宇和島市議会 > 2021-06-16 >
06月16日-02号

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  1. 宇和島市議会 2021-06-16
    06月16日-02号


    取得元: 宇和島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    令和 3年  6月 定例会令和3年6月宇和島市議会定例会議事日程第2号令和3年6月16日(水)午前10時開議会議録署名人指名一般質問-----------------------------------本日の会議に付した事件     議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(23名) 1番    田中秀忠君 2番    山本定彦君 3番    畠山博文君 4番    佐々木宣夫君 5番    山瀬忠弘君 6番    椙山三也君 7番    浅田美幸君 8番    川口晴代君 9番    中平政志君10番    武田元介君11番    浅野修一君12番    赤松孝寛君13番    安岡義一君14番    三曳重郎君16番    岩城泰基君17番    福島朗伯君18番    我妻正三君19番    坂尾 眞君20番    清家康生君21番    上田富久君22番    松本 孔君23番    福本義和君24番    泉 雄二君-----------------------------------欠席議員(1名)15番    石崎大樹君-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長         岡原文彰君副市長        玉田光彦君総務企画部長     西本能尚君教育長        金瀬 聡君病院事業管理者    市川幹郎君市民環境部長     古谷輝生君保健福祉部長     伊手博志君産業経済部長     楠 憲雄君農業復興統括官    古澤武志君建設部長       山田芳人君教育部長       片山治彦君水道局長       居村研二君医療行政管理部長   大宿昌生君市長公室長      梶原祥敬君総務課長       武田 靖君財政課長       中川耕治君企画情報課長     木原義文君危機管理課長     山下真嗣君-----------------------------------会議に出席した議会事務局職員局長         水野宏一君次長         宇都宮 太君次長補佐       酒井宏治君議事法制係長     毛利泰三君主査         中村太郎君主査         細川大地君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分 開議 ○議長(福島朗伯君) ただいまの出席議員は22名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第2号により進めます。 本日の会議録署名人に、佐々木宣夫君、山瀬忠弘君を指名いたします。 それではこれより一般質問に入ります。 質問は、お配りしている発言順位により、順次発言を許します。 なお、発言時間は一問一答方式の場合、質問と答弁の時間を含めて、1人1時間以内といたします。 この際申し上げます。議員の皆さんは、指定の発言席にて質問を行い、市長並びに理事者に対し、答弁を求める者の指名を願います。 なお、議員の質問に対する理事者の答弁は、簡潔明瞭にて、自席にて行い、議事進行に配慮されることを求めます。 まず、赤松孝寛君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) おはようございます。自由民主党絆の赤松孝寛です。 まず、今回の新型コロナウイルス感染によって亡くなられた皆様に心よりお悔やみを申し上げますとともに、コロナ禍並びに災害等で影響を受けられている全ての方に対し、お見舞いを申し上げます。少しでも苦しみを和らげるように、行政とともに努力をしてまいりたいと考えております。 また、医療従事者の皆様、本当に御労苦に対し、敬意と感謝を申し上げます。 それでは、一問一答で一般質問をさせていただきます。理事者の皆様方は、簡明なる御答弁をよろしくお願い申し上げます。 それでは新型コロナウイルス感染症について、様々なことをお尋ねします。 まず、昨年9月の質問当時から新たな対策をしたことや、これから取り組まれようとしている対策があればお答えください。総務企画部長医療行政管理部長、教育部長、それぞれお答え願います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 総務企画部において、昨年9月以降に行った感染防止対策についてお答えをいたします。 職場内における対策としましては、県の感染対策期には、人との接触機会を低減させるために、特に時差出勤、テレワーク等の積極的な活用に取り組みました。 また、本庁舎における対策としましては、各洋式トイレへの便座除菌剤の設置や、各エレベーター前の手指消毒液の配置、市長室等におけるアクリル板の設置などを行っております。 今後の新たな感染防止対策につきましては、企画情報課の事業といたしまして、今年12月に情報システムを更新する際、テレワーク環境の一層の充実を図ることとしているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 市立宇和島病院では、新たな試みとして、昨年11月から、外来における3密防止の効果を期待し、患者の皆さんが予約情報、診察待ちの状況などを随時スマートフォンで確認ができ、待ち時間を有効活用することができるスマートフォン診察呼出しアプリホープライフマークコンシェルジュの運用を開始しております。 運用開始から約6か月となる本年5月末時点の利用登録者数は1,228人となっており、3月末に実施した利用者アンケートでも約7割の方に満足しているとの回答をいただいております。 施設内感染が発生した場合、リスクの高い病院、介護老人保健施設を運営する病院局では、入院外来など様々な場面における感染防止対策に引き続き万全を期してまいります。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 学校現場につきましてお答えいたします。 まず9月以降の新たな対策といたしましては、健康診断時に使用する手袋、住宅用の洗剤、手洗い用の石けん液、研修用図書等を購入し、各校に配布をいたしております。 また、今後取り組みます対策といたしましては、非接触型の検温システム及び手指消毒機、空気清浄機、掃除機、アクリルパーティション等の整備を予定しており、さらなる感染防止対策に努めてまいりたいと思います。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 今ほどお聞きした中で、特に山本議員が再々お願いをしておった便座の消毒液、これが配置されて、私も非常にありがたく思っています。トイレットペーパーも、多分消費が減ったことであろうと思っております。 また病院局におかれましては、ホープライフマークコンシェルジュ、これ、今お聞きしました、7割程度の方が非常に満足されている。 実は私も市立病院に3か月に1度、必ずお伺いしております。前回外来で行かせていただいたときに、採血の順番が40番待ちぐらいの時間がありまして、とてもこれ密でいいんでしょうかというふうな思いがあって、総合受付でこのアプリを取得させていただいて、待ち時間にコーヒーでも飲んでおろうかなというような余裕ができたこととともに、先ほど管理部長が言われたように、密にならないという最高の施策ではなかろうかと。これは松本議員が、もう長年にわたって、このことに対してお願いしておりました。 今度これがもう本当に実現となって、私自身がもう、まさに体験をして、非常にすばらしかったと。もう皆さんもこれをアプリを取っていただいて活用していただければと思っております。どうぞよろしく今後ともお願いします。 次に、時短要請等で協力金等を支払う条件として、特に事業者の方々に、要望した感染対策はありましたか。産業経済部長にお尋ねします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) お答えをいたします。 愛媛県からの営業時間短縮要請に御協力をいただきました飲食店等に対し支給をする営業時間短縮等協力金につきましては、国の方針として、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底していることが支給の要件となっております。 そのため、申請時には添付書類として、感染拡大防止ガイドライン遵守チェックシートを御提出いただき、手指消毒や換気の徹底、座席間隔の確保などの実施状況を確認することとなっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 宇和島市で協力金を、当然多数の方に申請していただいて、ほぼほぼ満足していただいとる方のほうが多いんではなかろうかと思いますが、そういった方々は、この要件は満たされていたんでしょうか。産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 申請時に、自己申告ではございますけれども、守っていただいていると考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) ということは、チェックというのは行政からはやられていなかったということでよろしいんですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) そのとおりでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) いいんでしょうかね。 性善説で行かれることもいいんですけれども、やはり中には、そういったことが守られていなかったり、9時以降をやられていたりとか、いうようなことをちらほら聞いた場面もあります。 今後ともそういう、これから先、こういう協力金とか支援金を出すに当たっては、あくまでやはりみんな同じルールの上でやっていただきたいと思います。 次に、教育委員会の学校のオンライン授業の実績を教えてください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 本年1月に導入をいたしました1人1台端末でございますが、1月から3月の間は、学校での慣れる期間、試用期間と位置づけ、基本動作の確認や取扱い等の細かな取決めを現場に確認をしながら設定する期間としておりました。 その後、4月初旬でございますが、市内での急激な感染拡大に伴い、急遽一部の学校を臨時休業とする対応がございました。関係機関との情報収集や連携等によって、深夜に臨時休業を決定する場合がありましたことから、端末を持ち帰ることができないケースもございました。 このような事態を受け、教育委員会といたしましても学びの保障を行うため、感染対策期における端末活用の指示を行い、4月19日より常時持ち帰りに移行しているところであり、現在は不測の事態にも臨機応変に対応できる体制を一定程度整えているものでございます。 直接的にオンライン授業というものはまだ行ってはおりません。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) タブレットを持ち帰るということがしっかりできるようになったということで安心をいたしました。 また、GIGAスクール構想も前倒しでやらないといけないという、教育現場は大変ではあろうかと思いますが、でき得る限り、こういったコロナ禍もいつまで続くやら、まだ分からない状況の中で、また、災害等が多い、今から出水期を迎えておりますが、これからも警報等が出たときに、休業等になった場合に、やはりこれを活用していただくような、家にいても先生の顔を見て、授業が受けられるというような、その体制をいち早く取っていただきますようにお願いをしておきます。 次に、職員のテレワーク、先ほど総務企画部長からお答えがありましたので、これは省きましょうか。 次に、PCR検査についてお尋ねします。 今思えば、私も4月の初旬に、私自身、本当に苦しい日々を過ごしたことを思い出します。 当然、ここへおられる議員さんももちろん、理事者の方も含めて、感染リスクが非常に高い職業だと思っております。 そういった中で、それが現実となって、濃厚接触者ではなかったんですけれども、その家族ということで、私自身もPCR検査を徳洲会病院で2度受けました。 今年度からPCR検査の検査料金について、2分の1の上限1万円という、本当に、いい制度をつくっていただきました。それが、私自身は当然この制度を利用したわけではないんですけれども、いわゆる感染者の近く、陽性者という陽性者の近くに少しでもいた者にすれば、やはり保健所が濃厚接触者と認めなくても、それは本人自体は不安でいっぱいです。また、自分自身のことよりも、他にうつさないということが、まず一番大事ではなかろうかと思っております。 そういうことで、10日間ほど自宅に籠もって、その間PCR検査も2回受けて、陰性ということで、家族も陰性でしたけれども、非常に困惑した日々を過ごしたことを思い出します。 そこで、保健福祉部長にお尋ねしますが、制度を設けていただいて、この制度を活用された方はどの程度おられますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 PCR検査につきまして助成制度の活用実績としましては、6月10日現在になりますが、5件で総額4万1,000円を助成しております。 この助成制度につきましては、今ほど赤松議員のほうからも御紹介いただきましたが、感染者と接触をしたものの、保健所の行政検査の対象とならない人で感染の不安があり、日常生活や就業上支障を来している人が任意で検査を受ける場合等の検査費用につきまして、検査費の半額を助成するものとなっておりますので、市民の皆様には積極的に御利用をいただきたいと考えているところです。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 今聞くとその程度、ほんの僅かであろうかと思いますが、それはいいことではなかろうかとは逆に思うんですが、市長、これ、こんだけ少ないんやけ全額負担というのを、せっかく100万円予算を当初でつけておるわけですから、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) まずは今年度から半額で、1万円を上限で半額でやっていることを、まずは周知をして、今、ワクチンの接種も始まっておりますけれども、まずはそういった形で進めていきたい、そのように考えている次第です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) できるだけ検討してみてください。 次に、非常に痛ましい事件を先頃見聞きしました。ネグレクト、いわゆる育児放棄ですね。これの容疑で両親が逮捕されるというニュースが報道されました。 これは、コロナ禍で発生したというんではなかろうと私自身は認識しておりますが、今のこのコロナ禍の中で、ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力、今言った育児放棄、ネグレクト等々の事案、並びに相談件数等々が、それに対するまた対応はどのようにされたか、まず教育部長のほうから。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 まず学校現場で把握をしております事案といたしましては、令和2年度におきましては、DV2件、ネグレクト5件、また、これらとは別に心理的虐待2件を把握をしております。 また令和3年度、今年度におきましては現在のところ、心理的虐待2件となってございます。 これに対する対応でございますけれども、学級担任をはじめとする学校関係者、また警察、児童相談所等の関係機関、さらには民生児童委員等の関係者の方々と、随時情報共有をしながら対応しているところでございます。 特に重篤な案件につきましては、関係機関が一同に会しての個別ケース検討会議を開催し、より深い連携を構築しながら対応することといたしております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 保健福祉部長それ以外に何かありますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 それ以外ということではないんですけれども、初回の緊急事態宣言が発令されました令和2年3月から先月までの15か月間でございますが、市の相談受付窓口であります福祉課での相談対応件数としましては、DVによる相談が28件、虐待の相談が52件、ネグレクトの相談が44件という集計となっております。 これらの事案の原因がコロナ禍に起因するかどうかにつきましては、明確な判断が難しいところではございますが、ステイホームが長引く中でストレス等を抱えた結果、発生している可能性も否定できないのではないかと考えているところです。 今後さらにコロナの影響による相談が増える可能性もありますので、関係機関と連携をしながら迅速に適切な対応と支援に努めてまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) しっかりと連携を取っていただいて、対処していただきますように。今の件数は本当にびっくりします。どうぞよろしくお願いします。 次に、経済問題についてお尋ねします。 このコロナ禍で、廃業、倒産になった件数を把握されておられたら、産業経済部長、お答えください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 昨年度の廃業等の件数についてお答えをいたします。なお、廃業等の件数に関する調査項目がございませんので、コロナの影響によらないものも含んだ件数であることを御了承ください。 全国的には、令和2年度に1,000万円を超える負債での企業倒産件数は、特別融資や各種給付金など国を挙げた支援策によりまして、過去最低水準となっております。 県内におきましては、愛媛県が発表いたしました県内経済情勢の報告によりますと、令和2年度、県内での1,000万円を超える負債での企業倒産件数は40件であり、そのうち、本市は5件となっております。 前年度と比較いたしますと、県内の企業倒産件数は7件の減少、本市は3件の増加となっております。 また個人事業主を含みます市内事業者の廃業や閉店につきましては、正確に把握することは困難でございますけれども、商工会議所及び商工会への聞き取りによりますと、令和2年度は58件でございまして、前年度と比較いたしますと8件の増加となっております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) それほどではないというところで、今、一次産業を含め経済界から行政に求められていることは、どのようなことを求められているとお考えですか。産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 市はこれまで市内の各経済団体と連携しながら支援策を講じてまいりました。また、各事業者にアンケート調査も実施したところでございます。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大から1年以上が経過する中で、経済界、各事業者におきましては、一日でも早い社会経済活動の正常化を望んでおりまして、それまでの間の資金繰りや雇用維持などの支援を必要としていると認識をしております。 市におきましては、国や県に経済支援を要望するとともに、国や県の制度では補完できない部分に対しまして各経済団体とも連携しながら、地域の実情等を踏まえた施策を講じてまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) しっかりと下支えをしていただきますように、よろしくお願いします。 次に、失業率と求人倍率はお分かりですかね。産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) まず、完全失業率につきましてお答えをいたします。 完全失業率につきましては、市内の状況は公表されておりませんので、県内の状況を御報告いたします。 総務省が発表した資料によりますと、令和3年1月から3月の四半期の完全失業率は2.4%となっており、コロナの影響が本格化する前年同期の2.0%と比較いたしますと、0.4ポイント上昇しております。 次に、求人倍率でございますけれども、愛媛県労働局が発表いたしました資料によりますと、ハローワーク宇和島管内の令和3年4月末現在の有効求人倍率は1.33倍となっており、前年同期の1.51倍と比較いたしますと0.18ポイント低下をしております。求人数は1,913人から1,853人となり60人、率にしますと3.1%を減少している一方で、求職者数は1,264人から1,395人と131人、率にしますと10.4%の増加をしております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ほぼその求人倍率もあまり極端には下がっていないということと、先日、生活支援課長にお尋ねして生活支援者がこのコロナ禍で増えてきているのかというお話をしたんですけれども、増えていないというようなお答えでした。 ほぼほぼ、いわゆる格差の中で、当市においてはそれほど窮地に陥られた方は多くないんだなというような印象を持ったんですけれども、失業者に対しても下支えをしっかりとしていただきますようにお願いします。 それでは次の質問に移る前に、このたびの接種予約者、予約対象者の皆様に、不必要なストレスをおかけしたことを、この場をお借りしまして、深くおわびを申し上げます。 このことに関して、保健福祉部長、何か。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。接種の予約受付に関しましては、当初、コールセンターのみの対応となりまして、電話がつながらないなど多くの市民の皆様方に御迷惑をおかけしましたことに対しまして、改めておわびを申し上げます。 