宇城市議会 > 2017-06-14 >
06月14日-01号

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  1. 宇城市議会 2017-06-14
    06月14日-01号


    取得元: 宇城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-22
    平成29年 6月 定例会(第2回)         平成29年第2回宇城市議会定例会(第1号)                          平成29年6月14日(水)                          午前10時00分 開議1 議事日程 日程第1         会議録署名議員の指名 日程第2         会期の決定 日程第3         諸報告 日程第4         施政方針について 日程第5  報告第 2号 専決処分の報告について 日程第6  報告第 3号 平成28年度宇城市一般会計継続費繰越計算書の報告に              ついて 日程第7  報告第 4号 平成28年度宇城市一般会計繰越明許費繰越計算書の報              告について 日程第8  報告第 5号 平成28年度宇城市一般会計事故繰越し繰越計算書の報              告について 日程第9  報告第 6号 平成28年度宇城市簡易水道事業特別会計予算繰越計算              書の報告について 日程第10 報告第 7号 平成28年度宇城市下水道事業会計予算繰越計算書の報              告について 日程第11 報告第 8号 平成28年度宇城市民病院事業会計予算繰越計算書の報              告について 日程第12 報告第 9号 平成28年度宇城市土地開発公社の経営状況の報告につ              いて 日程第13 承認第 2号 専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第              2号) 日程第14 承認第 3号 専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第              3号) 日程第15 承認第 4号 専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第              4号) 日程第16 議案第37号 宇城市三角西港観光施設条例の一部を改正する条例の制              定について 日程第17 議案第38号 宇城市急傾斜地の崩壊による災害防止工事分担金徴収条              例の一部を改正する条例の制定について 日程第18 議案第39号 宇城市立郷土資料館条例及び宇城市コミュニティーセン              ター条例の一部を改正する条例の制定について 日程第19 議案第40号 平成29年度宇城市一般会計補正予算(第1号) 日程第20 議案第41号 平成29年度宇城市国民健康保険特別会計補正予算(第              1号) 日程第21 議案第42号 平成29年度宇城市後期高齢者医療特別会計補正予算              (第1号) 日程第22 議案第43号 平成29年度宇城市簡易水道事業特別会計補正予算              (第1号) 日程第23 議案第44号 平成29年度宇城市水道事業会計補正予算(第1号) 日程第24 議案第45号 平成29年度宇城市下水道事業会計補正予算(第1号) 日程第25 同意第 8号 農業委員会委員の任命について(坂本 一雄氏) 日程第26 同意第 9号 農業委員会委員の任命について(川村 良行氏) 日程第27 同意第10号 農業委員会委員の任命について(前田 雄司氏) 日程第28 同意第11号 農業委員会委員の任命について(本﨑 弘氏) 日程第29 同意第12号 農業委員会委員の任命について(城尾 孝児氏) 日程第30 同意第13号 農業委員会委員の任命について(亀山 久氏) 日程第31 同意第14号 農業委員会委員の任命について(吉良 邦夫氏) 日程第32 同意第15号 農業委員会委員の任命について(河野 一氏) 日程第33 同意第16号 農業委員会委員の任命について(田口 昭也氏) 日程第34 同意第17号 農業委員会委員の任命について(中山 秀光氏) 日程第35 同意第18号 農業委員会委員の任命について(本郷 幸弘氏) 日程第36 同意第19号 農業委員会委員の任命について(植田 耕清氏) 日程第37 同意第20号 農業委員会委員の任命について(百家 美代子氏) 日程第38 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について(遠山 明美氏)2 本日の会議に付した事件 議事日程のとおり3 出席議員は次のとおりである。(22人)  1番 高 橋 佳 大 君          2番 髙 本 敬 義 君  3番 大 村   悟 君          4番 星 田 正 弘 君  5番 福 永 貴 充 君          6番 溝 見 友 一 君  7番 園 田 幸 雄 君          8番 五 嶋 映 司 君  9番 福 田 良 二 君         10番 河 野 正 明 君 11番 渡 邊 裕 生 君         12番 大 嶋 秀 敏 君 13番 尾 﨑 治 彦 君         14番 河 野 一 郎 君 15番 長 谷 誠 一 君         16番 永 木 伸 一 君 17番 入 江   学 君         18番 豊 田 紀代美 君 19番 堀 川 三 郎 君         20番 中 山 弘 幸 君 21番 石 川 洋 一 君         22番 岡 本 泰 章 君4 欠席議員はなし5 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 議会事務局長   木 村 和 弘 君   書    記   横 山 悦 子 君6 説明のため出席した者の職氏名 市長       守 田 憲 史 君   副市長      浅 井 正 文 君 教育長      平 岡 和 徳 君   総務部長     本 間 健 郎 君 企画部長     岩清水 伸 二 君   市民環境部長   松 本 秀 幸 君 健康福祉部長   清 成 晃 正 君   経済部長     吉 田 裕 次 君 土木部長     成 田 正 博 君   教育部長     緒 方 昭 二 君 会計管理者    戸 田 博 俊 君   総務部次長    成 松 英 隆 君 企画部次長    木 下   堅 君   市民環境部次長  上 原 久 幸 君 健康福祉部次長  那 須 聡 英 君   経済部次長    中 村 誠 一 君 土木部次長    坂 園 昭 年 君   教育部次長    蛇 島 浩 治 君 三角支所長    内 田 公 彦 君   不知火支所長   辛 川 広 倫 君 小川支所長    園 田 敏 行 君   豊野支所長    木 村 隆 之 君                      農業委員会 市民病院事務長  吉 澤 和 弘 君            重 田 公 介 君                      事務局長 監査委員事務局長 中 村 久美子 君   財政課長     天 川 竜 治 君               開会 午前10時00分             -------○------- ○議長(入江学君) ただいまから、平成29年第2回宇城市議会定例会を開会します。 これから、本日の会議を開きます。             -------○------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(入江学君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定によって、16番、永木伸一君及び18番、豊田紀代美君の2人を指名します。             -------○------- △日程第2 会期の決定 ○議長(入江学君) 日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日6月14日から6月27日までの14日間にしたいと思います。御異議ありませんか。            [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(入江学君) 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から6月27日までの14日間に決定しました。             -------○------- △日程第3 諸報告 ○議長(入江学君) 日程第3、諸報告を行います。 お手元に配布しております議長の諸般の報告の1ページから6ページにお示しいたしておりますとおり、監査委員から宇城市の例月現金出納検査の結果に関する報告書について、平成29年2月分から4月分まで提出されております。 主な公式行事については、7ページのとおりであります。 次に、議会運営委員会及び不知火海湾奥調査特別委員会に一部変更がありましたので御報告いたします。会派の異動届が4月1日付で宇城市議会議長宛てに提出されております。これに伴い、堀川三郎君から議会運営委員の辞任届が提出されましたので、委員会条例第14条の規定に基づき、これを許可いたしました。