水俣市議会 2019-02-20
平成31年3月第1回定例会(第1号 2月20日)
平成31年3月第1回定例会(第1号 2月20日)
平成31年3月第1回
水俣市議会定例会会議録(第1号)
1、平成31年2月20日
水俣市長第1回
水俣市議会定例会を招集する。
1、平成31年2月20日午前10時0分
水俣市議会議長第1回
水俣市議会定例会の開会を宣告する。
1、平成31年3月14日午前11時39分
水俣市議会議長第1回
水俣市議会定例会の閉会を宣告する。
──────────────────────────
平成31年2月20日(水曜日)
午前10時0分 開会
午後5時27分 散会
(
出席議員) 16人
小 路 貴 紀 君 桑 原 一 知 君 塩 﨑 達 朗 君
谷 口 明 弘 君 田 口 憲 雄 君 岩 村 龍 男 君
髙 岡 朱 美 君 田 中 睦 君 牧 下 恭 之 君
松 本 和 幸 君 福 田 斉 君 藤 本 壽 子 君
中 村 幸 治 君 岩 阪 雅 文 君 谷 口 眞 次 君
野 中 重 男 君
(
欠席議員) なし
(職務のため出席した
事務局職員) 5人
市長就任から2年目となります今年度を、“新芽が芽吹く年”と位置づけ、市民の皆様にお約束しました「全ての世代に喜んでいただける
まちづくり」に向け、具体的な取組に順次、着手してまいることといたします。
さて、平成31年は
平成最後の年となり、5月1日には新たな元号がスタートします。本市にあっては、来月2日、待望久しい「
南九州西回り自動車道水俣インターチェンジ」が供用開始となります。
そして、4月1日に、本市は「市制施行70周年」を迎えます。
また、昭和35年に建設され60年近く愛されてきました「
水俣市役所旧庁舎の
解体工事」が始まり、新
庁舎建設に向け、具体的に動き出します。
さらに、今議会で御承認いただければ、「第6次水俣市
総合計画」に基づき、「みんなが幸せを感じ笑顔あふれる元気なまち」づくりが始動することとなりますので、この実現に向け、しっかりと
市政運営に取り組んでまいります。
一方で、平成31年度は、
市内小中学校の普通教室などへの
エアコン設置等、
大型事業が予定されていることもあり、
一般会計当初予算額は、約163億8千万円が見込まれておりますので、年度内に策定する「第6次
行財政改革大綱」に基づいて、限られた行政資源を有効に活用し、継続的な質の高い
市民サービスの提供と、将来を見据えた
経営基盤の確立に努めます。
来る平成31年度は、本市にとって、大きな節目の年であり、極めて重要な1年となってきます。
この特別な時に、市長として立ち会えることを幸せに感じると同時に、市政の舵取りを任されますことに、身の引き締まる思いをしております。
水俣市の新たな時代の幕開けとなります、この記念すべき平成31年度、変革を恐れず、持続可能な未来を創ってまいりますので、どうぞ、皆様方の御理解と御協力を、よろしくお願い申し上げます。
それでは、以下、
市政運営に係る
基本方針と主な施策について申し上げます。
まず、「地域に根差した強い
産業基盤づくり」について申し上げます。
市民生活向上の実現に向け強靭な
経済基盤を創出するため、長く地域を支えてきた
地場企業との連携を強化し、
事業拡大や新事業の展開等に対する支援を行うとともに、新たな課題に挑戦する人と企業を応援し、創業しやすい
環境づくり、まちの活力に寄与する魅力ある商店街の担い手となりうる事業者を養成してまいります。
水俣インターチェンジの開通を契機として、新たな事業を模索したり、新商品の開発に取り組もうとしたりする事業者の支援、
水俣商工会議所等、関係機関との連携により、個々の企業が抱える課題に合ったきめ細やかな対応に努め、これまで以上に、「
地域未来投資促進法」や「
生産性向上特別措置法」に係る
税制支援策等の
各種情報提供を積極的に行い、
効果的活用を図ることで、
設備投資、生産性の向上に結びつけ、
地場企業の経営力・競争力の強化を進めることとします。
また、
地域事業者が、それぞれの事業を“学びの材料”として、ワークショップや討論、
プレゼンテーション等を行う「四方良し経営の学び舎」を継続実施することで、
潜在的創業希望者の掘り起こしや、
スモールビジネスの創出を促すとともに、平成31年度は、創業する際の補助・融資・利子の補給等による資金面の支援を充実させ、創業しやすい環境をつくることで、“チャレンジする人”を応援してまいります。
次に、まちの活力となる、魅力ある
商店街づくりについて、申し上げます。
商店街はその事業活動を通じ、
地域経済の活性化だけでなく、コミュニティづくりや地域社会への貢献など、多様な役割を果たしています。
しかしながら、人口減少等、社会環境の変化や後継者問題等により、商店街を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあります。
このような中、地域の活性化に取り組み、頑張っている商店街や店舗を、商工会議所と連携して、支援してまいります。
あわせて、
水俣インターチェンジの開通にあわせ、昨年度より実施しております「店舗リフォーム助成事業」については予算を増額し、より魅力ある店舗を増やし、まちの活力を生み出す
商店街づくりに取り組むこととします。
地域経済の振興を図るためのもう1つの大きな柱は、市外部から企業を誘致することであります。
高速道路や新幹線等のインフラはもとより、地域が持っている魅力を発信しながら、積極的な訪問活動を行っていくとともに、企業の活動拠点として活用できる民間所有の空き用地や空き工場等に係る情報を収集、発信する仕組みとして、昨年創設しました「空き工場バンク制度」における登録物件を充実させ、企業誘致につなげていくこととします。
その他、企業誘致に係る支援制度の見直し、市が所有する施設等の利活用に係る検討、丸島漁港及び産業団地へのアクセス改善、新たな土地造成による産業振興を目的とする「水俣川河口臨海部振興構想」を推進していくとともに、計画的かつ積極的に、企業誘致に取り組んでまいります。
経済基盤の強化は、さらなる
まちづくりに向けた福祉の充実や人材育成等に結びつき、必ずや、地域に好循環をもたらすものであると信じております。
観光の振興に関しては、平成31年度は特に、
水俣インターチェンジの開通を起爆剤として、観光客の誘致に注力してまいります。
本日から4日後に、
水俣インターチェンジの開通に先立つ「記念ウォーク」が開催され、3月2日、ついに
水俣インターチェンジが供用開始となります。
これを契機に、さらなる観光客誘致のためのPRや、観光資源の磨き上げ、体験型観光商品の開発、イベントの開催等による交流人口の増加を図ります。
現在も実施している、市内飲食店・宿泊施設で利用可能なクーポンの発行、スタンプラリー等のキャンペーンを、エコパーク水俣バラ園に春バラが咲き誇る5月末まで実施するとともに、5月18・19日の両日、商工会議所・観光物産協会・飲食業同業組合等と連携した様々な記念イベントを計画しており、本市を訪れる多くの観光客に、水俣の魅力を存分にアピールし、経済効果を高めていくこととします。
また、スポーツ等を目的とするグループ・団体が、本市に宿泊する際の助成制度である「水俣市交流促進奨励金」を見直し、新たに、企画旅行等を実施した旅行会社等を対象とする「水俣市企画旅行等誘致推進助成金」を設け、観光旅行者の誘引に結びつけることで、宿泊客の増加を目指します。
さらに、体験・滞在型観光としまして、湯の児でのスキューバダイビングやシュノーケリング、スタンドアップパドルボード(サップ)、アウトリガーカヌー等のマリンアクティビティや、湯の鶴での七滝・矢筈岳のトレッキング等のレジャー・スポーツに、温泉・グルメを加えた「アクティビティプロモーション事業」を推進してまいります。
特に、昨年11月、湯の児海水浴場をスタート・ゴールとしまして、県と共催で実施し成功裡に終わりましたサップについて、平成31年度は、関係機関と連携し西日本大会の開催、観光物産協会によるPRの取組を支援するなど、競技と観光振興の両面から、本市の目玉の1つとなるよう、磨き上げを図り、これからの地域振興に活かしてまいります。
物産品の販売向上につきましては、柑橘類、サラダたまねぎ、しらす、お茶、チャンポン、スイーツの主要6品目に加え、若手生産者が中心となって取り組んでいる、和紅茶のブランド力を高めていくとともに、今後新たに「水俣ブランド」となりうる素材の発掘に努めます。
