玉名市議会 > 2018-12-13 >
平成30年第 5回定例会-12月13日-04号

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  1. 玉名市議会 2018-12-13
    平成30年第 5回定例会-12月13日-04号


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    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年第 5回定例会-12月13日-04号平成30年第 5回定例会         平成30年第5回玉名市議会定例会会議録(第4号)  議事日程(第4号)                平成30年12月13日(木曜日)午前10時00分開議         開 議 宣 告 日程第1 一般質問     1 10番 徳村 登志郎 議員(無会派:公明党)     2 18番 前田 正治 議員(無会派:日本共産党)     3 12番 西川 裕文 議員(新生クラブ)     4  4番 一瀬 重隆 議員(自友クラブ)     5 15番 江田 計司 議員(無会派) 日程第2 議案及び陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件         開 議 宣 告 日程第1 一般質問  1 10番 徳村 登志郎 議員(無会派:公明党)       1 自然環境を守るレジ袋削減の取り組みについて
            (1)レジ袋削減の取り組みにおける事業者との協定締結はできないか         (2)レジ袋無料配布中止に向けた取り組みについて       2 観光における危機管理の充実について         (1)「地域防災計画」に、観光旅行者に対する避難場所・避難経路などの計画が定められているか         (2)「地域防災計画」に、外国人観光客への情報伝達に関する事項が整備されているか          ア 災害情報の多言語化(多言語標識、通訳ボランティアの整備など)について          イ 外国人観光客に対する避難所の運営について         (3)災害時におけるホテル協会や旅館組合との協定はできているか         (4)観光関連施設の耐震化はどのようになっているか       3 市役所の業務効率化に向けたRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、パソコン自動処理)導入について         (1)RPA導入のメリットとして、市職員の働き方改革及び市民サービスの向上につながると考えるが、市の考えはいかがか       4 不育症の周知や患者支援の推進について         (1)不育症について、本市ではどのような認識を持っているのか         (2)気軽に相談できる窓口体制の充実が必要であると考えるが、相談窓口と周知啓発をどのようにすればよいか、考えを問う         (3)患者支援として経済的負担軽減を図り、治療を受けやすくする不育症の治療費助成制度についての考えを問う       5 夜間中学の設置促進について         (1)もう一度学びたいと希望する場合の教育を受ける機会の確保について         (2)本市には現在、不登校の中学生は何人存在するのか。また、本市において、中学3年生の不登校生徒のうち指導要録上出席とされ、そのまま卒業した(過去10年間)人数は何人か問う       6 児童生徒の荷物を軽くする「置き勉」について         (1)文部科学省の通知を受けて、本市の小中学校の対応について  2 18番 前田 正治 議員(無会派:日本共産党)       1 市政運営について         (1)合併算定替の特例が減少する中で、平成31年度の財政運営及び予算における重要点などの説明を求める         (2)人事異動についての方針を聞く       2 岱明町公民館建設について         (1)今議会に提案してある岱明文化センター(仮称)建設工事の基本設計及び実施設計の予算案についての説明を求める       3 危険ブロック塀について         (1)玉名市内におけるブロック塀の危険箇所の把握と対策について         (2)危険ブロック塀の除去や改修について、工事費補助制度の創設などで危険箇所の対策を急ぐ必要があると思うが、見解を聞く       4 寡婦(夫)控除のみなし適用について         (1)保育料における、未婚のひとり親に係る寡婦(夫)控除のみなし適用について、どのような対応をしているか         (2)未婚のひとり親の負担を軽減するために、寡婦(夫)控除のみなし適用を運用できる施策はないか  3 12番 西川 裕文 議員(新生クラブ)       1 玉名市総合防災訓練の内容について       2 玉名市公式観光案内サイト「タマてバコ」の充実した活用について       3 玉名大俵まつりと玉名市産業祭について  4  4番 一瀬 重隆 議員(自友クラブ)       1 地域防災について         (1)消防団員が減少する中で、その確保の方策について         (2)消防団が保有する装備品・ポンプ車の配備について         (3)共助のかなめである自主防災組織と消防団の連携について  5 15番 江田 計司 議員(無会派)       1 藏原市長の10年ビジョンのまちづくりについて         (1)市長就任後、1年が経過して         (2)高齢化社会への対応について       2 新玉名駅前の植栽について 日程第2 市長提出追加議案上程      (議第144号)  議第144号 工事請負契約の締結について 日程第3 提案理由の説明 日程第4 報告(4件)  報告第14号 専決処分の報告について   専決第13号  報告第15号 専決処分の報告について   専決第14号  報告第16号 専決処分の報告について   専決第15号  報告第17号 専決処分の報告について   専決第16号 日程第5 議案及び陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(20名)    1番  坂 本 公 司 君        2番  吉 田 真樹子 さん    3番  吉 田 憲 司 君        4番  一 瀬 重 隆 君    5番  赤 松 英 康 君        6番  古 奥 俊 男 君    7番  北 本 将 幸 君        8番  多田隈 啓 二 君    9番  松 本 憲 二 君       10番  徳 村 登志郎 君   12番  西 川 裕 文 君       13番  嶋 村   徹 君   14番  内 田 靖 信 君       15番  江 田 計 司 君   16番  近 松 惠美子 さん      18番  前 田 正 治 君   19番  作 本 幸 男 君       20番  森 川 和 博 君   21番  中 尾 嘉 男 君       22番  田 畑 久 吉 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 欠  員(2名)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     堀 内 政 信 君    事務局次長    荒 木   勇 君  次長補佐     松 野 和 博 君    書記       松 尾 和 俊 君  書記       古 閑 俊 彦 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       藏 原 隆 浩 君    副市長      村 上 隆 之 君  総務部長     西 山 俊 信 君    企画経営部長   水 本 明 子 さん  市民生活部長   村 崎 信 介 君    健康福祉部長   松 野 信 生 君  産業経済部長   松 本 忠 光 君    建設部長     前 田 愼一郎 君  企業局長     松 本 優 一 君    教育長      池 田 誠 一 君  教育部長     戸 嵜 孝 司 君    監査委員     元 田 充 洋 君  会計管理者    竹 村 昌 記 君                             午前10時02分 開議        ************************* ○議長(中尾嘉男君) ただいまから、本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 一般質問 ○議長(中尾嘉男君) 日程第1、「一般質問」を行ないます。質問は、通告の順序によって許すことにいたします。  10番 徳村登志郎君。   [10番 徳村登志郎君 登壇] ◆10番(徳村登志郎君) 皆さん、おはようございます。10番、公明党の徳村登志郎でございます。  それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。  自然環境を守るレジ袋削減の取り組みについてお尋ねいたします。現在、海のプラスチックごみの対策が世界各国で活発に進められております。欧州ではすでにイタリアが環境中で分解しやすい生分解性以外のレジ袋を2011年に禁止しています。英国はプラスチックストローなどの販売も禁止する見通しです。米国でも州単位で規制が進んでおります。このような中、日本でも対策の加速が求められております。先月28日、国内におけるプラスチックごみの排出抑制を加速するため、公明党の海ごみ対策推進委員会は、原田環境相に政府が海洋プラスチックごみの拡大防止などに向けて策定するプラスチック資源循環戦略に向けた提言を申し入れました。提言では2030年までに使い捨てプラスチック排出量の25%削減やレジ袋の有料化義務づけが主張されており、分解可能で環境に優しいバイオマスプラスチックの普及や洗顔料などに含まれるマイクロビーズの削減なども要請されています。原田環境相は使い捨てプラスチックが海に流れ、生態系を害している。具体的に目標を決めて取り組むと述べました。本市におきましても自然環境を守る観点からレジ袋削減に取り組むべきだと考えます。
     そこで2点伺います。1つ、レジ袋削減取り組みにおける事業者との協定締結はできないか。2、レジ袋無料配布中止に向けた取り組みについて。  以上、答弁お願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市民生活部長 村崎信介君。   [市民生活部長 村崎信介君 登壇] ◎市民生活部長(村崎信介君) おはようございます。  徳村議員のレジ袋削減の取り組みにおける事業者との協定締結はできないかの御質問についてお答えいたします。  まず、県内の市町村におきましては、環境に配慮したライフスタイルに転換し、ごみの減量化や地球温暖化を防止するために住民団体、事業者、関係団体及び自治体などがレジ袋の無料配布の中止やマイバッグ持参等に関する協定を結び、レジ袋削減に向けた取り組みが進められております。県内14市の協定締結の状況は、熊本市、山鹿市、合志市、宇土市、宇城市、水俣市、上天草市、天草市、人吉市、阿蘇市の10市で協定が締結をされており、締結されていない市は、荒尾市、玉名市、菊池市、八代市の4市となっております。プラスチックごみの海洋汚染の問題が深刻化しており、政府は2020年度以降にはすべてのスーパーや小売店に対してレジ袋の有料化に向けた方針を示されていることから、本市におきましても市内の環境団体や商工団体及び市内に店舗をもつスーパーや小売店の事業者と連携し、それぞれの役割や取り組みができないかを協議して協定の締結に向けて働きかけてまいります。  次に、レジ袋の無料配布中止に向けた取り組みについての御質問にお答えをいたします。本市では、レジ袋削減に向けた取り組みとして、平成19年度に市内の環境団体であります玉名マイバッグ推進連絡協議会と連携して広報誌にて利用モニターを募集して市章入りのマイバッグ300個を配布しての意向調査やマイバッグに関する標語コンクールマイバッグ強化月間環境フォーラムを開催するなど、マイバッグの普及啓発によりレジ袋の削減に努めてきたところです。また、あわせて玉名マイバッグ推進連絡協議会では、スーパーや小売店を訪問して店頭でのマイバッグ持参の啓発活動やレジ袋の無料配布中止に向けた事業者への働きかけを行なってまいりましたが、当時は万引きが増加するとの懸念や競合店との兼ね合いもあり、事業者の協力が得られない状況でありました。それ以降、市内の一部の大型店舗におきましてマイバッグ等の持参者へのポイント付与による還元など、自主的な取り組みが行なわれている状況であります。今年2月に玉名地球温暖化対策地域協議会 環境応援団「エコの環たまな」からの要望もあっており、プラスチックごみの削減と地球温暖化防止を推進するためにレジ袋無料配布の中止に向けた取り組み状況等について、県や他市の情報収集を行なっているところです。  本市といたしましても2020年以降のレジ袋有料化に向けた国の動向を注視しながら、商工団体及び市内に店舗をもつスーパーや小売店の有料化に向けた意向や影響などを把握し、レジ袋の無料配布の中止に向けた検討をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございました。  1の事業者との協定締結は、具体的に協定締結を働きかけていただけるという答弁で、積極的に進めていただきたいなというふうに感じました。  このとおり行政がマイバッグの持参等によるレジ袋の削減について消費者の理解と協力が得られるように、これからも啓発や周知に努めていただきたいと思います。  事業者のレジ袋削減の取り組みも、これも積極的に支援していただきたいと要望いたします。  それと2番のレジ袋無料配布中止に向けた取り組みについては、レジ袋削減のためには、実際、無料配布を中止にした有料化のほうが、これが一番効果が出ているというデータもございます。マイバッグの推進とかもちろんなさってるとは思いますけど、なかなかこれが効果が出にくいと。やはり有料化に向けた流れをつくるというのが一番効果的だということを出ているようです。こういう形でレジ袋の削減も市民のほうに呼びかけることはもちろん、事業者が実施するレジ袋削減、レジ袋無料配布中止に向けた取り組みを推進することが重要だと考えております。  その上で、レジ袋削減の効果の検証やそれと情報交換など、市内全域での取り組み、拡大も必要だと考えております。この点におきましては、熊本市では実施されておりますけど、学識経験者それと事業者と、それと市民団体あと行政からなどレジ袋削減推進協議会というものをつくられてるみたいです。そのようなものをぜひとも設置していただいて、このレジ袋削減に向けた取り組みを今後とも推進していただきたいと要望してこの質問は終わりたいと思います。   [10番 徳村登志郎君 登壇] ◆10番(徳村登志郎君) 次に、観光における危機管理の充実についてお尋ねいたします。  国内に多くの観光地を有する我が国にとって、観光業は主要産業となっています。また、政府は東京五輪、パラリンピックが開かれる2020年までに年間の外国人観光客を4,000万人までふやすことを目標とし、観光立国の実現を目指しています。こうした中にあって9月には台風21号の上陸や北海道胆振東部地震で大きな被害が発生し、関西空港や千歳空港が一時封鎖され札幌市内のホテルではブラックアウトによる停電等で観光客に大きな影響が出ました。とりわけ外国人観光客にとっては多言語での災害、交通、避難情報が十分でないなど、災害時の対応に大きな課題を残しました。災害の多い我が国において観光の危機管理は重要で、各自治体における外国人観光客を含む観光客に対する防災や災害時の支援体制などを確認したいと思います。  1つ、「地域防災計画」に、観光旅行者に対する避難場所・避難経路などの計画が定められているか。2、「地域防災計画」に、外国人観光客への情報伝達に関する事項が整備されているか。ア、防災情報の多言語化、多言語標識、通訳ボランティアの整備など。イ、外国人観光客に対する避難場所の運営について。  以上、答弁をお願いします。あとは質問席よりさせていただきます。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) おはようございます。  徳村議員御質問の「地域防災計画」に、観光旅行者に対する避難場所・避難経路などの計画が定められているかについてお答えをいたします。  来年1月6日より放送開始となりますNHK大河ドラマ「いだてん」のドラマ館オープンとあわせまして、本市といたしましても多くの観光旅行者の呼び込みに全力を挙げて取り組んでいるところでございます。そのような中、現在玉名市では、玉名市地域防災計画の全面改定を行なっておりまして、玉名市民はもとより観光旅行者も安心して滞在いただけるよう、防災、減災対策の充実強化を図っているところでございます。  議員御質問の観光旅行者に対する避難場所、避難経路の計画につきましては、現行の玉名市地域防災計画には記載がございません。しかしながら、先ほど申しあげましたとおり、玉名市地域防災計画の全面改定を行なっているところでございまして、公共交通機関などが停止した場合に自力で帰宅できない帰宅困難者への対応について、内閣府が定めております大規模地震発生に伴う帰宅困難者対策ガイドラインなどを参考としながら、観光旅行者も含めた形で、地域防災計画の中に避難場所、避難経路について盛り込み、観光における非管理体制の充実医に努めてまいりたいと考えているところでございます。  続きまして、御質問の災害情報の多言語化についてお答えをいたします。  災害情報の多言語化につきましては、先ほどの避難場所、経路と同様に、現行の玉名市地域防災計画には記載がございません。しかしながら、先ほど申しあげましたとおり玉名市地域防災計画の全面改定中でございますので、災害情報の多言語化につきましても計画にしっかりと盛り込んでいく方向で検討を進めてまいります。また、多言語標識、通訳ボランティアの整備につきましては、国土交通省の外国人旅行者向けアプリでございます「Safety tips(セーフティー チップス)」や他言語翻訳スピーカーなどを活用しながら、今後検討を図ってまいりたいと考えております。  次に、御質問の外国人観光客に対する避難所の運営についてお答えをいたします。  外国人観光客に対する避難所の運営につきましても、先ほどの災害情報の多言語化と同様、現行の玉名市地域防災計画には記載がございません。こちらのほうも現行、現在進めております玉名市地域防災計画の全面改定とあわせ、避難所運営マニュアルといたしまして策定予定でございますので、外国人観光客を含め、要配慮者の対策について盛り込んでまいりたいと考えているところでございます。また、今後通訳ボランティアなどの人材の確保についても検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございます。  地域防災計画は防災にかかる事務や業務を定めたものですが、現段階では外国人旅行社への対策という直接的な項目出しを行ない、その内容を記載するに至っていないところも少なくありません。答弁によれば、本市でも例外ではないようです。地域防災計画各種マニュアル等への具体的な反映方法としては、例えば、要配慮者対策における外国人への対策の一環として、外国人旅行者を位置づけ具体的対策を検討すること。あるいは帰宅困難者対策や観光客対策という区分においては、外国人旅行者を含めた形で対策の十分性をチェックするなどしていただければと考えます。地域防災計画の構成は、自治体によってさまざまですが、重要なことは、この計画から訪日外国人旅行者の安全確保という視点が抜けないことであると考えております。ぜひともこの視点をもった地域防災計画を構成していただきたいと要望します。  次に、3番、災害時におけるホテル協会や旅館組合との協定はできているのか。4、観光関連施設の耐震化はどのようになっているのかの答弁をお願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) おはようございます。  災害時におけるホテル協会や旅館組合との協定はできているかについてお答えいたします。  まず、災害救助法により適用基準を満たす場合には、県知事が救助を行ない、市長がこれを補助することと定められており、必要があると認められる場合は、旅館等の施設を管理し、避難所として設置することが可能となっております。また、民間企業等とは災害時支援協定を結んでおり、避難所設置については今年10月に市内公立、私立の高等学校5校と、災害発生時における学校施設の避難所等利用に関する基本協定を締結しております。なお、本市には、玉名温泉観光旅館協同組合がございますが、現在のところ市との災害協定等は結んでおりません。しかしながら、いつ発生するかわからない災害等に迅速に対応できるよう、今後協定締結に向けて努力していきたいと考えております。  次に、観光関連施設の耐震化はどのようになっているかについてですが、公の観光関連施設である大衆浴場「玉の湯」、観光ほっとプラザたまララふるさとセンターY・BOX、横島農産加工研修センター、草枕温泉てんすい、草枕山荘、花の館については、すべて昭和56年以降に新耐震基準で建築されており、地震に対する安全性を満たした建築物であり、熊本地震による大きな被害はございませんでした。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございます。  答弁で玉名市の観光施設関しては、昭和56年以降の建築で地震の心配はないという答弁で、その辺も安心いたしました。  ここで国土交通省官公庁は具体的な支援方策を示しております。