証を二つ追加し、計四種類の承認となっ
ております。
えびの市において、もちろん国の新型コロナワクチン認証
が先でございますけれども、ファイザー社以外のワクチン接種
が今後計画され
ている情報は入っ
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 日本政府としては、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の三社からワクチンの供給を受けることについて合意し
ていることから、これらのワクチンを用いた接種
が行われる見込みでございます。それ以外のワクチンについての情報はないところでございます。
○三番(吉留優二君) ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の認証を得
ているということです
が、認証ではなかったですかね、ファイザー社以外のワクチンをえびの市で取り扱う計画
があるのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ファイザー社のワクチンにつきまし
て、特例承認
が下り
ているわけでございまし
て、今、予定され
ている接種につきまし
ては、このファイザー社のワクチンから使っ
ていくと。それ以降、高齢者
が終わっ
て、その他順次優先接種
が進んでいっ
て、一般向けになった際に、残りのアストラゼネカ社、モデルナ社、特例承認等下りた際の供給に応じた配分
がなされると理解し
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 理解いたしました。
菅総理は、二月二十四日に高齢者向けワクチン接種を四月十二日から開始すると発表し
ております。対象となる高齢者数は、全国で約三千六百万人のようです。スタート段階で接種可能な高齢者は、極めて限定的で、必要なワクチンの数量確保
が今後の課題だと言われ
ております。
ワクチン接種期間終了まで、ワクチンは不足することなく安定的な量を計画的に入手すること
ができるのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 高齢者のワクチン接種につきまし
ては、国の方針としまし
て、六月末までに三千六百万人分のワクチン接種量を配分し終えると方針を発表し
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) えびの市では、確実にワクチン接種
ができるのか、高齢者のワクチン
が入るのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 先ほども申し上げましたように、国の方針によりまして、供給量
が決定しますので、それに応じた接種の人数ということになります
が、繰り返します
が、国のほう
が六月末までに高齢者全員分のワクチンを配分し終えるということですので、それによりまして、えびの市もそれに対応した接種
が可能と考え
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 理解いたしました。
②ワクチンの信頼性と効果ということで伺います。
ワクチン接種
が世界の各国で行われ
ています
が、ワクチン接種による様々な情報
が錯綜し
ております。ワクチンの信頼性と効果ということで、ワクチン接種のメリットとデメリットを伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンは、開発中のワクチンを投与した人のほう
が投与し
ていない人よりも
新型コロナウイルス感染症に発症した人
が少ないとの結果、または中間結果
が得られたと発表し
ています。ファイザー社は発症予防効果は約九五%と報告し
ているところでございます。
また、日本への供給を計画し
ている海外のワクチン副反応として、ワクチン接種と因果関係
がないものも含め
て、接種部位の痛みや頭痛、倦怠感、筋肉痛等の有害な事象
が見られたこと
が論文等に発表され
ております。海外で、既に実施され
ている予防接種においては、まれな頻度でアナフィラキシー
が発生したこと
が報告され
ています。
新型コロナワクチンの信頼性について、政府は新型コロナワクチンの承認後も安全性を継続し
て確認し、安全性に関する情報を提供し
ていくこととし
ています。市としても、公式
ホームページや広報紙を用いた情報提供を行っ
てまいりたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) ③副反応
が発生したときの対応、補償ということで伺います。
ワクチンは
新型コロナウイルス感染症を収束させるために、どうしても必要なものだと考えます。日本は、諸外国に比べワクチン接種に対して恐怖心
が高い国だと言われ
ております。ワクチンのメリット、デメリットについては、先ほど説明を頂きました
が、ワクチンを接種すると、一般的に腫れや痛みといった副反応
が一定程度起きると言われ
ており、アメリカの諮問委員会の発表によりますと、一回目のワクチンを接種した九十九万七千人中、接種部の痛みを訴えた人、六七・七%、疲労を訴えた人、二八・六%、頭痛を訴えた人、二五・六%という報告
がありました。また、二十万回に一回程度、重いアレルギー反応、アナフィラキシーの報告
があります。
田村厚生労働大臣は、二月十九日に、
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種後に、副反応などで死亡した場合は、遺族に四千四百二十万円
が支払われると説明し
ております。また、接種後、日常生活全般で介護
が必要となる一級の障害
が生じた場合、年額で五百五万六千八百円を支給することになっ
ております。
そこで伺います。ワクチン接種で副反応
が起きたとき、細かい対応や最後まで補償、介護、責任を取るというえびの市の独自の姿勢
が大事だと考えます
が、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ワクチン接種に当たっての副反応等の救済制度につきまし
ては、今、議員
がおっしゃっ
ていただいたとおりの制度
があるところでございます。
予防接種と因果関係
がある旨を厚生労働大臣
が認定した場合、医療費や障害年金、介護加算、死亡一時金等
が給付されるということになっ
ております。市としては、このような救済制度を確実に受けられるよう、サポートし
ていきたいと考え
ております。
○三番(吉留優二君) 是非ともえびの市独自の補償はできなくとも、アナフィラキシーや障害
が出たときは、素早い対応で対処をし
ていただきますようお願いいたします。
新型コロナワクチン接種で副反応
が生じた場合、最後まで補償や介護責任を取るという姿勢は大事だと思います。市独自の補償はできなく
ても、対応の遅れ
があってはならないと考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) 基本的には、ワクチン接種については、国のほうで主導し
ていただい
ておりますし、先ほど申し上げたような副反応の対応等も整え
ていただい
ておりますので、円滑に事務作業も含め
て、そういったもの
が発生したときの対応というのは、市のほうでも迅速にできるように指示し
ていきたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) 対応
が迅速にできますよう、お願いいたします。
④ワクチン接種順番及び期間について伺います。
河野ワクチン接種担当大臣は、高齢者の接種は四月一日より始まり二か月と三週間で高齢者の接種
が終えられる目標で計画を立て、六月二十一日で高齢者の接種
が終了する説明でした
が、高齢者の接種は四月十二日に先送りになりました。このことで、高齢者への最優先接種
が本格化するのは四月末以降にずれ込む見通しで、高齢者のワクチンの接種
が終了するのは、七月三日の計算になります。
そこで伺います。高齢者のワクチン接種開始から終了日まで、日程計画を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 高齢者のワクチン接種の期間でございます。こちらについては、最初にファイザー社のワクチンを使用し
ての接種になります。重症化リスクの大きさ等を踏まえ、まずは医療従事者等への接種、次に、六十五歳以上の高齢者の方、その次に、高齢者以外で基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者への接種、その後、それ以外の十六歳以上の方に対し、ワクチンの供給量や地域の実情等を踏まえ順次接種を行う予定になっ
