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06月17日-10号

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  1. 関市議会 2019-06-17
    06月17日-10号


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    令和元年第2回定例会会議録議事日程 令和元年6月17日(月曜日)午前10時 開  議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問(8番 渡辺英人君  2番 池村真一郎君  7番 後藤信一君)本日の会議に付した事件  1 議事日程第1から第2まで出席議員(23名)      1番   長 尾 一 郎 君        2番   池 村 真一郎 君      3番   林   裕 之 君        4番   武 藤 記 子 君      5番   浅 野 典 之 君        6番   田 中   巧 君      7番   後 藤 信 一 君        8番   渡 辺 英 人 君      9番   波多野 源 司 君        10番   鷲 見   勇 君      11番   村 山 景 一 君        12番   三 輪 正 善 君      13番   足 立 将 裕 君        14番   幅   永 典 君      15番    川 隆 也 君        16番   太 田 博 勝 君      17番   長 屋 和 伸 君        18番   栗 山   守 君      19番   土 屋 雅 義 君        20番   松 田 文 男 君      21番   小 森 敬 直 君        22番   猿 渡 直 樹 君      23番   石 原 教 雅 君欠席議員(なし)説明のため出席した者      長    尾 関 健 治 君    副    長    中 村   繁 君 教  育  長    吉 田 康 雄 君     長 公 室 長    井 上 敬 一 君 財 務 部 長    平 川 恭 介 君    協働推進部長     西 部 成 敏 君 健康福祉部長     後 藤 達 也 君    市民環境部長      原 克 美 君 産業経済部長     横 山 伸 治 君    基盤整備部長     後 藤 浩 孝 君 基盤整備部参事    大 西   勉 君    会 計 管 理 者    西 部   靖 君 教育委員会事務局長  北 瀬 美 幸 君出席した事務局職員 局     長    西 部 延 則    次     長    長 屋 浩 幸 課 長 補 佐    林   良 広    課 長 補 佐    伊 藤 敦 子     午前10時00分 開議 ○議長(村山景一君)   皆様、おはようございます。  これより令和元年関市議会第2回定例会第4日目の会議を開きます。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第77条の規定により私から指名いたします。  9番 波多野源司君、10番 鷲見勇君のお二人にお願いいたします。  日程第2、一般質問を行います。  発言は、一般質問順序表により順次許可いたします。  最初に、8番 渡辺英人君、どうぞ。    (8番 渡辺英人君質問席に登壇・拍手) ◆8番(渡辺英人君)   皆さん、改めましておはようございます。  きょうは梅雨とは思えないような大変いい天気でありまして、元気いっぱい、きょう1時間、頑張ってまいりたいと思います。  ただいま議長さんの許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。市政クラブ渡辺英人です。  本日は大きく3点について質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず初めに、1の統一地方選挙を終えてについて質問をさせていただきます。  先般、4月の統一地方選挙において、7日開票の岐阜県議会議員選挙と21日開票の関市議会議員選挙ともに、4年前と比較して市内の投票率は下がりました。  そこで、まず初めに(1)の投票率が低かった原因をどのように考えているのかお聞かせください。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、統一地方選挙の投票率が低かった原因についてお答えをいたします。  今回の統一地方選挙では、県議会議員選挙が関と美濃との合区による執行、また選挙権年齢が18歳に引き下げられてからの初の統一地方選挙の執行となりました。  投票率につきましては、県議選における関の投票率は46.56%で、県平均が41.55%でした。  前回からの推移では、関は約3.7ポイントの減少で、県平均では約5.3ポイントの減少となっていますので、投票率も減少率も、県平均よりはよい結果と言えるかと思います。  また一方、市議選の投票率でございますが、53.8%で、市議選が実施されました県下9つのの中では、5番目の投票率となっております。  過去の市議選の投票率と比較をいたしますと、平成19年が64.95%、平成23年が60.45%、平成27年が57.59%と、毎回毎回減少傾向にありまして、投票率が減少していく推移を覆すことは、今回もできませんでした。  投票率の減少は、選挙のたびに全国的な関心事項として取り上げられております。地域の代表者を選ぶ身近な選挙であっても、有権者の政治や選挙に対する関心が大変低いこと、そして若者を中心に特に低いことが、主な原因として挙げられる思っております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   市議会議員選挙におきましては、県平均との比較は別にしましても、平成19年の64.95%から今回の53.8%ですか、大変低くなっておりまして、深刻な状態だと思っております。  答弁いただきましたとおり、18歳選挙が導入されたにもかかわらず、全国的に投票率の減少が問題となっております。  私も、特に若年層において、政治に関する関心が低いと実感をしております。低い投票率を少しでも改善する努力が必要だと思います。今後も地道に投票率アップに向けた取り組みをしていかなければなりません。  もちろん私たち議会側としても、この低い投票率には私も大変責任を感じております。若い人たちを初め市民の皆さんが、少しでも市政や議会に関心を持っていただくための試みをしていかなければならないと強く感じております。  そこで、(2)の投票率向上へ向けての今後の取り組みについてお尋ねしますが、昨年の第2回定例会でも同じ質問をさせていただいております。そのため明るい選挙推進協議会や、IKOMAIプロジェクトによる啓発活動、出前講座の実施や摸擬投票などの主権者教育選挙パスポートなど、今まで行ってきた取り組み以外で検討されている啓発活動等があれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、投票率向上に向けての取り組みについてお答えをいたします。  投票率向上のための特効薬はないというふうに言われています。選挙時の啓発はもちろん、通常時における啓発を継続していくことが大切であると考えております。  選挙時啓発の取り組みとして、今回の統一地方選では、新たな試みとして、一部の金融機関のATMの画面に啓発画面を表示しまして選挙啓発を行っております。  また、選挙広報に加えて、今回、選挙ビラの頒布ができるようになりまして、今回の市議選では、29候補者のうち24候補者が作成していただいておりますけれども、有権者に対して立候補の政見等を周知する機会が増え、投票への動機づけにつながったのではないかと考えております。  そのほか、今御紹介いただきましたけれども、市内大型店舗での啓発活動、同報無線あんしんメールごみ収集車によるアナウンスなどで啓発に努めております。  そして、通常時の啓発では、やはり若者の投票率を高めることが、長期的に見て全体の投票率向上につながっていくということで、御紹介いただきました、IKOMAIプロジェクト選挙パスポート、学校での出前講座や摸擬投票、啓発ビラ・グッズの配布などの活動を継続してまいります。  また、ことしの1月28日に議員の皆様方と高校生との懇談会が開催されましたが、将来を担う高校生が議会や政治への関心を持つよい機会となったというふうに、私のほうとしては大変ありがたく思っています。ぜひこういった活動を続けていただければ幸いに思います。  今後も学校や企業などとも協力をしながら、若者を中心に、投票率の向上に向けた取り組みを地道に継続していくことが大切だと考えております。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   御答弁の中の選挙ビラにつきましては、昨年の定例会で提案させていただき、導入をしていただきました。私個人としては、候補者が選挙中にできることは非常に限られておりますので、自分をPRするツールが一つでも増えたことは、大変ありがたいと感じております。  ただし、このビラについては、公職選挙法で決まっていることですので、今回は触れませんが、立候補受け付け後に受け取る証紙を4,000枚張らないと活用できないということは、何とかこれ改善していただきたいなと感じております。  次に、2016年の参議院議員選挙から導入されております共通投票所制度ですが、これは市町村内の全ての投票所や集客力が見込まれる大型商業施設など、誰でもどこでも投票可能な共通の投票所を設置できるものですが、昨年質問した際には、全ての投票所をオンラインで結ぶ必要があり、ネットワークの構築やその安全管理面で問題があり、設置は大変難しいと答弁いただきました。  ただ、商業施設や大学への期日前投票所の設置については、他の状況も参考にしながら検討していくと答弁をいただいております。  今回の選挙において、投票率が下がり、高齢者や若年層の投票環境の整備と、啓発活動の一環として、私は期日前投票所の拡充を要望したいと思います。  そこで、昨年に引き続き再度お尋ねをいたしますが、(3)の市内商業施設や大学に期日前投票所を設置する考えはあるのかないのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、市内商業施設などで期日前投票所の設置をということについてお答えをいたします。  これらの施設への期日前投票所については、議員が申されますように、有権者の皆さんの利便性が向上するものと考えます。  ただし、選挙に絶対間違いがあってはなりませんので、特に二重投票を防止する仕組みが重要となります。  現在、期日前投票所が設置される市役所、各地域事務所関商工高等学校及び西部ふれあいセンターについては、既にの行政専用のネットワークが整備されておりまして、オンライン選挙人名簿の照合が、リアルタイムで可能となっています。  一方、市内の大型商業施設などに投票所を設置する場合は、二重投票の防止や情報セキュリティの確保のために、専用のネットワークオンライン化することが前提となりまして、さらに投票者数が多いことも想定されますから、途中で通信がとまるようなことのないように、安定したネットワークの構築が必要となります。  あわせて、そのネットワーク構築費用や人件費などのコスト面のほか、投票管理者や立会人の配置、投票スペースの確保、投票箱、投票用紙の保管場所など幾つかの課題がございます。  しかしながら、情報通信網セキュリティの強化や、そして超高速通信システム--今5Gと言われますけれども、の開発が今どんどん進んでおりまして、安心・安全で安定したネットワーク環境の構築が近い将来可能になってくると思われますので、他の状況を参考にしながら、選挙管理委員会でさらに検討をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   先日、市内大型商業施設の関係者の方にちょっとお聞きしました。何でも協力はさせていただくとおっしゃっていましたので、選挙管理委員会で前向きに検討をしていただきたいと思います。  今回の選挙では、関中心部の市街地においても、投票所の統合や変更に伴い、投票所入場券を確認されず、いつもどおり投票所へ歩いていったら、場所が公民センターからふれあいセンターに変更されていて、結局行かなかっただとか、高齢者の方から、免許証は返納したし、足腰がちょっと不自由になってきたので、投票所までは遠くなったので投票に行けないという声を聞きました。  今後ますます免許証返納者や高齢者が増えることは間違いないことで、交通弱者が投票できる環境整備が不可欠かと思います。  そこで、島根県浜田で導入され、ここでは10人乗りのハイエースで30分ごとに各地へ移動しながら車内で投票をしていただく移動期日前投票所が話題となり、他でも導入されつつあります。市民の皆さんには好評で、費用も国の補助金で賄っておられます。  そこで、(4)の車に投票箱を乗せて巡回する移動期日前投票所を検討してはと思いますが、見解をお聞かせください。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、車での移動期日前投票所についてお答えをいたします。  現在、板取地区と上之保地区では、投票日時を限定した臨時の期日前投票所を6か所開設をしております。有権者数が少なく、他の投票区の有権者による投票もほとんどないということで、オンライン化はせず、投票に来られるたびに本庁と電話確認をして対応できているという、そんな状況でございます。  議員御提案の車での移動期日前投票所は、高齢者の方々などの交通弱者のための投票環境の向上のほか、会場設営という面でもメリットがある、そういう方法だと思っております。  先ほどの(3)の御質問でもお答えいたしましたのと同様でございますけれども、幾つかの課題は当然ございますが、実施する方法としては、先ほどの大型商業施設などへの期日前投票所の設置よりも、ハードルが低いというふうに考えております。  今後、他の状況などを参考にしながら、実施方法や実施する範囲、そして費用対効果なども検証して、先ほどお答えした、大型商業施設などでの期日前投票所の設置とあわせて、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   よろしくお願いします。  これからの質問は、私も含めまして、大変恐縮ですけれども、立候補する立場からの質問となりますが、今回の関市議会議員選挙では、立候補者は告示日当日に市内268カ所にある掲示板に、抽選で決まった自分の番号のところに選挙ポスターを貼ることになります。  関では、広範囲にわたりポスター掲示板がございます。今回の選挙の場合、29陣営から一斉にポスター貼りの担当者のほとんどが、車を使って移動しながら貼られたと聞いております。  市街地では、ポスター掲示板近くに各陣営の車両が集中した箇所もあり、路上に駐車するため、大変迷惑であったという苦情も聞こえてきました。また、当然ながら交通事故などの危険も増加します。  近隣の可児から始まり、美濃加茂、犬山では、候補者のポスターを取りまとめて貼るという方法を取り入れてみえます。シルバー人材センターが希望する立候補者のポスターを有料で請け負っておられるようです。  もちろんポスター貼りのボランティアを集めることも選挙の一つだと考える陣営もあるでしょうから、あくまでも希望する立候補者のみになるかと思いますが。  そこで、(5)の選挙ポスター貼りを業務委託できないのかをお尋ねいたします。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。