地震、防災では、自助としては、まず外国人旅行者には自らの災害に備えてもらう、啓発や周知を行なう。共助としては、地域住民には、自治会や自主防災組織等に働きかけ、外国人旅行者も含む避難支援体制の構築。それと公序として、これは自治体に近隣自治体の関係機関と連携し、災害時の支援体制についてあらかじめ協議する。また、国際交流団体及びNGO等の関係団体との災害発生時の協力体制をあらかじめ構築する協議会の設置や連絡網の整備等です。そして関係機関等とも共に外国人旅行者を複目の対応を含め、通訳ボランティアなどの人材情報の共有化や人材の相互派遣ができる体制をあらかじめ構築する。マスコミ及び情報提供機関等と連携し、被害情報の把握や応急対策に関する情報提供が行なえるよう連絡体制についてあらかじめ構築する。宿泊施設事業者等と協議し、災害時の外国人旅行者受け入れ体制をあらかじめ構築する。施設管理者等と連携し、災害時の支援体制についてあらかじめ協議する。医療関係機関と協力し、多言語化による診療体制をあらかじめ構築する。外国人支援機関、大使館、領事館等の連絡先や災害時外国人支援ツール等の情報をあらかじめ収集整備しておく。平時に在住外国人向けの支援の枠組みを効果的に活用した支援体制をあらかじめ構築する。  このように具体的に支援方策が挙げられております。私も先ほど答弁であったとおりに、まずはできることから玉名温泉観光旅行協同組合との防災協定を結ばれることは、大変有益なことだと思っておりますので、ぜひとも進められるように要望したいと思います。  来年は本市名誉指名の金栗四三氏が主人公の大河ドラマ「いだてん」の放送も開始されます。皆さんも御存じのとおり。これはやっぱり広く海外にも玉名市を発信しうるチャンスととらえています。これからも多くの外国人旅行客に訪れていただいて、安心な安全な玉名市を感じていただければと思います。そのように望みまして、この質問は以上で終わりたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。   [10番 徳村登志郎君 登壇] ◆10番(徳村登志郎君) 市役所の業務効率化に向けたRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、パソコン自動処理)導入についてお尋ねします。  総務省によるRPAは、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を人間に代替して実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用した業務を代行するツールになりつつあるとあります。人間の補完として業務を遂行することから、仮想知的労働者として2025年までに事務的業務の3分の1の仕事がRPAに置き換わるインパクトがあるともいわれています。RPAの導入と運用は、働き方改革につながる業務改善、開拓の目標や方向性を明確にし、本市にあるツール選択とマネジメント方法に配慮して進めることが重要と思います。実装による自動化に伴う変化を見極め、現場部門とのシステム関連部門が連携し運用局面ごとのルール策定や運用可能な業務領域の拡大などを検討するなど、継続的にPDCAサイクルを回しながら活用していく姿勢が望まれます。  そこでお伺いいたします。RPA導入のメリットとして、市職員の働き方改革及び市民サービスの向上につながると考えるが、市の考えはいかがか答弁をお願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 徳村議員のRPA導入に関する御質問にお答えいたします。  地方自治体の業務は、社会情勢の変化に伴う多種多様化や権限委譲などによって事務が増加しており労力不足の解消や時間外勤務手当等人件費の削減が課題となっております。このような状況の中、RPAは人がパソコン上で行なうキーボード操作やマウス操作を自動化するソフトウェアとして近年注目されております。これはパソコンやシステム上の操作で定型的かつ膨大な作業を自動化することで事務処理時間の短縮や事務処理ミスの低減を図り、労働時間を削減できたり、削減できた時間を付加価値の高い業務へ配分したりという効果が期待されているものでございます。  自治体でも実証実験やすでに導入の事例が出てきており、玉名市としては先進事例や最新のシステム情勢に注視し、セミナーへの参加等で情報収集を行なっている状況でございます。  現在、市の事務の多くは、業務システムを利用して効率的に処理をいたしておりますが、システム改修による機能改善や各システム間のデータ連携の自動化、必要に応じた新規システムの導入等によってさらなる効率の向上に取り組んでおります。  RPAにつきましては、各システムでは自動化できない部分やシステム化されていない事務の自動化が可能となる要素があり、導入に至れば、議員がおっしゃるように業務効率化、働き方改革、さらには市民サービス向上につながる期待が持てるものと認識をいたしております。  一方で導入に向けては、自動化できる事務内容の全庁的な洗い出し作業が必要な点やRPAの導入費用、運用経費といった費用が新たに発生することから、費用対効果という点等の検討が必要と思われます。  今後もRPA等最新システム動向に中止し、先進事例等を参考に調査研究してまいる所存でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございます。  RPA導入のメリットは、業務時間の短縮とミスの少ない的確な情報処理が期待できることだと思っております。  答弁でおっしゃってました先進事例にならっていきたいということで、いろいろこれから研究なさると思いますけれども、身近な自治体では宇城市が導入している事例がございます。宇城市は玉名市よりも熊本地震の影響が大きかったということで、熊本地震による災害対応で慢性的な人手不足に直面し、2017年度にふるさと納税の業務などにRPAを活用した実証実験をスタートさせたということです。これは電子メールの受付から、データのダウンロードなど、手作業で行なっていた端末操作を自動化した結果、職員の負担は大幅に軽減され時間外勤務が不要になったということだそうです。今後宇城市では、今後出納の伝票処理、それと審査などの6業務を順次導入していく方針を出されているようです。  総務省も現在の半分の職員でも効率よく業務が進められるスマート自治体への転換を進めていきたいとしております。今後の自治体における働き方改革と市民サービスの向上につながる流れだと感じております。本市においても積極的な導入を要望しこの質問を終わりたいと思います。   [10番 徳村登志郎君 登壇] ◆10番(徳村登志郎君) 次の質問に移ります。  不育症の周知や患者支援の推進についてお尋ねします。不育症とは2回以上の流産、死産や早期新生児死亡、生後1週間以内の赤ちゃんの死亡を繰り返して、結果的に子どもを持てないことと定義されています。流産の確立は、年齢と共に上がるため、晩婚や晩産化が進む近年では、深刻な問題の一つであります。厚生労働省の実態調査では、流産は妊娠の10%から20%の頻度で起こるといわれております。流産を繰り返す不育症患者は、全国で約140万人、毎年約3万人が新たに発症し、妊娠した女性の16人に1人が不育症であるといわれております。不育症の原因については、子宮形態異常7.8%、甲状腺の異常が6.8%、両親のいずれかの染色体異常が4.6%、抗リン脂質抗体症候群が10.2%等で、原因不明は65.3%にもなります。しかし、厚生労働省研究班によると検査や治療によって80%以上の方が出産にたどり着けると報告されています。つまり不育症を知り、適正な検査や治療すれば多くの命を守ることができるということです。流産の原因となる血栓症や塞栓症に対する治療及び予防のために行なう在宅自己注射に用いるヘパリンカルシウム製剤は、平成24年1月から保険適用になり、不育症で悩む女性や家族にとって朗報となりました。不妊症と比べ、未だ不育症を知らない人が多く、流産、死産したことによって心身共に大きなダメージを受け、苦しむ女性の4割は強い心のストレスをかかえたままであります。厚生労働省は平成23年度不育症の相談マニュアルを作成し、自治体に配布しました。そして平成24年10月に全国の相談窓口の一覧表を公開しました。都道府県ごとに不育症相談窓口が設置され、63カ所で不育症の相談が可能になりました。不育症の治療には多額の費用がかかることから、公的助成を行なっている自治体もあります。このようなことから不育症で悩む方に対して、正確な情報を提供し、心理的な相談や医学的な相談を行ない、患者支援の取り組みを行なっていくことが必要であります。  そこでお伺いいたします。1つ、不育症について、本市ではどのような認識をお持ちなのか伺います。2、気軽に相談できる窓口体制の充実が必要であります。相談窓口と周知啓発をどのように行なっているのか。3、不育症の方の検査や治療の多くが保険適用されておりません。患者支援として経済的負担軽減を図り、治療を受けやすくする不育症の治療費助成制度についてのお考えを伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) 徳村議員御質問の不育症の周知や患者支援の推進についてお答えします。  不育症という言葉は、聞き慣れない病名でございましたけれども、以前からある習慣性流産という病名で認識しておりました。議員御質問の気軽に相談できる窓口体制としましては、不育症には精神的なサポートも必要とされることから、保健予防課では母子健康手帳交付時に、保健師、助産師、看護師が妊婦さんお一人お一人に対し面接をしながら、これまでの妊娠歴や流産の有無などを聞き取りながら相談サポートを実施するようにしております。また、昨年10月から開設しました母子健康包括支援センターの助産師も常勤しておりますので、不育症でお悩みのお母様方に寄り添い相談サポートをしていく体制を充実させてきております。  今後は不育症についての見識を広め、母子健康手帳交付時の不育症妊婦への対応、対象者の把握等に取り組んでまいります。また、不妊治療を含め、不育症の妊婦さんの経済的負担軽減につきましては、県内の状況を踏まえ検討してまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございます。  なかなか不育症という言葉自体聞き慣れていない、不妊症はよく聞かれていると思いますけど、あわせてやっぱり問題になってる部分かと思います。特に晩婚や晩産化が進んでいる近年は、不妊とあわせて今回質問している不育症が深刻な問題となっております。本当に、今回この不妊ではない不育症という形のものに、またしっかり市としてもしっかり周知に努めていただけるという答弁だというふうに感じております。  とにかく苦しんでいる女性がすごく多いということが現実でございます。何とか行政もそれに寄り添っていただきたいなと、こういう不育症の患者に寄り添っていただいて、この不妊治療とあわせて、不育症にも治療費助成とかそういうものを行なうような検討を進めていっていただきたいなと。こういう取り組みが苦しんでいる患者を助けるだけではなく、特にこれでまた本市に新しい命を誕生させることにつながるのではないのかなというふうに考えております。ぜひともそういう観点で、不育症の問題取り組んでいただけるように要望いたしまして、この質問を終わりたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。   [10番 徳村登志郎君 登壇] ◆10番(徳村登志郎君) 夜間中学の設置促進についてお尋ねいたします。  夜間中学はさまざまな理由により、義務教育未終了のまま学齢を超過した方々の就学機会の確保に重要な役割を担っております。国の子どもの貧困対策大綱においてもその設置促進が盛り込まれるなど、政府としては都道府県に少なくとも1つの夜間中学の設置を目指して積極的な働きを進めてきたと承知しております。さまざまな事情により義務教育を終了できなかった方々の中には、戦後の混乱期の中で教育を受けるにも受けられなかった方、あるいは親の虐待によって学齢にもかかわらず居所不明となって学校に通えなかった方々、無戸籍などの特別な事情で学校に就学させてもらえなかった方々も含まれていると言われています。  そこでお尋ねいたします。1つ、こうした方々がもう一度学びたいと希望する場合の教育を受ける機会の確保についてどのように考えるか。また、本市の夜間中学の人数を確認するために。2、本市には現在、不登校の中学生は何人存在するのか。また、本市において、中学3年生の不登校生徒のうち指導要録上出席とされ、そのまま卒業した過去の人数は何人ほどにのぼるのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 徳村議員のもう一度学びたいと希望する場合、教育を受ける機会の確保についての質問にお答えいたします。  国におきましては、平成28年12月に教育機会確保法を公布し、さらに平成30年6月第3期教育振興基本計画を閣議決定し、すべての都道府県に少なくとも1つの夜間中学校が設置されるよう施策を推進しております。  夜間中学とは、義務教育未終了者に加え、外国籍のもの、すでに卒業したが、入学希望するもの、不登校となっている学齢生徒などの多様な生徒を受け入れ、教育の機会を提供することを目的とするものです。現在、先進的な事例といたしましては、外国籍住民の割合が高いというニーズから設置に向けて取り組まれている埼玉県川口市の例があるようです。一方、熊本県では、現在夜間中学設置について、県と各市町村との協議が始まったところでございます。市といたしましては、これからの協議を踏まえ、不登校生徒の学びの場だけでなく、義務教育未終了者や外国籍の方、入学希望費卒業者などのニーズの高まりを把握しながら夜間中学のあり方について検討してまいりたいと思います。  また、本市におきましては、不登校生徒の学びの場として、タマにゃん教室を設置し対応しておりますし、教室には入れない生徒に対しましても、学校内の別室にて適応指導教室指導員による指導を行ない、学習の確保に積極的に取り組んでいるところでございます。不登校生徒の実態はさまざまでございますので、夜間中学を含め、それぞれの実態に応じた学びの場の提供が大切であると考えているところでございます。  次に、本市には、現在不登校の中学生徒が何人存在するのか、また、本市において中学3年生の不登校生徒のうち、指導要録上出席とされ、そのまま卒業した人数についてお答えいたします。本市においては、本年度10月末現在で、文部科学省が不登校と定義している病気以外の理由で30日以上欠席している中学生の数は21名です。中学3年生の段階で、登校することがほとんどできなかった生徒に関して、年間事業日数のほぼ9割に当たる180日以上欠席した過去5年間の生徒数は、平成26年度3名、平成27年度1名、平成28年度ゼロ、平成29年度1名となって、合計の5名でございます。本年度平成30年度におきましては、その対象となるものは現時点ではいない状況です。その中で、欠席であるにもかかわらず指導要録上出席として取り扱った生徒はおりません。玉名市が指導要録において出席扱いとする事例としては、不登校児童生徒の相談、指導の場として、平成29年度から開設しているタマにゃん教室並びに民間施設である熊本スローワークスクール、放課後デイサービスぼちぼちなどの機関で学習指導を受けている場合に出席扱いとしております。本市のタマにゃん教室につきましては、週1回の学習指導等を行なっており、現在9名の児童生徒及び保護者が入室申請を行ない、学校復帰を目指して活動しているところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございます。  この夜間中学の設置の流れについて、熊本県が積極的に取り組もうということでやられているみたいですけど、まだ具体的な設置の話まで至っていないということでございます。もしもぜひ、熊本県との協力をしながら、この夜間中学設置に向けて努力していただければなというふうに思います。  答弁でいただきました中学3年生ですね、ちゃんと授業を受けられなくて卒業してしまったという生徒さんは具体的に5名ぐらいというふうにお伺いいたしました。不登校、学びたくても学べなかったということにならないように、また新たな学びの場としてこの夜間中学の存在もこれから必要になっていくものではないのかなというふうに感じております。
     このたび国会においても義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案が提出されたところであります。この法律案の条文では、「地方公共団体は、夜間、その他特別な時間において事業を行なう学校における就学の機会のその提供、そのほかの必要な措置を講ずるものとする。」とされ、夜間中学の設置など、未就学者の就学機会の確保のための措置を行なうことをすべての自治体に義務づける内容が盛り込まれています。また、法案が提出される以前より文部科学大臣は、国会答弁において各都道府県に少なくとも1つの夜間中学の設置を目指すとの方針を述べているところでもあります。  こういう状況をいろいろ踏まえてもらった上で、本市においてはこのような措置をどのように今後やっていけばというところの一度答弁いただきたいと、こちら再質問でお願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育長 池田誠一君。 ◎教育長(池田誠一君) 徳村議員の文部科学省の通知を受けて、本市の小中学校の対応についての質問にお答えいたします。  小中学校では、現在授業で用いる教科書やその他の教材のA4版化への拡大と紙質の向上、   [「違います。」と呼ぶ者あり] ◎教育長(池田誠一君) 違う。  失礼いたしました。不登校の対応につきましては、各学校におきまして、子どもたちの出席を促しながら対応してきておりますけれども、どうしても不登校の場合にはタマにゃん教室等への通学等を促したり、あるいは学校において学校の教職員による個々の対応にさらに努力していきたいと考えております。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) ありがとうございます。  特に玉名市では、タマにゃん教室が現在週1回開催されているということで、まだ私も参観したりとかそういうことはないんですけれども、1度参観させていただいて、内容とかも見ながら、まだ週1のタマにゃん教室自体で事足りているのか、もう少しなんとか開催をふやしたりとか、やるべきなのか、またその辺も一緒に協議させていただければなというふうに感じております。  このような夜間中学なんですけれども、必要性がいろいろ認識されていても、あまりニーズの把握ができないなど、どの自治体も二の足を踏んでいる状況が見受けられております。しかし、本当はニーズのあるなしにかかわらず、教育の機会を提供する姿勢の問題だと考えております。私は本市に文教の玉名市という誇れるような市政をこの夜間中学設置に積極的な取り組みをしていただき、ほかの自治体にも啓蒙できるような対応を要望したいと申し上げて、この質問を終わりたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。   [10番 徳村登志郎君 登壇] ◆10番(徳村登志郎君) それでは、児童生徒の荷物を軽くする「置き勉」についてお尋ねします。  通学用の荷物が重すぎる。こんな声が児童、生徒、保護者から上がっていることを受け、文部科学省は全国の教育委員会などに対し、一部の教材を教室に置いて帰る、いわゆる「置き勉」を認めるなどの対策を検討するように通知しました。事務連絡では、家庭学習で使わない教材を学校に置いて帰る置き勉や学期末における学習用具の計画的な持ち帰りなど、教育現場で実際に行なわれている工夫例を紹介。各学校に対し、これらを参考に対策を検討するように求めています。現在、教科書の大型化やページ数の増加などで登下校時の荷物は重量化の傾向にあります。ランドセルメーカーセイバンが小学生らを対象に行なった調査では、1週間のうち最も重い日の荷物重量は平均約4.7キログラムで、ランドセルの重さを含めると平均約6キログラムにもなり、小学生の約3割がランドセルを背負ったときに痛みを感じているといいます。参考までに諸外国の事情はどのようになっているかといえば、欧米諸国や韓国、オーストラリアなどでは鍵つきのロッカーが完備され、教材は置いて帰るケースが多いようです。登下校もスクールバスや保護者がサポートするので、10分、20分と荷物を背負って歩くことはないようです。まさに重い荷物は日本独自の文化だと言えそうです。置き勉を認めるか否かは学校の裁量ですが、認めない主な理由としては、1つ、家庭学習の習慣が身につかない。2つ、教室の美観。3、盗難、紛失などがあるようです。しかし、体重の20%から30%もある荷物を長時間持つと健康に悪影響があるとの調査もあります。文部科学省が学校の対応を見直すように通知したことは大いに歓迎できることと思います。  そこで伺います。文部科学省の事務連絡を受けて、本市の小中学校の対応はどのような状況なのか答弁お願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 徳村議員の文部科学省の通知を受けて、本市の小中学校の対応についてでございますけれども、玉名市内の小中学校では、現在、授業で用いる教科書やその他の教材のA4版化への拡大と紙の質の向上による重量化、さらに従来と同じように他の学用品や体育用品等の携行が必要であり、通学時のかばんを初め、携行品の重量が増加する傾向にあります。そのことにより児童生徒の身体の健やかな発達、特に肺骨の正常な発達に影響が生じかねないことが懸念されることや保護者などからの配慮を求める声が寄せられております。そこでその対応として文部科学省より平成30年9月6日付で、児童生徒の携行品の配慮についての事務連絡がなされ各学校における工夫例が示されました。