混乱の原因としましては、年齢区分を設けずに一斉に接種券を送付し、受付を開始したことや、予約の開始時にインターネット予約の運用ができなかったことなどがあげられております。 今後の対策としましては、インターネット予約の活用について改めて周知をするとともに、本庁各支所におきましても引き続き予約の支援を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 保健福祉部長保険健康課長毛利君、もう本当に日々、大変な思いで、初めてのことをやられたわけです。 当然ながら我々議員も制度を作成するときに、積極的に介入してアドバイス等々をしなかったことを今さらではありますが反省はしております。 とにかく私もその対象者の1人で、なかなか電話がつながらないというのが、今、福祉部長がおっしゃられたとおりで、ウェブで、いわゆるネット予約ができる少し前に、たまたま電話がつながったという状況でした。そのときには、かかりつけ医の予約枠はもう全て埋まっておりました。 19日、今週の土曜日、集団接種会場での接種を第1回目は私はやるように、コールセンターで予約が完了しました。 そういったことで、本当に何百回もかけられた方がおられます。これは電話料金は絶対に要りません。つながるまでは要らないということで、御了解していただきたいと思います。 また行政の担当者も、本当に寝る間も惜しんでやってきたことですので、その点、御配慮いただきたいと思います。 これから先は64歳以下、しっかりと対応ができると信じておりますので、御容赦願いたいと思います。 現在の予約状況は。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 65歳以上の高齢者のワクチン接種予約者数についてでございますが、対象人数が2万8,755人となっておりまして、6月14日の時点で予約者は2万2,298人で、予約率は77.5%となっております。また、これ以外に高齢者福祉施設等で接種された方が、3,084人おられますのでこの人数を加えますと、計2万5,382人となりまして、全体で88.3%の高齢者の方がワクチンを接種する予定となっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 今のお答えで、12%程度はまだ予約をされていないと。これはいわゆる希望者にする部分ですから、希望しないという方も当然中にはおられると思います。 そこで希望をしているにもかかわらず、予約が取れていないという方に対してはどのような対応されるのか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 その方が接種を希望されて予約できていないかどうかという確認はちょっとできていないところでございますが、現時点で約3,300人の方がワクチン接種の未予約となっているところでございます。 今後この方々に対しましては、文書で再度、接種勧奨をする予定としております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) くれぐれも丁寧にやってください。 また視覚聴覚障害の方及び在留外国人の方々への、この予約の手続のサポート等はしっかりとできているんでしょうか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 障害のある方、また要介護で予約が困難な方につきましては、障害福祉の担当者でありますとかケアマネジャーなども通じまして、接種についての周知を行い、併せてサポートなど協力依頼も行っているところです。 また、外国人の方につきましても、本庁各所の予約相談窓口におきまして、予約の支援を行ってきたところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 多分、当市でも住民票がない方というのは、多分都会でいう、俗にいうホームレスという方々はいないと思っておりますが、それは間違いないでしょうか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 申し訳ありません。そこまでの情報を保健福祉部として現在持ち合わせてはいないんですけれども、どちらにしてもそういう方からも相談があった場合は、丁寧に相談に乗るような形にしていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) よろしくお願いします。 それでは先行接種、先ほど申された老健施設等々、医療従事者含めて現在の接種率は何%程度、5月24日から一般の接種が始まっていますよね。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 6月14日時点の接種率となりますけれども、1回目の接種が終わった方が9,289人おりまして32.3%、2回目の接種が終わった方が1,453人で5.1%となっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 今朝、新聞を開いたら、愛媛新聞、本当にこれタイムリーな記事が今日は2つありまして、新型コロナワクチン接種、市町別の進捗状況というのが掲載されております。 この中で、人口の割合で率というのは非常に変わってくるんではあろうと思いますが、近隣の鬼北町がナンバーワン、76%、最低が松野町の19.8%というふうに掲載されております。 できるだけタイムラグがないようにこれから64歳以下というのは、当然その部分が非常に私的にはタイムラグがないように、スピーディに、みんながワクチンを接種していただきたいという思いがありますので、うまくやってください。 それと、今の接種体制について、先ほど私が言った19日というのは、まだこれから先で、集団接種会場というのを、多分体育館と、市立宇和島病院でやられるように聞いておるんですが、それ以外の体制はどのようになっておるのか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 宇和島市におきましては、宇和島医師会等々の先生方の協力を非常にいただいております。そのため個別接種を主として、集団接種はそれを補完するような形で仕組みをつくっているところでございます。 今後、個別接種が中心になってくると思いますが、今週末から集団接種も入りますし、そのあたりの接種体制につきましては、希望する方々が、速やかに接種できるような体制というものを、今後、随時検討しながら進めていきたいというふうに考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 本当に、この宇和島地域にあっては、市長とか福祉部長、保険健康課長が、宇和島医師会の会長ますだクリニックの院長さんはじめ、JCHO宇和島病院、医師会の中にあります徳洲会病院等々、との協議の結果、市立3病院は当然ながらという市民の方のお声もあろうかと思いますけれども、市立宇和島病院から、医師、看護師というのが当然ながら体育館のほうに行っていただきます。 そういったことで、本当に日常の勤務以上にまたこのコロナワクチン接種に当たっていただくこと、本当にありがたく思っております。 これは理事者の並々ならぬ努力によってと思っておりますので、今後とも64歳以下に対しても、そういうふうな接種の体制をきっちり取っていただきますようにお願いをしておきます。 それで、まだ接種していないので副反応が、昨日たまたま公民館の会議に出席したら、今日、公民館長がしてきたんですと。その方も基礎疾患があって、心配はしておったんですけれども、いろいろと書類を事前にいただいて、御夫婦で行かれて、それをしっかりマニュアルどおりにやって、熱が出たらこうですよ、痛みが出たらこうですよというようなことでほぼほぼなかったと聞きました。 それで、今までに副反応という部分について症例は、実際に宇和島市ではあったんでしょうか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 重篤な副反応があった場合につきましては、医療機関から国に報告されるという流れになっておりまして、県を介して住所地の市町村に報告されるという流れとなっております。 現時点でそのような症例の報告は受けていないところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) よかったですね。 それでは次にワクチンロスについて、お尋ねします。 特にキャンセルが生じた場合、マニュアルをしっかりつくっていいただいておることとは思うんですが、現実、キャンセルが発生したときはどのような対応を取られておられますか。福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 ワクチン余剰分の対応マニュアルにつきましては本市におきましても作成をしているところでございます。 これまで接種当日に発熱等で接種ができない方でありますとか、予約時間に来られない方も数名おられたとの報告は受けておりまして、その場合はこのマニュアルに沿いまして、代わりに接種ができる方、具体的には優先順位の高い高齢者福祉施設等の従事者の方でございますが、市から連絡するなどしまして、貴重なワクチンを無駄にしないように努めてきたところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 他方でいろいろ問題が起きていますので、その点はしっかりやってくださいね。 次に、あるところで、国の方針、16歳下限が12歳下限ということになって、あるところでは、いやいや私の自治体は16歳以上しかやりませんというようなことを発表されておる自治体もありますが、当市は、下限は何歳からということに決定されましたか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 全国で今、議員が言われたような様々な混乱が生じているということは承知しているところでございます。 現在国のほうからファイザー製のワクチンについては12歳以上が接種が可能というふうなことが示されておりますが、その判断については市町村ということになっていようかと思います。 今回基礎疾患の方につきましては、12歳以上の方ということで御案内をさせていただいております。それは、基礎疾患の方については接種に当たって、そのワクチン接種について、医師と相談をしてということがありますので、そこで一定の担保をしているところでございます。 それ以外の12歳から15歳の人については、今後、慎重に市としても判断していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) そういうふうに決められたんであれば、しっかりとやっていただきたい。 国の方針が、多少ころころと変わるという、次の優先順位にしても、地方自治に委ねますよと、あるときそういうふうになりました。そんなプレッシャーをこの地方自治が実際いうて受けられるんですか。 当初言われよったエッセンシャルワーカーというのが私は非常に気になって、エッセンシャルワーカーとは何なんですかという。要は、生活するのに必要な働き手。これは、特に今日はマスコミの方、メディアの方がたくさん来られておられるので、ちょっとはっきり他方でいろいろ問題が起きて、事前に協議がなしに、先ほど申し上げたワクチンロスを、先に首長が打ったとか、お金持ちの方を優先したとかいうような事案ありました。 これ、市長は当然ながらトップセールスでいろんなところに行きますよね。ほいで、あなたはその順番、まだ50歳だから、まだなかなか来ないんですよね。理事者にしても、いわゆる職員の方々、いわゆる窓口業務等々、人流を当然ある部署におられる方、これはなぜ打ったらいけないのですか。 我々議会も、当然二元代表制でやっております。これはあくまで定足数があって、二元代表制の下で、いろんなことが合議されて、決定をしております。多分議場で、議員の中で今回接種ができるのは、過半数に足りません。 そんな中で、やはり市民から選ばれた我々、責任を持たないといけん理事者の方々、市長はじめ、その方々が、気を遣って打たないというのは私は、あまり得策ではないのではなかろうかと思っております。 その点について、市長、何かありますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私、51でございます。 今回のそういった各地で、首長含めて接種をしたかどうかということがマスコミの皆様方に取り上げられているのは私も十分承知をしているところでございます。 このたびは、我々は高齢者の皆様方、65歳以上の皆様方にまずは接種をいただく機会というものを創出をしていくということに今全力を尽くしているところでございます。 一方で、そのような考え方等々もあるのは十分承知をしておりますので、これらについては整理をしてしっかり考えていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 本音と建前というのが日本にはありますから、やはり建前ではなく本音でいきましょう。よろしくお願いします。 あなたが万が一、陽性者となって持ち帰ることは、宇和島市民にとっては、もう最大の不幸です。その点よろしくお願いします。 多分、これから優先順位等々決めていかれると思いますが、大変なプレッシャーの中でみんなが納得できるような順位というのはなかなかできないことであろうとは思いますが、その点、大変ではあろうとは思いますが、できる限り、先ほど申し上げたタイムラグがないようにすれば、そんなに不平不満が出てくることはなかろうかと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ちょっとはしょっていきます。 当然ながらまだまだ、このコロナは終息のめどが立っておりませんが、これからも感染拡大防止に万全の体制で、感染リスクは皆に、あるものであります。肝腎なことは感染になっても、他にできる限り拡散しないようにすると。いわゆる県知事が、いつも会見で申されている囲い込みを素早くして、クラスターの発生を起こさないことではなかろうかと思います。 ネット上で差別や誹謗中傷が社会問題化する中、地方では、陽性者が出れば犯人探しをしてみたり、ありもしない情報が出回ったりしています。自分自身、家族、友人が、陽性になったときのことを考えれば、軽々しくそのような言動は決してできないと思います。 誹謗中傷を恐れて、申告できない状況だけは決してつくってはなりません。デマの拡散や誹謗中傷はやめていいただきますように、この場をお借りしてお願いを申し上げておきます。 次に、ちょっと簡単に総務企画部長、当市が今までコロナ対策で基金を取り崩した金額は幾らぐらいになっておりますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 令和2年度、令和3年度、令和2年度は決算ベースということでございますけれども、市の負担は9億2,000万となっているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) これについて、市長、今後も積極的に財政調整基金を取り崩して対応されていくお考えは、あるかないかだけ。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 活用しながら機動的に対応していきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) よろしくお願いします。 次に、危機管理について。避難情報が先頃、発令基準等々、今回の変更について説明を願いたいと思います。山下危機管理課長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長(山下真嗣君) お答えいたします。 避難情報の変更点ですが、警戒レベル3は、避難準備・高齢者等避難開始から高齢者等避難に変更。 また、警戒レベル4では避難勧告と避難指示の2段階の避難情報が一本化され、避難指示となりました。 さらに警戒レベル5は、これまで災害発生情報から緊急安全確保に変更になっております。警戒レベル5緊急安全確保の発令は、災害が発生している場合や特別警報などが発表されている切迫した状況で、既に安全に避難することが困難な場合もあり、命の危険から身の安全を可能な限り確保する必要に迫られます。したがって避難が必要な地域におられる方は、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待たずに、警戒レベル4の避難指示で全員速やかに避難していただきたいというふうに思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 基本的には、自分の命は自分で守るということで、行政ができることというのは、もうこの情報発信、事後の対応ということでございますので、これの広報、啓発をしっかりとやっていただいて、宇和島市の広報、ホームページ等々に出ていますよと言われても、何も知らない方も多々おろうかと思います。くれぐれもしっかりとした啓蒙啓発をよろしくお願いします。 次に、ホテル・旅館等への避難の補助制度を立ち上げておりますが、これに加えて何かやられたんでしょうか、今回。山下危機管理課長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長(山下真嗣君) お答えいたします。 今年度から移動経費の一部についても補助することといたしております。 補助率は片道当たり5分の4、8割の補助となりますが、上限が1,500円となっております。 高齢者、高齢者以外の身体に障害を持っておられる方などの配慮が必要な方になりますが、御活用の上、早めの避難を心がけていただきたいというふうに思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) ありがたいことで、自分の家にいても、本当に不安な方が、またホテル等のほうが本当に、安心・安全な場所であろうかというふうには認識しておりますので、よろしくお願いします。 次に、平成30年7月豪雨災害の復旧・復興工事が進んでおります。 この中で、園地に関しましては、先ほど申し上げた愛媛新聞で、今日これも取り上げております。かんきつ園地の復旧状況を共有ということで、宇和島で対策会議が開かれております。 るる、白浦、玉津、法華津、立間地区、いつ頃からやっていきますよと。もう本当になりわいとされた方々の御労苦に本当に心を痛めておりますけれども、一日も早い園地の再編ができて、一日も早い実りができますことを祈っております。 そこで、吉田地域の災害時に、復旧・復興するに当たり、吉田地域は市道農道というものがあります。 これは市道農道という、我々の地域とか三間、津島では農道と呼ばれる部分、それが市道農道ということに、昔のいう町道ですね。農道から町道になって合併することによって市道になっておる。これのために、この復旧復興が速やかにできたんではなかろうかと私自身思っております。 しかしながら、その一方で、今の旧宇和島市、三間町、津島町に至っては、維持管理の受益者負担金、普通災害の受益者負担金等々があります。 この不公平感について、市長、どう思われますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 農道などの農業用施設は、やはり営農に使うものでありますので、それなりの負担というものはいただかなければならないんではないかと、私はそのように認識をしております。 ただ、もう間もなく3年が経過いたします7月豪雨災害のような大きな災害では、復旧に向けて迅速に取り組まなければならないことは我々身をもって経験をしたところでございますので、今後については、補助率のかさ上げ等々を考えていく必要性というのも感じているところでございますし、また、農業そのものが、今、担い手不足、高齢化によりまして減少しているこの現実を考えたときに、受益者負担金というものの考え方、これは市の財政状況等を見合わせながらということは言わざるを得ないところでございますけれども、これについても考えていかなければならないんではないかと、そのように感じている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 本当はその不公平感をどう思われるかというお尋ねをしたんやけど、当然ながら、同じような条件でなりわいをされて、当然ながら農道が町道になって、市道になって、その横での畑地にしても、もうそのまま農道のままの宇和島市とか、旧宇和島市の畑地にしても、それほど評価というか固定資産税をかける評価は変わりません。 やはりその不公平感を少しでも、対等合併しとるわけですから、補えることは補っていただきたいというのが私の思いです。よろしくお願いします。 次に、教育委員会の役割についてお尋ねします。 簡単に答弁くださいね。後に多分今回の質問で厳しく追及される方がおられるけん、簡単に言います。 今年度の人事異動で、私の地域、いわゆる高光校区です。小学校、公民館というのが併設されてあります。ここで、小学校校長、教頭、教務主任、公民館主事、この4名が一斉に変わりました。この点について、教育長、感想を。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) このたびの人事異動においては、校長8名が退職、3名が外に出るということで、大変大きな異動になりました。 抜けた校長の後は、昇任校長を早速というわけにまいりませんので、まず横ずれさせて、そして昇任校長を上に上げて、それで抜けた教頭という格好になりましたので、非常に大きな異動になりました。 そんな中で、特に今回頭を痛めましたことは、地域と学校の連携ということを言っている中で、なかなか思いどおりにならなかったということでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 高光小学校が、吉田中学校とともに、この当時の校長さんの熱い思いの方がコミュニティスクールを提唱されて、当時のあなたの前の織田教育長、はねられたんですけれども、それを復活して、当初は2校だけモデル校的なことで、予算20万いただいて、やりました。 そのコミュニティスクールをしておるということを、あなた十分に認識されとるでしょう。当然ながら、その人事権がないというのは分かるんですよ、学校関係。