ております。
高齢者のワクチン接種につきまし
ては、本市に四月十二日の週に第一便
が一箱届くことになっ
ております。今現在、通知
があったものは、この一箱分でございまし
て、それ以降に予定され
ているのは、四月二十六日の週に一箱、それ以降につきまし
ては、まだ明確な通知
が来
ていませんので、はっきり申し上げられないのです
が、先ほども答弁の中で申し上げましたように、国のほう
が六月末までには全高齢者に行き渡る分のワクチンを配分するということにされ
ておりますので、それに応じたワクチンの接種期間というところを想定し
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 今のお話によりますと、七月三日の終了という断定はできないとような気
がいたします。全国どの自治体も国の情報不足で戸惑っ
ていると思います。それは接種を受ける高齢者の方も、まさに不安
がいっぱいだと思います。なるべく情報を集め
て、早い情報発信に努め
ていただきますようお願いいたします。
二月十四日から医療従事者への先行接種
が開始され、四月以降、高齢者の方、七月以降、基礎疾患者、その後、高齢者施設などで従事される方の順に接種する日程となっ
ていると思います
が、えびの市でのワクチン接種全体の日程計画を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 今、議員おっしゃいました、それぞれの接種計画につきまし
てでございます
が、供給量、供給時期というの
が明確になっ
ていない現段階で、
いつから
いつという期間を、今現在立てることは現実的では
ありませんので、今現在、計画し
ているのは、あくまでも高齢者の予防接種というところで計画をいたし
ております。
○三番(吉留優二君) 供給量によって日程
が変わるようです
が、なるべく日程はしっかり作っ
ていただいたほう
がよろしいかと思います。
厚生労働省の発表では、ワクチン接種を受けられる期間は、令和四年二月末までとなっ
ております。えびの市の
新型コロナワクチン接種は、期間内に全てえびの市民に接種できるのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 国のほう
が、この来年の二月二十八日の間で接種を終わらせる計画となっ
ていることから、ワクチンの供給も当然その間に終わる分
が日本国民全員
が接種できる量
が配分されるものと理解し
ておりますので、えびの市民も同様と考え
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 令和四年二月末までのワクチン接種終了も供給によって変わっ
てくると予想されます。ちょっと不安な部分
があります
が、ワクチン供給の情報を的確に集め
て、ワクチン
が入手できるように対策をお願いいたします。
令和四年二月末のワクチン接種終了時のワクチン接種率、目標を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 接種率につきまし
ては、現在のところ、約七〇%を見込んで
いるところでございます。
○三番(吉留優二君) 河野大臣の説明では、
新型コロナワクチン接種優先順位は、自治体の状況によって柔軟に対処し
ていただい
てもよいと発表し
ております。えびの市では、
新型コロナワクチン接種優先順位の柔軟な対応はされるのか、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 柔軟な優先接種の順位でございます
が、やはり供給量に応じ
てそれ
が可能になっ
てくるものと考え
ておりますので、供給量によっては、当然、そういったところも踏まえ
て検討し
ていく考えでございます。
○三番(吉留優二君) 供給量によって優先順位をお願いいたします。
厚生労働省の予防接種法で、ワクチン接種を受ける努力義務を果たす人は十六歳以上とし
ています
が、十五歳以下の人は、基礎疾患
があったとしても、ワクチン接種をする対象に当たりません。十五歳以下のワクチン接種は、どのように計画、対応されるのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ファイザー社のワクチンについての情報しか今現在持ち合わせ
ておりません
が、現時点では、十六歳未満は対象外となっ
ているところでございます
が、情報等によりますと、既にファイザー社のワクチンについても、十六歳未満の治験も始まっ
ているようでございますし、今後、承認
が予定され
ておりますアストラゼネカ社、モデルナ社のワクチン
が、十六歳未満の方を対象とした広い範囲のワクチン接種
が可能なのかどうかというところも、今後見守っ
ていきたいと考え
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 十六歳以下の接種者を見守っ
ていくのも大事です
が、十五歳以下の子供さんを持っ
ておられる保護者の方々は心配だと思います。やはり市民の保護者の方々の十五歳以下の方々に、説明
が大事だと考えます。
今後、説明を求める十五歳以下の保護者の方々
が増え
てくると思います
が、そこら辺の対応はどのようにされるのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 国のほうで接種年齢も、今現在設定され
ているところでございますので、今後、国
がそういったワクチンの治験情報等を踏まえ
て、十五歳以下等に広げ
ていくのかどうかというところが、えびの市でもそれ
が可能かどうかというところにつながっ
ていきますので、まずは国のほうの今後の動向を見守っ
ていきたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) 国の考えも大事です
が、えびの市の考えも持つべきだと考えます。
また、妊娠中の女性の人は、胎児への影響を考慮し、努力義務の対象とせず、医師と相談し
て、慎重に判断し
てもらいたいとの厚生労働省の方針
がありました
が、えびの市は、妊娠中の女性に対して、どのように対応し
ていくのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 妊娠中または妊娠し
ている可能性
がある人については、予防接種の有益性
が危険性を上回ると判断される場合のみ接種することとされ
ており、接種努力義務の規定の適用
が除外され
ております。主治医と相談の上、接種者本人
が決定し
ていくものと考え
ております。
○三番(吉留優二君) 妊娠中の女性は、やはり不安だと考えます。医師と相談の上、判断するのも大事でしょう
が、妊娠中の女性の相談窓口も必要かと考えますので、検討のほどよろしくお願いいたします。
国は、ワクチン接種の実施期間をおおむね一年、来年の二月末までとし
ています
が、えびの市のワクチン接種
が完了するのは、
いつ頃になるのか、再度市長に伺います。
○市長(村岡隆明君) 先ほど来、担当課長も答弁いたし
ております
が、国の全体のスケジュール
が示され
ており、全体的なワクチン供給のめども立っ
てはおりますけれども、まだ具体的にえびの市に来るの
が決まっ
ているのはほんの僅かだけ
が供給
が決定し
ている状況でございますので、基本的には国
が示す範囲内で終わることになるつもりで準備はし
ておりますので、供給自体
がうまくくれば、えびの市としては十分その中で対応できる体制は取っ
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) ⑤ワクチン接種申込み全般について伺います。
ワクチン接種完了までの
新型コロナウイルスワクチン接種に関する周知はどのように計画され
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ワクチン接種の周知でございます
が、市民の方への周知については、二月二十二日に市公式
ホームページに「
新型コロナウイルスワクチン接種について」として記事を記載し
ております。また、三月五日発行の広報えびのお知らせ版にも掲載し、周知を図っ
ているところでございます。あわせ
て、高齢者の方と接する機会の多い職種の方として、民生委員、自治会長の方への周知を行ったところでございます。
