日南市議会 2021-03-10
令和3年第3回定例会(第5号) 本文 開催日:2021年03月10日
=開議 午前10時00分=
*開 議
濱中武紀議長 ただいままでの
出席議員19名、定足数に達し
ておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元の議事日程第5号によって進めることにいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第1 市政に対する
一般質問
濱中武紀議長 日程第1市政に対する
一般質問を行います。
これより順次質問を許します。
○
岩永憲明議員個人質問
濱中武紀議長 それでは、14番、
岩永憲明議員の登壇を許します。
14番(
岩永憲明議員)(登壇) おはようございます。議席番号14番、
社民クラブの岩永でございます。よろしくお願いいたします。
本日は、崎田市長への最後の質問になります。しかも、かなり厳しい質問をせざるを得ないことをお許しください。ちなみに今、この同時刻に
建設業協会の臨時総会
が開かれ
ているみたいです。新しい会長をお決めになるということらしいです。
通告に従いまして質問し
てまいります。
今回、市長の最側近で
あります田中副市長
が3回にわたって逮捕されました。既に2回は地検によって起訴され
ております。この
事件発生の原因は一体どこに
あるのか、どういうふうに市長
が考えられ
ているかを壇上からお尋ねいたします。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) こういった事件の他自治体の事例を調べましたけれども、検証開始時期というのは裁判
が終了した後でございました。それまでは、事件に関することについては、捜査や裁判への影響を考慮し、検証や判断をしないこととし
ております。こういったことも
あることから、
事件発生の原因については分かりかねるところでございます。(降壇)
14番(
岩永憲明議員) 捜査中ですから分かりかねるということですけれども、私は、この事件の原因は、市長
が2年前に田中副市長にお願いされ
ていたと思います
が、建設業協会に対して、旅費
が足りない、
政治資金を集め
てくれという依頼
があったと私は業者数社から聞い
ております。
ちなみに、
建設業協会、議員の方も全部
が全部は御存じないと思いますからこの際言います
が、まず
建築業協会があります。土木業界
がございます。管工事
がございます。電気工事
がございます。測量と造園です。この6団体
が加盟し
て成り立っ
ているの
が建設業協会です。ここの役員の皆さんに対して献金のお願い
があったということです。
具体的な例で御紹介させ
ていただきます。
ある業者から3度ぐらいにわたって私に電話
がありました。当時の、2年前の詳細を今から私
が役者になっ
て再現をこの場でしたいと思います。
「こうやっ
てうちの団体から10万円市長の後援会に寄附し
てくれと、献金し
てくれというの
が来た。どうしようか」。そうしたら、その中で出た言葉
が、あの業界というのは大体2代目、3代目、4代目とか結構続い
ていますから、「今まで長くこの業界で役員もやっ
ているけれど、今回
が初めてじゃ」と。「今までの市長はこういう旅費
が足りんとかなんとかで献金し
てくれって言っ
てきたことは1回もない。何かおかしいっちゃないと」ということだったらしいです。しようがないからそこのトップ
が、「しょうがねえ。そうやわな。じゃあ、おれ
が一人でばちかぶるわ」ということになったら、あの業界はみんな社長さんの集まりですから、「いやいや社長、そらまずいわ」と。「そういうことやったら、あんた
が3、副会長
が2、その他役員
が四、五人おるから、1、1、1、1、1、それでちょうど10万になる」ということで金を集め
て献金なさったということです。
市長、言いたいのは、あなたの
政治資金管理団体、恭創会という名前だと思います
が、これは合法的に処理され
ています。したがって、法的には何ら問題ないんです。ただ、道義的にいかがなものかなと思うんです。
田中副市長は本市の
コンプライアンス委員会の委員長でも
あります。田中副市長にし
てみれば、こういうことで
政治献金のお願いを昨年もされ
ていますから、今度で2回です。そういうことを会長のほうに頼まざるを得ない。そうしたら、たまには向こうも、こういうことはちょっとと言われたときには、それはやっぱり人情的、心情的に、「うん、大体この程度やな」みたいなことはおっしゃったんだろうなと思うんです。私は、今度の事件の最大の被害者は、市長あなたじゃなく
て、あなたの最側近の田中副市長じゃないかなと思うんです。結構業者間でも、田中副市長は頭も低く
て、なかなかいい人だったと非常に評判
がよろしいんです。市長の1期目の前半もよろしかったけれど。
この際、お尋ねです
が、埼玉県上尾市でも環境センター入札問題でがたがた
があって、上尾市
長等政治倫理条例というのをつくられ
ています。その中で、
政治活動に関して
道義的批判を受けるおそれの
ある寄附は受けないことということをちゃんとうたっ
てあるんです。このことについてどう思われますか。
崎田恭平市長 まず、事実
が全く異なると思っ
ております。金額を指定し
て各業界に頼んだなんていう事実はどこにもないです。大前提
がまず違うということ。今、2年前とおっしゃいましたけれども、3回目の逮捕は3年前の事件になります。工事になります。時系列も合っ
ていません。
まず、金額をうちの後援会でどの業界
が幾らなんていうことを指定することは全く
ありませんし、副市長
がそんなことをしたということは聞い
ておりません。金額の言及は、そもそも副市長
がどんな言い方をしたかということも確認できないですし、そもそもうちの後援会は
政治資金管理団体を御指摘のとおり設置し
ています。私の場合は、政党からの
活動資金等の支援
があるわけで
ありませんから、全ての
政治活動は私自身の資産と
個人寄附によって支えられ
ているの
が実情で
ありまし
て、様々な
政治活動する上で費用
が発生しますので、
個人寄附の案内は議員御指摘のとおり適法にやっ
ているところでございます。
加え
て、その中で、これらの
政治活動を広報し
て、それを見られた方
が自発的に寄附をし
ております。全ての
政治献金は、強制や要求ではなく自由意思によるもの、自発的なもので
あります。
加え
て、私は政党とかを持っ
ていませんから、私への
企業団体献金については
政治資金規正法で禁止もされ
ておりますので、企業からは私はもらっ
ておりません。そもそもの前提
が違うと御指摘をさせ
ていただい
て答弁としたいと思います。
14番(
岩永憲明議員) 昨年12月に
川口議員が同じようなことを聞い
ているんです。市長、今おっしゃったように、自ら求めたのか、自発的かという二者択一ではなく、広報・案内を見た人
が自発的に寄附を行っ
ていただい
ているみたいな答弁をされ
ています
が、私は、先ほども申しました、時系列
が1年違うのかもしれません
が、本質的にはこういう利害関係の
ある団体からの
政治献金は受けられないほう
がよろしいんじゃないかなと思うんです。
今、霞が関でも総務省
ががたがたです。農林水産省
が卵の問題とかで、買収じゃないでしょうね、
利害関係団体との
意見交換会、お食事つきというの
が問題になっ
ていますように、市内の請負業者でしょう。これは、幾ら正当で
あれ、やられなかったほう
がよろしいんじゃないかなという見解なんです。時系列については分かりました。それについてはいかがでしょうか。
崎田恭平市長 時系列はとても大きな問題だと思います。原因だとおっしゃっ
ているわけですから、事件の原因だとおっしゃっ
ている2年前
が、最初の今回の逮捕
が3年前ですから、前提
が違うということはしっかり御指摘させ
ていただきます。
加え
て、企業からの献金は頂い
ておりません。全て個人からしかもらえませんので。加え
て、今、適法にやっ
ていることを何か違法なことのようにおっしゃっ
ていました
が、全て適法に
政治資金管理団体として管理し
ております。
14番(
岩永憲明議員) 市長、冒頭に申しました。私は違法じゃないと言っ
ているんです。合法的にきちんと県のホームページで収支報告を出され
ているから、それはオーケーなんです。ただ、私
が申し上げ
ているのは、先ほど上尾市の例を取っ
て言いましたように、
道義的責任について言っ
ているんです。あんまり望ましくはない献金ではないかという意味で申し上げ
ているんです。
確かに、どこどこ株式会社で領収は受けられたのかどうか知りません
が、そういう献金の仕方はされ
ていないと思います。社長の
ポケットマネーから3万円、2万円、1万円出されたと私は聞い
ております。道義的な意味で聞い
ているんです。私は合法だとは認め
ているんです。いかがでしょうか。
崎田恭平市長 寄附等につきまし
ては、全て広報をさせ
ていただい
ておりまし
て、それを見た方から自発的に受け
ているということで
あります。
14番(
岩永憲明議員) そんな簡単に1人3万円も2万円もという金額になったら、広報だけではなかなかだと思います
が、ここは見解
がずれますからどうしようもないです。ただ、市長、重ね重ね言います
が、私
が言いたいのは、あなた
が違法だとか不法行為をなさっ
ているとは一切言っ
ておりません。合法的に処理もされ
ています。そういう意味では、法的には何ら問題
がありません。道義的な意味についてお伺いしただけです。そこは御理解いただきたいと思います。
次に行きます。
副市長の長期不在について。
総合政策部長、たしか大分前の
全員協議会、副市長
が最初に逮捕されたときだったと思います。
黒部議員からの質問だったような気
がするんです
が、副市長不在で業務
がきつくなっ
ていないのかというような質問に対して、今のところはというただし書だったのかどうか知りません
が、一切支障は来し
ていないとの答弁
がありました。現在はこの認識では
ありませんね。
松山昭彦総合政策部長 全員協議会から一定の期間
が過ぎ
ております。昨日
松岡議員にもお答えしましたとおり、多少の負担
が各部長に
あるのは間違いないと思います。ただ、業務に支障
が出る、事務
が滞るところまではいってないということでございます。
14番(
岩永憲明議員) いや、いやらしい受け取り方なんですけれど、前回の
総合政策部長の答弁を聞い
て、だったら副市長というのは要らないんじゃないのというふうに穿った見方をしたものですから、あえて再度お聞きしたところです。
次に、副市長の
弁護士費用についてお伺いします。
たしか十四、五年前だったと思います
が、弁護士に金
が幾らかかるかと聞いたところ、着手料だけでも30万円ということだったんです。あとは、執行猶予
がついたら
プラスいくら、無罪になったら成功報酬ということでいくらというふうに費用
が積み上っ
ていく。だから誰でもはなかなか裁判
ができないんです。
市長
が言われました
が、要するに推定無罪の原則
があります。ということを考えたら、副市長はそういう意味ではまだ刑も確定してない。新聞報道によると3人弁護士
がつい
ているみたいな書き方もされ
ていました
が、副市長の
弁護士費用は副市長の個人持ちなのか、市は一切関わっ
ていらっしゃらないのかお尋ねします。
松山昭彦総合政策部長 副市長の
弁護士費用についてのお尋ねでございます。
今回のケースにつきまし
ては、訴訟の対象
がそもそも肩書とは関係ない個人ということになっ
ておりますので、個人の
弁護士費用を市
が負担することはございません。
14番(
岩永憲明議員) 分かりました。ということは、今だけでもかなりのお金を副市長は使われ
ているということなんでしょう。
次に、
指名停止期間、具体的に名前を出し
ていいと思います
が、小野建設です。
国土交通省九州地方整備局が4か月、宮崎県
が1年半、日南市
が24か月というふうな報道
があっています
が、指名停止期間の
決定基準は
あるのでしょうか。
松山昭彦総合政策部長 指名停止期間の
決定基準です
が、これにつきまし
ては、日南市の
建設工事等に係る
指名停止等の措置に関する要綱というものを定め
ております。
14番(
岩永憲明議員) 私も後で資料を頂いたものですから、
あるんですね。第3条の6項でしょう。
本市工事等に関し、有資格業者で
ある個人または法人の代表役員と
一般役員等及び使用人
が競売入札妨害または談合の容疑により逮捕され、または逮捕を経ないで公訴を提起されたときと。期限
が4か月以上24か月以内。これ
が根拠法ですね。
松山昭彦総合政策部長 議員仰せのとおりでございます。
14番(
岩永憲明議員) 分かりました。
次に、
再発防止策についてお尋ねいたします。
はっきり言います。市
が発注する工事は
最低制限価格を設け
ていらっしゃると思います
が、私は、この
制限価格を大幅に引き上げられたらよろしいんじゃないかなと思うんです。
最近、談合事件
が全国あちこちで問題になっ
ています
が、落札率
が93%以下だったらオーケーみたいな雰囲気で、98%を超えたらこれは談合だとか、怪しいとかいう報道のされ方をなさっ
ています。私は同僚議員といつも話すんですけれど、予算
が100だったら、101にならないで99でもいいじゃないのという見解なんです。
建設部長なんかは御承知だと思います
が、平成20年ぐらいまでは、
公共工事に関しては建築1割、土木2割の利益は出ると言われた時代も
あったんです。
最低制限価格の引上げについての見解をお伺いします。
松山昭彦総合政策部長 最低制限価格の引上げについての御質問です。
まず、法的なところを御紹介させ
ていただきたいと思います。
最低制限価格制度とは、
地方自治法施行令第167条の10第2項の規定に基づい
て、工事または製造その他についての請負の契約の入札において、契約内容に適合した履行を確保するため、あらかじめ
最低制限価格を設け
て、予定価格の制限の範囲内で最低の価格をもっ
て入札したものを落札者とする制度でございます。これは、議員御承知のとおり、工事等の品質を確保するという意味合いもございます。
御指摘の本市の
最低制限価格の設定率の範囲は、85%から90%ということになっ
ております。これにつきまし
ても、日南市
建設工事及び業務委託に係る
制限価格制度実施要領に基づい
て設定をし
ているところでございます。県内9市の状況を見
ても、おおむねこういった85%とか90%とか、そこら辺で設定をされ
ているようでございます。
御提言
がございました引上げについては、今、入札制度の
検証委員会を進め
ております。その中でも御意見等を拝聴し
て、検討し
ていきたいと考え
ております。
14番(
岩永憲明議員)
最低制限価格を引き上げれば、いわゆる業者間のたたき合い
があっても、何とか赤にならなく
て利益
が出せるんじゃないかなという思いから聞きました。
ただ、結局は市の問題ですから、
最低制限価格だ、担当
が掛ける9だと言ったら、その時点で吹っ飛ぶ話なんですけれど、それプラス10円ぐらいで確実に落札するというような形になるのもまたまずいなと思います。
すいません、質問は振りません
が、ちょっと戻ります。2年間の
指名停止期間です。あの条文の中では一番長い期間です。今、解体工事のJVを3社で組んで
います。
ある1社は私の知り合いなんです。そこと数日前お会いしました。「あなた方業界はどう思う」と。「この24か月という期間の
指名停止よ。大丈夫なの」と言うと、「いや、うちなんか1年食らったら、間違いなく倒産する」と言うんです。
建築ならまだ個人の住宅の需要なり
あるかもしれない。
普通土木工事というのは
公共工事以外に金額
が張る工事はないと思うんです。今後も引き続きこの厳しい基準の下で進められ
ていくんでしょうね。もう過ぎたから振りません
が、私の思いです。もう少し期間は短く
てよろしいんじゃないかなと思うんです。
というのは、今、
地球温暖化の影響かなんか知らないけれど、
ゲリラ豪雨とか、ばかでかい台風とか、いろいろ自然災害
が増え
ています。そのときに、濱中議長の地元の道路は連続雨量
が170ミリで止まっ
てしまう。よく落石
がある。道を塞ぐ。そのときに、あの辺でしたら、今
あるのは
浜田建設ぐらいかな。その辺
がユンボ、
移動式クレーンというの
が正式名称だと思います
が、それを速攻で持っ
てこられ
て道をあけられる。昔みたいにスコップではね
ていたら、今の若い人はスコップの使い方も知らないかもしれないけれど、大変なことになる。そういう意味で、絶対にこの業者たちはゼロにしたらいけないんです。
何でそういうことを言うかと申しますと、例えば東郷地区でも、JVを組んで
いる業者に聞いたんです
が、昔は15社程度
あったと。今は土木をやっ
ているのはたしか4社ぐらいしかないよと。何でここまでなったか。要するに利益
が出ない、後継ぎ
がいないということだろうと思います。すいません。順序
が変わりましたから、答弁は結構です。
次に行きます。新
庁舎建設工事について。
今年度10億9,470万円の予算
がつい
ています。これも12月議会で
川口議員が質問されました
が、新庁舎は結局
耐震構造ではなく
て免震構造で建設されるのか、もう一回お伺いいたします。
安藤丈喜建設部長 新
庁舎建設につきまし
ては、これまでも御説明申し上げましたとおり、本市の
防災拠点施設として総合的に判断した結果、
免震構造を採用することとし
ております。既に
建築基準法に基づきます
国土交通大臣認定で性能評価の認定も終え
ております。特に、
東日本大震災から10年、まだ記憶に新しい状況に
あって、さらに先月は福島沖で震度6強の地震もございました。そういったところをリスクマネジメントする上で、私ども、現時点ではこの
免震構造が最適だと考え
ておるところでございます。
14番(
岩永憲明議員) 分かりました。これは通告を出し
ていました
が、耐震構造
が、免震構造になるとどのぐらい高くなるんですか。
安藤丈喜建設部長 免震構造と
耐震構造を比べ
てどのくらいの割高になっ
ていくのかという御質問でございます
が、実際に詳細を詰め
てはおりません。全国的な事例等を参考にさせ
ていただい
て、私どももそれを参考にし
てはじい
ております。結果的には5%から10%割高になるという内容でございます。
14番(
岩永憲明議員) 分かりました。私はまた50%増ぐらいになるのかなと思っ
ていましたからお伺いいたしました。
新庁舎2点目、電気、空調、給排水、当然これは市内の業者で可能だと思います
が、12月議会で
建設部長が「躯体と免震を一体のものとして考え
ている。JVで地元業者も入れる」というふうな答弁もなさっ
ています。電気、空調、給排水などについては地元業者中心の発注になると考え
てよろしいんでしょうか。
安藤丈喜建設部長 議員お尋ねの内容のとおり、市内業者での施工は可能と考え
ておりますので、事務手続上どうするのかということで今後推移し