また、広域交流拠点として位置づけているエコパーク水俣の「道の駅みなまた」内にある、「観光物産館まつぼっくり」に関しては、新たな物産館整備の方策について検討をしており、周辺施設との連携強化を含め、進めてまいりたいと考えております。
「インター開通元年」という、交通アクセス向上のこの時を、千載一遇のチャンスと捉え、多くの方々に、ぜひ水俣に足を運んでいただき、一度来ていただいた方には、「また訪れたい」と思っていただけるような、魅力ある水俣づくりを強力に推進する1年間になるよう、努めてまいります。
次に、農林水産業の振興について、述べてまいります。
農業については、基幹作物である甘夏と不知火、サラダたまねぎ、お茶に続き、太秋柿、和紅茶、大関米などの生産振興や品質向上に関する取組を積極的に支援することで、産地確立を図るとともに、「サラたまちゃん祭り」、「和紅茶イベント」の開催を引き続き後押しすることで、交流人口の増加、市内における地元農産物の販売促進、安心・安全な水俣ブランドづくりを図り、農家所得の確保につなげてまいることとします。
さらに、水田等の区画整理による農業生産基盤の整備と、集落等における「人・農地プラン」を引き続き推進するとともに、「農地中間管理事業」による農地流動化の取組や、国の制度を活用した新規就農者への支援等を行い、効率的な農業生産体制の確立、地域農業の担い手となる人材育成及び確保に努めてまいります。
水産業については、安心・安全でおいしい、「水産業恋路ブランド」の確立と「稼げる水産業づくり」を強力に推進することとし、漁業従事者等が取り組んでおります「水俣漁師市」や「カキ小屋」の企画をさらに後押しし、直売加工所の有効利用と、新たな水産加工品の開発、市内外への販売促進活動などによる「水産業の6次産業化」に向けた取組を積極的に支援してまいります。
林業については、水俣芦北森林組合、市内林業事業者等による間伐・除伐等の森林施業促進のための活動、高性能林業機械の導入を支援し、森林の適正管理に努めるとともに、新たな林道開設を行いながら、林業・木材産業の活性化を図っていきます。
また、市内における森林の皆伐面積が増加していることから、未植栽地の減少を図るため、林業事業者が行う再造林の取組も引き続き支援してまいります。
新たな挑戦としましては、竹林の整備・管理を図ることで、収益率の高い「早掘りタケノコ」を安定的に生産・供給できる方法を調査研究し、産地化に取り組んでいくこととします。
次に、「豊かな心で未来に挑戦する人づくり」について申し上げます。
次世代を担う水俣の子供が持っている可能性を最大限に伸ばし、楽しく学ぶことができる教育環境と、心身ともに健康で生き生きと活動できるスポーツ環境を整備するとともに、市民の生涯を通じた学びを大切にし、誰もが豊かな人生を送ることができるよう努めてまいります。
学校教育については、特別支援教育や外国語・読書活動における支援員・推進員等の確保と適正配置に努め、郷土学習として「水俣科」の授業を継続、推進してまいります。
また、専門的知識を有する「スクールソーシャルワーカー」を引き続き配置し、悩みを有する児童生徒及び保護者へのきめ細やかな対応を進めます。
さらに、「小中学校の教育環境の改善」の一環としまして、平成31年度中に、市内全小中学校に空調設備を設置し、安心・安全な教育環境を整備するとともに、「子育て世代の支援」を図るため、小中学生の給食費の一部補助を開始します。
また、新たな制度としまして、自然豊かな環境の中で、少人数学習や特色ある教育活動を展開している「久木野小学校」で教育を受けることを希望する「水俣第一小学校」と「水俣第二小学校」の児童、保護者に対し、一定要件を満たす場合、通学を認める「小規模特認校制度」を平成31年度から導入することとします。
次に、高校生を対象とする施策としまして、水俣高校に対する支援の充実強化を図ってまいります。
私は、6月議会の
所信表明の中で、「水俣高校は県立高校であるものの、地元唯一の高校であり、水俣市立水俣高校と同義であると考え、地域全体で支えていく必要がある」と申し述べました。
これまで、環境アカデミアによります、慶應義塾大学と連携した共同研究や遠隔講義、外国人研究者とのディスカッションなど様々な学術的支援を行ったり、工業系学科の「マイコンカーラリー」、「電動ミニバイクの開発」、「木製家具づくり」を支援するなど、水俣高校の「スーパーグローバルハイスクール」の実践を始めとする多様な活動を側面から支えてまいりました。
平成31年度は更に、学力充実に向けた「スーパーティーチャー」の派遣旅費、市外からの入学希望者受入れを促進するための下宿代補助制度を創設し、水俣の子供たちはもとより、県内外の中学生に選んでいただける魅力ある高校となるよう、高校側の意見を十分に伺い、高校と一体となって、知恵を絞りながら取り組んでまいる所存です。
次に、スポーツを通じた人材育成に係る施策としましては、昨年10月に施行した「スポーツキッズサポーター基金条例」に基づいて、市民と企業等が一丸となり、スポーツを通した子供たちの健全育成を応援する取組がスタートしております。
1月末現在で、65件、約288万円の御寄附をいただき、基金に積み立てているところですが、平成31年度から、この基金を原資として、小中学生の社会体育団体への奨励金や、子供たちが全国大会等に出場する際の奨励金に活用させていただきたいと存じます。
あわせて、昨年に引き続き、子供たちとトップアスリートの交流事業も実施することとしております。
現在、日本体育大学と、体育・スポーツ振興のための相互連携に係る協定の準備を進めており、協定締結後は、トップアスリートによるスポーツ指導、交流事業等に御協力いただけると考えています。
また、子供たちに夢を与えられるよう、国内での夏季五輪としては、56年ぶりの開催となります、東京オリンピックの「聖火リレー」の水俣への誘致実現に向け、積極的に取り組んでまいります。
社会教育の推進につきましては、子供たちの「生きる力」や「豊かな心」を育み、地域の活力を高めるために、地域と学校の連携による、子育てと地域づくりが両立する体制の整備に向け、「地域学校協働活動事業」を推進してまいります。
また、文化の発信や芸術活動、各種イベントの拠点となる「文化会館」は、建設から40年以上が経過し老朽化が進んでいるため、今月から空調設備の改修に着手しました。
工事は、本年8月いっぱいで終了することになっており、10月に「市制施行70周年記念式典」を行い、さらに年明け2月には、記念行事として「NHKのど自慢」の開催が、このほど決定したところであります。
図書館においては、市民の知的好奇心を満たす読書
環境づくりに努め、単に本を借りたり、読んだりする場所にとどまらない、創作活動の場として「創作童話ワークショップ」を開催しておりますが、その成果の発表の場となる「創作童話大賞」について、従来子供のみを対象としていましたが、平成31年度は大人も加えて実施することとします。
次に、「住み慣れた地域でいきいきと暮らせる
まちづくり」について申し上げます。
安心して子供を産み、健やかに育てられる環境を整備し、年齢や障がいの有無にかかわらず、全ての市民が住み慣れた地域で、自分らしく、安心して生活できるよう、各種関係機関とのネットワークを強化し、共に支え合う“共生社会”を築いてまいります。
地域の宝であります、子供たちの健やかな成長を、地域全体で支えるための、子育て支援の充実については、子供の健康の維持増進、疾病の早期発見・早期治療、併せて、子育て世帯の経済的負担軽減のため、現在、中学3年生までとなっている「
子ども医療費助成」の対象を、高校生を含めた満18歳まで拡充することで、子供の医療費に係る負担をなくします。
予防接種事業についても、満18歳以下の「インフルエンザワクチン接種費」の全額助成を行うこととします。
また、市が配信する育児や健診等の地域情報を周知する、新たなコミュニケーションツールとしまして、ICTによる母子手帳アプリ「母子モ」を活用することによって、子育て世代の妊娠・出産・育児に関するサポート体制を充実してまいります。
加えて、保育所、幼稚園及び認定こども園による、質の高い保育・教育の提供に努めるとともに、保健・医療・福祉機関との連携により、幅広い支援体制の構築、児童の放課後等の居場所(学童クラブ等)の充実を図ることとします。
また、保護者が抱えている子ども、子育てに関する様々な悩みや課題解決の手助けをし、子育て支援の拠点施設である「こども
センター」の更なる充実に努め、相談・支援、関係機関との“つなぎ役”としての機能を持たせることとします。
