宇和島市議会 > 2015-09-09 >
09月09日-02号

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  1. 宇和島市議会 2015-09-09
    09月09日-02号


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    平成27年  9月 定例会平成27年9月宇和島市議会定例会議事日程第2号平成27年9月9日(水)午前10時開議会議録署名人指名一般質問-----------------------------------本日の会議に付した事件議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(26名) 1番    岡原文彰君 2番    中平政志君 3番    武田元介君 4番    浅野修一君 5番    正木健三君 6番    赤松孝寛君 7番    安岡義一君 8番    三曳重郎君 9番    椙山義将君10番    石崎大樹君11番    岩城泰基君12番    福島朗伯君13番    大窪美代子君14番    我妻正三君15番    坂尾 眞君16番    清家康生君17番    赤松与一君18番    上田富久君19番    松本 孔君20番    木下善二郎君21番    兵頭司博君22番    福本義和君23番    小清水千明君24番    土居秀徳君25番    泉 雄二君26番    浅田良治君-----------------------------------欠席議員    なし-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長         石橋寛久君副市長        岡野 昇君教育長        明神崇彦君病院事業管理者    市川幹郎君総務部長       笹山誠司君市民環境部長     藤田 良君保健福祉部長     河野哲夫君産業経済部長     常盤修二君建設部長       小川文男君教育部長       上田益也君水道局長       藤堂勝男君病院医療行政管理部長 松田公彦君総務課長       西本能尚君企画情報課長     森田孝嗣君財政課長       楠 憲雄君福祉課長       毛利正光君高齢者福祉課長    岡田一代君生活支援課長     和田恵朗君保険健康課長     伊手博志君商工観光課長     室津浩二君農林課長       古谷輝生君産業未来創造室長   水野宏一君建設課長       山田芳人君-----------------------------------会議に出席した議会事務局職員局長         河野周一君次長         木原義文君次長補佐兼議事法制係長           武田 靖君主任         毛利泰三君主任         矢野明美君主任         崎山泰慶君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分 開議 ○議長(兵頭司博君) ただいまの出席議員は26名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第2号により進めます。 本日の会議録署名人に、木下善二郎君、正木健三君を指名いたします。 それでは、これより一般質問に入ります。 質問は、お手元に配付の発言順位表により順次発言を許します。 なお、議事進行の都合上、発言時間は、一問一答方式の場合、質問と答弁の時間を含め1人1時間以内といたします。 この際、申し上げます。議員の皆様は、指定の発言席にて質問を行い、市長並びに理事者に対し、答弁を求める者の氏名をお願いいたします。 なお、議員の質問に対する理事者の答弁は、簡潔明瞭に自席にて議事進行に配慮されるようお願いいたします。 まず、我妻正三君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) おはようございます。 公明党の我妻正三でございます。 旧和霊小学校プール跡地の有効活用について、まずお伺いをいたします。 現在、プール跡地は、平成19年に解体撤去され、公共空地の状態でございます。この周辺は旧和霊小学校跡地でもあり、校区としては中心的な位置に当たります。どのように有効活用されるのか、校区住民にとりましては重要な関心事でございます。 旧宇和島市の平成17年6月定例議会において、当時の校区連合自治会長、山本一憲氏が提出者として、また藤井万一郎氏と私が紹介議員となり、「和霊校区住民の活用拠点となる複合施設建設について」の請願書を提出。趣旨を了として採択をされております。 しかし、合併前の宇和島市の採択でございますので、現在では理事者の誠実処理義務はございませんが、今回、地域住民、また公民館関係者の方々からの強い要望を受けておりますので、この請願書に沿って質問を行ってまいります。 この請願をまとめますと、和霊校区内住民約1万人を有するにもかかわらず、和霊公民館は駐車場が狭く、会場の収容人員も少なく、敬老慰安会、文化交流会及び一堂に会する集会場や会議場などがありません。旧和霊小学校プール跡地勤労青少年ホーム、旧和霊幼稚園跡地を有効活用し、和霊校区における地区住民の活動拠点、また市民全体の憩いの場として、和霊公民館の移転新築、勤労青少年ホーム、児童館、老人憩いの家などの複合施設の建設を要望いたしますとなっております。 和霊校区には8月現在、4,216所帯、8,464人の方が居住しており、市内で2番目を有する地域でございます。和霊公民館は、居住人口から比較すると構造面積が420平米と狭く、旧市内の公民館の中におきましては9番目の構造面積となります。昭和50年建築、ことしで築後40年を経て老朽化も著しく、過去には雨漏り、建物のひずみ等で窓ガラスにひびが入るなど会運営に支障を来すこともありました。 一方では、公民館の利用者は大変に多く、地域と連動した公民館活動も活発に行われ、地域住民の方々のコミュニテイーの場となっておる状態でございます。 また、現在の和霊公民館は指定避難場所にもなっており、そのため倉庫には防災資機材や非常食を保管しております。しかし、災害時には地震等で公民館の倒壊が予想される状態でございます。そのために、6月に倉庫の中を清掃いたしました。また、点検も行い、防災資機材、非常食を取り出しやすく整理も行っております。が、災害時には地域の方々が利用できるのか今後の大きな課題の1つでございます。 まず、お伺いしたいんですけれども、この和霊公民館は指定避難場所であります。指定避難場所とは、自宅が被災したときに避難する施設のことでございますけれども、これは耐震基準を満たしているのかお伺いをいたします。 これは教育部長ですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 御質問のありました和霊公民館の耐震基準の適否についてお答えをいたします。 現在の和霊公民館の建築年次は昭和50年4月1日でございます。議員のお話にもありましたように、築40年を経過しておりまして、昭和56年に示されました新耐震基準以前の建物でございます。現在までに耐震診断は行っておりません。同年度に建設されました学校の例から考えますと、耐震基準は満たしていないものと思われます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 耐震基準は満たしていないという答弁がありました。 いろいろ予算等の問題もありますので、まず学校から耐震始めていますから、おくれていくのは、これはしようがないことかなとは思いますけれども、指定避難場所でありますので、ぜひ耐震基準お願いしたいと思います。 また、ちょっとほかの場所も聞きますけれども、ちょっと次に移りたいと思います。 第3次宇和島市行政改革大綱では、旧和霊プール跡地の横に勤労青少年ホームの公の施設のあり方の見直しについて、他の施設との複合化を含めあり方を検討すると、このように載っております。この勤労青少年ホームもやはり指定避難場所でございます。この勤労青少年ホームの耐震基準は満たしているのか、こちらもちょっとお伺いをしたいと思います。教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 宇和島市立勤労青少年ホームは、勤労青少年福祉法に基づいて昭和47年4月から運用を開始した施設でございます。耐震診断を実施していないため、耐震基準を満たしているかは現時点では不明ですけれども、先ほども申しましたのと御一緒で、昭和56年以前の旧耐震基準で建築されていることから、現行の耐震基準は満たしていないというふうに思われます。 以上であります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 和霊校区内の指定避難場所のこの2カ所は耐震基準を満たしていないということを今答弁で言われました。 現在、和霊公民館のこのような状況を鑑みまして、和霊校区運営審議会の席上、旧和霊小学校プール跡地、または勤労青少年ホームとの複合施設の移転新築についての協議がなされております。 現在、和霊校区には、災害時の収容施設が7カ所指定されておる状態です。そのうち、津波、地震、土砂崩れ等、適用を満たしているのは和霊小学校1カ所だけでございます。また、和霊小学校は避難指定場所指定緊急避難場所、緊急に避難する避難所ということにもなっております。 しかし、これ、災害時には和霊小学校から離れた地域の方々にとりましては避難時間がすごくかかります。長時間歩いた後に、和霊小学校は急な坂道があるんですけれども、それを上るということになりますと、高齢者、障害者の方々は大変に身体に負担がかかる状態でございます。 ですから、どうしたら早く避難できるのかといろいろ検討もしました結果、関係自治会からも相談を受けておったんですけれども、危機管理課に対して、迅速に避難できるよう近道の避難経路の新設を要望しておりましたが、指定避難所と兼指定緊急避難所の和霊小学校ではなく、もう一つ上の丸山運動公園のほうに避難する経路だったため、避難経路の措置は困難であるとの回答があったわけでございます。 また、防災士の自治会長さんからは、近くの避難所でないと、高齢者、障害者の方は歩いて時間をかけて避難できないと、このように心配をされており、ぜひ旧和霊小学校プール跡地に避難所があればなと強く要望をされております。 ここでお伺いしたいんですけれども、今後、旧和霊小学校プール跡地の有効活用として、隣の勤労青少年ホーム等の機能を含めた緊急避難所兼複合施設としての和霊公民館の早期新築移転についての見解をお伺いしたいと思うんですけれども、これは教育部長、また市長にもちょっとお聞きしたいので、後でまた。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 議員御指摘のように、和霊校区におきましては、人口約1万人を有するにもかかわりませず、敬老の慰安会や文化交流会、避難場所など一堂に会する集会所や会議所がないことから、平成17年6月に旧宇和島市の議会におきまして請願が採択された経緯がございます。その後、17年8月1日に1市3町が合併しまして、現在、市立公民館は30の公民館と2館の分館、合計32館の公民館を有しております。 公民館の耐震化は、新耐震基準に基づき、古い建築年度の公民館から改築、または耐震改修事業を計画的に進めているところでございます。和霊公民館につきましては、築40年を経過していることから老朽化が著しく、また利用頻度も多いことや、議員のお話にもありました避難施設にも指定されていることから、早期に対応する必要性は感じてはおります。 また、一方では、当館よりもさらに改築年度が古く、耐震改修や改築の必要な公民館が数館ございまして、和霊校区の皆さんと同様に改築等の要望をお受けしているのも事実でございます。 今後、教育委員会といたしましては、プール跡地の利用や勤労青少年ホームの運営方針もございますので、市長部局とも十分協議させていただきまして、長期財政計画を基本として計画的に事業を進めてまいりたいと考えておりますので御理解をお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 旧和霊小学校のプール跡地というのは、ずっと平地のままになっておりますので、ぜひ一日も早く有効活用をお願いしたいと思います。 市長、この件について、市長の考えをお聞かせいただきたいと思うんですけれども。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 公民館の改築、必要性というのは、今、部長のほうから説明がいろいろありました。私としても、大きな方針としては、小・中学校の建物の耐震化ということを最優先してこれまでやってまいりましたけれども、これがもう今年度でほぼめどが立つということ、一部まだ来年に建築の作業が残るところはありますけれども、基本的にはめどが立つと。そんな中で、次は教育施設としては、公民館をいかに耐震化も含めてやっていくか、再整備をやっていくかということが次の課題であるという認識はしております。そういうことで、きちんと長期的な計画も立てながら、教育委員会と相談しながらやっていきたいというふうに思っております。 ただ、一方で和霊公民館の特殊性、1つはやっぱり誰が見ても狭い、駐車場が二、三台しか、工夫して少しふやしたといっても、それぐらいしかとまれないところにあるということの1つの成り立ちというのは、和霊小学校が移転したときに、山の上に今の現在地に移転しました。もともとあったところは青少年ホームと、あと民間に払い下げているところがあるというところと、プールが残っておったというところで、余り学校の施設があったところにしては狭い施設になっているという現状があります。 それよりも、まず一番に和霊小学校を改築するときに、山の上に行くということで、多分、地元の方々、もうかなり前のことですので私も詳細は知りませんけれども、地元の方々は、公民館は別にしてほしいという要望があった結果において、小学校は今の山の中腹にある、公民館は下のIPU短大の横の今の敷地に建設されたんだろうと思っておりまして、そこは多分、狭いけれども、歩いていけるところがいいという総合的な判断の中で今のところに移っているんだろうと。 ただ、私としても、今のところでいいかというと、今の自動車主体の時代になったときに、駐車場というのはやっぱり公共施設としても必須事項だろうということで、和霊公民館をもし建てかえるとすれば、やはり今のところでは無理だろうという認識はいたしております。 あと、そうなると近くで使えるところ、公共が持っているところというと、今のサンプラザ、青少年ホームのところとプールの跡地、これを利用するのが一番住民の方にも、市にとってもいいんだろうという認識はしております。 そういう方向で、あとはどういうものを建てるかということについては、また今後住民の皆さんの意見も聞きながら考えていきたいというふうに思います。 もう一つの論点、災害避難場所、先ほどからのを聞いておりまして、私もよく間違うというか、この際、ぜひ議員の皆様にも再認識していただきたいのは、指定緊急避難場所というのは、要は地震等の緊急時の避難のために屋外に基本的には逃げる場所、場所ということがついているのは、屋外ということを基本的に想定しております。国のほうとしても、大地震のとき津波を避けるためには、適当な近くの高台に逃げるということを大方針としております。それに沿って指定しているのが緊急避難場所というところです。 一方、緊急避難所というのは、言葉のよく考えれば、所というのはところ、家がある、屋根がある、要はもし何かあって避難するときに、最悪寝ることも想定するような避難が必要なときに使うというところが避難所ということになっておりまして、これについては、災害によって、防災マップを見てもらったら、よく丸、ペケが書いてあると思いますが、和霊公民館、それから青少年ホーム、避難所として指定されておりますけれども、何のときに使うかというと、これは大雨等の避難が必要になったときに、ここを使うと。 地震、津波に対しては、ここは指定しておりませんので、地震、津波について、和霊校区では指定されている避難所というのは和霊小学校と城北中学校、要は耐震化も持っている建物ということにしております。そういう使い分けをしておりますので、ぜひ御理解もしておいていただきたいなというふうに思います。 いずれにしましても、あと結論としては、できるだけ早く、そういうことで和霊公民館の建てかえというのも必要なんだろうというふうには思いますし、中身については皆さんの声、希望というのを聞きながら検討していきたいと思います。 ただ、一方で、残念ながら青少年ホームのある場所も津波浸水地域です。真っ赤っかではないですけれども、黄色の部分に入っているということで、ここが建物できたら、じゃ、先ほど言いました避難所に指定できるか、後で使うわけですから避難所には指定できるわけですけれども、場所には指定できないというのが基本的な今の我々の防災計画の中での役割分担ということになるということも御理解しておいていただけたらというふうに思います。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 緊急避難指定場所の和霊小学校の話もありましたけれども、実際、和霊小学校まで行く時間がやはり高齢者の方、障害者の方、和霊中町の方とか、その方が避難する場合は、やはり四、五十分、優にかかります。そこに行くまでの避難場所が必要だということなんですね。 ですから、ちょうどその手前である、この青少年ホームのところにあると、浸水地域ではございますけれども、そこにもし高台、3階、4階とか屋上に避難できるようでしたら、和霊小学校まで上がっていかなくても、そこで緊急指定の避難所として対応できるんじゃないかなと、このように思って質問させていただいたんですけれども、この旧和霊小学校プール跡地は今何も使っていない状態ですから、ぜひ私たち地元の住民もやはり和霊公民館の移転ということを第一に考えておりますので、この件を進めていっていただきたいなと、このように思う次第でございます。 じゃ、次に移りたいと思います。 旧和霊小学校プールの竹筋プールについて、これは竹でできたプールなんですけれども、記念碑設置についてお伺いをいたします。 旧和霊小学校竹筋プールは、昭和15年9月に竣工しております。このプールは愛媛県下の小学校で初めて完成したプールであり、文化的、工学的な観点から見ても希少な価値を持っております。 昭和15年当時は、第2次世界大戦の前年でありますので、金属類、資機材が供出された大変な時代でありました。そのような中で、「僕らのプールは僕らの手で」との合言葉のもと、学校関係者、地域の方々、生徒、また宇和島市、また多くの市民の方々がプール建設に立ち上がられております。関係者は一丸となりまして、鉄筋の不足を補うために竹で補充していったわけです。また、ぐり石、石を厚く敷いてプールをつくり上げていっております。 それから、昭和48年に和霊小学校移転の後は、市民プールとして平成14年まで市民に開放され、62年間の長きにわたり愛されてまいりました。平成15年には愛媛県近代化遺産に選定もおされております。また、メルボルンオリンピック大会平泳ぎ銀メダルリストの吉村昌弘氏も、この旧和霊小学校竹筋プールで育った子供でございます。 この竹筋プールについて、当時、大分大学工学部教授の井上正文氏が宇和島市立和霊小学校プール調査報告書で、このように話をされております。 「2007年の春、私の愛媛県在住の友人から、第二次世界大戦前に建設された学校プールの解体工事中に、このプールが竹筋コンクリートづくりであることが判明したとの一報が入った。和霊小学校プールのことである。これまで竹筋コンクリートづくりの構造物といえばアーチ橋や小型飛行機格納庫しか知らなかったので、少なからず驚きを感じた次第。和霊小学校のプールには竹筋と鉄筋が併用されているとのこと。これまで私の研究室で実施した竹筋コンクリートスラブの実験から、曲げ受ける部材に竹筋を使用する場合には、竹筋と鉄筋の併用が好ましいとの感触を得ていたからだ。しかし、竹筋と鉄筋を併用した事例に接するのは初めてのことであった。今回実施された和霊小学校プール構造物調査は全国的に見ても例を見ないものであり、その調査結果は今後竹筋利用の発展にとって極めて貴重な資料になると確信している」と言われております。 このように、歴史的、土木学的に輝かしい評価を受けているわけでございます。 旧和霊小学校竹筋プールは、現在、解体撤去されておりますけれども、宇和島市文化財研究委員会一同の方々が後世に残したいとの思いで、この竹筋プールの一部のサンプルを保管していただいております。 調査報告書を見てみますと、平成19年2月21日に和霊小学校プールの撤去をされることを知り、緊急文化財研究委員会が開かれ、現地調査及び市長--このときは市長不在で助役が来られておったらしいんですけれども--及び教育長にプールの一部を記念碑として残し、記念碑を設けることを要望したと。これは毎年要望したと、この研究会の方にお聞きしたら言われておりました。が、記念碑設置は全然進んでない状態です、現在まで。これ、どういうことだったのか、この経緯をお伺いをしたいと思います。教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) お答えをいたします。 旧和霊小学校のプールの経緯につきましては議員がおっしゃるとおりでございまして、平成19年3月に解体をして、竹筋コンクリートの一部分を現在の和霊小学校に保管している状況でございます。これは、解体時におきまして有識者の皆さんから、その一部分を記念碑として後世にその背景や歴史を継承していこうというお話が出ていたことによるものでございます。 記念碑設置が進まなかった大きな理由としましては、まず設置場所の確保と資金の確保が難航していたということがあります。当初、設置場所としましては旧和霊小学校跡地にということで要望がありましたけれども、現在の勤労青少年ホームを含めて当該地利活用の方向性が定まっていないということもありまして、その時点での対応は難しいとの判断に至ったところでございます。 また、資金につきましては、市の文化財としての予算確保は困難でございましたので、文化財研究委員会の皆さんとも検討しました結果、地元での寄附金を募って、これを基本として設置できるように進めるとのことでお話を伺っております。 以上のことから、教育委員会としましては今の段階では推移を見守っているという状況でございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 今、設置場所と経費の件と部長が答弁で言われましたけれども、設置場所については、また後で質問いたしますが、経費については今ほど地元で寄附を募るというお話をいただきました。 今、和霊校区としても協力体制を整えて、この竹筋プール記念碑設置の寄附金を集めたいと、このような方向で検討して進めておりますので、またそのときにはぜひ、そのもとになるものはしっかり地元で集まるということをやってまいりたいと、このように決意しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 これは、ちょっと余談になるんですけれども、実は東京のIVSテレビと、テレビ制作会社がございます。そこから連絡がありまして、この竹筋プールというのは日本に3カ所現存するらしいです。その1つがこの旧和霊小学校の竹筋コンクリートの工作物としてあるということで、それについて取材の申し入れがありまして、8月30日に予備調査に来られたと、このような経過もございますので、やはり全国的にもこの竹筋プールというのは非常に貴重な、また歴史的、土木学的に見ても輝かしい評価をされているということでございますので、ぜひ記念碑設置に向けて進めていってまいりたいと思います。 それで、場所について、その記念碑の場所についてお伺いしたいのは、先ほどご質問させていただきましたけれども、今後は、この旧和霊小学校プールの跡地の有効活用に伴い、和霊公民館新築移転が可能となった場合に、可能となった場合ですよ、には、ぜひこの大変貴重な旧和霊小学校竹筋プールのサンプルの保存を兼ねた記念碑の設置場所もぜひ検討していただきたいと、このように思うわけでございますけれども、この件について教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 昨年、担当課のほうで、関係する有識者の皆さんから現在の和霊小学校での設置案、また記念碑の設計図面も見せていただいたようでございます。地元の皆さんの御意見も伺っております。 