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  1. 四国中央市議会 2021-12-07
    12月07日-01号


    取得元: 四国中央市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    令和 3年12月定例会         令和3年第4回四国中央市議会定例会会議録(第1号)議事日程第1号 12月7日(火曜日)午前10時開会 ※開会宣告 ※市長の議会招集挨拶 ※開議宣告 ※議事日程報告日程第1 会議録署名議員指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告   ────────────────日程第4 認定第1号 令和2年度四国中央一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第2号 令和2年度四国中央水道事業会計決算四国中央工業用水道事業会計決算及び四国中央公共下水道事業会計決算の認定について      (委員長報告、質疑、討論、表決)   ────────────────日程第5 議案第61号 四国中央保育所条例の一部を改正する条例について 議案第62号 四国中央国民健康保険条例の一部を改正する条例について 議案第63号 四国中央コミュニティ住宅条例の一部を改正する条例について 議案第64号 令和3年度四国中央一般会計補正予算(第10号) 議案第65号 令和3年度四国中央一般会計補正予算(第11号) 議案第66号 令和3年度四国中央国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 議案第67号 令和3年度四国中央西部臨海土地造成事業特別会計補正予算(第1号) 議案第68号 令和3年度四国中央介護予防支援事業特別会計補正予算(第1号) 議案第69号 令和3年度四国中央市城山下臨海土地造成事業特別会計補正予算(第2号) 議案第70号 愛媛県市町総合事務組合規約の変更について 議案第71号 愛媛県市町総合事務組合共同処理事務構成団体からの脱退に伴う財産処分について 議案第72号 公の施設の指定管理者の指定について 議案第73号 公の施設の指定管理者の指定について 議案第74号 市道路線の一部廃止について       (説  明)日程第6 議案等の質疑   ────────────────日程第7 先議議案の審議(議案第64号)   ──────────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 認定第1号、第2号日程第5 議案の上程(議案第61号~第74号)日程第6 議案等の質疑日程第7 先議議案の審議(議案第64号)   ────────────────出席議員(22名)   1 番   横  内  博  之   2 番   茨  木  淳  志   3 番   杉  浦  良  子   4 番   猪  川     護   5 番   三  浦  克  彦   6 番   眞  鍋  利  憲   7 番   飛  鷹  裕  輔   8 番   吉  原     敦   9 番   石  川     剛  10 番   眞  鍋  幹  雄  11 番   三  好     平  12 番   山  川  和  孝  13 番   三  宅  繁  博  14 番   谷  内     開  15 番   川  上  賢  孝  16 番   篠  永  誠  司  17 番   山  本  照  男  18 番   吉  田  善 三 郎  19 番   井  川     剛  20 番   原  田  泰  樹  21 番   谷     國  光  22 番   曽 我 部     清   ────────────────欠席議員(なし)   ────────────────出席理事者 市長         篠 原   実 副市長        高 橋   誠 (総 務 部) 部長         安 部   弘 総務調整課長     古 東 圭 介 人事課長       石 川 元 英 総務調整課長補佐兼行政係長            薦 田 敬 宏 (財 務 部) 部長         高 橋   徹 財政課長       富 家 秀 典 (市 民 部) 部長         大 西 賢 治 国保医療課長     石 田 由 佳 (福 祉 部) 部長兼福祉事務所長  大 西   緑 こども課長      合 田 晃 友 (経 済 部) 部長         宮 崎   修 観光交通課長     吉 岡 達 也 (建 設 部) 部長         今 村 昭 造 建設課長       石 田 暁 裕 (水 道 局) 局長         宮 崎 啓 三 水道総務課長     篠 原   健 (消防本部) 消防長        近 藤 英 樹 警防課長       岸 井 宏 次 (教育委員会) 教育長        東     誠 教育管理部長     石 川 正 広 教育指導部長     森 実 啓 典 文化・スポーツ振興課長合 田 秀 人   ────────────────出席事務局職員 局長         東 澤   博 議事調査課長     青 木 鈴 子 議事調査課長補佐   篠 原 寛 将 議事調査係主事    大 西 重 成 議事調査係主事    亀 山 恭 弘 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午前10時00分開会 ○井川剛議長 ただいまから令和3年第4回四国中央市議会定例会を開会します。   ──────────────── ○井川剛議長 市長より今議会招集の御挨拶があります。篠原 実市長。     〔篠原 実市長登壇〕 ◎篠原実市長 おはようございます。 開会に当たりまして,一言御挨拶を申し上げます。 本日,令和3年第4回の定例会を招集申し上げましたところ,議員各位には師走に入り何かと御多用の中,御出席賜り誠にありがとうございます。 今定例会には,令和3年度四国中央一般会計補正予算をはじめ,市政の重要案件について御審議をお願いすることといたしております。どうかよろしく御審議,御決定を賜りますようお願い申し上げまして,開会の御挨拶といたします。よろしくお願いします。 ○井川剛議長 以上で挨拶は終わりました。   ──────────────── ○井川剛議長 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。   ──────────────── ○井川剛議長 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第85条の規定により,議長において飛鷹裕輔議員,吉原 敦議員を指名します。   ──────────────── ○井川剛議長 日程第2,会期の決定を議題とします。 お諮りします。