    市長公室長井上敬一君)   それでは、選挙ポスター貼りについてお答えをいたします。  基本的な考え方として、選挙ポスターを貼る業務は候補者が負担するものと考えておりますし、また選挙ポスターを貼りながら選挙運動をされる方もございますので、同じ会派の方など、賛同される候補者の皆さんが共同して委託する方法が現実的であると考えています。  他では、シルバー人材センターが個々の候補者から請け負ってポスター貼りをしておられる事例もあるようでございます。議員御指摘のような苦情は、ほかでもお聞きしておりますので、他の例も参考にしながら、御紹介をするなどのことができないかどうか、選挙管理委員会で検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   昨年の議会におきまして、私は、関市議会においては20代・30代・40代の議員がゼロ、女性議員もゼロであるため、ぜひとも多くの年代から男女問わず立候補者が出るといいなという旨の発言をしました。  今回の市議会議員選挙においては、10名の新人候補が立候補され、女性議員1名を含む5名の方が新たに当選されました。次回も、女性はもちろん、多くの年代の方が立候補する、また立候補しやすい選挙にしなければならないと思っております。  しかし、立候補した場合、事前の立候補関係者説明会で、どっさりと書類が配付されます。立候補届を提出してからも多くの書類をいただき、記入の上、届け出をしなければなりません。  本日も前列に新人候補の皆さん、座ってみえますが、多分、皆さんもその書類の多さ等にびっくりされた方が多いのではないかと思います。  議員になるための試練と言われれば、そこまでですが、当選後も収支報告書は全て手書きで提出されたかと思います。  選管の職員の方も休日にチェックをしていただきましたし、立候補者の皆さんも、提出の際には順番待ちの列ができておりました。  こうした各文書をデータ化すれば、もう少し候補者も職員の皆さんも、お互い負担が軽減されると思います。できることから改善すべきだと思いますが、選挙はいまだにアナログな部分が多過ぎると感じております。スタッフが少ない新人候補者では、届け出書類や先ほどのポスター貼りや証紙貼りに追われて、本来やるべき個人演説会やネットを使った選挙運動等々ができない状況も生まれていると思います。  そこで、(6)の質問ですが、他市町村で導入されている、立候補届出関係書類ホームページからダウンロードを可能にしてはどうかと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、立候補者届出関係書類についてお答えをいたします。  選挙管理委員会では、市議会議員選挙立候補予定者を対象に説明会を開催し、立候補の届出に必要な様式を配付いたしましたが、ホームページからダウンロードできるような仕組みは構築しておりませんでした。  他市町村では、PDFやワープロソフト、表計算ソフト等で各種様式をホームページに掲載した事例もございますけれども、パソコンやプリンター、ソフトウエアの違い等によって、利用者の環境によってはレイアウトが崩れたり文字化けしたりというおそれがありますので、関では、県も同様でございますけれども、様式をホームページに掲載するには至っておりません。  今後、電子データの提供は、全国的にどんどん進んでくると思われますので、国や県、他市町村の動向を見ながら、ホームページによる様式の電子データ提供ができるように進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   ありがとうございます。  関ホームページでは、各課への申請書がワードでダウンロードできまして、パソコン上で文字を打ち込んで提出できるようになっております。もちろん受け手側の環境もあると思いますが、この選挙においても、私は可能だと考えております。ぜひそういった環境を整えていただくことを要望して、次の質問に入ります。  2番の市制70周年と合併15周年について質問させていただきます。  ことし令和という新しい時代を迎え、来年は2020年という区切りの年でもあり、東京オリンピックも開催されます。  関においては、刃物のまちの顔となる刃物ミュージアム回廊の中心施設がオープンして、さらに市制70周年と合併15周年を迎える記念すべき年となります。  そこで、(1)の来年度、節目の年を迎えるに当たっての思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  尾関市長、どうぞ。 ◎市長(尾関健治君)   渡辺議員から一般質問をいただきまして、ありがとうございます。  今、議員から紹介をいただきましたけれども、ちょうど来年、市制70周年、そして平成17年の市町村合併から15周年という大きな節目の年を迎えます。  私、毎日、市役所に登庁いたしまして、市長室に入りますと、そこには初代亀山市長から先代の尾藤市長まで、歴代の市長の皆さんの写真が飾ってございます。それを見るたびに、これまでの70年間近くの関の歩みというものを考えますし、そして歴代の市長さん、それぞれいろいろな御苦労をしながら、関のために、市民の皆さんのために働いていらっしゃったんだなと思いながら、いつも5名の方の顔写真を見ています。  同時に、市長だけではなくて、私もいろいろ地域をそれぞれ回らせていただきますけれども、決して役職がなかったりする方であっても、地域住民の皆さんが、自治会などが一つの典型だと思いますけれども、本当に熱心に、報酬もないんだけれども、地域のために、また子どもたちのために、社会的弱者のために活動していただいている、支えていただいているおかげで関というものが現在も成り立っているし、これが70年近く続いてきているんだなということに思いをはせますと、本当に頭が下がる思いをいつもしております。  来年、70周年を迎えます節目の年でありますので、改めて先人の皆様の、有名無名にかかわらずでありますけれども、やっぱり感謝を改めてするという年にしなければならないと思いますし、同時に先人の皆さんが未来のために、将来のためにと思ってまちづくりを行ってくださったわけでありますので、現在、責任を持っている私どもとしても、さらによい関を次の世代につなげていくと。そういう決意を示すような年になればいいなというふうに思っております。  具体的には、来年、70周年を迎えますので、語呂合わせかもしれませんけれども、できれば記念事業を70事業できないかということで今考えておりますし、議員からも御紹介ございましたとおり、刃物ミュージアム回廊がちょうど70周年、合併15周年、節目の年に完成をいたしますので、新しくできた刃物ミュージアム回廊地域交流施設を拠点としたイベントなどというものも、考えていきたいというふうに思います。  そして、合併ということを考えますと、70周年というのは、旧の関の昭和25年10月15日からの誕生日から数えて70周年ということになるのですけれども、旧の町村の皆さんからすれば、平成17年の合併の前には、いろいろな議論の中で、またいろいろな思いの中で、ある意味では苦渋の決断をされて、今度新しく一緒に関になったという経緯もございますので、合併15周年といたしましては、そういった旧町村の皆さんの思いを、私ども関全体で受け継いでいくわけでありますので、旧町村の皆さんも含めて、地域全体で新しい関のこれからを、またみんなで頑張っていこうと思えるような企画というものも、ぜひ考えていきたいなというふうに思っております。  繰り返しとなりますけれども、過去に、これまでの70年に感謝をして、また新たな次の時代に向けて前に進んでいく決意を示す思いでおります。  私からは以上です。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   尾関市長さんから熱い思いを語っていただきまして、本当にありがとうございました。  関では現在、市民と協働で築く自立のまちを目指して、地域委員会の設立や市民活動助成金の創設、学生や若者の地域活動への参加促進を行っていますが、この節目の年のさまざまなイベント等に、多くの市民や市内の事業者の皆さんも参加できるようにすべきだと考えております。  そこで、(2)の市民レベルの実行委員会を設置されたほうがよいかと私は考えておりますが、そういった考えはあるのかないのか。また、設置されないのであれば、どのようにして市民の皆さんを巻き込んで、市制70周年・合併15周年を盛り上げていくのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、実行委員会の設置についてお答えをいたします。  まず、行政サイドの体制から申し上げますと、昨年度は関係課長で構成する市制70周年記念事業検討会議及び若手職員を中心とした記念事業検討チームを設置しまして、大まかな方向性や記念事業の案などを検討し、本年5月に各部局を代表する課長で構成する記念事業実行委員会を設置いたしました。現在、全課で来年度に向けて取り組みの考案、実施の準備・調整をしているところで、先ほど市長が申し上げました、全体で70の取り組みを創出できるように取り組んでいるところでございます。  次に、市民レベルでの実行委員会の設置についてでございますが、各課で進めるそれぞれの事業内容によって、市民の皆様及び関係団体との連携による企画、協働による事業実施などを検討してまいります。  例えば、現在、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送及び刃物ミュージアム回廊のオープンを機に、明智光秀を含めた戦国武将等をテーマに、全国の高校生を巻き込んだ戦国甲子園と銘打ったイベントを企画しておりまして、このイベントは、関高校の生徒との連携を主軸に、イベント自体の企画運営を高校生に委ね、歴史やまちづくりに興味を持つの内外の高校生が集い交流する、高校生が主役のイベントにしたいと準備を進めております。  また現在、市内金融機関からは、若手の職員を市制70周年の企画に何らかの形で参画させてほしいとのお話を頂戴しておりますので、具体的な個々の事業の中で、連携できることを探して連携していきたいと思っております。  その他、市内の子育て世代のママや若い女性が活躍できる場所として、女性団体によるマルシェやクラフトショップなどの市民マーケットの開催、また子どもから高齢者までが気軽に参加していただける市民参加型のテレビ番組の収録なども検討しておりますけれども、市民の皆様とともに、さまざまな企画を検討・立案してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   高校生を巻き込んだ戦国甲子園とかも、大変おもしろいと思いますし、市内金融機関の若手職員が70周年の企画のお手伝いをしていただけるとか、市民参加型のイベントをやっていきたいという思い、とてもすばらしいことだと思います。  また、その年は刃物ミュージアム回廊地域交流施設のオープンに伴い、各事業も展開されると思いますが、観光客誘致や関を市内外にPRする絶好のチャンスだと感じています。  そこで、(3)の式典及び記念事業の予定について、現在わかっている範囲で結構ですので、教えていただきたいと思います。  また、市制70周年と合併15周年、どのようにリンクさせるのかということについても、もしございましたら、一緒にあわせてお答えいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、式典及び記念事業の予定についてお答えをいたします。  まず、式典でございますが、市制記念日である令和2年10月15日に、市制70周年記念式典を行います。  式典の内容といたしましては、市制70周年記念特別感謝状及び市政功労者表彰などにあわせまして、御来場の皆様にお楽しみいただける催し物として、記念コンサート、もしくは記念講演を行うことで調整を行っておりまして、被表彰者のほか、参加申し込みをいただきました市民の皆様を招待する予定でございます。  次に、記念事業の予定を申し上げますと、まだまだ検討段階ではございますけれども、大相撲関場所やNHKのど自慢が開催できるよう調整を行っております。  また、本市に関係する文化人を招聘するイベントや、先ほど申し上げました高校生のイベント、市民マーケットなど、多くの市民の皆様に御参加いただけるような、そして改めて関への愛着と誇りを感じていただけるような記念事業を実施してまいります。  さらに、合併15周年の記念の年ということでございますので、これらの記念事業は、の中心部だけではなく、旧町村の各地域でも事業実施を検討してまいりたいと思っております。  なお、記念事業の予算につきましては、事業内容を精査し、本年度の補正予算、もしくは来年度の当初予算でお願いしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   市民や市内事業者から市制70周年を祝うアイデアや活動等を募集してはという(4)の質問についてですが、先ほど、子どもからお年寄りまで幅広い年齢の方を対象にして、70の取り組みを創出していくと答弁いただきました。