中津川市議会 > 2014-03-10 >
03月10日-02号

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  1. 中津川市議会 2014-03-10
    03月10日-02号


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    平成26年  3月 定例会(第1回)平成26年第1回中津川市議会定例会会議録(第2号)========================= 平成26年3月10日(月)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        市政一般に関する質問 ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問 順序質問事項質問者発言所 要時間11.消防団支援法、消防機能について 2.ヘルプカードの普及について田口文数30分21.職員の不祥事について 2.(株)クアリゾート湯舟沢について吉村卓己35分31.感震ブレーカーの設置について 2.リニア効果の最大限活用について吉村俊廣30分41.平成26年度中津川市の予算概要における各部の取り組みについて 2.診療報酬改定に伴う中津川市の医療について牛田敬一25分5分1.防災情報システムについて佐藤光司30分61.もうすぐ春のお彼岸、墓参の時期。蓮光寺西山霊苑市民が安心の墓参を!!について 2.リニア新幹線ならびに濃飛横断道建設について、用地買収家屋立退きに迫られる市民の権利を、どのように護って行くかの問題について原昌男40分 ――――――――――――――――――――――◯出席議員 24名   1番        牛田敬一君   2番        吉村浩平君   3番        岡崎隆彦君   4番        柘植達樹君   5番        勝  彰君   6番        田口文数君   7番        櫛松直子さん   8番        吉村卓己君   9番        大堀寿延君  10番        原 昌男君  11番        深谷明宏君  12番        三浦八郎君  13番        粥川茂和君  14番        吉村俊廣君  15番        深谷 勲君  16番        鈴木雅彦君  17番        鈴木清貴君  18番        松浦高春君  19番        鷹見憲三君  20番        伊佐治由行君  21番        吉村久資君  22番        片桐光朗君  23番        佐藤光司君  24番        楯 公夫君 ――――――――――――――――――――――◯欠席議員 なし ――――――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者  市長         青山節児君  副市長        大井久司君  教育長        大井文高君  理事         丸山裕章君  総務部長       田立三博君  企画部長       島崎保人君  定住推進部長     渡邊好夫君  健康福祉部長     早川和子さん  生活環境部長     曽我和幸君  農林部長       鈴木治佐久君  商工観光部長     成瀬博明君  文化スポーツ部長   原 益彦君  基盤整備部長     渡邊弘孝君  水道部長       安彦直之君  病院事業部長     加藤文明君  坂下総合事務所長   氷室 茂君  福岡総合事務所長   内木良治君  消防長        杉本高雄君  教育委員会事務局長  山内鐐司君  市長公室長      西尾謙二君  行政管理課長     伊藤和通君 ――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者  事務局長       勝 宏児君  書記         廣瀬公二君  書記         安田充孝君  書記         嶋崎雅浩君  書記         西尾隆秀君 ――――――――――――――――――――――  平成26年3月10日(月曜日)  午前10時00分開議 ―――――――――――――――――――――― ○議長(鷹見憲三君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(鷹見憲三君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(勝宏児君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下18名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。 以上でございます。 ――――――――――――――――――――――議会運営委員長報告 ○議長(鷹見憲三君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。 この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・鈴木雅彦君。  〔議会運営委員長・鈴木雅彦君登壇〕 ◆議会運営委員長(鈴木雅彦君) おはようございます。 それでは、2月28日に議会運営委員会を開催しておりますので、報告いたします。 まず初めに、一般質問の順序についてを議題としております。本3月議会における一般質問者は、合計で14名でございます。発言所要時間は460分でありまして、一般質問の日程を3日間といたしました。本日10日は6名、発言所要時間190分、明日2日目、11日は6名で、発言所要時間は200分でございます。明後日3日目、12日は2名で、発言所要時間は70分であります。お手元の一般質問通告表のとおり行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 その他でございますが、昨年と同じように3月11日14時46分から1分間、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に対して黙祷をいたしますので、お願いいたします。 市民クラブから意見書の採択についての要請がありましたので、各会派はご検討をお願いいたします。 以上、議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(鷹見憲三君) 委員長の報告に何か質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鷹見憲三君) 質疑なしと認めます。 ―――――――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(鷹見憲三君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において   5番・勝  彰君   6番・田口文数君を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問
    ○議長(鷹見憲三君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。6番・田口文数君。  〔6番・田口文数君質問席に着く〕 ◆6番(田口文数君) おはようございます。それでは3月議会、トップバッターを務めさせていただきます。 その前に、あす3月11日、東日本大震災から3年目を迎えようとしております。亡くなられた方々に対して改めてお悔やみを申し上げます。さらに、今なお被災地では、避難生活をされている方々に対して一日でも早い復興、そして安心した生活、安定した生活ができるよう、心からお祈りをさせていただきたいと思います。 それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 今回は大きく2つの質問であります。1つ目に消防団支援法、消防機能について。2つ目にヘルプカードの普及についてであります。それでは、大きく1つ目の質問に移らせていただきます。 近年、局地的な豪雨や台風などの自然災害が頻発し、地域防災力の強化が喫緊の課題となる中、消防団の重要性が改めて注目を集めております。 消防団は、消防署とともに火災や災害への対応などを行う消防組織法に基づいた組織であります。全ての自治体に設置されており、団員は非常勤特別職の地方公務員として、条例により、年額報酬や出動手当などが支給されております。火災や災害の発生時には、いち早く自宅や職場から現場に駆けつけ、対応に当たる地域防災のかなめであります。特に、東日本大震災では、団員みずからが被災者であるにもかかわらず救援活動に身を投じ、大きな役割を発揮しました。その一方で、住民の避難誘導や水門の閉鎖などで、この数字は私が調べた中でありますが、198人が殉職し、命がけの勤務であったことが全国に知られました。 しかし、その実態は厳しいものです。全国的に団員数の減少が顕著になっており、1965年に130万人以上いた団員は、2012年には約87万人に落ち込んでおります。その背景には、高齢化に加えて、サラリーマンが多くなり、緊急時や訓練の際に駆けつけにくい事情も団員減の要因であるとされております。震災被災地のある団員は、地元を守るという使命感とボランティア精神で何とかやっているが、現場の実情は本当に厳しいと胸のうちを明かしております。 こうした実態を受け、昨年12月に消防団を支援する地域防災力充実強化法消防団支援法)が成立、施行されました。同法は、消防団を将来にわたり、地域防災力の中核として欠くことのできない代替性のない存在と定義し、消防団の抜本的な強化を国や自治体に求め、団員の処遇改善や装備品、訓練の充実に向けた予算が確保されました。具体的には、階級や在籍年数に応じて設けられている退職報償金は、全階級で一律に5万円を上乗せするほか、報酬、出動手当の引き上げについて各自治体に条例改正を強く求めているのが特徴であります。 さらに、自治体職員の入団はこれまで自治体の裁量に委ねられてきましたが、職務に支障がない限り、認めるように義務づけてまいりました。 団員の減少に歯どめをかけようと、全国の自治体では高校生への1日体験入団や、団員OBに再入団を促すなどの実例も見られます。支援法の成立で消防団のあり方が見直され、各地域で防災力強化に向けた取り組みが一層進むことが期待されます。 それでは質問ですが、平成24年7月末での消防団の団員数は1,641人になっていますが、本来の定 数から何人不足しておりますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 現在、条例定員1,738人に対しまして、実団員数は1,671人です。定員数に対し67人不足しております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 2番目の質問です。 中津川市には、中津川市消防サポート隊、各分団所属で13分団あります。2月に特定の活動に参加するとして、恵峰会の保育士さんの機能別消防団(分団)が設立されました。これで14分団になると思います。今後も機能別消防団を増員されていかれますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 機能別消防団員の条例定員は200名でございます。現在の実団員は185名でございますので、条例定員までの増員は考えております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 それでは3番目の質問に移ります。 退職報償金は、全階級で一律5万円を上乗せするほか、消防団員の報酬手当が低い市町村においては、これを引き上げるよう、さまざまな機会を通じて処遇改善を直接国が働きかけていくことになっています。 消防団の報酬は、年額報酬と出動手当の2つから成り立っており、市町村が条例で決めております。中津川市として今後どのように条例改正を計画しておりますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 退職報償金につきましては、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令にあわせ、条例改正する予定でおります。 消防団員の報酬につきましては、県下の状況を見ても決して低い状況ではありませんので、現在のところは改正する計画はございません。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 報酬等は改正しないということですが、現在の中津川市の、県下での報酬等というのはどんな状況ですか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 県下の報酬の状況でございますけれども、各階級の報酬、団員から団長までの7階級の平均額が、県平均4万7,326円でございます。これに対し、中津川市の平均金額は4万7,429円となっております。県下42消防団のうち22番目に当たるかと思います。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 中津川市は県下でもそんなに低くないという金額でありますので、また今後、消防団のほうの報酬等ももし見直しがあればよろしくお願いいたします。 4番目の質問に移ります。 中津川市職員の方も多く団員としておりますが、何名の方が見えますか。また、地域からは災害時に職員が消防団として活躍していただきたいとお聞きいたしました。各地域ごとに職員の現状はどうなっていますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 現在は145人でございます。地区別の状況につきましては、中津地区23人、苗木地区3人、坂本地区1人、落合地区5人、阿木地区7人、神坂地区3人、山口地区5人、坂下地区25人、川上地区8人、加子母地区12人、付知地区20人、福岡地区24人、蛭川地区9人、合計145人でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 地域別で見ると、かなり人数の差があるかなというのは見えますが、地元の坂本としては、1人というのが少ないなという思いがしております。また今後とも、もし団員になりたいという職員の方が見えましたら、お願いしたいと思います。 ということで、中津川市は145人というふうにお聞きしましたが、近隣の市としてはどのような状況でしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 東濃地区でお答えさせていただきます。 多治見市4人、土岐市24人、瑞浪市50人、恵那市130人でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 東濃市の中では中津川市が一番多いということで、ちょっと安心しました。 地域からは、やはり一番最初に職員の方がいると、すぐに連携がとれるのではないかと。だから、職員の方にぜひ消防団になっていただきたいという声を伺いましたので、今後ともよろしくお願いいたします。 5番目の質問に移ります。 今後、少子・高齢化が進むにつれ、消防団の勧誘が難しくなってまいります。サラリーマン、市外への就職など、緊急時、訓練などに出られなく、団員が減っています。また、消防団に理解がない地域もあると伺いました。実際、幽霊団員が多くいるのが現状であります。 中津川市総合計画の基本構想には、減少している昼間に災害対応できる消防団員の集中的な活動を可能にする器具庫の統廃合、消防団の新入団員確保と育成に取り組むことで、消防力の強化を図りますとあります。具体的に中津川市として、消防団員の確保、地域への理解はどのようにされていますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 消防団員を地域の役員とすることで消防団員の負担を軽減し、入団しやすいようにしてまいります。 また、消防団員は、身近な災害から大規模災害まで、即時対応力にすぐれており、地域の安心・安全を確保する上で不可欠な存在であることを市広報紙、ホームページなどでPRし、団員確保と地域の理解につなげていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) ホームページ、広報紙というお話がございましたが、そのほかに何か対策的にやるようなことはございませんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 新成人へのパンフレット配布、電子広報版などのPRと、地域に密着した団員が直接依頼して回っております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) はい、わかりました。 今後とも消防団が地域で理解されるように、また行政側としても対応していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 6番目の質問に移ります。 基本構想に器具庫の統廃合とありますが、どのような計画をされていますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 消防団により、平成23年度に消防器具庫統合建設計画が立案されました。平成24年度に市の新たな消防施設整備計画として算定し、市の施設運用管理マスタープランにも盛り込んでおります。その内容につきましては、現在89の器具庫を順次統合していくという計画でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 統合していくというお話ですが、具体的に、例えば地域名でここがどうなるとか、数がどうなるというようなことまではわかりますでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 現在の計画では、中津は現況8でございますが、これを7に。苗木は統合を完了しておりまして、現況4でございます。坂本も統合完了で5であります。落合統合完了で4、阿木につきましても統合完了で3、神坂につきましても統合完了で2です。それから山口が現状6のところを統合で5に持っていきたいと考えております。坂下につきましては、現況8を6、川上は9に対しまして3、加子母につきましては、現在のところまだ検討中ということで統合計画はありません。付知につきましては12を5です。福岡は8を6、蛭川は9を4。先ほど申しましたが、89から今のところ65に統合ということで考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 89から65という数字をいただきましたが、消防団の方が活動しやすいような現状絵が検討されてこういう数字になってきたと思いますので、また改めて、消防団の現状を見ながら改善等をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 7番目の質問に移ります。 災害時要援護者の名簿作成を市町村に義務づける改正災害対策基本法が昨年の通常国会で成立いたしました。名簿は、本人の同意を得た上で、消防や民生委員など関係機関にあらかじめ情報提供しますが、災害が発生した場合は、同意がなくても必要な個人情報を提供できるとしています。 坂本分団は、昨年の防災訓練時に要援護者の登録をしている方の家を訪問して、安否確認を行いました。住所、住宅地図に間違いはないかの確認もいたしました。災害時に地域、民生委員、消防団との連携が今後必要になるというふうに思います。消防団の行動計画、いわゆるマニュアル等をつくる必要があるのではないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 要援護者につきましては、地域、民生委員の皆様との連携は大切と思っております。関係機関及び消防団と協議しながら、消防団の行動計画を検討してまいります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 実際、坂本で回らせていただきました。住所と氏名、住宅地図が一致しない方も見えましたので、この辺もしっかり改善をしていっていただきたいと要望いたします。 再質問ですが、今、登録されている方の人数は何人になりますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 登録している人数は、平成25年12月1日現在で1,502名でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 登録者1,502名ですね。中津川市全体にしてみたら、まだまだの数字だと思います。登録者以外の方を含めた方の支援者名簿というのは、できておりますでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 現在、全体の避難行動、要支援者名簿はできておりません。 平成26年4月1日の法施行に向けまして、健康福祉部と協力をいたしまして、ひとり暮らし老人、障がい者などの市が把握しております要援護者名簿の取りまとめに向けて、対象者の基準の検討などの準備を進めまして、4月中に作成をしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 国のほうからこのような改正が出ましたので、一刻も早く市としてもつくっていただいて、災害時等のときには必要になると思いますので、よろしくお願いいたします。 8番目の質問に移ります。 女性の基本団員が活躍している記事を見ることがございました。現在、女性消防団員は何人見えますか。また、今後増員の計画はございますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 女性消防団員は、音楽隊員を含め20名でございます。 今後の増員につきましては、女性消防団員の活動内容を検討し、条例定員の中で増員に向けて努力してまいります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 女性団員がもし基本団員として各地域に見えましたら、かなり私は活気ある消防団の活動になるというふうに期待しておりますので、ぜひ増員のほうもできるよう、よろしくお願いいたします。 9番目の質問に移ります。 各地域には、自主防災の可搬ポンプ・軽可搬ポンプがありますが、幾つありますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 可搬ポンプが6台、軽可搬ポンプが33台あります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 今回、国のほうで消防団支援法が決まり、この予算が使えるかは全くわかりませんが、この可搬ポンプ・軽可搬ポンプ、地域の方でも覚えれば使えるというものでございますが、今後それをふやしていくということは考えておりますでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今、現段階では地域からの新設の要望も聞いておりませんし、検討というか、増設の計画も今のところはございません。 ただ、現在設置してありますポンプは、もう既に20年以上経過しているものがほとんどでございまして、修理時の部品の調達とか、そういった面でも非常に苦慮をしております。長寿命化を含めましていくとともに、軽可搬ポンプのあり方について、今後、地域と検討をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 可搬ポンプ、自主防災のほうは、消防団の方が点検時に持っていっていただいて点検しておりますので、使えなければ、今後一つでも多くふやしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 最後の質問です。 消防団協力事業所は何件ありますか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 消防長・杉本高雄君。 ◎消防長(杉本高雄君) 現在、市内で19事業所あります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 協力事業所というのは、消防団が職場にいるという会社しかなれませんが、本当に消防団、緊急時には仕事を途中から抜けていかなくてはいけないということであります。実際に、なかなか仕事があって行けないという団員が多くいるということもお聞きしました。協力事業所という部分で協力していただける会社の方は、仕事中であってもし何かあった場合には、本当に消防団の活動にご理解いただけるように今後努めていただきたいという思いで、また行政のほうからもお願いをしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 今回、国のほうで消防団支援法として消防団に光を当てていただきました。私も地元で消防団の一員として行っておりますので、本当にうれしい思いでございます。また、ちょっと通告にはないですが、市長、消防団に対して今後期待したいこと、また激励のお言葉をいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 中津川市の安全・安心を守るという活動の中で、大変貴重な質問をいただいたというふうに思っているところでございます。 団員の数が全国的には減少傾向、また中津川市においても96%という充足率でございますけれども、やはり団員の確保ということがまず第一歩であるということ。そして、先ほど広報、またホームページ等のPRということで話をさせていただいたわけでございますけれども、現状の中では、やはりPRだけではなかなか消防団に加入をしていただけないというのも現状でございます。そうした中で、さまざまな消防団員の活動、またこの中津川市の市民の皆さんの命の大切さ、そして地域を守ることが、やはり我々に課せられた大きな使命であることを皆さんにわかっていただく活動、これはやはり地域での対話が重要になってまいりますので、そのことを非常に重視をしてまいりたいというふうに思います。 私自身も、地元で大変お世話になりました先輩から入団の勧誘を受けまして、その先輩が地域のことを思うという中で入団を決意させていただきました経緯もございます。やはり人と人とのつながりの中での入団をお誘いすることに尽きると思いますので、そのような取り組みを今後もしてまいりますので、またお力添えをどうかよろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 市長から激励をいただきましたので、消防団も頑張って、今後活動もしていきたいと思います。 また、ちょっと個人的な話になってしまいますが、杉本消防長におかれましては、私が消防団に入った当時から大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。今後とも、私も微力ながら消防団のほうで頑張ってまいりたいと思いますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。 それでは次に、大きく2つ目の質問に移ります。 これは要望方、質問は1点だけでございます。よろしくお願いいたします。 ヘルプカード普及についてでございます。 障がいや難病を抱えた人が必要な支援をあらかじめ記載しておき、緊急時や災害時などの困った際に提示して、周囲の配慮や手助けをお願いしやすくするヘルプカードを作成・配布する動きが全国の自治体に広がりつつあります。 東京都では、平成24年10月末、標準様式を定めたガイドラインを区市町村向けに策定し、この様式に基づいてヘルプカードを作成する自治体には、平成26年度まで、年間250万円を限度とするカード作成のための補助金を交付しています。一部の自治体では、これまでそれぞれに独自のカードを作成していましたが、一般的に認知度が低く、広く都内全域で使えるようにと今回統一した様式を設けました。 これは、自閉症の子供がいる母親から相談を受けた公明党、都議会議員でありますが、伊藤興一議員が平成21年9月の定例会でヘルプカードの普及を提案するなど、標準様式の策定を強力に推進してきたことが実現したものでございます。この東京都が策定したガイドラインには、ヘルプカードの意義として、①本人にとっての安心、②家族、支援者にとっての安心、③情報とコミュニケーションを支援、④障がいに対する理解の促進の4つが定められております。 ヘルプカードは、障がいの特性や具体的な支援内容、緊急連絡先などをあらかじめカードに記入するもの。本人が持ち歩くことで緊急・災害時に周囲からのスムーズな支援が可能となり、日常的な不安を取り除く効果がある。同カードの対象者数は約6,400人で、10月中に配布されるということでございました。東京都ではこのようなことが進んでおります。 質問ですが、中津川市として、このヘルプカードを障がい者の方や高齢者の方に配布して、弱者と言われる方の安心・安全のために普及してはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 障がいを持つ方などが、困ったときに周囲に支援を求めるときに使うヘルプカードですが、安心・安全のために有効であるとは思います。利用者ニーズの把握や地域の認知が必要でありまして、今後、関係者や関係団体等のご意見を聞きながら研究してまいります。 