今後は、議員のお話にありましたように、懸案となっております旧和霊小学校プール跡地利用計画でございますとか、和霊公民館耐震化事業の検討状況も見ながら、和霊校区住民全体としての取り組みを促して、地域住民の思いとしての記念碑設置について関係する皆さんとの協議を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) ぜひ前向きに、この公民館移転新築と竹筋プールのサンプルの保存の記念碑設置場所の検討を進めていただきますようお願いを申し上げたいと思います。 じゃ、次に、これも今までもいろんな議員の方々も御質問されておりますけれども、今回、私、プールについてなんですけれども、宇和島市営公認屋内プール新設について絞ってお伺いをしたいと思います。 市長も、今月議会ではっきりプールについては方向性を示すという答弁もしておりますので、お聞きをしたいと思います。 平成25年9月議会において、宇和島市営公認屋内プールの新設に関する請願書を提出、採択をされております。8月25日、総合体育館で公認屋内プールを考える会、宇和島水泳協会会長、是澤政勝氏が発起人となり、公認屋内プール新設について、第1回タウンミーティングを開催いたしました。 参加は8団体、1団体はコメントをいただきました。大体約30人の方が参加されておられました。いろんな御意見をいただきまして、健康増進、また介護予防、リハビリ、生涯スポーツ、障害者、また小・中学校競技者指導者の立場からなど、いろいろな御意見をいただきながら進めてまいりました。やはり参加者からは、プールは必ず必要やとの、これは一致した御意見はいただいております。 現在、日本水泳連盟公認の県下のプールは、中予で3カ所、東予で4カ所、南予は八幡浜に1カ所あります。残念ながら、南予の中核都市のである宇和島市にはございません。 愛媛県水泳連盟の理事は、大会を南予でも行いたいんだと、ぜひ宇和島で大会のできる公認プールをとの強い要望があると言われております。建設維持費等の問題はございますけれども、プールはできたが公認がないために大会が誘致できない、利用度が少ない、そのため活性化につながらないなど、中途半端なプールだけにはならないようにお願いしたいものでございます。 ことしの全国中学校大会におきましても、宇和島市の津島の女子生徒の方が全国第2位というすばらしい記録を出しております。でも、この方が宇和島市のプールで泳いで、すばらしい記録が出ても公認にならないという矛盾も出てまいります。 あくまでも今回は宇和島市営公認屋内プールの新設についての市長の見解をお伺いしたいと思います。石橋市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 公認プールをということですけれども、私としては今の認識としては、25年のときとこの27年、今のところで大きくプールの状況が変わったという認識はしております。 と申しますのは、これまでといいますか、昨年までは民間のプールがホテルに併設される形でありました。ただ、ことし、27年になって、年明け早々にホテルを廃業と同時にこのプールも廃止されるということが市民の中でアナウンスされ知れ渡りまして、私も確かめましたけれども、もう今現在、既になくなってしまっているという状況にあります。 そのような中で宇和島市、プールは市営のプールとして、あそこはどこやったかな。 失礼、石丸のほうに1つ、市営プールを持っております。あと、合併した吉田町に1つ、それと津島のやすらぎの温泉の中にもあります。ただ、津島の温泉の中に併設されておるプールは20メーターということで、基本的には健康増進施設を目的としたプールと認識せざるを得ない。 そして、吉田においては、ある程度、競泳の選手もできるのかもしれませんけれども、残念ながら基本的に水深が浅い。そして、屋外には夏場多少遊べるような娯楽的な目的のプールもついているというところで、やはりこれについては競技用としてはなかなか難しいんであろうという認識をしておりまして、今、競技用いうか、トレーニングということを主体に考えますと、石丸のプールが実用的なんだろうというふうに思います。 ただ、この石丸につきましては、御存じのとおり、現在、柿の木地区において新しいごみ焼却施設を建設中でありまして、今の石丸地区で稼働しておりますごみ焼却施設は、2年後には廃止されるということになります。 そうすると、石丸のプールに熱源を供給している施設がなくなるということで、ボイラーを新たにつけるか、何らかの熱源の確保ということが新たに必要になってくるということですけれども、これについては大変な費用も発生しますし、また運営経費ということでなかなか大変だ、しかも、石丸のプールというのは、御存じのとおり、もう30年以上、建設後時間がたっているということで、施設の老朽もかなりひどいというところで、もうこれについては、私としては、ごみ焼却施設の廃止とともに石丸のプールも廃止させていただきたいということで、これについては、もう既に議会で表明をさせていただいているつもりでございます。 そのような中で、ことし突然、最初に言いましたように、民間のプールがあると仮定しておったものがなくなったということで、私としても市の市民の健康維持、そして運動競技等の向上ということも含めたときに、やはり屋内のプールで競技のトレーニングもできるようなプールというのは、宇和島市内に1つは欲しいなという思いがありまして、どこかでやれないかということを検討してまいりました。 そんな中で、今、一番私として現実的に取り組みやすいなというのが、ごみ焼却ではありませんけれども、今までし尿の処理施設として使っておりました施設が今、新しい施設ができたということで、これから取り壊しにかかるという計画になっておりました。ただ、その施設、大変新しくて、建物も頑丈で、まだまだ使えるんではないかということをずっと思っておりましたけれども、目的が目的だったものですから、取り壊しという方向だったわけですけれども、これを基本的に、ここの施設の中でプールをつくったらどうだろうということで、今、検討を始めたというところです。 基本的には、このクリーンセンターのほうは広域の所有の施設でございまして、先般の運営審議会において広域の首長さん方にも、宇和島市として、この施設を宇和島市のプールということで転用させていただきたいということで、基本的には了解を得ることができましたので、これから具体的にどういうプールができるか考えていきたい、検討に入りたいと思っております。 そのような中で、今、御指摘ありました公認がとれるかどうか、ここについては、さらに公認の条件ということをもっともっと研究してみる必要もあるんでしょうけれども、そういう皆さんの要望があるというところについては、こちらも検討課題の1つということで検討をさせていただきたいと思いますので、ご理解いただいたらと思います。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 検討課題での1つということを今言われましたけれども、この公認プールにつきましては、プールをつくった後に公認をもらうということは非常に難しくなりますので、プールをつくるということを進めながら公認を、愛媛県水泳連盟を窓口にして、日本水泳連盟のほうから、どういうのが公認プールになるかということをやはりやりとりしながらつくるという形になると思います。それじゃないと、できてからでは公認はとれませんので、なかなか。 ぜひ、今回プール新設については、この水泳関係者、公認の詳しい方々をぜひとも市長とこのことについていろいろ話を進めながらプール建設にはお願いしたいと思うんですけれども、その件について、市長、どうでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 私としては、先ほど言いました今考えている案というのは、今既にある建物を利用しながらという制約もあります。ですから、公認の中に観客席がどれだけ要るのかとか、Jリーグとかバスケットで言われているようなところまで入ってくると、なかなか難しくなるというところもあるのかなということで、検討課題ということでさせていただきたいと。 ただ、競泳の子供たちを中心とする若い子供たちがトレーニング、競泳を目指してやるために泳ぐ、そういう目的については対応できるようなプールにしたいなというふうには考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 公認をとるためには、やはり公認をとれるように進めていかなくてはいけないわけですよね。そうなるためには、やはり愛媛県水泳連盟から日本水泳連盟のほうに、どのようなプールかいうことを、観客席が要るのか、要らないのか、具体的に聞いてから進めなくてはいけなくなりますので、ぜひやはり、プールつくると決まりましたら、その件についてはその関係者とは協議を進めていただきたいと。これは約束していただけませんか、市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 検討課題ですので、それについては検討はさせてもらいます。そして、もしそれに対してイエスだったら喜んでもらえるでしょうし、万一ノーだったら、その理由というのも市民の方々、議会の皆さんにも説明はしなければいけないと思っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 検討ということでございますので、またこちらからも市長のところに要望として、また説明として行かせていただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 じゃ、プレミアムつき商品券についてお伺いをいたします。 地方創生に向けた第1弾として、公明党が推進いたしました地域住民生活緊急支援のための交付金は、全国各地で明るい話題となっております。各自治体が工夫を凝らして、御当地カードプレミアムつき商品券、多子家庭子育て支援、低所得者向け商品サービス券、宿泊券などを販売し大きな反響を呼んでおり、即日完売が続出しております。しかし、一方では、売れ残り再販売などをして完売をした自治体もあるとも聞いております。 本市では、プレミアムつき商品券として、県と共同で行う愛顔えひめ商品券、市単独の宇和島地域商品券、これは、もーに商品券ですね、の2種類に加え、宇和島伊達400年祭の開催に当たり伊達なふるさと宿泊・商品券として発行をしております。 それでは、ここでまず最初に、この宇和島地域商品券、もーに商品券についてお伺いいたしますけれども、毎年、商工会議所と共同で1億円の額面で10%のプレミアムをつけて発行しております。ことしは国からの交付金がございましたので、宇和島地域商品券として、3億円の額面で20%のプレミアムつきで発行でございました。 現在、購入期間が8月24日から9月11日まで、きょうは9日ではございますが、この宇和島地域商品券、もーに券の申し込み数と金額の購入状況についてお伺いをしたいと思います。常盤産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 宇和島地域商品券の申し込み人数、金額、購入状況につきましてでございますが、先週末9月4日現在の数字です。宇和島商工会議所管内の割り当て額が1億7,350万円に対しまして、申し込み人数が8,542人、申し込み金額は6億1,974万円ですが、7,207名の方によって1億4,792万円が購入済みということでございます。 それから、吉田三間商工会管内につきましては、割り当て額が4,500万円で、申し込み人数が1,784人、申し込み金額は1億2,861万円ですが、現在1,394名の方によって3,557万円が購入済みです。 津島町商工会管内は、割り当て額が3,150万円で申し込み人数が1,355人、申し込み金額は1億897万円ですけれども、現在1,141名の方によって2,668万円が購入済みでございます。 どの地域も割り当て額を上回る申し込みをいただきましたので、1人当たりの購入限度額を現在下げさせていただき、申し込み者全員に購入していただけるように調整をして、ほぼ完売できるという予定でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) この宇和島地域商品券、もーに商品ですね、これはすごく好評だということで理解をさせていただきたいと思います。 この商品券、来年も地域活性化のために、もーに商品券、宇和島地域商品券は商工会議所と共同で行うべきではないか、また、もーに商品券の昨年度の助成金は10%だったんですね。1,000万円。来年度は交付金がなくなる可能性がありますので、10%に戻すということになると、20%から10%に落ちるというのは、消費者としてはなかなかお得感が減ってくると感じるんじゃないかなと思います。 ですから、今年度同様、20%の助成金にすべきじゃないか、このように思うわけでございますけれども、この件について、産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 議員おっしゃるとおり、平成21年度から実施しております宇和島地域商品券につきましては、今までは市の予算から10%のプレミアムを上乗せし発行しておりましたが、今年度発行の分につきましては、国の地方創生交付金を受け20%の上乗せをし、販売しているところでございます。 このことにつきまして、消費者からの目線からすると、来年度以降についても発行することが望ましいという御意見については、十分に理解しているつもりでございますが、国の交付金の動向と発行に係る予算の確保と地域活性化に係る効果とのバランスなどを勘案し、今後も継続していくべきかどうかを含め検証しなければならないというふうに考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 好評なこのもーに商品券、ぜひ続けていっていただいて、20%に来年はまた助成金していただきたいなと、このように思います。 1,000円券と、この500円セットの販売についてお伺いいたします。 愛顔のえひめ商品券を購入された方から、このように言われました。楽しみで買ったんやけれども、1,000円札は使いづらいなと。スーパー閉店間際になると、3割から5割引になるんやと。そのとき買うと1,000円も使わんのやと。何で500円券にせんかったんやと。市は庶民の気持ちがわからんと厳しい私は指摘を受けました。 また、あるお母さんから、子供がコンビニでお菓子を買いに行くときに1,000円券は渡せませんと。500円券やったら使いやすく、それでお菓子は買えるんですけれども、そのような声なども聞いております。 全国的に見ても、多くの自治体が500円券、1,000円券のセットで販売をしている状態です。少額の買い物でも使いやすく工夫しております。毎年発売されるもーに商品券、来年も発行するだろうという前提で質問いたしますけれども、来年は500円券の販売を検討してはどうか、ここはお伺いしたいと思います。産業部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 商品券につきましては、地域経済の活性化を目的として発行をしておりまして、また、今年度発行の商品券につきましては、地元の皆様への消費喚起も目的として掲げておるところでございます。 これにつきましては、日常生活で購入するもの以上、例えば電化製品等の耐久消費財などの購入に充ててもらうことによって地域経済の活性化を担うという一面も持っておろうかと思います。 このことから、商品券の使用単位につきましては1,000円がふさわしいということで実施したんでありますけれども、今後もし実施することを続けていくことになれば、地域住民の意見を踏まえ、例えば500円券と1,000円券との組み合わせなどを検討していきたいというふうに思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) ぜひ500円券、1,000円券のセットでお願いしたいと思います。 3月代表質問において、公明党は子育て支援のための多子世帯、低所得者の方々に対する応援事業として、プレミアムつき商品券の利用をお伺いしました。総務部長のそのときの答弁なんですけれども、3月から11月の期間で、宇和島伊達400年祭を開催することから、さらなる交流人口拡大、地域活性化を図るために、伊達ふるさと宿泊・商品券を実施するとのことでございました。 先日、宇和島に宿泊された方が、ホテルから伊達ふるさと宿泊・商品券の購入を勧められ、初めてこの宿泊券のことを知ったと話されております。 その宿泊券の購入は、市外に住所があり、宿泊された方のみで1人1セットに限られ、購入価格は6,000円。額面は1万円でございます。その宿泊客の方はホテル代を払ったら4,000円分残ったと。6,800円だったらしいんですが、6,000円使って、800円払っちゃった。12月31日まで宇和島に来る機会がないと。利用期間が12月31日までなんですね。せめて正月まで使えたらなと言われておりました。 これでは、その4,000円分、別にその人は損したわけじゃないです。6,000円で買って、6,000円使ったわけですから。その人は、そのまま帰って4,000円分使わなかったら、プレミアム分は地元に落ちないということになるんです。 伊達なふるさと宿泊・商品券の問題点は、1つは購入方法、あとは2つ目は販売期間と使用期間の2つに問題があるんじゃないかなと、このように思います。 ある自治体では、ネット宿泊予約サイトを利用して宿泊券を4月1日から発売し、全国のコンビニで購入ができ即時完売。県外からの購入者が54%を占め、観光客誘致する起爆剤になったことを証明したと言われております。各自治体は、遅くても宿泊券は6月中には発売、2月中にまで利用可能で、お祭りやイベントに合わせております。このような自治体では、購入者は全国どこにいても簡単に購入できる、コンビニで買えるわけですね。この購入方法により、旅先として自治体広告の意味合いも兼ねていることにより観光客の誘致に成功しているということがわかります。 しかし、宇和島市の購入方法は、利用可能施設として登録のした市内の13の施設だけに宿泊した方だけがアンケートに答えて宿泊券が購入できるシステムなんです。これでは一部限定の購入者だけになり、全国からの観光客を400年祭の開催に合わせて誘致することはできません。よって、交流人口の拡大、地域活性にはつながらないんじゃないかなと、このように思う次第でございます。 この伊達ふるさと宿泊・商品券は、1万4,000セット、月3,500セットに分けて4カ月で販売するわけでございますけれども、販売期間、8月1日から11月30日までですね。使用期間、8月1日から12月31日。8月1日ですから、お祭りには使えなかったんですね。一番にぎやかなお祭りには使えないんです、この宿泊券。 3月から11月までの開催の宇和島伊達400年祭に合わせて交流人口拡大、地域活性を図るためならば、開催時期に合わせるべきではなかったのか。なぜこのような販売期間、使用期間、購入方法を選択したのかお伺いしたいと思います。産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 8月より市外からの観光客等を誘発し地域経済の活性化を図るため、市内の宿泊施設や飲食店、土産物店等で利用できる伊達なふるさと宿泊・商品券の販売を開始いたしているところでございます。 販売開始の時期につきましては、この伊達なふるさと宿泊・商品券が宿泊にも飲食店等にも利用できるといった新たな商品券ということもありまして、その準備及び関係施設等への説明並びに連携に時間を要しまして、8月からの販売ということになったものでございます。 また、販売期間については11月末、使用期間については12月末までの利用が可能となっており、宇和島伊達400年祭開催期間月までの販売で、その1カ月までの使用期間を設けたということでございます。 ただ、議員がおっしゃること、十分理解できますし、市長にもいつも叱られておるんですけれども、スピード感がなかったということにつきましては、反省の余地もあろうかというふうに考えております。 それから、他県の状況を踏まえまして、早々に販売期間中の売り切れ等が生じないように、また有効的に出回るため、総数1万4,000セットを4カ月間均等に月3,500枚の限定販売とし、さらに利用者が事前予約及び購入の手間を省くことを目的に、宿泊の当日に宿泊施設の窓口で購入できるよう宿泊施設の窓口販売を設定したということでございます。 この販売方法につきましては、議員がおっしゃりますこともありますし、一長一短あるのではないかなというふうに考えております。 特に転売の問題が全国的には発生しているようでございまして、この点につきましては、宇和島市が行っておりますように、実際に来ていただいた宿泊者にホテルでアンケート等を実施し、購入していただくという方法も、その点ではよかったのではないかなというふうな感を持っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 今、転売の問題が出ましたけれども、実際、転売されている状況を僕は把握していますけれども、その方は、使わなかったら、もう誰か宇和島の人に転売するような形を、本当はそれはいけないんですけれども、そのようになってしまうかもしれません。 やはり3月から11月までの開催なんですから、内閣府に私は聞きましたら、別にそれにあわせて自治体が工夫してやればできることだと、はっきり言われていました。ですから、やっぱりスピード感を持って、先ほどの部長も言われていましたけれども、7月のお祭りにも使えないというのも残念なことじゃないかなと、このように思っています。 せっかくの活性化、400年祭の行事でございます。今いろいろなチャリー何とかとかいろいろ言われていますけれども、また後でもその質問があるようでございますので、またそれはそれとしてでございますが、ぜひ来年も、また南予のいやし博がある予定でございますので、活性化に向けてしっかり頑張っていただきたいと思います。 じゃ、これ、月3,500セットの販売限定のふるさと宿泊・商品券、購入状況は、月、1カ月ですけれども、ちょっと教えて。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 8月の伊達なふるさと宿泊・商品券の利用者の購入状況についてでございますが、各宿泊施設には予定どおりの枚数を購入していただいております。ただ、実際に宿泊されたお客様に購入していただいた数は2,722冊というふうになっております。 なお、販売目標の3,500枚を下回っていることから、今後、テレビCMやラジオ及び新聞等によりまして、さらに告知、PRに力を入れ、本券の周知等を図り、各宿泊施設にも御協力していただきながら、伊達ふるさと宿泊・商品券の活用による観光客等への宇和島への集客を図っていくという計画でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) これは年度末までに使うようにという内閣府から指示が出ていますので、一日も早く余った分は早く買っていただけるよう進めていただきたいと思います。 じゃ、次に移りたいと思います。 教育格差による子供の貧困についてでございますけれども、平成27年2月公表の平成24年度愛媛県市町民所得統計において、宇和島市の1人当たりの所得は県下20市町の中で13番目という非常に低い水準にあり、非常に厳しい経済状況でございます。 厚生労働省の調べによると、家庭経済の影響により家庭環境に差が生じ、そのため子供の受ける教育にも大きな影響が及んでいると。子供の貧困率は現在17.6%。約6人に1人の子供が貧困状態にあると推定されております。 教育ジャーナリストの渡辺敦司氏は、家庭の経済状態によって子供の将来に左右されることのないような環境整備することを目指して、子供貧困対策の推進に関する法律が国会で成立したと。法律は、国と自治体が協力をして、教育支援、生活支援、就労支援、経済的支援などの施策を策定し、実施することを義務づけている。なぜこうした法律が必要かと。近年、経済格差の広がりによる子供の貧困問題が深刻さを増しているからです。生活がやっとの家庭では、子供の教育に十分にお金をかけることができず、それが子供の学習や進学に影響し、社会に出ても有利な職につくことができずに貧困状態に陥るという貧困の連鎖が心配されますと。 平成25年度学力調査を活用した専門的課題分析に関する調査研究の報告では、学校外教育支出、習い事や学習塾ですね、と学力との関係は強く、学校外支出が多い家庭ほど子供の学力も高い。世帯収入が高くなるにつれ、学校外支出も多くなる傾向があると。このように、学校外教育と学力の関係の説明をしております。 7月27日付毎日新聞に、学校外教育について掲載されておりました。