愛南町議会 > 2019-12-13 >
令和元年第4回定例会(第1日12月13日)

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  1. 愛南町議会 2019-12-13
    令和元年第4回定例会(第1日12月13日)


    取得元: 愛南町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和元年第4回定例会(第1日12月13日)            令和元年第4回愛南町議会定例会会議録(第1号)                  招集年月日 令和元年12月13日(金曜)                  招集場所 愛南町役場議場                  開会 12月13日 10時00分宣告 1.議事日程  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 諸般の報告  日程第 4 所管事務調査の件  日程第 5 議会活性化特別委員会の報告について  日程第 6 一般質問  日程第 7 報告第 5号 令和元年度(平成30年度実績)教育委員会点検                ・評価の報告について  日程第 8 報告第 6号 専決処分第5号の報告について(損害賠償の和解について               )  日程第 9 承認第 9号 専決処分第6号の承認を求めることについて(損害賠償の               和解について)  日程第10 第57号議案 愛南町税条例の一部改正について  日程第11 第58号議案 愛南町集会施設条例の一部改正について
     日程第12 第59号議案 愛南町道路占用料徴収条例の一部改正について  日程第13 第60号議案 愛南町水道事業給水条例の一部改正について  日程第14 第61号議案 愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部改               正について  日程第15 第62号議案 愛南町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する               条例等の一部改正について  日程第16 第63号議案 愛南町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例               の制定について  日程第17 第64号議案 R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約の変更について  日程第18 第65号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約の変更につ               いて  日程第19 第66号議案 令和元年度愛南町一般会計補正予算(第4号)について  日程第20 第67号議案 令和元年度愛南町国民健康保険特別会計補正予算(第2号               )について  日程第21 第68号議案 令和元年度愛南町介護保険特別会計補正予算(第2号)に               ついて  日程第22 第69号議案 令和元年度愛南町浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1               号)について  日程第23 第70号議案 令和元年度愛南町温泉事業等特別会計補正予算(第1号)               について  日程第24 第71号議案 令和元年度愛南町公共用地先行取得事業特別会計補正予算               (第1号)について  日程第25 第72号議案 令和元年度愛南町上水道事業会計補正予算(第3号)につ               いて  日程第26 第73号議案 令和元年度愛南町病院事業会計補正予算(第3号)につい               て  日程第27 第74号議案 愛南町第二期町営浄化槽整備推進事業契約について 2.本日の会議に付した事件  議事日程第1から日程第19 3.出席議員(15名)   1番 金 繁 典 子       2番  欠   番   3番 鷹 野 正 志       4番 原 田 達 也   5番 佐々木 史 仁       6番 坂 口 直 樹   7番 山 下 太 三       8番 中 野 光 博   9番 浜 本 元 通      10番 内 倉 長 蔵  11番 宮 下 一 郎      12番 山 下 正 敏  13番 那 須 芳 人      14番 吉 村 直 城  15番 土 居 尚 行      16番 西 口   孝 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者の職氏名    町長          清 水 雅 文    副町長         岡 田 敏 弘    教育長         中 村 維 伯    総務課長        児 島 秀 之    企画財政課長      嘉喜山   茂    消防長         松 本 正 人    会計管理者       本 多 幸 雄    税務課長        山 本 光 伸    町民課長        中 田   章    農林課長        吉 村 克 己    水産課長        長 田 岩 喜    建設課長        近 田 正 二    商工観光課長      横 山 修 治    環境衛生課長      浅 海 宏 貴    水道課長        金 繁 末 廣    保健福祉課長      浜 田 庄 司    高齢者支援課長     立 花 慶 司    学校教育課長      岩 井 正 一    生涯学習課長      清 水 雅 人    防災対策課長      藤 井 裕 久    国保一本松病院事務長  赤 松 邦 彦    内海支所長       西 口 源 一    御荘支所長       藤 井   求    一本松支所長      尾 﨑 弘 典    西海支所長       吉 田 潤 一 6.職務のため出席した者の職氏名    事務局長        早 川 和 吉    局長補佐        大間知 伸 一    局長補佐        小 松 一 恵                 午前10時00分 開会 ○議長(内倉長蔵) ただいまの出席議員は15名です。定足数に達しておりますので、これより、令和元年第4回愛南町議会定例会を開催します。  町長より招集の挨拶があります。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 皆さん、おはようございます。  本日は、令和元年第4回愛南町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、師走の大変お忙しい中、全員の御出席をいただき、まことにありがとうございます。  本町も、ここにきてやっと、本来の冬らしい日もあるようになりましたが、気象庁によりますと、今年の秋は、観測史上最も暑い秋であったということであります。その暑い秋に台風19号が襲来をいたしております。この台風により被災されました全国各地の皆様に、心から御見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りするものであります。  その台風19号の被災地支援の一環として、本町も防災対策課職員を8日間の日程で福島県本宮市に派遣をし、避難所運営支援などに従事をさせました。今回のような災害は、今日、全国のどこで発生しても不思議ではない状況にあります。全国各地で発生をしている災害を他人ごととせず、備えに万全を期してまいりたいと考えております。  先月3日には、町内各地で統一地方祭の秋祭りがあり、牛鬼、唐獅子、みこし等が各地区を練り歩きました。その様子は、愛南フォトクラブの皆さんが撮影され、広報あいなん12月号に特集として掲載しておりますが、その画像からは、地区ごとに趣の異なる伝統行事を大切にする町民の皆さんの心意気が伝わってまいりました。  さて、今月4日、地域医療構想の適切な進め方と県立南宇和病院の機能強化に関する要望書を内倉議長を初めとする議員団が中村県知事に面談され、手渡しをしていただきました。私も、9月にありました厚生労働省の公立病院の再編統合の公表内容につきましては、名指しされた地域の住民に対し、過度の不安と不信感を抱かせる拙速なものであると考えており、今般の議員の皆様の迅速な行動に敬意を表するものであります。  幸いにも、中村知事は、県立南宇和病院について、医師確保や医師が経験を積める技術の導入を含め、存続に全力を尽くすと表明されており、町といたしましても、同病院の存続に対し、今後もできる限りの協力をしていく所存であります。  また、本町の懸案事項であります高速道路の延伸問題につきましては、先月20日に、国会議員や国土交通省へ要望活動を行いました。このような要望活動は、今年において、中央省庁や国土交通省四国地方整備局等へ15回実施をしており、今後も粘り強く継続して行いたいと考えております。  さらに、先月5日に中村知事がネーミングを公表した全身トロの県産完全養殖魚媛スマが、同月29日、愛南漁協から初出荷をされました。これまでは、2.5キログラム以上の養殖スマを媛貴海として出荷をしておりましたが、媛貴海以外のスマについても他産地と差別化し競争力を高め、生産者等の収益増を図るため媛スマと命名したものであります。  生産者は、脂の乗りを感じてほしいと手応えを示しており、これから5月末まで約1万匹の出荷を目指すとのことであります。本町の新たな特産品として大いに期待をしているところです。  10月19日には、ジャズと愛南を心から愛する住民有志の熱い思いが結集し、第6回を迎えたJAZZ in 四国(愛南町)2019が開催をされました。今回も国内を代表する一流のミュージシャンの出演が実現し、約450人のファンが、その迫力と熱気に魅了されたところであります。なお、翌日には、今年も子供たちのためのジャズ演奏会が実施をされ、幅広い世代の方々にも楽しんでいただくなど、ジャズによるまちづくりの定着に多大な貢献をいただいているところであります。  さて、本定例会に提案いたします議案は、報告案件2件、承認案件1件、条例改正等7件、契約案件3件、補正予算の8件の合計21件であります。  それぞれの議案につきましては、提案の際に詳しく説明させていただきますので、よろしく御審議をいただきまして、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶とさせていただきます。 ○議長(内倉長蔵) 挨拶が終わりました。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――             ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(内倉長蔵) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     本日の会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、6番、坂口議員と、7番、山下太三議員を指名します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第2 会期の決定 ○議長(内倉長蔵) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期については、議会運営委員会に諮り、本日13日から20日までの8日間としたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日13日から20日までの8日間とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(内倉長蔵) 日程第3、諸般の報告を行います。  議長の活動状況報告については、お手元に配付のとおりです。  次に、監査委員から地方自治第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査の実施報告提出がされております。これによると、適正に事務処理並びに管理がなされております。また、同第119条第9項の規定により、定期監査の実施報告が提出されております。それによると、監査結果のとおりおおむね適正であると認められておりますので、報告しておきます。  次に、本日までに受理した陳情等については、会議規則第94条の規定により、お手元に配付した陳情等一覧表のとおりです。  議会運営委員会の審議の結果、議長預かりとします。  なお、趣旨に賛同する議員は、既定の賛成者をもって議案として提出願います。  最後に、議員派遣結果報告についてでありますが、10月16日に徳島市で開催された町議会議員研修については、お手元に配付のとおりです。  次に、厚生労働省より公立・公的病院の再編・統合の議論が必要とする病院として、愛媛県立南宇和病院の名前が公表されました。地域住民からは不安の声や、医療現場からはさまざまな意見が寄せられていることから、中田晃太郎県議会議員より愛南町議会としても地域の声を愛媛県に届けてはどうかとの助言をいただき、中村時広愛媛県知事との面談が12月4日に実現しました。  これに伴い、愛南町議会として県立南宇和病院の存続と機能強化に関する要望書を提出に当たり、議会を招集する時間的余裕がなく、会議規則第126条の規定により、議長において議員派遣を決定したことを報告いたします。  なお、この議員派遣結果について報告を求めます。  原田議員。 ○4番(原田達也) 議員派遣結果報告書  中田県議会議員の調整により中村県知事との面会が12月4日に設定されたことを受け、議長において決定した議員派遣について、次のとおり実施したので、その結果を報告する。  令和元年12月4日  愛南町議会 議長 内倉 長蔵 殿  愛南町議会 副議長 原田 達也                    記  1 派遣の経過  本議員派遣は、令和元年12月4日「地域医療構想の適切な進め方と県立南宇和病院の機能強化に関する要望書」を愛媛県庁にて知事に手渡した。  2 派遣の詳細  (1)派遣議員  正副議長並びに総務文教、産業厚生両常任委員会委員長の4名です。  (2)派遣内容  ①派遣日時 令和元年12月4日 午後1時  ②派遣場所 愛媛県庁本館第2応接室  ③派遣目的 地域医療構想の適切な進め方と県立南宇和病院の機能強化に関する要望  ④同行者 中田晃太郎県議会議員  ⑤内容 午後1時より県庁本館第2応接室にて中田晃太郎県議会議員同席のもと、中村時広愛媛県知事に対し、地域医療構想の適切な進め方と県立南宇和病院の機能強化に関する要望書を手渡した。  要望書の内容については、別添のとおりですのでお目通しを願います。  3 考察  今回の知事要望は、去る9月26日、厚生労働省が再編・統合の検討が必要とする公立・公的病院として、愛媛県立南宇和病院の名前が公表されたことで、地域住民からの不安や医療現場からのさまざまな意見が寄せられていることに対し、極めて難しい課題を含んでいることから、地域医療構想の適切な進め方について、愛媛県知事より国に対し地域の声を届けていただき、今後の丁寧な議論となるよう働きかけていただくことと、これからも引き続き県立南宇和病院の機能強化を図っていただきたい旨要望した。  これに対し、中村県知事より、地域医療構想の適切な進め方については、厚生労働省が唐突に公表したことに対し、いまだ詳細な根拠を示しておらず、強い違和感を覚える。今回、地域からも声を届けていただき、あわせて知事会でも重要なこととして捉え動きを強めているところである。特に人の命にかかわる問題であり、ぜひ町村議長会のほうでも大いに声を上げていただきたい。  特に県立南宇和病院は、圏域の状況からも本当に命の拠点病院であり、全国一律の基準により機械的な数字で議論するものではないということを、こういう機会なので改めて強く声を上げていただきたいというふうに思っている。また、県立南宇和病院の機能強化については、ドクターヘリの活用促進に努めるほか、地域医療に携わる研修医に対し、魅力ある環境づくりとして、5Gによる通信手段を活用した最先端の遠隔診療など可能性を考えている。そうした医師の育成・確保などに努め、地域を支える医療機関として、その機能を強化していくとともに、県立南宇和病院の存続に向けて全力を尽くしていきたいとの心強い返答をいただいた。  以上、報告といたします。 ○議長(内倉長蔵) 以上で、諸般の報告を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第4 所管事務調査の件 ○議長(内倉長蔵) 日程第4、所管事務調査の件を議題とします。  産業厚生常任委員会から、所管事務調査の報告を行います。  委員長の報告を求めます。  鷹野産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長(鷹野正志) 産業厚生常任委員会所管事務調査を実施しましたので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を報告いたします。  愛南町議会 議長 内倉 長蔵 殿  産業厚生常任委員会 委員長 鷹野 正志  まず、第1回、日時は令和元年10月1日、午後1時30分から。  調査事項ですが、宇和海アコヤ貝大量死の現状と対応について。  開催場所、出席委員、説明員の職氏名は記載のとおりであります。  調査内容ですが、今回のアコヤ貝の大量へい死についての説明を長田水産課長が行った。  まず初めに、7月中旬ごろよりアコヤ貝の状態がよくない旨の生産者からの報告に端を発し、8月上旬に稚貝のへい死が本町全海域で確認されたことに対し、水産課を初め関係機関での対応等時系列で説明。  稚貝の大量へい死の情報を受け、水産課と愛南漁協で愛南町真珠貝斃死対策会議を設置し、これまでに会議を3回開催した。会では、現状の把握と原因の究明、今後の対策について組織的に進めている。さらに県においても10月2日に愛媛県アコヤガイへい死対策協議会が設置され、今後総合的な対策を検討するとのこと。  次に現状であるが、愛南漁協は状況把握のため8月上旬から中旬にかけて母貝養殖業者を対象にアンケートを実施、結果愛南町全域で稚貝の大量死が発生し、1カ月間で稚貝で約60%、母貝で16%ものへい死を確認。先日まとめた漁協の最新情報では、品種の内訳として国産貝で74%、ハーフ貝で56%であった。現在は、稚貝・母貝ともにへい死はとまっており、貝自体も回復傾向にあるとのこと。  原因については、現在感染症と環境の両面から研究を行っている。  まず感染症については、へい死貝を国の増養殖研究所と県魚類検査室にサンプルを提供し専門的見地から分析を行ってもらっている。さらに町の魚類検査室でも細菌類の検査を実施している。  環境面での究明については、愛媛大学南予水産研究センターと愛媛県水産研究センター愛南町海洋資源開発センターで海況データの収集と分析を行っている。  今後の愛南町の対策としては、1月ふ化による種苗生産を追加実施、これにより母貝不足に対応する。また、今回のような非常事態に対応できる稚貝の生産体制の確立を初め、新養殖品種による副業支援等行っていく考えである。何より環境変化に強いアコヤ貝創出を最重要課題として取り組んでいく旨説明があった。  その後、水温等環境変化や感染等委員からの質疑を経て、次回10月4日に養殖業者の現状や愛南町海洋資源開発センターでの研究状況も含め現地調査を行うことを決定いたしております。  第2回ですが、10月4日、午前8時から網代、油袋、家串の真珠母貝養殖業者海洋資源開発センターの現地視察並びに協議を行っております。  出席委員、説明員の職氏名、参考人の職氏名は記載のとおりであります。  