八代市議会 > 1999-03-10 >
旧八代市 平成11年 3月定例会−03月10日-04号

  • "人数学級編成"(/)
ツイート シェア
  1. 八代市議会 1999-03-10
    旧八代市 平成11年 3月定例会−03月10日-04号


    取得元: 八代市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-15
    旧八代市 平成11年 3月定例会−03月10日-04号旧八代市 平成11年 3月定例会            ─────────────────────────                     主 要 目 次         1.市長提出案件39件に対する質疑・一般質問(第3日)          (1)上 野 茂 満 君……………………………………………5          (2)小 田 信 子 君……………………………………………16          (3)山 田 栄 一 君……………………………………………31            ─────────────────────────             平成11年3月八代市議会定例会会議録(第4号) ・平成11年3月10日(水曜日)            ───────────────────────── ・議事日程(第4号)                           平成11年3月10日(水曜日)午前10時開議  第 1 議第5号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第7号(質疑)  第 2 議第6号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第5号(質疑)  第 3 議第7号・平成10年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第5号(質疑)  第 4 議第8号・平成10年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第2号(質疑)  第 5 議第9号・平成10年度八代市病院事業会計補正予算・第1号(質疑)  第 6 議第10号・平成11年度八代市一般会計予算(質疑)
     第 7 議第11号・平成11年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計予算(質疑)  第 8 議第12号・平成11年度八代市国民健康保険特別会計予算(質疑)  第 9 議第13号・平成11年度八代市老人保健医療特別会計予算(質疑)  第10 議第14号・平成11年度八代市食肉センター特別会計予算(質疑)  第11 議第15号・平成11年度八代市交通災害共済事業特別会計予算(質疑)  第12 議第16号・平成11年度八代市公共下水道事業特別会計予算(質疑)  第13 議第17号・平成11年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算(質疑)  第14 議第18号・平成11年度八代市公共用地先行取得事業特別会計予算(質疑)  第15 議第19号・平成11年度八代市水道事業会計予算(質疑)  第16 議第20号・平成11年度八代市病院事業会計予算(質疑)  第17 議第21号・八代広域行政事務組合規約の一部変更について(質疑)  第18 議第22号・市道路線の廃止について(質疑)  第19 議第23号・市道路線の認定について(質疑)  第20 議第24号・土地改良事業の施行について(質疑)  第21 議第25号・訴えの提起について(質疑)  第22 議第26号・訴えの提起について(質疑)  第23 議第27号・訴えの提起について(質疑)  第24 議第28号・訴えの提起について(質疑)  第25 議第29号・訴えの提起について(質疑)  第26 議第30号・訴えの提起について(質疑)  第27 議第31号・訴えの提起について(質疑)  第28 議第32号・訴えの提起について(質疑)  第29 議第33号・機構改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について(質疑)  第30 議第34号・職員の給与に関する条例の一部改正について(質疑)  第31 議第35号・職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について(質疑)  第32 議第36号・八代市情報公開条例の制定について(質疑)  第33 議第37号・八代市道路占用料に関する条例の全部改正について(質疑)  第34 議第38号・八代都市計画事業球磨川地区土地区画整理事業基金条例の制定について(質疑)  第35 議第39号・八代市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正について(質疑)  第36 議第40号・八代市青少年問題協議会設置条例の一部改正について(質疑)  第37 議第41号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について(質疑)  第38 議第42号・精神薄弱の用語の整理のための関係条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第39 議第43号・八代市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について(質疑)  第40 一般質問            ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.日程第25  1.日程第26  1.日程第27  1.日程第28  1.日程第29  1.日程第30  1.日程第31  1.日程第32  1.日程第33  1.日程第34  1.日程第35  1.日程第36  1.日程第37  1.日程第38  1.日程第39  1.日程第40 一般質問 (1)上野茂満君 (2)小田信子君               (3)山田栄一君            ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(29人)      1 番 福 田 富 雄 君       2 番 上 野 茂 満 君      3 番 寺 田 親 晴 君       4 番 中 村 博 生 君      5 番 栗 原 伸 安 君       6 番 今 田 智 徳 君      7 番 田 中   安 君       8 番 藤 井 次 男 君      9 番 田 中 靖 二 君      10 番 宮 本 安 信 君     12 番 白 石 哲 哉 君      13 番 中 村 和 美 君     14 番 谷 口 一 男 君      15 番 沢 田 行 雄 君     16 番 松 永 久 彦 君      18 番 山 田 栄 一 君     19 番 泉   正 治 君      21 番 梅 田 玲 子 君     22 番 渡 辺 俊 雄 君      23 番 山 本 幸 廣 君     24 番 小 薗 純 一 君      25 番 小 田 信 子 君     26 番 氏 家 正 則 君      27 番 友 田 昭 一 君     28 番 井 山 九洲男 君      29 番 桶 本 真一郎 君     30 番 副 島 郁 朗 君      31 番 浦 川 博 邦 君     32 番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(1人)     11 番 橋 本 徳 雄 君            ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1)長
       市長       沖 田 嘉 典 君       産業振興部長 水 谷 謙一郎 君     助役       井 村 郁 雄 君       建設部長   池 上 源太郎 君     企画財政部長  林 田 源 正 君     (2)収入役     副理事兼秘書広報課長              収入役    上 村 正 勝 君             山 中 健 二 君      財政課長    江 崎 眞 通 君     (3)教育委員会     助役付理事兼行政管理部長兼環境部長       委員     小 柳 洋 一 君             永 江 明 久 君     市民部長    本 田 精 吾 君        教育長    水 本 正 和 君     健康福祉部長兼福祉事務所長            教育部長  福 嶋 秀 利 君             田 中   忠 君      庶務課長   濱 田 義 雄 君     (5)選挙管理委員会  (4)農業委員会                   委員長    上 田 義 光 君    会長       満 田 繁 光 君     (6)監査委員                             委員     吉 村 憲 之 君            ───────────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名    事務局長     保 田 光 義 君     次長       松 山 俊 哉 君    庶務係長     國 岡 雄 幸 君     議事調査係長   土 谷   武 君    主任       永 原 博 英 君     主任       嶋 田 和 博 君    主事       柿 本 光 明 君     主事       津 川 恵美子 君            ─────────────────────────                 (午前10時04分 開議) ○議長(福田富雄君) これより本日の会議を開きます。            ───────────────────────── △日程第1〜40 ○議長(福田富雄君) 日程第1から日程第39まで、すなわち議第5号から同第43号までの議案39件を一括議題とし、これより本39件に対する質疑、並びに日程第40・一般質問を行います。  それでは、通告に従い順次発言を許します。  上野茂満君。                   (上野茂満君 登壇) ◆上野茂満君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)清風会の上野でございます。  質問通告に従って質問をしてまいります。  1.新清掃センター建設のその後の経緯及び今後の取り組みについて。  昨年の12月定例市議会の一般質問で、本議員は新清掃センター建設についてお尋ねいたしました。30億円をかけて現有施設にダイオキシン対応の設備を改善する案と、熊本県の広域構想を踏まえたRDF方式及び発電所建設の案の2つの案について、市長の考えをお伺いいたしました。市長から、一般廃棄物処理広域化基本構想についての説明があり、さらに平成14年11月まで発電所建設が時間的に間に合うかという問題もあるが、今後の取り組みとして現有施設におけるダイオキシン対策はどうか、老朽化対策をどうするか、広域化への取り組みをどう進めるか、皆さんにお諮りしていきたいという趣旨の答弁がなされております。  その後、1月に環境コンサルタントに比較検討を依頼されていたが、2月初めに中間報告、2月26日に仮報告書が提出されたと聞いています。新清掃センター建設が平成14年11月まで完成する見込みがないので現有施設を改善するしかない、その経費に約30億円必要だと聞いていました。一方、建設後23年も経過しているのに30億円かけて改善してもむだなことであり、RDF化施設及び発電所建設に早急に取り組むべきだということでしたが、仮報告書が提出されて従来の方針が変更されるのか──されるのでしょうか、お尋ねいたします。  広域化基本構想は、平成10年度をスタートとして、おおむね10年間をめどとして広域ブロック圏を設定していますが、早急に発電所を建設しても、南部ブロック圏の現状からして当分はRDF170──1日当たり170トンを確保することは困難だと予想されます。現有施設を改善しながら県の広域化計画に基づき、平成20年度をめどにRDF施設及び発電所建設を推進する方がよいと思いますが、いかがでしょうか。  3月9日の熊日新聞には、八代市長ごみ発電所事実上断念、必要量のごみ収集めど立たずとの見出しで報道されていましたが、八代市が発電所建設計画を断念すれば、県の広域化計画そのものの見直しが必要になると思います。執行部の御所見をお伺いいたします。  2.4年制大学誘致について。  国際医療福祉大学の誘致について、昨年の9月と12月の定例議会において質問いたしましたが、誘致には積極的に取り組んでこられたと思いますけど、ほとんど進展が見られないように思われます。話し合いが進展しない原因はどこにあるのでしょうか、問題点は何でしょうか、現在どのような取り組みがなされているのでしょうか、あわせて今後の取り組みについてもお伺いいたします。  3.機構改革に伴う企業振興課の新設について。  平成7年の機構改革で企業振興課がなくなり、大変残念に思っていました。大学・高校卒業後、地元に残って働きたいと思っても職場がなく、やむなく八代を去っていく人が多数います。働く場の確保のために行政としても最大限の努力が必要です。企業誘致、地場産業の育成は積極的に取り組むべきです。このたびの機構改革見直しで企業振興課を復活されたことに敬意を表します。八代港が国際貿易港として発展するとき、企業立地が期待されます。企業誘致、地場産業の育成に積極的に取り組んでください。企業振興課の具体的な目標、方針等についてお伺いいたします。  4.二見自然の森の長期計画について。  自然体験学習が教育的に大変重要であり、二見自然の森を自然体験学習を推進する施設にしてほしいということは何回となく要望をしてまいったところです。長期的展望に立ったビジョンが必要です。庁内協議が行われていると聞いていますが、基本計画策定はいつできるのでしょうか、全く先が見えてきません。今年度予算に炊飯棟の改良工事として150万円が計上されていますが、現在のままでは全く魅力のない二見自然の森で終わってしまうと思います。庁内協議の状況についてお伺いいたします。  以上、壇上よりの質問を終わりまして、再質問は質問席にて行います。                  (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) 上野議員の質問の、新清掃センター建設とその後の経緯及び今後の取り組みについてでありますが、一応私は総括的にお答えいたしまして、各論につきましては担当部長をしてお答えをいたします。  まず、2つに分けまして、新清掃センター施設とその経緯でありますが、現有施設は御承知のように24年も経過した老朽の施設であります。この改造・新設につきましては、前任の市長時代からの申し送りでもあります。私は、平成4年、5年ごろから具体的な準備に入りました。新設の場所は平和町、面積は16ヘクタール、条件は進入路を取りつけること、300ヘクタールの農地の土地改良をすること、また上水道を引くこと等々でありまして、これらを条件に地権者と協定を終え、早速平成7年から8年にかけまして環境アセスメントを完了し、新設に備えました。さて、次に──このアセスが終わったころ、議会筋から中北の隣地に新設せよとの意見等があり、新設計画が少し遅延をしております。  次に、この新設計画は八代市──これまでの新設計画は八代市独自の単独計画でありましたが、その後平成9年度に、国及び県当局から、ダイオキシン対策のために広域のごみ処理計画が策定・提案をされました。平成14年11月から日量100トン以上のごみ焼却に対応すること、100トン以下──日量100トン以下については国は補助をしないということであります。現在、生ごみ100トン以上を処理しているのは県南では八代市であり、県当局は八代市に対して広域処理の協力を要請をいたしました。市といたしましては、広域ごみ処理計画は、八代市はもとより、これは国家、県民のためでもあり、積極的に受け入れることを考えました。  私は、県の指導に従って、事務方に対して広域ごみ処理を検討するように強く指示をしたものであります。