接種券を発送の際には、ワクチン接種までの流れや接種前後の注意事項、副反応等についての情報を同封し、周知を図っ
てまいります。
今後についても、追加決定や変更点
が分かり次第、順次、市民の方へお知らせし
てまいりたいと考え
ております。
それと、すみません、先ほど十五歳未満のワクチン接種の御質問で、少し答弁
が不足し
ておりましたので、ここでちょっと少し付け加えさせ
ていただきます。
接種委託料でございます
が、えびの市全員分を予定し
ております。十六歳以上だけではなく
て、今後、国のほう
が、十五歳以下も制限をなくし
て、全員ということも想定されますので、そこまで含め
ての接種委託料ということで予算は計上させ
ていただい
ておりますので、その分を付け加えさせ
ていただきます。
○三番(吉留優二君) 十五歳以下の予算は分かりました。
また、
新型コロナウイルス接種に関する情報周知は定期的に行っ
ていただきますようにお願いいたします。
六十五歳以上のワクチン接種券発送を四月中旬、当初は三月中旬と言われ
ておりました
が、今回、今日の田口議員での質問での話によりますと、四月中旬と一か月遅れになったということでただいま理解し
ております。そうしますと、六十四歳以下の発送を四月中旬とされ
ておりました
が、五月中旬と、一か月遅れに順次遅れることになろうかと思います
が、えびの市のワクチン接種券発送はどのように計画され
ているのか、全般的に伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現在、高齢者の接種券につきまし
ては、四月中旬ということで予定をいたし
ております
が、高齢者接種
が終わっ
てからの、その他の接種券発送につきまし
ては、繰り返しになります
が、ワクチンの供給量に応じたタイミングでの発送ということにどうしてもならざるを得ませんので、現段階で
いつというのは申し上げられないところでございます。
○三番(吉留優二君) 当初の情報より情報
が錯綜し
ているようでございます。やはり情報は的確に伝わるようにお願いいたします。
接種券
が届いたら、予約をすることになります。コールセンター業務委託料に、三千七百四十万円の総予算要求額
が上っ
ております
が、コールセンターだけでの電話受付を全て受けると混乱
が生じると考えられます。昨年、プレミアム商品券のコールセンター受付だけでも混乱
が生じました。今回は、一年を通してのえびの市民全体の予約受付となります。
そこで予約受付にLINEアプリ専用Webサイトなどを活用することで、経費も抑えられ、受付混雑もなく、データ処理作業も軽減されるなど、予約受付には有効かと考えます
が、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現在、予約の方法でございます
が、LINEやWebを利用した予約の方法も検討し
ているところでございました
が、市としては、予約についてはコールセンターに委託することを想定し
ているところでございます。
現在、個別接種を基本に準備を進め
ております
が、医療機関は通常診療と併せ
て接種をし
ていただくことになり、予約業務まで担っ
ていただくことは困難と考え
ております。そのため、コールセンターでの予約について検討、準備を進め
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 都城市は、LINEアプリでの予約を検討し
ているようです。また、富士通など
が開発し
ております接種券にQRコードを添付し、ネットアプリを活用するシステム
があります。このネットアプリシステムは、スマートフォンでQRコードを読み込むことで、簡単に市民
がワクチン接種予約を二十四時間受付でき
て、変更、キャンセルも簡単にできる上、データ蓄積的にも有効で、事務作業の軽減につながります。
QRコードを使ったネットアプリの導入は、ワクチン接種予約受付に有効かと考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) 今、そういった予約の中身については、担当課で検討させ
ておりますので、えびの市民の高齢化率の状況等も
ありますので、その中で結論を出し
ていきたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) 高齢化社会の中、ネットアプリでの予約受付
が困難な部分も
あろうかと思います
が、是非とも検討し
ていただき、受付の混乱を避け
ていただきますようお願いいたします。
ワクチンを接種する前に、予診票を記入します
が、事前に予診票を先に送り記入し
てもらえばスムーズにワクチン接種
が受けられると考えます
が、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現時点で予診票については、接種券と併せ
て発送することを予定し
ております。あわせ
て、接種会場となる医療機関にも予備として設置する予定でございます。
○三番(吉留優二君) 国は、接種に関する質問を受け付けるワクチンコールセンターを開設し
ています。えびの市も独自に接種の手続や場所、ワクチン接種の不明な点など、様々な相談を受け付ける窓口の開設
が必要かと考えます
が、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 本市
が設置予定いたし
ておりますコールセンターの機能としては、予約受付のほか、接種時期、接種場所、接種券、予診票等についての質問に答えるべき業務も担っ
ていただこうと考え
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 先ほども申しました
が、コールセンターでの受付は混乱を生じる可能性
があります。そこら辺も考え、考慮いただき、受付相談窓口の検討を再度考え
ていただくようお願いいたします。
⑥ワクチンの集団接種、個別接種の内容と接種場所、ワクチン接種までの流れについて伺います。
健康保険課では、マイナス七十五度前後でワクチンを保存するファイザー製ディープフリーザーを三月下旬に設置する計画です
が、県の発表では、六月までに九十五台を配備予定と発表し
ております。三か月のずれ
が生じるおそれ
があります
が、三月下旬にディープフリーザーを確実に本庁に設置できるのか、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ディープフリーザーの設置でございます
が、既に三月八日に一台
が届い
ており、五月中にさらにもう一台届く予定となっ
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 理解いたしました。
超低温保冷庫からワクチンを接種会場、医療機関に運ぶための保冷ボックスの性能や確保
が重要となっ
てきます
が、どのように計画され
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) ディープフリーザー一台につき、保冷バッグ四個
が国から配付される予定になっ
ております。ファイザー社のワクチンを輸送する方法として、三つの方法
があります
が、保冷バッグを用い
て二度から八度で移送する方法
が一番現実的で
あると考え
ております。しかし、移送にかかる時間の制限や中を開け
てはいけないなどの制限も
あることから、追加として、十個の保冷バッグを購入予定とし
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) ワクチンの移動の際、これから暑くなりますので、注意をし
ていただきますようお願いいたします。
ワクチンを解凍し接種するため、生理食塩水で薄めるためのシリンジなどは自治体
が用意しなければならないと聞い
ております。全国の自治体
が一斉にシリンジ注文に入り、シリンジ
が不足するのではないかと懸念されます
が、令和四年の二月まで、医療機器用シリンジの確実な入手は手配でき
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 個別接種の場合は、各医療機関で準備し
ていただくことになります
が、集団接種となった場合は、市で準備することになります。
国からの通知によりますと、今後、国から配付される可能性も
あること
が示され
ております。
○三番(吉留優二君) シリンジ不足にならないよう計画をお願いいたします。
ファイザー社の開発したワクチンは、一つの容器から六回接種できる想定でした
が、接種する注射器によって六回打たなければならないワクチン