千葉県南房総市では、5年生、6年生全員を対象に今年度から学校外教育サービス利用助成事業を開始しており、所得に応じて6段階に分け、申請があった世帯に利用券を支給し、市内の塾や習い事の54の事業所で利用ができるようになっております。市教育委員会は、保護者の経済力による教育格差の解消が狙いの1つと説明しております。事業費は地方創生交付金を充て、来年度から自主財源で継続するとのことでございます。 また、大阪市では、中学生を対象に生活保護、就学援助を受けている世帯に対し、1人当たり1万円の学校外教育にかかる費用を助成しております。保護者からは、塾に行くようになってコンスタントに勉強するようになり、本人もやる気が出てきたと。また、女子中学生、塾通いを始めてから成績は上昇し、定期テスト40点以上アップした教科もあったと。しっかり復習をして入試に向けて準備をしたいと、このように意欲を見せておると言われております。 大阪市の生活保護、就学援助世帯に対しての学校外教育における塾や習い事の助成制度、また、南房総市の学校外教育のサービス利用助成事業の取り組みについての本市の見解をまずお伺いしたいのと同時に、次の質問も時間ないんでいきます。 本市の厳しい経済状況の中ではございますけれども、今後の教育現場における教育格差による子供の貧困問題の解決についての施策は、どのような対策をとっているのかお伺いをしたいと思います。教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) お答えをいたします。 学校外教育に係ります費用の助成につきましては、教育委員会としましても重要な問題であると認識をしております。議員のお話にありました大阪市、また南房総市の取り組みにつきましては、バウチャーと申しまして、いわゆる市が発行する証票を利用するもので、制度化されてまだ間もないこともありまして、我々としましては先進事例として注目をしているところでございます。 ただ、学校外での集団学習によります学習支援の場を市が整理することによりまして、児童・生徒のプライバシーの問題、または習い事や学習塾等の民間企業圧迫という問題も危惧されますけれども、議員御指摘の利用券を支給する方法なども含めまして、今後、宇和島市においてどのような施策が実現可能か、または必要とされているものは何なのかなど具体的な検証を進めまして、生活支援課等、関係する部署とも連携を図りながら検討してまいりたいと思っております。 また、続いての御質問ですけれども、子供の貧困問題に対応します宇和島市の現在の制度としましては、まずは就学援助制度が基本になるものと考えております。これまでも制度の周知に努めてきたところでございますけれども、平成26年度に就学援助制度の認定となりましたのは、宇和島市立の学校で認定率13.42%でございます。県内市町の中でも松山市に次ぐ高い認定率となっておりまして、就学援助制度の周知についてはある程度浸透してきているものと考えております。 ただし、現状の就学援助制度では、おっしゃいますように、学校外教育への助成は難しい状況でございますので、教育委員会としましては、まずは学校内にあります教育の充実を基本としまして、その援助の充実も図りながら、先ほどの学習支援事業も含めて学校外教育の支援について、貧困による教育の格差是正に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 我妻正三君。 ◆14番議員(我妻正三君) 時間ありませんので、学校内での教育に力を入れていきたいという御答弁をいただきました。 先生も大変忙しいと聞いております。しかし、この貧困のことによって子供に教育の差が出るということは、やはり不平等だなと感じておりますので、一日も早い解消をお願いして、私の質問を終了させていただきます。大変にありがとうございました。 ○議長(兵頭司博君) 以上で我妻正三君の質問を終わります。 次に、小清水千明君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) おはようございます。 自民党議員会の小清水でございます。通告に従いまして一般質問を始めたいと思います。 その前に、去年からことしにかけて非常に雨が多いということで、海の方は赤潮の発生、山の方は山が抜けたり、道の被害があったりと大変な被害が出ております。特に養殖業、真珠の母貝のほうもやられているようで、被害は単年度で済まない、2年、3年先にもつながっていくということでございます。 しかしながら、そういう中でも漁業者、農業者も一生懸命、今あるものを、いいものをつくろうとしております。私も先般、わせにマルチを敷きましたけれども、少しでも、よその産地より少しよければ高く売れるわけでございまして、そういう努力をしているということを職員の方々にもわかっていただいて、これからの販売に、また力をかしていただきたいなというふうに思っております。 それではまず、来年開催のえひめいやしの南予博2016についてお尋ねをいたします。 平成16年、宇和町まで高速が伸びたのを機に、えひめ町並博2004が開催されました。続きまして、平成24年には宇和島市までの高速の延伸により、えひめ南予いやし博2012が開催されました。そして、ことしは平成27年、宇和島伊達400年祭が3月29日から11月22日の日程で開催されております。 現時点で伊達400年祭をどのように評価しておりますか、笹山総務部長にお聞きいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 笹山総務部長。 ◎総務部長(笹山誠司君) 盛大に開催をさせていただきましたオープニングイベント以降、これまで実行委員会が主催するイベントや関連イベントに加えまして、市民による自主企画イベントにより、400年祭を盛大に盛り上げていただいております。観光振興、地域の活性化はもとより、宇和島に息づく伊達家の歴史や文化というものを確実に再認識いただきつつあるものと感じております。 情報発信という面につきましても、私どもの手元の集計でございますけれども、3月から8月までの半年間で、愛媛新聞が取り上げていただきました記事の本数にいたしまして90本取り上げていただいております。ほぼ2日に1回といったふうなペースでございます。また、期間中に開催したイベントの入り込み客数が35万9,000人というふうなことを捉えましても、現在までのところ十分その効果を発揮しつつあるというふうに認識いたしております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 私もある程度の効果があった。特に伊達博が来場者数が極端にふえているということを見ましても、宇和島の知名度、それとテレビの影響が大きいんじゃないかと思いますけれども、そこで、県民の方々、広く全国と申しますか、の方々にも400年も続いているのかということが認知されているというふうに思っております。 ただ、通天閣の問題でいろいろ出はするんですけれども、1人の子供の作文、子供の夢を現実にした、それが高さ等々、当初の企画よりも高過ぎて上に上れないということがあったかもしれませんけれども、あれが上れりゃ、また違った評価ですし、きさいや広場の横の駐車場ぐらいに建てれば、また集客数も多かったんじゃないかなと、話題があったんじゃないかなというふうに思っております。 結果はほどほどだったかもしれませんけれども、その思いつきから現実にするという行為につきましては、大変よかったんじゃないかなというふうに私は評価しております。成功すればもっとよかったんですけれども、その点、今後の課題として、小さなことでも子供たちが発信した小さな夢を現実にしてもらったと、それができる町なんだなということを知らしめたことではよかったと。また、これからまだ続きますので、頑張っていただきたいというふうに思っております。 そして、いよいよ来年3月26日から11月20日にかけまして、南予全域を対象としたえひめいやしの南予博2016が開催される予定であります。予算総額は5億円。開催意義は、南予のブランド化を図り、南予の名前を売り、南予ファンを作るとともに、南予の地域資源や食材、観光資源等の魅力を広く発信し、ひいては南予への移住、定住を促進につなげるというものでございます。 今回の実施主体は、地方局長に言わせますと、県じゃないんだよ、市と町が実施主体なんだよということを言われております。市としては、この南予博をどのように位置づけているのか、常盤産業経済部長にお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) えひめいやしの南予博2016は、地域や文化を超えた幅広い連携を進め、交流人口の拡大と南予のチャレンジ精神の喚起を目的として、愛媛県及び南予9市町等が実行委員会を立ち上げ事業を実施するものでございます。 宇和島市におきましても、このえひめいやしの南予博2016における目的に沿う形で、さらには宇和島市の地域活性化の起爆剤になるよう事業を位置づけまして実施してまいりたいというふうに思っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 以下、何点か質問がありますが、常盤部長にお願いしたいと思っております。 きのう歯医者のほうへ行きまして、歯茎が腫れておりまして口のほうが回らんので、その点はお許しをいただきたいというふうに思っております。 次に、この南予博をどのように実施していくのかを、今ほど申されました実行委員会を立ち上げてということですけれども、宇和島市の場合、担当課は商工観光課と聞いておりますが、今回の実施母体となるその実行委員会、その組織のメンバーや設立時期等についてのどのようなスケジュールになっているのかということをお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) えひめいやしの南予博2016の実施に向けましては、本年4月14日、愛媛県及び南予9市町の行政及び関係団体が構成員となりまして、また愛媛県が事務局を担うえひめいやしの南予博2016実行委員会を立ち上げ、専門事業者等によるプロデュースチーム及び専門アドバイザーを配置の上、実施計画の立案や実施に向けた準備を進めております。 えひめいやしの南予博2016のスケジュールといたしましては、プレイベントを平成27年11月から平成28年3月まで実施し、本イベントは平成28年3月26日から11月20日までの約半年間の開催予定となっておるところでございます。 また、基本的な事業の方針といたしまして、この実行委員会がセレモニーイベント、広域コアイベントなどの広域的な事業の企画運営を担い、地域のコアとなるイベント等については、各市町が既存、もしくは新規の委員会及び協議会の中で、えひめいやしの南予博2016事業を組み込み実施していく方針というふうになっております。 宇和島市におきましては、この地域コアイベント等につきましては、各観光関係者等から組織されております宇和島市観光協会がいわゆる実施母体となる実行委員会的な役割を担い、もちろん市の商工観光課との連携でこの事業を実施してまいりたいというふうに考えております。 他の市町も既存の組織や実行委員会を受け皿として予定しているところが多く、今月中、もしくは来月初めには、その体制を固めていくというふうな予定でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 地元に住んでいる人間は、そのよさが十分にわかっていない。何が受けるかということをわかっていないという点があろうかと思っております。そういう意味でコンサル等々、外の目から見て、これが南予独特のものだ、これは受けるんじゃないか、おいしいんじゃないかというものを、そういう目線で見ていただく。そして、地元のエキスパートといいますか、十分にその行事、地域を知っている人間を入れて、また、そのおいしさを十分に引き出すということが大事ではないかなというふうに思っております。 県のほうでも、これ、インターネットから出したんですけれども、実施計画が出ております。すごい分厚いんで読みがいはあるんですけれども、簡単に書かれているんで、それぞれわかりやすく書かれております。 その中で、まずプレイベント。ことしの11月から来年3月にかけて、このプレイベントが実施されるという予定になっておりますが、あと2カ月でございます。片方で400年祭をやりながら、片方ではこの南予博の実施計画を立てていくということになろうかと思いますが、どのように実施される計画でしょうか、お尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) プレイベントのイベント内容といたしましては、開催エリアによるライトアップイベントや道の駅での産直市イベント、それから圏域外では、東京の南予博発表会及び松山エリアの大型商店街施設のプロモーションイベント等実施するとともに、あわせて各市町開催の既存イベントをプレと位置づけ、南予の冬、早春の魅力を発信するというふうな予定になっております。 宇和島市といたしましては、津島しらうおまつり、宇和島闘牛大会等の既存イベントをプレと位置づけ実施する計画で進めております。また、11月については宇和島伊達400年祭の開催期間と重なりますけれども、各種の目的を崩すことなく、また情報発信等においては、それぞれ連携の上、相乗効果が図れるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) これを見ますと、各市町開催のイベントの中に、コスモスまつりや闘牛大会、南楽園の梅まつり、しらうおまつりがありますが、九島大橋の開通式、これ、プレイベントになるか、本番越してという時期になるかわかりませんけれども、そういうものも入っていると。市民も大変期待できるし、それこそ集客効果というのは大きいんじゃないかなというふうに思っております。 それと、先ほど申されました東京での南予博の発表会、マルシェ的なものを東京と松山でもやられるようでございますが、それらのプレイベントに出店、または協力をしていただける団体組織、個人に対しては、いつごろお話があるか、どのような方々にお声がけをしていくのか。また、予算の面もまだついていないですよね。そういうふうなものはどうしていくのかということを部長にお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) プレイベント実施における中心的な団体、関係者としては、各市町の道の駅が該当すると思いますが、現在、えひめいやしの南予博2016実行委員会が市町連携の上、プレイベントとして活動していただく各道の駅の関係者とワーキンググループ等を開催し、御理解、御協力のお願いを行っております。 また、あわせてプレイベントとして認定する各市町開催の既存イベントの関係団体の説明、現在行っているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) それじゃ、農協や漁協ですよね、それから販売をしている南四国ファームとか、魚関係ならそれぞれお魚屋さん、大きなところ等々へのお声がけというのはどうなるんでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 今後、そういう点につきましても考慮して検討していきたいと、一緒に協議をさせていただきたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 第1次産業中心のこの町ですので、魚にしても、ミカンにしても、やっぱり冬の時期というのが旬の時期で、この時期に売っていくというのが一番のこのイベントの目的じゃないかなと、宇和島にプラスになるんじゃないかなというふうに思っております。後で聞きますが、アフターイベントというのも大事になってくると思います。 そういう意味では、盛り上げる、宇和島はこんなにおいしいものがあるんだよというのを東京、松山からお客を引っ張ってくる、その一因になろうかと思っておりますので、十分その点も考慮していただいて、人集め、組織集めをしていただきたいというふうに思っております。 それから、セレモニーイベントでございますが、3月26日に、これは八幡浜で開催されるということが決まっておるようですが、それに続くのがコアイベント。まず、広域コアイベントについては、瀬戸内シェフズサミットin宇和島が来年の11月ですけれども、あります。それから、ツール・ド・なんよ8デイズ~マルゴトなんよサイクリングスタンプラリー~が来年4月から5月中旬の週末、あと宇和島の島々をめぐる南予冒険島が7月中旬、南予和太鼓サミットが5月下旬に開催される予定ですが、わかる範囲で結構ですので、簡単に内容説明をお願いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 宇和島地域に関する広域コアイベントといたしましては6事業がございますけれども、そのうち、まず御質問がありました瀬戸内シェフズサミットin宇和島でございますけれども、開催時期は平成28年11月を予定しておりまして、瀬戸内の食のブランド化を進めていく上で主役となる地元のシェフや生産者の方々の交流を深めていただくとともに、ゲストシェフとして瀬戸内や首都圏のシェフをお呼びして、地元の食材を生かした魅力的なメニューを披露していただくといったサミットをここ宇和島で開催するという予定といたしております。 南予食材の新たな可能性の発見や販路拡大につながるよう事業を計画しておるということでございます。 次に、平成28年4月及び5月中旬の週末ごとにツール・ド・なんよ8デイズ~マルゴトなんよサイクリングスタンプラリー~を計画いたしております。本イベントは、南予の愛媛マルゴト自転車道の中上級者向け6コースを使用いたしまして、道の駅などに設定されたチェックポイントを回り、各ポイントのスタンプを集めていくというものでございまして、土曜、日曜に開催することで地域内での宿泊の促進も図ってまいりたいというふうに考えております。 続きまして、南予冒険島~宇和海の宝を巡る~でございますが、こちらは平成28年7月中旬に宇和島の日振島、戸島、九島などの3つの島を舞台とした親子の冒険体験イベントを計画しているものでございまして、周遊型イベントとして展開し、南予の島やクルージングの魅力を発信する予定でございます。これは、今まで毎年、観光協会が取り組んでおります人気が高い宇和島諸島めぐりが今回1つの実を結ぶ形になろうかと思います。 最後に、南予和太鼓サミットでございますけれども、平成28年5月下旬を予定しておりまして、太鼓団体の活動が盛んな南予地域におきまして、宇和島に全国の太鼓団体を誘致し交流イベントを実施するという計画でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) それぞれ独自性があって、おもしろいイベントじゃないかなというふうに思っております。来年度、このイベントを機会に、それこそ毎年の県内での、四国での主なイベントになっていかれるように育ててほしいなということがございます。 ただ、来年の11月というイベントもございまして、その前のPR、これは十分に行っていただかないと、えっ、もう終わったのという方がいらっしゃるんで、その点は十分なPR活動をしていただきたいというふうに思っております。 それから、地域コアイベントですが、伊達五十七騎の大武者行列が来年3月27日、これ、オープニングイベントの翌日になるんですけれども、甲冑も買って盛大なものに来年はなるんじゃないかなというふうに思っておりますし、「30年目のラブレターinうわじま」、これも企画されておりますが、例年と違った取り組み、新しい取り組み、お金をかけてこの南予博にふさわしいような企画があるのか、ないのか、そこをお尋ねしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) まず、秀宗公入部伊達五十七騎大武者行列につきましては、前回、かつてない約3,000人の大規模な市民参加型の大武者行列パレードを実施いたしまして、市民参加型のイベントとして約2万人の入り込み客数がございました。 宇和島伊達400年祭を一過性で終わらせることなく、今後も継続事業として市民の皆様と取り組めるイベントといたしまして選定したものであるとともに、市民が大武者行列への参加を通じて、宇和島伊達十万石の城下町として栄えてきた宇和島市の歴史や文化、伝統についての理解を深め、その魅力を誇りとしつつ、宇和島伊達十万石の歴史、文化を宇和島市の観光ブランドとして確立し、観光ビジネスとして着実に実需につなげていければというふうに思っております。 事業内容につきましては、今回、甲冑を2カ年事業で新調する予定でございますし、前回の大武者行列を骨格として、検証も含め検討の上、今回詳細を決定していきたいというふうに考えております。 続いて、30年目のラブレター~パール婚式のすすめ~でございますけれども、宇和島のイメージリーダー「真珠」をテーマに、また宇和島市の魅力を最大限生かせる地域コアイベントとして位置づける事業を実施するものでございまして、イベント内容としては、結婚30年目の節目をパール婚と一般的に呼びますけれども、その30年目を迎える御夫婦のパートナーへの手紙を全国から募集し、その手紙の中から印象の深い作品の御夫婦を宇和島に招待し、パール婚式を挙げていただくというものでございます。 この南予博での開催におきましては、これまでのステージイベントを拡充していくということとともに、このパール婚式をメディアとタイアップするなど広く情報発信する仕組みをつくり上げまして、今後、旅行商品としての造成につなげていきたいというふうなことを考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) そして、地域企画イベントにも、うわじま牛鬼まつりや定期闘牛大会、ブラッドオレンジフェアの名前が連なっております。こうやってインターネットで出ているんですから、県内の方、県外の方、日本中の方が見て、えっ、そんないいものがあるのという期待感をいつも以上に膨らませているんじゃないかな。県の南予博のページから宇和島のページに飛んで、そして詳しく見て、じゃいつ行こうかなということを計画されると思っております。 それなら、いつもよりもいいものをつくらなければと、これはもう誰でも思うことでしょうけれども、牛鬼まつり、ブラッドオレンジフェア、闘牛大会、これらの地域イベントに新しい魅力があるのか、新しいお客をどれだけ呼び込める魅力があるのかということを部長にお聞きしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 議員が挙げられましたイベントにつきましては、南予博実施計画に記載の候補例であろうと思います。 ただ、まだこれが確定したものではございません。今回の南予博は9市町での開催であり、各市町間がイベントがバッティングしないような日程面での配慮も必要であり、現在開催中の400年祭でも新たなイベントに取り組んでおりますので、現状においては地域企画イベントに位置づける新規イベントは計画をしておりませんが、既存イベント、地域イベント、400年祭イベント等、十分に検証し、本趣旨に適正なイベントをチョイスするとともに、魅力あるイベント、域外からの来訪者の集客確保にも努めてまいりたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) イベントを僕は数打つ必要はないな、毎週、毎週やる必要はないなと思うんですよ。松山から来る人も、せめて月に2回、大体1回だろうと思っております。その時期にあわせて大きなイベントをやっていただくというふうなのが理想じゃないかなというふうに思っておりますので、ほかと日にちがブッキングしても、それはそれで、午前中ここへ来て、昼から来ようかなということも南予ならできると思いますので、そういう点もあわせて御検討願いたいというふうに思っております。 それから、自主企画イベントというのも現在募集中でございまして、これはもう上限50万の助成があるわけなんですけれども、第1回の締め切りが9月18日、第2回が12月下旬となっていますが、現在までの問い合わせ状況、または応募状況、どのようになっているのかお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 現在、企画提案書の募集を7月10日から開始、9月4日現在の宇和島地区における問い合わせ状況は22団体の22企画でございます。また、申請の応募については17団体の17企画ということでございます。 