市民と協働で70周年記念事業を盛り上げるためには、より多くの市民と市内の各事業者に、かかわりを持っていただくことが必要なのではと感じています。  例えば70周年記念のロゴマークの作成や各種記念事業、また各事業者においては、70周年を記念してのイベントを、各会社や事業所で開催したり、記念の包丁であるとか、はさみであるとか、いろいろな関の特産品・名産品を作成したり、お菓子やTシャツをつくったり、さまざまなことが考えられるかと思います。  の行事に冠をつけた、そういったものも私は結構だと思いますが、市民の皆さんや事業者の皆さんから、市制70周年を祝うアイデアや活動を、それこそ70個募集すれば、行政と市民に一体感が生まれて、一層盛り上がるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  また、そういった民間からの活動に対しては、助成金を出していただくことはできないものでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、アイデアや活動等の募集についてお答えをいたします。  最初に、10年前の市制60周年記念で実施したアイデア募集の状況を申し上げますと、関イメージキャラクターのデザイン及びキャラクター名称を全国に公募して、「関*はもみん」を制定した経緯がございます。  今回の市制70周年においては、ポスターやチラシ等に活用する記念ロゴを作成するとともに、市内小中学生を対象に、市制70周年のキャッチフレーズの募集を開始いたしました。  今後、記念ロゴとキャッチフレーズについては、ポスターや各イベントに活用するなどして、市民の皆様や市内事業者などに広く市制70周年を周知してまいりたいと思います。  次に、市民のアイデアを生かした事業の実施、団体等の活動を支援することでございますけれども、市民活動助成金制度を活用して、市制70周年を契機に活動したい方のための初動型支援や、が掲げる課題型解決、例えば市制70周年記念のための多くの人を巻き込む事業の実施という課題に対して市民提案を募るなど、幅広く公益性のある活動を支援していきたいと考えております。  また、現在、企画広報課においては、市内の金融機関や関出身の著名人、またラジオ局など、さまざまな方面から記念事業の提案をいただいておりますので、これらの提案も生かしながら、市民に楽しんでいただける企画を計画してまいります。  さらに、市民や事業者の皆様には、市制70周年及び合併15周年の意義に御賛同いただきまして、民間レベルの活動においても、さまざまな事業や取り組みが始まることを期待いたしております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   ありがとうございます。  今の答弁の中で、市民活動助成金を上手に使っていくということがありましたが、ぜひこの記念事業等にそういった助成金が使えるということを、市民や事業者の方に広くPRしていただきたいと思います。  次に、大きい3番の交通事故多発場所の安全対策について質問させていただきます。  5月に昨年の岐阜県内での交通事故多発場所ワースト10、10番目までが公表されましたが、全て幹線道路と市道等の交差点付近で起きていることがわかりました。  先日からの質問でも取り上げられております、大津の交差点で発生した悲惨な事故以降、交差点付近の右折事故の危険性が、マスコミで頻繁に取り上げられました。  関市内にも、こういった右折事故が発生する危険な交差点があると、私は感じております。  そこで、(1)の昨年の市内交通事故多発場所ワースト5、5地点になるかと思いますが、それはどこなのか。事故件数、また内訳、人身か物損であるかも含めて教えていただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、昨年の1月から12月までの関市内の交通事故多発場所ワースト5についてお答えをいたします。  関警察署に確認したところ、一番多いのが国道418号の東新町7丁目交差点で、人身事故3件、物損事故27件の合計30件でした。2番目が、国道156号の山田交差点で、人身事故4件、物損事故21件の合計25件、3番目が、主要地方道江南線の倉知北交差点で、人身事故2件、物損事故17件の合計19件、4番目が関美濃線の東貸上交差点で、人身事故1件、物損事故14件の合計15件でした。そして5番目が、国道248号の栄町交差点で、人身事故2件、物損事故13件の合計15件となっています。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   1点再質問させていただきますけれども、多くの事故が起きている今の5か所を初め、市内にも危険箇所が多数あるかと思いますが、こういった地点を、市民に対して広報せきやホームページで公表して、注意喚起をすべきではないかと思いますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   お答えをいたします。  議員御提案のとおりでございますので、広報せきやホームページで関の交通事故多発危険箇所をお知らせして、市民の皆様に注意を促してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   次に、そういった危険箇所の安全対策はどのように対処されているのか。  そして、(2)の交通事故多発場所への効果的な対策は何であると考えていらっしゃるのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、効果的な対策についてお答えをいたします。  事故多発危険箇所において、どのような事故が多いのか、例えば歩行者対自動車、自転車対自動車、自動車対自動車などという事故の状況や、事故発生の時間帯に特徴があるかなどについて分析をして、道路管理者や警察、危機管理課、土木課などの関係者が、現場で確認をし合い、交通安全対策の方法を検討することが効果的であると考えています。  次に、具体的な対策方法につきましては、現場の特徴によってさまざまな方法がございますが、道路構造の改良やガードレール等の安全施設の設置、信号機の設置や一旦停止の規制、危険を周知させるための道路カラー舗装などがございます。  車の速度への対策に関しましては、速度規制を設ける方法や、交通指導・取り締まりの実施も効果があると考えています。  また、小中学校の通学路の安全点検では、子どもたちが隠れてしまうような看板や背の高い植え込みなどを除去することも、歩道者の安全確保には有効であると考えています。  そして、子どもからお年寄りまでの歩行者及び自転車や自動車の運転者を対象にした交通安全教室や交通安全啓発活動を、継続して実施していくことが効果があり、大切な取り組みであると考えています。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   今、5か所、答弁いただいたのですが、ちなみに1番目の箇所以外は、私、5か所を全部、ちょっと拝見させていただいておりますけれども、全て信号機が設置されております。ただ、交通量が2・3・4・5番目のところは非常に多いところですので、信号機は当然ついているのだと思いますが、今の答弁にもありましたように、そういった事故の状況とか時間を鑑みて、また今後も各箇所に安全対策を講じていただきたいと思います。  本来であれば、この5か所全ての対策について質問をさせていただきたいのですが、時間が限られておりますので、今回は一番事故が多発した(3)の質問になりますが、東本郷鋳物師屋線と国道418号の交差点に絞ってお尋ねをいたします。  初めに、アの質問ですが、昨年、交通事故件数が一番多かった国道418号交差点、東新町7交差点とこれから言わせていただきますが、そこから北122メートルの地点にある関金山線との三差路、これ平賀交差点といいますが、この東本郷鋳物師屋線には、その2カ所、危険な場所があると私は思っておりますが、その平賀交差点の事故発生件数を教えていただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、東本郷鋳物師屋線と関金山線との三差路の開通から、平成31年4月末までの交通事故件数についてお答えをいたします。  同交差点は三差路で、市平賀交差点といいますけれども、平成30年3月27日から12月末までですが、人身事故1件、物損事故7件の合計8件で、平成31年に入りまして、1月から4月末まででございますが、人身事故ゼロ件、物損事故5件の合計5件となっております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   先日、岐阜県警が発表した資料によりますと、交通事故多発場所の定義というものが書かれておりまして、道路延長150メートル四方の道路区間において、人身事故と物損事故が計20件以上発生した場所をいうのだそうです。  つまり東新町7丁目交差点と市平賀の交差点は122メートルしか離れていないため、1か所の交通事故多発場所と言えると思います。  ということは、昨年、人身事故4件、物件事故34件、合わせて38件の事故があったことになります。  ちなみに、昨年、県内ワースト10位までが発表されておりますが、その10番目の事故件数は38件であります。  つまりこの場所は、関市内で一番危険な箇所であり、県内でも10番目に危険な箇所であるということです。  ことしに入ってからも、人身事故が1件、物損事故13件、合わせて14件の事故が起こっております。  東新町7丁目交差点は、一昨年の第4回定例会におきまして、住民の方からも信号機設置の要望が出ておりました。そのため私は、非常に危険な交差点になると指摘した上で、安全対策をお願いさせていただきました。その際には、各種安全対策を行っていくと答弁をいただきました。  しかしながら、昨年3月末の開通以降、事故が大変多く発生しております。地区住民の方も、危険な交差点であるということは十分認識されておりまして、私はいろいろな会合等に呼ばれることもございますが、あの場所は非常に危険であるので、できれば通過しない、通らないでいただきたいということをお願いしております。  ですから、現在はあえてその場所を通らないドライバーも多くなりました。私も地元ですので、よくわかっておりますが、国道418号の交通量はかなり減っております。  それに引きかえ、関金山線のほうは交通量が若干増えていると私は感じております。  ただ、そういった通らない方が増えたにもかかわらず、事故が絶えない。そしてそのうち重大な事故が起きないかと、地域の方は大変心配されております。  そこで、イの今までに行ってきた安全対策の効果について、どうお考えなのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  大西基盤整備部参事、どうぞ。 ◎基盤整備部参事(大西勉君)   それでは、議員の御質問にお答えいたします。  東本郷鋳物師屋線と国道418号の交差点の安全対策につきましては、国道418号側に一時停止線の明示、道路びょうの設置、一時停止線手前におけるカラー舗装の施工、交差点があることを認知させるための自発光式警戒看板の設置、交差点内における道路照明灯の設置、交差点部にカーブミラーを設置いたしました。  また、昨年3月の供用開始後、公安委員会と安全対策について、現地で合同点検を実施し、東本郷鋳物師屋線側に「交差点あり」の注意看板の設置、国道418号側に減速マーク、「交差点注意」の路面表示などの安全対策を講じてまいりました。  東本郷鋳物師屋線と国道418号との交差点での事故発生件数は、開通後1か月は5件でございましたが、その後の1か月当たりの事故件数は2件程度に減少しているため、今の道路交通網が認知されたのとあわせて、が実施してきました安全対策の効果は、ある程度はあったというふうに考えております。  しかしながら、依然として事故が多数発生しており、現状に対してさらなる対策が必要だというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   答弁いただきましたように、開通以降も各種の安全対策が講じられたことは、私も地域住民の方も、本当にありがたいと思っております。  しかしながら、現在も1か月に2件以上の事故が起こっているということは、その安全対策では不十分であるということではないでしょうか。  朝夕の交通量が多い時間に、この交差点で観察してみると、こんな現象が見受けられます。  国道418号を通る車両は、一旦停止はほとんどの車両がします。ただし、なかなか東本郷鋳物師屋線に出られないため、いらいらしてきます。僕が見た限り、最長2分間待った車があります。いらいらして無理に右左折したり、中には少しずつ前進をして通過車両とぶつかりそうになったり、またあるトラックは、もう待っていられないというふうで、手で車両をとめて東本郷鋳物師屋線に出るドライバーもありました。  また、高齢ドライバーの方にお聞きしました。一旦停止して右折・左折する車両、直進する車両を瞬時に見分けて、自分の車はどういう動きをしたらいいのかというのがわからないと。大変高齢になってくると、そういった瞬時の判断ができないと。非常にあの交差点は通過しづらいと言われました。  この東本郷鋳物師屋線は、現在、北に延長する工事が進捗中でございます。開通の際には、市平賀交差点が現在の三差路--T字路から四差路--十字路になります。そしてそこには信号機と横断歩道の設置が計画されております。  今後の全線開通に伴い、またこの地区は、平賀第一・第二・天神杜区画整理事業が現在進行中でございます。今後、住宅も増え、交通量の増加が見込まれている地域でございます。  市平賀の交差点に加え、東新町7丁目交差点にも信号機設置の要望は、地域住民の皆さんの願いです。私も以前から要望させていただいております。そういったことは当局の皆さんは十分承知されていることだと思います。  そこで、ウのここに信号機が設置できない理由を教えていただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   大西基盤整備部参事、どうぞ。 ◎基盤整備部参事(大西勉君)   御質問にお答えいたします。  