新たに大嶋秀敏君を委員会条例第8条第1項の規定により選任いたしました。 また、石川洋一君から不知火海湾奥調査特別委員の辞任届が提出されましたので、委員会条例第14条の規定に基づきこれを許可し、後任に福永貴充君を選任しました。 次に、議員表彰受賞者の紹介をいたします。去る5月24日、東京都で開催されました全国市議会議長会第93回定期総会において、全国市議会議長会会長から議員在職15年以上の表彰を本市では3人が受賞されました。今回の受賞者は豊田紀代美議員永木伸一議員長谷誠一議員であります。各位に対し、長年の御苦労に敬意を表しますとともに、栄えある受賞に心からお祝いを申しあげたいと思います。おめでとうございます。受賞されました3人の議員には、後ほど表彰状の伝達を行いたいと思います。 また、全国市議会議長会の評議員でありました宇城市議会議長に感謝状が届いておりますことを御報告いたします。 最後に、全国市議会議長会第93回定期総会において、宇城市議長地方行政委員会委員に選任されましたので、併せて御報告申し上げます。 以上で、議長の諸般の報告を終わります。 次に、市長から行政報告の申し出がありますので、これを許します。市長、守田憲史君。 ◎市長(守田憲史君) 発言のお許しを頂きましたので、行政報告をいたします。 はじめに、「熊本地震」からの復旧・復興状況に関する報告です。 熊本地震発災から1年2か月が経過しました。市では、公共施設の復旧や市民生活への支援などに全力で取り組んでおり、徐々にではありますが、以前の活気を取り戻しつつあります。そのような中、5月末現在で災害関連死の申請が18件あがっており、この内8件について関連死と認定されております。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、遺族の方々への支援手続きを進めてまいります。 半壊未満いわゆる一部損壊の被災者に対する市独自の支援である「被災住宅等再建支援事業」については、10月3日から受付を開始し、6月13日現在で1,251件について交付決定を行い、約5,844万円分の復興券を交付いたしました。 また、宇城市独自にいただきました義援金約6,400万円については、一部損壊の被災世帯を対象として、5月17日から配分の申請を受け付けており、6月8日現在で、約2,300件の世帯から申請があっております。 さらには、4月16日に松橋小学校を主会場として、関係機関や市民の皆様約2,500人が参加して「宇城市総合防災訓練」を実施しました。昨年の熊本地震からの教訓をいかし、初動対応の重要性や関係機関との情報収集の必要性を感じたところであります。 この総合防災訓練の後、5月に宮崎県で開催された「防災シンポジウム」の中で、宮城県南三陸町長の講演を聴く機会がありました。「南海トラフ地震の被害想定」という演題であり、関係防災機関との連携や自治体として平素からの取組みが、いかに重要であるかの内容でした。 自治体のトップとして、大規模災害発生時の意志決定の困難さは、想像を絶するものがあり、平時の訓練と備えが極めて重要であることを改めて感じる機会でもありました。 次に、軽自動車税課税処理の誤りについての報告です。 昨年度に新車登録された軽自動車のうち、燃費や排ガス性能が基準を満たす車両については、グリーン化特例として税率が25%から50%を軽減されますが、今回、対象車両の一部について措置を行っておらず、通常の税額を課してしまいました。対象車両である397台の所有者の皆様方には、おわび状と還付金通知書を発送いたしました。 今回の過失について、充分な反省を行った上で、今後は厳密なチェック体制を確立し、再発防止に向けて努力いたします。 次に、河江保育所移管についてです。 昭和29年、旧益南村立保育所として開所以来60年を経過した河江保育所の移管式を3月31日に行い、4月1日から「社会福祉法人小川福祉会」が河江保育所の伝統と歴史実績を引き継いだ上で、運営を行っています。 今後も、「公共施設の見直し方針」にのっとり、施設の民営化や統廃合については、施設の経緯・内容、スケジュールなどについて市民の皆様への説明と御意見を伺いながら進めていく予定であります。 次に、地方創生事業及びその実現のための金融機関との包括的連携協定についてです。 市ではこれまでに、様々な人口減少対策に取り組んできたものの、人口は減少傾向にあり、将来にわたって地域の活性化が失われていくことが危惧されています。 人口減少を抑制するためには、行政の仕事のあり方や行政経営のあり方についても「質の改革」が必要であると思っています。このような行政経営改革にあたっては、自助努力はもちろんのこと客観的な外部の視点が必要であるため、1月に株式会社肥後銀行及び公益社団法人地方経済総合研究所との包括的連携協定を結んでおります。 また、3月21日には株式会社熊本銀行及び福岡フィナンシャルグループとの包括的連携協定を締結いたしました。 この連携協定は、地域の政策課題を共有し、それぞれが持つ資源や機能などを活用しながら地方創生の実現と地域の災害からの一日も早い復興を目的としています。 今後は、中小企業振興や定住促進の分野において、連携した取組みを進めてまいります。 次に、第2次宇城市総合計画策定についてです。 平成29年度から8年間を見据えた「第2次宇城市総合計画」については、3月の「第5回宇城市総合計画審議会」において委員の皆様方から答申をいただき、まちづくりの指針となる基本構想と4年間の前期計画を策定することができました。 宇城市が目指すべきまちづくりのキーワードとして、「ちょうどいい!住みやすさを実感できる都市(まち)宇城」と設定し、熊本地震からの早期復旧・復興からの取組みを最優先課題として捉え、「復興する」「育てる」「住み続ける」「持続する」「選ばれる」「活躍する」の6つのまちづくりの柱ごとに施策目標を掲げており、本年度からの事業に反映してまいります。 次に、コンビニ交付サービスの開始についてです。 全国のコンビニエンスストアなどに設置されているマルチコピー機で、「住民票の写し」や「印鑑登録証明書」、「所得課税証明書」などの各種証明書を取得できるサービスが、4月から始まりました。 このサービスは、市役所の閉庁日や閉庁時間にも取得することができ、今後も民間とのウィンウィンの関係により、市民サービスの向上につなげてまいります。 次に、国営事業推進協議会設立についてです。 国営農地再編整備事業の円滑な推進のために、5月17日にJAや土地改良区などの関係機関で構成する国営緊急農地再編整備事業宇城地推進協議会を設立しました。 熊本県内でも有数な農業地帯である松橋町豊川地区から旧不知火干拓までの地域は、農道が狭く水路も用排兼用などの理由で排水不良を起こし、降雨時にはたん水被害が発生するなどの課題があります。この協議会において、関係機関との連携により基盤整備事業を着実に推進し、地域農業の更なる発展につなげてまいります。 早速、本年度から地区調査に入り、同時に地権者の同意を得る作業を進めてまいります。 最後に、総務省からの派遣職員受入れについてです。 総務省大臣官房政策評価広報課の専門官1人を7月1日から受け入れる予定です。国は、全国55の自治体に人材派遣を行いますが、熊本県内への派遣は宇城市のみであり、部長級として2年間受け入れ、地方創生事業に係る雇用創出や地域活性化事業に携わっていただく予定であります。 以上、行政報告といたします。 ○議長(入江学君) 以上で、行政報告は終わりました。 これで、諸報告を終わります。 ここでしばらく休憩します。             -------○-------               休憩 午前10時17分               再開 午前10時20分             -------○------- ○議長(入江学君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。             -------○------- △日程第4 施政方針について ○議長(入江学君) 日程第4、施政方針について、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。市長、守田憲史君。 ◎市長(守田憲史君) 平成29年第2回宇城市議会定例会の開会に当たり、所信表明で市政に対する基本理念は申し上げておりますので、市政運営に対する私の方針を簡潔に申し上げたいと思います。 昨年の「熊本地震」及び「集中豪雨」による被害は、哀惜の念に堪えない出来事でありましたが、前を向いて、市民の皆様とともにこの難局を乗り越えていくため、全身全霊で復興に向けて取り組んでまいります。 このような中、全国の皆さんから御寄附をいただき、深く感謝しております。また、被災されました市議会議員の皆様や市民の皆様には、改めてお見舞いを申し上げます。 日本経済の現状は、内閣府が公表した月例経済報告によりますと、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復に向かうことが期待されるとの基調判断がなされております。 その一方で、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされる懸念や海外経済の不確実性の高まり、金融資本市場の変動、さらに昨年の熊本地震が経済に与える影響に、十分留意する必要があるとしております。 また、政府の基本的政策としては、「経済財政運営と改革の基本方針2016」(骨太方針)において、「成長と分配の好循環」の実現に向けて、引き続き「経済再生なくして財政健全化なし」を基本とし、平成32年度の基礎的財政収支黒字化という財政健全化目標を堅持することとされています。 