今期定例会の会期は,本日から12月24日までの18日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,会期は18日間と決定しました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付の会議日程表案のとおりでありますので,御了承を願います。   ──────────────── ○井川剛議長 日程第3,諸般の報告をします。 まず,地方自治法第121条の規定により,市長以下関係理事者の出席を求めております。 次に,本日市長から報告第22号及び報告第23号をもって2件の報告がありましたので,お手元に配付しております。 次に,監査委員から例月出納検査の結果について12件の報告がありましたので,本日報告書の写しをお手元に配付しております。 次に,議長会関係会議概要については,お手元に配付の報告書によりその概要を御報告しております。 次に,本日市長から議案第61号から議案第74号をもって議案14件の提出がありましたので,御報告します。 次に,議長において受理しました請願1件,陳情2件については,請願・陳情文書表を配付しております。 なお,9月定例会以降の一般事務報告をお手元に配付しております。 以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────── ○井川剛議長 日程第4,閉会中継続審査事件となっております認定第1号及び認定第2号の2件を一括議題とします。 本件に関し委員長の報告を求めます。川上賢孝決算特別委員会委員長。   〔川上賢孝決算特別委員長登壇〕 ◆川上賢孝決算特別委員長 皆様おはようございます。決算特別委員会委員長の川上でございます。 それでは,決算特別委員会の御報告を申し上げます。 当委員会に付託され,ただいま議題となっております認定第1号令和2年度四国中央一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について並びに認定第2号令和2年度四国中央水道事業会計決算四国中央工業用水道事業会計決算及び四国中央公共下水道事業会計決算の認定については,10月18日に委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果につきましては,お手元に配付しております「委員会審査報告書」のとおりであります。 決算の審査に当たり,予算審議段階で明らかにされた点と実際の執行結果はどうか,期待された行政効果は達成されたかなど,総合的に検討いたしました。 以下,審査過程の中で特に論議をされました事項につきまして申し上げます。 初めに,認定第1号一般会計決算の歳入についてでありますが,まず委員から,法人市民税が令和2年度に増えた理由について伺うとの質疑に対し,衛生用品等の需要増に伴うパルプ・紙・紙加工関連企業の好調によるもので,企業所得の増により法人税割が増額となったものであるとの答弁がありました。 次に,委員から,ふるさと応援基金は何に使うための基金かとの質疑に対し,小学校,中学校用図書購入費に毎年それぞれ一定額を活用している。昨年度については,トイレトレーラー牽引車の購入に充当している。その都度,必要なものに臨機応変に活用しているというのが実態である。この基金の活用ルールは,今現在しっかりと定められていないため,今後検討しなければならないと認識しているとの答弁がありました。 次に,歳出でありますが,4款衛生費について,委員から,環境対策費の地球に優しいエネルギー設備設置補助事業の内容について伺うとの質疑に対し,住宅用リチウムイオン蓄電池システム設置に係る補助であり,補助額は実質収支と10万円とのいずれか少ないほうとなる。内訳としては,10万円掛ける28件の280万円であるとの答弁がありました。 次に,7款商工費について,委員から,余木崎海水浴場管理委託料90万7,200円に関し,県とのすみ分けについて伺うとの質疑に対しては,余木崎海岸は県が管理する海岸であり,夏の海水浴シーズンには,県の土木事務所占用申請を出し,市が場所を借りて海水浴場として開設をしている。駐車場として使用している敷地については,余木崎神社の敷地となっており,その期間中だけ契約をし,借地料を支払っている。年間を通しての管理については,海岸に関しては土木事務所の管理,海水浴場開設期間中は市が管理しているとの答弁がありました。 次に,8款土木費について,委員から,特定空家等除去工事老朽危険空家除去事業補助金はどういうところを示しているのかとの質疑に対しては,129万8,000円については,空家法第14条第9項に基づく行政代執行に要した工事の費用である。補助金の609万3,000円については,老朽危険空家の除去の補助金で,今年度9件執行した。このうち7件についてが公募分で,あと2件については,こちらが指導したものに合わせて執行したものであるとの答弁がありました。 次に,特別会計についてでありますが,国民健康保険事業特別会計では,委員から,現在の資格者証,短期証の対象人数は。また,短期証の有効期間について,県下の自治体の実態は把握しているか。特定健康診査等の事業,受診者,対象者の受診率はどのぐらいかとの質疑に対しては,令和3年3月末現在の資格者証が150世帯,短期証が148世帯である。また,短期証の有効期間についての県下の状況は,1か月から2か月が多いが,ほぼ1か月である。特定健診の対象者数は1万2,607人で,受診者数が3,800人。受診率は,法定報告値が10月に確定するが,現在のところ28.4%であるとの答弁がありました。 次に,後期高齢者医療保険事業特別会計では,今回,新型コロナウイルス感染症による受診控えで様々な部分の収入が減っているというのが今までの説明であったが,よく言われる病院等がサロン的な役割をしている側面があり,特に問題がないのに病院に出かける方も当然いる中で,実際に病気を抱えている方が今回の新型コロナウイルス感染症の影響で受診控えをし,病気等が悪化して,新型コロナウイルス感染症が終息する頃に一気に医療費が拡大するというような懸念があると思うが,なかなかそれを予測するのは難しいと考える。そういった点で,実際実務に携わる中での感触等があれば教えていただきたいとの質疑に対しては,これは国民健康保険に係るものに限らず,医療行政全般の課題であると考えるが,市が直接管轄している診療機関新宮診療所急患医療センターで,ここに診療控えというのは如実に現れていると認識している。一方,保険はあくまでも給付の問題であるため,現場感覚をお伝えするのは難しい。当面,新型コロナウイルス感染症対策治療の部分と一般診療の部分との兼ね合いがしばらく続くと思うため,そのあたりも十分に認識して見守りながら,関係機関と情報共有,協力していきたいと考えるとの答弁がありました。 次に,駐車場事業特別会計では,委員から,駐車場料金をもう少し下げてもらえないかとよく言われるが,繰越金もあるため,そういう計画はないのか。