これまで申請のあった住民グループ等がみずから企画し、実施する自主企画プログラムについては、地域の観光資源として魅力あるものとしていくため、実行委員会及び専門家による企画相談会を随時実施いたしまして、専門的な見地から指導、助言を行い、住民グループ等の企画に対しての支援を行っているという状況でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 思った以上に数が出ているんでうれしいところなんですけれども、この第1回の締め切り終わった後、検討されて何かに載せるのかなとは思うんですけれども、うちはこういうことをやっているよというのを第1回の募集案件イベントを出していただいて、それを見て、また、うちもそんなこと、そんなことと言ったら悪いですが、それぐらいならできるかなと思う地域があると思うんですよ。それで第2回の募集につなげていくという喚起も必要かなと思っております。その点もあわせてやっていただきたいなというふうに思っております。 それから、キックオフイベント、これ、9月11日の昼から地方局でやられるんですけれども、「次世代に伝えたい豊かな食文化」というものでございます。これ開催されるんですが、あいにくと言ったらあれですが、議会がございまして行かれないかもしれないんですけれども、このイベントに対して市はどれぐらいかかわっているんでしょうか、お尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) まず、御質問のありましたキックオフイベント、「次世代に伝えたい豊かな食文化」についてでございますけれども、こちらはえひめいやしの南予博2016における南予ブランド育成事業の中の南予の食の魅力を提案していく食のふるさと運動の先駆けとして、えひめいやしの南予博2016実行委員会が主催するものということでございます。 専門講師を迎えまして、次世代に伝えたい南予の豊かな食文化をテーマとして、講演やトークセッション、ワークショップを行う計画といたしております。 宇和島市といたしましては、本事業における情報発信及び参加者の呼びかけ等の連携を行っていきたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 今、400年祭で宇和島のほうはそっちに目が行って、まだこっちの南予博まで目が行っていないんで、ぜひとも、私は異業種交流というのに2年前に入っていましたんで、そっちのほうから案内が来たんですけれども、そうやって県も盛り上げてくれていますので、ぜひ宇和島も、その火をつける役をしばらくは頑張ってほしいなというふうに思っております。 それから、来年は英国公使ハリー・パークスが来訪150周年という記念すべき年でもあります。幕末の1866年、英国艦隊の3隻を率いて宇和島にハリーがやってまいりました。 そのときに、当時は前の藩主になるんですが伊達宗城さんが出迎えて歓待したということ、そして女性も船に引き連れてきて視察したということに対しまして、日本人で男尊女卑じゃない、女性までも一緒に連れてくる、そういう人柄にパークスさんも感銘を受けて、後に伊達宗城公が民部卿兼大蔵卿となった折りにも、紙幣の発行や、それから鉄道の敷設に英国が大いに協力をしていただいた、その布石をつくってくれたのも、このときじゃないかなというふうに思っております。 翌年にはアーネスト・サトウさんも来ておりまして、江戸から遠い、たった10万石の小藩に二度も英国公使が2年続けて訪れてくれたという、この歴史は世界に誇れるものであろうというふうにも思っております。 これを機に英国との絆を深め、世界に宇和島を知らしめ、未来につながる一大イベントを開催してはどうかと思いますが、しかも、この南予博の開催目的の1つには、海外からの誘客促進が含まれております。海外からの観光客をこの南予にということが目的でございます。まさに南予博のためのイベントになるんじゃないかなというふうに思っておりますが、市長、そのようなお考えはないでしょうか、お聞きいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 来年がパークスが宇和島に来て150周年になるということで、歴史に興味ある市民の方々から、これを祝うような会をぜひ考えてほしいという提案も数年前からいただいておりまして、私としても来年はこれを中心にイベント等もやってみたいなということを考えておりました。 その後に、正直言うと、いやしの南予博という県と一緒になってのイベントというのがまた加わってくるということで、私としては、このイベントの中で、南予博の中で、このパークス来航のイベントというものをうまく組み込ませたいなというふうに思っております。 一方で、その下地として、議員の方々には一度御報告はしたと思いますが、多分6月だったと思いますが、上京した折に英国大使館に伺いました。 大使は、残念ながら夏休みということで会えなかったわけですけれども、事務担当官にお会いして、来年、宇和島はこういう歴史の中で英国との150年という記念すべき年になりますと。それで何かイベントを考えていきたいと思いますので、ぜひよろしくということと、具体的にお願いしたのは、1つはイギリスの東洋艦隊旗艦が入ってきたときに、その軍艦旗、イギリスの軍艦旗といいますか、国旗と伊達家の九曜紋を交換しております。 御存じのとおり、いただいたほうのイギリスの旗は伊達博物館に保存されておりますけれども、残念ながら、イギリスに渡ったほうの九曜紋がどこに行ったかわからないということで、これをもう一度、大使館としても、国の機関ということで、ぜひ公式に調査をしていただけないでしょうかということを1点申し上げました。 それともう一つは、パークス公使、宇和島の市民有志がイギリスに所用で渡ったときに調べていただいておりまして、そのときの話では、オーストラリアに移住したというところまではわかっているんですけれども、その後が全然わかってないというところで、ぜひパークス公使の御子孫がイギリスなり、オーストラリアなりにおられるか否かという、それの消息ということがもう少しわからないでしょうかと、調べていただけないでしょうかという、この2点を具体的にお願いしてまいりました。 1点、パークス公使の子孫につきましては、実は返事がありましてというか、いい返事ではないんですけれども、イギリス側としては、この移民した後のことについては詳細不明であるし、個人のことでもあるので情報をこれ以上調べることができないという返事で、残念な返事でありました。 ただ、旗のほうはまだ返事がないということで、今後その返事、吉報があればいいなということを期待しているというところです。 いずれにいたしましても、パークス来航150周年、いかに盛り上げていくか、または議会、そして市民の皆さんの意見を聞きながら考えていきたいと思いますが、時期的には、私としては、もう既に来年3月からいやしの南予博始まりますけれども、後半部分の宇和島市の目玉として、宇和島市の自主企画といいますか、地域企画ということになるんでしょうけれども、秋口にイベントを考えてみたいなというところを思っているというところです。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) そこまで進めていただいているのは、大変感謝をしたいと思っております。 市長も申されたように、市民の方々は大変に熱心な方々いらっしゃいます。中途半端なイベントなら協力はせんと、大きなのをやれよと、総理までという話もありましたが、それは無理やと思いますけれども、やっぱりそういうふうに盛り上げていこうとしている方々、近藤先生を初めいらっしゃいますので、ぜひともそういう方々に、また実行委員会的なものをつくって立ち上げて、それぞれのルートでそれぞれの手腕を発揮していただいてイベントにつなげていただきたい。 特にイギリスの駐英、日本領事館にももう手を回して、向こうの日本領事からいろいろこっちのイギリス大使館にも話が来ているようですし、知事、そして媛銀もバックアップもするよと言われているようでございます。そこまで巻き込んで話が民間でも進んでいるというので、ぜひともこれを現実にしていって、いい会に、そして日本とイギリスの未来をつなぐ会にしていただきたいなというふうに思っております。 それから、ハリー・パークスが樺崎に上陸した、その場所もわかっているそうでございます。そこで、その場所に記念碑を建てたらどうかなと。それは歴史的な場所でもありますし、子供たちの学習の場にもなろうと思います。また、樺崎に砲台に大砲を、レプリカですけれども、そういうのもつくってもおもしろいんじゃないかなというふうに思っております。 それから、宇和島には作家の、職員をやめた方、今生き生きされていますけれども、あの方に本を書いていただくとか、そういうのもいいんじゃないかなと思いますし、以前にも申し上げました。通りに名前をつけたらどうかと。それこそ駅前通り、ヤシの木が茂っているのはホノルル通りでもいいし、カメハメハ通りでもいいし、それから、樺崎から伊達博内をつなぐ道、それもハリー・パークス通りにしたらどうかなというふうな考えを以前言ったことがありますけれども、そうやって市民にも親しんでもらう、そして、ほかから観光客が来たときも、えっ、何でこれ、こんな名前なのというところから、こうこうなんだよということで、疑問が興味に変わって、その興味が宇和島の魅力に変わるんじゃないかなというふうに思っております。市長、いかがでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) いろいろ具体的な提案をいただきまして、そういうところもチェックしながらというか、実現を目指しながらイベントの盛り上げ頑張っていきたいと思います。何とぞよろしく御協力のほうもお願いいたしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) やっていただけるというふうに理解をいたしました。 今、日曜日の9時から「ナポレオンの村」という番組がございます。職員の方々は大変、自分たちといいますか、関心があるんじゃないかな、見ている方も多いんじゃないかなというふうに思っております。 これは、星河市というところの市長、名前が福本市長、名前が名前なんですけれども、そこの中に神楽村という限界集落がございます。その限界集落を市長は國枝国会議員というのと組んで産廃の終末処理場にしようという計画があるそうです。それを浅井という職員が、唐沢寿明がやっているんですけれども、それがとめようということで、その限界集落に住んでいるお年寄りが中心なんですけれども、そういう方を巻き込んで村を再生しているという番組なんですけれども、スカイランタン、それから、そこのできる神楽米、これをローマ法王に献上しようじゃないかということもやっていますし、滝のそばで地元の食材を使ったレストランを、滝つぼレストランを開業する。または婚活のイベントをすると。 この間、日曜日にやったのはテーマパーク、昔、石を切っていた石切り場、これを地底の地底湖ツアーということでイベントをするように、集客をするようにということで、やる気のある職員、まさに人が人を動かすということをやっております。 その中で、これはナポレオンの発言なんですけれども、他人より賢い必要はない、大抵の人より一日でも早くやればいいんだと。そしてまたじっくり考えろ。しかし、行動するときが来たなら考えるのをやめて進めということです。いかに実行に早く移すかと。市長がいつも言われている。職員の尻をたたいていることでございます。 リーダーというのは、まさに希望を配る人なんだと。この町の未来を託している人なんだという意識で、それこそ来年の、今のイベントもそうですけれども、来年のイベントが未来につながるようなイベントになっていただきたいなというふうに思っております。 それから、そのためにも南予博を一時期のイベントに終わらせてはだめだと。今回、400年祭が終わっても、この南予博は続いてあります。来年の11月、南予博が終わった後、それからがミカンも魚も販売の本番なんですよね。本当においしい旬の時期。そして、イベントが終わっても引き続き人が来て、お金が落ちる町にしなければならない。そういう、先ほど言いましたアフターイベントということをやらなければならないんじゃないかなというふうに思っております。 その手段や方法をどういうふうにしていくのか、そのお考えがありましたら常盤部長にお尋ねしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 常盤産業経済部長
    産業経済部長(常盤修二君) 南予博では、道の駅及び産直施設等を周遊の起点、あるいは中継点と位置づけまして、道の駅等を拠点としたにぎわいの創出、地域内の周遊促進を図ることとして、のぼりやわらの設置等による会場装飾や接客マナーの向上を目的としたおもてなし研修、売り場づくりのための専門家によるアドバイスの実施などにより集客や売り上げの増加につなげていくということでございまして、今後のまず大きな一歩にしていきたいというふうに考えております。 また、南予ルネサンスプロジェクトとして、1番に地域住民みずからが南予の魅力を再発見し、磨き上げ、継承し、発信する住民による南予再生の取り組みも展開をしていきたいというふうに考えておりまして、これまでに実施、経験した事業を活用、利用促進することでブランド化を図る、あるいは各種イベントとの連携を図り、地元産業の活性化につなげていくよう努めてまいりたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) まず動くことだと思います。考えて動くこと。先ほどの通天閣の話もありますが、あれは決して失敗ではないというふうに思っております。動いた結果が当たらなかっただけで、まず動いて、それでだめなら、次やったらいいんですもん、また。そういう気で順々にお客をふやし、宇和島のファンをふやしていただきたいなというふうに思います。 次に、小学校の統廃合についてお伺いをいたしたいと思います。 平成19年7月27日、市長より小・中学校の適正配置等についての諮問を受けた宇和島市学校整備連絡協議会が平成20年2月27日の答申に、吉田5小学校の統合が出されておりました。 そのときの答申を読みますと、保護者や住民の理解を得るためには、吉田小学校に奥南、立間、喜佐方、玉津小学校の4校を名目統合し、何年後に実質統合を実施するか方向性を示した上で、複式学級出現率の高い、奥南、立間、喜佐方、玉津小学校の順に実質統合を進め、吉田地区の小学校を1つにするというものでございました。 このメンバーに私は入っておりませんし、当時は議員は入らないほうがいいだろうということで、うちの会派からは入っておりませんでしたが、議員も入っておりましたし、地元の校長先生も入っておりました。 そういう中での答申でありまして、この答申が出る前にも出た後にも私たちには一切御相談がなかったんで、私は余り評価をしていない。合併するのなら1回に5校を1つにまとめる。そのほうがいいだろうというふうにも思いますし、全然こういう人間も減っていない時期に何でこういうのを出したのかなというのが私の考えなんですが、現在の児童数というのが吉田小学校が193名、奥南小学校50名、喜佐方小学校51名、立間小学校60名、玉津小学校47名の計401名となっております。 この20年に答申が出た、この問題について、教育委員会はその後、何かお話をされているのか、されているのなら、どういう内容であったのかということを上田教育部長にお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) お答えをいたします。 吉田地区小学校の統合につきましては、お話のありましたように、答申では吉田小学校に統合して吉田地区の小学校を1校にするという内容でございました。 その後、教育委員会などで、市内各所におきましてタウンミーティングであったり、地区の説明会、または保護者の皆さん方との意見交換を踏まえまして、平成22年1月には宇和島市立小・中学校適正規模・適正配置等に関する基本方針を策定いたしまして、その中で吉田地区の小学校については今後6年間で複式学級の発生が予測される学校がありますけれども、今後の人口動態による児童数の動向により統合の検討を行うこととすると、その方針を教育委員会と定めまして現在に至っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 市としては小学校の統廃合、どのような基準、条件で進めようとしているんでしょうか。上田部長にお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 平成22年に策定しました宇和島市立、先ほど申しました小・中学校の適正規模・適正配置等に関する基本方針におきましては、離島を除く全ての学校を対象としまして検討を行いました。小学校につきましては、標準的な学級編制において将来的に複式学級解消の見込みのない学校については検討の対象とすると、その方針を定めまして、これらに基づき地域の皆さんのコンセンサスを得た上で統廃合を進めてきたところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 6年後の児童数というのが、大体予想なんですが、今生まれている子供の数で出ております。今の1歳児が1年生、6歳児が6年生になったときなんですけれども、それでは吉田小学校168名、奥南小学校50名、喜佐方小学校40名、立間小学校25名、玉津小学校38名の321名となっております。現在の8割、2割の生徒が減るということなんですが、6年間で2割減るという状況でございます。 市としては、この数字を見て、統廃合についてのどのような計画、考え方というのを持たれているのか、上田部長にお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) お答えいたします。 今後の学校の適正規模・適正配置に関します進め方や計画につきましては、小学校におきましては、基本方針で定めました複式学級となる学校が平成27年度現在でもまだあることや、平成22年1月に基本方針を策定した以降、人口動態や児童の推移等も変わってきております。これらのことを念頭に置きまして、文部科学省から本年1月に示されました公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引き、これらを十分に考察をしまして検討を進めることがまず必要と考えております。 今後はさらに、これまでに統合してきた統合協議の内容や今後の児童数の推移等を考慮しまして、今後の統合計画を策定し、何よりも子供たちの学校での学習状況を見きわめまして、地域や保護者の皆様の御意見も賜りながら統廃合の検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 私も言おうかなと思っていたんですが、ことしの1月に出た手引き案、これも国が出したということは、従えよということが半分はある。半強制的にということもあろうかと思います。そうでなければ、学校独自の独自性をもっと出しなさい、示しなさいということがあるわけですけれども、教育長、この問題について教育長はどのようにお考えでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 明神教育長。 ◎教育長(明神崇彦君) お答えをいたします。 学校教育におきましては、児童・生徒が集団の中でさまざまな考えに触れたり、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて一人一人の資質や能力を伸ばしていくことが今後の社会生活を生き抜いていくためには重要であると考えております。 そのためには、小・中学校では一定の集団規模の中で学校生活が行えるような学校編制を行っていくことが必要であると考えておりますが、それぞれ各地域のこれまでの歴史や事情等もあるかと思いますので、地域や保護者の皆様方の御意見をいただきながら、将来の宇和島市を担う子供たちのよりよい教育環境を整えるために検討していくことが大変重要であると考えておるところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 合併する直前になって、市から2年後に合併します、それで合併案を示しなさい、場所を決めなさいと言われても無理だろうと思います。 先ほど出しました6年後なんですけれども、もし統合したとして、1学級が1年生で55名、2年生56名、3年50名、4年53名、5年が54名、6年53名、大体50人台になってくるんですよね。もう現状そうなんです。であるならば、もうそろそろ地域の方は寄っていただいて、保護者も寄っていただいて考える時期に来ているんじゃないかなというふうに思っております。何年後、10年後なら10年後に合併しますよということも示さなければならないんじゃないかな。 特に、吉田小学校、奥南小学校については津波の心配もございます。新しい学校をもし建てるのであれば、当然、校舎は津波の心配のないところに、そして基本的に中学校の近くがいいだろうと思っております。大会を開いてもグラウンド、体育館が共用できますし、駐車場においてもお互い使える。それと小学校の先生が中学校に、中学校の先生が小学校にというふうな相互乗り入れもできるというメリットもあろうかと思います。 保育園の統合でもあったんですが、この間、立目保育園の保護者の方が愛児園に行き出して子供を見て、ああ、もっと早う合併すればよかった。全然子供の育ち方が違う。これまでは、もう数名だったんで甘えておった。それでも成り立ったけれども、大きなところへ行って育つと、保育されると、そんな甘えがきかない。一気に1年、2年年をとったように長らしくなったと言われていました。そういうことが小学校でどれだけあるかはわかりませんけれども、合併のメリットというのはやっぱりそういうのもあるんじゃないかな。 その上に地域の理解、これが一番です。吉田のときの教育長、清家教育長も申されました。小学校がなくなって、一番は公民館が疲弊すると。これまで運動会でも出てくれていたお年寄りが、中学校へ行ったらうちの孫はどこにおるかわからん。もう行きたくない、場所が遠くなったということがあって、地域が崩壊するというデメリットもあろうかと思いますが、将来を考えたら、どっちがいいのか。そういうことも地域の方々に話していただく機会というのをぜひつくっていただきたいなというふうに思っております。 そして、提案なんですが、1学年50名ということであれば、吉田中学校と新しい吉田小学校、小中一貫教育にしてはどうかなと。この小中一貫教育を制度化する学校教育基本法が先般閣議決定をされました。早ければ来年の4月からの施行ということになるわけでございます。 また、名称も義務教育学校という名称になるという、またそこまで決まっておるんですけれども、現在、12%に当たる211の自治体で既に導入されているという実績がございます。小中一貫教育、これを推進してはどうかなと、吉田においてですけれども、そういう点につきまして明神教育長はどのようにお考えでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 明神教育長。 ◎教育長(明神崇彦君) 吉田地区の小学校の統廃合につきましては、統合するのであれば、議員がおっしゃりましたように、一度の全部の小学校が統合するという、そういうことがよいのではないかという意見も以前聞いたことがございます。 議員が申されました小中一貫校として統合という考えもありますけれども、敷地の確保や予算の問題などもありまして、先ほど議員が言われました文部科学省の統廃合のあり方等の制度の見直しが行われましたけれども、吉田地区に限らず、今後さまざまな視点で統廃合について検討していく必要があると考えております。 ただ、もう御存じのように、今は子供たちの住所によって行く学校が規則で決められております。吉田の子供たちだけが小中一貫校に行くということについては、やや心配する部分もあります。教育の公平性ということから考えると、その規則を変えるとか、または学校を自由に選べる自由選択制を取り入れるとか、そういう規則的なことについても今後検討して、慎重に検討していく必要があるのではなかろうかと思っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) いろいろ御批判もあるようです。格差を生むという心配も考えている方らもいらっしゃるようですし、私もどれだけいいかのかということは、もう全然わかりません。そういう中での質問でありますので、その点、御理解をいただきたいのと、検討にも値するんじゃないかな、新たにやられている学校もあるということで、その吉田の中で選択肢がないという意味では理解できますけれども、やっぱり検討は教育委員会においてしていただきたいというふうに思っております。 次にまいりたいと思います。 吉田のおねり行列についてでございます。 吉田のおねりは、1664年、寛文4年に始まったもので、350年のこれも歴史がございます。そして、現在も当時のまま桜丁や本町、裡町、魚棚のといった名前が残っておりますし、山車や鹿の子、牛鬼が当時と同じとはいきませんけれども、数は減っておりますが、町を練り歩いております。 