しかし、事務方は、現有施設に30億円の資金を投入しダイオキシン対策をする、新設は向こう10年から12年先に着手すればよいと。新設については平成14年、ダイオキシン対策の平成14年11月までには間に合わないということで、内々にその方向を取り決め、広域ごみ処理の新設については一切検討をしなかったようであります。  次に、事務方がなぜ現有施設の延命だけに固執するのかわかりませんが、私としては延命と新設との2面をコンサルすることにし、事務方にコンサル調査費1000万円を計上するよう指示しましたが、これを事務方は拒否をしました。(笑声)しかし、しかし相談の結果、190万円の調査費を12月議会に計上することにいたしました。平成11年1月13日、ことしの1月13日であります、コンサルタント会社と契約をしましたが、事務方は新設は期日が間に合わないとしながら、また延命のための30億円の積算資料をコンサル会社に提出をしない、そのようなことから、これでは調査が進まないので、平成11年の1月21日、職員の配置がえをしたものであります。新しく配置された新職員によってようやくそれぞれの資料が提出され、調査が軌道に乗りました。次に──ところで、コンサルの作業は実質11月の──いや、この1月の22日から2月の16日までわずか1カ月余りであります。懸命の調査をしていますが、作業に無理があり、暫時提出期間が延期となりました。  次に、第2点でありますが、これからの問題点について申し上げます。  約1カ月ぐらいの短いコンサルタントの調査期間でありますが、この調査はごみセンターの延命か新設について、その調査は大きな意義があったと考えています。この調査がなければ今日の議論はないわけであります。  コンサルへの調査は、第1に、延命のための30億円のダイオキシン対策は是か非か、2に、新設の可能性についての以上2点等でありますが、中間報告によりますと、このダイオキシン対策の30億円については、既にダイオキシンの数値はクリアされており必要ないとのことであり、延命のための30億円は全くむだであるとの報告のようであります。2に、ダイオキシン対策を中止するとすれば、次に来るものはごみの広域処理、すなわちごみを燃料とするごみ発電の新設か、また市独自での──原点に返って市独自の単独処理かの2点になります。で、コンサルの報告後、以上の2点について積極的な調査をなし、皆さんと協議の上、これからの方向を定めていきたいと思っております。  広域のごみ処理については、既に議員からも申されましたように、日量170トンの固形化燃料が必要であることから、この収集に当たっては、国はもとより県当局、広域自治体の強い協力がなければ成り立たないという論もあり、問題点であります。  以上のことから、短い調査期間ではありますが、大変に意義のある調査報告を受けて、積極的な検討をこれから始めたいと思います。  以上です。          (助役付理事兼行政管理部長環境部長永江明久君 登壇) ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) 新清掃センター建設計画につきまして御質問の、仮報告書が提出されて従来の方針が変更になったところはあるのかというお尋ねだったかと思いますが、お答えをいたします。  RDF発電を含めましたところの広域化への取り組みにつきましては、その重要性を十分認識をいたしておるところでもございますが、今回の中間報告書によりまして、発電所建設には立地条件等の問題があり、間に合わないというような報告があったところでもございます。したがいまして、当面現有施設のダイオキシン対策を講じていく必要がございますが、従来の方針では、ダイオキシン対策並びに老朽化対策も含めまして、補助金を利用しながら約30億をかけまして、より厳しい新ガイドラインにおける既設炉の排出濃度基準管理目標値1ナノグラム以下に合わせた改造等を行うということでございました。  しかしながら、中間報告では、ダイオキシン対策といたしましては法の定める基準値の5ナノグラムをクリアしているというようなことで、莫大な資金を投入するよりも、市単独事業によりまして18億6000万円をかけまして、ばいじん対策と廃棄物処理法の構造及び維持管理基準を遵守しながら補修・改造が望ましいとの判断も示されておるところでもございます。昨日もお答えいたしました内容でございます。  新ガイドラインに対応いたします従来の改造案と今回提案されました案、双方の経済性、安全性などにつきまして比較検討を行いながら、最終報告をまって方針を決定しなければならないという点が変わったところでもございます。  次に、お尋ねの2点目の、RDF方式及び発電所建設推進についての所見についての御質問でございますが、調査報告書によりますと、広域化施設につきましては、ごみ焼却による発電は可能であると判断されつつも、現在ごみの供給につきまして、本市のごみを対象に廃棄物を燃料といたしました発電施設を建設し、今後は県南地域の自治体に働きかけまして、段階的に施設の大規模化を図ることが望ましいというような内容になっております。まずはこのことからいたしますと、現施設を構造基準それから維持管理基準に合致するように改善策を講じまして、そしてその間に、新施設の整備に当たりましては熱の、いわば余熱の有効利用を図るための施設建設も必要になってこようかというふうに考えておるところでもございます。  県におきましては、熊本県一般廃棄物処理広域化計画の策定に向けまして、県南ブロック内の施設計画、それから当面の整備工程、ダイオキシン類の削減対策等の検討が行われておるところでもございます。この中で、構成市町村の意向やあるいは最新の処理技術の活用を図りながら、ごみ焼却それから溶解施設、あるいはごみの固形化燃料──RDFでございますが、この固形化燃料施設、さらにはリサイクル関連施設、あるいは最終処分場などを、このごみ処理施設の整備計画を行うとされておるところでもございます。将来に向けまして本市がこの計画に乗らなければ、県南ブロックの計画の推進は極めて困難ではないかというふうに考えられるところでもございます。  以上、お答えといたします。 ◆上野茂満君 はい、どうもありがとうございました。  ただいまの答弁の中で、私ちょっとおかしいと思ったのはですね、排煙中のダイオキシン濃度が、9年度の調査で3.1ナノグラムだったということで、まあ30億をかけて改造する必要はないというような報告書が出たということですけど、私、環境部からいただきました資料によりますと、この改造計画書というのは、老朽化等の改造も含んだもう抜本的な、本格的な改造計画でありまして、ダイオキシンについてだけの改造計画ではなかったというふうに思っているわけですね。しかし、コンサルの報告で、ダイオキシンはクリアしているのでそれは30億の必要はないということ、ちょっと何かおかしいなと思ったんですけど、いかがですか。 ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) ダイオキシンのこの測定には、いわゆる法的な基準とそれからガイドラインで示される基準がございます。で、ガイドラインでは法律よりもより厳しい基準値というのが示されておりまして、これが現在の炉を改造します場合は、1.0以下に改修・改善をしなさいということでございます。それから法的な基準では、これは5.0ナノグラム以下であればクリアをしておるという判断でございます。 ◆上野茂満君 環境部の方で計画しておった改造計画というのは、いろんなものを含んだですね、老朽化対策とかあるいはばいじん対策なんかも含んだそういう、十分10年ぐらいは延命ができるような本格的な改造計画だったと思うんですけど、ただ単なるダイオキシン対策ではなかったというふうに思っているわけですけど、いかがですか。 ◎市長(沖田嘉典君) 担当部長ではなかなか答えにくい問題──質問でありますから私が答えますけども、大体30億円のダイオキシン対策の資料はどこがつくったかと、こういうことで私が強く資料を要求したんだけれどもこれが出てこないと、そういうことで、今度新しくコンサルを委託しましたところが積極的にその調査をした結果、そのダイオキシン対策の問題については資料が出ないものですから、ようやく今は出てきましたけど、そこでその資料そのものが全く根拠がなかったと、こういうことであります。(発言する者あり) ◆上野茂満君 はい、わかりました。  それじゃ、次、お尋ねいたします。  排煙中のダイオキシン濃度が、平成9年度の調査では3.1ナノグラム、10年度は1.5ナノグラムに半減していますけれども、大変喜ばしいことだと思います。その原因についてはどのように分析しておられるのか、お伺いいたします。 ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) この原因調査につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行規則というのがございますが、この中で、排ガスのダイオキシン類の濃度を年1回以上測定して記録をしなければならないということになっております。それによりまして、本市におきましてもそのような調査を実はしたわけでございますが、これは現有施設のばいじん濃度ということで、平成9年度に八代市清掃センター精密機能検査報告書というものを作成をいたしておりますから、そのような法の基準によりまして、このダイオキシンの濃度調査というものは行っておるところでございます。 ◆上野茂満君 はい、どうもありがとうございました。  それから、平成9年1月9日のばいじん排出量の調査では、0.30グラムパー立方メートルでしたけど、平成10年度はこれは調査をなさっているんでしょうか。 ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) お答えいたしますが、10年度の数値はまだ承知をいたしておりません。 ◆上野茂満君 はい、わかりました。  ばいじん排出基準は0.15グラムパー立方メートルで、平成12年4月1日から適用されるとのことですが、早急に対応しなければいけないと思います。新しい施設が建設されるまでは、必要最小限の現有施設の改善はやむを得ないと思います。23年も経過している老朽施設であるからこそ、延命を図るためには老朽化対策を含めて本格的な整備が必要だと思います。さきに出されている現有施設の整備計画の手直しを考えておられるのか、お伺いいたします。 ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) 現有施設の改善につきましては、先ほど壇上でお答えいたしましたように2つの案が考えられますところでございますけれども、現在専門コンサルタント会社に調査を委託しております最終報告書をまって、選択肢をしなければならないというふうに考えております。 ◆上野茂満君 はい、それじゃ、よろしくお願いいたします。  次に、小型炉でもダイオキシンを出さない施設の研究が進められており、厚生省も何か研究に取りかかったというふうに聞いておりますけど、近い将来実用化されるのではないかと思っております。そうなると、ごみ処理の広域化計画自体も見直さなければいけないようになるんではないかと思っているんですけど、いかがでしょうか。 ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) そのようなことにつきましても部分的には存じておりますが、まだ県の指針が明らかになっておりませんので十分承知はいたしておりませんが、今後ごみ処理対策の広域化計画のあり方につきましても、県の方と十分そのような協議の確認を行っていきたいというふうに考えております。 ◆上野茂満君 はい、どうもありがとうございました。  じゃ、次、お願いいたします。 ◎市長(沖田嘉典君) 次に、4年制大学誘致とその後の経緯及び今後の取り組みということの質問であります。細部にわたっては担当部長をもってお答えさせますけれども、一応総括的にこれもお答えいたしますが、先だってここの議会で話がありましたし、また新聞等にも載った国際医療福祉大学というのがあります。これは栃木に現存している大学でありますけれども、これの分校をという話がありました。私はまあ相手方の理事長さん等とも会いましたけれども、やはり会った結果ですね、八代には余りふさわしくないという判断をいたしました。というのが、ちょうど人吉の方に進出してくるという大学とほとんど似たようなものでありますので、それくらいの規模の大学をこんな地方に持ってきては繁栄につながらないという判断をいたしましたから、まあ断わったわけじゃないけれども、その後消えていったわけであります。  今、大学誘致の──大学の問題は、特に福祉それから医療等の問題が──いや、大学が盛んに取りざたされておりまして、各県もそういうものを積極的に誘致をいたしております。私のところもあえて積極的に私が取り組むということでなくて、向こうの方からいらっしゃる学校があればという、そういう態勢で私はおるわけでありますけれども、また新しくですね、新しく、大変力の強い医療法人がここの八代に向かって、まあ高速道路、西回り、駅──いや港という、そういうような総合判断の中で取り組みが始まっておりますので、そのことにつきましては担当をして今交渉に当たらせております。  ただ、問題はですね、学校ですから地元負担が非常に大きい、そういう問題もありますし、まずは地権者の人がですね、これは6万坪か7万坪要りますから、地権者の人が、地権者全体が誘致態勢でないと、おれは反対というところには行けないということを申し上げております。ちなみに、よその大学は50億とか60億でありますけれども、これからの新しい大学はですね、最低150億ぐらいの大学でないとうまくいかないというのが私の判断でもありますので、そのような方向の中でとらえております。まだ議会で、市長という立場でこれを議員に御返事するには時期尚早であると思いますが、その内容については担当の部長をして答えさせますので、よろしくお願いをいたします。                (企画財政部長林田源正君 登壇) ◎企画財政部長(林田源正君) 上野議員さん御質問の、4年制大学誘致のその後の経過及び今後の取り組みについて、お答えをいたします。  4年制大学の誘致につきましては、八代市新総合計画の中におきましても、国際化・情報化に対応した人材の育成を図り、本市における教育技術水準の向上を目指すため、高等教育機関の充実を促進するとともに、新規の4年制大学などの新たな高等教育機関の誘致に努めるということをうたっておりまして、平成6年度から4年制大学等に関する懇談会を設置いたしまして、調査・研究を進めておるところでございます。さらに、平成6年に指定を受けましたけれども、八代宇城地方拠点整備──都市整備計画の中でも、食・住・遊・学の機能の充実が必要とうたわれておるところでございまして、地域産業の高度化、それから生涯学習機会の充実など地域社会への貢献などの面から、高等教育機関の設置が必要とされておるところでございます。  このような中にありまして、先ほど市長から話ございましたが、栃木県の国際医療福祉大学の話があったわけでございます。しかしながら、交渉する中で、大学誘致の条件におきまして大学側と合意に達しませず、現段階では同大学の誘致は大変困難な状況になっておるところでございます。そのような中にありましても、またほかの法人から話があっておるわけでございますけれども、これにつきましてはまだ現段階では具体的に中身が決まっているような状況ではございませんけれども、以前と同じような医療福祉関係の新設大学でございます。  市といたしましては、こういう大学の誘致ということは必要なことだというふうに考えておりますので、過去におきましてそういう誘致ができなかったというようなこともありましたので、誘致のための体制づくりを進めたいというふうに考えております。まあ具体的には、まず庁内の中にいろんな横の連携がとれるような組織を設置いたしまして、大学等の進出の諸問題の調査・研究をしたいと、それからあわせまして、まあ必要であれば対外的に、外部的にも広域的に誘致促進運動を展開するための組織をつくりたいと、そういう組織をつくりながら熊本県あるいは医師会などとも十分相談しながら進めていきたいというふうに考えております。ますます多様化します高齢化・情報化・国際化時代を迎えまして、大学誘致がもたらすものは多大なものがございますので、横の連携をとりながら誘致を進めてまいりたいというふうに考えております。(「よかった。つくるごつせぬばあかぬ。何でけぬじゃなかか。つくれ、つくれ、大学ぐらい。」と呼ぶ者あり) ◆上野茂満君 はい。さきの栃木県の国際医療福祉大学は、誘致交渉の中で大学側と合意が得られなかったと、現段階では同大学の誘致は大変困難な状況にあるということですけれども、現在東京にある別の法人から、新しい医療福祉系の大学の設置について話し合いが持たれておると、そして平成14年開校を目指しておられるということを大変うれしく思います。  そこで、東京にある別の法人ということですけど、もっと具体的には説明いただけないんでしょうかね。 ◎企画財政部長(林田源正君) 自席から失礼いたします。  先ほども申し上げましたように、具体的な中身があるわけじゃございません。したがいまして、現段階で公表できる段階でございませんので、大学名の公表は差し控えさせていただきます。 ◆上野茂満君 現段階ではまだ公表できないということですので、まあやむを得ないと思います。  次に、庁内に大学設置検討委員会を設置する──したり、あるいはさらに広域的に誘致促進運動を展開するために、医療福祉大学誘致期成会を設置することなど、積極的な対応を検討しておられることをうれしく思います。期成会の構想についてお伺いいたします。 ◎企画財政部長(林田源正君) 自席から失礼します。  先ほど申し上げましたように、中身が具体的に進展をしておりませんし、議会にも御理解をいただくというような段階になりましたならば、その大学誘致の手順といたしましても、期成会などをつくりまして運動を推進していくということになるかと思います。その際、関係周囲の市町村等々との範囲もございますけれども、なるべく広く御理解をいただきたいというふうに考えております。(「ちゃんと話ばしとけ」と呼ぶ者あり)