調査内容は、10月1日に行った第1回本委員会の宇和海アコヤ貝大量死の現状と対応についての机上審査を踏まえ、母貝養殖業者のアコヤ貝のへい死の現状について生産者からの説明等現場の生の声を含め聞く中、へい死の原因究明を早急に求める声あり。  その後、愛南町海洋資源開発センターにて、アコヤ貝の餌となるプランクトンの生産現場の視察及び優良品種の作出に向けた取り組みについての説明や、新養殖品種の副業支援対策としてブロッコリーや河内晩柑を餌とするウニを初めヒジキ、ヒロメ等の試験養殖現場の視察を行い、帰庁後、水産課や愛南漁協による補足説明の後、取りまとめを行いました。  調査結果ですが、8月上旬から愛南町で確認された真珠貝大量へい死は、全国的にも真珠母貝生産の主要産地である本町にとりましても、基幹産業を揺るがすだけでなく、優良なアコヤ貝を開発、作出しているだけに、真珠業界をも脅かす大きな問題である。  本町水産課と愛南漁協は連携し、8月21日にいち早く愛南町真珠貝斃死対策会議を立ち上げ、現状把握、原因究明、今後の対策について組織的に進めており、内海地区における7月中旬から8月中旬のへい死状況については、稚貝60%、母貝16%とのことである。  症状は貝殻の内部を覆う外套膜が縮んで死んでしまう現象であるが、原因については、水温の急激な変化、餌の減少など環境変化や、感染症などを視野に多方面から調査しているものの、いまだ原因は解明されていない。  当委員会では、10月4日に、内海地域の網代、油袋、家串の生産組合員の現地調査を実施し、現場の生の声を聞かせていただいた。どこの地区の生産者も、一斉にへい死の原因究明をいち早く知りたいとのことであった。10月2日に愛媛県アコヤガイへい死対策協議会が設立されたが、当委員会として、専門的な研究機関での早期原因究明を求める。  また、一部回復の兆しはあるものの、次期の母貝不足や外套膜萎縮により貝殻が内部変形した状態で玉入れした場合の真珠の品質と作業性を懸念する声、また今でも予断を許さない状況であり、今後もこのような状況になれば、休業あるいは廃業せざるを得ない生産者も出るかもしれないとのことであった。  秋種苗や早期ふ化により種苗を生産するなど、母貝不足に緊急な対応を要請するとともに、稚貝の無料配布や補助金を出すなど資金面からも助成支援し、今後も稚貝・母貝の安定的な供給ができるよう求める。  最後に、愛南町海洋資源開発センターでは、環境変化に強い耐性貝の育種や稚貝用飼料プランクトンの生産等に取り組んでおり、今後も優良な種苗生産に向け、さらなる研究・開発に取り組んでいただきたい。また、海藻のヒロメやマガキガイ、河内晩柑やブロッコリーを餌としたウニの試験的養殖を行っており、今後、真珠生産者の副業として、また愛南町の新たな特産品としての開発・活用可能性に大いに期待する。  以上、産業厚生常任委員会の意見を集約した調査結果報告といたします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで産業厚生常任委員会の報告を終わります。  以上で、所管事務調査の件を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――          ◎日程第5 議会活性化特別委員会の報告について 議長(内倉長蔵)日程第5、議会活性化特別委員会の報告についてを議題とします。  委員長の報告を求めます。  土居議会活性化特別委員長。 ○議会活性化特別委員長(土居尚行) 議会活性化特別委員会の報告を行います。  これにつきましては、11月8日に議長のほうに報告書を提出しておりますので、その概要を報告いたします。  これまで既に第5回までの議会の活性化と議会改革などについて中間報告を終えているため、ここでは定数、また議員報酬についての報告といたします。  第6回から定数、また議員報酬について審議を行い、第6回、7回、そして8回、9回と会を重ねて協議をしております。そして、第10回には公聴会を開くということを決定し、11回目で公聴会を6月26日に議員定数について6人、議員報酬について7人の方からの意見をお伺いしました。  そして、12回として9月20日に山梨学院大学の江藤先生をお招きして、議員報酬、また定数について、また質問のあり方について議員研修を行いました。  そして、第13回になります、10月23日にこのことについてのまとめを行いました。
     まず、議員定数については、議会制民主主義の根幹をなすことから、慎重な議論が必要との現状維持の意見に対し、公聴会等の意見尊重して削減をとの意見に分かれました。  採決の結果、削減すべきとの意見が多く、これより具体的な定数についての採決の結果、次回の一般選挙より2名減の14名とすることで全会一致と決定いたしました。  次に、議員報酬については、合併協議会の中で5カ町村長が別に協議し、合併までに調整するということになっていることの経緯を踏まえ、その当時の内容がどうであったのか、執行部に対し再検証を求めることで意見が一致しました。  まとめといたしまして、繰り返しになりますが、①議員定数、次の一般選挙より2名減の14名とする。議員報酬、合併協議会での議員報酬に関しての協議の内容を再検証し議会へ報告するとともに、見直すということになっているのであれば、その実行を求める。  以上がまとめであります。  議会活性化委員会での議員定数ということで集約し、報告といたします。なお、当委員会においては付託された事件を完了したことにより、議会活性化特別委員会を終了する。  以上、報告といたします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  以上で、議会活性化特別委員会の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第6 一般質問 ○議長(内倉長蔵) 日程第6、一般質問を行います。  初めに、土居議員の質問を許します。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 今年5月1日より令和という新しい時代を迎えまして、迎えましたが早から今年も残り20日を切るというような月日の流れる速さを感じます。  また、きのうは清水寺で今年の漢字ということで、令和の「令」が発表されたわけなんですけど、令和の令という漢字を辞書で見ますと、物事の初めに一番いいことを始めるというような意味だそうで、令月とか令年とか、今年がこれ今後の愛南町にとっていい年のきっかけになればと思います。  では、質問を行います。  豪雨時の町内河川の防災対策について。  愛南町の大災害といえば、東日本大災害以降、将来高い確率で起こると言われている東南海地震と、それに伴う大津波が第一に想定され、それに対する対策を多く行ってきました。しかし、昨年の西日本大水害、今年の台風19号に伴う東海から東北にかけての甚大な被害をもたらせた水害と、毎年日本のどこかで大きな豪雨による災害が起こっています。原因は地球温暖化に伴う海上の水蒸気の多さを指摘する意見を耳にしますが、この状態は年々悪化をたどっているように思われます。  実際、昨年7月8日には、愛南町でも11世帯で床上・床下浸水や農地などに大雨による被害が出ました。いつこのような、またあのとき以上の豪雨被害が愛南町で起こるとも考えられます。町内河川の防災対策について質問をいたします。  まず、初めに1、町内には僧都川を初め多くの河川があります。それぞれの河川、時間雨量、また24時間累計雨量がどの程度超えたときに氾濫の危険があると想定しているのか。  また、2として、河川の水位計の設置状況と水位の監視体制はどのようになっているのか。  3、昨年の赤木川氾濫時、氾濫の発生をどの時点でどのような方法で確認し、被害想定地域に伝えたのか。  4、今後このような事態が起こったとき、住民への避難の情報伝達はどのように行うつもりなのか。  5として、国交省は管理する河川の1000年に一度の大雨による洪水想定地域を公表してハザードマップの作成を自治体に促しておりますが、愛南町のように県または町が管理する河川の場合はどのようになっているのか、以上、質問いたします。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員から、答弁分割での質問がありました。  豪雨時の町内河川の防災対策について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 土居議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、豪雨時の町内河川の防災対策について、1点目の町内の河川で、時間雨量または24時間累計雨量がどの程度を超えたとき氾濫の危険があると想定しているのかについてですが、町内には、県管理の26河川を含めた111の河川があります。  氾濫危険の雨量の想定として、町が定めております避難勧告等の判断・伝達マニュアルには、河川の上流で実況雨量が1時間80ミリあるいは予測雨量が3時間140ミリ以上となる場合を、避難を勧める判断等の基準としておりますので、この雨量を氾濫の危険がある、一つの想定と考えております。  2点目の河川の水位計の設置状況と水位の監視体制はどのようになっているのかについてですが、町内の水位計の設置場所は、僧都川の観栄橋付近と蓮乗寺川の久保橋付近の2カ所であります。水位の監視体制については、町内に設置されております雨量計や水位計等のデータを専用のホームページやスマートフォンアプリで確認をしながら、災害対策本部事務局が、河川の水位を監視をしております。  また、気象情報等により、危険レベルが上昇している河川については、町職員、消防団員等による警戒巡視を行っております。  3点目の昨年の赤木川氾濫の発生をどの時点でどのような方法で確認し被害想定地域に伝えたかについてですが、赤木川の氾濫発生情報は、大雨・洪水警報が発表中の平成30年7月8日5時15分、住民からの119番通報により受信をし、消防隊員が現場に出動して被害の状況を確認をしております。すぐに、災害発生をしている一本松地域に防災行政無線放送等で避難の情報を伝えております。  4点目の今後このような事態が起こったとき、住民へ情報伝達はどのように行うのかについてですが、現在、住民への情報伝達は、防災行政無線、IP告知端末、防災メール、エリアメール、Lアラートにより行っております。河川氾濫が起こったときも同様の情報伝達に加え、町職員、消防団員等による避難の呼びかけ、広報を行う必要があると考えております。また、災害時には警戒レベルを用いて避難行動が容易にとれるよう、防災情報をわかりやすく提供するように努めてまいります。  5点目の県または町が管理する河川の1000年に一度の大雨による洪水を想定したハザードマップの作成についてですが、県二級河川僧都川については、今年度、水位周知河川に指定されたことにより、1000年に一度の大雨による洪水を想定をしたハザードマップの作成に着手をしております。今年度中には、町内全世帯に配布できると考えております。  その他の県・町管理河川については、現時点でのハザードマップのップの作成計画はありません。これらの河川については、町内に設置されている雨量計や水位計等のデータを活用しながら、危険性を把握する情報を町民に提供できるようにしてまいります。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、1の1について再質問ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 時間雨量が80ミリ等を超えたときにという説明でありましたが、その時間雨量というのが、よく言うんですけど、愛南町の雨量という大きく公表されているのは消防署での雨量でありましょうし、昨年の豪雨の例をとりますと、一本松-宿毛圏域で降った雨と、この消防署で降る雨とでは全然雨の量が違いまして、ましてやまた内海に行くと全然違うと思います。  実際、昨年は7月7日は城辺が大雨であって、そのときは一本松はそのほどの、そのほどということはない、降ったんですけど災害が起こるほどの雨量ではなかったけど、今度8日には一本松が大雨で赤木川が氾濫したわけなんですよ。単に雨量と言いましても、そのどこでどのようにはかるかによって、赤木川なんかは一本松の雨量でないと全く役に立たない。その111ある河川、111のところ全てなかなか難しいんですけど、どのような雨量のはかり方をして、どのように伝えているのか。そこをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えをいたします。  どのようにはかってどのように伝えていくかについてですが、雨量の計測につきましては、現在、気象庁のデータを活用し、そして管内に設置しております雨量計により判断をしております。町内には、愛南町が設置しております3つの雨量観測システム、そしてそのほかに気象庁等が設置しております5つの雨量計があります。そのほかに、隣接しております宇和島市、宿毛市に雨量計がありますので、その雨量計を随時確認しながら、雨量の監視は行っております。  その雨量の周知についてですが、先ほど町長の答弁にありましたように、町の避難勧告等判断マニュアルには時間雨量80ミリ、そして累計140ミリというような目安を設けております。その数値になった場合は、消防団、そして町職員等が河川を監視しながらその状況を住民の方にお伝えするような形になると思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 後の質問でも関連があるんですが、その氾濫の危険性があるというときに、この河川は、河川でもここが氾濫の危険性があるというのは把握しとるんですか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えをいたします。  現在、水位周知河川になりました僧都川につきましては、昨年度から僧都川を50メートル置きにいろんなデータをもって、どこが危険性があるというようなことはわかっております。そして、その他の河川については、今まで災害がありました河川はこちらのほうで把握しております。その災害データをもとにここが危険性がある大まかなことは承知しているとおりであります。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 昭和18年の7月に僧都川が氾濫しとるんですね。それから約75年、氾濫はしてないわけなんですけど、今回の台風19号に伴って氾濫して水害になった地域、まだ2カ月たってもまだまだ復旧も全然できてないというところの報道がテレビでも再々あるわけなんですけど、あのときの例でもここが危ないということがわかっていればとか、まさかここが氾濫するとは思わなかったというのが、皆さんもテレビで見られとる思いますが、実績で、その18年の7月に僧都川が氾濫し、この地域も多分氾濫したんでしょうが、浸かったんでしょうが、県が公表しとるデータによりますと、緑小学校の地区から氾濫し、一番多いところでは5メートルから6メートル、7メートルというような地域が色分けされております。この僧都川もいわゆる城辺甲地区、南になるところはほぼ全域ですし、御荘湾まで。そして乙に当たります緑のほう、また御荘も一部かなりの氾濫推定が出ております。その中で、やっぱりここが一番危ないというのを把握し、住民をおどすわけではないけど危険ですよということをやっぱり示すべきだと思うんですけど。  また、他の地域でも、河川でも、以前氾濫した地域をと言われますけど、以前氾濫してない地域が氾濫するということも十分考えられるんですが、今の気象条件の中からいきますと、その他の地域、河川での氾濫のその確認というのは、それで十分だと、今の現状で十分だというように感じておられますか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えいたします。  僧都川以外のほかの河川の状況について十分と思っているかということなんですが、十分とは思っておりません。今後、その雨量計も含めて水位計の設置等も考えながら、僧都川以外の河川についても、防災対策を進めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、1の2について再質問ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 僧都川と赤木川2カ所に水位計があるということですが、水位計というものがどのような形でどのように正確なのか我々にはわかりませんが、やはり目で見えるというのが一番いいんだと思いますが、この監視カメラを設置し、常に監視を、大雨のときに監視をしていくというような、今からの水位の監視についてはそういう考えはないのでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えをいたします。  現在、国・県が進めております危機管理型水位計には、監視カメラも附属している物があります。今後、この水位計を設置の要望をしていく中で、そのカメラも含めて考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、1の3について再質問はありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 昨年の赤木川の氾濫ですが、5時10分ですか15分、住民からの通報で知ったということなんですけど、監視体制を整えとって住民からの通報で知ったというのは全くおかしい話でして、多分5時15分に住民からの通報があったときには、国道は通れなくなっとったところだと思います。  被害を受けた住民の方に聞きますと、避難の勧告はあったんですかどういうことでしたんですかいうて言うたら、消防署が来たときにはもう水はかなり引き始めたころだったと。ボートを持ってきてもろたけど、ボートは持ってくるとすぐ底をついたと。水が引いて。何にもなかったと言うんですよ。で、消防署から山を越えておりますけど、たった3キロぐらいのところなんですよ。危ないと思うたら見に行けばいい距離なんですけど、それを氾濫しとるというて住民からの通報で知ったということ、どうしてこのようなことが事前にわからなかったんですか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えいたします。  氾濫の発生を知ったのが、先ほど町長の答弁にもありましたように、通報があってからです。その当日の状況を説明いたしますと、3時ごろから本当にすごい雨が降っておりました。その異常な降雨の状況を私たちも心配しておりまして、4時半近くに警戒に出動いたしました。惣川、赤木川、そして篠川についても警戒をいたしました。そのときには、氾濫をしていなかった状況であります。  それから30分で悲惨な状況になったのは、そのときに私たちがどういう形でその情報を伝えていたらというのは、去年の反省であります。前日の雨、それが小康状態になって一時的に監視体制が緩んだところもありますが、ずっと雨の状況は災害対策本部事務局で監視をしておりました。その中で、住民にその河川の状況、雨量の状況等をお伝えできなかったことは、残念に思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 繰り返しますけど、4時半の時点でこれは氾濫のおそれがあると思って、避難を促すのが防災というもんじゃないんですか。事前に。一部の家では胸くらいまで水につかって、隣の2階へやっと避難したって。住民の方は本当に今度は死ぬるかと思うたって。幸い人的被害は出てないわけなんですけど、よく言われるじゃないですか、空振りでも避難をしていただく。それを促すのがその防災の役目ではないかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) 議員のおっしゃるとおりです。昨年の7月豪雨の反省を踏まえ、いろんな対策とその状況を出し合い、協議も重ねてまいりました。避難の判断を早目早目にやって、人的被害をなくすことを心がけていきたいと思っております。  