だけど、口を挟むというか要望するということは、あなたの立場でやらないと、我々はそういった人事権は当然ないんです。 生涯学習課にしても、生涯学習課長が、内示が出ました、これですというような話では、当初、正規職員から嘱託職員に移行するときの条件が、いわゆる生活給を出してくださいと。それと、地元の希望者がおれば、積極的に地元の希望者を採用してくださいというような条件がありました。 今回も聞き取りがありました。どんなものでしょうかというような話はいただきました。だけど当然本人の希望を聞いてあげてくださいねというような答えしかできません。本人も当然、そのままというような答えをしておったらしいですけれども、いきなり変わりましたということだったんです。 さっき、とにかくあなたの裁量というものは何もないのかというのが私は不思議に思った。これは、いわゆる地域の保護者や地域住民からこれを聞いてくれというようなお話があったんで、ここをあえて聞きよるんです。厳しくは後の人にもう任せます。 市郡総体の件もそうなんですけれども、無観客でやるというような答えを田中議員のほうにあなたが言われたと。それはあまりにもひどいなということで、教育部長のほうに相談しました。いやいや、できるだけ入れるように努力しますというような答えが返ってきました。市郡総体前に我々のタブレットに配信がありました。保護者入れますと。 田中君、これ教育長から連絡あったかと尋ねたところ、いや何もありませんと、その程度なんですよ、あなた。 興味のないことは何もあなたは動かないんですか。 今いわゆる緊急事態宣言の中の都会でも、要は外でやる競技で、ソーシャルディスタンスしっかり取れる中でも、観客を入れとるやないですか。その点、本当にもう私は本当に腹立たしい。どんな思いで保護者がいたのか、じいちゃん、ばあちゃんがいたのか。そういうことを考えて、単なる校長会が決めたんです、もう仕方ないですよみたいな話では、あなたのおる存在意義というものがあるんですかということを言いたいんですよ。もうこれは答弁は要りません。 次に、学校給食の公会計が、他方で進められてきているように思います。 会計処理の方法で、要は教職員の方々の働き方改革につながるもので、いわゆる教員が徴収業務を担わなくてもいい、未納や滞納者に対して督促等の作業をしなくてよくなるという、非常にすばらしい制度の移行だと思っていますが、速やかにやりますよね。やるかやらないかだけお願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 やるかやらないかということでございますが、やる方向で現在検討しているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 それでは次に、ふるさと納税について、これも時間があまりないので、端的に言います。 これも愛媛新聞ばかり私も言いよるわけではないのだけれども、なかなかタイムリーに出てくるもんで、5月17日の記事で、2020年度の県と20の市町の実績が発表されました。 過去最多の実績にもかかわらず、県下、県にしても、20の市町の合計は過去最高でした。 残念ながら、当市と伊方町、前年比マイナスです。特に我が町は4,900万マイナスということで、非常に驚愕しました。 ちなみに最高額は八幡浜市の11億5,000万余りでした。 このことについて、宇和島市の2億1,000万余りの5倍強の額をいただいております。 なぜここで私が言うのかというと、もう当然ながら、このコロナ禍の中で、市税の減収が見込まれると。非常にありがたい財源で、30%を返戻費、事務手数料を引いても、ほぼ50%は当市にいただける財源です。これは八幡浜市で言うと5億5,000万以上ですよね。それが自主財源に変わるんですよ。 そういったことを、看過はしていないとは思うんだけど、これから先につなげて、八幡浜市に追いつく追い越すというような熱い思いを持ってやっていただきたいと思います。 これももう答弁を求めませんので、どうぞよろしくお願いします。ほいで、6月8日に市長が子供に、高校生、高校生まちづくり課、30名の第4期生を迎えられています。このコメントは非常にすばらしい。そういうふうな熱いものを高校生は持っておるんですよ。だけん、高校生と行政と共に、今そういうふうなことを商品開発しようとする企画があるんでしょう。だからそういうことを、やはり職員が熱い思いを持ってもらう。当然ながら我々も提案する。所管だけではなく、横で全部が言えるようにしていただきたい。アイデアを全部吸収してくださいね。 最後になりましたが、我々の任期ももうあと残り僅かです。当然、私自身も、先日役員会を開いて、再選4期目を目指すということで今から準備に入ります。もう既に準備に入られている議員さんもいますが、市長、簡単に。 出馬されるのかされないのか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 3月議会でも複数の議員さんに質問をいただきまして、そのときにお答えしたのが、前向きではもちろん考えているけれども、後援会、支援者の皆様方と相談していきたい、そういった中で表明をしていきたいというお話をさせていただきました。 3月議会以降、4月、5月と、第4波の中でなかなかそれが進んでないのも現実でございます。今後早急にそれらを進めて、しかるべきタイミングで、しっかりお話をできたらと思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 赤松孝寛君。 ◆12番議員(赤松孝寛君) 質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 以上で、赤松孝寛君の質問を終わります。 次に、武田元介君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 自由民主党至誠会の武田でございます。 通告に基づきまして、一問一答にて御質問いたしますので、なるべく短めの御答弁をお願いします。ついつい質問が長うなりまして、御迷惑をおかけするので、改めて簡略なる御答弁をお願いをして、質問に入ります。 まずは、コロナウイルス感染拡大に立ち向かわれておられます医療現場、そして福祉行政のスタッフの皆さん等々、御尽力に感謝を申し上げたいと思います。 そして、運悪くと申しましょうか、コロナウイルスに感染されて、今重大な危機におられる方、あるいは家族がいろんな現場に出られているから、感染の恐怖からなかなか逃れられない中、懸命に御努力をなさっている全国民に対して、一緒に頑張ろうというようなお声がけをしたいと思います。 青年会議所時代に受けた経営セミナーでないんですけれども、経営者に必要な5つのションというのを思い出しました。ちょっとキリスト教的な冒頭は表現になるんですけれども、ミッション、そしてビジョン、パッション、デシジョン、そしてアクション。 1番バッターの赤松議員の御質問の中にもありましたけれども、やはりどれだけの使命感を持って仕事に当たっているか、そういうことが一番大切だと思います。 当然、市長に手を挙げられたり、行政マンとして活躍をしようと頑張ろうと思われている職員の皆さんは、強烈な使命感はお持ちだと思います。 では、次のビジョンはどうかということです。ましてやパッション、本当に維持できているか。選挙前や選挙のときだけ、あるいは公務員試験を目指して頑張っているときだけ、そんなのだったらやめてしまえばいい。市長に言っているのではないです。 特に職員の方、情熱を持って、市役所の門を、ここで働こうと思って入られたはずです。その使命感、そして情熱を持ち続けてほしいと思います。 残念ながら、使命感を持ち、情熱を持って、この市役所の職員になられた皆さんが、どうも力を発揮できていない。今回のコロナウイルス感染対策についても、ワクチン接種という、今まで前例のない戦いについても、極めて力の弱い、こんなものなのという期待を裏切るような組織でありましたので、あえて冒頭に、そのことを指摘させていただきたいと思います。 ぜひ、5つのションというのを思い浮かべ、御自分の仕事を見直していただきたいと思います。 3月議会でも既に触れました、ワクチン接種。電話なんかで受けていたら大変ですよと、こういうことは公明党の議員の方もおっしゃっていました。全国で懸念が示されて、これは絶対無理ですよ。考えてもみてください。2万8,000人が20本の電話にかけるんですよ。これでオーケーと思うほうがおかしい。 このワクチン接種というのは肝ですよ。イスラエル、英国の例を出しました。完全にとは言えません。何かインド株が感染力が1.8倍というんで、2回接種していないと感染が広がる。つまり、接種率が半分に来ても、その残りの半分の方の感染者が1.8倍の感染率でもって陽性者の増大を生んでいるからであります。 このことが捉えられたのが数日前の報道であります。5月末までは、英国はどんどん減っていますよと、1日の死亡者は数名ですよ。感染者も極めて減少している、20分の1とか10分の1に減っているということでございました。 その後、また変異株の影響があってということなのでありますけれども、宇和島ではどんなビジョンを持って進められたかということ、そのあたりをお尋ねします。 まん延防止等重点措置は、言わば守りの戦いでありました。これからのワクチン接種は、攻めの戦いです。戦いといえば、私は戦史に決して詳しいわけではないのですけれども、よく言われていることです。大東亜戦争、日本軍が負けた理由に、間違いを認識しても自己否定できず、自己改革する勇気がなかったことがあると言われています。 今回のコロナウイルスとの戦いの中で、自分たちの間違いを間違いと認めずに過ごしてきた数日というのはなかったでしょうか。 議員が積極的に働きかけなかったという発言をされた方もおられますが、私は2月からワクチン接種が肝だ、接種予約はこうしてほしいということを伝えておりました。それを全く無視して進められていた。あえてここで私が申し上げたやつ、細かく聞いてまいります。 ネット予約が6月1日からしかできないと分かったのはいつか。 そしてそのことで、予約体制の変更を考えたのかどうか、伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 結果としまして、6月1日と判明したのは4月上旬ということになります。その時点で予約は5月10日から開始ということにコールセンターでさせていただいたわけでございますが、結果としてワクチンの供給の見通しが立ったことでありますとか、できるだけ早く市民の接種を進めるとの考え方から、コールセンターだけの予約受付ではございましたが、予約を受け付けたというところでございます。 結果として御迷惑を大変おかけしておりますということに対しては、大変申し訳なく思っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 結果としてという言葉をいまだに使われますか。 想定していませんでしたか。4月16日にネット予約ができないということ。 全く想像力がない。想像力に欠けています。 2万8,000人対象の接種予約を一度に受ける電話回線として20本が適当という判断はどこでなされましたか。伊手保健福祉部長。聞いたことだけ答えてください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 20本が適当という判断でございますが、実際に、市の回線、臨時回線を増設したということでございますが、全ての回線を、これ以上増やした場合に市役所の回線に不具合が生じるということがございましたので、結果として、この回線数になったというところでございます。以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 市役所の回線を使わなくても、かけ放題の携帯電話を短期で予約したら幾らでも受付電話増やせるではないですか。やれない理由をここで尋ねているのではありません。おかしいですよ。 次、5月10日接種予約が始まった際に、接種枠は幾つ予定していましたか、2万8,000だったか、幾らだったか、具体的な数字を挙げていただきたい。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 予約の開始時点は約1万3,500人でございました。その後、予約数に応じて随時接種枠の拡大をする対応を行ってきたところです。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 1万3,500。それで予約を進めようというのが私には分からない。その1万3,500の決定の根拠は何か。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 その数といたしましては、医療機関との協議によりまして可能な人数を算出したものでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 医療機関との協議の証拠を見せてほしいというふうに度々お願いしております。全然出てきません。これは医師会の名誉、あるいは各開業医さん、ワクチン接種を引き受けていただいた各医療機関の名誉にも関わることです。ここで言えなくても結構です。後日必ず示していただきたいと思います。 次に、ワクチン接種については、ワクチンがなきゃ打てないわけですから、ワクチンがいつ来るかというのは重大ですよ。だけど、もう3月頃には、6月末までに1回目は打たせるというようなことは言われていました。国が、都合のいいことは国がこうなのでというふうに、やれない。だけど、自分たちが、やらなきゃならないことをできないときには、明確にワクチンの出荷予定が示されていなかったというんですか。 明確ではなくても国は6月1日までに送りますよ、1回分は。そういう連絡が来ていたと思うんですが、報道されているから。来ていませんか、来ていましたか、伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 文書的なものは国から来ておりました。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) その文書を無視されたということですね、伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 無視と申しますか、あくまで見通しということでございまして、やはり具体的な接種のワクチン量がいつ、どれくらい来るかというのが明確にならないと、なかなか細部までの詰めが難しかったというところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) いや、細部までの詰めという話ではないです。接種対象が2万8,000を超えているわけです。それで半分しか接種枠を準備せずに平気だという想像力のことを言っているんですよ。ワクチンは送りますと言っているんだから、半分でオーケーと進むのはおかしいでしょうと言っているんです。これ答弁は要りません。 文書は来ていたのに、そのことは十分に考慮されずに接種枠がつくられたということですね。 次、報道によると、4月下旬に、7月末までにワクチン接種を終えてほしいという連絡が国から各自治体にあったというふうに言います。つまりワクチンは7月の末までに、必要数提供するということが前提でないとそんなこと言わないんですよ、国は。たたかれますからね。 今オリンピックやるとかパラリンピックやるとか、そういうことでも、下手に意見言ったらたたかれますから。懸命に練習しているアスリートさえ、発言に注意しないとたたかれてしまうんですよ。 だから、ワクチン接種、送りますよと言っていて、足りなかったらとんでもなくたたかれるわけですよ。根拠があって言っているんですよ。その情報というのはどういうふうに扱われたんですか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 その情報に基づきまして、まずは接種枠の拡大ということで、宇和島医師会のほうに協力をお願いしたというところがございます。 5月上旬にそのことについて県から照会があったわけでございますが、当初本市としましては8月末と、接種完了時期をしておりましたけれども、医療従事者の派遣を条件として7月末の完了に変更するというふうな回答しておりますし、そういう判断をしたところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) ちょっと話がどうも合わないですね。医師会、医療機関との調整という中で、1万3,500の枠をつくられました。そのときに、アンケートという言葉も使われて、医療機関からどれぐらいの接種なら可能だということを集計した結果、1万何がしだったということだったと記憶しています。 そして、そのアンケートというのはどういうアンケートですかとお尋ねしていますが、それも出てきておりません。 ある医療機関は、6回分、つまり薄める前の1本です。それだけしか届かない。うちは患者さんがたくさんいて、高齢者も、そして基礎疾患のある方もおられるから、来たら幾らでも打つのにこんだけしか来ないんよと患者さんに言われたそうです。これは又聞きです、伝聞です。 私が直接聞いた話、打てと言われたら幾らでも打ちますよ、だって、連休中もずっとコロナ関連で仕事していましたもん。医療関係の方というのはそんなんですよ。やっていただけるんですよ。何か僕、協議が密で、連絡が密だったのか、全く分からない。 4月30日、河野規制改革担当大臣は記者会見で、全ての高齢者が2回接種できるワクチンを6月末までに配分する市区町村別の計画を通知したと記者会見で明らかにしています。 確実な数が分かるので、接種の予約も積極的に取れるようになると、4月30日に言っているんです。 宇和島、予約開始5月10日ですよ。2万8,000人に対して20本の電話で予約受け付けようとした予約スタートが。宇和島では、65歳以上の方、8月末までということでよろしいんですか。これ通告には細かく書いていますが、65歳以上のワクチン接種をいつまでに終える計画を立てていたかということを通告に書いていますが、これは先ほど言われた8月末までの想定でいたんですか、その段階でも。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 当初8月末ということで考えていたところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 私が尋ねたのは、当初はそれだけれども、4月30日に河野規制改革担当大臣がこういうコメントをした、そして5月10日の予約受付スタートまでの時間があった。そのどのタイミングでも見直しはなされなかったんですね。8月末までということですか。いかがですか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 当初、医療機関等へ協議が調いましたワクチン量は月1万人分程度でございました。 そこで予約を開始したわけですけれども、予約の進行状況と並行しまして、協議を随時重ねておりまして、現時点では月に2万人程度の枠の確保ということになっておりますので、当初の見込みは確かにそういうことでありましたが、並行して、そのあたりがはっきりとしていなかったところもありまして、そういう予約の受付開始になったということでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 現状どうなっているかを尋ねたいんですよ。4月30日の河野大臣のコメントの後、つまり正確に市町村別の計画を通知した後、5月10日までの間に見直しはなかったんですかと尋ねていますよ。なぜ違うこと答えるんですか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 5月10日までには、明確な詰めの作業というのが正直できなかったというところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 私は3月議会で、ワクチンの供給量、あるいはシリンジ、注射器の1本のアンプルから、5回打てるか、6回打てるか、7回分取れるか、そういう変動に対して、対応できるシステムにしてくださいとお願いしていましたよ。それを無視されたんですね。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 決して無視ということではないんですけれども、実際にそのワクチンの、河野大臣の発言以降のワクチンの供給量が市に示されたのが、6月28日の週までに約3万3,000人分ということがございましたので、そのあたりをやはり見据えながら、具体的な計画を練ってきたというところです。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 何を見据えたのか分からないんですけれども、こういう始末ですわ。本当に。あえて始末と言います。これ大変ですよ。 先ほど、赤松議員が愛媛新聞の記事に触れられまして、ちょっと議会中にもかかわらずですね、ちょっと抜けてその情報に触れたんですけれども、そういう始末ですよ。 赤松議員はとても温かいですから、おまえ言えよと言われてはいないですけれども、そう考えて言ってしまいます。 愛媛県内で16番目ですよ、上から。接種率。これなんですよ。僕、勝負だと言ったんですよ、自治体の力試しですと、これは。打ったら打つほどワクチン来るんですよ。 ちょっと飛ばして、今週末から宇和島でも集団接種が始まります。その予約枠というのは、現実に空きはあるのかどうか、お尋ねしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 合計で6回接種、1回目するわけですけれども、最初の2回はほぼほぼ予約で埋まっておりますが、残りの4回はまだまだ予約がある状況でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) では、かかりつけ医さんの予約枠というのは、現状でまだ空いているところがあるんでしょうか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 6医療機関程度空いているというふうに把握をしているところでございます。 ◆10番議員(武田元介君) もう一度お願いします。