ていくのかなと考え
ています。
14番(
岩永憲明議員) 何せ四十数億円という、日南市にとって半世紀に一回
あるかないかの大型工事ですから、なるべく地元に金
が落ちるような発注の仕方を研究し、進め
ていただきたいと思います。
こういう話を聞いたんです。小村記念館の改修工事、今、元請は多分大手だと思います
が、この前ちょっと知り合いのところに寄りましたら、「東京から4人も関係者
が見に来ちょったよ。かあ、すごい
がね」とその人はおっしゃるんです。「へえ、じゃあ、あれやね、その4人分の飛行機代も当然工事費の中に入っ
ているんだわな」という話になりまし
て、「地元ならなあ、2割から3割ぐらい安く上がるんじゃないやろかな」というような雑談をしましたから、今紹介させ
ていただいたところです。
次に行きます。教育行政についてお伺いいたします。
文部科学省の方針で、小学校は30人、中学校は35人にするという通達
がたしか2019年に都道府県に下り
ていると思います。少子化の中で、かなり日南市の場合クリアし
ているのではないかなと思います
が、市内の現在の状況はどうなのかお伺いいたします。例えばどこどこ学校だけ
が超え
ていますといった答弁で結構です。全部の学校は言わないでお願いします。
甲斐健一教育部長 30人を超え
ているクラス
がある小学校は、飫肥小学校、吾田小学校など6校、35人を超え
ているクラス
がある中学校につきまし
ては、吾田中学校、北郷中学校、南郷中学校3校となっ
ております。
14番(
岩永憲明議員) 分かりました。小学校
が6校、中学校
が3校ということですね。
2点目に行きます。
昨日
松岡議員が質問されました給食費の公会計化、前向きに検討するべきだと思います
が、もう一度答弁お願いいたします。
都甲政文教育長 昨日
松岡議員にお答えしましたとおり、システムの改修、食材の発注など課題は認識し
ておりますので、都城市の導入状況を参考にし
て、公会計化の準備を進め
てまいりたいと考え
ております。
14番(
岩永憲明議員) どうぞよろしくお願いいたします。PTA、保護者並びに教職員の負担
がかなり軽くなると思います。昨日答弁を聞い
ておりまし
て、結構お金もかかるんだなとは思っ
ていました
が、行く行くは時代の流れでそっちの方向に行くだろうと思いますから、前向きに検討をお願いしたいと思います。
次の項目に行きます。市民の要望から何点か質問させ
ていただきます。
まず、体育施設の管理についてお尋ねいたします。
日南総合運動公園の入り口から陸上競技場までの直線道路、駐車場の白線も消え
ています
が、取りあえず100メーター程度の進入口付近の白線だけは早急にきちんと引い
ていただけないかお尋ねをいたします。
藤井和巳産業経済部長 運動公園の白線の件で
あります
が、議員御質問のとおり、直線を含め、駐車場の白線も薄くなっ
ているということは私も現場を見まし
て感じ
ております。利用者の安全性を考慮し
て、今後補修を進め
ていきたいと考え
ております。
14番(
岩永憲明議員) ありがとうございます。今はコロナ禍で一頃みたいではないんです
が、あそこの土日の出入りは交通量
が物すごいんです。中にはせっかちな方もいらっしゃっ
て、どっちからでも突っ込まれる。普通の道路と事情は一緒なんですけれども、そういうことであちこちからやかましく言われ
ていましたので、あえて質問いたしました。
特に、消防署から左折し
てくる自動車
が反対車線に進入しないよう、手前だけでも黄色で目立つようにできないかお尋ねいたします。
藤井和巳産業経済部長 入り口の安全対策ということで、私も現場を見まし
て、特に左折する場合、車の往来も多いということで、お互い
がぶつからないように、運転者に分かりやすくなるように、黄色のセンターライン表示もまた今後検討し
ていきたいと思っ
ております。
14番(
岩永憲明議員) よろしくお願いいたします。
次に、手話条例は、
川口議員が昨年だったか頑張っ
て質問され
て、条例だけはできました。ほとんど
がボランティア、今でも少しは女性
がなさっ
ているみたいなんです
が、非常に大変で
あると。助成金の額
が、こういうことを言うと当局は怒られるな、スズメの涙程度で
あるのでなかなかだという声も聞きます。交通費等の助成額を増やすことはできないのかお尋ねいたします。
若松敏郎健康福祉部長 手話通訳者等を派遣いたします意思疎通支援事業につきまし
ては、社会福祉法人宮崎県聴覚障害者協会と委託契約を締結しまし
て、手話通訳者等の利用登録申請をされた障
がい者に対し派遣を行っ
ていただい
ております。
委託料は、年間事務費、手話通訳者等への謝金及び旅費等となっ
ております。
現在、県内で18市町村
が協会と契約を締結し
ております
が、本市は現在協会から提示された金額で契約をし
ているところでございます。
来年度の契約につきまし
ては、協会のほうで現在内容の見直しを検討され
ているようでございますので、その内容をまた注視し
てまいりたいと考え
ております。
14番(
岩永憲明議員) よろしくお願いいたします。最近、コロナの関係で、ほとんどの都道府県知事
が連日のように記者会見をされます。都道府県になりますと、必ず横で手話通訳
が入るんです。日南市の場合は入らない。9市は関係ないんですね。県だけは何か条例で縛りかなんか
あるんでしょうか。通告外ですから、答弁は結構です。
次に参ります。動物虐待について。
これは柿原議員
が猫のことで詳しく質問された経緯
がありました
が、猫条例
がほかの自治体でも制定され
ているようで
あります。動物保護法の去勢手術を行うために、宮崎市内の宮崎動物愛護センターやNPO法人みやざき動物の命を守る会に連れ
ていっ
て去勢などの保護活動をされ
ている方々のために何らかの助成はできないものかお尋ねいたします。
例えば交通費等の助成、猫を保護するための道具、あるいは猫を運ぶためのケースなどの物品などの助成はできないかお伺いします。
蛯原浩身市民生活部長 動物保護団体への助成についての御質問でございます。
現在、動物の適正飼養管理に理解
があり、動物愛護啓発活動に協力等
ができる動物愛護推進員を保健所のほうにて委嘱され
ており、来年度も新たに本市から4名の方
が御協力をいただける予定になっ
ております。
また、保護団体も、そのような理解の下、動物虐待を防ぐ活動や、先ほど議員
が御紹介いただきました地域猫対策に係る避妊手術等を実施され
ており、動物と地域住民
がともに住みやすい社会づくりに熱心に取り組んでいただき、大変感謝し
ているところでございます。この場をお借りしまし
てお礼を申し上げたいと思います。
議員お尋ねの助成制度につきまし
ては、本市としては取り組んではおりませんけれども、保健所において捕獲器やゲージの貸出しという制度
がございますので、まずはそちらのほうを活用し
ていただきたいと思っ
ております。
14番(
岩永憲明議員) 大体予定し
ていました質問は終わりましたので、8年間大変でした崎田市長にちょっとお話しさせ
ていただきたいと思います。
振り返りますと、8年3か月ぐらい前だったと思います。市長に立候補されるということで、崎田市長
が私どもの会派室に先輩議員の引率で挨拶にお見えになりました。その際、私は、市長は覚え
ていらっしゃるかもしれません
が、大変失礼なことを申し上げました。「あなた、県庁辞められ
て、今度の市長選出る。4年間どうやっ
て飯食うの」、私、正直に言いました。「次なら通ると思いますよ。今回はちょっと厳しいんじゃないでしょうか」と、私は何でもはっきり言いますから、本人にずばっと言った経緯
があります。その後、きちんとあの超ベテランたちを相手に圧倒的な差をつけられ
て、定数1の日南市長、当時九州で一番若い、物すごい発信力の
ある立派な市長だったと思います。
昨日の議員たちは全面的評価でした
が、私は功罪相半ばだったのではないかなと、市長の8年間を見
て思います。罪のほうは、先ほども言いました
が、こうやっ
て最側近
が逮捕され、起訴されるという事態になったということで
あります。
とにかく、市長もまだ若い。今後の身の振り方は、いろいろ世間
が勝手に言っ
てくれます。「いや、河野さんの後の県知事を狙うらしい」「いや、衆議院は埋まっ
ているから、取りあえず参議院の枠で勝負されるらしい」、あるいは、「いや、何か本を書きたいとおっしゃっ
ている」、いろんな情報
が飛び交っ
ております
が、引き続き健康に留意され
て頑張っ
ていただきたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。終わります。
濱中武紀議長 以上で
岩永憲明議員の質問を終結し、午前10時50分まで休憩をいたします。
=休憩 午前10時40分=
=開議 午前10時50分=
濱中武紀議長 再開をいたします。
引き続き
一般質問を続行します。
○北川浩一郎議員個人質問
濱中武紀議長 次に、7番、北川浩一郎議員の登壇を許します。
7番(北川浩一郎議員)(登壇) お疲れさまでございます。議席番号7番、自民党令和の会、北川浩一郎でございます。
質問に入る前に、日南のかつお一本釣り漁業
が日本農業遺産に登録されたこと、誠にうれしく思っ
ております。この登録については、なかなかハードル
が高いと言われ、4年越しぐらいで計画されたのではないかと思っ
ております
が、これに関わられた民間の方、行政の方、関係者に対して心より敬意を表します。また、地球に、環境に優しいかつお一本釣り漁業のますますの繁栄を心からお祈り申し上げます。
それでは、通告に従い質問させ
ていただきます。
まず、市長の政治姿勢を伺います。
日南市副市長、田中副市長
が官製談合防止法違反、公
競売入札妨害の容疑で逮捕、起訴され
ております。延べ3回逮捕され
ており、そのたびに
全員協議会を開催し説明を受けたところでは
あります
が、談合
があった工事の工事名、工事金額等は説明
があります
が、あとは認否
が明らかになっ
ていないので何も分からないという説明だけでございます。今年1月19日の逮捕から始まり、2か月近くになります。なぜこのように長引いたのか、皆目見当もつきません。
約8年前に田中副市長を任命したのは崎田市長です。この8年間、副市長におかれ
ては、市長の右腕となり一生懸命やってこられたと思っ
ております。今回の逮捕を受け
て、崎田市長は田中副市長を任命した市長の任命責任をどうお考えなのか伺います。
壇上からは以上で、あとは質問席からとさせ
ていただきます。よろしくお願いいたします。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) 副市長の任命責任についての御質問です。
市民の皆様には、御心配をおかけしたことについて大変申し訳なく思っ
ております。ただ、現時点では、副市長は官製談合防止法違反などの疑いで逮捕、再逮捕され、同法違反の罪で起訴され
ている段階で
あり、まだ罪
があるのかどうか裁判で確定し
ておりません。
選任時には、田中副市長なら、地方自治法第167条に規定され
ている副市長の職務として私を補佐し、政策及び企画をつかさどり、市長の補助機関で
ある職員の担当する事務を監督できると確信し、また、人格
が高潔で、行政に関し識見を有すると判断し、選任をしたところでございます。(降壇)
7番(北川浩一郎議員) 市長、今の答弁もそうですけれど、
全員協議会の説明でも、何か人ごとなんです。他人ごと。事の重大さを分かっ
ていらっしゃらないのではないかと思います。日南市にはコンプライアンス推進委員会もございます。コンプライアンス推進参与の大久保さんもいらっしゃいますけれど、この逮捕を受け
て、その中でコンプライアンス参与の大久保さんなんかに相談をしたりとか、何か助言を受けたりとかされたことはございますか。
崎田恭平市長 コンプライアンス参与の大久保氏には、第三者委員会の
検証委員会の委員長を務め
ていただい
ております。もちろん
事件発生時から、どういう方々で進めればいいかという御相談をする中で、御本人の罪状については司法の場で争われることなので、その点には触れられないだろうということで、制度といった役所内のコンプライアンス等の検証をしっかりやっ
ていくという方針で今進め
ていただい
ているところでございます。
7番(北川浩一郎議員) いや、分かっ
ております。その第三者委員会というのは、この事件のことではなく
て、役所内のコンプライアンスの推進、組織ガバナンスの構築についてやられ
ているというのは分かるんですけれども、私
が聞い
ているのは、この事件を受けたときに、市長
がどういう立場でコンプライアンス、これは社会ルールにも準じなければいけないということですので、その助言を受けたか、相談されたかということを聞いたんです。
崎田恭平市長 まさに相談をしました。こういった副市長逮捕という事態を受け
てどうすればいいかという相談をしました。そうしましたところ、副市長のことについては、先ほど、個人として逮捕され、当時は捜査
が始まり、司法の場に行くということ
がありますから、コンプライアンスの観点からいきますと、第三者委員会ということを立ち上げ
て、こういったものは早くしたほう
がいい。第三者
が入るべきだ、役所内の人ではなく
て完全外部の目からしっかりとした体制でやっ
ていこうという、市民からもしっかり第三者の目も入れ
てやっ
ているということ
がちゃんと分かるように、透明性を持っ
てやっ
ていこうという話をいただいたところでございます。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。
第三者委員会については、次の質問に入っ
ておりますので、そこでまた伺っ
ていきたいと思います
が、先ほど岩永議員もおっしゃいました
指名停止の件
がございました。建設業者は
指名停止になっ
ております。しかも、日南市では最長の2年、県で1年半、本当にこれは倒産の危機ではないかと思っ
ております。
建設業者には
指名停止ということを与えながら、この2か月間何も業務をし
ていない副市長を任命したという責任を取るような考え
があるのかないのかを教え
てください。
崎田恭平市長 先ほど答弁しましたとおり、現状としては、まだ逮捕、起訴という段階で
ありまし
て、罪
があるのかどうか裁判で確定し
ていない段階で
あります。そういった中で、任務遂行
ができないという状況になったということの結果責任は私自身
が負わなければならないと思っ
ております。そういった観点では、私や各部長とともに副市長の職責を果たせるように、その責任を果たしてまいりたいと思っ
ております。
7番(北川浩一郎議員) 3月の頭、1日か2日、日にちは覚え
ていないんです
が、愛媛県の四国中央市でも市の職員
が官製談合で逮捕され、起訴されたというニュース
がありました。3月1日、2日、まだ最近です。その3日後ぐらいに、四国中央市の市長は、市長、副市長、幹部職員全員の給料を減額いたし
ております。3日後ぐらいです。わあ、すごく早いなとニュースでは感じたところでございました。その辺りを市長はどうお考えですか。3日ぐらいですので、そのときには多分まだ罪
が確定し
ていないと思います。僕はこれ
が俗に言うコンプライアンスの一つではないかと思っ
ております
が、その辺りはどうお考えか教え
てください。
崎田恭平市長 本市においても、過去、職員の横領
があったときに、その場合は罪
が確定する前に本人
が認め
ており、そういった状況を確認
ができましたので、私自身も給与の減額を行っ
て、自分自身に対する処分を行ったところでございます。
そういった観点からいきますと、今回まだ御本人の認否
が明らかになっ
ていない、もしくは、先日の弁護団のコメントによりますと否認をし
ているということも一方で
ありますので、まだ状況
が確定し
ていないという段階なので、もちろん私も、前回の職員の不祥事の件で自分の襟を正したように、確定した場合にはすぐやるつもりでおるということで
あります。
7番(北川浩一郎議員) 先々日ですか、弁護団からの発表だったと思います
が、副市長は辞任の意を固めたというような言い方でございました。僕は副市長
が憎いから言っ
ているわけではなく、議員としては、日南市の市民の方々の気持ちを伝え
ているんですけど、それに対して答え
ていただけるとありがたいんです
が。市議会には、昨日ですか、おとといですか、郵送で百条委員会の設置を求める要望書というのも来
ております。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もし副市長の辞任の意を受理されるということで、僕らは新聞でしか状況
が分からないんで、新聞にはそう載っ
ていましたけれども、辞任
が決まれば市長は自分の任命責任を果たし
ていく覚悟
がございますか。それとプラス、今回議会
が18日までです。その間に副市長の辞任
が確定するかどうか、もし出されたら受理するのかというのを教え
ていただけるとありがたいと思います。
崎田恭平市長 昨日、
松岡議員の答弁で、部長のほうから弁護団のコメントを読み上げられ
ておりましたけれども、辞任理由
が、身体的拘束を受け
ていることによって副市長の職務を遂行できないことをもっての辞任で
あります。先ほどから申し上げ
ておりますとおり、今回まだ容疑という段階で
ありまし
て、その確定
がなされ
ていない段階で
あります。なので、辞任という理由もそうで
ありますし、私もその認識で、実際職務
が遂行できませんので、出
てくればもちろん受理をするつもりで
あります。
何日に出
てくるかということは、こちら側の手続はないんですけれども、御本人
が勾留され
ていらっしゃいますので、その中で意見を発出するには裁判所の許可とか様々な手続
が要るというの
が一般論で
ありますので、そういった日数は要するものだと思っ
ております。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。日にち
が分かるということではないと思いますので、僕はなるべく早めにいただい
て処理
ができればいいなとは思っ
ております。
では、次の質問に入ります。次は、第三者委員会。
入札制度を検討ということで第三者委員会を設立されました。今2回行われ
ているんでしょうか。この中間経過を伺いたいと思います。
全員協議会である程度伺ったので、簡単で結構ですので、途中経過を伺います。
松山昭彦総合政策部長 検証委員会の途中経過についての御質問でございます。
委員会につきまし
ては、
全員協議会でお話ししましたとおり、本市の入札制度全般に関して検証を行っ
て、改善方針等について4人の専門家の先生方から意見を聞くために設置をしたところでございます。
第1回目
が2月15日でした。そして、第2回目を3月1日に開催し
ております。その中で、入札制度における時代に合った運用基準やガバナンス、要するに管理体制などの検討課題について議論
がされたところでございます。加えまし
