水俣市議会 2020-09-18
令和 2年9月第5回定例会(第5号 9月18日)
令和 2年9月第5回
定例会(第5号 9月18日)
令和2年9月第5回
水俣市議会定例会会議録(第5号)
令和2年9月18日(金曜日)
午前10時01分 開議
午前10時45分 閉会
(
出席議員) 16人
岩 阪 雅 文 君 田 中 睦 君 平 岡 朱 君
髙 岡 朱 美 君 渕 上 茂 樹 君 木 戸 理 江 君
小 路 貴 紀 君 桑 原 一 知 君 杉 迫 一 樹 君
藤 本 壽 子 君 岩 村 龍 男 君 田 口 憲 雄 君
谷 口 明 弘 君 真 野 頼 隆 君 牧 下 恭 之 君
松 本 和 幸 君
(
欠席議員) なし
(職務のため出席した
事務局職員) 5人
事 務 局 長 (坂 本 禎 一 君) 主 幹 (関 洋 一 君)
議 事 係 長 (中 村 亮 彦 君) 参 事 (前 垣 由 紀 君)
主 事 (岩 本 伊 代 君)
(説明のため出席した者) 14人
特に質疑、討論もなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議第92
号工事請負契約の締結について申し上げます。
本案は、
生態系に配慮した
渚造成整備(護岸その3)
工事請負契約の締結について、
水俣市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、本案のように提案するものである。
令和2年7月14日に
条件付一般競争入札を実施し、
契約金額3億1,790万円で坂口・岩井・
上野特定建設工事共同企業体と
工事請負の仮契約を締結しているとの説明を受けました。
特に質疑、討論もなく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議第95
号令和2
年度水俣市
一般会計補正予算第11号について申し上げます。
今回の
補正は、
歳入歳出それぞれ1,418万3,000円を増額し、
補正後の
予算総額を、
歳入歳出それぞれ214億771万7,000円とするものである。
補正の内容としては、第5
款農林水産業費に、
被災木材加工流通施設等復旧対策事業を計上している。
この財源としては、第14
款県支出金をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、今回、
補助金申請を行う
林業機材の
被災状況についてただしたのに対し、市内の
林業事業体の
山林作業を行うために現場に置いていたトラック1台とグラップル1台が今回の7月豪雨により土砂が流入、全壊し、使用不能となったため、県に創設された
補助金を活用して購入することになったとの答弁がありました。
また、
補助金が使用された場合の機械の管理、
取り扱い等はどうなるのかとただしたのに対し、5年間の
減価償却期間は適正に管理する必要があり、また10年間は国に
使用実績等を報告する必要があるとの答弁がありました。
特に討論もなく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
総務産業委員会の
審査報告を終わります。
○議長(
岩阪雅文君) 次に、
厚生文教委員長谷口明弘議員。
(
厚生文教委員長 谷口明弘君登壇)
○
厚生文教委員長(
谷口明弘君) ただいま議題となりました議案のうち、
厚生文教委員会に付託されました議案について、
委員会での審査の経過並びに結果について、ご報告いたします。
まず、
専決処分されました議第88
号令和2
年度水俣市
一般会計補正予算第9号中
付託分について申し上げます。
本案は、令和2年7月豪雨に係る
災害復旧工事等の
予算措置に急施を要したため、
専決処分を行ったものである。
補正の内容としては、第3
款民生費に、熊本県
ひとり親世帯への
生活支援給付金給付事業を計上している。
この財源としては、第14
款県支出金をもって調整しているとの説明を受けました。
特に、質疑、討論もなく、採決の結果、
全員異議なく承認すべきものと決定しました。
次に、議第89
号令和2
年度水俣市
一般会計補正予算第10号中
付託分について申し上げます。
補正の主な内容としては、第2
款総務費に、
戸籍住民基本台帳費、第3
款民生費に、
社会福祉費、
児童福祉費等、第4
款衛生費に、
保健衛生費、
環境対策費、第9
款教育費に、
埋蔵文化財発掘調査事業等を計上している。
なお、財源としては、第13
款国庫支出金、第14
款県支出金、第17
款繰入金、第20
款市債をもって調整している。
このほか、
債務負担行為の
補正として、
武道館管理委託料の追加を計上している。
また、
地方債の
補正として
過疎対策事業の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、
介護基盤緊急整備特別対策事業補助金は、
介護予防事業まちかど
健康塾を実施している
公民館の
介護予防整備に伴うものであるとの説明があり、整備を行う
公民館の場所及び補助の内容についてただしたのに対し、場所は宝川内の
たから館で、大広間の
エアコン工事費と道路から
公民館に入るアプローチの
手すり等の
工事費に対する補助であるとの答弁がありました。
また、小中学校の
トイレ改修工事について、
工事予定がある第一
小学校以外で、
トイレが洋式化されていない学校をただしたのに対し、
袋小学校、
袋中学校、
葛渡小学校、第二
小学校、
緑東中学校の5校であるとの答弁がありました。
また、
遺跡発掘調査の
調査概要についてただしたのに対し、場所は久木野の
山上地区で、現地が
山上遺跡に該当する。田んぼの圃場整備に伴い、遺跡の
記録保存を行うため、発掘調査することとなった。
調査期間は12月下旬から3月上旬としている。調査を行う人数は、
調査員2名と
作業員延べ846名であり、1日当たり25名程度が作業にあたる。遺跡は、主に
縄文時代のもので、矢じりとその材料の黒曜石であるとの答弁がありました。