健康づくりの推進につきましては、昨年、策定しました「いきいき・みなまたヘルスプラン」に基づき、母子保健、健康増進事業、生活習慣病重症化予防対策、食育の推進等を関係機関と連携して、実施してまいります。
本市では、全国的な傾向と同様、要介護や死亡の原因となる生活習慣病の増加が課題となっていますが、これからの「人生100年時代」を見据え、生活習慣病の重症化の予防、健康寿命の延伸を目指し、市民の皆様の健康づくりにより一層、積極的に取り組んでいくこととします。
平成31年度は、今議会に提案しております「水俣市
健康づくり条例」の理念に基づき施策を進めることとしており、健康づくり月間、「食育の日」普及のための啓発事業、「市制70周年記念・健康まつり」の開催等、更なる健康づくりの実践を進めてまいります。
さらに、市民の死因順位が最も高い「がん」の早期発見に結びつけていくために、無料検診の拡大や、近年増加傾向にある糖尿病の発症予防・重症化予防のための特定健診、保健指導の徹底等、市民一人ひとりの健康づくりを支援するとともに、前年度に続き、「地方創生推進交付金」を活用した、体験型健康医学教室と、遠隔システムを活用した検診に係る実証実験を行うこととします。
また、水俣市のみならず、県境を越えた地域の基幹病院としての役割を担っている「総合医療
センター」におきましては、平成31年度から、高度急性期機能であるハイケアユニット病床(HCU)を稼働させることとしており、これに伴い、将来に向けた医療提供体制の土台づくりができるものと考えております。
高齢者福祉の充実につきましては、高齢者の持つ豊かな経験等を活かす場や機会の提供、地域社会に貢献できる仕組みづくりに取り組むとともに、高齢者が要介護状態や認知症になっても地域で安心して生活していけるよう、「第7期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画(ひまわりプラン)」に基づき、「多様な主体による支えあいの充実」、「みんなにやさしい安全・安心な
まちづくり」を推進していきます。
その中で、高齢者等交通弱者の外出支援については、平成30年度の「認知症地域支援フォーラム」の中でアンケート調査を実施し、「運転免許証を返納した場合の支援」に関するニーズ把握を行っております。
この結果も参考にして、高齢者等が運転免許証を返納し、「運転経歴証明書」の申請をされる場合、その申請料を市が助成することといたします。
さらに、現在、市の総務課にお越しいただいて、手続きをしてもらっております、免許証返納に伴う特典申請を、免許証返納手続きとあわせて、水俣地区交通安全協会の窓口で一括申請ができるように改善することで、申請者の皆様の負担軽減を図ります。
今後も「水俣市地域公共交通会議」と連携し、効果的かつ効率的な交通ネットワークの整備、運転免許証返納後の支援策等について研究し、関係各課連携のもと「75歳以上の高齢者及び障がい者の、みなくるバス無料化」などの具体策についても、検討を継続してまいります。
次に、「次代へつなぐ
環境づくり」について申し上げます。
本市では、水俣病の経験を貴重な教訓としまして、これまで、環境に配慮した様々な施策に取り組んでまいりました。
その結果、子供から大人まで、また、事業者を含む市民の皆様の、環境に対する意識は、極めて高く、環境に配慮した生活や事業活動を行うことは、もはや当たり前のこととして定着しており、全ての前提条件となっております。
このことは、本市にとって大きな財産であり、これからも引き継がれていくものであると信じてやみません。
これらを踏まえまして、今後さらに、循環型社会の形成、低炭素社会の実現に向けて取り組んでまいりますとともに、次のステージに進んでいくこととします。
本市における長年の重要課題であります「水俣病問題」については、水俣病被害者の救済支援をはじめ、これまで様々な施策が講じられてきましたが、その一方で、公害健康被害補償法による認定申請や、救済を求める訴訟が継続している等の状況もありますので、今後も引き続き対応が必要と考えております。
市としましては、被害を受けられた方々、その他の多くの市民の声を、国や県、原因企業等にしっかりと伝えてまいりますとともに、様々な立場の人から話を伺い、対話の機会をつくることに努め、真に必要な、地域の再生と支援策を求めてまいる所存であります。
水俣病の犠牲となった全ての生命に祈りを捧げ、健康、環境の尊さを訴えることを目的とする「水俣病犠牲者慰霊式」につきましては、平成4年から毎年、水俣病公式確認の日である5月1日に実施してまいりましたが、平成31年度は、5月1日が新天皇の即位日に当たりますので、水俣病犠牲者慰霊式実行委員会で御検討いただいた結果、参列者への影響等を考慮しまして、10月19日に日程を変更して、実施することにしております。
また、子供たちには、水俣病が発生した背景、これまで歩んできた歴史、環境再生の取組、そして、現在の市の姿をしっかりと学んでいただくことで、郷土水俣に対する愛着と誇りを抱いてもらう機会を提供してまいることとします。
さらに、平成31年度の新たな取組として、「水俣の海情報発信モデル事業」を実施いたします。
現在、県内の小学5年生を対象とした、水俣病の正しい理解、環境への関心を高めることを目的とする「水俣を学ぶ肥後っ子教室」が、水俣病資料館や環境
センター等で行われているところでありますが、今回、屋内での環境学習に加え、水俣港から船に乗って水俣の海を巡り、公害の被害から環境復元がなされた、現在の美しい海を目や肌で感じてもらう体験型事業の実施に向け、安全性の確保及び円滑な運営を図るためのモデル事業を行うこととします。
続いて、本市が、これまで10年間力を注いできました「環境モデル都市づくり」による「低炭素社会の実現」に向けた取組について、申し上げます。
本市は、平成20年に、国の「環境モデル都市」に認定され、「地球温暖化対策」に先導的に取り組むモデル自治体として、温室効果ガスの削減に係る行動計画を策定し、具体的取組を進めてまいりました。
その一環として、一昨年から行っております、市役所仮庁舎の電力を、再生可能エネルギーで賄う実証実験が来月で終了し、報告書が提出されることになっています。
このデータを分析したうえで、仮庁舎以外の公共施設への新電力の導入可能性など今後の対応について、検討してまいります。
また、地域の実情に合致した環境施策を、市民の主体的参画と実践によって進めてきた「第2次環境
基本計画」が、平成31年度で最終年度を迎えることに伴い、環境に配慮し経済と調和した
まちづくりの推進、様々な環境に関する施策を盛り込み「第3次環境
基本計画」を策定する予定としております。
次に、「安全で安心して暮らせる生活基盤づくり」について申し上げます。
関係機関と連携した総合的な危機管理体制を整備し、災害に強い
まちづくりを進めるとともに、様々なニーズに対応した住環境の整備、各種インフラの耐震化と長寿命化、自発的な地域づくり活動を支援するなどして、誰もが安心して暮らせる
まちづくりを進めてまいります。
近年、全国各地で、想定をはるかに超える豪雨災害や土砂災害等の自然災害が頻発し、甚大な被害がもたらされており、今後もこのような災害の発生が予想されますので、有事に備え、市民の防災意識を高めていくことが求められています。
本市にあっては、地域防災マネージャーの資格を有する危機管理監を中心に、日頃から啓発活動や訓練を行うなどし、減災・防災に努めてまいります。
また、市が管理している避難所21箇所のうち、現在、テレビが設置されていない17箇所にポータブルテレビを設置することで、地域住民の避難後における気象情報等の円滑な取得を可能にし、避難者の不安を払拭します。
加えて、消防車両の計画的更新に合わせ、消防資機材の提供・配備を進め、地域防災力の充実・強化を図ります。
住環境の整備につきましては、「水俣市公営住宅等長寿命化計画」に基づき、老朽化した市営住宅の建替えを進め、誰もが使いやすく、居住性の高い住宅を供給するとともに、多様なニーズに対応した、良好な住環境の形成を推進してまいります。
現在、老朽化した「牧ノ内団地」の建替えを順次進めておりますが、平成31年度は、新たに4号棟が完成する予定であります。
あわせて、既存の市営住宅の長寿命化改修を行い、市営住宅ストックの有効活用も進めておりますが、その中で「初野団地」の3号棟・4号棟・14号棟の、外壁等の改修を完了させることとします。
市民生活の基盤となる水道施設については、熊本地震を教訓とし、老朽化した水道施設の更新、医療