て、談合、入札妨害を防ぐための仕組みづくり、それから基準等の具体的な見直しについても検討をいただい
ております。
今後なんです
が、3月中にあと2回の開催を予定し
ております。その2回を経
て、中間報告という形で取りまとめたいと考え
ております。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。3月までに2回行っ
て、
全員協議会の説明ですと、4月あたりまでに、どうなるか分からないですけれど、第三者監視委員会みたいなのを設立するかということでよろしかったでしょうか。
松山昭彦総合政策部長 3月中には取りまとめを一旦行いたいと考え
ております。その中間報告の内容についてどういった形で報告するかについては、今から検討させ
ていただきたいと思います。
7番(北川浩一郎議員) メンバーを見ると、公認会計士、弁護士、大学の教授とかいらっしゃいましたので、結構いいもの
ができるのではないかと思います。
この第三者委員会は、1回目、2回目、冒頭の10分ぐらいだけ傍聴
ができるということで、1回目に行かせ
ていただきました。挨拶だけで、あとは非公開ということで外に出なければいけなかったんです
が、この会議はなぜ非公開になっ
ているのか教え
てください。
松山昭彦総合政策部長 会議の公開・非公開につい
てでございます。
まず、会議の公開につきまし
て、全庁的な基準とか指針等についてはございません。その会議の設置目的と内容については、個別に判断する形で運用し
ているということでございます。
今回の
検証委員会です
が、先ほど言いましたとおり、今回の事件個別の案件について検証するものではないんですけれど、入札制度全体を検証する過程において、委員の皆さんから意図せずとも事件に関する発言といったところも可能性としては
あって、部分的に報道等なされ
ても困るというようなところもございまし
て、プラス、捜査に関してそういったこと
があって影響
があってはならないという判断の下に、今回非公開とさせ
てもらったところです。
7番(北川浩一郎議員) 僕は1回目のとき10分だけ行かせ
てもらったので、事件に関して検証するものではないというのはよく分かっ
ております。今部長
が言われましたように、その発言
がもし
あったとき
が困るからということです
が、僕は、すごくこれはいい会議ではないかと思っ
ています。その中で、日南市役所においても、コンプライアンス推進委員会とか
あるわけです。それ
が今機能し
ているのか機能し
ていないのかというと、あまり機能し
ていないのではないかと思っ
ています。こういう会議は、
全員協議会のときに、岩永議員でしたか、費用
がどれぐらいかかるのか尋ねられたときに、そのときの答弁は1回の会議に45万円で
あったと思います
が、非常にこれは勉強になる会議だと思います。できれば、部長とか、課長とか、コンプライアンスだけではなく
て、すごくためになる会議をやられ
ているのではないかと思っ
ているんです。文字で見るよりも、実際に会議を見
て聞いたほう
が僕は勉強になると思うんです。職員の資質向上のためにも、公開等をやられたらいいと思うんです
が、その点はいかがでしょうか。
崎田恭平市長 今回は、先ほど
総合政策部長が申し上げましたとおり、捜査への影響
があってはならないという大前提
があります。加え
て、会議自体を公開しなく
ても、国の会議、県の会議もそうですけれども、しっかりその後どうだったのかという委員会の報告をする中で公開すること
ができるわけで
あります。
加え
て、弁護士先生をはじめ、公認会計士といった国家資格を持った方
が外部委員として入っ
ていらっしゃいますので、しっかりとした透明性の
ある第三者委員としての協議
がなされ
ておるところでございます。
7番(北川浩一郎議員) いや、第三者委員
がなされ
ているから、それを公開したほう
がいいのではないかと私は言っ
ているんです。今回は事件のことにもし触れるといけないということで非公開で
あれば、今後このような会議を、職員とか議員でも、僕らも勉強したいと思っ
ていますけれど、そこで公開し
ていく考え方というのは
あるのかどうか伺います。
崎田恭平市長 公開の定義だと思っ
ています。公開というのは、ちゃんと委員会報告という中で後でまとめられ
て、中の議論されたことはしっかり報告されますし、その委員の先生方にも、その後、この委員会報告書の内容は何なのかということはもちろん問合せするなりし
て聞くことはできるわけで
ありますので、リアルタイムで公開することだけ
が全てでなく
て、しっかりとした公開は行っ
ていきたいと思っ
ております。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。ただ、私
が言いたいのは、報告書で見るよりも実際見たほう
が自分の身になるということ
が言いたかったので
ありまし
て、そのような考えで
あるということだけ頭に入れ
ておい
ていただければいいなと思っ
ております。
では、次の質問に入ります。
次は、温泉施設について伺います。
サンチェリー北郷は3月いっぱいで休止となるということで報告を受け
ております
が、この施設利用休止となった経過を伺います。
崎田恭平市長 この経過については、このほかの議員方も今後御質問等
ありますので、ちょっと長くなります
が、丁寧に経緯について今から御説明させ
ていただきたいと思っ
ております。
サンチェリー北郷休止の経過についての御質問で
あります。
昭和60年11月1日に宮崎県建設労働者研修福祉センターとしてオープンしたサンチェリー北郷については、当初は一般財団法人宮崎県建設労働者研修福祉センター
が運営を行いました。その後、平成25年4月からはときわ荘
が運営を行い、このときから指定管理で
あります。指定管理
がスタートしたときは別ですね。平成25年4月からはときわ荘だということです。平成31年4月からNPO法人ごんはる
が運営を行っ
ているということでございます。
平成10年に、当時の運営者で
ある一般財団法人宮崎県建設労働者研修福祉センター
が、客室やロビーの内装工事、屋上の露天風呂及びらせん階段の設置などの大規模改修を施工し
ております。このときの工事
が今回判明した
建築基準法の不適合箇所の主な要因となっ
ています。
その後、
建築基準法が平成28年に改正され、建物
が健全で
あるかを診断する定期報告の対象施設
が拡充されました。本市においても、県からこの改正に伴っ
て新たな調査対象となる施設の調査通知
がありました
が、その通知の中にサンチェリー北郷の記載
がなかったことも
あり、定期報告
が必要な施設で
あるということ
が認識できませんでした。
その後、平成31年2月に定期報告の提出を求める通知
が県からサンチェリー北郷経由で市に届き、このとき初めて定期報告の必要性を認識したところで
あります。すぐに定期報告に関して調べまし
て、作成に当たっては、設計士などへ委託する必要
があって、予算や時間を要する内容
があること
が分かりましたので、通知書に
あった提出期限までに報告できないことを県に連絡をしました。すると、県のほうから、作成でき次第提出するということにし
てくださいということで、そういった手続の了承を受けたところで
あります。
その後、担当者の人事異動やサンチェリー北郷の指定管理の開始時期と重なったことも
あって、令和元年夏から定期報告についての事務処理を開始し、令和元年10月に定期報告書の作成のために本市の建築技師
が現地調査を開始しました。
そして、この10月の建築技師等
が動き出した段階から、そのときに、本館の建物の用途
がホテルではなく
て研修施設だったということ、建築確認申請のない増築
があるということ、建物同士
が接合し
ていること、大浴場の廊下
が木造で
あることといった
建築基準法に適合しない疑いの
ある箇所
が判明したため、定期報告書の作成経費に加え
て、是正に必要な改修費を令和2年度予算として計上したところです。
引き続き現地調査を行っ
ていく過程において、平成10年の大改修時に設置した屋上露天風呂とらせん階段
が建築基準法に適合しない疑い
が令和2年3月末に判明しました。屋上露天風呂はサンチェリー北郷の目玉で
あったため、是正方針について協議を重ね、県にも相談を行ったところ、まずは不適合箇所の確定を行うこととなったため、定期報告に加え
て、
建築基準法第12条第5項の規定に基づく報告を県に対して行うこととしました。
その後も引き続き消火器の増設や見回りの強化といった安全対策を講じながら営業を続け、令和2年11月30日に
建築基準法第12条第5項の報告書、続い
て同年12月25日に定期報告書の二つを、時期は違いますけれども、1か月ずれ
て県に提出をしました。
その後、令和3年1月29日に追加の報告書提出を経
て、不適合箇所の精査を行ったところ、非常用照明の数
が足りないことや、階段の手すり
がないこと、居室や廊下の壁等の不燃材料の確認
ができないことなど多岐にわたっ
ていること
が判明しました。数多くの不適合箇所
が判明し
ている状態での営業は安全性を保証できないため、令和3年3月31日をもって、サンチェリー北郷を当分の間、休止する判断をしたところです。
最後なんですけれども、多くの市民の憩いの場、また、観光客を受け入れる宿泊施設を休止することについて、旧北郷町を引き継ぐ現在の行政の長としての責任を感じ
ておりまし
て、一連の経緯を含め、市民の皆様には心よりおわびを申し上げます。
7番(北川浩一郎議員) ちょっと長く
て全部把握
ができなかったんです
が、おわびはされたということです
が、この調査
が終わった後、13項目100か所以上不適合箇所
があったということは分かったんです
が、このことによって、県などから、これは休止し
てくださいというような指示
があったのかについてお願いします。
崎田恭平市長 現在、県などから市に対しサンチェリー北郷の運営に関して休止や停止といった指示は
ありません。
7番(北川浩一郎議員) その指示
がなく
て休止ということは、なるべく早めに是正箇所を見つけ
て、もう一回早く再開したいという考え方なのかどうか教え
てください。
崎田恭平市長 これについては、新年度予算で上げ
ておりますけれども、まずは調査を行います。今年の秋頃になりますけれども、そのときに必要な経費
が分かります。今日時点では、休止
ありき、そのままの開始
ありきとかではなく
て、まずはその一番の前提条件となる建物の不適格箇所を全部直すには幾らかかるのかということを全て確定させないと、検討のスタートラインに立てませんから、それをやりたいと思います。
かなり時間
がかかっ
ております
が、資料
がなかなかないとか、当時の図面
がないとか、様々なこと
がありまし
て、これについてはしっかりやらざるを得ないと思っ
ておりますので、しっかり時間をかけ
て、できるだけ早くするつもりだと担当から聞い
ておりますけれども、そこから
がスタートラインだと思っ
ています。
7番(北川浩一郎議員) その辺りはしっかりやっ
ていただきたいと思います
が、平成28年から平成29年、平成30年とかけ
て、個室露天風呂の改修をやられ
ていたんです。平成29年度にはエレベーターの改修700万円、露天風呂の改修は14か所なので、多分3,000万円を超え
ていたのではないかと思っ
ています
が、このときに、僕らは素人なのではっきり分からないんです
が、この不適合箇所とかは建築申請をしたときに判明するということもなかったんでしょうか。
藤井和巳産業経済部長 そのときの修繕につきまし
ては、過去に
あったものの補修ということで
あり、その場合には建築確認申請は出さずに修繕をやっ
ているということで、まだ判断
ができ
ていなかったということです。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。
この是正計画書なんですけれど、是正計画書の予算は600万ちょっとでしたか、この予算についての是正計画書は、積算をするということですか。もう不適合箇所というのは分かっ
ているわけですから、積算なのかなと思ったんですけれど。
藤井和巳産業経済部長 この委託の中身で言いますと、これは、不適合箇所の精査、あと、不適合箇所の内容整理、詳細の図面、100か所以上の場所
がありますので、そういったところの図面等を起こし
てやっ
ていく。それから、是正方針、是正の改修の費用、スケジュール等を出し
ていくということになります。
7番(北川浩一郎議員) すいません、おわびします。今、なぜ休止になったのかからいきなり、説明
が長かったものですから、今の質問は順番で言うと指定管理を含め今後の対応についてのところの質問でした。すいません。もう次の質問に入っ
ていました。続け
てよろしいですか。
濱中武紀議長 どうぞ。
7番(北川浩一郎議員) 今、過程を大体伺いましたので、それは分かったんです
が、これからは今後の対応について伺っ
ていきたいと思います。指定管理を含めた今後の対応についてはどのようにお考えか伺います。
藤井和巳産業経済部長 今後の対応ということで
あります
が、それにつきまし
ては、今の是正計画を648万円という内容で委託しまし
て、先ほど言いました費用の見積りの概算、図面の作成、スケジュールといったのを11月までに行っ
ていきます
が、それと同時に、指定管理者のほうと今後の補償等について協議をし
ていきたいというの
が今後の流れになっ
てくるかと思います。
7番(北川浩一郎議員) 是正計画
が大体11月ということでございます
が、11月よりもっとスピーディーにやっ
ていただきたいと思うんです
が、11月より手前になるようなことは考えられますか。
崎田恭平市長 11月に何をするのかというところを細かく説明させ
ていただきます。
施設再開のためには、
建築基準法の不適合箇所を適合させるための改修、いわゆる是正を行う必要
があるわけです。この是正には、手すりの設置や避難誘導灯の追加といった単純なものも
あるんですけれども、増築部分を撤去するだけでは、改修の必要
がなくなる箇所
が出
てきたり、もしくは、増築部分を改修することで新たに改修
が必要な箇所
が出
てきたりする可能性
があって、一つの改修方針で様々な箇所に波及すること
が予想されるそうです。そのため、是正計画は、不適合箇所の精査を行うとともに、詳細な図面の作成を経
て、様々なシミュレーションを行った上で、県と調整し策定する必要
があります。
是正計画に要する時間としては、不適合箇所の精査や是正内容の整理及び詳細な図面の作成に3か月、様々なシミュレーション資料の作成、改修費用の算出、改修スケジュールの策定に3か月、その後、県との調整、それに伴う微修正等に2か月を要すると考え
ています
が、改修方針等の判断
が早くなれば、その分皆様に早くお知らせできるのではないかとは考え
ております。
7番(北川浩一郎議員) 時間
がかかるというのは今の説明でだいたい分かりました。ただ、憩いの家というぐらいですから、皆さんあそこで集われ
ているわけですので、なるべく早めに是正計画書の提出をし
ていただけるように委託し
ていただければいいと思っ
ております
が、今回の補正で出
てき
ている648万円ですか、是正計画書、今回の産業建設委員会の審査の中で、地元業者でできるので
あれば地元業者にこの是正計画書の作成依頼をし
てほしいという要望
があったのではないかと思っ
ております。その件に関しては進んで
いるのか、どのように考え
ているのか教え
てください。
藤井和巳産業経済部長 今まで委託をしました成果品等も
ありますので、そういったのを参考に、地元でできるのかというのは確認した上で、発注についてはなるべく市内の業者にできるように検討し
ていきたいと考え
ております。
7番(北川浩一郎議員) すいません、部長、できれば早めにし
ていただいたほう
が僕はいいと思うんです。補正予算の審査は終わっ
ていますので、地元でできるかどうかということを委員会の中で問われたときに、地元でできるで
あろうということで回答をいただいたと、私は委員会は別ですので、そう聞い
ております
が、その辺りは地元でできるかどうかというの
が分かっ
ているので
あれば、なるべく早めにし
ていただきたいと思います。それについてはいかがでしょうか。
藤井和巳産業経済部長 発注の時期ということで
あります
が、なるべく早く作業を進め
て、委託を行っ
ていきたいと考え
ております。
7番(北川浩一郎議員) よろしくお願いいたします。
先ほどの市長答弁でしたか、補償の件とかも出ましたけれど、サンチェリー北郷を休止しなければいけないわけですから、補償
が出
てくると思います。サンチェリー北郷に伺ったところ、5か年計画で銀行からの借入れ、あと、従業員
が8名、パート
が13名、多人数でやられ
ております。従業員の方なんかも、よその仕事を辞め
てあそこに来られたということも
ありますので、その補償の問題、4月に休止になれば補償問題もそこから出
てくるわけですから、その辺りの考え方について、今どう考え
ていらっしゃるか。教え
ていただけると。お願いします。
崎田恭平市長 この点につきましては、NPO法人ごんはる様には何も瑕疵
がないわけで
あります。青天のへきれきのこういったストップということで、行政の長として、これも現時点の市長も、北郷町時代からも含め
て、私
が代表し
て、本当に申し訳ないと思っ
ているところでございます。
担当課のほうには、NPO法人ごんはるの資金、今後運営し
ていればきっと
あったで
あろうものも含め
て、どういったことにお困りになられ
ているのかということをしっかり聞き取りをし
て、しっかりした補償をする方向で行けるように、もちろんそれは議会にかけないといけないので、勝手に出しますとも言えないわけですけれども、しっかり聞き取りをし
て、しっかり寄り添っ
ていっ
て支援
ができるように考え
ておるところでございます。
7番(北川浩一郎議員) 本当によろしくお願いしたいと思います。
そこで、一つ市長にお願い
がございます。昨日サンチェリー北郷に行っ
てまいりました。そのときに、どういう状況かというと、従業員の方も、NPO法人ごんはる
が指定管理ですけれど、ごんはるの方も非常にお客さんからの問合せとかで困られ
ております。一つこれだけは言っ
てほしいと言われたの
が、市長
が全然謝罪にも来
てくれないと。謝罪し
ていただいたのは担当者の方だけだったと。きちんと市長
が行っ
て謝罪をすることによって補償問題
が丸く収まるということも
あると僕は思うんです
が、その辺りはきちんとやっ
ていただくような約束は取れないでしょうか。
崎田恭平市長 この点については、私は謝罪に行こうと思っ
ていまし
て、担当者のほうには日程調整をするように昨日以前のところで指示を既にし
ています。そういったお声
があるということを今初めてお伺いしましたけれども、僕とし
ても、まずは担当者で状況説明は
ありました
が、その後私も行きたいということは言っ