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 6医療機関程度空いているというふうに把握しているところです。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 6つは空いているということですね。特に集団接種については、6回のうち2回しか詰まっていないということですよね。 全国各地では、大学であったり、企業がその企業にお勤めの方の家族も含めて接種を積極的にしていこうという職域接種が始まっています。そういうこともあるんですけれども、宇和島の場合は、1,000人確保できる企業はありませんよね。そうするとどうかということ、市役所ぐらいか、家族入れれば。 そういう状態で、そのスピードを早めようとしたら、どういうふうにしなければならないかという切り口でちょっと尋ねます。 商工会議所、あるいは商工会、農協、漁協など、中小零細の事業者が共同して1,000人確保すれば、こういう職域接種ということは可能だと聞いたんですが、そういうおつもりはあるかどうか、伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 今回の職域接種につきましては、国のほうに直接、事業者が、接種会場でありますとか環境を整えて申請をするという仕組みになっております。 仮に本市に対しまして、今ほど申しました商工会議所等々が共同して接種体制を確立し、国に申請をするという具体的な動きがあるようであれば、可能な範囲において支援を行っていきたいと考えているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 可能な限り支援ではなくて、オーケーを取れたわけでしょう。県に尋ねたら。違うんですかね。正式には尋ねられていないのかな、ちょっと分からないけれども。私はちょっとそういうふうに聞いたんですけれども。 観光で食べている地域、いわゆる観光客が多い、観光客を今後受入れなきゃならんという地域などは、一つの企業で1,000人ではなくて、観光関連のホテル、旅館、あるいはタクシー運転士さん、いっぱいタクシー会社があります。その方々が一緒になって、職域接種、オーケーになっていますよね。そういう事例を知っていますよね。 だったら、商工会、商工会議所、農協、漁協から言ってこないではなくて、こうすりゃできますよというふうに動くのが情熱ではないですか。これも答弁は要りません。 次、接種予約受付混乱の原因と対策を問う。あえて言います。接種券を送ったのが悪かったように、赤松議員の答弁で言われました。接種券を一度に送ったから混乱したんですか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 接種券を一度に送ったことも混乱の一つの要因だとは思っておりますが、接種券を送った後に、一度に予約を開始したというところがやはり大きい要因であったろうというふうに思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) そうなんですよ。 接種券を送ったのは問題ではないのですよ。手間はかからないんですよ。後でちょっと変なことするなという事実を皆さんにお知らせしますけれども、またおかしなことやってくれますよ。とんでもないですよ。 ちょっと急ぎましょう。 接種現場で問題は発生しているか、いないかという点、把握している範囲でお願いしたいと思います。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 5月24日から始まっておりますけれども、接種の現場から問題が発生しているという報告は受けていないところでございます。 またワクチンロスへの対応ということについても現状としてはできているというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 先回りして答えていただいてありがとうございます。それぐらい機転が利くと本当にありがたいですね。 2万5,000人の接種予約が完了していて、高齢者施設におられる方も含めればということを御報告受けたんですけれども、次は64歳以下、あるいは基礎疾患のある方というようなくくりの接種の優先順位が来るような立てつけでスタートしたワクチン接種でございます。 この一般接種と呼ばせてもらいますが、一般接種に向けて、スムーズな予約受付、接種のために何をどう変えるか。もうネット予約できるから、特に問題が発生していないから大丈夫ですよという気でいるのかどうか、そのあたりのコメントでお答えを、伊手保健福祉部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) まずはインターネット予約が非常につながりやすいということがありますので、そちらのほうを積極的に利用していただくという案内は再度させていただきたいと思います。 さらに、これまでコールセンターにつきましては、この期間臨時の増設ということで対応しておりましたが、今後は常時の回線確保ということで、そちらのほうも、常時回線確保ということで対応していきたいというふうに考えているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) ネット予約というのはとんでもなく便利なんですよ。サーバーの容量にもよるかもしれませんけれども、松山市なんかは、対象者15万幾人ですよ。1日目で5万数千人予約完了、2日目で7万数千人予約完了、2日目で半分終わっているんですよ。だから、ネット予約というふうにお願いしていたんです。 私、ここまで言ってるんですよ。宇和島独自でやることないから、どこか成功して早くやれるところに乗っかって、システムを組んで導入したほうがいいですよ。言葉はこのとおりではないかもしれませんけれども、そういうことまでお願いしていますよ。それも無視された。1議員の言うことなんかいいんだろうと思います。 続けていきます。大阪府保険医協会のアンケートというのはちょっとどうかな、ここでも、アンケートの結果からちょっと尋ねてみましょうか。 予約受付の混乱というのが最も多かったというふうに大阪府保険医協会のアンケート、ワクチン接種については示されています。次が日常診療との調整ということです。その次がキャンセルへの対応ということなのです。キャンセルへの対応はうまくできているというふうにお聞きしたのですけれども、1番目の予約受付の混乱というのはやはり、それに対する対処というのをしてさしあげないと困るんです。宇和島は予約受付が、宇和島市がやってということで、ほかでは個別の医療機関が予約受付までするところがありますので、そこと同列にこのアンケート結果というのは見られないのですけれども、やはり予約受付がボトルネックになるのは、今、もう走り始めた後も明らかなんです。だから、この市で何とか対処できる部分は確実に対処をしないと、64歳以下の予約受付が始まるに際して、十分な考慮、配慮というのをしていただきたいと思います。各地で事例が出ていますから。地域でセパレートしたり、年齢でセパレートしたりして。要は電話がつながらないとかネットが遅いとかというのがもしあったら、それがストレスになるんです。だけれども、考えてみてください。90歳以上の方の受付を今週はします、来週は85歳以上ですというセパレートがあって、それを市民に告知していたら、お知らせしていたら、僕らはまだやけれども、お年寄りから順番やけんということになります。そんな想像力もなかったということをまた改めて指摘して、次に行きます。 現場の問題の解決といえば、埼玉県の戸田市。これは報道ベースで取りまとめをしたアクシデント事例というのを市がやって、医療機関でのアクシデント事例というのを市が取りまとめて、それを各医療機関に、小さな個人病院も含めて、医療機関に配信をして、こういうことに気をつけなければならないなというノウハウの共有というのを努めているんです。今、報道ベースでいろいろな情報が集まっているんです。その報道ベースでいろいろな情報を集めたのを集約して各医療機関に回せば、ミスはかなり防げると思いますが、こういうことはお考えではないですか、伊手保健福祉部長。 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 今まで正直、そこまで検討に至っていないわけでございますが、今ほどそういう御紹介もいただきましたので、全国の先進事例がどういうのがあるかも含めまして、今後研究していきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 戸田市の例はもうPDFで出ていますので、ぜひ御参考になさってください。 次です。11月までに一般接種が終了するというようなことが菅総理のほうから出されております。全く無理な目標ではないというふうに私なんかは思うのです。供給がなぜならあるからです。重症者を重症病床に受け入れて、その方々の看護、あるいは感染者を感染症病棟に受け入れて看護するよりも、ずっとこのワクチン接種のほうが簡単に進められるからです。打ち手を確保していけば、これは確実に、4月17日、菅総理とファイザー社のブーラ氏の直接会談で、9月末までに全国民が接種できるだけのワクチン供給を受けるということで約束しているわけです。だから、打つ計画を立てればいいんです。河野太郎さん、打ちゃ打つほど送りますともう3月から言っているんですから。宇和島一番になってくださいと僕、お願いしたではないですか。今からでもいいので頑張っていきましょう。 次、「一人でも多く、一日でも早く」というビジョンを持っていたかという質問を最後にさせていただきたいと思います。そういう意識は所管にはございましたか。まず保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 意識があったかということで言われますと、当然意識はあったものと考えておりますが、やはり今回のワクチン接種が大規模なものということで、非常に初めてのことということがありました。そういうこともありまして、非常に市民の皆様方に御迷惑をかけてしまったということがございましたので、非常に反省をしているというところでございます。 以上です。 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) どこの自治体も初めてです。世界各国初めてです。違いますか。初めては言い訳でしかない。よその事例をいろいろ報道ベースでも読み込めば工夫できるんです。各地に議員さんが散らばっている、ある党の新聞を私、購読しています。すごいです、情報量。特定の政党の名前は出しませんけれども、情報は幾らでも入るんです。ぜひそういう情熱をいま一度持ってほしい。岡原市長、いかがですか。一日でも、一人でも多くという意識。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。私ももちろんそのような考えでございますし、今回、予約の段階で多大なる御迷惑をおかけしたは本当にこの場をお借りいたしまして、おわびを申し上げたいと思います。今後、ここで得た教訓というものをさらに生かしながら、さらに情熱を持って対応していきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) お願いします。嫌みの一つも言いたいんですけれども、あまり言うと、武田何考えとるんやろうということになりますので、ちょっと慎重に。 64歳以下の接種、具体的にお話を聞かせてください。私の考えでは、もう既に伊手部長などにはお伝えしていますが、消防署員は済みですよね。救急隊員ももう接種されています。例えば愛媛県警の所属の警察官、宇和島の方は打ってさしあげたらどうか、優先で。あるいは保健師さん、高齢者と接する方。その対象が皆さんワクチン接種を受けられた方ばかりではない、そういう方。あるいは保育士さん、幼稚園の教諭、小・中学校の教諭、事務職員等、こちらは優先接種の対象になるのかということを通告しておりましたら、プレスリリースの予定ということで、それと一緒に来たのが、次の接種対象者への接種を進めるというようなことで、市独自の優先、学校教職員等約1,180人という書類を回していただきました。確かにいいことなんですけれども、私の質問、何だったのかなと思ったりします。 では、もっと尋ねましょう。今ほどの保育士さんや小・中学校の先生はよしとして、県立高校の先生はなしですか。県教委で、県職だからですか。宇和島で宇和島の子供たちを預かっていただいている県の県立高校の先生、どういうふうになるんですか。例えば細かいところを言えば、社会福祉事業所の通所の職員であったり、訪問型サービスの従事者であったり、そういう方は優先接種に入りますか。 山口県光市、妊娠の12週以降の妊婦やその家族は御希望があれば打たれますかという投げかけをされています。医学的な知識が十分にありませんから、そういう方に優先して接種さしあげるのが適切かどうかの判断はここで申し上げません。次に言う事例も含めて。だけれども、そういうことを発信されているんです。 総社市の片岡市長、6月3日、7月には市内の小・中学生約2,700人にワクチン接種を学校での集団接種で実施することを発表しました。かなりの反対もあったようで、伊手保健福祉部長は、各地で混乱というふうにおっしゃいましたけれども、片岡市長、精いっぱいに市民のことをイメージして、意思表示されたのではないのですか。よしあしは分かりません。12歳以上打ってもらうのがいいかどうか、私は分からない。だけれども、それが冒頭に申し上げた、5つのションをお持ちだからこういう発信をしたのではないかと思うのです。子供の接種完了は各家庭を明るくすると片岡市長、申されました。打っていいかどうかは分からない。でも、この意欲は買いたいと僕は思うんです。優先接種、どのあたりがなりますか、保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 優先接種としまして、昨日、議員の皆様方に送らせていただいたところも含めてのお答えでよろしいでしょうか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 65歳以上の高齢者のワクチン接種につきまして7月末完了のめどが立ったということがございますので、次の段階として、国が優先接種と位置づける基礎疾患のある方、また、高齢者福祉施設等の従事者、さらに市独自の判断ではございますが、クラスターの発生予防及び未就学児や児童・生徒の感染リスクを抑えるためということで、保育園や小・中学校等の教職員等についても優先して接種をしてまいるということでございます。それ以外で、県立高校でありますとか警察官という方々につきましても、当然優先の順位には入ってこようかと思いますが、そちらにつきましてはまだ調整が整っていないということもございますので、検討しているというところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 検討は構わないんですけれども、検討、検討で皆さん終わって、例えばネット予約が2万8,000人対象者のうち2万人ほど予約が終わった後、ネット予約が始まりましたみたいなことにならないように迅速な対応をお願いしたいと思います。 次にまいります。政府の教育再生実行会議が3日にまとめた第12次提言には、新型コロナウイルス下でクローズアップされた教育のキーワードが列挙されました。これはちょっと読んでしまいます。難しい文章です。オンライン事業、少人数学級など、いずれも、以前から教育改革、こういうことが必要ですよねというふうに言われてきたことです。言われてきたんだけれども、なかなか進展しなかったということでございました。それが今回のコロナの危機で、皆さん、子供さんが、今、GIGAスクール構想によって配布されたタブレットを持って帰っていますよね。それが一気に進んだように、今まで進展が見られなかったテーマがぼーんと進んだ。35人学級の実現もそうです。これは中学まで広がるかもしれませんし、こういうのが進んだんです。これは本当に必要に迫られた教育改革と言えると思うんです。その対応はしていただくと思うんですが、もう一つ、宇和島の必要に迫られた危機というのがございます。年齢別の人口値を見ます。宇和島でどんな人口構成か。60歳から75歳まで、1歳当たり1,000人を超える人口です。22歳から33歳まで、各年齢500人以下で400人台です。いわゆる支え手不足、働き手不足という実態がここでも見えます。18歳で進学や就職で子供が外へ出るといいます。18歳までの年齢を見てみましょう。18歳までの各年齢、500人台。7歳以下の学年は、500人以下です。3歳から下は、400人切って300人台、0歳児は何と驚愕の289人(5月31日現在)でございます。 つまり、私が次にお尋ねしようとしている、宇和島南中等教育学校だけでなく、宇和島南中等教育学校は特にでありますが、今の7歳以下の学年が、南中あるいは市立の中学校に入る頃には、現在の定員ですと、3人に1人が南中に入るんです。そういう時代になります。そして0歳児は2人に1人、南中に行かなければならないというぐらい子供の数は減っているんです。その危機感は共有していると思うんですけれども、本当に大変なんだということを、こういう数字を基に県のほうへ投げかけていかなければならないと思います。 そして一方で、定員割れに追い込んでいるんです、南中を。市立の中学校の先生方が頑張って、魅力ある学校だったら南中へ行かずに来るわけです、運動部も含めて。勉強も含めて、文化部も含めて、あるいは地域とのつながりも含めて。違いますか。そういう実態まで追い込んでいるんです。何とか県により強い働きかけをしていただきたいと思うのですが、どんな働きかけが、3月の代表質問への答弁以降、あったかをお尋ねしたいと思います。金瀬教育長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 3月の答弁の段階では、南予の近隣の教育長さんとも相談をしていくということを申し上げたと思うのですけれども、残念ながら、4月以降ちょっとなかなか動きにくくなってしまって、県のほうも、県立学校の振興計画の検討委員会がずっと繰延べになっております。そういう意味で、3月以降、目立った進展はないんですけれども、あれは1月でしたか、2月でしたかの県の協議会の場で、今議員お示しいただいた300人を切っていくというこういう状況の中で、宇和島市も6校の中学校を維持していくのがいいのかどうかという問題は必ず議論しなければいけない時期が間もなく来ますと。そのときに、南中等教育学校、県立の高校だけではなくて、中等教育学校がどうなっていくのかということとの兼ね合いを抜きに議論ができないので、ここも含めて、県立学校の振興計画の検討項目として入れてほしいということを申し上げております。ここからはこの後、具体的な議論になっていくんだというふうに認識しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) ありがとうございます。ぜひに、私らが行って発言をするような会議ではございませんので、ぜひに教育長、裁量がどこまであるか分かりませんけれども、ぜひにお願いをして、次に進みます。 学校がなくなったらどうなるかということ、前回もお尋ねをしました。過疎地から学校がなくなったらますます寂しくなる。そしてまた南中のお話と絡めますけれども、地域の祭りに子供たちがいなくなる。リーダーとは言いませんけれども、幾人か南中に行ってしまうと、地域の祭りの子供の数は、現住子供の数マイナス南中に行った子供たち。南中は残念ながら、ローカルの祭りのときに早仕舞いしたりしてくれません。そういう実態があります。だから、コミュニティというのを破壊してしまうようなおそれのある存在だと私は思ったりするんです。そのあたりいかがでしょうか。中学校の再編、あるいは南中等教育学校の在り方というのを、先ほど触れていただきましたけれども、そのあたりお話しいただいて次に進みたいと。金瀬教育長。 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 宇和島市ではこの2月に教育大綱というものを改定いたしまして、持続可能な地域をつくっていけるような、そのような人材を育てようというような大きな目標を立てています。そのために、地域の発展に直接関わっていくこと自体が自分たちにとっても、苦労はあるだろうけれども、やりがいであり、生きがいであると、そのように感じられるような担い手を地域全体で、オール宇和島で育てていこうと。そのために地域と学校が横に連携し、そして小学校、中学校、将来的には幼稚園、高校も連携させていきたいという気持ちはありますが、縦にもつないでいって、そういった形の中で、地域に対する思いと、それからいろいろな経験、価値観、技術を持った方たちとの協働によって盛り立てていくんだと、そういうような方向で進めていきましょうということを今申し上げております。 恐らく、県立中学という言い方が当たるかどうかは別としても、市立中学であれば、この地域のためにという意味では、より色濃い施策をいろいろ打っていけると思うんですけれども、県立中学になると、これを否定するつもりはありませんけれども、やはり見ている場所が広くなっていくと思いますので、そういう意味で中学生と小学生が地域のいろいろななりわいに関わることを通じて、僕が中学になったら、小学校のとき、あのお兄さん、お姉さんにしてもらったようなことを今度は自分がやるんだというような思いを持ってもらえるような取組をしていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) そのあたりは得意分野なのだろうと思いますので、ぜひに地道に地域とともに歩んでいただければと思います。任期がございますので、それ以降できるかどうかというのは、私も分からないんですけれども。 次に移ります。ヤングケアラーの実態調査を受けてということでまた再度させていただいております。先般、事前の打合せでお聞きしますと、宇和島市内で数人ということでございました。ところが、昨年12月から行われた全国の抽出調査の数字が三菱UFJリサーチ&コンサルティングというところがつくって、この数字が合っているとすれば、世話をしている家族がいると回答したのは中学2年生で5.7%です。20人に1人です。全日制高校は4.1%、定時制だと8.5、通信制高校だと11%なんです。通信制高校に通われている方、いろいろな事情があるんだろうけれども、11%の方は、世話が必要な御家族をお持ちだということなんです。