    ◆上野茂満君 それでは、その今の期成会の問題もですけど、議会に大体の状況を、具体的な状況を説明できるのは大体いつごろの予定でしょうか。 ◎企画財政部長(林田源正君) 当然、先方の方の都合もありましょうし、現時点で時期をいつ、どうこうということは、まことに申しわけございませんけれども、決められないことでございます。 ◆上野茂満君 はい、それでは──まあなかなか今から交渉してみなければわからないということでございますので、4年制大学の誘致は全市民の願いでもありますし、これ、時期を失することのないように、早急に積極的な対応をお願いしたいと思います。(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)よろしくお願いいたします。  次、お願いします。 ◎助役付理事兼行政管理部長兼環境部長(永江明久君) 上野議員御質問の、1点目のお尋ねの中で、ばい煙中のダイオキシン濃度の10年度の調査の件をお尋ねになりましたが、私がばい煙濃度の方とこのダイオキシン濃度の方を取り違えておりまして、10年度はこのダイオキシンの濃度については調査を行っております。きのうもお答えをいたしましたが、12月22日に測定をいたしまして、その結果が1.5ナノグラムということでございます。そのように追加をさせていただきたいと思います。               (産業振興部長水谷謙一郎君 登壇) ◎産業振興部長(水谷謙一郎君) 上野議員御質問の第3点目、機構改革に伴う企業振興課の新設についてお答えをいたします。  企業振興課の新設につきましては、上野議員初め多くの議員が一般質問や委員会でその必要性を唱えてこられたところであり、これまでの御意見を参考にしながら、産業振興上重要な課題であります雇用対策を積極的に推進するという観点から、今回の機構改革案となった次第でございます。  新設されます企業振興課の施策につきましては、まず第1に、雇用の確保に向けての地場企業の振興と企業誘致対策、第2に、工業用地の整備計画の推進、第3に、港湾の機能強化と利用促進、第4に、労働環境の改善と労働関係施設の充実などの多くの課題に対し、積極的に取り組む考えでございます。  まず第1の、雇用対策につきましては、雇用の確保が本市発展の原点であるということを強く認識し、地場企業の振興と企業誘致に積極的に取り組まなければならないと考えております。  まず、地場企業の振興では、産・学・行政の連携強化や異業種交流の促進、先端技術の導入促進、社員研修の支援等によりまして、生産性の向上や競争力のアップ、そして新たな製造分野への拡大を図ってまいりたいと考えております。  企業誘致につきましては、ニュー加賀島の工業用地が平成12年度には完成し、14年度から供用可能となる見込みでございますので、この不況の時期ではございますが、県と協力しながら早目に企業誘致活動を進めることといたしております。  第2点目の、工業用地の整備につきましては、企業誘致とも関連するわけでございますが、新たな工業用地をもっと確保する必要がございますので、臨海部だけでなく、内陸部における工業用地の整備につきましても検討してまいる考えでございます。  それから第3点目は、港湾行政の問題でございますが、これまで商工観光課が貿易を担当し、企画調整課が港湾を担当いたしてまいりましたものを結びつけ、企業振興と港湾振興を一体化いたしまして、ポートセールスを積極的に展開することといたしております。そして八代港の利用を促進いたしますとともに、5万トンバースの建設に向けての条件を整えてまいる考えでございます。  第4点目の、労働関係につきましては、労働雇用環境が大きく変化をいたしておりますので、労働関係法令の見直しに対応できるような指導体制づくりを図ってまいることといたしております。また、勤労者福祉施設につきましては、これまで単独施設として運営管理してまいりましたが、お互いの施設の結びつきを強化しながら、それぞれに充実を図ってまいる考えでございます。  以上のような方針に基づきまして、工業都市といたしましての八代市の発展に鋭意努力してまいる考えでございますので、議員におかれましては今後ともよろしく御指導を賜りますようお願いを申し上げまして、答弁といたします。(「いい答弁だ、実行せにゃいかぬよ」と呼ぶ者あり。笑声) ◆上野茂満君 企業振興課の充実発展を大いに期待しております。雇用の確保、活力あるまちづくり、県南中核都市建設の原動力になることを期待しております。よろしくお願いします。  次、お願いします。                (企画財政部長林田源正君 登壇) ◎企画財政部長(林田源正君) 上野議員さん御質問の第4点目、二見自然の森計画についての庁内の検討状況について、お答えいたします。  昨年6月に、庁内の産業振興部商工観光課、それから教育部社会教育課、建設部の土木課、それから企画調整課から構成されます二見自然の森研究会を発足いたしまして、二見地域の特性や、あるいは利用者が夏季に限定されると──限定されており、利用者数が少ない、あるいは道路の整備が不十分であるなどいろんな課題、あるいは問題点の抽出などを洗ってきたところでございます。それから7月には、自然の森だけでなく、それとあわせまして周辺にもいろいろ山がございますので、そういう山あるいは原野あたりとの連携した活用はできないかどうか、それから緑豊かな地域でもありますので、ほかの使い方、活用方法はないかなどを探りますために、現地に入りましていろいろ検討を行ってきたところでございます。また、本年の2月には、以上2回の現地視察、それからいろんな協議を踏まえまして、自由に意見を出し合って検討をしたことがございます。  そこで出てまいりました意見あたりをちょっと紹介させていただきますと、平成14年度に向けた学校の週休2日制が実施されるということで、この整備を学校の生徒の自然体験として使えるようなものにはできないか、あるいは高齢化社会において陶芸や木工などの生涯学習と結びつけることはできないか、それから3つ目に、年間を通して利用できるように利用者をふやすためには、例えば近くの果樹園の活用あたりはできないのだろうか、それからオートキャンプ場としての利用はできないか、それから草スキーとしての利用はできないか、あるいは池を釣り堀として利用はできないかなど多くの意見があったようでございます。このような意見を踏まえまして、地元の緑豊かな地理的条件など特性・特徴を最大限に利用できるような場づくり、または地元の方々の生きがいにもなるようなものはできないかなというふうに考えております。  来年度、いわゆる11年度には庁内の協議を終えました上で、整備計画が策定できるものかどうか、どういうものになるかわかりませんけれども、市としての方針を決めたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ◆上野茂満君 私は、何も長期的な計画がないのにですね、そこに150万とか200万ぐらいの予算を少しずつつけて、何か先の見通しがないのにそういう予算をつけて整備していかれても、何か余り意味がないんじゃないかなという気がするんですけど、今のお話を聞いておりましたら、やはり自然体験学習の必要性、それから生涯学習の場として、この二見自然の森を積極的に活用していきたいと、そのためにはどうしたらいいかということの取り組みがなされつつあると思います。来年度にはその整備方針を取りまとめたいということで、幾らか積極的な取り組み姿勢が見えてきたんじゃないかと思います。魅力のある二見自然の森の建設に向けて頑張ってほしいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。            ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 小田信子君。                   (小田信子君 登壇) ◆小田信子君 こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)無所属クラブの小田信子でございます。今回も通告の3項目について質問させていただきます。  1項目めは、教育行政について2点お尋ねします。  まず1点目は、30人クラス編成の必要性についてです。  昨年9月、中央教育審議会より今後の地方教育行政のあり方についての答申が提出されました。答申に当たっての審議会会長の談話では、地方教育委員会や学校等がそれぞれの役割を十分に自覚し、地域住民や保護者の意向を適切に把握しつつ主体的な教育活動を展開することが重要であり、関係者の積極的な取り組みをお願いしますとありました。今回の答申の具体的改善方策の中の1つに、自治体の裁量によって公立の小・中学校での少人数学級編成ができるよう、必要な法的整備を図ることがあります。中教審の答申では、当初──第1次の答申から、教員1人当たりの児童・生徒数を欧米並みの水準にと盛り込んでありました。  八代の学校現場にお聞きしました。特に、小学校低学年では1クラスがせめて30人以下にできたらという御意見や、複式学級の児童数の増加に伴う教員配置が弾力的にできたらという御意見を多く聞きました。最近の子供たちの様子が変化をしてきており、授業ができにくくなっていることや、心の教育の充実や個性を尊重した教育が求められているからです。  既に八代市では少子化により、20の小学校の中で30人以下の学級編成になっている学校が今年度は9校ありました。ことしの4月からは、それが14校にふえます。教員の採用も少子化に伴って減少しており、教員免許を持っていても先生になれない人たちがふえ続けています。30人クラス編成は採用の増加につながり、予算を伴う大変なこととは思いますが、八代の子供たちに充実した教育環境を整備するために、せめて小学校の低学年だけでも30人クラス編成の実現が必要と考えます。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)あわせて、教員の採用増加は若い人たちの職場がふえることになり、八代の活気にもつながります。どのようにお考えでしょうか。お尋ねいたします。  2点目は、11年度の個人学習診断テストの実施についてお尋ねします。  平成5年度より本格実施されたこのテストは、当初から、実施について保護者や教師から根強い疑問が出され、現在に至っても、八代だけでも毎年200名以上の児童と生徒が受けないという事態が続いています。また、住民訴訟にまで発展し、このテストの是非について原告の県民と被告の元県教育長との間で裁判が3年以上続けられました。県教職員組合は、このテストの試行期間中であった平成4年に、8000人の診断テスト反対署名を県教育長に提出しております。8000人とは教員の8割に当たる人数で、管理職以外の教員はほとんどがこのテストの必要性を否定したものであったわけです。  テストの実施方法などは毎年変化してきました。現場の教師の感想は、他のテストとは変わらない、必要性は感じられない、データもとらず、採点後も通常の指導と同じで特別な配慮はできないなどと、平成4年当時と何ら変化はなく、ただ忙しさが加わるのみということです。保護者からは、限られた予算は学校図書などの充実に充ててほしいという声が根強くあります。  個人学習診断テストの目的は、児童・生徒の1人1人に焦点を当てて、教科の基礎的・基本的事項の習熟状況などを明らかにし、個に応じた指導の徹底を図ることでした。これまでの桶本議員や梅田議員の質問へのお答えでは、効果はすぐにはあらわれないが十分あるということでした。本格実施されて5年が経過しました。5年といえば、効果はすぐにあらわれないまでも、もうそろそろ効果はあらわれてくるのではないかというふうに考えております。  現在中学3年生になってる生徒は、小学校の5年生からこのテストを受けております。熊本市はこのテストを実施しておりませんから、高校入試の参考資料となる12月や9月に行われた県下一斉テストの結果などで、八代市の中学生が熊本市の中学生より全体的に成績がよいという結果が出ているのかというふうに考えました。それはいかがだったでしょうか。平成──そして、平成11年度の実施についての予定はどうなっているのかについてお聞かせください。  2項目めは、場外馬券場計画と日奈久の活性化についてお尋ねします。  日奈久の活性化については、3月議会開会に際しての市長の所信表明の中でも最重要課題の1つとして挙げられ、日奈久埋立地の土地利用を初め、日奈久インター周辺整備、温泉街の活性化などの推進が、八代市が未来へ飛躍・発展するためには欠かせない事業との認識を示されました。  しかし、現在の日奈久では場外馬券場建設計画がまるで最後の手段かのように、住民の不安やあきらめを覆い隠しながら浸透しています。日奈久の衰退ぶりは目を覆うばかりで、場外馬券場がわらをもつかむわらの役目をしてくれたらというふうな表現をされる方もおられます。日奈久小、日奈久中学校でのアンケート結果でも、ウインズ進出に反対が約半数を占め、賛成は3分の1でした。八代市の活性化計画のおくれがこのような状態を招いているのではないか、私はそう考えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  埋立地が完成してもう7年も経過しました。(「そうだ」と呼ぶ者あり)市長の所信表明にあるように、八代市の未来への飛躍・発展に日奈久の活性化は欠かせないと私も思います。温泉と美しい八代海と広い埋立地、これだけそろっていて、いまだ具体的な計画がなされなかったことについて、その理由をお尋ねいたします。  また、場外馬券場ができた場合、どのような活性化が望めるというふうに八代市はお考えでしょうか。雇用が望めるとしても、企業などと違って土・日開催に合わせた勤務体制なので、パート勤務が多いように感じますし、暴力団体策に警察官や警察OBが常時監視している施設とは、裏を返せばやはり不安感が否めません。  ウインズ日奈久進出検討懇談会の答申も大切なものですが、それは参考にしていただきたいと思います。懇談会は市民の代表者で構成されてはいますが、日奈久の住民からは見えない存在です。まずは行政としてどのように考え、日奈久の住民の皆さんと話し合い、検討を行うのかが最も大切だと思います。市民アンケートで出される、親子で1日遊べる施設、このことに知恵を絞っていただきたいと思います。図書館分館や温水プール、温泉を利用したリハビリセンターや県営運動公園、物産館やクラフトパークなど望む声もあります。市民アンケートや実行委員会などで地域おこしを官民一体でぜひ実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  3番目は、川辺川ダム建設における八代市が受けるメリットとデメリットの認識についてお尋ねいたします。  川辺川ダム建設事業は国の事業ではありますが、八代市においても、毎年の政府への要望の中に川辺川ダム建設早期着工と球磨川下流改修事業の促進の項目の要望を行っております。長期化した公共事業については、再評価システム、時のアセスメントと言われたものに基づき、事業の廃止や休止を含めて再評価をするというシステムが、橋本前総理により97年12月に導入されました。