障がい者・高齢者の方が安心して生活するためには、日ごろの地域の見守りや支援が大切であります。現在、災害時要援護者登録、独居老人等緊急通報システム、独居高齢者等の救急搬送時に情報を把握する命のバトン、各地区で取り組んでおります支え合いマップづくりなど、民生委員・児童委員、地域の方、社会福祉協議会等と連携して実施しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 各地域でも、いろいろ取り組みの中でしていただいております。 このカードは、本当に助けていただきたいけど声が出ないとか、例えば今回発案になった伊藤都議の話ですと、子供がパニック障がいのような形になってしまって、一緒にいた母親までうろうろしてしまった。そのときに、近くにいた方の「どうしましたか」という一言でお母さんが救われたというところから、今回の発案に至ったというところでありました。なので、今回、このカードをいろんな方が持っていただいて、声が出せない、また何をしたらいいかわからないときにこれを持っていると、どなたかが「どうしましたか」という声をかけていただけるような仕組みになります。 今回、中津川市では、安心・安全の中津川とか、ライフラインの充実とか、いろいろありますが、実際、人とのコミュニケーション、人が人を助けるということが本来の安心・安全だと私は思っておりますので、子供からお年寄りまでがそのカードを持っている方を見たときに、「どうしましたか」と誰もが答えられるような中津川市になって、初めて安心して暮らせる中津川ではないかなというふうに思います。 もし市長、このカード作成についてございましたら、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) ただいま部長のほうから答弁させていただきましたように、こうした弱者を救済するという方法にはさまざまな方法がとられているというふうに思います。過去には、黄色いハンカチ等もございました。やはり、自分から発信することができない方、またパニック状態になられてしまう、そうしたときにぱっとわかっていただく一つの方法でございますので、先ほど部長が申しましたように、一つの有効な方法であるということは私もよくわかります。したがいまして、現在の各地域のそれぞれの組織、このことを通じて、こうした弱者の方が身の回りにとりわけ最近では多くふえてきた、この実態をまずしっかりとわかっていただく。そして、そうした手段を身につけていただくことがさらに有効になっていくと思いますので、ぜひ研究をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 やはり今回この質問をさせていただく上で、先ほども言いましたけど、中津川市の誰もが人を大事にするという思いに立った上で、もしこのカードが必要になってくれば、本当に中津川市っていいまちだなと言われるまちになると思いますので、ぜひ今後検討していく中で、このヘルプカードとは言いません、中津川市独自のカードでもいいので作成していただいて、誰もが安心して暮らせる中津川を築いていっていただきたいと思いますので、これは要望ですが、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして、一般質問を終わります。 ○議長(鷹見憲三君) これにて6番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 続いて、8番・吉村卓己君。  〔8番・吉村卓己君質問席に着く〕 ◆8番(吉村卓己君) それでは発言通告に基づきまして、2つ質問をさせていただきます。 1つ目は、職員の不祥事について、2つ目は、株式会社クアリゾート湯舟沢についてを一般質問させていただきます。 1つ目の職員の不祥事については、経緯と結果について報告をお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 不祥事を起こした職員は、平成24年度から地域の団体の会計を担当しておりました。借金返済のために、平成25年6月から8月の間に47万9,700円を私的に流用をいたしまし た。平成25年11月28日の、地域の会計の引き継ぎ確認の際に発覚をしたものでございます。その後、全額を弁済しております。 地方公務員法及び市の定める基準により、懲戒処分を行いました。処分の内容につきましては、減給10分の1、6カ月。これは懲戒処分の中で停職に次ぐ重い処分となっております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 市長以下、処分についてはどうされましたか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 特別職の処分については基準を設けており、基準に従って判断をすることになっております。 今回は公務外の案件であり、市長以下については、管理職も含めて公務上の監督責任に当たらないというので、処分の対象外になっております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 今後はどのようにされますか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 職員の不祥事については、過去に刑事事件に発展した事例がございました。現在でも、各課朝礼で不祥事防止意識の啓発をしているところでございます。 今後は、定期的にチェックシート等によって職員個々の職員倫理の意識確認を行ってまいります。管理監督職が職員一人一人の面談をしまして、借金の状況だとか、意識の状況を確認して、それをチェックシートで報告をするということを定期的にやってまいります。原点を見直すという意味で、職員向けの倫理研修もまた重ねて行っていきます。管内等のコミュニケーションを重視し、しっかり相談しやすい体制づくりにあわせて取り組んでいきます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) このことについては、人間、動物も同じように、非常にいいことばかりするために生まれてきたわけではありません。当然、悪いことをしながら、人間はそれぞれコントロールをしながら日夜努力をしております。 そういった中で、もう少し未然に防げるとか、公金ではないということでありますので、もう少しその内部できちっと、このように大きく出る前に抑えることができなかったのか、お願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 確かに、地域の中でいろいろ職に対して指導をしてくださったと、会計の関係で。そういったことでございますけれども、それぞれの職員が部署の長に相談する、あるいは総務部のほうに連絡をいただけるといったことがあれば、未然防止もできたかなあというふうに反省をしております。 そういった面で先ほどお話ししましたけれども、チェックシート等をしっかりつくって、職員と面談をしながらコミュニケーションを交わして、その職員がどういう状況にあるか、そういったものも確認をしながら未然防止に努めていきたいと思います。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私も、自分のほうの地域ではなくてほっとしました。 けれど、そういうことではなくて、今後、職員がささいなことで、ずうっと職員同士、また地域としても嫌な思いをしていくわけでありますので、公金を大きく使ったとか、悪意にやったとかいう大きなことではないと思いますので、今後、その職員をどういうふうに指導して、伸ばしていってあげるかということが非常に強い問題だと思いますので、その点、どうされますか。
    ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 職員を預かる総務部人事課においても、職員と面談をしながら、どうしてこういったことが起きてしまったのかと職員も非常に反省をしております。したがいまして、そういった面談もしながら今後の仕事をしっかりやっていくと。仕事をしっかりやることによって、その職員も市民の信頼をかち取っていきますし、私ども職員全体もしっかり仕事をすることで、信頼の回復に努めていきたいと。 また、部長会でも話をしましたけれども、やっぱり係長・課長、そういったところのコミュニケーションも非常に必要だと。そういったことで、その職員の反省を生かして、しっかり指導をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 災い転じて福となすということで、きちっと職員が一丸となって、今後いい方向へ進めていってもらいたいなというふうに思っております。 2番目の問題でありますけど、もっと大きな問題であります。 そういった中では、株式会社クアリゾート湯舟沢についてでありますけど、業務委託契約書ということで株式会社TKと結び、その後に株式会社L社とはどういう契約をされたのかということであります。 このことについては、1年余をかけてそれぞれ議論されてきましたので、その経緯だけ、契約についてお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 初めに、クアリゾート湯舟沢の再生計画に関する経緯を説明させていただきますが、平成24年6月に随意契約でD社に事業スキーム調査を委託し、5つのシナリオの提案と、ホテル経営ができる民間業者の紹介をいただきました。 5つのシナリオとは、1番、現状維持のまま温泉館の赤字を毎年補填する方法、2番、一部修繕を行い、温泉館の赤字を毎年補填する方法、3番は施設を取り壊すもの、4番は施設を売却するもの、5番は新たな民間事業者を活用し、再生を図るものでございます。 平成25年1月に5つのシナリオと、民間事業者からの提案を評価するコンサル担当会社を選ぶためのプロポーザル審査を行い、3社の中からT社を選定しております。平成25年2月にT社が評価するために、民間事業者から提案されていた再生計画のプレゼンを行いました。したがって、T社が行った中津川市温泉館等再生可能調査事業業務で検証した提案の中で最も判定がよかったものがL社でございました。L社との契約は結んでおりませんが、多くの資料作成のための作業をお願いしてきたものでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 今、T社とL社の話がございました。その中で、履行期間が25年1月30日より平成25年3月29日までの間、公正な委託契約を締結し、真摯に履行ということでございました。発注者は、当然中津川市長でございます。受注者は、株式会社TKということで、136万5,000円となって おります。 私なりにここも調べましたけど、名古屋の業者でございまして、そう大きくもない小さくもない、ほとんどが公共事業関係の仕事をされているのが多いということであります。そうしますと、ここのクアリゾート湯舟沢については、民間業者からお金は出していますけど、民間がやっておるというにも等しいわけであります。そういったことでは、もう少し幅の広い、もっと大きな経営的な規模のところを選ぶべきではなかったかなあということを1点お尋ねいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 今、3社の中からプレゼンをというお話をさせていただきましたけれども、私どもとしてはこういった温泉業界にも精通をしており、ある意味、経営的な、経理的なものも精通をしておる3社の中からT社を選定させていただいたという認識をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私が言いたいのは、一番最初のボタンのかけ間違いではないかなあということは、先ほども言いましたように、公共事業を主体にやっておるために、その次の会社が2つか3つしか選べなかったということが大きな問題ではないかなあということで、もっと幅広い、経営能力のある業者を選定できなかったのか。もう少し日本全国にたくさんありますので、大きな業者、1,000人規模の経営コンサル トもありますので、そういったことはできなかったのか、もう一度お願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 方法としては、例えば全国公募だとか、一部指名というようなことがあると思いますけれども、今回はそういった意味で、3者を指名させていただくという形でやらせていただきましたので、方法としては、そういった方法をとらせていただいたというものでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 2番目に行きます。 平成25年2月8日以降、株式会社L社とはどのように話し合い、打ち合わせ、どこで何回、詳しくお願いをしたいということであります。このL社とは、契約書はなしに行ってきたわけでありますので、ここで1点、話し合いと打ち合わせを何回ぐらいやられたのか、お願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 打ち合わせはほとんど電話とメールで行っております。実際にL社の職員と会ったのは、プラザ事務所で2回、名古屋で2回、事務的な打ち合わせで、クアリゾートで1回、現場打ち合わせを行いました。そのほかに、L社の技術者が数回クアリゾートの現場を訪問して調査を行っておりますが、それについては立ち会っておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) L社とは部長が会われたのか、それぞれ担当の課長か、それ以上の上の人が一緒に同行して会われたのか、そこの点もお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 基本的には、複数の職員で会うように心がけております。中津川で会ったときには、私、課長、課長補佐の3人でございます。それから名古屋で会ったときは、私と課長と2人で同席をさせていただいております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) そうすると、それ以外の職員、また上司については一度も会われたことがないということですね。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) このクアの打ち合わせについては、そのとおりでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 先般、2月27日に第1回の議会がございまして、そのときに975万という大きな金額を支出するということで議決をされたわけであります。 そういったことについて、その975万の根拠、もともとは幾らぐらい請求が来て、実際に975万に落ちついたのか、私どもは詳しいことはわかりません。そういった中で、なぜこういうものが予算見積もり内訳として出てきたのか、そこのところをお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 金額的なものは、少し大きな金額でということで金額は申し上げませんけれども、先般、予算見積もりで、内訳でお示しさせていただいたように、大きく3つの業務をというふうに考えております。これはマーケティング業務に必要なということで、業者に依頼したとか、人件費のものは入ってございますし、あとは販売促進計画・運営計画の策定業務、あとは総投資額需要収支業務ということで、大きくは3つのものを970万でということで上程をさせていただいて、議決をいただいたものというふうに認識をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 今、簡単に申し入れていただいたわけですけど、予算見積もり内訳については、誰が見てもこんな975万という金額について、今ちょっと聞き取りが少なかったんですけど、もっと大きな金額というようなニュアンスもあったようでありますけど、最終的に975万に落ちついて、議決をいただくということであったようであります。 そういった中で、この大きな975万か、最終的にこのお金かということについては、どこでどういうふうに話し合われて、どの人たちとどういう経緯の中でこの金額が決まったのか。もう1点、それぞれ詳細に予算の見積もり内訳を見ますと、こんな簡単にマーケティング、また現地調査費用330万4,800円、 また販売促進計画、人件費合わせて379万5,570円、もう1つは、投資額218万5,344円、人件費というような、簡単な紙切れ1枚だけで決めていかれたということですので、先ほど申し上げましたように、どこでどういう打ち合わせをして、こういうことで975万になったか、経緯を説明願いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 内容につきましては、こういったものの詳細を業者の請求の中から業者さんにもヒアリングをさせていただきましたし、その状況を予算算定の中で、私のほうとしては予算要求をした中で議論をさせていただいたものでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私が言っているのは、部長か、市長か、副市長かわかりませんけど、この金額をどこでどういうふうに、課で決められたのですか。契約書もなしに、こんな金額をどこでどういうふうに決めたか聞いておるんですよ。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 全協のときに若干説明をさせていただきましたが、今回、いろいろな業務でお願いしてきたのが、契約はございませんが、項目として20項目ぐらいの種類でお願いをしてきたと。これはご指摘のとおり、契約がない状況の中でなぜお願いをしてきたか。ここらあたりについてはご指摘のとおりでございますので、20項目ぐらいの項目の中から私どもで今後資料として使えそうなもの、それがマーケティング業務であったり販売促進、運営計画、あるいは今後どのぐらいの投資をして再生を図っていくかといった3点に絞らせていただきました。私どもは、この3点について一体全体幾らで買い取りができるのかと。買い取りができるのかというのは、買い取りをさせていただかないと今後使うことができませんので、当然、契約していないということがありまして、相手方の財産でございますので、買い取りをさせていただいて、今後使っていきたいというものでございます。 それで、この3点について、予算見積もり内訳ということで、業者側にお願いをして出していただきました。これはあくまでも業者側が一応この予算見積もりということで、今回の3月の補正予算に向けて予算見積もりを出していただきましたので、今後、予算を通していただきましたので、それに基づいて、今度業者側と内容について精査をさせていただくと。交渉ということになろうかと思いますが、そういった過程を踏まえてお支払いをしていくと、そのように考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) このことについては、もう少し後に、詳細にお答えを願うようにお願いしたいと思います。 一番大事なことは、L社との契約を何でやめたのか。この前も質問がございませんでした。私もあえて質問をする気はございませんでした。やめたことについて、いつどこでそのような決定をされたのか、それをお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) これにつきましても、先般の全協の中で説明をさせていただきました。 L社の提案について、私ども、これが一番再生に向けてはいい方法である、そのように理解しておりましてずうっと進めてまいりました。これはもちろん、株式会社クアリゾート湯舟沢とも役員の皆さんとも相談した結果でございます。進めてまいったわけでございますが、私ども、市有財産のマスタープランをつくる中で最初から申し上げているのが、第三セクターについては民間にお任せしていくということで説明をさせていただきました。それで今回、ずうっとこの内容について何とか民間にお任せしたということで、新たなスキームを提案していただきました。 当初10年間で民間へ移すことができる、そういったお話の中で、私どももそのように理解しておりました。ところが実際、融資を受ける段階になりまして、まだ融資は決定しているわけじゃございませんが、融資を受ける方法としてどんな方法があるかという中身についても議論をしてまいりました。融資を受けた場合、ふるさと融資というものを使わせていただくわけですが、ふるさと融資を受けようとすると償還期限が22年間ということでございますので、10年間のうちで民間に移行するということができない。これは、公共が保証した中で融資が受けられるというお話がございましたので、そうしますと、最初私どもが考えておりました10年間のうちに民間に移行できるということはできないということでございます。 それと、今後についてどうしていくかというお話も若干そのときにさせていただいたんですけど、とにかく公共がこういった第三セクター、民間が経営するようなホテル経営については実施すべきでないという考えがございますので、今後についてもできるだけ早く民間移行していきたい、そういう考えでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) たくさん言われましたけど、私が言いたいのは、なぜL社を断念したかということですよ。1月21日に文化会館で議会に説明会があったわけです。そのときに4人ばかり欠席と、あとオブザーバーで出られた人があると思いますけど、そういった経緯の中で、どうも議員の人数が少ないのでとか、いろいろ思いがあったと思いますけど、なぜ断念をされたか。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 長々と説明させていただきましたが、あくまでも民間移行ということで考えておったんですが、議会のほうでもL社の説明を受けていただいたと思っておりますが、その中で、今後も財団をつくって、ずうっと行政のほうと一緒になってこの会社を経営していくといった説明を受けられたと思います。私どももそういった財団をつくってやっていくという想定は全くしておりませんでして、あくまでも10年間の間に民間移行するといった計画で進んでまいりましたので、これはちょっと大きな内容の違いと。あくまでも民間移行ができないのであるならば、断念せざるを得ないという考えでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 1年以上かけて、このL社とずうっと話をしてきたわけであります。1月21日に説明があって、最終的には2月27日に975万という大きな賠償金か何かわかりませんけど、どういうふうにきちっとやられたのかわかりませんけど、どこでどういうふうにして、何日に断念をされたのか、もう一度経緯と説明をお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 議会のほうへの説明、L社の説明があったと思います。その結果の報告を私どももいただいております。それを受けて、その話の内容も私どもも報告を受けております。それで再度確認させていただいたのは、民間移行が本当にできるかどうかというあたりで議論をさせていただきました。そんな中で、くどいようですが、民間移行ができないと。できないようであるならば、断るのはやむを得ないということでお断りを決定させていただきました。実際に、正式にお断りしたのは2月18日でございます。 議会のほうの打ち合わせが、1月21日にL社が見えて、議会のほうにも説明をさせていただいたと思います。その報告の内容を私どもも受けておりまして、くどいようですが、完全な民間移行はできないというぐあいに私どもは理解をいたしましたので、それから3月の補正予算に向けて、私どもは今までずうっと1年以上かけてやってきた仕事については、内容について、方法はすごくいい内容だと。新たな第三セクターというものもほとんどが民間的な会社をつくって、そこが運営していて、10年後には全て民間にお任せすることができるということで進めてまいりましたので、それが崩れてしまうと、私どもとしては新しい方法で再生を図るのは難しい、そういう判断をさせていただきました。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) ずうっと今までの答弁を聞いておりまして、11月には決定をしていきたい、私も12月に一般質問をさせてもらったら1月には決定をしていきたい。今の話を聞いていますと、最終的には2月18日に決断をして、最終的には2月27日に議会に上程をされたということであります。 市で、7億の合併特例債を使うということで、L社から合わせて7億4,000万、全部で14億5,000万という大きな予算を投じて湯舟沢の中心の人、または近隣、それぞれの要望もあったり、何とか再生をしてほしいということで今までずうっと来ておったわけであります。20年近くずうっと直さずに、指定管理料を2,000万ないし2,500万ずうっと入れて、売り上げも湯舟沢については7億から今2億ぐらいに落ちておるわけであります、年間の額が。そういった経緯を見た中で、なぜ1年の余をかけて、もう一度聞きます。誰とどこでどういうふうにしてこの決断をやめられたのか、名前を全部言ってくださいよ。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 今回の、湯舟沢の温泉施設の再生計画につきましては、やはり今、吉村議員が言われましたように、20年間大きな改修もなく、またメンテもされないという状況の中で進んでまいりました。平成12年をピークとして、利用者数が減少の一途をたどっておりました。 その間、職員の削減等の、言うなれば、できる限りの中では行われたわけですけれども、施設の手入れということはほとんどできませんでした。あわせて当時としては相当大きな施設をつくっていただきました。私もこの議会で申し上げましたように、ああいった施設は、高齢化をしていく地域にとりましては、今後、今までよりもむしろ必要になる時期が来るんではないかという説明もさせていただいた覚えがございます。 そんな中で、今の第三セクターのあり方については、これから市が経営に参加をしていく決していい方法ではないであろうと。そんな中で、本日説明をさせていただきました5つのスキームを提出させていただきました。そして、T社から提案をいただいた再生スキームを採用した中で進めてまいりました。 しかし、その大前提は、今副市長が申し上げましたように10年間の中で民間移行をしていくということが大前提でございました。費用も、今吉村議員が言われましたように、大変大きなお金がかかるわけでございます。しかし、この民間移行を10年間で行っていくということが崩れた場合には、これは大きなお金をかけるだけむしろリスクのほうが大きいのではないか、そのことがはっきりとわかりましたのが、この1月のL社からの説明の場において、財団という言葉が出た時点でございます。したがいまして、お金の量、またいずれこの方策が必ずしも安全、リスクを回避ということでは、当初からやはりそうした心配も持っておったわけですけれども、これは将来に向かってはやっていこうという思いの中で進めてきたところでございます。 しかし、今申し上げましたように、将来的に大きなお金をかける、そのことが市の経営から離すことができないことに不安があるということが、やはり謝絶という決断に至ったと。経緯としてはそのようでございますので、お願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私が聞いておるのは、断念した中で、市長と誰がどういうふうにしてということと、もう1点、今言われておりますように2社名前が出ました。私は、T社とかL社でずうっと来ておりますけど、市長からそのような発言をされましたけど、訂正をしていただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 会社名につきましては、訂正させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 僕、2点言いましたけど、誰とどこでどういうふうに断念をされた、市長以下、誰と。市長、答えてください、何人で断念をしたか、この経緯を。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 断念につきましては、先ほど申し上げましたように、L社の社長が説明をされた後、民間移行ができないであろうという中で決断をいたしました。私は、2月18日に名古屋で社長と面談をして、当初の民間移行が一番大きな前提である。したがって、今回この民間移行についての不安が残る以上は、この計画を進めることはできませんということで謝絶をしてまいりました。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 2月18日に決断を、市長が1人で行かれたということですね。その前に執行部で、何人かで話し合われて、これではだめやということの、何人で話し合われて決断をして、2月18日に何人で行かれたか、お答えを。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) この案件については、政策会議の案件でございますので、市長、副市長、理事、企画部長、総務部長、それから担当部長、これだけのメンバーでずうっと協議をしてきて、決断したのもそのメンバーです。