が五回分しか打てなくなるという問題
が発生し
ております。えびの市の場合、六回
が五回接種になれば、約三千人分のワクチン
が無駄になることになります。特殊な注射器を増産する体制
が整い、供給可能になるまで、四、五か月
がかかる見通しです
が、特殊注射器の準備調達はでき
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 四月十二日の週に配送予定のワクチンは百九十五バイアルで、九百七十五回接種分と
ありますので、五回用
が配送される見込みでございます。医療機器メーカーは一バイアルで六回分接種できる特殊注射器の生産の増産や開発を進め
ていると聞い
ておりますので、将来的には六回用も流通し
ていくものと考え
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 今現在、特殊注射器で七回打てる注射器
が開発され
ております。それを利用しますと、六千人分のワクチン
が打てることになりますので、注射器の手配
がえびの市にできればいいかなと考え
ておりますので、よろしくお願いいたします。
今後、
新型コロナウイルスワクチン接種全般に関して、多くの問題
が発生し
てくると思われます。集団接種をするに当たり、一部でも問題
が発生すると、ワクチン接種
がスムーズに行えなくなるおそれ
があります。そこで集団ワクチン接種会場を想定し
て、シミュレーションをする必要
があると考えます
が、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現在、個別接種を基本に考え
ています
が、集団接種を行う場合は、接種
がスムーズにできるようシミュレーションを行う予定でございます。
○三番(吉留優二君) ワクチン接種を約一年かけ
て行うことになります。二市一町と西諸医師会との連携と協議は最も重要です
が、どのように取り組まれ
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 今回のワクチン接種は、議員おっしゃいますように、医師会や医療機関の協力
がなければ実施すること
ができません。現在、できるだけたくさんの医療従事者の皆様に御理解いただき、御協力いただけるように、医療機関、関係機関の皆様との間で協議を進め
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 医師会と二市一町の連携協力
がないと、医師、医療従事者の確保
ができないと考えます。スムーズなワクチン接種
ができるように、医師や医療従事者の確保を計画し
ていただきますようお願いいたします。
ワクチン接種会場は、集会所、体育館などで接種する集団接種するのか、個別に地域医療での個別接種するのか、それとも両会場並行し
てワクチン接種するのか考え
ておりました
が、担当課の先ほどの説明によりますと、個別接種で行うとの発言でございました
が、個別接種でのワクチン接種ということで理解し
てよろしいでしょうか、伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現在、市としては、個別接種を基本として準備を進め
ているところでございます
が、状況の変化に対応できるよう集団接種となった場合も想定し準備を進め
ております。
先ほども申し上げましたように、医療機関と現在調整中でございまし
て、そこで集団接種も必要となれば、そこも当然選択肢併用ということも出
てくる可能性は
あるとは思っ
ております。
○三番(吉留優二君) ワクチン接種に関しまして、医師、医療従事者の確保は大事でございます。個別接種になりますと、現在、病院にかかっ
ている患者もいらっしゃいます。ただでさえ日常の医療業務にいっぱいのところ、ワクチン接種
が可能なのか、伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 議員、御懸念の点も含め
て、医療機関に意向を確認し
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) それでは、⑦二回目ワクチン接種について伺います。
ファイザー社のワクチンは、三週間間隔で二回接種する必要
があると理解し
ております
が、二回目の接種
がスムーズに行くように計画され
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 接種を予約制とすることにより、接種会場
が混雑しないよう調整する予定でございます。
○三番(吉留優二君) 二回目の接種予約もコールセンターで行うのだと考えますし、各病院での二回目の接種、一回目の接種も重なるかと思います。また、日常よりその病院で医療を受け
ている患者もおられます。それを簡単に考えますに、三倍の、一回目のワクチン接種者、二回目のワクチン接種者、その医療機関にかかっ
ている医療従事者、そこら辺の混雑
が生じると考えます
が、どのように計画され
ているのか伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君) 接種は基本的に個別接種というところを考え
ておりますので、各医療機関で、そこの対応は十分対応し
ていただけるものと考え
ております。
○三番(吉留優二君) 十分対応し
ていただければよろしいのです
が、どうも考えるに、そうはいかないような心配もございます。できれば、集団接種、個別接種、両方で行うの
がいいのかなと考えます
が、再度検討をお願いいたします。
⑧ワクチン接種差別について伺います。これにつきまし
ては、同僚議員からも質問
がございました
が、確認ということで伺います。
ワクチン接種をしないことも当然の権利で
あり、ワクチン接種を否定する、拒否する人も
いるかと考えます。接種をしない人を偏見の目で見ること
が今心配され
ています。ワクチン接種をしないと、就労するのに支障を来すとか、打たなかった人
がその後感染したとき、周囲の誹謗中傷の対象になることも心配されます。ワクチン接種を行わない人の個人情報や誹謗中傷対策は大事だと考えます。
先ほどの同僚議員の質問の中で、執行部の説明では、個人情報などを守りしっかりとした対策を取っ
ていくという答弁ではございましたけれども、えびの市内でも感染した情報
がやはり薄ら薄ら、その地域で流れるということもございました。パーセントでいいますと、一%情報
が流れた場合、一万人としましたときに、百人の情報
が流れると、〇・〇一%で一人、やはり情報の管理体制というのは重要かと考えます
が、見解を伺います。
○
健康保険課長(原田和紀君)
新型コロナウイルス感染症に関しては、これまでも感染された方やその御家族
が差別や偏見でさらに苦しまれること
がないよう、市民の皆様には正しい人権意識を持っ
て、冷静な行動をお願いし
ているところです。
新型コロナワクチンは段階的に供給
が行われるため、一定の接種順位
が設けられ
ているため、接種に要する期間
が人により異なります。また、接種は強制ではないことから、接種しない選択をされる方も想定されます。接種の有無による差別
が生じないよう、ワクチン接種に関する情報管理を徹底するとともに、市民の皆様には正しい情報の提供とともに、正しい人権意識を持っ
ていただくよう、引き続き周知し
てまいりたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) 周到な情報管理と周知、差別のないように対策を取っ
ていただきますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。
次に、⑨ワクチン接種済み証、特典について伺います。
接種を受けない人にペナルティーを与えるのではなく、ワクチン接種を受けた方に何らかの恩恵を与えることは、接種を進める上で有効だと考えます。そこで、ワクチン接種を受け、接種済み証を受けた人に買物割引などの特典を与えることで、接種率を高めるとともに、えびの市の経済効果につながると考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) ワクチン接種は国からも推奨され
ています
が、議員御存じのとおり強制ではなく、ワクチン接種による感染予防の効果と副反応のリスク、双方について理解した上で、自らの意思で接種を受け
ていただくことになります。現段階では、ワクチン接種の推奨につながるワクチン接種済み証特典、そういったものは現段階では考え
ていないところでございます。