このシステムによって廃止になった事業も出てきております。長良川河口堰建設や諫早湾潮受け堤防閉め切り事業などを通して国の公共事業に疑問を持つ国民がふえてきております。  川辺川ダム建設も同様に、計画より30年以上経過した現在では、目的と現実にずれが生じております。利水は対象農家の半数以上が不要と言い、発電は、ダム建設後閉鎖される発電所の発電総量とほぼ同量なので無意味になりました。洪水や治水も河川改修で、八代市においても昭和50年代以後水害がほとんど発生していないという状況にあります。  さらに、自然環境を守り子孫に手渡すという意識から、ダム建設に伴う自然破壊を危惧する声が高まっています。ダム建設を反対する市民グループや個人は全国に広がってきました。川辺川の水質は、環境庁の昨年12月の調査でも全国一と評価され、川辺川の鮎はキュウリのにおいがする、大変おいしい鮎と評判とのことです。  上流にある市房ダムのために球磨川が濁っていても、川辺川が合流することで球磨川を浄化している現在でも、市房ダムが大量に放流を行えば、天草までその汚濁水が届くという調査結果が出ているそうです。もし川辺川ダムが建設されれば、八代を流れる母なる川球磨川は、流量が減少した上水質も低下すると考えられます。八代の景観や八代海の漁業に影響はありませんか。川辺川ダム建設を政府に要望している目的やメリットをお聞かせください。また、八代の漁業に与えるデメリットを認識されているのかお尋ねしたいと思います。  再質問は質問席で行います。よろしくお願いいたします。                 (教育長水本正和君 登壇) ◎教育長(水本正和君) 小田議員さんの最初の質問の、30人クラスの問題についてお答えいたします。  公立小・中学校の学級編成につきましては、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律、長うございますが、簡単に縮めると標準法と言っております。これによって基準が示されておりますが、都道府県教育委員会がその都道府県における基準を決めておりますので、それに従って市町村教育委員会は学級編成をいたしております。そして、教員の配置もそれに従ってなされております。  ただいまの御質問の中で、40人学級ではなかなか目が届かないし、いろいろな問題があるんじゃないかというようなことをおっしゃいましたが、確かに現在の学校ではいろいろな学級内の問題がございます。学級崩壊などという言葉があったりして大変な問題がございますが、いろいろな角度から考えて、必ずしも人数が学級の──1学級当たりの人数が少ない方がいいかというと、いろいろな問題点もございます。例えば、さっきお触れになりましたように、八代市の場合は実質的に小学校は28.6人です、平均が、分校も含めて。中学校では33.8人で、既に40人学級よりか大分基準は下がっております。  昔と言うといけませんが、定員が50人ぐらいのころ、我々の若いころは、ヨーロッパあたりでは36人が一番理想だと。36人というのは6で割り切れる。グループの数なんかは6。非常に36人──そのころ50人ぐらいの学級を持っとった私たちは、早く36人ぐらいにならぬかなと夢見ていたことを今思い出しますが、現在はそれに近い、その理想に近い36人前後になっているわけでございます。  数が少ないメリットもありますが、余りにも少ないと学級全体の勢いと申しますか、全体でやる行動、体育であるとか、そういった点で少ないだけがいいとは一概に言えません。問題は、1人1人の子供の特性をいかに引き出して、それに適応した指導をするかということでございますので、1学級の定員はそのままで、チーム・ティーチングなどで複数の先生でその学級指導に当たり、学級の1人1人の子供の特性に応じた指導をするというような方向で進んでおります。  八代市でも、具体的に申しますと、そういう意味でのT・Tですね、加配ですね、学級数に決められた教師よりか、チーム・ティーチングで教えるための加配の先生が、小学校で9名、中学校で4名と、かなり配置されておりますし、その他の生徒指導であるとかですね、初任者の先生に指導しながら一緒に授業する初任者指導の先生とか、そういう加配もございます。そういう意味では、学級の定数を減らす方向に努力するのと同時に、1つの学級を複数の教師で指導することによって子供1人1人に効果的な指導ができるという方向に努力しているわけでございます。  この問題は、さっき申しましたように国家の標準法とか県教委の基準がございますので、八代市で直ちに30人学級にするとか先生の数をふやすということはできませんけれども、そういった願いを先生方や地域の方々、保護者の方々が持っていらっしゃるということはよくわかりますので、今後国の動向などを見ながら、そういう要望も踏まえて、さっき言いましたように1人1人の子供に適切な指導ができるような教師の体制をつくる方向で努力いたしたいと思います。  第1点については以上ですが、2点も続けてようございますか。(小田信子君「はい」と呼ぶ)  第2点の個人学習診断テストにつきましては、いつもいろいろ関心を持っていただきますし、御指導、御助言ありがたく思います。  おっしゃいましたように、県教委が問題をつくりまして、現在から──現在は市町村教育委員会が実施しております。いろいろ問題点があるという御指摘でございますが、その点につきましては、毎回私たちも、実施した後、学校長を通じていろいろな問題その他を意見を聴取しておりますし、その意見・感想を集約して、それを県あたりでも、ほかの市町村の教育長などとも討論しながらこのテストのあり方について検討いたしております。  反対の方々の御意見も当初と今では変わっておりますかもしれませんが、これは賛成、反対を一々羅列をいたしますと大変でございますけれども、私たちがこれをやっているのはですね、個人個人のつまずきを発見することによって、それに適した指導を考える、子供のいわゆる学習の力をつけるということでございまして、いろいろな点で、そのねらい──各教科におけるねらいが、子供のつまずきを発見して、1人1人にどういう学習をすればいいかという資料をそれで得られるわけでございまして、そういう点でためになったという意見もありますし、あるいは、いつも自分たちでやっとるからあんまりやる必要はないという意見もありますし、いろいろです。  ただ、私、毎回申しておりますのは、少なくともこの問題をつくるためにですね、熊本県下の各学年、各教科の選抜された先生方が一生懸命の研究によって問題をつくりますので、この問題の内容のすばらしさを私は認めておりますし、一般の先生方がその問題を、自分たちが今までしよるテストとどこがどう違うか、どういうところを押さえているか、そういうことを、自分の今までやっているテストの反省を兼ねて、そういう意味でもそのテストを利用することによってプラス面があると私は思います。かねてやっている先生方のテストが、そういうのが悪いとかいいとかじゃなくてですね、こういう観点からこういうテストをやるんだな、こういう観点でここを見るんだなというふうに謙虚にそのテストを活用すればですね、私は必ずプラス効果があらわれると思います。  ただし、先ほどもお述べになりましたように、反対の先生方も多くて、その反対の理由を今要点だけ言いますと、問題を処理する時間がないと。最近非常に教科の内容が多くて、授業時数と教科の内容とで苦労している場面があるわけでございますので、それにわざわざ新しいテスト持ってきて採点して処理して大変だと。そして、それで欠陥を見つけても、1人1人の子供にそれを個別的に指導する時間がないとか、そういった問題点の悩みを持っておられます。あるいは中学校あたりでは、各教科で、自分が受け持っている教科でその子供たちを個別指導しようとしても、その学級担任との連絡その他、あるいは学校全体の行事の関係でなかなか個別指導が行けないとか、難しい問題もございます。  それから、大変変わってきましたですね。去年から自分──自校でやって採点して、自分たちで処理すると。その処理するためのいろいろなマニュアルは来ておりますけれども、それが大変手間がかかると。今までは採点してマークシートに写して協議会にやれば、そこでコンピューターで処理して個人表が来ると。そういったことを自分でやらなければならなくなったから、せっかくテストをしても前の方法の方がよくわかったと、そういう、何といいますかね、前の方がよかったという意見もあります。  ところが、前は前で、そんなの機械に入れて機械で処理して1人1人のことがわかるもんかと、そういうのはだめだという意見もあってですね、いろいろ矛盾があるわけですね。こういう方法でやればこちら側の欠陥、矛盾があり、こういう方法でやればこちら側から欠陥や矛盾が出てきます。それを、いかに欠陥や矛盾を克服するかというのが今度からの課題でございますが、平成11年度はどうするかということにつきましては、教育委員会で委員の皆様方とも十分検討して、慎重に審議をいたします。  以上でございます。 ◆小田信子君 ありがとうございました。  中教審の答申の文書の中に、こういう文章がありました。今後多様化する教育行政上の課題に適切に対応し、主体的かつ積極的に施策を展開していくに際して、教育長はぜひリーダーシップを持ってほしいと。リーダーシップを高めてほしい。そういう条件を自治体はつくるようにというふうな内容になっております。私もそう思います。ぜひ県の──県とか国とかというのを十分意識するのはお仕事柄やむを得ないかと思いますが、それを超えたところで市民を意識していただいて、リーダーシップをとっていただきたい。  そこを前提にして質問をまた続けさせていただきますが、今の30人クラス編成の分と個人学習診断テストの分と両方合わせたところでなんですが、診断テストのところで、個人個人のつまずきを発見し指導する目的をおっしゃってましたが、そのためにもやはり30人学級は必要じゃないかなっていうふうに、お話を聞いててさらに思いました。  それと、チーム・ティーチングが進められているというのは非常にうれしいことですが、私が申し上げているのは、当初から全部無理としましても、せめて小学校の1年生と2年生ぐらいのクラス、しかもクラスが少なくなっておりますから人数もそんなに要らないかと思いますんで、そこら辺について、30人学級というのは無理なのかなっていうのはお聞きしたいのが1つあります。  で、なぜ低学年だけでもといいますと、保育園とか幼稚園は大体1クラス20人になっております。で、小学校に入ると急に40人以下というふうになりますんで、その間をとってと言うと何ですが、30人に、小学校1、2年だけでも早く準備できないかなと思います。お答えの雰囲気として、もし県からそういうふうに言われたらやはりそうされるわけですよね。県から言われたらするけれども、市民の声があったらやっぱり、県を待ちますというお答えではちょっと納得がしにくいところがあるんですけれども、いかがでしょうか。  それと、質問の中に、もう効果がそろそろ出てきてるのではないかと思うのでというふうなところを入れておりましたが、例えば中学校の2年生や3年生の方が、テストを全然受けていない熊本市の生徒さんとどういうふうに違うかとかいうふうなことは調べられたことがありますか。  その2点、お願いいたします。 ◎教育長(水本正和君) 自席から失礼いたします。  教育長がリーダーシップをとって、いわゆる各自治体における教育のあり方を、独自性を打ち出しなさいというようなことだと思います。本当にそういう方向に向かうべきだと思っております。ところが、30人学級問題とか学級編成につきましてはやっぱり教師ですね、やっぱり1クラスであれば1人の教師が余分に要るし、それはどうしても今の段階では市で、市独自で予算を出して1人の教師をお願いするというわけにはいきませんので、この点につきましては、やっぱり県のいろいろな基準に従わなければならないわけで、ですけど、今おっしゃったように、せめて低学年からでもですね、学級数減らすようにやってほしいというようなことをいろいろな会合でですね、ほかの教育長さん方と一緒に討議をしたり、声を上げることはですね、続けていきたいと思いますが、今すぐ八代市だけの独自でですね、そういうことができるとは申せませんので大変申しわけございません。  それから2番目の、学力について熊本市と八代市の中学生の学力の比較とか検討をしたことがあるかということでございますが、今議員さんがおっしゃってるのは、恐らく入学──高校入試などを目指してのいろいろなテストなどの成績だと思いますが、大変申し上げにくいんですが、私たちの立場としてはそういう一斉模擬テストを認めておりませんので、その点数をですね、調べて比較するということはできません。  ただ、各学校を訪問させていただきますときですね、いろいろな生徒の力の向上についてはいろいろお聞きしたり、一緒に現場の先生方と話し合っておりますが、八代市は、私もかねて小・中学校経験いたしましたが、かなり私は先生方の教育の熱意その他でレベルは高いと思っております。ただ、今おっしゃったように、他郡市と比較する方法をもう少し検討いたしましてですね、そういう意味で、できる範囲内である程度やっぱり比較はしてみぬといかぬ。ただ、自分たちだけで大丈夫、大丈夫ではいけないと思っておりますので、そういう努力も今後いたしたいと思います。  以上です。 ◆小田信子君 今のお答えについて、またお尋ねしたいんですが、一斉の模擬テスト、認めていないという理由は何でしょうか。 ◎教育長(水本正和君) 失礼いたします。  あのですね、いわゆる言葉はいろいろありますけど、業者テストという言葉が使われておりまして、例えばですね、学校の、進学希望しとる生徒を全部どこかの場所に集めて──昔ですよ、どこかの場所に集めて、業者がつくった問題で一斉テストをして、先生たちも行って監督や採点を加勢した時代がありました。そういうことがですね、業者のテストで、正規の学校のですね、授業や学校におけるいろいろな学力を調査する、そういうのじゃなくて、何か業者に頼ったテストのやり方はいけないというようなことが文部省あたりから、あるいは世の識者からそういう批判がございまして、そういうのはやめようということになっておりますので、そういうものが、例えば個人的な塾その他で行われたとしておってもですね、それを参考資料として私たちが調べたりすることはちょっとおかしいんじゃないかと、できないということでございます。 ◆小田信子君 私が質問の中で申し上げたのは、私の子供は一中だったんですけれども、毎年9月と12月──11月もありましたが、市一斉テストといいまして、学校の中で全員対象で行ってたテストを受けておりましたが、その順位をもとに入試を判断するといいますか、この学校ではいいとか悪い──大丈夫とか、そういうふうな判断をしておりましたが、今はもうそのテストは中学校では行われていないんでしょうか。 ◎教育長(水本正和君) 自席から失礼します。  各学校でですね、休み明け──長期休み明けなどにです、例えば夏休みが終わった後に、夏休み中にいろいろな課題を子供に与えておったりします。そして、それと、本当に夏休み中にどれぐらい勉強しとっただろうかという実力考査の意味でですね、各学校やっておりますが、それをですね、ある業者の作成した問題を、全県下あるいは八代市内全部一緒にするということは今ないと思います。それは、学校独自がですね、問題をつくったり、あるいはどこかの問題を参考にするのはいいけれども、全市内、全県下で同じ業者のテストをして比較をするというようなことは今やっておりません。  ただ、どこの──特に中学校はですね、さっき言いましたように長期休み明けに、その長期の休みの間にどれぐらい勉強しているかというような実力を調べるための学校における一斉テストのようなのは今でもやっている学校があるとは思いますけど、そういうことでございます。 ◆小田信子君 では、小学校の低学年をなるべく早い時点で30人のクラス編成に持っていけるようにいろんな場所で頑張るというふうに教育長おっしゃいましたので、そのお言葉に期待をかけまして、この質問についてはこれで終わらせていただきます。  次の質問について、お願いいたします。                (企画財政部長林田源正君 登壇) ◎企画財政部長(林田源正君) 小田議員さん2点目の、場外馬券場計画と日奈久の活性化についてということで、まず場外馬券場ができるに当たりまして、未成年者対策といいますか、この問題について御懸念でございます。現に、現在審議しておりますけれども、ウインズ日奈久──仮称でございます──進出検討懇談会の中におきましても、懸念されております課題の1つでございます。  