2月18日に直接お断りに行ったのは市長でございます。随行はございません。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 2月27日に、私の質問の中に特異なケースやとか、理解をしてくださいという言葉があったわけでありますけど、非常に今までの話を聞いていますと曖昧なことが多くて、14億5,00 0万という大きな金を投じて、再生を私たちも心待ちをして、またいい方向へ行ける。また、市長の答弁の中でも12月に、リニアに向けた中でこの施設しかもうないよということで、最後のチャンスぐらいのことを言われてきたわけであります。そういった中で、今断念をして、今後2,500万円ぐらいずつの指定管 理料、また修繕、そういうものを入れますと、下手したら1年に1億ぐらいかかるわけであります。10年で10億です。合併特例債を借りれば、返す量は半分としても3億5,000万ないし4億ぐらいだと思い ます。そういった補助金等も、利息の補填等もありますので、せっかく有利なものが使えるということで、なぜ今の部長以上の中で決断をされたと。私は、そういった中では、商工観光の中でそれぞれ一生懸命このL社と協議を何回もしてきたということであります。そういった中で、なぜ部下を信頼して、もう少しそこできちっとできなかったのか、そこをお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 同じ答弁になって申しわけございませんが、政策会議というのは何も1回やっただけではなくて、ちょっと今議事録を持ってきておりませんが、政策会議を何回も何回もやりました。 クアリゾートというのは、最初からご説明申し上げているように、市民の皆さんにとって必要な施設というぐあいに理解しておりますので、何とか再生を図りたいと。そんな中で、担当部のほうが随分資料等も調べて、今回、新たな5つ方策ということで考えてきてくれました。その中の1つが、新しい第三セクター方式と言えるような、大々的な改修をして再生を図ろうというものでした。これはあくまでも約15億円かけてリニューアルすると。その中で、想定の入り込み客数が25万人という想定をしました。私どもも当初25万人、非常に難しい数字ではありますが、これだけのリニューアルをすれば可能性としてはあるということでずうっと進んでまいりました。 ところが、これはあくまでも10年間で行政のほうから手を放すということで進めてきましたので、これができないとなると、11年目以降どうなるかという問題が生じようかと思います。それは、当然また行政が、今吉村議員ご指摘のとおり、これからずうっと維持管理費を出していくのかとか、かかわりをずうっと持ちながら施設を何とかしていくということになりますので、そこで判断をさせていただいたわけです。 指定管理料を今回二千数百万出すというお話でございましたが、これは昨年からお願いしている。それまでは、私どもが全くお支払いをしていなかったことが申しわけないところでございますが、会社の経営努力で何とかしてくれという形でずうっとお願いをしてまいりました。結果として、リニューアルもできないし、経営するだけの資金も底をついてきたという状況になったというのは事実でございます。 したがって、何も今後10年間ずうっと指定管理料を払い続けるとか、全く何もせずに手をこまねいて見ているというつもりはございませんので、できるだけ早い時期に、もし民間で経営していただけるところがございましたら経営していただきたい。ただし、今一番問題になっているのは、株式会社クアリゾートが借金を抱えているというところでございます。そこの部分を解消しない限り、この再生計画というのはなかなか実を結ばない、そのように理解しております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 今後の方針については、また後から時間がありますのでお聞きしますけど、先ほど言いましたように、特異なケースとか、理解をしてくださいということで2月27日にあったわけであります。特異なケースということは、私も二十数年、行政とか議会とか携わってきておりますけど、契約書もなしに975万というお金を支出する。議会も3分の1は、これはおかしいやないかということで反対があったわけであります。それまでの経緯の中で、なぜこのL社についての問題点を議会にこのようにお話をしながら、議員の賛成がたくさんあればこれを通していくというような試みではなかったかなと私は今思っております。 そういった中で、今の金額975万について、先ほども言いましたように、幾らかもっと大きな請求があったように聞いておりますけど、その金額をどのように交渉されて975万になったのか、経緯の説明お願いしたい。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 交渉というのはまだしておりません。契約もしておりませんので、これはあくまでも、幾つもお願いしてきた業務の中でこちらが買い取れる必要なもの、買い取れる必要といいますか、今後買い取って生かしていくべきものについて先ほどの3点ということで見積もりを出していただきました。したがいまして、この3点については、内容の精査等、今後、契約時までに行っていくということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) まだいろいろ精査されておらんところで975万について議決を求めると、契約書もなしに。だから特異なケース、理解をしてくださいというところはそこにあるんですよ。このことについての答弁をお願いしたい。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 予算の組み方でございますが、まず一般的に契約を結ぶ場合は、予算がないと契約は当然結べません。したがいまして、予算をまず積算するわけでございますが、予算積算の段階では見積もりということで、見積書を出していただきます。それが今度出していただいた積算の内訳でございます。これで予算を要求させていただいて、予算が通りましたら、今度は内容を精査した中で契約をさせていただく、そういうことになろうかと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) T社と契約されたときも、今までもそうですけど、今後、中津川市はこういうプロポーザル方式で、建設業に対してもそうですけど、提案をしてきた業者に対して成果品を買い取りますか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) プロポーザル方式というのは、企画提案競争により、相手方を選定するために提案書を出してもらうものであります。提案書を市が基本的には買い取るということはありません。ただし、プロポーザルで採用しました業者、提案者でございますけれども、事業発注をして、その発注した事業の成果品や成果に対して契約金を支払うことになります。したがいまして、結果的には買い上げるというような格好になっていくわけです。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 視点を変えて、公有財産と行政財産のすみ分けについてお答えをお願いしたいです。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 公有財産というのは、市が所有をする不動産や権利などの財産でございます。公有財産は、行政財産と普通財産に区別をされるものでございます。 行政財産については、さらに庁舎などの公用財産と、それから学校や公民館などの公共用財産に区別をされるということでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ここで泊まれて、聞くところによると、2時間も3時間も行った人もおるし、いろいろあると思いますけど、そういった中で、今この時期になってこういうところに行かれた理由についてお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 議会からは、産業建設委員会の行政視察に依頼がありまして、私ども担当課長が同行をさせていただいたものでございます。 今回の行政視察の目的は、主に九州新幹線長崎ルートの中心市街地の活性化の取り組みということで、私どもの担当課長が同行させていただきました。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私が聞いているのは、まだ契約も結んでいない、何もしていない、まだこれから行政が提案をして議決をしていくという大事な時期に、なぜこういうところを選定されて泊まられたかと私は聞いております。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 今、吉村卓己さんの一般質問が続いておりますが、執行部に対して市政一般について質問するものであって、今の発言は議会の話だと理解しますので、休憩をとって整理をお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) ただいまから、議事進行による暫時休憩といたします。  午前11時30分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後 0時20分再開 ○議長(鷹見憲三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に、議会運営委員会が開かれております。 よって、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・鈴木雅彦君。  〔議会運営委員長・鈴木雅彦君登壇〕 ◆議会運営委員長(鈴木雅彦君) それでは、休憩中に議会運営委員会を開催しておりますので、この内容を報告いたします。 先ほど、一般質問中に吉村俊廣議員のほうから議事進行がかかり、議会運営委員会を開会しております。 吉村俊廣議員のほうからの趣旨を改めて確認させていただきましたが、一般質問においては、市政一般に関する質問をするところであること、そして行政視察に関しては、議会委員会の所掌に預かるところであるという旨の中から、所掌を委員長のほうに確認させていただきました。 あくまでも委員会のほうで行政視察項目、あるいは宿泊場所を決めて、議員全員の賛同を得てやっていることだということも確認させていただいた上で、発言のまずは1つ目、取り消し、そして訂正のことを各委員のほうから言われました。内容等を確認してみましたところ、本人のほうに確認し、取り消し及び訂正をしていただく旨がありましたので、お願いします。 そして一般質問の前に、議長のほうから今お手持ちの発言取り消しに関するお諮りがありますので、よろしくお願いします。その後、一般質問を再開した後、吉村卓己議員のほうから訂正の旨、また副市長のほうから訂正の旨がありますので、よろしくお願いいたします。以上であります。 ○議長(鷹見憲三君) 委員長の報告に何か質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鷹見憲三君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま吉村卓己君から、本日の本会議における一般質問について、発言内容に不適当な部分があり、会議規則第62条の規定により、発言取り消し申出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出がありました。この際、発言取り消しについてを日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(鷹見憲三君) ご異議なしと認めます。よって、発言取り消しについてを日程に追加し、議題とすることに決しました。 お諮りいたします。先ほど吉村卓己君の本会議における一般質問について、お手元に配付いたしました発言取り消し申出書のとおり、これを許可することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(鷹見憲三君) ご異議なしと認めます。よって、吉村卓己君からの発言取り消し申し出を許可することに決しました。 それでは、一般質問を続けます。8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 先ほどの一般質問の中で、1月21日にL社からの議会の説明と発言いたしましたが、1月21日は、L社と議員有志との懇談会でしたので、訂正をいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 先ほどの私の答弁の中で、1月21日にL社から議会への説明と発言させていただきましたが、1月21日はL社と議員有志との懇談会でございましたので、訂正をさせていただきます。 それと、先ほど、2月18日に市長がL社のほうへ今回の提案についてお断りに行きました、随行はございませんという発言をさせていただきましたが、随行者、商工観光部長と市長公室長が随行しておりましたので、謹んで訂正をさせていただきます。 また、先ほど、ご質問の中で、特異なケースということを何回も執行部が説明されたというお話でございましたが、これについてお答えをしておりませんでしたので、これにつきましては、契約をして、資料を作成してもらうべきところを、契約をしていない段階で資料の作成をお願いしたということでございますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 時間をとらせて申しわけございませんでした。 先ほど市長が3名で行かれたということで、2月18日ですね。今までは、市長ないし執行部はこのL社と何回ぐらい会って、断りに行っただけに初めて会われたのか、お願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 2月18日が初めて会いました。それまでは会っておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 断りに行くだけに初めて会ったという、何か特異なケースというか、そんなような気がいたします。 今までこういう経営の中で、14億5,000万という金が、市からも7億出すという中で、今まで一度 も会わずに断りに行って、その資料を975万で買うということでお断りに行ったのか、そこの説明をお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 一つの方向性として、企画の提案をいただいたという中で作業を進めておりました。したがいまして、金額は当然大きな金額でございますけれども、その間に私としては、庁議また政策会議の中で意見を言っておりました。したがいまして、L社とはその間会っておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 今まで行政側がいろいろ購入するにしても何にしても、例えば不動産を買うと、不動産鑑定士とか、積算根拠とかいった説明をし、ずうっと今まで来て、金額を提示してきたわけであります。そうした中で、明確に答えが出ずにいきなり975万という、私どもも今までの提案がどういう提案であったか非常に難しいところでございますけれど、そういった中で、積算根拠もなしに説明書がないまま、鑑定書もない、契約書もなしに975万というお金を決定した根拠をお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) これにつきましては、先ほどもちょっとご説明申し上げましたが、地域マーケティング業務、販売促進業務、運営計画、そして今後の総投資額、事業収支作成、こういったものについて、こちらが買い取りたいので予算見積もりを出してくれということで、いただいた中で、今回それに基づいて予算を計上させていただきました。今後は、中身について精査した上で契約をさせていただく、そういう流れになります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 当初、T社と契約を25年1月30日に結んだわけであります。そういった中で、その中身はいろいろ書いてあります。そうしたT社と契約を結んだ中で、その3社があと出てきたわけでありますけど、その中の中身といたしまして、本来ならばL社じゃなくて、T社ともう少しきちっと煮詰めた中で、今の積算根拠もきちっとある程度出てくるんじゃないかなということで、T社とその後、このことについてどういうふうに話し合いをされておるのか、そこをお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) T社につきましては、3月で契約が切れておりますので、もちろん相談には乗っていただいておりますけれども、特に経理のわからない部分だとか、私どもとして、行政として、ホテル業界のことは非常にわかりづらい部分もあるもんですから、議員の皆さんからとか、私どもの担当の中から幾つかの質問事項に対してそれに答えていただくような相談を乗らせていただいておりますけれども、今回の金額については相談はしておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 前にも私は言いましたけど、このことについて1年の余をかけて話し合いをされて、市に合わないから撤退をして、この資料を参考のためにやるということであります。 今後はその参考書を購入して、10年、どういうふうにされていきますか、そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 私ども、この再生に当たって一番苦慮したのは、やっぱりどういうふうにしていいかわからないというところなんです。特に、一番最終的に私どもとしては、温泉館をつくった設計事務所にも相談をさせていただきましたけれども、その中で出てきたのは、メンテナンスだとか、例えば、どこかが古くなったからというようなアドバイスはいただきましたけれども、集客をどうするとか、どうしたら人を寄せられるとか、例えば10年後の積み立てをどうするとかということは全くわかりませんでしたし、これからも私としてはなかなかそういうのはないというふうに思っていますので、そういった意味では、今回出していただいた、私どもが作業をさせていただいた、そういった意味の業界のノウハウを買い取ることによって、次の展開につなげられるものというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 1年の余をかけて議論をして、議会にも説明をしたり、いろいろしてきたわけでありますけど、何回も言うように、議会の大半の賛成を得られれば、執行部はやるというような念頭でおられたのか、月日は過ぎておって何とか理解してもらえるようなことでいったのか、その点、今後この資料に基づいて、本当にクアリゾート湯舟沢が再生をしてやっていける自信はあるのか、またないのか、そこを市長以下、お答えを願いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 絶対に再生できるかと言われると、なかなかお答えがしづらいところがありますが、再生をしてまいりたいと。あの施設はどうしても必要な施設というぐあいに理解しておりますので、何とか再生していきたい、そのように考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) では、どのように再生をしていきたいということを思っておられるのか。きょうの時点である程度方向性とかそういうものが決まっていないと、大きな975万を支出もしながら、何も方向を決まらずに行けるなんていう行政の仕方はないと思いますので、そこをきちっと明確に。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 先ほど少し触れさせていただきましたが、今後、とにかく民間にお願いすると。そのためには、民間でもし購入していただけるところがあれば購入していただく。ただし、くどいようですが、3億5,000万の借金が現在あると。この借金について解決する方法をまず検討しないと、公募して も買っていただけるところはないというふうに理解をしております。今後、借金がない状況になった時点で、できるだけ早く民間のほうにお願いしてまいりたいと。 ただ、民間のほうにお願いする場合には、こちらとしても当然売却等を行うわけですから、仕様書等を作成する必要がある。ただ、仕様書等を作成するについても我々にはノウハウがございませんので、今まで、今回取り組んできたスキームについて、十分今回の仕様書の作成の中に生かしてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) そうしますと、L社ではなくてT社と今までは契約をしておりましたので、その中でもう1回やるとかやらんとか、また新しい方向、T社も名古屋では中堅の中でやっておりますけど、行政には、当初言いましたように手腕的にはありますけど、本当に民間的な経営の会社をきちっと相談を行ってやるとか、そういうことでいけばいいと思いますけど、今のL社の中の金額を提示して、これを出して、私は1つに行政の不祥事というか、背任行為というように言われても仕方がないような気がいたします。 そういった中でずるずると行って、1年も2年も過ぎて、指定管理は2,500万、ボイラーが壊れた、 何が壊れたということになると、またお金がかかるわけですね。ずるずると行くのか、いつまでに決定をされるのか、お願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) まず、L社のお話がございましたが、今度売却となりますと、L社は対象になりません。このことは、最初からL社は単独で買い取りはあり得ないという回答をいただいておりますので、それからT社、コンサルでございますが、T社にお願いするのかということでございますが、T社については、L社を含めた形で評価をしていただいておりますので、今後、新たに売却ということになれば新しい方法を考えるということだと思います。したがって、L社は今後対象に入ることはないというぐあいに考えております。ただし、今回買い取る内容については、L社だけの提案ではなくて、私どもも入った中でどういうスキームなら再生が可能かということでずうっと検討してまいりましたので、新しい枠組みということでは、非常に重要な参考になる資料というぐあいに考えております。 したがって、そういったものも生かしながら、何とか民間の方に買い取っていただきたいと、そんなふうで考えております。ぜひ、吉村議員にもそういったノウハウを教えていただけるとありがたいなあと、そんなことを思います。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) そうしますと、この資料を買うのにはT社とも相談をしておらん、部長以上の執行部だけで四、五人で相談をされて決定をしたと。そのノウハウというものは、執行部の中で今まで点在はしながら、経験があってこの金額を提示されたのか、また民間で、どこかで、ああこれは妥当性があってこんなもんですよというふうにされたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 済みません、先ほどもお答えした内容になるかと思いますが、特にこういった数値について確認をしておりません。したがって、これからこの内容について精査をさせていただいて、契約を結んでいくということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) そうしますと、金額が975万ではなくて変わっていくということですか。当初はもっと高い値段とちらっと言われましたわね。だから、だんだん下がって、この妥当がいいというようなことでやられるのか。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 私のほうじゃなくて、商工観光部長のほうからもっと高い値段というようなお話をさせていただいたかと思いますが、これは先ほども言いましたように、20項目ぐらいの全部の業務を含めると、これより高い値段ということでございまして、私どもが選択させていただいたのはそのうちの3項目について買い取りをしたいと、買い取りをしないと自由に使うことができませんので、買い取りをさせていただきたいということでお話をして、見積もりをいただいたと。 これはあくまでも、これが限度額というぐあいに考えておりまして、そこの中から私どもが今後精査をさせていただいて、しっかりと契約してまいるということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) その金額は当然後から決められると思いますけど、買う、買わん、向こうが提示をしてきたのか、こちらから買いたいでと言ったのか、その点お願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) この件に関しましては、こちらから買い取りをしたいという申し出をしました。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) その金額については、どちらが提示をされましたか。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) くどいようですが、こちらからこの3項目について買い取りをしたいので、見積もりをいただきたいということで、金額を出していただきました。金額を出したのはL社です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) そうしますと、物を買いたい、向こうが金額を提示したということですけど、こちらからの提示はなかったんですか、金額。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) こちらからの提示はしておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私どもも、この提案については議会にお願いをするという提示もあったわけであります。予算の計上、今回のホテル借入分の損失補填、JVへの指定管理の変更ということもありました。このことについてはどういうふうに見解をされますか。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 5番目といいますか、5つのスキームの中で、今回は新たな第三セクター方式のような形になっているかと思います。 それで、それをクリアするために、新たな経営方法としてJVを組んでやると。これは、1つには現在あるクアリゾート湯舟沢をそのまま存続する中で新しい会社をつくって、その新しい会社とクアリゾート湯舟沢のJV方式で市からお願いしたらどうかといった提案についても出させていただきました。 これは、L社のほうから一方的に提案があったのではなくて、市のほうの担当部でも十分議論していただいて、その方法が正しいかどうかというところについても、法的な問題についてもいろいろ調べさせていただきました。特に問題はないということでございましたので、そういったぐあいで、今後も可能であれば取り組みをしていきたいんですが、くどいようですけど、基本は行政、要するに市のほうから手を放して、民間で経営していただくというところでございますので、それが実現できない限り、新しいスキームというのは難しい。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私ども議会も市民もずうっと心待ちにして、何とかいい方向でやってもらえる、また市長も、リニアに向けてということで残したいということも言っておられました。 そういった中で11月には決定をする、また1月には決定をする、2月、3月というふうに時間だけが過ぎてしまった。地域の方、市民はもとより、本当に期待もしておったわけですね。それがだんだん行政の不祥事と言っても過言ではないかなあと思うぐらいに、ずうっとあそこが衰退をして、今だんだんお客さんも約20万人ということで減ってきておるわけですので、そういったことを見ますと、私は、行政はあしたかあさってにも決定をして、きちっとした方向を出すべきではないかなということであります。だから、一月も二月も余裕はないと思いますよ。いつこの決定をされますか。 ○議長(鷹見憲三君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) 決定と言われるのは、売却をということなんでしょうか。売却の方向性につきましては、先ほど言いました借金の3億5,000万、この部分が解決できる方法を見出さないと売却はでき ないと思っております。 ただ、クアリゾート湯舟沢の役員会の中でご説明申し上げたのは、長くても二、三年の間に何とか売却したいというお話はちょっとさせていただいております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) 私は、二、三日か今月ぐらいに、そういう話が進んでいくかというふうに思った。まだ二、三年かかるというようなことで、このままずうっと補填をしながらいくというふうに私どもは思っていいのでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 湯舟沢の入り込み客数につきましては、先ほど申し上げましたように、平成12年をピークとして減少をたどっておりました。