「第2次宇城市総合計画」を平成29年3月に策定いたしました。その計画では、「いざ、復興へ~市民生活を最優先するまちづくりを目指して~」を念頭に、熊本地震や豪雨災害からの早期復旧・復興に最優先で取り組みながら、人口減少の抑制も目指し、今後8年間で宇城市が目指すまちづくりのビジョンを明記しております。 そして、この計画の最終年度である平成36年度には、「ちょうどいい!住みやすさを実感できる都市(まち)」を目指し、市民の皆様が誇りを持って、次の世代に引き継ぐことができる宇城市を築き上げるための道しるべとなっております。 このため、平成29年度は、まちづくりの基本目標である「復興する」、「育てる」、「住み続ける」、「持続する」、「選ばれる」、「活躍する」の6つのまちづくりの柱を重点に取り組んでまいります。 国の平成29年度予算の概算要求においては、本格的な歳出改革に取り組み、施策の優先順位を洗い直し、無駄を徹底して排除しつつ、予算の中身を大胆に重点化することとしております。 具体的には、義務的経費において聖域を設けることのない抜本的見直し、可能な限りの歳出抑制を図るとともに、その他の経費についても前年度予算額の90%の範囲内での要求等により、優先課題への予算の重点化を進めることとしています。 宇城市ではこれまで、「可能性への追求プロジェクト」による政策課題事業の優先順位をしゅん別し、財源の重点化や地方交付税の段階的な縮減に耐え得る行財政改革に努めてまいりました。 自主的な財政健全化の取組みにより財政状況は確実に改善されてきましたが、地方交付税などの依存財源に頼らなければならない状況に変わりはなく、国の動向に左右される不安定な状況であることを十分認識する必要があります。 今後、地方交付税の減少や人口減少・少子高齢化などの構造的課題もあります。戸馳大橋架替事業や長崎久具線新設事業などによる財政需要の増加に加え、何よりも熊本地震からの復興費用など新たな課題への対応も求められているところであり、これまでにも増して創意工夫が必要な予算編成作業でありました。 予算編成方針に基づき、第2次宇城市総合計画の「6つのまちづくりの柱」ごとに重点施策の概要について申し上げます。 まず、「復興するまちづくり」についてです。宇城市においては、熊本地震において、多くの家屋等の被害、農業施設、企業や事業所、店舗等の被災により生活基盤や地場産業に甚大な被害を受けましたが、建物倒壊が原因で死亡された方は、幸いにもいませんでした。 このことは、人命を最優先として学校施設を含めた公共施設で耐震補強工事が実施されていたことや市民の防災意識の高さなどから、人的な被害が少なかったと考えられます。 しかし、耐震工事が済んでいなかった公共施設や上・下水道、道路などに甚大な被害を及ぼし、復旧には相当の時間と費用を必要としています。 さらに、公共施設の復旧にあたっては、今後の行政運営を効率的なものにしていくため、公共施設の統廃合を視野に入れた再構築が必要となります。 このことから、それぞれの施設の利用状況や将来の見通し、代替施設や類似施設との統合など様々な面から検討する必要があります。 そして、市民の皆様の一日も早い生活の再建を目指し、生活基盤や産業振興、保健・医療・福祉の分野において、国・県と連携し、復興に向けたまちづくりを進めます。 具体的には、復興まちづくり計画策定費用として1,500万円、災害公営住宅建設に係る費用として1,012万円、熊本地震復興基金を活用した被災者生活再建支援事業費用として3億583万円、道路・橋りょう・公園などインフラの復旧費用として4,750万円を今回の補正予算で計上しております。 次に、「育てるまちづくり」についてです。本市の次代を担う子どもたちが、将来にわたって主体的かつ社会の変化に柔軟に対応していくための幅広い知識と教養を身に付け、豊かな人間性と健やかな身体を養い、たくましく成長できる教育環境と子育て支援が充実したまちづくりを進めます。 具体的には、不知火小学校校舎建設設計費用として2億円、松橋中学校体育館建設設計費用として1億5,000万円、小中学校へのエアコン設置費用として2億260万円、給食センター新設に伴う上下水道整備等費用として4,866万円、小中学校の教育振興に係る電子黒板等のICT教材費用として1,499万円を計上しております。 次に、「住み続けるまちづくり」についてです。全ての市民が、「ちょうどいい!住みやすさ」を実感できる医療や、保健・福祉・介護をはじめとした各種行政サービスや生活環境の整備、そして防災対策や防犯対策の向上を図ることで、将来にわたって安全で安心して住み続けられるまちづくりを進めます。 主な事業として、市民の健康管理のため、食を通して糖尿病を予防するために食事の順番を見直し、野菜から採取する「さしより野菜」と「30・10運動」を推奨し取り組みます。 具体的には、糖尿病予防対策事業費用として87万円、行政区管理防犯灯LED交換費用として3,920万円、公的病院等運営助成費用として9,103万円、洪水対策等河川改良単独事業費用として6,986万円を計上しております。 次に、「持続するまちづくり」についてです。土地の有効利用による乱開発抑制や農地・緑地の保全や少子高齢化に対応するためのコンパクトシティの形成、また継続的な流入や移住者の受入れを可能にする産業基盤及び都市機能の整備を図ることにより持続するまちづくりを進めます。 具体的には、地方創生推進交付金事業費として4,900万円、豊川南部地区基盤整備事業に係る農地集積促進費用として1億1,100万円、道路維持・改良等単独事業費用として2億3,552万円、業務改革モデルプロジェクト及び窓口業務委託費用として2,457万円を計上しております。 次に、「選ばれるまちづくり」についてです。将来にわたって豊かで安心できる生活のためには持続的発展が不可欠であるため、交流人口や移住・定住者の増加、「ちょうどいい!」と実感できる環境や基盤の整備をしてまいります。 具体的には、三角東港から西港エリアの総合的な観光拠点づくりのための費用2,100万円、農林水産品のブランド化と販路拡大費用として2,100万円、金桁鉱泉の復活と観光拠点整備費用として2,000万円を計上しております。 最後に、「活躍するまちづくり」についてです。様々な交流の機会や住民が主役となるまちづくり活動やコミュニティビジネスなど、市民が参画する機会の創出により、障がいのある人や定年を迎えた高齢者層、女性や若者など、まちづくりの担い手としての役割や仕事で活躍できるまちづくりを進めます。具体的には、地域コミュニティ活動支援費用として700万円、伝統芸能継承活動支援費用として125万円、グラウンド照明設備改修費用として500万円、スポーツ競技大会運営支援費用として147万円を計上しております。 合併後12年を経過いたしましたが、地方交付税の減少問題、人口減少・超少子高齢化問題など、多様な財政的課題が山積しております。また、これまで手付かずであった公共施設の統廃合や事務事業の見直しを断腸の思いで実行したことにより、市の財政状況は確実に改善されてきました。今後も宇城市の未来のためにも行財政改革は進めてまいる所存です。 以上、平成29年度の主要政策と予算の概要を申し上げました。市議会におかれましては、よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げて、私の施政方針といたします。平成29年6月14日、宇城市長、守田憲史。 ○議長(入江学君) これで、施政方針についてを終わります。             -------○------- △日程第5 報告第2号 専決処分の報告について ○議長(入江学君) 日程第5、報告第2号専決処分の報告について、総務部長に報告を求めます。 ◎総務部長(本間健郎君) 報告第2号専決処分の報告について御説明申し上げます。 まず、お手元に第2回宇城市議会定例議案ということで、四角囲みの資料が一つ、それと説明資料という二つの資料が配ってあるかと思います。 議案集の中の4ページから6ページが今回の報告案件になります。4ページのほうで、交通事故による損害賠償の件と、返信郵便料支払の遅延による延滞金に係る損害賠償ということで、全部で3件ございます。 まず、公用車の事故に係る損害賠償2件、賠償額80万7,253円の専決処分を行っております。 次の5ページから6ページの専決第5号、専決第6号とも平成29年2月15日、熊本市南区野田で発生した公用車追突事故に係る損害賠償の専決処分でございます。専決第5号は、市職員が公用車で走行中、車線変更をしようと後方確認を行い、その後前方へ目線を戻したところ、信号待ちで停車中の車両が目前にあることに気付き、ブレーキをかけたが間に合わず追突し車両を破損させ、市に賠償責任が生じたものです。 専決第6号はその追突事故で追突された車両が、前の車両に追突し破損させ、市に賠償責任が生じたものでございます。なお、これら2件の損害賠償金につきましては、全国自治協会自動車事故共済保険から補填されるということになっております。 次に、7ページの専決第7号につきましては、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査におきまして、返信郵便料金支払の遅延により延滞料が発生したことにより、日本郵便株式会社に遅延利息6,314円を損害賠償として支払うものでございます。 以上、公用車事故等に伴う損害賠償につきましては、地方自治法の規定に基づき、市長において専決処分することができる事項と指定されております。このことにつきまして、損害賠償額の専決をいたしましたので本議会において報告するものでございます。以上、詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) これで、報告第2号を終わります。             -------○-------