ておりますので、日程調整の連絡はまだ行き違い
があったのかもしれません
が、私自身はそういった考えを持っ
ているところでございます。
7番(北川浩一郎議員) ぜひよろしくお願いしたいと思っ
ています。平成31年に来た報告書の件とかも聞こうと思っ
ていたんですけれども、今大体前向きな答弁をいただいたので、これは本当によろしくお願いしたいと思っ
ています。
もう一つ心配なの
が北郷町温泉協会で
あります。北郷町温泉協会は約3,300万円ほどの温泉給湯料の収入
があると思います
が、その中の1,700万円ぐらい
がサンチェリー北郷からの給湯料での収入でございます。それ
がなくなるということで
あれば、約半分しか収入
がなくなるわけです。その辺りの考え方を伺いたいと思います。
崎田恭平市長 北郷町温泉協会につきまし
ては、北郷地区内の宿泊施設、福祉施設へ温泉を供給する業務を担っ
ておりまし
て、温泉事業を進める上で重要な法人だと認識をし
ております。
そのため、収入減によって運営
が厳しくなり、施設や利用者に迷惑をかけること
がないように、早急に北郷町温泉協会と協議を含め対応策等を導き出したいと考え
ております。
7番(北川浩一郎議員) ぜひよろしくお願いしたいと思います。温泉は日南市の大事な資源でございますので、よろしくお願いし
て、次の質問に入りたいと思います。
温泉施設について、ひなたの宿日南、旧かんぽの宿なんです
が、これのオープンスケジュールを聞こうと思っ
ていたんです
が、これについては、四、五日前ですか、通告後に温泉施設とレストラン
が3月16日にオープンになるということで報告を受けましたのでいいかなと思ったんです
が、考えたら、宿泊施設は
いつオープンになるのかということを伺いたいと思っ
ていますけれど、よろしいでしょうか。
藤井和巳産業経済部長 宿泊施設のオープンの件です
が、ひなたの宿日南宮崎からの案内によりますと、3月20日のオープンを予定し
ていますというの
が入っ
ておりましたので、今のところ3月20日の予定ということしか分かっ
ておりません。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。じゃあ、まだ3月20日ぐらいということしか分かってないということでよかったですか。
これは本来だったら2月の中旬にオープンということだったの
が、コロナ禍も
あり、ちょっと温泉施設に修繕
が必要ということではなかったかと思うんです
が、3月16日にオープンになったわけです
が、これはどこの不具合
があったのか教え
ていただけると。お願いします。
藤井和巳産業経済部長 温泉の源泉のガスのセパレーターの不具合
が出たということを聞い
ておりますので、そういったものの代替等の修繕等
があったと伺っ
ております。特にそこ
が大きかったと伺っ
ております。
7番(北川浩一郎議員) これは、一番初めの
全員協議会かなんかの説明のときに、リニューアルに関してはグリーン商事
がやるということで、この修繕に関してはどちら
が費用を持たなければいけないのかお願いいたします。
藤井和巳産業経済部長 今回の修繕に関する質問ということです
が、旧かんぽの宿日南施設開設に係る改修や修繕につきまし
ては、活用事業者の公募を行う際、全て活用事業者の責任で行うとし
ておりましたので、今回も、ひなたの宿
が開設される前の施設の修繕等については全てグリーン商事
が行っ
ておられるということで
あります。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。旧かんぽの宿をグリーン商事に譲るというやり方というのは大変いいやり方ではなかったかと思います。日南市
が買い取っ
て民間に売却するんですか。非常にいいとは思っ
ております。修理代も出し
ていただけるので
あれば本当にいいのではないかと思います
が、一つだけ心配
がございます。契約書の中に明記し
ていないというところが、これは答弁は要りませんけれど、明確に書い
ていないということはちょっと心配なところ
があるもので、そこのところをきちんと精査しながらやっ
ていただきたいなと思っ
ております。
では、次の質問に入ります。
次は、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。
第2回の臨時会だったでしょうか、2月補正予算の地元事業者緊急支援事業について、これは1億3,000万円ほどの事業でございます
が、これの事業者、10万円の金額で1億3,000万円ということは、1,300事業者に渡っ
ていると思うんです。この対象事業者について具体的にどのような事業者かというのを教え
ていただけると助かります。
藤井和巳産業経済部長 地元事業者緊急支援の対象事業者の質問でございます
が、地元事業者緊急支援金の対象事業者は、第一次産業を含めました市内に本社の
ある法人事業者または個人事業者において、住所を日南市に有する者を対象にし
ております。
今回の対象となる業種は、中小企業基本法に規定します卸売業、小売業、サービス業、製造業、建設業、運輸業など、ほぼ全ての業種
が対象ということになっ
ております
が、支給対象にならない事業者は、土地改良区や公共法人や政治団体、宗教団体ということで
あります。
その中で、1,300といいますのは、第一次産業の中で200事業者、中小企業のほう
が全体で2,600ほど
あるんですけれども、その中で25%以上減少したで
あろうというのをアンケートに基づきまし
て1,100事業者と見込みまし
て、合わせ
て1,300事業者と算定をし
ております。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。ということは、ほぼ全事業者
が対象になるということで、この1,300というのは、全事業者だけれど、昨年の1月から3月までと今年の1月から3月までを比較し
て25%以下落ち込んだところ
が対象ということでよろしいんですか。
藤井和巳産業経済部長 今、1,300というのはそうなんですけれども、減少
が25%以上減少し
ているということで御理解をし
ていただきたいと思います。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。ほぼ全企業
が対象になる
が、25%以下落ち込んで
いるところということで分かりましたけれども、これ
がなぜ分かりづらかったかというと、県の関連事業者、50%以下落ち込んだところで、30万円でしたっけ、それと併せ
て比較しながら両方併用できるというふうな説明書を見たから分かりづらかったのかなと思うんです
が、全事業者対象ということで
あれば、事業者としては対象ということで
あれば分かりました。これについて周知方法はどのようにされ
ているのか教え
てください。
藤井和巳産業経済部長 周知方法についての御質問ということで
あります
が、第一次産業者の周知につきまし
ては、申請窓口
が農政課や水産林政課になっ
ております
が、そこからはまゆう農協や市内の四つの漁協、南那珂森林組合といった関係団体を通して、事業所へチラシを配布し周知を行っ
ております。
また、3月15日号の市の広報誌においても、この支援金の概要や申請方法について掲載することとし
ております。
また、ホームページだけではなく、機会を捉え
て関係団体にも御協力いただけるように周知を図っ
ていきたいと考え
ております。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。これについては、多岐にわたっ
ていると思いますので、できれば周知をきちんとし
ていただきたいと思います。
というの
が、飲食店の方から僕に二、三件電話
があって、飲食店はこれをもらえないんだよねと。飲食関連と思われ
ていたみたいだと思うんです
が、そういうところも分かっ
ていない方
がいらっしゃると思いますので、その辺りはきめ細やかな周知方法を取っ
ていただきたいなと思っ
ております。
その中で、周知に関してですけれども、今回の3月補正予算を見たところ、新型コロナウイルス感染症対策についての予算の減額というの
が意外と目立っ
ていたなと思うんです
が、この減額については、対象にならないのか、それとも分からなかったから申請をされなかったのかなどというような情報や統計などを取られ
ていますか。取られ
ていればお願いいたします。
藤井和巳産業経済部長 統計などという話なんですけれども、補正を昨年の5月ぐらいから臨時会等で諮りまし
て、同じように第一次産業の方に15万円とか、あと、全業種の方に10万円というのを出したの
があったと思います。特に中小企業の方は、6,000万円という事業を組みましたけれども、実際見込んで
いた件数よりも、国の持続化給付金とかのほうに行かれたのではないかということで、こちらの市のほうは、25%以上50%未満というような低い範囲で
あったので、国のほうに流れ
ていっ
て件数
が伸びなかったというの
が考えられると思います。
あとのものにつきまし
ても、見込んで
いたものよりも申請期間を取っ
ておいたんですけれども、申請
が上がらなかったということで、その残の予算については当然減額をしまし
てほかの事業に回せるようにしたいということで、適正に減額をしたというもので
あります。
7番(北川浩一郎議員) 分かりました。よろしくお願いしたいと思っ
ております
が、これをなぜ質問したかといいますと、漁業関係の予算
が、昨年の12月ですか、つい
ておりました。漁業経営持続化緊急対策資金支援事業、名前
が長い事業です
が、435万円
が丸々減額になっ
ておりました。なぜかと思っ
て調べ
てみると、これは漁業関係者
がお金を借り入れ
て、その利息に対しての支援をするという事業だったんです
が、国のもっと有利な事業も
あったということも
ありました
が、何せお金
が借りられなかったみたいです。というのは、漁業も不振なとき
がありますので、JFマリンなんかは漁業者に融資
ができないというようなことも
ありましたので、このような予算をつけるので
あれば、もっとほかの事業にやったほう
が漁業者の方は助かるのかなと思っ
てこれを上げ
てみたところなんです。コメント
がもし
あれば、産業経済部長、よろしくお願いします。
藤井和巳産業経済部長 いろんな団体の声を聞い
て、どういう支援
が必要かということを、きちんと要望を聞いた上でそれを予算化するということを今後も考え
ていきたいと思っ
ております。
7番(北川浩一郎議員) 困っ
ている方
が分からないときもございますので、先ほども言いましたけれど、きめ細やかな対策を取っ
ていただきたいと思っ
ております。よろしくお願いいたします。
最後の質問になります。
新型コロナウイルス感染症対策で、ワクチン接種についてでございます
が、このワクチン接種は、なかなか国の動向も見えず、行政も御苦労され
ていると思っ
ております。ただ、4月から65歳以上の高齢者のワクチン接種
が始まる予定にはなっ
ております。このワクチン接種は、多分集団接種も出
てくると思います
が、ワクチン接種、昨日富土議員の
一般質問の中でも、免許の返納者、今年度今時点で280名
が返納されたと。交通弱者、運転できない、どうしようもないという方
がいらっしゃると思います。こういう方のワクチン接種については、日南市はどのように考え
ているのか伺います。
崎田恭平市長 集団接種会場までの交通手段の質問でございます。
集団接種につきまし
ては、広さ
が確保できる公共施設3か所程度を接種会場として選定したい考え
ております。そういった選定の絞り込みに今から行くところということです。集団接種会場まで行けない高齢者については、今後接種体制を構築し
ていく中での課題の一つとして、しっかり念頭に置い
て事業を進め
ていきたいと思っ
ております。
7番(北川浩一郎議員) ぜひお願いいたしたいと思います。というの
が、昨日の答弁で、ワクチン
が1,500人分の2回分
が今予定で
あると。まだまだ全然足りないというお話を伺いました。その中で、じゃあどういう優先順位をつけ
てワクチンを接種し
ていくのかということも
あると思います。ワクチン接種は命に関わる問題になっ
てくるかもしれませんので、その辺りはきめ細やかな対策を取っ
てやっ
ていただききたい。国のほうの方針もまだ決まっ
ておりません
が、なかなか難しい問題だと思います
が、なるべく一人も取り残さないような形でやっ
ていただければいいなと思っ
ております。
最後に、日南市はいろいろ問題を抱え
て、崎田市長は4月で終わられます
が、今2人の立候補予定者の方
がいらっしゃいます。どちら
が市長になっ
ても大変だとは思います。その中で、どちらになられ
ても今後の引継ぎは、崎田市長にしっかりやっ
ていただきたいなと思っ
ておりますので、よろしくお願いし
て私の質問を終わります。どうもありがとうございます。
濱中武紀議長 以上で北川浩一郎議員の質問を終結し、午後1時まで休憩をいたします。
=休憩 午前11時48分=
=開議 午後1時00分=
前田幸雄副議長 再開いたします。
午前中に引き続き
一般質問を続行します。
○井福秀子議員個人質問
前田幸雄副議長 次は、19番、井福秀子議員の登壇を許します。
19番(井福秀子議員)(登壇) 日本共産党日南市議団の井福秀子です。
世界的に広がった新型コロナウイルス感染症
が、1年以上たっ
てもまだ終息し
ていません。2021年度政府予算案は、コロナへの対策は全く不十分で、国民の健康と暮らしを守るには程遠い予算です。我が党は、衆議院採決の際、野党共同でコロナ対策の充実とコロナと関係ない予算の削除を求める組替え案を提出しました。医療機関の減収補填などの経済支援、感染再燃防止のための検査拡充、生活困窮者への1人10万円の給付金、持続化給付金の再給付など、切実な要求を提起しました。
さて、日南市では、市発注工事をめぐり官製談合防止法違反と公契約関係
競売入札妨害で副市長
が3回も逮捕されるという前代未聞の事件
が起こり、市民に大きな衝撃を与え、市政に対する信頼を失いました。また、副市長に対しての辞職勧告を準備し
ていたさなか、突如、長期間副市長としての仕事
ができないので辞職をしたいと弁護団を通じて発表
がありました。これは当然のことで、むしろ遅過ぎたと思います。談合
が常態化し
ていたということで、この事件
がいつまで続くか分かりません。市長の任命責任
が問われる重大な問題です。
また、日南市
が定期報告を怠り、サンチェリー北郷
が営業休止に追い込まれるという事態となっ
ています。このような事態になったのは、私たち議員も、市政を監視すべき議会人として責任の重さを痛感し
ているところです。官製談合については、議会は議会としてきちんと真相究明をしなければならないと思います。
それでは、通告に従い質問に入ります。
まず、サンチェリー北郷営業中止問題について伺います。
日南市
が所有し、北郷町のNPO法人
が運営する温泉宿泊施設サンチェリー北郷の施設は、4月1日より当分の間、利用を休止することになりました。なぜこのようなことになったのか。市の説明では、2016年以降、
建築基準法に基づく建築物の定期報告の通知を市の担当者
が把握し
ていたにも関わらず放置し
ていた。2019年10月に市
が改修計画を策定した際に、定期報告をしなければならないことを初めて認識したとのことです。
法令遵守はもちろんのこと、国や県からの通知については、それぞれの所管課で文書の受付や管理をし
てから事務処理をし
ておられると思います
が、職場職員の文書管理や業務に対する基本的な事項について、どのように指示し徹底され
ているのでしょうか。なぜ放置し
ていたのか、放置し
ていた状況、原因は何か、今回の件を受け
て今後の再発防止に向け
て協議はなされ
ているか伺います。
以上で壇上からの質問を終わり、あとは質問席から行います。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) 文書管理や今後の再発防止についての御質問です。
文書の取扱いにつきまし
ては、各種研修などを通じて指導し
ております。例えば新規採用職員は、宮崎県市町村職員研修センター主催の研修で、公用文書の取扱いや作り方などを学んで
います。本市の庁内研修でも、公用文の手引きを使用し
て文書管理や文書作成の基本的事項を学んで
います。この際には、文書の処理において、担当者
が個人だけで判断することなく、上司のチェックを受け、決裁を経た上で処理することなどを指導し
ています。
また、日南市文書取扱規程は、法令その他別に定めるものを除き、日南市における文書の取扱いについて必要な事項を定め、もっ
て文書の適正な管理と事務の効率的な運用を図ることを目的とし
ています。この規程に基づき、各課等の長や主に課長補佐
がなる文書取扱責任者
が、日頃の事務処理において、所管する文書事務の確実かつ速やかな処理、文書の適正な管理運営に努め
ております。
また、平成31年2月の定期報告の督促については、先ほど北川議員にお答えしましたとおり、市に届いた際に、定期報告に関して調べ、作成に当たっては設計士などへ委託する必要
があり、予算や時間を要する内容で
あること
が分かったので、通知書に
あった提出期限までに報告できない旨を県に連絡し、作成でき次第提出することで了承を受け
ておりました。そのため、当時は
建築基準法の不適合箇所
が判明し
ていないことも
あり、NPO法人ごんはるの4月からの運営開始を優先させたところです。
定期報告書の作成に速やかに新年度早々取りかかれず、スピード感
が遅くなったことは否めず、不適合箇所
が判明するまでに数か月を要したことは反省すべきと考え
ております。(降壇)
19番(井福秀子議員) いろいろ指導し適正に行っ
ていた
が、その報告書を担当者
がそのときはきちんと封を開け
て文書も読んで放置し
ていたという説明
があったんです。その文書を本当に開け
て読んだのかなと疑うわけです。そういうことではないということですね。
崎田恭平市長 今壇上で説明しましたとおり、提出期限前に県のほうに連絡をし
て、設計士とかに作っ
てもらわないとできないもので
ありましたから、2月に分かっ
て3月末締切りでしたので、間に合わないこと
が分かったので、それについてはすぐ県に確認を取っ
て状況を説明したところ、作成でき次第報告すればよいということの説明を受け
ていますので、その時点で動い
ていなかったということはないです。その後のスピード感
が決して早かったことではないということは反省すべきだということは今壇上でも申し上げたとおりです。
19番(井福秀子議員) 私は、
全員協議会で放置され
ていたという説明
があったものですから、本当にこれは文書を開け
ていなかったんだろうかと疑ったわけです。その職員はそういうことはされたということですね。
いろいろきちんとやっ
ておられるということですけれども、職員の皆さんは数年ごとに職場の異動