そして、それからまた十数年たった中で、これではということでこの企画・提案をさせていただいたわけでございます。 したがいまして、これは大変やはり難しい問題でございますし、冒頭に言いました、これから高齢化を迎えていく中津川市の市民の方には、まさに必要な施設ということも理解をしております。今回のこの企画が振り出しに戻ったという中で、これであそこの経営をしないということではございません。議員の皆様にもご理解をいただく中で、今のメンテを重ねながら、その期間の中で次の方策に移りたい、また民間移譲をしていきたい、そういう方策を探るということでございますので、これをやめたからあそこをなくしてしまう、そういった計画ではございませんので、そこのところだけはどうかご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 8番・吉村卓己君。 ◆8番(吉村卓己君) くどいようですけど、975万、市民の税金です。皆さんの給料から出してくれとかいうことではありませんので、今は。今後はどうなるかわかりませんけど、そういったことで税金を投入して、まだ方向も決まっておらんのにお金をどんどん出すと。市民への申し開きは、きちっと私どもできておりませんので、そういう1点を行政一丸となって、私たちは不祥事だというふうに思っていますので、ご理解をいただいて終わります。 ○議長(鷹見憲三君) これにて8番・吉村卓己君の一般質問を終結いたします。 ただいまから14時まで休憩をいたします。  午後0時49分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後2時00分再開 ○議長(鷹見憲三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、14番・吉村俊廣君。  〔14番・吉村俊廣君質問席に着く〕 ◆14番(吉村俊廣君) それでは、通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。 後ほど質問の中で東日本大震災の言葉が出てまいりますが、あす丸3年がたつということで黙祷のほうも予定されておるようですが、亡くなられた方、また家族の方には心よりお悔やみを申し上げます。 今回、最初からちょっとお断りがあるわけなんですが、今回3つ質問を準備しておりまして、10分ずつ3つということで、途中で1つ断念をいたしまして2つになりましたが、通告はそのまま30分にしておりますので、多分早く終わってしまうかと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。 それから、きょう2点させていただきますが、1点につきまして言葉が違っておりまして、先日、執行部のほうからも電話があり、お断りをしましたが、1つ目の質問で耐震ブレーカーと書いてありますが、感震ブレーカーの間違いでしたので、こういった名前できょう質問をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは最初の質問ですが、大きな地震が発生した場合には、当然のように火災も発生し、3年前の東日本大震災においては、津波によりかき集められた車ですとか重油タンク、船舶が陸上または海上でも燃える津波火災が発生したことは記憶に新しいところでありますが、今回の質問につきましては、地震により住宅が被災したことにより発生した火災についての質問になりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 日本の住宅は木造建築が多いために、健康にはいいと聞いておりますが、大変火災に弱いことが指摘をされております。関東大震災においても、記録映像を見てみますと、ほとんどが火災を起こしているような映像でありました。前の太平洋戦争におきましても、そのことに着目したアメリカは焼夷弾を開発しまして、日本本土のほとんどの主要都市を爆撃し、多くの一般市民の犠牲者も出たところであります。 阪神・淡路大震災においては200カ所から出火し、700棟、70ヘクタールが焼失したということで聞いております。 これまでは地震による火災の出火原因は台所にあると思われておりましたが、阪神・淡路大震災での火災原因を分析してみますと、多かったのは日常使用している電気製品であることがわかりました。これは地震により停電し、その後、送電が復旧したことにより、電源スイッチが入ったままの電気ストーブですとか、こうした発熱体の過熱により出火をした。また、住宅や家具の倒壊により、挟まれた電気のコードがショートして発生する火災が多くあったということであります。地震により倒壊した家具などに閉じ込められたが、何とか生存して救助を待っていた方も、こうした通電火災により多くの方が命を落とされたと記録には残っております。 中津川市は、岐阜県を代表する活断層、阿寺断層の約8割が市内にあり、岐阜県で唯一、地震防災対策強化地域にも指定されております。いつ発生するかわからない地震の脅威にさらされているところでありますが、こうした火災に対処するため、地震の揺れを感じると自動的に電源を遮断する感震ブレーカーが、新築される住宅には最近取りつけられているということを聞きました。こうした感震ブレーカーについて、今回は質問を以下させていただきます。 阪神・淡路から20年たったわけですが、市内において、感震ブレーカーの普及率というものがわかりましたらお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 感震ブレーカーの普及率については把握をしておりません。中部電力中津川営業所に確認をいたしましたが、把握はされていないというようなことでございました。また、市内の電気業者の方にもお聞きしたんですけれども、取り扱った実績はないとの回答をいただいております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 今答弁いただきましたが、執行部としては、先ほど申し上げたようなこういう火災があることは承知をしてみえましたか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 私も知っておりました。きのうもある報道番組の中で、阪神・淡路の火災の中の通電火災によって死亡された方がたくさん見えるというようなことは聞いております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 実は私も1カ月ぐらい前ですか、テレビでこのことをやっておりまして、ちょっと関心を持って質問に取り上げさせていただきました。 そうしたら、当然ですが、市民に対して感震ブレーカーの設置の奨励も、今のところはしていないということでいいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 議員おっしゃるとおりで、感震ブレーカーの設置奨励は行っておりません。ただ、今後は中部電力などと相談をいたしまして、検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 今度の国土強靱化法案、これも災害が発生してから災害復旧をしておると莫大なお金がかかる。そういったことで、災害が起きる前に何とか対処しようということで、そういった法案であることは聞いておりますが、こういったことも同じことかなあと思いますが、地震の揺れを感じるとブレーカーを遮断する。こういった場合に何万もかけた感震ブレーカー以外にも、けん玉のボールのようなものが揺れたときに落ちてブレーカーを遮断するといったものも実際には市販をされておるわけなんですが、ほとんど普及は今聞いたところではしていないということなんですが、例えば災害が起きたときに孤立しそうなところ、それとか高齢者、独居の方、そういったところに、当然個人の希望というものもあるかと思いますが、市としてもとうとい市民の生命を守るために、こういった設置に対して補助金ですとか設置をするとか、そういったことをしていただきたいと思いますが、そうした考えはどうでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 感震ブレーカーの工事はやはり10万円程度かかるというふうに聞いております。それに比較しますとスイッチ断ボールは2,000円から3,000円という安価ではございますが、独居や高齢者世帯へ市で設置をすることや補助金を出すことは、現在のところ考えておりません。ただ、今後、市民ニーズをしっかり把握しながら検討したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 了解しました。 せっかく地震では助かったものの、外に出られないうちに今度は火災で亡くなる。本当に気の毒な話ですので、これ以上の質問はしませんけれども、今後ぜひ検討をしていただくようにお願いをしておきます。 それでは2つ目の質問になりますが、リニア効果の最大限活用について質問をさせていただきます。 リニア中央新幹線も昨年の秋には正確な路線や岐阜県駅の位置、また車両基地等の位置も正確に決まったわけでして、間もなく測量、用地の買収、そして工事も始まっていくことと思いますが、そういった中で、リニアの効果を最大限に活用することについて質問をしたいと思います。 1月24日には、市総合計画審議会より、市長に対しまして次期総合計画の審議結果の答申がありました。その中で、リニアについては千載一遇のチャンスと捉えて持続的に発展するまちづくりに生かす。またはリニアに関連した企業誘致活動の強化、初期投資に対する支援など、起業を促すための土壌づくりに取り組むなどとありました。 その前の1月15日には、鉄道車両電気機器の会社が、恵那市と契約を締結して建設することが決まったという報道を聞きました。市民の中には、会社の一つぐらい向こうに行ってもいいじゃないかと、こういった発言をされる方もおりますが、決してそうではないと思います。今後この会社の下請会社ですとか、関連会社がこの場所に集中して集まることも考えられないことはないと。そんな心配をしておるところですが、以下質問をさせていただきます。 先ほど申し上げましたように、リニアのコース、駅の位置、車両基地の位置も決定しまして、きょう現在決まったわけなんですが、市長も挨拶の中では100年に1度のチャンス、リニア効果を最大限に活用したまちづくりとよく言われておりますが、具体的に何が100年に1度のチャンスがあるのか。また、リニア効果を最大限に活用して何をしようとされておるのか、具体的にお答えをいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 100年に1度のチャンスにつきましては、日本の大動脈となるリニアが中津川市に通ること。リニア岐阜県駅が中津川市に設置されること及び世界に誇る超電導リニアの整備工場が設置されることが、ほかの都市にはない優位性があるということを考えておりますので、当市のまちづくりに与えるインパクトの大きさを100年に1度のチャンスと捉えているところでございます。 また、リニアを最大限活用いたしまして、市内各地域の観光、産業の振興や移住・定住の促進につなげていくことによりまして、地域の持続的な活力の維持向上に役立てていけるものというふうに考えているところでございます。具体的には、開業までの間は首都圏等をターゲットとするシティーセールス、魅力ある観光ルート開発や地場産品の開発、企業等の誘致及び県との協力関係の下、駅前やアクセス道路等の整備にも取り組んでいく必要があるというふうに考えております。 また、建設段階におきましては、関連工事も含めまして市内業者の工事の受注、従業者の飲食など、経済効果を享受できるよう、地産地消に取り組んでいく必要があるというふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 先日、新聞に大きく報道されておりましたが、隣の恵那市においては、明知鉄道をリニア岐阜駅に直結をして、蒸気機関車を走らせ大正村に観光客を送ると。本当に夢を持てるような計画であると感じながら報道を見させていただきましたが、これは都会から観光客が来るだけではなくて、我々地元におる者でも、本当に夢のある明治の遺物から未来の乗り物にタイムスリップするような計画で、本当に楽しい計画であると思うし、また明知鉄道の存続、恵那市では、本当に強い思いで明知鉄道を存続させたいと、こういった話をよく聞いております。こういったことがリニアを活用して、少なくともリニア開通するまでは明知鉄道の存続はこれで決まったと、こんなふうに我々も思っておるわけなんですが、こういったすばらしい計画、当市では執行部、あるいは会議所であるとか、関係ある方だけで計画するんではなくて、こういった女性や子どもも夢を持ってリニアの開通を待つような、そういった計画というものは、この中津川市にはないですか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 今、議員が言われましたことにつきましては、中津川市につきましても、非日常空間を創出するということで、中津川市に住んでいる私たちはふだん見てどうということがない風景、景色であっても、都会の方が見ると、それが本当に非日常的な空間であるということでございますので、そういう意味では中津川市の観光地が幾つもございますので、そういうところにしっかり磨きをかけながら、新たに観光地の魅力をアップしながら、今後経済関係ともしっかりタイアップして、さらに議論を深めていきたいというふうに思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 執行部だけに考えろということではないですけれども、一緒になってこれからまた考えていきたいと思っております。 それから、先ほどから言っております正確なルートですとか、車両基地の位置が決まって約半年たったわけなんですが、その間には、濃飛横断自動車道のリニア工区についても、県のほうからは一旦動きがありました。そのほかにJRですとか県のほうから、何か新しいニュースというか提案というか、そういうものはなかったですか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 現在、環境影響評価の手続が確実に実行しておる段階でございます。県では準備書につきまして、公聴会や審査会を行いまして、準備書に対する知事意見が3月に取りまとめられ、提出をされる予定でございます。 また、JRは県から提出される意見等を参考にいたしまして、修正、確定をして評価書を公表し、夏ごろには工事実施計画を国に認可申請をするという見込みで今現在ございます。 それから発生土に関する方針等についての協議についてでございますけれど、この2月20日に県がリニア中央新幹線建設発生土活用連絡調整会議を立ち上げました。今後は処理地や条件等の具体的な検討について検討をいたしまして、情報共有を図っていきたいというふうに考えております。 それから3月19日、また21日、この2日間でございますけれども、県のほうから濃飛横断自動車道計画に関する説明会が地元で開催をするということで、今県のほうからその案が示されているところでございます。 以上が、今新たな動きとしてあるところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。
    ◆14番(吉村俊廣君) 行政側の新たな動きを聞かせていただきましたが、先ほどの恵那の車両関係の工場にかかわることなんですが、市内に車両工場ができるということですので、いろいろな先ほどの工場以外にも、我々もちょっとわからんわけですが、そういったいろんな関連工場がこの地に集まってくるような気がするんですが、どういったような企業があるかは、ある程度つかんでみえますか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) リニアによる交通利便性、人の行き来の高速化という特性を生かした企業等の誘致として、企業、大学などの研究開発機能、企業の本社機能やデータセンター、災害時における企業、行政機能のバックアップ機能などを想定しています。 また、担当部としてはリサーチ会社などを利用し、リニアに関連した企業の調査をしたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 企業の関係ですが、今回、恵那市に新工場が決まったわけなんですが、報道によると、将来は地上コイルですとか、リニアの関係の部品をぜひ生産したいという工場のコメントが載っておりましたが、こういう会社でしたら、工場に近いところに来るのが自然のような気がしますが、隣の恵那市にこの工場が行ったということで、どうしてそうなったのか、理由というか分析をしておられますか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 恵那市が新工場を新設にというお話でございますけれども、進出先を探る企業のニーズと岐阜県の土地開発公社が進めております第3期恵那テクノパークで保有しておられた企業用地の条件が一致したものと考えられますが、詳細については、私どもとしては存じておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) そうすると、今回、市執行部がこういった話があったということを聞いたのは、いつごろになりますか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 私どものほうに事前にそういった話はございませんでした。1月の報道で知ったというところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 今の件ですけれども、1月16日の岐阜県知事の定例会見の記事があります、ここに。これを見ますと、今の会社から県に候補地のあっせん依頼があったことを明らかにして、今回大変スムーズにいったと、これが。これを呼び水にして、これからもほかの企業が来ることを期待したいと、こういった発言をしておられますが、今の話を聞くと、中津川市には全くこういう話は最初からなくて、恵那市と県で進んだというふうに解釈をしていいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 私も県の企業誘致課へはたびたび訪問をして、いろんな情報をいただいておるわけですけれども、こういった情報というのは、非常に企業も出していただけませんし、私どもとしても県からいろいろ聞き出しても、こういったことはなかなか教えていただけないということで、こういったことも含めて情報がなかったということと、1つは、私どもとしては工業団地の基盤、宅盤を持っていないということもございまして、私のほうには話がなかったものというふうに理解をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 場所がなかったということですよね。そうすると、これから話が来ても、もう中津では一切受け入れられないということですか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 新年度の予算で、そういったことがないようにということで、今度、庁内の中で土地の戦略会議であるとか、企業誘致の戦略会議というのがあるわけですけれども、その中で新たな土地、今若干オファーが来ておる企業さんもあるわけですので、そういったことに手おくれのないように二、三カ所選定をして、企業のできるような用地のいろんな条件だとか、進入道路の必要性だとかというのを調査をする予算を組ませていただきましたので、そういったことを進めさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 本当にそれを早くしてもらわんと、先日、岐阜県リニア中央新幹線活用戦略案を配付していただきまして、ずうっと一通り目を通させていただいたんですが、これの25ページ、26ページに立地適用の状況というのがありまして、リニア中央新幹線沿線7市町において40ヘクタールの工場用地の分譲を今準備していると。今部長が言われたように中津川市はここに載っておりません。ということは、これからどんどんこういった話が来ても、待ってくれればいいですが、待てなかったらここの今載っているところに行っちゃうと思いますが、その辺はどう思ってみえますか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) おっしゃるとおりでございます。ですから、早急に、今回当初予算でそういったものを組ませていただきまして、市内の数カ所をできるだけ早い時期に造成、あるいは適地の条件にかなうような調査、あるいは売り出しができるような条件等の整備をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 本当に急いでもらわんと大変なことになると思うし、また今車両工場ができる周辺、もう位置が決まっておると思いますので、その辺に今の工業団地もないし、そういうところにぜひ早急に準備をせんと、本当に中津川市にほこりが立っただけで何もなかったと、そんなことにならんようにぜひお願いをしたいと思います。 それから、ちょっと話が移りまして、前回1年ぐらい前に一般質問に取り上げさせていただいておりますが、人材についてですが、先日の報道を見ますと、人材の豊富な名古屋市においても、このリニアが開業することにより、東京へ人や企業が流出するのを懸念しまして、リニア対策として、名古屋市としては初めて国土交通省から派遣をいただいて、名古屋市の局長ポストで受け入れることが決まり、これが4月1日から見えるということですが、名古屋でもこんなふうですが、中津川市は大丈夫ですか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 現在のところ、リニア対策として国土交通省等の外部からの人材登用をするという予定はございません。 組織体制については、事業展開などの状況を見ながら早目に組織改革をして、そこで当たっていきたいと、そういうような考えでおります。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 中津川市において、先ほども午前中の質問にも出ましたが、20年も前の施設にもう2年以上協議をしておるわけですが、湯舟沢ですが、また報道ですが、先日、土岐市においてはNEXCOが5.6ヘクタールの大型商業施設を初めて高速道路から外れた場所につくって、温泉施設をつくって 年間150万人の集客を計画していると。リニアだけではなくて、どんどん周りではこういった、先日も多治見でインターネットで配送をするところ、名前を忘れましたができるし、中津川市としてはターゲットを13年後にするだけではなくて、本当にどんどん世の中が動いてきて、リニアが開通したら、さっき言ったような結果であったと。そんなことに絶対なってほしくないわけですが、当市において先送りをされた大きな事業も残っております。また、先日も退職される方を聞きましたら優秀な職員も順番にやめていかれます。再度聞くわけなんですが、こうしたリニアも100年に1度の重要な事業ですので、そういったところで、これから職員をどういうふうにされるか、再度お願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 職員については、今、定員管理計画というのを持っておるんですけれども、850人の体制を前倒しで到達して、もっと少なくしていくという計画を持っておるんですけれども、リニアの事業もございます。都市計画のマスタープランも現在作成中でございます。総合計画の実施計画もしっかりつくっていくと。そういう局面でございますので、定員管理の計画を再任用職員も含めてしっかり見直していきたいと。また、リニアを踏まえて、組織についても必要性だとかあるべき姿をしっかり決めて、準備を整え、対応をしていきたいと思います。 なお、リニアに関しては、リニアの推進事務所へ4月から職員を1人派遣する予定でおります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 本当にこれ以上あれですが、そういったことで職員の方のことも大変心配しておりますので、リニアだけじゃなくて、さっき言った商業施設なんかも、地域性のこともありますけれども、上手にリニアだけじゃなくて誘致できるようなことを考えながら、今後とも頑張っていただくことを要望しまして、質問を終わります。 ○議長(鷹見憲三君) これにて14番・吉村俊廣君の一般質問を終結いたします。 続いて、1番・牛田敬一君。  〔1番・牛田敬一君質問席に着く〕 ◆1番(牛田敬一君) 通告に基づきまして一般質問を行います。 今回は、大きく2点について質問をいたします。 まず1点目、平成26年度の中津川市予算概要における各部の取り組みについて伺います。 背景ですが、平成26年度の予算概要にあるように、平成26年度は後期事業推進計画の最終年度として、また平成27年度からスターする新たな総合計画に向けた準備段階の年として非常に大きな意味を持つと認識されております。中津川市を取り巻く環境は、少子・高齢化やリニアを生かしたまちづくり、医療、介護など、さまざまな要因が重なり複雑な状況にあります。今後の中津川市の方向性を見きわめる上で、平成25年度の総括と平成26年度の予算に関する各部の重点項目を伺いたいと思います。 それでは、まず1つ目ですが、市長公室についてです。市長公室設置の目的は、政策推進を進める上でスピード感を狙いにしたものだと認識しております。その自己評価を伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 市長公室長・西尾謙二君。 ◎市長公室長(西尾謙二君) 一つ一つの課題解決に向けまして、より効果を生むために多面的に見ていく仕組みが浸透してまいりました。また、市長公室には、重要政策の推進に当たって各部が情報を共有して仕事を進める手法を定着させる役割があり、政策会議や各課題に対応する調整会議を通じて、定着しつつあると自己評価しております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の市長公室の存在というのは、非常に大きいというふうに認識をしております。 我々の企業でも経営戦略室だとか、経営企画という組織が社長の直下に置かれておりまして、その全体をコントロールしているというふうにしております。ですから、市長公室もその組織と同じ機能ではないかというふうに思っております。そういった観点から、市長公室に大変期待を寄せている一人ということで質問をさせていただいております。 それでは、政策推進をさらに加速させるには、市長公室を強化する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 市長公室長・西尾謙二君。 ◎市長公室長(西尾謙二君) 重要政策に関連する担当部署間との連携をさらに密にするとともに、職員の能力を向上させることにより組織力を高め、市長公室としての機能を強化してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 以前の秘書課から市長公室に変わったというわけですから、新たに使命だとか任命が加わったと思いますので、多分人数がふえても不思議ではないのかなというふうに思っておりますので、もっと強化をしていったほうがいいかなというふうに思います。 次に、平成25年度で取り組んだ事業の成果と残った課題をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 市長公室長・西尾謙二君。 ◎市長公室長(西尾謙二君) まず成果としましては、事業の進捗に対する課題を各部と共有できたこと、問題点を共通認識できたことであると考えております。 具体的には、リニア開業後の有効な土地利用のための方向性を検討する土地利用戦略会議、及びワーキンググループ会議を今年度それぞれ3回開催しました。また、新衛生センター候補地、中心市街地の活性化、クアリゾートの再生などの重点事業の方向性を協議する政策会議を今年度18回開催しまして、各部の重点施策32事業の進捗管理を行ってまいりました。 課題としましては、簡単に答えの出せないデリケートなものが多く、引き続きしっかり取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の成果は会議の回数ではなくて、アウトプットがいかに出せたかということだというふうに思います。そういった観点では少し疑問に思っております。先日の定例会の初日の補正予算の答弁にもあったように、検討がおくれたというコメントがされましたように、スピード感を出していただくようお願いをしたいと思います。 次に、平成26年度も多くの事業が計画をされています。ことし市長公室として、特に横断的な取り組みを強化しなければならない事業と、その内容をお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 市長公室長・西尾謙二君。 ◎市長公室長(西尾謙二君) 平成26年度は、リニア関連事業を中心とした各分野の重点事業に力を入れるとともに、定住推進に関連する事業につきましても、各部をまたぐ黒子的な役割を発揮してまいります。さらに、平成25年度に引き続き横断的な協議が必要な新斎場建設事業、中心市街地活性化事業、土地利用戦略会議等への取り組みを強化してまいります。 