特に,栄町関係の駐車場は町内の発展にもつながると考えるがいかがかとの質疑に対しては,駐車場の使用料に関しては,以前よりその周辺の民間の駐車場との料金の兼ね合いや駐車場を設置している場所の固定資産税評価額等を参考にして料金設定をしている。以前から料金を上げているということはなく,ほぼ据置きで運用しているが,栄町駐車場に関しても,個人で契約されている方からは強い意見はないが,全体で栄町の振興組合に貸しているところについては,昨年の営業自粛などを考慮し,一部減免したような状況になっている。料金について,現時点では値下げという考えはないとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,本決算は予算の議決目的に沿った執行がなされているものと認め,挙手多数で認定すべきものと決定いたしました。 続きまして,認定第2号についてでありますが,水道事業会計では,委員から,建設改良事業について,国庫補助事業として老朽管の更新事業及び遠隔監視システムの整備など管理業務効率化に取り組んでいるということだが,遠隔監視システムとはどのようなシステムか。また,令和2年度の取組及び今後の計画を問うとの質疑に対しては,土居地域遠隔監視システムだが,令和2年度と令和3年度で予定しており,事業内容としては,土居地域にあるポンプ場の運転制御や配水池の配水流量,水位などを中田井浄水場で一括監視できるようにテレメーターを整備するものである。令和2年度については,配水流量や水位を監視できるようにした。令和3年度については,残留塩素や濁度などの水質の項目も監視できるようにする予定であるとの答弁がありました。 次に,工業用水道事業会計では,委員から,工業用水の比較損益計算上,当年度純利益が8億8,300万円とあるが,3水路の内訳を問う。新宮の10円に対して,ほかの2つの料金は幾らか。配水目標について,新宮の配水率が91.01%,柳瀬が81.60%,富郷が88.44%,この10から20低い配水率の原因は何かとの質疑に対しては,1立米当たりの単価で新宮が10円,柳瀬が2円40銭,富郷が50円である。当年度純利益8億円の内訳は,新宮が3億2,698万5,342円,柳瀬が1億179万1,555円,富郷が4億5,422万5,982円である。配水目標については,柳瀬水系は赤之井川を利用しているため,どうしても損失が大きいのが要因の一つである。富郷は,未売水があるため,その分だけ下がっているものと思われるとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,本決算は予算の議決目的に沿った適正な執行がなされているものと認め,全員異議なく認定すべきものと決定いたしました。 なお,認定第1号及び認定第2号の決算審査における質疑等は,お手元に配付しております決算特別委員会の質疑応答を御覧ください。 以上,当特別委員会審査概要を申し上げましたが,理事者におかれましては,決算審査を通じて出されました指摘,意見を真摯に受け止められるとともに,新年度の予算編成に当たっては,開かれた市政を目指し,全力で取り組まれますことをお願い申し上げます。 以上をもちまして決算特別委員会の報告を終わります。 ○井川剛議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を行います。 念のため申し上げます。委員長報告の質疑は,委員長に対し委員会の経過と結果についての質疑であります。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 これより討論を行います。 「討論通告書」により発言を許可します。飛鷹裕輔議員。     〔飛鷹裕輔議員登壇〕 ◆飛鷹裕輔議員 日本共産党飛鷹裕輔です。 令和2年度四国中央歳入歳出決算認定一般会計について認定できないことを表明し,その主な点について討論を行います。 まず第1に,指摘しなくてはならないことは,入札執行に対する問題です。これまで日本共産党議員団は,予定価格の事前公表をやめて事後公表に変えることを求めてきました。案件によって事後公表の検討も始まりましたが,入札,落札は依然予定価格の高止まりであり,99%の入札であっても問題なしということでは,競争によって工事費を安く抑えるという入札の基本が機能していないばかりか,税金の有効活用が問われます。 第2に,マイナンバー制度の問題です。全国的にも批判が多く,必要性が少ないこともあり,市民の中に浸透がなかなかされていません。これら多くは大手電気通信企業が受注しており,住民のための制度でないことが明らかであり,さらなる利用拡大はやめるべきです。 そして,人権対策事業については,あらゆる差別をなくす立場での取組が求められます。しかし,四国中央人権対策協議会補助金,これは同和対策に特化した民間運動団体への補助金であり,到底市民の理解を得られるものではありません。人権教育協議会への補助金も同様です。今後このような予算をつける必要はありません。 以上のような施策は,市民生活の困窮化が進んでいる今,市民の生活を圧迫するものであり,市民の納得できるものとしなくてはなりません。 第3に,大型開発箱物優先で,命,暮らし後回しの市政ではいけません。地方自治体が果たすべき市民生活と福祉の向上という本来の役割に立ち返り,暮らし一番の市政にすべきです。 教育,子育て支援では,学校給食費無料化,高校卒業までの医療費無料化などを望まれるもので,今,国民健康保険料はゼロ歳から18歳までの子供にも均等割額が課せられ,子供の人数が多い世帯ほど負担が重くなる仕組みであり,大きく逆行しています。国民健康保険料が高過ぎて,払いたくても払えないと悲鳴が上がっています。 愛媛地方税滞納整理機構の負担金500万円は,市税等の滞納を1件12万5,000円,40件分の代行徴収負担金であります。整理機構は,納税者の権利などどこ吹く風で,徹底した差押徴収を行う機関でありまして,毎年40件を整理機構へ移管する整理機構ありきの徴収行政は大問題であり,既に自力徴収の能力は備わっており,整理機構からは脱退すべきであります。 ほか,監査委員報酬は倍加しましたが,さらに改めるべきであり,800億円を超える監査をするのに,非常勤ではじっくり腰を据えての審査には限界が生じます。執行機関の監査役としての中立公正の立場から審査できる専任とすべきです。 最後に,職員の削減問題です。会計年度任用職員等は560人となり,職員の約38%に上ります。正規職員が減り続け,正規職員を減らしてその分を臨時職員で補うという姿勢は変わりません。国の言われるままにトップランナーとして,民間にできることは民間に任せるとして,民営化を推進することも大きな問題です。正規職員の配置を通じて職場環境を向上させる。市民の要望や負託に応える職員体制を進める。正規と非正規職員の待遇を是正し,同一労働同一賃金へと改善し,全ての職員の雇用と暮らしが守られるような真の働き方改革が求められているのではないかと思います。 令和2年度決算では,高齢者や障がい者が地域で自立した生活を行うための施策,また子育てや産業支援策独自事業もあり,具体的には,前年から引き続き,ゼロ歳児から中学3年卒業するまでのこども医療費無料化などの子育て支援事業コロナ禍中小企業経営継続支援金飲食業等激励給付金など暮らし応援施策も実施されました。