本市でもその通知を受け、9月26日の玉名市校長会議において、その工夫例を示し、各学校の実態に応じた対策を講じるよう依頼したところでございます。  具体的な対応策として、現在、玉名市内の小中学校においては、次のような配慮を行なっております。  1つ目は、玉名市内のすべての小中学校が学校で使用する学習用具の一部について、教室や特別教室内の所定の場所に置いておくことを認め、学期末等においては、教材や学習用具等を数日に分けて計画的に持ち帰れるような指導を行なっております。  2つ目には、22校中19校では、家庭学習で使用する予定のない教材等は学校に置いて帰ることを認め、そのうち21校においては、教材等を持ち帰る場合は、保護者等が学校に取りに来ることも認めております。さらに学校に置いて帰ってもよいものについてのリストを作成し、児童生徒、保護者に通知し、共通理解を図っていること。どうしても荷物が多くなりがちな体育と習字の授業を同じ日に入れないなど、携行品の分散化を図るための時間割の配慮を行なっている学校もあります。  このように、文部科学省の通知で示された工夫例に沿った取り組みを行ない、児童生徒の身体の健やかな発達に影響が生じないよう、登下校時の負担軽減に努めているところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 徳村登志郎君。 ◆10番(徳村登志郎君) 答弁ありがとうございます。  今回の文部科学省の事務連絡を受けて、各小学校でも柔軟に対応していただいているという答弁をいただいて安心した次第でもあります。  この置き勉の問題に関しては、この置き勉が問題が文部科学省から事務連絡が入る前に、全国に先駆けてこの問題に取り組んだ市がございまして、これは愛知県犬山市なんですけれども、そちらのちょっと事例を最後に紹介させていただきます。  こちらの犬山市の市教育委員会は、全小中学校にこの教科書、それと副教材、ノートなど原則として学校保管とするというこの通達を6月に出したそうです。早速それを受けて、各学校は趣旨を子どもたちにしっかり伝えると共に、対策前後にランドセルやカバンの重さを調査したそうです。その結果、最終的にこの通達を行なった中学生のカバンにおいては、1人当たり平均で2.4キログラムも軽くなったということで、このことに保護者の方々も、そして子どもたちも大変喜んでいるということになっております。  今回の通達を受けて、いろいろ配慮していただいてますので、この重い荷物をからって大変な思いをしているという子どもたちがいなくなるということになっているのかなと思います。こういうふうに本市においても、こういう子どもたちの立場に立った対応をこれからもとっていただきたいと要望をしてこの質問を終わりたいと思います。  今回、いろいろ質問をさせていただきましたけれども、本当にこれからの未来の子どもたちにしっかり私たちも頑張っていかなくちゃいけないなという決意でおります。その決意を述べまして、今回の私の一般質問を終わりたいと思います。  御静聴ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、徳村登志郎君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前11時04分 休憩                             ───────────                             午前11時21分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  18番 前田正治君。   [18番 前田正治君 登壇] ◆18番(前田正治君) おはようございます。日本共産党の前田正治です。  無会派で共に議会活動に取り組んできました福嶋讓治議員が病に倒れて帰らぬ人となりました。残念であります。眠り顔は穏やかでありましたが、悔しくて心残りが多々あったことでありましょう。衷心より御冥福をお祈りいたします。  それでは、通告に沿って一般質問を行ないます。  1、市政運営について。  皆さんから藏原市長になって玉名市はかわってきたかとよく聞かれます。旧市の松本市政、高嵜市政、合併後の島津市政、高嵜市政、そして現在でありますが、私は「きわだった特徴は感じられんです。」と答えております。変化を求めた市民も「そぎゃんのごたるな。」と話されます。広報たまな12月号を見たという人から、「市の財政は悪かつな。合併したらよくなるはずではなかったか。」と聞かれました。「しっかり見よるですね。」という会話から、「数字ばかりでよくわからんが、気になる貯金より借金が3倍多か。親の援助と借金が自分の収入より多かと書いてあった。藏原さんもおおごつな。」と話されるので、親の援助、つまり国や県などからの補助金や借金は、法律の手続きに基づいて行なわれたもの。市政運営については、必要なもので、どこの市町村も同じような状況と説明しましたところ、「玉名だけじゃなかったいな。」と、少しは納得されました。市政運営について2点質問をいたします。  1、現在各担当課においては、平成31年度の予算編成方針に基づいた当初予算の編成作業が進行中だと思います。合併算定外の特例が減少する中で、平成31年度の財政運営及び予算編成における類する重要点などの説明を求めます。2、人事異動について。人事異動は通常、4月1日付で異動の辞令が交付されますが、おおよそ1週間前には内示があります。今年4月の人事異動で内示があった後に内示で示された課ではないところへの異動が行なわれたと聞きました。人事異動につきましては、適材適所ということがよく言われますが、職員の希望に添った異動、あるいは不本意な異動、それぞれあるかと思います。しかしながら、人事異動に込められた意味は市役所の組織として市民の福祉の増進を基本として市政の充実、発展を達成するためのものだと思います。人事異動について、執行部の見解及び方針を伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) 前田議員の合併算定替が減少する中で、平成31年度の財政運営及び予算における重要点についての御質問にお答えいたします。  合併の特例といたしまして、普通交付税に加算されております合併特例債は、平成28年度から段階的に削減がされておりまして、失礼しました。合併算定外は平成28年度から段階的に削減されておりまして、33年度には上乗せ分がなくなることになっております。このような中、平成31年度の財政運営でございますが、普通交付税の減少、さらに合併特例債の発行可能額の上限が迫っておりまして、財源不足が見込まれますので、財政調整基金の取り崩しにより財源不足を補うことと考えております。  しかし、そういった中で最小の経費で最大の事業効果につながるような予算編成によりまして、健全な財政運営に努めてまいりたいというところも考えているところでもございます。また、平成32年度以降につきましても、大幅な財源不足が見込まれますが、今年度の財政負担を考慮した計画的な事業展開を図り、健全な財政運営に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  次に、平成31年度当初予算編成を行なう中での重要点、留意点でございますが、例年10月に当初予算編成方針を各課へ通達を行なっておりますが、特に来年度は消費税率が10月1日より8%から10%に引き上げられることから、税率改正を考慮した予算編成を行なうように周知を行なったところでございます。また、平成31年度当初予算における重要施策についてでございますが、現在、各課へのヒアリングを実施している段階でありますが、新玉名駅周辺整備事業や新市民会館建設事業を予定いたしているところでございます。  次に、人事異動についての御質問でございますが、毎年4月の定期異動につきましては、人材育成と組織の活性化を目的とし、円滑に業務が進むように所属長に対しまして、ヒアリングを行なうとともに、人事評価の結果やこれまで経験した部署、現在の在籍年数、また、本人の意向や家庭事情などを把握する身上報告書を参考に行なっているところでございます。しかしながら、個々の事情が十分に把握できない場合もあり、本人の体調や家庭の事情などでやむを得ず業務に影響が生じる場合は、業務を円滑に進めるため、役職をもたない一般職員につきましては、部課長の判断により所属部署内で調整される場合も考えられます。また、内示後の変更は想定いたしておりませんけれども、今年度の定期異動におきまして、個々の事情により、内示の変更を行なったところでもございます。  今後は、今以上に身上報告書への記載の徹底を図りながら、適正な人事配置に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 来年10月からの消費税の増税分で、やはり玉名市の財政にもどのくらい影響があるかということで伺いましたところ、10月からですので、半年間ということで、おおよそ2億円の出費がふえるかなということでありました。しかしながら、それは市民生活にそういったことが悪影響しないように、ひとつ頑張ってもらいたいと思います。  再質問します。平成29年度決算で、一般会計の実質収支は約10億円の黒字でありました。平成31年度の収支の見通しはどのようになりますか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの平成31年度の予算の収支の見通しについてお答えをいたします。  まず、歳入についてでございますけれども、歳入につきましては、安定的な財政運営を行なうために、昨日も古奥議員からの質問がございましたとおり、自主財源の一層の確保と自立を図る必要があるというふうに考えております。そのためには、市税の徴収率の向上、それから使用料及び手数料の適正化、市有財産の売却などについて積極的に推進していきたいというふうに考えているところでございます。  それから、歳出につきましては、指定管理者制度や民間委託事業者等へのアウトソーシングの推進、各種協議会などへの負担金補助金の精査、そしてまた計画的な建設事業の実施などによりまして、歳出の削減を抑制してまいりたいというふうに思っております。そういった歳出の限られた財源の中で、歳出の抑制を図りながら、健全な財政運営を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) その健全な財政運営、それはもちろんそうでありますけど、今のところの収支の見込みというのはでておりませんか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 今、平成31年度の新年度の予算の編成作業中ということでございまして、歳入につきましては、税収の見込み、それから国の総務省によります地方税財政計画にのっとった交付税、普通交付税、地方交付税の見込額、そういったものを歳出歳入のほうについては算定いたしながら、そして歳出につきましては、各部署、各課からあがった事業項目に従いまして精査をして、集計、今作業中でございますので、その査定の中できちんとした予算編成を行なっていくということでございますので、具体的な数字については、今現在査定中ということでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 平成29年度の決算の結果がおおよそ10億円の黒字でありましたので、赤字にはならないような編成、予算が編成されるかとは思いますが、健全財政にひとつ十分留意していただきたいというふうに思います。  そういいながらも、厳しい財政運営がこれからも強いられてくると思いますが、年間予算規模が今大体330億円前後でずっと経緯を見ますと、推移を見ますと、右肩上がりが続いております。合併算定外が終了の時期を迎えるにあたり、右肩上がりがこのまま継続するとは思えません。予算規模が右肩下がりに縮小する時期がいずれ訪れるかと思います。財政計画において、年間予算規模の縮小に舵を切るのはいったい何年ごろを想定されておりますか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの前田議員の再質問にお答えいたします。  今後の財政運営といたしましては、行政改革大綱や公共施設適正化配置計画などの行財政改革関係の既存の計画を確実に実施し、市財政の規模縮小を図っていく必要があるというふうに考えております。しかしながら、老朽化した公共施設及びインフラの更新費用の増大によりまして思うような削減ができていないというところも現状でございます。そういった中で、少子高齢化、人口減少が進展する中で、自主財源の確保が難しい状況でございますが、国、県の動向を見極めながら財源の確保に努めてまいりますと共に、歳出に見合った健全な財政運営を図っていくべき財政規模の適正化を図ってまいりたいというふうに思いますし、何年からということはなかなか想定は難しいところもございますが、きちんとその辺につきましては、財政の規模に応じた収入に見合う財政規模の適正化を図っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 予算規模が縮小していくだろうというのは、だれでも予想ができるわけですけど、私は歳入は大体市税が中心になるかと思いますが、市税がどんどん、どんどん入ってくるようなめどがつけば、歳出の削減というか、もう視野に入ってこないかもしれないですけど、今の状況では、市税がどんどんふえるという可能性もこれは少ないわけでありますので、予算規模の縮小期に入ると、時期に入るというようなこともやっぱり長期財政計画の中ではあらかじめ計画すべきじゃないかなと、そういうふうに思います。  再質問します。今後の財政運営は、歳入をしっかり確保しながら、歳出は絞っていく方向になると。市税の徴収につきまして、玉名市は他市に比べて市税滞納者への差し押さえが異常に多いのではないかと感じております。給料が振り込まれたその日に預金口座を押さえられて、水道料金、電気料金などの引き落としができないという相談がありました。差し押さえは法に定められた強制的な徴収であります。従いまして、差し押さえに当たっては、法令遵守、これが徹底されているかどうかお尋ねいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市民生活部長 村崎信介君。 ◎市民生活部長(村崎信介君) 前田議員の再質問にお答えをいたします。  税の納期限までに納付がない場合に、納期限後20日以内に督促状を発送いたしまして、その督促状を発した日から起算して10日を経過したまでに完納なき場合は、滞納者の財産を差し押さえなければならないと地方税法に定められております。なお、督促状発送後納付がない場合は、さらに財産の差押えを行なうのと予告を期した催促書を発送しております。差し押さえを行なうに当たっては、滞納者の財産や収入等の調査を行ない、差押禁止財産以外で差し押さえが可能な財産があれば、関係法令に従い適切に対応の処分の執行に努めているところでございます。  また、差し押さえを行なうことにより、生活保護法の適用を受けなければ生活を維持できない程度の状態になる恐れがあると判断した場合には、滞納処分の執行停止を行なうことができる旨が地方税法で定められております。滞納処分の執行または執行停止を行なうに当たりましては、法律の定めるところにより、あらゆる実態調査等を通じ、個別具体的に、適切に対応をいたしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) やっぱり差し押さえは厳しい処分でありますので、徹底した法令遵守のもとに実施していただきたいというふうに思います。  歳出の抑制、削減に当たりまして、各種の補助金の縮小が考えられます。特に、各種団体に出しております単費補助金の削減は、その団体の活動が縮小方向へと向かう心配があります。地域の疲弊を助長する引き金になる可能性もあります。補助金の削減、縮小につきましては、丁寧な説明責任と納得と理解が担保されなければならないと思います。市民感情を無視した強引な削減、これは絶対にあってはならないと思います。単費による補助金削減についての方針というか、見解を伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 前田議員の補助金関係の件についてお答えいたします。  補助金につきましては、地方自治法において、その公益上必要がある場合におきまして、補助をすることができると規定されており、本市におきましても補助金と交付規則などに基づき、各種団体などへの補助金を支出しているところでございます。これまで外部の委員で構成されました補助金等見直し検討委員会や庁内のプロジェクト会議におきまして、補助団体の統合や補助金の削減を検討し、その結果に基づき、積極的な見直しを図り当初予算編成に反映をしてまいってきたところでございます。  補助金の交付に当たりましては、市民から徴収された貴重な税金を財源としていることに留意し、公平性や透明性を確保することはもちろんでございます。効果的かつ適切に執行する必要があるところでもございます。今後も法令及び附則等に基づきまして、補助金が果たしている公益上の役割や効果について、十分検討を行ない、補助金執行のさらなる適正化を図ってまいりたいと考えているところでございます。  なお、補助金の削減縮小につきましては、議員が申されるとおり、市民感情を無視した強引な削減にならないよう、丁寧な説明に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) わかりました。  続けて、人事問題について再質問いたします。内示を行なってから辞令の交付にあたり、内示と違う部署への辞令が出るということは、想定していないということであります。一般的には、しかし場合によってはそういうこともあるというような答弁でありました。例外があるとすれば、どのような場合か、一般的な場合でいいですので、若干説明をお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  人事異動内示につきましては、先ほども申しましたけども、これまでの経験や経験した部署や現在の在籍年数、それから人事評価の結果、身上報告書等を考慮して行なっているところでございます。しかしながら職員個人個人で想定できない、また、把握できない身体的、精神な問題やあるいは家庭事情等によりどうしても業務の遂行に支障が生じるという場合もございまして、職員本人の将来性にも影響を与えるということもございますので、慎重にその辺の中身を考慮しながら判断させていただいているというところでもございます。  以上でございます。
    ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 本人の健康問題とか、いろんな問題は本人が1番よくわかる上で、だからこそ身上報告書が提出されてると思うわけです。身上報告書の提出その目的と記入項目、これをちょっと紹介してほしいんですけど。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  身上報告書の中身につきましては、これまでの所属しておりました関係部署、所属部署ですね、それから部署ごとの所属在籍年数、そういったこととあと個人の学歴、そして希望する部署、家庭の事情問題、健康問題、特技、そしてその他として個人の思いという物をそれぞれ記入していただくようなことに様式的にはなっておりますが、先ほども申しましたとおり、なかなか個人ごとにその身上報告書に適切に記入をしているという職員がほとんどでございますけれども、その部分においてきちんと把握ができないと、実態と把握ができないというところもございまして、今年度からさらにそこをきちんと身上報告書については記入をいただくように、現在、今年度については対応をとったということでございまして、今、その個人ごとの身上書については、今年度はきちんと今調査を行なっているという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 今までも身上報告書というのは何年も続いてると思いますが、この目的というのはやはり市の職員としての本人の思いや異動に関して健康上の問題とか、そういったことをやっぱりきちんと把握するというところに大きな目的があるかと思いますが、それを今ごろ「もうちっとしっかり書いてくれ。」というようなことじゃ、ちょっといかがかなと思います。  それで、身上報告書に記載した異動の希望、これはどの程度反映するのか。希望どおりの辞令になるのかどうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えします。  500名以上の職員の中で、それぞれ希望する部署、行きたい部署、勉強したい部署、それぞれ希望ございますけれども、すべての職員に対してそれが100%希望に叶うということは非常に難しい、困難な部分もございますので、これまでの経験、そして人事評価等も考慮して、適材適所の配置に努めているというところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 希望を書いても、希望どおりにはなかなか難しいと。だから職員の異動に対する不満、そういうのが出てくると思うわけです。異動への理解と納得が得られるように、事前に面談、あるいは丁寧な話し合い、これが不可欠だと私は思います。職員が辞令に従わない場合はどうなるか。地方公務員法32条法令など及び上司の職務上の命令に従う義務に違反するということであります。職員は辞令に不満があっても従わざるを得ないわけであります。不満をかかえながらの職務は、これは市民には大きな迷惑であり、そして公務員として本人の成長に何のメリットもありません。身上報告書の提出によって、本人や家族の健康状況、希望の部署、人事異動における希望などを把握したら、必ず面談して対応するということで、内示から辞令交付までをスムーズに行なうことが可能であり、内示と異なる辞令を出すこともないと思います。人事異動にあたり、身上報告書を踏まえた面談、話し合い、こういったのはいったいどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの質問にお答えいたします。  身上報告書、当然それは個人の一人一人から出していただくということでございますが、個人個人というよりもそこの所属長のヒアリングという形で今現在進めているところでございまして、やはり全体的な職員間の調整ということになりますので、それぞれの職員が人材育成という面で成長するような体制づくりが必要だと思いますし、先ほど申しましたけども100%その願いにかなうということは非常に厳しいところもございますので、所属長ヒアリングという体制の中できちんと組織づくりを整えていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 市長にちょっとお伺いします。  内示を覆す辞令の交付、介護保険のミス、また、心の病気で休職する職員もあります。こういったことが起こるのは、人事異動における検討が不十分だからではないかと思います。適材適所これはその人の才能や能力を正しく評価して、それにふさわしい地位や仕事を与えることであります。職員は、出された辞令を拒否はできないのでありますから、人事異動につきましては、文字通り適材適所となるような検討、丁寧な対応、そして面談と話し合いが不可欠ではないかと思いますが市長の見解を伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 前田議員の再質問にお答えいたします。  人事異動の件ですが、なかなかだれもが納得できる人事異動というものは非常に難しい事情もありますけれども、財政運営を進める上で、円滑に業務が進むことを念頭に行なっております。留意すべき事項としましては、身上報告書、これはしっかり私も確認をしなければならないと思いますが、それによる意向、そして事情も考慮した上で、職員の能力育成と資質の向上、それから適材適所の配置による能力の活用、職場の活性化、これを目指して職員一人一人の仕事に対する意欲と能力が最大限に発揮できるような組織体制づくりに取り組んでいけるような、そういった人事異動に努力してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 私、市長が掲げておられる公約10年ビジョンだったですかね、これは着実に達成していくためにもやっぱり職員の協力というのが不可欠だと思います。ですから人事異動における不満がずっとたまっていって、結局それが職務怠慢につながるというようなことがあってはならない。その点人事異動に対する難しい点だと思いますけど、これは最大限の注意を払っていただきたいというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 前田議員の一般質問の途中ですが、議事の都合により、午後1時まで休憩いたします。                             午前11時55分 休憩                             ───────────                             午後 1時01分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  前田正治君。   [18番 前田正治君 登壇] ◆18番(前田正治君) 2番目、岱明町公民館建設についてであります。  今日の新聞では、岱明町公民館建設、再び紛争の火種という報道でありました。議会は紛争にするつもりはありませんが、市長の暴走に目をそらすことはできません。しっかりとチェックするだけであります。  1、今議会に提案してある岱明文化センター(仮称)建設工事の基本設計及び実施設計の予算案及び建設事業内容についての説明を求めます。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 前田議員の岱明文化センター(仮称)の建設工事に伴う財源の内訳についてお答えいたします。  3つの機能の主な用途と概算規模は、まず、公民館規模が805.5平方メートル、災害避難機能を有することとしております。文化施設機能は644.5平方メートルで多目的ホールには稼働席200席、平面フロアーいす100席の最大300人収容の空間を整備するものでございます。3つめの機能といたしまして、社会福祉協議会岱明支所は、事務所、相談室を含めまして50平方メートル、岱明地域住民に対する相談などを行なうスペースとして整備いたします。3つの機能の必要面積の合計で概算総面積を1,500平方メートルとしたものでございます。概算総事業費は約7億5,800万円を想定するもので、財源は現段階では合併特例債を約3億円、残額を市有施設整備基金及び一般財源から充てることとしております。しかしながら、今後国の動向等を注視し、対象となる補助事業等、補助金等があれば活用できるよう努めてまいります。  次に、岱明ふれあい健康センターの今後の方針についてお答えいたします。岱明ふれあい健康センターの方向性は、温泉及び憩いの場、休憩室は市民向けに確保するとし、用途を制限せず、幅広い民間による活用及び運営を実施し、公民館機能との差別化を図るとしたところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) じゃあ、岱明ふれあい健康センターですけど、温泉が存続するということはわかりました。  社会福祉協議会の岱明支所の事務所を新しい岱明町公民館に移転し、岱明ふれあい健康センターの運営を民間に委ねる。そうした場合健康センターとしての市民の健康増進、疾病の予防及び保健衛生の向上などの設置目的、これは達成できるでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 前田議員の再質問にお答えいたします。  岱明ふれあい健康センターは、旧岱明町におきまして保健福祉機能を有する施設として建設されましたが、市町合併後は市のほとんどの事業が玉名市保健センターや玉名市福祉センター等に集約をされております。現在は、指定管理を受けて運営している社会福祉協議会の自主事業が多く、その実施事業の有無や実施場所につきましては、社会福祉協議会岱明支所事務所と共に新しく建設する予定の公民館での実施を検討しております。それによりまして、岱明ふれあい健康センターでは、温泉施設の運営は継続しながら、住民の福祉に寄与しつつ新たな有効活用を民間のノウハウを取り入れて実施してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 岱明ふれあい健康センターの持っていた役割というのは、合併後はそこの博物館の隣にある保健センターのほうに集約したということでありますが、岱明ふれあい健康センターとしての役割はまだ残っとったんじゃないですか。パンフレットにはそういった説明が十分してあるですよ。完全になくなっとったんですかね、そういうものが。その辺ちょっと確認いたします。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 岱明ふれあい健康センターでの保健機能につきましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、そこの保健センターでほぼ集約しておったという状況でございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) いやいや、集約したのはわかりますけど、健康センターそのものは岱明に残ってたわけですから、役割としてはまだあったわけでしょと、そこば確認しよるわけですよ。廃止するならよかですよ。廃止しとるなら。あるとだけん。そしてあそこのパンフレットにも、健康増進うんぬんといって書いてあるパンフレットをちゃんと備えてあるわけですから。どぎゃんなっとるとかと言いよるわけですよ。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 前田議員の再質問にお答えいたします。  先ほど健康福祉部長が申しましたとおり、おおむね保健センター等に集約をしておりますが、まだ残っているものといたしましては、特定健診、それから介護予防の体操などにつきましては、現在、岱明ふれあい健康センターで行なっております。ただ、こちらにつきましても先ほど申しあげたとおり、公民館建設後につきましては、公民館のほうで実施をする予定にいたしております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) じゃあ、岱明町公民館を建設したら、今の岱明ふれあい健康センターというのは廃止にするわけですね、温泉機能だけは残すということでよかっですね。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 前田議員の再質問にお答えいたします。  今申し上げました特定健診、それから介護予防体操などの実施につきましては、公民館のほうに移ります。そして今、岱明ふれあい健康センターのほうでは、非常に温泉を利用しておられる方が多ございます。ですので、温泉機能は残しつつ、地域のみならず、市民の方々に親しまれる人が集う賑わいのある施設としての活用を目指しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) ですから、岱明の公民館ができたら、岱明ふれあい健康センターとしての役割はもう廃止するとですね、て、そこば確認しよるわけですよ。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 再質問にお答えいたします。  機能としては、現状とは変わってくるという意味では、広い意味で廃止という表現でもよろしいかと存じます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) さっき答弁があった中ではあれだったでしょ。岱明ふれあい健康センターの用途を制限せず、幅広い民間による活用及び運営を実施して云々と。岱明町公民館の機能とは差別化を図ると。やっぱり廃止、岱明ふれあい健康センターはもう廃止せざるを得んような流れにならんとつじつまあわんわけですよ。なぜかというと、今までどおりの保健センターの役割機能が、若干でも、今みたいにちょっとでももたせとんなら、大体社会福祉協議会はあっちに移すわけだから、また新たな社会福祉協議会、社会福祉法に関連するそういった団体を呼んでこん限り管理運営はできんはずなんですよ。だけん廃止すっとですね。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 議員がおっしゃられるとおり、岱明ふれあい健康センターのほうは将来的に廃止をする、廃止をしながらも施設として民間に活用をしていただく。要するに民間に移譲していくという考え方のもと、そうでなければ、公民館は建てられないというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) ならちょっとこう流れでいくと、岱明公民館がかりに32年にできたとします。しかし、岱明ふれあい健康センターはそれと同時に今の市長の答えだと、それと同時に廃止するというような方向じゃなくて、将来的に廃止していくと、ならその廃止するまでの管理運営はどういったところが受けると思ってますか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 恐らく流れになりますけれども、32年までが社会福祉協議会が指定管理として受けている以上、そこの変更はできません。その32年末までにプロポーザルなんなりで、どういったところの民間が活用していただけるのか。それがスポーツ施設なのか、高齢者福祉施設なのか、はたまた子どもの子育て支援のための施設なのか、それは市が運営するということではなしに、民間に運営をしたいただきたいということであります。しかしながら、カーボンマネジメント等々での補助での改修の問題もありますので、すぐに移行できないというところが非常に厳しいというところではありますけれども、10年先には完全に民営化、民間の方向に持って行けるような形で進めていきたいというふうな考えであります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) なら10年先までに公募で、10年先、じゃあ、9年までとしますよ、1年、2年、3年、9年までと。そこまでに公募するに当たっては、全くの民間では、それは受けられんとじゃないかなと思いますけど、どぎゃんですかね。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 言葉足らずで申しわけないんですけれども、32年末までが社会福祉協議会がありますので、それまでには公募をして、まずは指定管理から入っていくということです。指定管理は市の外郭というような団体が運営するのではなくて、今でいう社会福祉協議会とか自治振興公社とか、そういったところではなくて、民間のほうにとっていただくべく、32年末までにプロポーザルを行なって、まずは指定管理から入っていく。そして改修費用等々の補助を受けている部分の期限が過ぎた先には、完全に民営化にしていきたいというふうな方針を今立てているということであります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) ちょっと噛み合わんとですけど、その完全に民営化するまでは、だけんさっき廃止にするて言いなはったばってん、岱明ふれあい健康センターとしての機能は、健康増進という役割というのは残していくわけでしょ。  ちょっと戻しますけど、岱明町公民館ができたら社会福祉協議会はあっちに移すでしょ。ですね。ばってん、岱明ふれあい健康センターは今までどおりの健康増進の役割を全部じゃなかかもしれんばってん、少しはもたせると、当面の間、補助金ももろて改修もしたからということですよね、ならその当面の間、民間で手を挙げるところは全くの民間じゃできんでしょて、やっぱり社会福祉協議会みたいな性格のところに指定管理を委託せんとできんでしょということを、よかっですか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 決してそういうことはないというふうに思っております。全般的なちょっと話をしたいと思いますけれども、要するに、類似施設というふうになるわけですので、岱明ふれあい健康センターとしての形では廃止をするけれども、施設としては残り、それをどのような民間の活用の仕方ができるのかというところでのプロポーザルを選定していくということになりますので、そこは十分可能であると。例えば、自治振興公社であったり、社会福祉協議会というような外郭の団体でない、民間に、例えば、スポーツジムを行なっている企業であったり、あるいは老人福祉施設を運営されておられるそういった社会福祉法人であったり、そういったところも考えられなくもないというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 岱明町公民館ができてから将来的には岱明ふれあい健康センターは廃止するという先ほどの話だったですけど、ならその将来的の期日が達するまではそこの管理運営は全くの民間じゃなくて、「社会福祉協議会的なところがやっぱり管理運営せんといかんでしょ。」て言ったら、「いや、そうじゃない。」と、全く民間でよかということならですよ、なら岱明町公民館ができて社会協議会を移した。岱明ふれあい健康センターはもう廃止で風呂だけ残したと。そこのプロポーザルでの公募は可能と思います。そこら辺がちょっとやっぱり方針がちょっと明確じゃなかっじゃなかつかなという気がします。  ならもう、ちょっと次に移りますので、再質問で、(仮称)岱明文化センターに入るのは、公民館、社会福祉協議会、それと岱明文化センターを管理運営する団体が必要と思うですけども、この3団体が新しい岱明町公民館の中には入ってくるとじゃなかですか。(仮称)岱明文化センターも含めたそのエリアには。違いますか。 ○議長(中尾嘉男君) 答弁どちらですか。  市長 藏原隆浩君。
    ◎市長(藏原隆浩君) 新しい岱明町公民館は3団体でなければならないという理屈が私にそもそもわからないんですけれども、公民館を運営する。それから社会福祉協議会が入る。そして文化施設に関しては、例えば、自治振興公社が市民会館を運営するように、公民館の係がしっかり運営をしていくということになると思いますので、それは営利目的でも民間が貸し出しが自由になるというような考え方でありますので、どこかの団体が入って運営をするというようなものではないというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 新しい岱明文化センター部分は営利目的で使うわけでしょ。じゃあ、そこの管理運営は公民館職員や社会福祉協議会の職員ででくっとですか。 ○議長(中尾嘉男君) 副市長 村上隆之君。   [副市長 村上隆之君 登壇] ◎副市長(村上隆之君) 厳密に公民館とか文化センターそういった単体の施設を国の補助、そういったものを活用しながら建てる場合においては、その法的なものが被さってまいりますので、それ相応の職員配置が必要だろうというふうに思います。  ただ今回の仮称岱明文化センターにつきましては、ほぼ一般財源等でといいますか、合併特例債等で建設してまいりますので、広い意味で市民会館みたいな要素になろうかと思いますので、管理運営については両方の職員が兼務をしながらでも管理運営はできるというふうに思っております。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 私はできんとじゃなかつかなと思うとですよ。でくんなら今までもそぎゃんふうに岱明のホールがあったから、あそこで何らかの物品販売とかそぎゃんとばして、営利目的の会場としても使こうてよかったはずですよ。やっぱり公民館法というかぶりがあるけんやっぱりそれができんだったと。ところが同じ建物の中にその営利目的をするような空間をつくると。そこの空間の管理運営というのは、公民館の職員や社会福祉協議会の職員はできんとじゃなかつかなと思いますけど。 ○議長(中尾嘉男君) 副市長 村上隆之君。 ◎副市長(村上隆之君) ですから、先ほど申しましたように、市民会館的な今回岱明の会館を建設を予定をしているということで、公民館の単体の建物ではなく、公民館機能も、文化施設の機能もそして福祉的な機能をあわせた、そういうコミュニティセンターみたいな形の施設をつくり、その法的な網をかぶせない施設として活用していきたいというふうに考えているところです。  ですから民間、販売目的の施設としても活用しても結構だろうというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 今の文化センターであったり、現在の横島の公民館、天水の公民館もそうですけれども、設置目的が公民館ということになっているので、それができないということであります。今回新設する岱明町公民館というものは、今副市長が申し上げたとおりの設置をしていくので、本来は将来的には横島の公民館にしても天水の公民館にしても、その部分的にはそういう形に見直しを図っていく必要はあるだろうというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) ああ、そうですか。私はやっぱりそういった営利目的で使うような空間についてはですよ、公民館の職員とか社会福祉協議会の職員は関与できんとじゃないかなというふうな思いがしてましたので、ちょっと噛み合わんところでありますが、次に進みます。  じゃあ、その新しい岱明文化センターですね、営利目的利用が可能となる施設ということですが、営利目的とは、例えば、市民会館みたいなとこということですので、コンサートや演劇、あるいはその物品の販売、そういったことかなと思いますけど、執行部としてはどういうことを想定されてますか。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 前田議員の再質問にお答えします。  利用を想定しているのは、今、前田議員がおっしゃられたコンサートであるとか、物品の販売であるとか、そういうものを想定しております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 現在は、そこのお隣の市民会館で興業やあるいは物品の販売などが開催されております。岱明町公民館の利用率を上げるというために、営利利用が可能な建物をつくると、市民会館の稼働率は自ずと低下すっとじゃないですか。市民会館も岱明町公民館、(仮称)岱明文化センターですね、両方とも利用者がああ、ふえてきたということはとてもちょっと思えないんですけど、利用者がただ考えてみると、ああ、利用者が分散しただけだなというふうにしかほかならないと思います。  岱明町公民館建設に関しては、今度の議会で6人の議員が質問しておりますが、不可解な点が今の言いましたけど、あります。平成30年6月に策定した玉名市公共施設個別施設計画、これは今後の公共施設の管理などをどうするのか、施設ごとにその方針や具体的な取り組み内容を定めた計画書であります。岱明町公民館の改善の方向について、岱明町公民館は耐震性も懸念され、建物全体が老朽化しているため、早急な建てかえを行なう。建てかえの際は、近隣施設と重複する機能などを勘案し、適正規模の建てかえとするとしてあります。新公民館の総面積が現在より1.4倍と大幅に増加する。