がありますけれども、異動する際には事務引継書というのを異動後の3日以内に必ず作らなければならないと聞い
ております。次の課に異動し
てもスムーズに仕事
ができるようにするには、大切で必要なことだと思います。上司の決裁も要るということです
が、それ
が現在もきちんと行われ
ているかどうか伺います。
松山昭彦総合政策部長 議員仰せのとおり、事務引継の際のルールにのっとっ
て、職員間の事務引継はしっかり現在も行われ
ているところでございます。
19番(井福秀子議員) これまでいろいろ中部病院だとか、市税の関係とか、公金横領などの職員の不正
がありました
が、今回のサンチェリー北郷のような文書管理に関しての不適切な処理や怠慢から問題
が発生したこと
が過去に
あったのでしょうか。問題
が大きくなる前に解決できた事案も含め
て、何件くらい
あったかお伺いをいたします。
松山昭彦総合政策部長 日頃の職員の業務、事務につきまし
ては、日南市の文書取扱規程に基づい
て事務処理を行っ
ております。職員の事務処理に対して、係長、それから課長補佐、最終的に課長
がチェックする形で健全に処理をし
ているということでございます。
お尋ねの点なんです
が、文書管理に関して不適切な処理事案でございます
が、処分に至った件数で申しますと、平成28年以降の過去5年間で3件ございました。
19番(井福秀子議員) 文書関係でも今までに3件
あったということですので、研修等いろいろし
てきたと言われましたけれども、ぜひ気をつけ
ていただきたいと思います
が、今回のような再発防止に向け
ての協議はされたのでしょうか。
松山昭彦総合政策部長 これは日頃からになるんです
が、調整会議に部長
が参集しますので、改めて財務規則等、規程も含め
てです
が、しっかりルールを守った上で、これから年度末、今もう入っ
ております
が、会計処理等の件数も膨大な数になっ
ておりますから、改めて、先ほど言いました財務規則等をしっかり確認し
て事務処理をするように徹底の達しを行ったところでございます。部長、課長を通じて担当職員まで、しっかりつないだところでございます。
19番(井福秀子議員) こういった職員のいろいろな間違いで大きな問題になりますから、今後とも、ぜひしっかりやっ
ていただきたいと思います。
サンチェリー北郷は、13項目100か所を超える不適合箇所
があるということです。違法ではなく、改善をすれば解消できるのではないか。停止命令ではないと。しかし、不適合箇所
が多いので、今年の11月をめどに是正計画書を作成し、今後の対応を判断するとのことです
が、その是正計画の中身はどういうもので
あるのか、また、なぜそんなに長時間かかるのか、さらに、市長は温泉を活用すると
全員協議会で言われました。サンチェリー北郷の温泉を存続させる嘆願書も出され
ているとお聞きいたしました
が、本当に再開するつもりは
あるのかどうか伺います。
崎田恭平市長 温泉を利活用し
ていくという考えは一貫し
て持っ
ているところで
ありまし
て、もちろんこのことで止まることはないです。北郷町温泉協会も
ありますし、やっ
ていきたいと思っ
ております。
ただ、その建物の改修費用
がどれだけかかるかというところをまず出さないと、スタートラインに着くこと
ができないと思っ
ております。今の建物を利用し
てやるのか、それとも別の方法を探るのか。ただ、現時点では、温泉を活用したいという考えを持っ
ております。もちろん体制
が変わりますし、新市長の考えになると思います
が、現時点でもしっかりその考えで進め
ているところでございます。
前田幸雄副議長 暫時休憩します。
=休憩 午後1時15分=
=開議 午後1時15分=
前田幸雄副議長 再開します。
藤井和巳産業経済部長 計画の中身等なんですけれども、なぜ時間
がかかるかということです
が、現在のサンチェリー北郷の状態は、今議員
が言われましたように、13項目100か所以上というような不適合箇所
がありまし
て、仮にこれらの不適合箇所
が原因で人の身体を傷つけるような事故
が起きた場合は、市に刑事責任
が問われるというような可能性
があります。
これまではこういった事故
が起こらないように、今まで安全面に配慮し
て行っ
てきましたけれども、不適合箇所
が多くなったということで、市としても管理責任上のリスク
が高まっ
て、休止するという判断で
あります
が、今後は、先ほども北川議員に言いましたように、不適合箇所の図面、特定、スケジュール、それから、是正をする場合の概算費用といったものを整理しますと7か月ほどかかりますので、そういったことで今後委託を行っ
ていきたいと考え
ております。
19番(井福秀子議員) そういった図面とか、スケジュールとか、概算費用を出すために7か月かかると。だから長時間かかるんだということですね。
そういう概算費用なんか
が出
てきまし
て、仮に計画書
ができ、その結果、再開
ができないとなった場合にはどう対応されるのかについて伺います。
藤井和巳産業経済部長 先ほど市長
が言いましたように、再開するほうで委託を今回3月補正で行っ
ておりますので、その中で、改修費用や、概算額、期間といったのも出
てきます。ですので、新市長の下で協議を重ね
て、方針を決定するということに考え
ております。
19番(井福秀子議員) これは再開するということでもっ
てやるということですね。でも、それ
ができ
てから判断をするということだから、どちらに行くのかなと思うわけです。絶対再開をし
てほしいと思います。
次に、指定管理者への補償はどの程度考え
ておられるのかについて伺います。
法人
が運営を始める前までに初期投資をされ
ているということです。補償の範囲をどの程度考え
ておられるのか、法人をはじめ、従業員の生活を守る補償、支援を十分すべきと思います
が、その手だては考え
ておられるのか伺います。
藤井和巳産業経済部長 今回の施設の休止については、指定管理者には落ち度は全くないということで
ありますので、補償に関しては、今後、指定管理者と協議を重ね
て、誠実に対応し
ていきたいと考え
ております。
19番(井福秀子議員) それは本当に指定管理者には何も責任はないんですから、誠実に考え
ていくのは当然のことなんですけれども、正社員も8人おられる、パートさんもおられるということで、これから早速4月1日から休みですので、生活
があるわけです。従業員の生活を守る補償、どれくらいかいうこともぜひ考え
てほしいんですけれど、その点についてはどんなでしょうか。
藤井和巳産業経済部長 補償の金額ということで
あります
が、補償の金額はどれぐらいになるかというのは、現時点では見通し
が立っ
ておりませんので、今後指定管理者と協議をした上で、向こうからの要望等も
あるかと思いますので、そういった中で協議し
ていきたいと考え
ております。
19番(井福秀子議員) 4月1日から休止されるわけですから、早速困るわけなんです。できるだけきちんと、急いで、安心できる生活
ができるようにし
てほしいと思います。
サンチェリー北郷の存続はほかに与える影響
が大きいと思います
が、北郷町温泉協会のいろいろな思いをよく聞い
て、今後につながる計画にするようにし
てほしいと思うんです
が、そういう考え
があるかどうかお伺いいたします。
藤井和巳産業経済部長 どういうふうにし
ていくかということなんですけれども、日南市の観光計画の中でも、北郷というのはやはり温泉を利用したというのも入っ
ておりますので、今後は、北郷町温泉協会や北郷温泉旅館組合といった方たちとも意見交換をしながら、この大切な資源を生かしたものをつくっ
ていきたいと考え
ております。
19番(井福秀子議員) 意見交換をすると言われましたけれども、北郷町温泉協会の方たち、また、NPO法人ごんはるの方といろいろ話合いはされたんですか。今まで何回されたんですか。
藤井和巳産業経済部長 今回の休止に関わることでの件数ということでよろしいでしょうか。最初
が2月16日に行きまし
て、その後再度、3月3日にも行きまし
て、昨日もまた行っ
ておりますので、今後定期的に協議等を重ね
ていきたいと思っ
ております。
19番(井福秀子議員) 市
が悪いんですから、それこそ誠意を持っ
て何回も、そして、温泉協会の人たちのいろいろな思い
がいっぱい
あると思いますので、その方たちの思いも十分聞い
て、そういった打合せをよくし
てほしいと思います。
サンチェリー北郷の最後の質問ですけれども、補償費とか施設の改修費用などを含め
て、予算額はどのくらいまでを可能と考え
ているのか、その財源はどこから出す予定なのか伺います。
崎田恭平市長 それ
がまさに、来年度の秋までに金額を見
て、その金額の中で、そのまま改修するの
がいいのか、違う方策で温泉を活用するのか、そのときにまた財源等も検討することになりますので、現時点で幾らまでなら大丈夫ということは
ありません。
ふるさと納税も、今年度は20億円に迫る勢いで、来年度ももっと高い目標で頑張っ
ておりますし、そういったところの上振れ
があれば、逆に言うと充実させることも考えられますし、まずは、今の建物改修の場合に幾らかかるかというスタート台に立つこと
が先決だと思っ
ています。
19番(井福秀子議員)
全員協議会で市長
が言われたときに、10億円とか言葉を発せられました。10億円かかるんじゃないかと
全員協議会のときに言われたんです。かなりのお金
がかかるんじゃないかと思うんです。どのくらいまでを思っ
ていらっしゃるのかなというのはお聞きしたいかったんですけれども、そこ
がまたなかなか出ないということですね。
次に、(仮称)道の駅北郷整備事業について伺います。
(仮称)道の駅北郷整備に伴う予算は、令和2年第1回定例会で2億7,924万8,000円
が計上され、そのうち工事請負費は2億4,953万5,000円で、その中の既存樹木伐採及び剪定等工事として2,073万5,000円
が計上されました。しかし、コロナの影響で運営予定者の選定
が遅れたため、解体工事、樹木伐採工事等を9月の第6回定例会で2億7,621万5,000円減額をし
ております。減額した残額は303万3,000円です。このように道の駅に伴う工事については一旦取り下げられたと認識をし
ておりました。
ところが、先日、旧北郷町総合支所庁舎の玄関前の樹木の一部
が取り払われ整地をされ
ており、造園業者のトラック
が止まっ
ておりました。また、北郷農村環境改善センターの樹木を吊り上げるのか、大きいクレーン車
が来
ており、作業をし
ておりました。そして、その横には作業車もまた1台
ありました。私もいろいろタブレットで計上された予算を調べ探したんですけれども分かりませんでした。これらの作業の予算はどこから出
ているのかお尋ねをいたします。
松山昭彦総合政策部長 (仮称)道の駅北郷の樹木移設に関しての予算についてのお尋ねでございます。
まさに議員
が言われたとおり、桜の移植関係の予算以外の建物の解体工事、それから地質調査などの業務について9月補正で減額させ
ていただきました。
桜の移植については、本年度事業として、現計の予算で移植作業を、せんだって、2月に行ったということでございます。
19番(井福秀子議員) 私は、飫肥のこと
がありましたので、まだ採決もされ
ていないのに始まったのかなとちょっと思ったところでした。
新
庁舎建設には、最初は概算で33億5,800万円
が計上され
ていましたけれども、地盤の関係で、この新
庁舎建設は44億円と上がりました。そして、サンチェリー北郷には、ちょっと分かりません
が数億円、そして、(仮称)道の駅北郷に令和3年度分だけでも2億9,000万円余りの予算
が計上され
ております。道の駅の事業費は解体費込みで5億7,000万円から8億円
が見込まれ
ております。
本市財政は、普通交付税について合併による算定特例
が本年度で終了するので、今後さらに厳しい財政運営となります。(仮称)道の駅北郷構想を撤回し
て白紙に戻すべきではないかと思います。税金は不要不急の事業に使うのではなく、必要なことに使うべきではないでしょうか。いかがでしょうか。
崎田恭平市長 (仮称)道の駅北郷につきまし
ては、近年ずっと準備をし
てき
て、継続し
て進め
てき
ているもので
ありまし
て、その背景として、東九州自動車道の開通を見据え
てやっ
ているところで
あります。平成28年度に(仮称)道の駅北郷建設検討委員会を設置しまし
て、これまで北郷地域の関係団体や住民の方々と建設に向けた合意形成を図りながら一歩一歩進め
てまいったところで
あります。
運営予定者も決まっ
ておりまし
て、(仮称)道の駅北郷の開業を見据え
て、レストランのメニュー開発などを目的として、油津地区にカツオ料理の店を先月オープンさせるなど、日々精力的に活動し
て準備を行われ
ていらっしゃいます。今後も、運営予定者、地域、関係団体と連携しながら整備に向けた取組をし
ていくところで
あります。
また、まさに高速道路開通を目前にする中で、この整備効果を高めるためには、ぜひともやらないといけない、まさに必要な、今やらなければならない事業だと思っ
ております。
また、先ほど、10億円という話
があったのかもしれませんけれども、それは、意味合いとしては、大き過ぎる金額の改修費になっ
てしまうと、単純に改修ということでは選択肢として取れないので、その例示の金額として言ったということ
があったみたいです。忠実に積算された金額ではないので、僕の頭に残っ
ていなかっただけで、大き過ぎる金額だと改修できないので、温泉を活用した別の手法を考えないといけないという、それ
が秋の検討材料になっ
てくるという説明の内容でございました。
19番(井福秀子議員) 私ども
が実施し
ている「あなたの声を聞かせ
てください」というアンケートを4,000世帯に配布をいたしました。質問の中身は、コロナで生活
がどう変わったのか、どんな支援サポート
が必要か、政治に頑張っ
てほしいことなどを選んでチェックするもので、郵送で返送されます。空欄に多くの意見
が記入され
ておりました。私の議会報告も一緒に配布した地域も
あり、(仮称)道の駅北郷に関する記入も
ありました。
1人目は、「道の駅北郷、絶対必要ない。市の財政上、これ以上赤字で箱物をつくる必要はない」、2人目、「北郷の道の駅は失敗すると同感。北郷の人々からもよく聞く。追求を求めたい」、3人目、「北郷道の駅のことは全く知らなかったのでびっくりした。税金の使い方も考え
てもらいたい」、4人目、「必要なところにお金を使っ
てほしい。無駄な経費の削減に本気で取り組んでほしい」、5人目、「道の駅の構想はどうなりましたか。お金をかけ
て道の駅を造ったとしても、どれだけ利用者
があるのか疑問です」。そして、直接北郷の人からは、「北郷の80%の人
が反対し
ている。市はお金
があるのか。無駄なことには使わんほう
がいい。名前を言っ
てもらっ
てもいいぞ」とまで言われました。
こういう市民の声を聞い
て、市長、どう思いますか。なぜこのような声
があると思われますか。
崎田恭平市長 この件については、これまでの答弁でもお答えし
ていますけれども、北郷地域で何度も(仮称)道の駅北郷の説明会を行っ
ております。そのたびに50名とか70名規模のたくさんの方にお集まりいただい
て説明をしました
が、そういった意見は出
てき
ておりません。
加え
て、高速道路の整備促進という中で、国土交通省としても、自治体に道の駅等を造っ
て整備効果を高め
てほしいということ
があります。
市としても、僕は高速道路整備促進を進める立場で
ありますから、そうでなければ道の駅も不要ということも
あるかもしれません
が、そういったことをしっかりやりながら、予算獲得の弾みにもなると思っ
ております。加え
て、道の駅
ができることによって経済効果
が高まれば、雇用
が増えるわけで
あります。そこに出す農産物の売行きも上がっ
ていくわけで
ありまし
て、経済効果を高め
て雇用をつくっ
ていく、経済をよくし
ていくという観点で造る道の駅で
ありますので、今後も高速道路の整備を目指し
て、しっかり連動し
て道の駅の整備を進め
ていくべきものと思っ
ています。
19番(井福秀子議員) 市長はそういう声は
ありませんと言われました
が、市長には聞こえ
ていないんでしょうけれども、いろいろ皆さん
が書かれ
ておりますし、追求し
てほしいという声も
あります。直接北郷の人からそんなふうに言われ
て、私も追及をします。
これは本当に北郷の皆さん
が喜んで造っ
てくれ造っ
てくれと言うのに私は何も反対はしません。しかし、そういう反対の声
が多いということを分かっ
てください。事実おられるんですから。それ
がいませんということはおかしいと思います。どうですか。
崎田恭平市長 ゼロだと言いませんけれども、説明会をする中でそういった声
が多数という現実はないと思います。加え
て、北郷地域の自治会や経済団体、また、教育関係とか関係者の方の代表に来
てもらっ
ている懇話会では、(仮称)道の駅北郷運営予定者に対して、大変励ましの声
が出
ております。しっかり地域と連携し
て、いい道の駅を造っ
てほしいという声を、私も生の声を聞こうと思っ
て、そういった北郷地域の代表者の方の会議に入っ
て、大変前向きな声を聞い
てきたところで
あります。
私は、高速道路の整備を止めるわけにはいかないと思っ
ております。そういった観点からも、しっかりこういった整備をし
てもらいながら、自治体として道の駅を整備することで経済循環をさせ、もっともっと高速道路も南に延び
ていくように、その弾みにもし
ていきたいと思っ
ておりますので、今後もこの方針で進め
ていくべきものと思っ
ています。
19番(井福秀子議員) 私は何も高速道路を止めろと言っ
ておりません。道の駅のことを言っ
ているんです。運営者に対して、審査委員から、本当に最初は駄目でした。2回目でようやく63点でした。それでもその審査員の方も大変心配だと思うんです。だから要望事項を三つもつけられたんです。行政関係機関と連絡を取りながら進め
ていくこと、駅長を早めに見つけ早めに準備に取りかかること、審査項目に沿っ
て行政
がしっかりと精査をすること、このような要望事項をつけないと合格しなかったんです。それだけ大変な事業ということです。
次に、2項目めの建設事業の進め方、在り方について質問いたします。
初めに、市道永吉瀬田尾線の広域農道についてです。
この道路は、令和元年6月25日から7月4日の梅雨前線に伴う豪雨で、7月4日に亀裂発生により全面通行止めになっ
ております。市はすぐに国や県と現地調査をし、今後の対応や方針等を協議をされ、その後いろいろな過程を経
て地滑り災と認定され、ようやく令和2年4月中旬に工事入札及び契約となったようです。
道路の災害の概要は、長さ80.4メートル、幅8メートルで、1億1,000万円の工事費用とのこと、この説明
が議員に
あったのは2月末でした。このときの工事完成は令和3年の2月下旬となっ
ていました
が、まだ完成をし
ておりません。工事の進捗状況と全面通行止めの解除はいつになるのかお伺いをいたします。