○三番(吉留優二君) 某自治体では、特典のつい
ている自治体もございますので、検討のほどをお願いいたします。
また、このワクチン接種済み証を発行されることで、その情報
が漏れることも情報管理の一つかと思いますので、そこら辺の対策もよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の変異ウイルスで
あるイギリス型、南アフリカ型という感染力の高いウイルス
が確認され
ております。また、新たにブラジル型変異ウイルス
が確認され、ブラジル型、感染力は従来の三倍とも言われ
ております。ワクチン接種も始まり、専門家の見解の中には、変異ウイルスの影響
がなければ、年内には収まりを見せるのではないかという分析も
あります。
このような中、担当課は従来の業務をし、
新型コロナウイルスワクチン接種の業務を日夜し
ていかなければなりません。担当課の負担を軽減する対策
が必要かと考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) そういった面も鑑み
て、コールセンターの委託料とかも予算化をし
ておりますし、担当課のほうとも、そういったものは調整をし
ておりますので、新年度からの体制でまた進め
ていくわけでございます
が、過度な、当然、この
新型コロナウイルス感染症に対応し
てだけではないですけれども、過度な負担
が一部の職員に来ないように、これはもう全体的な共通の認識ではございます
が、しっかりそういったところもチェックし
ていきたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) 是非、担当課の負担
が減少するようにお願いいたします。また、現在も十時まで頑張っ
ていらっしゃるというお話も伺っ
ております。今後、さらなる負担
がかかるかなと思いますので、担当課の負担も考え、対策を取っ
ていただきますようお願いいたします。
次に、(二)
新型コロナウイルス感染症対策、感染拡大の影響を受けた経営者の苦悩についてということで、①
緊急事態宣言の影響で苦悩する営業者の実態調査について伺います。
県独自の
緊急事態宣言の下、えびの市内の中小企業者は、昨年末から営業期間短縮や他県との往来自粛など、県
が要請する対策を講じ
てきたことから、飲食店はもとよりホテル、旅館、観光施設、交通業など多くの事業者
が影響を受け、厳しい経営状況に陥っ
ています。事業者の経営実態を調査し、細かな支援をこれまで以上に商工会と連携し講じるべきと考えます
が、見解を伺います。
○
観光商工課長(吉留伸也君)
新型コロナウイルス感染症の商工業者に対する影響について、個別の経営者に対し調査等は行っ
ておりませんけれども、商工会
が把握し
ている現状等について報告を受け
ておりますし、要望事項等について対処し
ているところでございます。
当然、多くの業種において影響
があることは明らかですので、これまでも全事業者を対象として、第八号補正予算による事業者応援給付金、第十八号補正予算で事業者収入減対策事業を事業化させ
ていただきました。
議員おっしゃるとおり、実態把握により支援策を講じることは大変重要なことと認識し
ているところでございます
が、緊急性を鑑み、よりスピーディな支援となるよう、これまでも県や西諸市町と連携し、市町村格差
が生じないよう制度の整備を行っ
てまいりました。
今後も感染症の影響
が懸念されるところではございます
が、調査を実施するにせよ商工業者と接点の
ある商工会の協力
が不可欠でございますので、調査の必要性についても商工会と協議はさせ
ていただきたいと考え
ております。
○三番(吉留優二君) 是非とも関係団体と連絡を取っ
ていただき、対策を講じるようお願いいたします。
②
新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた事業者収入減対策について伺います。
市長を初め関係機関、職員の皆様には、これまで市内商工業者を初め数多くの業者の経営支援を頂い
ていることに感謝し
ているところで
あります。 また、今回、
緊急事態宣言の発令で営業時間短縮要請の対象とならなかった商工業者に対して、令和二年度補正予算で事業者収入減対策事業費六千二百六万三千円の補助事業対策を取っ
ていただい
ていることに対しても感謝いたします。
しかし、
新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの事業者
が大きな打撃を受け、経営難に陥っ
ている業者
が存在し
ているのは事実で
あります。事業の規模を問わず経営難に陥っ
ている事業所を細かく調査し、事業
が継続できるよう、今後も給付金の拡充や税の軽減を要望します
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) 国、県でも対策を取っ
ていただい
ておりますけれども、なかなかそれでカバーできないところを、これまでも市の独自の予算でカバーさせ
ていただい
ておりますし、現段階では、ある程度ほかの市町村よりも手厚くできたところも
あるのかなとは思っ
ております。
ただ、今後の状況の変化等もございますし、経済の復活というの
がどれぐらいのタイミングで来るのか、そういったものも鑑みながら、随時情報については収集しながら、スピード感の
ある対応をし
ていきたいと思っ
ております。
○三番(吉留優二君) 今後も市長の手腕を期待いたします。
次に、質問項目二、災害復旧についてでしたけれども、申し訳ございません
が、飛ばし
ていただきまし
て、十二月定例会で時間切れとなりました三番目のえびの市役所デジタル化についてお伺いいたします。
(一)行政のITシステム化について、前回の十二月定例会で質問できなかった分でございます。①行政手続及び添付書類の押印、認印廃止について伺います。
これまでマイナンバーカードについての質問
が幾度か
ありました
が、改めて伺います。行政手続のデジタル化
が進んでき
ています
が、今後、マイナンバーカードの普及は重要になっ
てくると考えます。国もマイナポイント事業など、マイナンバーカードの普及に取り組んで
います
が、まだえびの市ではマイナンバーカードを取得し
ている市民は少ないと考えます。マイナンバーカードによる保険証、またワクチン接種などに関する利用も始まるとお伺いし
ております
が、今後、マイナンバーカードの普及促進にどのように取り組んでいかれるのか伺います。
○企画課長(黒松裕貴君) マイナンバーカードの普及促進につきまし
ては、行政のデジタル化に関しまして、必要不可欠なものでございます。今後も普及に関しまして取得のための啓発と、また、マイナンバーカードを所持することによって受けられるサービスの充実のほうを展開し
てまいりたいと考え
ております。
○三番(吉留優二君) また、行政手続のオンライン化の必要な情報通信技術の活用を進めるべきだと考え
ております。行政手続の申請及び申請に基づく処分通知のオンライン化を進めるべきかと考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) 今回の
新型コロナウイルス感染症の影響も
あって、国もかなりデジタル化は進め
てき
ております
が、当然、このデジタル化の推進で
あったり効率的な押印の省略で
あったりとか、あらゆる方法
があると思っ
ております。これまでも取り組んでき
ております
が、行政のペーパーレス化、テレワーク、オンライン化、そういったものもしっかり対応し
ていきたいと考え
ております。
○三番(吉留優二君) また、添付資料の撤廃ということで、行政機関の情報連携等によって、入手、参照できる情報に係る添付書類について添付を不要とする規定の整備
が必要と考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) 現在もいろいろな効率化を進め
ておりますけれども、国を挙げ
てマイナンバー制度を推進する中で、行政手続のオンライン化や申請届出に関する添付書類の省略についても進められ
てき
ておりますので、えびの市といたしまし
ても、市民の利便性向上や業務効率化につながるよう関連する施策やシステム導入等の検討を行っ
てまいりたいと考え
ております。
○三番(吉留優二君) クラウドサインや脱判こなど、働き方改革を進めるため重要なテーマとして様々なアプローチ
が検討され
ております。押印、認印の廃止
が国を挙げ
て進められ
ています
が、えびの市の動向を市長に伺います。
○市長(村岡隆明君) これまでも押印廃止等の取組は進め