11月3日に今はやっておるんですけれども、昨年、文化庁から職員が来られ、朝5時からの卯の刻相撲に始まって一連の祭りを見学、そして調査をされて帰られたようでございますが、その結果で知っていることがあれば、上田教育長、聞かせいただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 御質問のありました吉田おねり行列につきましてお答えをいたします。 吉田のおねり行列につきましては、地域の皆さんの熱心な保存活動の成果もございまして、現在は宇和島市の無形民俗文化財に指定されております。 昨年の吉田秋祭りには、議員のおっしゃるように文化庁の調査官に視察をしていただきまして、調査官からは十分に国の無形民俗文化財になり得る貴重なものであると、そういうふうな評価をいただいております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) それで、今年度からその報告書を作成するための調査が始まると聞いておりますが、今後のスケジュールはどうなっているのかお聞かせください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 今後のスケジュールとしましては、今年度から3カ年計画で国の補助金を活用しまして調査事業を実施します。まず、今年度、来年度は大学教授や研究を進めている学生による地元での聞き取り調査、また、秋祭りの調査などを実施する予定でございます。 3年目には、それまで行った調査を取りまとめまして報告書を刊行します。その後、国の文化審議会に諮っていただきまして、官報に告示されましたら指定を受けることになります。 したがいまして、順調に行きますと平成30年度には国の無形民俗文化財に指定されることも可能でございまして、我々としましてもその努力を惜しまず、地元の皆さん方とともに事業を進めていきたいと思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 教育部長、無形と言われましたが、私は有形文化財と聞いておったんですけれども、ちょっとそこらがはっきりせんのですけれども、もし、その指定を受けるとしたら、地元にどのようなメリット、デメリットがあるのかもお聞かせをいただきたいと思います。上田教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) その前に、有形、無形の違いですけれども、有形というのはやっぱり物とかで、そういうことになりますので、今回のおねりの指定は、吉田地区のおねりという1つの固まりをするということで無形民俗文化財というふうに御理解いただきたいと思います。 国の無形民俗文化財に指定されましたら、いわゆるメリットと言えることでは、用具の修復、また後継者育成などの事業に関しまして国の補助金を2分の1活用することができます。また、より忠実に歴史に基づいたおねりを後世に継承することが可能となります。 デメリットとしましては、この修復等を行う場合には、国の許可、また委員会の開催、修復計画の策定等が必要となりまして、地元の保存会や関係者だけの判断では修復できなくなるということがあります。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 吉田町も一生懸命これまで残してきたんですけれども、御多分に漏れず少子化、高齢化、吉田の町の中にも限界集落が3つあるんですよね。そういうふうな状況になってきております。 存続が難しくなってきておりますが、今でも人を雇ってきてといいますか、ボランティアの方々も参加して、将来につなげていかなければならないという努力をしているんですけれども、今後、この吉田のおねりをどのように維持して盛り上げていくか。当然、県からの支援というのもお願いしなければならないと思いますし、それと市の役割、そして一番大事なのは、住民が全部おんぶにだっこじゃないよと。これだけはやらなければいけないという役割もあろうと思います。そういうことについて、上田部長にお尋ねいたしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 現在、国の指定無形民俗文化財は、中国、四国地方には皆無であると聞いております。教育委員会としましても、ここに着目をしまして、地元の誇りとしての意識をさらに高めていただきますよう、住民みずからが未来につなぐと、そういう強い意思と機運のもとに内外にアピールをしていただくことが肝要かと思っております。その上で、南予、宇和島、そして吉田町の起爆剤として、このおねりを継続していくことができるように、地域の皆さんにも理解と協力をお願いしてまいりたいと思っております。 大事なことは、この事業の主役は吉田の皆さんでございまして、教育委員会としましても、サポート役として努力をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(兵頭司博君) 小清水千明君。 ◆23番議員(小清水千明君) 合併前の吉田町のキャッチフレーズは、花とみかんと文化の町でございました。花といいましても、吉田町章、町の旗はミカンの花でございましたし、今もミカンもあります。そして、文化もこうやって脈々と根づいている。その文化をまた皆さんの力も得まして続けてまいりたいと、これはもう住民全部の願いでございますので、また御協力をお願いしたいと思います。 時間余りましたけれども、昼前にやめると拍手が多いんで、もうやめたいと思います。 どうもありがとうございました。 ○議長(兵頭司博君) 以上で小清水千明君の質問を終わります。 しばらく休憩をし、午後1時から再開いたします。     午前11時57分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 ○副議長(石崎大樹君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 それでは、上田富久君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 自由民主党議員会の上田富久でございます。 市長を初め理事者の皆様におかれましては、要点をまとめ、簡潔でわかりやすい答弁をよろしくお願いいたします。 それではまず初めに、九島架橋に伴う諸問題についてお伺いをいたします。 ことしの3月議会の一般質問において、九島架橋の今後について、松本議員が細かく質問をされました。それから半年たつわけですが、私たち議会には何ら詳細の報告がございません。 九島架橋着工前までは、あれだけ市長と議会とで時間をかけ、かんかんがくがくと議論をしてまいりました。しかし、喉元過ぎればのたとえのごとく、本当に何も報告はございません。 このことに対しまして、石橋市長、どういうふうにお考えでしょうか。お伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 大きな状況は、私としてはお話をしているつもりなんですが、そういう認識であれば説明不足ということで、今後反省して、状況と説明をするようにいたしたいと思いますし、担当のほうには、私以上に、今はもう事業化になっているわけですので、説明をきちんとしておくように申し伝えておきます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 当市にとって、この架橋というのは大変大きな事業でございます。進捗状況、報告ぐらいはぜひしていただきたい。 いろいろな細かい点までは要りませんので、ぜひそういうところは気をつけていただければというふうに思います。よろしくお願いをしたいと思います。 それでは、本題に移りたいと思います。 約半年後の今年度末に、九島島民の念願でありました九島架橋が完成をいたします。完成いたしますと、九島島民にとっての通勤、通学などの生活の利便性が向上いたします。 行政にとっても、航路運営補助費や通学補助費などの補助的経費の削減、ごみやし尿の運搬経費の削減、診療所や小学校、幼稚園などの運営費及び施設改築費の削減などが見込まれるとされております。 一年間でかかる経費の詳細を示しますと、離島航路補助金が約7,950万円、九島幼稚園運営補助費約1,300万円、九島小学校運営費約7,090万円、遠距離通学費補助金約200万円、給食運搬委託料約140万円、ごみ処理委託料約260万円、九島診療所運営経費1,980万円、合計で約1億8,920万円が、架橋の完成により経費の削減が見込まれるとされております。 それでは、順を追って質問させていただきます。 まずは、島民の足である交通手段からお伺いをいたします。 九島フェリーは今年度末で廃止ということで間違いありませんか。笹山総務部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 笹山総務部長。 ◎総務部長(笹山誠司君) 九島航路を廃止するに当たりましては、現在の事業者でありますえひめ南汽船、親会社でありますJAえひめ南との間の協議に基づいて、合意の上で廃止というふうな手順が必要になってまいります。 この際、現状につきまして若干報告をさせていただきますが、本市特措法に定めます航路廃止事業者に対する交付金というものがございまして、これの1号から4号というのがございます。 まず、第1号交付金は、船舶その他の事業用資産の減価を埋めるための費用、第2号交付金は、待合所等の事業資産の撤去費用、第3号交付金は、事業転換や事業廃止など残存事業の経営に必要な費用、これは3号までの交付金でございます。 もう一つ、4号交付金がございまして、こちらのほうは、航路廃止に伴いまして、離職せざるを得ない離職者に対する退職割増金への一部充当費用、これら4つの交付金がございます。 このうち、宇和島市の場合は第4号交付金、今ほど言いました離職者に対する退職割増金への一部充当費用、この4号交付金につきまして、国・県、航路関係者により組織しております九島航路維持対策協議会において、ことし3月以降協議を重ねてきて、ほぼ合意に至っております。 また、先ほど申しました1号交付金から3号交付金につきましては、宇和島市とJAえひめ南汽船、当事者によりまして協議を進めております。 こういった協議につきましては、おおむね順調に進んでおりますので、来年3月31日をもっての廃止に向けての大きな障害は、現在のところないものというふうに考えております。 また、この必要な経費につきましては、順次議会のほうに補正予算として上程させていただく必要があろうかと思いますが、一番早いものにつきましては、この12月議会に補正予算として提案させていただくことになろうかというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 細かい説明をしていただきましたが、今年度末で廃止になるのか、ならないのかを聞いただけでございますが、大変細かい説明をしていただきました。 次に、フェリーにかわる島民の交通手段について、笹山部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 笹山総務部長。 ◎総務部長(笹山誠司君) フェリー廃止後における島民の移動手段の確保としましては、定期バス路線の開設を宇和島自動車のほうに要望し、前向きに検討していただいております。 昨年の住民意向調査の結果を受けまして、通学や通勤、病院に通院される方々の利便性も考慮しながら、具体的な運行区間や運行時間等の検討をいただいているところであります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、幼稚園の通園、また小・中学校の児童・生徒の通学手段について、上田教育部長にお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 通学手段につきましては、ただいま総務部長が申し上げましたように、企画情報課のほうが担当としまして、ただいま宇和島自動車との協議を行い、この秋には、早ければ新設路線を国のほうに申請するというふうに聞いておりますので、まずそこで確保できると思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、スクールバスの導入は考えていないということで理解してよろしいでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) そのとおりでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 新しいバス路線の開設など、先ほど総務部長が言われたように、相当な時間を要すると思われますが、どこまで協議が進んでいるのか、そして今後のスケジュールをあわせて笹山総務部長にお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 笹山総務部長。 ◎総務部長(笹山誠司君) 今ほど一部、上田教育部長から申しましたけれども、新しいバス運行路線の認可というものにつきましては、国のほうに申請手続も必要になりますので、この秋の申請をめどに、現在、宇和島自動車と協議を行っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 新しいバス路線の開設、また自家用車の乗り入れなど、島内の交通量がふえることが予想されます。島内道路は愛媛県のほうで整備を進めていただいているようですが、進捗状況と今後のスケジュールを小川建設部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 小川建設部長。 ◎建設部長(小川文男君) 御指摘のとおり、津島のメインにあります道路は、県道の管理であります。ただ、今回、バスを通行させるため、2カ所の改良を行いました。 今後につきましては、県と協議しながら、必要な部分の改良を要望していきますし、県のほうも前向きに考えているという状況であります。 以上であります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、九島架橋が完成したと同時に、それができるということで理解してよろしいでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 小川建設部長。 ◎建設部長(小川文男君) はい。とりあえずは2カ所の改良により、定期バスの運行は可能になるということになっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 架橋が完成したが、島民にとって交通の利便性が悪くなったというようなことがないように、よろしくお願いをしたいと思います。 次に、九島小学校の統廃合についてお伺いをいたします。 3月議会の一般質問において、松本議員の質問に当時の後藤教育部長は、九島小学校の統廃合は、具体的なスケジュールについては確定していない旨の答弁をされました。しかし、その答弁に対して石橋市長は、架橋に伴い、島民との約束で、九島小学校の統廃合は早急にやらなければならないと、みずからの見解を述べられました。 市長と教育部長の答弁が食い違いましたが、最終的には後藤教育部長は市長の言うとおりだと言われ、来年度から九島小学校を鶴島小学校へ統合することを容認されましたが、九島小学校の統廃合はどこまで進んでいるのか、上田教育部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 御質問のありました九島小学校の統廃合についてお答えをいたします。 これまでの統廃合の手続といたしましては、まずはPTA役員、保護者の皆さんを対象とした説明会を実施しまして、その後、地区住民の皆さんを対象とした説明会で、統廃合に向けてのおおむねの合意が得られた後に、統合準備協議会を立ち上げ、それぞれ検討を進めてまいった経緯があります。 統合前の1年間は、在校生、また教職員はもとより、地域の皆さんの思いが込もった最後の運動会や音楽会など、記念行事に取り組む必要がありまして、過去の統廃合を行ってきた一般的なスケジュールとしましては、統合年度の1年前をめどに協議会を設立して、協議を進めてまいりました。 現在の九島小学校は、全校生徒数が16人で、2学年には児童はおりません。この統廃合につきまして、九島地域の皆さんや保護者の皆さんと正式な協議を教育委員会として行ったことはまだありませんけれども、九島架橋の開通を年度末に控えた今日、平成29年度の統合に向けて、関係部署との協議を進めて、近々保護者の皆さんと事前協議を行い、地元の皆さんを対象とした説明会を実施したいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 3月議会での、当時の後藤部長の答弁から半年たちますが、九島小学校の保護者並びに九島島民との協議、先ほど、行っていないということでしたので、これから行われるんだろうと思いますが、これからのスケジュールはどのようになっているのかお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) これからのスケジュールにつきましては、ことしの春先から、この統廃合、いろんな、島には公共施設がございますので、まずは小学校、幼稚園、それから診療所等々のこれからのあり方というのを内部協議をしようということで、事務的な話を進めております。 この議会が終わりましたら、直ちに内部の協議を呼びかけて、統廃合の準備、また、それぞれの施設のあり方について、島のほうに皆さんで出向きまして、島民の意見を伺いたいとしております。 年度末までには統合の準備会、小学校につきましては協議会を立ち上げまして、来年度、具体的な議論に入ると思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 先ほど、3月議会で松本議員の質問の件をお話をいたしましたが、私たちは、来年度当初から鶴島小学校に統廃合という考えでおりました。市長もそのつもりでおられたような答弁をされました。 私は、教育委員会が来年度からそれができないというのは、余りにも職務怠慢ではないかなというふうに思います。架橋が来年度末に完成するということがわかっているんですから、逆算をすれば、今何をすべきなのかということがおのずとわかってくると思うんですが、そこのところは、ぜひ考えていただきたいなというふうに思います。 そして、再度確認をさせていただきますが、今ほど言われたように、平成28年度末で九島小学校を廃校、平成29年度からは鶴島小学校へ統合ということで、再度確認させていただきますが、よろしいでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) そのようなことでこれから地元のほうにも説明をし、29年度の統合ということで進めてまいります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、私は再来年度統合ということで理解をいたしますが、私はこの学校の統廃合があるたびに言っていることがあります。津島地区の小学校の統廃合のときには、児童の通学手段やハード面は保護者、教職員、地域住民と協議の上、決定しておりました。 しかし、これまで地域の方々が支え、育んでこられた、地域の中心だった多くの思い出、愛着のある小学校とお別れがしたいとの地域住民の声があがり、記念誌の作成、お別れ行事、先ほども部長も言われましたが、お別れ運動会、お別れ遠足。また、閉校式などの準備に時間が必要とのことから、1年、統廃合が延びた経緯がございます。 今回の統廃合は1年おくれるということで、十分に時間があります。児童、そして地域住民の心に寄り添った統合をしていただきたいと要請をしておきます。 上田部長、何か思いがあればお願いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 上田議員の言われたとおり、刊行物であったりとか、記念誌であったりとか、そういうような作成も地元の方の協力、あるいは小学校のOBの方の協力、それをもとに進めていきたいと思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは次に、九島幼稚園の統廃合についてお伺いをいたします。 九島幼稚園の統廃合はどこまで進んでいるのか、進捗状況を河野保健福祉部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 九島の幼稚園でございますが、現在10名在園しております。 九島架橋の完成に伴って、市内の公立及び私立の幼稚園等の車両の通園が可能となることから、時期としましては、九島小学校と同時期に廃園を予定をしております。 保護者説明会につきましては、九島小学校の説明会とあわせて実施したいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) この件も1年おくれるということのようでございますが、この件に関しましても、小学校の統廃合と同様に、しっかりとしていただくように要請をしておきたいと思います。 次に、診療所はどのようになっているのか。地域住民との協議の進捗状況及び今後のスケジュールについて、河野保健福祉部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 九島診療所は僻地診療所として設置し、現在、離島という地理的要因により、国から運営費等の補助を受けております。架橋完成後は、僻地診療所としてこの補助要件に該当しない上、市内の医療機関までの距離も近いことから、存続は困難と考えております。 また、現在のところ、他の公共施設を所有する部署と共同で住民説明会を進める予定でございますが、単独での協議実施も検討しております。 また、今後のスケジュールとしましては、休廃止の時期につきまして、医師との協議も踏まえ、判断したいと考えており、具体的なスケジュールにつきましては、その協議状況を踏まえて検討をしてまいります。 医師との協議をもう少し詰めてから、具体的に進めたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 今、各担当部長から答弁されたように、担当である各部署単独での検討はされているようでございます。 しかし、関係部署全て集まって総合的に九島島民への説明、周知徹底をさせる組織が庁内に必要だと感じますが、このような組織がこの庁内にあるのかないのか、笹山総務部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 笹山総務部長。