あるいは増加することやホールに稼働いす設備を設置し新たな保守点検、また、維持管理の費用を発生させるなど、これは個別施設計画、先ほど申しました個別施設計画と整合性がないことは明らかであります。岱明ふれあい健康センターの改善の方向については、個別計画には平成30年度から中規模修繕とあわせて、特定天井の改修も行なう。また、利用率が低く使用する用途が限られている検診室を多目的に使用できる部屋に変更するなど、利用者の利便性の向上を図る。今後は、平成30年度から始まる介護予防日常生活支援総合事業での利用により、利用者の増加が見込まれるとしてあります。今後も保健施設として使っていくのかなというような方向がここには示してあるわけですよ。ところが社会福祉協議会事務所を新しい公民館に移転して、岱明ふれあい健康センターは民間に委ねて収益施設にする。こういった発想は、個別施設計画とこれは全く矛盾するというのは明らかであります。市が策定した計画書と整合しない事業は、1番目のところで出てきました厳しい財政事情をさらに加速することになり、ひいては市民サービスの低下を招くものになると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 答弁どちら。 ◆18番(前田正治君) 手ば挙げよらすけん。なら、部長に。教育部長。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 通告はなかったと思いますけれども、私の言葉で説明をさせていただきます。  もともとこの岱明町公民館にあっては、本来でいうならばどんどん進んでいて、工事も順調に進んでいるような案件だったんではないかというふうに思っております。その中で、岱明ふれあい健康センターとの併設案が否決されているという考え方の中で、併設としては提案をするということは非常に私にとっても提出させていただけるものではありません。そこで現地建てかえの表明をして、現地建てかえの表明をしてから、4月から担当課を変えました。コミュニティ推進課のほうに。これまでは集約ありきの考え方だったので、企画戦略、経営戦略のほうで受け持っておりましたけれども、コミュニティ推進課のほうに移行したわけです。コミュニティ推進課で検討し始めて、それが4月からですけれども、先ほど個別計画の話がありました。あれが策定した段階では、恐らく計画としては現地に1,400平方メートルのものを建てるというような話になっていたと思います。しかしながら、隣接する岱明ふれあい健康センターがある以上、1,400平方メートルのもの公民館を建てると言うことは、決してできないというような話をしました。なぜならば、公共施設マネジメント、機能からもずっと話があっております。そこに逆行していくからであります。それでは市の将来を見据えて、どのようにすれば公共施設の面積を削減し、そして大幅にかかっていく、これからもかかっていく経費を削減できるのか、それを検討して、そうであるならば岱明ふれあい健康センターのもっと有効な利活用の仕方を検討してくれと私が指示をしたのは7月に入ってからでありました。ですから個別計画に反映していないのは、そういう意味でありますけれども、この案件を提出するに当たってその個別計画も見直しをしなければならないというふうには思っております。  それで、本当にこれだけはわかっていただきたいと思いますのが、岱明ふれあい健康センターがなかなか活用しきれていない。そこはだれもが心の中で思ってらっしゃるものだというふうに思います。それを民間にうまく活用していただく、これを一生懸命努力をして、挑戦をしていかなければならないというふうに思っています。当然のことながら温泉施設は、町民の方々に非常に喜んでいただいておりますので、その温泉施設は民間に開放していただけるような、そういったプロポーザルの提案を願わくばお願いしたいというふうに思っています。その中で例えば、岱明ふれあい健康センターを残したまま、1,000平方メートルの公民館をじゃあ、新しく建てかえますとしたときでもそれは保存計画、公共施設のマネジメントに逆行するものではありませんけれども、しかし、どうでしょうか、お互いがお互いでまた同じように中途半端な状態になってうまく活用しきれない施設が2つになってしまう、そういうことだけはどうしても私は防ぎたいというふうに思いました。そうであるならば、将来的に負の遺産になってしまうからであります。だからこそ、足して3,400平方メートルある玉名市が運営する、所有する公共施設を1,500平方メートルに減らすというような決断をしたというところであります。  それともう一つ。これは市民の方々が、町民の方々が言えば何でもやるんだと、そういうような話では決してありません。これからの将来の財政状況もしっかりと踏まえながら、そうでありながらないがしろにしてはならないのが、やはりこれまでの岱明町の歴史、岱明町の思い、そして市民の方々の考え、そこはないがしろに決してはしてはならないというふうに思った中で、やはり意向というものはしっかりとアンケートもとって聞いてまいりました。大勢の方々にも意見を聞きました。その中で経費を削減しながら、面積を削減しながらでありますけれども、きのうの答弁でも話しましたとおり、公民館というものはどうしてもその地域に必要なコミュニティの核となります。ましてや万が一の大規模な災害があったときに、その避難所としての機能を有しなければいけませんし、地域防災の観点から言うならば、地域防災の拠点にもならなければならない。今、横島町が5,000名、天水町が6,000名強、そして岱明町は1万人以上の人口があります。その規模からするならば、岱明町公民館にまた300平方メートルのホールをつくるのかというお話もありましたけれども、1万人規模、1万人を超える規模の町であるからこそ、300平方メートルではこれで大丈夫かな、この備えでいいのかなというふうなことを私自身の責任として考えるところもあるということも正直なところであります。その中で、もっと壮大な提案もいろいろありました。しかし、いや、1,500平方メートルを超えることはどうしてもできない。それで1,500平方メートルまでにとどめた中での今回の提案になっているということですので、ちょっと総合的にお話をさせていただきましたけれども、どうか、何らかのなんか思惑だとか、そういうことじゃ決してなくて、純粋に将来に渡っての責任を一生懸命果たさなければならない、そういう純粋な思いで、今回出させていただいておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) いや、実は、私も理解しようと思って一生懸命努力しよっとですよ。ところがわからんけん聞いてるんですけど、個別計画ですね、これはやっぱり見直しというのが先じゃなかったつかなと、段取りとしてはですね、段取り踏まえて提案してあれば、「ああ、なるほどな。」とやっぱり思うわけですよ。  それと、今の公民館と岱明ふれあい健康センター、合計3,400平方メートルぐらい敷地面積があると、合計すれば。これを岱明町公民館のほうに集約して1,500平方メートルぐらいにすると、ですね。岱明ふれあい健康センターで行なってたいわゆる健康相談とか、そこら辺はもう岱明町公民館のほうに社会福祉協議会は移るばってん、そういう機能も持たせるように、岱明町公民館はするんですか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 当然のことながら、今、運営されていた事業というものは、岱明町公民館で行なっていくということになります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) ああ、そこはいっちょ晴れました。  しかしそうなると、仮称岱明文化センターの面積がそっで足るとかなというようなちょっと心配も出てきます。  市長にお聞きします。平成29年度の決算が認定されました。岱明町公民館建設検討事業の事業評価の結果、今後の方向性は縮小して継続であります。本議会に提案してある岱明町公民館建設事業では、公民館面積を1.4倍、近隣の施設と合計すると小もなるという話でありましたが、公民館面積は全体として1.4倍にする。公民館、文化センター、社会福祉協議会事務所の複合化など、これはどう見てもその縮小どころか、拡大して継続というふうにしか私は考えられません。これは自ら行なった事業評価にも、逆行するんではないかなという疑問があるんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 単体で、単年度で見ればそういうお答えというふうに、それは甘んじてお受けしなければならないというふうに思っておりますけれども、やはり10年スパンであったり、長期的な視点に立って、大幅に面積を削減すること、経費を削減すること、そして全体的に、市全体の規模縮小を図っていきたいというふうな考えでおります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 市長の考えはわかりましたけど、市長、今議会に提案してあります岱明町公民館建設事業(仮称)岱明文化センター建設事業について、私は重大な4つの問題点があると思います。  1つ、自ら行なった事業評価に逆行すると。2つ、玉名市公共施設個別施設計画との整合性がない。3つ、ふれあい健康センターとしての機能や役割を廃止に追い込む。4つが、唐突な提案で説明責任が不十分。  このような問題点の背景には、何があるとかなと考えてみたんですけど、これは施設の利用率を上げるためには営利目的利用という、そういういわゆる短絡的な発想があるんじゃないかと。こういった議案をそのまま認めることは私は到底できません。議案の撤回、再検討を求めますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 再質問にお答えします。  今回、提案させていただいた議案としてまた、文教厚生委員会のほうでも十分に審議をいただきたいというふうに思っております。従いまして、何とか皆様方に御理解をいただいて提案をさせていただいておりますので、御承認を賜りたいというふうな考えであることは変わりません。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 私は、岱明町公民館の建設そのものに反対をするわけではありません。公共施設個別施設計画に沿った適正規模の公民館を合併特例債の期限内に現地に建設をするということには、大賛成であります。営利目的利用の追加、規模拡大、福祉施設の廃止、このような計画は絶対に認めることはできません。  じゃあ、今度は3番目に移ります。   [18番 前田正治君 登壇] ◆18番(前田正治君) 危険なブロック塀についてであります。  今年大阪で地震によって小学校のブロック塀が倒壊して、通学中の児童が死亡しました。建築基準施工例は、ブロック塀について高さ2.2メートル以下に制限、ブロック塀内部は鉄筋で補強、ブロック塀が1.2メートルよりも高い場合は直角方向に3.4メートル以内の間隔で控え壁を取り付けて強度を確保するように定めてあります。この痛ましい事故を受けて、国や市町村が法律の施設における危険なブロック塀の改修や除去に向けて緊急な対策をとりました。玉名市においては、その工事の完了を待つのみであります。  2点質問いたします。1、玉名市内の通学路におけるブロック塀の危険箇所についての把握と公共施設じゃなくてですね、通学路におけるブロック塀の危険箇所についての把握と対策について方針を伺います。2番目、危険なブロックの除去や改修について工事費補助制度の創設などで、その対策を急ぐ必要があると思いますが、見解をお尋ねします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 前田議員の玉名市内における、通学路におけるブロック塀の危険箇所の把握と対策についての質問にお答えいたします。  ブロック塀の危険箇所の把握につきましては、今年の6月大阪府北部を震源とする地震により発生したブロック塀倒壊事故を受け、本市教育委員会においても全小中学校の通学路沿いのブロック塀を対象に緊急に調査を実施することといたしました。具体的に調査方法といたしましては、各学校の教職員が、PTAや地域の協力を得ながら目視にて傾いていないか、亀裂が入っていないかなどを入念に確認しております。調査の結果、小中学校合計で延べ72カ所の要注意箇所として把握をしたところでございます。把握できたカ所につきましては、児童生徒へ周知し、登下校の際には近づかない、注意して通行するなどの安全指導を行ない、極めて危険と判断した箇所については、通学路の変更等の対策をとったほか、防災安全課などの庁内関係部署の協力を得るべく情報提供を行なっているところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 建設部長 前田愼一郎君。   [建設部長 前田愼一郎君 登壇] ◎建設部長(前田愼一郎君) 議員御質問の危険ブロック塀について。ブロック塀の危険箇所の把握と対策について、初めにお答えさせていただきます。  玉名市内におけるブロック塀危険箇所の通学路については、先ほど教育部長が申しましたとおり把握をしております。しかし、それ以外の民間ブロック塀の危険箇所につきましては、すべてを把握することは困難な状況でございます。そのため、6月18日発生しました大阪北部地震発生後直ちに玉名市のホームページでブロック塀の点検チェックやポイント、ブロック塀の安全基準等を掲載し、市民の方へブロック塀の点検を行なってもらうよう周知を図ってきたところでございます。また、同じ掲載内容につきましても、広報たまなにおきまして同様の記事を掲載し周知を図っております。  次に、危険ブロック塀の除去や改修について、工事費補助制度の創設などで危険箇所の対策を急ぐ必要があるかとの見解を聞くとの御質問に対してお答えをいたします。  危険ブロック塀の除去に伴います補助制度の創設につきましては、先ほど申しましたように大阪府北部地震以降、国が主導し進められております。本市におきましては、現在、ブロック塀の除去に伴います補助金交付要綱を策定中であります。来年の4月1日の施行を予定しているところでございます。なお、補助金の額といたしましては、上限を1件当たり20万円と考えております。なお、20万円補助の内訳と申しますと、半分国が10万円、残りの10万円を市と県で考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 建築基準法施工例を満たしていない危険なブロック塀の除去や改修について工事費の補助制度を平成31年4月1日で施行したいということでした。  非常に有効な対策だと、私は思っております。補助額は1件20万円と、国が半分で残り半分を県と市が半分ずつということであります。地震の際、危険なブロック塀の倒壊が道路をふさぎ、住民の避難路を寸断、緊急車両の通行や支援復旧の障害になることもあります。補助金を出すことで、この除去や改修を促進することは、防災機能を高めて、災害に強いまちづくり、市民の暮らしを守ることにこれはつながってきます。そういう意味からも、さらに除去や改修をすることを加速するために、1件20万円国が10万円で、県と市が10万円ずつだったんですけど、県がさらに上乗せをするというようなことは非常に大事じゃないかなと、市民が「ああ、この際改修しよう。」ということを市民の行動を促進するようなことにつながるんじゃないかなと思いますけど、単費を上乗せするということについて見解をお聞きします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの前田議員の御質問にお答えいたします。  ブロック塀の単独、市単独の追加の上乗せの補助ということでございますけども、防災の観点から補助金金額の上乗せにつきましては、他市町の状況等を踏まえながら、今後検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 耐震基準を満たしていない家屋について、耐震調査、耐震補強工事の費用を補助する制度ができました。しかし、市民が積極的に制度を利用して家屋の耐震補強工事を行なっているという実績、これは決して多くはありません。うちは大丈夫だろうという感覚があるということは、これは否めません。そういう雰囲気が存在する中で、危険なブロック塀の改修、除去を早急に推進するためには、繰り返し広報たまなの掲載やポスター宣伝など、地道な防災、減災のキャンペーンとあわせて市民の工事費用負担の軽減が必要かと思います。危険なブロック塀の改修除去を徹底するための補助の上乗せの部分はもうよかけんですね、改修、除去徹底するための方策を何か考えていらっしゃることがあったら、ちょっとお聞きします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 危険ブロックに関する周知ということでよろしいでしょうか。 ◆18番(前田正治君) はい。 ◎総務部長(西山俊信君) 先ほど前田部長も申し上げましたとおり、市民向けの周知につきましては、広報誌あるいはホームページ等で適宜周知を掲載しながら周知を図っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。   [18番 前田正治君 登壇] ◆18番(前田正治君) 危険ブロックの改修については、補助金が今ついてるという状況でありますので、市民の皆さんが「よし、この際しよう。」という気になるような費用負担も含めて、そういったキャンペーンを張ってもらうということをよろしくお願いしたいと思います。  4番目の寡婦(夫)控除のみなし適用について。未婚のひとり親、つまり婚姻によらないで母又は父となったものであって、現に婚姻を指定ないものを地方税法上の寡婦又は寡夫とみなす特例が、平成30年9月1日から施行してあります。見なし適用について2点お聞きします。  1、保育料における、未婚のひとり親に係る寡婦(夫)控除のみなし適用について、どのような対応をしているか。条例改正は必要ではないかなという気はしますが、それと、みなし適用で保育料が下がった件数は何件あるのか。  2つめ、未婚のひとり親の負担を軽減するために、寡婦(夫)控除のみなし適用を運用できる保育料以外の施策はないかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) 前田議員の寡婦(夫)控除のみなし適用についてお答えいたします。  認可保育所、認定こども園、新制度に移行した幼稚園などのいわゆる保育料につきましては、児童の父兄等に課せられた市町村民税の合計額を基礎として算定される仕組みとなっております。市町村民税の算定に当たっては、地方税法の規定が適用されますが、未婚のひとり親は寡婦(夫)の要件にならないことから、平成28年に整備した児童扶養手当法の一部を改正する法律に対する附帯決議において、一部の地方自治体が取り組んでいる未婚のひとり親に対する保育料軽減等の寡婦(夫)控除のみなし適用について、その実態の把握に努め、必要に応じて適切な措置を講ずることとされることを踏まえ、関係の政令や内閣府令の改正が本年9月1日に施行されたところでございます。具体的には、未婚のひとり親が市町村にみなし適用を申請することによって、地方税法の寡婦として扱い、所得金額が125万円以下の場合は、市町村民税を非課税とするほか、26万円の寡婦(夫)控除や30万円の特別寡婦(夫)控除を適用した上で、保育料の算定基礎となる市町村民税を算出する内容となっております。  本市におきましても、条例施行規則を改正し、国にあわせて本年9月1日から適用しており、ホームページやチラシ、また、市役所窓口に掲示するなどで周知に努める一方で、実際に保育料が減額になる方、5人に対しては、申請を即する文章を送付したところでございます。なお、実績としましては、これまでに4件の申請があっており、減額した保育料は4件合わせまして月額9,000円でございます。  次に、保育料のほかにみなし適用制度を実行している施策についてでございますけれども、市営住宅の使用料につきましては、平成28年度から実施しているほか、母子家庭等対象とした高等職業訓練の給付金又は自立支援教育訓練の給付金などの事業におきまして実施しているところでございます。