センター・市役所等、重要給水施設へつながる管路の耐震化を進め、安全・安心な水の確保に努めてまいります。
平成31年度は、主に、災害発生等の緊急時における給水拠点の確保を目的として、第二水源地の貯留施設の整備を行うこととします。
交通基盤の整備につきましては、市街地の道路や、高速交通網へのアクセス道路を、順次整備していくこととします。
市街地における道路整備については、「牧ノ内・大迫線」をはじめとする、市内一円の道路改良事業や、通学路の安全を確保するための「堤防2号線の歩道整備」を進めてまいります。
また、
水俣インターチェンジの供用開始後、本市の2つ目のインターチェンジとなる「袋インターチェンジ(仮称)」の開設に向け、そのアクセス道路となる「市道袋インター線」の新設及び「野川・袋線」の改良事業を推進してまいります。
公共交通網については、高齢者の通院、買い物等、日常生活に欠かすことのできない「みなくるバス」等の利便性の向上、公共交通会議の運営と公共交通網形成計画の策定、通学等における重要な交通手段となっている「肥薩おれんじ鉄道」の利用促進と路線維持のために必要な支援を継続してまいります。
住民自治による地域の活性化を促すための施策としましては、市内を6ブロックに分けて、新たに策定する「第6次
総合計画」の説明会を行い、その中で、地区ごとの課題について、ワークショップ形式で検討いただく機会を設けることとしております。
そのうえで、住民主体の地域づくり活動を推進するため、各種助成制度に関する情報提供を行い、活動の継続、活性化を図ってまいります。
次に、「持続可能な行財政基盤づくり」について申し上げます。
人口減少や少子高齢化が進む中、税収の増加は容易ではなく、高齢化に伴う社会保障に係る扶助費、老朽化の進む施設の維持や更新に要する経費は増加する一方であり、国による地方交付税や補助金の減少も加わり、本市の行財政運営は非常に厳しい状況にあります。
また、社会情勢の変化や地域課題、住民ニーズへの対応、地方分権など、行政サービスの多様化と複雑化が進む中、基礎自治体においては、業務の増大と煩雑化・高度化への対応が求められています。
このような状況を踏まえまして、将来にわたり持続可能な行財政運営を継続していくために、職員の「経営感覚」と「危機意識」を醸成し、機能的な市役所を築き、限りある財源を有効に活用しながら「選択と集中」による取組を進め、よりよい行政サービスの提供を目指してまいります。
平成31年度は、
総合計画の「第1期
基本計画」の計画期間に合わせて策定します「第6次
行財政改革大綱」に掲げる、「機能する組織づくり」、「行政力の強化」、「財政力の向上」に沿った、持続可能な行財政運営に着手することとします。
人事管理の適正化については、再任用制度、事務補助を行う非常勤職員等が増加している現状を踏まえ、職員数の適正管理を図るために、「第4次定員適正化計画」を策定するとともに、2020年度に新設される「会計年度任用職員制度」への移行準備を進めることといたします。
加えて、「一生懸命、頑張る職員が評価される仕組み」をつくることとします。
次に、質の高い行政サービスの提供について述べます。
厳しい財政状況のもと、行政運営の発想を、一律削減の“減量行政”から、市民・成果・目的を重視する“選択行政”に転換し、「選択と集中」を進めていくこととしており、そのツールといたしまして、新たな「行政評価制度」を構築してまいります。
第6次
総合計画に基づく政策と事業は、平成31年度からスタートしますので、新しい行政評価システムで、その進捗管理を行い、評価結果を予算編成に反映しながら、行財政改革を進める、という効果的な仕組みづくりを進めてまいります。
また、下水道事業特別会計については、経営成績や財政状況の的確な把握に向け、2020年度までに「地方公営企業法」の全部適用を目指しており、平成31年度は、移行に向けた条例改正、
公営企業会計システムの開発等を行うこととしております。
あわせて、地方公営企業法の適用に伴い、上下水道の共通事務の一体化等によるコストの削減と連携強化によるサービスの向上を目的として、水道事業との組織統合に向けた準備を進めてまいります。
続いて、公共施設等の管理運営についてでありますが、市が保有する施設の老朽化が進み、大規模改修や建替時期が到来しており、今後これらの維持と補修に係るコストの増大が想定されるため、既存施設の適切な維持・管理と、計画的な対応が求められてきます。
このことを踏まえ、平成28年度に「水俣市公共施設等総合管理計画」を策定し、市が保有する全ての公共施設等の更新・統廃合・長寿命化、それらに要する財政負担等についての方向性を示しておりますが、平成31年度は、各所管課において、該当する「個別施設計画」の策定に着手することとします。
最後に、新
庁舎建設の推進について述べます。
現在、「防災に対する安全性の確保」、「
市民サービスの向上」、「誰もが使いやすく、市民に親しまれる庁舎」、「維持管理しやすい庁舎」、「環境への配慮」の5つの
基本方針を踏まえ、2021年10月の完成を目指して作業を進めているところです。
このほど、新庁舎に必要な機能、配置計画、外観イメージなどをまとめた「基本設計」が完成しましたので、今後、市民報告会を開催し、詳細設計(実施設計)に移ってまいります。
また、平成31年度は、旧庁舎の本館及び別館の
解体工事が予定されています。
これからの動向につきましては、ホームページや広報紙で随時お知らせし、市民の皆様と情報を共有しながら、進めてまいりたいと考えております。
以上、
施政方針に係る
基本方針及び平成31年度に取り組みます施策の概要について述べてまいりましたが、市制施行70周年を迎えるこの記念すべき年を、市民の皆様と共に、本市の歩みを振り返り、先人の歩みに思いを寄せつつ、更なる飛躍と発展に向けて、躍動する契機としてまいりたい、と考えております。
さらに、顧客重視で的確な事業の取捨選択を行い、住民満足度の向上を図り、
地域経済の安定と発展を可能にする「最適な行政」の実現を追及し、一つひとつの施策を、スピード感を持って、着実かつ確実に実行することで、第6次
総合計画による新たな地域経営を力強くスタートさせることといたします。
その中で、平成31年度の新たな挑戦といたしまして、市の各種施策を通して、国連の提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」の考え方に基づく、「持続可能な地域社会づくり」を強力に進めてまいります。
本市はこれまで、水俣病の経験から得た教訓を活かし、環境に配慮した施策や取組を、市民協働で実践することにより、地域社会の再構築、住民自治、環境関連のビジネスを創出し、国内外において高い評価を得てきました。
従来からの本市の取組、政策をベースにし、これらをさらに発展させていくために、「環境」、「経済」、「社会」の三側面の統合的取組による「自律的好循環」を構築する、という視点に立ちまして、これからの地域経営に取り組んでまいることとします。
あわせて、内閣府による「SDGs未来都市」の2020年度選定に向けてチャレンジしていくために、地域内外の知見と実践を結集し、プランを策定していくこととします。
多様で温かい人たち、長く地域を支えてきた地元商工業、豊かな自然や、食と温泉など、水俣の有する多くの地域資源を存分に活かし、結び付け、調和させながら、子供から高齢者まで、全ての世代が「水俣に生まれてよかった」、「水俣で暮らしてよかった」と実感できる
まちづくりを進め、新たな
総合計画で定める将来都市像、「みんなが幸せを感じ 笑顔あふれる元気なまち水俣」の実現に向け、全身全霊を捧げてまいります。
水俣市の長といたしまして、市政の先頭に立ち、本市の抱える様々な課題の克服、市政の発展のため、議員各位をはじめ、市民の皆様、職員とともに、真正面から取り組んでまいりますので、今後とも皆様の御指導と御支援、御協力を切にお願い申し上げます。
○議長(福田 斉君) この際5分間休憩します。
午前10時44分 休憩
─────────
午前10時48分 開議
○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
髙岡市長。
(市長
髙岡利治君登壇)
○市長(
髙岡利治君) 本定例市議会に提案いたしました議案につきまして、順次、
提案理由を御説明申し上げます。
まず、議第1号旧