将来、信号機設置の計画のある主要地方道関金山線との交差点と国道418号との交差点の間の距離は122メートルであり、信号機設置の指針で示されております、隣接する信号機との距離が150メートル以上離れていることという条件を満足していないことから、公安委員会より、国道418号交差点には信号機が設置できないというふうに聞いているところでございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   平成28年3月に岐阜県警察本部から各署宛てに信号機設置指針の改定について通達があったと思います。その中に設置の必要条件が5つと択一条件が4つありますが、私はこの交差点は全てクリアしていると思っております。  ただいまの答弁で、信号がつく交差点が近接しているから設置できないと言われました。確かに指針の中では150メートル以上離れていることとあります。その後にただし書きがございます。「信号機を誤認するおそれがなく、交通の円滑に支障を及ぼさないと認められる場合はこの限りではない」とありますので、私はその理由は全く当てはまらないと考えております。  以上、いろいろ申し上げましたが、まとめますが、この交差点に信号機を要望する理由を6点申し上げます。  1点目は、この交差点は県内でも有数の事故多発場所であり、現在、関市内で交通事故が一番多く、一番危険な交差点であること。  2番目に、関市内交通事故多発場所ワースト5地区のうち、信号機が設置されていない場所はここだけであること。もしこれ信号機が設置されておれば、事故はかなり軽減されていたと私は感じております。  3番目に、平成28年に警察庁から通達のあった信号機の設置条件、先ほども少し触れましたが、設置条件に該当する場所であると思われること。  4番目、東本郷鋳物師屋線の北進工事が終わり、市平賀交差点に信号機が設置されますと、旧国道248号から北進する車両、北進してくると長良川鉄道の踏切を越えてきます。そして、車両が東新町7丁目の交差点に近づくと、前方には市平賀の交差点信号機が視界に入ってくることになります。この新しく設置される市平賀交差点の信号機が青信号のうちに通過しようというのが、人間の心理だと思います。  ということは、今以上にこの東新町7丁目を通過する際に、加速して通過する車両の増加が予想されること。  5番目、先ほど申し上げたとおり、この地域は区画整理事業が進んでおります。今後、世帯数の増加に伴い、この交差点を通過する車やバイク、自転車や歩行者の増加が予想されること。  最後、6番目ですが、現在、国道418号沿いの側溝上に注意喚起を促す看板が3基設置されております。私、ずっと観察していますと、線が変えられておりまして、歩行者はその線の中を歩いてください、自転車もそこを通過してくださいということかと思いますが、交通の妨げになっております。  信号機をここに設置すれば、こういった看板や、現在ついているカーブミラーも撤去することができること。  以上の観点から、一刻も早く東本郷鋳物師屋線の市平賀交差点とともに、東新町7丁目交差点に信号機を設置するべきだと考えます。  そこで、エの関として信号機設置を関係各機関に強く要望するべきだと考えておりますが、当局の見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(村山景一君)   大西基盤整備部参事、どうぞ。 ◎基盤整備部参事(大西勉君)   今後、から公安委員会に対しまして、信号機の設置基準の適合について詳細に確認させていただくとともに、東本郷鋳物師屋線と国道418号交差点の信号機の設置についても、粘り強く要望してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(村山景一君)   8番 渡辺英人君、どうぞ。 ◆8番(渡辺英人君)   以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。    (拍手・降壇) ○議長(村山景一君)   これにて、8番 渡辺英人君の一般質問を終わります。  次に、2番 池村真一郎君、どうぞ。    (2番 池村真一郎君質問席に登壇・拍手) ◆2番(池村真一郎君)   おはようございます。  議長さんの許可をいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。  まずは、自己紹介をさせていただきます。  このたび関市議会議員選挙に初当選させていただきました新人の池村真一郎です。48歳、一番最年少でございます。関の困った、関のよかったを市政に届け、「日本一しあわせなまち関」の実現のため貢献していく所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。  若さあふれる質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  さて、早速ですが、質問1、下有知の農道8041号線についてでございます。  今や下有知地区における小学生・中学生・高校生の通学路としてにぎわい、下有知ふれあいセンターにつながる重要な役割を果たす道路である、下有知の農道8041号線でありますが、ここで質問させていただきます。  (1)市道ではなく農道認定されております。その経緯を御説明願います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   それでは、お答えいたします。  議員御質問のこの路線につきましては、昭和43年に通学路の整備として、が一部用地を買収し、改良工事を行った後、通学路として利用されているものでございます。  その後、平成14年度に通学路を含めた周辺農地において、市営土地改良事業で圃場整備工事が行われ、農業用道路として新設されております。  本道路は、土地改良法に基づく土地改良事業で新設された道路であることから、平成15年度に農道として認定されたというのが、その経緯でございます。  以上です。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  先ほども述べさせていただきましたが、学生の通学路としても多く使われ、近々に下有知ふれあいセンター北には公園が設置されます。  農道8041号線には、その公園に行かれる方も増えることが予想され、ますます道路としての需要が高まります。  ここで質問させていただきます。(2)です。  交通量増加に伴い、今後、市道認定へ向けての整備はいかがか御説明願います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  後藤基盤整備部長、どうぞ。 ◎基盤整備部長(後藤浩孝君)   それでは、お答えさせていただきます。  現在、市道認定につきましては、関市道路線認定等に関する要綱の基準に基づき、認定を行っております。  この要綱の中では、幅員、隅切り要件など幾つかの基準が定められておりまして、今回御質問いただきました道路につきましては、一部の区間で幅員が基準を満たしていない、また南北の交差点部で隅切りが設置されていないなど、現状のままでは市道として認定することが難しい状況でございます。  また、道路整備を自治会要望として提示された場合は、にて整備の検討はさせていただきますけれども、多くの御要望もいただいておりますので、早期に整備をするのは、ちょっと難しいという状況でございます。  以上です。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  ここで再質問をさせていただきます。  市道認定されるには、ほかに何か方法はあるのでしょうか。お答えをお願いします。 ○議長(村山景一君)   後藤基盤整備部長、どうぞ。 ◎基盤整備部長(後藤浩孝君)   ただいま、ほかに何か手法はあるのかという御質問でございますが、市道認定は当然、基準がございますが、どうしても早い時期に市道認定を要望されるのであれば、例えば一つの案としまして、地元の御負担をいただいて、幅員の確保、隅切りの設置等、整備を実施していただければ、市道認定審査会に諮らせて頂くことも可能でございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございました。  地元としてしっかり検討していきたく思います。要望も出るかとは思いますが、と地元と協力して、昨今ありました川崎の事件、大津の事件など、痛ましい事件が起こらぬよう、安心・安全な道路づくりに貢献できればと思います。  以上でございます。  続きまして、質問2、世界かんがい遺産に認定された曽代用水についてでございます。  曽代用水は、清流長良川から取水し、美濃から関の農地約1,000ヘクタールを潤す、幹線延長約17キロの農業用水路であります。  江戸時代初期の寛文3年、1663年、この地に移住してきました尾張藩出身の喜田吉右衛門とその弟の林幽閑は、水不足の状況を見かね、地元の豪農、柴山伊兵衛と相談し、長良川から水を引く計画を立てました。3氏は私財の全てを使い果たし、10年の歳月を経て、ようやく完成しました。  本用水は建設から約350年経過した今でも、地域農業を支える重要な施設として活躍しております。  そんな業績から、2015年に曽代用水が世界かんがい施設遺産に認定され、当時の皇太子、同妃殿下、現在の天皇皇后両陛下に杁之戸分水の御視察を賜りました。当時、大変な盛り上がりがあったと記憶しております。  調査するところによりますと、その後、東南アジアを中心に多くの外国人が歴訪しました。  ここで質問です。  (1)番です。2015年の認定後、インバウンドの状況を御説明願います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   それでは、お答えいたします。  曽代用水は、平成27年10月に世界かんがい施設遺産の登録を受けております。登録後、平成28年度は19団体423名の方が視察されており、そのうち外国人のお客様は7団体49名、国別では中国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイといったアジアの方々が中心でございます。  また、平成29年度は17団体478名、平成30年度は13団体で350名の方に視察に来ていただいております。外国のお客様は、おられませんでした。  外国人視察者の減少の原因としましては、曽代用水が世界かんがい施設遺産に登録された後、平成28年度に14施設、平成29年度に4施設、平成30年度には3施設が日本国内において世界かんがい施設遺産の登録を受けておりますが、これにより視察先が分散したことが原因ではないかと考えております。  今後は、管理主体である曽代用水土地改良区の会員の皆様が中心とはなりますが、世界遺産登録後に設置されました曽代用水土地改良区と岐阜県・関・美濃の代表で構成される曽代用水活用検討委員会において、施設のPR等について検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  しっかりと連携をとり、PRして盛り上げていただきたく思います。  先ほども説明させていただきましたが、約350年前に完成し、地元の農業の発展に寄与し、そして世界かんがい施設遺産に認定された曽代用水でありますが、ここで質問させていただきます。  世界かんがい施設遺産としての役割について御説明願います。 ○議長(村山景一君)   中村副市長、どうぞ。 ◎副市長(中村繁君)   それでは、お答えをさせていただきます。  世界かんがい施設遺産は、かんがい施設の歴史・発展を明らかにしまして、理解の醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全の資するために、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会が認定、そして登録する制度でございます。  曽代用水の管理につきましては、曽代用水土地改良区が行っておられます。この登録によりまして、かんがい施設の持続的な活用、保全方法の蓄積、一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持管理に関する意識向上が進むことや、さらにはかんがい施設を核とした地域づくりに活用されることが期待されております。  ことし10月16日から19日までの期間で、全国土地改良大会、そして世界かんがい施設遺産連絡会が岐阜県において開催されるということでございますので、全国から多くの方々が曽代用水へ現地視察にお見えになると、この予定をしております。  現在、両大会の視察を契機に、曽代用水の江戸時代からの歴史的書物や写真等を継続的に展示できるように、土地改良区が展示資料の整備を進めておられます。  また、市内の小学生を対象に、田んぼの学校を継続して実施しておられまして、田んぼや水路を使った環境教育とあわせて、曽代用水のPRにも努めておられます。  今後は曽代用水の歴史や重要性を市民の皆様方に広く周知・伝承するため、といたしましても助言を行うなど、曽代用水土地改良区の活動をサポートしていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  全国大会に向けて、しっかりとPRしていき、そして歴史と文化を大切に、その後も推進していければと思います。  引き続き質問をさせていただきます。(3)番です。  美濃から流れる2にまたがった曽代用水ですが、美濃との盛り上がりの違いはあるのでしょうか、御説明願います。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えいたします。  曽代用水の管理については、曽代用水土地改良区が管理しておりますが、関・美濃も連携して事業を行っておりますので、同じように盛り上げに向けて活動していると認識しております。両市とも地元の方々が用水を活用した魚のつかみどりなどを行い、触れ合いの場としても活用されております。  今後も土地改良区・関・美濃が連携をしたり、先ほども答弁させていただきましたが、歴史的書物や写真等を継続的に展示したり、座学等の出前講座を継続的に行っていくことで、貴重な世界遺産を市民に伝承していくことが大切であると考えております。  以上です。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  貴重な世界遺産を市民に伝承していく、とてもすばらしいことだと思います。そのまま進めていただきたく思っております。  