     以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) みなし適用を受けるために、本人の申請が必要であります。もちろんその申請しても保育料やおっしゃった市営住宅の住宅料が必ず軽減されるわけではありません。しかしながら広くやっぱり周知をするということや対象者にはすべて残らず案内するということが基本だと思います。  ホームページ、チラシなどで周知に努めているということでありましたけど、申請が漏れていたと、申請が漏れないような把握という努力というかな、その辺ばなんかせんといかんとじゃないかなという先ほどおっしゃった、部長が答えたあの中から行けば、把握に努めるというふうな文言もあったようですので、申請漏れをすべて残らす申請漏れがないように、すべて残らず案内するというところまではやっぱり行政のつとめじゃないかなと思いますけど、申請漏れを防ぐためには、どのような取り組みを行なっているか。それ以上のことはしとらんていうなら、もうそれでよかっですけど、なんかありませんかね。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 一応、先ほど答えましたように、適応制度の対象となります方につきましては、担当課で抽出いたしまして、その上で5名の方に申請の連絡をしたというところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) これは9月1日から施行されております。さっきも5人に案内して4件が申請されたということなんですけど、9月1日時点でこの対象者であったけど、やっぱり申請が遅れとって今月になって申請をしたというような場合、9月1日からの適用になるんでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) その遡及につきましては、ちょっと確認させてもらってよろしいでしょうか。 ◆18番(前田正治君) はい。 ○議長(中尾嘉男君) 前田正治君。 ◆18番(前田正治君) 遡及につきましても、私ちょっと調べたんですけど、実は。  国からの手当は遡及分はつかんと、しかし自治体の判断でしてもかまわんですよと。ですからやっぱり単費の持ち出しに若干はなるわけですよね。  そういった場合は、やっぱりそのような状態が起きた場合ですね、この対象者というところは、社会的に弱い立場の世帯が多いと思います。ですから、遡及についても人情ある温かい対応を求めまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、前田正治君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 2時03分 休憩                             ───────────                             午後 2時21分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  12番 西川裕文君。   [12番 西川裕文君 登壇] ◆12番(西川裕文君) どうもありがとうございます。本日、一般質問最終日、3番目の質問をさせていただきます。12番、新生クラブの西川裕文です。傍聴席の皆様、また、ネットで御覧の皆様方ありがとうございます。  この席から議員席を見ますと、自分自身の席も含めて3つの席が空席になっております。福嶋先輩、城戸前議員の席が空席で寂しい間があると同時に、お二人共に市民の皆様のこと、市のことを本当に強く思っておられましたので、この二人の分まで私たちが考える必要があると責任の重さを感じております。  今日は、私の地元の友人のお母さんが金栗四三先輩のタマにゃん人形をつくっていただきました。これで2つ置かせてもらっておりますけども、8体目になると思いますけども、庁内に置かせてもらっております。議長のお許しを得まして、お二人の席に置かせてもらいました。特に福嶋先輩は霊界のほうから、霊界から頑張れよといつものあの笑顔で見守っておられることと思います。  また、ちょっと話は変わりますけども、昨日、吉田憲司議員がおっしゃっておられましたけども、大河ドラマの西郷どんの最終回の前の第46回がありました。ちょうど西南戦争が背景でしたけれども、番組の中で高瀬の名が記された図面、それから音声でも高瀬の名前が、高瀬、高瀬とあがりました。西南戦争における関ヶ原の戦いといわれている高瀬の開戦、2月25日から27日の3日間でありましたけれども、この戦いによって御存じのとおり薩軍の北上は終わりまして、田原坂へ押し下げられております。西郷どんの一番下の弟さんですけども、御存じのとおり西郷小兵衛さんも3日目、27日の日に繁根木川の下流永徳寺で左胸に銃弾を受けられて亡くなっておられます。そのときは、これは司馬遼太郎さんの「翔ぶが如く」にありますけども、「自分は兄に先立つようだ。」と、「そのことが心苦しい。」と、その言葉だけで亡くなっておられました。しかし、1つだけ番組を見てて気になったことが、小兵衛さんが銃弾を受けられたとき、その場所が田原坂のような画面状況でありました。あれだけはちょっと気になって、大体永徳寺のほうで銃弾を受けられておると。それがちょっと内容的には気になっております。NHKには言っておりませんけれども、それはそれとしていよいよ「いだてん」もひと月を切りました。下のほうの24日となってきましたけども、いよいよ始まるなという実感です。私たちが主体となって本当に盛り上げていく必要があると感じます。ちょっと長くなりまして、繰り返しになりますけど、最後やはり福嶋先輩の「がんばれ。」コールが、叱咤激励が、耳に響いているという感じです。  それでは、通告に従いまして、一般質問いたします。  まず最初に、玉名市総合防災訓練の内容について伺います。  先月、11月10日玉陵中学校におきまして、新設になった玉陵小中学校校区の皆様と一体となった本年度の防災訓練が行なわれました。私たち議員も昨年制定をしました議会基本条例に基づいた、玉名市議会BCP(業務継続計画)に基づく玉名市議会災害対策基本計画に沿って、初めて議員としての役割を果たすため、市の災害対策本部が設置されたあとに、初めて市議会災害時対策会議を設置し、議会としての対応を検討しました。まずは、今回、行なわれた防災訓練の内容についてどういうふうな趣旨のもとに行なった防災訓練であったか伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) 西川議員御質問の玉名市総合防災訓練の内容についてお答えいたします。  今回で第8回目となります玉名市総合防災訓練につきましては、先月11月10日土曜日に玉陵中学校を会場に、玉名市内で震度6強の地震が発生し、市内各所で地震に伴う土砂災害が発生したと想定しまして、約600名の参加者のもとに実施したところでございます。また、訓練に当たりましては、大規模災害時における職員の初動体制の確保、共助による防災力の強化をテーマに実施いたしたところでもございます。  まず、大規模災害時におけます職員の初動体制の確保を目的とした訓練につきましては、限られた被害情報の中で行なうブラインド型の災害対策訓練、全職員を対象に登庁を呼びかける職員最終メール訓練、熊本県との災害情報伝達、自衛隊の派遣要請、それからJアラートなどの情報伝達訓練などを行ない、大規模災害時に基本となる初動体制の訓練を行なったところでございます。  次に、共助による防災力の強化を目的とした訓練といたしまして、玉陵校区の住民を対象とした避難訓練、地元消防団による避難の呼びかけの避難誘導訓練、自主防災組織と消防団との連携によります救出、消火、土砂撤去訓練などを行ない、大規模災害時には、もはや市、警察、消防などの公序の手が及ばない場合を想定しまして訓練を行なったところでもございます。  今後本市といたしましても、このように総合防災訓練を通じて、防災関係機関との連携強化はもとより、共助の育成強化を図ることによりまして、地域防災協力の強化につなげてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 西川裕文君。 ◆12番(西川裕文君) どうも答弁ありがとうございました。  ただいまの答弁の中で、600名の地域の方々の参加を受け、いろいろ訓練をされておったのを拝見しておりました。ちょっとその中で、1つだけ先ほど部長のほうからありました県との災害の打ち合わせ、職員さんは当然ですけども、それと自衛隊の派遣要請、Jアラートというふうな話がございまして、1つだけ気になったのが、昨年もそうだったんですけど、防災訓練の中で自衛隊の顔が見えなかったと。私が聞く中で、11月に行なわれたお隣の荒尾市で、防災訓練をされたときには自衛隊の方もおられたというふうな話をちょっと伺いまして、昨年もそうだったんですけども、例年市の防災会議のほうには当然自衛隊のほうも来られて一緒になって会議が開かれて、対応については話し合いをされておるというふうに聞いておりますけども、やはり防災訓練、直接自衛隊の場合は何かあったあとに当然の出動になりますけども、防災訓練の内容に異なると思いますけども、庁舎、地域事務所隣でもありますし、災害時本当に熊本地震のときにも水関係のお世話になっておりますけども、ぜひ、自衛隊の方にはお声かけをしていただいて、特に本年度は玉名がお世話になる師団のほうの改変もなっております。それから事務所の所長さんにつきましても、2年、3年で交代をされるというところもあって、直接その訓練のほうには自衛隊関係はないとは思いますけれども、今後はやっぱり呼んでいただいて、内容を見ていただくとか、そういうふうなところでの交流も含めたところで、ぜひ、常時呼びかけをしていただきたいと思います。それについてどのようにお考えであるか、再質問でお願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの西川議員の再質問にお答えいたします。  総合防災訓練を開催するに当たりまして、例年自衛隊にも御参加をいただき、有事の際の連携強化を図っておりましたが、今回は自衛隊につきましては、同時に行なわれました県下一斉の災害時におけます情報伝達訓練に参加をされておりまして、直接本市の防災訓練への参加はいただけなかったというところでございます。  しかしながらやはり大規模災害時には、自衛隊の支援は必要不可欠でございまして、また、一昨年の熊本地震の折にも、当市で給水活動の支援を行なっていただき、市民の皆様方からもその制服姿を見たときに、非常に安心感があったというふうにお聞きをいたしているところでもございます。今後も本市といたしましては、大規模災害に備え、自衛隊を含む関係機関との顔の見える関係を構築し、連携強化を図ってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 西川裕文君。 ◆12番(西川裕文君) どうもありがとうございます。  今、部長のほうから答弁の中で、当日はちょうど自衛隊のほうが県下一斉の情報伝達の訓練があったということで、呼びかけをしとったけど来られなかったと。ちょっと呼びかけをしてあったこと自体、私も知らなくて申しわけなかったと思います。今答弁の中にありましたように、顔の見える交流を今後もしていただくように、防災訓練のときは常に呼びかけをしていただきたいと、本当、よろしくお願いします。ありがとうございます。   [12番 西川裕文君 登壇] ◆12番(西川裕文君) それでは2番目の質問をさせていただきます。  玉名市公式観光案内サイト「タマてバコ」の充実した活用についてお伺いいたします。  前回9月の議会におきましても質問をさせていただきましたけども、タマてバコについて再度質問をさせていただきます。先ほど述べましたように、金栗四三先輩のいだてん放映まで1カ月を切り、市といたしましても玉名市を全国、いや、先ほどもありましたけども世界にまで知らしめる絶好の機会としていろいろな企画をされております。その中で、今多くの方々が利用されているスマホやタブレットを十分活用したガイドマップが必要であると思います。タマてバコがありますけども、中を見てみますとまだ市全体を表したマップやその中に限られた観光地、土産処とか名所旧跡等々しかありません。もう本当に即いだてんが始まります。来年1年間大河ドラマ館や循環バス等々も走りますので、インバウンドも含め、多くの交流人口の方々に対応したまた当然玉名の市民の皆様にもわかりやすい案内サイトにしていただきたいと思います。全体マップといいますか、タマにゃんマップみたいな形でわかりやすく、そしてかつ詳しい案内サイトタマてバコにしていただきたいというふうに思いますけども、これにつきましてはどのような計画になっておるか伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。   [産業経済部長 松本忠光君 登壇] ◎産業経済部長(松本忠光君) 西川議員の玉名市公式観光案内サイト「タマてバコ」の充実した活用についてお答えいたします。  玉名市公式観光案内サイト「タマてバコ」は今年5月の開設から8カ月が経ち直近では約3,700件と順調にアクセス数を伸ばしているところでございます。タマてバコの内容といたしましては、観光地の音声ガイド、目的地まで誘導するナビ機能のほか、最新の動画技術を駆使したVR映像、SNSと連動した個人のインスタグラムの照会機能などを備えております。  タマてバコ内の地図の表示についてですが、現在のサイトの仕様ではGPSと連動して観光施設など各スポットごとにその場所の周辺地図が表示され、現在地から目的地までのナビ誘導をするため、玉名市全体の地図は表示されておりません。平成28年に配信を開始した玉名市観光周遊アプリタマにゃんナビには、玉名市全体の地図に各スポットを表示した地図から検索という機能を備えております。しかしアプリの配信から2年が経過し、アプリを維持していくためには不具合対応、バージョンアップに多額の費用が必要となるため、今後は利用者がアプリをダウンロードする必要がなく、アクセスしやすいウェブ上の観光案内サイトタマてバコに1本化をし、利用者が簡単によりわかりやすく観光情報を入手できるようにしたいと考えております。  そのためには、全体の地図を含め、アプリの機能でタマてバコに備えていない機能があれば、必要に応じて追加していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 西川裕文君。 ◆12番(西川裕文君) どうも答弁ありがとうございます。  今、部長のほうからありましたけども、5月から8カ月間で3,700件のアクセスがあったというところで、今後はもっともっと先ほど答弁にありましたように、より多くの内容の充実したタマてバコにしていただきたいと、それから、タマにゃんナビということで、ちょっと私自身も使い方がようとわからんで、ナビのほうは出しきらんだったんですけど、今後はタマてバコのほうに1本化してよりわかりやすく、そして詳しくしていただくというところで、もう本当に時間がございません。そういうことで対応を即していただいて、そして今ありましたように、現場での説明も含めて、なるべく4カ国語まで今3カ国語ですかね、英語、中国語、韓国語までしていただいて、インバウンドの方々、もう前もって調べられて、どういうふうに行けばいいかも含めたところで、幅広く提供ができるように内容を充実していただきたいと思います。そしてそれが結果的にまた地元の方々にもそれを見れば説明もわかるというところになりますので、ぜひ、お願いしたいと思います。  これにつきまして、一般質問の中、昨日ですか、一昨日かありましたけれども、市の職員の方々の努力によってゆるキャラグランプリタマにゃんが97位となったと。また、今後、これも一般質問の答弁の中でありましたけども、金栗四三先輩ふうのタマにゃんを今もう計画しているというところで、ぜひ、そういうことでタマにゃん、最近タマにゃん自体があまりにも見る機会がちょっと私自身も少なかったんですけども、ぜひ、走る格好で金栗足袋を履いたタマにゃんが出てこられることを楽しみにしております。  それから、金栗四三先輩のいだてんの広告の中で聞いたところによると県下の郵便局のバイクには、全体があの広報されるような話を伺っております。今、商店街も含めまして、なかなか金栗さんののぼりも点々としか見えない。ちょっと本当にあと24日で大河ドラマが始まるのかなと、思いはあってもなんかちょっとまだ市の庁舎前にはのぼり等々立ってますけど、何か弱い感じがいたします。これにつきましてもまたのぼりのほうは新しく1,000何百本ですか、つくられるように計画をされとるというふうな話も伺いましたので、まず物理的に、何しろにぎあわせていただきたい。また、タクシー、バス、運送業の方々に対してもなかなかマグネットと思いましたけども、マグネットはなんか運送業の方々に対しては落ちたりなんかするといろいろ事故が起こる可能性もあるということで、ちょっとなかなか難しい話も聞きましたけども、タクシー等々、バス、循環バスも含めて、バス、それと中を通る産交バス等々、ぜひ、にぎわうような工面をしてほしいと思います。  それからもう一つ。市民の皆様のほうから、四三さんの43の半袖ポロシャツ、並びに私たちが今着ておるこういう服を「市民にはなかつかい。」とよく聞かれております。市民の皆様方も欲しいと言われる方がかなりいらっしゃいますので、これについても対応をしていただければと思います。また、来月大河ドラマ館がオープンしますけれども、これはもう教育委員会のほうにまた希望ですが、玉名学の学びも含めて、小中学校の児童生徒の方々にぜひ、見学をする機会を設けていただいて、みんなが、よければ全校生徒さん方、3,000何百人ですかね、中学校も含めるとその1.5倍ぐらいになると思いますけども、ぜひ、もうこういう機会はないと思いますので、児童生徒の方々が見て、触れるような、1年間ありますので、そういう機会づくりも考えていただきたいと思います。  また、もう1つになりますけども、ふるさと寄附金のほうで、金栗足袋の返礼品がありますけども、これにつきましてもおかげで玉名市内には5校の高校及び1校の大学もあります。その同窓会等々もありまして、同窓会会報等々もあると思いますので、そういう会報の中にも入れる機会を設けていただいて、玉名市内だけでなくて、玉名市を出た市外の方々にもそういう案内をしていただいて、今もかなりふえてるとは聞いておりますけれども、ふるさと寄附金がもう金栗足袋ができておりまして、もう放送が終わればごとっとこの金栗さんについては、やっぱり薄くなると思いますので、この機会に同窓会等々のほうにお願いをして、案内の拡大をしていただければと思います。また、玉名駅関係、新玉名駅については、かなり皆さんのイメージがあって、案内をされると思いますけど、在来線の玉名駅、これにつきましてはのぼりがあったのかなと、1週間ぐらい前ですかね、行ったときになんもそういうふうな感じを受けませんでした。やっぱり生徒さん方が多いですけども、乗りおりはかなりの乗りおりが、在来線の玉名駅もあります。やっぱりその一体についてもぜひ、もう新玉名駅もですけども、玉名駅も含めたところでアピールをしていただきたいと思います。そして最後になりますけどもいだてんの放映後、これがまた大事になってくると思います。金栗スピリッツ「体力、気力、努力」に加え、金栗さんが嘉納治五郎先生から言葉をかけられました時代の先駆者となれというところで、「黎明の鐘となれ」という言葉をいただかれて、そのあといろんな面で金栗さんが日本のマラソンの父と言われるまでになられております。玉名市民の皆さんが、また、玉名を訪れた皆様方が、この金栗スピリッツ「体力、気力、努力」「黎明の鐘になれ」と、そしてやっぱり自分たちが金栗さんを見習って、新しい時代を年齢関係なくつくっていくぞという思いが放映後にますます思いが玉名市民含めて出てくるように工夫する責任があると思いますので、市長、そういうことで今それぞれしていただいてる話も聞いておりますけど、そういうことでよろしくお願いしたいと思います。  本当に金栗スピリッツ「体力、気力、努力」そしてそこに結果的にある「黎明の鐘」の無限力というところを思いますので、工夫をお願いしたいと思います。   [12番 西川裕文君 登壇] ◆12番(西川裕文君) それでは、最後になりますけども、3番目になります。玉名大俵まつりと玉名市産業祭について質問いたします。  11月23日、今年も多くの参加をいただきまして大俵まつり、そして玉名産業祭が行なわれました。今年はちょうど市民会館の建設中でもありまして、西側が利用ができなくて、例年より狭い空間になっていたことは仕方ないことでありますけども、見学も含めて、ちょっと窮屈でありましたけども、大俵まつり、そして食主体の産業祭は本当に盛り上がっていたと思います。その中で、産業祭について伺います。  今年の産業祭には、漁協の方はみえましたけども、地元JAの姿がちょっと見えなかったというふうに思いました。また、例年産業祭のときには、玉名工業高校の生徒さんたちのロボットとかがありましたけども、本年度は見えなかったと。今年は特に食に集中した産業祭であったと思います。この場合、今年度はそういうところで食の産業祭ということでこれはもうよかったと思いますけども、今後やっぱり産業祭というふうなところを考えた場合には、ぜひ、幅広い産業祭を行なってもらいたいというふうに思います。1つまたちょっと自衛隊のお話になりますけども、自衛隊のほうから例年ブースを出させていただいとったけど、今回は狭かったのもあったんでしょうね、ブースを出せなかったと。そのためここ数年参加していた大俵ころがしにもちょっと参加はしませんでしたという話もありました。やっぱり産業祭、ぜひ、誘致企業の方々や地元企業の方々の企業紹介も含め、本当の意味での玉名産業祭にしていただきたいと思いますけども、これについての考えを伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。   [産業経済部長 松本忠光君 登壇] ◎産業経済部長(松本忠光君) 西川議員の玉名大俵まつりと玉名市産業祭についてお答えいたします。  まず、産業祭にJAの参加がなかったのはなぜかについてでございますが、産業祭は玉名市産業祭実行委員会が主催者であり、玉名市をはじめ農協、漁協及び商工会等の各代表者で構成されております。また、平成28年度から玉名大俵まつり実行委員会と協議を重ね、平成30年度から両実行委員会による共同開催で実施したところであります。産業祭では、農産物や水産物等の販売を行なっておりますが、漁協用ブースで漁協職員が直接販売した水産物の販売とは異なり、農産物の販売については、市の野菜振興協議会及び柑橘振興協議会の取り組みの一つとしてそれぞれから商品を実行委員会に無償で提供していただき、事務局である農林水産政策課職員が店頭販売を行ない、産業祭の経費に充てているところです。従いまして、農協用の販売ブースは設けておらず、農協職員による店頭販売は行なわれておりません。  次に、地元企業などの商工業者の参加があってもよいのではないかについてお答えいたします。商工会議所や商工会の加入事業者からの出店はございましたが、誘致企業等の市内企業からの出店はございませんでした。これは過去の産業祭において地元企業の紹介ブースを設けて、来場者に周知を図っておりましたが、産業祭が休日開催で対応が難しいなど、実際に参加いただいた企業の御意見を踏まえ、昨年度から参加案内を見送った経緯がございます。