これに対しますJRA側──中央競馬会側の説明を御披露いたしますと、まず競馬法第28条によりまして、学生生徒あるいは未成年者は投票券を購入することができないというふうになっております。仮に発売した場合には、発売者側──今回は競馬会側になるかと思いますが、競馬法第34条で処罰されるということになっております。以上は言うまでもないことでございますけれども、次に、保護者の同伴がない場合は、未成年者の入場は禁止するということになっております。また次に、入場口でのチェックにあわせまして場内での巡視がなされるということ。それから3つ目、馬券の発売窓口での身分証明書等の提示を求めまして年齢の確認が行われるということになっております。  次に、テレビモニターによりまして未成年者や暴力団関係者などの監視、それから、それを取り締まります専門の職員を配置して、そういう防止対策にするということでございます。また、新聞、ラジオ、テレビ等々によりまして啓発が行われるというふうなことを聞いております。また、地元の方といたしましても、中央競馬会側と地元の代表者から構成されますところの環境問題等対策協議会が設置されることになっておりまして、その会議を定期的に開催し、問題が起こっていないかどうか確認するということになっているようでございます。  それから、埋立地の土地利用についてでございますが、日奈久の埋立地──これは平成3年5月に23ヘクタールほど埋め立てが完了したわけでございますが、その後、建設省に、西回り自動車道の建設用地として約7ヘクタールほどを売却いたしております。それから、保寿寮の用地として0.7ヘクタールほどございますけれども、合わせまして護岸用地、道路用地、公共施設用地として、これは計で約7ヘクタールほどあるわけでございます。  したがいまして、現在、残地といいますか、これは約9ヘクタール──9.1ヘクタールほどでございますが、これの中にJRAが、出てくるということになればここに出てくるわけでございます。中央競馬会としては、希望的には4ヘクタールほどで言っておるわけでございますが、仮にこれが実現したと仮定すれば、あと5ヘクタールということでございます。  今までその9.1ヘクタールの方の話については、活用策について県の協力を得ながら企業の誘致に取り組んできたところでございます。また、当市におきましても幾つかのイベント会社、あるいは観光関連企業からの引き合いもございました。照会もあったわけでございますけれども、バブル崩壊等もありまして実現していないというのは現実でございます。  この残地9ヘクタールほどの利用について、議員さん、公園あるいは図書館の分館等に利用できないかということでございますけれども、懇談会の中におきましてもこれも議論の1つになりまして、例えば公園など市民が楽しめる場として利用できないか、あるいはJRA側──中央競馬会側に、家族で1日で楽しめる、遊べるような場所を含めてもらってはどうかなどの意見が出ております。今後、懇談会におきまして意見がまとまりまして市長に提言があった段階で、市としての最終的な方針を決定することになると思われます。  以上でございます。                  (市長沖田嘉典君 登壇)
    ◎市長(沖田嘉典君) 小田議員の、この場外馬券場計画と日奈久の活性化について、ただいま具体的には担当部長が答えましたけれども、私は私なりにお答えをしたいと思いますが、きのうも桶本議員からね、大変、検討委員会になぜ組合を入れないのかと、こういう質問があったし、多分小田議員からもそういう趣旨の延長線の中で、一般市民の声ということで、そういうきょうの質問であると思います。両議員とも、もちろん非常に有意義なね、私にとっては大変有意義な質問であったし提案であったと、このように思っております。  で、部長が申し上げましたように、懇談会──検討懇談会がこの3月末で一応終わるわけであります。終わってから答申が来るわけですけど、(「終わらぬかもしれぬよ。それは終わらせちゃならぬとじゃないか」と呼ぶ者あり)答申が来るかもしれませんけれども、答申が来たからといって、それが私自身で決定というふうには考えてはいないんです。単純じゃ──今だれかが大きい声で言いよったけど、単純じゃない部分がありますから、非常に官と官の仕事ですから、きれいにいかなきゃならないということは、もういつも申し上げております。  しかし、決断するときは決断しなきゃなりませんから、反対もあろう、賛成もあろう、その辺のところを踏まえて決断をするときがありますけれども、このウインズについては前からその話がありますけども、場外馬券とか、それから舟券とかね、そういうことだけを当てにして日奈久の発展ということを考えてはいけないんだと私も基本的にあるわけです。  でありますから、先ほど懇談会の中で青少年の影響とかね、あるいは交通アクセスが大混雑でやっていけないんじゃないかといういろいろな意見もあり、それ以外にですね、先ほど小田議員が申し上げました福祉問題ですね、それから今の子供たちの問題ももちろん、総合的に日奈久の活性化──私は100万人構想と言ってんですけど、そういう方向の中にとらえて、一歩でも近づくように──それは仮にウインズを受け入れる場合でも、ウインズの進出だけじゃだめなんだと。  本当に日奈久地域の活性化、これはもちろん市の開発公社が持っている土地の土地起用だけでなくて、日奈久全体の位置づけを考えて取り組んでも──昔から同じことを言っていますが、幸いにウインズの話も出て、地元も大変熱心でありますから、そういうようなことも踏まえてですね、私は私なりに、それから今の桶本議員や小田議員の意見も考え、参考にしながらイエスかノーかの決断をすると、こういうことであります。  日奈久の埋立地の土地利用については、これは再三申し上げておりますように、子供たちも親もゆっくり楽しめる場という位置づけはしてあります。そういうことの中で、やはりああした場外馬券ということについて私は具体的にはよく知らないけれども、しかし、決断するときは決断する、それについて、これは条件通すじゃないけども、そういうふうに八代付近にこれは来ればいいんだというような考え方にはついていけない。そういうことで、それはパーフェクトに今決断してるという私の考え方の中じゃなく、みんなの声を踏まえて決断していきたいと、このように思っております。 ◆小田信子君 ありがとうございました。  ただいま2人──部長、市長のお答えをお聞きしてますと、いろんな言い方はなさるんですが、やはりできるのが前提という、そういう雰囲気が受けとめられます。で、できれば白紙の状態で──答申を受けたら白紙の状態というわけにはいかないのかもしれませんが、できれは白紙の状態で検討していただきたい。で、つくった後も──どうしてもできてしまえばその後の土地の活用が非常に大事ですが、今はできること自体が白紙の状態なのですから、その全体をとらまえたところで、市民にとって何がいいのか、日奈久にとって何がいいのかという──手っ取り早いというところではJRAが手っ取り早いのかもしれませんし、ギャンブルそのものが悪というふうに私自身は思いません。  ただ、やはり警察の管理が必要というふうな施設そのものはやはりずっと続くわけですから非常に不安ですし、白紙の状態で──懇談会の委員の方には申しわけありませんが、たった3回で何か左右されるようなことがないように、それはもうぜひお願いしたいと思います。先ほどの上野議員さんのお答えにもありました、二見も含めたところで八代の自然を有意義に市民のために生かせる、そういう知恵をですね、絞っていただきたいと思います。  で、去年の7月に政府に要望に私も連れていっていただいたんですが、そのときに、建設省の都市局技術審議官の小沢さんという方と市長とお話なさってるのを横でお伺いしてたんですが、町中騒動運動というのがあるよというふうにその方おっしゃってて、それはもう今までのとちょっと発想を変えて、福祉、また商店の並びかえとか、歴史・文化の中に八代らしさを出した、そしてまた市民運動も起こして、行政と市民が一緒に新しいまちづくりをしていく、そういう計画が建設省にあるからというふうな、で、それで市長がリーダーシップをとって、で、それを建設省がまた八代市を応援していくという計画そのものもあるというふうなことを部長もお聞きになってたかと思うんですが、こういうことが日奈久の町に当てはまらないのか、そういうふうに私考えました。  で、JRAに関しましてはできるのが前提というところではなくて、先ほども申したように、日奈久の住民の方にとりましては懇談会は非常に遠い存在です。行政の方から見れば懇談会は市民の方の集まりと思われるでしょうが、日奈久の住民の方からは遠いわけです。で、日奈久の住民の方からは、むしろ八代市の行政の方が近いというふうに私は思います。直接話ができますから。電話一本でできますから。で、そういう意味では、八代市から全然説明がなくて、いつの間にか知らない方のところで決まった答申を受けて決まっていくようなことにならないように、これはもう絶対この場でお願いしたいと思います。  で、時間がもう余りありませんのでお願いをするという形で、次の川辺川ダムのことについてお願いいたします。                (企画財政部長林田源正君 登壇) ◎企画財政部長(林田源正君) 小田議員さん3点目の、川辺川ダム建設における八代市が受けるメリットとデメリットの認識についてということでございます。  川辺川ダムが建設されますのは、これまで繰り返されてまいりました水害から地域住民の方の生命と財産を守るため、一日も早い河川改修が行われるという──望まれるという立場から行われておるものでございます。そもそも球磨川におけます治水計画は、ダムの建設、それから河川の改修という両事業を一体的に、なお並行して推進して初めてその効果が出るように計画されております。特に、川辺川の下流域となります球磨川は、八代市域部分の下流域だけではなくて、上流あるいは中流まで一体としてとらえていく必要があるというふうに考えております。  したがいまして、これが建設されないということになれば、堤防を大幅にかさ上げしたり川幅を大幅に広げるという必要があるわけでございます。現在進められておりますダム建設、それから河川の改修工事が完了いたしますと、確率的な話でございますけれども、80年に一度の大雨が降ったという場合にも安全性が確保されるということになっております。  また、デメリットといいましょうか、乗り越えなければならない課題があるのも事実でございます。この事業の計画では、豊かな自然環境を維持・保全すること、それから、やむを得ず自然環境に手をつけざるを得ないというような場合には必要最小限に抑えまして、それにかわる自然環境の復元、あるいは創造となるような対策を講じることになっております。例えば、議員さん御指摘の鮎のことでございますが、鮎の生息などに対する影響につきましては、安定的に水を確保する──水量を確保するとともに水質の保全を図り、それから、水辺の水生植物に対しましても、水辺環境の整備を促進するということ、それから、水生植物の生息環境を創造するなど、環境にも配慮した計画となっておるようでございます。  また、環境の専門家、それから土木の専門家から構成されます環境巡視員制度を全国で初めて採用されまして、工事によります環境保全の状況や周辺の動物・植物の生息状況を巡視しまして、環境保全に必要な対策を講じられることになっておりまして、環境と共生したダムづくりを目指しておられるというふうに聞いております。  このように、市といたしましては、球磨川水系での治水事業におきましては市民の生命・財産を守るということとあわせまして、その計画においては環境にも配慮されておるというふうに認識しておるところでございます。 ◆小田信子君 ありがとうございました。  今の部長のお答えの中にありました、80年に一度の洪水にも耐えられる、そのためにダムで洪水調節をするというお話でしたが、京都大学の防災研究所の中に──京都大学の防災研究所の方が入っていらっしゃる国土問題研究会というのがあります。で、この国土問題研究会のメンバーの方が今回調査されました、去年の11月ですね。  で、その報告によりますと、80年に一度あるかないかわからない大雨、それがですね、川辺川の方に降るのか球磨川の方に降るのか、それはそのときじゃないとわからないわけですが、過去の、昭和に入って最近まで14回洪水があったそうなんですが、その14回の洪水の中で、川辺川に大雨が降ったというのは4回だったそうです。気象データ、それも建設省の川辺川事務所が出した資料をもとに調査されてるんですが、それによりますと、球磨川の方に、上流の方にむしろ大雨の降る回数が多くて、川辺川の方は大雨が降る回数が少ないと。  で、もし80年に一度大雨が降ったとしまして、そのために今回2600億もの予算を使ってダムがつくられるわけですが、そのときに川辺川の方にダムが幾らできても、球磨川の方に降るかもしれないわけです。そうすると、川辺川はダムがあっても洪水調節ができないわけですよね。そういう何か指摘が、この報告書──治水対策についての中間報告でなされております。  で、私、きのう、京都大学の防災研究所の方に、この上野鉄男さんという助手の方なんですが、直接電話をしましてお聞きしてみました。そうしましたら、昭和40年7月の人吉、八代の大洪水のときも、いわば人災であると。で、それがどういう人災なのかといいますと、河川の改修を上流からしてしまってるというわけです。ですから、下流が洪水になったのは当然だと。で、上流に遊水池というところがたくさんあって、それはもう家とか人体に全然影響のない、水浸しになる──田んぼとか低いところがですね、そういう遊水池があったのに、それを堤防でとめてしまったために一気に人吉市に流れ込んでしまったと、しかもダムも放水したと、そういう、いわば天災プラス人災のもとにああいう被害が起こってるんだというわけです。  その後もずっと河川の改修が進んでおりまして、一部残っているとは思いますが、もう洪水が、50年代以降大雨が降っても今まで起こってないわけです。そうしますと、80年に一度のために、それもすごく、川辺川事務所の報告によりますと多目に試算されてる数字のために、同じ河川工学をしてる方でも計算の仕方で随分違うわけです。で、この京都大学の防災研究所の上野氏によれば、余りにも多目に見積もってると、建設省の方が。で、当然そんなに流れないのに流れる計画をして川辺川ダムを必要だというふうにしている。そういう報告になっております。  で、熊本県の弁護団の方も調査をしまして、どうも建設省の報告書はおかしいんじゃないかというふうに報告書が来ております。で、そこら辺をぜひですね、八代市は調べていただきたい。県もですけれども。建設部長も県に帰られましてどちらに行かれるかわかりませんが、県の方でもぜひそこら辺は調べていただきたいと思うんですけれども、県も580億負担するわけです。それは、県民──赤ちゃんから全員が1人3200円ぐらい負担するわけですよね。  で、全国で公共事業にむだが多過ぎるというのと、この川辺川ダムの計画が変更になって1100億から2650億に変更になった時点で、異議申し立てるということで3000人以上の方が異議を申し立てていらっしゃいます、建設そのものに。で、そういう雰囲気の中で、行政だけ別のところにいるといいますか、いえ、しますと──行いますというのがずっと続いていってるような、そういう気持ちがするわけです。  で、これは3月6日の熊日新聞に載ってたので十分御存じだとは思いますが、地方自治法が50年ぶりに大改正になって、国の方は、国の役割は国家存立にかかわる事務などに限定するというふうに書かれてます。で、住民に身近な行政はできるだけ地方自治体にゆだねるというふうになってます。ですから、地方自治体にゆだねられるというふうに今度は変わるわけですから、ぜひその点を考えていっていただきたいというのが1つと、漁業に関する影響についてはデメリットばかりというふうなのを聞きますんで、そこら辺について八代市はどういうふうに考えていらっしゃるかお聞きしたいんですけれども。もう時間があんまりなくて申しわけないんですが。 ◎市長(沖田嘉典君) 小田議員のこの川辺川ダムの建設につきましてですけども、メリット、デメリット──私は余り原稿に書いてあるのを読んでもしようがないですから、私はダム早くつくってくれという賛成論者ですから、反対派の人のところに行っても賛成という話をするわけで嫌われてるけどね。  でも、最も言いたいことは、30年前着手したんです。そのころはね、600億でできるということだったんですよ。30年ももたもた──だれがもたもたしたか、それはわかりませんけど、もう二千何百億でしょう。全く国費の浪費。