    △日程第6  報告第3号  平成28年度宇城市一般会計継続費繰越計算書の報告について △日程第7  報告第4号  平成28年度宇城市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について △日程第8  報告第5号  平成28年度宇城市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について △日程第9  報告第6号  平成28年度宇城市簡易水道事業特別会計予算繰越計算書の報告について △日程第10 報告第7号  平成28年度宇城市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について △日程第11 報告第8号  平成28年度宇城市民病院事業会計予算繰越計算書の報告について △日程第12 報告第9号  平成28年度宇城市土地開発公社の経営状況の報告について △日程第13 承認第2号  専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第2号) △日程第14 承認第3号  専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第3号) △日程第15 承認第4号  専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第4号) △日程第16 議案第37号 宇城市三角西港観光施設条例の一部を改正する条例の制定について △日程第17 議案第38号 宇城市急傾斜地の崩壊による災害防止工事分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について △日程第18 議案第39号 宇城市立郷土資料館条例及び宇城市コミュニティーセンター条例の一部を改正する条例の制定について △日程第19 議案第40号 平成29年度宇城市一般会計補正予算(第1号) △日程第20 議案第41号 平成29年度宇城市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) △日程第21 議案第42号 平成29年度宇城市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) △日程第22 議案第43号 平成29年度宇城市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) △日程第23 議案第44号 平成29年度宇城市水道事業会計補正予算(第1号) △日程第24 議案第45号 平成29年度宇城市下水道事業会計補正予算(第1号) △日程第25 同意第8号  農業委員会委員の任命について(坂本 一雄氏) △日程第26 同意第9号  農業委員会委員の任命について(川村 良行氏) △日程第27 同意第10号 農業委員会委員の任命について(前田 雄司氏) △日程第28 同意第11号 農業委員会委員の任命について(本﨑 弘氏) △日程第29 同意第12号 農業委員会委員の任命について(城尾 孝児氏) △日程第30 同意第13号 農業委員会委員の任命について(亀山 久氏) △日程第31 同意第14号 農業委員会委員の任命について(吉良 邦夫氏) △日程第32 同意第15号 農業委員会委員の任命について(河野 一氏) △日程第33 同意第16号 農業委員会委員の任命について(田口 昭也氏) △日程第34 同意第17号 農業委員会委員の任命について(中山 秀光氏) △日程第35 同意第18号 農業委員会委員の任命について(本郷 幸弘氏) △日程第36 同意第19号 農業委員会委員の任命について(植田 耕清氏) △日程第37 同意第20号 農業委員会委員の任命について(百家 美代子氏) △日程第38 諮問第1号  人権擁護委員候補者の推薦について(遠山 明美氏) ○議長(入江学君) 日程第6、報告第3号平成28年度宇城市一般会計継続費繰越計算書の報告についてから、日程第38、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について(遠山明美氏)までを一括議題とします。 市長から、一括して提案理由の説明を求めます。市長、守田憲史君。 ◎市長(守田憲史君) 今回は、平成29年第2回宇城市議会定例会で大変お世話になります。 提案理由の説明の前に、まずは全国市議会議長から、議員在職15年以上で表彰されました豊田紀代美議員永木伸一議員長谷誠一議員、以上3人の議員の皆さん、栄えある受賞、誠におめでとうございます。今後も宇城市発展のために引き続きお力添えを頂きますようお願いいたします。 また、全国市議会議長会の評議員を務められました入江議長には感謝状が届いているとのことです。これも併せて栄えある受賞、誠におめでとうございます。 それでは、提案理由を説明申し上げます。今回提出します議案は、まず各会計の繰越計算書に関する報告6件、宇城市土地開発公社の経営状況に関する報告1件、条例の一部改正に関する専決処分の承認3件、条例案件として宇城市西港観光施設条例の一部改正についてをはじめ3件、補正予算案件が6件、人事案件が14件、合わせて33議案をお願いするものでございます。 平成29年度一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ21億2,401万3千円を追加し、歳入歳出の予算総額を370億8,135万3千円とするものであります。今回の補正は、当初予算が骨格予算でありましたので、政策的事業や建設事業予算などの肉付けと合わせて熊本地震復興基金事業など、各種支援事業費を計上しています。 詳細につきましては、関係各部長が説明いたします。これらの案件につきまして、よろしく御審議の上、御承認いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(入江学君) 提案理由の説明が終わりました。 これから、議案ごとに詳細説明を求めます。まず、報告第3号平成28年度宇城市一般会計継続費繰越計算書の報告についてから、報告第5号平成28年度宇城市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についてまでの詳細説明を求めます。 ◎総務部長(本間健郎君) 報告第3号平成28年度宇城市一般会計継続費繰越計算書の報告について御説明いたします。議案集で8ページ、9ページになりますので、よろしくお願いいたします。 本報告は、昨年12月の定例会におきまして、平成28年度宇城市一般会計補正予算(第4号)で御承認いただきました黒崎内潟線戸馳大橋架替事業(上部工)の継続費につきまして、別紙のとおり調整を行いましたので、本定例会に報告するものでございます。 9ページに繰越計算書がございます。継続費の総額17億円、平成28年度継続費予算現額5,000万円、支出済額及び支出見込額が0円で、翌年度逓次繰越額を5,000万円、うち未収入特定財源を5,000万円としているということでございます。 続きまして、報告第4号平成28年度宇城市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告になります。議案集が10ページから16ページまでとなっております。 この報告につきましても昨年9月、12月の定例会、本年2月の定例会におきまして、平成28年度宇城市一般会計補正予算並びに専決等で御承認いただきました本庁舎耐震調査業務委託など、全55事業の繰越明許費につきまして、別添のとおり計算書を作成し、調整を行いましたので本定例会に報告するものでございます。16ページにトータルが書いてございますので、御覧いただきたいと思います。 翌年度繰越額を115億2,608万3,000円といたしております。うち、既収入特定財源933万4,000円、未収入特定財源100億1,212万6,000円、一般財源15億462万3,000円といたしております。 なお、計算書中0円となっている事業につきましては、平成28年度で事業が完了したということでございます。 次に、報告第5号平成28年度宇城市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についてでございます。議案集が17ページ、18ページということになっております。本報告は、平成27年度予算から平成28年度予算へ繰り越しておりました松橋中学校プール改築事業につきまして、震災復旧事業を優先した結果、平成28年度内での完了ができませんでしたので、事故繰越しとして別紙のとおり繰越計算書の調整を行いましたので、本定例会に報告するものでございます。18ページが計算書になっております。 支出負担行為額が1億2,920万2,560円、翌年度繰越額が6,570万2,560円、うち未収入特定財源が6,284万4,000円、一般財源が285万8,560円と調整しております。 ○議長(入江学君) 報告第3号から報告第5号までの詳細説明が終わりました。 次に、報告第6号平成28年度宇城市簡易水道事業特別会計予算繰越計算書の報告について及び報告第7号平成28年度宇城市下水道事業会計予算繰越計算書の報告についての詳細説明を求めます。 ◎土木部長(成田正博君) 報告第6号平成28年度宇城市簡易水道事業特別会計予算繰越計算書の報告について、詳細説明を申し上げます。 