そういう境遇をどうのということではなくて、それに宇和島では気づいてさしあげられるかなということなんです。2番にも述べていますけれども、ヤングケアラー、ヤングケアラーと言っていますけれども、こういう御家族を介護したり、御家族の世話をしたり、兄弟の世話をしたりというような、そういうことに単純化して見つけてくださいと言っているのではなくて、いろいろな、例えば今ほどの全日の高校と定時制と通信制の高校で明らかに数字の違いがございましたよね。だから、通信制高校に進学するという選択をしたこの家庭が、こういう方が10人に1人おられるんだというようなことなんです。つまり中学校でも、部活を急に辞めたとか、あるいは学校で眠そうだとか、あるいは学校に来られないとか、そういうのの背後に何かあるという目で見てほしいという投げかけがこのヤングケアラーというキーワードを使った私の投げかけです。3年前からしています。このあたりいかがでしょうか。宇和島の調査の実態と、どう市が動くかということと併せて、お答えいただきたいと思います。これは片山教育部長でよろしいですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。昨年の12月に全国調査が実施されましたけれども、当市としての個別の結果というものが公表されておりませんことから、実態把握のために市独自の調査を再度行いました。当初4月と思っておりましたが、コロナの関係で少し遅れて、6月初旬に実施したところでございます。 まず結果といたしましては、小・中学校合わせて4名が該当するという結果になりました。調査方法といたしましては、日々の子供たちに関わっている教員のほうから情報を集める形を取りましたので、児童・生徒の日々の生活の様子や児童・生徒を対象として学校で定期的に実施しているアンケート調査等を基に、総合的に判断したものとなってございます。 一方、先ほど来お話が出ております全国調査、これは各個人にスマホ等を用いてアンケートの方式でやられておりますので、そこの物差しの違いといいましょうか、認識の違いというのは若干起こってくるものだということも併せて申し上げておきます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 認識の違いというか、調査対象が違うんですけれども、先生方が見ているのと自分がどうしているというのは数字が全く乖離しているということなんです。だから、宇和島市の全数調査と言うけれども、小規模校の抽出調査だったんですかというぐらいの数字です、4名といったら。だから、そうではないんだという意識を再度持って、その子たちが相談しやすい体制づくりからまずは、そして、いろいろな支援を保健、福祉の観点からいろいろなサービスを受けられるんだというような投げかけをイメージしてもらうことを引き続きお願いしたいと思います。 次にまいります。環境への取組について。この4月、愛媛県海洋プラスチックごみ総合調査の結果が県より発表をされました。その内容について御承知かと思いますが、どのように宇和島市で受け止めているかということを市民環境部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。愛媛県海洋プラスチックごみ総合調査は、海洋プラスチックごみの削減に効果的な対策を講じていくため、海洋プラスチックごみの実態把握を目的とした県内7か所における漂流・漂着ごみの調査を実施したほか、陸域で発生したプラスチックごみが海岸に流れ着く過程についてのモニタリング調査を実施したものです。 宇和島市では、三浦半島下波大池地区海岸が調査地点となっており、調査地点の選定及び現地関係者との連絡調整に宇和島市も協力し、現地調査には生活環境課の職員2名も立ち会いました。この報告書によりますと、漂着ごみの量は、県内全地点ともにプラスチックが最も多く、東予、中予と比べ、南予が2倍から5倍程度多いとの結果が出ております。また、南予では発泡スチロールの割合が高く、宇和島市では発泡スチロール、漁具の割合が他の地域に比べ非常に高いものとなっております。 マイクロプラスチック調査においては、宇和海側では、他の海域と比べ約9倍となっております。宇和島市の調査地点では、漂着ごみに発泡スチロールが特に多く確認され、養殖用に使用されるブイなどの破片が多く漂着した可能性が指摘されております。この調査で漁業系のデータが明らかになったことは、衝撃的な内容であると受け止めております。 したがいまして、今後、効果的な施策の在り方についても検討してまいります。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) いろいろな数字が示されているんですけれども、本当にぜひ、このことについては、今後もお話を続けてまいりたいと思います。 例えば、マイクロプラスチック調査、海岸部、個数、南予の宇和海側はほかの5地点と比べ約9倍であるというようなデータがあったりします。本当に読むと、このままでいいんだろうかというふうに思ったりします。ただ、少しは県もというふうに思ったのが、回収方法の検討とか、回収費用の捻出とか、回収体制の構築とかという、当たり前のことなんですけれども、あえて文章にしてもらって、こういう取組が必要だということを明確に意思表示してくれたことなんです。本当に宇和海地区での漁具などを中心とした廃棄物の問題というのは、大きな環境負荷に今後なっていくだろうし、この基幹産業である漁業に大きく影響するのではないかと危機感を私は持っております。ぜひこのあたりは環境基本計画に生かしていただきたいと思うんですけれども、どういうふうに御活用いただくか、短めでお願いできますでしょうか。もう一つ大事な質問を残しております。 ○議長(福島朗伯君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) お答えをいたします。現在策定中の宇和島市環境基本計画においても、恵み豊かな宇和海を持続可能な形で将来世代に引き継いでいくため、海洋プラスチックごみへの対処は重要なテーマであると認識しております。環境基本計画に盛り込む具体的な内容につきましては、現在検討中ではございますが、回収した漂流・漂着ごみをスムーズに処理できるような体制の構築と、市民及び関係事業者の皆様に対する啓発活動、漁業用資材由来のプラスチックごみを根本的に減らすための対策が必要であると考えております。 当市におきましては、これまで市民の皆様に家庭から出るごみの適切な分別処理を呼びかけるとともに、個人やボランティアの皆様に御協力いただきながら、海岸清掃等による漂着ごみ対策に取り組んでまいりましたが、今後も水産関係者、漁業者の皆様に御協力をいただきながら、陸上、海上の各場面において発生抑制、流出対策を推進し、さらには各分野の責務や費用の捻出等についても検討してまいりたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 具体化する前にぜひ、いろいろな意見を漁業関係の方、お仕事なさっている方もおられますので議会のほうへも逐次御連絡をいただいて、決まった後の報告で御理解よろしくお願いしますみたいな、御理解のほどよろしくお願いしますという常套句をお使いにならないようにお願いをして次に移ります。 「市役所は活き活きと仕事の出来る組織へ変わっているか」ということであります。地方創生推進交付金、あえて申し上げることはないでしょう。令和3年度の予算は1,000億、各地の自治体がコンペでその1,000億を取り合うというふうな制度です。これも地域づくりのためにということです。8年目を迎えています。宇和島の実際はどうかというと、宇和島ではどれだけのものがあるか。宇和島は西予市の4分の1の交付金しか受け取っておりません。久万高原町の半分ほどしかお金は受け取っておりません。市独自の事業は1本だけなんです。県がやっている事業というのは2つほどあったりするんですけれども、それは県と一緒にやって、県が取ってきているというふうなイメージで私は見ております。こういうことを見ても、あまり活力がある組織のように思えないんですが、そのあたり市長、いかがでしょうか。 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。地方創生推進交付金の交付決定を受けるためには、通常とちょっとこう工夫とかいろいろ、それこそパッションを入れなければいけないのかなと思っているところでございますけれども、官民協働であるとか、また地域連携、さらには政策間の連携であるとか、そうした先導的な要素というものが必要である。さらには既存事業に対するそういった概念にとらわれない考え方というものを、やはり息吹を吹き込んでいかなければならないところでございますので、各担当課におきましてはなかなか提案がしにくい、その状況というものがこの交付決定になかなか至っていない現状であろうかと、そのように考えております。 ただ、これは重要なことでございますので、庁議について再度、周知徹底をするとともに、現在、シティープロモーションのワークショップ等々に若手の職員であるとか女性職員が入って、そのワークショップで様々な議論、課題、新たな価値観等々を洗い出しているところでございますので、そういった内容というものを各所管がまさに共有しながら、そういったこの交付金に向けて、取り組んでいく、そういった形というものを再度目指していきたいと、そのように考える次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 本交付金というのは、国は積極的に推奨しているんですけれども、申請しなくても特にペナルティがないのです。国に叱られるということはないのです。だから、こちらがどれだけ積極的に動くかということでございますので、ぜひ、いろいろな意見が出て、いろいろなプランが出て、それからどれを選ぼうというような組織に、ぜひに変えていただきたいと思います。いろいろなプランが出て、財政的に、あるいは余力がないからということで、各プランがぽしゃっているのかなと思っているのかなと思っていましたら、どうもそうではないらしいんです。例えば、お金がないんなら、企業のお金を当てにするということも制度上許されています。企業版ふるさと納税の活用ができているかという点もお尋ねしたいと思います。宇和島はゼロ件です。いかがでしょうか、岡原市長。 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。企業版ふるさと納税につきましては、制度改正が大きく令和2年度になされまして、損金算入と税額控除、最大で9割軽減されるという大変魅力的な制度に変わったと認識しております。当然に市としても、これらにはしっかり着手をしていきたい、現在この災害の復興パートナーとしてお務めいただいているRCFさんを通じまして、産業の6次化に対して寄附をしたいという、そういった企業等々の情報というものもいただいております。まだこれは走り始めようとしている段階ですので、これ以上の情報、十分ではないところでございますので、また様々な提案というものもいただきつつあるところでございますので、こういった制度というものを活用していきたい、そのように考えている次第でございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 武田元介君。 ◆10番議員(武田元介君) 引き続き活力ある組織に変えていただくような旗手になっていただくことをお願いをいたしまして質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(福島朗伯君) 以上で、武田元介君の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開をいたします。     午後0時03分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 ○副議長(武田元介君) 再開いたします。 休憩前に引き続き質問を行います。 それでは、坂尾 眞君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 日本共産党の坂尾 眞です。通告に従いまして質問を行います。 今日、ちょっと私、寒いので、皆さん着ていないけれども、私、このままさせていただきます。 まず、オリンピック・パラリンピックの開催についてです。 開催日がもう迫っています。一昨日の厚生労働省の統計ですけれども、国内で現在も3万人を超える人が治療を受けています。また、1万4,000人を超える人が過去今まで亡くなっています。世界でも380万人もの方が亡くなっています。そして今現在、変異ウイルスの危機、そして新たな感染拡大が危惧されています。 今月2日の衆議院の厚生労働委員会での政府分科会の尾身 茂会長が、五輪開催について、「今の状況でやるというのは普通はない、このパンデミックで」との発言が物議をかもしています。国民のまさに常識的な危惧、不安を無視して、菅自公政権は開催を強行しようとしています。オリンピック・パラリンピックの開催の是非は、感染症に対する科学的な判断を無視して国家権力が暴走する、日本の民主主義と権力を握る者の資質が問われていると私は考えます。 現在の国内、世界のコロナ禍の中で、オリンピック開催について市長はどのようにお考えなのか、お聞きしておきます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 東京オリンピック・パラリンピックの開催につきましては、様々な御意見があることをもちろん承知をしているところでございます。 そのような中、菅総理は、この新型コロナウイルス感染症拡大の対策、感染対策と両大会の開催、これを両立するというお考えというものを示されました。これらがどのような形でなされるのか、私は、やはり国、東京都、そしてIOCの動向というものにしっかり注視をしていきたい、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) そういう答弁でしょうけれども、政治の役割というのは、まず第1に、私は国民の命を守ることだと思います。そして暮らし、生業を守るということだと思います。国民の命をギャンブルにかけるような政治家、菅政権は、本当に私は一刻も早く退場を願っています。 次の質問に移ります。今回も原発問題について改めて質問いたします。 言うまでもなく、現在、自然災害、地震が多発し、原発への不安が深まっています。 私は先日、2014年、関西電力の大飯原発3・4号炉の運転差し止め、さらに2015年の大飯原発3・4号炉の再稼働差し止めの仮処分決定を下した樋口英明元判事が書かれた「私が原発を止めた理由」と題する本を読みました。この本ですが、非常に活字も大きいし、読みやすい本だと思います。一読する価値が十分にある本だと私は改めて感じました。多くの方にぜひ読んでいただきたい。 さて、この本で樋口氏が指摘した問題ですけれども、原発は稼働させてはならないと判断した根拠として、原発の耐震性、地震動の問題があります。一般住宅よりも低い、平凡な地震によってさえも原発は危険にさらされるというふうな主張でございます。 危機管理課長にお聞きしますけれども、伊方原発の耐震基準、地震動は何ガルに設定されているんでしょうか。お聞きします。 ○副議長(武田元介君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長(山下真嗣君) お答えいたします。 伊方発電所の基礎岩盤における基準地震動の最大値は650ガルと想定されております。 以上でございます。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 1995年の阪神・淡路大震災を契機として、2000年以降、日本でも地震観測網が整備され、データが蓄積されています。気象庁の地震観測データを見ると、山で起きた新潟県中越地震、2004年ですが、これはマグニチュード6.8、これが2,515ガル。東日本大震災、これは2011年ですが、マグニチュード9ですよね。これは2,933ガル。熊本地震、熊本城の石垣が崩壊した地震ですが、2016年、マグニチュード7.1、これが1,740ガルということでした。最高は岩手・宮城内陸地震、これが2008年、マグニチュード7.2で、4,022ガルということです。700ガル以上の地震は、観測を始めた20年間で30回を数えているとされています。原発が建設された当時、地震動に対する認識、知見が不十分であったということではないかと思いますが、これは脅威だと樋口氏は指摘しています。 ところで、住宅建築大手の三井ホームは、震度7に60回耐えた家として5,115ガルの耐震性をうたっています。住友林業は3,406ガルの耐震性を売り物にしています。この数字は、大きな鉄板の上に建てた家で実測された数字で、原発のコンピューターのシミュレーションによって推測された数字とは異なり、むしろ信頼性が高いと私は思います。 原発の耐震性は一般住宅よりも低いという事実に私は正直驚きました。岡原市長は御存じであったかもしれませんけれども、この事実に対してどのようにお考えか、岡原市長にお聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私も樋口氏、そんなによく存じ上げていないんですけれども、そういった主張をされているということは認識しているところでございます。 ただ、私の認識といたしましては、原子力発電所、これは原子力規制に基づきまして、建築基準法上で一般住宅の建築に求められる3倍以上のそういった強さ、耐えることのできるようなものを原発では造っていくものだと認識しておりますし、また、地震の揺れの大きさというものは、震源からの距離であるとか、また震源がどこにあるのか、また地盤が固いかどうか、震源域の広さであるとか、いろんなものから決められていくものでございますので、そういった意味で、立地条件によって異なるのではないかと、私はそのように考えている次第でございます。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) いわゆる原発推進派といいますか、電力会社を中心にして、そういう多面的な対応と言っていいのかどうか分かりませんけれども、科学技術論に追い込んでいって、正当性を主張するという議論が一般的なようです。 ただ、私はこの本の中で、2000年以降に観測網が整備され、そういう記録が蓄積されてきて、日本列島の地盤の上で原発を稼働させるということがいかに危険で、かつ愚かかということをこの本は指摘しているのではないでしょうか。 樋口さんは裁判官として、複雑多岐にわたる専門技術の問題ではなく、先ほど申しましたように、福島原発が示した現実の悲劇と取り返しがつかない国の存亡に関わる甚大な被害をもたらした原発事故に対して、理性と良識の問題として、人格権の問題として、判断をしたと述べられています。 私、今期の最後の議会の質問ですので、伊方原発を抱える宇和島市の首長として、改めてですけれども、伊方原発再稼働に対して市長の所見をお伺いしておきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 原子力発電所の安全性につきましては、それぞれの地理的要因を踏まえ、その中で原子力規制委員会というものが厳正なる基準の下に審査をしているものと私は認識しております。 ただ、言われるように、もし何かあったら、第1次産業を基幹産業としている当市におきましては、風評被害も含めて大変な被害に及ぶことが予想されることから、やはり規制委員会におきましては、最新の知見というものをしっかりと取り入れ、判断をしてほしいことと、またさらには、想定外という言葉は使わないように、様々な審査のやり方等も含めてそれらを実行に移していただきたい。また、電力会社におきましては、安全基準を徹底的に守って安全なる運転をしていただきたい、そのように考えている次第でございます。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 繰り返して恐縮なんですけれども、私がここで述べたいのは、原発に対する世界の動きや国内の世論の動きというのは、大きくさま変わりしてきたという認識です。 ここで、樋口さんが訴えたいことは大きく分けて3つあるんですけれども、その中で特に私が指摘したいのは、樋口さんが原発の裁判に携わる中で、私は原発の本当の危険性を知ってしまったと。知ってしまった以上これを皆さんに伝えるのが責任だと思っていますと述べられている点です。樋口さんは最後にキング牧師の言葉を巻末に引用されています。「究極の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、それに対する善人の沈黙である」「結局、我々は敵の言葉ではなく友人の沈黙を覚えているものなのだ」「問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める」という言葉を引用されています。 あえてお聞きします。この樋口さんの巻末の文章、キング牧師の言葉について、岡原市長はどのようにお考えですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) キング牧師の言われたことの意味であるとか、あの方が生きてきた背景というものは、詳細は私は分からないことでございますけれども、大変重みがあるというところでございますけれども、実際にこの原発に置き換える問題と、これをどうするかにつきましては、現実のものとして、今、代替エネルギーとしてそれらが十分にできていない状況の中で、これらはしっかり考えていかなければならない問題であるという現実があると私は認識しているところでございますので、今後、原発に対する考え方というものも、かつてに比べて大きく変化しつつあるところは、私も認識しているところでございますので、かつてのキング牧師の言葉というものがより響き、そういった時代になるのではないかと個人的には思うところでございます。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ありがとうございます。 原発は、国家権力、大企業の利権が絡む巨大な構築物です。市長が公に判断をされるということは、大きなリスクを伴うことは私も承知しています。しかし、先ほども言いましたけれども、世界の動きは大きく変化しています。 