また、新たな取り組みとしまして、市の情報を発信するとともに、外から見た中津川市に対するご意見をいただくためのふるさと応援隊事業に企画部、定住推進部、農林部、商工観光部、文化スポーツ部などと連携して、市の知名度アップや施策に生かすことを考えております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今ありましたんですけど、私は黒子ではなくて、やはりもっと前面に出て一生懸命にやっていただければというふうに思います。それと、先ほど言った斎場だとか新衛生センターの問題、この辺はいつも言うのは、いつという話がいつもないので、頑張るというお話は聞くんですが、いつかというところがいつも抜けておりますので、ぜひまたその辺をしっかりお願いしたいと思います。 次に、総務部のほうですが、平成26年度の行財政改革市有財産管理運用マスタープラン以外のポイントをお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 市有財産管理運用マスタープラン以外ということですので、これについては、将来にわたり身の丈に合った財政運営を行うため、市全体のスリム化、行政コストの縮減と財源確保を進めることがポイントと考えております。このため、26年度は次のことに主に取り組んでいきます。 引き続きでございますけれども、借金残高をしっかり減らしていくと。それから病院経営の改革、民間委託の推進、第三セクター等の自立化、それから業務改善、無駄の徹底的な排除等に取り組んでまいります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の身の丈に合ったといったところがよくわからないので、具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) これからの平成27年度以降でございますけれども、地方交付税が毎年減ってまいります。人口も減少の傾向にございます。税収増は期待できないところでございます。ということで、身の丈に合ったということは、歳入の範囲内で歳出を賄うという考え方でございます。将来の歳入見通しをもとに作成しました財政計画が、身の丈に合った財政運営がなされているかをはかる物差しということでございますので、この物差しによってはかって取り組んでいきたいと。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今いろいろと説明をしていただきました。特に無駄という話もありました。今年度の予算概要書を見させていただいても結構余白が多くて、メモはしやすいですが、もっと詰めれば2割ぐらいカットができるかなあというふうに思います。また、中途半端という言い方は悪いですが、カラーが少しあったりなかったりということもあります。以前も申しましたが、民間はカラー印刷はほとんどもう今は使っておりません。このような細かな点に気を配りながらコスト意識を高めてほしいというふうに思います。 それでは、次に企画のほうなんですが、平成25年度リニア活用都市計画検討事業で7,749万4,000円が計上されております。内訳は都市計画マスタープランの見直し600万、都市交通マスタープラン策定ほか3,460万などというふうにありますが、その成果を伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) これらの業務につきましては、都市計画マスタープランと都市交通マスタープランの2業務でございます。双方とも平成25年から平成26年の2カ年で策定する予定で、政策委員会を立ち上げ検討しております。現在、施設及び面整備の都市計画決定に向けてプランづくりを進めておる状態でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の説明を少し聞いてもなかなかすぐに理解はできません。とすると、市民からすると7,000万もかけても何も見えないという気がするという素朴な疑問が出てくると思います。公開で きる情報は早く提供をお願いしたいというふうに思います。 それで質問ですが、先ほどの7,749万4,000円の予算のうち、幾らを使って都市計画マスタープランと都市交通マスタープランが進んだのか、伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 都市計画マスタープランにつきましては、策定委員会を3回開催しております。まちづくりの基本理念と将来都市像、まちづくりの目標及び将来都市構造について議論いたしました。また、リニア駅周辺における拠点、土地利用、交通の考え方についてまちづくり構想案を作成しております。都市計画マスタープランにつきましては655万円ほど使っております。 それから都市交通マスタープランにつきましては、策定委員会を2回開催し、上位関連計画等を整理し、市の将来都市構造及び交通課題について議論をいたしました。合計としまして3,600万ほど使っており ます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 大変多額なお金を使っておりますので、ぜひ効果的な効果を出していただきたいと思います。 今後、先ほどもいろいろと一般質問にもありましたが、委託料ということもいろいろと気をつけないといけないのかなと思いまして、また今後も算定根拠がどうなっているかということにも注目をしていきたいというふうに思います。 次に、都市計画検討事業の中に中津川市都市計画の見直しとありますが、その見直し内容と都市計画についての狙いとあるべき姿を伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成16年に策定いたしました市町村の都市計画に関する基本的な方針である都市計画マスタープランの目標年次が経過したことに伴い見直しを行っております。このマスタープランに基づき、今後、都市計画道路や用途地域といった個々の都市計画を見直すことになります。リニア開業、人口減少や少子・高齢化、市町村合併による行政区域の拡大、昨今の想定を超える自然災害の発生など、社会的な情勢が変化していることを受け、長期的な視野に立って持続的に発展する中津川市を目指すため、都市計画の見直しを行います。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に3番目ですが、リニアを生かしたまちづくりについては、この予算概要を見る限り、具体的な取り組みがわからない状況です。広域まちづくり推進事業の狙いと目標を伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) JR東海は、ことしじゅうに国から工事実施計画の認可を受けまして、速やかに着工することを想定しております。26年度はリニア事業が具体的に動き出すという年となるというふうに思っております。このため、JR東海の動きに合わせた対応を進めていく必要があるというふうに考えておるところでございますけれど、広域まちづくり推進事業につきましては、大きく2つに分けることができまして、その1つ目である推進分野では、事業者や国・県と連携、調整によりまして、事業の円滑な実施を図る。それとともに市民の会、経済界などと連携をいたしまして、市民への啓発活動を行っていくものでございます。特に来年度は次代を担う子どもたちをターゲットにいたしまして、リニアのまちづくりの意識啓発を図ってまいりたいというふうに考えております。 それからもう1つにつきましては、対策の分野でございますけれど、事業者とも連携をしながら沿線地域や地権者の皆さんなどに対しまして、情報提供や丁寧な説明を行いまして、十分なご理解をいただくための事業でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の広域まちづくりというイメージがちょっと自分のほうがわからなかったものですから、ちょっと質問させていただきました。 その説明を聞くと、リニアを生かしたまちづくりというよりも、どちらかというと実作業にかかわるような感じの経費に読み取れたというふうに思います。予算概要書の中にもう少しわかるように資料をしていただければ一般質問も1つ減りますので、ぜひよろしくお願いしたいなと思います。 次に、リニア中央新幹線関連拠点整備事業の平成25年度の成果と平成26年度の狙いを伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成25年度の成果としましては、美乃坂本駅周辺での土地区画整理事業の実現に向けて、まちづくり基本調査として現地調査を行いました。公共施設及び土地利用状況等の把握をしたところでございます。 平成26年度につきましては、さらに踏み込んだ実態調査を実施しまして、区画整理については、施行地区の設定や設計方針の設定などを行い、区画の設計を行うほか、リニア駅へのアクセス道路概略設計、駅前整備基本設計、駅周辺整備計画検討などを行い、リニア開業に向けて拠点整備計画を促進したいと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) それでは、次の質問に入りたいと思います。 定住推進の関係ですが、平成25年度で取り組んだ事業の成果と残った課題をお聞かせ願います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 定住推進部は、定住推進に係る重点的な事業につきまして、庁内各部署との連携、各地域との調整ということでかかわってまいりましたけれども、主な成果は、域学連携事業で各大学と地域のつながりが深まったこと。そしてまた小・中学校の部活動の支援ができて、子どもたちにも非常に好評を得ていること。あるいは地域予算の平準化、交通計画の策定が基本的にはまずできたと。苗木交流センターにつきまして、従来からいろんな議論、経緯がございましたが、事業認定から用地買収、建物実施設計まで進められたということがございます。ホームページ、あるいは名古屋を初めとする移住・定住のほうの実施で問い合わせが少しずつふえてきているということ。あるいは広報会長の職廃止、あるいは市から区長会連合会へいろんな役職をお願いしていますけれども、その各種委員の見直しによって業務の軽減を図ったということがございます。 課題としましては、やはりまだまだ域学連携の拡大、それから地域活性化へつながる中間支援組織、つながる組織が必要だなあというふうに考えております。また、市民の協働を進める上での市民だけじゃなく職員、私たちの意識醸成、それから地域リーダーの育成、またこれから出てきます地域の魅力発信、これらが課題というふうに認識しております。 私どもは定住推進部ということでございますが、この定住推進ということの総合的なかかわり、あるいはこれから市、あるいは地域の皆さんと一緒に共通認識を持っていくということも大きな課題というふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 平成26年度の主な取り組みを伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今年度の予算にも計上させていただいておりますが、全市まち自慢ということでシティープロモーションに取り組みたいと。また、これからまちづくり団体のさらなる支援、かつ地域の交通計画、域学連携の拡大に取り組んでまいります。 また、定住推進の各重点事業についてさらにかかわりを深めていくということでございますが、それは結果として一体的なものにならなきゃいけないということで、定住推進の共通認識をつくって次年度以降の各部署の取り組みにつなげたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の共通認識ということは大変重要だというふうに思います。定住というイメージを皆さんがどのようにイメージするかということが一番大きな問題で、その目標がないとなかなかいろんなところに進んでいけないのではないのかなということを思います。ですので、何か柱になる合い言葉だとか数値目標というのが必要ではないかなと思います。特に執行部については、それぞれ事業を行っておりますから、どんなことが達成できたかということはわかるんですが、市民にとってはなかなかわかりづらいということがありますので、イメージが湧くようにお願いをしたいなと思います。 次に、少子・高齢化が進む状況で、リニア中央新幹線が開通するころの人口予測における定住推進としての施策を伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 平成27年度以降、総合計画ということの案におきましては、リニアの効果等、人口等を想定しておりますけれども、定住推進施策につきましては、これからますます人口減少、高齢化が進むということ、そしてまた各部署の取り組みの大半が定住ということにつながってくると思います。そこでは、特に子育て世代に向けた施策、あるいは特に交流人口への対応に力を入れていきたいというふうに考えております。その中で産業振興、教育、住宅、医療、環境等の施策がさらに重要だというふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 当然長いスパンですからできるだけ時期を区切って、その間に何をするのかというイメージを湧かせていっていただきたいと思いますし、今年度の総合計画の説明では、人口7万2,000 人ぐらいにするという話でして、私からすると、この間も質問が出ましたが、せめて現状維持をするとか、もうちょっと前向きなというか、目標ですから達成ができなくてもこれぐらいにしたいんだというような目標がないと、なかなか力が出せないのではないかなあという気がしますので、よろしくお願いします。 それでは次の質問ですが、山梨県ではリニア開業効果を先取りする動きとして、新駅予定地から車で5分の場所に171区画の住宅街を建設。分譲から半年余りで8割が売れ、家の建築が進んでいます。今後リニアを目玉としたまちの開発を急ぎたいという積極的な事業を進めておるようです。このような中で、中津川市の人口増加に向けた取り組み、考えを伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) ご紹介いただいた事例も参考にはさせていただいているわけですけれども、基本的な考えといたしましては、産業振興によるまちづくり、リニアを生かしたまちづくり、安心・安全なまちづくり、そして魅力あるまちを担う人づくりというものを柱とした定住推進に係る事業を、一体的な政策として取り組んでまいりたいというふうに考えております。 また、リニア効果を先取りするというご紹介がございましたが、その取り組みにつきましては、企業移転とか誘致、定住推進のための住宅と土地の活用が大切だというふうに思いますので、他の定住推進施策、他市の施策を見ながらしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の産業振興のまちづくりだとかというお話がありました。それとあと人づくりですか。人づくりをしておるうちにもうリニアが通り過ぎてしまいますので、やはり今言われたような土地活用という形をしっかりしていかないといけないのかというふうに思います。ですから、人を呼ぶならまず住むところが必要ではないかと思います。 多治見市では、平成2年ごろから人口減少を重要視したということで、平成7年に、人口減少を食いとめるには、まず定住するための場所を確保したというお話を聞いております。多治見市と中津川市の環境が違いますから、同じ政策が効果的になるかわかりませんが、やはり定住ということに的を絞って取り組むことで、進む方向が明確になってくるというふうに思います。 次に、質問ですが、労働人口が減る中で高齢者の雇用も重要な労働力になると考えます。中津川市における高齢者の雇用支援について、現在の考えを伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 少子・高齢化の進展に伴い、労働力人口の急激な減少は喫緊の課題であり、労働力を維持・向上させるための対策が必要と考えます。特に勤労者福祉が充実し、誰もが生き生きと生涯を通じて働ける環境づくりが大切だと考えています。 ワーカーサポートセンターでは、ものづくり経験者のOBの皆さんの活躍の場を提供しています。具体的には、企業の繁忙期には65歳以下の高齢者を派遣するセカンドライフ・スポットJOB事業や、ものづくり中小企業を対象に生産現場の問題解決や技術指導を行う70歳以下のOBを派遣するエキスパート事業などがあります。高齢者雇用の拡大も視野に岐阜県の地域人づくり事業に要望中であり、採択を得られれば従前の若年層の雇用に加え、高齢者雇用についても織り込んだ事業を実施できる予定でございます。 また、当市の最近の有効求人倍率の高さからも、生産現場では人不足が懸念されます。市内の企業の中にも高齢者雇用体制が整っているところもありますので、参考にさせていただきます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次ですが、今後進出される企業が出てきた場合、定住推進活動としてどのような働きかけをされるのか、伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。
    ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 大きなチャンスでありますリニア効果を生かした形で、新たな時代の交通の要衝、産業拠点のまちとしてしっかりPRしていくとともに、学ぶ・働く・暮らすといった定住に関するいろんな政策、支援制度、それらを総合的に発信してまいりたいというふうに考えております。 このためにも商工観光部などと連携しまして、アンテナをまず高くして、迅速な動きができるようにしてまいりたいというふうに考えます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 私もそのように思っておりますが、先ほど吉村俊廣議員からもリニアの関連した企業の進出が決まったというお話があります。企業は少し横に置いておいても、従業員の住居は中津川市に住んでもらえるようなPRをもうされているのかどうか。多分隣のまちだとか、もしこれが多治見市だったら、目ざといところでしたらすぐに企業へ行って、住むところはどこどこにしてというようなことまで言っているんではないかなというふうに思います。ですから、そのような形でアンテナを高くしていただければというふうに思いますし、現在も工業振興課による企業訪問とか、また市長みずから企業訪問を大変行っていただいておりますので、そんなところでも、できるだけ中津川市に住んでいただきたいというようなことをPRしていただければなというふうに思います。また、私の企業でも転入する人がよくいますので、できるだけ中津川市に住んでもらえるように努力をしていきたいというふうに思います。 それと、次の質問ですが、どんなまちにしたいのかという定住の魅力を集約しているのか、伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) いろんな形の集約の仕方があると思いますが、まず基本、私どもは総合計画の将来都市像にございます輝く人々、安らげる自然、活気あふれる中津川というふうに、どんなまちにしたいかということでは考えております。 この中で、子どもたちが地域を支える若者として育ち、文化を守り、盛んにして活力あるまちというふうになっております。また、誰もが安心して地域で生き生きと暮らし、心豊かで開かれているまち、美しい自然を大切にして、人や企業、これは知識や技術とか情報だと思いますけれども、これらが集まってにぎわいがあるまちと。このようなまちになるようにしっかりつないでいくということで、中津川のさらなる魅力を進めたいと思っています。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 私の質問が悪いのか、集約をしているのかというお話なんですが、輝く人々だとか安らげる自然というのは、本当に市民がそういうふうに思っているのかどうか。その基礎データをちゃんととっていますかという質問だったんですが、その辺が少しできていないのか、ちょっとわかりませんが、仮に今、中津川市の職員の方が約800名おられると思いますが、その800名の方が、家族全員に中津川市の安心できるところと心配なところを出してもらえれば、すぐに800のデータが出るかと思います。もしかすると、必要でない事業をさらに充実するというような形で、現状把握をしっかりしておいていただけないと的外れ的な政策になってしまうんではないかなというふうに思います。 特にまた市内の企業の中でも、赴任された方が中津川市に住んでいるのか、それともいないのか。そういったことを調査しまして、なぜ中津川に住まなかったのかということを聞けば、逆にどんなことを強化していけばいいのかというのは、おのずとわかるんではないのかなというふうに思います。 やはり私は、定住のバロメーターというのは人口ではないのかなというふうに思いますので、ぜひホームページのところに毎日の累計の転出・転入の人数を少し出すなりして、皆さんがこの一つの移住・定住ということの意識を醸成するという意味でも、そのようなアイデアも必要ではないかなというふうに思います。 それでは、次の質問に入りたいと思います。 商工観光部のほうですが、平成25年度の新規事業でオール中津川産スマートハウス関連製品販路拡大支援事業がありましたが、その結果と今後の取り組みについて伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 平成25年度は、中津川市の地域特性を踏まえたスマートハウス関連産業の創出し、地域の活性化を図ることを目的に、市内企業の情報収集と先行開発事例、要素技術の抽出等、基礎的な調査を実施いたしました。26年度は市内の企業と連携し、スマートハウス産業分野への参入を希望する関連事業者を集め、販路拡大のための組織を立ち上げるなど、積極的な取り組みを進めてまいります。 スマートハウスは、市内企業のみで製造できるものとできないものとあります。市内で製造できない部分を市外の先導的技術を持つ企業などを呼び込み、連携していくことが企業誘致につながるものと考えております。また、関連企業によるお見合い商談会などにより市場開拓、販路拡大も図ってまいります。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次ですが、企業立地候補の絞り込みのための調査と企業誘致の情報収集とありますが、具体的な取り組みを伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 候補地の絞り込み調査は、企業誘致に関連するリニアのまちづくりビジョンなどとの整合を図り、エリア選定、候補地等、その周辺の土地利用状況、アクセスとなる道路状況などの基本条件を整理し、具体的な候補地が選定できる計画図を作成します。 情報収集については、関西方面の企業などに対し、当市の紹介やアンケート調査を実施し、また当市に関心のある企業及び誘致の対象として有望と見込まれる企業を抽出し、聞き取り調査を実施いたします。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の候補地とその周辺の土地利用状況という形で、計画図というものを作成するというふうに言われておりましたが、何か現時点での候補地があるんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 先ほど吉村議員のご答弁にもさせていただきましたけれども、候補地の場所等は差し控えさせていただきますけれども、今回予算化をさせていただきましたので、数カ所の用地の条件だとか進入道路等の調査をいたしまして、具体的な図面化をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次の質問ですが、企業立地を促し、若者の地元定着に向けた具体策を伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 若者の地元定着推進事業として、大学生等の地元就職サポートバンクによる市内企業の情報発信、企業面接会や高校生の市内企業バス見学助成などを行っております。 ワーカーサポートセンターにおいては、若者の未就職者や離職者への就職相談や就活セミナーを実施しています。産業人材育成により、若年失業者等の市内事業所を研修先とした就職支援を実施します。産官学連携の一つとして、大学生の目線で市内の企業の実態に触れ、市内企業とのつながりを深めることも目的に、大学生による市内企業訪問事業を行い、今後も継続してまいります。 ここしばらくの有効求人倍率の高さから雇用のミスマッチが伺え、特に若者が働く職種が選べない状況が懸念されます。今後はリニアの波及効果により期待される多種多様な業種の誘致についても推進してまいります。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) いろいろとそれぞれやっていただいていると思いますが、今の大学生による市内企業訪問事業ということですが、もう少し具体的な何か効果がありましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) これは昨年2月に中京学院大学と連携協定を結ばせていただいた一環で、ことし10月から12月に向けて、今、希望する大学生12人の方が23社の企業を訪問していただきました。これによりまして、企業さんのほうとしても学生が訪れるということで非常に歓迎をいただきましたし、学生としても就活と同じようなことで、市内の企業を訪れることによりまして就活の訓練、あるいは市内の企業を知っていただくということで、大学のほう、あるいは企業のほうとも非常にいい事業だというふうに評価をいただいております。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 現在、工業振興課が中心となって、高校だとか大学との情報交換を積極的に行っていただいておるというふうに思っております。強いて言えば、企業と高校の先生との情報交換なんかも有効ではないのかなというふうに思います。今後そういったことも検討いただきたいというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 先ほど大学生のサポートバンクの話をさせていただきましたけれども、特に高校生が進学するときに、どうしても東京だとか名古屋の企業をターゲットにするという嫌いがございますので、これも先生方と話をさせていただいて、高校生のうちから地元の企業を紹介するということは考えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に、文化スポーツ部のほうへ行きたいんですが、文化スポーツの面から定住につながる事業について、検討されていますでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 文化スポーツ部では、スポーツや文化活動を含めた生涯学習活動を進め、生き生きとした人づくりを実現するまちづくりを推進いたします。主な事業としまして、スポーツ施設等を有効に活用し、全国大会などの開催支援を行い、スポーツ活動を盛んにしてまいります。 また、心豊かな人材育成のため、子ども金メダル事業や、こころのプロジェクトの夢の教室を開催するとともに、生きがいづくりや暮らしの充実を図るために、公民館を拠点とした地域づくり型生涯学習活動の推進を行います。 文化財の面からいいますと、苗木城跡、中山道、芝居小屋など、地域資源の保存・整備や地歌舞伎、文楽などの伝統芸能の継承と情報発信を進めてまいります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 文化・スポーツについては、大変いろんな種類がありますので、ぜひアンテナをまた張っていただきたいと思います。また、以前にも東京の方がコーラスの同好会に入っているということで、ピアノとそういう部屋があればいつでも合宿に来るというようなこともありまして、そういった形で交流人口ということもできると思いますので、そんなところも少し参考にしていただければと思います。 次に、中津川市スポーツ振興計画策定事業を取り上げた理由や目標を伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成23年8月に国のスポーツ基本法が制定。また、平成24年にぎふ清流国体が開催され、スポーツ活動の関心が高まっている中、市民のライフステージに応じたスポーツ活動の推進を図るため、平成26年度に振興計画を策定いたします。スポーツ環境の整備や競技力の向上、市民1人1スポーツの推進など、総合的かつ計画的なスポーツ振興を図ることを目標といたします。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に、高齢者向けの件ですが、高齢者向けの健康増進にかかわる事業は考えられていますでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中津川市体育協会などの各15支部や、市健康福祉部と連携を図りながら、健康増進につながるさまざまなスポーツ事業を実施いたします。