この質問を通してもわかるとおり、ますます世界かんがい施設遺産としての大切な役割は大きくなっていきます。しかしながら、維持にかかる費用も大きいと思われます。  ここで質問です。(4)番です。  用水の清掃等の維持費について御説明願います。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えいたします。  曽代用水土地改良区に対しましては、曽代用水土地改良区補助金交付要綱を制定いたしまして、関市内で除草に要した費用に対して、補助率2分の1、または上限100万円までの補助金を交付しております。補助金の交付につきましては、平成29年度は除草費用155万6,000円に対して、関として51万1,000円、平成30年度は319万6,000円に対して、関としては100万円の補助をしているところでございます。  以上です。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  ここで再質問です。  用水全体の維持管理費は、国・県・美濃・関・曽代用水土地改良区で費用がどれぐらいかかり、どのような割合でしょうか、御説明願います。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えいたします。  曽代用水については、施設の維持・補修工事を、県が事業主体で行う県営事業で実施しております。平成30年度は曽代用水3期工事として2,000万円、4期工事として2,000万円、災害復旧工事として3,290万円、合計7,290万円の工事を実施しております。  通常、この県営事業の負担割合といたしましては、国が50%、県が27.5%、関が14%、美濃が3.5%、曽代用水土地改良区が5%となっており、国・県・で95%の助成をさせていただいております。  また、施設の老朽化に伴い、平成20年度において曽代用水の老朽化調査を行っておりますが、今後は行政、土地改良区ともに負担が大きくならないよう、補修費を平準化した補修計画について検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございました。  歴史と伝統があり、生活に密着した世界かんがい施設遺産、曽代用水を、いつまでも大切に、そして大きく誇りに思います。  引き続きまして、質問3に移らせていただきます。  平成30年の子どもの出生数は約91万人と過去最少で、女性が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率は1.42で、3年連続でマイナスとなっております。  関に関して言えば、毎年、年間30人減となっております。学校に当てはめますと、1クラス分の人数が減っているわけであります。  日本全体としても、少子高齢化が進み、労働人口も減少し、深刻な問題となっております。  そんな中、6回行ってきたビジネスプラス展inSEKIの役割は、関の未来を考える上でも大変重要な位置を占めると考えております。  そこで質問(1)です。  今までのビジネスプラス展の開催による高校生・大学生の市内の企業への就職効果はどのような状況でしょうか、御説明願います。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   それでは、お答えいたします。  議員御指摘のとおり、ビジネスプラス展は企業が将来の労働力を確保することも、開催目的の一つでございます。特に高校生に対しては、企業を直接知ってもらうために、初回から関商工高等学校、3回目から武儀高等学校の生徒を会場に招待しております。  また、6回目となります本年度からは、みんなの就職サポートセンターと各校が連携し、先ほどの2校に加え、関有知高等学校、岐阜城北高等学校からも生徒を招待し、全部で550人の生徒がみずから企業のブースを訪れ、出展企業の皆さんと直接交流や情報交換をしていただいております。  参加した生徒からいただいたアンケートによりますと、「みずからの就職先を絞ることができた」、「刃物関係に就職したい」、「進路の幅を広げられた」、「将来を考えるきっかけとなった」など、コメントをいただいているところでございます。  昨年の実績になりますが、出展企業から「実際に高校生が就職してくれた」というコメントもいただいております。  一方、大学生に対する取り組みについてでございますが、みんなの就職サポートセンターと大学が連携し、岐阜県や愛知県の20の大学にチラシやポスターを配布し、学生にPRさせていただいております。  市内の企業への就職状況でございますが、これについては、ビジネスプラス展が直接どの程度影響しているかは、なかなか把握が難しいところでございますが、市内の学校の新規学卒者を対象に実施したアンケート調査によりますと、卒業生で関市内の企業に就職した人の割合は、大学生が平成23年度の3.6%から、平成29年度には4.8%へ、高校生は平成28年度の12.8%から平成29年度には14.7%へと上昇傾向にあります。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  上昇傾向ということで、大変喜ばしいことだと思います。  そこで再質問させていただきます。  関有知・関商工の市内への就職率の状況をお聞きいたします。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えいたします。  関有知高等学校ですが、平成29年度は、卒業生154名のうち就職者が81名、うち市内の企業への就職者は40名で、就職者全体の49.4%でした。  次に、平成30年度は、卒業生140名のうち就職者82名、うち市内の企業への就職者は36名で、就職者全体の43.9%になっております。  次に、関商工高等学校ですが、平成29年度の卒業生277名のうち就職者が187名、うち市内の企業への就職者が64名で、就職者全体の34.2%、平成30年度は、卒業生312名のうち就職者が207名、うち市内の企業への就職者が80名で、就職者全体の38.6%という状況でございます。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   ありがとうございます。  今後もこのビジネスプラス展をきっかけに、さらに市内への就職率が増えればと思います。  引き続き質問です。(2)です。  企業間取引(BtoB)への効果をお聞かせください。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えいたします。  本年5月に行われましたビジネスプラス展では、93社の出展企業のほか、10社のバイヤー企業の参加をいただき、開催しております。  企業間取引の状況につきましては、毎年、出展企業からいただいたアンケート調査により分析しておりますが、本年度につきましては、現在取りまとめ中でございますので、昨年度のアンケート結果をもとに説明させていただきます。  昨年度開催したビジネスプラス展では、83社の出展企業と11社のバイヤー企業に御参加いただき、27事業所で68件の商談に結びついております。この商談により業務提携に至ったケースは、3事業者で4件、契約に至ったケースは12件となっております。  また、ビジネスプラス展の終了後においても、市内の事業者から、「営業があった」とか、「異業種の方から自社製品の想定していない使い方の提案を受けた」などの声もいただいております。  また、出展企業は製品のセールスや労働力の確保など、それぞれの目標を設定しておられますが、設定した目標に対する達成度をお聞きしますと、「目標どおりであった」、「目標を上回った」とお答えいただいた企業が約7割となっておりました。  また、6割を超える企業が、「また参加したい」とお答えいただいております。  このようにビジネスプラス展は、ビジネスマッチングのみならず、企業の魅力紹介、労働力の確保など、企業がさまざまな目的で参加していただいております。この参加企業の皆さんには、この目的を果たし、満足していただいているものと考えております。よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(村山景一君)   2番 池村真一郎君、どうぞ。 ◆2番(池村真一郎君)   大変わかりやすい説明をいただき、ありがとうございます。  同じく6回目を迎える関の工場参観日とともに、将来の労働力の活性化、企業の売り上げの上昇に役立てるよう、盛り上げていきましょう。ありがとうございました。  最後になりますが、私のスローガンであります、「若さで前進、関力アップ」のもと、尾関市政をしっかりと支えていきたく思いますので、よろしくお願い申し上げます。  以上で一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。    (拍手・降壇) ○議長(村山景一君)   これにて2番 池村真一郎君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)  それでは、暫時休憩といたします。  なお、本会議は午後1時から再開いたします。     午前11時29分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(村山景一君)   休憩前に引き続きまして会議を開きます。  一般質問を続けます。  7番 後藤信一君、どうぞ。    (7番 後藤信一君質問席に登壇・拍手) ◆7番(後藤信一君)   皆さん、こんにちは。  議長さんのお許しをいただきましたので、通告のとおり一般質問をさせていただきます。  清流クラブの後藤です。よろしくお願いします。  先ほどは池村議員が48歳の若さを強調されました。私は知らないうちに、期数は少ないんですが、最高齢者になっておりますが、頑張りますので、よろしくお願いします。  私の質問は、1番、平成31年4月の統一地方選挙について、2番、ゴールデンウイークについて、3番、片倉グラウンドの整備について、4番、高齢者福祉についての4項目です。  質問も最後になり、私も初めての本当の大トリになりました。お疲れと思いますが、よろしくお願いいたします。  さて、先ごろ行われました統一地方選挙は、有権者の皆様にとって4年に一度の県会議員・市会議員を選ぶ大切な選挙です。この大切な機会を、さまざまな理由から権利を放棄されている方があります。  そこで、投票率の向上策についてお尋ねしたかったのですが、先ほど渡辺議員が同じような質問をされましたので、(1)番の投票率についての見解はと(4)番、投票率アップに向けての施策はの2問についての質問は、議長に取り下げの依頼をしましたので、よろしくお願いいたします。  しかしながら、1番の統一地方選挙については、やはりこの投票率に関しては言葉が出てまいります。そのため、先ほど渡辺議員が言われました言葉と似たような言葉を使うことがあろうかと思いますが、何分よろしくお願いいたします。  最近では、少子高齢化が進み、前回の統一地方選挙のときより高齢者の皆様が多くなっておりますが、平成27年4月に投票所を見直し、統廃合が行われました。変更前55か所が35か所に20か所減少しました。これに伴い、一部の人は投票所が遠くなり、「不便だ」、また「これでは選挙に行かない」という声も聞きましたが、(2)番、投票所の減少について、市民の声はどうかお尋ねをさせていただきます。
    ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、投票所の減少についての市民の声についてお答えをいたします。  平成27年3月に55投票区を35投票区に変更し、投票所を減らしましてから、今回の統一地方選挙までに6回の選挙を経ております。  今回の地方選の期間中、選挙管理委員会への市民からの問い合わせの中には、投票所が減少したことに対するものはございませんでした。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ただいま問い合わせに、こういう投票所が不便だというような声は聞かれなかったと思いますが、私のほうには、投票所が不便だということは聞いております。  私は、投票所の所在地と自宅の距離で投票率が変わると思います。今までに投票所の見直しの実施はいつされたのか。今後の見直しの予定はあるのか。また、見直しをする部分についての規定はあるのか。もう一つ、また見直しをして、投票所を増やすことを考えてはどうか。1か所増やすと経費はどの程度必要かお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、投票所の見直しについてお答えをいたします。  投票所の見直しがいつされたのかでございますけれども、平成27年3月に、先ほど申し上げました55投票区を35投票区に変更し、投票所の見直しも行っております。  それで、今後の見直しの予定、また見直しの規定ということですけれども、現時点では特に見直しの予定はございませんし、また規定もございませんけれども、有権者数が大きく変動した場合などには、当然見直しをすることが必要であると考えております。  見直しをして投票所を増やせないのかということでございますけれども、議員が申されますように、投票所を増やせば有権者の利便性が上がると考えます。当然増やしてほしいという気持ちもあるかと思いますけれども、平成27年に見直した際の主な理由が、期日前や当日の投票管理者、そして投票立会人、また投票事務に従事する職員の確保が大変難しいこと、また選挙執行の合理化による経費の削減が求められていることなどで、そういう理由で平成27年に見直しを行ったところでございますので、現時点では投票所を増やすことは考えておりません。  今回は投票率アップに向けた投票環境の向上の観点から、渡辺市議から御提案いただいた期日前投票所の設置も含め、総合的に投票所のあり方について検討してまいります。  1か所増やすと経費はどの程度かということでございますけれども、いわゆる期日前とかいうことではなくて、当日の投票所ということでお答えをさせていただきますけれども、経費的なところは、アナログでやっておりますので約30万円、いわゆる投票管理者、投票立会人、投票事務従事者の人件費などが主な経費となっております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございます。  