てき
ております
が、具体的な取組については総務課長をし
て答弁をいたさせます。
○総務課長(谷元靖彦君) えびの市におきましては、最近の国の取組より以前に、第五次、第六次行政改革大綱に係る取組の中で、市民サービス向上の観点から、随時押印省略
が可能な様式等についての見直しを実施し
てき
ております。
しかしながら、各課事務局の自主的な判断となっ
ていたことも
あり、その把握や検証
が十分になされ
ていない状況でございます。このため、現在、全庁的な調査と検討を行っ
ておりまし
て、その調査結果の取りまとめをもっ
て、次期第七次行政改革大綱の中では取組項目として明確に位置づけ、随時押印の廃止、押印省略に取り組んでいく予定とし
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) 是非とも押印省略等を努力し
ていただきますようお願いいたします。
次に、(一)えびの高原
中和処理施設とインフラについて伺います。
①恒久的な
中和処理施設について伺います。十二月に質問いたしましたとき、恒久的な
中和処理施設についての市長の答弁では、恒久的な施設を造る会議を県のほうで行っ
ているとの答弁でございました。
令和三年二月十二日に宮崎県環境管理課
が出された硫黄山河川白濁対策
水質改善施設整備の説明では、短い工期で低コスト、シンプルな構造で電気や動力を使わない自然の流れを擁し、緩やかに水質改善をする施設との報告でした。
恒久的なプラント、施設の建設だと説明を受け
ていました
が、この恒久的な理解というのの相違
があったのかもしれません
が、当初の施設整備とは、施設規模
が小さいと考えます
が、見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) 施設の規模も、実証実験をまず行っ
ておりまし
て、実証実験の中でどれぐらいの効果
が出そうだというような方向性
がまずは示されました。その中で、あそこの土地でどれぐらいの規模で、どういった形でできるかということで、議会のほうにもある程度の概略で、どういったところから水を取り入れ
て、どっちに出すというような概略の考え方は県から頂いたやつを示させ
ていただいたと思います
が、考え方としては、これまでどおり、上流から流れ
てきたやつをプラントに流し
て、石灰石で中和を図っ
て、出し
ていくというような考え方でございますので、一番最初の実証実験を始めたときの目標とし
ていた施設
が恒久的にできるということで、理解をし
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) ②施設の性能及び処理能力について伺います。
宮崎県環境整備課の
水質改善施設の性能説明では、毎秒一リットルペットボトル百六十本の処理能力で、水質改善性能に限界
があるとの説明でした
が、処理能力について伺います。
○建設課長(森 隆秀君) 県の実証実験時の調査結果によりますと、平成三十年七月の晴天時、前日は降雨だったようです
が、中和処理の実験施設を流れる流量
が毎秒百三十リットル
が確認され
ております。時間雨量
が十八ミリを超える流量
が、毎秒百六十リットル以上となること
が確認され
ており、最大流量を毎秒百六十リットルと決定されたものと考え
ております。
構造については、詳細設計で決定されます
が、大雨時に濁度も上がるため、施設への流入はできなくなると考え
ております。
ペーハーについては、噴火当初のペーハー一・五程度だった水質を実験施設により中和処理を行い、ペーハー二・五に上げることによって大原橋でヒ素については環境基準の〇・〇一未満を達成すること
が期待されるなど、現在までの実験やデータの収集により確認され
ているところでございます。
○三番(吉留優二君) ③噴火当初のような白濁は処理できないとの説明を伺っ
ております。自然の流れを生かし、緩やかに水質改善をする施設は、雨の多いえびの高原では用を果たさなく、安心し
て稲作
ができないのではないかと考えられます。また、噴火当初のような白濁は十分に対応できないとの説明でした。このような水質改善では、
中和処理施設の用を果たさないのではないかと考えます
が、市長の見解を伺います。
○市長(村岡隆明君) この実証実験も、何回も申し上げます
が、ペーハーを一上げるということの目的での実証実験をスタートし
ておりますので、当初から抜本的にどれだけの酸性度
が高い水でも中和
ができるといった処理施設を造るという実験ではなかったところでございます。ペーハーを一上げるということ
が目的での実証実験でしたので、それを恒久的に、その結果を得られる施設を造っ
ていただくということで、当初の予定どおりの施設
ができると認識し
ております。
○三番(吉留優二君) 是非とも恒久的な処理能力の
ある施設を造っ
ていただきますよう、再度、県、国と協議し
ていただき、すばらしい施設の完成を求めますので、検討のほど、よろしくお願いいたします。
半分ぐらいしか質問
ができませんでしたけれども、また、次回に引継ぎさせ
ていただきたいと思います。以上で終わります。
○議長(北園一正君) 他に一般質問の通告は
ありません。
以上で一般質問を終結いたします。
しばらく休憩いたします。
休憩 午後 二時 十六分
開議 午後 二時 三十分
○議長(北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第二、議案第二十九号令和三年度えびの市
一般会計予算の補正(第一号)についてを議題といたします。
市長に提案理由の説明を求めます。市長。
○市長(村岡隆明君) それでは、本日追加で提案いたします議案について、その提案理由を説明いたします。
議案第二十九号令和三年度えびの市
一般会計予算の補正(第一号)について御説明申し上げます。
令和三年度えびの市
一般会計予算の補正につきまし
ては、歳入歳出それぞれ一億八千八百一十万二千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百四十一億六千六百一十万二千円となります。今回の補正のうち、歳出としましては、総務費及び民生費で、
新型コロナウイルスワクチン接種に伴う移動手段確保に係る費用の計上、衛生費で、
新型コロナウイルスワクチン接種に係る費用の計上、商工費で、
新型コロナウイルス感染症対策として、プレミアム付商品券発行事業補助金の計上及びウィズコロナ期等を意識したアウトドアビジターセンターを拠点とした、アウトドア・アクティビティの強化を図るための費用の計上、教育費で、
新型コロナウイルス感染症対策に係る費用の計上で
あります。歳入としましては、歳出の財源として、国庫補助金、県補助金及び財政調整基金繰入金を増額するもので
あります。
以上、御提案申し上げました
が、何とぞ御賛同を賜りますようお願いいたします。
○議長(北園一正君) 説明
が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、発言、質疑につきまし
ては、会議規則において、発言は全て簡明にするものとし、議題外にわたり、またはその範囲を超え
てはならない、質疑に当たっては、自己の意見を述べることはできないとなっ
ておりますので、御了承願います。
質疑通告のため、そのまま休憩いたします。
休憩 午後 二時三十四分
開議 午後 二時三十五分
○議長(北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑の通告
がありますので、発言を許します。
六番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚文美議員。
○六番(遠目塚文美君) 全ての一般質問
が終わった後で、執行部の皆様におかれまし
ては、どっとしたお疲れと、そして安堵という中での質疑となります
が、大変重要な追加議案と思っ
ておりますので、もうしばらく質疑にお付き合いいただければ幸いです。
それでは、追加として提案されました議案第二十九号令和三年度えびの市
一般会計予算の補正(第一号)について質疑をさせ
ていただきます。
ほぼ説明書に沿っ
てお伺いいたしますので、説明書のほうを御覧いただけると幸いです。
まず、説明書二ページ、また三ページとなります。二款総務費、一項総務管理費、十九目諸費、また同じページ、三款民生費、一項社会福祉費、一目社会福祉総務費、また三ページは、三款民生費、一項社会福祉費、三目老人福祉費、全てにおいて対象となります方、また要綱等は違うものの共通するものは、