だから、ああいうものをやろうというのはぱっとやらないといけないんだと、これが1つ。  もう1つはですね、私のところはね、八代市のことも言いますけど──人吉のことはわからぬけど、八代市はですよ、今球磨川のお世話になっとるのは日量200万トンです。その中で、200万トンの中でね、農家の農業用水が170万トンたい。それで、工業用水とかこの間の5万トンのこともあるけどね、これを入れて約30万トンがいろいろに使われてる。工業用水とかいろいろに使われてる。その球磨川のお世話に──飲み水はお世話になってないんです、うちは。みんな地下水です。あるいは伏流水かもしれぬけどね。  しかし、そこで私が申し上げたいのは、2点目ですけども、私のところも本当はね、あと100万トンぐらい水が欲しいんです、日量。なぜかというと、この上水ね、上水は50万トンから60万トン今使いよるわけですたい。今、それは球磨川からは水もらいませんよ。ところが、こうした、私なんかが言うような開発、開発、開発と言っていくと水が汚染するぞと、地下水が、という日が必ず来るということの中でですね、私はやっぱり将来は──今度、最近水がよくなくてなおしますからな、地下水くんでなおすような、何億円て使ってなおす、そういう時代が将来何年か知らないけれども、地下水汚染ということがあったときには、これは球磨川から水をもらわなきゃならぬわけです。そして浄化してな、そして配ると。それはね、日量50万トン要るわけですたい。  そうすると200プラス50万トンでしょう。農業は130万トン──170万トンだから、あとまあいろいろ水を使いますから。水使うのもちょっとね、流した水はほとんど海に入ってしまうという意見もあるようです。これは水が流れるのがあるでしょう。穴を上の方に掘ってあるから田んぼに入らぬで、穴の下は全部海さ入ってしまうという論もあるけれども、しかし、それだけでも、あとね、30万トンぐらいは必要だというと、あと100万トン八代は欲しいんです、球磨川の水が。  だけん、何はともあれ、いろいろ、魚の問題もあるし、土地改良の問題──みんな言いよんなる、反対もある、賛成もあるけど、私としては早くつくってな、100万トンの水を、プラス100万トン八代にくださいと、こぎゃん私は言いよるわけです。アバウトな話ばっかりしとるからね、だからいろいろ言われるけど、うちはね、もう今から都市化していくから地下水が悪うなると。ダイオキシンは大丈夫だろうけど。そういうふうなことを盛んに私は叫んでいて、早く、川辺川ダムは早うつくれと、みんなの意見を聞いてな、みんなのいいとか悪いとか意見を聞いてそれをクリアして早くつくってくれというのが私の持論でありますし、答えにならないかもしれないけど、これには答えはちゃんと書いてあるけどね、そういうことです。 ◆小田信子君 もう、お答えになっておりませんでした。市長が早くつくってくださいというのは横でお聞きしておりましたので存じておりますが、市長、水が欲しいんであればやっぱりダムはつくってはいけないというふうに、私はいっぱい勉強した結果がそれです。今度、そういう資料を持ってお伺いいたします。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。これで終わります。            ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 以上で午前中の議事を終わり、午後1時まで休憩いたします。                 (午前11時55分 休憩)            ─────────────────────────                  (午後1時04分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。            ───────────────────────── △日程第1〜40(続き) ○議長(福田富雄君) 日程第1から日程第40までの議事を継続いたします。  山田栄一君。                   (山田栄一君 登壇) ◆山田栄一君 愛市クラブの山田栄一であります。我々──この郷土八代は、龍峯山、八峰山、そしてまた母なる球磨川、遠くには有明海、不知火海、そして雲仙岳まで遠望できます我が町八代であります。いろんな形で切磋琢磨にして、是々非々主義で、この一般質問毎回毎回やってまいりました。そしてきょうはいろんな形で、妙見さんのこと、農道分断のこと、そしてまたイグサ問題、いろんな形でとらえていきたいと思います。  第──通告の1、2、3番については各項目ごとに答弁をもらうとして、4、5は再質問から壇上に上りまして一括質問したいと思うわけであります。しかし、何分時間がない場合においては、4番、5番は要望のみにかえさせていただきたいと、こう思うわけであります。  まず第1番目の、歴史の宝庫である宮地地区を、新幹線の路線改革により町が真っ二つに分断を余儀なくされている事実であります。高さ約10メートルの高架橋が歴史ある宮地地区を分断して走る、このような大変な事実が目の前に迫ってきたわけであります。宮地地区の住環境はもとより、大事な史跡宝庫宮地の聖地と言っても決して過言ではないと思うのでありますが、今まさに分断反対と。そしてまた宮地に車で通りますとき、分断絶対反対という看板が目立ちます。このことは執行部も、そしてまた市長も御存じのとおりだろうと思います。  宮地は本当に歴史の宝庫であると同時に、我々──球磨川、おれおれ出らいたあか、すなわちガラッパ祭り、そしてまた宮地の上宮、下宮、そして中宮、本当にいろんな形で、この宮地の聖地は九州三大祭りも誇りますところの大事な我々の、日本国にとっても大事な史跡のもとであります。そういう宮地地区を、新幹線の路線引きによって町が真っ二つに割れると。それも高架橋でありますから、7メーター、──高さが10メーターあるわけであります。このことについて、いろんなその地区の方たち、いろんな形で何とか行政に求めてできないものだろうか、いろんな形で、市長にこのことについての御見解をお伺いいたします。  また、第2番目に、ジャスコ進出における市街地並びに近隣商店街に与えるデメリット対策案についてでありますが、前回、本議員が質問に部長──質問したとき、部長の答弁に──このように部長は答弁されております。  まず、九州ジャスコが進出した場合のデメリットは、何と申しましても本市のデパート、商店などからの客を奪うことであると思います。そのほかに、沿線の交通問題もさることながら、大型店が出店した場合、山田議員御承知のとおり、近隣商店街や──商店や中心市街地の影響ははかり知れず、それをいかに乗り切っていくかが大変な課題と認識しております。  また、議員御承知のとおり、ジャスコ進出のタイムリミットについてでございますが、大規模小売店舗法の適用期限、すなわち見直し期限が平成13年の1月でございます。九州ジャスコサイドでは、その前の12年の12月というあたりをタイムリミットにしているのではないかと推察をしておりますと。  また部長は、同予定地には、農業振興地域整備計画が平成8年3月に県知事の許可を受けており、平成14年度内に作業が終わればと考えております。決めているわけではありませんと、このような答弁がなされているわけでありますが、本議員がおかしいと思う点がありますので、部長に再度次のことをお尋ねします。  まず、大店法が13年の1月末に変わるとの答弁、これは立地法を指しているのではないかと、かように考えるのであります。次は、農振除外地の見直しは14年の作業が終わればと申しておられるが、部長見解であって、これは簡単にいかない問題であろうかと、こう、かように考えるわけであります。そこで、部長に再度その点お尋ねいたします。その点のみの答弁をお願いいたします。  それから、第3点、イグサ問題であります──これはJRA・場外馬券問題であります。この問題に、きな臭い問題点と一般市民の意見についてという項目で通告しております。  この日奈久、ウインズにまつわるきな臭い問題点は、質問席から部長、市長に問うとして、一般市民の、特に子供さんを持つ父兄の意見として、日奈久小学校、中学校の父兄の皆さんの、PTAによる賛否がどのように結果がなったのか、その点をパーセントで私にお知らせください。それは部長にお願いいたします。  そして、先ほど申したように、4番、5番については再度登壇いたします。よろしくお願い申し上げます。                (企画財政部長林田源正君 登壇) ◎企画財政部長(林田源正君) 山田議員さんお尋ねの、歴史の宝庫である宮地地区を路線引きによって分断を余儀なくされている問題で、同地区よりこの問題についての反対の声が上がっていると、こういう問題点でございます。  宮地地区が新幹線鹿児島ルートの工事区間になりましたのは平成10年3月で、船小屋・新八代間の工事実施計画、それから着工の認可がなされた結果でございます。また、平成10年10月の八代・西鹿児島間の実施計画の変更認可によりまして、新八代駅・妙見トンネル間を、船小屋・新八代間から切り離しまして八代・西鹿児島間に組み入れられたことにより、宮地地区は早期着工の対象となったわけでございます。  そのため、測量を行うための説明会を昨年の11月25日から、古麓地区、宮地地区、太田郷地区において、鉄道建設公団の主催で、あわせて県と市も出席いたしまして開催されたところでございます。特に、宮地地区の11月26日、それから今年2月8日の説明会におきましても、宮地地区を新幹線が横断することによりまして、騒音・振動などによる環境が破壊されはしないかという懸念がございまして、また、歴史ある町が分断されることになるなどを理由といたしまして、ルートの変更はできないだろうかと、あるいはルートの地下トンネル化はできないかなど、いろんな意見、あるいは要望が出たところでございます。  これにつきましては、鉄道建設公団といたしましては、新幹線ルートは長い期間にわたりまして調査あるいは検討されたものでありまして、その結果出されたものであります。技術面、経済面、環境面など総合的に検討されました最善のルートであるというふうなことで、ルートの変更、それから地下トンネル化は極めて困難なことであるというふうに聞いております。  議員も指摘されましたように、宮地地区は貴重な史跡、それから埋蔵文化財などが多くて、いわば歴史の宝庫であります。市といたしましては、建設期間中はもとより、開業後におきましても、騒音・振動などによります環境対策について、また、町としての機能の確保などをあわせまして、埋蔵文化財、それから史跡などの保護についても万全の措置が講じられるように、鉄道建設公団などに要望していきたいというふうに考えております。 ◆山田栄一君 今、部長の答弁、ありきたりのあれでですね、それはだれもがわかっとる。だから宮地地区は立ち上がっておる。命がけです。ですね。それは、今の答弁あたりは、それはあなたが現地に行って説明会しようがしまいがですね、それは論外です。  市長に聞きます。市長、要するにですね、日奈久地区でですね、反対の反対じゃないんですよ。(「宮地」と呼ぶ者あり)──宮地地区、宮地地区は反対の反対じゃないんですよね。もう全くですね、そういう次元を通り越したあれで、どうにかしてもらいたいと。そして宮地のあれを、トンネルでもですね、できないものだろうかと、3キロですね、その区間を。そしてまた路線の変更をですね、していただけないだろうかと、それを龍峯山の手前にトンネルを掘ってできないものだろうかと、こういう真剣な意見であります。  そしてまた、いろんな形で、八代の歴史から言いますと、我々の球磨川旧跡地、これが明治後半に来ております、筑後鉄道で。そして今の萩原に移ったわけであります。しかし、萩原駅を──今の外来線の駅を新幹線駅と併合する、これが一番いい案と思います。しかし、路線引きによって、いろんな形で無理難題もあるかもしれません。しかし、そうやって、この行政というのは、いかに場所を長田町という形でやろうとも、決して私たちが見た限りではいい場所とは思えません。  そしてまた、その新八代駅──仮称でございますけど、その八代駅さえも160メーター、急遽ずれております、路線が。そういうことで、いろんな形で宮地に1キロずらしたら解決します。少しお金はかかりますけれども、買収はないわけであります。トンネルを掘るのが得意な鉄道公団であります。非常に易しいと思います。だから、いろんな形で、これは市長に答弁を聞きたいんですけど、宮地の人は決して反対の反対を言ってるわけじゃないと、このことはおわかりだろうと思います。ちょっと、そのことについて、市長、市長の宮地に対する、今の反対しておられる方たちに対する気持ちをちょっとお聞かせください。 ◎市長(沖田嘉典君) お答えいたします。  宮地の新幹線ルートは反対のための反対ではないんじゃないかと、今議員はおっしゃいますけど、私は反対のための反対じゃないかと、このようなとらえ方をしております。国家的な大事業でありますから、私はこれはそう簡単に変更ができないと、工事は──事業は国がいたしますから、市長としては何らの発言権もないけれども、でも、皆さんの意向は、1回私も会ってね、聞いてみたいなと、こう思っております。今まで2回行きたいと思ってたけども、なかなか、市長が出るのはまだ時期尚早だという意見もあってね、行かなかった。今度からは私も出て話をしようと、こう思っております。  で、そのために、路線はどういう地権者が入ってるか、あるいはどこをどう走っているか、反対する人はだれであるかということを十分調べて、そして皆さんとの対談に臨んでみようと。願わくはですね、この国家事業であります新幹線、これは賛成してほしいと。これはもう七重のひざを八重に折ってもお願いをするということであります。わずか新幹線の島田の駅から1キロ500ぐらいしかありません。その中で何か変化があると、その変化はですね、将来、熊本までその声がつながっていくということであります。気持ちはよくわかりますけれども、何としても反対の方の気持ちも話を聞きながらお願いをする以外にないと、私はそう思っております。新幹線の変更は、ここに言いますように、トンネル化もあるいは代案もこれは不可能であると、このように思っております。 ◆山田栄一君 市長、今市長はまだ──2回ほどでも会ってみたいという考えがあった。しかし、まだ本人さんたちといろんな形で、一部は接触しとるかもしれぬけど、まだ会うたことはないと。会ってからじっくり話してみてください。反対の反対じゃないことがわかります。私も反対の反対だろうとは思いませんでしたけど、一部、若干そういう気持ちもありました。  しかし、そういう気持ちじゃないんですね。財産と生命と、そして住環境、そして歴史、そして妙見さん、上宮、下宮、市長が言うところの上宮、こういう形で宮地は氏子の民と一緒であります。こういう形の町を分断されると。どうにか、そういう歴史ある町、これをトンネルでも掘ってもらえぬだろうかと。市長が会って、いろんな形で権限が鉄建公団にあるとする。国の予算もあるとする。しかしながら、強制執行はできません。強制執行は持っております。しかしながら、そこの町の人が、ほとんどがそういう意思を持って善良なる市民が立ち上がっとっとき、国民であります。そして県民であり市民であります。ゆえに市民の代表は市長であります。ぜひ古麓町、そしてまた宮地の人たちとじっくり話されて、そしていろんな解決の糸口がちょっとでも見えたら大変幸いに思うわけであります。  この真剣なこの路線引きは一遍決められた。しかしながら、先ほどちょっと私が申しました新八代駅は、長田町の指定された位置から、急遽この前、160メーター南側に変えられたわけであります。田中角栄は申しておりました。高速道路を我が町ふるさとに持ってくるとき、曲げておるけれども、日本国の頭の上から、地図帳から見たら真っすぐであると、こういうことです。だから、市長、市民のために、宮地地区のために声を聞いてやって、謙虚な気持ちで対応してみてください。 ◎市長(沖田嘉典君) 山田議員が新幹線の宮地のルート反対の問題を取り上げて質問をされることに、まずは敬意を表します。だれも触れないことでありますから。私も触れないで避けては通れませんから触れるわけでありますが、私も頑固ですから、こう言ったら一歩も引かない。ただ、新幹線の変更なんてのは私は考えられないことであります。でありますから、先ほど申し上げたように、だれとでも会います。あしたでもきょうでも会います。  そしてね、一番大事なことは、宮地全体の問題と、線路にかかる人とね、かからない人と、いろいろ観点が違うわけだと思いますから、しかし、そういう人たちもみんな会ってみたいと、こう思っております。市長が行くとけんかになるから会わぬ方がよかばいという、そういうことを言う職員もおりますけれども、そんなことは関係ないんですよ。