今、私たちは、このコロナ禍の中で自然災害の不安を抱え、そして医療、介護、雇用、子供の教育、年金問題など、暮らし向きに不安を抱えながら、しかし安心して暮らせるよい社会をつくるために、みんな努力していると思います。しかし、原発がもし過酷事故が起きれば、まさに私たちを取り巻いている職場、学校、地域社会、そして社会保障が、努力して勝ち取ってきた全てのものが覆されてしまう。それは福島が証明しているのではないでしょうか。 樋口元裁判長の著書は、原発は私たち一人ひとりの喉元に突きつけられた短剣だという危機感を持つことが必要だということを自覚させてくれた、非常に重要な大切な本だと私は思います。改めてぜひ皆さん御一読をお願いいたします。 さて、子供への支援問題について次に質問いたします。4点質問します。 私は幾度も、将来を担う子供たちの教育は、食育も含めてですけれども、本来は国の責任だと言ってきました。しかし、まだまだ国の施策は不十分で、身近にある地方自治体が補完しなければならない役割があると述べてきました。 子育て支援策について、県下の市町と比較して、宇和島市は、私は比較的優れていると一定評価をしています。しかし、このコロナ禍の中で、子供の貧困化対策が行政に改めて問われているのではないでしょうか。 そこで、まず第1に就学援助制度について質問します。 認定対象者の所得基準を平成29年度に1.3から1.4に引き上げました。しかし、児童・生徒数の減少など、全体で600人から650人台でこの間推移しています。比率でいいますと、全体の生徒数に対して12から13%です。対象になる児童の所得基準を1.4から1.5に引き上げてはどうかと私は思いますが、内子町や松野町では既に1.5にされています。岡原市長、いかがでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 議員御指摘のとおり、平成29年度に認定基準を1.4に引上げをさせていただいて、同年には、新入学の児童・生徒に対する学用品費についても前倒し支給というものをさせていただきました。平成30年度にはクラブ活動の費用等々も支給開始するなど、総合的にしっかりと必要とされる方々に届けていこうという方向性というものは打ち出しているところでございます。また、加えまして昨年度には、児童扶養手当の受給者、これを簡素化していこうという、そういった試みというものをしております。 議員御指摘の、1.4を1.5に上げるということにつきましても、これだけ飛び抜けて考えるというよりかは、全体で何ができるかというものをしっかり考えた上で、慎重に検討していきたいと考えている次第でございます。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 私がこういうことを言うのもなんですけれども、私は、選択権を広げておくということが必要なのではないかと思うんです。1.4が1.5になったからといって増えないかもしれない。だけれども、今、子育て世代の貧困化が進む中で選択することができるというのは、やっぱり僕は重要だと思うんです。ぜひ検討していただきたいと思います。 次に、市長も力を入れてこられた子ども食堂の問題について質問します。現状どのようになっているのか、保健福祉部長、お願いします。 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 本市におきましては現在、12団体の方々に子ども食堂を運営していただいておりまして、通常は月に1回程度、公民館等の場所において活動していただいているという状況にございます。 新型コロナウイルス感染対策期間中につきましては、感染拡大防止の観点から、一部活動を休止した団体もございましたが、多くの団体におきましては、通常のサービスを転換しまして、テークアウトでありますとかフードパントリー、いわゆる食材の配布でございますが、それらによる方法で活動を継続していただいたと伺っているところでございます。 コロナ禍が長期化した場合、社会的な孤独・孤立を助長することが懸念されるということもございますので、市としましても、今後も子供たちの居場所の確保のために、地域の感染状況も踏まえながらということではございますが、可能な限り子ども食堂については運営継続していただくよう、協力と支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 予算100万円でしたかね。100万円の予算、満額使われているかどうか確認をさせてください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) この補助制度でございますが、平成31年度から、県内でも早い段階で創設をしたものでございます。 初年度、平成31年度でございますが、開設補助団体が1団体、運営補助に3団体活用しておりまして、翌年度、令和2年度でございますが、運営補助団体は1団体ということになっております。金額につきましては、初年度が80万程度、令和2年度が100万円の予算でございましたが、実績としましては9万円ということになっております。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 市長、これ、100万円の予算ですけれども、満額使われないという現状についてどのように思われていますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私もこの前、日曜日に、住吉のもてころ食堂のほうに行きまして、公民館に入ることなく、手前でお弁当受渡しというところでございました。新型コロナを受けて、やっとこの子ども食堂の流れというものができつつある中で、大変寂しい思いをしたところでございます。 予算について、100万という金額というものをつけているところでございますけれども、それが実績として、昨年度ですか9万円ということは、どこか、この使い方であるとか、そういったことに何かがあるのかもしれないところでございますので、これは単なる子供さんたちに食事を提供するだけではなくて、子供の変化を見る絶好のチャンスでございますし、地域の交流拠点としても、様々な要素を持ち合わせている事業であると認識しておりますので、この部分については点検をしてみたいと思います。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 先ほど市長も、地域の子ども食堂が地域のコミュニティーの形成にも役立っているという指摘でした。 日本社会には、貧困は自己責任、生活保護は恥という偏見が根強く残っています。しかし、貧困問題は資本主義的経済活動の中で必然的に生み出されるもので、貧困は恥でもありません。ぜひ貧困へのこのあしき偏見をなくすために、コミュニティーとしての子ども食堂をより有効に活用していただけるような環境整備、また宣伝が必要ではないかと思います。ぜひ努力していただきたいと思います。市長、改めていかがですか。 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 先ほどの点検した上で、この流れというものを絶やすことなく、つなげていくことができたらと思いますので、努力を重ねたいと思います。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ありがとうございます。 3番目に、先日、新日本婦人の会の宇和島支部から、コロナ禍の下、児童・生徒の健康と学習権が守られるために、生理用品の配布と相談環境の整備を求める要望が出され、5月25日付で金瀬教育長の回答書が出されました。それを私、見せていただきました。その上での質問です。 この運動は、生理用品購入を我慢して子供の食べ物やおやつに回しているという叫びに、女性の貧困として当初NHKが報じました。このような貧困はもちろん重大問題ですけれども、全国のこの運動の取組の中で問題意識が高まり、貧困対策にとどまらず、生理用品無料化、ジェンダー平等を求める運動に発展しています。生理で萎縮する子供をなくし、性教育とジェンダー教育をどの子にも、また、貧困対策にとどまらず、トイレットペーパーのように生理用品が当たり前にある社会を、そして、保健室に取りに行くのではなく、トイレ個室に配置を求める運動に発展しています。 教育長は、トイレ個室への常設について検討するという、先ほどの回答でしたが、私も改めてトイレ個室への配置をお願いしたいと思うんですが、その検討の結果、その後どのようになっているかお聞きしたいと思います。これは教育部長ですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 まず、平時であれば基本的には各自で用意するものであるというふうには考えますけれども、様々な理由によって必要なときに用意できないお子さんのために、現在、市内の小・中学校では保健室等で準備をしておりまして、必要に応じて利用できることとなっております。 これを前提といたしまして、女子トイレ個室に適切な返却不要の生理用品をとの要望に対してでございますけれども、個室にあれば安心だという声がある一方で、本当に必要な児童・生徒の手に渡るのか、また、トイレの衛生面で問題はないのか等の意見もございまして、現段階で実現には至っておりません。 今ほど申し上げた懸案事項も含めて、トイレ個室への設置につきましては、引き続きの検討とさせていただきたいと存じます。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ここで新日本婦人の会の方々が要求しているのは、女性のトイレ個室に1個ずつ置けというわけではなくて、学校に常設したトイレを1か所設置してほしいと。保健室に取りに行けばいいじゃないかということですけれども、なかなか行きにくい方もいらっしゃる。そしてまた、衛生管理上とか、盗難のおそれがあるとかという危惧があるようですけれども、それは取られても、トイレットペーパーを持って帰る人もいるわけですから、それはそれでしようがないということで、これは生理ですから、生理現象に伴う女性への負担というか、それを軽減するためには、やはり学校1つ、施設1か所にそういう常設の場所を置いてもいいんじゃないかと思うんですが、改めて教育部長、お聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えします。 決して我々も個室に置くことを否定しているわけでもございません。学校側のニーズということも含めまして、引き続きの検討とさせていただけたらというふうに考えます。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひ早急に検討していただいて、回答していただきたいと思います。 それでは、4つ目ですけれども、済美保育園前の駐輪場の屋根の設置についてです。 これは、河川敷の床版の上に子供たちが通学用の自転車を置いているということです。しかし、屋根がないために、雨の日に大変な思いをしていると思います。何とか屋根をつけてやれないかという近所の方からの強い要望が寄せられています。これについて、これは建設部長でしょうか。お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 都市整備課のほうで管理しております宇和島駅周辺の駐輪場につきましては、天神町の駐輪場には屋根がございますが、御質問の済美保育園付近の駐輪場には屋根がなく、利用者の方々には御不便をおかけしているところでございます。 しかしながら、済美保育園付近の駐輪場は河川上に設置された床版を利用していることから、屋根の設置につきましては、構造上の課題や河川占用上の課題がありますので、近隣の駐輪場を含めた宇和島駅周辺の地区において、自転車活用の推進と利用者の方々の利便性の向上のために、対応のほうを検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 私も先日、部長にもちょっとお話ししたんですけれども、今、子供はヘルメットなんかを自転車の籠に置きっ放しにしたりなんかしているんですね。私らの時代には考えられなかったことなんですけれども、そういうことや、あそこがもう長い間、私が子供の時分からずっとああいう使い方をされていたと思うんですけれども、将来は、床版を取り除いて、別の場所に駐輪場を造るというような計画があるやに聞いていますけれども、いつ頃になるのか。建設部長、お聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) いつ頃というふうな時期について明言することはできませんが、全体を勘案して、利用者の利便性の向上のために検討してまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) これはいつ頃になるやら分からないんですね。10年後か、もっと先になるのではないかと思うんですが、市長にちょっとお聞きしますけれども、これはそんなに高い屋根ではなくて、簡易の屋根を私はつけるべきではないかと思うんですが、市長、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) パフィオの前の川を開ける方向性、そして並びの郵便局も自主的に移動されて、今、パフィオのテナントの一部に入れられている。その延長線上に自転車置場となっていて、私もあそこをよく通る中で、雨の日に大変だろうなというのは、本当は容易に想像でき得るところです。担当課とも話しているところでございますけれども、それを開けようとしているところに何かを造るというよりかは、早めに移動することができ、そこにしっかりとしたものができたらいいんじゃないかということも考えていますので、5年、10年とは言わずと、もっと早めにできることも含めて検討させていただけたらと思いますので、しばしお時間をいただけたらと思います。 以上でございます。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひ早急に検討していただいて、子供たちの利便を図っていただきたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。ドッグランについてです。 このドッグラン、私が議員になって初めての石橋市長に対する質問で、ドッグランを造ってくれと言った覚えがあって、ちょっと懐かしくなって、改めて今日させてもらいますが、コロナ禍の中で、飼い犬や猫に癒やされている方が大勢いらっしゃると思います。宇和島市では現状、津島やすらぎの里の下に1か所、しかも1区画だけです。大型犬や小型犬を同時に放すことができません。犬も、いつもリードにつながれていてはストレスがたまってくるのではないかと心配します。 やすらぎの里のドッグランの2区画への拡充と、旧宇和島市で大型犬と小型犬の仕切りのあるドッグランの設置の要望が多数出ています。私は高架下がいいのではないかと思っていますけれども、いかがでしょうか。これは市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 私もドッグランの問題には触れたことがございまして、それは平成25年に当選させていただいた市議会議員時代でございました。そのときには、今、坂尾議員が言われた、諸先輩方が既にドッグランについてはいろいろ汗を流されており、ある方においては、高架の下に何とかできないかという、その中で市で本格的に協議もなされているという、そういったことも聞いたことがございます。 ただ、国交省の考え方として、ドッグランを常設するのは大変厳しいという、大変高いハードルがあるという中で現在に至っておりまして、現在の諸条件の中にも大変厳しい、実現は難しいということを聞いているところでございますので、ドッグランについては、犬愛好家の方々が犬との癒やしの時間というもので、数多くのお声というものを聞いているところでございますので、高架下という価値観はなかなかなのかもしれませんけれども、頭にしっかり置いて考えていきたいと思います。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) できれば中心地近く、付近がいいんですけれども、廃校舎跡のグラウンドとか、とにかくどこかに造ってほしいという要望が出ております。これは担当はどうなるか分かりませんが、市長、改めて、廃校舎跡でも構わんということですので、いかが検討されますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) それらも含めて検討させていただきたいと思います。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 本当にぜひ実現してあげてください。 それでは、最後の質問に移ります。 毎議会質問しています同和行政についてですけれども、建設部長、改良住宅について報告をお願いいたします。
    ○副議長(武田元介君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 改良住宅及び地域改善向け住宅の滞納家賃は、令和3年5月末時点で88戸、3,045万1,533円となっております。前回報告いたしました令和3年2月末時点から比較すると、滞納世帯数は同数で、滞納額は37万3,000円の増となっております。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ありがとうございました。 それでは、住宅新築資金の滞納について、これは教育部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 住宅新築資金等貸付金の本年5月末現在での滞納額は、住宅新築、宅地取得、住宅改修を合わせまして、件数として66件、滞納額1億9,094万7,391円となってございます。前回3月定例会でお答えをいたしました令和3年2月末と比較をいたしまして、滞納件数は1件の減、滞納額は487万4,518円の減少となっております。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ありがとうございました。 これも本当に、2億円を切って、ちょっと一安心というところなんでしょうけれども、安心せずに、早急に減らしていただくことを私のほうから改めてお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(武田元介君) 以上で、坂尾 眞君の質問を終わります。 次に、我妻正三君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 公明党の我妻正三でございます。一般質問を行います。 まず初めに、がん患者が治療を受けながら就労や円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備や支援についてお伺いをいたしたいと思います。 5歳階級ごとに算出されます、がん年齢階級別罹患率を見てみますと、がんは年齢層によって罹患率が大きく異なってくるわけでございます。この多くのがんは高齢者ほど罹患率が高くなりますが、しかし、発生するがんによっては若年層で罹患率が高くなるがんもあると言われております。また、女性特有のがん、それから男性特有のがんもありますが、そのようなことから、日本人の2人に1人が生涯でがんにかかると言われております。また、3人に1人はがんで亡くなると、このようなことが言われている現在でございます。 平成30年3月の愛媛県がん対策推進計画には、1年間で、20歳から64歳までのうち約3,000人が罹患--これは愛媛県の地域が登録されている方ですけれども--の方のうち約670人ががんで死亡しております。また一方で、がん医療の進歩によりまして、全てのがんの5年相対生存率が65.8%と向上しているわけでございます。よって、がん患者、がん経験者の中にも、長期生存し、社会で活躍している方々も増加しつつございます。 そのようなことから、長期の治療が必要となってくるわけでございますけれども、そのために、就労を含む社会的な問題に直面しているがん患者とその家族への支援が求められているわけでございます。 ここで、まずお伺いしたいのは、本市での20歳から64歳までのうち、年間何名の方ががんに罹患し、亡くなっているのか、また、全てのがんの5年相対生存率をお伺いしたいと思います。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 本市での独自集計した数字はございませんけれども、愛媛県・全国がん登録罹患集計によりますと、平成29年ではございますが、本市のがん罹患者数は206名となっております。 また、死亡数と5年相対生存率につきましては、個人の特定につながる可能性があるということもございまして、県においても市町別の集計は行われておりません。今後、県の審議会におきまして、個人が特定されない形で公表が可能かどうかも含めまして検討されるというふうに聞いているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 亡くなる方が年間206名ということですけれども、個人情報等がありますから、5年生存率等はなかなか言えないということでございますけれども、これは医学の進歩で増加していることは間違いないと、このように思っていますけれども、今回、厚生労働省は、第1期がん対策推進法の基本計画では、がん診療連携拠点病院の整備、また緩和ケア提供体制の強化及び地域がん登録の充実が図られました。第2期の基本計画では、小児がん、また、がん教育及びがん患者の就労を含めた社会的な問題等について取り組むこととされています。 しかし、がん対策において取組が遅れている分野もございます。その取組の一層の強化を図るために、平成27年にがん対策加速化プランが策定をされております。平成28年には改正がん対策基本法の成立により、その結果、法の理念の第2条に、「がん患者が尊厳を保持しつつ、安心して暮らすことのできる社会の構築を目指し、がん患者が、その置かれている状況に応じ、適切ながん医療のみならず、福祉的支援、教育的支援その他の必要な支援を受けることができるようにするとともに、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること」ということがここで追加をされているわけでございます。 