こうした点は評価するところです。 人口減少の低成長の時代を迎え,限られた財源の中で何を優先していくのか,今こそ地方自治法に定められた地方自治の本旨に基づき,住民福祉の向上に努めていくべきです。 今こそ市長は,国の悪政の荒波から市民の暮らしを守るために防波堤の役割を果たすべきであり,市民の切実な意見や要望に耳を傾けて,福祉,教育,暮らしを支える施策を強め,誰もが希望を持って安心して暮らせる四国中央市政への転換を求めます。 以上で反対の討論といたします。 ○井川剛議長 次に,山本照男議員。     〔山本照男議員登壇〕 ◆山本照男議員 それでは,私から認定第1号令和2年度四国中央一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について,認定第1号一般会計の決算について,賛成の立場から討論を行います。 昨年度の我が国は,新型コロナウイルス感染症世界的流行による未曽有の経済の停滞にさらされ,1年を通じて厳しい状態が続きました。その中で,本市においては,一般会計歳入決算額は508億円,歳出決算額は473億円と,歳入歳出ともに合併後最大の大型決算となり,コロナ対策関連経費に約111億円を支出するなど,今までに経験のない歴史的な年であったと思います。 そんな状況下で,本市にあっては,個人消費や企業活動が低迷し,厳しい経済環境下に置かれながらも,県立新居浜特別支援学校しま分校整備事業川之江地区整備事業などの大型事業を確実に成就させる一方で,一連のコロナ対策として,国民1人につき10万円を支給した特別定額給付金給付事業GIGAスクール構想推進事業や各種の助成金や給付金などの各種施策にも,時期を逸することなく,迅速かつ的確に対応されたことは高く評価するところであります。 歳入面では,コロナ禍においても,紙加工品製造業の業績好調による法人市民税の前年度比20.5%,約2億8,000万円の増収など,税収の安定的な確保がなされ,地方交付税合併算定替えによる縮減の影響がありながらも増額となるなど,底堅い収入状況が認められます。 また,ふるさと納税寄附金収入は2億円を超える決算で,これは前年比1.2億円,131%の増,件数も1万件を初めて超えた1万7,734件となっております。関係の皆様に感謝申し上げますとともに,理事者にあっては今後も収入確保の努力を願うところであります。 一方で,市債収入に着目しますと,市債残高が600億円を超えており,合併特例債など市の純粋な負担部分が少ない市債が大部分とはいえ,本市の財政規模からすると気がかりなところもあり,一層慎重な活用を望みます。 次に,歳出面では,新型コロナウイルス感染症の影響で投資的事業が大幅減となっておりますが,中小企業支援などのコロナ対策事業は積極的にしっかりと推進していただき,扶助費においても例年並みの支出であり,弱者に寄り添った決算であることも確認できます。その他,福祉や教育分野などでも数々の施策が着実に実行されており,行政の責務を十分に果たしているものと評価できます。このように過去最大規模でしっかりと施策を推し進められた中にあっても,市の貯金である基金を確保しつつ,財政運営できることは,新型コロナウイルス感染症の終息がいまだ見通せない将来において,また昨今の災害多発時代においては,市民にとっても一定の安心感が持てるものと評価します。 さらに,財政指標においても,財政構造の弾力性を示す経常収支比率は85.4%と,前年度より3.5ポイント改善されました。 また,健全化判断比率を表す実質公債費比率は若干悪化しましたが,将来負担比率は前年度より12.8ポイント大幅に改善され,いずれも国の基準値を大きくクリアしており,将来に不安を残す状態ではなく,健全な財政状態であると言えると思います。 これらを総合的に見ても,令和2年度一般会計決算を不認定とする要素は見当たりませんが,新型コロナウイルス感染症の戦いは続いており,感染の再拡大から市民の生命と健康を守ることに加え,地域経済の安定に向けて,またウイズコロナ,ポストコロナの時代に対応すべく,より一層の緊張感と長期的な展望を持って財政運営に努められることを要望し,私からの賛成討論といたします。議員各位の御賛同を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。 ○井川剛議長 次に,三好 平議員。     〔三好 平議員登壇〕 ◆三好平議員 議席番号11,日本共産党,三好 平です。 日本共産党市議団を代表して,認定第1号令和2年度四国中央一般会計及び特別会計歳入歳出決算のうち,住宅新築資金等貸付事業特別会計について反対討論をいたします。 本会計は,地域改善対策事業として,川之江市,伊予三島市は昭和47年から平成6年,土居町は昭和48年から昭和59年において,住宅新築,宅地取得及び住宅改修に対し,480人に637件の貸付金総額19億2,867万6,000円を実施したものです。 当初の内訳は,川之江市は149人,195件,5億7,126万円,伊予三島市は146人,212件,6億5,791万6,000円,土居町は185人,230件,6億9,950万円であるとのことです。 貸付けより47年,8年を経過していますが,合併の平成16年度滞納残額は3億602万4,342円が,令和2年度滞納残額は2億6,468万6,154円と,17年間で4,133万8,188円の返還にとどまっており,この流れでいけば109年程度かかると推定されます。 令和2年度の決算では,滞納者72人,滞納金総額2億6,468万6,154円で,その地域別内訳は,川之江が5名,1,259万9,393円,三島が12名,5,975万6,469円,土居が55人,1億9,233万292円となっているとのことです。 この背景には,住宅新築資金189件と宅地取得資金84件は抵当権設定対象で,改修資金364件は抵当権対象外とのことであります。抵当権設定の地域別内訳は,川之江市が72件中71件設定,伊予三島市が88件中86件設定,土居町が113件中5件設定とのことです。 このように,返還すべき条件整備を怠っていることが大きな問題であることを我々は一貫して提議をし,旧同和対策協議会など関係団体の責任も求め,回収に努めるべきと提案してきています。 令和2年度滞納残額の前年比336万3,934円の減少は担当職員の地道な努力であることは評価しますが,今後は滞納回収へ向け,弁護士など専門家及び関係団体の力も活用し,一日も早い回収こそが差別解消につながることとして取り組むことを求めるものです。 また,令和2年度決算処理の点では,令和3年度6月に当該特別会計補正予算において,前年度繰上充用金を88万9,000円として,令和3年5月31日付の専決処分書を令和3年6月8日付で提出し議会承認を求めておき,令和2年度同特別会計決算書において,令和2年度の赤字88万8,881円を翌年度歳入繰上充用金として令和3年9月28日付で計上をしています。6月補正時は前年度繰上充用金とうたい,9月決算時には翌年度歳入繰上充用金と称し,現金として入金されていないものをさも入金されたかのように書面上処理をすることは認め難いと考えて説明を求めてきていますが,いまだ納得いく状況にありません。 一方,収入済額390万6,934円が歳出結果として,不用額が391万185円となる予算編成自体,理解できません。 本会計は,全額回収まで保持し,より公正,透明,迅速な中で解決することを求め,反対討論といたします。議員各位の御賛同をお願いし,討論の結びといたします。 ○井川剛議長 以上で討論を終了します。 これより採決を行います。 念のため申し上げます。本決算に対する委員長の結果報告は,お手元に配付の「決算特別委員会審査報告書」のとおりであります。 採決は分離して行います。 まず,討論のあった認定第1号の採決を行います。 本件は決算特別委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕
    井川剛議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成20名,反対2名。 賛成多数であります。したがって,認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。   ──────────────── ○井川剛議長 次に,認定第2号の採決を行います。 本件は決算特別委員会委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,認定第2号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。 以上で決算特別委員会の任務は終了しました。   ──────────────── ○井川剛議長 日程第5,議案第61号四国中央保育所条例の一部を改正する条例から議案第74号市道路線の一部廃止についてまでの14件を一括議題とします。 これより総括説明並びに提案理由の説明を求めます。篠原 実市長。     〔篠原 実市長登壇〕 ◎篠原実市長 私のほうから,今議会に提案します議案の概要について説明を申し上げます。 その前に,若干市政の近況について申し上げさせていただきます。 新型コロナウイルスにつきましては,ワクチン接種の効果や行動変容などにより,9月以降は新規感染が激減し,現在はほぼ鎮静化の状況にあります。 一方,新たな変異株,オミクロン株が世界を席巻する勢いで拡大する中,既に国内においても感染者が確認されるなど,年末年始に向けて,国を挙げて水際作戦が進められております。 今月から全国の自治体において3回目のワクチン接種が始まっております。本市でも,今月より18歳以上の6万3,000人を対象に,医療福祉関係者から順次高齢者の方々へ接種を進めることとしております。 市民並びに各事業所の皆様,また議員各位におかれましては,引き続きワクチン接種の推進と感染防止対策につきまして,御理解,御協力をよろしくお願い申し上げます。 議員各位また市民の皆様方御承知のとおり,本市新宮町出身で,アメリカのプリンストン大学客員研究員として御活躍されております真鍋淑郎先生が地球温暖化予測の礎を築いた御功績により,ノーベル物理学賞を受賞されました。本市におきまして,これまでパネル展の開催や受賞記念番組の放映,花火の打ち上げなど,ささやかでありますが,市民の皆様と共に真鍋先生の偉業をたたえ,祝意の行事を行っているところであります。 本日の早朝より,真鍋先生の居住国でありますアメリカのワシントンにおいて授与式が執り行われておりまして,先生の地元,新宮町の霧の森交湯~館において,パブリックビューイングが実施されました。寒い中,早朝にもかかわらず,地元の皆さんが中心にして,ノーベル授与式を祝意の思いで迎える暖かい時間を共有させていただき,私自身は大変ありがたいと思っております。真鍋先生の長年にわたる研究の御功績,そしてこのたびの栄えある受賞に対しまして,改めて心から敬意を表するものであります。 本日は,真鍋先生の授与式に合わせまして,市内小中学校や幼稚園においても,記念給食が実施される予定であります。今後も地元の方々,関係機関に協力いただきながら,心を込めた祝意の行事を検討し,行ってまいりたいと考えております。 また,10月に行われました衆議院議員選挙におきまして,本市の初代市長を務められた井原 巧さんが愛媛県第3選挙区より立候補され,見事激戦を制して当選されました。 井原さんには,これまでの豊かな経験と卓越した政治手腕を国政において遺憾なく発揮していただき,本市そして当地域のさらなる発展に御尽力いただきたいと思っております。 このたびの選挙における本市の投票率につきましては,小選挙区で59.45%と前回を10ポイント以上上回る結果となりました。市民の皆様に結果そのものも投票率も,心から御礼を申し上げておきます。 それでは,議案の概要について御説明申し上げます。 今回,議会に上程いたしますのは,一般会計補正予算案をはじめ14件となっており,内訳といたしまして,条例改正に関するものが3件,予算に関するものが6件,その他の事項が5件となっております。 次に,予算についてであります。 今回の一般会計の補正予算額は,新型コロナウイルス関連での子育て世帯臨時特別給付事業予算であります。補正予算第10号,6億3,200万円,また通常補正として,第11号,4,900万円,合わせて総額6億8,100万円で,補正後額は421億5,700万円となり,前年同期の補正後額475億9,600万円と比較して,54億3,900万円,率にして11.4%の減となっております。 11号補正の内訳といたしまして,投資的経費が1億2,384万7,000円の減,その他の経費が1億7,284万7,000円となっております。 主な内容を申し上げておきますと,自治体エリアでの高度無線環境整備推進事業の減額補正2億648万1,000円をはじめ,現在整備を進めております北地区交流センターの整備事業に4,410万円,また今月より開始予定であります3回目のワクチン接種事業に1億300万円を計上いたしております。 そのほか各議案の詳細につきまして,この後各担当部長より説明申し上げます。慎重に御審議の上,御賛同賜りますようによろしくお願い申し上げます。 ◆石川剛議員 議長,休憩を求めたいんですけど。 ○井川剛議長 この際,暫時休憩します。   ────────────────       午前10時48分休憩       午前10時52分再開   ──────────────── ○井川剛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 認定第1号の採決を行います。 本件は決算特別委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕 ○井川剛議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成19名,反対2名。 賛成多数であります。