山野線沿線交通基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、水俣市代替バス通学生交通費助成条例が平成31年3月31日をもって失効することから、水俣市高等学校等通学生交通用具助成要綱を制定し、新たな助成措置を実施するとともに、基金の名称を変更するために、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第2号水俣市
健康づくり条例の制定について申し上げます。
本案は、本市の健康づくりの基本理念を定め、市民、行政、地域コミュニティ等が協働し、市民が生涯にわたり心身ともにいきいきと健康で暮らすことができる地域社会を目指すために、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第3号水俣市
子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、助成対象者の年齢を引き上げるため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第4号水俣市
企業立地条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、水俣市産業支援サービス業等立地促進補助金の創設に伴い、本条例における雇用促進奨励金を重複して交付しないものとするため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第5号水俣市
森林経営管理基金条例の制定について申し上げます。
本案は、森林経営管理法が平成31年4月1日から施行されることに伴い、森林経営の効率化及び森林管理の適正化の一体的な促進を図ることを目的として、水俣市森林経営管理基金を設置し、基金の管理及び運営等を円滑かつ効率的に行うため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第6号水俣市
準用河川管理施設等の構造の
技術的基準を定める条例の制定について申し上げます。
本案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律のうち、河川法の改正に伴い、準用河川の管理上必要とされる
技術的基準を定めるため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第7号
水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、牧ノ内団地5号棟の建設による住宅の供用開始及び牧ノ内団地、丸島団地の一部住宅の除却に伴い、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第8号水俣市
水道事業布設工事監督者の
配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の
資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、学校教育法の一部を改正する法律等の施行及び技術士法施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う条文の整備等を図るため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第9号水俣市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、労働基準法の改正による時間外労働の上限規制に対応するため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第10号水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本案は、県内他自治体の同職種の報酬額の状況を踏まえて報酬額を改定するため、本案のように制定しようとするものであります。
次に、議第11号平成31年度水俣市
一般会計予算について申し上げます。
予算総額は、歳入歳出それぞれ163億7,981万9,000円で、平成30年度の肉付後の予算額と比較いたしますと、6億5,260万7,000円、約4.15パーセントの増加となっております。
以下、歳出の主なものについて申し上げます。
第2款総務費に、市庁舎建替事業、地方バス路線維持対策事業、水俣芦北広域行政事務組合負担金、公益法人等助成事業、ふるさと大好き寄附金事業、市庁舎管理事業、第3款民生費に、子どものための教育・保育給付負担金、自立支援給付費、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療特別会計への繰出金、生活保護費、児童手当、老人福祉施設措置費、次世代育成支援施設整備事業、第4款衛生費に、水俣市立総合医療
センターへの繰出金、
ごみ処理等に係る水俣芦北広域行政事務組合負担金、清掃施設管理運営費、し尿処理等に係る水俣芦北広域行政事務組合負担金、
子ども医療費助成事業、予防接種事業、第5款農林水産業費に、漁港施設維持管理費、市町村営林道開設事業、中山間地域等直接支払事業、市有林造林事業、森林環境保全整備事業、中山間地域総合整備事業、森林経営管理推進事業、第6款商工費に、水俣川河口臨海部振興構想事業、プレミアム商品券発行事業、商工業資金貸付・出資事業、
地場企業支援事業、観光振興団体等助成事業、商工会議所事業費補助金、第7款土木費に、公共下水道事業特別会計繰出金、公営住宅整備事業、牧ノ内・大迫線道路改良事業、築地・丸島町線補修事業、市内一円市道維持補修費、公共施設等適正管理推進事業、第8款消防費に、消防に係る水俣芦北広域行政事務組合負担金、消防団活動費、消防団装備等整備事業、消防防災施設整備事業、第9款教育費に、小中学校空調設備整備事業、小中学校・給食
センター・総合体育館・文化会館・図書館などの管理運営経費、公立小中学校ICT整備事業、スクールバス運行事業、各種文化・スポーツ振興事業費などを計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第1款市税から第21款市債までの歳入をもって充当いたしております。
このほか、債務負担行為として、複写機・プリンター複合機借上料ほか15件を計上いたしております。
また、地方債として、過疎対策事業ほか9件を計上いたしております。
次に、議第12号平成31年度水俣市
国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。
予算総額は、歳入歳出それぞれ41億5,342万4,000円を計上いたしております。
歳出につきましては、第1款総務費、第2款保険給付費、第3款国民健康保険事業費納付金、第4款共同事業拠出金、第5款保健事業費などを計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第1款国民健康保険税、第4款県支出金、第6款繰入金などをもって充当いたしております。
また、債務負担行為として、特定保健指導業務委託料を計上いたしております。
次に、議第13号平成31年度水俣市
後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。
予算総額は、歳入歳出それぞれ4億1,303万1,000円を計上いたしております。
歳出におきましては、第1款総務費、第2款諸支出金を計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第1款保険料、第3款繰入金などをもって充当いたしております。
次に、議第14号平成31年度水俣市
介護保険特別会計予算について申し上げます。
予算総額は、歳入歳出それぞれ36億2,526万6,000円を計上いたしております。
歳出につきましては、第1款総務費、第2款保険給付費、第3款地域支援事業などを計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第1款保険料、第4款国庫支出金、第5款支払基金交付金、第6款県支出金、第7款繰入金などをもって充当いたしております。
次に、議第15号平成31年度水俣市
公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。
予算総額は、歳入歳出それぞれ9億8,368万9,000円を計上いたしております。