    ◎総務部長(笹山誠司君) ただいま各部長のほうから、これからの課題というふうな形で説明をいたしましたとおり、現在までのところ設置いたしておりません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 今ほど、設置をしていないということでございましたが、ぜひ設置をしていただいて、各部単独で説明会等々を行うというのは、島民にとっても大変だろうと思います。ぜひみんなが協力をしていただいて、一回に全員を集めて各部署が説明をするというような形で、この九島の架橋に関する問題を解決をしていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いをしたいと思います。 何よりも九島島民の不安を解消させること。今よりも生活がよくなったと、生活の利便性を実感してもらうことが第一でございます。ぜひ、関係部署単独ではなく、総合的に考え対処されるよう各部署に要請し、この質問を終わりたいと思いますが、今の質問、答弁を聞いて、市長、どう思われますか。御意見をいただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 今、発言がありましたとおり、私としても基本、大原則は、橋ができたら陸続きということになるので、今までの離島という考え方ではなくて、同じ本土側にある地区、そして公共の建物の配置等ということを考えていきたいということを常々九島の住民の皆さんにも言わさせていただいております。 その趣旨にのっとり、私としては、架橋の完成後速やかに、できる限り、公立も含めて、そういう体制に移行したいというふうにずっと思っております。 ただ現実に、この年度かわってことしになりまして担当部署と話をしたときに、なかなか架橋の開通時期もまだ、3月末ということまではある程度わかってきたわけですけれども、それが絶対かというと、まだ、まずというところでしかないというところで、担当としては万一のことがあったらというところもあるんでしょうけれども、そういうことで、庁内それぞれの対応というのが、説明がおくれているのも事実でございまして、それを思うとやはり先ほど来出ておりますような、来年の4月からの大幅な統合ということではなくて、もう1年置く必要があるのかなということは、お許しをいただきたいというふうに思うし、私も今そういう認識を持っているということです。 あとは、今発言のあったところ、私としても、できるだけ早く1回、私も含めて担当者顔をそろえて説明会をやっていこうというふうに思っております。 時期としては御存じのとおり、九島の架橋事業、本体の架橋という部分については県のほうに委託しておりまして、県のほうからの内々の予定というところでは、10月に橋桁を持ってきて設置をするという作業を行うということで、近々、多分日程が公式に発表になるんだろうと思います。それが決まったら、もしくはそれが10月ですから、ついた直後ぐらいには、島民にも今後の方向性ということで話をできるようにやっていきたいと思っておりますので、御理解をいただけたらと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、よろしくお願いをしたいと思います。 続きまして、教育行政についてお伺いをしたいと思います。 小学校の統廃合について質問する予定にしておりましたが、小清水議員がされました。私も吉田地区の件についてでございますので、重なりますので、質問というより、確認だけこの場でさせていただければというふうに思います。 まず、小学校の統廃合、これ、学校整備連絡協議会で、これまで協議をしてまいりましたが、これからも学校整備連絡協議会で協議されるのか、それとも別の組織を立ち上げて協議をしていくのか、上田教育部長に確認をさせていただきます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 学校整備連絡協議会は、市長からの諮問に応じた答申を行ったという経緯があります。その結果において、教育委員会のほうで基本方針を定めたということで、議員も御承知のことかと思いますが、以後、時間もたっておりますし、法律等も変わってきております。 実態として、小・中学校の状況も確認をし、教育委員の皆さんとも相談をした上で、これからの統廃合の進め方、基準、あるいは地域とのコンセンサスのやり方、その辺を少し研究をして、場合によっては第3者委員会を新たにまた立ち上げてというふうな方法論もあろうかと思いますので、時間を少しいただいて検討したいと思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 合併後、最後に行われた学校整備連絡協議会では、先ほど小清水議員も言っておられましたが、各地域別にその代表が集まり、多くの時間を費やして、小・中学校の統廃合を協議をいたしました。 その協議において、吉田地区だけは、小学校は1つとの結論を出し、答申をされました。吉田地区以外の地区は、協議をしただけで結論を出しておりませんので、これから一から協議をしていくというふうに認識をしております。吉田地区の出した答申をどのように考えておられるのか。 今回、文部科学省は、小学校の適正規模を原則12学級以上18学級以下を標準とする旨の方針を示されました。合併後、最後に行われた学校整備連絡協議会の時期は、今回の文部科学省が示された方針よりも緩い基準だったにもかかわらず、みずからが大変厳しい判断をされておられます。 今回、当時と比べ、大変厳しい基準となっておりますが、その答申をどう判断をしておられるのか、上田教育部長に見解をお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田教育部長。 ◎教育部長(上田益也君) 午前中の小清水議員の質問でもお答えさせていただきましたので、少し重複しますけれども、今後の進め方としまして、1つは、小学校においては、基本方針で定めた複式学級となります学校が、平成27年度の現在でもまだあるということがあります。 上田議員がおっしゃいますように、文部科学省から本年1月に手引きが定められておりますので、あわせて改正学校教育法、また、地方教育行政法も変わってきております。そういうところも含めまして、地域や保護者の皆さんと意見を交わして、さまざまな視点から統廃合の計画について検討を行っていきたいと、このように思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) これまで多くの時間を割いて真剣に協議を重ねて出した答申は、私は真摯に受けとめなければならない。これまでの労力、努力、時間が無駄になります。よく考えてこれからの協議会を開催するように要請をしておきたいと思います。 次に移りたいと思います。 これまで児童・生徒のケアについては何度か質問をいたしましたが、今回は教職員のケア、対応についてお伺いしたいと思います。 先日、中学校の教職員と話す機会がございました。この話によりますと、生徒が暴れていても、体罰になり取り押さえることができない、ただ見ているだけ、見て見ぬふりをして無関心でいるだけ。現場でこのような現状をお聞きしました。 そこで、お伺いいたしますが、体罰の定義を明神教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 明神教育長。 ◎教育長(明神祟彦君) 議員、十分御指摘の内容につきましては御存じだろうと思いますけれども、体罰は学校教育法の第11条において禁止されておりまして、校長及び教員は、児童・生徒への指導に当たりいかなる場合も体罰を行ってはならないと、11条で書かれております。 当然、体罰は違法行為であるのみならず、児童・生徒の心身に深刻な悪影響を与え、教員等及び学校への信頼を失墜させる行為と言えます。 文部科学省の通知では、懲戒行為が体罰に当たるかどうかは、児童・生徒の年齢、健康、心身の発達状況や、その行為が行われた場所、時間、懲戒の対応等の諸条件を総合的に考えて、個々の事案ごとに判断する必要があると定義されておりまして、宇和島市教育委員会でも常に学校が軽々に判断するようなことのないように指導しているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、しつこいようですが、もし暴れている生徒を羽交い締めにして取り押さえたと。明神教育長、これは体罰でしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 明神教育長。 ◎教育長(明神崇彦君) 先ほども言いましたように、児童・生徒の年齢や健康、心身の状況等によっていろいろ判断は違うだろうと思いますけれども、今お話をお聞きした段階では、例えば子供同士がけんかをしているときに取り押さえるとか、そういうことについては体罰とは言えない。行き過ぎた指導と思われても仕方ないかもしれませんが、体罰とは言わないのでないかと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) もう一つ用意をしていたんですが、暴れる生徒が他の生徒に危害を加えようとしたので、羽交い締めにして取り押さえた。このことも聞こうと思ったんですが、体罰ではないと。行き過ぎた指導かもしれないけれどもというお話でしたので、これはやめさせていただきますが。 しつこく言いましても、これ、時間が過ぎるだけになりますので、この辺にしておきますが、教職員が児童・生徒の体にさわっただけで体罰になると聞いたこともございます。それでは、このような児童・生徒の指導、監督、これはどのように今されておられるのか、明神教育長にお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 明神教育長。 ◎教育長(明神崇彦君) 現実、体罰につきましては御存じのように、保護者につきましても、相当気にしておられる方が大変多い現実がございます。 学校におきましては、今お話ししましたようなことで、それぞれ子供の状況によってどう判断するかということについては、教育委員会としては指導しておりますけれども、地域の方々や保護者にとりましては、今は事例としていただきましたが、けんかを止めに入っても、体罰と言われるような事例は今までも何件もございました。 そういう方につきましては、正直、学校の職員だけでは十分対応できませんで、教育委員会から指導主事を派遣して、その親と対応したり、保護者にお話をしたりして御理解をいただくんですけれども、一部の地域の方々によっては十分な御理解をいただけない、そういう現実もございます。 そういう意味で、できましたら学校の指導も含めまして、現在、市教委には3名の指導主事がおりますけれども、できたら1名ふやしていただいて、4名の指導主事で対応していきたいと考えておりますので、またいろいろな機関に、そのことについてお願いをしたいと思っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 現状では児童・生徒のやることになかなか手が出せない。教職員は生徒指導さえもままならない状態。こういうことでは、他の児童・生徒への影響も増大しますし、学級崩壊どころか、学校全体が崩壊するおそれも出てくるんではないかなと懸念をいたします。 また、何よりも教職員のモチベーションが低下、これが一番懸念をされます。全国的には教育委員会に、先ほど明神教育長が言われたように、教職員の苦情、悩み事、これを相談窓口を一本化して設置をしたり、顧問弁護士を雇って、先生の体罰、いろいろな諸問題等に対応している取り組みをしているところもあるようでございます。 現在、どのような対応をされているのかというのは、先ほど少し触れられましたので省略をさせていただきますが、教職員のストレス、そして、本当に大変だろうと思います。 これからぜひ一本化して、指導主事も、何度も市長のほうには、1人ふやさせてもらえないかというようなことも話をしております。 先日、委員会の視察に秋田でしたかに行かさせていただいた折も、よくも宇和島さん、3名でやっておられますねと。これは3名ではもう大変でしょうというような言葉が行政のほうから返ってまいりました。 市長もぜひ、このような状況ではなかなか学校を再生するのも難しいと思いますので、ぜひ1人増員というのを考えていただきたい。西予市のことをよく言われますが、西予市は西予市でございます。宇和島市は宇和島市でございます。ぜひそこのところを考えていただければというふうに思います。 これからも議会といたしましても、個人的にも要望してまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いをしたいと思います。 今ほど少し触れさせていただきましたが、教職員のストレス、心の病にかかるおそれが心配をされます。教職員の心のケアはどうされているのか。明神教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 明神教育長。 ◎教育長(明神崇彦君) 先ほどの事例もありましたように、教職員は相当ストレスがたまっているのが現実でございます。本年度も4名休職をいたしておりますけれども、この4名の職員につきましても、ほとんどがやはり精神的なストレスからくる休職ではなかろうかと判断をいたしております。 そういう意味では、先ほど事例として挙げていただきましたけれども、学校に特に問題が起きた場合に、学校の校長並びに教頭、職員等に負担をかけるのでなくて、教育委員会でそれぞれの学校のそれぞれの事例に対して、出向いていって指導をしておると。また、そのことについて、市教委が中心になって対応しているというのが現実でございます。 また、一人一人の職員につきましては、いろいろ不祥事が起こることもありますけれども、それらも究極の原因としてはやはりストレスからくることが、今までの事例ではたびたびありましたので、それぞれ研修会等を通じて、それらの解決方法についても研修を受けてもらって、また校長、教頭からも指導をしていただいているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 根本的な解決策は、毅然たる態度で児童・生徒に臨むしかないというふうに思います。難しいとは思いますが、ぜひ教職員が委縮せず、きっちりとした生徒指導のできるような環境整備をお願いし、この質問を終わりたいと思います。 時間もありませんので、最後まで多分行き着くことは無理だと思いますが、次に地域医療、そして介護のあり方についてお伺いをしたいと思います。 まず、本題に入る前に、この地域の医療の根幹を担っている宇和島市立3病院をこのまま存続されるのか、存続されないのか。もし、存続するのであれば、各病院にどのような機能を持たせ、どのような役割分担をし、存続されるのか、病院経営の方向性を石橋市長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 申すまでもなく、宇和島市合併と同時に宇和島病院、そして、吉田、津島の病院ということで、3公立病院を擁する自治体となりました。他市では余り例がないような布陣だろうというふうに思います。 ただ、やはりそれぞれの成り立ちもあり、そして、現在医療活動をやっているという中において、その必要性もあるというふうに私としても認識しておりまして、必要性と思うところは、基本的に伸ばしたいということもあります。 ただ一方で、医師や看護師の確保というところで、やりたい医療ができないという現実もあるというところで、大変、問題も一方で多く抱えているというのも現実であろうというふうに思います。 そのような中で、もう一つ大きな問題といたしましては、国のほうが今後の医療を見たときに、それぞれの地域でどうあるべきかということを考えなさいということで、ガイドラインを定めました。それに従って、愛媛県のほうで今、愛媛県の医療計画ということで、計画が策定中であるというふうに聞いております。 その概略といたしましては、当然、宇和島病院がほとんど担っているというような急性期の医療、しかも高度の急性期の医療、そして次が急性期医療、そして、あとは回復期、そして慢性期という、4段階に分けて、それぞれの病院の役割を多分色分けしていこうというのが大きな考え方であろうと思っておりまして、吉田や津島の病院がどこに属するかということは、1つの課題でもあります。といいますのは、それによってベッド数がある程度決められてくるんだろうというところも考えたり、思ったりをしております。 この大きな県の計画の中で、津島や吉田の病院がどういう色づけ、位置づけになるかというところ、我々としては必要なところも訴えながらということをやっていかなければいけないと思いますが、基本的には私としては、地域にとって必要とされている病院は、維持したいという思いは変わらずということです。 ただ、運営形態、そして必要な医療というところにおいて、変更を求められるところにおいては、また考えなければいけないところにおいては、その都度適宜な判断をしていきたいというふうに思っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) ある程度の方向性を市長からお聞きをいたしました。 それでは、これから本題に移らさせていただきます。 厚生労働省は、団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに、地域包括ケアシステムの構築に向けてかじを切りました。 ここで、厚生労働省から出ている、ここに資料がございます。この資料の前段を少し読まさせていただきます。 日本は、諸外国に例を見ないスピードで高齢化が進行しています。65歳以上の人口は、現在3,000万人を超えており、国民の約4人に1人、2042年の約3,900万人でピークを迎え、その後も75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。 このような状況の中、団塊の世代約800万人が75歳以上となる2025年、平成37年以降は、国民の医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれています。このため、厚生労働省においては2025年、平成37年をめどに、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進していますというふうに書かれております。 そこで、お伺いいたしますが、厚生労働省が提唱しております地域包括ケアシステム、ここに資料があるんですが、この説明を河野保健福祉部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) お見込みのとおり、地域包括ケアシステムとは、2025年度をめどに、医療や介護が必要になっても、住みなれた自宅や地域で暮らし続けられるよう、住まいを中心として医療、介護、介護予防、生活支援のサービスが一体的に受けられる支援体制をいいます。 詳細につきましては、後の質問でまた。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) こういうことになるから、余り質問文を出したくなかったんですが、それでは1つずつ、地域包括ケアシステムを形づくる3つの柱である医療、介護、生活支援及び介護予防について、順を追って質問をしたいと思います。 まず初めに、1つ目の柱である医療についてお伺いをいたします。 先日、ベッド数、10年間で20万減という記事を目にいたしました。厚生労働省は、急性期、高度急性期を担う病院から、地域包括ケア病棟に患者を移し、リハビリなどを行い、かかりつけ医などと連携して在宅・復帰支援を行う、すなわち急性期と在宅の橋渡しをするシステムの構築を推し進めようとされておられますが、その一端を担っている地域包括ケア、今度は病棟はどのようなものなのか。 本来なら市川管理者にお聞きをしたいところですが、それさえ知らないのか、勉強せいというふうに怒られたらちょっとだめなので、松田医療管理部長にお伺いをしたいというふうに思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 松田病院医療行政管理部長。 ◎病院医療行政管理部長(松田公彦君) お答えをいたします。 地域包括ケア病棟とは、急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに対して、在宅や介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を行う病棟となっております。 本来は、一般病棟で症状が安定しますと、早期に退院をしていただくこととなりますが、在宅での療養に不安があり、もう少しの入院治療で社会復帰できる患者さんが安心して退院できるように、医師や看護師、病棟専従のリハビリテーション科のスタッフ等が在宅復帰に向けて治療支援を行うとともに、医療ソーシャルワーカーが患者さんの退院支援、退院後のケアについてもサポート等を行う役割を担うなど、回復期病棟と位置づけられております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) ここにイメージ図はあります。この説明を今していただいたわけですが、次に包括ケア病棟の設置計画、そしてその利点、問題をあわせて松田部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 松田病院医療行政管理部長。 ◎病院医療行政管理部長(松田公彦君) 吉田、津島両病院では、診療報酬の加算や職員の配置体制を考慮しまして、一般病棟から地域包括ケア病棟への転換を進めております。具体的には、吉田病院では今月から8床を地域包括ケア病棟へ転換し、運用を開始したところであります。また、津島病院では来年2月から15床での運用開始を目指し、準備を進めているところでございます。 地域包括ケア病棟の利点につきましては、病院としましては、診療報酬上、廃止されました亜急性期入院管理料にかわりまして、地域包括ケア入院管理料を算定することができることがありますが、一方で、専従の理学療法士等の配置をすることや、看護配置13対1以上とするなどの人員配置は必要となってまいります。 患者さんに対しましては、地域包括ケア病棟が包括算定のため出来高算定ではできなかった、より濃密なリハビリの提供が可能となります。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) それでは、かかりつけ医との医療連携は現在どのようにしておられるのか。また、これからどのようにされるのか、松田部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 松田病院医療行政管理部長。 ◎病院医療行政管理部長(松田公彦君) 昨今の医療の考え方としまして、1つの病院で完結する医療から、地域全体で解決する医療へと、目指すべき姿が変わってきております。 日ごろから、かかりつけ医等からの患者紹介や、市立病院から患者逆紹介など、医療連携を図っているところであります。 一例を挙げますと、ことし4月から宇和島病院では、地域医療連携ネットワークシステム「きさいやネット」を運用開始をしておりまして、患者さんの同意を得た上で、かかりつけ医等の診察室で宇和島病院での診療記録、検査、画像データなどの診療情報をリアルタイムに閲覧できるようにしており、かかりつけ医等の診断治療に役立てていただいております。 今後につきましても、地域包括ケアシステム構築の中で、かかりつけ医等との連携をより密にしていく必要があると考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 次に、2つ目の柱である介護についてお伺いをいたしたいと思います。 この件は、担当であります高齢者福祉課及び包括支援センターで、しっかりと取り組んでいただいておるようですので、今後どのような取り組みをされ、どうされようとしているのか。今後の取り組みと方向性だけ、河野保健福祉部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 現在の宇和島市における高齢化率35.5%、団塊の世代が75歳以上となる2025年度は40.6%となると予想されております。また、平成27年3月末現在の介護認定率は24.3%、県内4位でございます。 今後の宇和島市の高齢化も考慮に入れますと、宇和島市においてさらに効果ある介護予防事業を市内全域に広め、上がり続ける介護認定率を抑えなければなりません。県平均の20%までの減少、また、自立した元気高齢者約1,000人をふやすことを目指していきたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) どうもありがとうございました。 出番のなかった岡田高齢者福祉課長がそこに来られております。私は、現場のかなめは岡田課長、あなただというふうに思っております。もし、この場で何か言いたいことがあれば、一言お願いをしたいというふうに思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 岡田高齢者福祉課長。 ◎高齢者福祉課長(岡田一代君) 今、部長が申し上げましたとおり、元気な高齢者が一人でも多くなっていただくように、一生懸命努めていきたいと思っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 岡田課長と私は同い年でございます。仕事の面ではお互い一番脂の乗り切っている年齢だと、私自身も思っております。このシステム構築に向けて頑張っていただきたい。今後の活躍に期待をし、エールを送り、次の質問に移りたいというふうに思います。 最後に、3つ目の柱であります生活支援・介護予防についてお伺いをしたいと思います。 厚生労働省がつくる地域包括ケアシステムのイメージ図、先ほど説明をしていただきましたが、いつまでも元気に暮らすために、生活支援、介護予防、そして老人クラブ、自治会、ボランティア、NPOなどというふうに、このイメージ図には書かれております。 あらかじめ、私は担当課の説明を受けましたが、この3本の柱の生活支援、介護予防、自治会、老人クラブ、これが連携して地域でお年寄りを見守っていく。このことが一番難しいなと、担当課と私の共通の意見でございました。 現在、自治会の入会者は減少、高齢化も急速に進んでおります。自治会長になり手もないような状況もございます。また、老人クラブなどの団体も解散するところがふえております。 このような状況の中、自治会にこれ以上の負担をかけるのは、大変私は難しいのではないかなというふうに思っております。 私は、各自治会から会費を徴収して、各地域に地区社協を置いている、地域と大変密接した活動を行われている社会福祉協議会にこの一翼を担ってもらうことが、私は一番だというふうに思いますが、社会福祉協議会との協議はされているのか。