安藤丈喜建設部長 今現在、通行止めさせ
ていただい
ています市道永吉瀬田尾線につきまし
て、今議員のほうからるる説明いただいたとおりでございます。実は、昨年工事に入りまし
て、6月から7月の梅雨前線豪雨と台風10号の影響によりまして実際に崩れた土を取り除く床掘工事を進め
ていた際に、湧水も
ありましたし、土質の状況もあまりよくなかったということで、崩落の危険性
があるということで一旦工事を中断いたしまし
て、国県と改めて工法等の検討を進め
ておりました。その変更承認を受けるために不測の日数を要したということで、現在、今年の4月下旬を完成予定とし
ているところでございます。
19番(井福秀子議員) 4月下旬にできるんでしょうか。私も実際見に行きまし
て、まだまだだなと思ったところなんですけれども、この広域農道は、串間の方の利用
が多く
て、また、市内の方も宮崎市や都城市方面に行くときの利用も多く、通行止めの解除を待ち望まれ
ているところです。
この地域は、ミカン畑
が連なり、広域農道沿いに
あるお店にミカン
が出荷され
ていました。前年通行止めとなり、立ち寄っ
て購入するお客
が激減し、お店を閉めることも考えた
が、ミカン農家の方々
がどうかやめないでくれ、続け
てくれと頼まれるので、何とか続け
ているということでした。農協はミカンの出始めるときは出荷をさせ
てくれるけれども、あとは取っ
てくれない。あとはこの店に出し
て売っ
てもらっ
ているということです。それ
が分かっ
ているので店を閉められないと話をされ
ておりました。
そこでお聞きしましたのは、いつから工事にかかり、いつまでかかるのかなど、地元関係者に一切情報
がなく
て大変困ると本当に怒っ
ておられました
が、全面通行止めにするときに地元の自治会長に報告をしたということですけれども、地元住民への説明は今まで何かされたのですか、何もされ
ていないんですかお尋ねします。
安藤丈喜建設部長 事細かにそれぞれの地区住民の方にお知らせするという手法
がなかなか広域農道の場合は難しいということで、まず基本的には、自治会長にそういったお話をさせ
ていただい
ております。当時、新聞報道等で、3月31日付けで、そういった工事の概要で
ありますとか、通行止めの期間等については新聞で報道されたと承知し
ております。工事の実際の通行止めや迂回路の関係については、それぞれ交差点箇所箇所で、道に迷うこと
がないように、案内看板等で周知をさせ
ていただい
ているという状況にございます。
19番(井福秀子議員) じゃあ、案内看板だけなんですか。自治会長には何か説明されましたか。
安藤丈喜建設部長 そちらについては、先ほど議員も御心配のとおりなんです
が、実際に工事の進捗状況等を見
て、施工業者と話を詰める中で、本当に4月いっぱいでできるのかというところの確認をし
ております。3月いっぱいでできるのではないかといった報告も
あったんです
が、いろんな手持ちの工事の関係でちょっと厳しいと、条件
がそろわないということで、先ほど申しましたように4月下旬ということで工期の延期を定めようかなと思っ
ております。そういったこと
がある程度整いましたので、実は、あした、飫肥地区自治会に出向い
てその旨の説明を申し上げるつもりでございます。
19番(井福秀子議員) じゃあ、今までは、全面通行止めになること以外は、市のほうとしては何も知らせ
ていなかったということなんですね。
安藤丈喜建設部長 そこについては、看板等でも周知をし
ているということで、きめ細かく個々人にお知らせをするというのはなかなか難しいということで、そこまでの対応はし
ておりません。
私どもとしては、そういった補償的なもの
ができないのかということも考えたんです
が、実際にいろいろひもとい
ていきますと、こういった道路を利用し
ての、要は不特定多数の方
が使われ
ている道路でございますので、反射的効果ということで補償の対象にはならないということも分かっ
ておりますので、なかなかそういったところでの周知は難しいのかなと理解をし
ております。
19番(井福秀子議員) 大分たつんですから、自治会長にでもきちんとお知らせし
て、地域住民の方にお知らせくださいというような、当たり前というんですか、本当にそのことを一番怒っ
ておられたんです。一切何にもないということでした
が、じゃ、あした飫肥地区の自治会
があるから説明されるということですけど、それは初めてなんですね。
安藤丈喜建設部長 初めて説明するのではなく
て、昨年の3月の段階では自治会長等には説明をし
ております。初めてではございません。
19番(井福秀子議員) それにしても、待っ
ている人は何もないということで、そういう実情を訴えたいと思います。
次に、北河内曽和田線について伺います。
市道曽和田線は、田中副市長
が官製談合で逮捕され
て、一気に知られたところです。これまでは車の通行にあまり支障を来すところでは
ありませんでした。ところが、最近、森林伐採
が進んで、杉の木
がばっさり切られ
ているわけです。車ごと転落しそうになったと、怖く
て昼でも通れないとの声
が寄せられました。
危険場所にはガードレールの設置はなく、自動車の転落事故
が起き
ても不思議では
ありません。事故
が起きる前に、早急にガードレールの設置
ができないか。今年の2月2日に地元より要望書も出され
ており、要望にも参りました。その後、危険と思われるところに市のほうでロープを巡らせ
ておられます
が、ガードレールの早急な設置はできないかお伺いをいたします。
安藤丈喜建設部長 まず、市内全域の路線数
がやはり多ございます。そういった中で、ガードレールの設置については、多くの皆様からの要望を受け
ております。基本的な考えといたしまし
ては、道路の交通量や通学路などの利用状況等を勘案しまし
て、急な車線減少など道路の構造に起因する事故
が予想される箇所から順次整備をすることとし
ております。
お尋ねいただい
ております市道曽和田線につきまし
ては、平成26年度に自治会長名でガードレール設置の要望を受け
ております。そのときには、平成29年度、平成30年度の2か年にかけまして、ガードレールを設置し、対策済みという路線となっ
ております。
その後、議員のほうから言われましたように、令和元年から令和2年にかけまして、全面的な杉の伐採
が行われたことによりまして、従前の状況と変わっ
て、逆に見通し等
がよくなっ
て、かえってドライバーの心理的負担となっ
ていると推察をいたします。そのため、先ほど議員からおっしゃっ
ていただいたように、ロープ、路肩ぐいを設置いたしまし
て、道路線形
が視認できるように対応をさせ
ていただい
ております。
今後につきまし
ては、再造林されるというお話も聞い
ておりますので、ガードレールの設置の必要性等について再検証いたしまし
て、これまで同様に、優先度の高い路線から計画的な整備を進め
ていきたいと考え
ております。
19番(井福秀子議員) 再造林といっ
ても、大きくなるためには何年もかかります。今ロープ
が張っ
てあるんですけれども、車
がもし間違ったりしたら下まで落ちるんです。本当に命
がかかっ
ている道路なんです。人家は少ないですけれども、そこを通る人はいろいろな人
がおりますので、これほど危険な道はないと思っ
ておりますので、ぜひガードレールの設置を早急にお願いしたいと思います。
次に、福祉の問題について伺います。
初めに、身体障
がい者タクシー利用券について伺います。
交付を受け
ても実質的に利用できない、利用しない方もおられるようです。施設に入所され
ている方の家族に聞くと、県立日南病院に通院するときは普通のタクシーではなく介護福祉タクシーを頼んだ。5,000円程度かかった。交付されたタクシー券は全く使っ
ていないと、私にタクシー券のつづりを見せられました。
また、
ある方はデイサービスを週3回利用され
ています
が、デイサービスには事業所の車
が送迎をし
てくれます。通院は家族の車に乗せ
てもらっ
ております
が、タクシー券は1回に1枚しか使えないので、県立日南病院まで通院するとして、2,000円くらいはかかるので、手出し
が1,500円にもなり使っ
ていないと、全くタクシー券を利用したこと
がないということでした。この方も1回介護タクシーを使ったこと
があるが、やはり5,000円くらいだったとのことです。
病院
が近くに
ある人はタクシー券を利用すること
があると思います
が、無駄になっ
ている人
が多いのではないかと思います。利用者の実態と利用実態をお伺いいたします。
若松敏郎健康福祉部長 お尋ねのタクシー券につきまし
ては、日南市身体障
がい者福祉タクシー料金助成金支給条例で支給し
ているものでございます。
その手続等を申し上げますと、まず身体障害者手帳を一番初めに交付されるときに、福祉課で交付をしますので、そのときに、この条例に該当するかどうか、身体障害者手帳の1級、2級等を判断し
て御案内を差し上げ
ております。その上で、御本人あるいは御家族の方
が必要で
あると判断された方
が申請をし
て、市のほう
が交付をするという手続になっ
ております。交付の段階では市の財政負担は発生しませんで、交付を受けられた方
が利用された後に、タクシー会社から請求
が来
て初めて市
がそこでお支払いをするという流れになっ
ております。
その上で、利用者でございますけれども、令和元年度につきまし
ては314人、このうち施設に入所中の方
が4名でございまし
て、障
がい者支援施設にお二人、あと残りのお二人は養護老人ホームということで、御自分で介助
があって通院とかお買物
ができるような身体状況の方
が交付を受けられ
ている状況でございます。
また、令和2年度につきまし
ては、264人ということで、今、コロナ等も発生し
ておりまし
て、お二人でございまし
て、これは令和元年度と同じ障
がい者支援施設に入所され
ている方
がお二人利用され
ております。利用者数
が50人減っ
ておりますけれども、やはりコロナの影響
があるのかなという分析をし
ております。
19番(井福秀子議員) こういう障
がい者の方は、病院などに通院する日数も少ないので、もっと利用しやすいように、1回に1枚の利用ではなく、必要なだけ使えるようにできないものかと思うんですけれども、また、介護タクシーにも使えるようになっ
ているんですけれども、たった5,000円の中の510円、今度530円になりますけれど、そういうことで何か使いやすくできないか、工夫できないかと思うんですけれど、どんなでしょうか。
若松敏郎健康福祉部長 5,000円ということでございますけれども、昨年の12月の定例会では、今現在510円ですけれども、あとの運賃も上っ
ておりますので、負担軽減のために、僅かでございます
が、530円へ条例改正をし
ていただいたところでございます。
19番(井福秀子議員) もっと使いたい人
が使えるように何とか工夫し
てください。
最後に、生活保護について伺います。
コロナ禍の中、生活困窮者
が増え
ていると思います。菅首相も最後には生活保護と発言し、厚生労働省も制度の案内に「生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにも
あるので、ためらわずに自治体まで御相談ください」と書い
ています。ためらう最大の理由は、親族に知られたくないというものです。申請すると役所
が3親等以内の親族に扶養照会をするからです。生活保護を受けたく
ても、申請の段階で扶養照会
があるため、親族に知られるの
が嫌で申請をやめるのです。生活保護の利用を阻む壁になっ
ています。
我が党の小池晃書記局長は、予算委員会の質問でこの問題を取り上げ
て、扶養照会をやめるよう政府に迫りました。田村厚生労働大臣も、この扶養照会は義務ではないと答弁をいたしました。法律上義務では
ありません
が、明確に禁止し
ていないため、自治体による大きな差
があります。本人の承諾なしにはこの扶養照会は禁止する考えはないかお伺いいたします。
若松敏郎健康福祉部長 扶養照会についての御質問でございます。
扶養照会につきまし
ては、国の通知に基づき、要保護者からの申告を基本として、扶養義務者の有無を確認し、確認された扶養義務者に扶養の可能性の調査を実施し
ており、県内の自治体においても同一の取扱いをし
ているところでございます。
調査につきまし
ては、金銭的な扶養の可能性を目的とするだけのものでは
ありません。先日報道
がありましたように、福岡県におきましては、生活保護受給者から知人
が生活保護費をだまし取るなど生活をコントロールし、結果的に子どもさん
がお亡くなりになるという痛ましい事件
が発生し
ております。このような事件を防止する観点からも、要保護世帯
が社会的に孤立しないよう、親族の方々に日頃からの交流の状況など、日常生活、社会生活自立の観点から、精神的な支援の可能性について確認を行うこと
が扶養照会の主な目的となっ
ている現状でございます。親族との交流につきまし
ては、定期訪問のときにも必ず確認をさせ
ていただい
ているという状況でございます。
また、扶養義務者で
あっても、70歳以上の高齢者や一定期間交流
がない者などは調査を行っ
ておりません。また、本年2月26日には、扶養照会の対象外として虐待等の経緯
があるもの
が追加されるとともに、これまで音信不通で
ある者の一定期間の基準
が20年程度で
あったものから、10年程度に見直し
がなされ
ているところです。
今後も、厚生労働省の通知に基づき適正な事務の執行に努めるとともに、個々の要保護者に寄り添い、丁寧な対応
が行われるよう努め
てまいりたいと考え
ております。
19番(井福秀子議員) 結局本人の承諾なしに扶養照会は禁止する考えはないということですか。
若松敏郎健康福祉部長 国の通知等もございますので、一律にそれを明文化するものではございません
が、先ほどお答えしましたように、要保護者に寄り添い、丁寧に説明をし
て進め
ていきたいと思います。
19番(井福秀子議員) 私も今まで多くの人の相談に乗っ
てきました
が、申請書はもらっ
ても、申請書の内容を見
て、こんなことまで書かんといかんのかということで申請を取りやめられた方もおられます。
この方に照会し
ていいかというぐらい窓口でぜひ聞い
て、やめ
てほしいと言ったら、ぜひその要望に応え
てもらいたいと思います
が、どんなでしょうか。
若松敏郎健康福祉部長 生活保護のしおりにも記載をし
ておりますけれども、DV、虐待など特別な事情
がある場合は親族への照会を見合わせることも
あるため、事前に御相談くださいということで、一律にどうこうということは言えませんけれども、個々の方の状況に応じ
て、寄り添いながら対応し
てまいります。
19番(井福秀子議員) よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。
前田幸雄副議長 以上で井福秀子議員の質問を終結いたします。
─────────────── ○ ───────────────
*発言取消し申出の件
前田幸雄副議長 ただいま北川浩一郎議員から発言取消しの申出
が提出されましたので、直ちに議題といたします。
しばらく休憩いたします。
=休憩 午後1時57分=
=開議 午後1時58分=
前田幸雄副議長 再開いたします。
北川浩一郎議員の発言を許可いたします。
7番(北川浩一郎議員) 発言の取消し申出をさせ
ていただきます。
本日の本会議における私の
一般質問中、官製談合に関する質問で、一部の議員で議論をされ
ている事項を、議会で議論し
ているかのような誤解を与える発言
がありましたので、発言の取消し許可をいただきますよう申し入れます。
なお、取消しの箇所につきまし
ては、ただいま配付の申出書のとおりでございます。
よろしくお願い申し上げます。
前田幸雄副議長 お諮りいたします。
ただいまの北川浩一郎議員からの申出のとおり、発言取消しの箇所については、ただいま配付いたしました申出書のとおり、発言取消しを許可することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
前田幸雄副議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定しました。
しばらく休憩いたします。
=休憩 午後1時59分=
=開議 午後2時00分=
前田幸雄副議長 再開いたします。
それでは、午後2時10まで休憩いたします。
=休憩 午後2時00分=
=開議 午後2時10分=
前田幸雄副議長 再開いたします。
引き続き
一般質問を続行します。
○和足恭輔議員個人質問
前田幸雄副議長 次に、16番、和足恭輔議員の登壇を許します。
16番(和足恭輔議員)(登壇) 日本共産党市会議員団、議席番号16番、和足恭輔でございます。
今、新型コロナウイルス感染症の広がりはまだ終息をし
ていないということで心配し
ております
が、ワクチンの接種
が始まっ
ております。コロナウイルスワクチンの接種
が始まり、私ども日本共産党は、これで安心だということでは決してないと思います。ワクチンは万能ではないことを深く自覚した上で、やはり四つのこと
が大事だと思っ
ております。
一つは、ワクチンの安全性、有効性、副反応などのリスクについても、国内外のデータを迅速かつ徹底的に国民に明らかにしながら、接種するのはあくまでも個人の自由ということを保障し
ていくということです。
二つ目には、検査、医療機関への減収補填を行いながら、そして、今、感染の広がり
が下止まりし
ている状況だからこそ、医療機関も少しは余裕
が出
てき
ております。このときだからこそ、無症状感染者を含めた検査の抜本的拡充をやりながら、医療機関への減収補填をしっかりと行っ
ていく施策こそ
が大事だと思います。
さらに、3点目には、感染対策とワクチン接種という二つの大事業をこれから自治体、この日南市も担っ
ていくことになります。自治体への支援と医療体制の確保を国
が責任を持っ
て行っ
ていくこと
がどうしても必要になっ
てきます。
そして、最後になります
が、これは見落とされがちだと思います
が、今、世界的なワクチンの格差の解消のために、日本政府
が積極的役割を果たすこと
が大切です。どこかの国でこの感染症
が広がっ
ていけば、このようなウイルスというのは国境を越え
て世界へ広がり出し始めます。ワクチン争奪戦ではなく
て、平等に供給される国際的な仕組み
が必要だと考えるものです。
それでは、前置き
が長くなりました
が、質問通告に沿っ
て当局にただし
てまいります。
まず最初に、空き家対策についてです。
倒壊危険の極めて高い空き家の解体撤去です
が、前回の議会での質問で、この特定空き家に認定し
ている件数31件のうち11件
が解体撤去され、残り
が20件ということでございました。その後、解体撤去はされ
ては
いない
が、適正な管理となっ
て認定から解除になったものや、あるいは老朽化
がさらに進み特定空き家になっ