今、1か所増やすと経費は30万円程度というような御回答がありました。私は、例えば投票率が上がるのであれば、30万円程度であれば、皆さんの利便性を考えたら、いいのではなかろうかなというふうに考えるところでございます。またそちらのほうで、その機会があれば、よろしくお願いします。  また、市内で投票率の低い投票所、これ一番低いところが赤土坂ですね。これは40.64%、それから倉知南が43.4%ですね。これは平成27年4月の選挙でも、それぞれ赤土坂が42.28%、また倉知南が44.91%と低い投票率です。これは、この投票所はなぜ低いかというような原因は追及されておるのか、またその改善策、例えば投票率が上がるように、皆さんが投票に行かれるように改善策を検討しておるのか、この点をお尋ねさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、投票率の低い投票所、そしてその原因、また改善策等についてお答えをさせていただきます。  投票率の低い投票所は、今回の県議選では関全体が46.56%のところ、倉知南投票区が36.67%、赤土坂投票区が38.14%、そして田原投票区が39.87%でした。  また、今回の市議選でございますが、関全体が53.8%のところ、赤土坂投票区が40.64%、倉知南投票区が43.4%、そして桜ヶ丘東投票区が45.16%でございました。  今回の統一地方選では、県議選、市議選、どちらも赤土坂投票区、倉知南投票区が投票率の低い投票区となりました。  いずれも平成27年の改正で投票所を減らした地域とはちょっと異なりますけれども、ちなみに平成27年の見直しで、旧関市内で大きく投票所を減らす改正をした投票区は、富野投票区と小金田投票区でございまして、いずれも4か所の投票所を1か所に集約した投票区でございますけれども、この投票所の投票率というのが、特に目立って減少したという状況ではございませんでした。  また、いわゆる平成27年の投票所の減少のことに関して調べるということで、平成25年と29年の知事選の関の投票率は、全く横ばいで、そしてまた平成25年と28年の参議院選の投票率ですけれども、逆に1.5%ほど上昇しておりまして、投票所の減少が投票率の減少につながっているとは、一概に言えないというような、そういう状況でございます。  また、投票率の低い要因として、私どもで投票所までの距離ですね、いわゆる投票区の広さというのを、ちょっとその兼ね合いも探ってみたのですけれども、先ほどの投票率の低い投票所の状況よりも、遠い距離にある広い投票区にあっても、全体の投票区を上回る投票区もありまして、逆に赤土坂投票区や桜ヶ丘東投票区については、どちらかというと、かなり近い範囲の投票区となっているような、そんな状況でございます。  したがって、原因を、投票所から遠いからというだけには、なかなか絞れないという状況だということで、どういう理由かというのは、なかなか私のほうでもつかめていないところです。  ただし、当然のことながらでございますが、議員おっしゃられるように投票所がより近くにあったほうが、有権者の利便性が高くなりまして、投票率を向上させる要因になるとは考えております。  投票率の低さにつきましては、有権者の政治や選挙に対する関心が若者を中心に低いことだと、やっぱり原因はそれだと考えておりまして、先ほどの地区は新興住宅が散在するというようなこともあるということかなということで、その傾向が顕著にあらわれたのではないかなということも推測をしていますが、いずれにしても、原因は一つだけでございませんので、今後もさまざまな形で、投票率向上に向けた取り組みを進めていかなければならないと考えています。  投票率向上のための特効薬はないというふうに言われていまして、投票率が低いことは、特定の投票区に限らず、全体の課題として捉えておりますので、今後も企業や学校などとも協力しながら、若者を中心に投票率の向上に向けた取り組みを、選挙時の啓発はもちろん、通常時でも地道に継続していくことが大切だと考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございます。  今、御答弁では、投票率の低い投票所、こちらのほうの原因の追及は、なかなか困難であるというような御答弁でございました。  もし原因がわからなかったら、例えばアンケートをとるとか、何かそういうような原因追及を私はしたほうがいいのではないかなというふうに思いますけれども、それらの点はいかがでしょうか。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   今の時点で、その地区の住民に限定したようなアンケート調査というのは、ちょっと考えておりません。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   今すぐにでは、とても考えられないかもとは思いますけれども、これからも原因追及に努めていただきますよう、ひとつお願いいたします。  それから、平成27年第2回定例会の長屋議員の投票率向上の取り組みについての答弁では、当時の中村総務部長が、「臨時期日前投票所等、効果があった対策は継続し、新たな取り組みを検討する」と言われたが、今回の選挙では、どのような取り組みが行われたかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、新たな取り組みについてお答えをいたします。  先ほど渡辺議員にお答えしたのと同じようになりますので、詳細は省きますけれども、ATMの画面に啓発画面を、利用者の待ち時間、4秒程度になりますけれども、画面に表示をして啓発を行っております。  また、関独自の制度ではございませんが、選挙ビラの頒布を行ったこと、そしてそのほか今回、ポスター掲示版に選挙啓発標語を記載することも、初めて試みております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   それでは、次の質問に入ります。  (3)番、18歳以上、19歳未満の有権者の投票率はどうでしたか。 ○議長(村山景一君)   井上市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長井上敬一君)   それでは、(3)の18歳・19歳の投票率についてお答えをいたします。  平成27年6月に公職選挙法が改正され、平成28年7月の国政選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられてから、今回の統一地方選挙を含め、5回の選挙を経ております。  御質問の投票率につきましては、今回の県議選は関全体が46.56%のところ、18歳が30.8%、19歳の方が21.2%でした。  また、市議選につきましては、関全体が53.8%のところ、18歳が33.75%、19歳の方が23.33%でした。  18歳・19歳につきましては、平均よりかなり低いという状況になっております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   先ほど申し上げました平成27年第2回の定例会の長屋議員の一般質問で、投票率低下の原因は、「若者の選挙の関心が薄い」と答弁されました。また、ことし1月、関商工の生徒さんと議員の懇談会がありました。そのとき選挙の話題になったとき、ある生徒さんは、「選挙には行かない」と言われました。それは「誰を書いていいかわからないから」と言われました。  選挙権の権利が急にできて、選挙に行く環境が整っていないのかと思います。選挙の重要性を教えることが大切ですが、18歳の方の主権者教育は、どのように行われているかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   関商工の例でお答えをいたします。  関商工の取り組みでございますけれども、午前中に渡辺議員の質問に対しまして、井上市長公室長から御答弁をさせていただいた部分と重複する部分がございますけれども、お許しをいただきたいと思います。  関選挙管理委員会によりまして、平成27年12月に18歳選挙権に関する出前授業を実施し、講座後には選挙で使用する記載台や投票箱を活用して、生徒会選挙の投票を実施いたしました。  また、平成28年7月の参議院選挙の期日前投票所を、関商工の武道場に開設し、選挙権がある高校3年生の生徒が投票しやすい環境づくりを行いました。  また、選挙パスポートを配布し、意識の高揚を図ってきております。  さらに、議員の皆様の御提案、お骨折りによりまして、ことし1月には関商工生徒と市議会議員の方々との懇談会や議場見学を実施していただきました。参加生徒たちには、主権者教育のよい機会になったと思っております。  また、学校の授業といたしましては、教科書、国の副教材を使って、年間5時間程度行っております。  関商工生徒と市会議員の方々の懇談会のことでございますが、その中で議員から、「選挙には行かない。誰に投票してよいかわからないので」と述べた生徒のことが、ただいま紹介をされましたが、私は多忙なふだんの高校生活の中で、政治家の人に接することや、政治と向き合う機会が極めて少ないという事情からだと、このように考えております。  今回の懇談会を通して、参加生徒たちは少なくとも市会議員の皆様の思いやお人柄に接して、政治について身近に感じるよい機会になったのではないかと、このように評価しております。  今後も主権者教育につきましては、教育の中立性、政治的中立を維持しつつ、授業だけでなく、いろいろな機会を通しまして、生徒の関心・意識を高めていきたいと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  この18歳・19歳の方は、先ほども御答弁にありましたように、なかなか投票率がアップしません。やはり何らかの方法でする必要があろうかと思います。例えば選挙が近づきますと、投票を郵便で働きかけるとか、何らかの方法をやったらどうかなというふうに思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。  先ほど(4)番の投票率アップに向けての施策は、先ほども言いましたが、取り下げをいたしましたので、よろしくお願いします。  さて、選挙の投票率というと、すぐに経費の問題が持ち出されます。私たち市会議員は選挙で選ばれています。今後、参議院選挙及び9月に市長選挙が予定されています。ぜひ1%でも投票率が上がるように、よろしくお願いしまして、次の質問に入ります。  ゴールデンウイークについてお尋ねします。  私のサラリーマンの勤務時代、休みと言えば土曜と日曜、また祝日は休日でした。今も基本的に同じですが、最高でも連続して3日間ぐらいの休暇で、もっとたくさん休暇が欲しいなと。また、飛び石の連休は何で連続しいて休みにならないかと、いつも思っていました。今のように1週間連続の休みはありませんでした。それが、ことしは連続して10日間の連続休暇が発生しました。それがゴールデンウイークの休みです。  休みをとれない一部の職種の方たちには大変申しわけありませんが、お尋ねさせていただきます。  (1)番、関におけるメリットはどのような事柄があったか。  アとしまして、市内観光地の来場者数はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えいたします。  ゴールデンウイークの市内観光施設への来場者数でございますが、昨年までと比べ増加が著しかった施設は、やはりテレビ等で報道され、話題になりました道の駅平成だろうと思います。ことしの来場者は2万5,400人で、昨年の同時期の1万4,243人と比較し、約1.8倍の増でございました。  改元が話題となり、メディアにも多く取り上げていただいた影響も大きいと思いますが、「ありがとう!平成時代実行委員会」主催により、日本平成村初代村長で女優の三田佳子さんをお迎えし、しあわせの架け橋渡り初め式とトークショーを行ったことや、平成、令和の元号にちなんだグッズの販売など、さまざまなイベントを実施したことが、増加につながったのではないかと思います。  また、関鍛冶伝承館の来場者は1,908人で、昨年の1,685人と比較し、13%の増加でございました。  増加の要因としましては、企画展や子ども向けのスタンプラリーの開催、子どもの日でございますが、5月5日の古式日本刀鍛錬一般公開にあわせて、出張小瀬鵜飼in関鍛冶伝承館と題し、鵜匠による鵜飼い実演や手縄さばき体験などを実施したことが考えられます。  そのほかの主な観光施設につきましては、昨年と比較してモネの池は1.3倍、板取川温泉は1.2倍、上之保温泉は1.1倍の増加、道の駅ラステンほらど、道の駅むげ川は、例年と同程度の来場者でございました。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   従来、関への観光客は、東海3県からの日帰りのお客さんが多く、遠距離のお客さんが少ないと聞いておりましたが、今回はどうであったでしょうか。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   お答えします。  先ほど申しました道の駅平成で調査したところでございますが、道の駅平成の観光客につきましては、県内だけでなく、約6割が愛知県・三重県・静岡県・滋賀県のナンバーのマイカーが多くて、隣県からの来場者が目立ちました。  それで、ほかに遠くは北海道や中国地方からのお客さんもあったと思います。  この状況は、道の駅平成だけでなく、ほかの観光施設でも同様でございました。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  それなりに観光客は増えたということを御答弁いただきました。  続きまして、イの経済効果はどうであったかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   横山産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(横山伸治君)   それでは、お答えします。  先ほども申しましたが、道の駅平成はゴールデンウイーク中、多くのお客さんがいらっしゃいました。特に平成最後の日は、周辺道路は通常では考えられない交通渋滞が発生し、売店に入るための順番待ちができるほどの混雑で、閉店時間の午後6時を過ぎても客足が途絶えず、最終的には午後7時15分まで延長して営業をいたしました。  