また、地域に密着した生活支援、介護予防のシステム構築に向けて、どのような考えをお持ちなのか、ほかによい方法があれば、あわせて河野保健福祉部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 生活支援、介護予防につきましては、地域福祉を担っていただいております社会福祉協議会にも照会し、研究をしていただくように依頼をしております。 また、市といたしましては、生活支援の分野におきまして、協議体の設置を進めております。これは、地域の高齢者は地域で守るの考えから、各地域における高齢者のニーズの把握及び地域住民で可能な高齢者の生活支援を検討するための組織でございます。 現在、三間、蒋渕、清満地域において協力していただき、試験的に協議体を設置し、高齢者のニーズ把握から進めております。また、8月下旬に市内の民生委員約220名に御協力いただき、市内全域での高齢者の困り事などをテーマとしたワークショップを開催いたしました。初めての試みですが、大変有効な資料ができたと思っております。 また、介護予防につきましても、介護認定を受ける前の高齢者を対象とした1次予防事業に力を入れるため、現在、介護予防事業につながる場所、人材といった新たな地域資源を調査、発掘中でございます。 今後につきましては、宇和島市地域ケアネットワーク会議にまだ未整備の生活支援・介護予防部会を設置し、生活支援と介護予防につながる施策を総合的に検討する予定でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 今ほど宇和島市地域ケアネットワーク会議ということを、今度質問しようと思いましたが、言われました。 この地域ケアネットワーク会議、これの説明を少しお願いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 宇和島市地域ケアネットワーク会議、これはことし7月に既に設置しております。この組織は、自治会、医師会、保健所、民生委員、老人クラブ、警察、消防機関など、高齢者にかかわる全ての組織の代表者、または担当者を委員とした組織で、下部組織である認知症施策推進部会、生活支援・介護予防部会、在宅医療・看護・介護連携部会から出された高齢者の支援に係る施策を総合的に判断しようとするものでございます。 誰もが生きていれば必ず通る老いの道ですが、多くの方々から御意見や御提言もいただきながら、宇和島版の仕組みづくりをつくっていかなければなりません。今後御協力をお願いいたしたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) この地域包括支援ケアシステム、これこそが住みなれたこの地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられる社会の構築につながると確信をしております。 このシステムができるか、できないか。また機能するか、機能しないか。このことで地域に格差が生じることは間違いありません。 安心して住みなれた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられる宇和島市を目指し御尽力をいただきますよう担当部署にエールを送り、この質問を終わりたいと思います。 次に、生活保護者及び生活困窮者の対策についてお伺いをいたします。 現在の生活保護者の現状はどのようになっているのか。人数、世帯数及び扶助費別の支出額をあわせて河野保健福祉部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 当市の生活保護の現状でございます。平成26年度末の被保護者数は1,849人、前年比に比べ10名減、世帯数は1,444世帯、16世帯の増、保護率は22.95パーミルです。パーミルは1,000分の1という単位でございます。前年比に0.21パーミルの増となっております。 次に、扶助費でございますが、平成26年度の扶助費の合計は26億9,820万円、前年比に比べ3%、9,237万円の増額となっております。 主な扶助費別でございます。まず、医療扶助が13億4,722万円、全体の半分を占めております。次に生活扶助8億812万円、全体の3割を占めております。住宅扶助が3億481万円、全体の1割を占めております。 主なものは以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 今報告をしていただいたこの状況をどのように分析されておられるのか。また、どのような対策、対応をされておられるのか、河野保健福祉部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 分析でございますが、平成25年10月をピークにして、被保護者の数は緩やかな減少となっております。雇用情勢にも若干でございますが、上向き傾向かと思います。また反面、世帯数は高齢者の人口自体が増加しており、若年層と比べて就労も難しいことから、増加傾向が続いております。 保護率は、分母となる当市の人口が年間約1,200人ほど減少しているため、結果的には微増となっております。 扶助費につきましては、増額の9,237万円のうち、約半分の4,695万円、医療扶助でございますが、これは高齢化の進展のほかにも、入院日数の延び、消費税の増額などに伴う診療報酬の改定も影響しております。この傾向は全国的にも同様な傾向でございます。 また、増加額の1,604万円、介護扶助が占めており、高齢化に伴う通所介護等の介護保険の利用件数が約3割伸びた結果となっております。 あわせて対策でございます。いわゆる支援につきましては、他方達成度を徹底的に活用しております。障害年金受給要件のあります年金等の最低の手続を支援して10世帯を廃止に持っていっています。子供などの扶養要請を行って6世帯を廃止にしています。 養護老人ホームへの入所の支援8世帯、不動産担保を借り入れして、それを資産運用しておりますことから、8世帯を脱却させております。 また、ハローワークの同行訪問、就労指導、そういった強化を行って、就労関係では30世帯を廃止にしております。 ジェネリック医療品の使用促進、国の平均を超えて63%、数量ベースでございますが、こういったことで医療費とかを抑制をしております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 時間がありませんので、生活困窮者については省かせていただきますが、先日、地元の中小企業の経営者と話す機会がございました。 この経営者によりますと、製造業をやっておられる方だったんですが、製造業の従業員の確保は大変難しいとのことで、生活保護者、生活困窮者にワード、エクセルを体得することができれば、いつでも従業員として雇えるんだがというようなことを言っておられました。 もしこのようなことができるのであれば、製造業の従業員も確保できますし、生活保護者、生活困窮者も減り、一石二鳥だと思うのですが、社会復帰のための就労支援はどのようなことをされているのか。 先日、報道番組で、行政の担当者が地元企業を回り、協力企業を募り、生活保護者、生活困窮者の社会復帰、自立の手助けをしている町が紹介されておりました。 このようなことも参考にして、当市としてこれからの取り組み、こういうことはできないのか、河野保健福祉部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 時間もありませんので、端的なところだけ説明をさせていただきます。 まず、資格等のパソコン等の御質問でございますが、生業扶助として技能習得費も支援できております。コンピューター操作、いろんな資格等がこの生業扶助で習得できます。現在3名の実績があります。ただし、これは生活保護者で、生活困窮者にはこの補助がありません。 続きまして、テレビ等でありました件でございますが、自立への手助けの協力事業所の認定、そういった事業所が生活保護の方、また困窮者を自分の会社のほうで育成していくという、そういったことでございますが、その認定事業所ですが、全国的にも大変認定が少なく、四国ではゼロというような状況でございます。 ここにつきましても、地元企業への就職につながることは大変有意義だと思いますので、いろんな形で効果を連携して模索したいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆18番議員(上田富久君) 平成26年度生活保護世帯1,444世帯、人数1,848人、扶助費の合計が26億9,820万円というふうになっております。このペースでいくとますます生活保護費などの社会保障費はふえ、財政を圧迫するのは明らかでございます。 生活困窮者、生活保護者、社会復帰を目指して就労支援などを真剣に取り組んでいただくよう要請をしておきます。 最後に、これはもう質問もできませんので、要望だけにかえさせていただきますが、今、宇和島市も企業誘致を行っております。源吉兆庵も来ていただきます。しかし、地元の中小企業が元気になってこそ、宇和島市も元気になるというふうに考えておりますので、宇和島市の中小企業の育成、そして企業誘致と、同時進行で行っていただくよう要望して、全ての質問を終わります。 どうもありがとうございました。 ○副議長(石崎大樹君) 以上で上田富久君の質問を終わります。 次に、三曳重郎君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 自民党議員会の三曳であります。 9月に入りまして、秋の気配をすっかり肌で感じるようになりました。今、国会では安保法案関連が審議されております。 以前、海兵出の総理の方が、いざ有事のときには、日本は不沈戦艦、不沈空母の役割を果たすと言われた方がおりました。当時のソ連のゴルバチョフ書記長から、不沈空母、不沈戦艦がこの世に実在しないのは、日本が一番よく知っているはずだと言われておりました。 私の父も、以前軍隊に召集されておりまして、戦時中のことを、また終戦の日のこと、また終戦後の満州抑留後のことをよく話してくれました。その話の最後はいつも、こういう、おまえたちにはもう、ああいう思いはさせたくないというのがいつも父の言葉でありました。 それでは、ただいまから質問に入らせていただきます。 平成20年から29年までの第1次総合計画、その中の後期基本計画について幾つか質問いたします。 農林業が今抱える問題としては、就労者の高齢化、また担い手不足、鳥獣害等を要因とした耕作放棄地の増加が挙げられ、農林業政策に11項目の施策が挙げられております。 耕作放棄地について、23年を395ヘクタールとして、29年380ヘクタールと目標が設定してあります。田畑や圃場整備済みの田の現状はどうでしょうか。目標は15ヘクタールの減少となっております。常盤部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 議員御指摘のとおり、後期基本計画の成果指標につきましては、29年度を目標に耕作放棄地を減らすことといたしております。 この目標を達成するために、農地法第30条第1項の規定によりまして、年1回宇和島市、愛媛県、えひめ南農業協同組合と宇和島市農業委員会が合同で市内全域の農地の利用状況実施調査を行い、その現状を把握し、荒廃が見込まれる農地については、耕作者に対して耕作の継続を促す働きかけを行っております。 しかし、田畑については、中山間部や急傾斜地など労働条件が悪い農地の荒廃が見受けられ、圃場整備済みの田についても、農家の高齢化や農作物の価格低迷等によりまして、将来的に荒廃が進むことが懸念されております。 今後は関係機関との連携を強化し、耕作が可能な農地については、新たな担い手への流動化を推進していくなどの取り組みを展開し、耕作放棄地の解消に努めていきたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 今度も耕作放棄地の解消に努めていきたいということですが、以前テレビ放送で、今まで体に悪いたばこをつくっていたんだから、今からは体によいものをつくりたいとか、それで薬草栽培を始めたと紹介されていました。 ビワや柿は企業と連携し、もう栽培が始まっております。現在、国・県・市などで耕作放棄地解消のために向けて奨励されているような作物はあるのでしょうか。これも常盤部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 耕作放棄地解消に向けた奨励作物でございますけれども、国・県に確認いたしましたところ、耕作放棄地解消を目的として奨励している作物はありませんという回答でございました。 ただ、中国四国農政局ホームページの耕作放棄地解消対策の推進のサイトによりますと、全国で耕作放棄地解消の取り組みが広がっている作物の中には、一例として、ソバ、菜種、大豆等の記述があり、その土地に合った作物を用いて、耕作放棄地の再生を図るよう情報の提供がなされております。 ただ、議員もおっしゃいますとおり、市でもビワや柿で企業と連携した栽培のケースもございますので、これをモデルといたしまして、今後、宇和島市もその土地の土壌に合った作物を検討して、耕作放棄地の解消に努めていきたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 1つの作物で1年間収入をあげるというのは、なかなか難しいだろうと思います。 稲作ならば稲作、1年間通して稲作の期間、稲作が済んだ期間、秋、それと冬、早春ですよね。その時期につくれるようなもの。だから年間通して農作業ができる。そしてそれによってある程度の収入、生活ができる収入が得られていくと、そういう取り組みも、私は必要じゃないかと思うんですよ。耕作放棄地なら、今、新たに大規模な整備を必要としなくても、十分使える土地はあると思うんです。 そういう2つの作物とか3つの作物、複合的に栽培して、1年間農作業で収入が得られるような、そういう取り組み、考えも、今後は宇和島市では必要ではないかと考えます。それは今後、検討されるんであろうと思いますので。 続きまして、休耕田を利用した土地の高度利用や高生産、これは営農組織が必要であろうかと思います。私の地域でも高齢化が進んでおりますし、もう田んぼはようつくらない、機械を買ってまでようしない、そういう人たちの土地を営農集団で、荒起こしから収穫まで請け負ってやっております。 以前見た書類にも、この営農集団の今後の取り組み、また目標数が載っておりましたが、今、その営農組織の現状と今後の課題と取り組みについてはどういうふうに捉えておられますか。これも部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 営農組織の現状といたしましては、当市の管内には13組織の集落営農組織がございまして、地元の耕作をしなくなった農地の貸借や作業受託を行い、耕作放棄地の発生防止に取り組んでおります。 機械の共同利用に関しましては、宇和島市水田農業組織経営体支援事業の活用によりまして、耐用年数を過ぎた機械の更新を支援し、集落営農組織の育成等を図っておるところでございます。 今後の課題といたしましては、後継者不足によるオペレーターの高齢化、集落営農組織がない地域の耕作放棄地の発生等がございまして、今後の取り組みについては、農事組合法人になっていない営農組織の法人化を目指し、体制強化の取り組みや、農地集約により規模が拡大した農作業の負担軽減に取り組んでいきたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) やはり高齢化が進むと、今の一番暑い間の農業ですよね。それらも厳しくはなっていくと思います。 やはり、営農集団をつくればこういう利点がありますよというようなPRですよね、農家に。そういうのも今後必要だろうと私も思います。 ただ、言われたように、私もある人から指摘はされまして、高齢化で営農集団自体を維持することがなかなか今後も厳しくなるということも言われておりました。それは今部長が言われました、今後の検討課題だろうと思います。 続きまして、また林業関係なんですが、国の支援で、24年から農業就労者の支援や準備金などが創設されております。また、林業関係を見ますと、地方創生先行型で年間2名の方を都市部より募集し、地方林業活性化を図る計画でありました。その後の募集された人数の状況などはどうなっておりますか。常盤部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 人口減少によります地域活力の衰退が懸念される中、林業の分野においても、担い手の高齢化や木材価格の低迷によりまして、林業離れが進行しております。関連産業を取り巻く状況は大変厳しいものとなっておるということでございます。 現在、人口減少への対応と地方創生を目的といたしました将来にわたる林業の持続性を図るために、林業へのUJIターンによる新規就業者確保と雇用の促進に取り組んでおるところでございます。 取り組みの経過といたしましては、平成27年5月から毎月、東京や大阪などの都市部において、就業、移住に関する説明会を行っており、2名の方が都市部から宇和島市へ移住されております。これは南予森林組合等へ就業されておるということでございます。さらに10月にも1名の方が宇和島市へ移住し、南予森林組合への就業の予定となっております。 今後も林業への新規就業者確保と雇用の促進に取り組むことで、将来にわたる林業の持続性を図るという考えでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 先月、石破地方創生大臣、石破大臣も日本と同じ林業国オーストラリアを訪問して、木材搬出の機械化や、木材を高層建築物へ利用するための加工技術や生産状況を視察されています。 市でも、木材消費と販路拡大の一環として、アジアへの木材輸出を試み、ことし3月に韓国への輸出が実現しております。 また、私は高知営林局の南予産材は、特に油や色、艶も国内でも優良材だと実感しております。これ、輸出相手国の韓国ではどのような評価をされたのでしょうか。これは常盤部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 韓国での宇和島市木材の評価でございますけれども、年輪が詰まっておりまして、かたく丈夫で、良質であるという評価をいただいております。しかしながら、現在の韓国市場はある面、飽和状態にございまして、流通が鈍く、取引先も在庫を抱えているということから、単価は緩い下落傾向な上、小ロットでの注文しかないというふうな状況でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 私もよく犬をお供に山の中を散策しております。森林浴は1つの趣味なんですが、行きますと、密植のまま放置されて、間伐の必要な山はまだまだたくさんあります。当然、下草が生えませんので、雨が降るたびに土砂が流出します。河川の埋没は、間伐不足が大きな要因だと言われております。 多面的な機能を持った山林の管理は、今後も重要であり、継続の必要があります。消費と販路の拡大があれば、林業後継者や従事者もふえると思います。 今後、木材輸出事業の展望と取り組みですが、先ほどの部長の答弁から見ますと、明るくはないということでしょうか。部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 常盤産業経済部長。 ◎産業経済部長(常盤修二君) 木材輸出についてでございますが、平成27年3月末に宇和島港より約778立米のヒノキ丸太を韓国に初めて、バルク船、いわゆるバラ積み貨物船で輸出を行いまして、7月末にはコンテナ船で約155立米を松山港から輸出しておるというところでございます。 今後の展望の取り組みについてでございますが、夏場は貯木中に害虫などが侵入をするということもございまして、切り出しを行っておりませんけれども、秋以降で輸出を再開するよう、輸出業者との協議、交渉を行っておるというところでございます。 そういう中で、150立米のクラスの小ロットでのコンテナ輸出をしながら、年度内には宇和島市が目指しておりますバルク船で宇和島港からの木材輸出が再開できるものと考えております。 先ほど申しましたような大変厳しい状況にはあるんですけれども、できる限り取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 昨年から2名、そしてまた10月にも来られるということなので、そうなると、少しでもそういう事業が成功すれば、来られたかいもあると思いますので、できればこの事業が明るい晴天の日になるようになればよいと、私も思っております。 続きまして、九島整備事業について少し質問をいたします。前出の上田議員と重複しますので、重複するところは割愛をいたします。 私たち宇和島市議会自由民主党議員会では、17名ですが、月に一度、市の条例や重要施策、今後、市で計画されている事業など、担当課を招いて月1回勉強会を開き、議員としての研さんを積んでおります。 5月には施設の視察を行い、広域新ごみ処理施設建設の進捗状況の説明を受け、その後、広域汚泥再処理センターに向かい、施設の性能について説明を受けた後、試運転の状況を視察し、あわせてセンター敷地内より九島架橋の進捗状況を視察してまいりました。 新ごみ処理施設は、29年度中に稼働予定で、汚泥再処理センターは8月より正式稼働しております。特に汚泥再処理センターは、我々の予想以上に近代的、また衛生的に完成し、新ごみ処理施設が稼働すれば、両施設とも環境面で宇和島圏域を代表する施設になると思っております。 市の施設に目を向けますと、平成20年に最新の医療器械や免震構造を採用し完成した市立宇和島病院、平成4年からは、南予地域の救命救急センターとして、地域の第3次救急医療を担っております。 中央学校給食センターや28年3月完成予定の九島架橋などは、宇和島市を代表する立派な施設だと考えて、私は思っております。 我々も議員研修で他の自治体を訪問し、福祉や教育、環境面での代表的な他自治体の施設を視察研修しております。他自治体から宇和島への研修は、24年度からのデータですが、交流拠点きさいや広場が圧倒的に多く、次が宇和島地域ブランド化になっているそうです。 今後、汚泥再処理センターや九島架橋など、市や圏域を代表する施設として研修先に提供してもいいのではないかと、私は十分思っております。 市長は広域事務組合長を兼ねています。これらの市や圏域の施設をどのように評価いたしますか。これは市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 今、広域で完成しました汚泥の再生処理施設、そしてまた建設中の熱回収施設、今最新の技術を当然導入して建設をしてもらえると大いに期待しております。 それにつきまして、当然、見学をしたいというところについては、私としても積極的に受け入れて、広域としても宣伝も含めて有効利用ということをやっていきたいと思っておりますので、議員の皆様もよそに行ったときにはぜひ宣伝もしておいていただいたらと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) では、九島架橋整備事業について質問いたします。 市道坂下津1号線、つまり九島架橋は、事業主体は宇和島市、橋梁工事は愛媛県が施工し、平成22年から平成27年の6カ年事業で計画されております。 当初69億円から、橋梁本体の耐震強化や路線の変更、また海でありますので、さびに強い塗装などで85億2,200万円に増加しております。社会資本整備交付金や有利な起債、辺地債の利用などで、実質的な市の負担分は6億2,200万円と、それに対し、50年間で19億8,000万円の経費が削減できると試算されております。 この九島架橋事業は、計画どおりの予算執行で、試算どおりの経費削減が見込まれるのは間違いないでしょうか。 また、建設部長に質問いたしますが、九島本島の県道九島循環線と市内坂下津までの工事が全面的に完了し、安全に島民の方たちが通行できるのは、来年28年3月として間違いないでしょうか。建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 小川建設部長。 ◎建設部長(小川文男君) お答えします。 事業費及び経費削減効果でありますが、九島架橋事業は愛媛県に委託しております架橋部と市が施工する取りつけ道路をあわせた全体事業費は、おおむね計画事業費となる見込みであります。 また、経費削減につきましても、公の補助等が不要になるなど、想定した効果が見込めるものと考えております。 続きまして、通行可能時期でございますが、現在の工事は愛媛県に委託しております架橋本体の工事につきましては、10月に橋桁の架設を予定しております。