したがって,認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決定しました。 続きまして,提案理由の説明を求めます。大西 緑福祉部長兼福祉事務所長。 〔大西 緑福祉部長兼福祉事務所長登壇〕 ◎大西緑福祉部長兼福祉事務所長 私からは,議案第61号及び議案第68号特別会計補正予算について順次御説明申し上げます。 お手元の資料ナンバー1,議案書の1ページをお開き願います。 議案第61号四国中央保育所条例の一部を改正する条例についてでございますが,本議案は,西保育園の廃園に伴い,本市条例の関係規定を改正するものでございます。 なお,附則といたしまして,本条例は令和4年4月1日から施行するものでございます。 次に,議案書の8ページをお開き願います。 議案第68号令和3年度四国中央介護予防支援事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本案は,第1条のとおり,歳入歳出それぞれ100万円を増額し,現年度予算の総額をそれぞれ1億800万円とするものでございます。 8-2ページをお開き願います。 歳入は,2款繰入金を100万円増額するもので,これは不足額を一般会計から繰り入れるものでございます。 8-3ページをお開き願います。 歳出の主なものといたしましては,1款介護予防支援事業費132万円の増額でございまして,これは人件費の精査によるものでございます。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○井川剛議長 大西賢治市民部長。     〔大西賢治市民部長登壇〕 ◎大西賢治市民部長 私からは,議案第62号及び66号につきまして順次御説明申し上げます。 議案第62号四国中央国民健康保険条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 資料ナンバー1,議案書の2ページをお開き願います。 提案理由といたしましては,健康保険法施行令等が改正されたことに伴いまして,条例の一部を改正するものでございます。 改正内容は,主に2点ございます。 まず1点目は,出産育児一時金の額を4,000円引き上げ40万8,000円に,加算額の上限規定を4,000円引き下げ1万2,000円に改めるものでございます。 令和4年1月1日からの産科医療補償制度掛金の見直しに基づきまして加算額を引き下げると同時に,健康保険法施行令の改正に伴い,出産育児一時金の額を4,000円引き上げ,総支給額につきまして,これまでと同様の42万円を維持できるよう,条例,規則の改正を行うものでございます。 次に,2点目は,未就学児の均等割保険料について,公費負担により5割減額するものでございます。 未就学児の均等割保険料軽減措置の導入は,子育て世帯の経済的負担軽減の観点から,国と地方の取組として新たに導入される措置でございまして,減額分についての公費負担割合は,国が2分の1,県及び市が4分の1ずつとなっております。 なお,附則といたしまして,施行期日は,出産育児一時金が令和4年1月1日,未就学児の均等割保険料軽減措置は令和4年4月1日でございまして,経過措置といたしまして,施行期日以前の出産及び令和3年度分の保険料については,従前の例によることといたしております。 次に,資料ナンバー1,議案書の6ページをお開き願います。 議案第66号令和3年度四国中央国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 今回の補正は,第1条に記載のとおり,歳入歳出予算にそれぞれ2,300万円を増額し,総額を92億8,600万円とするものでございます。 6-2ページをお開き願います。 歳入の主なものとして,5款1項他会計繰入金1,662万3,000円の減額補正は,一般会計からの繰入金でございます。 5款2項基金繰入金1億5,500万円の減額補正及び6款1項繰越金1億7,855万9,000円の増額補正は,財源の組替えでございます。 7款3項雑入2,070万7,000円の増額補正は,令和2年度の保険給付費精算による国民健康保険団体連合会からの返還金でございます。 6-3ページをお開き願います。 歳出の主なものといたしまして,7款1項償還金及び還付加算金3,021万2,000円の増額補正は,令和2年度の実績確定によります普通交付金の返還金でございます。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○井川剛議長 今村昭造建設部長。     〔今村昭造建設部長登壇〕 ◎今村昭造建設部長 私からは,議案第63号,第67号,第69号及び第74号について順次御説明申し上げます。 資料ナンバー1,議案書の3ページをお開き願います。 議案第63号四国中央コミュニティ住宅条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は,江之元第2コミュニティ住宅E棟の月額家賃を定めるため,本条例の一部を改正するものであり,改正の内容は別表第1の2,江之元第2コミュニティ住宅月額家賃の表中にE棟の項を加えるものでございます。 附則といたしまして,この条例は令和4年1月1日から施行するものでございます。 次に,議案書の7ページをお開き願います。 議案第67号令和3年度四国中央西部臨海土地造成事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 本案は,緑地及び臨港道路整備工事に係る経費を翌年度に繰り越して使用するための補正予算であり,補正の内容は,西部臨海土地造成事業1億8,500万円の繰越明許費を定めるものでございます。 続きまして,議案書の9ページをお開き願います。 議案第69号令和3年度四国中央市城山下臨海土地造成事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 本案は,雨水排水・上下水道基本設計及び護岸等実施設計に係る経費を翌年度で使用するための補正予算であり,補正の内容は,城山下臨海土地造成事業1,606万円の繰越明許費を定めるものでございます。 続きまして,議案書の14ページをお開き願います。 議案第74号市道路線の一部廃止について御説明申し上げます。 本案は,市道路線を一部廃止することに伴い,道路法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により,議会の議決を求めるものでございます。 一部廃止する市道路線は,中之庄埋立6号線で,起点及び終点は中之庄町でございます。路線の位置図を資料ナンバー6,参考資料の3ページに記載してございます。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○井川剛議長 高橋 徹財務部長。     〔高橋 徹財務部長登壇〕 ◎高橋徹財務部長 私からは,議案第64号及び第65号一般会計補正予算2件につきまして順次御説明申し上げます。 