国家事業でありますから、私も体張って、この問題について取り組んでいきます。  そして、反対の人にはひざを突き合わせて説得し、話し、了解を得てみようと、こう思っておりますから、安易な気持ちで新幹線問題には臨んでいません。それは、宮地の町をぶった切る、当たり前であります。しかし、中には線路を変えよと。そう簡単にいかない、簡単には絶対できないことなんです。そういうことをですね、話をしなきゃいけない。そのことを、今は勇気を持ってあなたが触れられたことに対して感謝をします。 ◆山田栄一君 あのですね、一番大事なことは、予算がつき、そしてまた日程も決まった。いろんな形で今年度のあれは用地補償と。これが11年の4月から10日から──1日から始まります。しかし、今の段階じゃ、そういう段階じゃないんですね。そしてまた実施設計、11年の1月5日、高架の橋梁のあれが13年の1月5日、そういう形でですね、いろんなこの事実関係。  そしてまた、今現在、この八代から博多まで大体1時間15分ぐらいですかね。熊本から1時間15分ですかね。スーパー特急になっても50分ですね。そして、例えば博多間、フル活動した場合はぐっとそれは短縮してスピードアップしていきます。スーパー特急じゃなくてですね。だから、その差は25分しかないんですね。だから、25分のために大事な宮地のことがないがしろになって、そこに住まれてる人、いろんな思いで、いろんな願いでですね、路線引きが決まったと。しかし、それをどうにか、トンネルでもどうにか、いろんな問題ありましょうけど、いろんな過程で模索しながら行く方が賢明であるかと、私はかように考えるわけです。  なぜなら、そのいろんな形で、ただ都市計画で、そしてまた家がかかる人、かからぬ人ですね、いろんな形があります。しかし、宮地地区の場合は、路線引きにかかる人が立ち上がって、その周りの人も立ち上がってます。その違いがあります。そのことを市長、よくお決めになって、そして理解していただいて、早目に席をつくり、そして話し合いにいろんな耳を傾けて、そして謙虚に聞いていただきたいと、こう思います。  この項はこれで終わります。次、お願いいたします。               (産業振興部長水谷謙一郎君 登壇) ◎産業振興部長(水谷謙一郎君) 山田議員御質問の第2点目、九州ジャスコ進出の対応についてお答えをいたします。  九州ジャスコ出店の問題につきましては、平成5年ごろから八代進出の申し出があっておりまして、それにいろいろ苦慮してまいったわけでありますが、農業振興地域整備に関する法律を盾にとりまして今日までその受け入れを拒んでまいったところでございます。その間、九州ジャスコでは、平成8年6月に九州通産局に出店計画を提出され、全体売場面積が30%、それから、ジャスコ部分の売場面積が38%ほどカットされる形で平成9年9月に結審をいたしております。それでも、市といたしましては急激な変化によります商店街への影響を回避するために、農業振興地域整備計画の変更を見合わせてまいったところでございます。  しかしながら、我が国の規制緩和政策はさらに進展をいたしまして、昨年5月には現行の大規模小売店舗法にかわります大規模小売店舗立地法が成立をいたしまして、平成12年6月から施行されることになっております。そして、現行の大規模小売店舗法に基づきます九州ジャスコの出店計画の結審の有効期限が、経過措置の期間を入れまして平成13年1月となったところでございます。先ほど議員の質問に──(山田栄一君「それはですね、前回聞いとる。だから、それはいいです。それと席に戻ってください。どうぞ。時間のむだです。」と呼ぶ) ◆山田栄一君 あのですね、部長、このジャスコ問題はですね、私が前回言いましたように、この八代の町に、一丁目から商店街アーケードがあります。ユニードができました。そして、一丁目と二丁目に道を──人の道をつくってくれたわけであります。そしてまた九州ニチイ、大阪本社でありますけど、やってまいりました。三丁目かいわいに人の流れと、いろんな形の顧客づくりをしてくれました。そしてまた、二之町通りの地権者数十名が寿屋を誘致という形で迎えまして、そしてユニオンビル株式会社という会社をつくり、地権者が建設協力金をいただいて、寿屋をテナントとして入れたわけであります。  こういう形で八代市街地に3つのデパート、商店街並びに商店、こういう形でイグサ問題も低迷しております。八代経済も冷え切っております。その中でジャスコ、これは部長、農振地区ですよね。私が申すのは、例えば無指定地区、農振地区以外、こういうところでジャスコが来て、そして開発行為でもって、そして国、県、市、許可をとり、埋め立てして建てると、これならば私は、どうしても今の法律からいっても仕方ないと、かように申しております。部長、市長、わかりますか。ジャスコは農振地区であります。そして、大変な国の開発の行為の法を犯しておるわけであります。  それはどういうことかといいますと、今から言います。地権者にみんな、例えば400円、200円、坪数掛けることの、そういう計算でもって、そして長期の賃借契約を交わし、そして農振地区でありながら手付を打っとるちゅうことであります。これは大違反であります。普通の土地なら、開発行為の場合は少しの法の抜け道もあります。しかし、農振地区においては、これは農業者専用地区でありますから、農家の次男、そういう形でなおってこられると、分家をすると、こういう形では有効利用があります。そしてまた、別の農地の方たちがそこを農地としてお買い求めると。ですね。三条でもって。だから、そういうことであればそれは結構であります。  しかしながら、そういう農振地区、わかっているところにジャスコは来たわけであります。そして、今言われました13年1月から14年のですね、後半になるまでは、農振──平成8年の3月、県知事のあれして、また見直して、その期間が14年にかかるわけであります。そして、それを部長、あなたの答弁ではジャスコの方針か何か知らないけれども、その前に、12年に、末に──12月ごろにですね、スタートしたいちゅう物の考え方をしておるような発言がありました。  これは、行政みずからがたかがジャスコにかたり、そして、その地区の近隣の地元スーパー、そしてまた商店街、商店、こういうところに大打撃を与えるどころか、今、目算しているところの、例えばジャスコが来たらですね、そこに雇用があると。冗談じゃないですよ。3つここにデパートある。必ず戦いを挑んで、1つ残るか残らぬかの勝負になりますよ。勝負するならば農振地区じゃない、法の適用がかからないところでジャスコも進出すべきであります。  そしてまた、農振除外地区に置くならばともかく、農振地区であるこの土地に大変なことが今起こっておるわけであります。手付が入っておるちゅうことであります。大違反であります。山田栄一は、この農振地区に手付が入ったと、この事実を知っておりますから、これでもって精いっぱい戦わせて──戦います。それと同時に、その手前に、市長も苦労されましたでしょう。それは地元だったから。地元の有志がニコニコドーを核として、地元が核になるかニコニコドーが核か知りません。売場面積がニコニコドーが少し多いのでありますから、エンタープライズ、有限会社ができました。そしてまた、このことによって鉄骨の3階建て、いろんな形でこういう話があります。その前はミスターマックスでありました。  しかしながら、現状はどうでしょうか。農振外したところは今、岩下グループが何かもめてもめてもめまくり──地元と、そしてまた病院か何か診療所か知らないけれども、そういう形でパチンコしか来ておりません。そして、そのエンタープライズのその会社の役員の方たちも、まだ埋め立てはしておるけど、物が建つ要素がまだ私には見えないわけであります。  そういう段階で、また、その先の、そこは完全な農振かぶりの土地であります。行政が手伝われるか手伝われないか、そして雇用が例えば1000人であったとしても、ジャスコは何を使うか、パートを使います。正社員は150人ぐらいしかおりません。そのジャスコが来たおかげで、1年早く来らせたおかげで──2年早く来らせたおかげで、この影響力ちゅうのは大であります。  だから市長、八代経済立て直しのためでも、いろんな形でも、このジャスコに、逆に執行部から、市長から、農振の期間──間までは絶対私たちが守ってやると、このようなことが必要だろうと思うわけであります。そこで市長の見解を聞きます。 ◎市長(沖田嘉典君) ジャスコ問題につきましては大分長い日数がたっております。今御主張のように、ニコニコドーのところも市、県は許可をしましたけれども、それが来ません。そして今、土地はあいております。まさに今の日本経済の──不況の日本経済をあらわしているような形でありますが、しかし、ジャスコ問題を、一部はもちろんその通産省の方の大店法の認可もあったというようなことで、地権者の人たちも大変積極的な陳情を繰り返しております。  そういう中で、一部──局部的な開発は認めないということで、私は大規模開発ということを申し上げております。で、大規模開発はこれからの10年、20年先を考えたときに、八代の場合はいわゆる3カ所を提案してます。1つは新幹線周辺であり、1つは臨港線の松高周辺の100ヘクタール、それからここに今、来年から──ことしから始まります中央市街地開発を、この3点をもって町の大型開発ということを考え、念頭に置いて計画をしておりますから、その中の一部にジャスコということであります。ジャスコ1つをとらえて、いろいろなことを言うことは差し控えたいと思います。 ◆山田栄一君 あのですね、今、確かに新幹線の駅ということは、まだ宮地がつまずいております。今からの課題があると思います。いろんな形で計画がありましょうけど、あくまでも計画であります。予算は予算であります。しかしながら、この九州ジャスコ問題はですね、いろんな形で店舗、売り場面積が多いわけであります。やっぱりですね、1万7500と、その坪数ちゅうならそれはびっくりします。だから、そういう形で、例えば普通の駐車場、450台ぐらいですか、そうすとまた3階と屋上ですか、それで1000台ぐらいですか、そういう形で構想を持っております。  そしてまた自分の直営ちゅうのをですね、やっぱり婦人服ですね、そして紳士服、そして要するにいろんな電気製品ですね、ありとあらゆる直営をですね、やります。その直営店だけでも、商店街におる人たち、ばっと本当にダブルパンチ食います。そしてまた専門店も入れます。その直営で90億ちゅうのをもくろんでおります──90億から100億と。ですね。専門店はその25億からですね、もくろんでおります。しかし、地元が──ダイヤモンドシティでも一緒です。ジャスコのダイヤモンドシティ、そしてまた今鹿児島の親子がしてる、あれが中テナントで入っております。  だから、そういう形で私はこう考えるわけです。ジャスコはダイヤモンドシティで小川におるわけであります。もしも、私たちは──この寿屋もニチイもサンリブも高い地所のところ、そして財産をかけた通町の二之町の方たちがおられます。そして寿屋を迎えておられます。こういう方たちの願いがもしも崩れて引いてしまい、どうにもならぬとき、特に二之町においては固定資産はどうなるんでしょうか。空洞化──第一インのようになりはしませんでしょうか。そうすることによって二度とテナントは入りません。  そしてまた、ジャスコの問題は、こちらは昔で例えば坪単価が建物つくるとき55万から65万、80万ちゅう坪単価であります。しかし、ジャスコみたいなやり方は、地権者はただ借るだけであります、25年で、もしくは長いところで30年であります。借るだけで、そして、いかぬとわかったときはいつでも建物を壊し、もとどおりに戻すちゅう契約書であります、見たら。だから、いつ何どきでも18万ぐらいの坪単価で、いわば八代弁で言うなら掘っ立て小屋みたいな建物をつくり、そして大きくつくって勝負していくと。そして賃借でいく。町にどこに賃借したところがありますか。寿屋さんは賃借じゃ──建設協力金をやっております。あとは全部体張り、財産かけて、八代のため、地場産業として迎えられ命がけで頑張っているわけであります。商店、スーパーも──地元スーパーも一緒であります。そういう形で、私が申すのは、絶対に簡単にいろんな形で、いろんな形で企業誘致という形にならないことを私は言っておきます。
     だから、農振地区でありながら手付が入っとる、これは前代未聞の大違反行為であります。だから、それにかたって、そして先ほど申されました、それは地主が16人ぐらいおるでしょう。それは市長が知っておられる人たちが多いようですから、また半分ぐらいしか知らないかもしれないけれども、地主さんには気の毒いけどですよ、それはですよ、市長が網かけられたところは、そういうジャスコとか物売りじゃなくて、地元からの声を生かしたスーパーなり──地元も頑張りますよ。  そして、いろんな形のですね、32メーターは──極端に言えば工業地区もちょっとつくっていいんじゃないでしょうか。そういうことで、企業誘致の形で農振除外をした方が私はいいと思います。市長は以前言われましたね、あの地区で、学校のスクールゾーンという形も取り入れたいと。そういう気持ちになって考えてみてやってください。そうすることによって市長がこのジャスコのあれを、農振地区の──そしてまた立地法ができれば逆に2年延びるわけですよね。部長、やりにくうなりますでしょう。だから、ジャスコとしてはその前におろさにゃならぬと、こういうこともよく私もわかっております──私はだったですね、わかっております。  だから、そういうことでありますから、この項目については、絶対ジャスコの法の規制がある手前行政は手伝いをしてはいけないと、そしてまたしてはならないと、かように私は思うわけであります。どうか市長におかれましては、そしてこの問題を真剣にとらえて、本当の意味で八代経済とは──今弱くなってる経済を立て起こしを市長みずからやっていただきたいと。それでこの項は終わります。  次、お願いいたします。 ◎企画財政部長(林田源正君) 自席から失礼いたします。  先ほどの、場外馬券場の検討懇談会におきまして(山田栄一君「検討懇談会じゃない。PTAの小・中学校の賛否両論のパーセント」と呼ぶ)はい、アンケートについて御説明いたします。日奈久の小学校及び中学校のPTA会の方でアンケートをとられまして、八代市PTA連絡協議会あて報告されたものでございます。その内容を申し上げます。小学校・中学校合わせまして274名でアンケートをとられました結果、回収が193名、71%の結果となっております。  まず、第1番目でございます。小・中学校合わせて申し上げますけれども、「場外馬券場について御存じですか」ということについて、「よく知っている」25.4%、「少し知っている」64.8%、「全然知らない」9.8%というようなことになっております。「日奈久埋立地への進出計画について御存じですか」ということで、「よく知っている」34.2%、「少し知っている」59.1%、「全然知らない」6.7%です。  「ウインズ日奈久が日奈久の活性化に役立つでしょうか」という質問について、「大いに役立つ」22.8%、「どうかわからない」59.6%、「役に立たない」17.6%。次に、「子供に与える影響についてどう思いますか」という質問に対して、「悪い影響がある」45.0%、「よくわからない」36.1%、「ないと思う」18.8%になっております。次に、最後に「ウインズ日奈久についてどう思いますか」ということで、反対47.7%、賛成31.6%、その他20.7%。  以上がアンケートの結果でございます。 ◆山田栄一君 今、最後のところはちょっとおたくは中学校の項ば言うたみたいで、小学校の方じゃなくて、アンケート、合計を言うたかな、それで、要するにウインズ進出にどう思いますかということについてはですね、要するに絶対反対と、賛成できないと、これが68%ですよ。賛成が22%ですよ。だから、今さっき言われた、悪い影響が絶対あると、またいいとは思わない、これは合計の79、絶対ないと思うというのは17%ですね、これは小学校。で、役に立たないと、立つかどうかわからない、77%。そして大いに役に立つと思う22%です。  あのですね、部長、一番大事なことはですね、このPTA、子供さんを中学校、小学校、持っとる親御さんですよね。しかし、今ですね、26人ですか──9人ですか、26人で今つくって、答申、もうちょっと早う出すように──たった2回、これで3回で出すなんか、とんでもないことを考えてですね、済んでいるようである。それだけ、こういうですね、中身を熟知して、プリントはやってあるかもしれませんよね。でも、本当の意味でわかっておられないと、こう思うわけであります。  