具体的にはウオーキング、マレットゴルフ、ソフトバレー、ソフトボールなどの大会、また地区運動会やシルバースポーツ、ゲートボール、軽スポーツの大会などを開催してまいります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に、その他というところですが、定住推進の重点事業、これだけいっぱい事業がありますが、これを総合的に管理する部署はどこでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 定住推進というものは、持続的に中津川市が発展していくための理念とか大きなテーマということでございますので、定住推進部が総合的に管理していくものです。産業振興、リニアを生かしたまちづくり、安全・安心人づくりを重点としますけれども、全庁的かつ中長期的に捉えていく必要がありますので、定住推進部としましては、提案とかいろんな調整等を行うだけでなく、横断的に成長戦略をこれから組み立てて取り組んでいくというために、若手職員らによる議論の場もつくっていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 私のほうは、先ほど質問した背景ですると、総合的に管理するのは、やはり市長公室だとか企画部ではないのかというふうに思います。ですから、先ほど言ったように市長公室の強化が必要ではないかという質問をさせていただいたわけです。 もう1点、ちょっと違いますが、企画と財務が今同じ組織ということで、いろいろと企画をしてもすぐお金のことが入ってしまってうまく提案ができないような、そんなところを少し耳にしておりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 今現在、企画財務課の中に企画と財政が同居しているという状況でございます。この2つは部分的には相反するところがあるのかなあという部分がございますので、今議員が言われたように、今後、その辺も踏まえて検討をしていく必要があるのかなあというふうには考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今、中津川市以外の東濃4市を少し調べてみると、企画と財務が一つになっているというところは、たしかないというふうに思います。恵那市も瑞浪市もいろいろと部が違ったり、総務部の中にまた財政と企画政策課というような形でセクションが分かれているというふうに思います。どちらがいいという判断はしませんが、各市が別々にしている理由があろうかと思いますので、そのところも少し検討していただければと思います。 次に、その管理する部署の進捗管理や評価の仕方について伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 先ほど申し上げたその担当として、定住推進部としての進捗管理とか評価の総合的なシステムはありませんけれども、現在、市長公室が各部長らから重点事業について、四半期ごとに状況報告を求めております。私どもも意見を付して出しております。そこの次には、市長・副市長、理事の評価がございまして、それを私ども各部へフィードバックしておりますので、今後市長公室、あるいは先ほどの企画部と連携しまして、進捗管理や評価のあり方についても議論してまいりたいというふうに考えております。 なお、平成27年度から新しい財務会計システムが導入されるということで、そこでは各事業を評価できるようになるというふうに聞いておりますので、この部分も効果的に使っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 先ほどシステムがないということでしたので、やはりシステムをつくっていただかないとうまくいかんのではないかなというふうに思います。 それと評価についてはQCDという品質とコストとデリバリー、そこをしっかりと管理をしていただけないといけ、ないと思うんですが、特に納期は優先していただかないと、今いろんな事業が何かおくれているというふうにありますので、ぜひ納期を優先していただきたいというふうに思います。 次に、市長の新年の抱負の中で、昨年植えた苗を刈り取るという年というふうにありましたが、具体的にどの事業を指しているのでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 当然苗を植える、育てる、刈り取るというのは毎年毎年行われているわけでございますけれども、きょう、牛田議員からそれぞれの担当部署に説明を求められましたように、とりわけ昨年におきましては、多くの事業がスタートを切ったところでございます。そんな中で、リニアが一つの新しいスタートの中では、重要なウエートを置きました。また、そのことを十分活用する中で、今大変説明が多かったわけですけれども、定住政策、このことをそれぞれしっかり絡めていくという中で、多くの苗が植えられたというふうに私は感じたわけでございます。あわせて、すぐ刈り取りといったことではなくて、その後にしっかり育てることが大事ですという話もさせていただきました。その先には刈り取りが待っている。こういったことで抱負として語らせていただきました。 その中には、やはり単年度の中で、とりわけしっかりと刈り取りをしなければならない。これにつきましては、この26年度に着手します新衛生センター、また新火葬場の件もございますし、そして濃飛横断自動車道の図面が、今県と詰めておりますけれども、そうした公表についても入っておるところでございます。 また、中期・長期の計画もございます。その面につきましてはしっかり育てようということで、職員には訓示をさせていただいたところでございます。あわせて、やはり市民サービス、また市民への要望等の実現に向けた中で、職員にもしっかり頑張ろうよと、一緒に頑張ろうよ。そういった意味合いも含めてコメントをさせていただいたところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) ありがとうございました。 私たちは当然のことながら、直面する課題を解決しなければなりませんし、50年、100年後にまちづくりに携わる人への足がかりとなる取り組みもしなければならないというふうに思います。それには思い切った政策判断も必要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に大きなテーマのほうです。診療報酬改定に伴う中津川市の医療について伺いたいと思います。 背景としましては、公立病院を持つ自治体では、社会保障と税の一体改革に伴う平成26年度診療報酬改定に向けた事業の棚卸しが進められていると思います。昨年3月に中津川市民病院と坂下病院の状況をお聞きしましたが、1年後どのような変化が出てきているのかなと。昨年の内容と重複するかと思いますが、伺いたいと思います。 1つ目、中津川市民病院と坂下病院の状況について。 1番、平成26年度1月現在の入院患者数と平成24年、25年の数値もあわせて伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) それでは、1月中の延べ入院患者数でお答えをさせていただきます。 平成26年は、市民病院が7,035人、坂下病院が4,469人でございます。平成25年は、市民病院が6,913人、坂下病院が4,676人です。平成24年は、市民病院が7,678人、坂下病院が4,886人でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) そうしたら、平成26年度1月現在の医師、看護師の人数と、平成24年、25年の数値もあわせて伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) それでは、1月1日現在の数字でお答えさせていただきます。 平成26年は、正規医師数は、市民病院が43人、坂下病院は10人。正規の看護師数でございますが、助産師、保健師、看護師を合わせまして、市民病院が197人、坂下病院が77人でございます。平成25年ですが、正規医師数は、市民病院が44人、坂下病院が12人です。正規の看護師数は、市民病院201人、坂下病院79人でございます。平成24年でございますが、正規医師数は、市民病院が42人、坂下病院が13人です。正規の看護師数につきましては、市民病院が205人、坂下病院が79人でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次の質問ですが、入院患者数の増減は医師、看護師の確保次第というふうに答弁されたと記憶をしております。今後、医師、看護師の確保に向けた決意を伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 医師、看護師の確保につきましては、地域医療を守る上で欠かせない最重要課題だと認識しておりまして、あらゆる手だてを尽くしまして確保に努めてまいりたいと考えております。診療環境の整備と働きがいのある職場づくりに努めまして、関連大学医局、あるいは看護大学、専門学校、地元高校等へ働きかけを行ってまいります。 医師の安定的確保につきましては、関連の大学からの派遣が最重要でございますので、継続的な医局訪問による良好な関係づくりに努めてまいります。看護師を確保するために中学、あるいは高校から看護師の仕事の魅力を理解してもらえる機会をつくったり、修学資金貸付制度、あるいは就職準備資金貸付制度のPRを積極的に行ってまいります。 医師確保修学資金の貸付制度の利用者でございますが、平成25年度末で12人お見えになりまして、そのうちの1人が平成26年度4月から勤務医として赴任をしていただける予定でございます。 それから、看護師修学資金貸付制度の利用者でございますが、平成26年度新規採用予定者のうち、市民病院では15人中14人、坂下病院では3人中3人が貸付者でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) それ以外にも産婦人科医師の確保ということについては、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 市民病院が今産科をやっておるわけですが、これまで名古屋大学の医局から医師を派遣していただいて分娩を維持しておる状況が続いておりますが、医局訪問を続けておるわけですが、なかなか複数の医師を派遣という形が非常に厳しい状況の中で、名古屋大学の医局の関係もございますので、教授、あるいは医局長の理解を得ながら、支援をいただきながら、各方面に働きかけていきたいということで使命感を持って対応してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 特に今の話は、定住に最も重要なことではないかというふうに思いますので、また精力的にお願いしたいと思います。 次に、両病院の平成25年度の経営状況を伺います。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 決算前でございますので、具体的数値はお示しすることができませんが、市民病院は昨年度、平成24年度に約5,400万円の黒字計上となりましたが、平成25年度の黒字計上 は、現在では厳しい見込みでございます。坂下病院につきましては、平成24年度に約1億8,000万円 の赤字計上ということでございましたが、平成25年度も同様の見込みでございます。 市民病院につきましては、1日当たりの平均入院日数がDPCの導入やクリティカルパス、これが入院診療計画書でございますが、こういったものの効果によりまして、短縮している中で新規患者数も減っているというような状況があり、収益減となる見込みでございます。 それから坂下病院につきましては、平成25年度も医師が減少しております。入院患者数、外来患者数が減少し、収益が減少を見込んでおりますが、平成24年度と比較しまして、経費の面で退職給付金が減りますので、相殺しまして同様な状況となる見込みでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 以前より医師・看護師の確保にご尽力をされておりますが、先ほどの報告にもあったように、坂下病院についてもだんだんお医者さんも減っているということです。そろそろ現状を見きわめて、あり方を今見直すべきときに来ているんではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 青写真というものがつくられておるわけですが、これをもとに公立病院、両病院の院長・副院長で公立病院のあり方を検討しておるわけですが、先般も8回目のあり方検討会を開いた中で、医療法の改正、あるいは診療報酬の改定が来年始まりますので、これにつきましては、病床の機能分化とか、それから要するに在宅医療の充実といった面が打ち出されてまいりますので、市民病院は現在急性期でございますけれども、これもある程度休床も含めた中で見直しをしていく必要がありますし、坂下病院につきましても、地域包括ケアシステムを維持していく中での坂下病院の役割といいますか、そういった部分も含めて、将来的には一体的な経営とか、そういった部分も含めて院長同士のあり方検討会を具体的に今後進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 続きまして、中津川市における医療の連携について伺います。 1番目、診療報酬改定の概要で、2025年に向けて医療提供体制の再構築、地域包括ケアシステムの構築を図るとありますが、具体的に地域包括ケアシステムはどのようなものですかということと、またどのように取り組まれていくのか、伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 地域包括ケアシステムとは、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される仕組みでございます。 平成26年度にあります第6期高齢者保険福祉計画、介護保険事業計画策定を行いますが、その中で地域包括ケアシステムの構築を図るため、医療、介護、福祉など、関係機関の連携強化に取り組んでいきます。具体的には、保健医療福祉介護の専門的知識を持つ関係者が連携して支援をするための地域ケア会議の強化を行っていきます。認知症対策では早期発見、病状の悪化防止に対する支援の取り組みを強化いたします。また、地域医療、福祉資源の情報把握や在宅医療の他職種連携などを推進するため、平成26年度医師会が実施を予定しています地域在宅医療連携推進事業に連携して取り組んでいきます。 中津川市地域総合医療センターでは、地域包括ケアシステムの構築のため、病診連携システムの強化と他職種連携の研修会の開催などを行う予定であります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に、入院医療、外来医療を含めた医療機関の機能分化、強化と連携、在宅医療の充実等に取り組むというふうになっております。その連携について、健康福祉部と病院事業部のそれぞれの見解を伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 市民一人一人が必要な医療や介護サービスを受けながら、安心して生活を続けるためには、医療機関間の役割分担、連携、公立病院の機能強化、医療と介護の連携が非常に重要であると考えており、中津川市地域保健医療計画においても重点取り組みとしています。 公立病院と地域総合医療センターでは、医師会と連携し、かかりつけ医の普及啓発や連携の体制づくりに努めてまいります。また、公立病院の地域医療連携室におきましては、各診療所やクリニックへ訪問して意見交換を行ったり、恵那医師会との連携の調整を重ねるなど、医師との連携強化を図っております。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 今回の診療報酬改定におきましては、特に急性期、回復期、長期療養など、入院医療の病床機能の明確化と病床機能の報告制度が導入されると言われております。両病院とも休床がございますので、この休床を含めた病床のあり方を明確にする時期と考えております。 回復期の病床の充実、あるいは長期療養患者の受け皿の確保、在宅療養、後方支援など、急性期以外の病床の充実が求められております。先ほども申し上げましたが、両病院の機能分担、連携等につきまして、平成24年7月から現在まで、8回にわたり公立病院等のあり方検討会を定期的に開催しており、引き続きこの場において具体的な議論を深めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 市民に安心していただけるものに、やはり医療は欠かすことのできない要素だというふうに思います。今お聞きした内容は大変難しいことが多いということが理解をできました。特に産婦人科医師の確保にご尽力をいただきますようお願いを申し上げまして、質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(鷹見憲三君) これにて1番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 ただいまから15時45分まで休憩をいたします。  午後3時35分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後3時45分再開 ○議長(鷹見憲三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、23番・佐藤光司君。  〔23番・佐藤光司君質問席に着く〕 ◆23番(佐藤光司君) それでは、通告に基づきまして、一般質問を行わせていただきます。 私は、1点集中で、1問だけの問題について質問をさせていただきます。タイトルとしましては防災情報システム、この問題につきまして質問をさせていただきます。 質問の背景としましては、今までの防災情報が更新され、新中津川市地域防災計画が実施されました。今度の3月27日には、完成披露式ということでお披露目があるそうです。そのことにつきましても触れまして質問させていただきます。 東日本大震災で明らかになりました避難経路の確認や避難しなければならないといった日常からの心構えが大変重要だと感じました。3・11の記録をたどりますと、津波が来ます、避難してくださいと広報やサイレン、消防団の車からの連絡など、多くの市民を避難させることに必死で取り組まれたことを思い出します。こうした観点から中津川市、とりわけ中心市街地である中津の住宅密集地に緊急な情報が正確に伝えられているか疑問を感じ、一般質問をいたします。 過去の防災無線の問題点は、山びこなどに影響され、情報の内容が確認しづらいものでした。今回の民生委員会所管事務調査によりますと、過去のスピーカーも故障しているものがあったり、合併による行政無線の統一など、数多くの問題があったものと解釈します。 今回のシステムは、スピーカーは55局増設の200局や、全市統一デジタル化し高性能と聞いていまして、山びこの解消ができたものと解釈していましたが、まちの中心部において、市民から、「何をしゃべっているのかわからない」「サイレンの音も聞こえにくい」との話が私の耳に聞こえてきました。 聞こえる聞こえないは、個人的な捉え方や窓の閉鎖など条件的なこともあるので、町内や区の役員さんと話をされたらどうですかとも促しました。自分でもまちの中心部である新町の市民の方と話をしました。そうしましたら、多くの市民から「何を話しているかわからない」との回答がありました。昼の音楽と夕方の音楽は少し聞き取れるが、緊急時の情報としては聞き取りにくいとのことでした。とりわけ大雪における情報は大変聞き取りにくく、私にもどんな情報かメールで教えてほしいと携帯電話のメールに依頼してくるありさまでした。 以前にも防災情報が聞き取りにくいと担当者に伝えましたが、防災情報がうるさいという地域もあると言われ、対応の難しさを感じましたが、防災情報との位置づけから、問題点や対策などを一般質問いたします。 具体的な質問。まず大きな問題に行きますと防災行政無線についてお伺いいたします。 1つ目、防災行政無線の放送を受ける市民の反応はどんなものでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 市民の方の反応につきましては、試験放送運用当初は、「サイレン音がうるさい」「聞き取りにくい」などという意見が寄せられておりましたが、現在はございません。 また、正午の野ばらと午後5時の夕焼け小焼けのメロディーが時報がわりになって非常によいと、メロディーが心に和むなどという意見が多数寄せられております。また、中津川警察署からは、行方不明者捜索情報の放送により早期発見につながったという意見もいただいております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) おおむね先日の民生委員会の所管事務調査で書かれた内容が言われたというぐあいに思います。 私は、個人としては西小学校に新設されましたスピーカーから聞こえてきますので問題はありませんが、町なか、とりわけ新町、花戸町といった住宅密集地において聞こえないというお叱りがありました。先日も議会の中でちょっと質問をさせていただきましたが、地域別にこうした苦情といいますか、電話といいますか、そういったものが届いておりましたらば教えていただきたいと思います。
    ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 地域別にということでございますと、先ほど言いました中津の市街地からはそういった苦情等はございましたが、市街以外からそういった苦情は受けておりません。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、ちょっと確認ですけれども、市街ということよりも、私はやはり住宅密集地、とりわけ先ほども新町、花戸町といった住宅密集地というのに限定をさせていただきましたけれども、そこらの声というものは、苦情みたいなことがあったかなかったか、なければ教えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 私どもは、今4月1日の全市の運用開始によりまして試験放送のほうを行っております。その中で、先ほど言いました聞こえないとかわからないなどの問題点を解消するためにスピーカーの向きの調整や音量の大きさなどの対応を行っております。 そして、中心市街地につきましては、中央公民館屋上に設置をしてありますスピーカーの調整のほうを、大雪のときでございましたが、2月15日に行っております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、先ほども質問の背景の中で申し述べましたが、聞こえない、わからない、個人的な見解等もあろうかと思いましたけれども、そういったような問題というのはどのように把握をされていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 聞こえない、聞こえるというところにつきましては、運用の開始の試験をその中で把握をしておりますので、それについての対処は行ったという認識をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 対処したということは、あったから対処したということで解釈をいたしますので、よろしくお願いします。 天候や聞き手の条件までありますが、一部装置が作動していなかったことがあったかどうかだけ、まず確認をさせてください。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 装置が作動していないというご指摘でありますけれども、先ほど言いました中心市街地にあります中央公民館屋上に設置してありますスピーカーに一部ふぐあいがあったということで、2月15日に調整をして修理をしております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 私のところに質問が来た内容も、個人的に捉えますと、昨年の暮れと、それから2月の半ばぐらいだったかなあというぐあいに思いますので、そのころでもう解消がされる前かなというぐあいに思います。それにつきましては、これからまだまだ実績が出ていこうかと思いますので、お願いをします。 行政無線の放送内容は、市民に理解されていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 防災行政無線で放送いたしました内容がわかりにくいという意見をいただいております。その対策といたしまして、放送の際にゆっくりしゃべる、スピーカーの向きを調整する、スピーカーの音量を上げるなどの対応を行っております。 また、市民安全情報ネットワークへの未登録者や放送を聞き逃した、放送内容が聞き取れなかった方のために、放送内容が電話で確認できるテレフォンサービスを行っております。今後は放送内容をホームページにも掲載するなど、多様な手段で情報配信を行ってまいりたいと考えております。また、放送が始まりましたら窓を少しあけたり、外に出るなど、積極的に聞き取っていただけるとありがたいと思っております。 また、広報「なかつがわ」4月号で、防災行政無線の紹介と防災情報の取得方法の記事を特集で掲載し、広く市民の皆様に周知を図ってまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 なかなか市民に理解されていないんじゃないかということも含めて対策が打たれておると。4番目の質問の、理解されていないとすれば、今後の対策を示してくださいということで、今、回答もあったんじゃないかなというぐあいに思います。 そうしますと、4番目の問題とも関連はしますけれども、一度緊急放送が行われ、問い合わせで市役所へ電話をされると、電話回線や夜間対応も考えると、聞こえにくい、または聞き取れなかった市民が自分で確認できる方法として、今言われたテレフォンサービス、これは資料で見ますと0573-65-0370が位置づけられていますが、この電話番号を含めて、市民への徹底なんかはどのように考えられておるのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今議員のおっしゃいました0573-65-0370、これは3回線用意しております。かけていただきますと直近の放送内容が復唱されてくるということです。あとはホームページのほうにもこの電話番号等も載っております。あとは、これは昨年の7月ですけど、区長会などでも説明を行っておりますし、総合事務所、出先事務所長会議のほうでも周知をしております。それと消防団の会議などでも周知のほうをして、広く市民の方々に伝わるような方法をとっております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、ちょっと単純な質問ですけれども、その3回線あるというのは、どの回線も一緒だと思いますけど、自動放送がかかるということですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 最近で言いますと、春の火災予防週間の中でサイレンが鳴る前に放送をしております。その放送内容がこの番号へかけますと返ってくるということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ちょっと趣旨が違うというぐあいに思いますので、何かがあってサイレンもしくは広報が流れる。それの確認ができなかったからといって、この電話番号が3回線確保されておって、広報の中身についてはこういう中身ですというのが自動で流れてくるんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 失礼しました。自動で流れてまいります。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 今まで私の経験でいくと、一方的に行政のほうから出された情報を市民が知ろうとすると、市役所に電話をかけてどんな内容でしたかというのを確認するというのが一つの方法でしたけれども、今回は、こうした専用回線が設けられたということは、一つにつきましては、市民の皆さんも関心を持って取り組みをしていただけるということになろうかと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ただ、先日いただいた民生委員会の所管事務調査の13ページにあります防災行政無線の放送内容というのをちょっと見させていただきましたけれども、1つだけ、まずは時報のミュージック、先ほど言いました正午には野ばら、17時には夕焼け小焼け、こういうことで今流れておるわけですけれども、その音楽は、例えば季節ごとに変えることができるのかどうなのかを質問いたします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 季節ごとに変えることは可能でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうすると、それに対しての費用というか、それはどのぐらいかかりますか。大きな金額がかかるかどうかだけで、判断で結構です。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今、現在8曲ほどかかれるものを登録しております。