お手元の資料ナンバー1,議案書の4ページをお開き願います。 議案第64号令和3年度一般会計補正予算(第10号)は,第1条にございますとおり,6億3,200万円の追加補正で,補正後の予算額を421億800万円とするものでございます。 本補正予算は,国の新たな経済対策として18歳以下の子供を対象に給付金を支給する事業予算で,4-2ページ,歳入では,財源といたしまして国庫補助金を計上し,4-3ページ,歳出では,3款3項の民生費,児童福祉費に1人当たり5万円の給付費及び必要事務費を事業費として計上いたしております。 続きまして,同じく議案書の5ページをお願いいたします。 議案第65号令和3年度四国中央一般会計補正予算(第11号)は,第1条のとおり,4,900万円の追加補正で,補正後の予算額を421億5,700万円とするものでございます。 次ページ,5-2ページをお開き願います。 歳入の主なものを申し上げます。 11款地方交付税は,現時点での普通交付税決定額のうち予算未計上額の追加で,この追加に併せまして,19款繰入金,2項基金繰入金のうち財政調整基金からの繰入れを5億円減じております。 また,22款市債3億550万円の減額は,事業費財源たる市債の増減を計上したほか,普通交付税と同時に算定されました臨時財政対策債の減額が内容でございます。 次に,5-4ページから5-6ページの歳出でございます。 2款総務費1億9,466万6,000円の減額は,高度無線環境整備推進事業の実施設計に伴う工事費の減額など,4款衛生費1億632万円の追加は,新型コロナワクチンの3回目接種に必要な経費など,5-5ページ,10款教育費8,965万8,000円の追加は,北地区交流センター整備事業の事業費追加などでございます。 次に,5-7ページをお開き願います。 第2表繰越明許費は,先ほど申し上げました高度無線環境整備推進事業費について,歳出予算の減額に併せ変更するものでございまして,次の第3表債務負担行為では,川之江文化センター改修事業から土居総合体育館等指定管理業務まで7件につきまして,実施期間が来年度までにわたるものや次年度以降の支払いの負担が生じるものにつきまして,あらかじめ債務の負担を設定するものでございます。 次ページ,5-8ページからの第4表地方債補正,追加及び変更では,まず5-8ページ,追加では,市道,農道,林道などの災害復旧事業費の財源として発行する4件,合計1,420万円を追加,5-9ページから10ページの変更では,高度無線環境整備推進事業から臨時財政対策債までの6件で3億1,970万円を減額するものでございます。 なお,起債の方法等につきましては,従前の内容に変更ございません。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○井川剛議長 安部 弘総務部長。     〔安部 弘総務部長登壇〕 ◎安部弘総務部長 私からは,議案第70号及び第71号について順次御説明申し上げます。 資料ナンバー1,議案書の10ページをお開きください。 議案第70号愛媛県市町総合事務組合規約の変更についてでございますが,本議案は,愛媛県市町総合事務組合が行う共同処理事務のうち,交通災害共済事務から令和4年3月31日をもって西予市が脱退することに伴い,同組合の規約を変更するものでございます。 同組合規約の変更は,地方自治法第286条第1項の規定により,関係組合市町と協議の上,定めるものであり,議会の議決を求めるものでございます。 続きまして,同じく議案書の11ページ,議案第71号愛媛県市町総合事務組合共同処理事務構成団体からの脱退に伴う財産処分についてでございますが,同組合から西予市が脱退することに伴う財産処分について,将来において生じる可能性のある西予市分の一切の財産を令和4年4月1日において同組合に帰属させるためのものでございます。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○井川剛議長 石川正広教育管理部長。    〔石川正広教育管理部長登壇〕 ◎石川正広教育管理部長 私からは,議案第72号及び第73号について御説明を申し上げます。 資料ナンバー1,議案書の12ページ,13ページをお開き願います。 議案第72号と第73号は関連議案でありますので,一括して御説明申し上げます。 両議案は,公の施設の指定管理者の指定についてでございます。 提案理由といたしましては,令和4年3月31日で指定期間が満了する四国中央市体育施設について,効果的かつ効率的な管理運営を図るため,議案第72号に記載しております川之江運動場をはじめとする13施設の指定管理者に公益財団法人四国中央市スポーツ協会を,議案第73号に記載しております土居総合体育館,土居テニスコートの2施設の指定管理者にコナミスポーツ・四国ダイケングループをそれぞれ指定管理者選定評価委員会の審査を経て指定したいので,地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 両議案とも,指定の期間は令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5か年でございます。 説明は以上でございます。御審議,御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○井川剛議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 10分間休憩します。   ────────────────       午前11時15分休憩       午前11時23分再開   ──────────────── ○井川剛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第6,これより議案第61号から議案第74号までの14件に対する一括質疑を行います。 質疑はありませんか。 ◆三好平議員 議長。 ○井川剛議長 三好 平議員。 ◆三好平議員 2点お伺いします。 1点目は,議案第74号,こちら参考資料でナンバー6を出していただいております。こういう図面になりますけども,黒の実線は廃止するとのことで,点線は残して起点,終点となるということですけども,普通,道から道へつながるのが原則やと思っておったんですが,行き止まりになっている状況はどういうことであるかと,廃止した土地をどう処理するか説明がなかったのはどういうことか,質問をします。 2点目です。 これは,議案第65号ですけども,資料で補正第11号,ナンバー3の資料でありますが,それの11ページで22款の市債という項目です。借金をこれほどに減らすということはいいとは思うんですけども,減らしたことによって,まず総務債のケーブルテレビ施設整備債がこれほど1億円も減るというようなことになると,住民の皆さんにどんな負担となるのか。それから,次の教育債の3,4節,小学校,中学校の管理債を結構減らしていますけど,何をとめたのかということ。