あのときの水害は、人的被害がなく運がよかっただけとこちらも思っておりますので、今後の防災対策には教訓だと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、1の4について再質問はありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) いろいろな伝達方法があると言われました。幸い、昨年の被害は夏場でしたし、もう4時になったらちょうど日の長い時分で明るくなるころで、幸いにも見えたということ。これが冬場なりとか、また夜間であると、全く目で見えるものがないということが、災害の恐ろしさでありますが、大雨が降っていますとなかなか聞こえづらい。今の防災無線であっても告知端末であっても、なかなか聞き取れない。やはり、そういうような被害のおそれがあると小まめな広報車の出動が一番の防災対策になると思うんですけど、いかがですか。愛南町は幸い面積について、被害が起こりそうなところの、その広大な面積を抱えているというような、この前ありましたような東北のほうの水害とは違うところなんで、まず広報車で小まめに想定被害を皆さんに伝えるということが大事だと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) 議員のおっしゃるとおりだと思います。昨年も消防団車両による広報は行いましたが、今後も町の職員、消防職員による事前の広報、住民への呼びかけは大切だと思っております。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、1の5について再質問ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 僧都川の災害マップは見たんですが、当然のことのようにあの最大想定の水害が来ますと、この愛南町の役場も水没地域になっておりますし、多くのところが。しかしあれは、今のところ町のホームページではアップしてない。やっぱり県のあれを探していかんと住民には見えない状態なんですよね。ここは避難地域、避難地域というのは、本当に言えば危険をあおるような意味でいろんなことが起こりますんで、問題ではありますけど、災害が起きてからあのときああしとったということは、一番この災害に対して結果的にだめなことになるわけなんで。それとその僧都川以外の河川ですよね、やはり小まめにこの地域は危ないですよというのを、区長さんとか今の自主防災組織なんかを通じて、また自身で判断して早目の避難をするような体制を、111あると言われた河川の中で、それがどれだけかもしれませんけど、僧都川があの想定の氾濫をするということになりますと、僧都川に流れ込む小さい河川は全てもう氾濫しとるわけなんで、そこについて町が管理する、県も管理するのも26あると言いますが、ほかの河川につきまして、どのような防災マップの作成の予定はないということなんですけど、なくてもハザードマップまでつくらなくても、この近くは何ミリ以上降ると危険ですよ、早目の避難をというようなことを地区の住民に示すべきではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) 僧都川以外の河川についてですが、浸水想定云々は今後、決めるというか、マップをつくる予定はないのですが、過去の災害事例はあります。その災害事例を自主防災組織、そして防災講座等で再度住民の皆さんに周知しながら、どれぐらいの雨が降ったら危険かということを伝えていきながら、住民の方々も周りの危険を知っていただき、自分の命はまず自分が守るということを前提に、その中で行政としては協力をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 僧都川が氾濫するということになると、大変なことになるんですけど、僧都川は氾濫しなくてもその赤木川、昨年氾濫し床上浸水も起こり、その7年前にも氾濫して床上浸水が起こっとるんですよ。一番言えばこの愛南町の河川で赤木川、ほいて僧都川の出会い付近、国道を通っているあの地区が氾濫する形状になっているのは誰もが想定できるので、あの部分だけでもハザードマップというかそれらしいものをつくって、地域の住民に示すべきではないでしょうか。実際被害が起こっているんですから、あそこでは、あの地区では。  去年があったから今年はないというようなもんではないのが、どうも最近のこの大雨だということは、皆さん感じておるんですが、その昨年も被害のあった、繰り返しますけど赤木川、満倉地区についてはいかがですか。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えいたします。  昨年被害がありました赤木川、惣川流域の地域の件ですが、先ほども申しましたように、1時間の降水量、そして時間雨量等、昨年のデータは持っております。そのような雨が降ったときには、ああいう状況になるということを、いま一度御確認をしていただき、その地域の自主防災組織、そして区長さん等と今後防災教育、防災啓発含めて考えていきたいと思っております。
     以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 先ほどから時間雨量80ミリと言うて、この80ミリというと、案外住民はまだ50ミリだから大丈夫とか、まだ60ミリだから大丈夫だとかいうような判断になるんですよ。しかし、時間雨量が80ミリでも、それまでの1週間なり10日なりの雨の状況がどうであったのということで全然違うと思うんですよ。だから、その80ミリまでだから氾濫はしないという判断にはならないし、まして赤木川なんかは、海の潮位がすごく影響するので、大潮で満潮時になりますと、それと干潮時とは全然時間雨量とは関係なく氾濫が起こる可能性があると思うんですよ。  そこのところをよく把握して、地域の人に何よりもまず命を守る行動をとっていただくようなことを早急に行うべきだと思いますが、再度お伺いします。 ○議長(内倉長蔵) 藤井防災対策課長。 ○防災対策課長(藤井裕久) お答えいたします。  今議員がおっしゃいましたようなことも踏まえて、今後の防災対策に努めてまいります。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 次に、2の質問を許します。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 2の質問に移ります。  あけぼのグラウンドの下、あけぼの荘の横になるんですが、の町有地です。宅地分譲して人口増加へつなげる考えはないかをお伺いいたします。  人口減少が著しい愛南町ですが、近年一本松地域では住宅の新築が目立っております。きょう現在でも今進行中の新築が、私の知る限り7棟か8棟あります。それも地域外からの住宅を求めて来られる方も来られます。その中には、大津波を想定された方、また、御夫婦のどちらかが宿毛市や四万十市に勤められているため、中間地に当たる一本松に住宅を建てられる方がおられます。  あけぼのグラウンド下の平成25年に町が取得した約4,500平米の縫製工場の跡地は、昨年の国体時には駐車場として使用しましたが、その後はほとんど使用されてないのではないかと思われます。  あけぼの公園、あけぼの温泉に近く、学校へは安全な専用というような通学路が通っているあの土地は、住宅地に最適だと思います。1人でもの人口の増加のために、宅地分譲を考えてはと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 2のあけぼのグラウンド下の町有地を宅地分譲して人口増加につなげる考えはないかについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問あけぼのグラウンド下の町有地を宅地分譲して人口増加へつなげる考えはないかについてですが、議員御指摘の愛南町増田1459番1の町有地につきましては、一昨年の国体開催時、昨年のサッカークラブ選手権大会開催時に臨時駐車場として利用しましたように、全国規模の大会が開催される場合に、不足する駐車スペースとして有効利用を図っております。また、来年度におきましても、日本スポーツマスターズの開催が決定をしており、臨時駐車場などに利用する予定としております。  未使用の公共用地の宅地分譲につきましては、地域内の人口増加の局面や他に有利な条件の土地がない場合では、大変有効な施策である反面、人口減少の局面や他に有利な条件の土地がある場合では、いわゆる塩漬け土地となる懸念があります。  一本松地域の過去3年間の他市町からの転入者は年間約15世帯26名、その転入者の住宅新築件数は年間で2、3件、町内他地域からの移動者は年間7世帯14名、その移動者の住宅新築件数は年間2件であります。  これらのデータからも、現時点では、本町における未使用の公共用地の宅地分譲のニーズは低いと判断できますので、当面は事業展開を予定しておりませんが、ニーズ次第では地域活性化に有効な施策と認識しておりますので、引き続きニーズ把握に努めてまいりたいと考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員、再質問ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 今、答弁にもあったように、使っているといってもほぼ年に1回か2回、言えばほとんど使ってない。それは使っているうちに入らないのではないか。今までなかったわけで、あれは、国体以前は。それまでにも大きい大会もあったけど、年に1回か2回の大会なんで、駐車場不足とはいえ何とかなってきたわけなんですよ。ちょっと離れて、ちょっとですが離れとるところを言えば、学校もあるんで、グラウンドも。その年に1回しか、2回しかないために、使うためにあそこを買ったわけではないと思うんですよ。  それと、先ほどそのほど家が建ってないと言われますけど、その今の現状での調査で判断するよりも、やはり優良な宅地があれば愛南町へ家を建てろうかと考えるのを呼び込むのが、やっぱり施策だと思うんですよ。あそこの場所は、先ほども申しましたように、小さい子供さんにはあけぼのグラウンドがありあけぼの公園がある。年配者には温泉もある。学校もそう遠くないし、ほとんど交通量のない通学路があるんで。人口減少対策は、ありとあらゆる手をやってみるのが、やっぱり今の自治体の仕事ではないかと思うんですけど、あそこは、私は一本松に住んでいていい土地だな、あそこであれば一本松にはこういう土地があるんで、津波の心配もないので宿毛のほうからでも家を建てろうかなというような人が来られる可能性もあると思うんですけど、再度お伺いしますが、今の考えでは今のままで年に1回や2回の、1、2回しか使わなくてもあの土地はあのままで置いていくという考えですか。 ○議長(内倉長蔵) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  今の御質問ですが、現在のところは先ほど町長の答弁にもありましたように、引き続きニーズの把握をしながらですね、様子を見るという形で、年に1回か2回かもしれませんが、必要な駐車場でもありますし、それともう一つですね、縫製工場の跡地ということで、縫製工場が撤退するに当たって、ちょっと条件ではないんですがつけられております。多分、議員の方御存知やと思うんですが、破格の値段で譲り受けておりますが、その条件の中に町の施設というか町の活性化のためにということでということも言われておりますので、その辺も含めてもう少し様子を見たいとそういうふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 私もそれはよく存じておりますが、こんな値段で譲り受けれるのというような安い値段でした。けど、後で言われた町の活性化のためにというのは、人口を1人でも増やす以上の活性化が町の政策にあるんでしょうか。これはやはり、そこを分譲して1人でも町外からの人が移り住まれるということになれば、多分破格で譲渡してくださった方も、それはいいことだなと言っていただく町の活性化になるんではないかと思いますが、再度伺います。検討する考えはございませんか。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 私が聞いたところではですね、民地といいますかね、個人が持っておる土地を宅地として売りたいという方も何件か聞いています。やっぱりあそこをすると、今この時点で分譲するようにしたら、多分あそこに一番先に来るんかなという気がします。議員言われたように、通学路としてももちろん、車が通らんところを通学路として使えるし、安全はあると思います。ただ民間をですね、ちょっと圧迫する感じになるのかなというあれはですね、気持ちの中にあります。ですから、今この時点でですね、そういう形で分譲するという考えは今のところは持ってません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 民間の方を圧迫するという意見はよくわかります。わかるんですが、この田舎は土地を求められて1軒の人が入られる。やはり一本松地区、田舎ですので、地区の行事であるとか、道路の管理であるとか、それがなかなか他の地区から来られた人はなじめない。区に入りにくい、入っとってもやめる。また、一部農地が宅地になることで、周りの環境ともいろいろ問題が起こるということが、それは多分皆さん、おわかりだと思うんですよ。  私はある意味で、あそこの縫製工場の跡地、それを求められてあそこに住まわれたら、あそこの地区の人らが住民で1つのコミュニティができると思うんですよ。新しい。やっぱりそういう形だから、ある程度10戸とかまとまった宅地には、人が集まるんですよ。一番今ネックなのは、新しく来られた人が地域になじめるかと、それは十分おわかりだと思うので、まあそこも踏まえて十分検討の余地があると思いますが、再度お伺いします、最後に。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  最初に答弁したとおりと、今の時点では答弁させていただきます。 ○議長(内倉長蔵) これで、土居議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  11時25分から再開いたします。               午前11時15分 休憩            ―――――――――――――――――               午前11時25分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、西口議員の質問を許します。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 日本共産党、西口孝です。私は、町民の皆さんから寄せられた声をもとに今回は2点質問をいたします。理事者におかれては、明快な答弁を求めます。  まず1点目、愛南町内各地に伝えられている郷土芸能等の伝承保存についてお伺いをいたします。  先月、11月3日は愛南町内統一の秋祭りでした。その地区に伝えられてきた伝統の出し物が地区内を練り歩きました。ふるさと愛南を象徴する心和む風景が展開をされています。  近年、少子高齢化が進む中で、こうした祭り行事、盆踊り等、昔から伝わる地域の伝承芸能や伝承行事の維持が困難になっている地区があります。地元の老人から若者に、若者から子供に、中には1カ月以上毎晩練習をして習得をしたものを、また次の世代へと伝えてきたものであります。これが次第に子供の数が減り、その維持が困難になってきているのが実情です。今はまだそんな心配はないという地区もあるでしょうけれども、今後、遅かれ早かれ全ての地域が直面する問題ではないかと予想をされます。  まだ大丈夫な今のうちから、伝承されるべきこれらの芸能、行事等、町としてその一つ一つを体系的に映像、音声、文章で記録、保存をすることを求めるものであります。  既に個々においてそうしたことを実施している地区もあるでしょうが、それらも含めて町が企画監修をして記録、保存することを求めるものです。町長の所見を伺います。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員から、答弁分割での質問がありました。  愛南町内各地に伝えられている郷土芸能等の保存伝承について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 西口議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、愛南町内各地に伝えられている郷土芸能等の保存伝承についてですが、祭り行事等の独自の郷土芸能を伝承していくことは、地域を活性化する上でも重要であると考えており、コミュニティ助成事業補助金やわが里づくり事業補助金などによりその活動の支援を行っているところですが、議員が指摘されている記録に関しては、映像記録媒体は多数あるものの、体系的な整理ができていないのが実情であります。  そのため、町といたしましても、文化財保護審議会や民俗学に精通した有識者の指導・助言を仰ぎながら、県・町指定の無形民俗文化財を優先し、散在する記録の編集、保存作業を計画的に進めていきたいと考えております。  指定文化財以外の地域行事の記録等につきましては、人員などの関係もあり、一斉に体系的な整理ができないことから、まずは記録映像等を所有する各種団体や愛媛CATVへの協力依頼により、映像の保存をし、将来的には体系的な整理を目指したいと考えております。  また、わが里づくり事業補助金は映像記録に係る経費も助成対象としていることから、行事の細部にわたる記録を残したいという団体がある場合には、公民館を通じて、当該補助金の活用推進も図ってまいります。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 全体として体系的な整備が必要だという認識と、そうしたことをやっていくという答弁でございましたので、それで非常にいいわけですが、この問題、今回の質問、実は私の地元からも出されている問題なんですけれども、私、中川に住んでおりますが、その下地区に伝わる六つ鹿踊り、通称獅子舞いと言っておりますけれども、もう下の地区だけでは人数が足らないので中川全体から子供さん出ていただいておったのが、それでも整わなくなった現実がありまして、2年前から休んでおるわけであります。  2年休みますと、踊り子さん、次にやろうと思った折に全て新しくなるわけで、私らも子供のころ、本当に手をとり足をとり教えていただいた、こういったことがもう記憶もだんだん薄れてくる中で、どうしても足取りや太鼓のたたき方、また歌の歌い方、こういったことを記録として残しておかなんだら、将来本当に困るな。廃れていくのも一つの文化かもわかりませんけれども、ぜひそうした点を伝えていただきたいということで、今、冒頭に町長も申しましたけれども、今DVDやビデオ、それから写真等で表面の踊りやお祭りは非常によく映像化されるんですけれども、そうした内部の、内部というかもう一つ踏み込んだ点を体系的にぜひまとめられていくことをお願いしたかったわけであります。やっていただくということでございますので、一つ順序立てて体系的に今後取り組んでいただくことを重ねて申し上げたいと思います。  要望しながらですが、そういう、現在そういう記録や既にそういったことを町としてまとめられている部分を持っているところ、どれぐらいありますか。 ○議長(内倉長蔵) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) お答えいたします。  記録の所有しているところというのは教育委員会、公民館とかいろいろあるんですけども、どこどこの行事の記録を、そしたら保有しているというようなものが整理できていないのが現状です。  お祭りにつきましては、2年ぐらい前に商工観光課のほうでお祭りのDVDをまとめたものはございます。そのほかの記録媒体についてはですね、まだ調査もしていない段階でございます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、よろしいですか。 ○16番(西口 孝) いいです、結構です。 ○議長(内倉長蔵) 次に、2の質問を許します。  西口議員。 ○16番(西口 孝) それでは、第2の質問、県立南宇和病院の存続と充実についてお伺いをいたします。  先般、9月26日、厚生労働省より発表された公立・公的病院の再編・統合の必要な病院名424の中に県立南宇和病院が入っており、住民の間に大きな動揺が広がっております。  突然の発表後、1カ月余りたった10月30日に中四国地方の関係者を集めて岡山市で説明会と意見交換会が開かれたようであります。厚労省からは住民の不安を招き反省をしているとしながら、2025年に必要なベッド数などを定めた地域医療構想の実現に向け、地域での議論を活性化するのが目的で、再編を強制するものではないと述べたと報道をされております。  そこでお伺いをいたします。  1つ、愛南町として、町にとって絶対に必要な病院であることを議会も含め再確認をし、早急にこのことを表明し、地域住民や患者さんの不安を解消するとともに、県に対して引き続き県立病院として存続、充実を図るよう要請をしていただきたいと考えます。  2点目、厚生労働省の説明会は、今後県単位で行うと聞いております。その際には、関係者だけでなく地域住民や患者、病院職員等も参加をして意見が言えるように要請をしていただきたいと考えます。  3点目、県立南宇和病院の存続と充実を求める町民大会を計画し、実施をしていただきたいと考えますが、以上3点、この点について町長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 2の県立南宇和病院の存続、充実について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、県立南宇和病院の存続、充実について、1点目の県立南宇和病院が町にとって必要な病院であることの再確認と表明、そして地域住民や患者の不安の解消と県に対してその存続、充実を図るよう要請することについてですが、県立南宇和病院は、町内唯一の総合病院として、そして二次救急医療機関として、町民の命と健康を守る大変重要な役割を担っていただいている病院でありますので、機会あるごとに県に対してその充実を要請をしているところです。  先日、愛南町議会が、中村知事に、県立南宇和病院の存続や機能強化などについて要望を行っていただいたように、町といたしましても、今後も引き続きその存続・充実について要望を行ってまいります。  2点目の厚生労働省が愛媛県で行う説明会へ地域住民等も参加できるよう要請することについてですが、御指摘の説明会は、今月19日に松山市の県医師会館で開催をされます。会を主催する愛媛県と愛媛県医師会では、参加対象を行政関係者と病院関係者としております。会場の座席やスペースには限りがあるとのことですので、今回の説明会へ住民等の参加を要請することは困難であると考えます。  3点目の県立南宇和病院の存続と充実を求める町民大会の計画、実施についてですが、現時点で町民大会等の開催は考えておりませんが、県立南宇和病院の存続と充実のために、町民の方々の声は大きな力になると考えますので、今後必要となれば、その効果的な手法を探りたいと考えます。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、2の1について再質問ありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 先般、議長、副議長、常任委員長で行かれた知事への要望、これなんかも大事なことなんですが、議員全体で議論をされたことを持っていかれたのではなかったという報告もありましたし、町長さん初め皆さんそれぞれ大事だとか守るという話はされておるとは思うんですけれども、これを改めて内外にプレスするというか、表明をすることが今大事ではないかというふうに思うわけでありますが、この点について重ねて質問をしたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  議員御指摘のとおり、町民等への説明等必要であると思いますし、町民の総意としての要望等も必要であると思いますが、県立南宇和病院の存続、充実につきましては、町民の命と健康を守る大変重要な役割を担っていただいている病院ということで、これまでも全町民の意見、要望ということで先ほど町長からも答弁あったように、機会あるごとに設置者である県当局のほうへ届けさせていただきまして、県当局の方もそのことを御理解いただいて、県立南宇和病院の存続、充実のために御尽力をいただいているところであります。  今回の件に関する国への意見、要望、提言などを行う手法につきましては、地域医療構想調整会議の議論の結論をもって行うことと、既にそのプロセスが定められてもおります。町民の不安解消につきましては、これからも県立南宇和病院が存続していくこと、充実していくことであると考えますので、先ほど町長から答弁のあったとおり、町として今後とも引き続き設置者である県当局、また先ほどの調整会議を通して国のほうへしっかりと要望していきたいというふうに考えております。
     以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、よろしいですか。 ○16番(西口 孝) はい。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、2の2について再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 19日に開催をされるということで、もう既に参加については限りがあるというお話を今されました。今、その自治体関係者、病院関係者も呼ばれるということですが、既に風評被害とも言うべき事態で看護師の確保が難しくなっているという話も聞いたりするわけであります。そうした地域の実情や患者さんの生の不安の声、職員のそうした率直な声を直接伝える機会というのを、今後ぜひ実現をしていただきたいと思いますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  先ほど、今後調整会議が開催されてそこでさまざまな議論がされるということでございますが、その会の中にですね、そういう地域の方等の声をしっかり聞いてお届けして、国のほうに伝えるという形になるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員、2の3について再質問はありませんか。  西口議員。 ○16番(西口 孝) 町民大会というところまでは、まだ考えがないという答弁でございましたが、私はこの際、何かやっぱりインパクトのある行動を起こすべきだと思うわけであります。今回の国の態度というのは、この愛南町などのような地方の小さな町が一生懸命過疎化を食いとめ、何とか人口減少を食いとめ、それからこの町に人口が定着をしていくようにと、日々努力を続けているそういう中に冷水を浴びせるような行為だと思うわけであります。  そこで、町も議会もそういう区長さん、また各種団体の皆さん、まさに町全体で県立南宇和病院の存続と充実を求める、そういう町民大会などを行ってアピールをしていく、これが今必要なんではないでしょうか、重ねてお伺いをいたします。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  議員御指摘のとおりだと思います。しっかりと意見を伝えないといけないと思います。  私、先ほど議員のほうから言われた10月に中四国の説明会、岡山で開かれた説明会に出席をさせていただきました。その中でですね、今回厚労省の職員のほうから、まず冒頭で住民の不安を招き反省しているというような陳謝の言葉もありました。それで、地域での議論の活性化が今回の目的でもあるということも述べられておりました。そして、決してですね、再編等を強要するものではないと。そして、今回の分析のデータにつきましては、統一の一律のデータで機会的に判断したものであって、その審議含めて、地域の調整会議の中でしっかりと議論をしていただきたいということでございました。  先ほど議員からお話があったように、その議論の中でしっかりと住民等の声も含めて国へ届ける必要があるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) これで、西口議員の質問を終わります。  次に、金繁議員の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) それでは、質問させていただきます。  まず1つ目、先ほどの西口議員と重なる部分もありますが、県立南宇和病院について、国が公的病院再編・統合の対象と発表したことに対する今後の対応についてお伺いします。  県立南宇和病院は、愛南町における唯一の救急病院として24時間365日の救急受け入れ態勢を維持され、地域唯一の総合的な機能を有する中核病院としての役割を担われており、地域にとってはなくてはならない存在です。  この中核的な役割を担う県立南宇和病院について、国が9月26日、公的病院再編・統合の対象とすることを発表しました。これは全国424の公的病院について、診療実績が乏しいなどとして、病院の廃止や縮小、診療科の他病院への統合などを議論するように促したもので、来年9月末までに対応方針を決めるよう求め、また、2025年までに再編を終えるよう要請するとされています。  今回発表された公的病院が再編統合の対象とされた理由について、厚生省は2017年度のデータをもとに高度急性期と急性期の病床がある公的病院の診療実績を分析し、がんや救急医療など9項目で実績を調べ、診療実績が特に少ない、または車で20分以内に類似した診療実績を持つ病院があるのいずれかに当てはまるとしています。  国が求める再編・統合について強制力や罰則規定はないといえ、突然に再編統合の対象と発表されたことにより、住民の方から多くの不安の声を聞いております。  そこで伺います。  1、今回、厚生省の再編・統合対象として県立南宇和病院が発表された理由は、車で20分以内に類似した診療実績を持つ病院があるに該当するからとのことですが、具体的にはどのような内容でしょうか。また、それはどのようなデータに基づいて判断されたのでしょうか。  2、国は再編・統合を行わない場合には、来年3月末まで、再編・統合等を行う場合は来年9月までに地域として再編計画を提出するように求めているようですが、町としては今後どのように対応される予定でしょうか。先ほど西口議員の質問と重なる部分は省いていただいてお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員から、答弁分割での質問がありました。  県立南宇和病院について、国が公的病院再編・統合の対象と発表したことに関する今後の対応について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 金繁議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、県立南宇和病院について国が公的病院再編・統合の対象と発表したことに関する今後の対応について、1点目の県立南宇和病院が再編等の対象となった理由の具体的内容と、それはどのようなデータに基づき判断されたのかについてですが、今回、県立南宇和病院が再編等の対象となったのは、評価対象とされた9項目の診療実績が少ないとの判断ではなく、議員御指摘のとおり類似した診療実績を持つ病院が近接をしていると判断されたことがその理由となっております。  具体的には、がんや救急など6項目の診療実績の全てにおいて、車で20分以内の場所にある他の病院が、県立南宇和病院とほぼ同じ診療実績を持っていると判断されたため再編等の対象となったものです。  しかし、町内唯一の救急告示病院として、365日24時間体制で、救急患者の9割を受け入れている県立南宇和病院の救急医療の実績を担える病院がないのは明らかであり、厚労省が地域の実情を把握せず、一律の基準で機械的にデータを分析し、誤った判断をしたものであると言わざるを得ません。  根拠とされたデータにつきましては、がん、心疾患、脳卒中、救急、小児、周産期の6項目の2017年度の診療実績となっております。  2点目の町として今後どのように対応する予定かについてですが、再編等の対象とされた病院については、地域医療計画を策定する都道府県が開催をする地域医療構想調整会議の中で議論を重ね、その結果を国に報告することになります。  中村知事は、今回の公立病院等の再編・統合問題を受けて、県立南宇和病院の医師確保や医師が経験を積める技術の導入を含め、その存続に全力を尽くすと述べられており、町としても、その存続に向け全力で取り組んでまいります。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、1の1について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 国からこの県立南宇和病院が発表された理由は、車で20分以内に類似した診療実績を持つ病院があるということで、2016年の古いデータをもとに対象とされたという御説明でした。データが古いということも大変問題と思いますし、また、データに基づいて、今回県立病院を対象にしたと国のほうはおっしゃっているんですけれども、そのデータというのは、これ全て入手できているんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  今回、先ほど町長からも説明があったとおり、分析項目6項目の診療実績となっておりまして、具体的にはがん手術の件数、心筋梗塞の手術件数、それと脳卒中の受け入れ件数、救急車の受け入れ件数、新生児集中治療室等の管理料、それと分娩件数となっております。  この詳細な数値につきまして、こちらも県のほうに確認をしたんですけども、県としてもですね、把握ができていないということで、現在県から厚労省のほうへ詳細について問い合わせを行っているというところでございます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 県のほうもまだ入手できていないということで、これ今後調整会議の中でお話しする上でも、必ず全てのデータを入手した上でないと的確なお話し合いはできないかと思います。ぜひ全てのデータを県が入手し、またそれをしっかりと町もいただくということを確実にしていただきたいと思いますが、この点いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えします。  議員御指摘のとおりであると思います。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、1の2について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 2つ目の質問は、西口議員の質問と重なる部分が多く、町長のほうから先ほど県に対し、それから国に対しそれぞれどういうことをしていくという詳細な説明がありました。  私のほうで、ですのでお聞きしたいのは、1つは情報として再編・統合を伴わない場合は来年3月末までに国のほうに知らせるというオプションもあるようなんですけども、これは事実なんでしょうか。もし事実とすれば、3月までに行わないという判断というのは、できないのでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  今、議員御指摘のとおりですね、厚労省のほうから示された資料には、再編・統合を行わない場合は来年3月まで、伴う場合は、行う場合は来年9月までというふうに示されております。しかし、この期限につきましてはですね、報道のほうでちょっと確認したところなんですけども、先月、全国の自治体とかですね、病院の代表者が厚労省を訪れてですね、地域の実情に応じて期限の延長を求めるように要望をしております。これに対して、厚労省の大臣のほうがですね、一応、要望に対する対応を検討するというような回答もしておりますので、現時点ではまだ流動的ではあるのかなとも考えております。   どちらにしても、県のほうで、また国のほうに確認した中で、町のほうには連絡があるのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) なるほど、わかりました。じゃあ、もし県が国に確認した上で、再編・統合を行わない場合には、3月末までに報告をするようにということが、その時期が4月、5月にずれることはあったとしても、この再編・統合を行わない場合に該当するかどうかというのは、愛南町としてはいつごろ判断されますか。 ○議長(内倉長蔵) 浜田保健福祉課長。 ○保健福祉課長(浜田庄司) お答えいたします。  町長の答弁からありましたように、その調整会議のほうは県のほうが主催し開催するものとなっております。詳細につきましては、まだ連絡入っておりませんので、今の御質問については、今の時点でお答えすることは難しいのかなと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) はい、わかりました。西口議員の質問の中でもありましたように、やはり町民、県立病院の恩恵を受けるのは愛南町町民ですので、しっかりと町のほうが主体的に積極的に動いていただきたいと思います。その際、ぜひ町民の声をしっかりと聞く機会も設けていただいて、国・県に届けていただきたいと思います。  国に対して、今後、調整会議の中で話して出していくという話をいただいたんですけれども、プラス市町村会などを通しても国に強く言っていくことはできるんじゃないかと思うんですけど、この可能性についてはいかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  しっかりとですね、そのようには伝えたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 暫時休憩をいたします。  午後1時30分から再開いたします。               午後 0時00分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 1時30分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、2の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) では、2つ目の質問をさせていただきます。  来年度の当初予算編成方針について伺います。  来年度の予算編成に向けて、どの自治体も予算編成方針を作成し、その方針に基づき各担当部局による本格的な予算編成がスタートしています。愛南町でも町長による来年度の予算編成方針が11月11日に決定されています。この当初予算編成方針に関し伺います。  1、愛南町の当初予算編成方針においては、10年後、20年後の愛南町の姿を見据えた施策の見直し、再構築を図りながら事業を展開していくと平成29年から3年連続で書かれております。がしかし、その具体的内容については触れられておりません。10年後、20年後の愛南町の姿とは、具体的にどのような内容を想定されているのでしょうか。  2つ目、当初予算編成方針の公開について。  ①当初予算編成方針は、次年度の予算編成に向けた首長の明確な意思表明であり、予算編成全体のフラッグシップとも言われるもので、自治体のウエブサイトに掲載し住民に公開している自治体も多くなっております。しかし、愛南町ではまだ掲載しておりません。  愛南町第3次行政改革大綱において、情報公開の充実として、町民への説明責任を果たすとともに、行政情報の町民との共有化を図るため、積極的な情報の公開と提供を推進しますと書かれています。また、持続可能な財政戦略の構築として、財政状況を町民にわかりやすく公表することにより、透明性の高い財政運営を推進しますと明記されていることからも、広く住民に公開するべくウエブサイトに掲載されるべきではないでしょうか。  ②これまで当初予算編成方針を担当課窓口で求めれば直ちに開示していただいておりました。しかし、今年は予算編成方針の開示については、理事者の決裁が必要になったということで、決裁を待って受け取ることになりました。この変更により、財政という住民にとって特に重要な情報の公開が後退したと考えられます。決裁を必要とされるようになった趣旨について、お聞かせください。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 2の来年度の当初予算編成方針について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、来年度の当初予算編成方針について、1点目の10年後、20年後の愛南町の姿の具体的な内容についてですが、愛南町におけるまちづくりについては、愛南町総合計画において、ともにあゆみ育て創造するまちを将来象とし、人口減少・超高齢化社会という構造的課題への取り組みなどを含む5つの政策を掲げ、取り組んできたところであります。  この取り組みに当たっては、政策にひもづく事務事業において、10年後、20年後の愛南町の姿を見据えた施策の見直し、再構築を図りながら、本町の自立性、将来性、地域性を念頭に置き、特色ある農林水産物、豊かな自然や伝統文化など、本町の資源を最大限に生かした事業を引き続き展開するため、職員が一丸となり、中長期的な視点を持って取り組むよう通知をしております。  このようなことから、中長期的な視点に立った予算編成を行うため、10年後、20年後と表現したものであり、今後も時代とともに住民と寄り添いながら、行財政改革に取り組んで行きたいと考えております。  2点目の当初予算編成方針の公開について、ウエブサイトへの掲載についてですが、9月議会定例会でも答弁しましたが、予算等に係る情報公開については、これまでも住民にわかりやすい公開に努めてきたところであります。