議案集の19ページをお願いいたします。簡易水道事業会計において予算を繰り越した場合は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 20ページをお願いいたします。平成28年度宇城市簡易水道事業特別会計予算繰越の内訳としまして、款2建設改良費、項1施設改良費で、工事費800万円でございます。繰越しの理由についてでございますが、適正工期の確保ができず、年度内の完了が見込めず繰越しを行ったものでございます。以上、報告第6号についての詳細説明を終わります。 続きまして、報告第7号平成28年度宇城市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について詳細説明を申し上げます。議案集の21ページをお願いいたします。下水道事業会計において、予算を繰り越した場合は地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものでございます。 それでは、22ページをお願いいたします。平成28年度宇城市下水道事業会計予算の翌年度繰越額は1億9,698万6,000円で、内訳としましては款1資本的支出、項1建設改良費、工事請負費1億3,585万4,000円、災害復旧の工事請負費6,113万2,000円でございます。 繰越しの理由でございますが地震による災害復旧工事を優先したこと、また、災害復旧工事においては入札不調による工事着手の遅れにより、年度内の施工完了が困難となったため予算の繰越しを行ったものです。以上、報告第7号についての詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 報告第6号及び報告第7号の詳細説明が終わりました。 次に、報告第8号平成28年度宇城市民病院事業会計予算繰越計算書の報告についての詳細説明を求めます。 ◎市民病院事務長(吉澤和弘君) 報告第8号平成28年度宇城市民病院事業会計予算繰越計算書の報告について、詳細説明を申し上げます。議案集の23ページになります。 先の下水道事業会計予算の繰越報告でありましたように、病院事業会計においても予算を繰り越した場合は地方公営企業法第26条第3項により、議会の報告を必要とするものです。 24ページをお願いします。その内容でありますが、款1資本的支出、項1建設改良費、事業名病院施設改良事業。繰越額です、翌年度の繰越額の欄になります、2,360万円となっております。その財源は企業債と当該年度損益勘定留保資金となっております。繰越しの理由でございますが、旧伝染病棟の解体整備工事の発注に当たりまして、請負業者を確保することが困難な情勢となり、年度内の事業完了が見込めないため翌年度へ繰り越すものであります。 以上で報告第8号についての詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 報告第8号の詳細説明が終わりました。 次に、報告第9号平成28年度宇城市土地開発公社の経営状況の報告についての詳細説明を求めます。 ◎企画部長(岩清水伸二君) 詳細説明の前に、まずおわびと資料の差替えのお願いをしたいと思います。報告第9号の資料といたしまして、「宇城市土地開発公社経営状況」という冊子を事前に配布させていただいておりましたけれども、内容に一部誤りがございましたので、本日お手元にお配りしたものと差替えさせていただきたいと思います。誠に申し訳ございませんでした。深くおわび申し上げます。 それでは改めまして、報告第9号平成28年度宇城市土地開発公社の経営状況の報告について詳細説明を申し上げます。議案集の25ページ、それから先ほど申しました差替え後の宇城市土地開発公社の経営状況の1ページをお開き願いたいと思います。 平成28年度の収入支出決算額につきましては、公有地取得等の事業を行っておりませんので事務的経費のみでございます。まず、収益的収入支出についてでございます。1ページに記載しましたとおり、収入は受取利息のみの1,297円で、支出は一般管理費の8万2,300円です。支出の主なものは、公租公課7万1,000円と、監査報酬の1万1,000円等でございます。 9ページをお願いしたいと思います。この収入支出の差額でございます当期純損失の8万1,003円につきましては、2の準備金で前期繰越準備金94万9,962円から補填しております。 次に、2ページに戻っていただきたいと思います。資本的収入支出についてでございます。平成28年度は事業を行っておりませんので、収入、支出ともに計上はございません。 3ページ以降は決算の明細書、損益計算書、貸借対照表、財産目録及びキャッシュフロー計算書、12ページからは附属明細票と15ページに決算監査を添付いたしております。 また、16ページからは平成29年度の事業計画を掲載しておりますが、現在のところ公有地取得等の事業計画はございませんので、事務的経費のみの計上になります。 以上で平成28年度宇城市土地開発公社の経営状況の報告についての詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 報告第9号の詳細説明が終わりました。 次に、承認第2号専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第2号)の詳細説明を求めます。 ◎総務部長(本間健郎君) 専決処分の報告及び承認を求めることについて御説明いたします。議案集が26、27ページ、資料集で3ページの案件になります。 内容につきましては、宇城市行政組織条例及び宇城市行政改革審議会条例の一部を改正する条例の制定についてということでございます。 平成29年4月1日から行政組織を見直すことに伴い、これまで経済部で行っていた観光に関する事務を企画部に移行し、企画部で行っていた企業誘致及び雇用対策に係る事務を経済部へ移行しました。 また、市長政策室を新たに設置することといたしました。このため、事務分掌について定めた宇城市行政組織条例及び市長政策室の前身である行政改革課の名称を引用している宇城市行政改革審議会条例を改正する必要がございましたが、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法の規定により専決処分を行いましたので、本定例会で報告し、承認を求めるものでございます。承認第2号の詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 承認第2号の詳細説明が終わりました。 次に、承認第3号専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第3号)及び承認第4号専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第4号)までの詳細説明を求めます。 ◎市民環境部長(松本秀幸君) 承認第3号専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第3号)宇城市税条例の一部改正についての詳細説明を申し上げます。 議案集は28ページから38ページ、説明資料は5ページから30ページになっておりますので、そちらのほう御覧いただきたいと思います。なお、議長のお許しを頂きまして、宇城市税条例の一部改正のポイントと題します資料を机上にお配りいたしておりますので、説明につきましてはこの税務課資料を基にさせていただきたいと思います。 本案は地方税法施行令の一部を改正する政令が本年3月31日に公布され、4月1日から施行されることとされました。これにより、宇城市税条例の一部を改正する必要が生じ、急を要しましたので、地方自治法第179条第1項の規定により、議会において議決すべき事件を3月31日付市長において専決処分しましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。 改正概要といたしましては、個人市民税は特定配当等及び特定株式等譲渡所得についての法律改正による規定の改正でございます。また、法人市民税は延滞期間の計算の基礎となる期間に係る規定の整備でございます。 次に、固定資産税は震災等に関連した負担軽減の特例措置導入に伴う規定の整備です。さらに軽自動車税は、グリーン化特例の延長に伴う規定の整備でございます。 それでは改正内容について御説明申し上げますが、改正が多岐にわたっておりますので、主なものについて御説明させていただきたいと思います。なお、税務課資料につきましては、一部改正等を行う税目ごとに議案集のページと説明資料のページを付記させていただいております。 それでは、税務課資料1ページを御覧いただきたいと思います。1番と2番は個人市民税の改正でございます。内容は特定配当等及び特定株式等譲渡所得について、所得税の確定申告後において住民税申告により総合課税や分離課税など、課税方式を決定できることを明確化したものでございます。 続きまして、3番と次の2ページの4番につきましては、法人市民税の改正です。内容は、延滞金の基礎となる期間が法律改正により規定されたため、改正を行うものでございます。 次に、5番から9番は固定資産税の改正です。まず、5番について御説明申し上げます。内容は震災等により滅失した償却資産に代わる償却資産を取得した場合の固定資産税の特例について規定したものでございます。 続きまして、6番です。内容は児童福祉法に規定する家庭的保育事業の認可を得たものが、直接事業のように供する家屋及び償却資産について、軽減割合を規定したものでございます。 