それ以外のもので、例えばリクエストがございました場合については、採用するしないは別といたしまして、私どもが聞いておりますのは数千円から数万円ぐらいの費用がかかるというふうに聞いております。  〔「年間なの」と呼ぶ者あり〕 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 1曲です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 先ほど言いましたように、例えばそれは季節的に変えるということは可能かどうかを質問いたします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) それは可能でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、今もちょっと後ろのほうから出ましたけれども、数千円からうん万円ということですけれども、それは1回変えるところで、年間ですか、それとも月なのか、もしわかれば。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 済みません。私の記憶では1曲をとるのにというふうに確認をしていますけど、ちょっと正確なことがわかりませんので、申しわけございません。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ただ、私は季節的に変えられるものならば変えていくというのも、俗に言うマンネリ化になっちゃうとまずいので、季節的に変えるというのも一つの方法かなと、そんなことを思ったものですから、そのことがまず1点です。 それからもう1つ目、これについては(1)のサイレンを鳴らさない放送ということで今指摘をしました。それからもう1つのサイレンを鳴らす放送として、以前でもサイレンの鳴らし方が、サイレンを鳴らすときは黒丸というかぽつぽつ、あとずうっと流すとか、そんなようなことがありましたけれども、①で風水害、土砂災害時、サイレン60秒吹鳴というんですか、5秒休止掛ける4回、アナウンス云々というぐあいになっておりますけれども、こういう中身というものは、市民の皆さんにはどのように情報伝達されておるかを教えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今言われましたサイレンの音声の流れのことにつきましても、先ほど言いましたホームページのほうに、例えば今言いました60秒吹鳴で休止5秒、吹鳴60秒とか、そういったものも出ておりますので、一度見ていただけるとどうかと思います。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 私も消防団の経験はありませんから、サイレンというものは何か緊急を知らせるため、もしくは長くなるときには何らかのまた違ったサイレンかなあというぐあいに思いますけれども、いろんなサイレンの鳴らし方にもあるということ。それからまた、サイレンを鳴らした後、アナウンスが入る。私としてはアナウンスが入ったほうがよくわかるなというような気はしておりますので、いろいろと組み合わせをしていただきたいというぐあいに思います。 それから、後ほど携帯メール等の兼ね合いもありますけれども、警報等の気象情報は22時から翌6時は流しませんということですけれども、これについての一般的な警報なのか、それとも大雨が降って避難時云々ということでしたらそんなことはないというぐあいに思いますが、その緊急のある程度の考え方だけお示しください。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 午後10時以降の放送はしないのはなぜかというご質問ですけれども、市民生活の中で、深夜のことを考えますと、緊急放送は、避難情報とか土砂災害特別警戒の場合は放送いたしますけれども、あとにつきましてはメール配信のみでお願いしたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 次の質問に参ります。5番目です。 戸別受信機の全世帯配付は、平成14年加子母地域に設置され、残りは蛭川、中津です。地域コミュニティー放送(エリアトーク)の導入につきましては、付知、蛭川が予定されており、福岡が平成26年とされています。やさか地区が検討中、その他は未定とされています。中津地域に対する戸別受信機や、地域コミュニティー放送導入の取り組みをお示しください。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 旧町村単位で全世帯に設置いたしました戸別受信機につきましては、全市を統一した防災行政無線の整備に伴いまして、平成29年11月までに免許のほうを返納するため、今後使用ができなくなっております。今回の戸別受信機は指定避難所、公共施設、自主防災会長宅につきましては市が設置をしております。また、サイレン音が聞こえない難聴地区、土砂災害特別警戒区域に居住の世帯や80歳以上の独居世帯の希望者につきましては、負担金の減免を考えております。 地域コミュニティー放送につきましては、各地区の自主的な事業として取り組んでいただいております。中津地区については、導入の希望を現在は聞いておりません。ただし、今後も要望の確認は行ってまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがとうございました。 私も広報会、今の区長さんたちとこの問題について突き合わせはしたことはないもんですから、たしか各区長さんには、今答弁がありましたように戸別受信機が配置されておると。何か希望があるならなんていう話もちらっとは聞いたことがありますけれども、この資料の中の12ページには、戸別受信機の配置計画は、真ん中の右のほうで、しかし、全世帯に設置するのは莫大な費用がかかりますというぐあいに書いてあります。そういったところで、今言われた区長さんのお宅、もしくは80歳以上云々、希望される方だとは思いますけれども、そういう回答じゃないかなというぐあいには思います。もし、これから中津あたりでも、例えば計画的に配備をされたいというような声が出てきましたら、前向きにご検討をお願いしたいというぐあいに、これは要望だけしておきます。 それから、戸別受信機の問題と、私も以前、ちょっと指摘もしたこともありますし、それからほかの議員さんも指摘をされましたが、阪神・淡路大震災の折にはコミュニティーFMが活躍し、市民の皆さんも安心をしておったというか、今どこどこ地域にはこんなことがあって云々、避難先はこういうところでどんなことをしていますという、たしかミニFM局が活躍しておったんじゃないかなというぐあいに思いますが、ミニFM局の導入というものは、検討はされたことはありませんか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) ミニFMの件につきましては、平成19年の議会の中で市はどう考えているかというご質問につきまして、災害時には防災情報伝達手段として非常に効果があると思いますが、現段階では公設で立ち上げることは考えておりません。なお、民設民営で立ち上がった場合には、活用させていただきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいという答弁をしております。 それで、それ以後、私どもも恵那市と中津川市の中で検討した経緯がございますが、結論としまして、南北に長いこの地域ではFM電波の到達範囲を超えておりまして、全市域に同じ内容を届けられないこと、また費用対効果も薄いことから、今のところ断念をしておるの現状でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 多治見あたりでも、たしかミニFMをやっておって、これも財政との問題もあろうかと思いますけれども、これも民営かどうかも私も承知をしてはおりませんけれども、たしかこういうミニFMのエリアは、電波の出力といいますか、それは多分小さいというぐあいに思いますけれども、こういうこともやはり皆さんに対しての情報を提供するという、それの一つの手段としてミニFMであったり、戸別受信機であったりするものですから、情報をいかに出していくのかということを、これもまた要望としておきます。なかなか公設ではできないよというのが一つの回答としてはありますけれども、財政的な余裕等々ができましたらば、お願いしたいというぐあいに思います。 それから、今度は携帯メールの配信について質問をさせていただきます。 防災メールの登録者から震度1の地震情報が夜中に入ると聞きました。自分のパソコンを見てみますと震度1の地震情報が入っていました。地震の程度は別にしても、情報に一定の制限がかけられるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 市民安全情報ネットワークの配信情報に関する登録内容は、変更していただければ地震情報の配信、停止は行えます。登録内容の変更につきましては、震度の大小による設定は現状のシステムではできません。一律に地震情報の配信を受けるか、または停止するかの選択を選んでいただくということになりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、これも正直に言って一方的に入ってきちゃう。これを防ぐには電源を落とす、そういうことしか私は考えられんなというぐあいに思います。 そうしますと、こういったことの煩わしさから登録をしたけれども、登録を抹消するという人も中には出てくるんじゃないかと。そういうことから思いますと、現在の登録者数がプラスした、マイナスしたということがあろうかと思いますが、そういった携帯メールについての調査をされたことがあるかどうかをお伺いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 調査というのはしておりません。ただ、市民安全情報ネットワークの加入者についての把握はしております。 これは平成23年度につきましては、全登録者が2万8,904人、地震情報につきましては2万6,601、平成24年度につきましては、全登録者が3万2,619人、地震情報につきましては2万9,422人、平成25年3月1日現在でございますが、全登録者につきましては3万405人、地震情報につきましては2万6,927名となっております。平成23年から25年の増減の比較をいたしますと、全登録者につ きましては1,501名の増加、地震情報につきましては326名の増加というところにつきましては、把 握をしております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) なかなか数字というものは難しいもので、平成23年と比べたり、25年比較云々となるとトータル的な問題とか、いろんなことになろうかと思いますけれども、今言ったみたいに、私が思うには、皆さん登録してくださいという一方で、こういった弊害なんかもあって、それに対しての対処の仕方としては、自分で携帯の電源を落としちゃうという方法しか夜中はできんのかなあというぐあいに思います。そのことも含めて、こういったメール配信をやめられた方も結構いるのかなというぐあいには思います。 そういったようなことは、私は思うわけですけれども、防災メールの登録者の感想や意見というものは、聞かれたことがありますかどうかを質問いたします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 登録者の感想や意見については、聞いたことはございません。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 私はきのうかおとつい、東北の大震災のときに、救助のヘリコプターが現地には着いておったけれども、俗に言うと指示待ちをしておって、たくさんのヘリコプターが待機をしておる。待機をしておったけれども、これじゃあいけないということで、ヘリの皆さんが実際情報を取りに行こうということで行ったと。指示がなかったというのは、どこでどんな状況になっておるかがわからなくて、指示が出せなかったというのは現実にあろうかとは思いますけれども、もし何か起きた場合に、体制を待っておったんでは、私はやはり遅くなるんじゃないかなというぐあいに思います。 防災システムを市民の皆さんが一体どういう場合に捉えておるのか。ただ、情報として捉えておる。とりあえずは被害がないですから、そういうことかなとは思いますけれども、市民の皆さんはどのように捉えてみえるのかということを把握されたかどうかというのが私の提案ですが、どんなものでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 把握なども今後検討してまいりたいと思います。ただ、当市が地震防災対策強化地域、または地震防災対策推進地域のほうに指定をされておりますことから、そういった微震・弱震の情報も配信をしたほうがいいかなということを考えておりまして、今言われました基準というものですけど、今の状況でやっていきたいというふうには考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 今回、こういった質問をさせてもらって、ちょっと私なりに分析をしてみますと、今までは俗に言いますと行政のほうから一方的な情報だけで流れていく、それも聞き取れる聞き取りにくいということがありました。そのことがこれからは先ほどの電話じゃないですけれども、市民の皆さんが、わからなかったら自分で動いて聞いてみるという、この体制というものはでき上がってくるんじゃないかなというぐあいに私は解釈をいたします。その点も含めて、私のところには聞こえんぞ、市役所は何やっておるんだという、そういうような苦情みたいなことでしたけれども、これからは、やはり行政と市民がピンポン玉のようにしてお互いの情報をやりとりしていく、このことがまちづくりといいますか、そういうことに必要になろうかと思いますので、今回教訓としてはこんなことも思いました。 これからも災害がなければ一番いいわけですけれども、あったときには、やはりお互いの情報を交換し合っていくということを大切にしながら取り組んでいただきたいということを要望いたしまして、一般質問を終了させていただきます。 ○議長(鷹見憲三君) これにて23番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 続いて、10番・原 昌男君。  〔10番・原 昌男君質問席に着く〕 ◆10番(原昌男君) それでは通告に基づきまして、きょう、しんがりでありますけれども、一般質問をいたします。 先ほども議員控室で話していたんですが、実はけさ、私のところへ匿名の市民から電話がありまして、 「きょうは原議員、一般質問ですね。あなたはいつも市民の目線で質問してくれていて大変うれしい。きょうも頑張ってください」なんて励ましを受けまして、したがってちょっといい気になっているんでありますが、脱線発言なんかしないようにちゃんとやりますから、よろしくお願いします。 きょうは2つの問題で一般質問をしたいと思います。 1つは、蓮光寺西山霊園の問題でございます。それともう1つは、リニア新幹線並びに濃飛横断道ということで2つの問題で質問いたします。 1番目の蓮光寺西山霊園の問題につきましては、去年からもう2回取り上げておりまして、今回3回目でありますが、これはいきさつを今さら振り返ることもありませんので省略いたしますけれども、実はきょう、蓮光寺西山霊園の問題を質問するので、きのう、僕、現場を見に行ってきました。そうしましたら、やっぱり全然変わっていないんですね。100余りの墓石がありますが、そこへの正式入り口のほうは有刺鉄線が張ってあって、お墓の入り口に有刺鉄線ですね。さらに半分は黄色いプラスチックの鎖が張りめぐらせてありまして、そこからは墓参に入れない。ほかに通路がありますから墓参はできないことはありませんけれどもね。そういう状態ですね。 したがって、100ぐらいの墓石があるんですが、墓参する人も少ないんじゃないでしょうかね。ですから、通路は草がいっぱい。それから墓参する人がいないもんだから、墓石のあるお墓にも草がぼうぼうと生えている。今は冬ですから枯れていますけど、もうすぐまた春になれば新しい草がもえてきてもっとひどいことになるということにならざるを得ないと思うんですよ。 お墓というのは、やっぱりそこに墓を持っている100人ぐらいの市民の人にとってみたら、各家には仏壇があって先祖が祭ってあるのと同じように、とても大事な場所だと思うんですね。その家にとっての聖地だと思うんですね。そこがそんな状態だということについては、僕は耐えられんなと思うんですね。 僕は極めて酷薄な人間でありまして、人間は死ねば生ごみだぐらいにしか思っていませんから、神や仏なんていうのは信じないという僕でさえ、やっぱり年末には親の墓参りに行く。家内を亡くしていますから、家内の墓も参る。といっても手を合わせたりなんかしない。市会議員は大変だよなんて言ってぼやいて返ってくるだけですが、一般の人にして見たら、自分の先祖が葬ってあるお墓というのは聖地ですから、それが有刺鉄線で入れないようにしてある。鎖で入れないようにしてある。行きたくない。それで小屋には相変わらずT興産なんて看板がかかっていて気持ちが悪い、そういう状態ですよ。こんな状態をいつまでもほっておいたら僕はいかんと思うんですね。 何とかして、僕がこの前から言っているように一括買い取って、まだあいている土地がたくさんありますから、それが市営の墓地だということになれば、それは必ず買い手がありますから、それで一括買い取ったやつを埋めていけるはずだから、市に損失は発生しないはずだから、そうしたらどうかということを提案しているんですけどね。現在まで遅々として進んでいないと、そういう状態ですよ。 本当に市民のお墓を持っている人たちにしてみたら、もう耐えられんであろうと思うんですね。一体全体、具体質問ですけど、現在どういうことになっているのか、どう解決されようとしておられるのか。たった1点だけです。その答弁をしてください。関連でまた質問をします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 議員のご質問につきましては、平成25年6月と9月議会のほうでも答弁をいたしております。市は墓地経営の許可権者といたしまして、関係法令に基づき対処をいたします。また、土地所有者、墓地経営者、墓地利用者との間の問題でございまして、長い時間を要するというふうに考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今答弁がありましたけれども、土地所有者は現在のところT氏ということになっていますが、宗教法人でもありませんし、個人ですからね。あの土地がその人の登記になっていることについては、僕も登記謄本を見ましたからそのとおりですよね。それは管理者ではない。土地所有者にしかすぎない。今は管理者がいないわけですわな。したがって、長い時間かかってどう解決するんですか。 1つは、蓮光寺という坂本に寺があるそうですが、その和尚さんはもう亡くなっちゃっている。その後継和尚さんはいないという状態のようですね。宗教法人といっても名ばかりの宗教法人。結局そこがお墓を工事したけど、工事業者に代金を払わなかったんだろうと思うんです。それが回り回ってT氏が土地の所有になっていると、こういう状態だと思いますがね。 長い時間がかかるって、どういう方法をとって長い時間がかかるんですか。最終的にどういう形の解決にしようとしているのか、答弁してください。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 先ほど議員が言われました市が霊園のほうを一括して買えばいいかというようなお話もございましたが、これも前回、その前の議会のほうでも答弁をしておりますけれども、土地所有者は墓地でしか利用できないことを承知の上で買っておるということでございまして、霊園全体を市が買い取ることはできません。ただ、移転を希望される方につきましては、市営墓地のほうのあっせんなどはしておりますし、当然長い期間というのは、いつまでというところの期限の限定はできないというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 100基ぐらいの人は、蓮光寺に対して永代使用権として15万円から20万円ぐらいは既に払っているわけですよ。そして墓石を立てている人と、まだ立てていない人といますね。同時に15万から20万の永代使用権以外に永代管理料というのも一括で払っている人もたくさんいるわけですよ。その人が、今仮にどこか市営の墓地で青木墓地があいているとか、あるいは西山霊園の西のほうに市営墓地がありますが、そこにも空き地が幾らかあるようですから、そこへ引き墓、移そうと思えば、青木墓地を手に入れようと思ったらやっぱり30万も要るわけでしょうよ。それから古いあいた墓地へ行こうと思えば、それはもっと安いようですけど、それじゃあ蓮光寺の西山霊園に30万とか40万とかのお金を払ったのはどうなるのかということがあります。二重投資、三重投資になるじゃないですか。そんなことは耐えられないことですよ、人々にしてみたらね。 そういうことからしたら、今言うことは解決にならないじゃないですか。したがって、いいですよ、僕は、T氏の土地所有のままでも、あんたがたが行って鎖を取ってくださいよ。有刺鉄線を取ってください。そうしたら墓参りは割と気軽にできるようになりますから。有刺鉄線で封鎖された墓なんてありますか。取ってください、それだったら。取れますか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) それはできません。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 鎖も取れない、有刺鉄線も取れないということだったら、やっぱり市民は安心して墓参りができないですよ。鎖で封鎖された、有刺鉄線で封鎖された墓なんか、それはやっぱり気持ちが悪いですよね。それじゃあ解決じゃないじゃないですか。じゃあ解決する気はないということですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 私どもの情報によりますと、墓地経営者の宗教法人は、ことしの2月11日付で裁判所の命令により解散をしたというようなことがございます。そうしますと、解散後、清算人が選任されまして、清算を終えるまでは宗教法人は存在するというふうに考えております。ですので、官報などにこれが正式に出ますので、それを見てから清算人のほうとまた相談をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 清算人は清算人であって宗教法人じゃないわけでしょう。お墓の管理なんかできるわけじゃないじゃないですか。清算人はあくまでも清算人ですよ。清算が終わったら清算人の役割は終わるわけですから、その後にお墓を管理できる宗教法人があるわけじゃないじゃないですか。 そうすると、地主としてのT氏が存在するだけだということですよ。T氏はお墓の管理権はないんですからね。そうすると、やっぱり今の状態の有刺鉄線と鎖で張りめぐらされた100基ほどのお墓が続くということになって、ちっともそんなものは解決のめどになっていかないじゃないですか。そうじゃないですか。しかもあなた方は有刺鉄線も鎖も外す勇気もない、こういうことでしょう。だから、同じことじゃないですか。どうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。
    生活環境部長(曽我和幸君) 勇気とかという問題ではないと思いますけれども、うちは市の職員としてあそこへ行って土地所有者が立てられたものを撤去するということになりますと、それは違法になると思いますので、できないということです。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そうしますと、あの100基ほどのお墓はいつまでも有刺鉄線と鎖で封鎖されているという状態が続いて、したがって墓参にも多くの人が行きたがらないし、ますます草がぼうぼうになっているということが続くというふうに理解していいですね。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 草がぼうぼうになるとかというお話をされますけれども、そこの中の墓地を持ってみえる方が自分の墓地の草を取るのは、私は当たり前だと思いますし、そこへ行くまでの通路の草が邪魔になるなら、その方たちが取って管理するのが、私はそれがその墓地の所有者のできる作業でありますので、そういうふうにしていただきたいと思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今、実情は大体100基ほど墓石があるんですが、そんな鎖で封鎖されている、有刺鉄線が張りめぐらされているということから、やっぱり墓参をする人は少ないです。通路の草なんか取るなんて考えられない。墓参する人は自分のお墓の草を取るぐらいで、墓参をする人が少ないから、いっぱいどのお墓に草がぼうぼう生えている。まして、まだ永代使用権が売れていないところについてはもっとひどい、こういう状態です。だから、本当にあそこにお墓を持っている人たちにしてみればたまらんと思うんですな。先祖を祭っているというか、いけている、そこがそんな状態だと。 一方、西のほうの市営墓地は、キリスト教のお墓があったりして見事にきれいですね。ああいう状態であってほしいというのが市民の気持ちだと思うんですよ。だが、そういう解決を市はする気はないと、現在の答弁からそう見ざるを得ませんね。したがって、そのことを僕はまた市民に、きょうの質問並びに答弁はそのまま僕は報告しますが、そういうことしかしようがないですな。 市長、こんなことを言ったら、市長と言ったらあれですけど、もし何かお考えがあったら聞かせてください。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 3回目の質問ということで、大きな課題として捉えております。 先ほど原議員が言われましたように、確かに取得をされた後の今の状況、市民の方が大変困ってみえる、この状況はよく理解をしておりますが、それぞれの方が取得に至るまでの中で、市内の中でさまざまな墓地を買われておるわけでございます。まさかこういう状況になるということを見越して買われた方は一人もないというふうに思うわけですけれども、今部長のほうが詳細について説明しましたのは、通常ですと、やはり墓地を取得するということについては、まずはないことが想定されるわけでございますし、経営者としての認定は受けて見えないわけです。非常にまれなケースといいますか、そういった中で所有権が移ってしまった。したがいまして、こういったケースがほかの場合、これは墓地問題だけではなくて、こういったケースが出た場合に、またそういったものにつきましては、やはり市が取得するという形が一つの事例として残る可能性がありますので、決して放置をするということではなくて、一つの流れの中で将来の解決策を見出していく。そんなことで今対応させていただいておるところでございます。 したがいまして、1年半前ですか、このことが大きく出ましたときに、窓口には相当多くの相談等も寄せられました。都度、窓口対応をさせていただきまして、そして現在の墓地の所有者の皆さん、そうした方のまずは情報交換から始めていただきたいということでお願いをさせていただきながら、現在まで至っておるという状況でございます。したがいまして、今すぐ市が取得をしてということについては、なかなかその域までは到達することができない状況でございますので、どうか私の立場とすれば、もうしばらくご理解をいただきたいという答弁とさせていただきます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) こういうふうに思うんですよ。蓮光寺というお寺にあの墓地を認めたのは、蓮光寺という宗教法人を市が認めたんだと僕は思うんですよ、いつできたのかわからないけどね。それは率直に言って、極めて基盤薄弱なお寺で檀家もほとんどないと。和尚さんが亡くなっちゃったということですわ。蓮光寺が土地を開発したわけですな。宗教法人だから墓地を開発する権利は、僕は蓮光寺にはあったと思うけど、蓮光寺は墓地を開発した土建業者に恐らく工事費を払えなかったんだろうと思う。それが回り回って著名な中津川市のT氏の手に移って現在登記されていると、こういう状態です。 そういう点からすると、市に責任があるんですよ。何で蓮光寺というというような、大して檀家を持っていないような、坊さんが死んだら後継者もいないような、そんな宗教法人に墓地をつくることを認めたのかということだってあるし、さらに経過の中では、管理者でないT氏という人に管理者だというような証明を出している。それを後で撤回しているじゃないですか。そういう市に責任があるんですよ。ですから、まあまあちょっと待ってくれと。もうちょっとは大分過ぎているからね。これから先もいつまでたっても鎖と有刺鉄線で囲まれたお墓が続くんです。そんなことで市の責任が果たしていけるものですかね。それを僕が言うように一括で買い取ると。それが前例になって困るおっしゃるけど、墓地の開発だとか売買というようなことは、これは本当にレアケースであって、もし今度一括で買っても、僕はまだ売れていないところがたくさんあるから、それを売れば埋まるというふうに判断していますが、だから市に損失は発生しない。