     議員御指摘の当初予算編成方針の公開については、本町の基本方針に沿い抜粋し、毎年広報、ホームページに掲載をしております。  このようなことから、これまでの基本方針に変更はなく、今後も住民にわかりやすい情報の公開に努めてまいりたいと考えております。  次に、当初予算編成方針の開示で、決裁を必要とした趣旨についてですが、本町ではこれまで、円滑な議会運営を図るため、議員からの直接担当部署等での問い合わせや公文書の写しを求める行為については、可能な範囲で対応してきたところでありますが、その取り扱いについては、統一した基準を定めていなかったことから、本年7月に基準を定めております。  今回の議員からの当初予算編成方針の請求については、この基準に基づき提供したものであり、議員御指摘のように、情報の公開が後退したとは考えておりません。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、2の1について再質問ありますか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 10年後、20年後の姿というのは、総合計画にしっかりと書いてあるという御回答だったと思います。ただですね、これ予算編成方針ということで財政にかかわる大変重要な方向性を示すものです。ですので、多くの自治体で中期・長期財政計画としっかりリンクして、その10年後、20年後の人口が減り、就業人口が減り、公共施設維持費がどれだけ膨大になって、だからこそ、その財政計画に基づいて、今、来年度こういう内容の予算編成をしていきましょうということを、もっと具体的に書かれており、中長期計画、財政計画についても公表されているところが多くなっています。  ですので、総合計画の中にはこのような財政的な中期・長期計画、数字などは載っていません。この点について、いかがでしょうか。載せるべきだとは思われませんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) この件につきましてはですね、当初予算編成方針については、予算規則にありますように、職員の内部通知という形で私どもとしては作成しておりまして、それを公開する場合についてはですね、当初予算編成に当たって、今後3月議会で町長が当初予算の提案説明しますけど、その折にもそういったことを載せた上で、その後において広報誌とかホームページなどで公開しますので、そのあたりについてはですね、現在の編成方針の記載内容で問題はないのではないかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 予算編成方針は内部通知ということで、公開を今していないということですね。ただですね、先ほど申しましたように、ほかの自治体では載せているところが多くなってきています。これは、なぜだと思われますか、逆に。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 先ほど町長も答弁しましたけど、載せていないわけではなくて、抜粋して載せておりますので、私どもとしては公開していると捉えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 抜粋して載せているというのは、その結果ですよね。予算ができました、こういうこの2ページですよね。私が言っているのは、今回、予算編成方針で、来年度の予算、こういう方向で予算つくりますよということを庁内だけでなく、これは私は最も重要なのは住民に知ってもらうことだと思います。住民のお金を預かって住民のために使うのが予算ですよね。ですので、当然公開するべきだと私は思っています。  図書館に関する町からの説明会の折にもですね、複数の方から10年後、20年後愛南町がどうなるかというビジョンが見えないと、しっかりと財政的なことも示してくれた上で、事業の優先順位を示してほしいという意見が聞かれました。  住民も実際、中長期的な財政情報を欲しているということです。でも、愛南町では、その作成の開始時点である予算編成方針のときにも、そして予算書ができるときにも公開をしてもらえないと、これは深刻な問題だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 先ほども答弁しましたけど、この方針についてはですね、予算規則第4条にあります職員への指示文書として作成しておりまして、外部に出すべきものではないと私どもは捉えておりますので、今後、公表するかどうかについてはですね、検討課題だと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、2の2について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 先ほど決裁の件に関しては、7月に基準をつくったということで、後退したものではないというお答えでした。その説明を聞いた折にですね、円滑な議会運営のため可能な範囲で出してきたけれどもという説明がありましたので、これ議会に対して、議員に対して新たにこの7月に基準をつくられたように聞こえたんですけれども、その理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 私のほうからお答えをさせていただきます。  先ほど町長が答弁した基準となるものにつきましては、今年度に入り最近増加しております議員個人からの資料要求の窓口対応について苦慮しているという各課からの意見が複数寄せられました。協議の結果、7月の初めにその内容について定めて、総務課長名で内部通知文書を発しております。そのことをきちんと申し上げております。議員の皆さんに対して何かを決めたものではございません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) さっきの話とリンクしてしまうんですけれども、予算編成方針、当然住民に出すべきものだと私は思います。実際、他の自治体でも公開されているところが多くなってきております。ですので、これを最初に原則公開にしていないがためにこのような手続が必要になってくるんじゃないかと思うんですけれども、そういう意味で、やはり決裁を受けなければならなくなったというのは、議員にとっては1日待たなければならず、後退には間違いないと思います。  そして、9月の議会で嘉喜山課長がおっしゃったんですけれども、愛南町においては情報公開がおくれている認識はありませんと。これまでと同様に同じ方法で住民へ積極的に情報公開を続けていきたいとおっしゃっておりますが、このこととは矛盾しないんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) これも私のほうからお答えさせていただきます。  先ほど内部通知を各全職員に出したという、内部通知の内容を先に御紹介をさせていただいときます。  まず、対応策としての1つ目、議員個人からの問い合わせに対して、口頭で回答できる内容については、窓口で課長の責任で対応してよろしいということに一つしております。  次に、議員個人から公文書の写し等の提供依頼があった場合、公開済みのものについては記録書により決裁後交付をするということにしております。  3点目、公開されていない公文書等については、公開条例にのっとり開示請求手続を求めると、そのような3段階によって議員の皆さんに情報提供をいたしましょうということにしております。  これ、原課の配慮で恐らく2番目の取り扱いにしたものと思われますが、決して情報の公開の後退と町執行部では捉えておりません。開示請求のほうに持っていけば、少なくとも3日、4日、長かったら1週間、10日かかるところを、当日、翌日に出したか、その場で決裁を出したか存じ上げておりませんが、短時間で出せるということで、執行部側の配慮が十分できているというふうに認識をしております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 他の先進的な自治体のように、情報公開していないがためにこのような手続を踏まなければならず、職員の方も町長もお仕事が増えて大変だと思います。ぜひですね、ほかの自治体をウエブサイトとか見られて、この前も砥部町の例を挙げましたけれども、県内でも積極的に予算に関する情報を出している自治体ありますので、ぜひごらんになってこういう瑣末なといいますか、本来やらなくてもいいような仕事をしなくて済むように調べていただけたらと思います。調べるように御検討いただけませんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) その予算編成方針とか中長期とかそういったものについて、県内を調べましたけど、大半の自治体が公開しておりません。今朝ほどの新聞にもですね、四国中央市の件が載っておりますけど、そこでもいまだに公開しておりませんので、全体、公開の方向に傾いているとは言えないと思っております。  前回の9月議会でも答弁いたしましたけど、私どもとしてはわかりやすい情報の公開に努めるということで、今後も進めたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 次に、3の質問を許します。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) それでは、3つ目の質問に入ります。  犬・猫引き取りと殺処分の削減に向けた国・県の方針と、愛南町における現状と取り組みについてお伺いします。  1、国・県の方針と愛南町における現状について。  人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする動物の愛護及び管理に関する法律、以下動物愛護管理法と略します、は、その第6条で都道府県に対し基本指針に即して当該都道府県の区域における動物の愛護及び管理に関する施策を推進するための計画、以下動物愛護管理推進計画と略します、を定める義務を課し、これを受けて県は愛媛県動物愛護管理推進計画を策定しています。  その基本方針として、人と動物が共生する豊かな地域社会の確立、動物愛護管理に関する課題に対して、愛媛県、各市町、警察、獣医師会等の関係団体、民間企業及び県民が連携して取り組むことが定められています。  さらに平成25年11月には、環境省が特に犬・猫殺処分を減らし、最終的にはゼロにすることを目的とした人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクトを立ち上げ、これを踏まえて愛媛県動物愛護管理推進計画が改正されました。具体的には、処分頭数減少への取り組みとして、さまざま規定しております。  一方で、愛南町を含め、愛媛県内の自治体が飼い主や拾得者から引き取った犬・猫は、愛媛県動物愛護センターに送られ、センターで新たな飼い主を探す努力をされておりますが、引き取られた犬・猫の約9割が殺処分されているそうです。その数は2,299頭で、愛媛県の殺処分数は全国1位、平成29年度となっているようです。  愛南町での犬・猫の引き取り頭数は、過去4年間、平成27年から30年度において、県内20自治体の中で多いほうから4から5番目で推移しています。引き取り頭数は犬・猫合わせて平成30年度は223頭、これは人口当たりの引き取り頭数としては県内自治体の中で最も多い数字となっています。  愛南町が人口当たり犬・猫引き取り頭数県内1位であるのは、平成25年以来の資料を見る限り変わらず6年間続いてしまっております。  そこでお伺いします。  国・県の方針を踏まえ、愛南町の現状についてどのようにお考えですか。  2、引き取り、殺処分の削減への取り組みについて。  ①これまでどのような取り組みをされてきましたでしょうか。  ②不妊去勢手術の助成について。  引き取り及び殺処分の削減のため、現在、県内の4つの町を含む10の自治体で不妊去勢手術の助成を行っているようです。助成の範囲は、飼われているか否かを問わず助成する自治体が多く、1頭当たり2,000円から1万円以内の助成がなされているようです。  愛南町においては、まだ助成制度は設けられていませんが、町民の中にも自費で何頭も去勢避妊手術を受けさせて、野良猫などの繁殖を抑え、引き取りや殺処分数を減らすことに貢献されている方がいらっしゃいます。  さきの9月議会でこのような住民の方たちの意見も聞いてほしい旨述べましたところ、早速先月にアンケートを行っていただきました。その結果、回答者19人全員が助成制度を利用したいと回答し、かつその希望する対象のほとんど全てが飼い主のない猫、81頭の希望中78頭が飼い主のいない猫でした。  国や県の方針、アンケート結果を踏まえ、今後制度を設けることについてお考えを伺います。  3つ目、犬・猫引き取りの防災無線放送について。  国や県の方針を踏まえ、助かる命を安易に処分へと導くことにつながることは控えようとの考えなどから、他の自治体などでは引き取りの告知を控え、広報誌やウエブに掲載するにとどめたり、告知を一切しない自治体もあります。さらには、引き取り日を決めていない自治体もあります。  愛南町では、第4週を除く毎週水曜日に防災無線放送で飼えなくなった犬・猫の引き取りについて放送をされておりますが、引き取り放送をしているのは愛媛県の中で愛南町だけのようです。  引き取り放送について、今後どのようにされるお考えかお伺いします。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 3の犬・猫引き取り、殺処分の削減に向けた国・県の方針と、愛南町における現状と取り組みについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、犬・猫引き取りと殺処分の削減に向けた国・県の方針と、愛南町における現状と取り組みについて、1点目の国・県の方針を踏まえた、愛南町の現状についてですが、愛南町ではこれまで、犬・猫の引き取りについては、平成27年の環境省からの通知に基づき取り扱ってきており、年間200頭程度の引き取り状況となっております。  引き取り頭数は、町の対応を変更したこともあり、平成27年以降年々減少しており、内訳は犬より猫の方が多くなっております。  2点目の引き取り、殺処分削減への取り組みについてですが、本町では国・県の取り扱いの変更もあり、町広報誌や環境かわら版及び愛媛CATVの放送により、引き取り頭数の削減につながるよう、適正な飼育について、定期的に周知してきたところであり、犬の登録手続の際には、終生飼育していただくよう飼い主に直接伝えるなど、殺処分の削減に向け取り組んできたところであります。  次に、不妊去勢手術の助成についてですが、不妊去勢手術の助成に関するアンケート結果については、11月開催の環境審議会において審議に付し、意見をいただきましたが、サンプル数が少ないこと、助成制度の効果を疑問視する意見もあったことから、今後も情報収集を続け、助成制度の創設については、検討課題といたします。  最後に、犬・猫引き取りの防災無線放送についてですが、犬・猫の引き取り日を周知する防災行政無線放送は、月の第1週から第3週の水曜日の前日に放送しておりますが、引き取り日の前日や当日に問い合わせがあることもあり、放送を必要としている住民の方も一定数おられます。また、ペットは終生飼育が基本ですが、どうしても飼えなくなった犬・猫、生まれた子犬・子猫を捨てられる前に引き取り保護することで、愛媛県動物愛護センターで新しい飼い主を探す機会ができ、譲渡の可能性もあることから引き取り日を放送することは、命を助ける側面もあると考えております。  しかしながら、引き取り日の放送について、愛南町だけが放送を行っている点や放送に対するいろいろな意見があるのも事実であり、今後の放送については、これらを踏まえた上で、環境審議会の意見も聞きながら判断したいというように考えております。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、3の1について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 愛南町の現状についてなんですけれども、6年間ずっと人口当たり愛南町が一番引き取り数が多いという現実を共有させていただきました。  これについて、なぜこうなったかという分析というのはされているんでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) お答えします。  引き取り件数の減少の理由としては、動物愛護の改正によりまして、猫おりの貸し出しを廃止したこと、そして飼い主から終生飼育、譲渡のできない正当な理由がない場合は引き取りが拒否できることになったということで減少はしたんですけれど、なぜというか、その中でも猫が多い要因についてはですね、野良猫に餌を与えたり個人で世話ができる以上の頭数を飼っていること、また、海岸沿いとか山間部で猫を捨てていることによるものと思われまして、このような飼い主の考えが野良猫が増えている要因と考えております。増えた猫による地域住民への被害・苦情が多いことが、引き取り件数が多くなっているんだと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、3の2について再質問はありませんか。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) それに対してこれまでどのような取り組みをされてきたんでしょうかということなんですけれども、定期的に周知をしてきたというお話でした。ただこれ、どんどん法律は厳しくなっていっているわけなんですけれども、具体的に何年ぐらいからどのようなことをされてきたか、ポイントとなる点だけでよろしいので、お答えください。 ○議長(内倉長蔵) 浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) 何年前かということになると、ちょっと正確には覚えていないんですけど、数年前から犬・猫の引き取り事前連絡制度というのを導入しまして、2週間以上経過した日を引き取り日に指定するということで、この期間中に終生飼育、飼養の再検討、さらなる新しい飼い主探しなど、命について見詰め直してもらう、それでもどうしても継続飼養ができない場合は、指定日に引き取りを行うというふうな取り組みも行っておりまして、先ほど町長から答弁もありましたように、今年から愛媛CATVで猫の飼い方とあわせて野良猫を増やさないような啓発も行っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 今年度から一歩二歩と進み出してくださいまして、すばらしいと思います。  ちなみにこの引用しております環境省の平成26年に作成されたこの人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクトアクションプラン、こちらのほうは26年、これできた直後から環境衛生課のほうで御検討されてきたのでしょうか。自治体としてできることについて。 ○議長(内倉長蔵) 浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) 先ほどの実現プロジェクトを踏まえまして、愛媛県が動物管理計画というのを策定をしております。その中で、市町の役割が明確に書かれておりまして、大きく言うと野犬による危害の防止、それから犬・猫の引き取りにおいて飼い主に対して適正飼養、飼育の自覚を促すことなどが定められておりまして、その点については実行をしてきたと思っております。