てしまいそうな案件についての状況など、現在の進行状況を伺います。
以上で壇上からの質問は終わり、残りは質問席からとさせ
ていただきます。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) 特定空き家対策の進捗状況についての質問です。
特定空き家につきまし
ては、昨年12月議会の
一般質問後、8件を新たに認定し、28件となりました。このうち、認定後に1件
が解体撤去され、残る27件
が現在の特定空き家の件数となっ
ています。また、今月末までに3件を追加認定する予定です。(降壇)
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。時間
がたつにつれ増え
ていく傾向に、認定せざるを得ない案件
が増え
てくるのかなという実感を持ちました。
実は、私のところにも、ここの家は本当に危ないと、匿名ですいませんと、所有者のことを気にされ
ているのか分からないですけれども、相談するにも非常に相談しにくい案件でも
あるんだなと実感し
ております
が、そういう中で、特定空き家は現状で言ったら27件になるということですね。そのうち、非常に悩ましいの
が、相続等の関係もそうですけれども、転売転売で所有者
が分からなくなっ
てき
ているような状況も
あると思うんです
が、所有者
が特定でき
ていない、行政の側
がつかめ
ていない案件はどれぐらい
ありますか。
蛯原浩身市民生活部長 所有者の特定できない案件についての御質問ですけれども、今議員仰せの所有権につきまし
ては、こちらで調査をするわけなんです
が、まずもっ
ては、周辺住民の情報を基にすることも
あります
が、基本的には、住宅の登記簿謄本、土地、それに基づい
て住民票、戸籍謄本等を順次手間と時間をかけ
て調査をさせ
ていただい
ています。そういう中で現在の所有者または相続人を探し出し
ていくという手続になるんですけれども、今の27件については、所有者または相続人を特定させ
ていただい
ている状況です。
16番(和足恭輔議員) 第一段階クリアといいますか、本当にここ
が御苦労され
ているところだとも思います。
特定空き家の撤去、解体あるいは適正管理のために御尽力いただい
ていると思います
が、進め
ていく体制で言いますと、今1人体制で、担当の方
が一人で全て交渉からなにからやっ
ておられるということです。これは本当に御苦労され
て、対人間、交渉ですから、非常に大変な仕事だと思います。御苦労も多いと思います
が、もっと体制を増やす、少なくとも複数で当たられるべきではないかとも考えるんです
が、そこらあたりの当局の考えをお聞かせください。
蛯原浩身市民生活部長 職員体制についての御質問です。
空き家対策につきまし
ては、議員仰せのとおり、地域自治課内で1名の再任用職員と、本年度はコロナ対策に係る緊急雇用ということで、1名の事務補助の方を短期時間の内で雇用をさせ
ていただい
ております。そういう中の2人体制というような形になるんですけれども、実質的には、専任職員の方
が業務経験も豊富で
ありまし
て、先ほど言いましたように、対外的な折衝とか、交渉とか、いろんなことに関わるわけですけれども、その点については、特に私自身も頭の下がる思いで、大変スムーズに交渉等をし
ていただい
ていると思っ
ております。
現時点ではその体制でいこうと思っ
ていますけれども、基本的には、どこの課に限らず、関係課の職員、自分たちの係の職員、その係長または課長職と連携をし
ていきながら行いますので、もちろん一人に負担
がかかること
がないよう、課全体または庁内全域で見ながら事務を進め
て行こうと考え
ております。
16番(和足恭輔議員) 分かりました。
この空き家問題については、特に特定空き家に認定され
ているところについては、周辺住民
が台風のときなど非常に心配をされ
ております。これは昨年の12月議会でも申し上げたことです
が、所有者との交渉と同時に、そこの近辺に住んでおられる方々に対しても、しっかりと今の進捗状況も寄り添いながら伝え
ていくということ
が必要だと思います。
そういった住民に寄り添った取組として、可能な限りその交渉の内容も伝えられるべきことは伝え
て、進捗状況を住民と行政
がちゃんと共有し
ていくような仕組みをつくっ
ていただきたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。
蛯原浩身市民生活部長 情報共有の仕組みという御質問だと思います。
今言われましたように、台風等の時には心配のお声もいただくこと
がもちろん
あるわけでございます。そういうときには、もちろん住民の皆さんにいろんなお知らせを、心配の声に対して寄り添っ
て対応し
ていくのはもちろんですけれども、その中で、個人情報に係る案件とか、交渉の中身の案件とかについては、特定空き家に限らず、行政事務を携わる上、個人情報の中に触れるものも
ありますので、そういうのも注意し
ていかなく
てはならないということ
が大前提になると思います。
また、先ほど言いましたように、あくまでも特定空き家については、個人の資産で
ありますので、資産をこちらで調べ
て、空き家の解消に向けた交渉とか、先ほど言いましたそういうものは特に秘匿性
が高く
て、そういうもの
が外部に出た場合に、それ
がまた独り歩きをし
て、巡り巡っ
てまたその関係者、相続人、いろんな方たちにまた違う情報
が伝わった場合に、そういう進捗を妨げる場合も
あるのではないかということで、非常に私たちも慎重に扱っ
ているところでございます。
そういう中で考え
ていきますと、現在のところ、その仕組みづくりというのは考え
ていないというの
が現実でございます。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。仕組みづくりとまでは言わないまでも、例えば住民に対して、行政としてはこういった指導を行っ
ておりますと、例えば前回の12月議会での答弁で
あったように、この間16回にわたって交渉を続け
ているだとか、町内の造園業者を紹介し
て建物をちゃんと適正管理し
ていただくようにこういった指導をし
ておりますといった指導の中身は住民と共有できるんでしょうか。どうですか。
蛯原浩身市民生活部長 木の伐採とか、フェンスを設置するとかいうのは、現実的にその場所で物事
が動きますので、そういうところも含め
て目に見えるものについては情報の提供はできると思いますので、まずもっ
ては、地域の方々に寄り添っ
てといいますか、そういうものをこちらもむげにするわけではありません。個別個別の案件
がありますので、その辺は皆さんとしっかり取り組んでいきたいと思っ
ております。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。
次に、2番目の質問項目、老朽化した橋梁対策についてお伺いをいたします。
橋の長さ2メートル以上とトンネルについては、これは4年ぐらい前だったかの質問で同じ橋梁対策を取り上げたときに、部長の答弁として、平成25年の道路法改正によって、そういう橋の長さ2メートルとトンネルについては全面近接目視で点検するということ
が義務づけられたということでした。
あれから5年ということで、点検
がやられ
ていると思うんですけれども、それで、レベル1というの
が健全ということでしたね。レベル4というの
が緊急に対策を要するということです
が、それぞれの診断結果について伺います。
安藤丈喜建設部長 議員御案内のとおり、道路法改正によりまして、5年に一度の点検
が義務づけられ
ております。実際2巡目に入っ
ているという現実
がございます。1巡目は一応終わりまし
て、市
が持っ
ています市道橋梁421橋のうち、内訳を申しますと、今言っ
ていただきました健全で
あるレベル1というの
が285橋、予防保全段階というレベル2
が118橋、早期措置段階のレベル3というの
が18橋、緊急措置段階のレベル4というの
がゼロという状況になっ
ております。
16番(和足恭輔議員) 緊急段階というのはゼロだということです
が、そのレベル3
が18件
あるというのは、これは緊急ではない
が、早ければ早いほど改修したほう
がいいという段階でしょうかお聞かせください。
安藤丈喜建設部長 義務づけられ
ています5年のうちに対応したほう
がいいというレベル
がレベル3ということで、先ほどおっしゃっ
ていただいたレベル4は即時対応しなさいというレベルでございます。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。5年のうちにというの
が18件ということですけれども、市の限られ
ている予算の中で、こういった改修対策についてはどのように計画を立て
て進め
ていかれるのかお聞かせください。
安藤丈喜建設部長 1巡目の点検結果に基づきまし
て、現在、国庫補助事業等の採択を得るという目的もございまし
て、平成30年度に日南市橋梁長寿命化修繕計画を策定いたし
ております。現在、本計画に基づきまし
て、定期点検の診断結果での健全度、橋の重要度をそれぞれ評価いたしまし
て、優先度の高いものから順次修繕を行っ
ているところでございます。
また、技術力向上と経費削減、議員今おっしゃっ
ていただいたように予算の制約等も
ありますので、橋長の短い橋梁の点検でございますとか、簡易な修繕につきまし
ては、職員自ら
が直営で行っ
ているという状況でございます。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。
それでは、具体的な話でまいります
が、これも以前取り上げました
が、南郷町の津屋野橋の橋梁工事
が行われ
ているようでございます。工事看板に記載され
ている期日
が受注者から周辺住民に配布された工事のお知らせ文書に記載された完成期日より2か月ほど短くなっ
ていると住民から伺っ
ておるのです
が、これはどちら
が正しいのかお聞かせください。
安藤丈喜建設部長 今御質問の
ありました内容については、我々は、工事等によって、周辺住民に影響
がある場合については、受注業者より御理解と御協力をお願いする工事内容等を記載した案内文書を関係する世帯へ配布をし
ておるところでございます。
今回の津屋野橋橋梁修繕工事につきまし
ても、他の工事同様に、工期を5月末日と記載し案内文書を配布し
ております。また、今回の工事では、作業工程上、一時的に全面通行止め等の交通規制を実施するということで、住民の皆様へ事前告知として橋周辺に通行規制予告看板というのを設置し
ております。そのため、仮設の足場を設置する際、橋の上からの作業となるということで、全面通行止めを余儀なくされると、それを予定し
ているということを、橋周辺に通行規制予告看板ということで、3月10日までと掲示をさせ
ていただい
ております。
議員御指摘の工期の違いについては、発注工期と実際の交通規制の記述との違い
が原因ではないかと考え
ておるところでございます。ちなみに、工事の完成については本年5月末を予定し
ているところでございます。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。
ちなみに、この津屋野橋というのは、先ほどのレベル1から4で言いますと、レベル3ということになるんでしょうか。それとも、ここから外れたということになるんでしょうか。対象から外れたということになるんでしょうか。
安藤丈喜建設部長 津屋野橋につきまし
ては、橋長
が80メートルございまし
て、平成27年度に点検を行いまし
て、橋梁全体ではレベル2と診断をされ
ております。ただし、全体的な利用状況等を勘案し
て、早期措置段階ではございます
が、予防保全という観点から今回の修繕工事を取り組んで
いるところでございます。
16番(和足恭輔議員) 前回の質問のときには、目視上はひびとか
が入っ
ているけれども安全だというところから、一気にレベル2まで行ったということなんですね。ここはぜひしっかりとやっ
ていただきたいんです
が、どういった工事内容になるのか、地元の住民の方
が気にされ
ておりますので御説明ください。
安藤丈喜建設部長 まず誤解
があったようでございます
が、今回の津屋野橋は、健全の次のレベル2で、予防保全段階のレベル3にはございません。ただ、予防保全を早めに対応するの
がいいだろうということで今回の工事に至ったということをまず御理解いただきたいと思います。
今年度発注しました工事内容につきまし
て、上部工の修繕
が、高欄の取替え、地覆のかさ上げを予定し
ております。さらに、下部工の修繕といたしまし
て、断面修復とひび割れ補修を予定し、現在施工中で
あるという状況にございます。
16番(和足恭輔議員) すいません、こればっかり聞い
ていても、もう時間
がなくなるんです
が、最後に、この津屋野橋は、何年か前は下方のほうで水道施設替えの工事
があったときに頻繁にダンプ
が通りながら、私も現場に
いて揺れるなということで非常に心配をし
ておりました。あのときはダンプ
が片方からしか入っ
てこれないという規制をされ
ていたようです
が、今回の改修では基本的にはそういった規制はなくなるということですか。大きなトラック
が頻繁に通っ
ても大丈夫な橋ということで理解し
ていいんでしょうか。
安藤丈喜建設部長 当時の水道の工事
がどういった形で通行の規制をし
ていたのかは承知し
ておりませんけれども、通行の規制をするという状況で我々
が通行止めをすることはございません。実際に例えば道路管理者
が交通規制をする場合には、トン数規制、重量
が何トン以上は通れませんよとかいうことは
あります。
誤解
がないようにお伝えしますと、橋梁
が揺れるということに関しては、揺れることによって、剛結ではないということで、かなりの力を分散し
ているんだということをまず御理解いただきたいと思っ
て、すいませんけれど、そこら辺の誤解
がないようにぜひよろしくお願いいたします。
16番(和足恭輔議員) なるほど、了解をいたしました。
それでは、次に、3番目の新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金の活用に関わっ
て幾つか伺っ
てまいります。
率直に言いまし
て、医療分野でのこの交付金の活用
が私は少ないのかなと思っ
ております
が、今、受診控え
が医療機関の経営を圧迫し
ているというような報道
がされ
ております。本市の現状を伺いたいと思います。それ
が分かる資料として外来数
がどれだけかということも聞きたいわけです
が、それは調査も必要だと思いますので、受診抑制の状況の参考として、国保における療養給付費の直近の3か月間
が前年度と比べ
てどういうふうに推移し
ているのかをまず伺います。
蛯原浩身市民生活部長 市のほうで国保の療養費の状況
が分かりますので、その質問にお答えしたいと思います。
まず、データ
があります直近3か月、令和2年10月分から12月分までの診療分で申し上げますと、前年度
が約11億120万円、今年度
が11億260万円、約140万円の増となっ
ております。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。療養給付費そのもので比べると逆に増え
ているということですね。分かりました。ただ、受診控え
があったかどうかというところではよく分からない数字だなというのは今感じました
が、国会の論戦を聞い
ておりますと全国的には1兆2,000万円、これは給付費ではなく
て、病院側としては減収
があると、そういう数字
が出され
ておりました。
次に、通所介護サービスや訪問介護サービスの利用状況について、同じく給付費ベースで、今年度の直近3か月間と前年度と比較し
てどのような状況か伺います。
若松敏郎健康福祉部長 通所介護サービス、訪問介護サービスの給付費ベースでございます
が、データ
があります直近3か月、令和2年11月利用分から令和3年1月利用分までの介護保険の給付実績で申し上げますと、通所介護サービス
が3か月間合計で、前年度
が約2億3,200万円、今年度
が約2億4,000万円、約800万円の増。訪問介護サービスにつきまし
ては、同じく3か月間合計で、前年度
が約1億5,100万円、今年度
が約1億5,300万円、約200万円の増となっ
ております。
16番(和足恭輔議員) 分かりました。こちらも増え
ておりますので、3密
が伴うサービスの中で、給付費だけでは単純に比較できないのかなと感じ
ております
が、それで、市のほうに提案なんですけれども、医療もそうだし、介護もそうだけれど、受診控え、あとは特に通所介護なんかで言いますと、サービス利用控えというの
がどれだけ件数として起こっ
ているのか、そこらあたりの実態をつかむ調査をし
ていただきたいと思うんです。
以前、長寿課長に伺いました
が、定期的にそういった施設を訪問しながら、コロナ禍だからなかなかやりにくいという面も
あるのかもしれません
が、そこはそことし
てちゃんと対策を取っ
てやっ
ていただい
て、各施設にじかに調査に入っ
ていただい
て現状をしっかり把握するということをやっ
ていただきたいんですけれども、約束し
ていただけますでしょうか。
若松敏郎健康福祉部長 介護の分野で申し上げますと、個人ごとのデータ等
が私どもで取れるのかどうか分かりませんけれども、そういうもの
が可能で
あれば、個人を特定しない形で前年度と今年度の利用実績を比較するということは、データ
が取れれば可能ではないかと。やれるかどうか検討し
てみたいと思います。
16番(和足恭輔議員) ぜひお願いをいたします。
次です
が、冒頭に言いましたけれど、医療・介護分野でのコロナ対策の臨時交付金の活用
が少ないのかなと私は率直に思います。理由はなぜなのかお聞かせください。
若松敏郎健康福祉部長 臨時交付金の市の予算
が少ないのではないかというようなことでございます
が、医療分野の支援としましては、既に御存じと思いますけれども、国
が医療従事者に5万円から20万円の慰労金を給付され
ております。さらに、医療機関、薬局等における感染防止対策の支援につきまし
ては、病院に200万円プラス5万円掛ける病床数、有床診療所に200万円、無床診療所に100万円、薬局、訪問看護ステーション、助産所に70万円の補助をされ
ております。
次に、介護分野への支援策につきまし
ては、国では今年度の第3次補正におきまして、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金に786億円規模の追加補正をされ、感染防止対策のために要する費用の助成のほか、従事者に対して1人当たり5万円の慰労金の支給など、介護サービス事業所に対する支援を実施され
ております。
これらの予算につきまし
ては、市の予算には計上されない予算でございます。
市の予算に計上したものといたしまし