それから10の臨時財政対策債が1億1,350万円減っとるのは国が全部返済するということなんですけど,国の何か影響があったのかということについても背景説明願えたらと思います。 ○井川剛議長 答弁を求めます。 ◎今村昭造建設部長 議長。 ○井川剛議長 今村昭造建設部長。 ◎今村昭造建設部長 議案第74号市道路線の一部廃止について,御質問にお答えいたします。 1点目の一部廃止後行き止まりになるがということですが,市道の認定の要件として,国道,県道または市道のいずれかの道路から公共施設に連絡する道路っていうのがございまして,今回の場合も,残る部分が学校や病院などの公共施設に連絡する道路として残せると考えております。 2点目の処分方法について説明がないとの御質問ですが,今回,市道路線の一部廃止についてということで,申し上げましたように,道路法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。市道の廃止については,廃止の基準という要件を満たしておりますことから,廃止について議案を上程させていただいたものでございます。 ◎高橋徹財務部長 議長。 ○井川剛議長 高橋 徹財務部長。 ◎高橋徹財務部長 補正予算のうち,市債の減額について御質問をいただきましたので,順次お答え申し上げます。 まず,高度無線環境整備推進事業債につきましては,歳出事業費予算の減額に伴う減額でございまして,光ケーブル敷設工事などの実施設計の際,現地調査を行いまして,現実的な加入者ベースで延長等に合わせて積算をいたしました結果,総延長が270キロメートルから240キロメートルに減となるなど,工事費に不用が生じると見込まれたため,この見直しによりまして減としたものでございます。 なお,今回のこの見直しによりまして,現在御利用されている方が光ケーブルになって利用できないといったことはございませんので,御安心いただければと存じます。 次に,小中学校施設整備事業債につきましては,学校のトイレの改修,洋式化に係るものでございますが,予算計上した際には明らかになっておりませんでした細かな市債の採択要件が明らかになったことによりまして,その結果,充当率,非常に高い100%の起債が認められなかったということで,充当率がやや劣る市債に変更せざるを得なくなりまして,その率の差分を減額したものでございます。事業費の縮減でございますとか事業実施箇所を減じたということではございません。 3点目,臨時財政対策債についてでございますが,予算計上の際には,普通交付税と臨時財政対策債の合計額を見込みまして,実績に基づく割合によりまして,それぞれの額を見込むという手順を取っておりますが,国が想定いたします今年度の税収が我々の算定時の見込額を下回ったということから,この合計額から予算より多く収入される見込みとなりました。今申し上げました臨時財政対策債の割合も国が算定し,定めることとなってございますが,この合計額が大きいほど,つまり財政力が低いほど臨時財政対策債の割合が低く算定されるという仕組みでございまして,このようなことも影響したのではないかと見込んでおります。 分かりやすく申し上げますと,臨時財政対策債が普通交付税に振り替わったというような御理解をいただければと思います。 ○井川剛議長 ほかに質疑はありませんか。 ◆三好平議員 議長。 ○井川剛議長 三好 平議員。 ◆三好平議員 財政,よく分かりました。 それで,いわゆる道路の廃止の問題ですけど,議案の説明会のときには,廃止したところが四国中央病院の用地になると聞いたんですけど,それだったらどういう理由でそこを提供するのか,有償,無償かというようなことも私問いたいと思ったんです。お答えなかったんですけど,その点,説明いただいたらと思います。 ○井川剛議長 答弁を求めます。 ◎大西賢治市民部長 議長。 ○井川剛議長 大西賢治市民部長。 ◎大西賢治市民部長 ただいまお尋ねの件に関しましては,私のほうからお答えさせていただきます。 本年9月に,公立学校共済組合四国中央病院の病院長から,病院の敷地として活用したいので市道部分の譲渡をお願いしたいという御要望がございました。新病院の基本構想を策定するに当たりまして,現在の病院の敷地がおよそ2万5,000平米ございますが,三島の新病院建設予定地につきましては約2万平米ということで,現在の敷地よりもかなり狭いことから,駐車場不足等の心配があるので,少しでも広く土地を確保したいというような内容でございました。それに基づいて,関係地権者と交渉をした結果,御同意をいただきまして,今回議案の上程に至っておるところでございます。 ただ,廃止につきましては,市道の廃止を公示いたしましてから2か月間は市の管理期間になりますので,用地の活用に関する協議は,この管理期間が経過した後に行うこととなります。 ○井川剛議長 ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 以上で質疑を終了します。   ──────────────── ○井川剛議長 日程第7,先議議案等の審議を議題とします。 お諮りします。議案第64号の1件については,本日先議したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件については,本日先議することに決定しました。 議案第64号の1件についてを議題とします。 お諮りします。本件については,会議規則第35条第3項の規定により,委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は委員会への付託を省略することに決定しました。 これより討論を行います。討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 討論なしと認めます。 これで討論を終了します。 これより採決を行います。 議案第64号令和3年度四国中央一般会計補正予算(第10号)について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は原案のとおり可決されました。   ──────────────── ○井川剛議長 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明日12月8日から13日までの6日間は,議事の都合,その他議案の調査研究のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,12月8日から13日までの6日間は休会とすることに決定しました。 12月14日は午前10時から会議を開きます。   ──────────────── ○井川剛議長 本日はこれにて散会します。   ────────────────       午前11時37分散会───────────────────────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       四国中央市議会議長  井  川     剛              議員  飛  鷹  裕  輔              議員  吉  原     敦...