     以上です。 ○議長(内倉長蔵) よろしいですか。  これで金繁議員の質問を……。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 2の1、今お答えいただいたのは、2の①のこれまでどのような取り組みをされてきましたかに対する答弁をいただきました。これからまだ2つありまして、不妊去勢手術の助成と防災無線放送について、これ分けて質問させていただいていますので、それぞれお願いしたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員、ここの部分は3の1、3の2で2の①②は細分割ですので、3の2についてで質問をいただきたい。あと1回です。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) これ、分けて書いていますので、それぞれ回答していただけると思っているんですけれども。 ○議長(内倉長蔵) 次回からそうしてください。 ○1番(金繁典子) そうですか、わかりました。  では、不妊去勢と防災無線放送について、あわせてもう一度質問させていただきます。  不妊去勢手術のほうなんですけれども、アンケートしていただいて、早速にしていただいて感謝しております。サンプル数が少ないということなんですけれども、これ飼われていない猫をわざわざ捕まえて不妊去勢手術を受けさせようとする方たちにアンケートをしていただいたわけで、数が少なくなるのは当然かなと思います。まさにこれ、野良猫が増えることを予防することをしてくださっている方たち御自身たちなので、ぜひこの方たちと連携をして、どうすればこの助成制度をつくるに当たりどういうふうにしていったらいいかということを話し合ってやっていただけたらと思うんですけれども、その点についてもう一度お答えください。  それから、防災無線放送についてなんですけれども、今後、検討していくというふうに町長のほうでおっしゃっていただいたので、ぜひ進めていただきたいと思います。御存知のように県の愛護条例のほうで、3条、2条で市町村の責務、県から助言を受けて市町村はそれに対して協力する義務があると書かれておりますので、ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。  なおかつこれは子供たちの動物愛護の精神を育てる上でも飼えなくなった猫・犬の引き取りしますと、毎週毎週全住民に放送されるのは、教育上もよろしくないと思いますし、実際、県の愛護条例1条の目的にも反するのではないかと思います。その点も含め、もう一度御回答をお願いします。 ○議長(内倉長蔵) 浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) まず、地域猫のグループの方たちとということなんですけれども、アンケートの対象者についてはですね、過去2年間の愛媛県獣医師会が実施しております野良猫対策支援事業を申し込んだ方を対象としています。それで、今年は11件の方が申し込みされましたけれども、昨年が15件あったので26名の方にしています。それで、その方の意見を聞くのかということなんですけど、町長の答弁にもあったと思うんですけど、環境審議会等でやはり意見を聞いて、それから判断をしたいと考えております。  そして、引き取り日の放送なんですけれども、この引き取り日については第4週を除く水曜日となっておりまして、前日それから当日になると本庁だけでも10件以上問い合わせが寄せられます。放送中止に関しては慎重に判断して、これからの検討課題とさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) これで、金繁議員の質問を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第7 報告第5号 令和元年度(平成30年度実績)教育委員会点検・評価の報告について ○議長(内倉長蔵) 日程第7、報告第5号、令和元年度(平成30年度実績)教育委員会点検・評価の報告についてを議題とします。  報告を求めます。  中村教育長。 ○教育長(中村維伯) 報告第5号、令和元年度(平成30年度実績)教育委員会点検・評価の報告について説明をいたします。  本案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、愛南町教育委員会点検・評価について報告をするものであります。  それでは、教育委員会点検・評価報告書に基づき説明をいたします。  4ページをごらんください。  点検・評価の構成として、点検項目、目標、取り組み概要などを示しております。評価につきましては、AからDまでの評価基準を定め、その結果と平成30年度に実施した主要施策の成果に関する報告書について、外部評価者に御意見をいただき、項目ごとにその内容を記載しております。  外部評価をお願いしたのは、下段の表に記載した3名の方であります。  点検・評価の内容につきましては、資料を事前配付させていただきましたので、お目通しのことと思います。概要のみ説明をさせていただきます。  5ページをごらんください。  全体の点検・評価一覧を記載しております。Aのよいとの評価が11項目、Bのおおむねよいとの評価が18項目となっております。  6ページから8ページに、教育委員会の活動に対する評価を記載し、8ページ下段に外部評価者の意見を記載しておりますので、ごらんください。  意見として、今後も自己研さんに努め資質の向上に努めてほしい、総合教育会議において学校現場と課題を共有し対応してほしいなどの意見をいただいております。  9ページから11ページに、教育委員会が管理・執行する事務についての評価を記載し、11ページ中段に外部評価者の意見を記載しておりますのでごらんください。  エアコンの設置等、課題に迅速に対応し、教育環境の整備が進んでいることを評価する。児童数の減少により、学校の統廃合がさらに進むことと思うが、保護者、地域と十分協議を重ね、児童・生徒、住民中心の目線で対応して、児童・生徒にとってよりよい教育の場を整えてほしい。学校訪問をするたびにコミュニティ・スクール制度のすばらしさを感じる、大いに評価したいなどの意見をいただいております。  12ページから25ページに、管理・執行を教育長に委任する事務について、項目ごとに点検・評価を記載し、外部評価者の意見を記載しております。  24ページ下段と25ページの上段をごらんください。  町内児童・生徒の学力がいずれも県・全国平均以上の水準にあることは喜ばしい。防災教育が行われているが、それぞれの地域にあった取り組みになるよう適切に指導してほしい。不登校の児童・生徒においては居場所の選択肢を増やし、実施していることを大いに評価する。全般的にさまざまな分野で次代を担う児童・生徒の育成に積極的に取り組んでいることを評価するなどの意見をいただいております。  学校給食に関しましては、27ページをごらんください。  愛南町産農畜水産物の食材利用を促進し、学校現場と連携しながら、安心・安全な給食が提供されていることを評価する。食品ロスが問題となっているが、本町の残食割合が極めて少ないことはすばらしい。今後も、地域に根差した食材を学ぶことを目的とした食育推進に期待したいなどの意見をいただいております。  生涯学習に関しましては、40ページをごらんください。最終ページです。  住民ニーズに合ったさまざまな取り組みがなされ、成果を上げていることを評価する。図書館(住民集いの館)整備については、幼児から高齢者までの幅広い年代が利用できる施設の整備を望む。社会教育、人権同和教育、文化振興、スポーツ振興でそれぞれの地域が主体的に活動できる取り組みを継続して進められたい。文化芸術に接する機会が少ない中で、自主文化事業を積極的に開催していることは評価するが、実施に際しては、住民への周知について考慮されたいなどの意見をいただいております。  なお、この点検・評価報告書については、令和元年10月21日開催の定例教育委員会で議決を得ております。  以上、報告第5号の説明とします。よろしくお願いします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) この4段階に評価されとるのは、これ4段階に評価するという決まりでもあるんですか。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 評価については、法的な決まりはございませんが、これを開始したときにほかの市町の分も参考にしながら4段階という形で決めた経緯があるというふうに認識しております。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 確かにA・Bじゃなくて1・2・3、上から言えば4・3・2・1って宿毛市なんかは4・3という数字であらわしとる。これ、こうただ4つで分けるいうのは、おおむねよいとやや悪いとか、迷うようなところがあるんじゃないかと、なかなかこれ点数でないので、評価のしづらい、もう少し幅の広い、段階が大きいほうが評価がしよいんではないかな、見るほうもわかりやすいんではないかなと思うんですが、それの意見と、9ページにあるこの人事に関する評価ですよ。中で、公民館長の任命について、分館長及び分館主事の任命について、これ何を評価するんですか。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) まず、最初に段階の4段階という部分なんですけれども、真ん中をとっての普通というような部分なんかの評価もあろうかと思うんですけれども、最近におきますと大体それをつくると全て真ん中に集まりやすいというところもあって、非常にそこは苦慮するところだと思いますが、その辺はまた今後いろんな場面で研究していきたいかなというふうに思っております。  あと、人事に関する部分の評価という部分は、非常に土居議員おっしゃったように、評価の部分では曖昧な部分ではあろうかと思うんですけれども、適正な委嘱等に関する議決ができたという部分での評価というふうに考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 実は総務委員会も今公民館のこと、協議していまして、研究していまして、いろいろあるんですが、その選ぶプロセスを評価しとるん、人物を評価しとるんじゃないんですね。そこを聞きたかった。プロセスなら、これ役場の異動に伴う人事でもあるし、言うたら職員なんかの場合は、公民館長でも職員のがおるじゃないですか。それを評価するいうのが教育委員会が、何かおかしいなという気もありますし、分館長や分館主事になると地域が選ぶんで、おおむねよいではない、いいというのが普通じゃないかと思う気がするんですけど、再度お伺いしますが、これは人物は評価してないんですね。プロセスですね。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) おっしゃるとおりです。 ○議長(内倉長蔵) ほかに。  金繁議員。 ○1番(金繁典子) 18ページです。昨年、質問させていただいたんですが、人権に関して、女性の人権についても積極的に入れてほしいということを話しまして、当時の課長、生涯学習課長がお答えになったんですけれども、積極的に取り組んでいきたいというふうに答えていただきました。その後、具体的にこの中には書かれていないのでお聞きしますが、何かされたことがあればお答えください。 ○議長(内倉長蔵) 清水生涯学習課長。 ○生涯学習課長(清水雅人) お答えいたします。  人権啓発についてはですね、30ページになりますが、その中で事業別一覧表というのがございまして、一番上段に人権同和教育指導者養成講座というのを全5回行っておりますが、この中の1つにつきまして、東予子ども・女性支援センターの児童福祉司の方をお呼びしてですね、子供及び女性の虐待問題について取り上げております。  以上でございます。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) それからもう一つ、同じように昨年、先生の長時間労働についてこの報告の中に掲載されていないのでどうなっていますかと質問させていただきまして、先進的な取り組みとして校務支援システムを導入しておりますと教えていただきました。これ、その後長時間労働の改善につながっているかどうか、どの程度成果が出ているのか、お答えください。 ○議長(内倉長蔵) 岩井学校教育課長。 ○学校教育課長(岩井正一) 校務支援システムにおいて、議会のほうも予算化していただいて何年かたっておりますけれども、非常に心身面ともに現場のほうからはありがたいという意見は聞いておりますけれども、当然、時間外労働に当たる部分の数字も全部各教員の分は把握しておりますけれども、まだまだ諸問題が、単なる校務支援システムだけで急に改善といいますか、数字的にあらわれるというところではございませんところがありまして、これは愛媛大学の教授のほうもいろいろ研究されていまして、そちらとも連携しながら要は一番は子供、児童・生徒に対するしっかりとした教育をした上で、各教員のそういったモチベーションを含めたそういう時間短縮等につながるようなことを、今後も引き続いてやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) ほかにございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで報告第5号、令和元年度(平成30年度実績)教育委員会点検・評価の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――     ◎日程第8 報告第6号 専決処分第5号の報告について(損害賠償の和解について) ○議長(内倉長蔵) 日程第8、報告第6号、専決処分第5号の報告について(損害賠償の和解について)を議題といたします。  報告を求めます。  赤松国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(赤松邦彦) 報告第6号、専決処分第5号の報告について説明をいたします。  これは、公用車を運転中に起こした自動車事故に関し、相手方と損害賠償の和解をするため、地方自治第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分したので、議会に報告するものであります。  それでは、和解の内容について説明いたしますので、裏面をごらんください。  1の和解の相手方は、記載のとおりであります。  2の事故の概要は、令和元年10月7日、午後3時40分ごろ、内海診療所職員がワンボックス車で魚神山出張診療所から内海診療所に帰るため県道網代鳥越線を家串平碆方面へ走行中、対向車と接触し、当方右側部と相手方右側後部を破損させたものであります。  事故の原因は、内海診療所職員が安全確認を怠ったことにより接触したものと思われます。  事故の責任割合は、内海診療所職員運転手側10割となっております。  3の和解の額は、相手方修理費用の11万3,600円全額が全国自治協会町村自動車損害共済保険から支払われております。  以上、報告第6号の説明とします。よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 報告が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで報告第6号、専決処分第5号の報告について(損害賠償の和解について)を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
      ◎日程第9 承認第9号 専決処分第6号の承認を求めることについて(損害賠償の和解について) ○議長(内倉長蔵) 日程第9、承認第9号、専決処分第6号の承認を求めることについて(損害賠償の和解について)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) 承認第9号、専決処分第6号の承認を求めることについて(損害賠償の和解について)提案理由の説明をいたします。  これは、広域農道南宇和線において発生した、農道の管理上の瑕疵に起因した自動車事故について、相手方と損害賠償について和解するため、令和元年11月13日、地方自治第179条第1項の規定により専決処分したので、議会に報告し、承認をいただきたく提案するものであります。  それでは、和解の内容について説明いたしますので裏面をごらんください。  1の和解の相手方は、記載のとおりであります。  2の事故の概要は、令和元年11月9日午後6時30分ごろ、相手方の父が相手方所有の自家用車を運転して広域農道を走行中、愛南町御荘和口149番8の路上に倒れていた竹に気づくのがおくれて接触し、車両左後部ドアに損傷を受けたものであります。  事故の原因は、町の広域農道の管理不十分と相手側が前方の安全確認を怠ったことにより発生したものと思われます。事故の責任割合は、町側5割、相手側5割となっております。  3の和解の額は、相手方の車両の修理費用の負担額を相殺し、3万5,513円が全国町村会総合賠償補償保険から支払われております。  以上、承認第9号の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) こういう事故の場合に、仮にこの車が車両保険に入っとってですね、車両保険の請求をしても道路管理者である町の責任を問われて車両保険の適用にならないということですか。 ○議長(内倉長蔵) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  今回の件につきましては、相手方が車両保険に入ってないということでしたので、そこまでの確認はしておりません。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) 車両保険に入っとった場合はどうなるんですか。以前にもあったやないですか。道路に穴があいとってというようなのが。ああいう場合の車両保険に入っとった場合に、道路の管理者の責任を問われて車両保険の適用になるのかならないのかを聞きよるのよ。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 私のほうからお答えさせていただきます。  一般論として、車両保険に関しましても過失の割合は適用されますので、町のほうの過失がありとなった場合には、町のほうの負担が発生するものと承知をしております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 西口議員。 ○16番(西口 孝) 済みません、お尋ねしますが、これ道路の管理は町なんですが、倒れた竹というのは側面の個人のものではないんですか。