このいきさつをあっけらかんと市民に報告したらいいじゃないですか。決してこれが前例になるなんてことはならないし、市民は著名なT氏であるというようなことについて、そういういきさつをあっけらかんに報告したらいいじゃないですか。そうしたら僕は理解されると思うんですがね。その辺のところに非常にこだわっておられるような感じがするから、ちっとも悪いことをするんじゃない。固定資産の土地の鑑定士を入れて評価をして、そして買い取って市営の西のほうにどっと広がる市営墓地と同じようにきれいにして管理していく。そして市民は安心して墓参ができる。そして売れ残ったところを市が売って、青木墓地のように回収して一括で買ったやつを埋めていく、こういうやり方をして市民に説明すればわかってもらえると思うんですが、いかがですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 土地の一括購入につきましては、先ほど説明いたしましたし、去年の6月、9月も言いました。土地所有者は墓地しか利用できないことを承知して取得しておりますので、西山霊園全体を一括買い取りすることはできませんということで、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 嫌ですよね、もっと大事な問題。それは確かにそうですよ。T氏は、これは墓地だということをわかって手に入れているんですよ、確かにね。けれども、我々の側に正当の買う理由があるのであれば買っていいじゃないですか、別に。それが市民に対して説明ができれば、僕は構わないと思うんですよ。T氏が墓地だとわかって手に入れた土地だから買えないなんて、そんなことはないと思いますよ。 この問題は見解の相違だから、市は相変わらずこういうことですよといって、せいぜいオンブズマン新聞で報告しますわ。そうするとけさみたいに電話がかかってきて、頑張れという激励を僕はまた受けるかもしれません。じゃあこの問題はここまでにしましょう、きょうの段階では。 次に2番目、リニア新幹線並びに濃飛横断道路建設について、用地買収、家屋立ち退きを迫られる市民の権利をどのように守っていくかの問題についてという2つ目の質問をいたします。 リニア新幹線は長大なトンネルを掘って、ご承知のとおり、そして停車駅、車両基地が中津川市にできると。岐阜県駅ということだそうですが、余りおもしろくないなあと思っておりますけどね。伴って、美恵橋の西詰から坂本駅の中津川寄りだと思うんですが、リニアとクロスして恐らくリニアの車両基地というか、地上線もクロスすると思う、引き込み線もね。それからJRの現在の在来線も恐らくクロス、上を越えて地下ということはないでしょうからね。そして坂本駅のもうちょっと中津川よりから19号へ到達して、19号と中央道のでね、あそこにインターができると、こういうことだろうと思うんですが、そこで私が一番心配をするのは、これでもって中津川市の活性化の、ないしは岐阜県の活性化の起爆剤にするぞということでみんな張り切ってやっているわけですが、リニアの見える丘公園というような考え方もあるようでございまして、そういうことですけれども、私はこのリニアと濃飛横断道で一番心配するのは、この前の質問でリニアの岐阜県駅周辺で50世帯から60世帯ぐらい立ち退きがありそうだというふうな答弁でございました。それが、その後はっきりしたかどうかもお伺いいたしたいんですね。それから、濃飛横断道のことはこの前質問しませんでしたけど、美恵橋のこっち詰めから、今中央自動車道へ至ることを考えると、これもきょう答弁を求めますが、わかれば答弁していただきたいけど、恐らく数十の立ち退きが余儀なくされるんじゃないかという感じがするわけですな。 心配なのは、JR東海が、あるいは濃飛横断道の場合は県でしょうけれども、本当に十分な一人一人が納得するような補償なり移転をやってくれるだろうかというのが心配でしようがない。馬籠の説明会を僕は出ましたけれども、何ですか、あの木で鼻をくくったようなJRの態度。質問は1回しか認めないとかね。僕は最後に、「あなた方、そんな市民をないがしろにするようなやり方をしていたら、東電と同じことになるぞ」と捨てぜりふを残して帰ってきましたけどね。東電は、例の災害の問題で今やもう破産会社ですよ。職員の給料も下がる。そんなことになるよと言って僕は帰っていきましたけれども、それが心配なんです。 50世帯の中で農業をやっている人があって、ここで百姓は足を洗おうと思っていると。息子はもう工業団地へ行って課長になっている。ここでもう年をとったし、百姓は足を洗おうと思っているというような人も結構あると思うんですね。しかし、今、住民状態からすると、老人だけの世帯というのは結構あると。老人一人で住んでいるというような世帯だってあるわけですな。しかも家も築20年、30年、40年、一戸建てとはいうものの、そういう家に住んでいる人もある。東電が例の原子力災害で補償の評価なんかすると、築年数によって随分と安い。新たに家を1軒取得して、従来どおり独立した家で住めるというような状態になれないから補償交渉が成立しないというケースがたくさんあるみたいですね。そういう中で、昨今の新聞によれば、老人がばたばた死んでいる。仮設住宅の住環境に耐えかねてばたばた死んでいくというような状態が、もう二千何百人死んでいく、こんな状態が起こっていますよね。 力のある人はいいと思う。あるいは車を持っていて、買い物でもどこでも行けるし、病院も行けるという人はいいと思うけど、そうじゃない老人世帯がかなりたくさんあるんじゃないかという感じがするわけです。こういう人たちに対する補償はちゃんと行っていくだろうか。あのJR東海の姿勢を見ていると、とてもそうは思えない。そういうことを非常に心配するんです。 それともう1つは、リニア新幹線について反対はしませんけれども、市はこれからかなり巨大な投資をせざるを得ない。JR東海は線路を引っ張るだけだ。駅についたって附属設備なんか何もやらないということですよね。濃飛横断道は県がやらなきゃならんし、駅前広場はどうも市がやらなきゃならないようなことですね。非常に重大な投資が行われていく感じがするわけです。このリニア新幹線なんていうのは、これは本当に巨大プロジェクトですよね。巨大プロジェクトが全部が全部地域住民の福祉になっているかというと、どうもそうじゃないケースもある。 例えば、ある本を読んでいたら、本州・四国の連絡橋は3橋ありましたね。あれが全部赤字らしいですね。通行量が思ったように出ない。したがって料金を下げた。それから四国の愛媛県だとか香川県だとか徳島県は、すごい本州との交流ができて繁栄するはずだった。ところがストロー現象で吸い上げられて全然変わらないというようなこともあるらしい。 それからもう1つは、関西空港が泉佐野市にできました、広大にね。泉佐野市は関西空港を目指して流通団地をつくるということで広大な土地を買ってやった。ところが埋まらないんですね。だから、夕張ほどではないけれど財政ピンチです、あそこは。すごい財政ピンチで困っている、こういこともある。 もう1つは東京都アクアラインですね。これも千葉県側がうんと繁栄するはずだった。ところが一向に変わらない。こういうこともやっぱりあるわけで、そこで中津川市が浮かれて過剰投資なんかしちゃあかんよという僕の意見です、率直に言って。そういう観点から質問していきたいと思います。 具体質問に入りますが、リニア中央新幹線ですね。市は県に対して1月17日に環境評価準備書に対する意見を上げられました。県は当然これに沿って県の意見をJR東海に提出するものと予想します。もちろんこれは中津川だけじゃない。隣の恵那も瑞浪も、そして可児も土岐も、あるいは多治見も、その意見を合わせていくんだと思うんだけど、県は恐らく市の意見をネグレクトしてやるなんていうことはやらないと思うから、県は市の意見をそのまま取り入れてJR東海へ提出するということになると思うけれども、県の1月17日付の市長の県知事に対する回答書を拝見していますと、なかなかいいことがたくさん書いてある。中には不十分だという人もいますが、いいことがたくさん書いてある。 第1番目に、この6項が何のことを触れているかというと、地下水ですね。それから水資源の問題も触れています。地下水については、特に千旦林地区なんかは割と丘陵地帯ですから、その底をトンネルを掘るということになると、井戸水とかそういうのに影響している人が随分あるんじゃないかという感じがしますから、これは重要な問題ですね。それから水資源という点では、この7項の文章の中に、わざわざ山口かどこかの工事前に十分調査をしてくれと。井戸水の水位について、工事が行われる前に実態調査を行うということを要求していますね。影響の部分も確認したということを言っていますし、水資源の問題については7項でありますけれども、工事前に水路及び水質についての実態調査を行うということを市長は要求しておられますね。 岐阜県はこれをまさかネグるということはないと思うから、このまま上げていくだろうと思うんです。今度JR東海がその意見に基づいて何らかの見解を表明してくると思いますが、もし市長の要求をやらないと、JR東海が、こういうふうに書いてあるようなことになったときは、これはもうリニアは認められんなという感じがするんですが、そのとき市は、この要望が認められなきゃどうしますか。そのことをまず答弁していただきたい。この市長の答弁書が、岐阜県がそのまま取り上げてやるだろうという観点に立って、取り上げてやってJR東海に出したときに、もし認められなかったら市長はどうしますか。中津川を通ることはお断りやということにしてくれますか。それとも、これはしようがないということで流されますか、どうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 環境影響評価の動きにつきましては、現在、県が当市の意見だけでなく、沿線市町や各分野の専門家である岐阜県環境影響評価審査会などの意見を集約いたしまして、JR東海に提出する県知事意見書を作成している最中でございます。 その内容または状況が明らかでないこの段階において、こうした仮定に基づく見解を市が示す、そういうことは適当でないと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そうすると、1月17日に青山市長がせっかく上げた意見が、万が一、県にネグられたと。県はいろいろ苦慮しているとは思うんです。例えば可児市の陶器のかま跡を地下を行ってくれというやつを、向こうは橋でと、あれはもう頑固ですね、JR東海は。あんな熱烈な影響が出れば、当然考えなきゃならんのに、最近になったらこんなスマートな橋でいきますよなんていうことを言っていますね。あれからすると、JR東海というのは我々の意見を聞く気はないというふうに思わざるを得ないですね。市議会でも決議しているわけですね。 この6項、7項というのは、中津川にとっては重要な問題だと。これをまだ仮定の問題で答えられないなんていうことじゃあ困る。これを県は当然上げていくでしょうし、それをJR東海がわかりました、やりましょうと。地下水の事前調査について、あるいは水源調査について。水源は山口、それから瀬戸ですね、あるいは山の田で斜面にありますから重要だと思うんですが、それに対して何ら触れない、事前調査をやらないというようなことだったら、中津川はお断りやと言うほかはないと思うんですが、やっぱりあれですか。仮定の問題には答えられませんか。その点、どうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 6項、7項の地下水、水資源については、JR東海は定点検査を行うということで回答をいただいております。したがいまして、JR東海とは別に中津川市としても、さらにポイントをふやした中で調査を進めるということで、今回予算づけをさせていただいておるところでございます。 それともう1点が、10日ほど前ですけれども、県の担当部署のほうへ部長と面談をしてまいりました。そのときに今の状況、そしてこれから私どもが提出しました地元の意見書、これについての100%、県も指示を願うということをお願いしてまいりました。恐らくJR東海も、今のこの状況の中で、一つ一つこれはやらない、これはやるという問題にはならないであろうという、あくまでこれは推測の域でございますけれども、現在ではそういった状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今の市長の答弁、わかりました。JR東海は、ここにあるように事前調査を影響の有無を確認するとか、6項地下水ですね。工事前に水路及び水源について実態調査を行うということのようですから、これはその過程を市は十分監視して、どうなったと。事前調査はやったかと。どうなったということは当然確認をしていく責任がありますから、その点、念を押しておきたいというふうに思います。 次に、10項の日照権の問題です。 10項で市はJR東海にどういうことを要求しているかというと、日照権、かさ上げ式地上駅の周辺で日照阻害が生じると予想されている地域での季節ごと、時間ごとの影響を地図で示せということを言っておられますね。非常にいいですね。これは恐らく僕は事前に示せという意味だと思うんですよ。だから、駅は8階建てのビル、約30メートルぐらいだというふうに言われていますしね。それが季節季節によってどんなふうに周囲の日照権に影響するか。それによって立ち退き場所なんかが決まってくるわけですから、立ち退きというか補償を出すかの、そういうことが違ってきます。事前にそれを示させるということはとても大事なことですね。できちゃった後で俺のところは日陰になった、太陽が当たらなくなったといったって、聞くようなJR東海じゃないと思いますよ。だから、絶対に10項目は、市長がこういうふうに出されているとおりに実行させる必要があると思うんですが、いかがですか。 ○議長(鷹見憲三君) 原 昌男議員、質問事項がまだ3分の1も行っていないようですので、時間の配分を考えて、これからちょっと進めていただきたい。 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 日照の問題につきましても、先ほどお話ししましたように、今現在の段階では、市からは意見書を出させていただいております。県も多分そういうふうに意見書を取り上げていただけるというふうに思っております。今後、それが県知事の意見としてJRへ意見書が提出されますと、JRは評価書の作成をしまして、それを国交省並びに環境省のそれぞれの大臣の意見を付して、またJRへ戻ってくるということになります。その段階でもかなりの議論がされるというふうに考えておりますし、その結果を見て、市として対応していく必要があるだろうというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 残念ながら時間がありませんからあれします。磁界の問題もありますが、これも市は第三者機関による再検証をやる。再検証ということは当然事前ですよね。その結果、公表を要求しています。これも工事着工する前に当然やってもらわないかんですよ、JR東海にね。その旨、市執行部は推進するというふうに理解しておきます。それがやれないようだったらリニアを通すのは認めないという態度をとるだろうというふうに理解しておきます。 次に、2番目の岐阜県がJR東海に意見書を提出するのはいつごろになりますか、これは単純に。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) この件につきましては、県知事が環境影響評価準備書に対する1次意見を出すのは、この3月25日というふうになっております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。 それから、JR東海が国に対して工事実施計画を提出するのはいつごろと予想しますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 工事実施計画の認可申請につきましては、今のところ夏ごろに出すということでJR東海のほうも報道をしております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。 それから、JR東海は随分、年内着工とか言って急いでいるような感じがして仕方がないんですがね。国が工事を認可するのはいつごろと予想しますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 先ほども原議員が言っておみえでしたけど、ちょっとおくれているようでございます。現時点で認可の時期については明らかになっておりません。申しわけございません。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君、急いでください。 ◆10番(原昌男君) はい、それじゃあもう急ぎます。質問の5番目を省略します。 6番、事業説明会は、住民のどのような単位で実施させますか。個人ごとか、ブロックごとか。この辺、現在答弁できればしてください。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 事業説明会に関する協議は、現在行っておりませんので、現時点では決まっておりませんけど、過去の事例等を見る限り、個人ではなく地域など、ある程度の単位でまとまって行われるというふうに考えております。市といたしましては、それぞれの地域と相談をいたしながら、きめ細かく対応してもらいたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 私は、私のメディアでもって住民の方にこれからPRを大いにしていこうと思うんですが、どうも工程表によりますと、事業は中心線測量から始まるみたいですね。したがって、JR東海は個人の土地へ立ち入って中心線測量をやらせてもらわざるを得んはずですよね。だけど、住民の中には、俺はもう絶対に譲るのは嫌だと。しかし、幾ら補償してくれるかはっきりしなきゃあ俺の土地へ入って測量なんかしてもらったら困るよという態度をとる可能性はありますよね。中心線測量をやったらずるずると引きずられていくから、結局JR東海の言いなりになる。最初から断固として断る。一体幾ら補償してくれるんだ、それをはっきりして。そうしたら、俺の土地へ立ち入って測量を認めてやるよという住民が僕は出てくるような気がする。 同時に、僕は、住民はそのぐらい頑張ってほしい。そうでなかったら自分の権利は守っていけないというふうに思うんですが、その中心線測量を拒否したときにJR東海はどんな措置をとり得ますか。ちょっとわかったら言ってください。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) JR東海は、測量用地交渉を行うに当たりまして丁寧な説明を行っていくということを繰り返し表明しております。測量を行わなければ、買収範囲、それから買収条件が提示をできませんので、市といたしましても、地元や地権者の方に対しまして丁寧な説明がなされるようJR東海のほうへ求めてまいりますし、協力しながら地権者等への測量への理解を深めていただきたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そうすると、中心線測量と、もう1つ後には、8番の質問ですが、用地測量もやらなきゃいけないんですよね、中心線測量の後に用地測量がある。これを住民が拒否したときに、JR東海は民間会社ですが、強制執行なんかはできますか。あくまでも本人が判こをつかなかったら、イエスと言わなかったら、測量ができないことになるんじゃないかと思うんですが、この辺はどうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 法的措置に出るということ以前に、先ほどもお答えしましたように、中心線測量と同様に、事業者と協力いたしながら、地権者の皆様方に丁寧な説明を行いまして協力を求めていきたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 丁寧な説明というのは、これは誰でも言えるんですよ。問題は丁寧な説明ではないのであって、もちろん丁寧な説明をするなんていうことは当たり前のことです。それ以外にどの住民も本当は譲りたくないけれども、それじゃあしようがない。だけど、新しいところで一戸建てで、しかも便利なところで、今までと同じようにという条件が提示されるかどうかだと僕は思うんですね。 したがって、その条件が提示されるまでは、測量だってだめだ。強制執行するんだったらしてくれと。できないと思うんです、僕は。できないと思うけれども、そういうことだってあり得ると思うんですが、それはどうなんでしょうか。それで今、地区ごとに協議会ができて、その辺はどういうふうに住民に対してPRされているのかよくわかりません。よくわかりませんが、私はそういう見解をこれから住民に対して表明していこうというふうに思っていますが、いかがですか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 先ほどもお話しさせていただきましたけど、地権者の皆さんに条件等を提示させていただく前提として、やはり測量というのをさせていただく必要があるかと思いますので、その辺はしっかりご理解をいただくように説明をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(鷹見憲三君) あと1ページまだ通告がありますので、途中でとまるかもしれませんので、よろしくお願いします。 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) それからもう1つ、地下トンネルが非常に長いですね。このときに地下トンネルについても同じように測量しなきゃいけないし、それから地下にトンネルを掘るということについては、住民の了解を得なければ測量もできないし、こういうことはできないと思うんですよね。ただし、うんと30メートル以上のような深い場合は関連しないから、その辺の土地法は、僕は研究できていませんが、いずれにしても、地下トンネルについては住民の了解が要るということについては変わりないと思いますが、その点いかがですか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) トンネルを設置するに当たりましては、トンネルの深さにもよりますけれど、区分地上権の設定が必要となります。区分地上権の設定の契約手続が必要になってくるということでございます。その手続につきましては、建物補償とか用地買収、そういうものと同じような手順で契約が進められるというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) さらに質問を飛ばします。 13番の質問へ飛びますから、中津川市の財政基盤というのは非常に弱い。確かに東濃でも多治見なんかに比べれば弱いと言わざるを得ないと思うんです。それでもデフォルトなんか起こさないで現在やっているわけですが、そこで先ほど申し上げるように、非常に経済基盤が弱い中で、現在までリニアについて基金として去年3億円、それでこの間の補正予算で3億円ですね。だから6億円の基金を持っている。さらに26年度に、今度予算計上が数項目にわたっていますが、1億5,000万。合計すると7億5,000万のとりあえず予備を持っているというふうに思うんですが、濃飛横断道を別にして、リニアについてどのぐらいまでの最終的に投資をしていく、またしなきゃいけないのかということについて、どんな胸算用ですか、聞かせてください。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) インフラ整備に当たりましては、リニアの効果を最大限に引き出す。そのための整備について、今後市民の皆様の意見を聞く中で、県とも連携をいたしながら、必要な整備計画を立案し、段階的かつ弾力的に整備をしていく。それとともに財政状況や国・県の支援等も総合的に考慮いたしながら、投資規模を決定していく必要があるというふうに考えております。 しかし、現時点では関連整備に係るJR、県、市の役割分担及び事業規模も明確になっておりませんので、現段階ではお答えできる状況ではございません。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) それについては、僕がさっき意見を申し上げたように、今までの巨大プロジェクトも必ずしも効果を生んでないということもありますから、我が中津川市は先走った投資なんかしちゃあいかんと。国や県の費用は大いに引っ張り出しておいて使っていただいて結構ですが、今6億の基金を積み立てた。26年度で1億数千万の予算を立てましたけど、これは十分慎重にやっていってもらう必要があるということを意見として述べて、その点は終わっておきます。 次に、濃飛横断道でありますが、この事業主体は岐阜県でございますね。そういうことでいいですね。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 議員おっしゃるとおり、事業主体は岐阜県でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 2番目の質問ですが、現在、幅500メートルで地区が示されていますが、いつ具体提示がありますかということについては、先ほど3月19日と21日という答弁がありましたから、こういうふうに理解しておきます。ここで初めて中心点がほぼ明らかになるという理解でいいですね。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 3月19日及び21日に計画が示されますので、そこで中心線とルートが示されるという予定になっております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そうしますと、濃飛横断道について、今示されている500メートル幅の中に、 シデコブシの群生地だとか、それからハナノキの群生地なんかがあるようですね。 それからもう1つは、濃飛横断道の場合は地下道じゃありませんよね。地上に持っていくんだと思うんですよ。中にはすごく高い盛り土をしなきゃいかんところがありますから、底辺は広がりますね。そうすると環境に対しても相当影響があると思うんですが、この環境評価の問題、JR東海は曲がりなりにも環境アセスをやりましたよね。大分ごまかしみたいなのはあるけど、やりましたね。岐阜県は同じようにやりますか、この濃飛横断道について。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 本計画区間の規模につきましては、3月19日に説明会で示されますけれども、その規模によりまして環境影響評価、環境アセスメントですが、法令や条例に基づく手続の実施は、事業主体の岐阜県が判断をするというふうに聞いております。 なお、シデコブシやハナノキ等の天然記念物や遺跡・史跡など、これらも大切にしていかなければならないものが多いというふうに認識しておりますので、仮に規模が小さくても、環境影響評価対象事業にならない場合でも、詳細設計時において専門家の意見を踏まえながら、法令や条例で定める同等の調査を自主的に実施するよう、市として要望していきたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君、簡潔に。 ◆10番(原昌男君) まだいっぱいあるけど、5番、千旦林地区で僕は車で見て回りました、候補地になるだろうと。恐らくここの土地に100年も前から住んでいるんじゃないかという大きな農家があります、何軒か。ああいう人たちに立ち退いてもらわなきゃいかんというのは、本当につらいですね。その人たちにどこか違う農地を提供できるような用意がありますか。本当に僕はつらいと思うんですけれどね。その点、ちょっと何かありましたら。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 一般的に事業をする場合に、農家に限らず企業地となる地権者の皆様に対しては、買収や代替地など個別の要望に合わせた対応をさせていただきたいというふうに要望していきますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 最後に、この事業の美恵橋の北、西詰から中央道までの総事業費は幾らかということが1つと、7番目の質問ですが、地元負担はその何%ということがありますか、それを聞かせてください。以上。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 正式な事業費は県から示されておりませんが、市では延長が5キロ、中央道から国道19号、それからJRの鉄道をまたぐ橋梁の高架構造もありますので、その規模からしますと200億円前後ではないかというふうに思っております。200から300ぐらいかなというふうに思っていますが、もう1つは負担金の件ですが、地元負担金はないというふうに予定をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) どうもありがとうございました。 ○議長(鷹見憲三君) これにて10番・原 昌男君の一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。  午後5時17分散会 ――――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   鷹見憲三         署名議員 勝  彰         同    田口文数...