その後は引き続き附帯施設の施工を行います。 市が施工している取りつけ道路につきましては、坂下津側はもう完成しております。九島側の工事を今進めております。 開通時期につきましては、今年度末を目標に関係機関と協議を進めている状況でございます。 以上であります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 偶発的な出来事がなければ、ほぼ計画どおり3月でこの事業は完成ということでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 小川建設部長。 ◎建設部長(小川文男君) そのとおりでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 九島架橋の整備効果の中に、通勤・通学及び生活の利便性の向上、そして医療、防災への迅速な対応が挙げられております。これらは島民の方の長年の祈願であり、地域の将来へ大きな効果をもたらすと思っております。 架橋完成後の施設の取り扱いの質問ですが、先ほど上田議員と重複しますので、この部分に関しては割愛をさせていただきます。 診療所ですが、架橋完成後閉鎖ということです。これは九島の方だけでなく離島の方も、ちょっとのけがなどであれば、市立病院に行かなく、九島の診療所を利用される方もおられるんではないかと思うんですが、説明では、医師との協議が終わってから廃止の方向で説明に向かうという話でしたが、部長、これは九島だけでなく、地域の離島の方にも十分説明する必要があると思うんですが、その点はどうでしょうか。河野部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 九島の診療所の利用者は、ほぼ100%が島の方というふうに報告を受けております。工事をしている方が、まだ今の段階で、けがしたときにちょっと寄っていくという、そういう状況で、ほぼ100%というふうに報告を受けております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) そうすれば、部長の答弁どおり、島内だけで説明は済ますということで理解してよろしいんでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) はい、現在のところ、九島の方に説明をさせていただこうというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) はい、了解しました。 それと、小学校、幼稚園の統廃合の問題なんですが、これは先ほどの28年度中に順次済ませていくと。29年度統合という計画でありました。 ただ、閉校イベントなどはとり行うという説明でありました。1つ、鶴島小学校に関して、交流イベント、子供たちの交流イベント、それと保護者のPTAの方の交流イベント、それらは当然必要になると思うんです。やはり二遍か三遍くらいは行わないと、特に低学年の子供たちなんかは、知らないところへぽっと行くわけですから。そういう交流イベントですよね、それは教育長はどのように考えておられますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 明神教育長。 ◎教育長(明神崇彦君) 今まで統合させていただいた学校同様、28年度中にそれは実施したいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) それは全て教育委員会主体で行うということで理解してよろしいんでしょうか。はい、わかりました。 続きまして、また島民の方の移動を考えますと、架橋開通による交通量の増加や島内の道路状況など、路線バスが乗り入れることによる安全の問題があります。 また、人口950人前後、65歳以上500人余り、高齢化率52.1%で、将来高齢化率が高まれば、集落の中心部までの乗り入れが望まれます。 病院帰りの方や園児、低学年、高学年、特に園児は昼まで、低学年はお昼御飯を食べてから、給食を食べてから帰る。高学年の方はお昼から2時間の授業があると。中学生になりますとクラブ活動なんかもあると思うんですが、それぞれ皆帰りの時間帯がばらばらになると思います。 路線バスで通うとしますと、そのような各個人的に帰る時間の違う方への配慮ですよね。日に大体路線バスは何便ぐらい計画されているんでしょうか。これは総務部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 笹山総務部長。 ◎総務部長(笹山誠司君) 現在、宇和島自動車のほうと協議を進めております定期バスの乗り入れの関係につきまして御説明申し上げます。 まず、バス停でございますけれども、現在の航路の停泊港でございます蛤、百之浦、本九島の3カ所で、バス停については検討いたしております。 運行時間につきましても、現航路の運航時刻をもとに、通勤・通学時間などを考慮しながら検討を進めております。 ちなみに、現在のフェリーは6時から21時の全9便となっておりまして、日曜祝祭日は7便となっています。これが基本になろうかと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 9便あればかなり対応できるんでしょうか。子供たちは放課後教室というのもあるんで、多少の時間割はできると思うんですが、将来的に高齢化率がふえて、3カ所であれば、バス停までもうちょっと行きたいんだが、この道バスにしてもらえんかというような要望が出た場合は、市長、どうしますか。市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 理想は、軒先まで行くのが理想かもしれませんけれども、九島の島内道路の状況を見たときには、今の海岸通りを基本的に走っております。そしてまた改良もしております道路、県道ですけれども、これ以外のところに、マイクロバスといえども、入ることはまず不可能。軽四だったらちょっと奥ぐらいまで入れますけれども、乗用車ですら、部落のかなり奥まで入ることは不可能という島内道路の事情になっておりますので、なかなか現実的に難しいんだろうと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) わかりました。 そうしたら、路線バスでずっと3カ所、21便で島内の交通は対応するということで。 続きまして、大浦保育所整備事業について質問いたします。 保育所整備事業については、平成23年11月4日、石橋市長より、宇和島市子育て支援事業問題検討委員会委員長に宇和島市の保育所整備に関する具体的な方針について諮問されております。 諮問内容としては、1、吉田地区保育園の統廃合について、2、宇和島地区老朽園舎、大浦、美徳の改築、それに伴う大浦保育園とみゆき保育園の統合について、3、民営化についてであります。 行政側より提示された資料をもとに、保育部会において、定員に対する園児数の推移、また建築後経過年数、立地条件などを審議し、大浦保育園は老朽化が著しく、大雨で冠水するなど環境衛生上の問題もあり、早急な改善を図るためには現在地での建てかえが他に適した候補地がない以上、最も有効と認められると、保育所整備の具体的な方針について、保育部会会長堀川征一郎氏より子育て支援事業問題検討委員会委員長笹田氏に報告がされております。 笹田委員長の市長に対する答申とはどんな内容だったのでしょうか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 大浦保育園につきましてのみの報告をいたします。 平成24年3月に宇和島市子育て事業問題検討委員会より提出いただいた答申では、大浦保育園の現在地、大浦湾埋立地、南予青年の家跡地の3つの候補の中から、大浦保育園の現在地が適当と認められるとの答申をいただいております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) さきの本会議におきまして、南予青年の家を候補地にしたと報告がありました。検討委員会での、現在地をかさ上げしての改築が最も有効との報告よりも、南予青年の家跡地は、津波には有利であるが、園地までの車での送迎は道幅が狭く無理、入り口での送迎は、駐車スペースが狭いため混雑と安全面での問題があると。 また、みゆき保育園との統合には、中間点で有効性が認められるが、大浦地区より遠くなり、大浦保育園単独での有効性がなくなり、メリットが認められないと。また、メリットの認められない大浦湾を候補地にした理由というのは、全協の席では、市長は津波ということを言われておりましたが、これはどなたが決定されたんでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 最終的には私の判断ということです。 その理由につきましては、この答申をいただいたときというのが、考えていただいたら非常に微妙な時期でございまして、23年というのがまさに西暦の2011年3月に東北であのような大地震が起こりました。 それと並行して、この検討委員会も進められておったわけですけれども、そんな中で、国もその後、津波の見直し、地震の見直し、そしてそれに原因として起こってくる津波の見直しというのが、結構な時間をかけて行われてまいりました。 今の予見というのは、宇和島地区においても震度7、最大で震度7の揺れが来て、宇和島湾で最大の津波は6.5メーターが予想されております。 議会からも、その国の見直しが出る前に、津波の浸水を受けるようなところでの公共施設の建設というのは慎重に、基本的にはやるべきでないという強い意見もいただきました。 そういうことを考えながら、大浦、最終的に答申をいただいたところですけれども、これを見ますと、標高が1.5メーターです。 津波の高さが6.5メーターになるとしますと、1階部分、常識的に3メーターから4メーター足してもまだ足らない。要は、2階部分を空洞にして、その上に建てる以外に、大浦の現在地では、議員の皆様のアドバイス、そしてまた国の予見ということをクリアできないという問題が出てまいりまして、これについては、新たに埋立地も考えましたけれども、ここも当然海の目の前ということで、標高が多少50センチぐらい上がりますけれども、何メーターも上がるところではないということで、不適地ということで、あとはある程度高台というところで、そういう条件をクリアできるところを探したということですけれども、結果的に結論としては、大浦の青年の家のところを使わせてもらうのが一番いいんだろうという結論に至ったということです。 ここについては、やるとすれば、道路の改良等大幅なてこ入れもしなければいけないということですけれども、土地は市の所有でございますので、それを考えれば、工事費が上がっても、財政というか資金ということでいえば、負担には、土地を新たに購入して道路改良するよりかは、はるかに安く済むんだろうというふうに考えているというところです。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 26年の施政方針に、大浦湾の利用について埋立地に水産加工施設をつくりたいと、今その話は進行中だろうと思うんですが、津波のことを強調せられますと、その基準の違いというのは何でしょうか。市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) 大浦湾の埋立地、これは津波の浸水を受ける可能性があるから、じゃ何もつくらないかというと、総工費、宇和島市の予算としては、過去の累積からいたしますと20億円以上をつぎ込んでいる大事業でございます。これを何もしないんでは無駄ということになりかねないということで、今、海の面するところ、そしてその近くというところで、できる、使える用途というのを一生懸命我々としても検討していかなければいけないと。 そんな中においては、やっぱり基本的には、水産振興にかかわる部分で使わせていただくのが一番現実性もあるんだろうという結論に至って、その先駆けといいますか、最初の施設として、魚市場の移転ということを勘案していただいているということです。 これについても、地元のほうにも用途の変更ということもありますので、地元の方々にも説明をやってきまして、大体おおむね理解を得られたということですので、これからそういう方向で、本格的にかじを切っていこうというふうに考えているという状況です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 大浦湾の利用に関しては、私も昨年の12月に質問した経過がありまして、あれはあれでいいと思うんですよ。 ただ、津波に関して市長の答弁の中では、今までつぎ込んだお金がもったいないから、そのために使うと。私にはそういうふうにとれたんですが、南海地震が起こった場合の宇和島湾への波の通達時間、これが第一波が5センチ、それが62分、50センチが71分、4メーターが3時間と。 津波だから1メーター半で90分ぐらいといたしましても、津波警報が出た場合、子供たちを十分高台に避難させて、そして園長は最後の1人まで、トイレの中から押入れの中まで確認して、そして誰もいないことを確認して、園長が避難する時間は十分あると思うんですよ。 それで、何で大浦の方たちにとって遠いところ、ああいう場所へ持っていくのかと。これ、大浦の方から以前電話をいただきまして、三曳さん、場所はどこへ決まりましたかと言われるので、子育て検討委員会では現在地、かさ上げをして現在地と言っておりました、その後、場所は南予青年の家跡地に決まりましたと、電話がありましたので報告はしておりました。候補地として決まりましたと。 その方が言われるには、我々年寄りや若い人らに、あそこまで子供を送り迎えするに連れていけいうんか言うて、私は言われまして、これは私が決めたことじゃない、市長が決めたことなんでとは言っておりましたが、なかなか地域の方に理解がされにくいんではないかと私は思うんですよね、これ。 地域の方の説明というのは、もうなされて、同意もとられておるんですか、あそこ。一候補として計画地としたいというのは。これは部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 現在、測量を始めている段階でございます。詳細な面積等が……。 ◆8番議員(三曳重郎君) 部長、私は、今の大浦の方に、大浦の保育所を向こうへ移転することに対して十分な説明をして、同意もいただいたんですかという質問。これは要らんのですか。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) そのために今測量をして、取りつけ道路、そういったところを材料をそろえて、説明をしようと考えております。 それを今、一応候補として挙げておりますので、そのための資料づくりをしているという段階です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 今のお答え、答弁からしますと、絶対あそこへ建てるんだということではないということですか。特に、入り口2メーターぐらいですか、今現在。2メーター50ぐらいかな。それが、離合ができるくらいとりますと、あと3メーターか3メーター50くらいは、やはり今の敷地のほうに食い込むんではないかと。 それと、現の大浦保育園が70名定数が、それとみゆきが60名なので、当然あそこへ建てますと、市長のことですから、統廃合して経費は削減せよと。それも1つの見方の1つのあれだろうと思うんですが、そうなると施設自体も大きいなると。道幅のために施設は取り込む、建てる施設は大きいなると。 そうすると、子供の遊ぶ運動場ですよね。そういうのをとって、来園者の車を置くところ。その他とるのが難しいのではないか。この検討資料にもそれは一番に書いてありますよ。それを今検討されよるんですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 進入道と駐車場につきましては、今言われたように、面積等の確保の確認という意味です。 あと、大浦保育園、住吉校区外から現在22%の方が通っております。また、みゆき保育園につきましては、住吉校区外から69%の園児が入園しているという状況でございますので、将来的には、今言われた統合もあるかもしれませんが、広いエリアで保育ニーズに対応したいというところで、今の南予青年の家の跡を候補として進めているという段階でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 部長は人数的なみゆき園のことも言われましたが、これは検討資料、子育て会議で検討していただいた資料の中には、大浦保育園への入所が最も多い住吉小学校区の就学校前の児童の減少は微減だが、みゆき保育園まで地域を拡大した場合の就学前児童の減少傾向は著しく、他の地域からの入所を考慮しても、いずれも同地域の、これはみゆき保育園ですね、のいずれ地域の入所児童数も減少していくことが推測されると。 比較的市街地に近いみゆき保育園は、今後、他の園で児童を受け入れることが可能になると思われると。大浦保育園の定数をふやして改築する必要は特に見当たらず、現状のままで、将来的にみゆき保育園は単独で閉園の方向になる可能性は高いと。これは、我々の検討資料にいただいた分に書いたあった文です。 それで、市長に質問いたしますが、大浦保育園、これは完成すれば、もしあそこで完成するんであれば、みゆき保育園を統合の視野に入れて計画をされているんですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) まだ確たるものではありませんけれども、今の私の思いという意味においては、みゆきはみゆきで、定員を今のままできる限り維持したい。施設としても、多少狭いですけれども、耐震化も有している施設ですので、あえてこの大浦保育園の建てかえという、1年、2年というスパンでみゆき保育園を統合するという必要はないというふうに、私としては考えております。 一方、大浦保育園というのは、当然、私としては、新しくするときには、できることならば幼保一元化の大方針に従いまして、認定保育園としたいというふうに思っております。 そのときには、幼稚園の部分をどこでどうするかというところは考えなければいけないんだろうということで、そういうことを思いながら、今計画、具体的にまず土地の造成がそれだけできるかどうかというところを当たっているというところでございます。 それと、先ほどもう一つ言われました、お年寄りが遠くなって反対だという声があるかもしれませんけれども、基本的には保育園というのは共働き世帯、もしくは片親で親が働くために面倒を見られないという方々が行く施設ということでございまして、一部、そういうお年寄りが面倒を見てくれるところがあるかもしれませんけれども、厳密に言うと、そういうところは入れませんので、入園ができないということになります。 それと、現実的な要望としても、保育園に通わせている保護者の方々は、ちょっと距離があっても、圧倒的に車が安全に入れるところ。要は車で連れていくという要望が圧倒的に強いということは、我々としても配慮しなければいけないんだろうというふうに思っているということです。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 部長と市長のお話をさっきから統合しますと、まだ図面の計画段階だと。だから、先ほど要望した進入路、敷地の確保、建物の確保、それを全て完了して、まず第一歩ですよね、それが。その進捗状況ですが、これは前の私どもがいただいた資料では、多分26年までが整備方針の検討で、26年からが多分事業化ではないかと私は推測はしておったんですが、そうなると、今度南予青年の家跡地での一番のデメリットである園地までの車の乗り入れができない。また、県道での送迎は駐車スペースがなく、安全の確保ができない。これらの問題は検討されているのか。 また、大浦保育所は老朽化が著しく、早急な建てかえが求められています。進入路の整備、建物の取り壊し、工事施工後のスケジュールなど、これは一番は、まずあそこへ入るのか、入らないのかというのが一番だろうと思うんですが、これを何年までにやりたいとか、完了したいという。当然答申にあったように、大浦は老朽化で、早く、衛生的にも悪い、改築しないと、そういうことが出ておりますので、報告書にも。 そうなると、この事業計画というのは、予定は立てておられたんですか。これは部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) はっきりとした、何年からというところまでは、まだ詰めておりませんが、前回申し上げたとおり、愛媛大学との協定の中で、ちょっともう一年、28年度まであそこを宿泊しながら講義を受けられる、そういったところもありますので、そういったことも整理しながら、いろんな課題を整理して、事業計画、いつごろ建設にするかというのを決めたいと思っております。 今の段階では、いつからというところまではまだ至っておりません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) ということは、余り事業的には進捗していないというふうに理解してよろしいんですよね。何年に何をしてどんな、いつ計画、完成というような話が余り出てこないので。 当然、なぜ私がそう言いますかというと、大浦の、今回も使ったという話でしたが、衛生的に余りよくないと、老朽化が厳しいと、それで早くやってくれという要望が多い。そういう中で、場所を変更して、津波のこともあるかもしれませんが、まだ、いついつまでというめどが立ってないというのであれば、やはりもう少し、そういう面で早急にしたほうがいいんではないかと思うんですが、部長、どうでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 河野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(河野哲夫君) 今の大浦保育園の老朽化につきましても大変心配をしておりますので、ある程度資料がそろえば、少しでも早く着工に向けて進めたいという段階でございますが、今の段階では、はっきりと申し上げられないということです。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) わかりました。 最後に、市長に質問いたします。 これ、大浦保育園、津波のことが一番にメーンに出されて、その後が幼保一元のことが出ておりますが、甘崎保育園と。 よその保育園と水産関連施設と、市長の言う津波を優先的に言うんであれば、ちょっと私、これを統廃合がメーンだというんであれば、私も理解できるんですが、津波だけをそう強調せられますと、ほかの施設との関連性はどうなのかなと思うんで、そこは市長、どう思われますか。もうこれは最後ですから。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 石橋市長。 ◎市長(石橋寛久君) はっきり申しまして、津波に一番こだわっているのは議会の皆さんだと私は理解しておりますので、そこが方針大転換するのだったら、議会で議決をして、私のほうに答申をいただいたら、我々ももっと幅広く用地の選定等はできるようになってくるんだろうというふうには思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(石崎大樹君) 三曳重郎君。 ◆8番議員(三曳重郎君) 市長がああいう答弁をされたので、避難マニュアルですよね、津波が到達するまでの。大きさと到達時間までの。それが十分検討されるんであれば、余裕があれば、そういう対象の地域でも、公共施設の建設はある程度は可能ではないかと私は思っておりますが、そこは個々の意見があると思いますので。 なるべく大浦保育園につきましては、そういう地域の事情もありますし、要望もあります。衛生面のこともありますんで、なるべく早くその方向性、しっかり出していただいたらと思います。 これで私の質問を終わります。 ○副議長(石崎大樹君) 以上で三曳重郎君の質問を終わります。 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。 残りの質問につきましては、明日10日に引き続き行います。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時52分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   宇和島市議会 議長  兵頭司博          副議長 石崎大樹          議員  木下善二郎          議員  正木健三...