特に、討論もなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
最後に、議第90
号令和2
年度水俣市
介護保険特別会計補正予算第2号について申し上げます。
今回の
補正は、
歳入歳出それぞれ3,357万6,000円を増額し、
補正後の
予算総額を、
歳入歳出それぞれ37億5,004万1,000円とするものである。
補正の主な内容としては、第6
款諸支出金において、
介護給付費等の確定に伴う
国県支出金等返還金などを計上している。
これらの財源としては、第5
款支払基金交付金、第6
款県支出金、第7
款繰入金、第8
款繰越金をもって調整しているとの説明を受けました。
特に質疑、討論もなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で
厚生文教委員会の
審査報告を終わります。
──────────────────────────
○議長(
岩阪雅文君) 以上で
委員会の
審査報告は終わりました。
これから、
委員会の
審査報告に対する質疑に入ります。
ただいまの
委員会の
審査報告について、質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 質疑なしと認め、これで
委員会の
審査報告に対する質疑を終わります。
これから討論に入ります。
藤本壽子議員から議第92号について、討論の通告があります。
これから発言を許します。
藤本壽子議員。
○(
藤本壽子君) おはようございます。無限21の
藤本壽子です。私は、議第92
号工事請負契約について、反対の立場で討論いたします。
今議会の
一般質問冒頭においても、
水俣市の
財政状況について質問があり、市長の答弁によると、介護、福祉にかかる
扶助費は増加の一途である。さらに、
大型事業なども
財政悪化の要因である。また、6月議会の私の質問に対する答弁にも、
水俣川河口臨海部振興構想事業を含めた全事業の見直しを行うということでありました。しかしながら、どこをどのように見直すのか、いまだに明らかではありません。何度もこの事業について反対討論しておりますが、
施工費用は34億円。その内、改めて、
費用負担の内容を聞きました。
国交省が2億7,000万円、
環境省からが
環境首都創造事業ということで8億7,000万円、
環境省県負担金が1億円ということです。20億と言われる
水俣市
負担金は、それ以上になると見込まれます。今議会において、
財政健全化のため、
公民館の
指定管理者への移行などが出ておりました。着眼するところは、それだけでよいのでしょうか。見直すとなれば、必要不可欠でないと思われる、また、億単位の費用がかかるところに目を向けるべきではないでしょうか。さらに、今後、災害を防ぐための
土木費へと使途を変えるということも有効ではないかと思います。
そして、主にこの工事が、
水俣市の海域に環境の影響がないかということで、市民から、熊本県の工事への
環境影響評価について、不服の申し立てがあり、また、それに対する
弁明書への
反論書が提出されています。この
反論書の中には、
八幡残渣プールの中身の調査をしないまま、工事をすることへの懸念を再三のべられています。これを放置したままであるなら、まず、何より
安全対策を優先させるべきであると思います。
少なくともその上での、
環境産業などへの誘致、そのような議論になってくるのではないかと思います。この
新型コロナという
ウイルス、人類の脅威を経験する中で、自然、環境を真に守るということは、どのようなことか。手付かずの自然を思いどおりにしてきた人間への警告が根底にあると私は考えます。疲弊した
水俣市を再生させるためには、この、
水俣川河口臨海部振興構想事業は、早期に縮小し、
水俣市民の暮らしを立て直す、
水俣市民の安全へと予算を傾けて頂きたい。そのように思います。
よって私は、今議会に上程された、議第92
号工事請負契約には、反対であります。
議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
岩阪雅文君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから採決します。
議第88
号専決処分の報告及び承認についてを採決します。
本件に対する
委員会の
審査報告は承認であります。
本件は、
委員会の
審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、
委員会の
審査報告のとおり承認しました。
──────────────────────────
○議長(
岩阪雅文君) 次に、議第89
号令和2
年度水俣市
一般会計補正予算第10号から、議第91
号水俣市
過疎地域自立促進計画の一部変更についてまで、3件を一括して採決します。
本3件に対する
委員会の
審査報告はいずれも可決であります。
本3件は、
委員会審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本3件は、いずれも
委員会審査報告のとおり可決しました。
──────────────────────────
○議長(
岩阪雅文君) 次に、議第92
号工事請負契約の締結についてを採決します。
本件については、
先ほど討論がありましたように御異議がありますので、挙手により採決します。
本件に対する
委員会の
審査報告は可決であります。
したがって原案についてお諮りします。
本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○議長(
岩阪雅文君) 挙手多数であります。
したがって本件は、原案のとおり可決しました。
──────────────────────────
○議長(
岩阪雅文君) 次に、議第95
号令和2
年度水俣市
一般会計補正予算第11号を採決します。
本件に対する
委員会の
審査報告はいずれも可決であります。
本件は、
委員会の
審査報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、