次に、10番について御説明申し上げます。内容は個人市民税の所得割の非課税の範囲について、控除対象配偶者の定義の変更に伴う規定の整備で、施行期日は平成31年1月1日となっております。 次に11番です。内容は個人市民税において、肉用牛の売却による事業所得に係る課税の特例について、適用期限を3年間延長するものです。 4ページを御覧いただきたいと思います。13番は固定資産税のわが町特例の割合について規定を定めたものでございます。次の14番は、固定資産税について耐震改修が行われた認定長期優良住宅等の減額を受けようとするものが提出する申告書について規定するものでございます。 5ページの15番は、軽自動車税のグリーン化特例の軽減について適用期限2年間延長するものとなっております。以上で詳細説明を終わります。 続きまして、承認第4号専決処分の報告及び承認を求めることについて(専決第4号)宇城市国民健康保険税条例の一部改正についての説明を申し上げます。議案集は39ページ、40ページ、説明資料は31ページをお開きいただきたいと思います。 本案も地方税法施行令の一部を改正する政令が本年3月31日に公布されまして、4月1日から施行されたことを受けまして、急を要しましたので、議会において議決すべき事件を3月31日付市長において専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるものでございます。 改正概要といたしましては、低所得者に対する国民健康保険税の軽減措置の対象となる世帯の軽減判定所得について、経済動向等を踏まえ所定の見直しを行ったものでございます。 改正内容といたしましては、国民健康保険税の軽減措置拡大でございます。国民健康保険税の減額の基準について、5割減額及び2割減額の対象となる所得の算定において、被保険者の数に乗ずべき金額を引き上げるものでございます。 背景といたしましては、地方税法施行令第56条の89の一部改正となっております。具体的な内容は、5割軽減が26万5,000円から27万円に、2割軽減について48万円から49万円に改めるものでございます。 また、第26条の改正規定につきましては、熊本地震による平成29年度国民健康保険税減免について、被保険者からの減免申請書の提出を免除いたしまして、職権で減免措置を講じることができるように改めるものでございます。以上で詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 承認第3号及び承認第4号の詳細説明が終わりました。 ここでしばらく休憩します。             -------○-------               休憩 午前11時05分               再開 午前11時20分             -------○------- ○議長(入江学君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。 次に、議案第37号宇城市三角西港観光施設条例の一部を改正する条例の制定についての詳細説明を求めます。 ◎企画部長(岩清水伸二君) 議案第37号宇城市三角西港観光施設条例の一部を改正する条例の制定について、詳細説明を申し上げます。 議案集の41ページ、それから資料の32ページから33ページをお開き願いたいと思います。今回追加いたします旧宇土郡役所、通称九州海技学院とも呼ばれておりますけども、この旧宇土郡役所は平成27年7月に世界文化遺産の一資産として登録されました三角西港を構成する要素の一つであり、現在三角西港を案内する観光コースにも組み込まれるなど、多くの観光客が見学に訪れています。 一方で、旧宇土郡役所の庁舎及び門柱、それから石垣は国の登録有形文化財に指定されており、その歴史的・文化的価値を将来にわたって保全しながら観光資源としての活用も図っていくため、今後は施設の適切な維持、保存、管理が必要となってまいります。このため、旧宇土郡役所を三角西港の観光施設の一つとして位置付けまして、今後適正管理を行っていくため、宇城市三角西港観光施設条例の一部を改正する必要が生じましたので提案するものでございます。 以上で詳細説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(入江学君) 議案第37号の詳細説明が終わりました。 次に、議案第38号宇城市急傾斜地の崩壊による災害防止工事分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についての詳細説明を求めます。 ◎土木部長(成田正博君) 議案第38号宇城市急傾斜地の崩壊による災害防止工事分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について詳細説明を申し上げます。 議案集の43ページ、説明資料の34ページをお願いいたします。今回の改正は、県が施工する急傾斜地崩壊対策事業に係る受益者分担金の改正でございます。改正内容としましては、事業費の3分の2を県負担、残りの3分の1を市負担となっております。そのうち、受益者から徴収する分担金の額を市負担額の5分の1以内から100分の5以内へ受益者の負担軽減を図るために改正するものでございます。以上で詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 議案第38号の詳細説明が終わりました。 次に、議案第39号宇城市立郷土資料館条例及び宇城市コミュニティーセンター条例の一部を改正する条例の制定についての詳細説明を求めます。 ◎教育部長(緒方昭二君) 議案第39号宇城市立郷土資料館条例及び宇城市コミュニティーセンター条例の一部を改正する条例の制定につきまして、詳細説明を申し上げます。 議案集44ページをお願いたします。1階の小川郷土資料館と、2階の小川地区コミュニティーセンターは、昭和54年建設の株式会社肥後銀行店舗を平成12年に旧小川町が買収し、改装して平成13年に両機能を備えて開館をいたしました。その後、平成25年度に実施した耐震診断で耐震強度不足が指摘され、補強が必要と診断されました。 また、以前から建物の老朽化が進んでおり心配していましたが、追い打ちをかけるように平成28年熊本地震が発生、施設内外とも地震の大きな影響を受け、以後施設を閉館しております。以上の理由により、施設を解体し、収蔵資料を豊野郷土資料館に移管しまして、郷土資料の機能の移管を図ります。 また、コミュニティーセンターの機能はラポートの有効活用で対応することとします。このため、宇城市立郷土資料館条例及び宇城市コミュニティーセンター条例の一部を改正する必要が生じましたので提案するものでございます。 説明は新旧対照表で行います。議案等説明資料の35ページをお願いいたします。まず、右側の宇城市立郷土資料館条例現行欄、第2条の表中、2段目に記載しております名称の宇城市立小川郷土資料館及び位置を削除いたします。 次に、36ページをお願いいたします。右側の宇城市コミュニティーセンター条例現行欄、第2条の表中、2段目に記載しております名称の宇城市小川地区コミュニティーセンター及び位置を削除いたします。 また、別表(第1条)関係中、右側現行欄にあります小川地区コミュニティーセンターに関する全ての事項を削除いたします。なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。 以上で詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 議案第39号の詳細説明が終わりました。 次に、議案第40号平成29年度宇城市一般会計補正予算(第1号)の詳細説明を求めます。 ◎総務部長(本間健郎君) それでは、議案第40号平成29年度宇城市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 お手元に、宇城市各会計補正予算書というのが配られているかと思います。まず1ページをお願いいたします。1ページに予算の総額が記載してございます。第1条で歳入歳出予算の総額にそれぞれ21億2,401万3千円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ370億8,135万3千円といたしております。今回は肉付け予算ということになっておりますので、多額の補正になっております。 2ページをお願いいたします。主な歳入の費目につきましては、県補助金4億4,233万3千円、基金繰入金7億3,041万7千円、市債8億680万円等々でございます。 3ページが歳出になります。3ページ、4ページです。歳出の主な歳出費目では、総務管理費4億8,768万6千円、農業費2億2,483万8千円、道路橋りょう費2億3,552万2千円、小学校費2億9,822万2千円、中学校費2億7,937万2千円、文化費1億1,025万7千円等々でございます。 5ページをお願いいたします。第2表で債務負担行為の補正になります。今回、窓口業務委託ほか2件につきまして、紙面のとおり追加いたしております。 下段の6ページが第3表の地方債補正です。1追加で河川整備事業費ほか9件を追加いたしまして、2変更で農業生産基盤整備事業費ほか4件の起債限度額を紙面のとおり変更いたしております。 それでは、歳出の主なものとその特定財源について説明いたします。13ページからお願いいたします。款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費の右側、節2給料から節9旅費につきましては、内閣府の地方創生人材支援制度により、総務省より派遣いただく職員人件費等でございます。 