そこら辺との関係はないのですか。 ○議長(内倉長蔵) 吉村農林課長。 ○農林課長(吉村克己) お答えいたします。  今回の現場につきましては、山どめ、ブロック積みの上にあるのり面の竹が何らかの、台風等の風により倒れたということ、形と思っております。その分の竹については、町の管理するのり面に生えていた竹だと確認はしております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) ほかにございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、承認第9号を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、承認第9号、専決処分第6号の承認を求めることについて(損害賠償の和解について)は、原案のとおり承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――       ◎日程第10 第57号議案 愛南町税条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第10、第57号議案、愛南町税条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) 第57号議案、愛南町税条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、住宅除却に係る固定資産税の減免制度を創設することにより、空き家等の除却を促進し、住宅の管理不全状態を防止するとともに、地域の生活環境への悪影響の低減を図るため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  固定資産税の減免規定であります第71条第1項に、第4号として、第349条の3の2第1項及び第2項に規定する住宅用地に対する固定資産税の課税標準の特例の適用に係る家屋を除却した後の土地を追加するものであります。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、令和2年1月2日から施行することとしております。  以上、第57号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 空き家対策にかかわるこれ特別措置といいますか、だと思います。今、町では防災面からの危険家屋の除去に対する補助とか、空き家対策にかかわる条例改正というかやっていると思うんですが、今、愛南町の家屋、空き家数ですね、総建物のうち何軒あって何割空き家状態になっとるか、現況をお願いします。 ○議長(内倉長蔵) 近田建設課長。 ○建設課長(近田正二) 失礼いたします。建設課からは、現在の空き家の軒数を報告いたします。  昨年度、平成30年度に愛南町全体の行政協力員さんにお願いをいたしまして、その担当の地区の空き家軒数を確認していただきました。その軒数は1,064軒になります。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) 今、建設課長のほうから申し上げたとおり空き家数が1064ということなんですけども、税務課で把握しております課税上の空き家の総数は1万8,858棟あります。それで割りますと割合としては5.6%ということになります。  以上でございます。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員。 ○3番(鷹野正志) 今の数字ですけど、5.6ということは絶対ないと思います。恐らく税務課が調べた軒数、総数に関する税務課が調べた軒数でありまして、今、恐らく日本全体の空き家率ももう10何%超えているはずだと思います。もちろん愛媛県も平均値より高い状況だというふうに思いますが、それはともかくですね、今から空き家がどんどん増えてきている中で、こういった優遇措置、当然必要だと思います。  今回の提案の中に5年というのがありました。これが施行された後ですね、その空き家数の状況を見ながら5年を3年に縮めるとか、あるいは10年にやるとか、この年数はその辺の状況を見ながら変更していくべきものだというふうに思います。その辺、どのようにお考えでしょうか。  またですね、この空き家対策は除去するのが目的じゃなくて、もちろん空き家の有効活用、利活用を一番に考えていかないとけないというふうに私は思っているわけで、本町の、例えばですね、住民からよく聞くのはアパートに住みよるけんど、一軒家であいたところないかなという、そういう声をよく聞くんですね。そういうことを踏まえてですね、その空き家を利活用できる、リフォーム等に関してはまた補助もありますけど、リフォーム、リノベーションすればもっともっと活用できる、これがですね、移住とか定住、あるいはIターンとか、そういった人口上昇の一翼を担うというふうに私は思うわけですが、今後ですね、その利活用に関して、例えば本町の空き家バンク件数なんか少ないわけですね。そういった空き家バンクに登録するとかですね、その空き家の家主、地権者に対して今後どのようにしたいのか、そういった相談窓口をですね、開くなどして、やはりその辺は少しでも利活用、移住者なりを、定住者を広げる意味でも、並行してやっていかなきゃいけないというふうに思っております。除去するだけが目的じゃなくて、利活用と並行して同時に考えていかなければいけない問題というふうに把握しているわけですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 鷹野議員、演説になっていますが、もっと短く端的に質問を。  山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) お答えいたします。  今、鷹野議員言われましたように、5.6%のはずはないということなんですけども、一般的に空き家率という数字はですね、私の記憶の限りでは、住宅・土地統計調査によって出した数字ではないかと思われるんですけども、私どもが把握しとるのはですね、今先ほど建設課が申しましたように、区長さんが調査した空き家数から課税上の家屋総数で割ると5.6%になるということで、御理解いただきたいと思います。  それと、期間の5年につきましては、確かに先進地の視察に行ったりとかインターネットで他市町の状況も調べたんですけども、10年のところもあれば3年のところもあります。そして期間限定、5年間限定とかですね、そういった時限的な制度を設けているところもあります。そういう中で、愛南町として何年にするかということなんですけども、やはりですね、空き家を壊した後の土地の所有者は減免する、もともと更地だった土地の持ち主には減免しないということもありますので、その辺の不公平感もありますので、愛南町では5年と定めたところでございます。  税務課からは以上です。 ○議長(内倉長蔵) 嘉喜山企画財政課長。 ○企画財政課長(嘉喜山 茂) 空き家の利活用ということなんですけど、愛南町における平成30年8月現在のですね、先ほど建設課長が申しました空き家戸数は1,064なんですけど、そのうち居住可能なものが556戸で、そのうちですね、空き家バンクの登録件数が9件で、利用希望者数は6名となっております。  その空き家が増える要因につきましては、人口減少が主な要因と思われますが、空き家バンクへの登録が少ない要因についてはですね、やはり住める状態にするまでの労力とかですね、煩わしさが要因ではないかと考えております。  空き家の中にはすぐに住める状態のものもあり、これらを有効活用できれば移住の促進、人口の増加、また町の活性化にもつながると考えております。  今後の対策といたしましてはですね、所有者の中には空き家バンク登録制度を知らない方もいると思われることから、この制度の周知を図り、登録を促進するとともに、町内の不動産業者との情報交換も行いながら、空き家の有効利用を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 山本税務課長。 ○税務課長(山本光伸) 1点答弁し忘れておりました、申しわけございません。  今後、その制度、今5年なんですけども、3年にしたりとか10年に延ばしたりとかする必要があるのではないかという質問だったと思うんですけども、その点につきましては、今回の制度の適用が令和3年度の固定資産税から適用されることになりますので、その今後の状況を踏まえて、そういったことについては対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) ほかにございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。
     これより、第57号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第57号議案、愛南町税条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――     ◎日程第11 第58号議案 愛南町集会施設条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第11、第58号議案、愛南町集会施設条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  近田建設課長。 ○建設課長(近田正二) 第58号議案、愛南町集会施設条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、県道高茂岬船越線道路改築工事に伴い、下久家集会所用地の一部を愛媛県に買収されたため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  別表集会所の名称及び位置中、下久家集会所の位置を「下久家448番地」から「下久家448番地1」に改めるものであります。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、公布の日から施行することとしております。  以上、第58号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第58号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第58号議案、愛南町集会施設条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第12 第59号議案 愛南町道路占用料徴収条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第12、第59号議案、愛南町道路占用料徴収条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  近田建設課長。 ○建設課長(近田正二) 第59号議案、愛南町道路占用料徴収条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、道路占用料徴収に係る督促手数料の額について、負担の平等性を期するため、愛南町税条例の規定による額と同額とするよう、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  第6条第2項中、督促手数料の額は、「督促状1通につき50円とする。」から「愛南町税条例の例による。」に改めるものであります。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、公布の日から施行することとしております。  以上、第59号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第59号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第59号議案、愛南町道路占用料徴収条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。  3時から再開いたします。               午後 2時47分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 3時00分 再開 ○議長(内倉長蔵) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第13 第60号議案 愛南町水道事業給水条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第13、第60号議案、愛南町水道事業給水条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  金繁水道課長。 ○水道課長(金繁末廣) 第60号議案、愛南町水道事業給水条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、水道の一部を改正する法律が10月1日に施行されたことに伴い、指定給水装置工事事業者の指定について、5年ごとの更新制が導入されたため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容の説明をしますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  別表第3(第35条関係)手数料の3、指定給水装置工事事業者申請手数料の表区分にアンダーラインで示しておりますとおり、「新規に」を「新規又は更新の」に改めます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、令和2年4月1日から施行することとしております。  以上、第60号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第60号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第60号議案、愛南町水道事業給水条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第14 第61号議案 愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第14、第61号議案、愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) 第61号議案、愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、町民から要望のあった、町指定ごみ袋の大と小の中間の袋を新たに作成し、ごみ処理に係る町民の利便性の向上を図るため、愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、2ページの新旧対照表をごらんください。  一般廃棄物の処理手数料を規定する別表に、指定ごみ袋(大)1枚40円の項の次に指定ごみ袋(中)1枚30円を加えます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は令和2年4月1日から施行することとしております。  以上、第61号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) これ入札してからになるんでしょうけど、製作するのにこれ1枚幾らかかるんですか。 ○議長(内倉長蔵) 浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) お答えします。  今回の落札では、5社が指名をして11月に入札を終えております。それで、1枚当たり約10円でございます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 土居議員。 ○15番(土居尚行) ちなみに大は幾らなんですか。 ○議長(内倉長蔵) 浅海環境衛生課長。 ○環境衛生課長(浅海宏貴) お答えします。  大につきましては、今年度は発注をしておりませんけど、30年度の実績で1枚が12.2円でございます。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) ほかに質疑ありますか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第61号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第61号議案、愛南町廃棄物の適正処理及び清掃等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第15 第62号議案 愛南町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例等の一部改正について ○議長(内倉長蔵) 日程第15、第62号議案、愛南町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例等の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 第62号議案、愛南町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例等の一部改正について、提案理由の説明をいたします。  本案は、民間給与との状況を考慮した国・県の改定に準じて、本町の職員等の給料月額、手当等を改めるとともに、地方公務員において、成年被後見人等に係る欠格条項が削除されたことに伴い、関係条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明いたしますので、新旧対照表をごらんいただきたいのですが、議案の2ページから19ページまで給料表の改正等を記載しておりますので、その次の20ページからになります。  第1条では、町長、副町長、教育長の12月の期末手当の支給割合を「100分の167.5」から「100分の172.5」に改めます。  この改正により、愛南町議会議員の期末手当の支給割合も、この規定を準用するとされておりますので、支給割合が改正されることとなります。  第2条の規定による改正では、令和2年4月1日以降の町長、副町長、教育長の期末手当の支給割合を6月及び12月が均等となるように「100分の170」に改めます。  第3条では、地方公務員の規定から、成年被後見人等であることを理由に失職する旨の規定が削除されたことに伴い関連条文の削除を行っております。なお、下段の別表第1から第3の別紙のとおりとは、給料表を議案2ページから別表のとおりに改めるものであります。  新旧対照表22ページをごらんください。  第4条では、職員の12月の勤勉手当の支給割合を「100分の92.5」から「100分97.5」に改めます。  第5条では、令和2年4月1日以降の職員の勤勉手当の支給割合が6月及び12月が均等となるように「10分の97.5」から「100分の95」に改め、新旧対照表中の第22条において、第63号議案で審議いただきます会計年度任用職員の給与条例制定に伴い「非常勤職員」という職を「会計年度任用職員」へと改めます。  第6条は、愛南町単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正で、第3条で説明いたしました職員給与条例と同様に成年被後見人等に係る条文の削除による改正となっております。  第7条においては、第5条で説明いたしました会計年度任用職員の給与条例の制定に伴うもので、会計年度任用単純労務職員に対しての支給項目である給料や期末手当等について改正をしております。  議案19ページにお戻りください。  附則第1項では、この条例は、ただし書きの規定のものを除いて公布の日から施行することとし、第2項から第4項では、改正後における条例の適用日を定め、第5項では、給与の内払いに関するみなし規定を定めております。  