歳出におきましては、第1款公共下水道事業費、第2款公債費、第3款予備費を計上いたしております。
第1款公共下水道事業費の主な事業といたしましては、梅戸分区34号雨水枝線工事、公共下水道
公営企業会計システム導入委託料等を計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第1款分担金及び負担金から第7款市債までの歳入をもって充当いたしております。
このほか、債務負担行為として、水洗便所等改造工事資金の融資に対する損失補償他1件を計上いたしております。
また、地方債として、公共下水道事業、過疎対策事業、地方公営企業災害復旧事業を計上いたしております。
次に、議第16号平成31年度水俣市
病院事業会計予算について申し上げます。
収益的収入に73億8,719万6,000円、収益的支出に73億7,891万7,000円、資本的収入に2億1,988万5,000円、資本的支出に7億3,163万8,000円を計上いたしております。
収益的収入の主な内容につきましては、入院収益、外来収益等の医業収益、他会計補助金、負担金等の医業外収益等を計上いたしております。
収益的支出の主な内容につきましては、職員等の給与費、薬品費等の材料費、委託料、賃借料、光熱水費等の経費や企業債利息等を計上いたしております。
次に資本的支出の主な内容につきましては、自動火災報知機設備等の建設工事費やセントラルモニタ等の固定資産購入費、企業債償還金及び公共債購入費等の投資を計上いたしております。
このほか、企業債につきましては、病院施設整備事業及び医療機械器具等整備事業それぞれの病院事業債及び過疎対策事業債を計上いたしております。
資本的収入が資本的支出に対して不足する額は、減債積立金等で補てんをいたしております。
次に、議第17号平成31年度水俣市
水道事業会計予算について申し上げます。
収益的収入に4億7,700万7,000円、収益的支出に3億6,289万9,000円、資本的収入に2億935万円、資本的支出に4億2,463万7,000円を計上いたしております。
資本的支出の主な内容につきましては、施設整備事業、管路整備事業等の建設改良費及び企業債償還金を計上いたしております。
資本的収入が資本的支出に対して不足する額は、損益勘定留保資金等で補てんをいたしております。
次に、議第18号平成30年度水俣市
一般会計補正予算第8号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ4,746万5,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ161億8,581万7,000円とするものであります。
補正の主な内容といたしましては、第2款総務費に、地方バス路線維持対策事業、第3款民生費に、子どものための教育・保育給付負担金、生活保護費、自立支援給付費、第5款農林水産業費に、中山間地域総合整備事業、第6款商工費にプレミアム商品券発行事業、第8款消防費に消防団装備等整備事業を増額したほか、各款において、事業確定等に伴う事業費の減額調整及び職員の退職・異動等に伴う人件費の調整などを計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第11款分担金及び負担金、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第15款財産収入、第16款寄附金、第17款繰入金、第19款諸収入、第20款市債をもって調整いたしております。
このほか、繰越明許費の補正として、介護予防地域づくり事業ほか23件の追加、袋インター関連道路改良事業の変更を計上いたしております。
債務負担行為の補正として、水俣市議会会議録印刷業務ほか9件の追加、新
庁舎建設基本・実施設計に伴う設備設計支援業務委託料ほか2件の変更を計上いたしております。
また、地方債の補正として、過疎対策事業ほか4件の限度額の変更を計上いたしております。
次に、議第19号平成30年度水俣市
国民健康保険事業特別会計補正予算第4号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億1,544万8,000円を増額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ41億183万5,000円とするものであります。
補正の内容といたしましては、第2款保険給付費に一般被保険者療養給付費及び一般被保険者療養費の増額、第6款基金積立金に国民健康保険事業財政調整基金積立金の増額、第8款諸支出金に国県支出金等返還金の増額及び国保直営診療施設整備費助成繰出金の減額を計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第4款県支出金、第5款財産収入、第6款繰入金及び第7款繰越金をもって調整いたしております。
次に、議第20号平成30年度水俣市
後期高齢者医療特別会計補正予算第3号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ451万4,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ4億377万4,000円とするものであります。
補正の内容といたしましては、第1款総務費で、保険基盤安定負担金の確定に伴い熊本県後期高齢者医療広域連合納付金を減額いたしております。
この財源といたしましては、第4款繰入金を減額し、調整いたしております。
次に、議第21号平成30年度水俣市
介護保険特別会計補正予算第5号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ658万8,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ36億1,976万2,000円とするものであります。
補正の主な内容といたしましては、通所型サービス事業の給付費の増加に伴う、第3款地域支援事業の増額を計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第1款保険料、第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款県支出金、第6款繰入金をもって調整いたしております。
次に、議第22号平成30年度水俣市
公共下水道事業特別会計補正予算第5号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ4,426万3,000円を減額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ10億2,640万5,000円とするものであります。
補正の主な内容といたしましては、第1款公共下水道事業費において、下水道建設に係る委託料の減額、第2款公債費において、長期債利子の減額を計上いたしております。
これらの財源といたしましては、第2款使用料及び手数料、第3款国庫支出金、第4款繰入金、第7款市債をもって調整いたしております。
このほか、繰越明許費として、下水道建設事業を計上いたしております。
債務負担行為の補正として、公共下水道事業企業会計システム導入委託の廃止を計上いたしております。
また、地方債の補正として、公共下水道事業及び過疎対策事業の限度額の変更を計上いたしております。
次に、議第23号平成30年度水俣市
水道事業会計補正予算第4号について申し上げます。
今回の補正は、債務負担行為の補正として、平成30年度水俣市
水道事業会計補正予算第2号で設定いたしました水道事業会計システムリプレース業務委託事業の廃止を計上いたしております。
次に、議第24号第6次水俣市
総合計画基本構想及び第1期
基本計画の策定について申し上げます。
本案は、第6次水俣市
総合計画基本構想及び第1期
基本計画の策定について、水俣市議会基本条例第7条の規定により、本案のように提案するものであります。
次に、議第25号から議第32号まで、
指定管理者の指定について申し上げます。
本案は、水俣市ふれあい
センター、水俣市
ワークプラザ、みなまた
環境テクノセンター、湯の
鶴観光物産館、水俣市湯の
鶴温泉保健センター、みなまた観光物産館まつぼっくり、湯の
児フィッシングパーク、
水俣市立総合体育館南部館の