節13委託料で、2,538万8千円を増額いたしております。業務改革モデルプロジェクト委託料1,620万円と窓口業務委託料780万9千円が主なものになっております。特定財源といたしまして、国庫委託金の業務改革モデルプロジェクト事業費委託金1,676万円を計上いたしております。 次に、下段の14ページでございます。目6企画費の中の節13委託料で1,500万円を増額しております。復興まちづくり計画策定業務委託料でございます。特定財源といたしまして、国庫補助金の社会資本整備総合交付金750万円を計上いたしております。 めくりまして15ページをお願いいたします。目9防犯対策費、節15工事請負費で4,110万円を増額しております。行政区管理防犯灯LED交換工事費3,920万円と、防犯カメラ設置工事費190万円でございます。 下段の16ページをお願いいたします。目19熊本地震復興基金事業費、節19負担金補助及び交付金で2億8,615万5千円を増額しております。被災宅地復旧支援事業補助金2億円などが主なものでございます。特定財源といたしまして、県補助金の熊本地震復興基金交付金2億6,918万4千円を計上いたしております。 17ページをお願いいたします。目20地方活性化関連経費、節13委託料で4,048万1千円を増額しております。集落人口ビジョン・集落版総合戦略作成支援業務委託料1,418万1千円、DMOマーケティング実証実験業務委託料1,200万円が主なものでございます。特定財源といたしまして、国庫補助金の地方創生推進交付金2,450万円を計上いたしております。 少しめくりまして、20ページをお願いいたします。款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費、節19負担金補助及び交付金で9,103万1千円を増額しております。公的病院等運営助成補助金でございます。次の款5農林水産業費、項1農業費、目5農業振興費、節19負担金補助及び交付金で4,881万9千円を増額しております。産地パワーアップ事業補助金2,745万3千円、攻めの園芸生産対策事業補助金1,291万6千円などになります。特定財源としまして、県補助金の産地パワーアップ事業費補助金2,745万3千円、攻めの園芸生産対策事業費補助金1,291万6千円等を計上しております。 めくりまして21ページをお願いいたします。目14農地用排水整備事業費、節15工事請負費で4,000万円を増額しております。用排水施設整備工事費になります。特定財源といたしまして、県補助金の農業基盤整備促進事業費補助金390万円と、農業農村整備推進交付金112万5千円、それと地方債で農林水産業債3,030万円、その他で農林水産業費分担金730万円を計上しているところでございます。目15ほ場整備事業費、節19負担金補助及び交付金で、1億1,100万円を増額しています。ほ場整備事業償還金補助金になります。特定財源といたしまして、県補助金の農業経営高度化支援事業費補助金8,325万円を計上しております。 下段の22ページをお願いいたします。款6商工費、項1商工費、目4観光費、節13委託料で、3,604万4千円を増額いたしております。 めくっていただきまして、委託料がつらつら書いてございます。委託料の主なものにつきましては、測量設計業務委託料2,000万円で、金桁鉱泉施設測量設計業務になります。節15工事請負費で、1,750万円を増額しております。農林水産物直売交流施設、宇城彩館ですけども、それの増築工事費になります。特定財源といたしまして、商工債2,000万円、農林水産物直売交流施設整備基金繰入金2,100万円などを計上しております。 下段の24ページをお願いいたします。款7土木費、項2道路橋りょう費、目2道路維持費、節15工事請負費で1億1,620万円を増額しております。道路維持工事費などでございます。 26ページをお願いいたします。目3河川改良費、節13委託料で6,100万円を増額しております。洪水対策解析調査業務委託料が主なものでございます。 また、28ページをお願いいたします。款9教育費、項2小学校費、目1学校管理費、節13委託料で2億216万2千円を増額しております。主なものにつきましては、不知火小学校基本設計業務委託料5,000万円、不知火小学校建設実施設計と不知火小、豊福小の空調実施設計費といたしまして、測量設計業務委託料1億4,000万円、それと不知火小の地質調査業務委託料1,500万円などでございます。 また、節15工事請負費で8,775万円を増額しております。不知火小学校、豊福小学校、空調設備設置工事費8,000万円が主なものでございます。特定財源といたしまして、教育債2億2,430万円を計上いたしております。目2教育振興費、節18備品購入費で831万円を増額しております。電子黒板等の購入費になります。 29ページをお願いいたします。款9教育費、項3中学校費、目1学校管理費、節13委託料で1億6,269万2千円を増額しております。主なものにつきましては、松橋中学校基本設計業務委託料3,300万円、それと松橋中学校建設実施設計合わせて松橋中、小川中の空調実施設計といたしまして、測量設計業務委託料1億1,500万円、松橋中学校地質調査業務委託料1,500万円が主なものになっております。それと節15工事請負費で1億1,000万円を増額しております。松橋中、小川中、空調設備設置工事費でございます。特定財源といたしまして、教育債2億2,920万円を計上いたしております。目2教育振興費、節18備品購入費で668万円を増額しております。電子黒板等の購入費になります。 30ページをお願いいたします。項6文化費、目2文化財保護費、節15工事請負費で2,100万円を増額しております。旧宇土郡役所耐震改修工事費になります。特定財源といたしまして、教育債1,900万円を計上いたしております。 少し飛びまして33ページをお願いいたします。下の方の表になりますが、項8学校給食費、目5給食センター建設費、節15工事請負費で4,860万円を増額いたしております。給食センター上下水道整備工事費になります。特定財源といたしまして、教育債4,610万円を計上いたしております。 34ページをお願いいたします。款10災害復旧費、項2公共土木施設災害復旧費、目3公園施設災害復旧費、節13委託料で1,100万円、それと節15工事請負費を3,500万円増額いたしております。誉ヶ丘公園災害復旧費になります。特定財源といたしまして、災害復旧債4,600万円を計上いたしております。   以上で歳出予算の説明を終わります。 続いて、歳入予算の説明を行います。特定財源につきましては、歳出予算の中で一部説明しましたので、一般財源の主なものをちょっと説明させていただきたいと思います。 戻りまして9ページをお願いします。款10地方交付税で7,282万5千円を増額しております。公的病院等運営費補助金の80%を特別交付税のルール分として計上しているというところでございます。 11ページをお願いいたします。11ページ中ほどの款18繰入金、項2基金繰入金、目1財政調整基金繰入金で財源調整のため、7億941万7千円の増額をいたしまして、補正後の財政調整基金繰入額の総額を13億1,968万6千円といたしております。 以上で、平成29年度宇城市一般会計補正予算(第1号)の詳細説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(入江学君) 議案第40号の詳細説明が終わりました。 次に、議案第41号平成29年度宇城市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第42号平成29年度宇城市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の詳細説明を求めます。 ◎市民環境部長(松本秀幸君) それでは、議案第41号国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 補正予算書の101ページをお開きください。今回の補正は、第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ598万6千円を追加いたしまして、それぞれ99億4,618万7千円とするものでございます。 まず、歳入を御説明いたしますので106ページをお開きください。款3国庫支出金、目1財政調整交付金、節2特別調整交付金598万6千円につきましては、国民健康保険直営診療施設整備に係るもので、宇城市民病院において購入予定のX線テレビシステム及び電子内視鏡2,200万円に対する交付金でございます。 次に、歳出を説明いたしますので、次のページを御覧ください。款3後期高齢者支援金等206万円の減額につきましては、確定通知に基づきます確定額の一部を財源調整として減額補正するものでございます。款4前期高齢者納付金等206万円は、社会保険診療報酬支払基金からの確定通知に基づき増額するものでございます。款11諸支出金、目2直営診療施設勘定繰出金598万6千円は、ただいま歳入で御説明いたしました交付金分を市民病院事業会計に繰り出すものでございます。以上で議案第41号の説明を終わります。 続きまして、議案第42号平成29年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。補正予算書の201ページをお開きいただきたいと思います。今回の補正は、第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ84万8千円を追加いたしまして、それぞれ7億2,772万5千円とするものです。 