また、道の駅平成の駐車場で、年越しならぬ改元越しを迎える来訪者も見受けられました。  先ほど申しましたように、お客さんは県内だけでなく、隣県や、遠くは北海道、中国地方からもお越しいただきました。  その結果、道の駅平成の売り上げにつきましては、例年のゴールデンウイークの約2倍、平成最後の日4月30日は、平成6年の開業以来最高を記録したと伺っておりまして、道の駅平成は改元ムードに便乗し、これまでにない大盛況でございました。  そのほかの観光施設においても、先ほど申しましたとおり来場者が増加した施設が多かったということを考察しますと、市内全体においても、今まで以上のお客さんがお見えになったと思われます。それによりまして、一定の経済効果はあったのではないかと考えております。  今後も観光施設等への誘客につきましては、国内観光客だけでなく、外国人観光客の誘客にも力を入れていきたいと考えております。  多くの観光客に来てもらうためには、Wi-Fi環境の整備やキャッシュレス決済導入は必須でありますので、現在それを進めているところでございますが、さらに各施設間が連携し、誘客への取り組みをすることで、さらなる観光客の増加や経済効果につながるものと考えております。よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  道の駅平成は、先ほども申し上げましたが、連日、テレビのニュースで観光客の状況の放映がありました。また、私も近くを通ったので入ろうとしましたが、駐車場所もなく、また非常に混雑していたので、入るのをやめて帰宅しました。平成から令和の話題性で混雑したと思います。  また、驚いたのは、平成地区の空気を詰めて売り出した商品です。話題性もあり、おもしろい企画だなと思いました。  このような状態が続くと、地元も潤うと思います。ことしだけでなく、今後も関の経済効果のため、話題になるようなことを考えて、道の駅平成を売り込むことをお願いしまして、それでは次に入ります。  (2)番、関におけるデメリットについてお尋ねをさせていただきます。  ア、例年より休日が増加しているが、児童生徒の授業時間の確保はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   それでは、お答えをいたします。  学校では、豪雨、台風、大雪、インフルエンザ等で学校が休校、そして学級が閉鎖と。こうしたことで授業はできなくなる場合がございます。  その対応といたしまして、関市内の学校では、現在、夏休みを4日間短縮して、2学期の開始を8月28日とし、授業時間数の確保を図っております。  しかしながら、今年度は10日間に及ぶゴールデンウイークのため、例年より3日分休みが多く、小学校で15時間、中学校で18時間減少しております。  このことに対しまして、各小中学校では今年度当初より、早目早目の対応をしてまいりました。  具体的には、授業数・授業時間数確保のために、時間割の見直し、短縮授業の導入、行事や家庭訪問の縮小、振替休日を持たない土曜日の授業参観などの導入などでございます。  文部科学省の標準授業時間数は、年間1,015時間となっております。この1,015時間の標準時間数に対しまして、市内小中学校の昨年度の実績について申し上げます。  平均的な例として、倉知小学校6年生では、インフルエンザの影響で3日間、警報によるものが4日間、授業のできない日がそれぞれございましたが、年間授業日数が200日で、授業時間数が1,019時間ということで、文部科学省の標準時間数を上回っております。  今年度の授業時間数におきましても、授業日数203日で授業時間数1,036時間とし、現在、4日分のゆとりを確保しております。  中学校につきましては、例えば緑ヶ丘中学校の3年生の昨年度の授業時間数は、文部科学省の標準1,015時間に対しまして、1,022時間を確保しておりました。  このように市内で昨年度、文部科学省の標準時間数を下回った学校は、1校もございませんでした。  今後も警報発令やインフルエンザ等による休業日が予想されますが、各学校が必要に応じて短縮授業による7時間授業や、第1時間目の後に、または後ろに15分の授業を行い、これ3回を1時間とするというモジュール授業といっているのですが、これを取り入れるなど工夫をして、授業時間数の確保に努めておりますし、今後も努めてまいりたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ただいま御丁寧な説明がございましたが、学習指導要領で授業時間が決められていると聞いておりますが、年間で授業時間の確保ができなかったときには、何かペナルティーといいますか、そういうものはあるのでしょうか。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   標準時間をクリアできなかったときのペナルティーというお言葉が今ございましたが、実際ここ数年、関でそういう状況が起こっているわけではございません。  しかし、クリアしているといっても、一方では、そんなに何十時間もオーバーしているわけではないわけでございます。  そこで、万々が一、天変地異、いろいろな気象条件等でクリアできなかった場合ですけれども、そういうことがあった場合のその後、または事前にそういうことも想定しまして、各学校、標準時間に近づけるように、先ほど申し上げましたような方策をとっていきたいと、このように思っております。  そして、万々が一、切ってしまったという状況に対しましては、最終的には校長の判断で、もっと言いますと、もっと最終的には教育委員会の判断で、その年度の終了としたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   先ほどの御答弁で、授業時間を確保するために授業の縮小という言葉が出ておりましたが、例えば運動会の練習時間を減らして、授業時間に振り向けて、運動会の種目を減らしたり、こういうようなケースの話題がありましたが、そのような事例は、関ではどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   私のほうで申し上げました授業の縮小ということにつきましては、普通は50分授業ということになるわけですけれども、それを45分、または40分で行い、1日の授業を6時間から7時間授業ということにするということでございます。  そして実際に、御質問のありました授業時間確保のために、いろいろ学校では行ったわけですけれども、例えば運動会の種目を減らしたりとか、練習時間を減らしたりということがございましたが、これは授業時間確保にはもちろんつながるわけですけれども、一番の大きな原因といいますか、短縮する目的、当日の運動会を短縮する理由は、生徒たちに襲いかかる熱中症の問題でございます。やっぱり安全第一ということですので、今後も運動会、また運動会の練習につきましては、熱中症対策、安全第一に考えながら短縮をしていきたいと、このように思っております。またそのように、この春、各学校では実際に短縮を行いました。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ただいま教育長さんから、熱中症というような言葉を聞きました。  関連で質問させていただきますが、ことしの5月の気温が非常に高く、運動会開催に、校長先生初め教師の皆さんは非常に気をつけられたと思います。運動会を春開催の市内の小学校は何校でしたか。また、暑いときでもあり、終了時間はどうであったかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   この春に限って申し上げますと、3校でございました。昨年度は4校、前々年度は5校でございました。1校ずつ減っているという状況でございます。  なお、終了時間につきましては、おおむね午後2時ということでございます。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   運動会は、楽しい思い出に残る行事です。父兄も含めて皆さんが楽しみにしていることと思います。今後も授業時間の確保のために運動会の競技種目を増減するなどは慎重にされることを望んで、次の質問に入ります。  次に、イ、ゴールデンウイーク終了後の不登校児童生徒の実情はどうであったか、お尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   それでは、連休後の不登校児童生徒の状況ということでお答えをいたします。  ゴールデンウイーク終了後の不登校児童生徒の数でございますが、不登校基準となっております月間の欠席日数が7日以上の生徒数について申し上げます。  小学生につきましては、ゴールデンウイーク前の4月は8名、ゴールデンウイーク後の5月には7名と、大きな変化はございませんでした。  中学生につきましては、ゴールデンウイーク前の4月は31名、ゴールデンウイーク後の5月は38名と7名増加しております。  この増加でございますが、増加の数は例年とほぼ同様でございます。  ことしの10連休の過ごし方ということにつきまして、の教育委員会から各小中学校へ「長期休暇の過ごし方」という文書を配布し、各学校では、休暇中はリズムよく過ごすことや、部活動、家庭学習など、目的を持って生活することなど呼びかけをいたしました。  今、のまなびセンターにございますが、関適応指導教室、通称ふれあい教室、ここに通う児童生徒にも、同様の呼びかけをいたしました。  また、その保護者の方々にも、家庭で子どもたちをよく見守っていただくよう、お願いをしたところでございました。  議員御指摘のように、これまでにない10日間という長期にわたる休暇が、児童生徒にどのような影響があるかを私どもも注視してまいりましたが、市内全小中学校及びふれあい教室では、5月の出席状況から目立った変化は見られなかったと、このように捉えております。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  不登校の児童生徒については、保護者からの相談にNPO法人全国不登校新聞社が、学校に行きたくないと言い出したら、無理せずに休んでいいよと、子どもを追い込まないようにすると言っていますが、教育委員会の方針はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長(吉田康雄君)   子どもを追い込むということについての御質問としてお答えをいたします。  児童生徒の不登校の要因については、さまざまなことが考えられます。  要因として、学習内容がわからない、それから仲間外れになる、いじめでございます。それから友達関係の悩みなど、またそれぞれの要因が複合している場合もございます。  そのために、一律に登校を促すということは適切な対応ではないと、このように考えておりまして、これまでもそうしてきたわけでございます。  そのためには、まずカウンセリング等により、不登校の要因についてできる限り把握し、不登校児童生徒一人ひとりの実情に適した対応が必要となってまいります。  その際に重要なことは、スクールカウンセラーや専門医師等の外部の関係機関との連携を密にし、個々の不登校児童生徒の不登校の要因に適した対処法、対応法をつくっていくことであると、このように思っております。  そのために、積極的に登校を促す場合には、不登校児童生徒の実態に即して、外部の専門機関との連携を図りながら行ってきておりますし、今後もそのようにしていかなければいけないと、このように考えております。  関では、不登校児童生徒への対応につきましては、まなびセンター内にあるふれあい教室と各学校が連携を図りながら、先ほど述べましたように、個々の児童生徒の実態に応じて、対象児童生徒が最終的に学校生活に復帰できることを目標にして、経験豊富な職員が対応しているところでございます。  私からは以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  それでは、次に行かせていただきます。  3番、片倉グラウンドの整備についてお尋ねをします。  私が散歩する途中に片倉グラウンドがあります。すごくきれいになり、うれしく思いますが、整備前はいつもグラウンドに人の声がして、使用されていました。しかし、最近では土・日以外はほとんど使われておりません。  そこでお尋ねしますが、(1)番、整備前と整備後の利用状況の推移はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  西部協働推進部長、どうぞ。 ◎協働推進部長(西部成敏君)   それでは、利用状況についてお答えいたします。  整備前と整備後の利用状況の推移でございますが、平成28年度から各年度における利用件数と利用人数、そして月平均の利用人数をお答えいたします。  整備前の利用件数と利用人数でございます。  平成28年度は利用件数308件、利用人数2万6,918人、1か月平均2,243人、平成29年度は利用件数316件、利用人数2万7,660人、1か月平均2,305人、平成30年度は工事期間中の利用制限がありましたので、4月から9月までと3月の利用となりますが、7か月間の利用件数は164件、利用人数1万253人、1か月平均1,464人です。  整備後につきましては、4月・5月の2か月の利用件数が13件、利用人数は1,170人、1か月平均585人となっております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ただいまの御答弁では、整備後に少なくなっていると思います。総事業費1億2,000万円をかけて改修されましたが、この利用状況の見解はどうか。原因はどこにあると思われるか。また、今後の施策はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   西部協働推進部長、どうぞ。 ◎協働推進部長(西部成敏君)   議員御指摘のとおり、整備したグラウンドの利用者が、整備前より減少していることは事実でございます。  利用実績の減少につきましては、平日に利用されていました関商工サッカー部が片倉グラウンドを利用されていないことが、大きな要因であると考えられております。  