委員会の
審査報告のとおり可決しました。
──────────────────────────
◎日程第7
委員会の閉会中の
継続審査並びに調査について
総務産業委員会
1 議第94号 令和元
年度水俣市
水道事業会計決算認定及び
剰余金処分について
1 議第100号 令和元
年度水俣市
公共下水道事業特別会計決算認定について
1
一般行財政並びに
経済観光、
農林水産、
都市計画、
上下水道等に関する諸問題の
調査について
厚生文教委員会
1 議第93号 令和元
年度水俣市
病院事業会計決算認定及び
剰余金処分について
1 議第97号 令和元
年度水俣市
国民健康保険事業特別会計決算認定について
1 議第98号 令和元
年度水俣市
後期高齢者医療特別会計決算認定について
1 議第99号 令和元
年度水俣市
介護保険特別会計決算認定について
1 陳第2号 国の責任による「20人学級」を展望した少
人数学級の前進を求める
陳情について
1 陳第3号
風力発電計画に対する
水俣市長の慎重な調査、検討を求める陳情につ
いて
1 陳第3号 国、熊本県へ「
不知火海
沿岸住民(山間部含む)の
健康調査の実施を
求める」
意見書提出の陳情について
1 陳第5号 安全・安心の医療・介護の実現のため
夜勤改善と
大幅増員を求める陳
情について
1 環境、福祉、
総合医療センター並びに
教育等に関する諸問題の調査について
議会運営委員会
1
議会運営等に関する諸問題の調査について
1 議会の
情報公開に関する調査について
○議長(
岩阪雅文君) 日程第7、
委員会の閉会中の
継続審査並びに調査についてを議題とします。
各
常任委員会及び
議会運営委員会から、
目下委員会において審査中の事件並びに
所管事務の調査について、閉会中の
継続審査・調査の
申し出があります。
お諮りします。
各
常任委員会及び
議会運営委員会から
申し出のとおり、閉会中の
継続審査並びに調査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがってそのように決定しました。
──────────────────────────
◎日程第8 議第101号
教育委員会委員の任命について
日程第9 議第102号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第10 議第103号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第11 議第104号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第12 意見第8号
緊急自然災害防止対策事業の継続を求める
意見書について
日程第13 意見第9号
軽油引取税の
課税免除の
特例措置の継続を求める
意見書について
日程第14 意見第10号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し地方
税財源の確保を求める
意見書について
日程第15 意見第11号
教職員定数の改善並びに
義務教育及び
新型コロナウイルス感染症対応に係
る確実な
財源保障等に関する
意見書について
○議長(
岩阪雅文君) 日程第8、議第101号
教育委員会委員の任命についてから、日程第15、意見第11号
教職員定数の改善並びに
義務教育及び
新型コロナウイルス感染症対応に係る確実な
財源保障等に関する
意見書についてまで、8件を一括して議題とします。
──────────────────────────
○議長(
岩阪雅文君) 順次、提案理由の説明を求めます。
初めに、議第101号
教育委員会委員の任命についてから、議第104号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてまで。
高岡市長。
(市長 髙岡利治君登壇)
○市長(髙岡利治君) 本定例議会に追加提案いたしました議案につきまして、順次、提案理由を御説明申し上げます。
まず、議第101号
教育委員会委員の任命について申し上げます。
このたび、本市教育
委員会の堀浄信委員の任期が9月30日をもって満了となりますが、引き続き同氏を任命いたしたく、御提案申し上げる次第であります。
堀氏につきましては、人格高潔で、教育、学術及び文化に関し、識見に優れ、
教育委員会委員として適任であると存じます。
次に、議第102号、議第103号及び議第104号
固定資産評価審査委員会委員の選任について申し上げます。
このたび、田中孝典委員、梅下正孝委員、遠山正行委員の任期が9月30日をもって満了となりますが、引き続き三氏を選任いたしたく、御提案申し上げる次第であります。
三氏につきましては、人格、識見ともに優れた方で、固定資産評価審査
委員会の委員としてまことに適任であると存じます。
以上、本定例市議会に追加提案いたしました議第101号から議第104号について、順次、提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御同意くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
岩阪雅文君) 次に、意見第8号
緊急自然災害防止対策事業の継続を求める
意見書について。
提出者代表、松本和幸議員。
(松本和幸君登壇)
○(松本和幸君) 提出者を代表して、
緊急自然災害防止対策事業の継続を求める
意見書について、案文を読み上げ、提案理由の説明といたします。
我が国では、近年、全国各地で、豪雨、暴風、地震など、気候変動の影響等による自然災害が頻発化・激甚化している。熊本県においても、平成24年熊本広域大水害、平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨などにより、県内各地で甚大な被害が発生している。
このような自然災害に事前に備え、国民の生命・財産を守る、防災・減災、国土強靱化の取組は、一層重要性が増しており、ハード・ソフト両面から対策の推進が急務となっている。