新型コロナウイルス感染症対策に係るワクチン接種に伴う移動手段の確保のための助成ということになっ
ているかと思います
が、それぞれ担当課
が異なるかと思いますので、この件に関しましては、まず、一つずつ質疑をさせ
ていただきます。
まず、地域公共交通対策事業につきまし
て、本来の今
あるものに対しての追加というところで理解し
ております
が、そのような理解でよろしかったでしょうか。
○企画課長(黒松裕貴君) はい、そのとおりでございます。
○六番(遠目塚文美君) 同じく障害者福祉事業につきまし
ても同様で、現在
ある事業に対しての追加ということで理解し
てよろしいでしょうか。
○福祉課長(黒木良二君) そのとおりでございます。
○六番(遠目塚文美君) 同じく高齢者生活支援対策事業費に関しましても、現在
ある事業に対しての追加ということで理解し
てよろしいでしょうか。
○福祉課長(黒木良二君) そのとおりでございます。
○六番(遠目塚文美君) そこで、どの事業に入るのか教え
ていただきたいこと
があります
が、一口に高齢者で移動困難な方といいまし
ても、障害者、障害手帳を持っ
ておらず障害者ではなく、移動困難な方という方も移動手段という確保
が必要かと思います
が、補助というのはどこに当てはまるのでしょうか。当てはまるもの
があればお示しをいただきたいと思いますし、なければないでお答えをいただきたいと思います。
○福祉課長(黒木良二君) 障害者の福祉タクシー料金助成事業の、一応要件のほうを御説明させ
ていただきたいと思います
が、えびの市福祉タクシー料金の助成に関する条例の規定に基づきまし
て、七十五歳未満の心身障害の
ある方で、身体障害者手帳一級または二級、精神保健福祉手帳一級、療養手帳Aのいずれかを取得され
ており、かつ車両を保有せず自ら運転
ができない、また、世帯全員
が車両を保有し
ていない、施設等に入所し
ていない、前年度の住民税所得割額
が課税され
ていない方となっ
ております。ただし、令和二年度から世帯の中で車両の保有者全員
が一週間のうち五日以上就労し
ている場合は就労証明書を提出し
ていただくことで、助成
が受けられる要件に緩和したところでございます。
○企画課長(黒松裕貴君) さきの地域公共交通対策事業のほうも、障害者の方を支援し
ておりますので、答弁をさせ
ていただきます。
六十五歳以上の高齢者の方に関しましては、車、免許をお持ちでも支援をさせ
ていただい
ております
が、六十四歳以下六十歳以上のこの間の方におきまして、何らかの障害をお持ちで運転免許証を所有できない、車を所有できないという方に関しましても、幅広く支援をさせ
ていただい
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 高齢者の方で要介護などで御自身で運転
が困難な方、移動
が困難な方というのは、どの補助に当たるのでしょうか。
○企画課長(黒松裕貴君) 諸費の中の地域公共交通対策事業の中で、六十五歳以上の方で車の運転の免許証、車両を持っ
ていても、それを可能にすることに関しましては、議員御指摘のところを含んだ上での事業でございます。
○六番(遠目塚文美君) 詳細にわたり理解をいたしました。
この三つの事業で
あります
が、冒頭に申し上げましたように、
新型コロナウイルス感染症対策に関わるワクチン接種に伴う移動手段の確保のための助成となっ
ております
が、全て
が一般財源からの支出となっ
ております。今後国からの交付金対象となるものなのか、そのあたりはいか
がお考えでしょうか。
○財政課長(宮浦浩二君) 今のところ詳細の国庫補助要綱等
が出
ておりません
が、今後その要綱に応じ
ては、対象となると考え
ております。
○六番(遠目塚文美君) 国においては、交通手段の確保も国のしっかりと支援
が必要なのではないかという声も上がっ
ているというところは認識し
ているところです
が、高齢化
が進む地域にとっては、このような支援というのも大事ですし、また、財源という意味では、少しでも国からの助成というもの
があると非常にありがたいかと思いますので、しっかりと様々な場所で声を上げ
ていただけると幸いかと存じ
ております。
では、次に移ります。説明書は次のページの四ページに移ります。
四款衛生費、一項保健衛生費、三目予防費、事業名
が新型コロナウイルス感染症対策事業となっ
ております。
せんだって登壇された一般質問の中でも、本来で
あると、この部分に触れたい事項等
が多々
あったかと感じ
ているところでございます
が、少しずつお聞きをしたいと思います。
説明書の主な予算の中の報酬(パートタイム職員分)で六百一十万三千円、今回、会計年度任用職員の三名分、看護職
が二名、事務職
が一名と記載
がし
てあります。今回、この看護職の方など、どこで事業をされ、どのような業務となるのかお答えをお願いいたします。
○
健康保険課長(原田和紀君) 現在、予防接種確保事業につきまし
ては、別室二の五会議室を健康保険課のほうで長期間お借りしたところでございます。そちらのほうに今後採用になった場合は、詰め
ていただい
て、そこで事務を行っ
ていただく予定にし
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 特段、この看護職の方を二名ということで、専門的な仕事になるのかなと考え
ております
が、どのような業務を担っ
ていただくものか、今、決まっ
ているもの
があればお教えください。
○
健康保険課長(原田和紀君) 看護職二名につきまし
ては、予防接種を受けられた際のシステムへの入力で
あったりとか、そういった専門的な形式を要する事務といったところを想定し
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) その二段下のコールセンター業務委託料二千六百四十万円についてお尋ねいたします。
一般質問の中でも詳細にわたり答弁は
あったところです
が、このコールセンターは委託をされるということです
が、相談となると、専門的知識も必要だと思います
が、そのようなことを備えたコールセンターに委託をされるのでしょうか。再度の答弁となります
が、よろしくお願いいたします。
○
健康保険課長(原田和紀君) 今回、コールセンター業務の委託先を選考するに当たりまして、そういった専門的な知識、そういったところを加味し
ての選定というところで考え
ておりますので、そういうことになります。
それと、すみません、先ほど私、別室二の五会議室と申し上げました
が、二の一の会議室の誤りでございましたので、訂正し
ておわび申し上げます。
○六番(遠目塚文美君) また、この下段になります
が、予防接種委託料、またその上になります、上下し
てすみません、会場設置資材等の借上料、またその上の段、医療従事者調整委託料等々につきまし
ては、先ほどの一般質問の答弁の中で、まだ具体的なもの
が決まっ
ていないということで、今後、医師、看護師の派遣も個別接種になるのか集団接種になるのかによっては変わっ
てくるというところでは
ありました
が、では、いつまでにこれは決め
て、いつ私たちに公表をいただけるものなのか、ある程度期限を決めなければ、もう差し迫っ
ている気
がするのです
が、そのあたりをお答えをお願いいたします。
○
健康保険課長(原田和紀君) 二市一町による医療機関への説明会というのを先週金曜日に実施いたし
ております。三月十二日でございます
が、Web会議方式で実施し
ております。これをもちまして、今週から各医療機関への意向調査というものを行っ
ております。
今週中にはそれ
がまとまると考え
ておりますので、そこで大方の方向性
が決まるものと理解し
ておりますので、公表
ができるのは、そこを確実に固めた後ということになります
が、流れとしてはそういうことでございます。
○六番(遠目塚文美君) 一番核となる部分だと認識し
ておりますので、医師団の皆さん、そして地域医療を支える皆さん、それぞれにおかれまし
ては、通常業務の中で大変な御苦労も
あられるかと思います
が、また、調整
ができ次第、どのような形になるのかは議会のほうにも共有をいただけると幸いでございます。
次に、説明書五ページの、同じく七款商工費、一項商工費、二目商工振興費、
新型コロナウイルス感染症対策事業で、プレミアム付商品券の発行事業補助金
が三千三百一十万円計上され
ております。
今回、三回目となるプレミアム付商品券かと思っ
ております
が、一回目、二回目と、それぞれにいろいろな改善を行っ
ての三回目かと思います
が、一回目、二回目を通して御意見
があったもの