以上、第62号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第62号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第62号議案、愛南町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例等の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第16 第63号議案 愛南町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について ○議長(内倉長蔵) 日程第16、第63号議案、愛南町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 第63号議案、愛南町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。  本案は、地方公務員及び地方自治の一部を改正する法律により、一般職の会計年度任用職員制度が創設され、令和2年4月1日から施行されることに伴い、会計年度任用職員の給与等に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定いたしたく提案するものであります。  それでは、内容について説明いたしますので、2ページをごらんください。  第1条では本条例の趣旨について、第2条では用語の定義について規定をしております。  第3条は会計年度任用職員の給与についての規定で、フルタイム会計年度任用職員にあっては、給料、地域手当、通勤手当、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、宿日直手当、初任給調整手当及び期末手当を、パートタイム会計年度任用職員にあっては、報酬及び期末手当を、給与と規定しております。  第4条から第18条はフルタイム会計年度任用職員についての規定で、第4条では給料について、第5条は職務の級についての規定で、行政職及び医療職給料表ごとの職務について別表に記載しております。  第6条では号給について、第7条では給料の支給について、第8条から第16条では各種手当について、第17条では勤務1時間当たりの給与額の算出について、第18条では給与の減額について規定しております。  第19条から第29条はパートタイム会計年度任用職員についての規定で、第19条では報酬について、第20条から第23条では各種報酬について、第24条では期末手当について規定しております。  第25条では報酬の支給について、第26条では勤務1時間当たりの報酬額の算出について、第27条では報酬の減額について、第28条では通勤に係る費用弁償について、第29条では公務のための旅行に係る費用弁償について規定しております。  第30条では会計年度任用職員の給与からの控除について規定をしております。  第31条では、条例の規定にかかわらず、職務の特殊性等を考慮し町長が特に必要と認める会計年度任用職員の給与については、別に定めることとしております。  第32条では、規則への委任について定めております。  附則として、第1項では、この条例の施行を令和2年4月1日からとし、第2項では、給料表改定の効力発生時期の特例を、第3項では令和3年3月31日までの間における期末手当に関する特例を規定しております。  以上、第63号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。
     これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○15番(土居尚行) 愛南町、約250人ほどのいわゆる非正規の職員の方のいわゆる雇用条件が改善をされるわけなんですけど、これに伴う町の費用と言ったらいいのか、それに伴う増額の分が当初予算で出てくるんだと思うんだが、そこそこの金額になるんではないかと思いますが、いわゆる今までと以外でどのくらいの費用が発生するんですか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) お答えをいたします。  まさしく今当初予算の要求金額について作成をしとる最中でありますが、おおよその額ということで御了解いただきたいと思います。  まず、給与関係、給料手当等につきまして、総額で約2,500万円ほどの増になろうかと考えております。  続きまして、社会保険に当たります共済組合への加入ということで、約2,900万円ほど、これがかかろうと考えております。トータル、おもてに見える人件費として、5,460万円ほど、さらに今回の会計年度任用職員には退職手当というものが支給されることとなっております。これに対しての負担金がございますので、これが約5,900万円ということで、合計1億1,300万円ほどの町の負担になろうかと考えております。あくまで試算というベースで御了解いただきたいと思います。 ○議長(内倉長蔵) ほかに。  土居議員。 ○15番(土居尚行) ちょっと想像以上の負担になるんだなという感じを持ったんですけど、町がそれだけ負担をするということは、雇用されてる方の負担も起こるわけなんで、雇用されてる方が、給与の見直しというのもあったんですけど、実質いわゆる月々の所得が下がるということはないんですか。いわゆる負担分が減るという、何ぼかの負担が発生するでしょう。それがどうなるか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) 今回の会計年度任用職員の給料額等の設定につきましては、対象職員の収入の目減りにならないように、少しでも有利な形で対応したいという基本的な考えのもとで、今改正を行っております。  土居議員言われる個人の負担の分でございますが、正直申し上げまして共済組合への加入ということで、個人の掛金というものがございます。これが約月額1,100円ほどになろうかと、現在のところ試算をしております。対する町の負担金、共済組合の加入の負担金は月額8,000円程度になるんですけれども、個人の負担が1,100円程度で、その1,100円程度が収入の目減りにならないかという御質問だろうと思いますが、それらを給料額の割りつけの多少の増額、そして期末手当が今回現行より支給割合が多くなりますので、それらをもってこの1,100円の負担を帳消しにできるだけの支給についてはできるものと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) 金繁議員。 ○1番(金繁典子) 同一労働同一賃金を目指すということで、開始されることになったこの会計年度任用制度なんですけれども、今回の愛南町の条例によって、いわゆる正職員の方とこの新たな制度によるフルタイムの職員の方で、差異が生じる点という点はどのようなものがあるでしょうか。 ○議長(内倉長蔵) 児島総務課長。 ○総務課長(児島秀之) お答えをさせていただきます。  少し質問の趣旨が明確に私のほうには伝わっておりませんが、給料額については、正規の職員と全く同一というわけには当然まいりません。職務の責任であったり、勤務年数であったり当然変わってきますので、それについては差異があるといったら差異があります。  あと、休暇制度等につきましては、全国の事例と比べて愛媛県が今回会計年度任用職員に採用する休暇制度について、結構手厚く制度を設けましたので、その愛媛県の制度に沿った形で、本町も会計年度任用職員の休暇制度について規定をしておりますので、正職員と大差ない休暇制度がとれるものと考えております。共済組合についても基本的に加入ですので、そこら辺についても差異はございません。共済の色んな優遇制度が使えます。現在のところ差異があるとすれば、給料月額、これはいたし方ないのではないかと考えております。  以上です。 ○議長(内倉長蔵) ほかに質問ありますか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  討論ありますか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第63号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第63号議案、愛南町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第17 第64号議案 R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約の変更について ○議長(内倉長蔵) 日程第17、第64号議案、R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約の変更についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第64号議案、R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。  本事業については、令和元年9月6日に請負契約の議決を受け、現在、本網代地区において、令和2年度の完成を目標に、鋭意工事を進めております。  今回、入札の結果生じた減少金などを充当して、事業促進を図るため、変更設計を行い県当局の承認を受けましたが、この工事の予定価格が5,000万円を超えているため、地方自治第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。  それでは、変更内容について添付図面により説明いたしますので、2ページの位置図をごらんください。  施工場所は、愛南町本網代地区、網代漁港の防波堤整備であります。  次に、3ページの平面図、4ページの縦断図及び5ページの標識灯詳細図について説明いたします。  赤く着色した部分が当初契約部分で、緑色で着色した部分が次期工事予定分で、緑色に赤い斜線で示した部分が今回の変更部分であり、利用船舶の安全な航行を確保するため、3、4ページの防波堤の先端部分に、新たに標識灯を設置する計画としております。  1ページにお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更ありません。  3の契約金額は、6,985万円を7,360万円に変更し、375万円増額いたします。  4の契約の相手方は、変更はなく、株式会社末廣組であります。  なお、工期については、この変更契約による変更はなく、令和2年2月28日を予定しております。  以上、第64号議案の説明とします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第64号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第64号議案、R元網代漁港漁村再生交付金工事請負契約の変更については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第18 第65号議案 R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約の変更について ○議長(内倉長蔵) 日程第18、第65号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約の変更についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田水産課長。 ○水産課長(長田岩喜) 第65号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。  本事業については、令和元年9月6日に請負契約の議決を受け、現在、真浦地区において、令和4年度の完成を目標に鋭意工事を進めております。  今回、入札の結果生じた減少金などを充当して、事業促進を図るため、変更設計を行い県当局の承認を受けましたが、この工事の予定価格が5,000万円を超えているため、地方自治第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。  それでは、変更内容について添付図面により説明いたしますので、2ページの位置図をごらんください。  施工場所は、愛南町真浦地区、魚神山漁港の離岸堤整備であります。  次に3ページの平面図、4ページの縦断図をごらんください。  赤く着色した部分が当初契約部分、緑色で着色した部分が次期工事の予定部分であり、これらの図面に関しては変更はありません。  次に5ページの標準断面図をごらんください。  緑色に赤い斜線で表示した部分が変更部分で、当初契約で消波ブロック24基施工することとしておりましたが、21基追加し、合計45基を施工する計画としております。  1ページにお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約方法は変更ありません。  3の契約金額は、7,590万円を8,000万円に変更し、410万円増額いたします。  4の契約の相手方は、変更はなく、株式会社末廣組であります。  なお、工期については、この変更契約による変更はなく、令和2年2月28日を予定しております。  以上、第65号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり)
    ○議長(内倉長蔵) 討論なしと認めます。  これより、第65号議案を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(内倉長蔵) 着席ください。  全員起立であります。  よって、第65号議案、R元魚神山漁港海岸保全施設整備工事請負契約の変更については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第19 第66号議案 令和元年度愛南町一般会計補正予算(第4号)について ○議長(内倉長蔵) 日程第19、第66号議案、令和元年度愛南町一般会計補正予算(第4号)についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) 第66号議案、令和元年度愛南町一般会計補正予算(第4号)について提案理由の説明をいたしますので、7ページをお開きください。  今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ3億8,083万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ147億8,834万1,000円とするものであります。  それでは、歳出から説明しますので、27ページをごらんください。  2款総務費は、企画費において、国土強靭化地域計画の策定に係る総合計画アドバイザー委託料248万2,000円の追加、29ページ、防災対策費において、通学路等沿線の危険なブロック塀等に係るブロック塀等安全対策事業費補助金150万円の追加、35ページに飛んで、3款民生費は、障害者福祉費において、障害児通所支援給付に係る児童福祉サービス給付費400万円及び日中一時支援事業等に係る地域生活支援事業委託料228万2,000円のそれぞれの追加、37ページ、児童福祉総務費において、子ども・子育て支援事業費国庫補助金精算返還金129万5,000円の追加、児童措置費において、私立保育所委託運営費3,314万4,000円の追加等であります。  41ページに飛んで、4款衛生費は、保健衛生普及費において、不妊治療費助成事業費130万円の追加、45ページに飛んで、上水道費において、上水道事業会計補助金676万円の追加、病院費において、病院事業会計補助金1,634万5,000円の追加等であります。  6款農林水産業費は、農業振興費において、鳥獣被害防止総合対策事業費補助金1,540万3,000円及び認定農業者経営発展支援事業費補助金77万9,000円のそれぞれ追加、農地費において、須ノ川地区農道奈呂線登記業務委託料220万5,000円、47ページ、単独事業として実施する広見地区水路維持修繕事業費155万8,000円及び大久保山地区の水利施設整備事業に係る県営土地改良事業負担金278万円のそれぞれ追加、林業振興費において、有害鳥獣駆除事業費補助金751万円及び森林保全ニホンジカ捕獲推進事業費補助金263万円の追加、49ページ、漁港管理費において、漁港・海岸の維持補修として西浦漁港防舷材取りかえ工事費436万6,000円の追加、51ページ、漁港建設費において、国庫補助事業として実施する、魚神山漁港海岸保全施設整備工事費1億5,000万円及び網代漁港漁村再生交付金工事費1,940万円の追加等であります。  7款商工費は、観光総務費において、源泉運搬用のタンクローリー購入等に伴う温泉事業等特別会計繰出金2,090万円の追加等であります。  53ページ、8款土木費は、砂防費において、防城11地区集落・避難路保全斜面地震対策工事費1,400万円ほかの砂防事業費として、合わせて6,200万円の追加等であります。  57ページに飛んで、10款教育費は、小学校管理費において、福浦小学校プール塗りかえ工事費511万5,000円の追加等であります。  次に、歳入について説明しますので、19ページをごらんください。  12款分担金及び負担金は、崖崩れ防災対策事業に係る地元負担金600万円の追加、14款国庫支出金は、民生費国庫負担金において、障害児施設措置費負担金200万円及び、保育所運営費負担金1,667万1,000円のそれぞれ追加、  14款民生費国庫補助金において、障害者自立支援事業費補助金114万円及び農林水産業費国庫補助金において、高潮対策費補助金7,500万円の追加等であります。  21ページ、15款県支出金は、民生費県負担金において、保育所運営費負担金として子どものための教育・保育給付交付金525万2,000円の追加、農林水産業費県補助金において、農業費補助金として鳥獣被害防止総合対策事業費補助金513万1,000円、林業費補助金として有害鳥獣駆除対策事業費補助金502万2,000円、23ページ、水産業費補助金として高潮対策費補助金2,250万円のそれぞれ追加、土木費県補助金において、崖崩れ防災対策事業費補助金3,600万円の追加、総務費委託金において、権限移譲事務等市町交付金199万3,000円の追加等であります。  18款繰入金は、公共用地先行取得事業特別会計繰入金115万1,000円を計上しております。  25ページ、19款繰越金は、前年度繰越金9,333万7,000円の追加であります。  20款諸収入は、雑入において災害対策費用保険金100万円の追加、過年度収入において、宇和島地区広域事務組合負担金過年度精算金1,227万6,000円の追加等であります。  21款町債は、過疎対策事業債ほかで計7,160万円の追加であります。  以上、第66号議案の提案説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(内倉長蔵) 説明が終わりました。  お諮りします。  第66号議案、令和元年度愛南町一般会計補正予算(第4号)について、提案理由の説明が終わったところですが、本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(内倉長蔵) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて延会することに決定しました。  なお、明14日から19日までの休会中、図書館等建設検討特別委員会を、18日午後1時30分から議員協議会室で開催することになっております。  12月20日最終日は、午前10時より会議を開きます。  本日はこれで延会いたします。               午後 3時40分 延会 上記のとおり会議の次第を記載して、その相違ないこと証するため署名する。        議     長  内 倉 長 蔵        会議録署名議員  坂 口 直 樹        会議録署名議員  山 下 太 三...