まず、歳出から説明いたしますので207ページをお開きください。昨年12月末に厚生労働省から、後期高齢者医療制度で保険料徴収システムの設定に不備があり、平成20年度の発足当初から、全国的に保険料軽減判定におけるシステム誤りで保険料を過大または過小に徴収していたとの発表がございました。対象となるのは、世帯主または本人が自営業か不動産所得があるなどとして、青色申告をしている加入者の一部の方で、保険料の均等割部分の軽減判定が誤って行われていたものです。 宇城市では還付対象が33件28人、納付対象が5件5人となっております。予算書の款2後期高齢者医療広域連合納付金は、過小に徴収していた5件5人分の保険料8万2千円でございます。款4諸支出金の保険料還付金68万3千円、還付加算金8万3千円は平成20年度以降、本来の額より過大に徴収していた33件、28人の方々に返還するものでございます。 次に、歳入を説明しますので、206ページにお戻りいただきたいと思います。款1後期高齢者医療保険料8万2千円は、ただいま御説明したとおり、過小に徴収していた方々からの保険料でございます。なお、法律で2年分しか遡れない規定がございますので、平成27年度以降に不足した分の保険料を納付していただくものでございます。款6諸収入は、還付金還付加算金分を後期高齢者広域連合から受け入れるものでございます。 以上で議案第42号の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(入江学君) 議案第41号及び議案第42号の詳細説明が終わりました。 次に、議案第43号平成29年度宇城市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)から議案第45号平成29年度宇城市下水道事業会計補正予算(第1号)までの詳細説明を求めます。 ◎土木部長(成田正博君) まず、議案第43号平成29年度宇城市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について詳細説明を申し上げます。 補正予算書の301ページをお願いいたします。第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ919万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億2,229万1千円とするものです。 次に、304ページをお願いいたします。第2条地方債の補正になります。既決額590万円に、補正予定額750万円を増額し、限度額を1,340万円に設定、その他につきましては記載のとおりでございます。 続きまして、歳入を御説明申し上げます。307ページをお願いいたします。款5繰入金、項1繰入金、目1繰入金、節1一般会計繰入金として169万3千円を財政安定化支援基準外繰入金として計上しております。また、款8市債、項1市債、目1簡易水道事業債、節1簡易水道事業債として750万円を増額しております。 次に、308ページの歳出について御説明申し上げます。款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費、節1報酬に非常勤職員の報酬としまして117万4千円を計上しております。同じく節9旅費に非常勤職員の通勤費用として1万9千円を計上しております。 また、款2建設改良費、項1施設改良費、目1施設改良費、節13委託料に800万円を計上しております。内訳としまして、送配水管予備調査業務委託料50万円、測量設計業務委託料に750万円を計上しております。以上で議案第43号の説明を終わります。 続きまして、議案第44号平成29年度宇城市水道事業会計補正予算(第1号)について詳細説明を申し上げます。補正予算書の401ページをお願いいたします。第2条平成29年度宇城市水道事業会計予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を記載のとおり補正するものでございます。 収入の第1款水道事業収益の既決予定額に補正予定額1,150万円を増額し、収入予算総額を11億1,676万8千円とするものです。 支出の第1款、水道事業費用の既決予定額に補正予定額1,150万円を増額し、支出予算総額を10億8,941万8千円としております。 まず、収入から御説明申し上げます。404ページをお願いいたします。款1水道事業収益、項1営業収益、目2受託工事収益、節1受託工事収益に1,150万円を計上しております。これは、国道266号の道路改築事業に伴います配水管布設替工事の増額分として受託工事収益となります。よって、収益的収入の補正予定額1,150万円を増額し、11億1,676万8千円としております。 次に、405ページをお願いいたします。収益的支出の御説明を申し上げます。款1水道事業費用、項1営業費用、目3受託工事費、節18委託料に国道266号道路改築事業に伴います配水管付替工事の測量設計業務委託料として50万円を計上しております。 同じく節25工事請負費に、1,100万円の計上分でございますが、国道266号道路改築事業に伴います配水管支障移転工事の増額分となっております。これは、県工事への予算配分の増額に伴うものでございます。以上で議案第44号の詳細説明を終わります。 続きまして、議案第45号平成29年度宇城市下水道事業会計補正予算(第1号)について詳細説明を申し上げます。補正予算書の501ページをお願いいたします。 第2条は資本的収入及び支出についてです。収入の第1款、資本的収入の既決予定額に補正予定額1,610万円を増額し、収入予算総額を4億1,081万4千円とするものでございます。 支出の第1款、資本的支出の既決予定額に補正予定額1,700万円を増額し、支出予算総額を8億4,345万1千円としております。 502ページをお願いいたします。第3条は企業債の限度額の補正でございます。既決限度額1億8,470万円に補正予定額1,610万円を増額しまして、限度額を2億80万円とするものでございます。 続きまして、505ページの資本的収入の御説明を申し上げます。款1資本的収入、項1企業債、目1建設改良企業債、節1建設改良企業債に1,610万円を計上しております。これは、公共下水道の単独の管きょ工事費と設計委託費分となります。 続きまして、506ページをお願いいたします。資本的支出の説明を申し上げます。款1資本的支出、項1建設改良費、目1施設建設費、節26委託料に200万円を計上しております。これは松橋町曲野長谷川仮設団地のみんなの家建設に伴います下水道管布設工事の設計業務委託料でございます。 同じく節29工事請負費1,500万円は、今申しました曲野長谷川仮設団地みんなの家建設に伴います公共下水道管布設工事費としております。以上で詳細説明を終わります。 ○議長(入江学君) 議案第43号から議案第45号までの詳細説明が終わりました。 次に、同意第8号農業委員会委員の任命について(坂本一雄氏)から諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について(遠山明美氏)までの詳細説明を求めます。 ◎総務部長(本間健郎君) 議案集は45ページから57ページが農業委員の選任の案件です。資料集が37ページから49ページということで、各々履歴書がついております。 それでは、同意第8号から同意第20号の農業委員会委員の選任について詳細説明を申し上げます。現委員が平成29年7月19日をもって任期満了になりますので、今回任期満了に伴う選任同意をお願いするものでございます。 委員の任命につきましては、これまで選挙による委員と、市町村長の選任による委員とがありましたが、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、議会の同意を要件とする市町村長の任命による委員のみとなったことから、今回提案するものでございます。 45ページから順番に坂本一雄氏、川村良行氏、前田雄司氏、本﨑弘氏、城尾孝児氏、亀山久氏、吉良邦夫氏、河野一氏、田口昭也氏、中山秀光氏、本郷幸弘氏、植田耕清氏、百家美代子氏の13人でございます。いずれも農業に関する識見を有され、農業委員会が所掌する事項に関し、その職務を適切に行うことができる方であり、経験・熱意においても優れた方でございます。農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定によりまして、選任同意について御提案申し上げる次第でございます。以上で農業委員会の選任同意についての説明を終わります。 次に、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。議案集の58ページ、説明資料では50ページになります。現委員であります小川町の遠山明美氏が平成29年9月30日付で任期満了となりますので、再推薦をいたしたく、議会の意見を聞く必要がございますので提案するものでございます。 遠山明美氏につきましては、人格・識見とも優れ、人権擁護委員にふさわしい方でございます。 以上で詳細説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(入江学君) 同意第8号から諮問第1号までの詳細説明が終わりました。 以上で、本日の日程は全部終了しました。本日は、これで散会します。             -------○-------               散会 午後0時03分...