指定管理者の指定について、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、本案のように提案するものであります。
次に、議第33号市道の
路線認定について申し上げます。
本案は、南九州西回り自動車道のインターチェンジとして水俣市袋に建設予定であります、仮称袋インターチェンジと国道3号線までを接続するため、市道袋インター線として新設するものであり、道路法第8条第2項の規定に基づき提案するものであります。
以上、本定例市議会に提案いたしました議第1号から議第33号までについて、順次
提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(福田 斉君) 次に、議会運営委員長野中重男議員。
(議会運営委員長 野中重男君登壇)
○議会運営委員長(野中重男君) 議第34
号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
提案理由の御説明を申し上げます。
本案は、議会運営委員会の委員の定数を適正に定めるため、本案のように制定しようとするものであります。
以上、
提案理由の御説明を申し上げましたが、全会一致の御賛同をいただきますようにお願いいたします。
○議長(福田 斉君) 以上で
提案理由の説明は終わりました。
提出議案のうち、議第18号から議第23号までの平成30年度各会計補正予算及び議第34
号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、本日審議をお願いします。
これから質疑に入ります。
議第18号平成30年度水俣市
一般会計補正予算第8号について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認めます。
──────────────────────────
○議長(福田 斉君) 議第19号平成30年度水俣市
国民健康保険事業特別会計補正予算第4号について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認めます。
──────────────────────────
○議長(福田 斉君) 議第20号平成30年度水俣市
後期高齢者医療特別会計補正予算第3号について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認めます。
──────────────────────────
○議長(福田 斉君) 議第21号平成30年度水俣市
介護保険特別会計補正予算第5号について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認めます。
──────────────────────────
○議長(福田 斉君) 議第22号平成30年度水俣市
公共下水道事業特別会計補正予算第5号について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認めます。
──────────────────────────
○議長(福田 斉君) 議第23号平成30年度水俣市
水道事業会計補正予算第4号について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認めます。
──────────────────────────
○議長(福田 斉君) 議第34
号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ただいま質疑を終わりました議第18号から議第23号までの議案6件は、
議事日程記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。
次に、議第34号は、委員会の付託を省略したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。
したがって議第34号は、委員会の付託を省略することに決定しました。
この際、委員会審査のためしばらく休憩します。
午前11時13分 休憩
─────────
午後5時11分 開議
○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど委員会に付託しておりました議案6件について、各委員会から委員会審査報告書が提出されましたので、議席に配付しておきました。
これから順次委員長の報告を求めます。
初めに、
総務産業委員長
田口憲雄議員。
(
総務産業委員長 田口憲雄君登壇)
○
総務産業委員長(田口憲雄君)
総務産業委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。
まず、議第18号平成30年度水俣市
一般会計補正予算第8号中付託分について申し上げます。
補正の主な内容としては、第2款総務費に、地方バス路線維持対策事業、第5款農林水産業費に、中山間地域総合整備事業、第6款商工費にプレミアム商品券発行事業、第8款消防費に消防団装備等整備事業を増額したほか、各款において、事業確定等に伴う事業費の減額調整及び職員の退職・異動等に伴う人件費の調整などを計上している。
これらの財源としては、第11款分担金及び負担金、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第15款財産収入、第16款寄附金、第17款繰入金、第19款諸収入及び第20款市債をもって調整している。
このほか、繰越明許費の補正として、水俣川河口臨海部振興構想事業ほか18件の追加、袋インター関連道路改良事業の変更を計上している。
債務負担行為の補正として、水俣市議会会議録印刷業務ほか3件を追加、新
庁舎建設基本・実施設計に伴う設備設計支援業務委託料ほか2件の変更を計上している。
また、地方債の補正として、過疎対策事業ほか3件の限度額の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、消防団の災害対応能力の向上と、災害時における消防団のより効果的な救助活動のため、救助用資機材を配付するとのことであるが、その配付計画についてただしたのに対し、消防団本部に油圧ジャッキ、AEDを各1台、消防団の各部にチェーンソーを1台ずつ配付する予定であるとの答弁がありました。
また、本年10月に予定されている消費税増税にあわせてプレミアム付商品券を発行するとのことであるが、それにかかわるシステム導入が必要な理由についてただしたのに対し、住民税非課税世帯や子育て世帯等を対象としており、対象者の抽出が必要であるため、また今回、プレミアム付商品券の分割販売も可能となっており、対象者における購入回数等を管理するため、システムを導入するものであるとの答弁がありました。
また、堤防2号線歩道整備事業について、歩道に植えてある桜の木の伐採の有無やその後の対応についてただしたのに対し、330メートルの整備区間内にある桜の木を30本伐採し、2本を移植予定であるが、新たな植樹も計画しているとの答弁がありました。
特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議第22号平成30年度水俣市
公共下水道事業特別会計補正予算第5号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ4,426万3,000円を減額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ10億2,640万5,000円とするものである。
補正の主な内容としては、第1款公共下水道事業費において、下水道建設に係る委託料の減額、第2款公債費において、長期債利子の減額を計上している。
これらの財源としては、第2款使用料及び手数料、第3款国庫支出金、第4款繰入金、第7款市債をもって調整している。
このほか、繰越明許費として、下水道建設事業を計上している。
債務負担行為の補正として、公共下水道事業企業会計システム導入委託の廃止を計上している。
また、地方債の補正として、公共下水道事業及び過疎対策事業の限度額の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、
一般会計繰入金の減額の理由についてただしたのに対し、下水道使用料が増額となったため、その分の繰入金が不要となったためであるとの答弁がありました。
また、浄化