昨日答弁いたしましたが、これにかわる地元企業のPR方法としまして、今年度より荒尾、玉名の高校に通う就職希望生徒や進路指導の先生方、また、保護者の皆様を対象に荒尾、玉名圏域の企業ガイダンスを3月中旬に開催する予定でありまして、地元企業の人材確保を支援を初め、地元就職及び定住化促進を図ることとしております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 西川裕文君。 ◆12番(西川裕文君) どうも答弁ありがとうございます。  私の勉強不足で、産業祭の実行委員会の中に、それぞれ地元の農協の方々も入られて、漁協の方も入られて運営をされておるというところで、農産物等々は無償で野菜振興協議会、柑橘振興協議会さんのほうから提供をいただいて販売のほうがなっとったということで、私の済みませんでした。そういうことで、全体としてされとったというので、これにつきましてはよかったなと思います。  産業祭につきましては、きのうもありよりましたように、子どもたち高校生等々についの地元企業のガイダンス等々もされるということで、これについては本当に当然いいことだと思います。なかなか産業祭とした場合に、日曜日企業の場合にもやっぱり職員さんの動員とかなかなか難しいところがあるとは思いますけども、ぜひ、今後もやっぱり市民の方々にもどういうふうな企業があるか、あの企業はどういうふうなことをされとるかも企業の方々とぜひ、話し合いをしながら、地元の市民の方々にもあそこの企業はこういうのをされとるとか、そういうことでぜひ、企業紹介も含めたところでの食だけの産業祭じゃない、大俵まつりのときには食を中心の産業祭でもかまわないと思いますけど、産業祭という場合に、やっぱり玉名管内の企業の紹介というのも、今後またそれぞれの企業さんと話し合った中で、できればそういうことの機会づくりもしていただいて、地元の市民の方々、学生さんたちにはそういうことで個別にガイダンスもされて、地元に残っていただく機会づくりをしていただくことは、本当に継続していただきたいと思いますし、かつ産業祭となった場合にやっぱり食だけでなくて、全体のやっぱりそういう機会づくりも、大俵のときができないならば、また違った時期でもよろしいですので、企業さんとの話をもちながら、市民の方々に知っていただく場づくりも今後検討していただきたいというふうに思います。  本年もあと半月余りとなりました。あとまだ半月ありますけれども、冒頭で述べましたとおり、福嶋先輩並びに城戸前議員、二人分までの責任を感じて玉名市民の方々のため、玉名のためにみんなで頑張っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、西川裕文君の質問は終わりました。  4番 一瀬重隆君。   [4番 一瀬重隆君 登壇] ◆4番(一瀬重隆君) 4番、自友クラブ、一瀬重隆と申します。よろしくお願いします。  1年ぶりの一般質問になりますけど、よろしくお願いします。今日は、消防団に関することで3点質問したいと思います。よろしくお願いします。  1年が過ぎるのは早いもので、師走となり、今年も残りわずかとなりました。さて、今年1年振り返ってみますと全国各地で記録的な豪雨が猛暑となり、特に7月に発生した西日本豪雨災害では、西日本一帯で227名の尊い人命が失われ、甚大な被害をもたらしたのは記憶に新しいことです。また、6月に発生した大阪北部地震、9月に発生した北海道胆振東部地震、全国各地で甚大な被害をもたらしました。一昨年の熊本地震、昨年の九州北部豪雨、大規模災害が全国各地で当たり前のように発生している状況になっております。このような大規模災害が頻繁に発生する中、なんといっても頼りになるのが、地元の消防団だと私は思います。その証拠に大規模災害が1度起こると消防団の活躍において多くの人命を救われたとたびたび新聞やニュースを通じて報道されているのは皆さんも御存じのとおりです。特に西日本豪雨により大きな災害を受けた愛媛県西予市野村町地区においては、濁流が家に迫る直前、消防団が各校を回り総合積載車でピストン輸送したり、多くの住民の避難を助けたと報道されておりました。西予市は消防団員の条例定数に対する実人員の割合、いわゆる実測率が全国平均を大きく上回ってる地区であり、その地区の密着性、動員力、迅速対応力が極めて注目される形になっております。このように以前でありますと、消防団は火災時における消火活動が中心の任務でありましたが、現在では風水害等を初めとする自然災害に対する消防団員の活躍がますます期待されるところです。  それでは通告にしたがって一般質問を始めたいと思います。まず初めに、消防団員が減少する中で、その確保の方策について質問したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) 一瀬議員御質問の消防団員が減少する中で、その確保の方策についてお答えをいたします。  平成17年の市町合併後、当時1市3町の消防団組織をそのまま引き継ぐ形で、新玉名市消防団が発足し、合併当初1,679人在籍していた消防団員が年々減少し、平成23年には1,568人まで減少をいたしたところでございます。そのような状況の中、一瀬元消防団長時代の平成23年から24年の2カ年にかけて玉名市消防団分団再編検討会が組織されまして、検討の結果、40分団体制から10分団体制に再編がなされたところでございます。このことにより、広域的な入団体制が可能となり、消防団員の人員確保、また、OB消防団員であります支援消防団員制度の導入を図ることにより、昼間時における消防力の充実、強化に取り組んでこられたところでございます。その取り組みが功を奏しまして、平成25年以降は、消防団員が増員していたものの平成29年以降は再び消防団員の減少が進んでいき、現在1,498人まで減少いたし、昨年度より岱明地区におきましては、部の運営が今後成り立ちが行かないという地域も発生するなど、改めて組織のあり方について検討が迫られている状況でもございます。そのような状況の中で、今年度より第2次玉名市消防分団再編等検討委員会が組織されまして、OB団員であります支援団員数の拡充、地域で高齢化している消防団員の定年の延長、分団部の統廃合を含む組織の見直し、サラリーマン団員が増加する中での行事の見直しなどを含め、時代に即した消防団のあり方について検討を行なっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 一瀬重隆君。 ◆4番(一瀬重隆君) 答弁ありがとうございました。  消防団は火災の消火活動を初め、近年では防災活動にも強く期待が寄せられており、そのほかの活動、例えば、地域の祭り、支館行事、学校の運動会等の幅広く活躍し、地域にはなくてはならない存在だと私は思っております。そのような少子高齢化、サラリーマン団員の増加により、入団希望者の減少、消防行事全般における出動率の低下、昼間の火災対応等の消防団の取り巻く環境は年々厳しさが増すばかりと考えております。私が消防団長時代に、分団再編を手がけたときも10年、20年先のことを考え分団再編のOB団員による支援団員制度を導入しました。今年度からまた、第2次の再編計画を立ち上げられたと答弁をいただきましたが、どうか消防団と十分意見を交換いただき、時代に沿った消防団のあり方について検討していただくと共に、なんとかして消防団員数が減少し、また、地域防災が低下していないようにしてもらっていただくように強く思います。済みません、どうもよろしくお願いします。
     次の2番に移りたいと思います。消防団が保有する装備品・ポンプ車の配備について。私は年に1度、全国にいる消防大学時代の仲間と同期に参加する中で、よく消防ポンプ車の話が話題となります。値段は高額でありますが、性能性からも大規模災害時の火災発生時に特に消防署がほかの火災対応で駆けつけるいとまがないときなどに、非常に有用であると考えます。また、再来年に熊本消防大会で玉名市で開催されるとお聞きしております。県の総合大会は、小型ポンプの部、ポンプ車の部と2つの競技の開催となります。ぜひ、このような点を踏まえてポンプ車の配備についての考えについて質問いたします。よろしくお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの一瀬議員の御質問にお答えをいたします。  現在、玉名市消防団の保有する装備品につきましては、小型動力ポンプつき積載車92台、また、小型動力ポンプを12台保有いたしております。ポンプ車は現在保有していないという現状でございます。  議員御質問のとおり、ポンプ車は値段が高額であるものの、小型動力ポンプの放水口が1口であるのに対しまして、ポンプ車は4口の放水口を有しておりまして、ポンプ本体の能力も高く、また、消防水利まで直接車両で進入できるなど、大規模災害火災時には大変有用な消防資機材だというふうにとらえております。今後、本市といたしましても有明消防本部、消防団の御意見を伺いながら、その導入につきましては検討を行なってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 一瀬重隆君。 ◆4番(一瀬重隆君) 答弁ありがとうございました。  想像を絶する全国的に災害が起こる、年々ふえてくるかと思いますので、ぜひ、消防団活用しやすい、よかならポンプ車を入れてほしいと思います。よろしくお願いします。  次、3番。共助のかなめである自主防災組織と消防団の連携について質問いたします。  冒頭より日本各地で大規模な災害が多発し、まさに災害はいつ、どこで起きてもおかしくない状況であります。このような状況を受けまして全国各地の防災に対する見直し、強化が行なわれるところでございますが、やはり大規模災害が発生した地域の中でも自主防災組織と消防団の連携、絆が強い地区ほど地域を巡回しての避難を呼びかけ、家屋からの人命救助を行ない、多くの人命を救った奏功事例をお聞きしております。近年の大規模災害を見ても災害の規模が大きくなればなるほど、警察官、消防署、市役所等の支援が行き届かなくなるに等しい。公助の限界想定されるところですが、このような状況の中、今後共助のかなめである自主防災組織や消防団の連携による地域防災力の向上がますます必要不可欠となるところだと私は思います。  そこで、自主防災組織と消防団の連携について質問いたします。よろしくお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの一瀬議員の御質問の自主防災組織と消防団の連携についてお答えいたします。  近年大規模災害が各地で頻発し常態化する中、全国で多くの命が救われた奏功した事例としまして、地域での助け合いであります共助が大きく取り上げられているところでございます。この共助につきましては、大規模災害時にいかに大事であるかということが身にしみて痛感をいたしているところでもございます。そのような状況の中で、先月の第8回総合防災訓練におきましては、支、警察署、消防署によります公助による救助が限界になった場合を想定しまして、共助のかなめであります自主防災組織と消防団の連携による消火訓練、搬送訓練、土砂撤去訓練を行なったところでございます。来年度からは、総合防災訓練とは別に消防団の分団単位でモデル地区を設置いたしまして、自主防災組織と消防団の連携によります地域での防災訓練の実施を行なうこととしまして、自主防災組織の結成、育成はもとより、地域防災力のさらなる強化に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 一瀬重隆君。 ◆4番(一瀬重隆君) ありがとうございました。  なかなか今、消防団がサラリーマン団員がふえて、それが会社勤めでなかなか会社から仕事中に消防団が緊急時に帰れないということで、私はその会社の出初め式とか会社を表して、やっぱりこの会社は消防団を優遇して、率先して火災現場にもいつでも出動できるごたる状態ということを行政から伝えてもらって、話し合って、これから消防活動がゆっくりできるごとよろしくお願いします。  一般質問を終わります。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、一瀬重隆君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 3時17分 休憩                             ───────────                             午後 3時31分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  15番 江田計司君。   [15番 江田計司君 登壇] ◆15番(江田計司君) 皆さんこんにちは。15番、寂しい無会派の江田です。最終日、そして今年最後となります。どうかもう少しご辛抱ください。そしていつもながら傍聴いただいております。ありがとうございます。  今日は大変悲しい、そして寂しい一般質問となりました。前回までは相棒の福嶋議員聞いていたからこそ張り合いがありました。今回からは残念ながら故福嶋議員となってしまいました。何かぽっかりと風穴が空いたようで、この壇上にいるのがとてもむなしいですけども、その相棒の分まで頑張りたいと思います。  それでは通告に従いまして質問をいたします。  藏原市長が就任をされまして、早1年以上が経過いたしました。平成29年11月から市政を担当されました。これまで大変頑張ってこられたと思いますが、藏原市長の10年ビジョンのまちづくりについて、(1)として市長就任後、1年が経過してをお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。   [市長 藏原隆浩君 登壇] ◎市長(藏原隆浩君) 江田議員の御質問にお答えをいたします。  昨年、私が市長に就任いたしまして1年が経過いたしましたが、本市におきましても例外なく少子高齢化は進展しており、また、社会保障関連経費の増加や生産年齢人口の減少など、大きな課題となっております。また、老朽化した多くの公共施設の更新や改修、集約が必要な中、合併算定外によります普通交付税の縮減も重なり、自立した行財政運営が求められるなど、市政運営の大きな転換期に差しかかっているというふうに実感をいたしております。そのような中、多くの市民の方が心待ちにされております市民会館も着工し、また、玉名地域保健医療センターと公立玉名中央病院の経営統合を終えるなど、県北地域医療の中核を担う新病院の建設に向けても準備を進めているところでございます。また、子育て世代からの長年の要望でもありました子ども医療費の現物給付については、10月から開始しており、小中学校におけるトイレの洋式化など、教育環境の整備やSNSを利用した情報発信の強化など、順次取り組んでまいりました。さらに本年は、来年の大河ドラマいだてんの放送開始に向けてPR活動や観光客の受け入れ体制の整備など、民間団体の協力を得ながら、官民連携のもと準備を進めているところでございます。  今後の取り組みにおきましても、現在10年ビジョンの公表に向けて最終調整を行なっておりますが、そのビジョンの基本目標としております「市民の笑顔が人を呼び込むまち」この実現に向けて準備が整ったものから、新年度予算に盛り込んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 江田計司君。 ◆15番(江田計司君) 大変詳しく答弁をいただきました。  この1年間は確かに前市長が引かれたレールを走らざるを得なかったと思います。しかし、市長、何を藏原市長に期待をして、前回の選挙では1万8,575人の市民が藏原市長に期待をされたのか。10年ビジョンの公表、昨日の多田隈議員の質問にもありました。なんかこの議会の最後に発表されるということですね。本来私もその発表を見て、この一般質問をするつもりでおりました。しかし、3月議会ではもう予算も決まっているので間に合わない。本来ならば、市長の思いが10月中旬ごろまでに新年度予算要求に間に合うように、つまり来年度からは藏原市長の思いができるのではないかと思っております。ちょっと遅すぎるのではないでしょうか。市民会館の着工、県北地域医療の中核を担う新病院の建設には、私は賛成はいたしませんでした。しかし、子どもの医療費の現物支給、新玉名駅駐車場の有料化などは成果が上がりつつになるのではないでしょうか。市長のこれはこの前の前の選挙のときの公約が書いてありました。「経費削減だけの市政では、玉名は衰退するだけ。」とうたっておられましたですね。だから経費削減だけではだめだと。市長がかわられるたびによって2転3転としてきた今回議会の一般質問でも多くの方が岱明町公民館について議論をされました。現地建てかえになるまで6年以上が経過をいたしました。9月議会でも私は藏原市長に一般質問で御英断に関して大変感謝を申し上げました。今回の一般質問で先ほど言われましたが6人の議員の方がいろいろ意見が出ました。しかし、この岱明町公民館については、藏原市長の大変岱明に対しての思い、心強い言葉を聞きました。大変努力、苦労をされているのを聞きまして、私はただただ感謝をいたしまして、もう何も言うことはございません。  市長が最初に市長選に出馬されたときに、健康、福祉力、いきいきと楽しめる長寿のまちにしますと強く訴えておられますが、特に2番目に高齢化社会への対応についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 江田議員の高齢化社会への対応についてお答えします。  本市の将来人口推計では2040年には高齢化率は約38%となると推計されています。また、全国の認知症罹患者につきましては、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれております。一方、介護人材につきましては、本市におきましてもヘルパーの高齢化が進むなど、今後不足することが懸念されております。このような問題に対応するため、平成29年度から総合事業を実施しており、中でも健康で元気な高齢者をふやし、地域で支え合いの体制づくりを重点施策として位置づけて推進しているところでございます。具体的には、いきいきふれあい活動、ゆたーっと元気体操、通いの場などの活動が現在約160カ所の公民館で実施されています。特に本年度より始めた通いの場は、週1回以上の介護予防の取り組みを行なっている地区が非常に予防効果が高いということで、体操を中心とした週1回の活動でございまして、有償ボランティアの方の運営により行なわれております。現在12カ所で展開されているところでございます。また、平成24年度から始まった介護予防拠点整備補助金も高齢者の元気づくりの取り組みを飛躍させるきっかけとなったもので、現在でも大変効果的に活用されているところでございます。  今後は社会福祉協議会に委託しております2名の生活支援コーディネーターの活動を強化し、行政区ごとへの働きかけを計画的に推進いたします。また、通いの場を開設する上で核となられます区長や民生委員等との意見交換会や研修会を強化してまいります。さらに担い手となる地域のサポーターを養成することも重要でありまして、来月から脳トレ講座も予定しているところでございます。通いの場を開設、継続するためにはさまざまな角度から対応しながら介護予防活動の拠点となります通いの場を市内全体に拡充してまいります。また、月1回程度のいきいきふれあい活動やゆたーと元気体操もより効果が期待できる通いの場へ移行したり、複合的に行なうなど、推進してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 江田計司君。 ◆15番(江田計司君) 答弁をいただきました。  この介護予防の拠点づくりで、地区の公民館での活動が大変盛んになり区長さんたちも大変頑張っておられる。今まで引きこもっておられた年寄りの人たちも参加されるようになり、お互いに親しみが通じ合い、健康面でも大いに役に立っているのではないでしょうか。また、中央公民館の利用も活発になってきているとのこと。医療費の面でも削減になっているのではないでしょうか。  人口減少や定住化がいろいろなっておりますけど、何もその若い人だけじゃないんですね、例えば、高齢者の人、すなわちこの玉名を離れて都会に就職した人たちが定年になりふるさとに帰ってきたいと、そんな住みよいまちづくりが必要ではないでしょうか。これが藏原市長の公約であるいきいきと楽しめる長寿のまちづくりじゃないかと思います。そういうことで次の質問に入りたいと思います。   [15番 江田計司君 登壇] ◆15番(江田計司君) 2番目の新玉名駅前の植栽について質問をいたします。  故と言いたくないんですけど、故福嶋議員がこよなく愛された天水町。そして農業、特にミカン栽培には一生懸命でした。先月の12日に誠に残念ながらとうとうこの議会には復帰ができなくなりました。ミカン栽培に対しては、自らが実際経験をされておりましたから、一生懸命でした。通夜、そして葬儀のあいさつ、私も今まで70年以上生きてきましたけども、本人の自身の言葉であいさつが流されました。このことには大変驚きました。恐らく出席された人たちもびっくりされたのではないでしょうか。その中で、ミカンに対しての思いが述べられました。思い起こせば平成23年3月12日に開通する九州新幹線、鹿児島ルートの開業前にして、玉名はミカンの産地であるから、ミカンをアピールするためには新玉名駅前に柑橘類の植栽をしてはと所属する委員長とおられる近松議員と担当課の人たちと新玉名駅の広場を見て回られました。4、5本ぐらいなら大丈夫ではないだろうかという雰囲気で話は進んでいきました。しかし、その後いろんなことがありました。柑橘類は新幹線駅前にはイメージが合わないから、だめだという結果でした。しかし本人はあきらめきれずに、平成23年の3月議会に一般質問で柑橘類がなぜ新玉名駅の植栽にイメージをどうしてあわないのかと問われました。当時の建設部長は、天水町のみかん園は有名な棚田にも匹敵する農業景観であり、新玉名駅は平坦な形であり、駅前広場の森のイメージにはなじまないという結論でした。