が、今回のこの予算を執行するに当たり反映されるものなのかどうなのか、まずは何か御意見
が一、二回目で寄せられたもの
があるのか教え
てください。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 御存じのとおり、昨年一回目を実施いたした際は、三密を避けまし
て事前の予約を行ったところですけれども、電話予約ということで、非常にコールセンター等も混乱いたしまし
て、かなりの苦情等も
あって、買えなかったといった方もたくさんいらっしゃったわけでございます。二回目につきまし
ては、はがきによる予約とWebによる予約を行ったところでございまし
て、特に大きな苦情もなく、また金券を一回目は一千円の額面でございました
が、二回目は五百円としたことで、六千五百円、五千円単位で購入できたということもございまし
て、ある程度希望される方には購入いただいたところでございます
が、全体的に一千円の券と五百円の券になりますと、発行枚数
が倍近くになっ
てきまし
て、今度は逆に事業者のほうからのクレーム等もございまし
て、かなりの手続
が必要になるということもございまし
て、今回については一千円での発行を予定し
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) ちなみに、今回は一回目、二回目に購入された方も応募というか予約は申込みは可能ということで、理解
いてよろしいでしょうか。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 全ての方に応募なり購入いただける予定でございます。
○六番(遠目塚文美君) 今回のこのプレミアム付商品券は、前回、前々回同様に委託先はえびの市商工会で理解し
てよろしいでしょうか。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 委託というか、補助の事業者は商工会になっ
ております。
○六番(遠目塚文美君) 先ほどの課長答弁の中にも
ありました
が、本来、この事業目的は
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高の減少等により事業に支障
が生じ
ている市内商工業者事業者に対して事業の維持及び継続のための支援により、本市商工業の安定を図るものということですので、もちろんこれを購入し
ていただくことも重要な支援なのです
が、支援し
ていただく事業者側の意見というのも大変重要な意見かと思っ
ております。
そのような双方の意見というもの
がしっかりと事業を実施し
ていただく商工会のほうとは市としては情報の共有、意見の共有、また改善等、そういったものは行われ
ているものかお教えください。
○
観光商工課長(吉留伸也君) これまでの商品券の発行事業につきまし
ても、プレミアムを含め
て意見交換をさせ
ていただく中で、商工会におきましても、地元の商工業者で買物をし
ていただけるなり、商品券を使っ
ていただけるということで、地元事業者にかなりの効果
があるということで、それ相応の御苦労をいただい
ておりますけれども、そういった形で御理解し
ていただい
て取り組んでいただい
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 商品券を使っ
ていただく事業者、受ける側ですね、事業者の方の御意見というのも様々なもの
が出
ているかと思いますので、今回、このプレミアム付商品券
が使える店舗、事業者の皆さんには、また、この旨のお話をされる、内容等をお話しされるかと思います
が、その際には是非また丁寧な説明をいただきまし
て、双方ともに理解をし合った形のプレミアム付商品券の発行事業となりますことを切に願っ
ております。質疑ですので、これ以上のことは申し上げません。
では、次に、説明書六ページです。誘客事業について、七款商工費、一項商工費、三目観光費の誘客事業についてお尋ねをいたします。
今回、まだ補正予算といいますか、新年度予算も計上されたばかりの中で、九十六万四千円
が補正予算として上っ
てきました
が、このタイミングでの補正、事業というのは、どういった意図
がありましたのか御説明をお願いいたします。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 御存じのとおり、令和二年度に新たな指定管理者
が業務を始めるということで、指定管理事業の一環の中で、様々な取組
ができるような形での予算化をし
てまいったところですけれども、
新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐために、いろいろな企画やイベント等
ができなかったところでございます。いろいろな面でアウトドアビジターセンターの認知不足なり周知
が足りないといった御指摘等もございます中で、活動を積極的にやっ
ていただきたいということで、令和二年度で予算化し
て、できなかった事業分について、今回、当初から事業
が取り組めるように、今回の補正予算ということで計上させ
ていただいたところでございます。
○六番(遠目塚文美君) ただいまの答弁で理解いたしました
が、で
あるならば、今回のこの誘客事業の補正で上っ
ていますアウトドアシティ推進事業費九十六万四千円は、自主事業の分なのでしょうか、それとも市
が委託し
ている委託事業といいますか、そういったもの、どちらのものに入るもの
が計上され
ているのでしょうか。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 指定管理事業の中の委託事業として、今回予算としてお願いし
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) では、次に移ります。説明書七ページの十款教育費、二項小学校費、一目小学校管理費、
新型コロナウイルス感染症対策事業、同項になります
が、説明書
が八ページで、三項中学校費も同じ内容、ほぼ同じ内容かと思っ
ております。その中で、消耗品費一百六十八万三千円の一番下になります
が、蛇口レバー二千円の七百十か所ということで、今回手で握らなく
ても蛇口の開閉
ができるレバーハンドルを購入するということで計上され
ております
が、これに関しては、工事等
が必要なものなのでしょうか、工事費用は計上され
ていない気
がいたします
が。いつの時期、これから春休みに入りますので、その期間かなと認識し
ております
が、いつの時期にどのような形で設置されるものかお教えください。
○
学校教育課長(白濱美保子君) この蛇口レバーハンドルにつきまし
ては、工事は特に予定をし
ておりません。レバーを消耗品費で購入いたしまし
て、誰でもねじを回せば簡単に取り換え
ができるというものでございます。
設置時期につきまし
ては、現在、このレバー式のハンドル
が大変品薄になっ
ておりまし
て、
いつ入荷するかというところは、今、確認はでき
ていないところでございます
が、令和三年度中に整備
ができればいいと考え
ているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 新年度も安心安全に過ごせる学校環境の整備に努め
ていただけますと幸いでございます。
では、以上で、私の質疑を終わらせ
ていただきます。
○議長(北園一正君) ほかに質疑の通告は
ありません。
以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっ
ております議案第二十九号は、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議
ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、議案第二十九号については委員会への付託を省略することに決定いたしました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。十七日及び十八日は、議事整理のため休会いたしたいと思います。これに御異議
ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北園一正君) 御異議なしと認めます。よってお諮りのとおり、休会することに決定いたしました。
次の本会議は、十九日午前十時から開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
散会 午後 二時五十九分...