利用されていない理由をお聞きしたところ、関商工の第二グラウンドに土を入れるなどして整備をしたため、現在は片倉グラウンドではなく、第二グラウンドを利用されているとのことでした。  ただ、今後は全く利用する機会がないわけではなく、機会があれば利用していきたいということでした。  としましては、今後はサッカーだけではなく、グラウンド・ゴルフなどいろいろな競技に利用していただきたいと考えています。  その方法として、片倉グラウンドの使用方法や料金などを、再度、広報などに掲載して、多くの皆様にPRして、利用促進を働きかけていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   利用状況を聞きますと、先ほども言いましたように減少しているとのことですが、(2)番、整備の施工はどのような経緯で行われたのか、また工事については、地元の意見は聞いたのかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   西部協働推進部長、どうぞ。 ◎協働推進部長(西部成敏君)   それでは、整備はどのような経緯で行われたのか、また工事について地元の意見は聞いたのかについてにお答えいたします。  整備前の片倉グラウンドは、水はけが悪く、雨天後のグラウンドコンディションは非常に悪い状態でした。  駐車場も水はけが悪く、また防球ネットの老朽化により、破れたところからボールが外に出るなど、グラウンドを利用している団体から、グラウンドを整備してほしいという要望を、平成26年11月にいただきました。  利用団体の皆様には、大変御迷惑をかけている状況でしたが、整備には多額な費用がかかるため、の実施計画に上げて計画的に整備を行うこととし、関係団体に説明を、平成29年11月に2団体、平成30年1月には5団体に対して行いました。  説明会では、グラウンドの水はけの改良や防球ネットの張り替え、一部支柱が傾きかけているための補強、駐車場の整備など整備内容について、工事期間中のグラウンドの使用制限などの工事関係について、また運用面では、整備後にはサッカー以外でも利用を認めていく考えであること、そしての施設として、他の運動施設と同様に使用料がかかることなどを説明させていただき、そのとき団体の皆様から、さらなる要望をお聞きしております。  なお、グラウンド周辺の地権者の皆様への説明会は、グラウンド内の整備であったこと、排水が現状と同じ排水を計画していたため、説明会は行っておりません。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  ただいまの御説明で、地元への説明会はなくということで御答弁がありました。この点これから、申しわけございませんが、説明会というものを考えていただいて進めていただいたら、ありがたいかなというふうに思います。  ことしの3月、片倉グラウンドの改修工事の竣工式の新聞記事がありました。それによると、それによると、グラウンド1,700平方メートルの排水を改良したとの記事がありました。しかし、従来の排水路をそのまま利用して2か所にますを設置した以外、何ら改良されていません。そのため、雨が降るたびに排水路があふれます。  そこでお尋ねしますが、(3)番、排水対策はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   中村副市長、どうぞ。 ◎副市長(中村繁君)   それでは、お答えをいたします。  片倉グラウンドの排水対策につきましては、雨天後のグラウンドコンディションが劣悪な状態でございましたので、グラウンドに改良剤を加えるクレイ舗装を行うことで、雨水等が流れやすくするようにし、グラウンドに勾配をつけて、雨水等がグラウンドの横の水路に流れるように改良を行いました。  議員御指摘の雨が降るたびに排水路があふれてしまうことに関しましては、グラウンドの排水管理によって流量が増え、既設水路の排水能力を超えたことが原因でございます。  よって、といたしましては、今後、地元と協議をいたしまして、グラウンド内の排水能力を高める工事を進めていきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   排水対策を考えていただくということで御答弁がございました。ありがとうございました。  グラウンドの周囲は、改修前、草が生えておりました。改修後、草が生えないように防草シートが張ってあるが、踏み固めたところに防草シートを張るのは効果がありますが、盛り土のところに張りますと、草や木の根が張らず、土が崩れてまいります。特にグラウンドは砂がまかれています。現在、崩れた砂が、雨が降るたびに排水路に流れ込んでおります。この状態をどのように思うかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   西部協働推進部長、どうぞ。 ◎協働推進部長(西部成敏君)   議員御指摘のとおり、現在、雨水がシートの下に流れ込むなどして、砂が側溝に流れ込んでいる状態でございます。今後も砂が流れる可能性がありますので、排水の改良工事とセットで対策したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   当局は、排水路と認識されておりますが、片倉製糸の創業当時から、この排水路は周辺の田を潤し、田をつくる曽代用水の支線の農業用水路です。しかし、今は米をつくる人が少なくなっているのが現状です。  この片倉グラウンドの改修工事を考えて思うのは、公共事業の難しさですが、例えば利用者の要望があり工事を行ったが、利用者の予測を誤り、工事竣工後、利用者が減少し、排水を甘く見たことがあると思います。地元の自治会、土地の地権者の要望ですので、排水路の改良をお願いいたしまして、次の質問に入ります。  4番、高齢者福祉について質問いたします。  少子高齢化は年々厳しくなり、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、高齢化率が31.3%となります。市民の3.2人に1人が高齢者になるとされています。高齢者の独居世帯も増えてまいりました。  高齢者の生きがいづくりのため、また高齢者をひきこもりを防止するためには、ふれあいサロンを実施することに効果があると思っております。  そこでお尋ねしますが、(1)ふれあいサロンの実施状況はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   当局の答弁をお願いいたします。  後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(後藤達也君)   それでは、議員御質問の4番(1)ふれあいサロンの実施状況についてお答えをいたします。  ふれあいいきいきサロンは、平成30年度内の実績としまして、市内129会場で年間725回開催され、延べ1万4,164人の方が参加されました。  開催場所といたしましては、ふれあいセンターや公民館、集会所などがほとんどでございますが、空き家を活用したり喫茶店を利用しているところもございます。  ふれあいいきいきサロンの多くは、民生委員児童委員や福祉委員、ボランティアの方々が中心となって実施されており、小地域におけるたまり場として、仲間づくりや生きがいづくり、それから社会的孤立感の解消、健康への意識向上、それから認知症などの介護予防など、元気な地域づくりを目的に開催していただいているところでございます。  健康体操や各種出前講座、園児・児童との交流、それから創作活動、会食会なども行われ、参加者同士の交流が図られております。  また、児童生徒がボランティアとして参加している地域もございます。  歩いて行けるところでのふれあいいきいきサロン開設を目指し、生活支援コーディネーターにより新規サロンの立ち上げ支援も行っております。  ちなみに、昨年度は関地域での支え合い活動支援事業費補助金を活用して、生活支援コーディネーターの支援により7団体が新規サロンを立ち上げました。中にはお寺を改装した常設サロンや空き家等を改装したサロンも始まっております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  私は、倉知と安桜地区しか状況を知りませんが、現在、ふれあいサロンは複数の町内の人たちが集まってイベントを考え、講師をお願いして実施されているが、もっと気楽に町内の顔見知りの人がたまり場に集まり、世間話を自由に楽しむようなサロンが、関市内の一部町内で行われています。  先日、美濃加茂の森山団地のワンコインカフェの新聞記事を見ましたが、100円でコーヒーと軽食をセットにした簡単なモーニングサービスを集会所で楽しめる場所を、住民有志が立ち上げたとありました。  このような方法は参加しやすいと思いますが、どのように思われますでしょうか。 ○議長(村山景一君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(後藤達也君)   それでは、参加しやすいサロン活動についてどう思うかという御質問だったと思いますが、確かに議員が言われるとおり、高齢者が気軽に歩いて集える場所で参加できるということは、とても重要なことであると考えておりますし、先ほども申しました、集会所やふれあいセンターが主でありましたが、最近は民間の空き家等々を改装して、近場でのサロンの開設も、少しずつではありますが、増えております。  やはり、先ほども言われましたワンコインで参加できるというようなことで、先ほど129か所、会場がございましたが、多くの会場では100円ぐらいのワンコインの個人負担を取っての開設をしておりますので、今後こういう気軽に集えるサロン開設が増えるようにしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   ありがとうございました。  (2)番、健康づくりの推進についてお尋ねをさせていただくのですが、ア、健康管理についての施策はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(後藤達也君)   それでは、議員質問の健康管理についての施策はどうかについてお答えします。  ここでは、関の健診等の受診率の推移とか、受診向上について説明をさせていただきます。  関が実施しております関健診・特定健診・後期高齢者健診の過去3年間の受診率は、横ばいから微増傾向にございます。  しあわせヘルスプラン、第2次健康せき21計画を策定いたしました平成25年度の基準値と比較いたしますと、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、全ての検診で受診率は上昇しております。  それとあと、受診率向上に向けての取り組みといたしましては、対象者への個人の受診券の郵送、さらには期間を置いて、はがきによる再勧奨や無受診者への電話勧奨を行っております。  また、保育園・幼稚園・小中学校を通じて保護者への受診勧奨も実施しております。  さらに、平成29年度より生命保険会社、郵便局、あるいは金融機関に、関健康啓発協力事業所として登録していただきまして、連携によります啓発活動を実施しております。  ほかにも市内各所で横断幕の設置とか、イベント等における啓発物の配布等を行い、市民に広く関心を持っていただけるよう、啓発活動を行っております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   続きまして、イ、軽スポーツの推進状況はどうかお尋ねをさせていただきます。 ○議長(村山景一君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(後藤達也君)   それでは、議員御質問、4番(2)のイ、軽スポーツの推進状況についてお答えいたします。  高齢者の軽スポーツといいますと、関ではゲートボール、グラウンド・ゴルフが盛んでございます。それぞれに協会をつくって活動をしておられます。  ゲートボール協会は現在、会員が147名で、皆さん各地区にあるゲートボール場でチームごとに練習をしておられます。  また、が管理しているゲートボール場は稲口地区の松原ゲートボール場、武芸川ゲートボール場の2か所でございまして、松原ゲートボール場では、の大会等を開催しております。  グラウンド・ゴルフ協会においては、現在、支部が16支部、会員は約200名おられます。支部ごとに週2日から4日、各地区で練習しておられます。毎月、中池公園では、の大会として、参加者約100名の選手で開催されているところでございます。  あとほかにも、高齢者の方が楽しめる軽スポーツといたしまして、ペタンクやカローリングがございます。  ペタンクは、老人クラブ連合会でも大会が開かれておりますし、カローリングは、子どもから高齢者までが楽しめる軽スポーツで、西部地区では毎週、西部スポーツクラブが練習を運営しております。  といたしましても、年齢を重ねても健康で生き生きと過ごすことができるように、これまでと同様、健康づくりについて施策を推進していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(村山景一君)   7番 後藤信一君、どうぞ。 ◆7番(後藤信一君)   真摯な御答弁をありがとうございました。  高齢者になると、ひきこもりが心配です。これを防ぐには地域のつながりが大切です。健康づくり、軽スポーツ等、高齢者の状況を理解して、行政も支援をお願いいたします。  最後に、我々清流クラブは5名ですが、議会の二元代表制を堅持し、議員の本分である市政のチェック機能を果たしていきますので、今後ともよろしくお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    (拍手・降壇)
    ○議長(村山景一君)   これにて7番 後藤信一君の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は25日の午前10時から開きます。  本日は大変御苦労さまでございました。  これにて散会いたします。     午後1時59分 散会上会議の顛末を記録し、相違ないことを証するために署名する。          関市議会議長       村   山   景   一          関市議会議員       波 多 野   源   司          関市議会議員       鷲   見       勇...