ては、医療機関等へ感染予防対策支援として、病院に30万円、有床診療所に15万円、無床診療所に10万円、保険薬局、訪問看護ステーション、助産所に7万円の助成をし
ております。加え
て、医療・介護分野も対象となる、経営に影響を受けられ
ている市内で事業を営む幅広い法人・個人に10万円を給付する日南市地元事業者緊急支援金で支援をし
ております。
このほかにも、予算を通らないものとして、国県ではマスクの配付とかいろんな事業もされ
ているところでございます。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。今そうやっ
て答弁を聞い
ておりますと、かなり手厚い支援
がされ
ているのかなと思います
が、私は、医療現場の実態を見るとそうではないと、介護のほうでもそうではないと思っ
ております。繰り返しになります
が、先ほど実態調査をお願いし
ております
が、ぜひ進め
ていただきたいと思います。
この項目の2番目で、これまでの各種国や県、市のそういうコロナ対策の支援策から漏れ
ているような方々への支援策について伺っ
てまいります。
商工関連の事業者については、県や市独自の支援策を受けられた事業者も
あったわけです
が、例えば小規模事業者、食堂などもともと売上げ
が少ない、といいますのも、消費税
が10%に引き上がっ
て、本当に苦境に陥っ
ている中で、コロナ
がダブルパンチと。国からの支援、自治体からの支援を受けるのに、例えば今回提案され
ている地元事業者緊急支援事業についても、前年度の収入から25%以上収入
が下がらないと対象にならないということですけれど、10%でも、1割でも減ったところでも大変厳しい思いをされ
ているところ
があるんです。
ですから、こういった支援から漏れ
ているところについて、それはそれでコロナの影響を本当に受け
ているわけですから、支援の対象としてここは助けるんだということでやっ
ていただきたいと思うんですけれども、これは市長のほう
がいいですか。どうですか。部長でもいいです
が、答弁をお願いいたします。
藤井和巳産業経済部長 事業者に対する支援についての御質問ということです
が、これまで、市独自の支援策として、宿泊・飲食サービス業や観光事業者への支援金、また、幅広い業種を対象とした今回の10万円の地元事業者事業継続支援金といった支援を行っ
てまいりました。
これらの支援金は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、議員
が言われましたように売上げ
が減少し
ている事業所の中で、前年と比較した売上げ減少など一定の条件を定め
て支給対象とするということで、客観的に影響を受けたと判断するために行っ
ているもので
あります。
今後とも、新型コロナウイルス感染症による様々な国や県の行動要請、影響を踏まえ
て、支援者の対象や支援要件を検討し
てまいりたいと考え
ております
が、今回、3月補正予算においても、プレミアム商品券第3弾というのを1万5,000冊、約2億円の消費喚起
があるということで
ありますので、ぜひ店のほうも登録もお願いし
て参加をし
ていただきたいと考え
ております。
16番(和足恭輔議員) 確かに最後に紹介
ありましたプレミアム商品券の事業については、それはそれで間接支援としていいかもしれません
が、先ほど言いましたように、直接的に手を差し伸べ
ていくという支援
が必要ではないかと。本当に困っ
ておられるところ
が、25%収入減ということで線を引かれると、それこそ救えるお店
が救えない。そして、コロナで街から商店
が一つ二つ減っ
ていく状況になることを絶対に防がなければならないと思います
が、部長の考え方をお聞かせください。
藤井和巳産業経済部長 市全体の予算というのも
ありますので、県のほうとか国は50%以上ということで厳しくし
ておりましたので、今のところ市では25%以上の減少ということで
あります
が、今後状況を見た上で、そういった点を考えなく
てはいけない場面
があるかと思いますので、また今後研究し
てまいりたいと思います。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。
それでは、一回こういった支援から漏れ
ている小規模事業者というのは大体推測はできますね。そこらあたりを聞かせください。
藤井和巳産業経済部長 今のところ、数字
が分からない状況で
あります。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。これは急に聞きましたから、そういった状況を調べ
ていただい
て、どれだけ苦労され
ているんだと、消費税10%に引き上げ
ているのに必死で頑張っ
ていると、そこにコロナ
が来
て、25%減だったらもう店を畳まないといけないという状況なんです。ですから、5%でも10%でも売上げ
が少しでも減っ
ていたら、コロナ禍の中では行政
が救うんだと、そういったなりわいを絶対助けるんだという姿勢
が本当に今大事だと思います。検討ではなく
て、ぜひ早急にこの実態調査をし
ていただい
て、今救わないと本当に救えないという立場で頑張っ
ていただきたいなと思います。答弁はいいです。
それでは、次に、4番目の4項目め、安心し
て暮らせる高齢者単身世帯への対策について伺っ
てまいります。
まず、緊急通報システムの充実についてです
が、高齢者単身世帯の現在の数、そして、緊急通報システムの利用者数を伺います。
若松敏郎健康福祉部長 65歳以上の単身高齢者ですけれども、データ
がちょっと古いんです
が、国勢調査のほうで公表され
ておりますので、平成27年のデータで申し上げますと、65歳以上の高齢者単身世帯数は3,743世帯、男性1,025名、女性2,718名ということになっ
ております。
また、緊急通報の利用者数は、令和3年3月1日現在で20名となっ
ておりまし
て、内訳は、高齢者単身世帯
が19件、高齢者重度心身障害者と同居世帯の方
が1件という状況になっ
ております。
16番(和足恭輔議員) すいません、75歳以上ではどれぐらいおられるでしょうか。分かりますか。
若松敏郎健康福祉部長 75歳以上の高齢者単身世帯数は2,298世帯です
が、男女の別については公表され
ておりません。
16番(和足恭輔議員) このシステムは私もいいシステムだとは思います。ただ、利用者
が20名ということで、重度心身障害者の同居世帯も含め
てという数です
が、2番目の質問で伺いたいと思います
が、市独自の支援策として、今民間の業者
が単身世帯に対する様々なサービスを提供され
ております。民間会社の回し者では
ありませんけれども、いろんなコマーシャル等でもやっ
ておられます。こういうサービス
がお金になるの
が資本主義なのかなと思いながらコマーシャルを見
ております
が、ただ、これはこれでニーズ
があるからこういう商売
が成り立つんだと思います。自治体
ができないので
あれば、こういった民間
がやられるサービスについて、利用者について一定の基準を設け
て、必要なサービスを受けたほう
がいいと市
が判断した方については、一部補助も含めた検討をされ
てみ
てはどうかとも思うんです
が、いかがでしょうか。
若松敏郎健康福祉部長 民間サービスに対する補助でございますけれども、現時点におきましてそのようなことは考え
ておりませんけれども、情報通信技術
が日進月歩で進んでおりまし
て、価格についても抑制
が期待されるということもございますので、民間のサービス
がどのようになっ
ていくか、また注視をし
てまいりたいと考え
ております。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。
ここはもうちょっと聞きたいところです
が、私
が聞いた話で言いますと、私の周りで結構な単身世帯の方
がおられ
て、残念な話ですけれど、独りで家で亡くなられたとか、いわゆる不審死で警察
が立会いに来られ
ているようだとかいった話を、私もそうですし、私の周りの人たちも結構そういう話をされるんです。
高齢者について、長生きし
てよかった、安心し
て暮らせるというまちづくりでは、こういった施策を何とか自治体の力で充実させ
ていただきたいなと、高齢者
が安心し
て暮らせるまちづくりを充実させ
ていただきたいなと思いますし、これはまた再度私も勉強し
て提案させ
ていただきたいなと思います。
もう1点、先ほど言いましたけれど、実際日南市で孤独死の状況というの
が大変気になるところなんです
が、どういう状況でしょうか。
若松敏郎健康福祉部長 孤独死について関係機関に問合せしましたけれども、言われるような高齢者の方
が独りで亡くなったというような統計は取っ
ていないということでございました。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。
それでは、5番目の寄附金について伺っ
てまいります。
公共事業を受注する企業や経済団体などの市への寄附行為について伺っ
てまいります
が、これは決して違法ではないと思います。しかし、今大問題となっ
ています副市長の官製談合をめぐって、市民
が市政に対する大きな疑念を抱い
ている中で、昨年の補正予算で、建設業界の団体の方からコロナ対策として200万円の寄附
が寄せられ
ております。副市長の官製談合事件との関係で言いますと、これは市と業界との癒着の温床になるのではないかという疑問も当然生まれます
が、市長の見解を伺います。
崎田恭平市長 市への寄附金の御質問でございます。
議員仰せのとおり、企業・団体から市への寄附というのは違法では
ありません。日南地区建設産業団体連合会は、日南地区
建設業協会や日南電気工事業協同組合などの6団体で構成され
ております。同連合会の構成団体は、長年にわたってボランティア活動をされ
ておられまし
て、いろんな場面で地域に貢献をし
ていただい
ているところでございます。
例えばプロ野球キャンプイン前には野球場で、飫肥城下まつりでは飫肥城下町で、また、ほかにも小学校や高齢者宅などで自主的に活動され
ております。そういった流れのいろんな形の中の一環として、今年度はイベント等も
ありませんでしたし、そういった中で、寄附金200万円ということでコロナ対策に役立て
てほしいという思いで
ありまし
て、非常にありがたい申出でございましたので、この場をお借りし
て改めて感謝を申し上げたいと思っ
ております。
これは業界団体総意として持っ
てこられ
ているもので
ありまし
て、問題ないものと思っ
ておりますし、公共事業の発注においても、寄附者に対して特別の計らいをするようなことはもちろんございません。加え
て、団体として持っ
てこられ
ていますから、そういったことも
あり得ない状況だと思っ
ております。
16番(和足恭輔議員) 分かりました。
それでは、通告し
ておりますのでお聞きします
が、崎田市政になっ
てからのこういった業界団体からの日南市への純然たる寄附金の現状を教え
ていただきたいと思います。
松山昭彦総合政策部長 平成25年度から8年間の実績を申し上げます。
ふるさと納税は除い
てです
が、合計70件ございます。このうち、個人からの寄附金を除きますと、企業や団体からは48件ということになっ
ております。
参考までに額をお知らせしますと、総額で1億5,321万円余りになっ
ていまし
て、最高額
が1億円、最低
が5,000円ということです。1億円というのは広島東洋カープから頂いたものでございまし
て、カープ一本道の整備とか、あるいは、マイクロバス「わがすぎ号」に活用させ
ていただいたところです。
16番(和足恭輔議員) 分かりました。伺ったのは、こういった市民や団体の善意
が、官製談合事件等々
が起こっ
てしまいますと、この寄附は何か意味の
ある寄附じゃないかと市民
が疑問を持っ
てしまうということも当然考えられますので、そういう意味で取り上げたんです
が、市長
がおっしゃるように、本当にありがたい寄附だと私も思いますので、それはそれとし
て受け止め
ておきたいと思います。
最後になります
が、サンチェリー北郷の今後について伺っ
てまいります。
これは、北川議員、井福議員、ほかにも質問され
ております。これについては同じ質問になると思います
が、改めて伺っ
てまいります。サンチェリー北郷については、不適合建築物ということになっ
ておりまし
て、その不適合建築
が放置され
てきた原因について端的に伺います。
崎田恭平市長 原因でございます。
サンチェリー北郷は、これまで、平成10年の大規模改修以外にも、大小様々な改修
が行われた形跡
があり、合併以降も、露天風呂の改修等を行っ
ております。このような改修は不適合に気づくきっかけになった可能性は
あります
が、既存の設備の老朽化による修繕では建築確認申請の必要
がありません。よって、当時の北郷町時代に必要な手続や申請
がなされ
ていなかったこと
が最も大きな原因と考え
ております。
しかしながら、旧北郷町を引き継ぐ現在の行政の長として責任を感じ
ており、一連の経緯に関しましては、市民の皆様に心よりおわびを申し上げたいと思います。
16番(和足恭輔議員) 市長、今の答弁、だから僕は駄目だと思うんです。それはそれで、北郷町時代に見過ごし
てきた問題
があったと思います。研修施設から宿泊施設に移行する段階でちゃんとした手続
が、それ
がいつそういうことに移行したのかというのも分からない状況でなっ
ていたということです
が、少なくとも、先ほど井福議員も取り上げ
ております
が、2016年以降、県からの定期報告の通知を市の担当者
が放置し
ていたというところで、少しでもこの時点で何とかなったのではないかと思うんです。そこらあたりは市
がしっかりと責任を認めるべきではないかと思うんですけれども、そこらあたり、これは本当に私は
あってはならないことだと思うんです。
あってはならないこと。こういった立場で市長
が答弁されるべきだと思います
が、市長の見解をお聞かせください。
崎田恭平市長 先ほども申し上げましたけれども、平成31年2月にサンチェリー北郷に届い
ておった文書
が日南市に届い
て、それ
がちょうど指定管理者の切替えの時期となりまし
て、そこ
が初めて日南市として今回の申請手続
が必要だと認識をしたタイミングで
あります。
そのタイミングに県のほうに問合せをしまし
て、予算や時間、また、建築士の方に資料を作っ
てもらわないとできない書類ということ
が分かりましたので、すぐに県のほうに問合せをし
て、2月に発覚した中で、3月の締切りに間に合わないということで相談をさせ
てもらいました。そこで、完成次第出し
てくださいというような御指導を受けましたので、その方向で進めました。
ただ、年度当初からすぐ始められたわけではないという事実
がありまし
て、実際にはスタート開始
が夏頃ぐらいになったようでございます。それについて、遅くなったことついては、先ほども反省の弁を述べましたけれども、そのスピード感
が遅れたことは極めて遺憾に思いますし、しっかり反省をしなければならないということでございます。
春の時点では、違反
があるということ
が分かっ
ていなかったんです。書類を出さないといけないという事実で、建築士に頼んで作らないといけないという事実
が分かっ
て、夏以降動き出した中で、しっかり作っ
てもらう中で、必要な建築確認等
がなされ
ていなかったということ
が発覚しました。その時点で、
全員協議会でも当時経緯について説明はし
ておったかと思います。この数か月の遅れについては、やはり市として責任
があると思っ
ておりますし、こういったこと
がないように、今後もしっかり指導し
ていきたいと思います。
16番(和足恭輔議員) 分かりました。
重ね重ねになります
が、指定管理者への補償についてはどうするのか伺います。
藤井和巳産業経済部長 補償についての御質問ということです
が、今までもほかの議員にもお答えし
ております
が、今回の施設の休止については、指定管理者側には全く落ち度はないということで
ありますので、指定管理者と定期的な協議の場を設け
て、誠実に今後指定管理者
が納得いく補償を行いたいと考え
ております。今後議会のほうにも提案をし
ていくかと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。
16番(和足恭輔議員) ということは、指定管理者に対しては市
が落ち度
があったということでいいんですね。責任も
あると。こういう状況に陥らせた責任
があるということですね。
崎田恭平市長 これについても、先ほどから申し上げ
ておりますとおり、北郷町時代からの行政の連続性として、私は現在のトップで
ありますので、全く落ち度のないNPO法人ごんはるに対して、しっかりとした誠意を持った対応、保障をし
ていかなければならないと考え
ております。
16番(和足恭輔議員) はい、分かりました。しっかりとやっ
ていただきたいと思います。
市長、最後になります
が、市長になられ
て8年、これは市長から言われたことです
が、「崎田恭平」「和足恭輔」の「恭」
が同じ字で親しみを感じると言われました。
一般質問の中では、市長のほうから度々共感するところは
あるとは思うんだ
がと言われつつも、私は、特に社会保障の問題で市長
が一貫し
て言われ
ていた社会保障の基本は自助で
あるということについては、今でも市長それは違うと申し上げたいと思います。
それと、やり切ったと、市長
がやり切っ
てということです
が、この期に及んで大きな宿題を残されたなということも感じ
ております。談合の問題、サンチェリー北郷の問題、やり切ったつもり
が、肝腎要のやるべき、
あってはならないことで宿題を残されたということは非常に残念です。今後のまだ先の長い政治家として、あるいは起業家として、どういった道を歩かれるか分かりません
が、そこはしっかりと受け止め
ていただきたいと思います。御苦労さまでございました。
前田幸雄副議長 以上で和足恭輔議員の質問を終結いたします。
─────────────── ○ ───────────────
*延会議長発議
前田幸雄副議長 この際、お諮りいたします。
本日の会議は、議事の都合によりこの程度にとどめ、延会したいと思います
が、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
前田幸雄副議長 異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもっ
て延会することに決定いたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*諸報告
前田幸雄副議長 明日は、本日に引き続き、市政に対する
一般質問を行います。
─────────────── ○ ───────────────
*延 会
前田幸雄副議長 本日はこれをもっ
て延会いたします。
=延会 午後3時08分=
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