こうした状況を受け、国においては、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策と併せて、平成31年度、
緊急自然災害防止対策事業を創設していただき深く感謝する。
この制度は、河川(護岸、堤防等)、治山、砂防、地すべり、急傾斜地崩壊、農業水利施設、港湾・漁港防災などのうち、国庫補助の対象とならない地方単独事業を対象とし、令和2年度までの時限措置として、特別な財政措置を講じていただいており、本市においても、本制度を積極的に活用することにより対策を強化している。
しかしながら、緊急自然災害防止対策については、対策を講ずべき箇所が多いため、令和2年度までの取組で完了できるものではなく、長期的かつ計画的な取組が必要である。
加えて、令和2年7月豪雨により、甚大な被害を受けた本市においては、被災個所の早急な復旧が急務であるため、今年度、
緊急自然災害防止対策事業に取り組むことが困難な状況もある。
よって、国におかれては、令和3年度以降も、引き続き、
緊急自然災害防止対策事業を継続し、対策に必要な予算を確保するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
全会一致の御賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(
岩阪雅文君) 次に、意見第9号
軽油引取税の
課税免除の
特例措置の継続を求める
意見書について。
提出者代表、
岩村龍男議員。
(
岩村龍男君登壇)
○(
岩村龍男君) 提出者を代表して、
軽油引取税の
課税免除の
特例措置の継続を求める
意見書について、案文を読み上げ、提案理由の説明といたします。
軽油引取税の
課税免除の
特例措置は、平成21年度税制改正において、道路特定財源の一般財源化に伴い目的税から普通税に改められた際に、平成24年3月末まで3年間の期限が設けられて以降、3回にわたり延長されてきたところであり、令和3年3月末で適用期限を迎えることとなっている。
この
課税免除の
特例措置により、熊本県の
農林水産業、船舶を使用する事業、セメント・生コンクリート・砕石等の建設資材事業など県内の幅広い産業の収益向上、ひいては関係事業者の経営安定が図られてきたと言える。
平成28年4月に発生した熊本地震からの復興に県民一丸となって取り組んでいる中、
新型コロナウイルス感染症による地域経済活動への影響も顕在化しており、さらに、令和2年7月豪雨の大雨による被害の影響も懸念されるところである。
このような状況の中、
軽油引取税の
課税免除の
特例措置が終了することになれば、
課税免除対象事業者の経営環境が悪化し、地域経済に大きな影響を及ぼすこととなる。
よって、国におかれては、本市の地域経済を支える産業の衰退を招くことがないよう、今年度末までとなっている
軽油引取税の
課税免除の
特例措置を、令和3年4月1日以降も継続していただくよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
全会一致の御賛同、よろしくお願いします。
○議長(
岩阪雅文君) 次に、意見第10号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書について。
提出者代表、真野頼隆議員。
(真野頼隆君登壇)
○(真野頼隆君) 提出者を代表して、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書について、案文を読み上げ、提案理由の説明といたします。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。
地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、
地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
よって、国においては、令和3年度
地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた
特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫
補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
全会一致の御賛同、よろしくお願いします。
○議長(
岩阪雅文君) 次に、意見第11号
教職員定数の改善並びに
義務教育及び
新型コロナウイルス感染症対応に係る確実な
財源保障等に関する
意見書について。
提出者代表、
藤本壽子議員。
(
藤本壽子君登壇)
○(
藤本壽子君) 提出者を代表して、
教職員定数の改善並びに
義務教育及び
新型コロナウイルス感染症対応に係る確実な
財源保障等に関する
意見書について、案文を読み上げ、提案理由の説明といたします。
社会の変化に伴い学校が抱える課題が複雑化・多様化する中、教師の長時間勤務の看過できない実態が明らかになっている。また、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、本年3月以降、全国の学校で一斉臨時休業が行われるなど、学校現場では感染症対策と子どもたちの学びの保障が喫緊の課題となっている。
その中で、我が国の学校教育が挙げてきた大きな蓄積と高い効果を持続可能なものとし、新学習指導要領を円滑に実施していく一方で、「学校における働き方改革」も求められている。国の指針に基づき、全国の教育
委員会が教育職員の在校等時間の上限方針を定め、今後実効性ある取り組みを行っていく中、この改革を推進しながらより質の高い学校教育を実現するためには、学級編制の標準の引き下げや加配の充実など教職員の定数改善が必要である。
また、
義務教育については、地方自治体の財政事情により格差が生じることなく、「教育の機会均等」と「教育水準の維持向上」が図られる必要があり、