よって、国や地方公共団体は、医療・福祉資源を有効に活用して、国民の視点に立ったがん対策の実施をすることが求められるようになってきているわけでございますけれども、愛媛県がん対策推進計画にも、がんになってもお互いに支え合い、安心して暮らしていける地域社会の実現を目指すと、このようになっています。とりわけ福祉的支援と教育的支援など必要な支援を受けることができるところにあるんですけれども、まず福祉的支援について、県の方針に基づき、県下では7市町が若年がん患者在宅療養支援事業を今行っているわけですけれども、お伺いしたいのは、本市においても若年がん患者在宅療養支援事業を行っています。その事業の概要をまず少し教えていただきたいと思います。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 この事業につきましては愛媛県の補助事業となりますが、がん患者が県内のどの市町においても同じサービスが受けられるように、令和2年度に創設されたものでございます。 対象年齢としましては、20歳以上39歳までということになっておりますが、これら若年患者の方々が住み慣れた自宅での生活を希望された場合、必要なサービス、例えば訪問介護等々でございますが、それらを利用しながら日常生活が送れるように、サービス利用料の一部を助成するもので、本市におきましては令和2年6月から事業を開始したものでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) この事業は、在宅療養上の家族の負担や、自宅で自らが安心して生活が送れるような生活支援ができるようになること、これを大きな目的としていると、このように思うんですけれども、この事業の対象者として、市のホームページを見てみますと、その中に医師が判断したものとありますね、宇和島市の場合、要綱には詳しく書いているんですけれども、県のホームページには、この事業の対象者は、がんの治療を目的とした治療は行わないがん患者。最初はどういう意味かなと、治療は行わないがん患者で、括弧して、医師に一般的に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断された者と、このようにあるわけです。若年の方でがんにかかって、自宅療養しながら、医師がもう回復の見込みがないと判断があったらこの事業が受けられるということになると、何か先が、回復が見込めないということを聞くと、ちょっとショックが大きいんじゃないかなと、私は個人的に思ったんですけれども、ほかのところもちょっと調べてみますと、横浜市の中区では、がん患者のうち、40歳から60歳の方が特定疾患、16個の疾病ですね、介護保険が受けられない16の疾病だったら受けられるというサービスがありますけれども、それは利用できる状態と同等であると医師が診断した方も、若年がん患者在宅療養支援事業が受けられるということです。 ここで私は不思議に思ったんですけれども、若年がん患者の在宅療養支援事業というのは、社会復帰を目指し、就労や社会参画を目指す方がなぜ対象者になっていないのかなと。回復を見込めない方だけ、また、16の疾病の介護保険サービスを利用できる状態と同等である方ということで書かれているんですけれども、この対象者、社会参画を目指す方が対象者になっていない理由がありましたら教えていただきたいと思います。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 この事業でございますが、今ほど議員が言われましたように、いわゆるがん末期の方に対しまして、残された時間を在宅で療養する場合に必要なサービスを支援する事業となっておりまして、就労や社会参加を目的としたものにはなっておりません。 と申しますのも、がん患者への支援としまして、これまで40歳以上の方には介護保険制度がありました。ところが、20歳から39歳の方に対してはこれまで支援制度がない状況にございました。そのため、がん患者が在宅で療養する際、介護保険に準じたサービスを利用する方を対象としてこの制度が創設されたということになっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 末期の方に対して、20歳から39歳の方がサービスがないということで始めたということでございます。 実は、僕の知人の方で、もう30年ぐらい前になるんですけれども、がんにかかりました。30年前ですから、がん治療の進歩も大分遅れているとは思うんですけれども、その方はかなり悪かったです。私が聞いたそのときに、将来どうか分からないということであって、手術しました。もう自宅療養ですということで自宅療養をしたわけですけれども、何か月かたって回復しました。何とか回復して、その方は現在、会社を起こして、社長として第一線で頑張っておられるかと思います。そういう方も私は、少しでも在宅療養支援事業に将来を見込める方等も含めていただいたらと思っていたんですけれども、これは末期の方ということのようでございます。 今後は、社会復帰のできる方、この推進計画の中には、社会復帰を目指して就労の意欲のある方をバックアップするようにもなっておりますので、ぜひともまた新しい助成制度なり支援制度を考えていただいたらと、このように思います。 また、教育的支援として、愛媛県がん対策推進計画に、がん教育・普及啓発の推進などとございます。これはどのような教育・普及啓発を行っているのかお伺いをしたいと思います。これも保健福祉部長ですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 本市におきましてということでございますが、学校とも連携しまして、小学校4年生と中学校1年生を対象に小児生活習慣病予防健診を実施しております。それに加えまして、生活習慣病予防の出前講座等も実施しておりまして、その際、併せてがん予防についての健康教育を行っております。また、広く市民に対しましては、各種広報媒体を活用しまして、予防や検診の重要性について普及啓発するとともに、保健師の個別訪問でありますとか個別はがきの送付によりまして、受診勧奨も併せて行っているところでございます。さらに、肺がんや婦人がん検診の当日ではございますが、健康教育を実施したり、リーフレットの配布も行っております。 今後におきましてということでございますが、学校教育の場でありますとか広報等を活用しまして、市民へ周知する取組のほか、さらなるがん予防に関する普及啓発の促進を図るためとしまして、愛媛県・市町連携推進プランにおきまして、がん予防に関する普及啓発の促進が位置づけられておりますので、チーム愛媛としての取組も今後強化していくことになるというふうに考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 今、コロナ禍でございますので、小・中学校出前講座と先ほど言われていましたけれども、コロナ禍の中では開催はされたわけですか。保健福祉部長、されていますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 令和2年度の実績ということでございますが、出前講座は19回実施しておりますが、それが全て小・中学校なのかどうか、すみません、今手元に詳細がございませんので、お答えできないところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) やっぱり小・中学校の子供たちにがんの教育というのは、しっかりと子供の頃から教えていくということは大事だと思いますので、今、コロナ禍でございますので、これが大分落ち着いてきたら、またどんどんこの出前講座を進めていただきたいと思います。 また、個別で訪問していたということでございますけれども、保健師の方。これはコロナ禍においても、やはり個別で保健師さんが回られたということで理解していいんでしょうか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 全てが全て個別というのは難しいと思うんですけれども、電話でありますとか様々な媒体も当然活用しておりますし、状況によっては個別に訪問した事例もございますので、それはコロナの感染状況を踏まえながら判断してきたところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) じゃ、今後、個別と、またいろいろな問題は、コロナ禍が収まった後には、収束した後には、しっかりと回っていただきたい。教育・普及啓発を行っていただきたいと、このように思います。 では次に、がん患者医療用ウイッグ及び乳房補正具の購入費の助成についてお伺いをしたいと思います。 平成22年の厚生労働省の調査で、ちょっとこれは古いんですけれども、仕事を持ちながらがん治療で通院している人は32万5,000人いることが分かっていると。仕事を持ちながらがん治療で通院している人が32万5,000人ですから、平成22年ですから現在のほうが大分増加して、治療をしながら働いている方がいると思います。 平成27年に政府は、働き方改革審議会で、病気の治療と仕事の両立を社会的にサポートする仕組みを整えることが打ち出されています。それを受けて、社会的にも、がん治療と仕事が両立でき、また社会生活に参加できるよう、環境が今は整えられつつあるわけでございます。 厚生労働省の調査によりますと、がんのために長期仕事を休むことや、副作用や手術後の後遺症などにより気力、体力ともに低下し、病気前と同じように働けない、また、職場に迷惑かけたくない、治療と仕事を両立する自信がないなどの理由で、がんと診断されてから最初の治療が開始されるまでに、4割以上の方が退職されている調査報告があるわけです。要するに、がんと病名を告げられたら、治療を受けながら仕事をしようという前に、その前に4割の方が退職しているという状態があるんです。これを考えると、治療と仕事の両立は本当に困難な問題なんだと、このように思うことができます。 なぜ私がこのことを聞いたかといいますと、実は昨年に、市内で美容院を経営している方から相談がありました。その美容院のお客さんかららしいんですけれども、女性の方です。医療用ウイッグについて聞かれたと、そういう相談でした。抗がん剤治療中でも生活のため、その方は就労や社会生活に参加していこうと思うんだと。しかし、治療による脱毛があるので、医療用ウイッグを購入したいけれども高価だと。医療用ウイッグを使用すると脱毛をカバーでき、少しでも明るい気持ちになれるんですよと。だから医療用ウイッグを購入したいんだがという話をされていたそうです。 医療用ウイッグというのは、水泳の池江璃花子選手も医療用ウイッグ、自分のを作って、していましたけれども、美容師さんに聞きますと、人間の頭の形というのは人それぞれ違うらしいですね。ぴったり合った医療用ウイッグじゃないと、やはり違和感があるということで言われていました。 私は、この方の話を聞いて、この女性の方のように、就労に対する意欲をお持ちの方もいらっしゃると思うんです。4割の方は退職されますけれども、このように働く意欲のある方は、がんと診断されても、やっぱり治療費と生活費の負担が重くのしかかってくると言うんです。どうしても治療をすると生活も変わってくると。経済的にも仕事をしなくては成り立っていかなくなってくるんですということを言われていました。よって、がんと診断されてからも、治療と仕事を両立しなければならない方もかなりの方がおられるんじゃないかなと、思います。 また、抗がん剤の治療による副作用や手術後の後遺症などにより、もう気力や体力の低下で、精神的や肉体的な消耗とも闘わなくてはいけなくなってくると、思うわけです。 先ほどの女性の方のように、治療による副作用によって脱毛された。でも、それでも就労して頑張って仕事をするんだということになると、この女性の方にとっては、脱毛を防ぐウイッグというのは本当に大事な大事な、就労に必要なアイテムになってくるわけです。 がん治療によります副作用や手術後の後遺症などによる脱毛や、乳房の切除等による外見の変容の見られた方に対して、精神的、経済的負担の軽減、がん治療と就労や社会参画の両立を図ることを目的とした医療補正具支援のがん患者医療用ウイッグ及び、乳がんだったら乳房補正具が必要になってくると、このように私は思います。 このことにつきましては、本市においては、がん患者の方の就労、通院時、社会参画などに必要なアイテムとされる医療用ウイッグや乳房補正具については、どのような対応をされているのかお聞きをしたいと思います。保健福祉部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 現状としての対応ということでございますが、本市におきましては、現在のところ補助制度は設けていないところでございます。 抗がん剤使用後のウイッグでありますとか、乳がん治療後の乳房補正具等の購入に係る相談につきましては、手術等の治療を行った医療機関におきまして御紹介をいただいているというふうに認識をしているところでございます。 市に相談があった場合でございますが、現状としましては、地域がん診療連携拠点病院であります市立宇和島病院とも連携しまして、対象者の方に対しましては、NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会でありますとか、夏目雅子ひまわりの基金のウイッグ等のレンタルにつきまして紹介をしているといったところでございます。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 相談を受けた時点で、医療用ウイッグについて、製作している医療用ウイッグのところを紹介する、そういう形を取られているということでございますけれども、助成制度はないということでございますので、そのことについてもまたお聞きしたいんですけれども、先ほど前述したように、抗がん剤の治療のがん患者が就労時や通院時を含めた社会参画においては、先ほど言いましたように、医療用ウイッグ、乳房補正具は必要なアイテムなんです。必ず必要なんですよ。女性の方が髪がなく外に出るということは相当勇気が要る。男性でもやっぱり嫌ですよね、がん患者の方で髪が抜けたということになりますと。しかし、そんなに大事な必要なアイテムにも関わらず、医療費控除や健康保険の対象外なんですね。この医療用ウイッグ、乳房補正具も長く使用するものでありますので、先ほど言いましたように自分に合ったものでないといけないわけです。でありますから値段も高額になってきます。 平成28年に成立した改正法では、会社が事業主の責務として、がんになっても雇用を継続できるように配慮することを明記されているんです。事業主、会社もバックアップしますよと。また、働き方改革審議会では、病気と治療と仕事の両立を社会的にサポートするということになっているわけです。 このようなことから、全国の自治体の中では、就労や社会参画を支援し、療養生活の質をよりよいものにする働きとして、この事業の助成制度が全国的に広がっているわけでございます。 これをネットでも見てみますと、四国のほうでは始まっていなかったんですけれども、後でお話しさせていただきますけれども、愛媛県内で今月から始まっているところも出てきています。 注目された場所がありましたので、ちょっと御紹介したいと思うんですけれども、兵庫県、今年度から、がん患者のアピアランスサポート事業をスタートしています。アピアランス、外見サポート事業をスタートです。これは6月2日の公明新聞に、同事業は、治療によって脱毛や乳房切除など外見が変化したがん患者に対し、見た目を気にすることなく外出し、社会との接点を増やす後押しをするため、外見の変化を補完する補正具の購入を一部助成するもので、事業実施主体は市町が行いますと。県内の18市町が補助を開始していますというふうに、兵庫県は県が中心となって行って、18の市町が始めているということでございます。 がん患者が治療を受けながら就労や円滑な社会生活を営むことのできる社会環境の整備や支援を、私は本市はやっぱりしっかりと行っていくべきじゃないかなと、このように思います。経済的、精神的負担を少しでも軽減するために、医療用ウイッグ、乳房補正具の購入費の助成を行うアピアランスサポート事業を実施すべきではないかと、このように考えておりますけれども、これをお伺いしたいと思います。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 本市におきましても、がん患者の方々が治療を受けながら就労や円滑な社会生活を営むことができるアピアランスサポートについての重要性については、認識をしているところでございます。 県内では西条市が、今年度からだと思いますが、医療用ウイッグ、また乳房補正具の購入費の助成制度を開始していると聞いているところです。 本市におきましては、地域がん診療拠点病院であります市立宇和島病院、また患者団体の方々等とも連携しまして、継続して要望の把握に努めるなど、引き続き検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) まだまだ検討ということでございますので、助成制度を行うという言葉が出てきませんでしたので、まだまだ、やっていただくまで質問したいと、このように思っております。 先ほど言いましたけれども、西条市、名前が出てきました。愛媛県内のがん対策推進状況を調べてみますと、4月1日に西条市は、市民一人一人が、適切な医療及び支援により、がん患者等が地域で安心して暮らしていけるよう、西条市がん対策推進条例を制定し、施行をしているわけでございます。この目的として、がん対策に対し、基本理念を定め、市の責務並びに市民、保健医療福祉関係者及び事業者の役割を明らかにするとともに、がん対策に関する施策の基本となる事項を定めることにより、総合的にがん対策を推進することを目的とするとあり、その個々の役割を明文化しているわけでございます。 今後、医学の進歩とともに、がん患者が治療を受けながら、先ほどから何回もこの言葉を言わせていただいています。就労や円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備や支援の必要性が増してくると、このように考えております。西条市が条例を制定したことについて、本市もこの条例の制定を検討すべきではないかと思うわけでございますけれども、これは保健福祉部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 まず現状でございますが、本市に健康づくり推進計画がございまして、この第2次中間評価によりますと、平成26年度にはなりますけれども、疾患別死亡の割合におきまして、悪性新生物、いわゆるがんは、死亡原因の25.1%を占めております。そのため、本市におきましても重要な課題であると認識しているところでございます。 本市では、がんの早期発見・早期治療に現在、力を入れておりまして、まずは5つのがん、胃がん、肺がん等々でございますが、それらの検診受診率を、国の目標である50%以上に上げるということに力を入れたいというふうに考えているところでございます。その過程におきまして、条例制定につきましては、検討の必要があるかと思っておりますけれども、まずは西条市がん対策推進条例を参考に、その必要性についての判断をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 私も西条市のを見てみますと、西条市の医療ウイッグとか乳房補正具のことについては、この条例の中の一部だけなんですね。あとはしっかりとした健康づくり計画ですか、宇和島市の、そのようなものも全部包括した、ちゃんとしっかりした条例で組んで、明確に事業者の役割、市の役割、市民の役割というふうなことを明文化していますので、その都度いろいろなことが条例によって進んでいくんじゃないかなと私は思っております。 西条市が4月1日から始めたということは、四国ではあまり進んでいなかった、どちらかというと東北とか関東のほうが多かったんですけれども、それを西条市がやるということは大きな意味があるんじゃないかなと、このように考えております。 そういうことで、できれば条例を制定して、少しでもがん患者の方々、宇和島市は早期発見・早期治療に力を入れたいと言われておりましたけれども、それはもう第一に大事なことでございます。それを進めていくとともに、ちゃんとした条例の計画にのっとって進めていければなと、このように思うわけでございます。御検討のほどよろしくお願いしたいと思います。 では次に、離島通信環境整備実証事業についてお伺いをいたしたいと思います。 これは令和2年12月議会で予算計上して行っている事業ですね。木原課長、間違いないですね。 離島の光ケーブル敷設について、令和2年9月議会で岡原市長はこのように答弁されています。「島しょ部に光ケーブルを敷設したときにどのぐらいの費用がかかるか、そしてどれぐらいの期間がかかるかということを見積りを出していただきました。金額にして、これは税込みでございますけれども約8億円余り、そして、敷設期間に直しますと2年半から3年という答えをいただいております」と。また、「10月に申込みをして、年内に補助決定が出されたとしても、もう2年そこそこしかない中で、事故繰越が認められるかどうか分からない、そして、それが達成できなかったときには、後から工事費補填ですので、できなかった場合はその8億円を単費で見なければいけない可能性があるこの事業というものに、今さあやりますということがなかなか言いにくい現状というものがあります。」と、このように言われました。次に、「まさに離島に陽が当たるように、補助メニューというものも、もう少し現実的なものにしていただいたらなと思う」と言われて断念されたわけでございます。市長の中の今回断念された事故繰越、先がちょっと見えないということが大きな問題だったんじゃないかなと思います。 私たちも、この件についてはいろいろ総務省のほうにも問合せ等もしましたけれども、光ケーブルをつけていく、今、香川県粟島のほうはどんどん進んで、ドローンで4キロ離れたとかですか、飛ばして、そこでいろんな荷物を運んだり、医療品を運んだりの実験は進めているということを聞いております。 今回は、そういう光ケーブルじゃないことなんですけれども、今回、企画情報課による光ケーブル網が整備されていない離島における高速インターネットの利用実証を行っているわけでございますけれども、無線通信で行っていますが、短距離の無線通信、僕らはBluetoothとかWi-Fiとか、そういうのが身近に感じるわけなんですけれども、今回の利用実証の整備内容は、モバイルルーター、4G、LTE回線のを4台。