また、当時の高嵜市長もミカンの木は普通の植栽などと違って、手入れとかいろんな面で管理も大変難しいと言われ、最終的にはなくなく残念させられたいきさつがありました。しかし、こんなことが先ほど話をしました通夜と葬儀の席上で福嶋議員の熱い思いがミカンの栽培をされている人たちから話が持ち上がりました。もし、新幹線新玉名駅前にミカンの植栽ができるのであれば、管理とか手入れは自分たちが責任を持つから新幹線をおりた人たちに対してもミカンのPRにはもってこいではないでしょうか。そんな話が持ち上がって行政に相談ができないだろうかと、関係各位の人たちからぜひ、行政に相談をしてくれというお話がありました。そんなことで、どうでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。  産業経済部長 松本忠光君。   [産業経済部長 松本忠光君 登壇] ◎産業経済部長(松本忠光君) 江田議員の新玉名駅前の植栽についてお答えいたします。  議員御提案の新玉名駅前のミカンの植栽についてでございますが、ミカンは本市を代表する特産品でもあり、本市の玄関口である新玉名駅に植栽することは非常に有意義なことであると認識しております。  植栽を行なうに当たっては、玉名市、JA玉名及びミカン生産者の代表で構成する玉名市柑橘振興協議会に来年度の事業計画として本市へのミカンの苗木の贈呈を盛り込むことを提案したいと考えております。  同協議会では、これまでにも東京での渋谷フェスティバルの出品、トップセール事業を継続的に実施しており、また、今年度はシトラスキッズプロジェクトと称し、公立保育所へのミカンの贈呈事業を実施するなど、本市の柑橘の振興を図ってまいりました。新玉名駅に植栽するミカンの苗木の贈呈につきましても、振興事業の一環として、強く要請していきたいと考えております。なお、今後につきましては、植栽の方法や管理体制等について、JA等関係機関や庁内関係部署と協議してまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 江田計司君。 ◆15番(江田計司君) 大変前向きな答弁をいただきました。  市長の公約の中にもあります。玉名はもっと輝けると言われておりますね。今、ミカン農家は大変厳しい状況であります。何かの起爆剤がないかと皆さん考えておられるわけであります。  先日、北本議員の質問の中に、西山部長が答弁をされましたですね、先月の30日に熊本県庁で熊本県出身の熊本市出身の人気漫画家の尾田栄一郎氏の県民栄誉賞の受賞を記念に、県全域のさらなる熊本地震からの復興を願って、同市の代表作ワンピースですね、これは世界でナンバーワンで売れてるそうです。私もこの話を聞いてちょっと見ましたけど、とにかくその子どもからもう大人まで皆さんが見てる。これは20年ぐらい続いているそうですね、そのワンピースの主人公ルフィの等身大の像が設像されて、大変人気が出てるそうですね、このことに関して、県は今後主人公が率いる海賊団「麦わらの一味」というんですかね、のキャラクター像も地震被災地に設置する方針を報道がされております。何か西山部長にお伺いすると申し込んでおられるそうですね、それは当日、まだ私も知らなかったんですよ。実はこの海賊団のキャラクターの中には、先ほどからあっておりますミカンが大好物そうなんですよ。そのことは知っておられましたか。北本議員にも聞いたら確か大好物だそうですね。作中にもその関連シーンが頻繁に出てくる「ナミ」という女性の人気キャラクターですね、これも先ほど見せていただいた。このナミさんもミカンが大変大好きだそうなんですよ。そのナミさん、この共通するのがこのナミという名前はいつもその福嶋議員が自慢されております天水の夏目漱石の草枕ですね、この中に出てくる若女将の名前がナミさんだそうなんですよ。これ本当偶然の一致かわからないんですけども、そういう状況なんですね、結局、西山部長の話を聞けば2体申し込んでるんです。だから全部で8体ですかね、今のところ。だからどんなふうにして申し込まれてるかわからんのですけど、ただミカンが好きだからといって玉名にもってくることじゃないんですね、やっぱり被災地は例えば、宇城市もあるし、いろいろあるわけですね、だからそこもミカンが好き好きていいなはったらやっぱり全部一緒なんです条件はですね。  そこでこの前、松本議員からありましたコラボの問題ですね、だからこの組み合わせなんですよ、コラボですね。だからミカンが好き。そして草枕のナミさん。こういうのをこれは本当千載一遇かもしれんとですよ。こういうのたまたま出てですね。だから皆さんいろいろ8体に対してどこでも努力はされるんですね、だからこのこれをどんな形で県にアピールをするのか、だから先ほどのコラボじゃないんですけど、何も総務課だけじゃなくて、産業経済、これも一つ。そして特に今回から出席をされておられます石井首席ですね、この方は県から来られて県のことにものすごく詳しいわけですね、せっかくホームランバッターを市長、迎え入れたおられるからですね、この人たちがみんなお互いにやっぱり知恵を出し合って、一体になっていったら、この2つの、2体の。そうしたらやっぱり玉名の活性化にはつながっとですよ。これは本当一過性じゃなくなってくるですね。だからそういうことも考えていただいてはいかがでしょうか。  だから西山部長だけで考えんで、皆さんで、皆さんでもちろん市長も副市長も一緒になって、ぜひ、この2体を獲得していただくようにお願いしたいと思います。  せっかくJA玉名及び生産者で構成される玉名市柑橘振興協議会ですね、来年度の事業計画にミカンの苗木の贈呈を提案されるのであれば、この新幹線駅前だけにこだわらず、例えば、庁舎ですか、庁舎は殺風景ですもんね、以前私一般質問したときに、電話帳には植樹がうつっとっとですよ、前の電話帳はですね、しかし今のはあんまりないですね。そんなことを話していたら、近松議員が隣ですけど、私は行ったことないけど、近松議員がスペインに行かれたそうですよ。スペインには街路樹がオレンジだそうです。だからせっかくこの玉名のミカンをアピールするんだったら、ただその新玉名駅の5本だけに限らず、やっぱりいろんな企画をされてはいかがでしょうか。  とにかく、福嶋議員からそういう状況で、思いが通じるように、福嶋議員はもうお亡くなりになりましたけれども、ミカンの木が福嶋議員にかわって永遠に玉名に育ったらということで、よろしくお願いをいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、江田計司君の質問は終わりました。  これをもちまして、一般質問は全部終了いたしました。  議事の都合により、休憩いたします。                             午後 4時01分 休憩                             ───────────                             午後 4時33分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  申し上げます。市長から、本日付で追加議案1件及び報告4件が提出されました。  よって、この際、日程の追加と、日程の順序の変更についてお諮りいたします。  日程第2 市長提出追加議案上程   議第144号 工事請負契約の締結について  日程第3 提案理由の説明  日程第4 報告  以上、日程に追加し、日程の順序を変更いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。  よって、日程に追加し、日程の順序を変更することに決定いたしました。        ************************* △日程第2 市長提出追加議案上程(議第144号) ○議長(中尾嘉男君) 日程第2、「市長提出追加議案上程」を行ないます。  これより市長提出追加議案を上程いたします。  議第144号工事請負契約の締結について  以上、議案1件を議題といたします。  お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。        ************************* △日程第3 提案理由の説明 ○議長(中尾嘉男君) 日程第3、「提案理由の説明」を行ないます。  ただいまの議案について提案理由の説明を求めます。  副市長 村上隆之君。
      [副市長 村上隆之君 登壇] ◎副市長(村上隆之君) 追加提案いたしました議第144号の提案理由につきまして御説明申し上げます。  追加議案書の1ページをお願いいたします。  議第144号工事請負契約の締結についてでございますが、これは、玉名市議会の議決に伏すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により提案するものでございます。  内容といたしましては、現在建設中の市道岱明玉名線がJR鹿児島本線の線路をまたぐため、橋台の築造工事を行なうものでございます。  契約の方法は、土木一式工事の特定建設業許可を有する建設業許可業者で、かつJR近接工事管理者を有する7社にて、指名競争入札を実施し、入札の結果、玉名市岱明町西照寺865番地 興亜建設工業株式会社玉名支店が税込み1億4,472万円で落札をしました。本契約は当初条例で定める議会の議決が必要となる1億5,000万円に満たない契約でございましたので、同社と契約を締結したところでございますが、設計変更による契約金額の変更に伴いまして、当該金額を超えることとなりますことから、今回議決を求めるものでございます。現在同社と税込み1億5,834万7,857円で変更の仮契約を締結しており、本議会で御承認をいただきました後に、本契約の締結とするものでございます。  詳細につきましては、所管の委員会で御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認いただきますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。        ************************* △日程第4 報告(4件) ○議長(中尾嘉男君) 日程第4、「報告」を行ないます。  報告第14号専決処分の報告について   専決第13号  ほか3件の報告があります。  総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) 報告案件4件につきまして御説明を申し上げます。  追加議案書の2ページをお願いいたします。  報告第14号専決処分の報告についてでございますが、これは地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分をした損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告をするものでございます。  内容といたしましては、平成30年8月22日、午後4時ごろ、市道野部田山ノ神線において相手方が運転する原動機付き自転車が路上に生じた舗装陥没カ所に接触し、前輪及び後輪のホイルなどが破損したものでございます。  相手方への損害賠償額としまして、市は80%に当たる4万9,680円を支払うものでございます。なお、損害賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会の道路賠償責任保険により全額給付されております。  3ページをお願いいたします。  報告第15号専決処分の報告についてでございますが、これも地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分をした損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告をするものでございます。  内容といたしましては、平成30年10月1日、午後4時45分ごろ、市道玉名町岩崎4号線において、相手方所有の乗用車が路上に生じた突起物に接触し、左全後輪のタイヤが破損したものでございます。  相手方の損害賠償額としまして、市は100%に当たる3万2,500円を支払うものでございます。なお、損害賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会の道路賠償責任保険より全額給付されております。  4ページをお願いいたします。  報告第16号専決処分の報告についてでございますが、これも地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分をした損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告をするものでございます。  内容といたしましては、平成30年10月6日、午後8時50分ごろ、里道において折れた木の枝が相手方所有の乗用車に落下し、フロントガラスなどを破損されたものでございます。  相手方への損害賠償額としまして、市は100%に当たる29万9,000円を支払うものでございます。なお、損害賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会の道路賠償責任保険より全額給付されております。  5ページをお願いいたします。  報告第17号専決処分の報告についてでございますが、これも地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分をした損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告をするものでございます。  内容といたしましては、平成30年10月26日、午後3時30分ごろノース天神駐車場において、市職員が運転する公用車が同駐車場のスプリンクラーに接触し、破損させたものでございます。  相手方への損害賠償額としまして、市は100%に当たる3万2,400円を支払うものでございます。なお、損害賠償金につきましては、公益社団法人全国市有物件災害共済会の自動車共済より全額給付されます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で報告の説明は終わりました。        ************************* △日程第5 議案及び陳情の委員会付託 ○議長(中尾嘉男君) 日程第5、「議案及び陳情の委員会付託」を行ないます。  議第118号平成30年度玉名市一般会計補正予算(第5号)から議第144号工事請負契約の締結についてまでの市長提出議案27件、陳第3号国民健康保険財政への国庫負担割合をふやすことを求める意見書の提出に関する陳情から陳第8号介護従事者の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書の提出に関する陳情までの陳情6件、以上の事件を一括議題といたします。  まず、先に、ただいま議題となっております事件のうち、議第142号人権擁護委員候補者の推薦について、及び、議第143号人権擁護委員候補者の推薦についての人事案件2件の委員会付託を省略することについてお諮りいたします。  議第142号及び議第143号の人事案件2件については、議事の都合により会議規則第37条第3項の規定に基づき委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。  よって、議第142号及び議第143号の人事案件2件については、委員会付託を省略することに決定いたしました。  議第142号及び議第143号の人事案件2件の委員会付託を省略いたします。  議第142号及び議第143号の人事案件2件については、26日の閉会日にその審議を譲り、会議にて直接審議することにいたします。  それでは、ただいま委員会付託を省略いたしました議案を除き、議題となっております事件につきましては、お手元に配付しております議案及び陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。         ───────────────────────── 議案及び陳情付託表 ┌─────┐ │総務委員会│ └─────┘  議第118号 平成30年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (総則・第1表歳入歳出予算補正 歳入の部・第1表歳入歳出予算補正 歳出の部、①議会費、②総務費、③民生費1項社会福祉費中7目隣保館費8目人権推進費9目男女共生推進費、④衛生費〔1項保健衛生費を除く〕、⑨消防費・第3表債務負担行為補正 追加(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)・第4表地方債補正)  議第126号 玉名市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第127号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第128号 玉名市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第129号 玉名市教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第130号 玉名市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第131号 玉名市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について  議第134号 熊本県市町村総合事務組合規約の一部変更について  議第144号 工事請負契約の締結について ┌───────┐ │建設経済委員会│ └───────┘  議第118号 平成30年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (第1表歳入歳出予算補正 歳出の部、④衛生費1項保健衛生費中9目浄化槽設置整備費、⑥農林水産業費、⑦商工費、⑧土木費・第2表繰越明許費・第3表債務負担行為補正 追加(12)(13))  議第121号 平成30年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)  議第122号 平成30年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第3号)  議第123号 平成30年度玉名市水道事業会計補正予算(第2号)  議第124号 平成30年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第2号)  議第125号 平成30年度玉名市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)  議第136号 指定管理者の指定について  議第137号 指定管理者の指定について ┌───────┐ │文教厚生委員会│ └───────┘  議第118号 平成30年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (第1表歳入歳出予算補正 歳出の部、③民生費〔1項社会福祉費中7目隣保館費8目人権推進費9目男女共生推進費を除く〕、④衛生費1項保健衛生費中1目保健衛生総務費2目予防費、⑩教育費・第3表債務負担行為補正追加(8)(9)(10)(11)(14))  議第119号 平成30年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  議第120号 平成30年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)  議第132号 玉名市保育所条例の一部を改正する条例の制定について  議第133号 玉名市地域子育て支援センター条例を廃止する条例の制定について  議第135号 指定管理者の指定について  議第138号 指定管理者の指定について  議第139号 指定管理者の指定について  議第140号 普通財産の無償譲渡について  議第141号 普通財産の無償貸付けについて  陳第3号   国民健康保険財政への国庫負担割合をふやすことを求める意見書の提出に関する陳情  陳第4号   安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める意見書の提出に関する陳情  陳第5号   介護労働者の労働環境及び処遇の改善を求める意見書の提出に関する陳情  陳第6号   医師養成定員を減らす政府方針の見直しを求める意見書の提出に関する陳情  陳第7号   看護師の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書の提出に関する陳情  陳第8号   介護従事者の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書の提出に関する陳情         ───────────────────────── ○議長(中尾嘉男君) 各常任委員会におかれましては、会期日程に従い、審査をお願いいたします。  以上で、本日の日程は終了いたします。  この際お諮りいたします。
     委員会審査のため明14日から25日までの12日間休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。  よって、明14日から25日までの12日間休会することに決定いたしました。  26日は定刻より会議を開き、各委員長の報告を求めることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                             午後 4時46分 散会...