センター改築更新工事を行わなかった理由についてただしたのに対し、国庫補助金の配分が少なかったため、当初予定の4,500万円から2,000万円に事業費を減額し、工事委託協定を結んでいる日本下水道事業団が、工事の入札を2回行ったが、応札者がおらず、実施できなかったものであるとの答弁がありました。
特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
最後に、議第23号平成30年度水俣市
水道事業会計補正予算第4号について申し上げます。
今回の補正は、債務負担行為の補正として、平成30年度水俣市
水道事業会計補正予算第2号で設定した水道事業会計システムリプレース業務委託事業の廃止を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、水道事業会計システムリプレース業務委託事業の債務負担行為が廃止されているが、今後、新たに予算計上するのかとただしたのに対し、平成31年度当初予算として計上予定であるとの答弁がありました。
特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で
総務産業委員会の審査報告を終わります。
○議長(福田 斉君) 次に、
厚生文教委員長牧下恭之議員。
(
厚生文教委員長 牧下恭之君登壇)
○
厚生文教委員長(牧下恭之君)
厚生文教委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。
まず、議第18号平成30年度水俣市
一般会計補正予算第8号中付託分について申し上げます。
補正の主な内容としては、第3款民生費に、子どものための教育・保育給付負担金、生活保護費、自立支援給付費を増額したほか、各款において、事業確定等に伴う事業費の減額調整及び職員の退職・異動等に伴う人件費の調整などを計上している。
これらの財源としては、第11款分担金及び負担金、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第15款財産収入、第16款寄附金、第19款諸収入及び第20款市債をもって調整している。
このほか、繰越明許費の補正として、介護予防地域づくり事業等を追加している。
債務負担行為の補正として、学力・知能検査業務委託料(小学校)等の追加を計上している。
また、地方債の補正として、過疎対策事業等の限度額の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、水俣第二中学校において、ブロック塀の撤去に伴い、フェンスが設置されているが、以前よりも低く、道路側と学校敷地の高低差もあり、危険と感じる。工法については、工夫する必要があったのではないかとただしたのに対し、今回のフェンス設置については、最初にあったブロック塀の高さに揃え、設計を行い、工事を行ったが、今後、現地の状況を確認し、学校等の意見も伺いながら、検討していきたいとの答弁がありました。
なお委員から、費用面もあるが、今後改修を行っていくところについては、安全面を考慮し、フェンス設置の必要性について、十分な検討を行い、設置をお願いしたいとの要望がありました。
特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議第19号平成30年度水俣市
国民健康保険事業特別会計補正予算第4号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億1,544万8,000円を増額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ41億183万5,000円とするものである。
補正の内容としては、第2款保険給付費に一般被保険者療養給付費及び一般被保険者療養費の増額、第6款基金積立金に国民健康保険事業財政調整基金積立金の増額、第8款諸支出金に国県支出金等返還金の増額及び国保直営診療施設整備費助成繰出金の減額を計上している。
これらの財源としては、第4款県支出金、第5款財産収入、第6款繰入金及び第7款繰越金をもって調整しているとの説明を受けました。
特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議第20号平成30年度水俣市
後期高齢者医療特別会計補正予算第3号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ451万4,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ4億377万4,000円とするものである。
補正の内容としては、第1款総務費で、保険基盤安定負担金の確定に伴い熊本県後期高齢者医療広域連合納付金を減額している。
この財源としては、第4款繰入金を減額し、調整しているとの説明を受けました。
特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
最後に、議第21号平成30年度水俣市
介護保険特別会計補正予算第5号について申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ658万8,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ36億1,976万2,000円とするものである。
補正の主な内容としては、第3款民生費に通所型サービス事業の給付費の増加に伴い、地域支援事業の増額を計上している。
これらの財源としては、第1款保険料、第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款県支出金、第6款繰入金をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。
質疑の中で、通所型サービス費用が増加している理由についてただしたのに対し、従前の介護予防の指定事業者が行うサービス、要支援1及び2の方を対象にした通所型デイサービスの利用者が平成29年度から新しい総合事業に移行して、利用者の増加によるサービスの需要増に伴って、介護予防、生活支援サービス事業費が増加したものであるとの答弁がありました。
特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、
厚生文教委員会の審査報告を終わります。
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○議長(福田 斉君) 以上で委員長の審査報告は終わりました。
これから委員長の審査報告に対する質疑に入ります。
ただいまの委員長の審査報告について質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで委員長の審査報告に対する質疑を終わります。
これから討論に入ります。
ただいままで討論の通告はありません。
したがって討論なしと認めます。
これから採決します。
議第18号平成30年度水俣市
一般会計補正予算第8号から議第23号平成30年度水俣市
水道事業会計補正予算第4号まで、以上6件を一括して採決します。
本6件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。
本6件は、
委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。
したがって本6件は、
委員長報告のとおり可決しました。
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○議長(福田 斉君) 次に、議第34
号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。
したがって本件は、原案のとおり可決しました。
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○議長(福田 斉君) 以上で本日の日程は全部終了しました。
明21日から3月4日までは議案調査のため休会であります。
次の本会議は、3月5日に開き、一般質問を行います。
なお、議事の都合により3月5日の会議は午前9時30分に繰り上げて開きます。
一般質問の通告は2月26日正午まで、議案質疑の通告は3月5日正午まで、それぞれ御通告願います。
本日はこれで散会します。
午後5時27分 散会...