義務教育費国庫
負担金及び地方交付税が重要な財源となっている。そのため、国の責任において、財源が確実に保障される必要がある。
よって、国におかれては、地方教育行政の実情を十分認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるとともに、
新型コロナウイルス感染症への対応が長期化する中、地方自治体が子どもたちの学びの保障と安全・安心な環境整備を確実に行うことができるように、下記の事項について措置されるよう強く要望する。
1 学級編制の標準の引き下げや加配の充実など教職員の定数改善を推進すること。
2 教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、
義務教育費国庫
負担金及び地方交付税について、財源の拡充も含め、所要の財政措置を講ずること
3 オンライン教材経費その他人的配置等の学びの保障及び感染症対策に係る財源を確実に確保するとともに、感染症の状況に応じ機動的に
予算措置を講ずること。
以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
全会一致の御賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(
岩阪雅文君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
これから質疑に入ります。
ただいま市長及び提出者代表から提案理由の説明がありました8件について、質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ただいま質疑を終わりました本8件については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本8件は、
委員会の付託を省略することに決定しました。
これから討論に入ります。
本8件について討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから採決します。
議第101号
教育委員会委員の任命についてを採決します。
本件は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、同意することに決定しました。
次に、議第102号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。
本件は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、同意することに決定しました。
次に、議第103号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。
本件は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、同意することに決定しました。
次に、議第104号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。
本件は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、同意することに決定しました。
次に、意見第8号
緊急自然災害防止対策事業の継続を求める
意見書についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、原案のとおり可決しました。
次に、意見第9号
軽油引取税の
課税免除の
特例措置の継続を求める
意見書についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、原案のとおり可決しました。
次に、意見第10号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、原案のとおり可決しました。
次に、意見第11号
教職員定数の改善並びに
義務教育及び
新型コロナウイルス感染症対応に係る確実な
財源保障等に関する
意見書についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、原案のとおり可決しました。
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◎日程第16
議員派遣について
○議長(
岩阪雅文君) 日程第16、
議員派遣についてを議題とします。
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議員派遣について
地方自治法第100条第13項及び
水俣市議会会議規則第167条の規定により下記のとおり議員を派遣する。
記
1 第274回熊本県市議会議長会出席
派遣目的 熊本県市議会議長会に出席し、地方自治の確立と都市の興隆発展を図る。
派遣場所 熊本市
派遣期間 令和2年10月15日(木)~16日(金) 2日間
派遣議員 牧下恭之議員
経 費 既決予算の中から支出
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○議長(
岩阪雅文君) お諮りします。
議席に配付のとおり、議員を派遣したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(
岩阪雅文君) 異議なしと認めます。
したがって議席に配付のとおり、議員を派遣することに決定しました。
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○議長(
岩阪雅文君) 以上で本日の日程は全部終わり、今期
定例会の全日程を終了しました。
これで令和2年第5回
水俣市議会定例会を閉会します。
午前10時45分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
水俣市議会 議 長 岩 阪 雅 文
署名議員 平 岡 朱
署名議員 松 本 和 幸...