検証方法として、モバイルルーターを貸与し、通信環境、電波状況、利用希望などを調査していますと。検証地域は戸島、嘉島、日振島、竹ケ島の4島。検証期間は令和3年1月3日から3月までですとなっているわけで、3月ですので、もう終了したんだろうと私は思いますが、このモバイルルーターを使った長距離による無線通信の離島通信環境整備実証事業はどのような利用実証結果になったのか、お伺いしたいと思います。木原課長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 木原企画情報課長。 ◎企画情報課長(木原義文君) お答えいたします。 議員御質問の離島通信環境整備実証事業は、離島への光ケーブル敷設に関する補助メニューの拡充が示されない中で、少しでも情報格差を是正すべく実施しております。 通信容量制限のない4G回線が利用できる検証用のモバイルルーターを、戸島、嘉島、日振島、そして竹ケ島に1台ずつ配備し、利用を希望する方に順番に御使用いただくことで、十分な通信速度があるのか、また、天候による電波の影響を受けるのかといったような調査を行い、今後の本格整備の必要性や方向性について検証を行っております。 本年1月22日から3月までの予定で検証を行っておりましたが、もう少し利用したいとの御要望がございまして、戸島と日振島においては検証期間を延長して、いまだ検証を続けております。 5月末現在で御利用いただきました47名の方からアンケートに回答いただいておりますので、御報告をさせていただきます。 通信速度につきましては、95%の方が満足、またはやや満足との回答で、天候による電波の影響も少なく、快適にインターネットを利用できるといった声や、早期に整備を望む声を多数いただいております。ただ一方で、今後の利用につきましては、利用料金次第であるという御意見も複数頂戴しておりまして、事業化に当たりましては、本体料金及び通信料金といった価格面が課題であると認識しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 今の結果をお聞きいたしますと、かなりいい結果じゃないかなと、このように思います。実際、私、嘉島に先日行ってきました。嘉島の方の家のネット状況を聞きますと、この方はモバイルルーターじゃなかったんですけれども、普通の無線、蒋渕からの無線通信になると、やはり電波が悪い状態でしたね。こういう状態ですと私にわざわざ見せていただいたんですけれども、今回、95%の方が快適だと言われたということで、この通信状況は、95%ということですから大変すばらしいと、このように思います。今後、この今の状況、また、戸島と日振島はまだ実証実験をしたいということでございますので、これはいつ頃までやるつもりですか。実証実験。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 木原企画情報課長。 ◎企画情報課長(木原義文君) 実証実験自体は、今月末をもって終了予定となっております。 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) じゃ、今月末、6月いっぱいで終わって、その後に、どういう結果があったかということをまた検証するわけですけれども、今、離島の方々は、現在は蒋渕からの無線を利用して、通信状況を。雨天の時とか天候の悪い時には、それに影響を受けている状態なんですね。不安定なインターネットの通信状況が続いているわけですけれども、それを解消するためには、今、聞いていますと、モバイルルーター4台でもって実証実験した方は、みんな快適だと、95%の方が言われたということなので、不安定なインターネットの無線通信状況を解消するために、離島通信環境整備事業の結果を、95%を基に、今後、離島の方々に対してどのような通信環境整備の対応を行っていくのかをお伺いしたいんですけれども、先ほど、ルーターのことに関しても、値段等のいろいろなものが今後の問題だと言われておりましたけれども、私は、全世帯にでもモバイルルーターを貸与して、通信費だけは頂いてというぐらいのことは、5Gが繋がらない、光ケーブルがつながらない状態でございますので、それほどのことはしてもいいんじゃないかなと、このように個人的に思うんですけれども、その件について、どういうことを考えているか対応を、木原課長、お聞きしたいと思います。 ○副議長(武田元介君) 木原企画情報課長。 ◎企画情報課長(木原義文君) お答えいたします。 議員御発言のように、月額利用料につきましては、陸地側と島側、どちらも4,500円から5,000円程度で大差はないと認識しております。ただ、初期費用につきましては、市内側につきましてはキャンペーンが多くて、ほぼ無料になる場合が現在多いです。しかしながら、島側では、どうしてもモバイルルーターの購入のために4万円程度の経費が必要になってまいります。この費用につきまして、少しでも格差を是正すべく、スピード感を持って具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 今から少しは費用的なことも出てくるようでございますけれども、ぜひ、この件につきましてはいい結果が出ていますので、離島の方々もネット通信の状況を、やはり不平等のないように、島民の方だから繋がらないというのは、それではやはり不平等でございますので、是正をしていただきたいなと、このように思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 では次に、ネット中傷防止人権侵害についてお伺いをいたします。 愛媛県は6月2日に、第1回SNS等ネット中傷対策担当者ネットワーク会議を開催しております。ネット上におけるコロナ差別や部落差別等を含めたネット誹謗中傷などの人権侵害に対するモニタリング調査を行い、人権侵害への対策を強化し、被害者の救済や防止対策を目的に行われたわけでございます。 私も、平成30年3月議会において、部落差別解消推進法について質問をいたしました。その中で、モニタリング調査を行い、悪質な書き込みに対し、削除要請を行う体制づくりを進めることを質したわけでございますけれども、当時の教育部長の答弁は、「全国各所でのモニタリング及び削除要請などの先進事例があるようでございますので、さらなる調査研究を行いまして、人員等の課題も含めた体制の充実について検討してまいりたいというふうに思っております。」と、このように答弁されておりますけれども、本市においてモニタリング調査は進んでいないんじゃないかなと思うんですけれども、教育部長、これはどうですか。通告はないんですけれども、今の状況は進んでいないですか、モニタリング調査は。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) モニタリング調査につきましては、現在、予定はしているところ、その手法について検討を始めたところでございます。 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) すみませんね、通告はなかったんですけれども、これは何で聞いたかといいますと、実はSNSの会議の中でいろいろ、もうモニタリング調査を進めなさいよというふうな話になってきているわけですね。現在のコロナ禍において、ネット上での誹謗中傷は増すばかりです。多分この議員の皆さんも、また職員の皆さんも、ネット上で、コロナの問題についての誹謗中傷のことを書かれていることを見たんじゃないかなと思います。 実は私の知人で、規則正しい生活を送り、外食等も行わず、県外にも出ていない方が陽性になったんです。その方はどうして陽性になったか分からないと。その方の話を聞きますと、このように現在は、ここにいらっしゃる誰でもが新型コロナウイルスに感染してしまうという可能性を持っているということなんです。一度、新型コロナウイルスに感染したら、ネット上にないことないこと書かれて、人権侵害を被って大変な思いをし、一歩も家から出られなくなったという方もおられました。人の目が大変気になって本当に落ち込んで、ずっといつも寝てしまうばかりですと言われる方もいました。 そのようなことで、コロナ差別や人権侵害、このようなネット上での侵害は、やっぱり行政がしっかりと監視して状況を把握すべきことだと、このように思っています。県内でモニタリングを実施しているところがあります。これは松山市、新居浜市、四国中央市の3市だけでした。 ここで、6月3日付の愛媛新聞にはこのように載っていました。県SNS等ネット中傷対策担当者ネットワーク会議の初会合では、人権侵害の実態を把握するモニタリング調査や対応マニュアルの策定に取り組むとありました。ですから、今後、ネット上のコロナ差別、部落差別も含めた人権侵害について、先ほど前向きに答弁をしていただきましたけれども、本市のモニタリング調査の進め方を、具体的にどのように教育部長は進めていくおつもりか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(武田元介君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えします。 今ほど御紹介のありました県の会議、当市からも人権啓発課の職員及び関係部署の職員が出席をいたしまして、ネット差別の深刻さについて改めて認識を強くして、早急な対応が必要であろうというふうに考えているところでございます。 御指摘のモニタリング調査についてですが、愛媛県のほうで、今ほどもありましたように、全県的な対応マニュアルを策定するというふうに伺っております。本格的なスタートはまずそれを待ってからというふうには考えておりますけれども、それまでの間につきましては、当教育委員会人権啓発課のほうで可能な調査を前倒しで開始したいと考えており、現在、その手法、どう調査するかにつきましては、検討しているところでございます。これは至急開始をいたしたいというふうに考えておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 県のSNS等ネット中傷対策担当者ネットワーク会議というのは、第1回ですから、また今後も開催されると認識してよろしいでしょうか。何回も開催して、このモニタリングについてのことを勉強していくということでよろしいでしょうか。部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 残念ながら私のほうは当会議に出席をいたしておりませんでしたので、今後の見通しはちょっと詳細は把握しておりませんが、今申し上げたように、マニュアルを策定いただくというところでもございますので、恐らく1回ぽっきりではないのではないかなという期待も込めて、そういうふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 大内課長が、リモートで開催されたということなんで、コロナ禍が大分収束すると、今回は会議等で全県下から集まって進めていくんだろうと、このように私も認識をしておりますので、このモニタリング調査、進めていっていただきたいと、このように思います。 では次に、新型コロナウイルスワクチン接種の進め方についてお伺いをいたしたいと思います。 コロナ禍収束に向け、切り札と言われているコロナワクチン接種が全国で加速し、官民挙げて、総力を挙げ取組が現在進んでいるわけでございます。 政府は1日100万回接種の実現を目指し、自衛隊大規模接種センターの開設、職域接種などを進めております。この職域接種については、政府に対し、自治体の負担軽減と接種の加速化につながるとして、我が公明党が2月に提案をした部分でございます。また、政府はこの4月12日から始まった高齢者向け接種については、7月末までに2回の接種を終える方針を発表しております。そのようなことで、全国の自治体も7月末終了を目指し接種を進めています。 本市においても、集団接種会場の開設も進めているわけですけれども、6月14日時点の県内、昨日、今日の新聞にも載っていたんですか、これもホームページのほうで載っていますけれども、県内の20市町のワクチンの接種進捗状況、先ほど答弁で伊手部長が言われたか、65歳以上の1回目の接種実績は、接種済みの人数が9,289名、接種割合32.3%の16番目。副議長の時ですか、これ。宇和島市も4月12日から高齢者福祉施設入居者に対して接種を開始しているわけでございますが、今、政府が言っている、目指している7月末までに65歳以上の方の2回接種を終了できるのかどうか。本市の接種状況をお聞きしたいと思います。伊手保健福祉部長。 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 高齢者の方につきましては、第1回目の接種を7月10日までに完了する見込みとなっておりまして、第1回目がその日までに接種されますと、2回目は7月末までに完了するということになりますので、希望されている方全ての接種が7月末で完了する見込みとなっているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 7月10日と7月末までに完全に全て接種できるということでございますけれども、私、ちらっと話をいろいろ聞きますと、離島はできますか。日振島はどうですか。8月になるんじゃないですか。 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 島しょ部の方につきましても、様々な事情がある方もおられますので、こちらの本土のほうで集団接種をする会場も設けて、地元の方に接種希望の方も取りまとめていただきましたので、基本的には接種希望されている方については接種ができるというふうに見込んでいるところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) どうしてもいろんな状況がありますので、7月を越えるかもしれませんけれども、希望している方は必ず接種できるということで間違いないということで、構いませんか。必ずできるということでよろしいですよね。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 予約をされた方については接種が完了できるということで、体調の不良とか様々なことで、予約がそれまでにできない方もやはり出てくるとは思います。可能性はありますけれども、その方々についてもできるだけ早く7月中の、御相談をいただいたら接種ができる環境ということで、御相談をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 分かりました。離島の方々は、ぱっと接種に行くということはなかなか難しいので、いろんな心配をされている方も多いと思いますので、丁寧な説明をしてあげて、必ず間違いなく接種できますよということをお伝え願いたいと、このように思います。 では次に、64歳以下の方々の新型コロナウイルスワクチン接種の進め方についてお伺いをしたいと思うんですけれども、9日の党首討論において、菅総理は、希望者の方々の接種については、10月から11月にかけて希望する方全て終えることを実現したいと、このように述べております。 宇和島市の65歳以上の方々の予約受付は、予約の殺到に対応できず、多くの市民の方々に不安と失望をもたらしたわけでございます。これは先ほど厳しく武田副議長から御指摘があったとおりでございますけれども、その時に私も、このスマホの件は、予約についてお聞きをしました。これは通告していないので申し訳ないですけれども、言える範囲でいいんですけれども、私がスマホ予約はできるのかということで、課長のほうに話ししたときに、できませんと、5月にはできず6月1日になりそうですということを言われておりました。そのときに、松山市はできるのになぜできないんだという話をしましたら、宇和島市においては、システムサーバーが個人情報が漏れないようなちゃんとしたものをするために遅れるという話を私は聞いたんですけれども、松山市はLINEを使ってやったということなんですけれども、この件について、宇和島市はLINEはやらなかったということ、言える範囲でいいんですけれども、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 松山市のシステムは、当然きちんとしたものでありますというのが前提ではございますが、LINEにつきましては、いつの段階かちょっと覚えていないんですけれども、様々な個人情報の関係で不具合等々という報道がされて、国のほうも、しばらくその問題が解決するまでは、公共的な個人情報を扱うところについては利用を控えようというのがございました。 そういう観点から、本市におきましても、そのあたりが明確になるまでは、LINEにおいて個人情報の取扱いは控えるという方針がありますので、それに基づいて、宇和島市としては、LINEの使用というのは控えているというところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 実は、私もここにおられる議員の皆さんも、すごく市民の方々から苦情をいただいていると思います。その都度、申し訳ございませんと言いながら頭を下げて、みんな一生懸命話をさせていただいていると思うんですけれども、私もスマホの予約、何でということを聞かれたんですけれども、宇和島市の場合は、個人情報をしっかりと守るために、ある会社のシステムサーバー、ちゃんとしたところのをやるために、どうしても6月1日になってくるんですという話をして、そういうことなんですよというふうに教えてあげますと、その方々も、納得してくれる方も多くいらっしゃいました。最初は、そんなのどうでもいいよ、早くできたらいいんよと言う方もおられましたけれども、やはり個人情報というのは漏れないということがあったので、宇和島市ももう少しそれを、言えるか言えないか申し訳ないんですけれども、言える状態であるならば言ったほうがいいんじゃないかなと、宇和島市はちゃんとしていますよと。それなりに一生懸命やっているんだということも、職員の方々も大変な思いをしているわけですから、そういう話もしてもいいんじゃないかなと私は思っております。 そういうことで、64歳以下の接種については、加藤官房長官から、7月中の高齢者接種完了を条件に、31日の記者会見で、各自治体の裁量によって柔軟な対応が可能だと。自分たちの各自治体の裁量によって柔軟な対応が可能だということは、先ほど私も思ったんですけれども、武田副議長が言われたように、本当に自治体の知恵比べですよ。どう早くやるか。これは本当に大事だと僕も思ったんですけれども、市としての接種の進め方を検討しているとは思いますけれども、本市の64歳以下の方の新型コロナウイルスワクチンの接種、スムーズに進める接種を考えていると思うんですけれども、どのようなやり方をやっていくのか、最後にお伺いしたいと思います。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 午前中の答弁と重なる部分もあろうかと思いますが、御容赦いただきたいと思います。 65歳以上の高齢者のワクチン接種につきまして、7月末完了のめどが立ったということがございますので、次の段階としまして、まずは国から優先接種として位置づけられている64歳以下の方でございますが、基礎疾患のある方でありますとか、高齢者福祉施設等の従事者の予約受付を6月下旬から開始をしまして、7月上旬から接種を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 また、これと並行しまして、本市独自の優先接種としまして、人と接する機会が多い保育園や幼稚園、認定こども園等の従事者でありますとか小・中学校の教職員等につきましても、クラスターの発生予防でありますとか、未就学児や児童・生徒の感染リスクを抑えるために、優先して接種を進めてまいるというところでございます。 さらに、次の段階としましては、年齢ごとに段階的に接種券を送付して受付を始めるということで、ワクチン接種を進めたいというふうに考えているところでございます。 今後、働く世代の接種者の方が増えるということも想定されますので、時間外接種の検討などもしておりまして、少しでも接種しやすい環境整備に向けて調整を進めているというところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 7月上旬ぐらいから、64歳以下の方も並行しながら進めていくということで、また年齢ごとに分けてやっていくということで、いろいろ工夫されてやっていかれると思います。スムーズにいくことをお願いしまして、実は最後に、聞かれたんですけれども、通告していないので、分からなかったら構いませんけれども、宇和島市外に行きつけの病院の先生がおられて、そこの基礎疾患がある方はどういうふうな、そこの病院で接種するような形になるんでしょうか。それだけ。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えします。 明確にちょっと覚えてはいないんですけれども、そういう接種の仕方は可能であったように記憶はしておりますが、それは後ほどまた担当のほうに確認をしてみたいと思っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 私もその人に聞かれましたので、相談に行ったらいいということでお伝えしたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(武田元介君) 以上で、我妻正三君の質問を終わります。 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。残りの質問につきましては、明日、17日に引き続き行います。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時39分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   宇和島市議会 議長  福島朗伯          副議長 武田元介          議員  佐々木宣夫          議員  山瀬忠弘...