だから、今からいろんな形でですね、そしてまた、あなたが言うた、今21%ですか、このアンケート回収率ですたいね、回収率の21%(企画財政部長林田源正君「71%」と呼ぶ)71ですね、71.2だったっかな、71.2%。だから、こういう回収率は、回収を出さぬだった人はどう思いますか。表に出きらぬ反対ですよ。これを日奈久の町は知ってないといかぬ。それはちょっとオーバーになってもですよね。そういうことで、ほとんど賛成者ないんです。一部──日奈久の一部の一部ですよ。このことをしてるのも一部の一部です。  だから、今からそのことについて話します。この、私がですね、一般質問で、当初このウインズちゅう言葉を出したのが山田栄一本人であります。この議会でですね、私はこう申してまいりました。日奈久のこの大事な六郎左衛門の親子が見つけた温泉の地、そして女郎居山麓も櫛山があり、これを自然を生かして自然公園にしたり、そしてまた埋立地は3号線によって分断されておる。だから、そこに橋をかけて、そして市街地と──日奈久の市街地と駐車場を結ぶ道路、すなわち昔の馬車でも通らせたり、いろんな形で古きところは古きよきところ、そしてまた日奈久の祭神縁起、有名な宮崎博士、らい患者の──らい病の。そういう形で熊日のですね、社長も同じであります。そういう形で、いろんな形で言うてまいりました。口は酸っぱくして言うてまいりました。  その中で、埋立地には保寿寮を──周りを福祉の里づくり、そしてその横には3000人から5000人のコンベンションホール、そして親、子、孫、3世代が1日中遊べるつくり、これは日奈久新港ができましたとき、また空き地がふえますから、港がですね、43億の予算が、まだ今縦がしゅんせつ工事しかしておりませんけどね、護岸工事と。  だから、そういう形で、非常に日奈久に対する思いは、私は本当に一般質問多かったし、また今もやっております。それはどういうことかといいますと、いろんな形で長くかかって何もできなかった。山田栄一もまだ若かった。だから、いろんな形で、何もできないなら中央競馬でもどうだろうかと思った。  しかしながら、今まさに、国際福祉医療大学はともかくとしてですね、東京の医療法人、4年制学校が打診しておる。また、ケンタッキーから市長に会われに来た人もおられます。それはケンタッキー大学の系列の人であります。だから、そういう形で日本校をつくりたいと。非常に八代の今の日奈久の埋立地は地の利がいいわけであります。例えば国際福祉医療大学でも2400人のですね、学童数であります。そのことの方が旅館にとったら大変喜ばしいことであります。そういう大学の話がその前に、8年前でも、私が言ってきた8年前でもあれば、何でもウインズなんか関係ありません。場外馬券場なんか関係ありません。  しかし、今になって、まさに都市高速がそこにできます。日奈久の地におります。建設省に聞いてみました。しかし、芦北と日奈久の間はまだ未定であります。断定的でまだ全然できぬ。こういうときに、場外馬券を早目にいろんな形で許可したら大変なことになると、かように思うわけであります。  そしてまた、特殊法人であります──農林水産大臣の特殊法人、これがJRA・ウインズであります。これは財産を持たないと。だから、東京の森ビルの30階から37階を借っておるわけであります。これは賃借であります。いろんな形で、この賃借の絶対財産を持たないところのJRA、だれかがつくって家賃で借るわけであります。この、先ほどの新聞で、地元の有志の企業が、そしてこの建物を日奈久の温泉組合が既成会をつくり、協同組合を発祥させて、そして、そこが土地の──駐車場の土地を買い入れる、これが3万3000平米、そうすると1万坪、そして3000坪、これが建物と、敷地と、こういう形であります。こういう形のときに、だれが本当に建て切る人、買い切る人がおるんですか、今現在。だれもいないと思います。  この前、前回申したように、株式会社オクト、これはある植木屋さんが社長でありました。これは幽霊会社とは申しません。名もない、実体もない会社であります。市川ビルのマンションが──アパートが、一室がそこの本社の住所でした。今迎町に、橋のたもとに、3階に、貸しビルの右の方に、北側になおっております。ほそぼそと電気はつけております。ついたりつかぬだったりしております。しかしながら、この実体のない会社、代表者がまた変わりました──代表者がまた変わりました。  そしてまた、この前申しましたこと、非常に動きがおかしいわけであります。まず、この株式会社、名もない、実体もない会社が、中央競馬と契約する会社であります。そして、その協同組合、温泉でつくった協同組合、お金は幾ら──私が知るときは600万か800万集まったと言いましたけど、今どのくらい集まったか知りません。それは土地開発公社、我々の市の土地を、我々の血税──市民の土地を10億で買うと、9億で買うと、こういうことを言っております。しかし、そこに力がありましょうか。今、きょうび、厳しいこの世の中、銀行、金利も要ります。そしてまた実体のない会社が、場外馬券場・中央競馬会と契約して、そして家賃をもらう。おかしいことであります。  私がこの前、ここの議会で申しました。いろんな形で何かが見え隠れすると。それはどういうことかと申しますと、この議会の中で、議員が博多駅前のクリオコート3階の喫茶室において、何々株式会社社長ほかと会っております。そして、八代在住の人と一緒に行き、そしてJRAをおたくにしてもらいたいとかして、その意味はわかりませんけれども、何せそういう形でお金の打診をされたと。そして、次の──数日した日にお金を、そのクリオコートの喫茶のコーナーの左コーナーのところで300万、一緒についてきた人がもらったわけであります。そして次は100万円を、肥後銀行日奈久支店の口座に100万円を送ってくれと、400万の約束だったからと言うて──ここに写しがあります、100万の。こういうことであります。どういう事情かはわかりませんけれども、私にはよくわかっております。  そしてまた、年長議員副島議員であります。この議員を、ある元の市会議員、名前は申しませんけれども、日奈久の防波堤に連れていって、場外馬券、協力してくれと、こういうことを言ったそうですね。(副島郁朗君「はい」と呼ぶ)そうです。はい。だから、いろんな形で、このウインズをつくる前に何かしら──市長も考えると思います。何かしらおかしいおかしい動きがですよ、市長には関係ないことでありますけれども、おかしなことが始まっておるわけであります。  だから、旅館の組合の──旅館の人の中では正しい人もおられます。そしてまた人間のいい人もおられます。しかし、私が決算審査特別委員会のとき、2年にわたってその旅館の主人が固定資産を払っておりません。どうして払わないのかという問いに、課長がこう申しました。場外馬券のウインズをしたら、駐車場の収益金でこれはもう全部払わるっですもんな。待っとってください。これが決算審査特別委員会のときの答えでありました。何と情けないことか。そしてまた何と大変なことか。  そして、先ほど申しましたこと、金銭のことに関しては、100万はもう最近返されたそうでございます。だから、そのことについては明快にしておきたいと思います。そのどういう意図があったか、意図がなかったかという問題よりも、今まさに16人の知らない素人さん、そしてまた、そこの、日奈久の、ぜひしたいと、絶対やりたい、お金になりたいと見え隠れする人がその中に入っております。  そういうことで、今まさに、このことが3回で終わったならば誤解を招くおそれがあり、いろんな形で市長は──ちょっと聞きますけど、森ビルなんか行ったことありますか。ちょっとお願いします。 ◎市長(沖田嘉典君) 何の意味で山田議員が質問されるかは、そういうことにはお答えしません。 ◆山田栄一君 そういうことです。質問ももちろんでけぬはずでありますけど、森ビルにですね、あるブローカーと──楠城という名前言いますけど、楠城とそこで会って、市長は非常に──そこで会ったと、こういう、かようなうさわが聞きまして、あえて聞いて誤解を解いてやっただけのことであります。安心しとってください。(笑声)  それから、この問題につきましてはいろんな形で今から大変なことが起こると。慎重審議でいってもらいたい。もしくは今回、次の──今度選挙でございますから、次上がられた人でも特別委員会でも──公社特別委員会でもつくっていただいて、いろんな形で切磋琢磨にしてやるべきだと、かように考えております。  それでは最後、4番、5番になりますけど、イグサ問題と、それから新清掃センターの問題については壇上に行ってから質問します。                   (山田栄一君 登壇) ◆山田栄一君 もう時間がありませんけど、あと7分もあれば。傍聴に来ておられますお顔を見るために上がってまいりました。(笑声)  どうも、本当にこの4番目のイグサ対策でありますけど、これは御承知のとおり3950万畳、150万畳は目減りしましたけれども、北海道から沖縄まで畳が流れておる、流通の畳の市場経済であります。このイグサ問題、私は要望にかえさせたいということで、冒頭、時間が足らぬだろうと思ってそう申しました。これはどういうことかといいますと、今まさに、いろんな形で、このイグサ農家、八代市郡大変であります。これは大川、柳川、そしてまたこの宮崎の一部、これも一緒であります。もう大川、柳川、地元には畳の稲作はありません、あんまり。あれは中国もんの寧波からのイグサを買ってきて打ちよるのが現状であります。トクラ、クワキ、サイトーも250万──これは200万畳になって、クワキも、そしてまたサイトーも目減りしております。  いろんな形で、このイグサは大不況に陥っているわけであります。あえて3万7000世帯を持つ我が八代、ここに一大畳のキャンペーンをしてみたらどうかと提言するわけであります。そしてまた要望するわけであります。時間があればこれに精いっぱいのエネルギーを費やし、ウインズのことよりもこっちが大事なような感じがしてまいりました。(笑声)いろんな形で、あと6分23秒ありますからちょっと頑張ってみたいと思います。  要するに国体の、この、あれでも、畳、旅館なんかいろんな形で補助金がつきました。そしてまた独居老人についても、おばあちゃん、おじいちゃんが──本当にお年寄り、喜んでおります。あれは95歳以上、90歳以上、85歳に下げさせてもらったと思います。そして、いろんな形でそれを70歳に下げると、そして畳をかえると、こういうことも大事でありましょうけれども、この3万7262世帯の、この方たちの畳を補助金2000円つけてかえてやると。しかし、市長、あんまり心配なさらぬでもようございます。一遍に畳はどーっとかえません。どうしてかというのを、畳がえの表がえの手間賃がちゃんと2500円から2300円かかるわけであります。  しかしながら、この市営住宅にしても、いろんな形でこの畳がえの運動を、例えば5年に一遍──聞いてみますと、13年入っておれば13年入った──出たときしかかえぬと。そういうことじゃなく、5年に一遍かえてやると。こういう畳、畳は空気を──二酸化炭素を──ちょっと、もう言いません。(笑声)要するに空気を浄化するということでございます。はい。だから、そういうことであります。  あと、ちょうど4分57秒ありますから、まだ次の後段にいくとはもったいないでありますけれども、新清掃センター、ダイオキシン対策について、ちょっとここから答弁させていただきます──ここから質問させていただきます。  この新清掃センター問題ちゅうのは、本当に我々建設環境委員会で、流動床であれ、ストーカであれ、全国、本当に見てまいりました。いろんな形で駅前にあって、そして、もちろんダイオキシンの濃度も若干少なく、もう本当に考えられないくらいのですね、もう本当に1.──もう1.0ナノグラム、もう全然ないで、0.0どれだけちゅうともありません。だから、そういう形で駅前にあって、隣にはその温熱を利用して温水プール、そしてまた家族が一緒に入られる、そしてまたサウナ室とか、いろんな形で温熱利用をしてる施設を持っておりました。で、RDFちゅう構想になって、平和町ならRDFだろう、16町だから。いろんな形で8町でも足る。8町でもいいんだけどと、こういう、思っとります。  しかし、それはちょっとさておいときまして、ダイオキシン問題、これは本当に1人1人の市民の人が、これはもう本当に重大と、関心事が高いわけであります。テレビで、ちょっとした間違いでホウレンソウがお茶だった、それでも騒ぎます。しかしながら、ダイオキシン、これは1に対して1兆分の1を1ナノグラムと言います。それを──ちょっと計算が間違ったようでございますけど、それは愛きょうで、どうっちゅうことはありません。  ダイオキシンの問題は本当に大事なことと思うわけでありますけど、このダイオキシンは煙突から出る煙だけじゃないと思うのであります。3──1ナノグラム、これが八代の基準で、国の基準には5ナノグラムと、こういうことでありますけど、やっぱりガスから──ガス温度が下がったとき、いろんな形であれして、もう対応しやならぬと、これはもう市長わかっておりますですね。だから、いろんな形で山田栄一一生懸命いきますから、ダイオキシンな大丈夫ちゅう、市長のそこだけをちょっと聞かしてください。違うちゅうとと、あれ。 ◎市長(沖田嘉典君) ダイオキシンの猛毒問題についてお答えいたしますけれども、今私の知っている範囲内では、1000度以上の高熱でダイオキシン対策をしないと危険であるという論であります。その1000度以上の高熱でダイオキシン対策をするには、それは発電──ごみ発電でないとだめだと、そのようには聞いておりますけれども、先ほどのどなたかの質問に答えたように、その燃料が足らないもんだから──それは八代市の責任ではない、国や県がと、こういうふうに思っておりますが、いずれにいたしましても、ダイオキシン対策に四つに組んで今日まで来ておりますから、何としてもこの問題は真摯に取り組んでみたいなと、このように思っております。 ◆山田栄一君 要するにですね、タイムリミットは来ております。もう時間が来てることはそうであります。で、タクマもいろんな形で今市長言われました。そしてまた執行部とのいろんなですよ、模索があったかもしれません。しかしながら、この問題は謙虚に受けとめて、そしてまた永江部長におかれましてはですね、退職でございますから、苦労してからわざわざ環境部に来て、すぐ去らにゃならぬと、決しておたくもいい評価はされておりません。  いろんな形で、この問題についてはですね、一般市民の目が、本当に関心事が強いようでございますから、そこに、市長におかれましても執行部におかれましても大変でございましょうけど、一生懸命頑張ってみてください。そしてまた、本当にいろんな形で声は高うございましたけど、この1時間、あと43秒、もったいないと思いますけど、声を大にして、本当に少しきょうは上がったようでございますけど、どうか皆さんも今度の選挙に頑張っていただきまして(笑声)私本人も一生懸命頑張りまして、またお顔を見せたいと、こう思います。どうもありがとうございました。(拍手。「議長、議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 副島郁朗君。 ◆副島郁朗君 本議員の名前が出まして、議員さん、あるいは傍聴の皆さんに誤解があると困りますので、ちょっと一口だけ。  ただいま山田議員の一般質問の中で、場外馬券場問題に関係して、いささか私が関係しとるような御発言があったわけでございますが、関係は全くいたしておりません。ただ、ある人の──前市会議員の紹介で、場外馬券場建設に反対をなさってる方がおるので、ぜひその意見を聞いてくださいということで自宅にまいりまして、反対の御意見を十分に承ったところです。  そこで、私は私なりの意見がありますけれども、御拝聴するだけで帰りました。このことは一緒においでになった方が十分御承知です。そのところが山田議員さんの質問の中でちょっと不足しておりまして、逆に賛成で副島は日奈久まで行ったんじゃなかろうかととられると困りますんで、反対という御意見を承りに行ったと、こういうことで、私は何の意見も申さずに帰ったと、こういうことで、ひとつ御了解をお願い申し上げます。(拍手する者あり)            ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) お諮りをいたします。  本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、次の会議は明11日定刻に開き、質疑並びに一般質問を続行いたします。  本日はこれにて延会いたします。                  (午後2時07分 延会)...